JP5429551B2 - 車両用グリル制御機構 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に備えたラジエータに外気を導入する開位置と、外気の導入を禁止又は抑制する閉位置とに切換可能な可動部材の開閉作動を制御する車両用グリル制御機構に関する。
従来、この種の車両用グリル制御機構として、車両のフロントグリルとラジエータとの間に可動部材を設けて、車両の前方からラジエータへの空気の流入量を調整することで、車両の空力特性の調整や、エンジン温度の調整等を図り、好ましい走行を実現しようとするものがあった(例えば、特許文献1参照)。具体的には、可動部材は、横軸芯周りに揺動自在な可動フィンで構成してあり、この可動フィンによる空気流入路の開閉制御によって、空気流入量を調節して、車両に空気抵抗、揚力或いはダウンフォースを付与して、安定した走行状態を確保できるようにするものである。
又、特許文献2には、環境条件(外気温等)とエンジン負荷条件(エンジン冷却媒体の温度等)とに応じて、可動部材(可動グリル)の開閉作動を制御する車両用グリル制御機構が開示されている。この車両用グリル制御機構は、ある環境条件とエンジン負荷条件下において適正な冷却効果が得られる可動部材の開閉状態を、記憶手段に記憶された複数の判定条件に基づいて推測し、この推測結果に基づいて可動部材の開閉制御を行うことにより、エンジン冷却媒体の冷却の適正化を図ったものである。
特開2008−6855号公報 特開平5−50861号公報
上記車両用グリル制御機構はいずれも、各条件に応じて可動部材を開位置又は閉位置に作動制御することにより、エンジン冷却媒体の冷却や車両の走行安定性の向上を図るものである。したがって、例えば走行中の風圧や衝撃等により、可動部材があるべき位置からずれてしまうと、エンジン冷却媒体が十分に冷却されなかったり、車両の走行安定性が損なわれたりするおそれがある。
すなわち、ラジエータに空気を導入して冷却媒体を冷却するために、可動部材を開位置にすべく制御しているにもかかわらず、可動部材が制御と無関係に閉じてしまうと、冷却媒体が適切に冷却されずオーバーヒートが発生するおそれがある。又、車両の走行安定性を図るために、可動部材を閉位置にしてダウンフォースを発生させようとしているにもかかわらず、可動部材が制御と無関係に開いてしまうと、期待される走行安定性が得られなくなるおそれがある。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたもので、可動部材の開作動条件又は閉作動条件が継続している場合に、その作動条件に応じてあるべき可動部材の位置と実際の可動部材の位置とが一致しない場合に、その是正を図ることが可能な車両用グリル制御機構を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用グリル制御機構の第1特徴構成は、車両に備えたラジエータに外気を導入する開位置と、外気の導入を禁止又は抑制する閉位置とに切換可能な可動部材と、前記可動部材を駆動する電動モータと、前記可動部材を前記開位置に作動すべき開作動条件又は前記閉位置に作動すべき閉作動条件が確定すると、前記電動モータに電流を印加して前記可動部材の開作動又は閉作動を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記可動部材の前記開作動又は前記閉作動を行った後、異なる作動条件が確定するまでの間、継続中の作動条件に応じて断続的に前記電流を印加する点にある。
第1特徴構成によれば、開作動条件又は閉作動条件の確定後に可動部材を開作動又は閉作動した後、異なる作動条件が確定するまでの間、継続中の作動条件に応じて断続的に電流を印加し、その作動条件に応じた開作動又は閉作動を繰り返す。したがって、継続中の作動条件に応じてあるべき可動部材の位置と実際の可動部材の位置とが一致しない場合に、その是正を図ることができる。したがって、開作動条件の継続中に可動部材が閉じてしまうことにより、エンジン冷却媒体が冷却されずオーバーヒートの問題が発生したり、閉作動条件の継続中に可動部材が開いてしまうことにより、期待される走行安定性が得られなくなったりするおそれを回避することができる。
第2特徴構成は、前記断続的な電流印加を、電流値がロック電流値に達するまで行うよう構成してある点にある。
第2特徴構成によれば、継続中の作動条件に応じた断続的な電流印加の終了時を電流値で判断するため、可動部材の位置を検出するための位置センサ等を設ける必要がなく、コストや搭載性の面において有利なものとなる。又、ロック電流値に達すれば電流印加を停止するので、可動部材が開位置又は閉位置に達した後は電流を印加し続ける必要がなく、節電を図ることができる。
第3特徴構成は、前記断続的に電流を印加する時間間隔を所定時間に設定してある点にある。
第3特徴構成によれば、所定時間ごとに継続中の作動条件に応じた断続的な電流印加を行うため、可動部材が開位置又は閉位置からずれてしまった場合に、所定時間ごとに可動部材を作動条件に応じてあるべき開位置又は閉位置に戻すことができる。又、この所定時間を調整することにより、電流印加の頻度を高くして可動部材をあるべき位置に戻すことの確実性を高めたり、頻度を低くして節電効果を高めたりすることができる。
第4特徴構成は、前記開作動条件の継続中の前記所定時間を、前記閉作動条件の継続中の前記所定時間よりも短く設定してある点にある。
第4特徴構成によれば、閉作動条件が継続中の断続的な閉作動よりも、開作動条件が継続中の断続的な開作動を頻繁に行うことになる。可動部材が開位置にあるべきときに開位置からずれてしまうと、エンジン冷却媒体が十分に冷却されずオーバーヒートを引き起こすおそれがある。一方、可動部材が閉位置にあるべきときに閉位置からずれてしまうと、車両の走行安定性が劣るおそれがある。本構成では、これら両者の問題を比較し、より重要なオーバーヒートの発生防止を優先させている。
第5特徴構成は、前記断続的な電流印加による電流値が前記ロック電流値に達するまでの時間によって、前記可動部材の作動状態についての異常判定を行う点にある。
第5特徴構成によれば、例えばロック電流値に達するまでの時間が長い場合、すなわち継続中の作動条件に応じてあるべき開位置又は閉位置から可動部材が大きく移動していた場合に、異常が発生していると判定することができる。この異常を警告ランプ等で乗員に知らせる手段を備えれば、オーバーヒートの発生や走行安定性の低下を未然に防ぐことができる。
第6特徴構成は、前記異常判定により前記可動部材の作動状態が異常と判定された場合に、前記開作動を行うよう構成してある点にある。
第6特徴構成によれば、可動部材の作動状況に異常があった場合に開作動を行うため、エンジン冷却媒体がラジエータで冷却され、オーバーヒートの発生を回避することができる。
可動部材が開位置のときの車両前部の断面図である。 可動部材が閉位置のときの車両前部の断面図である。 本発明に係る車両用グリル制御機構の構成図である。 制御手段で実行される制御を示すフローチャートである。 異常判定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る車両用グリル制御機構の実施形態について図1〜図5を用いて説明する。
図1は可動部材21が開位置のときの車両前部の断面図を、図2は可動部材21が閉位置のときの車両前部の断面図を示したものである。車両前部に形成されたエンジンルーム1には、エンジン2と、エンジン2の冷却媒体を冷却するためのラジエータ3とが設けられている。ラジエータ3の前方には可動部材21が設けられ、可動部材21を制御手段11で開閉制御することにより、フロントグリル4から導入した外気をエンジンルーム1に導入するか否かを切換可能に構成されている。フロントグリル4はバンパー5の上下に設けられ、主にフロントグリル4の意匠を形成する枠部4aと、外気をエンジンルーム1に導入するための開口部4bとからなる。
可動部材21は隣接する主動部材21aと従動部材21bとが1組となって作動するよう構成されている。主動部材21aの端部に連結された車幅方向に沿う回動軸22aと、従動部材21bの端部に連結された車幅方向に沿う回動軸22bとは、図示しないギアを介して一体的に作動するよう構成されている。すなわち、制御手段11からの指令により駆動する電動モータ12(図3参照)の動力は、回動軸22aを介して直接的に主動部材21aに伝達される。この伝達系を伝達するモータ12からの動力が、上記ギアによって回動軸22bへも伝達されることにより、従動部材21bが主動部材21aと同時的に回動する。
図1に示すように可動部材21が開位置にあるときは、フロントグリル4から導入された外気がそのままエンジンルーム1に取り入れられ、ラジエータ3の内部を流れる冷却媒体の冷却を促進する。一方、図2に示すように可動部材21が閉位置にあるときは、フロントグリル4から導入された外気はエンジンルーム1に流入しないため、車両に作用する空気抵抗や揚力が小さくなる。又、可動部材21で遮断された外気が、車両の床面の下側に流れてダウンフォースを発生させる。したがって、可動部材21を閉位置にすれば、車両の走行安定性の向上を図ることができる。
図3は車両用グリル制御機構の構成図を示したものである。制御手段11には、車両に設けられた速度センサ13、外気温センサ14及び冷却媒体温度センサ15からの検出値を読み取り、これらの検出値に応じて可動部材21を開位置とすべき開作動条件が成立しているか、閉位置とすべき閉作動条件が成立しているかを判定する。例えば、速度センサ13から検出される速度が大きい場合には、走行安定性を向上させるため閉作動を行い、冷却媒体温度センサ15から検出される冷却媒体温度が高い場合には、これを効率的に冷却するため開作動を行うといった制御を行うことができる。
本実施形態では、制御手段11が開作動条件及び閉作動条件の判断を速度センサ13、外気温センサ14及び冷却媒体温度センサ15からの検出値により行うとしたが、必ずしもこれらの検出値を判断要素に用いる必要はなく、又、別のセンサからの検出値を判断要素に用いてもよい。
制御手段11が開作動又は閉作動を行うべきと判断すると、電動モータ12に電流が印加され、可動部材21が作動する。また、制御手段11は電動モータ12への印加電流を監視し、電流値がロック電流値に達すると、可動部材21が開位置又は閉位置に達したと判断し、電流の印加を停止する。このように、電動モータ12に印加される電流値がロック電流値に達したか否かで、可動部材21が開位置又は閉位置に達したか否かを判断するので、可動部材21の位置を検出するためのセンサが不要となり、コストや搭載性の面において好ましい。なお、可動部材21が開位置又は閉位置に達したか否かの判断を、電流値がロック電流値に達したかどうかではなく、電流を印加した時間によって行ってもよい。
本発明の目的は、可動部材の開作動条件又は閉作動条件が継続している場合に、その作動条件に応じてあるべき可動部材の位置と実際の可動部材の位置とが一致しない場合に、その是正を図ることにある。この目的を達成するために、車両用グリル制御機構の制御手段11にて実行される制御について、図4に基づいて説明する。
エンジンを始動すると、制御手段11は、速度センサ13、外気温センサ14及び冷却媒体温度センサ15からの検出値を読み取り、これらの検出値に応じて可動部材21を開位置とすべき開作動条件が成立しているか、閉位置とすべき閉作動条件が成立しているかを確認する(#11)。その結果、開作動条件が確定していると判断すれば(#12,Yes)、制御手段11は電動モータ12に電流を印加して、可動部材21の開作動を開始する(#13)。一方、開作動条件ではなく閉作動条件が確定していると判断すれば(#12,No)、制御手段11は電動モータ12に電流を印加して、可動部材21の閉作動を開始する(#19)。
電動モータ12からの動力により可動部材21が開作動を開始すると(#13)、制御手段11は電動モータ12に印加される電流値を監視し、この電流値がロック電流値に達したか否かを随時確認する(#14)。上記電流値がロック電流値に達していない場合には(#14,No)、電流の印加を継続し、ロック電流値に達すると(#14,Yes)、可動部材21が開位置に達したと判断し、電流の印加を停止して可動部材21の開作動を停止する(#15)。
制御手段11は常時、速度センサ13、外気温センサ14及び冷却媒体温度センサ15からの検出値を読み取り、これらの検出値に応じて可動部材21を開位置とすべき開作動条件が成立しているか、閉位置とすべき閉作動条件が成立しているかを確認する(#16)。その結果、開作動条件が継続中である場合には(#17,Yes)、開作動条件の継続時間が予め設定してある所定時間を経過したかを判断する(#18)。
所定時間を経過していない場合には(#18,No)、ステップ#16〜#18を繰り返す。所定時間を経過している場合には(#18,Yes)、制御手段11は電動モータ12に電流を印加して、可動部材21の開作動を開始する(#13)。このとき、可動部材21が開位置にある場合にはすぐに印加電流がロック電流値に達し、可動部材21が開位置からずれていた場合には印加電流がロック電流値に達するまでにある程度の時間がかかることになる。いずれにしても印加電流がロック電流値に達した後は(#14,Yes)、その後ステップ#15〜#18を繰り返す。
以上、開作動条件が確定し、その後開作動条件が継続している場合の制御について説明したが、閉作動条件が確定し、その後閉作動条件が継続している場合にも同様の制御が実行される(#19〜#24)。すなわち、ステップ#13〜#18の「開作動」を「閉作動」と読み替えれば、ステップ#19〜#24と同じとなる。
ステップ#17で開作動条件が継続中でない、すなわち開作動条件から閉作動条件に切り換わったと判断された場合は(#17,No)、制御手段11は電動モータ12に電流を印加して、可動部材21の閉作動を開始する(#19)。同様に、ステップ#23で閉作動条件が継続中でない、すなわち閉作動条件から開作動条件に切り換わったと判断された場合は(#23,No)、制御手段11は電動モータ12に電流を印加して、可動部材21の開作動を開始する(#13)。
上記制御が実行されることにより、開作動条件が継続している間は所定時間ごとに開作動が、閉作動条件が継続している間は所定時間ごとに閉作動が実行されることになる。したがって、開作動条件継続中に風圧や衝撃等によって可動部材21が開位置から閉じ側に意図せず移動してしまった場合にも、所定時間が経過すれば可動部材21は開位置に戻されるので、ラジエータ3にて冷却媒体が適切に冷却されないといった問題を回避することができる。同様に、閉作動条件継続中に風圧や衝撃等によって可動部材21が閉位置から開き側に意図せず移動してしまった場合にも、所定時間が経過すれば可動部材21は閉位置に戻されるので、車両の走行安定性を確保することができる。
開作動条件継続中に可動部材21が開位置から閉じ側に移動してしまうと、ラジエータでエンジン冷却媒体が十分に冷却されず、オーバーヒートを起こすおそれがある。一方、閉作動条件継続中に可動部材21が閉位置から開き側に移動してしまうと、車両の走行安定性が低下するおそれがある。これら両者の問題を比較した場合、オーバーヒートの発生を防止することがより重要と考えられるので、開作動条件継続中の上記所定時間を閉作動条件継続中の所定時間よりも短く設定し、より頻繁に開作動を行うようにすると好ましい。
次に、開作動条件継続中又は閉作動条件継続中に行う異常判定処理を、図5のフローチャートに基づいて説明する。この異常判定処理は、図4のフローチャートのステップ#14又は#20の後に実行すればよい。すなわち、開作動条件継続中又は閉作動条件継続中に所定時間が経過し、電動モータ12に電流を印加し開作動又は閉作動を実行し、印加電流がロック電流値に達した後に行うべき処理である。
印加電流がロック電流値に達するまでの時間が、予め設定した閾値を超えた場合は(#31,Yes)、可動部材21を継続中の作動条件に応じた位置に移動するのに要した時間が長い、すなわち可動部材21があるべき開位置又は閉位置から大きくずれていたと考えられ、異常が発生していると判定する。印加電流がロック電流値に達するまでの時間が閾値を超えなかった場合は(#31,No)、特に問題がないものとして特別な処理を行わず、異常判定処理を終了する。
異常が発生していると判定した場合は、乗員が視認できる場所に設けた警告ランプを点灯することにより(#32)、乗員に異常が発生していることを知らせる。さらに、制御手段11は、強制的に開作動を行うべく電動モータ12に電流を印加する(#33)。これは先述のように、走行安定性の低下よりもオーバーヒートの発生のほうが重大な問題であるため、可動部材21を開位置に移動させて、ラジエータ3の内部を流れる冷却媒体の冷却を優先するためである。
本実施形態においては、印加電流がロック電流値に達するまでの時間が一度でも閾値を超えた場合には異常と判定するよう構成したが、閾値を超えた回数や頻度も加味して異常判定を行うようにしてもよい。例えば、閾値超過回数が所定回数を超えた場合にのみ異常と判定するように構成し、風圧や衝撃で一時的に可動部材21が動いてしまった場合は異常と判断されず、電動モータ12の不具合や、電動モータ12から可動部材21に至る動力伝達系に機械的な異常により、何度も可動部材21がずれてしまう場合にのみ異常と判断するようにしてもよい。
[別の実施形態]
上述の実施形態においては、作動条件が継続しているときの断続的な電流印加を所定時間ごとに行うものとしたが、例えば、車両に備えた速度センサ13や加速度センサ(図示せず)からの検出値が閾値を超えた場合に電流印加を行うとしてもよい。すなわち、走行中の風圧や衝撃等を速度センサ13や加速度センサ等で検出し、その検出値が予め設定した閾値を超えた場合には、可動部材21が開位置又は閉位置から移動してしまう可能性が高いとして、このような場合に電流印加を行うとしてもよい。
又、上述の実施形態においては、図1又は図2に示したように可動部材21が主動部材21aと従動部材21bとからなるものとしたが、可動部材21の形態や構成はこれに限られるものではない。例えば、主動部材21aと従動部材21bとの区別なく、全てが独立に駆動するように構成してもよいし、可動部材21の回動軸22が可動部材21の端部以外の場所にあってもよい。
ラジエータに外気を導入する開位置と、外気の導入を禁止又は抑制する閉位置とに切換可能な可動部材の開閉作動を制御する車両用グリル制御機構に適用することができる。
1 エンジンルーム
2 エンジン
3 ラジエータ
4 フロントグリル
11 制御手段
12 電動モータ
21 可動部材
21a 主動部材
21b 従動部材
22a 回動軸
22b 回動軸

Claims (6)

  1. 車両に備えたラジエータに外気を導入する開位置と、外気の導入を禁止又は抑制する閉位置とに切換可能な可動部材と、
    前記可動部材を駆動する電動モータと、
    前記可動部材を前記開位置に作動すべき開作動条件又は前記閉位置に作動すべき閉作動条件が確定すると、前記電動モータに電流を印加して前記可動部材の開作動又は閉作動を行う制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記可動部材の前記開作動又は前記閉作動を行った後、異なる作動条件が確定するまでの間、継続中の作動条件に応じて断続的に前記電流を印加する車両用グリル制御機構。
  2. 前記断続的な電流印加を、電流値がロック電流値に達するまで行うよう構成してある請求項1に記載の車両用グリル制御機構。
  3. 前記断続的に電流を印加する時間間隔を所定時間に設定してある請求項1又は2に記載の車両用グリル制御機構。
  4. 前記開作動条件の継続中の前記所定時間を、前記閉作動条件の継続中の前記所定時間よりも短く設定してある請求項3に記載の車両用グリル制御機構。
  5. 前記断続的な電流印加による電流値が前記ロック電流値に達するまでの時間によって、前記可動部材の作動状態についての異常判定を行う請求項2に記載の車両用グリル制御機構。
  6. 前記異常判定により前記可動部材の作動状態が異常と判定された場合に、前記開作動を行うよう構成してある請求項5に記載の車両用グリル制御機構。
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