JP5777665B2 - 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5777665B2 JP5777665B2 JP2013152790A JP2013152790A JP5777665B2 JP 5777665 B2 JP5777665 B2 JP 5777665B2 JP 2013152790 A JP2013152790 A JP 2013152790A JP 2013152790 A JP2013152790 A JP 2013152790A JP 5777665 B2 JP5777665 B2 JP 5777665B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- particles
- charging member
- conductive
- resin particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0208—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
- G03G15/0216—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers
- G03G15/0233—Structure, details of the charging member, e.g. chemical composition, surface properties
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/25—Web or sheet containing structurally defined element or component and including a second component containing structurally defined particles
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
(i)内部に空孔を有しており、そして、樹脂粒子の全体の空孔率Vtは2.5体積%以下であること;および、
(ii)「凸部頂点側領域」(即ち、図3の符号106で示す領域)における空孔率V11が、5体積%以上、20体積%以下であること。
本発明の帯電部材に用いられる導電性基体は、導電性を有し、その上に設けられる導電性の表面層等を支持する機能を有するものである。材質としては、例えば、鉄、銅、ステンレス鋼、アルミニウム、ニッケルの如き金属やその合金を挙げることができる。また、これらの表面に耐傷性付与を目的として、導電性を損なわない範囲で、メッキ処理を施してもよい。さらに、導電性基体として、樹脂製の基材の表面を金属で被覆して表面導電性としたものや導電性樹脂組成物から製造されたものも使用可能である。
〔バインダー樹脂〕
本発明の導電性の表面層に用いるバインダー樹脂は、公知のゴムまたは樹脂を使用することができる。ゴムとしては、例えば、天然ゴムやこれを加硫処理したもの、合成ゴムを挙げることができる。
本発明の帯電部材の表面層の凸部を形成している樹脂粒子は、前述の空孔率を有する多孔質の樹脂粒子である。樹脂粒子の材質としては、例えば以下の高分子化合物が挙げられる。アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、アクリロニトリル樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン樹脂、エポキシ樹脂、これらの共重合体や変性物、誘導体等の樹脂、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン−ブタジエン共重合ゴム(SBR)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム、クロロプレンゴム(CR)、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチレン酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマーの如き熱可塑性エラストマー。これらの高分子化合物からなる樹脂粒子は、バインダー樹脂への分散が容易である。中でも、アクリル樹脂、スチレン樹脂、及びアクリルスチレン樹脂から選択される1種以上の樹脂を使用することがより好ましい。その理由は、多孔質の樹脂粒子を作製しやすいこと、及び、帯電部材の表面に凸部を形成した際に、電子写真感光体との間に、ニップ内放電を発生させるための微小な空隙を、多様な環境下で安定して維持し得るためである。
多孔質粒子の材質としては、アクリル樹脂、スチレン樹脂、アクリロニトリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル樹脂等を例示することができる。これらの樹脂は、単独で、または、2種以上を用いることができる。また、これらの樹脂の原料となる単量体を共重合させ、共重合体としても用いても良い。更に、これらの樹脂を主成分として、必要に応じてその他公知の樹脂を含有しても良い。
本発明の導電性の表面層は、導電性を発現するため、公知の導電性粒子を含有する。導電性粒子としては以下のものが挙げられる。アルミニウム、パラジウム、鉄、銅、銀の如き金属系の微粒子や繊維;酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛の如き金属酸化物;前記の金属系微粒子、繊維及び金属酸化物の表面を、電解処理、スプレー塗工、混合振とうにより表面処理した複合粒子;カーボンブラック、及び、カーボン系微粒子。
表面層の形成方法としては、静電スプレー塗布、ディッピング塗布、またはロール塗布のような塗布法により導電性基体上に導電性樹脂組成物の層を形成し、乾燥、加熱、架橋等によってこの層を硬化させる方法が挙げられる。また、導電性樹脂組成物を所定の膜厚に成膜し硬化させたシート形状又はチューブ形状の層を導電性基体に対して接着又は被覆する方法が挙げられる。更に、導電性基体を配置した型の中に導電性樹脂組成物を入れて硬化させて表面層を形成することができる。これらの中でも、帯電部材の表面層の凸部における空孔率を制御し、均一な表面層を形成するため、静電スプレー塗布、ディッピング塗布、ロール塗布により表面層を形成する方法が好ましい。
(1)導電性基体の表面、または、該導電性基体上に形成した他の層の表面に、バインダー樹脂、溶剤、導電性粒子、及び、多孔質粒子を含む表面層用の塗布液の塗膜を形成する工程、
