JP5772853B2 - 電動グリルシャッター制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用車、トラック、バス等の自動車に適用して好適な電動グリルシャッター制御装置に関する。
車両のフロントグリルにはエンジンの冷却フィンへ冷却用の空気を適切に導くため、開口の量を制御する電動グリルシャッターが設置されることがある。このような電動グリルシャッターにおいては、開閉自在の可動部材を開位置又は閉位置に選択することが行われる。
この可動部材の位置制御においては、例えば下記の特許文献1に記載されるように、開作動又は閉作動を行った後、異なる作動条件が成立するまでの間、継続中の作動条件に応じて断続的に電流を印加して、作動条件に応じてあるべき可動部材の位置と実際の可動部材の位置とが一致しない場合の是正を図ることが提案されている。
特開2011−105219号公報
ところが、このような従来技術の電動グリルシャッター制御装置においては、可動部材が開作動された後、例えば異物噛み込み等の外乱要因によって、閉方向に押し戻される場合などにおいて、必要な開口量が得られず、動作不良の原因を装置側が特定できないことを招く。原因特定ができないことに起因して、例えばディーラー等において必要ない部品交換が行われてしまうという問題が生じる。
本発明は、上記問題に鑑み、必要な開口量を確保しかつ動作不良の原因の特定を適切に行うことができる電動グリルシャッター制御装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明に係る電動グリルシャッター制御装置は、電動グリルシャッターを構成する可動部材を駆動する電動機への通電を行う制御手段と、前記電動機の回転数を検出する検出手段と、前記通電の終了後における前記回転数から前記可動部材のロックの発生の有無を判定する判定手段と、前記判定手段により前記ロックの発生が有りと判定される場合、前記回転数に基づいて前記通電による前記電動機の回転量である正転量及び前記通電の終了後における逆方向への回転量である逆転量を求めると共に、前記正転量及び前記逆転量に基づいて前記ロックの原因を特定する特定手段を含む。
ここで、前記特定手段は、前記逆転量と前記正転量の比が所定範囲である場合、前記原因を前記可動部材への異物噛み込みであると特定することとし、前記比が前記所定範囲でない場合、前記原因を前記可動部材の外力による反転と特定することとしてもよい。
また、外気温を検出する外気温検出手段を含み、前記特定手段は、前記ロックの発生後における逆方向への回転がない場合であって前記正転量が所定量以下であり且つ前記外気温が所定温度以下である場合、前記原因を前記可動部材の凍結であると特定することとしてもよい。
さらに、前記特定手段は、前記ロックの発生後における逆方向への回転がない場合であって、前記正転量が前記所定量以下であり且つ前記外気温が前記所定温度以下でない場合、前記原因を前記電動機、前記可動部材又は前記電動機と前記可動部材との間の駆動機構の固着であると特定することとし、前記制御手段は、前記原因に応じて制御内容を選択することとしてもよい。
本発明は、開作動後にロックが発生しても必要な開口量をなるべく確保し、ロックつまり動作不良の原因を適切に特定して、不要な部品交換を防止しコスト削減を図ることができる。
本発明に係る実施例1の電動グリルシャッター制御装置1の一実施形態を示す模式図である。 実施例1の電動グリルシャッター制御装置1の制御対象となるハード構成の一実施形態を示す模式図である。 実施例1の電動グリルシャッター制御装置1の制御対象となるハード構成の一実施形態を示す模式図である。 実施例1の電動グリルシャッター制御装置1の含む制御ユニット3の処理する通電信号とパルスの波形の具体的態様を示す模式図である。 実施例1の電動グリルシャッター制御装置1の含む制御ユニット3が実行するロックの原因の特定処理に用いられる原理を示す模式図である。 実施例1の電動グリルシャッター制御装置1の制御内容の具体的態様を示すフローチャートである。 本発明に係る実施例2の電動グリルシャッター制御装置11の一実施形態を示す模式図である。 実施例2の電動グリルシャッター制御装置11の制御内容の具体的態様を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、上記の添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施例1の電動グリルシャッター制御装置1は、モータ2に通電を行う制御ユニット3と、回転センサ4とを含む。制御ユニット3は例えば、ECU(Electronic Control Unit)により構成され、例えばCPU、ROM、RAMおよびそれらを接続するデータバス及び入出力インターフェースから構成される。制御ユニット3は、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが以下に述べる所定の処理を行って、制御手段3a、検出手段3b、判定手段3c、特定手段3dを構成する。
モータ2は、例えば三相ブラシレス直流モータすなわち電動機であり、バイポーラコイルを三相Y接続して構成されるステータと、永久磁石が埋設されたロータとを備えるものである。本実施例1ではモータ2は上述した制御ユニット3のECUを構成する基板の上に配置される。
図2に示すように、モータ2のロータの回転軸2aには回転検出用の円板状の磁石4aが例えばセレーション等の手段により嵌合されており、磁石4aの外周側には周方向二箇所のホールIC4bが配置される。
回転軸2aの磁石4aよりも先端側にはピニオンギヤ2bが形成されており、減速用のギヤ機構6(駆動機構)の小歯車6aに噛み合わされる。小歯車6aは大歯車6bに噛み合わされて、大歯車6bは、電動グリルシャッターのシャッターフィン5(可動部材)の軸5aの左端部にこれもセレーション等の手段により駆動結合されている。
シャッターフィン5の軸5aの左端部とシャッターフィン5の左端との中間部及び右端部は図示しないケーシングが備える左右一対の軸受にそれぞれ回転自在に支承される。シャッターフィン5は、図2に示すように水平面に平行な位置が開位置であり、図2中R方向に回転して、水平面に垂直をなす位置が閉位置である。図示しないケーシングの有する開口部は、シャッターフィン5が閉位置に位置する場合に閉塞される。
シャッターフィン5はこの開位置と閉位置との間をモータ2の正転及び転に基づいて往復運動されるものである。閉位置から図2に示す開位置にはモータ2の正転(R方向)に基づいて移動され、図2に示す開位置から閉位置にはモータ2の逆転に基づいて移動される。
閉位置から図2に示す開位置にシャッターフィン5が移動された場合に、シャッターフィン5が正転方向に開位置を超えて移動することを制限するための図示しないストッパを図示しないケーシングは備える。同様に、図2に示す開位置から閉位置に移動した場合にシャッターフィン5が逆転方向に閉位置を超えて移動することを制限するストッパを、図示しないケーシングは備えている。
なお、シャッターフィン5は車両のフロント側に設置されることを考慮し、走行風により運搬される異物の噛み込みを考慮して、図3中γに示すように軸5aに対して径方向外側の縁部5bは周方向に撓むことを可能な構成とされる。つまり、シャッターフィン5は、樹脂一体成型部品でも金属製部品でもよく、軸5aに対して縁部5bが周方向に変位可能な可撓性を具備している。
制御ユニット3は、周知の二行三列のトランジスタを組み合わせたインバータを含んでおり、制御ユニット3はインバータを介してモータ2に対する正転又は逆転に対応する通電を例えばPWM制御に基づいて実行している。
ホールIC4bは、例えば、InSb、InAs、GaAs等のIII−V族化合物半導体からなる厚さ数μmの平板状の薄膜で形成されるホール素子を備えるものである。このホール素子は、平板状の薄膜に平行な方向に電圧をかけて、その平板内における電圧をかける方向に垂直な方向の両端面から両端子を引き出されて構成されている。平板状の薄膜の厚み方向に磁界が付与されると、ホール素子はホール効果に基づいて両端子間に電圧を発生する。
この、ホール素子の発生する電圧は、ホール素子を構成する平板状の半導体の薄膜の厚み方向の磁束に比例する。この電圧は、モータ2のロータの回転に伴って磁束密度Bの磁界の方向に対する平板状のホール素子の角度θが変化すると、ホール素子の厚み方向の磁束成分はBcosθであるので、角度θに対応して変化する。
より詳細には、ホール素子の発生する電圧Vは、ホール係数をRH、ホール素子の厚みをdとすると、V=RH/d×Ic×Bcosθで表される。なお、角度θとモータ2のロータの回転角は対応する関係にある。
すなわち、ホールIC4bは、図2に示したように周方向に二箇所に設けられて、ロータの回転角の変化に伴う磁石4aが形成する磁界の変化に基づいた図4に示すような相互に位相のずれたパルスP1、P2を発生させて制御ユニット3に出力する。制御ユニット3の検出手段3bは、二つのパルスP1、P2のパルス数と位相差から、モータ2の回転数と回転方向(正転、逆転)を検出する。例えば図4の左側に示す正転ではパルス数は正方向にカウントされ、右側に示す逆転ではパルス数は負方向にカウントされる。
制御ユニット3の制御手段3aは、基本的な制御として、図示しないエンジンの冷却水温度センサの検出した冷却水温度と車速に基づいて、エンジンの冷却が必要な場合にはモータ2を正転させシャッターフィン5を開位置とし、冷却が不要な場合にはモータ2を逆転させシャッターフィン5を閉位置とする。
制御ユニット3の判定手段3cは、制御手段3aによるモータ2への通電の有無と回転数からシャッターフィン5のロックの発生の有無を判定する。図4に示すパルスP1、P2は正転の通電があった後、通電なしの状態で逆転が発生する場合の波形を示している。この場合において、判定手段3cは、正転の通電を時刻t0で開始して時刻t1で終了した後、時刻t1から時刻t2までの一定時間パルスが検出できない場合に、ロックの発生の有りを検出する。加えて、特定手段3dは、ロックの発生が有りの場合にロックの前後のモータ2のロータの回転量を回転数から求め回転量と通電に基づいてロックの原因を特定する。
ここでは特定手段3dは、ロックの発生時t2以前においては、パルスP1の位相がパルスP2の位相より進んでいることに基づいて正転であると判断し、時刻t0〜t1までの経過時間とパルス数から正転量Pを演算する。また、ロックの発生時t2以後からパルスP1が終了する時刻t3においては、パルスP1の位相よりもパルスP2の位相が進んでいることと通電がない状態であることに基づいて通電を伴わない逆転であると判断して、時刻t2〜t3までの経過時間とパルス数から逆転量Nを演算する。
つまり図5に示すように閉状態から開状態に至る正転時にシャッターフィン5が噛み込み発生に伴ってロックされ、ロックが検出された場合には、図3に示されるようにシャッターフィン5が撓まされた後、通電が終了してモータ2のトルクが無くなって撓みエネルギーが解放されることにより軸5aが逆回転される。本実施例1では、この噛み込み時に発生するシャッターフィン5の撓みによる通電なしでの逆転の事象に基づいて、噛み込みを検出している。
すなわち、本実施例1では、回転量が正転量Pと逆転量Nを含む。つまり、特定手段3dは回転数と回転方向(正転、逆転)とそれぞれの経過時間(t0〜t1、t2〜t3)から、時刻t2のロックより前の正転量Pとロックより後の逆転量Nを演算し、逆転量Nを正転量Pで除した比N/Pを演算する。
特定手段3dは、逆転量Nと正転量Pの比N/Pが所定範囲である(例えば、1−δ≦N/P≦1)である場合に、ロックの原因をシャッターフィン5とケーシングとの間への異物噛み込みであると特定することとしている。ここで、噛み込みの発生による正転後の逆回転の逆転量N(戻り量)は正転量Pと図5に示すようにほぼ等しいとみなせる。このため、所定範囲は正転量Pと逆転量Nが同等であるとみなせる範囲であり、イコールである1に対してδ(<1)は摩擦により通常はN<Pとなるバラツキを含める値としている。δは任意の値であるが例えば0.1、0.2と設定できる。
この制御ユニット3の制御手段3aは、特定手段3dがロックの原因が異物噛み込みであると特定した場合には、モータ2への通電を継続して、異物が噛み込んだ状態でも極力ケーシングの開口部とシャッターフィン5との間の隙間、つまり、開口の大きさを保持するよう制御する。
以下、本実施例の電動グリルシャッター制御装置1の制御内容を、図6のフローチャートを用いて説明する。図6のステップS1に示すように、制御手段3aは、エンジンの冷却水温度と車速に基づいて、冷却が必要な場合にはシャッターフィン5を開状態とし、不要な場合には閉状態とする通常制御を行う。
続いてステップS2において、判定手段3cは、検出手段3bにより検出されるモータ2の回転数と通電の有無に基づいて上述した手法によりシャッターフィン5が閉状態から開状態となる間にロックが発生したか否かを判定し、肯定であればステップS3にすすみ、否定であればRETURNの手前にすすむ。
ステップS3において、特定手段3dは、ロック前後の正転量Pと逆転量Nを演算して、比N/Pを演算する。ステップS4において、特定手段3dは、比N/Pが所定範囲(1−δ≦N/P≦1)であるか否かを判定し、肯定であればステップS5にすすみ、否定であればRETURNの手前にすすむ。
ステップS5において、特定手段3dは、ロックの原因が異物噛み込みであると特定する判断を行い適宜図示しないディスプレイやインジケータを用いてユーザへの報知を行い、ステップS6において、制御手段3aは、モータ2への通電を保持する制御を行う。
以上述べた本実施例1の電動グリルシャッター制御装置1によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
すなわち、シャッターフィン5が異物噛み込みによりロックした場合に、閉状態から開状態に移行させる通電を継続して、開口をなるべく維持してエンジンへの通風を確保して、エンジンのオーバーヒートを防止できる。また、ロックの原因が異物噛み込みであると特定できることから、例えばステップS5の特定結果を記憶させて適宜表示することにより、ユーザ自身による異物除去又はディーラーに立ち寄っての異物除去を促し、不要な部品交換を防止することができる。
上述した実施例1においてはロックの原因を異物噛み込みとする場合を示したが、よりきめの細かい場合分けにより、その他の原因についても特定して、対応する制御を実行することもできる。以下それについての実施例について述べる。
本実施例2の電動グリルシャッター制御装置11は、図7に示すように、実施例1に示したものに比べて、外気温センサ7(外気温検出手段)が追加される点が主に異なる。本実施例2の電動グリルシャッター制御装置11は、実施例1と同様、特定手段3dが演算する、回転量が正転量Pと逆転量Nを含む場合には、逆転量Nと正転量Pの比N/Pが所定範囲である場合に、特定手段3dはロックの原因をシャッターフィン5への異物噛み込みであると特定する。これとともに、特定手段3dは、比N/Pが所定範囲でない場合には、ロックの原因をシャッターフィン5への異物の衝突に伴う外力による反転と特定するものとしている。
また、本実施例2では、外気温Tを検出する外気温センサ7を含んでおり、回転量がロック前の正転量Pのみを含む場合で、正転量Pが所定量PN以下であり、外気温Tが所定温度TN以下である場合には、特定手段3dはロックの原因をシャッターフィン5の凍結であると特定する。
さらに、本実施例2では、外気温Tが所定温度TN以下でない場合には、特定手段3dはロックの原因をモータ2、シャッターフィン5又はモータ2とシャッターフィン5との間のギヤ機構6の固着であると特定することも可能である。本実施例2でも、制御手段3aは、特定手段3dが特定したロックの原因に応じて制御内容を選択する。
ロックの原因が外力による反転と特定手段3dにより特定された場合には、制御手段3aは、シャッターフィン5の閉状態から開状態への移行のための通電を再度行う。つまり、制御手段3aは開作動のリトライを行う。
ロックの原因が凍結であると特定された場合には、制御手段3aは、通電の継続や開作動のリトライは行わず、そのまま制御を終了する。また、ロックの原因が固着であると特定された場合には、制御手段3aは図示しないインジケータやディスプレイによりコーション表示を行って、ユーザにディーラーに立ち寄っての部品交換を促す。
以上述べた本実施例2の制御内容を図8に示すフローチャートを用いて説明する。実施例1と同様、ステップS1においては、制御手段3aは、エンジンの冷却水温度と車速に基づいて、冷却が必要な場合にはシャッターフィン5を開状態とし、不要な場合には閉状態とする通常制御を行う。
続いてステップS2において、判定手段3cは、検出手段3bにより検出されるモータ2の回転数と通電の有無に基づいて上述した手法によりシャッターフィン5が閉状態から開状態となる間にロックが発生したか否かを判定し、肯定であればステップS3にすすみ、否定であればRETURNの手前にすすむ。
続いてステップS7において、判定手段3cは、検出手段3bにより検出されるモータ2の回転数が正転から逆転に切り替わったか否かを判定し、肯定であればステップS3にすすみ、否定であればステップS10にすすむ。
ステップS3において、特定手段3dは、ロック前後の正転量Pと逆転量Nを演算して、比N/Pを演算する。ステップS4において、特定手段3dは、比N/Pが所定範囲(1−δ≦N/P≦1)であるか否かを判定し、肯定であればステップS5にすすみ、否定であればRETURNの手前にすすむ。
ステップS5において、特定手段3dは、ロックの原因が異物噛み込みであると特定する判断を行い、ステップS6において、制御手段3aは、モータ2への通電を保持する制御を行う。
ステップS10において、判定手段3cは、正転量Pが所定量PN以下であるか否かを判定し、定であればRETURNの手前にすすみ、定であればステップS11にすすむ。ステップS11において、判定手段3cは、外気温Tが所定温度TN以下であるかを判定し、肯定であればステップS12にすすみ、否定であればステップS13にすすむ。
ステップS12において特定手段3dは、ロックの原因は凍結であると特定する判断を行い、制御手段3aは凍結に対応する制御は一切行わずRETURNにすすむ。ステップS13において、特定手段3dは、ロックの原因は駆動系の固着と特定する判断を行い、制御手段3aは、固着に対応する制御としてユーザへのコーション表示を行う。
すなわち本実施例2によれば、実施例1で特定した原因である異物噛み込み以外のロックの原因について、外力による反転、凍結、固着をも特定することができ、必要に応じた制御と、修理が必要な場合の注意喚起を適宜行うことができる。
つまり、外力による反転である場合には再現性が低いため作動リトライを行って開状態を確保し、凍結の場合には作動リトライによる故障を未然に防止できる。また、固着の場合には速やかな修繕を促すことができる。
以上本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明は上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形および置換を加えることができる。
例えば上述した実施例においてはモータ2を三相ブラシレス直流モータとしたが、もちろん単相のブラシレス直流モータであってもよく、ブラシを有する直流モータ等その他の形態のものであっても良い。
上述した実施例においては、図4、図5に示したように、閉状態から開状態とする正転時に噛み込みが発生したケースにおいて、特定手段3dがロックの原因を特定する場合を例示している。これは一般に冷却が必要となって閉状態から開状態に至るタイミングのロックにおいて冷却不良が生じて、エンジンのオーバーヒートが問題となることを考慮している。従って冷却過多を防止する必要性や空気抵抗低減の必要性に応じて、逆転時に噛み込みが発生した場合も同様に原因を特定するものとし、原因に応じて制御を変更することももちろん可能である。凍結判定時に、凍結状態からの脱出を目的としたリトライを実施しても良い。
さらに、上述した実施例においては駆動機構とモータ2のロータの回転軸との駆動結合の形態も、上述した形態のものに限られるものではなく、例えば減速機構を介さずに、モータ2の回転軸とシャッターフィン5の軸5aとを直接的に駆動結合する形態としても良い。
本発明は、車両用の電動グリルシャッター制御装置に関するものであり、ロックが発生した場合でも必要最低限の開口量を確保してエンジンの冷却性能を確保し、ロックの原因特定を確実に行って、不要な部品交換を防止することができる。このため、本発明は、エンジンを始めとした冷却対象を有する乗用車、トラック、バス等の様々な車両に適用可能なものである。
1 電動グリルシャッター制御装置
2 モータ(電動機)
3 制御ユニット(ECU)
3a 制御手段
3b 検出手段
3c 判定手段
3d 特定手段
4 回転センサ
4a 磁石
4b ホールIC
5 シャッターフィン(可動部材)
5a 軸
5b 縁部
6 ギヤ機構(駆動機構)
11 電動グリルシャッター制御装置
7 外気温センサ(外気温検出手段)

Claims (6)

  1. 電動グリルシャッターを構成する可動部材を駆動する電動機への通電を行う制御手段と、
    前記電動機の回転数を検出する検出手段と、
    前記通電の終了後における前記回転数から前記可動部材のロックの発生の有無を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記ロックの発生が有りと判定される場合、前記回転数に基づいて前記通電による前記電動機の回転量である正転量及び前記通電の終了後における逆方向への回転量である逆転量を求めると共に、前記正転量及び前記逆転量に基づいて前記ロックの原因を特定する特定手段を含む
    電動グリルシャッター制御装置。
  2. 前記特定手段は、
    前記逆転量と前記正転量の比が所定範囲である場合、前記原因を前記可動部材への異物噛み込みであると特定することを特徴とする
    請求項1に記載の電動グリルシャッター制御装置。
  3. 前記特定手段は、
    前記比が前記所定範囲でない場合、前記原因を前記可動部材の外力による反転と特定することを特徴とする
    請求項2に記載の電動グリルシャッター制御装置。
  4. 外気温を検出する外気温検出手段を含み、
    前記特定手段は、
    前記ロックの発生後における逆方向への回転がない場合であって前記正転量が所定量以下であり且つ前記外気温が所定温度以下である場合、前記原因を前記可動部材の凍結であると特定することを特徴とする
    請求項3に記載の電動グリルシャッター制御装置。
  5. 前記特定手段は、
    前記ロックの発生後における逆方向への回転がない場合であって、前記正転量が前記所定量以下であり且つ前記外気温が前記所定温度以下でない場合、前記原因を前記電動機、前記可動部材又は前記電動機と前記可動部材との間の駆動機構の固着であると特定することを特徴とする
    請求項4に記載の電動グリルシャッター制御装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記原因に応じて制御内容を選択することを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動グリルシャッター制御装置。
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