JP5765686B2 - ロボット接触検知装置 - Google Patents

ロボット接触検知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5765686B2
JP5765686B2 JP2012068451A JP2012068451A JP5765686B2 JP 5765686 B2 JP5765686 B2 JP 5765686B2 JP 2012068451 A JP2012068451 A JP 2012068451A JP 2012068451 A JP2012068451 A JP 2012068451A JP 5765686 B2 JP5765686 B2 JP 5765686B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
motor
swing arm
calculation unit
rotary encoder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012068451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013198955A (ja
Inventor
憲和 伊勢
憲和 伊勢
勝 内山
勝 内山
敦 近野
敦 近野
幸勇 阿部
幸勇 阿部
欣 姜
欣 姜
聡子 安孫子
聡子 安孫子
成基 李
成基 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Tohoku University NUC
Toyota Motor East Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku University NUC, Toyota Motor East Japan Inc filed Critical Tohoku University NUC
Priority to JP2012068451A priority Critical patent/JP5765686B2/ja
Publication of JP2013198955A publication Critical patent/JP2013198955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5765686B2 publication Critical patent/JP5765686B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、ロボットアームが動作中に障害物に接触したかを判定するロボット接触検知装置に関する。
例えば作業用ロボットにおいて、複数のアームを関節部でそれぞれ連結してロボットアームとし、各関節部にモータを取り付けてモータを駆動することによってロボットアームを動作させている。このようなロボットを用いて組立作業を自動化して生産性を向上させている(例えば、特許文献1乃至6)。
このようなロボット作業システムでは、ロボットアームが作業者や各種物体と接触しないように監視したり又は接触状態を検知したりするために各種のセンサを用いている。
第1の例として、駆動軸と関節軸とを力センサを介して連結することでロボットアームの関節部を構成し、力センサで検知したトルクの変化状況を監視することにより、ロボットアームの接触状態を判定している。
第2の例として、ロボットアームが設置された領域にエリアセンサを設けてロボットアームの動作範囲を確認している。これにより、ロボットアームと作業者とが近接して作業する場合にレーザーセンサを用いて作業者を含む障害物を検知することができる。
このように、各種センサを用いることで、次のことが実現される。
1) ロボットアームの可動範囲と障害物の作業範囲とを完全に離隔させることができ、安全性を確保することができる。
2) ロボットアームを駆動させるコントローラに動作パターンを与え、動作パターンに従ってロボットアームが動作しているかをセンサとしての監視カメラで常時把握し、ロボットアームが物体に接触することで、ロボットアームの動作を停止させることができる。
3) センサとしてレーザーセンサを用いることで、センシング領域に障害物を検知すると、ロボットアームの動作を速やかに停止させることができる。
4) ロボットアームに力センサを取り付けておき、ロボットアームと物体とが接触すると力センサのトルクが変化するので、そのトルク変化を検知することでロボットアームの動作を停止させることができる。
特許第3383614号公報 特開2006−021287号公報 特開2009−090462号公報 特表2009−545457号公報 特開2010−269412号公報 特開2011−56601号公報