(2)該塗膜中の溶剤を揮発させて表面層を形成する工程。工程(2)は、塗膜中の溶剤を揮発させる過程で、以下の工程(3)と工程(4)とを有することが好ましい。
(3)多孔質粒子の空孔中に浸透した溶剤をバインダー樹脂に置換させる工程、
(4)塗膜を溶剤の沸点以上の温度で乾燥する工程。
本発明の導電性の表面層は、前記の導電性微粒子に加え、絶縁性粒子を含有してもよい。絶縁性粒子を構成する材料としては、例えば以下のものが挙げられる。酸化亜鉛、酸化錫、酸化インジウム、酸化チタン(二酸化チタン、一酸化チタン等)、酸化鉄、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸バリウム、ジルコン酸カルシウム、硫酸バリウム、二硫化モリブデン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、タルク、カオリンクレー、マイカ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ゼオライト、ウオラストナイト、けいそう土、ガラスビーズ、ベントナイト、モンモリナイト、中空ガラス球、有機金属化合物及び有機金属塩。また、フェライト、マグネタイト、ヘマタイトの如き酸化鉄類や活性炭も使用することができる。
本発明の導電性の表面層の体積抵抗率は、温度23℃、相対湿度50%の環境において、1×102Ω・cm以上、1×1016Ω・cm以下であることが、好ましい。本範囲内とすることで、電子写真感光体を、放電により適切に帯電することが、より容易になる。
本発明の帯電部材には、導電性基体と導電性の表面層との間に、導電性の弾性層を形成してもよい。導電性の弾性層に使用するバインダー材料としては、公知のゴムまたは樹脂を使用することができる。帯電部材と感光体との間で十分なニップを確保するという観点から、比較的低い弾性を有することが好ましく、ゴムを使用することがより好ましい。ゴムとしては、例えば、天然ゴムやこれを加硫処理したもの、合成ゴムを挙げることができる。
本発明に係る帯電部材は、導電性基体と導電性の表面層を有するものであればよく、その形状も、ローラ状、平板状等いずれであってもよい。以下において、帯電部材の一例としての、帯電ローラによって帯電部材を詳細に説明する。
本発明に係るプロセスカートリッジは、本発明に係る帯電部材が被帯電体と少なくとも一体化され、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジである。本発明の帯電部材を備えるプロセスカートリッジの一例の概略構成を図10に示す。このプロセスカートリッジは、電子写真感光体4、帯電装置、現像ローラ6を有する現像装置、ブレード型のクリーニング部材10、回収容器14を有するクリーニング装置等を一体化し、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されている。
本発明に係る電子写真装置は、前記帯電部材と、被帯電体とを有することを特徴とする電子写真装置である。本発明の帯電部材を備える電子写真装置の一例の概略構成を図9に示す。この電子写真装置は、電子写真感光体、電子写真感光体の帯電装置、露光を行う潜像形成装置、潜像を現像する現像装置、転写装置、電子写真感光体上の転写トナーを回収するクリーニング装置及びトナー像を定着する定着装置等から構成されている。
〔1−1〕原料としての樹脂粒子の断面の観察
(1)「多孔質粒子」である樹脂粒子A1〜A24、及び、A27の観察
まず、多孔質粒子を光硬化型樹脂、例えば、可視光硬化性包埋樹脂(商品名:D−800、日新EM(株)社製、あるいは、商品名:Epok812セット、応研商事(株)社製)により包埋する。次に、ダイヤモンドナイフ(商品名:DiATOME CRYO DRY、DIATOME社製)を装着したウルトラミクロトーム(商品名:LEICA EM UCT、ライカ社製)、及び、クライオシステム(商品名:LEICA EM FCS、ライカ社製)を使用して、面出しをする。その後、多孔質粒子の中央(図5に示す重心107近辺が含まれるように)を切り出し、100nmの厚みの切片を作成する。この後、四酸化オスミウム、四酸化ルテニウム、あるいは、りんタングステン酸のいずれかの染色剤を使用して染色処理を行い、透過型電子顕微鏡(商品名:H−7100FA、日立製作所社製)にて、多孔質粒子の断面画像を撮影する。これを任意の粒子100個につき行う。なお、包埋する樹脂、及び、染色剤は、多孔質粒子の材質により、適宜適切なものを選択して行う。その際、多孔質粒子の空孔が鮮明に確認できる組み合わせを選択する。
染色処理を行わない以外、前記と同様にして断面画像を撮影する。これを任意の粒子100個につき行う。
上記〔1−1〕で得られた粒子の断面画像に対し、空孔部分を含む領域を含めた総面積を算出し、この面積と等しい面積を持つ円の直径を求め、この直径をこの粒子の粒径とする。100個の樹脂粒子について粒径を算出し、その平均値を樹脂粒子の体積平均粒径とする。
樹脂粒子の空孔率の算出方法について、図4を用いて詳述する。上記〔1−1〕で得られた粒子の断面画像に対し、上記〔1−2〕に記載の方法で得られた円201から、樹脂粒子の中心108を算出し、さらに、上記円を断面画像に重ねあわせる。上記円の外周を均等に100分割した円周上の点(例えば113)を算出し、円周上の点と樹脂粒子中心を結ぶ直線を引く。該中心108から凸部頂点側(例えば108から113の方向)に向かい、粒子半径rの(√3)/2倍移動した位置(例えば109)を算出する。この計算を上記100分割した円周上の点(113−1、113−2、113−3、・・・・)全てについて行い、上記109に対応する100箇所の点(109−1、109−2、109−3、・・・・)を求める。これらの100箇所の点を直線で結んだ閉曲線を描き、その内側の領域112を、樹脂粒子の内層部領域とし、その外側の領域111を樹脂粒子の外層部領域とする。
上記樹脂粒子の内層部領域及び外層部領域のそれぞれに、黒く観察される空孔部分において、任意の10箇所に関し、各体積を算出し、この体積と等しい体積をもつ球の直径を求める。この作業を任意の樹脂粒子10個について行い、得られた計100個の球の直径の平均値を算出し、その平均値を樹脂粒子の空孔径とする。
帯電部材の表面の任意の凸部において、帯電部材の表面に並行になるような、縦200μm、横200μmの領域に亘って、帯電部材の凸部頂点側から20nmずつ集束イオンビーム(商品名:FB−2000C、日立製作所社製)にて切り出す。そして、切断面の画像を撮影する。そして同じ粒子を撮影した画像を20nm間隔で組み合わせ、「立体的な粒子形状」を算出する。この作業を、帯電部材の表面の任意の100箇所について行う。
上記〔1−5〕に記載の方法で得られた「立体的な粒子形状」において、空孔を含む領域を含めた総体積を算出する。これが、該樹脂粒子が中実粒子であると仮定したときの、該樹脂粒子の体積となる。そして、この体積と等しい体積を持つ球の直径を求める。得られた計100個の球の直径の平均値を算出し、これを樹脂粒子の「体積平均粒径」とする。
上記〔1−5〕に記載の方法で得られた「立体的な粒子形状」から、該樹脂粒子が中実粒子であると仮定したときの該中実粒子の「凸部頂点側領域」を算出する。図5は、帯電部材の表面の凸部を形成する樹脂粒子を模式的に示した図である。本図を使用して空孔率の算出方法を下記に説明する。まず、「立体的な粒子形状」より、樹脂粒子の重心107を算出する。そして、帯電部材の表面と平行し、且つ、樹脂粒子の重心を通る仮想の平面115を作製し、この平面を、樹脂粒子の重心から、上記球の半径rの(√3)/2倍の距離だけ凸部頂点側へ、即ち、重心107を117の位置まで、平行移動させる。平行移動により形成された平面116と樹脂粒子の表面とによって囲まれた、凸部頂点側の領域106を、該樹脂粒子が中実粒子であると仮定したときの該中実粒子の「凸部頂点側領域」とする。
該樹脂粒子が中実粒子であると仮定したときの該中実粒子の「凸部頂点側領域」において、上記で得られた「立体的な粒子形状」から、空孔部の10箇所に関し、空孔部の最大長さと最小長さを測定し、この2つの長さの平均値を算出する。そして、この作業を任意の樹脂粒子10個について行う。得られた計100個の測定値の平均値を算出し、これを、樹脂粒子の「凸部頂点側領域」における空孔径とする。同時に、内層部領域の空孔径についても、上記と同様の方法で該領域の平均径を算出し、これを内層部領域の空孔径とする。
〔製造例A1〕
脱イオン水400質量部に、第三リン酸カルシウム8.0質量部を添加し、水性媒体を調製した。次いで、重合性単量体としてのメチルメタクリレート38.0質量部と、架橋性単量体としてのエチレングリコールジメタクリレート26.0質量部、第1の多孔化剤としてのノルマルへキサン34.1質量部、第2の多孔化剤としての酢酸エチル8.5質量部、及び、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.3質量部を混合した、油性混合液を調製した。上記の油性混合液をホモミキサーにより、回転数2000rpmにて水性媒体に分散させた。その後、窒素置換した重合反応容器内へ仕込み、250rpmで撹拌しながら、60℃で6時間かけて懸濁重合を行い、多孔質の樹脂粒子とノルマルへキサン及び酢酸エチルを含む水性懸濁液を得た。この水性懸濁液に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.4質量部を加え、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムの濃度を水に対し、0.1質量%に調整した。
油性混合液として、重合性単量体、架橋性単量体、第1の多孔化剤、第2の多孔化剤を、表1に示すように変更し、且つ、ホモミキサーの回転数を表1に示すように変更した以外は、製造例A1と同様にして、樹脂粒子A2〜A24を得た。これらの粒子は「多孔質粒子」であった。
内部に空孔を有しない以下の粒子を準備した。樹脂粒子A25としては、架橋ポリメチルメタクリレート樹脂粒子(商品名:MBX−30、積水化成品工業社製)をそのまま使用した。樹脂粒子A34は、上記粒子を分級処理して得られた、体積平均粒径が10.0μmの粒子である。
脱イオン水300質量部に、第三リン酸カルシウム10.5量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.015質量部を加え、水性媒体を調製した。次いで、ラウリルメタクリレート65質量部と、エチレングリコールジメタクリレート30質量部、ポリ(エチレングリコール‐テトラメチレングリコール)モノメタクリレート0.04質量部、アゾビスイソブチロニトリル0.5質量部を混合した、油性混合液を調製した。上記の油性混合液をホモミキサーにより、回転数4800rpmにて水性媒体に分散させた。その後、窒素置換した重合反応容器内へ仕込み、250rpmで撹拌しながら、70℃で8時間かけて懸濁重合を行った。冷却後、得られた懸濁液に塩酸を加えリン酸カルシウムを分解し、更に、ろ過と水洗を繰り返した。80℃で5時間乾燥した後、音波式分級機により、解砕及び分級処理をおこない、平均粒径10.0μmの樹脂粒子A26を得た。前述した方法により、粒子の断面を観察したところ、この粒子は、粒子内部に300nm程度の空孔を複数有する粒子(以下、「多中空粒子」と称す。)であった。
樹脂粒子A27としては、架橋ポリメチルメタクリレート樹脂粒子(商品名:MBP−8、積水化成品工業社製)をそのまま使用した。体積平均粒径は8.1μmであった。前述した方法により、粒子の断面を観察したところ、この粒子は、粒子内部に300nm程度の空孔を複数有する「多中空粒子」であった。
ホモミキサーの回転数を、回転数3600rpmに変更した以外は、製造例A26と同様にして、樹脂粒子A28を得た。この粒子は、「多中空粒子」であった。
ポリ(エチレングリコール‐テトラメチレングリコール)モノメタクリレートを0.15質量部に変更し、ホモミキサーの回転数を、回転数4000pmに変更した以外は、製造例A26と同様にして、樹脂粒子A29を得た。この粒子は、「多中空粒子」であった。
ポリ(エチレングリコール‐テトラメチレングリコール)モノメタクリレートを0.3質量部に変更した以外は、製造例A28と同様にして、樹脂粒子A30を得た。この粒子は、「多中空粒子」であった。
脱イオン水300質量部に、第三リン酸カルシウム20量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.04質量部を加え、水性媒体を調製した。次いで、メチルアクリレート10質量部、スチレン81質量部、ジビニルベンゼン9質量部と、アゾビスイソブチロニトリル0.8質量部、及び、界面活性剤(商品名:ソルスパース26000、ルーブリゾール社製)1質量部を混合した、油性混合液を調製した。上記の油性混合液をホモミキサーにより、回転数4200rpmにて水性媒体に分散させた。この後は、製造例A26と同様にして、平均粒径13.2μmの樹脂粒子A31を得た。前述した方法により、粒子の断面を観察したところ、この粒子は、粒子内部に1つの中空部を有する粒子(以下、「単中空粒子」という。)であった。なお、中空部の空孔径は、3.8μmであった。
