JP5780255B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、クローラクレーンや油圧ショベルなどの建設機械に関し、特に、大型で分割輸送されるものに係わる。
一般に、この種の建設機械は、例えば特許文献1に記載されているように、クローラ式の下部走行体と、この下部走行体上に旋回ベアリング装置を介在して旋回自在に搭載された上部旋回体と、この上部旋回体の前部に取り付けられた作業アタッチメント(フロント作業機構ともいう)とを備えている。特に、大型の建設機械の場合、陸上などでの輸送の便宜を図る見地から、上部旋回体は、3つの部分に分割できるようになっている。すなわち、上部旋回体は、旋回ベアリング装置及び作業アタッチメントが取り付けられる中央部位と、この中央部位の左右両側にそれぞれ着脱自在に取り付けられかつ建屋内にエンジン及び油圧ポンプを設けた左右の部位とからなる。尚、以下の説明では、中央部分を旋回フレームといい、左右の部位を動力ユニットという。
特開平11−124879号公報
ところで、建設機械の所有者などは、建設機械とは別にその組立補助用の油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧ユニットを必要とすることから、建設機械本来の動作とは別に、上記動力ユニットが組立補助用の油圧ユニットとして転用できることを要望している。しかし、特許文献1記載の建設機械の場合、各動力ユニットにエンジン及び油圧ポンプを、旋回フレームに燃料タンク及び作動油タンクを別々に設けているため、動力ユニットは作動油を供給する油圧ユニットとして転用することができない。
そこで、本出願人は、先に、上部旋回体の旋回フレームの左右両側に着脱自在に取り付けられる動力ユニットそれぞれが、エンジンと、このエンジンを制御する制御装置と、上記エンジンにより駆動させる油圧ポンプと、上記エンジンに接続された燃料タンクと、上記油圧ポンプに接続された作動油タンクとを備える構成にし、これにより、建設機械の動作とは別に、動力ユニットが組立補助用の油圧ユニットとして転用できるようにしたものを提案している(特願2012−153753)。
そして、このような提案の建設機械において、コントロールバルブ(方向切換弁)の配置箇所としては、特許文献1記載の建設機械の場合と同じく、旋回フレーム上に設けることが考えられる。
しかしながら、この場合、コントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータ又はスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管が旋回フレーム上に配置されるだけでなく、コントロールバルブと動力ユニット側の油圧ポンプとの間に接続される圧油配管も旋回フレーム上に配置されるため、多数の圧油配管が旋回フレーム上に配置されることになる。このため、旋回フレーム上に作業者が通る通路を確保したり、補機を搭載するスペースを確保したりすることが困難になるという問題がある。
また、上記のコントロールバルブと動力ユニット側の油圧ポンプとの間に接続される圧油配管は、直径が比較的大きく硬いものになるが、このような圧油配管を、建設機械の分解輸送時に取り外したり接続したりする作業が困難なものになるという問題もある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、上述した提案の建設機械を実施化するに当たり、コントロールバルブの配置及びコントロールバルブに接続される圧油配管の構成を適切に設定することにより、旋回フレーム上に作業通路や補機などの設置スペースを確保し易くするとともに、建設機械の分解輸送時にコントロールバルブに接続される圧油配管を取り外したり接続したりする作業を容易に行い得る建設機械を提供せんとするものである。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、クローラ式の下部走行体上に旋回ベアリング装置を介して上部旋回体が旋回自在に設けられ、この上部旋回体は、旋回ベアリング装置及び作業アタッチメントが取り付けられる旋回フレームと、この旋回フレームの左右両側にそれぞれ着脱自在に取り付けられた第1及び第2の動力ユニットとからなる建設機械において、上記各動力ユニットを、いずれもエンジンと、このエンジンを制御する制御装置と、上記エンジンにより駆動される油圧ポンプと、上記エンジンに接続された燃料タンクと、上記油圧ポンプに接続された作動油タンクと、同じく上記油圧ポンプに接続された複数のコントロールバルブとを備える構成にする。また、上記複数のコントロールバルブを、動力ユニットの旋回フレーム側部位に前後方向に並んで配置する一方、この複数のコントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータ又はスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管は、その途中に分岐管を有することで、コントロールバルブ側端部の本数油圧アクチュエータ側端部又はスイベルジョイント側端部の本数の2倍以上の整数倍に設定するとともに、少なくとも上記分岐管付近で旋回フレームの側壁部の外面に沿って前後方向に水平に延びた状態で固定する構成にする。