従来のロボット作業システムでは、上述したように、ロボットアームが障害物と接触することを前提として接触の判定がなされる。そのため、駆動側、関節側の位置情報を得るためにロータリーエンコーダ及び入力ボードを設けたり、力センサ及び入力ボードを設けたり、センサ及びセンサ系の入力が必要となり、システムが複雑化する。また、センサの数が多くなるとそれだけロボットアームに負荷がかかる。
本発明の目的は、ロボット作業システムにおいて必要最低限の数だけセンサを設け、ロボットアームが障害物に接触したかどうかを検知することができるロボット接触検知装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、動作中にロボットが障害物へ接触したかを判定するためのロボット接触検知装置であって、
先側の揺動アームと基側の揺動アームとを関節軸の対によって接続し、一方の関節軸とモータとを負荷に応じて微小角捻じれるようにカップリングを介在して連結することで、先側の揺動アームをモータにより基側の揺動アームに対して揺動するよう構成されたロボットに取り付けられて用いられ、
モータの回転量を検出するモータ側ロータリーエンコーダと、他方の関節軸の回転量を検出する実回転角検出用ロータリーエンコーダと、モータ側ロータリーエンコーダ及び実回転角検出用ロータリーエンコーダの各検出信号を受けてモータを制御する制御部と、を備え、
制御部が、モータ側ロータリーエンコーダ及び実回転角検出用ロータリーエンコーダからの各検出信号に基づき、モータの回転角及び先側の揺動アームの回転角を算出する角度算出部と、角度算出部によって算出された各回転角の差分を求める差分算出部と、差分算出部によって求めた差分から先側の揺動アームの接触を判定する判定部と、を備え
判定部は、差分算出部から入力された差分に関する値を格納しておき、差分算出部から入力された値が差分算出部から所定回数前に入力された値と比べ、差が閾値を超えている場合、先端の揺動アームの接触を判定する。
ここで、カップリングはコイルばねである。
本発明のロボット接触検知装置によれば、ロボットアームが、動作中に障害物に接触したときに生じる機械的な変化を監視し、接触が有ったかを判定することができる。よって、従来のように、力センサ、表面感圧センサ、レーザーセンサなどの各種センサを必要以上に設ける必要がなく、ロボットアームが動作中に障害物に接触したかを判定することができる。
本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置をロボットアームの関節部に取り付けた状態の構成図である。 図1に示すロボットアームの関節部を複数備えたロボットの斜視図である。 図1に示すロボットアームの関節部及びその近傍を示す断面図である。 図1に示すロボット接触検知装置で実現される機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置のフロー図である。 図4に示す記録部に記録される情報を示す図表である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置をロボットアームの関節部に取り付けた状態の構成図であり、図2は図1に示すロボットアームの関節部を複数備えたロボットの斜視図である。図3は図1に示すロボットアームの関節部及びその近傍を示す断面図である。
本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置100は、例えば、図2に示すように多関節の水平スカラーロボットRに取り付けられる。水平スカラーロボットRは、図2に示すように、支柱1とフォークエンド形のブラケット2と第1のサーボモータ3と第1の揺動アーム4と第2のサーボモータ5と第2の揺動アーム6と第3のサーボモータ7と第3の揺動アーム8とロッド9とロボットハンド10とを備える。
ブラケット2は支柱1の上端面に載置して固定されている。第1の揺動アーム4は、ブラケット2に基端を回転可能に支持され、第1のサーボモータ3により水平面内に揺動自在となっている。第2の揺動アーム6は、第1の揺動アーム4のフォークエンド形の先端部に基端を回転可能に支持され、第2のサーボモータ5により水平面内に揺動自在となっている。第3の揺動アーム8は、第2の揺動アーム6のフォークエンド形の先端部に基端を回転可能に支持され、第3のサーボモータ7により水平面内に揺動自在となっている。ロッド9は、第3の揺動アーム8の先端部から垂下している。ロボットハンド10が、このロッド9の下端に交換可能に取り付けられている。
本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置100は、図2に示すような水平スカラーロボットR以外のロボット、すなわち、先側の揺動アームと基側の揺動アームとの関節部がヒンジ構造を有しているロボットに取り付けられてもよい。
