JP5770238B2 - 車両の排気構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の排気構造に関する。
従来、車両に搭載される排気装置において、エンジンから後方へ延出した排気装置の後部のマフラを、車体後部を覆うリヤカウルの内部に配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、排気を外部に排出するテールパイプが2本設けられている。
特開2005−83286号公報
ところで、上記従来の排気構造のように、リヤカウルの内部にマフラを配置する場合、リヤカウルの形状に応じてマフラを形成する必要があり、マフラの形状に制約がある。このような制約の下であっても、要求されるエンジンの出力特性によっては、最終段の排気の流速を高めるために、テールパイプをできるだけ長くすることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、マフラがリヤカウルに覆われた車両の排気構造において、テールパイプを長くできるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、エンジン(11)と、当該エンジン(11)の排気装置(25)と、車両後部を覆うリヤカウル(35)とを備え、前記排気装置(25)が、排気管(28)と当該排気管(28)の後部に接続されるマフラ(29)とを備え、当該マフラ(29)が、隔壁(65)で区画された複数の膨張室(C1,C2)と、当該複数の膨張室間(C1,C2)を接続する接続管(67,68)と、前記マフラ(29)から排気を排出するテールパイプ(69)とを備え、前記マフラ(29)が前記リヤカウル(35)に覆われた車両の排気構造において、前記マフラ(29)及び前記リヤカウル(35)の外形は車両後方に向かうに連れて横幅が狭くなる形状であり、前記テールパイプ(69)及び前記接続管(67,68)は、前記隔壁(65)を貫通して設けられ、前記テールパイプ(69)と前記接続管(67,68)とが前記隔壁(65)を貫通する貫通位置は、互いに上下方向にオフセットされており、前記マフラ(29)内に収容される触媒(67)は前記隔壁(65)に支持され、当該触媒(67)及び前記接続管(68)は、上下方向において略同一高さに配置されることを特徴とする。
本発明によれば、貫通位置において接続管がテールパイプの邪魔にならないため、マフラ及びリヤカウルの横幅が車両後方に向かうに連れて狭くなる形状であっても、テールパイプを長くすることができる。また、マフラを幅方向に小型化できる。また、触媒をマフラ内に収容した構成であっても触媒がテールパイプと干渉することを防ぐことができ、テールパイプを長くできる。
また、本発明は、前記テールパイプ(69)の一端(69a)は、前記マフラ(29)の前記膨張室のうち最も前方に位置する膨張室(C2)に配置され、前記テールパイプ(69)の他端(69b)は、前記マフラ(29)の後部から外気に開放されることを特徴とする。
本発明によれば、テールパイプを、最も前方に位置する膨張室から延ばすことができ、テールパイプを長くできる。
また、本発明は、前記マフラ(29)は、後部の第1膨張室(C1)と前部の第2膨張室(C2)とに区画され、前記排気管(28)から前記マフラ(29)に導入された排気は、前記接続管(67,68)を経由して前記第2膨張室(C2)に流れ、前記第2膨張室(C2)に前記テールパイプ(69)の一端(69a)が配置され、前記テールパイプ(69)の他端(69b)は、前記マフラ(29)の後部から外気に開放されることを特徴とする。
本発明によれば、テールパイプを、前部の第2膨張室からマフラの後部に延ばすことができ、テールパイプを長くできる。
た、本発明は、前記触媒(67)は、長手方向を幅方向とする扁平形状であることを特徴とする。
本発明によれば、触媒の容量を確保しつつ触媒を上下にコンパクトに設けることができ触媒がテールパイプの邪魔にならないため、テールパイプを長くできる。
さらに、本発明は、前記マフラ(29)の外形は、前記接続管(68)及び前記触媒(67)が配置された高さ方向位置の横幅(W1)よりも、前記テールパイプ(69)が配置された高さ方向位置の横幅(W2)が小さく形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、テールパイプ近傍を覆う部分のリヤカウルの横幅を小さくでき、マフラ及びリヤカウルを小型化できる。
