JP5778045B2 - 同期モータの駆動装置、及びこれを用いた冷凍装置、空気調和機、冷蔵庫、並びに同期モータの駆動方法 - Google Patents

同期モータの駆動装置、及びこれを用いた冷凍装置、空気調和機、冷蔵庫、並びに同期モータの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、同期モータの駆動装置、及びこれを用いた冷凍装置、空気調和機、冷蔵庫、並びに同期モータの駆動方法に関する。
同期モータは、固定子(ステータ)である電機子巻線に交流電力を供給することによって回転磁界を発生させ、当該回転磁界と回転子(ロータ)との間に生じる吸引力により、所定の同期速度で回転子を回転させるものである。
同期モータを適切に駆動させるには、回転子の位置に応じて電機子巻線に印加する電圧の位相、振幅、及び周波数を制御する必要がある。つまり、同期モータの制御を行う際に、回転子の位置を検出又は推定することが必要となる。
近年、回転子の位置を検出するための位置センサを設けずに、駆動用インバータの電流検出値などを用いて回転子の位置を推定し、さらに推定した回転子の位置に基づいて同期モータの制御を行う、いわゆる位置センサレス駆動方式の同期モータの開発が進められている。
位置センサレス駆動方式の同期モータを用いることによって、さまざまな設置環境に対応できるとともに、位置センサを省略するぶん安価になるという利点がある。
ところで、同期モータの回転子の軸が外力やモータ自身の原因でロック(以下、「軸ロック」と記す。)したり、同期モータにおいて脱調が生じて回転速度が異常に低下したりすることがある。前記したように、位置センサレス駆動方式は、回転子の位置を直接検出するものでない。したがって、位置センサレス駆動方式の同期モータで軸ロックや脱調が生じた場合にも、これらを直接的に検出することはできない。
例えば、特許文献1には、モータの回転異常の指標となる回転異常指標を算出する回転異常指標算出部と、同期モータにおいて回転異常が生じているか否かを判定する判定部と、を備えた回転機制御装置について記載されている。そして、前記判定部は、回転異常指標(同期モータの出力電力を入力電力で除した値)が所定の閾値を超えている場合に、同期モータにおいて回転異常が生じていると判定する。
また、特許文献2には、電流検出手段により検出したモータ電流から励磁電流値を算出する座標変換部と、この励磁電流値を励磁電流指令値に一致させるように、同期モータへの電圧指令値の補正量を算出する電圧指令補正手段と、を備える同期モータの制御装置について記載されている。
そして、前記制御装置は、電圧指令値の補正量と予め設定された所定値とを比較することによって、同期モータの脱調を検出する。
特開2009−65764号公報 特開2004−64902号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、同期モータの入力電力と出力電力との相対的な関係(比)に基づいて回転異常を検知している。つまり、特許文献1に記載の発明は、異常状態を想定した実験又はシミュレーションなどにより取得されたデータに基づいて同期モータの回転異常を検出するものではないため、回転異常を適切に検出することができない可能性がある。
また、特許文献2に記載の発明は、駆動状態(つまり、回転している状態)の同期モータが脱調した場合に、当該脱調を検出することが前提となっており、起動時(つまり、回転し始める状態)の軸ロックを検出することができないという問題がある。
これは、位置センサレスの同期モータでは、通常の回転(位置センサレスモード)においては、駆動用のインバータ電流などに基づいて軸誤差などを算出し、さらに回転子の位置を推定することができるのに対して、回転子が停止状態となっている起動時においては、前記回転子の位置を推定することができないためである。
そこで、本発明は、軸ロックを適切に検出することができる同期モータの駆動装置、及びこれを用いた冷凍装置、空気調和機、冷蔵庫、並びに同期モータの駆動方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、インバータ回路のスイッチング素子に制御信号を出力することによって、同期モータを位置センサレスで駆動させる制御手段と、前記インバータ回路の出力電流、又は、直流側の母線電流を検出し、前記制御手段に出力する電流検出手段と、を備える同期モータの駆動装置において、前記制御手段は、前記同期モータの起動時に、前記電流検出手段から入力される電流値の相関値と、前記同期モータに印加する電圧に対応する電圧指令値と、に基づいて入力有効電力を算出し、当該入力有効電力が所定の閾値より小さい場合に前記同期モータで軸ロックが発生していると判断し、前記同期モータの駆動を停止させることを特徴とする。
本発明により、軸ロックを適切に検出することができる同期モータの駆動装置、及びこれを用いた冷凍装置、空気調和機、冷蔵庫、並びに同期モータの駆動方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る同期モータの駆動装置を用いた冷凍装置のシステム構成図である。 モータ駆動装置の回路構成を示す説明図である。 同期モータの各電機子巻線の電流及び電圧と、モータ回転子軸と、制御系軸とを示す説明図である。 制御装置におけるベクトル制御処理に関する機能ブロック図である。 制御装置の電圧指令値演算部の機能ブロック図である。 制御装置の軸ロック検出部の機能ブロック図である。 軸ロック検出部の処理の流れを示すフローチャートである。 同期モータの駆動装置が設置された空気調和機のシステム構成図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
≪第1実施形態≫
<同期モータを用いた冷凍装置のシステム構成>
以下において、本実施形態に係る同期モータの駆動装置を、冷凍装置の圧縮機などに用いる場合について説明する。図1は、同期モータの駆動装置を用いた冷凍装置のシステム構成図である。
図1に示すように冷凍装置Sは、室内ユニットSiと、室外ユニットSoと、を備えている。
室内ユニットSiは、膨張弁3と、室内熱交換器4と、室内ファン4aと、入出力手段6と、室内制御装置100aと、を備えている。また、室外ユニットSoは、圧縮機1と、室外熱交換器2と、室外ファン2aと、アキュムレータ5と、室外制御装置100bと、を備えている。
また、圧縮機1と、室外熱交換器2と、膨張弁3と、室内熱交換器4と、アキュムレータ5と、は環状に配管Lで接続されている。また、圧縮機1と、室外ファン2aと、室内ファン4aにはそれぞれ、永久磁石同期モータ15(図2参照)が内蔵されている。なお、以下の記載において、永久磁石同期モータを単に「同期モータ」と記す。
例えば、ユーザの操作により入出力手段6を介してONに切替えられ、冷凍装置内の温度が設定されると、室内制御装置100aは室内ファン4aに設置されている同期モータ(図2参照)を所定の回転速度で回転させ、室外制御装置100bは、圧縮機1及び室外ファン2aにそれぞれ内蔵されている同期モータを所定の回転速度で回転させる(図1の破線を参照)。
そして、室外制御装置100bは圧縮機1の同期モータ(図2参照)を回転させることによって図1の実線矢印で示す向きに冷媒を通流させ、室内制御装置100aは膨張弁3の開度(絞り)を制御する。これによって、室内熱交換器4を蒸発器として機能させ、室外熱交換器2を凝縮器として機能させるようになっている。
なお、アキュムレータ2は、その内部に冷媒液を貯留し、圧縮機1を液圧縮から保護するために設置されている。
<モータ駆動装置の構成>
図2は、モータ駆動装置の回路構成を示す説明図である。図2に示す同期モータ15は、前記した圧縮機1、室外ファン2a、及び室内ファン4aに接続されているものとし、制御装置100は室内制御装置100a及び室外制御装置100bを含む任意の制御装置であるものとする。
図2に示すモータ駆動装置10は、三相交流電源11から供給される交流電圧を直流電圧に変換し、さらに、制御装置100からの指令信号に従って所定の振幅・位相・周波数の三相交流電圧に変換するものである。
モータ駆動装置10は、整流回路12と、平滑回路13と、インバータ回路14と、制御装置100と、を備えている。整流回路12は、同方向に接続されたダイオードD1,D2を備える第1整流ユニットと、ダイオードD3,D4を備える第2整流ユニットと、ダイオードD5,D6を備える第3整流ユニットと、が互いに並列接続されている。そして、前記第1整流ユニット、第2整流ユニット、第3整流ユニットのそれぞれにおいて、三相交流電源から供給される交流電圧を整流する。
平滑回路13は、整流回路12と並列に接続されたコンデンサC1を備えており、整流回路12において整流された電圧を平滑化して直流電圧とする。
また、電圧センサ16はコンデンサC1と並列に接続され、コンデンサC1の端子間電圧を検出して、その電圧値Vstを制御装置100に出力するようになっている。ちなみに、当該電圧値Vstが予め定められた所定値以上である場合に、制御装置100は、後記するベクトル制御処理を開始する。
なお、ベクトル制御処理に関する図4には、電圧値Vstを記載していない。
インバータ回路14は、スイッチング素子S1,S2を備える第1アームと、スイッチング素子S3,S4を備える第2アームと、スイッチング素子S5,S6を備える第3アームと、が互いに並列に接続されている。また、転流によるスイッチング素子の破壊を防止するため、それぞれのスイッチング素子S1〜S6には、還流ダイオードD7〜D12が逆並列に接続されている。
なお、図2に示すモータ駆動装置10では、スイッチング素子S1〜S6としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いている。
制御装置100はPWM制御に基づく指令信号をそれぞれのスイッチング素子S1〜S6のゲートに出力してON/OFFを切り替えることにより、それぞれのアームに対応する交流電圧(u相、v相、w相の交流電圧)を同期モータ15に出力する。その結果、所定の振幅・位相・周波数の三相交流電圧が同期モータ15に出力される。
また、インバータ回路14の母線Pには、電流センサ(電流検出手段)17が直列に接続されている。電流センサ17は、例えば、ホール素子(図示せず)を用いてインバータ回路14の直流側の母線Pを通流する電流値Istを検出し、制御装置100に出力する。
そして、制御装置100は、電圧センサ16から入力される電圧値Vstが所定値以上である場合に、母線電流の検出値Istに基づいたベクトル制御処理を開始して同期モータ15への電圧指令値を算出し、さらにPWM制御に基づいてそれぞれのスイッチング素子S1〜S6のON/OFFを制御する。
図3は、同期モータの各電機子巻線の電流及び電圧と、モータ回転子軸と、制御系軸とを示す説明図である。なお、以下の記載において電機子巻線を単に「巻線」と記載することがあるものとする。
図3に示すiはu相巻線15uに流入する電流値を示し、vはu相巻線の電圧を示している。同様に、i,vはv相巻線15vの電流・電圧をそれぞれ示し、i,vはw相巻線15wの電流・電圧をそれぞれ示している。ちなみに、u相巻線15u、v相巻線15v、及びw相巻線15wは、隣り合う巻線とのなす角が略120°となるように設置されている。
また、図3に示すように、永久磁石15MのN極の向きにd軸を定め、d軸から90°進んだ向きにq軸をとり、モータ回転子軸とする。前記したように、位置センサレス制御を行う場合には、実際にd軸及びq軸がどの位置にあるか(つまり、永久磁石15MのN極がどの向きにあるか)を検出しない構成となっている。したがって、推定されたd軸としてのdc軸、及び、推定されたq軸としてのqc軸を制御系軸(回転座標系軸)とし、このdc軸及びqc軸上で電流制御や速度制御を行う。
このように、位置センサレス制御においては、制御系軸であるdc軸及びqc軸を制御装置100内で推定するものであるから、実際のd軸及びq軸との間には軸誤差Δθが生じる。したがって、位置センサレス駆動方式では、前記した電流センサ17(図2参照)から入力される母線電流の検出値Istなどに基づいて、軸誤差Δθをゼロに収束させるように制御する。
<制御装置の構成>
図4は、制御装置におけるベクトル制御処理に関する機能ブロック図である。なお、以下のベクトル制御処理は、制御装置100が備えるCPU(Central Processing Unit:図示せず)が記憶手段(図示せず)に記憶されているプログラムを読み出して展開することにより実行される。
制御装置100は、dq座標系ベクトル制御により、同期モータ15(図2参照)に印加する電圧指令信号V,V,Vを演算し、これらに基づいてPWM制御信号を生成し、インバータ回路14のそれぞれのスイッチング素子S1〜S6に出力する。
なお、制御装置100は図4に示す構成に加えて、入出力手段6(図1参照)から入力される信号や、軸ロック検出部116から入力される異常検出信号に応じて、後記する回転速度指令値ωなどを制御する「上位の制御部」(図示せず)を備えている。
図4に示すように、制御装置100は、電流再現部101と、3相/2軸変換部102と、軸誤差演算部103と、PLL回路104と、位相演算部105と、減算器106と、速度制御部107と、d軸電流指令値生成部108と、電流指令値演算部109と、電圧指令値演算部110と、2軸/3相変換部111と、ドライバ回路112と、切替器113〜115と、軸ロック検出部116と、を備えている。
電流再現部101は、前記した母線P(図1参照)の電流検出値Istを入力として、その瞬時値とインバータ回路14(図2参照)のスイッチング素子S1〜S6のON/OFF信号から同期モータ15に流れるu相電流I、v相電流I、及びw相電流Iを再現し、3相/2軸変換部102に出力する。
3相/2軸変換部102は、3相座標系の再現された前記電流I,I,Iと、位相演算部105において算出された位相推定値θdcとに基づいて、制御系のdc軸電流Idc及びqc軸電流Iqcを、以下に示す(式1)、(式2)を用いて算出する。すなわち、dc軸電流検出値Idc及びqc軸電流検出値Iqcは、電流センサ(電流検出手段)17から入力される母線電流値の「相関値」となっている。なお、位相推定値θdcについては後記する。また、(式1)、(式2)に示すIα,Iβは、静止二相交流座標系(α−β座標系)における各相の電流値である。
Figure 0005778045
Figure 0005778045
軸誤差演算部103は、dc軸電圧指令値Vdc と、qc軸電圧指令値Vqc と、dc軸電流検出値Idcと、qc軸電流検出値Iqcと、回転速度指令値ω1と、q軸インダクタンス設定値L とに基づいて、以下の(式3)により軸誤差Δθを算出する。なお、dc軸電圧指令値Vdc 、qc軸電圧指令値Vqc 、及び回転速度指令値ω1については後記する。
Figure 0005778045
PLL(Phase Locked Loop)回路104は、軸誤差演算部103から入力される軸誤差Δθが、軸誤差指令値Δθ に一致するように、PI(Proportional Integral)制御器(図示せず)を用いて処理し、同期モータ15の回転速度推定値ωを出力する。なお、軸誤差指令値Δθ は制御装置100の記憶手段(図示せず)に予め記憶されている値(通常は、0近傍)であり、例えば、Δθ =0である。
位相演算部105は、切替器115で選択された回転速度指令値ω1を積分することによって得られる位相推定値θdcを算出し、3相/2軸変換部102と、2軸/3相変換部111と、にそれぞれ出力する。
減算器106は、上位の制御部(図示せず)から入力される回転速度指令値ωと、PLL回路104から入力される回転速度推定値ωとの差を求めて、速度制御部107に出力する。ちなみに、回転速度指令値ωは、受信部(図示せず)を介してリモコンRe(図1参照)から受信する設定温度などに応じて、制御装置100が備える上位の制御部(図示せず)によって決定される。
速度制御部107は、回転速度推定値ωが回転速度指令値ωに一致するように(つまり、減算器106から入力される差分がゼロとなるように)、PI制御器(図示せず)を用いて処理し、同期モータ15のq軸電流指令値I 2を出力する。
d軸電流指令値生成部108は、後記する位置センサレスモードにおいてd軸電流指令値I 2を生成し、切替器113を介して電圧指令値演算部110に出力する。
電流指令値演算部109は、後記する位置決めモード及び同期モードにおいてd軸電流指令値I 1を算出し、切替器113を介して電圧指令値演算部110に出力する。また、電流指令値演算部109は、後記する位置決めモード及び同期モードにおいてq軸電流指令値I 1を算出し、切替器114を介して電圧指令値演算部110に出力する。
電圧指令値演算部110は、dc軸電流検出値Idcと、qc軸電流検出値Iqcと、dc軸電流指令値Idc と、qc軸電流指令値Iqc と、回転速度指令値ω1とに基づいて、dc軸電圧指令値Vdc 及びqc軸電圧指令値Vqc を算出する。
図5は、制御装置の電圧指令値演算部の機能ブロック図である。図5に示すように、電圧指令値演算部110は、減算器110a,110cと、d軸電流制御部110bと、q軸電流制御部110dと、ベクトル演算器110eと、を備えている。
減算器110aは、切替器113(図4参照)を介して入力されるdc軸電流指令値Idc と、3相/2軸変換部102(図4参照)から入力されるdc軸電流検出値Idcとの差を算出して、d軸電流制御部110bに出力する。
d軸電流制御部110bは、減算器110aから入力されるdc軸電流指令値Idc とdc軸電流検出値Idcとの差を用いて、ベクトル演算に用いる第2のdc軸電流指令値Idc **を算出し、ベクトル演算部110eに出力する。
減算器110cは、切替器114(図4参照)を介して入力されるqc軸電流指令値Iqc と、3相/2軸変換部102(図4参照)から入力されるqc軸電流検出値Idcとの差を算出して、q軸電流制御部110dに出力する。
q軸電流制御部110dは、減算器110cから入力されるqc軸電流指令値Iqc とqc軸電流検出値Iqcとの差を用いて、ベクトル演算に用いる第2のqc軸電流指令値Iqc **を算出し、ベクトル演算部110eに出力する。
ベクトル演算部110eは、第2のdc軸電流指令値Idc **と、第2のqc軸電流指令値Iqc **と、切替器115(図4参照)を介して入力される回転速度指令値ω1と、後記するモータ定数と、に基づいて、(式4)、(式5)によりdc軸電圧指令値Vdc 及びqc軸電圧指令値Vqc を算出する。そして、ベクトル演算部110eは、算出したdc軸電圧指令値Vdc 及びqc軸電圧指令値Vqc を、軸誤差演算部103、2軸/3相変換部111、及び軸ロック検出部116に出力する。
なお、(式4)、(式5)において、rは制御系のモータ巻線抵抗設定値であり、L は同期モータ15のd軸インダクタンス設定値であり、L は同期モータ15のq軸インダクタンス設定値であり、Keは制御系のモータ誘起電圧定数設定値である。
なお、前記したそれぞれの設定値は、制御装置100の記憶手段(図示せず)に予め記憶されている。
Figure 0005778045
再び図4に戻って説明を続ける。2軸/3相変換部111は、電圧指令値演算部110から入力されるdc軸電圧指令値Vdc 及びqc軸電圧指令値Vqc と、位相演算部105から入力される位相推定値θdcと、に基づいて、以下の(式6)、(式7)より同期モータ15の三相電圧指令値V 、V 、V を出力する。
なお、(式6)、(式7)に示すVα,Vβは、静止二相交流座標系(α−β座標系)における各相の電圧値である。
Figure 0005778045
Figure 0005778045
ドライバ回路112は、2軸/3相変換部111から入力される三相電圧指令値V 、V 、V に基づいて、PWM制御による指令信号を生成し、図2に示すそれぞれのスイッチング素子S1〜S6に前記指令信号(PWM信号)を出力する。
これによって、同期モータ15の駆動を制御することができる。
なお、前記したように、同期モータ15は回転子(永久磁石)が停止状態となっている起動時においては、前記回転子の位置を推定することができない。したがって、制御装置100は、同期モータを三相巻線に対応する所定位置まで移動(回転)させて位置決めを行う「位置決めモード」と、前記位置から同期速度まで徐々に速度を上げていく「同期モード」と、同期速度に達した後に位置センサレス制御を行う「位置センサレスモード」と、を段階的に実行していく。
図4に示すように、位置決めモード及び同期モードにおいて制御装置100の切替器113〜115はそれぞれA接点がオンしている。したがって、電流指令値演算部109において算出されたd軸電流指令値I 1が、切替器113を介して電圧指令値演算部110に入力される。
同様に、電流指令値演算部109において算出されたq軸電流指令値I 1が、切替器114を介して電圧指令値演算部110に入力される。
また、回転速度指令値ωが、切替器115を介して位相演算部105に入力される。
そして、位置決めモードにおいて電流指令値演算部110は、d軸電流指令値I 1の値を同期速度に対応する所定値に近づくように徐々に増加させていく。さらに、同期モードにおいて電流指令値演算部109は、d軸電流指令値I 1の値を前記所定値に維持する。一方、位置決めモード及び同期モードにおいて電流指令値演算部109は、q軸電流指令値I 1の値をゼロとする。
また、位置センサレスモードにおいて制御装置100の切替器113〜115はそれぞれB接点がオンするように切り替わる。ここで。d軸電流指令値生成部108はd軸電流指令値I 2生成し、切替器113を介して電圧指令値演算部110に出力する。また、速度制御部107はq軸電流指令値I 2を生成し、切替器114を介して電圧指令値演算部110に出力する。
さらに、切替器115を介してPLL回路104から位相演算部105に回転速度推定値ωが出力される。
軸ロック検出部116は、電流センサ17(図2参照)から入力される母線電流値Istの相関値である電流検出値Idc,Iqcと、同期モータ15に印加する電圧V ,V ,V に対応する電圧指令値V dc,V qcと、に基づいて入力有効電力Piを算出する。
そして、軸ロック検出部116は、算出した入力有効電力Piが所定の閾値である軸ロック有効電力判定値P1より小さい場合に同期モータ15において軸ロックが発生していると判断し、上位の制御部(図示せず)に異常検出信号Saを出力する。
軸ロック検出部116から異常検出信号Saが入力された場合、上位の制御部は、回転速度指令値ωの値をゼロとすることによって、同期モータ15の駆動を停止させる。
ちなみに、軸ロックとして、例えば、圧縮機1(図1参照)がスクロール式の圧縮機である場合に、旋回スクロール羽根(図示せず)と固定スクロール羽根(図示せず)とが噛み合ってしまい、起動時において回転子が回らなくなる場合がある。
図6は、制御装置の軸ロック検出部の機能ブロック図である。図6に示すように、軸ロック検出部116は、入力有効電力演算部116aと、軸ロック判定部116bと、を備えている。
軸ロック検出部116は、図4に示すdc軸電圧指令値Vdc 及びqc軸電圧指令値Vqc と、3相/2軸変換部102から入力されるdc軸電流検出値Idcと、qc軸電流検出値Iqcとを用いて、以下に示す(式8)から同期モータ15の入力有効電力Piを算出する。
Figure 0005778045
また、閾値である軸ロック有効電力判定値P1は、脱調時にqc軸電流検出値Iqcが略ゼロになるものとすると、dc軸電流検出値Idcの定常値Idcdを用いて、以下に示す(式9)から近似的に求められる。
なお、(式9)においてVdcは脱調時に同期モータ15にかかるd軸電圧であり、rは制御系のモータ巻線抵抗設定値であり、ω1は回転速度指令値であり、Keはモータ誘起電圧設定値であり、Lはd軸インダクタンス設定値であり、Lはq軸インダクタンス設定値である。
また、dc軸電流検出値Idcの定常値Idcdは、脱調時に同期モータ15に流れる電流の推定値であり、同期モータ15に発生する起電力(ω Ke)を、電機子巻線のインダクタンス(ω L)で除した値で近似している。
Figure 0005778045
軸ロックが生じた状態で起動した場合、入力有効電力Piは時間経過とともに増大することがなく、P1よりも小さい値となる。したがって、軸ロック検出部116は、前記(式8)で示す入力有効電力Piと軸ロック有効電力判定値P1とを比較し、入力有効電力Piが軸ロック有効電力判定値P1より小さい場合に軸ロックが発生していると判断する。
図7は、軸ロック検出部の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS101において軸ロック検出部116は、起動時刻から所定時間t0が経過したか否かを判断する。なお、同期モータ15の起動は、例えば、入出力手段6(図1参照)から入力されるON信号に基づいて判断する。また、所定時間t0は予め定められた値(例えば、10sec)であり、記憶手段(図示せず)に記憶されている。
起動時刻から所定時間t0が経過した場合(S101→Yes)、軸ロック検出部116の処理はステップS102に進む。起動時刻から所定時間t0が経過していない場合(S101→No)、軸ロック検出部116はステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102において軸ロック検出部116は、前記(式8)を用いて入力有効電力Piを算出する。ステップS103において軸ロック検出部116は、ステップS102で算出した入力有効電力Piの値が、前記(式9)に示す所定の軸ロック有効電力判定値P1より小さいか否かを判断する。入力有効電力Piの値が軸ロック有効電力判定値P1以上である場合(S103→No)、軸ロック検出部116の処理はステップS104に進む。一方、入力有効電力Piの値が軸ロック有効電力判定値P1より小さい場合(S103→Yes)、軸ロック検出部116の処理はステップS105に進む。
ステップS104において制御装置100は、通常の運転を行うように制御処理を実行する。なお、「通常の運転」とは、制御装置100が、前記した「位置決めモード」、「同期モード」、及び「位置センサレスモード」を段階的に実行していくことを示している。
ステップS105において軸ロック検出部116は、回数αの値をインクリメントする。ちなみに、回数αはステップS103に示す不等式が成立した連続回数を示しており、記憶手段(図示せず)に記憶されている。また、受信部(図示せず)を介してリモコンRe(図1参照)から停止指令信号が入力された場合に、軸ロック検出部116は回数αの値をゼロにリセットするようになっている。
ステップS106において軸ロック検出部116は、ステップS105でインクリメントされた回数αの値が、所定回数α1に等しいか否かを判断する。ちなみに、所定回数α1は予め設定された値(例えば、α1=6回)であり、記憶手段(図示せず)に記憶されている。
回数αの値が所定回数α1に等しい場合(S106→Yes)、軸ロック検出部116の処理はステップS107に進む。一方、回数αの値が所定回数α1に等しくない場合(S106→No)、軸ロック検出部116の処理はステップS101に戻る。
ちなみに、ステップS101において軸ロック検出部116は、ステップS106の処理が終了した時刻から時間t0が経過したか否かを判断するものとする。
ステップS107において軸ロック検出部116は、同期モータ15が軸ロック状態となっていると判断し、異常検出信号Saを上位の制御部(図示せず)に出力する。
そして、軸ロック検出部116から異常検出信号が入力された場合、上位の制御部は、回転速度指令値ωの値をゼロとして、同期モータ15の駆動を強制的に停止させる。
<効果>
本実施形態に係る同期モータの駆動装置によれば、位置センサレス駆動方式の同期モータ15において起動時に軸ロックが生じたとしても、当該軸ロックの有無を検出することができ、早期に同期モータ15の駆動を停止させることができる。これによって、例えば、同期モータ15に過負荷がかかった状態が継続することを防止し、同期モータ15の破損などを防止することができる。
また、例えば、前記した特許文献1に記載の発明では、同期モータ15の入力電力と出力電力とをそれぞれ算出し、両者の相対的な関係(比)に基づいて同期モータ15の異常を検出している。
これに対して本実施形態では、入力有効電力Piと、軸ロック有効電力判定値P1との大小を比較することによって同期モータ15の軸ロックを検出する。ここで、軸ロック有効電力判定値P1は、異常状態を想定した実験やシミュレーションなどによって取得された実測値に基づいて適宜設定することができる。したがって、同期モータ15における起動時の軸ロックをより的確に検出することができる。
また、本実施形態では、軸ロック検出部において出力電力を算出する必要がない分、CPU(図示せず)の処理負荷を軽くすることができる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る同期モータの駆動装置について、前記実施形態により説明したが、本発明の実施態様はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更などを行うことができる。
図8は、同期モータの駆動装置が設置された空気調和機のシステム構成図である。
図8に示すように空気調和機S1は、室内機Siと、室外機Soとを備え、室内機Siが設置された室内を暖房する「暖房運転」や、室内を冷房する「冷房運転」などを行う機能を有している。
なお、図8に示す構成のうち、圧縮機1と、室外熱交換器2と、室外ファン2aと、膨張弁3と、室内熱交換器4と、室内ファン4aと、アキュムレータ5と、室内制御装置100aと、室外制御装置100bについては、前記実施形態で説明したものと同様であるから(図1参照)、説明を省略する。
また、室内制御装置100aは、受信部(図示せず)を介してリモコンReからの赤外線信号を受信すると、室外制御装置100bとの間で相互に通信を行いつつ、前記赤外線信号に対応する運転モード(暖房運転、冷房運転など)の空調運転を行うようになっている。
例えば、ユーザの操作によりリモコンReから冷房運転の指令信号を受信すると、室内制御装置100aは、室内ファン4aに設置されている同期モータを所定の回転速度で回転させ、室外制御装置100bは、圧縮機1及び室外ファン2aにそれぞれ内蔵されている同期モータを所定の回転速度で回転させる(図8の破線を参照)。
また、冷房運転を行う際に室外制御装置100bは、室外熱交換器2を凝縮器として機能させ、室内熱交換器4を蒸発器として機能させるように四方弁7を切り替えて、図の実線矢印で示す向きに冷媒を通流させ、室内制御装置100aは膨張弁3の開度(絞り)を制御する。
ちなみに、暖房運転の場合、室外制御装置100bは、図の実線矢印で示す向きとは逆向きに冷媒を通流させるように四方弁7を切り替える。なお、暖房運転及び冷房運転における各機器の機能については周知であるから、詳細な説明を省略する。
また、室内制御装置100a及び室外制御装置100bの処理については、前記実施形態と同様であるから説明を省略する。
なお、室内制御装置100aは軸ロックを検出した場合に、異常検出信号を表示ランプ7に出力して、表示ランプ(図示せず)を点灯させてもよい。これによって、ユーザは、空気調和機Sにおいて軸ロックが発生していることを知ることができる。
また、前記実施形態では、同期モータ15として永久磁石同期モータを用いたが、これに限らない。すなわち、同期モータ15として、例えば、突極鉄心を有するリラクタンス(磁気抵抗)モータでもよい。
また、前記実施形態では電流センサ17を用いて母線電流値Istを検出することとしたが、これに限らない。例えば、シャント抵抗を含む複数の抵抗素子を用いて母線電流値Istを検出することとしてもよい。
また、前記実施形態では、インバータ回路の母線電流値Istを電流センサ17によって検出し、電流再現部101によって3相電流I,I,Iを再現することとしたが、これに限らない。例えば、同期モータの電機子巻線15u(図3参照)に流入する電流Iと、電機子巻線15v(図3参照)に流入する電流Iとをそれぞれ直接に検出し、さらに電流I,Iの値に基づいて電流Iの値を算出してもよい。
また、前記実施形態では、空気調和機Sの圧縮機1、室外ファン2a、及び室内ファン4aに同期モータ15を設置する場合について説明したが、これに限らない。例えば、同期モータ15を圧縮機1のみに設置してもよい。
また、前記実施形態では、三相交流電源11(図2参照)から電力を供給することとして説明したが、例えば、単相交流電源又は二相交流電源から供給される電力を整流回路12(図2参照)で整流し、平滑回路13(図2参照)で平滑化して直流電力としてもよい。また、直流電源から直流電力が供給することとしてもよい。この場合には、図2に示す整流回路12及び平滑回路13を省略する。
また、前記実施形態では、入力有効電力Piが軸ロック有効電力判定値P1より小さい状態がα1回だけ連続する場合に、軸ロック検出部116は同期モータ15において軸ロックが生じていると判断することとしたが、これに限らない。