この構成では、上部旋回体の旋回フレームの左右両側に着脱自在に取り付けられる動力ユニットそれぞれが、エンジンと、エンジンを制御する制御装置と、エンジンにより駆動させる油圧ポンプと、エンジンに接続された燃料タンクと、油圧ポンプに接続された作動油タンクとを備えているため、建設機械の動作とは別に、動力ユニットを組立補助用の油圧ユニットとして転用することができる。
その上、上記各動力ユニットに油圧ポンプなどと共に複数のコントロールバルブをも装備するに当たり、この複数のコントロールバルブは、動力ユニットの旋回フレーム側部位に前後方向に並んで配置されている一方、複数のコントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータ又はスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管は、その途中に分岐管を有することで、コントロールバルブ側端部の本数が油圧アクチュエータ側端部又はスイベルジョイント側端部の本数の2倍以上の整数倍に設定されているとともに、少なくとも上記分岐管付近で旋回フレームの側壁部の外面に沿って前後方向に水平に延びた状態で固定されているため、従来の如く上部旋回体に装備される全てのコントロールバルブを旋回フレーム上に配置するとともに、これらのコントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータ又はスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管全てを旋回フレーム上に配置する場合に比べて旋回フレーム上に作業通路や補機などの設置スペースが確保し易くなる。また、上記複数のコントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータ又はスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管は、その途中に分岐管を有することで、コントロールバルブ側端部の本数が油圧アクチュエータ側端部又はスイベルジョイント側端部の本数の2倍以上の整数倍に設定されており、この圧油配管のコントロールバルブ側端部は、その直径が小さく取り扱い易くなるため、建設機械の分解輸送時に動力ユニットのコントロールバルブに圧油配管を接続したり取り外したりする作業がその分容易なものになる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の建設機械において、好ましい具体的な形態を提供するものである。すなわち、上記複数のコントロールバルブは、いずれも下部走行体のクローラを駆動する走行用油圧モータに対する圧油の給排を制御するためのものであり、上記圧油配管は、その一端が接続されたコントロールバルブに対向する旋回フレームの側壁部の外面位置からスイベルジョイントの近傍位置まで旋回フレームの側壁部の外面に沿って前後方向に水平に延びた状態で固定され、スイベルジョイントの近傍位置で旋回フレームの側壁部の上端を超えてスイベルジョイントに接続される構成にする。
この構成では、上部旋回体上に設けられる圧油配管のうち、走行駆動用の圧油配管が、動力ユニット側のコントロールバルブに対向する旋回フレームの側壁部の外面位置からスイベルジョイントの近傍位置まで比較的長く旋回フレームの側壁部の外面に沿って水平に延びた状態で固定されているため、旋回フレーム上に設けられる圧油配管の占めるスペースがその分少なくなり、旋回フレーム上に作業通路や補機などの設置スペースがより確保し易くなる。
以上のように、本発明の建設機械によれば、建設機械の動作とは別に、動力ユニットを組立補助用の油圧ユニットとして転用することができる上、旋回フレーム上に設けられる圧油配管を少なくしてその分旋回フレーム上に作業通路や補機などの設置スペースを容易に確保することができるとともに、建設機械の分解輸送時に動力ユニット側のコントロールバルブに圧油配管を接続したり取り外したりする作業を比較的容易に行うことができる。