本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置100は、各サーボモータ3,5,7が取り付けられている各関節部A,B,Cに、同一の構成で設けられる。図3は、第1の揺動アーム(以下、「基側の揺動アーム」という。)4と第2の揺動アーム(以下、「先側の揺動アーム」という。)6との関節部Bを示している。以下、この関節部Bに設けられたロボット接触検知装置100の構成について説明する。なお、フォークエンド形のブラケット2は、基側の揺動アームとして機能するため、基側の揺動アームとして扱うものとする。
図1及び図3に示すように、関節部Bは、先側の揺動アーム6の基端部と基側の揺動アーム4の先端側のフォークエンド部4aとを上下一対の関節軸11,12で回動自在に連結して構成されており、水平面内に屈曲自在となっている。一対の関節軸11,12が先側の揺動アーム6の基端部に固定されており、基側の揺動アーム4の先端側のフォークエンド部4aに軸孔4bが設けられ、軸孔4bに各関節軸11,12が挿入され、軸孔4bが一対の関節軸11,12を回転自在に上下で支持している。
関節軸11,12の対は、先側の揺動アーム6の基端部の上面及び下面からそれぞれ突出し、アーム長手方向に対して直角にかつ一垂直線上に位置するように、先側の揺動アーム6に固定されている。関節軸11,12の対は、図示するように、一本の軸を先側の揺動アーム6の基端部に貫通し両側に突出して設けられていてもよいが、分離して各別に設けてられてもよい。
関節部Bでは、基側の揺動アーム4に第1の台座ブラケット16aが取り付けられ、第1の台座ブラケット16aに第2のサーボモータ(以下、「サーボモータ」又は単に「モータ」という。)5が取り付けられている。サーボモータ5は、先側の揺動アーム6を揺動し位置制御を行う。ここで、サーボモータ5のローターを支持している軸の出力側突出部分を出力軸5aと呼び、その反対側突出部分を回転軸5bと呼ぶことにする。
サーボモータ5の出力軸5aと、関節軸11,12の対のうち一方の関節軸11とがカップリング13によって連結されている。カップリング13は、負荷に応じて微小角度捻じれる機能を有するものである。カップリング13はその中間部が負荷に応じて微小角度捻じれるように構成されていればよく、カップリング13として例えばコイルばねが採用される。
本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置100は、このような関節部Bを有するロボットに取り付けられ、ロボットアームが何かに接触したことを検知するものでる。ロボット接触検知装置100は、図1に示すように、サーボモータ5の回転量を検出するモータ側ロータリーエンコーダ14と、他方の関節軸12の回転量を検出する実回転角検出用ロータリーエンコーダ15と、モータ側ロータリーエンコーダ14及び実回転角検出用ロータリーエンコーダ15の各検出信号を受けてモータ5を制御する制御部17と、を備える。
図1および図3に示す形態にあっては、関節部Bに、モータ側ロータリーエンコーダ14と実回転角検出用ロータリーエンコーダ15とが設けられる。モータ側ロータリーエンコーダ14は、サーボモータ5の回転軸5bと連結して関係するように、サーボモータ5の筐体に支持されている。モータ側ロータリーエンコーダ14はサーボモータ5の回転軸5bの回転角に関する検出信号を出力する。実回転角検出用ロータリーエンコーダ15は、先側の揺動アーム6に設けられた他方の関節軸12と関係するように、基側の揺動アーム4側、具体的には第2の台座ブラケット16bに支持されている。実回転角検出用ロータリーエンコーダ15は他方の関節軸12の回転角に関する検出信号を出力する。
制御部17は、図1に示すように、ROM18、RAM19、記録部(「データベース」と呼んでもよい。)20及びCPU21などを有機的に接続して構成されている。図1に示すROMに本発明の実施形態に係るロボット接触検知プログラムを格納し、CPU21が当該プログラムを読み込んで実行することで、ロボット接触検知を行う。図4は、図1に示すロボット接触検知装置で実現される機能を示すブロック構成図である。
制御部17は、ロボット接触検知プログラムの実行により、角度算出部17a、差分算出部17b、記録部17c及び判定部17dを機能として備えるほか、図示しない入力部から動作パターンを入力しモータ制御信号を生成する制御信号生成部17eを備える。
角度算出部17aは、モータ側ロータリーエンコーダ14及び実回転角検出用ロータリーエンコーダ15からの各検出信号に基づき、モータ5の回転角及び先側の揺動アーム6の回転角を算出し、差分算出部17bに出力する。差分算出部17bは、角度算出部17aによって算出された各回転角からその差分を求めて判定部17dに出力する。判定部17dは、差分算出部17bによって求めて入力された差分の情報から先側の揺動アーム6の接触を判定する。
