JP4816644B2 - 回転ロック装置 - Google Patents

回転ロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4816644B2
JP4816644B2 JP2007536446A JP2007536446A JP4816644B2 JP 4816644 B2 JP4816644 B2 JP 4816644B2 JP 2007536446 A JP2007536446 A JP 2007536446A JP 2007536446 A JP2007536446 A JP 2007536446A JP 4816644 B2 JP4816644 B2 JP 4816644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
poles
ratchet
state
lock device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007536446A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007034683A1 (ja
Inventor
征人 黒田
隆行 遠藤
秀輝 浦道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2007536446A priority Critical patent/JP4816644B2/ja
Publication of JPWO2007034683A1 publication Critical patent/JPWO2007034683A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4816644B2 publication Critical patent/JP4816644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/22Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable
    • B60N2/235Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms
    • B60N2/2356Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls
    • B60N2/236Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being adjustable by gear-pawl type mechanisms with internal pawls linearly movable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/20Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access
    • B60N2/206Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the back-rest being tiltable, e.g. to permit easy access to a position in which it can be used as a support for objects, e.g. as a tray
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/32Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use
    • B60N2/34Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles convertible for other use into a bed

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、回転ロック装置に関する。詳しくは、同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻止しその状態を保持するロック状態と、を成す回転ロック装置に関する。
従来、この種の回転ロック装置としては、例えば特開2001−157615号公報に開示された車両用シートのリクライニング装置が知られている。この開示では、シートバックがリクライニング装置を介してシートクッションと連結されており、背凭れ角度の調整が行えるようになっている。
このリクライニング装置は、シートバックに接合された円盤形状のラチェットとシートクッションに接合された円盤形状のガイドとが互いの盤面を重ね合わせるかたちで相対回動可能に組み付けられた構成となっている。ここで、ラチェットには、その外周縁に沿って、内周面に内歯を有する内歯部が形成されている。この内歯部は、ラチェットの軸方向に円筒状に突出して形成されており、ガイドに組み付けられた状態では、両円盤に囲まれた内部空間に内歯を露出させるようになっている。一方、ガイドには、ラチェットに対向する内側の盤面上に、窪み形状の案内部が形成されていて、その内部に外歯を有する複数のポールが収容されている。この案内部は、各ポールをそれぞれガイドの半径方向にのみ移動可能となるようにガイドしている。そして、このガイドの中心部には、リクライニング操作用の解除レバーによって回動操作されるカムが配置されている。このカムは、常時は、各ポールを半径方向の外側に押し出す方向に附勢されていて、各ポールの外歯をラチェットの内歯と噛合させた状態に保持している。これにより、ラチェットとガイドとの相対回動が規制された状態とされ、リクライニング装置がロック状態として保持される。そして、カムは、解除レバーの操作を行うことにより、各ポールの押出し状態をやめて、各ポールの外歯とラチェットの内歯との噛合状態を解除するようになっている。これにより、ラチェットとガイドとの相対回動が許容された状態となり、リクライニング装置がアンロック状態に切換えられる。そして、この解除レバーの操作をやめることにより、カムが附勢によって回動し、各ポールが半径方向の外側に押し出されてリクライニング装置が自動的にロック状態に戻されるようになっている。
ところで、上記のリクライニング装置には、解除レバーの操作をやめてもリクライニング装置がアンロック状態のまま保持されるフリーゾーンが設定されている。このフリーゾーンは、シートへの着座時には使用されることのない回動領域、例えばシートバックがシートクッションに対して前倒しの姿勢となる回動領域に設定されている。具体的には、フリーゾーンは、ラチェットの内歯部の内周面に部分的に内歯の歯先よりも半径方向の内方に突出した内歯のない突出平坦部が形成されることによって設定されている。すなわち、この突出平坦部の形成された領域では、半径方向の外側に押し出されたいずれかのポールが内歯よりも内方に突出した突出平坦部と当接することにより、その他のポールを外側に押し出そうとするカムの回動が規制される。これにより、各ポールの外歯とラチェットの内歯との噛合が禁止される。したがって、この突出平坦部の形成された回動領域では、解除レバーの操作状態を維持しなくても、シートバックの傾き角度を変えることができる。これにより、例えば、シートバックをシートクッションに畳込むといった操作を簡単に行うことができる。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の技術では、突出平坦部や各ポールが円周方向の軸対称となる複数の位置に配置されており、ロックゾーンやフリーゾーンが円周方向に断続的に複数繰り返される配置構成となっている。すなわち、この従来技術では、円周方向に3個以上のポールが配置されることにより、リクライニング装置のロック強度が確保された構成とはなっているが、連続したロックゾーンとフリーゾーンとの組み合わせの回動領域を広く確保するのが難しい構成となっている。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、円周方向に3個以上のポールを配置して回転ロック装置のロック強度を向上させた上で、フリーゾーンプレート等の組付部品を別途に設けなくても、連続した広い領域のロックゾーンとフリーゾーンとを設定できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の回転ロック装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻止しその状態を保持するロック状態と、を成す回転ロック装置である。