特に、請求項2に係る発明では、走行駆動用の圧油配管が動力ユニット側のコントロールバルブに対向する旋回フレームの側壁部の外面位置からスイベルジョイントの近傍位置まで比較的長く旋回フレームの側壁部の外面に沿って水平に延びた状態で固定されているため、旋回フレーム上に作業通路や補機などの設置スペースをより容易に確保することができる。
図1は本発明の実施形態に係る建設機械の概略構成を示す平面図である。 図2は上記建設機械の上部旋回体の構成を示す平面図である。 図3は上記上部旋回体のコントロールバルブや圧油配管などの構成を示す斜視図である。 図4は図3の主要部の構成を示す平面図である。 図5は同じく側面図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る建設機械の全体構成を示す。この建設機械Aは、大型のクローラクレーンや油圧ショベルなどであり、クローラ式の下部走行体1と、この下部走行体1上に旋回ベアリング装置2を介して旋回自在に設けられた上部旋回体3と、この上部旋回体3の前部に取り付けられる作業アタッチメント(図示せず)とを備えてなる。
上記下部走行体1は、上部旋回体3を支持するカーボディ5と、このカーボディ5の左右両側にそれぞれ取り付けられた走行ユニット6L,6Rとからなる。各走行ユニット6L,6Rは、図示していないが、カーボディ5に連結されるクローラフレームと、このクローラフレームの前後両端にそれぞれ設けられた駆動輪及び従動輪(あるいは2つの駆動輪)と、この両輪間に巻き掛けられたクローラと、上記駆動輪ひいてはクローラを駆動する走行用油圧モータとを備えている。
上記上部旋回体3は、その中央部分を構成する旋回フレーム11と、この旋回フレーム11の右側側端に着脱装置12,12を介して着脱自在に取り付けられかつ前端に運転室13が連結された第1の動力ユニット14と、旋回フレーム11の左側側端に着脱装置15,15を介して着脱自在に取り付けられた第2の動力ユニット16とからなる。そして、建設機械Aの分解輸送時には上部旋回体3は旋回フレーム11と第1及び第2の動力ユニット14,16の3つの部分に分割して輸送される。
上記旋回フレーム11は、図3に示すように、左右の側壁部11a,11aを底板(図示せず)及び連結材11bなどで連結してなる。この旋回フレーム11の前部には旋回ベアリング装置2及び作業アタッチメントが取り付けられ、旋回フレーム11の後部には複数のカウンタウエイト17,17が取り付けられている。また、建設機械Aがクローラクレーンの場合、旋回フレーム11の前後方向中央部には、図3に示すように巻上用又は起伏用のドラム装置18,19などが取り付けられている。
上記第1の動力ユニット14は、旋回フレーム11に取り付けられるサイドフレーム21と、このサイドフレーム21上に設置されるエンジン22及びその周辺機器(詳しくは後述する)と、このエンジン22及びその周辺機器を覆うケース23とを備えている。第1の動力ユニット14は、旋回フレーム11から第2の動力ユニット16が取り外された状態でも建設機械Aが動作するようにエンジン22及びその周辺機器を備えている。エンジン22の周辺機器は、具体的には、エンジン22を冷却するための冷却器24、エンジン22を制御する制御装置25、エンジン22によりパワーデバイダ26を介して駆動される複数(図では2つ)の油圧ポンプ27,27、エンジン22に接続された燃料タンク28、及び上記各油圧ポンプ27に接続された作動油タンク29である。サイドフレーム21上でのエンジン22及び周辺機器の配列は、例えば後から順に、冷却器24、エンジン22、パワーデバイダ26、油圧ポンプ27、作動油タンク29及び燃料タンク28に設定されており、制御装置25は、エンジン22に取り付けられている。
上記第2の動力ユニット16は、上述した第1の動力ユニット14と同じく、旋回フレーム11に取り付けられるサイドフレーム31と、このサイドフレーム31上に設置されるエンジン32及びその周辺機器(詳しくは後述する)と、このエンジン32及びその周辺機器を覆うケース33とを備えている。第2の動力ユニット16は、組み立てられた状態の建設機械Aの動作とは別に、例えば動力ユニット16単独で油圧ユニットとして使用可能となるようにエンジン32及びその周辺機器を備えている。エンジン32の周辺機器は、具体的には、エンジン32を冷却するための冷却器34、エンジン32を制御する制御装置35、エンジン32によりパワーデバイダ36を介して駆動される複数(図では2つ)の油圧ポンプ37,37、エンジン32に接続された燃料タンク38、及び上記各油圧ポンプ37に接続された作動油タンク39である。サイドフレーム31上でのエンジン32及び周辺機器の配列は、例えば前から順に、冷却器34、エンジン32、パワーデバイダ36、油圧ポンプ37、作動油タンク39及び燃料タンク38に設定されており、制御装置35は、エンジン32に取り付けられている。
また、上記第1及び第2の動力ユニット14,16は、いずれもエンジン22,32の周辺機器として、図2に示すように、更に、油圧ポンプ27,37に接続された4つのコントロールバルブ41,41,…を備えている。この4つのコントロールバルブ41,41,…は、いずれも下部走行体1の走行用油圧モータに対する圧油の給排を制御するもので、動力ユニット14,16のサイドフレーム21,31上の旋回フレーム11側部位に取付枠42(図3参照)を介して前後方向に一列に並んで配置されている。
一方、図3ないし図5に示すように、上記4つのコントロールバルブ41,41,…と旋回フレーム11の旋回ベアリング装置2の中心位置に設けられるスイベルジョイント(図示せず)との間に接続される圧油配管43は、その途中に2つに分岐する分岐管44を各配管(パイプ)毎に1つずつ計4つ有することで、スイベルジョイント側端部43bの本数が4本であるのに対し、コントロールバルブ側端部43aの本数がスイベルジョイント側端部43bの本数の2倍の8本に設定されている。各コントロールバルブ41にはそれぞれ圧油配管43の2本のコントロールバルブ側端部43a,43aが供給管又は戻り管として接続されている。また、圧油配管43は、そのコントロールバルブ側端部43aが接続されたコントロールバルブ41に対向する旋回フレーム11の側壁部11aの外面位置からスイベルジョイントの近傍位置まで旋回フレーム11の側壁部11aの外面に沿って前後方向に水平に延びた状態で固定具45により固定されており、この圧油配管43の4本のスイベルジョイント側端部43b,43b,…は、スイベルジョイントの近傍位置(つまり旋回ベアリング装置2の中心位置近傍)で旋回フレーム11の側壁部11aの上端を超えてスイベルジョイントに接続されている。
尚、図1中、51は運転室13の周囲に設けられた足場、52及び53はそれぞれ第1及び第2の動力ユニット14,16の周囲に設けられた足場である。
従って、上記建設機械Aにおいては、上部旋回体3の旋回フレーム11の左右両側に着脱自在に取り付けられる第1及び第2の動力ユニット14,16それぞれが、エンジン22,32と、エンジン22,32を制御する制御装置25,35と、エンジン22,32により駆動させる油圧ポンプ27,37と、エンジン22,32に接続された燃料タンク28,38と、油圧ポンプ27,37に接続された作動油タンク29,39とを備えているため、建設機械Aの通常動作とは別に、例えば第2の動力ユニット16を組立補助用の油圧ユニットとして転用したり、第2の動力ユニット16を取り外した状態で第1の動力ユニット14のみで建設機械Aを動作させたりすることができ、建設機械Aの運用の自由度を高めることができる。
その上、上記各動力ユニット14,16に油圧ポンプ27,37などと共に、走行用油圧モータに対する圧油の給排を制御するための4つのコントロールバルブ41,41,…を装備するに当たり、この4つのコントロールバルブ41,41,…は、動力ユニット14,16の旋回フレーム11側部位に前後方向に並んで配置されている一方、4つのコントロールバルブ41,41,…と旋回フレーム11側のスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管43は、そのコントロールバルブ側端部43aが接続されたコントロールバルブ41に対向する旋回フレーム11の側壁部11aの外面位置からスイベルジョイントの近傍位置まで比較的長く旋回フレーム11の側壁部11aの外面に沿って水平に延びた状態で固定されているため、従来の如く上部旋回体3に装備される全てのコントロールバルブを旋回フレーム11上に配置するとともに、これらのコントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータ又はスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管全てを旋回フレーム11上に配置する場合に比べて旋回フレーム11上に設けられる圧油配管の占めるスペースをその分少なくすることでき、旋回フレーム11上に作業通路や補機などの設置スペースを容易に確保することができる。
また、上記4つのコントロールバルブ41,41,…と旋回フレーム11側のスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管43は、その途中に2つに分岐した分岐管44を各配管(パイプ)毎に1つずつ計4つ有することで、コントロールバルブ側端部43aの本数(8本)がスイベルジョイント側端部43bの本数(4本)の2倍に設定されており、この圧油配管43のコントロールバルブ側端部43aは、その直径が小さく取り扱い易くなるため、建設機械Aの分解輸送時に各動力ユニット14,16のコントロールバルブ41に圧油配管43を接続したり取り外したりする作業がその分容易なものになり、作業の簡易化に寄与することができる。
尚、上記実施形態では、上部旋回体3に装備されるコントロールバルブのうち、下部走行体1の走行用油圧モータに対する圧油の給排を制御するコントロールバルブ41及びそれに接続される圧油配管43の配置について言及し、他のコントロールバルブ及びそれに接続される圧油配管の配置について言及しなかったが、他のコントロールバルブについては、従来の如く上部旋回体3の旋回フレーム11上に設け、あるいは上部旋回体3の第1及び第2の動力ユニット14,16上に分散して設ければ良い。特に、後者の場合、動力ユニット14,16上に同種機能の複数のコントロールバルブを装備するに当たり、この複数のコントロールバルブを、動力ユニット14,16の旋回フレーム11側部位に前後方向に並んで配置する一方、複数のコントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータとの間に接続される圧油配管は、その途中に分岐管を有することで、コントロールバルブ側端部の本数油圧アクチュエータ側端部の本数の2倍以上の整数倍に設定するとともに、少なくとも上記分岐管付近で旋回フレーム11の側壁部11aの外面に沿って前後方向に水平に延びた状態で固定する構成にすることが、旋回フレーム11上に設けられる圧油配管を少なくしてその分旋回フレーム11上に作業通路や補機などの設置スペースをより容易に確保することができるとともに、建設機械Aの分解輸送時に動力ユニット14,16側のコントロールバルブに圧油配管を接続したり取り外したりする作業をより容易に行うことができるので好ましい。
A 建設機械
1 下部走行体
2 旋回ベアリング装置
3 上部旋回体
11 旋回フレーム
11a 側壁部
13 運転室
14 第1の動力ユニット
16 第2の動力ユニット
22,32 エンジン
25,35 制御装置
27,37 油圧ポンプ
28,38 燃料タンク
29,39 作動油タンク
41 コントロールバルブ
43 圧油配管
43a コントロールバルブ側端部
43b スイベルジョイント側端部
44 分岐管

Claims (2)

  1. クローラ式の下部走行体上に旋回ベアリング装置を介して上部旋回体が旋回自在に設けられ、この上部旋回体は、旋回ベアリング装置及び作業アタッチメントが取り付けられる旋回フレームと、この旋回フレームの左右両側にそれぞれ着脱自在に取り付けられた第1及び第2の動力ユニットとからなる建設機械において、
    上記各動力ユニットは、いずれもエンジンと、このエンジンを制御する制御装置と、上記エンジンにより駆動される油圧ポンプと、上記エンジンに接続された燃料タンクと、上記油圧ポンプに接続された作動油タンクと、同じく上記油圧ポンプに接続された複数のコントロールバルブとを備えており、
    上記複数のコントロールバルブは、動力ユニットの旋回フレーム側部位に前後方向に並んで配置されている一方、この複数のコントロールバルブと旋回フレーム側の油圧アクチュエータ又はスイベルジョイントとの間に接続される圧油配管は、その途中に分岐管を有することで、コントロールバルブ側端部の本数が油圧アクチュエータ側端部又はスイベルジョイント側端部の本数の2倍以上の整数倍に設定されているとともに、少なくとも上記分岐管付近で旋回フレームの側壁部の外面に沿って前後方向に水平に延びた状態で固定されていることを特徴とする建設機械。
  2. 上記複数のコントロールバルブは、いずれも下部走行体のクローラを駆動する走行用油圧モータに対する圧油の給排を制御するためのものであり、上記圧油配管は、その一端が接続されたコントロールバルブに対向する旋回フレームの側壁部の外面位置からスイベルジョイントの近傍位置まで旋回フレームの側壁部の外面に沿って前後方向に水平に延びた状態で固定され、スイベルジョイントの近傍位置で旋回フレームの側壁部の上端を超えてスイベルジョイントに接続されている請求項1記載の建設機械。
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