JP5767823B2 - 鞍乗り型車両の制動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両の制動装置の改良に関する。
油圧を利用して後輪に制動力を加える制動装置を備えた鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1(図2)参照。)。
特許文献1の図2に示されるように、車両の下部にリヤブレーキペダル(43)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)が車体側に設けたリアブレーキ軸(44)に回動可能に支持される。このリヤブレーキペダル(43)の近傍にて、リヤブレーキペダル(43)にリアブレーキマスターシリンダ(62)が連結され、このリアブレーキマスターシリンダ(62)にブレーキ液を蓄えるブレーキリザーブタンク(63)が配管を介して接続されている。
特許文献1の鞍乗り型車両では、ブレーキリザーブタンク(63)は、車体フレームを構成するシートステー(32)の上方に配置されると共にリアカウル(26)によって覆われている。
ブレーキリザーブタンク(63)がシートステー(32)の上方に配置されるため、ブレーキリザーブタンク(63)とリアブレーキマスターシリンダ(62)の間をつなぐ配管が長くなるという課題がある。
また、ブレーキリザーブタンク(63)がリアカウル(26)に覆われるため、油量の確認等のメンテナンス性に改良の余地があった。
特開2007−223521公報
本発明は、マスターシリンダとリザーブタンクの間をつなぐ配管長を短くすると共にリザーブタンクのメンテナンス性を高めることができる鞍乗り型車両の制動装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームの下部に設けられるブレーキペダルと、このブレーキペダルに連結されると共に車体フレームの下部に固定され油圧を生じさせるマスターシリンダと、このマスターシリンダに配管を介して連結されると共に車体フレームに固定され余剰オイルを溜めておくリザーブタンクとを有する鞍乗り型車両の制動装置において、リザーブタンクは、後輪の上方を覆うリヤフェンダの下方に配置されると共に、車体フレームの後部を構成し車幅方向左右に設けられる左右のリヤフレームの下方で且つ左のリヤフレームと右のリヤフレームの車幅方向内方に配置され、リザーブタンクは、車体フレームから車両後方へ延びるスイングアームと上下に重なる位置に配置され、リザーブタンクの車両前方の面、後方の面及び車幅方向内方の面は、リヤフェンダからリザーブタンクの下端より下方に延ばされるリブ壁によって囲われていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、リザーブタンクの一部は、車体フレームを車両側方から覆う左のサイドカバー又は右のサイドカバーから露出するように配置されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、リザーブタンクは、車両前方から後方へ延ばされ車体フレームに固定され同乗者が足を載せるステップを固定するステップブラケットと車両長手方向に重なる位置で、これらの左右のステップブラケットの上方に且つ左のステップブラケットと右のステップブラケットの内方に配置されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、リザーブタンクは、ステップブラケットの車幅方向内方に配置されると共に、後輪を揺動可能に支持するクッションユニットの前方に配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、リザーブタンクは、車体フレームに締結部材により固定され、この締結部材の締結軸線の延長線は車両外側に露出されることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、リザーブタンクは、リブ壁の車幅方向外側に配置されると共に、左右のリヤフレームの一方と後輪との間に配置されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、リブ壁は、車両側面視で後輪の車軸より車両前方に配置されると共に、下端が後輪に重なるように延ばされていることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、リザーブタンクの上方でリヤフェンダに、リザーブタンクに対応して上方へ凹む凹み部が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、マスターシリンダが車体フレームの下部に固定され、リザーブタンクがリヤフレームの下方に且つリヤフェンダの下方に配置される。マスターシリンダとリザーブタンクとは近接配置可能となる。結果、マスターシリンダからリザーブタンクへ延びる配管長を短くすることができる。
さらに、リザーブタンクの車両前方の面、後方の面及び車幅方向内方の面は、リブ壁によって囲われているので、車両前方、後方及び車幅方向内方からリザーブタンクを保護することができる。また、リザーブタンクの車幅方向外方の面は開放されているので、車両側方からの油量確認を容易に行うことができ、後輪制動装置のメンテナンス性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、リザーブタンクの一部は、左のサイドカバー又は右のサイドカバーから露出するように配置されている。側部がサイドカバーで覆われている車両であっても、リザーブタンクの油量確認をすることができる。結果、良好なメンテナンス性が確保される。
請求項3に係る発明では、リザーブタンクがステップブラケットの車幅内方で且つ上方に配置される。すなわち、リザーブタンクは、その車幅方向外方が前後に延びるステップブラケットによりガードされる。結果、リザーブタンクの保護効果を一層高めることができる。
請求項4に係る発明では、リザーブタンクは、ステップブラケットの車幅内方に配置される上に、クッションユニットの前方に配置される。すなわち、リザーブタンクの車幅方向外方がステップブラケットによりガードされる上に、車両後方がリヤクッションユニットによりガードされる。結果、リザーブタンクの保護効果を一層高めることができる。
請求項5に係る発明では、締結部材の締結軸線の延長線は車両外側に露出されるので、締結部材に容易に工具をアクセスさせることができる。結果、リザーブタンクの着脱が容易になる等、リザーブタンク及びその配管に係るメンテナンス性を高めることができる。
請求項6に係る発明では、リザーブタンクは、後輪とリヤフレームの間に形成されるスペースに配置される。デッドスペースとなり易い後輪とリヤフレームの間のスペースを有効活用してリザーブタンクを配置したので、車両を小型化することができる。
請求項7に係る発明では、リブ壁の下端は後輪に重なるように延ばされている。走行中に後輪が跳ねた泥等は、リブ壁によってガードされる。結果、後輪の跳ねた泥等からリザーブタンクを効果的に保護することができる。
本発明に係る自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の制動装置の配置を説明する側面図である。 図2の要部拡大図(車体カバーを取り外した状態)である。 図2の4矢視図である。 図4の5部拡大図である。 リザーブタンクの配置を説明する断面図(車両後面視)である。 図3の7−7線断面図である。 リザーブタンク周囲の車両外観を説明する図である。 リザーブタンクを取付ける締結部材の締結軸線方向から見た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車両前部に配置されハンドル11によって操向可能に設けた前輪12と、この前輪12の後方に配置される駆動源としてのエンジン13と、このエンジン13の後方に配置されエンジン13によって駆動される後輪14と、前輪12と後輪14の間に設けたシート15とを有し、このシート15に乗員が跨って座る形態の鞍乗り型車両である。
次に、自動二輪車10の骨格をなす車体フレームについて説明する。なお、後述する車体カバーは取り外されている。
図2に示されているように、車体フレーム20は、前輪(図1、符号12)を支えるフロントフォーク(図1、符号19)を回動自在に支持するヘッドパイプ(図1、符号21)から車両後下方に向けて延出される1本のメインフレーム22と、このメインフレーム22の後部から車両後上方に延出される左右一対のリヤフレーム23L、23R(手前側の符号23Rのみ示す。)と、メインフレーム22の後部から垂下されるピボットフレーム24とを主要素とする。エンジン13の後部下部にエンジン始動用のキックペダル29が取付けられている。ピボットフレーム24にメインスタンド25が備えられている。
エンジン13の下面に、ステップステー26が取付けられている。このステップステー26は、車幅方向外方に延ばされる棒状部材であり、ステップステー26の両端に運転者が足を置く左右の運転者用ステップ27L、27R(手前側の符号27Rのみ示す。)が取付けられている。
また、リヤフレーム23L、23Rの車幅方向外方位置にて、左右のリヤフレーム23L、23Rに、左右のピリオンステップブラケット31L、31R(手前側の符号31Rのみ示す。)が取付けられている。左右のピリオンステップブラケット31L、31Rは、各々、同乗者が足を置くステップ32L、32R(手前側の符号32Rのみ示す。)を支持する部材である。左右のピリオンステップブラケット31L、31Rは、その長手方向が車両長手方向に延ばされている。