ポリ(エチレングリコール‐テトラメチレングリコール)モノメタクリレートを0.2質量部に変更し、ホモミキサーの回転数を3900pmに変更した以外は、製造例A26と同様にして、樹脂粒子A32を得た。この粒子は、「多中空粒子」であった。
樹脂粒子A33としては、熱膨張マイクロカプセル(商品名:EXPANSEL930−120、日本フィライト社製)をそのまま使用した。この粒子は、平均粒径20.2μmであり、内部に空孔を有していなかった。
(1)多孔質粒子の断面の観察
樹脂粒子A1〜A24については、可視光硬化型包埋樹脂D−800と四酸化ルテニウムを使用して観察することにより、空孔を鮮明に確認することができた。その際、樹脂部分は白く、空孔部分は、黒く観察された。また、樹脂粒子A26〜A32については、樹脂部分白く、空孔部分は若干灰色に観察された。
製造例A1〜A35において得られた各樹脂粒子について、前述した方法にて、体積平均粒径、内層部領域及び外層部領域の空孔率、内層部領域及び外層部領域の空孔径を測定した。また、内層部領域に対する外層部領域の空孔率の比、及び、空孔径の比を算出した。これらの結果を表2に示す。なお、各樹脂粒子の形状(多孔質粒子、中実粒子、多中空粒子、または、単中空粒子)についても、表2に記載する。
〔製造例B1〕
シリカ粒子(平均粒子径15nm、体積抵抗率1.8×1012Ω・cm)7.0kgに、メチルハイドロジェンポリシロキサン140gを、エッジランナーを稼動させながら添加し、588N/cm(60kg/cm)の線荷重で30分間混合攪拌を行った。この時の攪拌速度は22rpmであった。その中に、カーボンブラック「#52」(商品名、三菱化学(株)製)7.0kgを、エッジランナーを稼動させながら10分間かけて添加し、更に588N/cm(60kg/cm)の線荷重で60分間混合攪拌を行った。このようにしてメチルハイドロジェンポリシロキサンで被覆したシリカ粒子の表面にカーボンブラックを付着させた後、乾燥機を用いて80℃で60分間乾燥を行い、複合導電性微粒子を作製した。この時の攪拌速度は22rpmであった。なお、得られた複合導電性微粒子は、平均粒径が15nmであり、体積抵抗率は1.1×102Ω・cmであった。
〔製造例B2〕
針状ルチル型酸化チタン粒子(平均粒径15nm、縦:横=3:1、体積抵抗率2.3×1010Ω・cm)1000gに、表面処理剤としてイソブチルトリメトキシシラン110g及び溶媒としてトルエン3000gを配合してスラリーを調製した。このスラリーを、攪拌機で30分間混合した後、有効内容積の80%が平均粒子径0.8mmのガラスビーズで充填されたビスコミルに供給し、温度35±5℃で湿式解砕処理を行った。湿式解砕処理して得たスラリーを、ニーダーを用いて減圧蒸留(バス温度:110℃、製品温度:30〜60℃、減圧度:約100Torr)によりトルエンを除去し、120℃で2時間表面処理剤の焼付け処理を行った。焼付け処理した粒子を室温まで冷却した後、ピンミルを用いて粉砕して、表面処理酸化チタン粒子を作製した。なお、得られた表面処理酸化チタン粒子は、平均粒径が15nmであり、体積抵抗率は5.2×1015Ω・cmであった。
〔1.導電性基体の作製〕
直径6mm、長さ244mmのステンレス鋼製の基体に、カーボンブラックを10質量%含有させた熱硬化性接着剤を塗布し、乾燥したものを導電性基体として使用した。
エピクロルヒドリンゴム(EO−EP−AGE三元共化合物、EO/EP/AGE=73mol%/23mol%/4mol%)100質量部に対し下記表3に示す他の7種類の材料を加えて、50℃に調節した密閉型ミキサーで10分間混練して、原料コンパウンドを調製した。
クロスヘッドを具備する押出成形装置を用いて、前記導電性基体を中心軸として、その外周部を同軸円筒状に前記導電性ゴム組成物によって被覆し、ゴムローラを得た。被覆したゴム組成物の厚みは、1.75mmに調整した。
カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液「プラクセルDC2016」(商品名、(株)ダイセル製)にメチルイソブチルケトンを加え、固形分が12質量%となるように調整した。この溶液834質量部(アクリルポリオール固形分100質量部)に対して、下記表4の成分(1)の欄に示す他の4種類の材料を加え、混合溶液を調製した。
前記弾性ローラを、その長手方向を鉛直方向にして、前記塗布液中に浸漬して、ディッピング法で塗工した。浸漬時間は9秒間、引き上げ速度は、初期速度が20mm/s、最終速度は、2mm/s、その間は、時間に対して、直線的に速度を変化させた。得られた塗工物を、23℃で30分間風乾した後、熱風循環乾燥炉にて温度80℃で30分間、更に、温度160℃で1時間乾燥して、塗膜を硬化させて、導電性基体の外周部に、弾性層及び表面層がこの順に形成された帯電ローラ1を得た。表面層の膜厚は4.9μmであった。なお、表面層の膜厚は、樹脂粒子が存在しない箇所において、測定した。
前述した方法により、樹脂粒子の体積平均粒径、樹脂粒子全体の空孔率Vt、「凸部頂点側領域」の空孔率V11、及び「凸部頂点側領域」の空孔径を測定した。結果を表9に示す。
前述した方法により、帯電ローラ1の電気抵抗値を測定した。結果を表8に示す。
図10に示す構成を有する電子写真装置であるキヤノン(株)製モノクロレーザープリンタ(「LBP6300」(商品名))を使用し、更に、外部より、帯電部材に電圧を印加した。印加する電圧は、交流と直流の重畳電圧とし、交流電圧は、ピークピーク電圧(Vpp)1400V、周波数(f)1350Hzとし、直流電圧(Vdc)は−560Vとした。画像の解像度は、600dpiで出力した。なお、プロセスカートリッジとして、上記プリンタ用のプロセスカートリッジを用いた。
ランク1;縦スジ画像、横スジ画像は発生しない。
ランク2;軽微な縦スジ画像、横スジ画像が認められるのみである。
ランク3;一部に、縦スジ画像、横スジ画像が、帯電ローラのピッチで確認できるが、実用上問題無い。
ランク4;縦スジ画像、横スジ画像が目立ち、画質の低下が認められる。
ガラス板(縦300mm、横240mm、厚み4.5mm)の表面上に5μmのITO膜を形成し、更に、その上に、電荷輸送層のみを17μmに成膜した。図6に示すように、上記成膜後のガラス板401の表面側から、帯電ローラ5を、一端で4.9N、両端で合計9.8Nのバネによる押し圧力で当接できるような工具を作成した。更に、ガラス板401を、モノクロレーザプリンタ(商品名:「LBP6300」、キヤノン(株)製)と同様のスピードで走査できるようにした。