例えば、起動から所定時間経過後における入力有効電力Piが軸ロック有効電力判定値P1より小さければ、軸ロック検出部116が同期モータ15において軸ロックが生じていると判断することとしてもよい。つまり、Pi<P1の状態を検出すると、即座に軸ロックが生じていると判断することとしてもよい。
また、制御装置100は、軸ロックを検出する場合の他、脱調などの異常状態を検出した場合にも、同期モータ15の駆動を停止させることとしてもよい。
また、前記実施形態では、インバータ回路14のスイッチング素子S1〜S6としてIGBTを用いた場合について説明したが、これに限らない。例えば、インバータ回路14のスイッチング素子S1〜S6として、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor - Field Effect Transistor)やバイポーラトランジスタなどを用いてもよい。
また、前記実施形態では、同期モータ15を冷凍装置S又は空気調和機S1に設置する場合について説明したが、これに限らない。例えば、同期モータ15を冷蔵庫などに設置することとしてもよい。
同期モータ15を冷蔵庫に設置する場合、前記した冷凍装置S(図1参照)の場合と同様に、周知のヒートポンプサイクルによって冷蔵庫内を冷やすこととなる。そして、冷蔵庫内の空気が熱交換器4(図1参照)を通流する低温低圧の冷媒と熱交換して放熱することで、前記空気を冷やすことができる。
なお、冷蔵庫のヒートポンプサイクル及び各機器の説明は、前記実施形態の場合と重複するため、省略する。
また、同期モータを洗濯機、乾燥機、又は掃除機に設置することとしてもよい。
S 冷凍装置
S1 空気調和機
1 圧縮機
2a 室外ファン
4a 室内ファン
14 インバータ回路
15 同期モータ
16 電圧センサ
17 電流センサ(電流検出手段)
100 制御装置
100a 室内制御装置(制御手段)
100b 室外制御装置(制御手段)
S1,S2,S3,S4,S5,S6 スイッチング素子
P 母線

Claims (7)

  1. インバータ回路のスイッチング素子に制御信号を出力することによって、同期モータを位置センサレスで駆動させる制御手段と、
    前記インバータ回路の出力電流、又は、直流側の母線電流を検出し、前記制御手段に出力する電流検出手段と、を備える同期モータの駆動装置において、
    前記制御手段は、
    前記同期モータの起動時に、前記電流検出手段から入力される電流値の相関値と、前記同期モータに印加する電圧に対応する電圧指令値と、に基づいて入力有効電力を算出し、当該入力有効電力が所定の閾値より小さい場合に前記同期モータで軸ロックが発生していると判断し、前記同期モータの駆動を停止させること
    を特徴とする同期モータの駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記入力有効電力と前記閾値との比較を、予め設定された所定時間ごとに行い、前記入力有効電力が前記閾値より小さい状態が所定回数連続する場合に前記同期モータの駆動を停止させること
    を特徴とする請求項1に記載の同期モータの駆動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の同期モータの駆動装置が設置されること
    を特徴とする冷凍装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の同期モータの駆動装置が設置されること
    を特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の同期モータの駆動装置が設置されること
    を特徴とする冷蔵庫。
  6. インバータ回路のスイッチング素子に制御信号を出力することによって、同期モータを位置センサレスで駆動させる制御手段と、
    前記インバータ回路の出力電流、又は、直流側の母線電流を検出し、前記制御手段に出力する電流検出手段と、を備える同期モータの駆動装置で用いられる駆動方法において、
    前記制御手段は、
    前記同期モータの起動時に、前記電流検出手段から入力される電流値の相関値と、前記同期モータに印加する電圧に対応する電圧指令値と、に基づいて入力有効電力を算出し、当該入力有効電力が所定の閾値より小さい場合に前記同期モータで軸ロックが発生していると判断し、前記同期モータの駆動を停止させること
    を特徴とする同期モータの駆動方法。
  7. 前記制御手段は、前記入力有効電力と前記閾値との比較を、予め設定された所定時間ごとに行い、前記入力有効電力が前記閾値より小さい状態が所定回数連続する場合に前記同期モータの駆動を停止させること
    を特徴とする請求項6に記載の同期モータの駆動方法。
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