メインフレーム22の下方に、エンジン13が配置され、このエンジン13の上方に吸気系35が設けられている。エンジン13は、エンジンステー34及びピボットフレーム24によってメインフレーム22に懸架されている。
メインフレーム22の後部から垂下されているピボットフレーム24の後部車幅方向外側には、後輪14を回転自在に支持するスイングアーム37がピボット軸38を介して揺動自在に軸支されている。スイングアーム37とリヤフレーム23L、23Rの間に各々リヤクッションユニット39L、39R(手前側の符号39Rのみ示す。)が介在されている。
エンジン13は、車両後方から前方へ、変速機ケースと一体に形成されるクランクケース41と、シリンダブロック42と、シリンダヘッド43とをこの順に具備する。
シリンダヘッド43の下面に、排気管45が連結されている。この排気管45は、車両後方へ延ばされ後端が消音器46に連結されている。
次に、後輪を制動可能にする後輪制動装置について説明する。
後輪制動装置50は、後輪ブレーキ系統の部材が装着されるブレーキアッシー板51と、このブレーキアッシー板51に回動可能に取付けられるブレーキペダル52と、このブレーキペダル52から後方に延出するリンクプレート52aにリンク部材49を介して連結されると共にブレーキアッシー板51に固定されブレーキペダル52の踏力によって油圧を生じさせるマスターシリンダ53と、このマスターシリンダ53から車両後方に延ばされるブレーキ管54と、このブレーキ管54の先に連結され後輪14と一体的に設けたブレーキデイスク55を挟むブレーキキャリパ56と、マスターシリンダ53から車両上後方へ延ばされる配管57と、この配管57の先に接続され余剰オイルを溜めておくリザーブタンク58とを主要素とする。ブレーキアッシー板51は、ピボットフレーム24に締結されている。
マスターシリンダ53からブレーキキャリパ56へ延ばされているブレーキ管54は、スイングアーム37に立設される第1管ステー61と第2管ステー62に留められている。マスターシリンダ53には、配管57を介してリザーブタンク58が連結される。ブレーキキャリパ56は、リヤスイングアーム37に取付けられている。
リザーブタンク58は、後輪14の上方を覆うリヤフェンダ82の下方に配置されると共に、車体フレーム20の後部を構成し車幅方向左右に設けられる左右のリヤフレーム23L、23Rの下方に配置されている。リザーブタンク58は、車体フレーム20の構成要素である右のリヤフレーム23Rに取付けられ固定されている。
ブレーキアッシー板51は、車体フレーム20を構成するピボットフレーム24に取付けられている。従って、マスターシリンダ53は、ブレーキアッシー板51を介して車体フレーム20に固定されていると云うことができる。
次に、車体カバーについて説明する。
図1に戻って、自動二輪車10は、車体カバー70によって覆われている。車体カバー70は、車両の前面を覆うフロントカバー71と、このフロントカバー71の後部から車両後方へ連続して設けられ車両後方へ延ばされ車両の側面を覆うサイドカバー72L、72R(手前側の符号72Rのみ示す。)と、これらの左右のサイドカバー72L、72Rの下縁に連続して配置されピボットフレーム(図2、符号24)を外側方から覆う左右のピボットプレートカバー73L、73R(手前側の符号73Rのみ示す。)と、サイドカバー72L、72Rの上部に設けられ車両の上部を覆うアッパーカバー74とを有する。
サイドカバー72L、72Rは、メインフレーム(図2、符号22)及びエンジン13の左右の側方を覆う左右のメインフレームサイドカバー77L、77R(手前側の符号77Rのみ示す。)と、これらの左右のメインフレームサイドカバー77L、77Rの後縁から連続して車両後方へ延ばされる左右のリヤサイドカバー78L、78R(手前側の符号78Rのみ示す。)とからなる。
前輪12の上方に、フロントフェンダ81が配置され、ハンドル11の周囲に、ハンドル11を囲うハンドルカバー83が配置されている。また、後輪14の上方に、リヤフェンダ82が配置される。シート15の下方に、センタカバー84が配置されている。
ヘッドパイプ21、エンジン13、吸気系(図2、符号35)及びメインフレーム(図2、符号22)の少なくとも左右の側方は、左右別体に形成される左右のメインフレームサイドカバー77L、77Rによって覆われ、これらの左右のメインフレームサイドカバー77L、77Rの間に、メインフレーム22の上方を覆うアッパーカバー74が配置されている。
左右のピボットプレートカバー73L、73Rは、左右のピリオンステップブラケット31L、31Rの縁に付設した嵌合部(図2、符号115a、115a(図手前側の符号115aのみ示す。))に取付られる。
具体的には、左右のピリオンステップブラケット31L、31Rの下部に設けた嵌合部(図2、符号115a、115a)に、各々、左右のピボットプレートカバー73L、73Rが取付けられ、左右のピリオンステップブラケット31L、31Rの上部に設けた嵌合部(図2、符号115b、115b(図手前側の符号115bのみ示す。))に、左右のリヤサイドカバー78L、78Rが取付けられる。
次に、ブレーキリザーブタンクの取付構造等について説明する。
図3に示すように、リザーブタンク58の車幅方向外方は、サイドカバー72L、72Rの構成要素である右のリヤサイドカバー78Rにて覆われる。詳細には、右のリヤサイドカバーの下縁78Rbから下方にリザーブタンク58の下部が露出するようにしてリザーブタンク58が配置される。すなわち、リザーブタンク58は、車体フレーム20を車両側方から覆う右のサイドカバー78Rから露出するように配置されている。
リザーブタンク58は、車体フレーム20の構成要素である右のリヤフレーム23Rに固着されたステー部材86に締結部材87を介して固定される。この締結部材87は車両外側に露出される。
なお、リザーブタンクを車幅方向左側に配置し、左のサイドカバーからリザーブタンクを露出するように配置することは差し支えない。
次に、ブレーキリザーブタンク等を車両下方から見たときの構成について説明する。
図4に示すように、リザーブタンク58は、左のステップブラケット(左のピリオンステップブラケット31L)と右のステップブラケット(右のピリオンステップブラケット31R)の内方に配置されると共に、後輪(図2、符号14)を揺動可能に支持するクッションユニット(リヤクッションユニット39L、39R)の車両前方に配置されている。加えて、リザーブタンク58は、スイングアーム37と重なる位置に配置される。
次に、リザーブタンクの周囲に配置されるリブ壁について詳細に説明する。
図5に示すように、リヤフェンダ82から車両下方(図手前側)にリザーブタンク58の車両前方を向く前方の面91に対応する第1リブ壁101が延ばされ、この第1リブ壁101に連続してリヤフェンダ82から車両下方(図手前側)にリザーブタンクの車両内方を向く内方の面92に対応する第2リブ壁102及び第3リブ壁103が車両下方(図手前側)へこの順に連続して延ばされ、この第3リブ壁103に連続してリヤフェンダ82から車両下方(図手前側)にリザーブタンク58の車両後方を向く後方の面93に対応する第4リブ壁104が延ばされている。すなわち、リザーブタンク58の車両前方の面91、後方の面93及び車幅方向内方の面92は、リヤフェンダ82から下方に延ばされる第1〜4リブ壁101〜104からなるリブ壁100によって囲われている。
次に、ピリオンステップブラケットと後輪の間に配置されるリザーブタンクの配置等について説明する。
図6に示すように、ピボットフレーム24の車幅方向右外方に、ピボットフレーム24に離間して配置されると共にピボットフレーム24に取付けられるブレーキアッシー板51が設けられている。このブレーキアッシー板51の車幅方向内面にブレーキ軸106が突設され、このブレーキ軸106にブレーキペダル52を回動可能に取付けられる。ブレーキアッシー板51に、マスターシリンダ53が固定されている。
リザーブタンク58は、後輪14の上方を覆うリヤフェンダ82の下方に配置されると共に、左のリヤフレーム23Lと右のリヤフレーム23Rの内方に配置される。
また、リザーブタンク58は、左右のピリオンステップブラケット31L、31Rの上方に配置されている。
リザーブタンク58は、リブ壁100の車幅方向外側に配置されると共に、左右のリヤフレーム23L、23Rの一方を構成する右のリヤフレーム23Rと後輪14との間に配置されている。
リザーブタンク58は、後輪14と右のリヤフレーム23Rの間に形成されるスペース107に配置される。デッドスペースとなり易い後輪14と右のリヤフレーム23Rの間のスペース107を有効活用してリザーブタンク58を配置したので、車両を小型化することができる。
なお、リザーブタンクを車幅方向左側に配置した場合には、リザーブタンク58は、後輪14と左のリヤフレーム23Lの間に形成されるスペース107に配置されるので、上記と同様な作用により、車両を小型化することができる。
次に、リザーブタンクの高さ方向配置について説明する。
図7に示すように、リザーブタンク58は、車体フレーム20の後部を構成し車幅方向右側に設けられる右のリヤフレーム23Rの下方に配置される。
右のリヤフレーム23Rにリザーブタンク58が取付けられるステー部材86が固着されている。ステー部材86に締結部材87がねじこまれるウエルドナット(図5、符号85)が固着されている。
リザーブタンク58は、右のリヤフレーム23Rに固着されたステー部材86に締結部材87を介して固定される。
取付手順として、このステー部材86にリザーブタンク58から車幅方向外方に延びているフランジ部95をセットし、このフランジ部95を締結部材87によってステー部材86に締結する。ウエルドナット(図5、符号85)に締結部材87を締結することでリザーブタンク58が固定される。リザーブタンク58の上方は、フェンダ延設部82aによって覆われる。
この締結部材87は車両外側に露出されるので、締結部材87に容易に工具をアクセスすることができる。結果、リザーブタンク58の着脱が容易になる等、リザーブタンク58及びその配管57に係るメンテナンス性を高めることができる。
なお、リザーブタンクを、車幅方向左側に設けられる左のリヤフレームの下方に配置することは差し支えない。
図8に示すように、リザーブタンク58は、車両前方から後方へ延ばされるリヤフレーム23L、23Rに固定され同乗者が足を載せるステップ32L、32Rを固定するステップブラケット(左右のピリオンステップブラケット31L、31R)と車両長手方向に重なる位置で、左右のピリオンステップブラケット31L、31Rの上方に配置される。
リザーブタンク58の外方の面94のうちの一部を構成する下部96は、車体フレーム(図2、符号20)を車両側方から覆う右のサイドカバー78Rから露出するように配置されている。
また、リブ壁100は、車両側面視で後輪の車軸109より車両前方に配置されると共に、リブ壁の下端100bが後輪14に重なるように延ばされている。
次に、リザーブタンクを固定する締結部材の配置を説明する。
図9に示すように、リザーブタンク(図8、符号58)は、車体フレーム20を構成するリヤフレーム23Rに締結部材87により固定されている。この締結部材87の締結軸線の延長線(図5、符号87j)は車両外側に露出される。
締結部材87の締結軸線の延長線87jは車両外側に露出されるので、締結部材87に容易に工具をアクセスさせることができる。結果、リザーブタンク58の着脱が容易になる等、リザーブタンク58及びその配管57に係るメンテナンス性を高めることができる。
以上に述べた鞍乗り型車両の作用を次に述べる。
図6に戻って、リザーブタンク58は、リヤフレーム23L、23Rの下方に配置されると共にリヤフェンダ82の下方に配置される。リヤフレーム23L、23Rの下方にリザーブタンク58を配置したので、車体フレーム20の下部に取付けられるマスターシリンダ53にリザーブタンク58を近接配置することができる。結果、リザーブタンク58をリヤフレームの上方に配置する場合に較べて、マスターシリンダ53からリザーブタンク58へ延びる配管57の長さを短くすることができる。
図8を併せて参照して、リザーブタンク58は、ピリオンステップブラケット31L、31Rと車両長手方向に重なる位置で、ピリオンステップブラケット31L、31Rの方で且つ車幅方向内方に配置される。車体に車幅方向外方から力がかかった場合であっても、リザーブタンク58は、ピリオンステップブラケット31L、31Rによってガードされる。結果、リザーブタンク58を保護することができる。
また、取り外したリザーブタンク58をピリオンステップ(ステップ32R)を利用して仮止めしてブレーキオイル交換を行うことができるので、メンテナンス性を向上させることができる。
リザーブタンク58の一部は、右のリヤサイドカバー78Rから露出するように配置されている。リザーブタンクの側部(外方の面94)がサイドカバー78L、78Rで覆われている車両であっても、リザーブタンク58の油量確認をすることができる。結果、良好なメンテナンス性が確保される。
リザーブタンク58は、ピリオンステップブラケット31L、31Rの車幅内方に配置される上に、クッションユニット(リヤクッションユニット39R)の前方に配置される。すなわち、リザーブタンク58は、その車幅方向外方が前後に延びるピリオンステップブラケット31Rによりガードされる上に、車両後方がリヤクッションユニット39Rによりガードされる。結果、リザーブタンク58の保護効果を一層高めることができる。
さらに、リブ壁の下端100bは後輪14に重なるように延ばされている。走行中に後輪14が跳ねた泥等は、リブ壁100によってガードされる。結果、後輪14の跳ねた泥等からリザーブタンク58を効果的に保護することができる。
図5に戻って、リザーブタンク58の車両前方の面91、後方の面93及び車幅方向内方の面92は、リブ壁100によって囲われているので、車両前方、後方及び車幅方向内方からリザーブタンク58を保護することができる。また、リザーブタンク58の車幅方向外方の面94は開放されているので、車両側方からの油量確認を容易に行うことができ、後輪制動装置50のメンテナンス性を高めることができる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、鞍乗り型三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…鞍乗り型車両(自動二輪車)、14…後輪、20…車体フレーム、23L、23R…左右のリヤフレーム、31L、31R…左右のステップブラケット(左右のピリオンステップブラケット)、32L、32R…ステップ(同乗者ステップ)、39L、39R…クッションユニット(リヤクッションユニット)、50…後輪制動装置、52…ブレーキペダル、53…マスターシリンダ、58…リザーブタンク、82…リヤフェンダ、87…締結部材、91…車両前方の面、92…車幅方向内方の面、93…車両後方の面、100…リブ壁、100b…リブ壁の下端、109…車軸。

Claims (8)

  1. 車体フレーム(20)の下部に設けられるブレーキペダル(52)と、このブレーキペダル(52)に連結されると共に前記車体フレーム(20)の下部に固定され油圧を生じさせるマスターシリンダ(53)と、このマスターシリンダ(53)に配管を介して連結されると共に前記車体フレーム(20)に固定され余剰オイルを溜めておくリザーブタンク(58)とを有する鞍乗り型車両の制動装置において、
    前記リザーブタンク(58)は、後輪(14)の上方を覆うリヤフェンダ(82)の下方に配置されると共に、前記車体フレーム(20)の後部を構成し車幅方向左右に設けられる左右のリヤフレーム(23L、23R)の下方で且つ前記左のリヤフレーム(23L)と前記右のリヤフレーム(23R)の車幅方向内方に配置され、
    前記リザーブタンク(58)は、前記車体フレーム(20)から車両後方へ延びるスイングアーム(37)と上下に重なる位置に配置され、
    前記リザーブタンク(58)の車両前方の面(91)、後方の面(93)及び車幅方向内方の面(92)は、前記リヤフェンダ(82)から前記リザーブタンク(58)の下端より下方に延ばされるリブ壁(100)によって囲われていることを特徴とする鞍乗り型車両の制動装置。
  2. 前記リザーブタンク(58)の一部は、前記車体フレーム(20)を車両側方から覆う左のサイドカバー(72L)又は右のサイドカバー(72R)から露出するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の制動装置。
  3. 前記リザーブタンク(58)は、車両前方から後方へ延ばされる前記車体フレーム(20)に固定され同乗者が足を載せるステップ(32L、32R)を固定するステップブラケット(31L、31R)と車両長手方向に重なる位置で、これらの左右のステップブラケット(31L、31R)の上方に且つ前記左のステップブラケット(31L)と前記右のステップブラケット(31R)の内方に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の鞍乗り型車両の制動装置。
  4. 前記リザーブタンク(58)は、前記ステップブラケット(31L、31R)の車幅方向内方に配置されると共に、前記後輪(14)を揺動可能に支持するクッションユニット(39L、39R)の前方に配置されていることを特徴とする請求項3項記載の鞍乗り型車両の制動装置。
  5. 前記リザーブタンク(58)は、前記車体フレーム(20)に締結部材(87)により固定され、この締結部材(87)の締結軸線の延長線(87j)は車両外側に露出されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の制動装置。
  6. 前記リザーブタンク(58)は、前記リブ壁(100)の車幅方向外側に配置されると共に、前記左右のリヤフレーム(23L、23R)の一方と前記後輪(14)との間に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の制動装置。
  7. 前記リブ壁(100)は、車両側面視で前記後輪(14)の車軸(109)より車両前方に配置されると共に、下端(100b)が前記後輪(14)に重なるように延ばされていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の制動装置。
  8. 前記リザーブタンク(58)の上方で前記リヤフェンダ(82)に、前記リザーブタンク(58)に対応して上方へ凹む凹み部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の鞍乗り型車両の制動装置。
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