ランク1;耐久評価前後でニップ内放電強度が変化しない。
ランク2;耐久評価前後でニップ内放電強度の変化が、軽微に認められる。
ランク3;耐久評価前後でニップ内一部に、ニップ内放電強度の低下が認められる。
ランク4;耐久評価後において、ニップ内放電がほとんど発生していない。
樹脂粒子の種類を表8に示すように変更したこと以外は、実施例1と同様にして、帯電部材2〜5を得た。
表面層の形成において、温度160℃での1時間の乾燥を、温度170℃での1時間に変更したこと以外は、実施例5と同様にして、帯電部材6を得た。
〔1.表面層塗布液の作製〕
カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液「プラクセルDC2016」(商品名、(株)ダイセル製)にメチルイソブチルケトンを加え、固形分が11質量%となるように調整した。この溶液714質量部(アクリルポリオール固形分100質量部)に対して、下記表5の成分(1)の欄に示す他の4種類の材料を加え、混合溶液を調製した。尚、このとき、ブロックイソシアネート混合物は、イソシアネート量としては「NCO/OH=1.0」となる量であった。
樹脂粒子の種類を表8に示すように変更した以外は、実施例7と同様にして、帯電部材8〜13を得た
<実施例14>
樹脂粒子の種類を表8に示すように変更した以外は、実施例6と同様にして、帯電部材14を得た。
樹脂粒子の種類を表8に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、帯電部材15〜21を得た。
〔1.弾性ローラの作製〕
エピクロルヒドリンゴムとして、エピクロルヒドリンゴム(EO−EP−AGE三元共化合物、EO/EP/AGE=56mol%/40mol%/4mol%)を用いた以外は、実施例1と同様にして、弾性ローラを得た。
ポリビニルブチラール「エスレックB」(商品名、積水化学工業社製)にメチルイソブチルケトンを加え、固形分が10質量%になるように調整した。この溶液1000質量部(ポリビニルブチラール固形分100質量部)に対して下記表6の成分(1)の欄に示す他の3種類の材料を加え、混合溶液を調製した。
樹脂粒子の種類を表8に示すように変更した以外は、実施例22と同様にして、帯電部材23を得た。
〔1.弾性ローラの作製〕
アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)(商品名:N230SV、JSR(株)製)100質量部に対し下記表7に示す他の4種類の材料を加えて、50℃に調節した密閉型ミキサーにて15分間混練し、原料コンパウンドを調製した。これに、加硫剤として硫黄1.2質量部、加硫促進剤としてテトラベンジルチウラムジスルフィド(TBzTD)(商品名:パーカシットTBzTD、フレキシス社製)4.5質量部を添加し、温度25℃に冷却した二本ロール機にて10分間混練し、導電性ゴム組成物を作製した。この後、樹脂粒子の種類を表8に示すように変更した以外は、実施例7と同様にして、帯電部材24を得た。
樹脂粒子の種類を表8に示すように変更した以外は、実施例24と同様にして、帯電部材25及び26を得た。
実施例1と同様にして、帯電部材の凸部において、樹脂粒子の体積平均粒径、樹脂粒子全体の空孔率Vt、「凸部頂点側領域」の空孔率V11、及び「凸部頂点側領域」の空孔径を測定した。すべての実施例において、樹脂粒子が本発明の空孔率の条件を満足することを確認した。
樹脂粒子A20の代わりに樹脂粒子A25(中実粒子)を用いたこと以外は、実施例22と同様にして、帯電部材C1を得た。この帯電部材の凸部は空孔を有していなかった。
樹脂粒子A25(中実粒子)の代わりに樹脂粒子A26を用いたこと以外は、比較例1と同様にして、帯電部材C2を得た。この帯電部材において、樹脂粒子は本発明の空孔率の条件を満足していなかった。
樹脂粒子A25(中実粒子)の代わりに樹脂粒子A27を用いたこと以外は、比較例1と同様にして、帯電部材C3を得た。この帯電部材の凸部は空孔を有していなかった。
樹脂粒子A25(中実粒子)の代わりに樹脂粒子A28またはA29を用いたこと以外は、比較例1と同様にして、帯電部材C4及びC5を得た。これらの帯電部材において、樹脂粒子は本発明の空孔率の条件を満足していなかった。
樹脂粒子A22の代わりに樹脂粒子A30〜A32を用いたこと以外は、実施例24と同様にして、帯電部材C6〜C8を得た。これらの帯電部材において、樹脂粒子は本発明の空孔率の条件を満足していなかった。
弾性ローラとして、比較例6と同様のローラを使用した。表面層用の塗布液としては、実施例22の表面層用の塗布液に使用する溶剤を、メチルイソブチルケトンからメチルエチルケトンへ変更し、樹脂粒子A20の代わりに樹脂粒子A33(マイクロカプセル)を用い、添加部数を20質量部に変更した。
樹脂粒子A20の代わりに樹脂粒子A34(中実粒子)を用いたこと以外は、実施例22と同様にして、帯電部材C10を得た。この帯電部材の凸部は空孔を有していなかった。
表面層塗膜の最終乾燥温度を、140℃に変更する以外は、比較例9と同様にして、帯電部材C11を得た。本比較例においても、比較例9と同様に、帯電部材の表面には、単中空粒子に由来する凸部が形成された。この帯電部材において、樹脂粒子は本発明の空孔率の条件を満足していなかった。
表面層用の塗布液の比重、表面層の膜厚の測定、耐久評価の実施と、それに伴う、ニップ内放電強度の確認、帯電ローラの電気抵抗値の測定を実施した。これらの評価結果を表8または表9に示す。
2 導電性の弾性層
3 導電性の表面層
4 電子写真感光体
5 帯電部材(帯電ローラ)
104 樹脂粒子
105 帯電部材の表面層の凸部
106 帯電部材の表面層の凸部頂点側領域
Claims (13)
- 導電性基体と導電性の表面層を有する帯電部材であって、
該表面層は、
バインダー樹脂と、
該バインダー樹脂に分散されている導電性粒子と、
該表面層を粗面化させている樹脂粒子と、を含み、
該表面層は、その表面に該樹脂粒子に由来する複数の凸部を有し、
該凸部を形成している樹脂粒子は、
その内部に空孔を有し、粒子全体の空孔率Vtが2.5体積%以下であり、かつ、
該樹脂粒子が空孔を有しない中実粒子であると仮定したときの該中実粒子内の11体積%を占める領域であって該導電性基体からの距離が最も離れた領域における空孔率V11が5体積%以上、20体積%以下であることを特徴とする帯電部材。 - 前記空孔率V11が、5.5体積%以上、15体積%以下である請求項1に記載の帯電部材。
- 前記樹脂粒子の、該樹脂粒子が空孔を有しない中実粒子であると仮定したときの該中実粒子内の11体積%を占める領域であって該導電性基体からの距離が最も離れた領域における空孔径R11が、平均空孔径で、30nm以上、200nm以下である請求項1又は2に記載の帯電部材。
- 前記空孔径R11が、平均空孔径で、60nm以上、150nm以下である請求項3に記載の帯電部材。
- 前記帯電部材の十点平均表面粗さ(Rzjis)が、8μm以上、100μm以下である請求項1〜4のいずれか一項に記載の帯電部材。
- 前記帯電部材の表面の凹凸平均間隔(RSm)が、20μm以上、300μm以下である請求項1〜5のいずれか一項に記載の帯電部材。
- 前記導電性粒子の平均粒径が、5nm以上、300nm以下である請求項1〜6のいずれか一項に記載の帯電部材。
- 前記樹脂粒子が、アクリル樹脂、スチレン樹脂、及びアクリルスチレン樹脂から選択される1種以上の樹脂からなる粒子である請求項1〜7のいずれか一項に記載の帯電部材。
- 前記表面層中における樹脂粒子の含有量が、前記バインダー樹脂100質量部に対して、2質量部以上、100質量部以下である請求項1〜8のいずれか一項に記載の帯電部材。
- 前記表面層中における樹脂粒子の含有量が、前記バインダー樹脂100質量部に対して、5質量部以上、80質量部以下である請求項9に記載の帯電部材。
- 前記樹脂粒子の体積平均粒径が、10μm以上、50μm以下である請求項1〜10のいずれか一項に記載の帯電部材。
- 請求項1〜11のいずれか一項に記載の帯電部材が被帯電体と少なくとも一体化され、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜11のいずれか一項に記載の帯電部材と、被帯電体とを有することを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013152790A JP5777665B2 (ja) | 2013-01-29 | 2013-07-23 | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
CN201380071766.2A CN104969131B (zh) | 2013-01-29 | 2013-09-25 | 充电构件、处理盒和电子照相设备 |
KR1020157022719A KR101667175B1 (ko) | 2013-01-29 | 2013-09-25 | 대전 부재, 프로세스 카트리지 및 전자 사진 장치 |
PCT/JP2013/005670 WO2014118831A1 (ja) | 2013-01-29 | 2013-09-25 | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
EP13873436.3A EP2952966B1 (en) | 2013-01-29 | 2013-09-25 | Charging member, process cartridge, and electrophotographic device |
US14/315,314 US9158213B2 (en) | 2013-01-29 | 2014-06-25 | Charging member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013014877 | 2013-01-29 | ||
JP2013014877 | 2013-01-29 | ||
JP2013131729 | 2013-06-24 | ||
JP2013131729 | 2013-06-24 | ||
JP2013152790A JP5777665B2 (ja) | 2013-01-29 | 2013-07-23 | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015028503A JP2015028503A (ja) | 2015-02-12 |
JP5777665B2 true JP5777665B2 (ja) | 2015-09-09 |
Family
ID=51261582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013152790A Active JP5777665B2 (ja) | 2013-01-29 | 2013-07-23 | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9158213B2 (ja) |
EP (1) | EP2952966B1 (ja) |
JP (1) | JP5777665B2 (ja) |
KR (1) | KR101667175B1 (ja) |
CN (1) | CN104969131B (ja) |
WO (1) | WO2014118831A1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014207876A1 (ja) * | 2013-06-27 | 2014-12-31 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
EP3048489B1 (en) | 2013-09-20 | 2020-12-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Charging member, method for manufacturing same, process cartridge, and electrophotographic device |
US9256153B2 (en) * | 2014-04-18 | 2016-02-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Charging member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
EP3281064B1 (en) | 2015-04-03 | 2019-09-25 | C/o Canon Kabushiki Kaisha | Charging member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
US9599914B2 (en) | 2015-04-03 | 2017-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic member having bow-shaped resin particles defining concavity and protrusion at surface thereof |
JP2017010009A (ja) | 2015-06-24 | 2017-01-12 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP6155312B2 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-06-28 | 住友理工株式会社 | 電子写真機器用帯電ロール |
US10095137B2 (en) | 2016-04-04 | 2018-10-09 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, method of producing electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus |
JP6978858B2 (ja) | 2016-06-21 | 2021-12-08 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2018106042A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 富士ゼロックス株式会社 | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
US10203617B2 (en) | 2017-02-28 | 2019-02-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
US10162278B2 (en) | 2017-02-28 | 2018-12-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic photosensitive member, process cartridge and electrophotographic apparatus |
JP7034815B2 (ja) * | 2017-04-27 | 2022-03-14 | キヤノン株式会社 | 帯電部材、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
JP6850205B2 (ja) | 2017-06-06 | 2021-03-31 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
JP2019040141A (ja) * | 2017-08-28 | 2019-03-14 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP7079741B2 (ja) * | 2019-01-30 | 2022-06-02 | 住友理工株式会社 | 電子写真機器用帯電ロール |
US10824087B2 (en) * | 2019-03-20 | 2020-11-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Charging member, charging device, process cartridge, and image forming apparatus |
EP3985269A4 (en) * | 2019-06-17 | 2023-07-05 | Archem Inc. | CHARGE ROLLER AND IMAGING DEVICE |
JP7336351B2 (ja) | 2019-10-18 | 2023-08-31 | キヤノン株式会社 | 電子写真装置、プロセスカートリッジ、及びカートリッジセット |
JP2022065922A (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-28 | ヒューレット-パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | コーティング層を有する帯電部材 |
WO2022163128A1 (ja) * | 2021-02-01 | 2022-08-04 | Nok株式会社 | 帯電ロール |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3278016B2 (ja) | 1994-03-25 | 2002-04-30 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
JP2003316112A (ja) * | 2002-04-19 | 2003-11-06 | Canon Inc | 帯電部材、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP5173249B2 (ja) | 2007-05-01 | 2013-04-03 | キヤノン株式会社 | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
JP5612805B2 (ja) * | 2008-01-24 | 2014-10-22 | 東海ゴム工業株式会社 | 帯電ロール |
JP4666051B2 (ja) * | 2008-10-24 | 2011-04-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 |
CN102203683B (zh) * | 2008-10-31 | 2014-04-16 | 佳能株式会社 | 充电构件、处理盒和电子照相设备 |
JP5381028B2 (ja) * | 2008-11-07 | 2014-01-08 | 富士ゼロックス株式会社 | 導電性ロール、導電性ロールを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2010181819A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-08-19 | Fuji Xerox Co Ltd | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP2010231007A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 帯電ロール並びにこれを用いた交換部品及び画像形成装置 |
CN102870048B (zh) * | 2010-04-30 | 2016-06-01 | 佳能株式会社 | 充电构件、处理盒和电子照相设备 |
JP5730051B2 (ja) * | 2011-02-10 | 2015-06-03 | キヤノン株式会社 | 帯電部材 |
JP5750931B2 (ja) * | 2011-02-17 | 2015-07-22 | 富士ゼロックス株式会社 | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
JP5613218B2 (ja) | 2011-12-06 | 2014-10-22 | キヤノン株式会社 | 導電性部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP5936595B2 (ja) | 2012-12-12 | 2016-06-22 | キヤノン株式会社 | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP5988866B2 (ja) | 2012-12-27 | 2016-09-07 | キヤノン株式会社 | 帯電部材、プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 |
-
2013
- 2013-07-23 JP JP2013152790A patent/JP5777665B2/ja active Active
- 2013-09-25 CN CN201380071766.2A patent/CN104969131B/zh active Active
- 2013-09-25 EP EP13873436.3A patent/EP2952966B1/en active Active
- 2013-09-25 WO PCT/JP2013/005670 patent/WO2014118831A1/ja active Application Filing
- 2013-09-25 KR KR1020157022719A patent/KR101667175B1/ko active IP Right Grant
-
2014
- 2014-06-25 US US14/315,314 patent/US9158213B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104969131A (zh) | 2015-10-07 |
US9158213B2 (en) | 2015-10-13 |
WO2014118831A1 (ja) | 2014-08-07 |
KR20150113039A (ko) | 2015-10-07 |
JP2015028503A (ja) | 2015-02-12 |
US20140308607A1 (en) | 2014-10-16 |
EP2952966A4 (en) | 2016-11-09 |
EP2952966B1 (en) | 2019-12-11 |
CN104969131B (zh) | 2017-06-27 |
EP2952966A1 (en) | 2015-12-09 |
KR101667175B1 (ko) | 2016-10-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5777665B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6180272B2 (ja) | 帯電部材とその製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6808421B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP4799706B1 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6786241B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5570670B1 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6141481B2 (ja) | 電子写真用部材、その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6410659B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP6157619B2 (ja) | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
CN104956265B (zh) | 电子照相处理盒和电子照相设备 | |
JP5451514B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
WO2013084454A1 (ja) | 導電性部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2015043059A (ja) | 電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2005315979A (ja) | 導電性部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2006113377A (ja) | 帯電部材、これを用いたプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2007279419A (ja) | 導電性塗料、帯電ローラ及び電子写真装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150512 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20150512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20150602 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150609 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150707 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5777665 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |