JP2013147299A - 乗客コンベヤの補助制動装置、及び乗客コンベヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】小形化を図ることができるとともに、制動動作をより確実に行うことができる乗客コンベヤの補助制動装置、及び乗客コンベヤを得る。
【解決手段】係合用ポール22は、駆動チェーンの移動により回転されるラチェットホイール16に接触して制動力を与える制動位置と、ラチェットホイール16から離れてラチェットホイール16の回転を許容する解除位置との間で変位可能になっている。破断検出体は、駆動チェーンが破断すると、駆動チェーンに載せられた保持位置から、保持位置と異なる検出位置へ変位される。押し部材25は、係合用ポール22に対して独立して変位可能でかつ破断検出体と一体に変位される。また、押し部材25は、破断検出体の保持位置から検出位置への変位により、係合用ポール22を押しながら、係合用ポール22を解除位置から制動位置へ変位させる。
【選択図】図5

Description

この発明は、乗客コンベヤ(例えばエスカレータや動く歩道等)に異常が発生したときに制動動作を行う乗客コンベヤの補助制動装置、及び補助制動装置を備えた乗客コンベヤに関するものである。
従来、駆動機の駆動力を受けて回転される駆動スプロケットをフックで挟むことにより駆動スプロケットに制動力を与えるようにした乗客コンベヤの補助制動装置が知られている。駆動スプロケットに駆動機の駆動力を伝達する駆動チェーンには、シューが載せられている。フックには、共通のリンクが回動可能に接続されている。共通のリンクには、シューに接続された一方のリンクと、電磁弁の作動により変位される他方のリンクとが接続されている。駆動チェーンが破断すると、シューが落下して、駆動スプロケットに制動力を与える位置にフックが回動される。また、駆動チェーンの破断以外の異常が発生したとき(例えば踏段の速度が異常になったとき等)には、電磁弁の作動により、駆動スプロケットに制動力を与える位置にフックが回動される。即ち、従来、駆動チェーンの破断による異常、及び駆動チェーンの破断以外の異常のいずれの場合でも、共通のフックで駆動スプロケットに制動力を与える乗客コンベヤの補助制動装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開昭61−295990号公報
しかし、従来の乗客コンベヤの補助制動装置では、フックに接続された共通のリンクと、シューに接続された一方のリンクと、電磁弁の作動により変位される他方のリンクとが、互いに連結されているので、例えば電磁弁が作動しても、リンクの変位の不具合等によって駆動チェーン上のシューに保持されたままフックが回動しなくなってしまうおそれがある。また、複数のリンクが必要になるので、補助制動装置全体が大形化するとともに構造が複雑化してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小形化を図ることができるとともに、制動動作をより確実に行うことができる乗客コンベヤの補助制動装置、及び乗客コンベヤを得ることを目的とする。
この発明に係る乗客コンベヤの補助制動装置は、駆動チェーンの移動により回転される回転体に接触して回転体に制動力を与える制動位置と、回転体から離れて回転体の回転を許容する解除位置との間で変位可能な制動体、給電の制御により制動位置と解除位置との間で制動体を変位させるアクチュエータ、駆動チェーンに摺動可能に載せられ、駆動チェーンが破断すると、駆動チェーンに載せられた保持位置から、保持位置と異なる検出位置へ変位される破断検出体、及び制動体に対して独立して変位可能でかつ破断検出体と一体に変位され、破断検出体の保持位置から検出位置への変位により、制動体を押しながら、制動体を解除位置から制動位置へ変位させる押し部材を備えている。
この発明に係る乗客コンベヤの補助制動装置によれば、破断検出体及び押し部材のそれぞれに制動体をリンクで連結する必要がなくなり、小形化を図ることができるとともに、制動動作をより確実に行うことができる。
この発明の実施の形態1によるエスカレータを示す側面図である。 図1のスプロケット装置を示す断面図である。 図1の補助制動装置を示す正面図である。 図3の破断検出体側から見たときの補助制動装置を示す側面図である。 図3の係合用ポール側から見たときの補助制動装置を示す側面図である。 図5の係合用ポールが制動位置にあるときの補助制動装置を示す側面図である。 駆動チェーンが破断したときの図5の補助制動装置を示す側面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエスカレータ(乗客コンベヤ)を示す側面図である。図において、トラス(主枠)1には、上部乗降口と下部乗降口との間を循環移動する複数の踏段2が支持されている。各踏段2は、踏段2の幅方向両側に配置された一対の踏段チェーン3により無端状に連結されている。トラス1上には、トラス1の幅方向について対向する一対の欄干4が立設されている。各欄干4の周縁部には、欄干4を囲む所定の経路上を周回移動する無端状の移動手摺5が設けられている。踏段2及び移動手摺5は、互いに同期して移動される。
トラス(主枠)1の長手方向一端部(上端部)内には、駆動機6と、駆動機6の駆動力を受けて回転されるスプロケット装置7と、エスカレータの異常時に制動動作を行ってスプロケット装置7に制動力を与える補助制動装置8と、エスカレータの運転を制御する制御装置(図示せず)とが設けられている。
駆動機6は、モータ及び主制動装置を含む駆動機本体9と、駆動機本体9に設けられ、駆動機本体9により回転される駆動機スプロケット10とを有している。駆動機スプロケット10には、駆動機本体9のモータにより駆動力(回転力)が与えられ、駆動機本体9の主制動装置の動作により制動力が与えられる。
ここで、図2は、図1のスプロケット装置7を示す断面図である。スプロケット装置7は、トラス1の幅方向に沿って配置された主軸11と、主軸11にそれぞれ固定された駆動スプロケット12及び一対の上部踏段スプロケット13とを有している。主軸11、駆動スプロケット12及び各上部踏段スプロケット13は、主軸11の軸線を中心に一体に回転される。
駆動機スプロケット10及び駆動スプロケット12間には、図1に示すように、無端状の駆動チェーン14が巻き掛けられている。駆動チェーン14には、駆動チェーン14が弛まないように所定の張力が与えられている。駆動チェーン14は、駆動機スプロケット10の回転により移動される。駆動スプロケット12は、駆動チェーン14の移動により回転される。これにより、駆動機6の駆動力は、駆動チェーン14を介して駆動スプロケット12に伝達される。主軸11、駆動スプロケット12及び各上部踏段スプロケット13は、駆動スプロケット12が駆動機6からの駆動力を受けることにより一体に回転される。
トラス1の長手方向他端部(下端部)内には、トラス1の幅方向に沿って配置された下部スプロケット軸の軸線を中心に回転可能な一対の下部踏段スプロケット15が設けられている。
踏段チェーン3は、上部踏段スプロケット13及び下部踏段スプロケット15間に巻き掛けられている。また、踏段チェーン3は、上部踏段スプロケット13の回転により移動される。各踏段2は、踏段チェーン3の移動により移動される。
主軸11には、図2に示すように、外周部に複数の歯(係合部)16aを有するラチェットホイール(回転体)16が固定されている。ラチェットホイール16は、主軸11の軸線を中心に、主軸11、駆動スプロケット12及び上部踏段スプロケット13と一体に回転される。
図3は、図1の補助制動装置8を示す正面図である。図において、補助制動装置8は、トラス1の幅方向に沿ってトラス1に取り付けられた取付部材17に支持されている。また、補助制動装置8は、主軸11と平行に配置された回動軸21と、回動軸21に回動可能に設けられ、ラチェットホイール16に接触してラチェットホイール16に制動力を与える制動位置とラチェットホイール16から離れてラチェットホイール16の回転を許容する解除位置との間で変位可能な係合用ポール(制動体)22と、給電の制御により制動位置と解除位置との間で係合用ポール22を変位させる駆動力を発生するアクチュエータ(電磁アクチュエータ)23(後述の図5〜図7参照)と、回動軸21に設けられ、駆動チェーン14に摺動可能に載せられた破断検出体24と、回動軸21に設けられ、係合用ポール22と係合可能な押し部材25とを有している。回動軸21は、取付部材17に対して回動軸21の軸線を中心に回転自在に設けられている。
ここで、図4は、図3の破断検出体24側から見たときの補助制動装置8を示す側面図である。また、図5は、図3の係合用ポール22側から見たときの補助制動装置8を示す側面図である。さらに、図6は、図5の係合用ポール22が制動位置にあるときの補助制動装置8を示す側面図である。回動軸21には、係合用ポール22の中間部が回転自在に設けられている。係合用ポール22の上端部には、アクチュエータ23が接続されている。係合用ポール22は、回動軸21の軸線を中心とする回動により、制動位置(図6)と、制動位置よりも上方に位置する解除位置(図5)との間で変位される。係合用ポール22が制動位置にあるときには、図6に示すように、係合用ポール22の下端部がラチェットホイール16の外周部の歯16aに係合することにより、ラチェットホイール16に制動力が与えられ、ラチェットホイール16の回転が阻止される。
アクチュエータ23は、取付部材17に設けられたアクチュエータ取付金具26に支持されている。また、アクチュエータ23は、制動位置へ変位させる方向へ係合用ポール22を付勢する図示しないばね(付勢体)と、給電を受けることによりばねの付勢力に逆らって、係合用ポール22を解除位置へ変位させる図示しない電磁コイルとを有している。アクチュエータ23への給電は、エスカレータの正常運転が行われている時に継続され、制御装置がエスカレータの異常を検出することにより制御装置の制御により停止される。即ち、エスカレータの正常運転時には、アクチュエータ23への給電が制御装置により行われて係合用ポール22が解除位置(図5)に変位されており、エスカレータの異常が制御装置により検出されると、アクチュエータ23への給電が制御装置の制御により停止されてばねの付勢力により係合用ポール22が制動位置(図6)へ変位される。従って、アクチュエータ23は、制御装置による給電の制御により、制動位置と解除位置との間で係合用ポール22を変位させる。
破断検出体24及び押し部材25は、共通の回動軸21に互いに離して固定されている。従って、破断検出体24及び押し部材25は、共通の回動軸21の軸線を中心に回動軸21と一体に回動される。係合用ポール22が回動軸21に回動可能に設けられていることから、破断検出体24及び押し部材25は、係合用ポール22に対して独立して変位可能になっている。
破断検出体24は、駆動チェーン14が破断すると、回動軸21の軸線を中心とする回動により、駆動チェーン14に載せられた保持位置から、保持位置と異なる検出位置へ変位される。この例では、検出位置が保持位置よりも下方に位置している。また、この例では、破断検出体24が、駆動チェーン14が破断すると、保持位置から検出位置へ自重で変位される。また、破断検出体24は、駆動チェーン14上で摺動可能なシュー27と、一端部がシュー27に回動可能に接続され、他端部が回動軸21に固定されたレバー28とを有している。
押し部材25は、一端部が回動軸21に固定されたアーム部29と、アーム部29の他端部から側方へ突出し、係合用ポール22に上方から係合する突出板(突出部)30とを有している。
アーム部29は、図3に示すように、係合用ポール22に対して回動軸21の軸線方向へ位置をずらすことにより、係合用ポール22が変位される経路を避けて配置されている。突出板30は、回動軸21の軸線方向について係合用ポール22に重なる位置に配置されている。これにより、押し部材25は、突出板30のみを係合用ポール22に係合させた状態で係合用ポール22を押すようになっている。また、押し部材25は、突出板30よりも制動位置に近づく方向への係合用ポール22の変位を許容し、突出板30よりも解除位置に近づく方向への係合用ポール22の変位を阻止するようになっている。
図7は、駆動チェーン14が破断したときの図5の補助制動装置8を示す側面図である。押し部材25は、回動軸21及び破断検出体24と一体に回動することから、駆動チェーン14が破断すると、破断検出体24の保持位置から検出位置への変位に応じて回動軸21の軸線を中心に回動される。押し部材25は、破断検出体24の保持位置から検出位置への変位により、突出板30が係合用ポール22に係合した状態で係合用ポール22を押しながら、係合用ポール22を解除位置から制動位置へ変位させる。
押し部材25は、係合用ポール22を解除位置から制動位置へ変位させるときに、破断検出体24の自重による付勢力で、アクチュエータ23の力に逆らって、保持位置から検出位置へ変位される。即ち、破断検出体24は、アクチュエータ23の力に逆らって、押し部材25で押しながら係合用ポール22を制動位置へ変位させるだけの質量を持っている。
取付部材17には、図5〜図7に示すように、係合用ポール22が解除位置にあるか否かを検出する解除検出スイッチ(制動解除検出装置)31がスイッチ取付金具32を介して取り付けられている。解除検出スイッチ31は、解除位置へ変位された係合用ポール22で操作されることにより、係合用ポール22が解除位置に達したことを検出する。
また、取付部材17には、図4に示すように、破断検出体24が検出位置にあるか否かを検出する破断検出スイッチ(チェーン破断検出装置)33がスイッチ取付金具34を介して取り付けられている。レバー28の回動軸21に固定された他端部には、弧状の外周部を持つ突起である操作部35が設けられている。破断検出スイッチ33は、破断検出体24の検出位置への変位に伴って回動されたレバー28の操作部35で操作される。また、破断検出スイッチ33は、操作部35で操作されることにより、破断検出体24の検出位置への変位を検出し、駆動チェーン14が破断したことを検出する。
解除検出スイッチ31及び破断検出スイッチ33のそれぞれからの情報は、エスカレータの制御装置へ送られる。制御装置は、解除検出スイッチ31及び破断検出スイッチ33のそれぞれからの情報に基づいて、エスカレータの運転を制御する。
次に、動作について説明する。正常運転時には、制御装置の制御によりアクチュエータ23への給電が行われている。これにより、図5に示すように、係合用ポール22がアクチュエータ23で解除位置へ変位され、係合用ポール22のラチェットホイール16に対する係合が外れている。これにより、スプロケット装置7の回転が許容されている。また、正常運転時には、解除検出スイッチ31が係合用ポール22で操作されることにより、スプロケット装置7に対する制動力の付与の解除が制御装置で確認されている。さらに、正常運転時には、破断検出体24が駆動チェーン14に載せられたまま破断検出スイッチ33の操作が回避されていることにより、駆動チェーン14の破断が生じていないことが制御装置で確認されている。
正常運転時には、制御装置の制御により駆動機6の駆動機スプロケット10が回転されると、シュー27が駆動チェーン14に載ったまま駆動チェーン14が周回移動される。これにより、主軸11、駆動スプロケット12、上部踏段スプロケット13及びラチェットホイール16が一体に回転され、踏段2及び移動手摺5が互いに同期しながら移動される。
例えば何らかの原因で踏段2の速度が過大になったり過小になったりする異常が生じた場合には、制御装置の制御により、アクチュエータ23への給電が停止される。このとき、制御装置の制御により、駆動機6の駆動停止、及び駆動機6の主制動装置の制動動作も行われる。アクチュエータ23への給電が停止されると、図6に示すように、係合用ポール22が解除位置から制動位置へ変位され、係合用ポール22がラチェットホイール16の外周部の歯16aに係合する。これにより、ラチェットホイール16及びスプロケット装置7に制動力が与えられ、ラチェットホイール16及びスプロケット装置7の回転が阻止される。
一方、駆動チェーン14が破断する異常が生じた場合には、破断検出体24が保持位置から検出位置へ自重で変位されて、破断検出スイッチ33が操作される。破断検出スイッチ33が操作されると、制御装置の制御により、アクチュエータ23への給電が停止される。このとき、制御装置の制御により、駆動機6の駆動停止、及び駆動機6の主制動装置の制動動作も行われる。アクチュエータ23への給電が停止されると、上記と同様の動作により、ラチェットホイール16及びスプロケット装置7に制動力が与えられ、ラチェットホイール16及びスプロケット装置7の回転が阻止される。
また、破断検出スイッチ33の動作不良や位置調整不良等によってアクチュエータ23への給電が停止されない場合であっても、破断検出体24が検出位置へ変位されると、図7に示すように、押し部材25が破断検出体24と一体に回動される。これにより、係合用ポール22が押し部材25で押されながら解除位置から制動位置へ変位され、係合用ポール22がラチェットホイール16の外周部の歯16aに係合する。これにより、ラチェットホイール16及びスプロケット装置7に制動力が与えられ、ラチェットホイール16及びスプロケット装置7の回転が阻止される。
このような補助制動装置8では、一体に変位可能な破断検出体24及び押し部材25が係合用ポール22に対して独立して変位可能になっており、駆動チェーン14が破断すると、駆動チェーン14に載せられた破断検出体24が検出位置へ変位されることにより、押し部材25が係合用ポール22を押しながら係合用ポール22を解除位置から制動位置へ変位させるようになっているので、破断検出体24及び押し部材25のそれぞれに係合用ポール22をリンクで連結する必要がなくなる。これにより、部品点数を減らすことができ、構造の簡素化及び小形化を図ることができる。また、破断検出体24及び押し部材25のそれぞれに係合用ポール22をリンクで連結する必要がなくなるので、リンクの変位の不具合による動作異常の発生を防止することができる。従って、補助制動装置8の制動動作をより確実に行うことができる。
また、破断検出体24及び押し部材25は、共通の回動軸21の軸線を中心に一体に回動可能になっているので、構造をさらに簡素化することができるとともに、補助制動装置8の製造も容易にすることができる。
また、破断検出体24は、駆動チェーン14上で摺動するシュー27と、シュー27に回動可能に接続され、回動軸21の軸線を中心に回動可能なレバー28とを有しているので、レバー28の駆動チェーン14に対する傾きが変化しても、シュー27の駆動チェーン14に対する摺動状態を一定に保つことができる。
また、係合用ポール22は、回動軸21の軸線を中心に回動可能になっているので、回動軸21を、係合用ポール22、破断検出体24及び押し部材25を支持する共通の部品とすることができる。これにより、部品の共通化を図ることができ、補助制動装置8の小形化、構造の簡素化及びコストの低減を図ることができる。
また、押し部材25は、係合用ポール22に上方から係合する突出板30を有しているので、解除位置よりも下方に位置する制動位置へ係合用ポール22が変位されるときに、係合用ポール22の変位が押し部材25で阻害されることを回避することができる。これにより、押し部材25に押されずに係合用ポール22が単独で制動位置へ変位されるときに、係合用ポール22の制動位置への変位をより確実に行うことができる。
また、破断検出体24は、アクチュエータ23の力に逆らって、押し部材25で押しながら係合用ポール22を制動位置へ変位させるだけの質量を持っているので、駆動チェーン14が破断したときに、係合用ポール22の制動位置への変位をさらに確実に行うことができ、補助制動装置8の制動動作をさらに確実に行うことができる。
なお、上記の例では、係合用ポール22がラチェットホイール16の外周部の歯16aと係合することによりスプロケット装置7に制動力を与えるようになっているが、係合用ポール22により制動力が与えられる回転体を、ラチェットホイール16ではなく、例えば駆動スプロケット12等としてもよい。この場合、ラチェットホイール16は、なくてもよい。この場合、係合用ポール22が駆動スプロケット12を挟む形状になっており、係合用ポール22が駆動スプロケット12に接触して駆動スプロケット12を挟むことにより、駆動スプロケット12に制動力が与えられる。
また、上記の例では、駆動チェーン14が破断すると破断検出体24が保持位置から検出位置へ自重で変位されるようになっているが、駆動チェーン14に載せられた破断検出体24が検出位置へ変位される方向へ破断検出体24を付勢ばね(付勢体)で付勢するようにしてもよい。このようにすれば、駆動チェーン14が破断したときに、付勢ばねの付勢力により保持位置から検出位置へ破断検出体24をより確実に変位させることができる。
また、上記の例では、この発明がエスカレータに適用されているが、動く歩道(乗客コンベヤ)にこの発明を適用してもよい。
8 補助制動装置、21 回動軸、22 係合用ポール(制動体)、23 アクチュエータ、24 破断検出体、25 押し部材、27 シュー、28 レバー、30 突出板(突出部)。

Claims (7)

  1. 駆動チェーンの移動により回転される回転体に接触して上記回転体に制動力を与える制動位置と、上記回転体から離れて上記回転体の回転を許容する解除位置との間で変位可能な制動体、
    給電の制御により上記制動位置と上記解除位置との間で上記制動体を変位させるアクチュエータ、
    上記駆動チェーンに摺動可能に載せられ、上記駆動チェーンが破断すると、上記駆動チェーンに載せられた保持位置から、上記保持位置と異なる検出位置へ変位される破断検出体、及び
    上記制動体に対して独立して変位可能でかつ上記破断検出体と一体に変位され、上記破断検出体の上記保持位置から上記検出位置への変位により、上記制動体を押しながら、上記制動体を上記解除位置から上記制動位置へ変位させる押し部材
    を備えていることを特徴とする乗客コンベヤの補助制動装置。
  2. 上記破断検出体及び上記押し部材は、共通の回動軸の軸線を中心に一体に回動可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベヤの補助制動装置。
  3. 上記破断検出体は、上記駆動チェーン上で摺動するシューと、上記シューに回動可能に接続され、上記回動軸の軸線を中心に回動可能なレバーとを有していることを特徴とする請求項2に記載の乗客コンベヤの補助制動装置。
  4. 上記制動体は、上記回動軸の軸線を中心に回動可能になっており、上記回動軸の軸線を中心とする上記制動体の回動により上記制動体が上記制動位置と上記解除位置との間で変位されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の乗客コンベヤの補助制動装置。
  5. 上記押し部材は、上記制動体に上方から係合する突出部を有し、上記突出部よりも上記制動位置に近づく方向への上記制動体の変位を許容し、上記突出部よりも上記解除位置に近づく方向への上記制動体の変位を阻止するようになっていることを特徴とする請求項4に記載の乗客コンベヤの補助制動装置。
  6. 上記破断検出体は、上記アクチュエータの力に逆らって、上記押し部材で押しながら上記制動体を上記制動位置へ変位させるだけの質量を持つことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の乗客コンベヤの補助制動装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の乗客コンベヤの補助制動装置を備えていることを特徴とする乗客コンベヤ。
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