回転ロック装置は、ラチェットと、ガイドと、3個のポールと、カムと、を有する。ラチェットは、第1部材及び第2部材の一方の部材の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、円盤形状の外周縁部位において軸方向に突出して円筒形状部位が形成されている。この円筒形状部位の内周面には内歯が形成されている。ガイドは、第1部材及び第2部材の他方の部材の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、ラチェットに対して相対回動可能に互いの盤面を対向させた状態で組み付けられる。3個のポールは、ガイドのラチェットに対向する側の盤面上に円周方向に間隔を置いて配置されており、ガイドに対して半径方向にのみそれぞれ移動可能な状態として保持されており、半径方向外側面に外歯を有する。カムは、ガイドの軸上位置に軸回動可能に配置され、軸回動に伴って3個の各ポールをガイドの半径方向の内側から外側に押し出して、各ポールの外歯をラチェットの円筒形状部位の内周面に形成された内歯に噛合させることができる。3個のポールの円周方向の配置により形成される3つの配置間寸法は、1つの配置間寸法が他の2つの配置間寸法よりも大きく設定されている。ラチェットの円筒形状部位の内周面の円周方向の一部には、内歯が欠歯とされていると共に内歯の歯先よりも半径方向の内方に突出した突出平坦部が一箇所にのみ形成されている。他の小さく設定された2つの配置間寸法は、それぞれ、突出平坦部の円周方向の長さ寸法よりも短く設定されている。
ここで、突出平坦部について、「円周方向の一部に一箇所にのみ形成されている」とは、その一箇所に連続的に1つの突出形状を形成したものの他、その一箇所に起伏を繰り返したような断続的な突出形状を形成したものも含んだ意味となっている。
この第1の発明によれば、ラチェットに形成された突出平坦部がカムに押し出されたいずれのポールとも干渉しない回動領域では、カムに押し出された各ポールは、ラチェットに形成された内歯と噛合する。これにより、ラチェットとガイドとの相対回動が規制されたロック状態となる。したがって、この突出平坦部と各ポールとが干渉しない回動領域が、回転ロック装置をロック状態とすることのできるロックゾーンとして設定される。また、ラチェットに形成された突出平坦部とカムに押し出されたいずれかのポールとが干渉する回動領域では、カムに押し出されたポールは、突出平坦部と当接する位置でその押し出しによる移動が阻止される。これにより、各ポールを押し出そうとするカムの回動が規制され、各ポールの外歯とラチェットの内歯との噛合が禁止されたアンロック状態となる。したがって、この突出平坦部といずれかのポールとが干渉する回動領域は、回転ロック装置がロック状態とはならないフリーゾーンとして設定される。
この突出平坦部は、ラチェットの円周方向の一部に一箇所にのみ形成されている。そして、この一箇所にのみ形成された突出平坦部は、1つの大きな配置間寸法を構成する2個のポールに挟まれた円周方向の領域のうち、3個目のポールが配置されていない側の領域内に位置する時には、押し出されたポールとは干渉せず、ポールとラチェットとの噛合を許容する。したがって、ロックゾーンが、1つの大きな配置間寸法によって広く確保される。また、突出平坦部は、この円周方向の長さ寸法よりも短く設定された他の2つの小さな配置間寸法の範囲の領域内に位置するときには、その小さな配置間寸法を構成する少なくとも一方の押し出されたポールと干渉し、ポールとラチェットとの噛合を禁止する。したがって、ロックゾーンから連続したフリーゾーンが、上記した他の2つの配置間寸法を含んで連続的に広く確保される。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、3個のポールの円周方向の配置により形成される3つの配置間寸法は、突出平坦部が他の小さく設定された2つの配置間寸法を通って3個の各ポールの間を移動する領域中では、常にこれら小さな配置間寸法を構成する少なくとも一方のポールと突出平坦部とがポールの押出し時に当接する配置構成とされている。
この第2の発明によれば、突出平坦部は、2つの小さな配置間寸法を挟み込んでいる両端の2個のポールに挟まれた3個目のポールを含む円周方向の領域内に位置する時には、常に、その小さな配置間寸法を構成する少なくとも一方の押し出されたポールと干渉する。
次に、第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、ガイドには、3個のポールの配置間寸法が大きく設定された1つの配置間寸法位置に、カムの外周面に当接して支持する支持部が一体に設けられている。
この第3の発明によれば、3個のポールをラチェットの内歯に向けて押し出すカムの外周面には、この押圧力の反力が作用する。この反力は、ポールの配置間寸法の1つが他の2つよりも大きく形成されていることにより、カムに対して円周方向に偏向して作用する。しかし、この偏向した反力は、カムの外周面に当接する支持部によって受け止められ、カムにかかる反力が円周方向に均衡化される。
次に、第4の発明は、上述した第3の発明において、支持部は、ガイドの円盤形状が板厚方向に半抜き加工されて形成されている。
この第4の発明によれば、支持部は、ガイドの板厚方向への半抜き加工により、ガイドの円盤面から軸方向に突出したかたちでこれと一体的に形成される。
次に、第5の発明は、上述した第3又は第4の発明において、3個のポール及び支持部は、ガイドの盤面上に円周方向にそれぞれ90度間隔を置いて配置されている。
この第5の発明によれば、3個のポール及び支持部がガイドの円周方向に均等配置される。これにより、3個のポールの押圧によってカムにかかる反力が、支持部によって支持されて、円周方向に均衡に作用する。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
先ず、第1の発明によれば、円周方向に配置した3個のポールの配置間寸法のうち1つの配置間寸法を他の2つよりも大きく設定し、この小さく設定された2つの配置間寸法を突出平坦部の円周方向の長さよりも短く設定したことにより、回転ロック装置のロック強度を向上させると共に、フリーゾーンプレート等の組付部品を別途に設けなくても、連続した広い領域のロックゾーンとフリーゾーンとを設定することができる。
更に、第2の発明によれば、フリーゾーンを構成する突出平坦部と3個のポールとの配置構成を明確にしたことにより、上記第1の発明の構成をより明確にすることができる。
更に、第3の発明によれば、カムにかかる円周方向に偏向した反力を均衡化することのできる支持部を設けたことにより、各ポールとラチェットとの噛合状態を安定させることができ、回転ロック装置のロック強度を更に向上させることができる。
更に、第4の発明によれば、ガイドの半抜き加工によって支持部を形成することにより、支持部を高い支持強度を持たせて簡単に形成することができる。
更に、第5の発明によれば、3個のポール及び支持部を円周方向に90度間隔を置いて均等配置したことにより、カムによって3個のポールをラチェットの内歯に向けて円周方向に均衡な力をかけて押し出すことができ、回転ロック装置のロック強度を更に向上させることができる。
実施例1のリクライニング装置の分解斜視図である。 シートバックの可動範囲を表した構成図である。 リクライニング装置の正面図である。 リクライニング装置の背面図である。 リクライニング装置の側面図である。 リクライニング装置の内部構造を表した図5のVI−VI線断面図である。 ラチェットに形成された突出平坦部がロックゾーンにある状態を表した構成図である。 ラチェットに形成された突出平坦部がフリーゾーンにある状態を表した構成図である。 リクライニング装置のロックゾーンとフリーゾーンとを表した構成図である。 ラチェットとバックフレームとの接合構造を表した分解斜視図である。 ガイドとクッションフレームとの接合構造を表した分解斜視図である。 実施例2の突出平坦部の構成を表したラチェットの正面図である。 実施例3の突出平坦部の構成を表したラチェットの正面図である。
符号の説明
1 シート
2 シートバック
2f バックフレーム(第1部材及び第2部材の一方の部材)
2a ダボ孔
2b Dダボ孔
2c 貫通孔
3 シートクッション
3f クッションフレーム(第1部材及び第2部材の他方の部材)
3a ダボ孔
3b Dダボ孔
3c 貫通孔
4 リクライニング装置(回転ロック装置)
4r 中心軸線
10 ラチェット
10a 内盤面
10b 外盤面
10c 軸孔
11 内歯部(円筒形状部位)
11a 内歯
11b 突出平坦部
11c 突出平坦部
11d ピン部材(突出平坦部)
12a ダボ
12b Dダボ
20 ガイド
20a 内盤面
20b 外盤面
20c 軸孔
21 囲い部
22a〜22c ガイド溝部
23 支持部
24a ダボ
24b Dダボ
25 掛部
30 セットプレート
31 ラチェット保持面
32 ガイド保持面
40a〜40c ポール
41a〜41c 外歯
42a〜42c 引込溝
43a〜43c フック部
50 回動カム(カム)
51a〜51c 操作腕
51d 支承部
52 嵌込孔
60 ヒンジカム
61 押動部
62 軸部
63 掛部
70 バネ部材
D1〜D3 配置間寸法
U 操作レバー
L ロックゾーン
F フリーゾーン
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。以下の実施例では、本発明の回転ロック装置にかかる構成を、車両用シートのシートバックの背凭れ角度を調整可能とするリクライニング装置として採用している。
始めに、実施例1のリクライニング装置4の構成について、図1〜図13を用いて説明する。なお、図6において仮想線で引出し線の示された外歯41a〜41cは、実線で表されているが、仮想線で表した状態を意図している。
本実施例のリクライニング装置4は、図2に良く示されるように、車両の座席用シート1のシートバック2とシートクッション3とを連結する連結装置として構成されている。このリクライニング装置4は、シート1の幅方向の両側に一対で配設されており、それぞれ、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2fとシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3fとの間に位置してこれらを連結している。ここで、バックフレーム2fが本発明の第1部材及び第2部材の一方の部材に相当し、クッションフレーム3fが本発明の第1部材及び第2部材の他方の部材に相当する。
これらリクライニング装置4は、シートバック2をシートクッション3に対して中心軸線4rのまわりに相対回動させることのできる連結構造となっている。これにより、シートバック2の背凭れ角度の調整が可能とされている。詳しくは、シートバック2は、図2において2つの仮想線で示された状態のように、シートバック2をシートクッション3側に前倒しして畳込んだ姿勢状態と完全に後倒しした姿勢状態との間の180度の角度領域を回動させられるようになっている。ここで、リクライニング装置4は、シートバック2の背凭れ角度を調整可能とするアンロック状態と、背凭れ角度を保持可能とするロック状態と、に切換えられるようになっている。詳しくは、リクライニング装置4は、常時はロック状態に保持されており、シートバック2の背凭れ角度を固定した状態として保持されている。そして、リクライニング装置4は、その一方(紙面内手前側)のリクライニング装置4と連結された操作レバーUを引上げる操作を行うことにより、一斉にアンロック状態に切換えられる。これにより、シートバック2の傾き角度の調整が行えるようになる。そして、リクライニング装置4は、操作レバーUの引上げ操作をやめることにより、操作レバーUがその附勢によって元の位置に戻る動きに合わせて、再び一斉にロック状態に戻されるようになっている。これにより、シートバック2は、その調整された傾き角度の位置に保持される。
上述した構成をより詳しく説明すると、各リクライニング装置4は、それらの中心部に配設された図示しない操作軸を軸回動させることにより、各々のロック・アンロック動作の切換えが行えるようになっている。そして、これら操作軸は、シート1の内部に配設された幅方向に延びる長尺棒状の連結部材と一体的に連結されており、その一方が前述した操作レバーUと一体的に連結されている。したがって、操作レバーUを引上げる操作を行うことにより、左右一対のリクライニング装置4が一斉にロック状態からアンロック状態に切換えられる。
ここで、シートバック2とシートクッション3との間には、シートバック2をシートクッション3側に前倒しする回動方向に附勢する附勢バネ(図示省略)が設けられている。これにより、シートバック2は、リクライニング装置4がアンロック状態に切換えられることにより、自動的に前倒しされるようになっている。
ところで、このリクライニング装置4には、シートバック2が相対回動する可動範囲の中に、ロックゾーンLとフリーゾーンFとが設定されている。
前者のロックゾーンLは、前述した操作レバーUを引上げる操作をやめることにより、リクライニング装置4がロック状態に戻される領域となっている。このロックゾーンLは、乗員がシート1に着座した時にシートバック2を背凭れとして使用する回動領域に設定されており、本実施例では、シートバック2が後傾姿勢となる角度領域に設定されている。
また、後者のフリーゾーンFは、一旦引上げ操作した操作レバーUの操作をやめても、リクライニング装置4がアンロック状態のままで維持される領域となっている。このフリーゾーンFは、シート1への着座時には使用されることのない回動領域に設定されており、本実施例では、シートバック2が前傾姿勢となる角度領域に設定されている。したがって、このフリーゾーンFの設定により、シートバック2をシートクッション3の上側に畳込む操作を、操作レバーUの引上げ操作をやめた状態で行うことができるため、かかる操作を簡便に行うことができる。
次に、リクライニング装置4の構成について詳しく説明する。ここで、リクライニング装置4は、前述したようにシート1の幅方向に左右一対で設けられているが、これらは実質的には同じ構成となっているため、以下の説明では、一方の構成についてのみ説明する。
すなわち、リクライニング装置4は、図1に示されるように、ラチェット10、ガイド20、セットプレート30、ポール40a〜40c、回動カム50、ヒンジカム60、バネ部材70が1つに組み合わされて構成されている。ここで、回動カム50が本発明のカムに相当する。
詳しくは、ラチェット10は、概略円盤形状に形成されている。このラチェット10には、円盤形状の周縁に沿って内盤面10aから軸方向に突出した円筒形状の内歯部11が形成されている。ここで、内歯部11が本発明の円筒形状部位に相当する。この内歯部11は、ラチェット10の板厚方向への半抜き加工によって形成されており、その円筒形状の内周面に沿って内歯11aが形成されている。しかし、この内周面の円周方向の一部には、歯を持たない突出平坦部11bが形成されている。この突出平坦部11bは、内歯11aの歯先よりも半径方向の内方に突出した形状に形成されている。
また、ラチェット10の円盤形状の中心部には、軸方向に貫通した軸孔10cが形成されている。この軸孔10cには、前述した図示しない操作軸が軸回動可能な状態で挿通されるようになっている。
また、図10に示されるように、ラチェット10の外盤面10bには、軸孔10cから径方向に離間した位置に、ダボ12a及びDダボ12bが円周方向に並べて形成されている。これらダボ12aやDダボ12bは、ラチェット10の板厚方向への半抜き加工によって外盤面10bから軸方向に突出して形成されており、バックフレーム2fに形成された対応するダボ孔2aやDダボ孔2bにそれぞれ嵌め込まれるようになっている。ここで、Dダボ12bは、円柱形状の一部が断面D字状に切り欠かれた形状に形成されており、円柱形状のダボ12aとは形状が区別されるようになっている。これにより、ラチェット10を常に定められた向きにしてバックフレーム2f側に嵌め込めるようになっている。そして、これにより、ラチェット10の軸孔10cとバックフレーム2fに形成された貫通孔2cとを同軸上に位置合わせした状態で両者を接合することができる。このラチェット10とバックフレーム2fは、ラチェット10の外盤面10bとバックフレーム2fの板面とを面当接させた状態で、上記ダボ12aやDダボ12bが嵌め込まれた両者の当接部位にアーク溶接が施されることによって一体的に接合されている。
次に、ガイド20について説明する。すなわち、ガイド20は、図1に示されるように、概略円盤形状に形成されている。このガイド20は、円盤形状の内盤面20aをラチェット10の内盤面10aと対向させる向きで、これに重ね合わせるようにして組み付けられている。また、ガイド20には、円盤形状の周縁に沿って内盤面20aから軸方向に突出する円筒形状の囲い部21が形成されている。この囲い部21は、ガイド20の板厚方向への半抜き加工によって形成されており、ラチェット10に形成された円筒形状の内歯部11に外周側から嵌まり込んでこれを囲い込む大きさに形成されている。したがって、ガイド20とラチェット10とが組み付けられた状態では、囲い部21によってラチェット10の内歯部11の外周面が支持される。これにより、ラチェット10の内歯部11は、囲い部21によって、その半径方向への移動が規制された状態として保持される。詳しくは、内歯部11は、囲い部21に対して、その内周面に沿って摺動させるかたちで相対回動させることのできる状態として支持されている。このガイド20とラチェット10と組み付け状態では、内歯部11に形成された内歯11aが、ラチェット10とガイド20との間に挟まれた内部空間に露出するようになっている。
また、ガイド20の円盤形状の中心部には、軸方向に貫通した軸孔20cが形成されている。この軸孔20cは、ガイド20とラチェット10とが組み付けられた状態では、ラチェット10の軸孔10cと同軸上に位置する。そして、この軸孔20cには、前述した図示しない操作軸が軸回動可能な状態で挿通されるようになっている。
また、ガイド20の内盤面20aには、外盤側に向けて押し出されることによって凹状に窪んだ形状とされたガイド溝部22a〜22cが形成されている。これらガイド溝部22a〜22cは、ガイド20の板厚方向への半抜き加工によって形成されており、それぞれ、ガイド20の中心から半径方向の外方に延びる形状に形成されている。詳しくは、ガイド溝部22a〜22cは、ガイド20の円周方向に90度の間隔を置いた3箇所の位置に形成されており、それぞれガイド20の中心から延びるひと続きの形状となっている。そして、各ガイド溝部22a〜22cには、ポール40a〜40cが1つずつ配置されており、各ポール40a〜40cをそれぞれ半径方向にのみ摺動移動可能となるように保持している。このポール40a〜40cの配置状態は、図6において良く表されている。
そして、図1に戻って、ガイド20の内盤面20aには、その一部が外盤側から押し出されて突出した形状とされた支持部23が形成されている。この支持部23は、ガイド20の板厚方向への半抜き加工によって形成されており、ガイド溝部22aとガイド溝部22cとの間の位置(90度間隔を置いた位置)に形成されている。ここで、図6には、支持部23をガイド20の内盤側から見た形状が表されている。同図に示されるように、支持部23は、その半径方向の内方側を向く内周面が、後述する回動カム50の支承部51dの外周面と当接可能に円弧状に凹んだ形状に形成されている。
また、図11に示されるように、ガイド溝部22a〜22cの外盤面20bには、軸孔20cから径方向に離間した位置に、ダボ24a及びDダボ24bが円周方向に並べて形成されている。これらダボ24aやDダボ24bは、ガイド20の板厚方向への半抜き加工によって外盤面20bから軸方向に突出して形成されており、クッションフレーム3fに形成された対応するダボ孔3aやDダボ孔3bにそれぞれ嵌め込まれるようになっている。ここで、Dダボ24bは、円柱形状の一部が断面D字状に切り欠かれた形状に形成されており、円柱形状のダボ24aとは形状が区別されるようになっている。これにより、ガイド20を常に定められた向きにしてクッションフレーム3f側に嵌め込めるようになっている。そして、これにより、ガイド20の軸孔20cとクッションフレーム3fに形成された貫通孔3cとを同軸上に位置合わせした状態で両者を接合することができる。このガイド20とクッションフレーム3fは、ガイド20の外盤面20bとクッションフレーム3fの板面とを面当接させた状態で、上記ダボ24aやDダボ24bが嵌め込まれた両者の当接部位にアーク溶接が施されることによって一体的に接合されている。
これにより、リクライニング装置4は、図10で示したバックフレーム2fと一体的に接合されたラチェット10と、図11で示したクッションフレーム3fと一体的に接合されたガイド20と、が相対回動する動きに伴って、図2に示されるように、シートバック2をシートクッション3に対して相対的に回動させてその背凭れ角度の調整が行えるようになっている。
次に、図1に戻って、セットプレート30について説明する。すなわち、セットプレート30は、薄い中空円盤状の部材がその板厚方向に半抜き加工されて、段差のある円筒形状(環状)に形成されている。このセットプレート30は、互いに重ね合わせ状に組み付けられるラチェット10とガイド20とを板厚方向に挟み込んだ状態に保持する押さえ部材として機能する。詳しくは、セットプレート30は、その内周縁側の部位面が、ラチェット10の外盤側の外周縁面と当接するラチェット保持面31として形成されている。そして、セットプレート30は、上述したラチェット保持面31から外周縁にかけて、ラチェット10やガイド20の周縁形状に沿って段差状に折り曲げられている。そして、セットプレート30は、その外周縁側の部位面がカシメ処理によって内側に折り曲げられ、ガイド20の外盤側の周縁面と当接するガイド保持面32として形成されている。このセットプレート30は、ラチェット10とガイド20との間に僅かな隙間を持たせた状態に組み付けられる。これにより、ラチェット10やガイド20が、ラチェット保持面31とガイド保持面32との間で滑らかに相対回動できるように挟持されている。なお、上述したセットプレート30の組み付け状態は、図5に良く表されている。
次に、3個のポール40a〜40cについて説明する。すなわち、ポール40a〜40cは、図1に良く示されるように、それぞれが板片状に形成されている。そして、これらポール40a〜40cは、図6に示されるように、ガイド20の内盤面20aに形成されたガイド溝部22a〜22cにそれぞれ1つずつ配置されている。これにより、各ポール40a〜40cは、ガイド溝部22a〜22cの溝形状によってその両サイドが当て交われたガイド状態とされており、ガイド20の半径方向にのみ進退移動可能な状態とされている。ここで、各ポール40a〜40cには、その半径方向の外側面に外歯41a〜41cがそれぞれ形成されている。これら外歯41a〜41cは、、ラチェット10に形成された内歯11aとそれぞれ噛合可能な形状に形成されている。したがって、リクライニング装置4の組み付け状態では、各ポール40a〜40cを半径方向の外方に前進移動させることにより、それらの外歯41a〜41cをラチェット10の内歯11aに噛合させることができる。これにより、ラチェット10及びガイド20は、ガイド20にガイドされている各ポール40a〜40cを介して、互いの相対回動が規制された状態となる。これにより、リクライニング装置4がロック状態となる。
ここで、各ポール40a〜40cの進退移動は、ガイド20の中心部に設けられた回動カム50の回動運動によって行われる。詳しくは、各ポール40a〜40cの半径方向の内方側の部位には、回動カム50に形成された操作腕51a〜51cを引き込む引込溝42a〜42cと操作腕51a〜51cに引掛けられるフック部43a〜43cとが形成されている。これら引込溝42a〜42cは、回動カム50の回動に伴って操作腕51a〜51cをその内部に受け入れることのできる引込形状に形成されている。そして、フック部43a〜43cは、操作腕51a〜51cが引込溝42a〜42cに受け入れられる動きに伴って、操作腕51a〜51cに引掛けられる形状に形成されている。したがって、このフック部43a〜43cにより、操作腕51a〜51cが引込溝42a〜42cに受け入れられる動きに伴って、各ポール40a〜40cが半径方向の内方に引き込まれるようになっている。この各ポール40a〜40cが半径方向の内方に引き込まれた状態は、図6の仮想線によって示されている。
ところで、このリクライニング装置4には、上記した3個のポール40a〜40cが90度間隔で配置されていることによって、円周方向に3つの配置間寸法D1〜D3が設定されている。詳しくは、配置間寸法D1はポール40aとポール40cとの配置間の寸法であり、配置間寸法D2はポール40aとポール40bとの配置間の寸法であり、配置間寸法D3はポール40bとポール40cとの配置間の寸法である。この配置間寸法D1は、他の2つの配置間寸法D2,D3よりも大きく設定されている。そして、2つの配置間寸法D2,D3は、前述した突出平坦部11bの円周方向の長さ寸法よりも短く設定されている。
次に、図1に戻って、回動カム50について説明する。すなわち、回動カム50は、ガイド20の内盤面20aの中心部に軸回動可能な状態で配置されている。詳しくは、図6に示されるように、回動カム50は、ガイド溝部22a〜22cの内部に配置されており、ガイド溝部22a〜22cに配置された3つのポール40a〜40cの半径方向の内方側に位置している。
この回動カム50には、各ポール40a〜40cの配置されている円周方向の3箇所の部位に、半径方向の外方に伸びる操作腕51a〜51cが形成されている。これら操作腕51a〜51cは、回動カム50の周縁部から紙面内時計回りに腕を外側に伸び出す形状に形成されている。これら操作腕51a〜51cは、例えば、図6の実線で示された状態から、回動カム50を時計回り方向に回動させることにより、各ポール40a〜40cに形成された引込溝42a〜42cの内部に入り込んで、フック部43a〜43cを引掛ける。これにより、同図の仮想線で示されるように、回動カム50を時計回り方向への回動に伴って、各ポール40a〜40cが半径方向の内方に引き込まれるようになっている。また、この仮想線で示された状態から、回動カム50を反時計回り方向に回動させることにより、各操作腕51a〜51cは、引込溝42a〜42cの内周面の形状に沿って各ポール40a〜40cを半径方向の外側に押し出していく。これにより、同図の実線で示されるように、各ポール40a〜40cの外歯41a〜41cがラチェット10の内歯11aに押し付けられるようになっている。この回動カム50は、後述するヒンジカム60と連結されており、常時は、反時計回りの回動方向に附勢されている。これにより、各ポール40a〜40cは、常時は回動カム50によってラチェット10の内周面に向けて押し付けられた附勢された状態とされている。ここで、図1に良く示されるように、回動カム50の中心部には、ヒンジカム60を嵌め込むことのできる嵌込孔52が形成されている。
また、図6に戻って、回動カム50には、支持部23の配置されている円周方向の1箇所の部位に、その周縁部が部分的に半径方向の外方に膨らんだ形状の支承部51dが形成されている。この支承部51dは、円弧状に膨らんだ形状に形成されており、その外周面を支持部23の内周面に当接させている。これにより、回動カム50が各ポール40a〜40cをラチェット10の内周面に押し付けた際に受ける反力が、支承部51dの外周面と当接している支持部23によって受け止められるようになっている。すなわち、回動カム50は、円周方向に偏向して配置された3個のポール40a〜40cをラチェット10の内周面に押し付けることにより、円周方向に偏向した反力の作用を受ける。しかし、この偏向した反力の作用は、支承部51dが支持部23に受け止められることによって支持される。すなわち、互いに90度間隔で配置された各ポール40a〜40cと支承部51dとによって、回動カム50にかかる円周方向の反力が均衡化されている。これにより、各ポール40a〜40cをラチェット10の内周面に押圧する力が安定して作用するようになっている。
次に、図1に戻って、ヒンジカム60について説明する。すなわち、ヒンジカム60は、回動カム50の嵌込孔52の内部に嵌め込めるようになっている。このヒンジカム60は、その内部に、前述した図示しない操作軸が挿通されてこれと一体的に連結されるようになっている。これにより、ヒンジカム60は、操作軸の軸回動に伴ってこれと一体的に軸回動するようになっている。ここで、図6には、ヒンジカム60が回動カム50の嵌込孔52の内部に嵌め込まれた状態が表されている。同図に示されるように、ヒンジカム60には、その周方向の一部に、半径方向の外方に突出した押動部61が形成されている。この押動部61は、ヒンジカム60が軸回動することにより、嵌込孔52の内周面を押圧して、回動カム50をその方向に回動させるようになっている。
また、図1に戻って、ヒンジカム60には、その中心部に、軸方向の一方に突出した筒状の軸部62が形成されている。そして、この筒状の軸部62が、ガイド20の軸孔20cに挿通されることにより、ヒンジカム60がガイド20に対して軸回動可能に支持されている。そして、この軸部62の先端部には、後述するバネ部材70の内側の端部を掛着することのできる四角形状の掛部63が形成されている。この掛部63は、軸部62がガイド20の軸孔20cに挿通された状態では、ガイド20の外盤面20b側から突出するようになっており、その突出した位置でバネ部材70の内側の端部と掛着されている。ここで、図3には、バネ部材70の掛着状態が表されている。同図に示されるように、バネ部材70は、その内側の端部がヒンジカム60の内側の端部と掛着されており、外側の端部が、ガイド20の外盤面20b上に突出して形成されたピン形状の掛部25と掛着されている。これにより、ヒンジカム60は、上記したバネ部材70の附勢力によって、常時は、図6に示された反時計回りの回動方向に附勢されている。そして、これにより、ヒンジカム60は、回動カム50を反時計回りの回動方向に附勢して、各ポール40a〜40cを半径方向の外側に押し出す。これにより、各ポール40a〜40cがラチェット10の内歯11aと噛合し、リクライニング装置4がロック状態として保持される。
このヒンジカム60は、前述したように、図示しない操作軸と回動方向に一体的に連結されている。そして、この操作軸は、図2において前述した操作レバーUと一体的に連結されており、操作レバーUを引上げる操作を行うことによって回動操作されるようになっている。詳しくは、操作軸は、操作レバーUを引上げる操作を行うことにより、図6に示されるように、ヒンジカム60を上記の附勢に抗して時計回りに回動させる。これにより、ヒンジカム60が、回動カム50を時計回り方向に回動させて、ラチェット10の内歯11aと噛合状態となっている各ポール40a〜40cを半径方向の内方に引き寄せる。これにより、リクライニング装置4がアンロック状態に切換えられる。そして、操作レバーU(図2参照)を引上げる操作をやめることにより、ヒンジカム60は、その附勢によって反時計回り方向に回動し、再び各ポール40a〜40cをラチェット10の内歯11aと噛合させて、リクライニング装置4をロック状態に切換える。
ところで、このリクライニング装置4は、図2を参照して、シートバック2が完全に後倒しした姿勢状態(仮想線状態)のときには、図6に示されている回動位置の状態となる。すなわち、リクライニング装置4は、ラチェット10の内周面に形成された突出平坦部11bが、紙面内右側に配置されたポール40cと円周方向に隣接した回動位置の状態となっている。この状態では、突出平坦部11bは、配置間寸法D1の領域内に位置しており、回動カム50に押し出されたいずれのポール40a〜40cとも干渉しない状態となっている。したがって、この状態では、各ポール40a〜40cを回動カム50によって押し出すことにより、各ポール40a〜40cをラチェット10の内歯11aと噛合させることができる。
この突出平坦部11bは、図2を参照して、シートバック2を前述した完全に後傾させた姿勢状態から起こし上げていくことにより、図7に示されている仮想線で示された状態から反時計回りに回動していく。そして、突出平坦部11bは、上述した反時計回りの回動によって、図7の実線で示される紙面内左側に配置されたポール40aと円周方向に隣接した回動位置の状態となるまでの領域では、回動カム50に押し出されたいずれのポール40a〜40cとも干渉しないようになっている。この突出平坦部11bと各ポール40a〜40cとが干渉しない回動領域は、操作レバーU(図2参照)の回動操作をやめることによってリクライニング装置4をロック状態とすることのできるロックゾーンLとして設定される。本実施例では、このロックゾーンLは、88度の角度領域に設定されている。ここで、図2には、シートバック2をロックゾーンLの境界位置まで起こし上げた状態が、実線の状態によって表されている。
そして、突出平坦部11bは、図2を参照して、シートバック2を実線で示されたロックゾーンLの境界位置から更に前倒し方向に回動させることにより、図8の実線で示された回動位置の状態から更に反時計回りに回動していく。ここで、図8の実線で示された回動位置の状態は、前述した図7の実線で示された回動位置の状態と同じ状態が表されている。これにより、突出平坦部11bは、紙面内左側に配置されたポール40aと円周方向に重なり合う回動位置まで移動する。この回動位置の状態では、突出平坦部11bは、回動カム50に押し出されたポール40aと干渉する。ここで、突出平坦部11bは、前述したように、内歯11aの歯先よりも半径方向の内方に突出した形状に形成されている。したがって、この突出平坦部11bとポール40aとの干渉により、ポール40aを外側に押し出そうとする回動カム50の反時計回りの回動が規制され、各ポール40a〜40cとラチェット10の内歯11aとの噛合が禁止される。
この突出平坦部11bは、図6において前述したように、配置間寸法D2及び配置間寸法D3よりも円周方向の長さ寸法が長く設定されている。したがって、突出平坦部11bは、その反時計回りの回動によって、配置間寸法D2や配置間寸法D3の領域内に位置されているときには、常に、配置間寸法D2を挟み込んでいるポール40a,40bの少なくとも一方か、或いは配置間寸法D3を挟み込んでいるポール40b,40cの少なくとも一方かと干渉する。また、突出平坦部11bは、紙面内下側に配置されたポール40bや紙面内右側に配置されたポール40cと円周方向に重なり合う状態に位置されているときにも、その押し出されたポール40bやポール40cと干渉する。すなわち、本実施例では、図8に示されるように、突出平坦部11bを実線で示された回動位置の状態から反時計回りに回動させていく残りの全ての回動領域が、操作レバーU(図2参照)の回動操作をやめてもリクライニング装置4がアンロック状態のままで維持されるフリーゾーンFとして設定される。なお、本実施例では、図2を参照して、シートバック2を実線で示されたロックゾーンLの境界位置から前倒ししてシートクッション3の上に畳み込むまでの回動領域がフリーゾーンFとして設定されている。このフリーゾーンFは、92度の角度領域に設定されている。
すなわち、本実施例のリクライニング装置4では、図9に示されるように、前述したロックゾーンLを除く全ての回動領域がフリーゾーンFとして設定されている。これにより、1つのロックゾーンLとこのロックゾーンLから連続した1つのフリーゾーンFとを合わせた1組の回動領域が、最大で360度の広い角度領域を確保できるようになっている。
続いて、図2を参照しながら、本実施例の使用方法を説明する。ここで、シート1は、その初期状態として、シートバック2が実線で示されている起立姿勢の状態となっている。この状態では、リクライニング装置4は、ロックゾーンLの回動領域にあり、シートバック2の傾き角度を固定したロック状態となっている。
そこで、先ず、この初期状態から、シートバック2をシートクッション3側に前倒しして折畳姿勢とする方法について説明する。始めに、操作レバーUを引上げ操作して、リクライニング装置4をアンロック状態に切換える。これにより、シートバック2は、その前倒し方向にかかる附勢力によって回動し、シートクッション3の上側に畳込まれる。このとき、リクライニング装置4は、上記の実線状態の位置から少し前倒しすることにより、フリーゾーンFの回動領域に入る。したがって、この状態では、操作レバーUの引上げ操作をやめても、リクライニング装置4はアンロック状態のまま維持されるため、操作レバーUの操作を継続することなくシートバック2を自動的に前倒しして折畳むことができる。
次に、折畳姿勢とされたシートバック2を元の起立姿勢の状態に戻す方法について説明する。この場合には、シートバック2をその前倒し方向にかかる附勢力に抗して起こし上げていけばよい。すなわち、シートバック2を起立姿勢の位置まで起こし上げるまでの間は、リクライニング装置4はアンロック状態に維持されるため、操作レバーUの操作を継続することなくシートバック2を起こし上げていくことができる。そして、シートバック2が起立姿勢となることにより、リクライニング装置4が自動的にロックゾーンLに入ってロック状態に切り換えらる。これにより、シートバック2が起立姿勢の傾き角度で固定された状態となる。
次に、シートバック2を起立姿勢から後倒しする方法について説明する。始めに、操作レバーUを引上げ操作して、リクライニング装置4をアンロック状態に切換える。そして、操作レバーUの操作状態を維持したままで、シートバック2をその前倒し方向にかかる附勢力に抗して後傾させることにより、傾き角度の調整を行う。そして、その後に、操作レバーUの引上げ操作をやめれば、リクライニング装置4はロック状態に切換えられる。これにより、シートバック2の傾き角度が、その調整された位置で固定される。なお、シートバック2は、最大で同図の仮想線で示された後倒しの姿勢位置まで傾き角度を調整することができる。
このように、本実施例のリクライニング装置4によれば、円周方向に配置した3個のポール40a〜40cの配置間寸法D1〜D3のうち1つの配置間寸法D1を他の2つの配置間寸法D2,D3よりも大きく設定し、この小さく設定された2つの配置間寸法D2,D3を突出平坦部11bの円周方向の長さよりも短く設定したことにより、回転ロック装置としてのリクライニング装置4のロック強度を向上させると共に、フリーゾーンプレート等の組付部品を別途に設けなくても、連続した広い領域のロックゾーンLとフリーゾーンFとを設定することができる。
更に、回動カム50にかかる円周方向に偏向した反力を均衡化することのできる支持部23を設けたことにより、各ポール40a〜40cとラチェット10との噛合状態を安定させることができ、リクライニング装置4のロック強度を向上させることができる。更に、ガイド20の半抜き加工によって支持部23を形成したことにより、支持部23を高い支持強度を持たせて簡単に形成することができる。更に、3個のポール40a〜40c及び支持部23を円周方向に90度間隔を置いて均等配置したことにより、回動カム50によって3個のポール40a〜40cをラチェット10の内歯11aに向けて円周方向に均衡な力をかけて押し出すことができ、リクライニング装置4のロック強度を向上させることができる。
続いて、実施例2のリクライニング装置4の構成について、図12を用いて説明する。本実施例のリクライニング装置4は、実施例1で示したリクライニング装置4に対してラチェット10のみが異なる構成となっている。したがって、このラチェット10の構成を図12において拡大して表している。
本実施例では、ラチェット10に形成された突出平坦部11cが、円周方向に2つに分断された形状として形成されている。この突出平坦部11cは、実施例1(図1参照)で示した突出平坦部11bと同じように、その内周面に歯を持たない形状に形成されており、内歯11aの歯先よりも半径方向の内方に突出した形状に形成されている。そして、この突出平坦部11cの円周方向の長さ寸法、すなわち突出平坦部11cの全体形状の両端間の円周方向の長さ寸法は、実施例1(図6参照)で示した突出平坦部11bと同じように、2つの配置間寸法D2,D3よりも長く形成されている。
このように、突出平坦部11cが、円周方向に断続的に突出する形状に形成されている場合でも、実施例1で示した突出平坦部11bと同じ作用効果を得ることができる。
続いて、実施例3のリクライニング装置4の構成について、図13を用いて説明する。本実施例のリクライニング装置4は、実施例1で示したリクライニング装置4に対してラチェット10のみが異なる構成となっている。したがって、このラチェット10の構成を図13において拡大して表している。
本実施例では、ラチェット10に形成された突出平坦部が、ラチェット10の内周面に打ち込まれた複数のピン部材11dによって形成されている。これらピン部材11dは、ラチェット10の内周面の円周方向の3箇所の位置に打ち込まれており、その外周面は歯を持たない平滑面によって形成されている。そして、各ピン部材11dは、実施例1(図1参照)で示した突出平坦部11bと同じように、内歯11aの歯先よりも半径方向の内方に突出した配置状態とされている。そして、両端に配置されたピン部材11dの間の円周方向の長さ寸法は、実施例1(図6参照)で示した突出平坦部11bと同じように、2つの配置間寸法D2,D3よりも長く形成されている。
このように、突出平坦部に相当するピン部材11dが、円周方向に間をあけて複数配置されている場合でも、実施例1で示した突出平坦部11bと同じ作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を3つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、本発明の回動ロック装置は、上記実施例で示したリクライニング装置に限定されず、同軸上に相対回動可能に配設された部材同士を連結する種々の連結構造に適用することができる。
また、リクライニング装置は、ラチェットがシートクッション側に連結されて、ガイドがシートバック側に連結される構成であっても良い。
また、回動カムの偏向した押圧力を受け止める支持部のない構成であっても構わないが、この場合には、回動カムに円周方向に偏向した押圧力の反力が作用するため、上記各実施例で示した構成と比べると、リクライニング装置のロック強度が低下することとなる。また、ヒンジカム等の他の構成部品にも偏向した負荷がかかってしまう。
また、3個のポールがガイドの円周方向に90度間隔に配置されたものを示したが、3つの配置間寸法のうち、1つの配置間寸法が他の2つの配置間寸法よりも大きく設定される間隔に配置されていれば良く、その配置間寸法は特に限定されない。
また、突出平坦部は、平坦な形状に限定されるものではなく、ポールの外歯と噛合しない程度に曲がった曲面形状であってもよい。

Claims (5)

  1. 同軸上に相対回動可能に配設された第1部材と第2部材との間に位置して第1部材と第2部材とを連結し、第1部材と第2部材との相対回動を許容するアンロック状態と、第1部材と第2部材との相対回動を阻止しその状態を保持するロック状態と、を成す回転ロック装置であって、
    第1部材及び第2部材の一方の部材の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、該円盤形状の外周縁部位において軸方向に突出して円筒形状部位が形成されており、該円筒形状部位の内周面に内歯が形成されているラチェットと、
    第1部材及び第2部材の他方の部材の軸上位置に接合され、円盤形状を成し、前記ラチェットに対して相対回動可能に互いの盤面を対向させた状態で組み付けられるガイドと、
    該ガイドの前記ラチェットに対向する側の盤面上に円周方向に間隔を置いて3個配置されており、前記ガイドに対して半径方向にのみそれぞれ移動可能な状態として保持されており、半径方向外側面に外歯を有するポールと、
    前記ガイドの軸上位置に軸回動可能に配置され、該軸回動に伴って前記3個の各ポールを前記ガイドの半径方向の内側から外側に押し出して、当該各ポールの外歯を前記ラチェットの円筒形状部位の内周面に形成された内歯に噛合させることのできるカムと、を有し、
    前記3個のポールの円周方向の配置により形成される3つの配置間寸法は、1つの配置間寸法が他の2つの配置間寸法よりも大きく設定されており、
    前記ラチェットの円筒形状部位の内周面の円周方向の一部には、前記内歯が欠歯とされていると共に前記内歯の歯先よりも半径方向の内方に突出した突出平坦部が一箇所にのみ形成されており、他の小さく設定された2つの配置間寸法は、それぞれ、前記突出平坦部の円周方向の長さ寸法よりも短く設定されていることを特徴とする回転ロック装置。
  2. 請求項1に記載の回転ロック装置であって、
    前記3個のポールの円周方向の配置により形成される3つの配置間寸法は、前記突出平坦部が他の小さく設定された2つの配置間寸法を通って3個の各ポールの間を移動する領域中では、常にこれら小さな配置間寸法を構成する少なくとも一方のポールと突出平坦部とが該ポールの押出し時に当接する配置構成とされていることを特徴とする回転ロック装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の回転ロック装置であって、
    前記ガイドには、前記3個のポールの配置間寸法が大きく設定された1つの配置間寸法位置に、前記カムの外周面に当接して支持する支持部が一体に設けられていることを特徴とする回転ロック装置。
  4. 請求項3に記載の回転ロック装置であって、
    前記支持部は、前記ガイドの円盤形状が板厚方向に半抜き加工されて形成されていることを特徴とする回転ロック装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の回転ロック装置であって、
    前記3個のポール及び前記支持部は、前記ガイドの盤面上に円周方向にそれぞれ90度間隔を置いて配置されていることを特徴とする回転ロック装置。
JP2007536446A 2005-09-26 2006-09-07 回転ロック装置 Active JP4816644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007536446A JP4816644B2 (ja) 2005-09-26 2006-09-07 回転ロック装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005278330 2005-09-26
JP2005278330 2005-09-26
JP2007536446A JP4816644B2 (ja) 2005-09-26 2006-09-07 回転ロック装置
PCT/JP2006/317763 WO2007034683A1 (ja) 2005-09-26 2006-09-07 回転ロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007034683A1 JPWO2007034683A1 (ja) 2009-03-19
JP4816644B2 true JP4816644B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=37888735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007536446A Active JP4816644B2 (ja) 2005-09-26 2006-09-07 回転ロック装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7766429B2 (ja)
EP (1) EP1929900B1 (ja)
JP (1) JP4816644B2 (ja)
CN (1) CN101299946B (ja)
WO (1) WO2007034683A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014214896A1 (de) 2013-08-01 2015-02-05 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Lehneneinsteller

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8460145B2 (en) * 2007-06-11 2013-06-11 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Rotation mechanism
WO2009011275A1 (ja) 2007-07-13 2009-01-22 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha ロック解除機構
US8231176B2 (en) * 2007-08-08 2012-07-31 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Rotation prevention devices of vehicle seat
CN102131673B (zh) * 2008-01-17 2015-06-17 费希尔动力有限公司 躺椅机构及座椅组件
JP5393990B2 (ja) * 2008-04-01 2014-01-22 デルタ工業株式会社 シートのリクライニング装置
JP2009247394A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Delta Kogyo Co Ltd シートのリクライニング装置
JP5309665B2 (ja) * 2008-04-08 2013-10-09 トヨタ紡織株式会社 車両用シートの連結装置
JP5167948B2 (ja) * 2008-05-22 2013-03-21 トヨタ紡織株式会社 車両用シートの連結装置
JP5098867B2 (ja) * 2008-07-15 2012-12-12 アイシン精機株式会社 シートリクライニング装置
JP5499467B2 (ja) * 2008-12-11 2014-05-21 トヨタ紡織株式会社 車両用シートの連結装置
JP5290789B2 (ja) * 2009-01-30 2013-09-18 富士機工株式会社 車両用シートリクライニング装置
JP5540532B2 (ja) * 2009-03-10 2014-07-02 トヨタ紡織株式会社 車両用シートの連結装置
KR100907370B1 (ko) * 2009-03-16 2009-07-10 대원정밀공업(주) 자동차 시트용 리클라이너
DE102009041492A1 (de) * 2009-09-10 2011-03-24 Keiper Gmbh & Co. Kg Beschlag für einen Fahrzeugsitz
JP5609889B2 (ja) 2009-12-07 2014-10-22 トヨタ紡織株式会社 ロック装置
CN102781719B (zh) 2010-01-29 2016-01-20 江森自控科技公司 调角器机构
JP5635435B2 (ja) * 2011-02-28 2014-12-03 シロキ工業株式会社 リクライニング装置
JP5768560B2 (ja) * 2011-07-26 2015-08-26 トヨタ紡織株式会社 車両用シートの回転軸装置
CA2788028C (en) * 2011-09-01 2018-09-25 Magna Seating Inc. Clock spring assembly
WO2013033829A1 (en) 2011-09-08 2013-03-14 Magna Seating Inc. Quick adjust continuously engaged recliner
US8985689B2 (en) * 2012-06-27 2015-03-24 Lear Corporation Recliner mechanism
FR2998227B1 (fr) * 2012-11-20 2016-05-13 Faurecia Sieges D'automobile Mecanisme d'articulation de siege automobile
US9296315B2 (en) 2013-02-26 2016-03-29 Fisher & Company, Incorporated Recliner mechanism with backdriving feature
JP6191313B2 (ja) * 2013-08-01 2017-09-06 トヨタ紡織株式会社 リクライナ
US9902297B2 (en) 2014-06-11 2018-02-27 Fisher & Company, Incorporated Latch mechanism with locking feature
JP6488746B2 (ja) * 2015-02-10 2019-03-27 アイシン精機株式会社 車両用シートリクライニング装置
CN106037305A (zh) * 2016-06-24 2016-10-26 周海梅 一种锁定快速的新型连排座椅结构
US10611273B2 (en) * 2017-10-09 2020-04-07 Faurecia Automotive Seating, Llc Recliner system for a vehicle seat

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157615A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2003118447A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Araco Corp リクライニング装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2462127A1 (fr) * 1979-08-02 1981-02-13 Faure Bertrand Perfectionnements aux dispositifs d'articulation des dossiers de siege
FR2599684B1 (fr) 1986-06-06 1990-02-02 Cousin Cie Ets A & M Freres Articulations pour dossier de siege de vehicule ou applications analogues comportant des grains a guidages asymetriques
FR2777837B1 (fr) * 1998-04-27 2000-07-07 Faure Bertrand Equipements Sa Mecanisme d'articulation pour siege de vehicule, et siege de vehicule equipe d'un tel mecanisme
JP4265024B2 (ja) * 1998-06-22 2009-05-20 トヨタ紡織株式会社 リクライニング装置
JP3804431B2 (ja) 2000-10-13 2006-08-02 トヨタ紡織株式会社 リクライニング装置
JP3741607B2 (ja) * 2000-12-12 2006-02-01 日本発条株式会社 リクライニング装置
JP3804453B2 (ja) 2001-01-19 2006-08-02 トヨタ紡織株式会社 リクライニング装置
US6854802B2 (en) * 2002-10-01 2005-02-15 Fujikiko Kabushiki Kaisha Seat recliner for vehicle
JP4185750B2 (ja) * 2002-10-01 2008-11-26 富士機工株式会社 車両用シートリクライニング装置
CN100486481C (zh) * 2002-11-09 2009-05-13 湖北中航精机科技股份有限公司 座椅角度调节器核心传动装置
JP4336218B2 (ja) * 2004-02-20 2009-09-30 株式会社今仙電機製作所 リクライニング装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157615A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Imasen Electric Ind Co Ltd リクライニング装置
JP2003118447A (ja) * 2001-10-12 2003-04-23 Araco Corp リクライニング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014214896A1 (de) 2013-08-01 2015-02-05 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Lehneneinsteller
US9227533B2 (en) 2013-08-01 2016-01-05 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Recliner
DE102014214896B4 (de) 2013-08-01 2019-09-05 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Lehneneinsteller

Also Published As

Publication number Publication date
US20090256409A1 (en) 2009-10-15
US7766429B2 (en) 2010-08-03
EP1929900B1 (en) 2012-12-05
CN101299946B (zh) 2010-05-19
JPWO2007034683A1 (ja) 2009-03-19
EP1929900A1 (en) 2008-06-11
EP1929900A4 (en) 2010-09-15
WO2007034683A1 (ja) 2007-03-29
CN101299946A (zh) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4816644B2 (ja) 回転ロック装置
JP5177144B2 (ja) 車両用シートの回転留め装置
JP5167948B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5609889B2 (ja) ロック装置
JP5801849B2 (ja) リクライニング装置
JP2010035738A (ja) 車両用シートの連結装置
JP4710711B2 (ja) 継手装置
JP4497069B2 (ja) 継手装置
JP4802632B2 (ja) 継手装置
JP4720659B2 (ja) 連結装置
JP5256876B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5176560B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5278085B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5338201B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5552879B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5169233B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2009061007A (ja) 車両用シートの回転留め装置
JP2019147416A (ja) 乗物用シートリクライニング装置
JP5223423B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2009285024A (ja) 車両用シートの連結装置
JP5104321B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP5453852B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2021194964A (ja) シートリクライニング装置及びシートリクライニング装置の製造方法
JP5481959B2 (ja) 車両用シートの連結装置
JP2009207600A (ja) 車両用シートの連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110815

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4816644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250