判定部17dは、具体的には、差分算出部17bから入力された差分に関する情報、つまり値を記録部17cに格納しておき、所定回数前に差分算出部17bから入力された値と比較する。比較した結果、閾値を超えていると判断した場合に、先側の揺動アーム6が何らかの障害物と接触したと判定する。判定部17dは接触の判定をしたとき、制御信号生成部17eにその判定結果を出力し、モータドライバー22を経由して、サーボモータ5を停止する。
以下、本発明における制御部17について具体的に説明する。制御部17は、サーボモータ5を制御するための制御信号を制御信号生成部17eからモータドライバー22に出力し、モータドライバー22が制御信号に基いてサーボモータ5を回転駆動する。これにより、先側の揺動アーム6を予め定められた動作経路で揺動するように位置制御を行う。
制御部17は、サーボモータ5の出力軸5aの回転量を検出するモータ側ロータリーエンコーダ14の信号をフィードバック入力し、先側の揺動アーム6を予め定められた動作経路で揺動するように、フィードバック制御したり補間制御したりすることによって、モータドライバー22を経由して制御する。
図5は、本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置のフロー図である。このフローは、ロボット接触検知プログラムが図1に示すROM18に格納され、CPU21によって読み込まれて実行される。
ステップS1として、所定の微小時間だけ例えば2m秒だけ経過させる。この微小時間はタイムサイクルとも呼ばれ、モータ側ロータリーエンコーダ14と実回転角検出用ロータリーエンコーダ15からの検出信号の入力に使用される。
ステップS2として、モータ側ロータリーエンコーダ14の検出信号に基づいてサーボモータ5の出力軸5aの回転角を角度算出部17aで算出する。角度算出部17aは算出した値を必要に応じて記録部17cに格納する。
ステップS3として、実回転角検出用ロータリーエンコーダ15の検出信号に基づいて関節軸12の回転角を角度算出部17aで算出する。角度算出部17aは算出した値を必要に応じて記録部17cに格納する。
ステップS2とステップS3とは同時に行っても、逆の順序で行っても構わない。
ステップS4として、差分算出部17bによって、角度算出部17aから入力された出力軸5aの回転角及び関節軸12の回転角の各値から差分を求める。その際、差分算出部17bは、出力軸5aの回転角の値から関節軸12の回転角の値を引算し、差分値を出力軸5aの捻じれ角度、つまりカップリング13に生じる捻じれ角度として、記録部17c及び判定部17dに格納する。
ここで、カップリング13に生じる捻じれ角度について説明する。サーボモータ5の出力軸5aと負荷側の関節軸12とはカップリング13で連結されており、負荷に応じて微小角度捻じれる。よって、動作中には、出力軸5aの回転角と関節軸12の回転角、すなわち出力軸5aの回転角と先側の揺動アーム6の実回転角との間には、カップリング13の捻じれ角度に対応する差が生じる。
捻じれ角度の大きさは、負荷の大きさ、負荷の加速度の大きさにより左右される。
捻じれ角度が正の値となって大きくなるのは、次のようなときである。すなわち、サーボモータ5が正回転で動作開始する際に増速するとき、サーボモータ5が正回転で動作途中において増速するとき、及びサーボモータ5が逆回転で動作終了する際に減速するときである。
捻じれ角度が負の値となって大きくなるのは、次のようなときである。すなわち、サーボモータ5が逆回転で動作開始する際に増速するとき、サーボモータ5が逆回転で動作途中において増速するとき、及びサーボモータ5が正回転で動作終了の際に減速するときである。
ステップS5として、判定部17dが差分算出部17bから捻じれ角度の値を受けて、記録部17cにその値が保存された回数(以下、単に「保存回数」と呼ぶ。)が所定回数、例えば6回になったか否かを判断する。ステップS5は、動作開始直後にステップS6に進んで、ステップS7の判断において、所定回数よりも前の捻じれ角度との差分を計算することができず、制御部17が機能しなくなることを回避するためである。保存回数は記録部17cなどに値が格納されるたびにカウントアップする。この所定回数は任意に変更可能に設定される。
ステップS6として、判定部17dは差分算出部17bで最新に求めた捻じれ角度の絶対値から記録部17cに格納されている所定回数前の捻じれ角度の絶対値を引算し、その引算した値の絶対値を捻じれ角度の差として算出する。
ステップS7として、ステップS6で求めた差分、すなわち捻じれ角度の差の絶対値が閾値より大きいか否かを判断する。この判断で、YESのときはステップS8に進む、一方、NoのときはステップS1に戻る。
ステップS8として、サーボモータ5を停止する信号を制御信号生成部17eに出力する。その際、ロボットが何かに接触したことを作業者に知らせるために、必要に応じて、警報ランプなどを鳴らしたりする。
ステップ7での閾値は、サーボモータ5の最大増速時及び最大減速時の何れかで生じるもので、所定時間内での捻じれ角度の最大変化量よりも僅かに大きい角度とすることにより、接触の有無の判断について誤動作を生じさせないことができる。
ここで、ステップS8における閾値の設定について言及する。予めロボット作業を行う前に、所定時間内での捻じれ角度の変化量が最大となる最大増速時及び最大減速時に僅かな外力を作用させ、そのとき生じた一定の時間内での捻じれ角度の変化量を閾値として設定する。具体的には、制御部17に接続した図示しないインターフェースとして表示パネルに、外力を作用させたときに生じた捻じれ角度を表示させて、任意に設定することができる。
図6は、図4に示す記録部17cに記録される情報を模式的に示す図である。このデータテーブルは、2m秒毎に、ステップS2でサーボモータ5の出力軸5aの回転角度θ1を記録し、ステップS3で関節軸12の回転角度θ2を記録し、ステップS4で捻じれ角度、すなわちθ1−θ2を記録したものである。このように、2m秒毎に捻じれ角度を記録した後、ステップS6及びステップS7で最新に記憶した捻じれ角度のときの捻じれ角度が3.243になり、この値3.243と、5回前に記憶した値2.071との引算した値が閾値1.000よりも大きい1.172になったことを示している。従って、この時点で、制御部17は、ステップS7でYESと判断し、ステップS8に進んでサーボモータ5の動作を停止する。
本発明のロボット接触検知装置100は、ロボットアームの各関節部A,B,C毎に取り付けられ、何れかのロボット接触検知装置100の制御部17において先側の揺動アームが障害物と接触したと判定したとき、全ての関節部A,B,Cにあるサーボモータ5を停止するように、制御部17同士が接続され、相互に接触検知したことを制御信号で入出力することができる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係るロボット接触検知装置では、先側の揺動アームが何らかの障害物に接触することにより、先側の揺動アームがモータによる駆動回転角だけ回転しなくなることを、モータの回転軸と関節軸との各回転角の違いとして検知する。そのため、ロボットの障害物への接触が直接軸間の捻じれ角度に影響し、実験的に得た闘値と比較することで接触の判定をすることができる。
そのため、従来のように、力センサ、表面感圧センサ、レーザーセンサ等のセンサ系が不要となり、それらのセンサの検出信号を処理する必要がなく、簡易なロボット作業システムを実現することができる。
図面に示した各形態は本発明の実施形態を説明するためのものであり、適用されるロボットに応じて本発明の範囲内で適宜変更して実施をすることができることは言うまでもない。
100:ロボット接触検知装置
1:支柱
2:ブラケット
3:第1のサーボモータ
4:第1の揺動アーム(基側の揺動アーム)
4a:フォークエンド部
4b:軸孔
5:第2のサーボモータ
5a:出力軸
5b:回転軸
6:第2の揺動アーム(先側の揺動アーム)
7:第3のサーボモータ
8:第3の揺動アーム
9:ロッド
10:ロボットハンド
11:一方の関節軸
12:他方の関節軸
13:カップリグ
14:モータ側ロータリーエンコーダ
15:実回転角検出用ロータリーエンコーダ
16a:第1の台座ブラケット
16b:第2の台座ブラケット
17:制御部
17a:角度算出部
17b:差分算出部
17c:記録部
17d:判定部
17e:制御信号生成部
18:ROM
19:RAM
20:記録部(データベース)
21:CPU
22:記録部
R:水平スカラーロボット(ロボット)
A,B,C:関節部

Claims (2)

  1. 先側の揺動アームと基側の揺動アームとが関節軸の対によって接続され、一方の関節軸とモータとが負荷に応じて微小角捻じれるようにカップリングを介在して連結されることで、上記先側の揺動アームを上記基側の揺動アームに対して上記モータにて揺動するよう構成されたロボットが、その動作中に障害物への接触を判定するために、当該ロボットに取り付けるロボット接触検知装置であって、
    上記モータの回転量を検出するモータ側ロータリーエンコーダと、他方の関節軸の回転量を検出する実回転角検出用ロータリーエンコーダと、上記モータ側ロータリーエンコーダ及び上記実回転角検出用ロータリーエンコーダの各検出信号を受けてモータを制御する制御部と、を備え、
    上記制御部が、上記モータ側ロータリーエンコーダ及び上記実回転角検出用ロータリーエンコーダからの各検出信号に基づき、上記モータの回転角及び上記先側の揺動アームの回転角を算出する角度算出部と、上記角度算出部によって算出された各回転角の差分を求める差分算出部と、上記差分算出部によって求めた差分から上記先側の揺動アームの接触を判定する判定部と、を備え
    上記判定部は、上記差分算出部から入力された差分に関する値を格納しておき、上記差分算出部から入力された値が上記差分算出部から所定回数前に入力された値と比べ、差が閾値を超えている場合、上記先端の揺動アームの接触を判定する、
    ロボット接触検知装置。
  2. 前記カップリングがコイルばねである、請求項1に記載のロボット接触検知装置。
JP2012068451A 2012-03-23 2012-03-23 ロボット接触検知装置 Expired - Fee Related JP5765686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068451A JP5765686B2 (ja) 2012-03-23 2012-03-23 ロボット接触検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012068451A JP5765686B2 (ja) 2012-03-23 2012-03-23 ロボット接触検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013198955A JP2013198955A (ja) 2013-10-03
JP5765686B2 true JP5765686B2 (ja) 2015-08-19

Family

ID=49519595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012068451A Expired - Fee Related JP5765686B2 (ja) 2012-03-23 2012-03-23 ロボット接触検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5765686B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108349087A (zh) * 2015-11-16 2018-07-31 川崎重工业株式会社 机器人
US10434647B2 (en) 2016-11-25 2019-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Robot control device, a robot control method, and a picking device
EP3620277A4 (en) * 2017-05-03 2020-07-01 Nachi-Fujikoshi Corp. ROBOT SYSTEM

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6164948B2 (ja) * 2013-06-20 2017-07-19 キヤノン株式会社 ロボット装置及び部品の製造方法
JP5905443B2 (ja) 2013-12-25 2016-04-20 ファナック株式会社 人協調型産業用ロボットの外力判定方法および外力判定装置
EP3238883B1 (en) * 2014-12-26 2020-12-09 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Robot
JP2017007023A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 ライフロボティクス株式会社 ロボット装置及びモータ制御装置
CN108568839B (zh) * 2018-06-06 2023-09-26 华南理工大学 一种用于scara圆柱副关节的回零装置及其方法
CN109318251B (zh) * 2018-10-24 2024-06-21 国网江苏省电力有限公司徐州供电分公司 一种用于机械臂关节的驱动装置及其控制方法
CN117961975A (zh) * 2024-03-28 2024-05-03 法奥意威(苏州)机器人***有限公司 一种碰撞检测方法、装置、存储介质及电子设备

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0329287U (ja) * 1989-07-28 1991-03-22
JP3383614B2 (ja) * 1999-08-04 2003-03-04 技術研究組合医療福祉機器研究所 水平多関節型ロボットアームのインピーダンス制御装置
JP2003039376A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Yaskawa Electric Corp 衝突検出センサ
JP4294646B2 (ja) * 2003-07-29 2009-07-15 パナソニック株式会社 ロボットアームの制御方法および制御装置