また、本発明は、前記テールパイプ(69)の一部を径方向外側から覆う筒状のカバー部材(70)を有し、前記触媒(67)及び前記接続管(68)の端は前記マフラ(29)の内壁と対向し、前記カバー部材(70)と前記テールパイプ(69)との間の空間は、前記カバー部材(70)と前記内壁との接続部(72)を介して前記膨張室(C1)と連通することを特徴とする。
本発明によれば、円筒状のカバー部材とテールパイプとの間の空間を膨張室として利用できるため、マフラを小型化しつつ膨張室の容量を確保できる。
また、本発明は、前記カバー部材(70)は、溶接により前記マフラ(29)に接続され、当該接続部位(73a)は、側面視において、テーパー状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、カバー部材の溶接部位の面積を大きくでき、剛性を向上できる。
本発明に係る車両の排気構造では、マフラ及びリヤカウルの横幅が車両後方に向かうに連れて狭くなる形状であっても、テールパイプを長くすることができる。また、マフラを幅方向に小型化できる。
また、テールパイプを、最も前方に位置する膨張室から延ばして長くできる。
また、テールパイプを、前部の第2膨張室からマフラの後部に延ばして長くできる。
さらに、触媒がテールパイプの邪魔にならず、テールパイプを長くできる。
また、リヤカウルの横幅を小さくでき、マフラ及びリヤカウルを小型化できる。
また、マフラを小型化しつつ膨張室の容量を確保できる。
また、カバー部材の溶接部位の面積を大きくでき、剛性を向上できる。
本発明の車両の排気構造を備えた自動二輪車の右側面図である。 リヤカウルの周辺部の右側面図である。 リヤカウルを上方から見た平面図である。 リヤカウルの周辺部を下方から見た平面図である。 後バンク側排気装置の斜視図である。 後バンク用マフラを上方から見た平面図である。 図6のVII−VII断面図である。 左側方側から見た場合における後バンク用マフラの断面図である。 後バンク用マフラの後部の断面図である。 隔壁を車両後方側から見た正面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の車両の排気構造を備えた自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレームFにエンジン11が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク12が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車10は、運転者が跨るようにして着座するシート14が車体フレームFの上部に支持された鞍乗り型の車両である。
車体フレームFは、フロントフォーク12を支持する前端のヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下がりに後方へ延びる左右一対のメインフレーム16と、メインフレーム16の後部から下方に延びる左右一対のセンターフレーム17とを備える。また、車体フレームFは、メインフレーム16の後部から後上がりに車両の後部まで延びる左右一対のシートフレーム(不図示)を備える。
スイングアーム13は、左右のセンターフレーム17の上下の中間部に設けられたピボット軸18に上下に揺動可能に支持され、後輪3はスイングアーム13の後端部の車軸19に軸支される。
フロントフォーク12の上端部には操舵用のハンドル20が取付けられ、フロントフォーク12の下端部には車軸21を介して前輪2が支持されている。
燃料タンク22は、ヘッドパイプ15の後方で左右のセンターフレーム17に支持される。シート14は、燃料タンク22の後方に位置し、上記シートフレームに支持される。
エンジン11は、前後にV字状に配置されたV型4気筒である。エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸を支持するクランクケース23と、クランクケース23から前方に傾斜して延びる2気筒で構成される前バンク47Fと、クランクケース23から後方に傾斜して延びる2気筒で構成される後バンク47Rとを備える。
エンジン11は、前バンク47Fに接続される前バンク側排気装置24と、後バンク47Rに接続される後バンク側排気装置25(排気装置)とを有する。
前バンク側排気装置24は、上記前バンクの各気筒のシリンダヘッドの前面からそれぞれ引き出され後端側で一本に集合される排気管26と、スイングアーム13の外側方に配置され、排気管26の後端に接続される前バンク用マフラ27とを有する。
後バンク側排気装置25は、後バンク47Rの各気筒のシリンダヘッドの後面からそれぞれ引き出され後端側で一本に集合される排気管28と、自動二輪車10の後端部に配置され、排気管28の後端に接続される後バンク用マフラ29とを有する。
自動二輪車10は、車体を覆う樹脂製の車体カバー30を備える。車体カバー30は、エンジン11の前部、ヘッドパイプ15及びメインフレーム16を覆うフロントサイドカバー31と、ヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカウル32と、エンジン11を下方から覆うアンダーカバー33とを備える。また、車体カバー30は、シート14の下方で後バンク側排気装置25を覆うミドルカバー34と、シート14の後方で後バンク用マフラ29を覆うリヤカウル35とを備える。
リヤカウル35の下面には、後下がりで後方に延びる後部ステー36が設けられ、後部ステー36の後端には、左右に突出するウインカ37が一対設けられる。また、後部ステー36の後端には、後下方に延びる板状のライセンスプレートホルダー38が設けられる。
スイングアーム13の前部には、後輪3を前上方から覆う後輪カバー39が取り付けられている。フロントフォーク12には、フロントフェンダー40が取り付けられる。
図2は、リヤカウル35の周辺部の右側面図である。図3は、リヤカウル35を上方から見た平面図である。図4は、リヤカウル35の周辺部を下方から見た平面図である。
図2〜図4を参照し、ミドルカバー34は、シート14の後端側から後上方に立ち上がる上方延出部34aを有する。上方延出部34aの左右の側部には、車体カバー30の内側に連通する空気導入孔34b,34bが設けられている。
リヤカウル35は、上方延出部34aの後縁に連続して設けられ、車体カバー30の後端まで延びる。
リヤカウル35の外形は、平面視において、前端側ほど横幅が大きく、車両後方側に向かうに連れて徐々に横幅が小さくなるように形成されており、後端側にかけて先細りになっている。詳細には、上方からの平面視におけるリヤカウル35の外形は、上方延出部34aの後縁に沿って車幅方向に略真っ直ぐに延びる前縁部35aと、後方側ほど互いの距離が小さくなるように前縁部35aの左右端から後方に延びる側縁部35b,35bと、側縁部35b,35bの後端間を繋ぐ後縁部35cとを備える。
リヤカウル35の外形は、側面視において前端側ほど上下方向に大きく、車両後方側に向かうに連れて徐々に上下の厚さが小さくなるように形成されており、後端側にかけて先細りになっている。
リヤカウル35の上面41は、車幅方向の中央部が最も高い位置にあり、車幅方向の外側に行くほど低くなるように湾曲して形成されているとともに、平面視では、わずかに後下がりとなるように形成されている。
リヤカウル35の下面42は、側面視において、後上がりとなるように傾斜している。リヤカウル35の下面42は、下方に膨出する下方膨出部42aを車幅方向の中央に有しており、車幅方向中央部が最も低い位置にあり、車幅方向の外側ほど高くなるように湾曲して形成されている。下方膨出部42aは、リヤカウル35の前端から後部まで延びる。
リヤカウル35の前部の左右側面には、前後に長い通風孔43が設けられている。通風孔43の前部には、リヤカウル35の一部が内側に膨出した内方膨出部43aが形成されている。
また、リヤカウル35の下面42において、下方膨出部42aの左右の側方の下面側部42b,42bには、前後に長い排風孔44,44が設けられている。排風孔44,44は、通風孔43の後方に位置する。下方膨出部42aの後端部には、後バンク用マフラ29の後部を露出させる後部開口45が設けられている。
後バンク用マフラ29は、空気導入孔34b,34bから導入されて排風孔44,44及び後部開口45から排出される走行風によって冷却される。
後部開口45と左右の排風孔44,44との間において下方膨出部42aの基端部には、後部ステー36の前端が締結されるステー固定部46,46がそれぞれ設けられている。
図5は、後バンク側排気装置25の斜視図である。
図5に示すように、後バンク側排気装置25の排気管28は、後バンク47Rの各気筒のシリンダヘッドから後方に引き出される一対の排気ポート接続管50,50と、排気ポート接続管50,50の後端から上後方に延びる上方延出管51,51と、上方延出管51,51が合流して1本となる合流管52とを備える。排気管28は、前バンク用マフラ27側が配置される側である車幅方向の一側(右側)を通って後方に延びる。
上方延出管51,51は、排気ポート接続管50,50に嵌合されるとともに、排気ポート接続管50,50と上方延出管51,51との間に架け渡される複数のばね53によって排気ポート接続管50,50に連結される。
合流管52内には、合流管52の流路の面積を変化させる排気バルブ(不図示)が設けられており、合流管52の外面には、上記排気バルブを駆動する駆動部54が設けられている。後バンク用マフラ29は、合流管52の後端に接続される。
図6は、後バンク用マフラ29を上方から見た平面図である。ここで、図6では、後バンク用マフラ29とともにリヤカウル35の外形が2点鎖線で示されている。
図5及び図6に示すように、後バンク用マフラ29は、リヤカウル35の内側に収まる箱型に形成されたマフラ本体55と、マフラ本体55の後部から後方に延びる管状のテール部56とを備える。
マフラ本体55は、箱形状を上下に2分割した上半体59a(図8)と下半体59b(図8)とを結合して形成されている。図6では、内部構造を見易くするためにマフラ本体55から上半体59aを分離させて除いた状態が示されている。
マフラ本体55は、リヤカウル35の形状に合わせて構成されており、その横幅は、前端側で最も大きく、車両後方に向かうに連れて小さくなるように形成されている。マフラ本体55の外形は、平面視において、リヤカウル35の側縁部35b,35bに沿う側縁部55a,55aと、側縁部55a,55aの後端間を繋ぐ後縁部55bとを有する。
マフラ本体55は、前下方に膨出する排気管接続部57を、前面における車幅方向の一側(右側)の部分に有し、合流管52の後端は排気管接続部57に接続される。
マフラ本体55の前部の左右の側面には、車幅方向に突出するマフラ固定ステー58,58が設けられている。マフラ固定ステー58,58には、リヤカウル35の通風孔43の内方膨出部43a(図2)が外側からボルトで固定される。
後部ステー36は、テール部56の下方に位置する板状部36aを備える。板状部36aの左右の縁部は、マフラ本体55の側縁部55a,55aの後端に連続するように延びており、板状部36aは、後方側ほど横幅が小さく形成されている。板状部36aは、後バンク用マフラ29のテール部56よりも横幅が大きく形成されており、テール部56を下方から覆う。
図7は、図6のVII−VII断面図である。図8は、左側方側から見た場合における後バンク用マフラ29の断面図である。図9は、後バンク用マフラ29の後部の断面図である。
図6〜図9に示すように、マフラ本体55は、リヤカウル35の上面41に沿って延びる上壁部60と、リヤカウル35の下面42に沿って後上りに延びる下壁部61と、排気管接続部57が設けられる前壁部62と、テール部56が設けられる後壁部63とを備える。
下壁部61は、リヤカウル35の下面42の下方膨出部42aに沿って車幅方向の中央で下方に膨出する下壁膨出部61aと、リヤカウル35の下面側部42b,42bに沿って上外側方に延び、下壁膨出部61aを上壁部60の左右の側縁に接続する下面側壁部61b,61bとを有する。下壁膨出部61a及び下面側壁部61b,61bは、下方に曲面状に膨出しているため、側面視では、マフラ本体55の左右の側壁部の一部を構成しているとも言える。
マフラ本体55は、図9に示すように、上壁部60側の横幅W1よりも下壁膨出部61aの横幅W2が小さくなるように形成されており、上壁部60から下壁膨出部61a側に向かうに連れて横幅が徐々に小さくなっている。すなわち、マフラ本体55の断面形状は、後方から見た場合、略逆三角形状に形成されている。この略逆三角形状は、車幅方向の中心線Lを基準に略左右対称である。
また、リヤカウル35は、マフラ本体55から所定間隔をあけてリヤカウル35の外形に沿うように形成されており、断面形状は同様に略逆三角形状に形成されている。
リヤカウル35の上面41とマフラ本体55の上壁部60との間には、板状の断熱部材64が設けられている。
マフラ本体55は、多段膨張式のマフラであり、マフラ本体55内を前後に仕切る板状の隔壁65を有する。隔壁65が設けられることで、マフラ本体55内には、マフラ本体55の後部に位置する第1膨張室C1と、マフラ本体55の前部に位置する第2膨張室C2とが形成されている。隔壁65は、マフラ本体55の前部に設けられており、後側の第1膨張室C1は、前側の第2膨張室C2よりも容積が大きい。
後バンク用マフラ29は、排気管接続部57に設けられてマフラ本体55内に排気を導入する導入管66と、導入管66に導入された排気を第1膨張室C1に導く第1連通管67(接続管,触媒)と、第1膨張室C1を第2膨張室C2に連通させる第2連通管68(接続管)とを備える。また、後バンク用マフラ29は、第2膨張室C2から後方に延在して第2膨張室C2を後バンク用マフラ29の外側に連通させるテールパイプ69と、テールパイプ69の後部を覆う筒状カバー70(カバー部材)とを有する。
マフラ本体55の下壁部61は、リヤカウル35の下面42に沿って後上りに傾斜しており、隔壁65は、下壁部61に対して略垂直に設けられている。すなわち、隔壁65は、鉛直方向に対し、下壁部61の傾斜の分だけ前傾して配置されている。
図10は、隔壁65を車両後方側から見た正面図である。
隔壁65は、マフラ本体55の形状に合わせて略逆三角形状に形成されており、周縁部がマフラ本体55の内壁に結合される。
隔壁65は、第1連通管67が嵌合される支持孔部65aと、第2連通管68が嵌合される支持孔部65bと、テールパイプ69が嵌合される支持孔部65cとを有する。
各支持孔部65a,65b,65cは、孔の内縁部を曲げるようにして形成されたリブ状部を有し、第1連通管67、第2連通管68及びテールパイプ69は、上記リブ状部の内面に嵌合して支持される。
支持孔部65aは、隔壁65の上部において、中心線Lの一側(右側)に寄せて配置されている。支持孔部65bは、隔壁65の上部において、中心線Lの他側(左側)に配置されている。支持孔部65bは、隔壁65の下部において、中心線Lに重なる位置に配置されている。
支持孔部65b及び支持孔部65cの径は略等しい。支持孔部65aは、第1連通管67の形状に対応して支持孔部65b及び支持孔部65cよりも大径に形成されており、上下方向よりも車幅方向に長い扁平状に形成されている。
図6〜図10を参照し、第1連通管67は、マフラ本体55内の上部において中心線Lの一側(右側)に寄せて配置されている。第1連通管67は、隔壁65に略直交する向きで支持孔部65aに嵌合されて支持されており、下壁部61に沿って後上りに略真っ直ぐに延びる。
第1連通管67は、厚さ方向よりも幅方向に長い扁平形状に形成されるとともに、後端側ほど拡径するようにテーパー状に形成された管である。
第1連通管67の前端67aは、第2膨張室C2内で導入管66の後端に接続されている。第1連通管67の後端67bは、第1膨張室C1内の前後の中間部に位置する。第1連通管67の内周面には、ハニカム状の担体に触媒物質が担持された触媒体(不図示)が嵌合して支持されている。上記触媒体は、第1連通管67の略全長に亘り設けられる。すなわち、第1連通管67は、排気を第1膨張室C1に導入する管であるとともに、排気を浄化する触媒でもある。
第2連通管68は、マフラ本体55内の上部において中心線Lの他側(左側)に配置されている。第2連通管68は、隔壁65に略直交する向きで支持孔部65bに嵌合されて支持されており、下壁部61に沿って後上りに略真っ直ぐに延びる。
第2連通管68は、全長に亘り径が略等しい断面略円形の管である。第2連通管68の前端68aは、第2膨張室C2内に位置する。第2連通管68の後端68bは、第1連通管67の後端67bよりも後方へ延び、第1膨張室C1内の後部に位置する。
第2連通管68の後部は、第1膨張室C1に設けられた支持壁71に嵌合されて支持される。
第2連通管68は、中心線Lを挟んで第1連通管67の側方に隣接して設けられ、マフラ本体55内で第1連通管67と略同一の高さ位置に配置されている。図7に示すように、第2連通管68の直径は、第1連通管67の上下の厚さよりも小さく、側面視では、第2連通管68の後端部を除く部分は、第1連通管67に重なる。
マフラ本体55の横幅W1は、第1連通管67及び第2連通管68が配置された高さ位置でのマフラ本体55の横幅に対応する。マフラ本体55の横幅W2は、テールパイプ69が配置された高さ位置でのマフラ本体55の横幅に対応する。
テールパイプ69は、マフラ本体55内の下部において車幅方向の中央に設けられ、その中心の位置を中心線Lに略一致させて配置されている。すなわち、テールパイプ69は、第1連通管67及び第2連通管68に対し、下方にオフセットして配置されている。
隔壁65の支持孔部65a,65b,65cは、第1連通管67、第2連通管68及びテールパイプ69が貫通する貫通位置である。支持孔部65a,65bは略同一の高さ位置に設けられ、支持孔部65cは、支持孔部65a,65bに対して下方にオフセットして配置されている。
テールパイプ69は、隔壁65に略直交する向きで支持孔部65cに嵌合されて支持されており、下壁部61に沿って後上りに略真っ直ぐに延びる。
テールパイプ69は、全長に亘り径が略等しい断面略円形の管であり、第2連通管68よりも小径且つ第2連通管68よりも全長が長く形成されている。テールパイプ69は、前端69a(一端)が支持孔部65cに嵌合されて支持されている。
マフラ本体55の後壁部63は、後端67b及び後端68bに対向する垂直部63aと、垂直部63aの下端から前下がりに前方に延びて下壁膨出部61aに繋がる傾斜部63bとを有する。詳細には、傾斜部63bは、後壁部63に形成された開口を塞ぐように設けられる板部材を後壁部63に溶接して設けられる。
傾斜部63bは、テールパイプ69の外径よりも大径の開口部72(内壁との接続部)を有する。テールパイプ69は、マフラ本体55の外側へ延びるテールパイプ後部69cを有し、テールパイプ後部69cは、開口部72を通って後方の外側へ延びる。
マフラ本体55の後壁部63には、筒状カバー70が設けられ、筒状カバー70は、テールパイプ後部69cを外周側から覆う。筒状カバー70は、テールパイプ69よりも大径の筒状部73と、筒状部73の後端を塞ぐキャップ74とを備える。
筒状部73は、筒状部73を斜めに切断するようにして形成されたテーパー部73aを先端に有し、テーパー部73aが開口部72の周縁部に接続される。筒状カバー70は、テーパー部73aの周縁部に形成される溶接ビード(不図示)によって傾斜部63bに溶接される。筒状部73は、後部側ほど大径となるテーパー状に形成されている。
キャップ74は、テールパイプ69の後端69b(他端)に嵌合する後端支持孔部74aと、後端69bの外周面と筒状部73の内周面との間を塞ぐ環状の蓋部74bとを有する。蓋部74bは、後端69bから後方に延びるとともに後方側ほど大径となるテーパー状に形成されている。
テール部56は、テールパイプ69が筒状カバー70で覆われることで、2重管構造となっている。筒状カバー70は、テールパイプ69に対して略同軸に配置されており、筒状カバー70とテールパイプ69との間には、開口部72を介して第1膨張室C1に連通する後部膨張室75が形成されている。これにより、第1膨張室C1の容量が大きく確保される。
合流管52を通って後バンク用マフラ29に導入される排気G1は、マフラ本体55の一側の導入管66から第1膨張室C1内の第1連通管67に流れ、第1連通管67の触媒により浄化された後、後部の第1膨張室C1に流入して膨張する。第1膨張室C1で膨張した排気G2は、反転して第2連通管68を通って第2膨張室C2に流入し、前部の第2膨張室C2で膨張する。また、排気G2の一部は、後部膨張室75に流れて膨張する。第1連通管67の後端67bは後部膨張室75に対向しているため、後部膨張室75に排気が流れ易く、後部膨張室75を膨張室として効果的に利用できる。第2膨張室C2で膨張した排気G3は、反転してテールパイプ69を通り、後端69bから外部に排出される。
ここで、第1連通管67は、排気管28の排気ガスを後部の第1膨張室C1に直接導入する管であるが、隔壁65に支持されて第1膨張室C1と第2膨張室C2とを接続する接続管であると言える。
本実施の形態では、下方に凸となる略逆三角形状に形成されたマフラ本体55内の上部に第1連通管67及び第2連通管68を左右に並べて設け、第1連通管67及び第2連通管68に対して下方にオフセットさせてテールパイプ69を設けた。これにより、第1連通管67及び第2連通管68がテールパイプ69と干渉することを防ぐことができるため、テールパイプ69をできるだけ長くすることができ、エンジン11に所望の特性を持たせることができる。また、第1膨張室C1をマフラ本体55の後部に設け、第2膨張室C2をマフラ本体55の前部に設けたため、テールパイプ69をマフラ本体55の前部から後部まで延ばすことができ、テールパイプ69を長くできる。
また、第1連通管67及び第2連通管68に対してテールパイプ69を車幅方向の中央で下方にオフセットさせたため、マフラ本体55を略逆三角形状にでき、マフラ本体55を覆うリヤカウル35も空気抵抗が小さい略逆三角形状にできる。このため、テールパイプ69を長くできる構成としながら、自動二輪車10の空気抵抗を低減できる。さらに、リヤカウル35の下面42に沿ってスムーズに走行風が流れるため、排風孔44,44から熱気を効率良く排出できる。
また、触媒としての第1連通管67を厚さ方向よりも幅方向に長い扁平形状としたため、触媒の容量を確保しつつ、第1連通管67の下方にスペースを確保できる。このため、第1連通管67がテールパイプ69に干渉することが無く、テールパイプ69を第1連通管67の下方に配置して第1連通管67を長くできる。また、触媒をマフラ本体55に設けたため、排気管28に触媒を設ける必要が無く、排気管28内の排気の流速を高めることができるため、排気効率が良い。
また、図2に示すように、側面視では、テール部56は、下面が下方膨出部42aの下面に連続して後方に延びるとともに、後端がリヤカウル35の後縁部35cよりもやや前方に位置する。このため、テール部56がリヤカウル35に一体的に見え、外観性が良い。
さらに、ステー固定部46,46を排風孔44,44の車幅方向内側で下方膨出部42aの基端部に設けたため、ステー固定部46,46が排風孔44,44の邪魔にならず、後バンク用マフラ29を効果的に冷却できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、後バンク用マフラ29及び後バンク用マフラ29を覆うリヤカウル35の外形は車両後方に向かうに連れて横幅が狭くなる形状であり、テールパイプ69、第1連通管67及び第2連通管68は、隔壁65を貫通して設けられ、テールパイプ69が隔壁65を貫通する貫通位置である支持孔部65cと、第1連通管67及び第2連通管68が隔壁65を貫通する貫通位置である支持孔部65a,65bとは、互いに上下方向にオフセットされている。これにより、貫通位置において第1連通管67及び第2連通管68がテールパイプ69の邪魔にならないため、後バンク用マフラ29及びリヤカウル35の横幅が車両後方に向かうに連れて狭くなる形状であっても、テールパイプ69を長くすることができる。また、後バンク用マフラ29を幅方向に小型化できる。
また、テールパイプ69の前端69aは、後バンク用マフラ29の膨張室のうち最も前方に位置する第2膨張室C2に配置され、テールパイプ69の後端69bは、後バンク用マフラ29の後部から外気に開放されるため、テールパイプ69を、最も前方に位置する第2膨張室C2から延ばすことができ、テールパイプ69を長くできる。
また、後バンク用マフラ29は、後部の第1膨張室C1と前部の第2膨張室C2とに区画され、排気管28から後バンク用マフラ29に導入された排気は、第1連通管67及び第2連通管68を経由して第2膨張室C2に流れ、第2膨張室C2にテールパイプ69の前端69aが配置され、テールパイプ69の後端69bは、後バンク用マフラ29の後部から外気に開放される。このため、テールパイプ69を、前部の第2膨張室C2から後バンク用マフラ29の後部に延ばすことができ、テールパイプ69を長くできる。
また、後バンク用マフラ29内に収容される触媒としての第1連通管67は隔壁65に支持され、第1連通管67及び第2連通管68は、上下方向において略同一高さに配置されるため、触媒として機能する第1連通管67を後バンク用マフラ29内に収容した構成であっても触媒がテールパイプ69に干渉することを防止でき、テールパイプ69を長くできる。
また、触媒としての第1連通管67は、長手方向を幅方向とする扁平形状であるため、触媒の容量を確保しつつ第1連通管67を上下にコンパクトに設けることができる。このため、第1連通管67がテールパイプ69の邪魔にならず、テールパイプ69を長くできる。
さらに、後バンク用マフラ29の外形は、第1連通管67及び第2連通管68が配置された高さ方向位置の横幅W1よりも、テールパイプ69が配置された高さ方向位置の横幅W2が小さく形成されているため、テールパイプ69近傍を覆う部分のリヤカウル35の横幅を小さくでき、後バンク用マフラ29及びリヤカウル35を小型化できる。
また、テールパイプ後部69cを径方向外側から覆う筒状の筒状カバー70を有し、第1連通管67及び第2連通管68の後端67b,68bは後バンク用マフラ29の後壁部63の内壁と対向し、筒状カバー70とテールパイプ後部69cとの間の空間は、筒状カバー70と後壁部63との接続部である開口部72を介して第1膨張室C1と連通する。これにより、筒状カバー70とテールパイプ後部69cとの間の空間を後部膨張室75として利用できるため、後バンク用マフラ29を小型化しつつ第1膨張室C1の容量を確保できる。
また、筒状カバー70は、溶接によりマフラ本体55に接続され、この接続部位であるテーパー部73aは、側面視において、テーパー状に形成されているため、筒状カバー70の溶接部位の面積を大きくでき、剛性を向上できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、接続管として第1連通管67及び第2連通管68を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも第2連通管68に対してテールパイプ69が上下方向にオフセットされていれば良い。この場合、例えば、第1連通管67とは異なる位置に設けられる管により第1膨張室C1に排気が導入される。
また、上記実施の形態では、第1連通管67には触媒体が設けられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1連通管67は触媒体が設けられていない単なる管であっても良い。
また、上記実施の形態では、V型4気筒のエンジン11を例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、少なくとも後バンク用マフラ29がリヤカウル35に覆われていれば良く、単気筒、並列気筒及び水平対向などのエンジン形態に関わらず適用することができる。
10 自動二輪車(車両)
11 エンジン
25 後バンク側排気装置(排気装置)
28 排気管
29 後バンク用マフラ(マフラ)
35 リヤカウル
65 隔壁
65a 支持孔部(貫通位置)
65b 支持孔部(貫通位置)
65c 支持孔部(貫通位置)
67 第1連通管(接続管、触媒)
68 第2連通管(接続管)
69 テールパイプ
69a 前端(一端)
69b 後端(他端)
70 筒状カバー(カバー部材)
72 開口部(内壁との接続部)
73a テーパー部(接続部位)
C1 第1膨張室
C2 第2膨張室(最も前方に位置する膨張室)
W1 横幅
W2 横幅

Claims (7)

  1. エンジン(11)と、当該エンジン(11)の排気装置(25)と、車両後部を覆うリヤカウル(35)とを備え、前記排気装置(25)が、排気管(28)と当該排気管(28)の後部に接続されるマフラ(29)とを備え、当該マフラ(29)が、隔壁(65)で区画された複数の膨張室(C1,C2)と、当該複数の膨張室間(C1,C2)を接続する接続管(67,68)と、前記マフラ(29)から排気を排出するテールパイプ(69)とを備え、前記マフラ(29)が前記リヤカウル(35)に覆われた車両の排気構造において、
    前記マフラ(29)及び前記リヤカウル(35)の外形は車両後方に向かうに連れて横幅が狭くなる形状であり、
    前記テールパイプ(69)及び前記接続管(67,68)は、前記隔壁(65)を貫通して設けられ、前記テールパイプ(69)と前記接続管(67,68)とが前記隔壁(65)を貫通する貫通位置は、互いに上下方向にオフセットされており、
    前記マフラ(29)内に収容される触媒(67)は前記隔壁(65)に支持され、当該触媒(67)及び前記接続管(68)は、上下方向において略同一高さに配置されることを特徴とする車両の排気構造。
  2. 前記テールパイプ(69)の一端(69a)は、前記マフラ(29)の前記膨張室のうち最も前方に位置する膨張室(C2)に配置され、前記テールパイプ(69)の他端(69b)は、前記マフラ(29)の後部から外気に開放されることを特徴とする請求項1記載の車両の排気構造。
  3. 前記マフラ(29)は、後部の第1膨張室(C1)と前部の第2膨張室(C2)とに区画され、前記排気管(28)から前記マフラ(29)に導入された排気は、前記接続管(67,68)を経由して前記第2膨張室(C2)に流れ、前記第2膨張室(C2)に前記テールパイプ(69)の一端(69a)が配置され、前記テールパイプ(69)の他端(69b)は、前記マフラ(29)の後部から外気に開放されることを特徴とする請求項1または2に記載の車両の排気構造。
  4. 前記触媒(67)は、長手方向を幅方向とする扁平形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両の排気構造。
  5. 前記マフラ(29)の外形は、前記接続管(68)及び前記触媒(67)が配置された高さ方向位置の横幅(W1)よりも、前記テールパイプ(69)が配置された高さ方向位置の横幅(W2)が小さく形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両の排気構造。
  6. 前記テールパイプ(69)の一部を径方向外側から覆う筒状のカバー部材(70)を有し、前記触媒(67)及び前記接続管(68)の端は前記マフラ(29)の内壁と対向し、前記カバー部材(70)と前記テールパイプ(69)との間の空間は、前記カバー部材(70)と前記内壁との接続部(72)を介して前記膨張室(C1)と連通することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の車両の排気構造。
  7. 前記カバー部材(70)は、溶接により前記マフラ(29)に接続され、当該接続部位(73a)は、側面視において、テーパー状に形成されていることを特徴とする請求項記載の車両の排気構造。
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