JP2006021287A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Univ Waseda ロボットの接触力検出装置
DE102006048163B4 (de) * 2006-07-31 2013-06-06 Pilz Gmbh & Co. Kg Kamerabasierte Überwachung bewegter Maschinen und/oder beweglicher Maschinenelemente zur Kollisionsverhinderung
JP2010228028A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Nec Corp ロボットアーム、ロボットアームの接触検知方法、及び、ロボットアームを備えた装置
JP5400473B2 (ja) * 2009-05-22 2014-01-29 川崎重工業株式会社 ロボット装置
JP5467290B2 (ja) * 2009-09-08 2014-04-09 学校法人 工学院大学 多関節ロボットシステム、多関節ロボット、力測定モジュール、力測定方法およびプログラム
JP5685842B2 (ja) * 2010-07-12 2015-03-18 セイコーエプソン株式会社 ロボット装置およびロボット装置の制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108349087A (zh) * 2015-11-16 2018-07-31 川崎重工业株式会社 机器人
US10434647B2 (en) 2016-11-25 2019-10-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Robot control device, a robot control method, and a picking device
EP3620277A4 (en) * 2017-05-03 2020-07-01 Nachi-Fujikoshi Corp. ROBOT SYSTEM

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013198955A (ja) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5765686B2 (ja) ロボット接触検知装置
JP5149416B2 (ja) ロボットの異常検出機能を有するロボットシステム及びその制御方法
JP6572439B2 (ja) 作業装置および作業装置における作業方法
JP6140114B2 (ja) 移動式人協調型ロボット
US8355817B2 (en) Robot system
CN107107349B (zh) 机械臂***
JP6145153B2 (ja) ロボットの非常停止の発生状況を記録するロボット制御装置
JP6512790B2 (ja) ロボット制御方法、ロボット装置、プログラム、記録媒体及び物品の製造方法
JP5949911B2 (ja) ロボット
US20150367510A1 (en) Multi-joint robot having function for repositioning arm
JP2019098407A (ja) ロボット
CN107263435A (zh) 人协动型的机器人***
JP2012232370A (ja) ロボットコントローラー、簡易設置型ロボット、及び簡易設置型ロボットの制御方法
JP2012061535A (ja) 減速機の異常判定方法、異常判定装置、ロボット及びロボットシステム
JP6484287B2 (ja) リニアガイドの損傷検知装置及び損傷検知方法
JP4391381B2 (ja) 多関節ロボットの減速機の異常判定装置及び多関節ロボットの減速機の異常判定方法
JP2015123520A (ja) 人協調型産業用ロボットの外力判定方法および外力判定装置
WO2014132846A1 (ja) 工作機械の衝突回避システム
JP6592053B2 (ja) 作業ツールの移動方向を監視する制御装置
JP6772013B2 (ja) ロボットアーム、ロボット制御装置、およびロボットシステム
JP2015030001A (ja) 研磨システムおよびスポット溶接システム
JP2006154998A (ja) 制御装置
JP2017159427A (ja) 制御装置、ロボット、及びロボットシステム
JP2006341271A (ja) スポット溶接ロボットの電極チップ整形監視方法及び同監視装置
JP2017080865A (ja) 工作機械の監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5765686

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees