JP5763857B1 - モダンパーツの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フロント部が重たい眼鏡であっても、鼻の負担を軽減させるために、メガネのモダン部に取り付けたモダンパーツ10を、人の耳位置と耳朶13の形状に正確に合わせる製造方法を提供することを課題とする。【解決手段】眼鏡を装着している人の耳にかけている眼鏡のテンプル2、の接続部4から、耳殻5の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン6の先端部で耳朶13を表裏から挟持し、耳朶13全体を下方から拘束する耳朶拘束部7とを備えたモダンパーツ10の製造方法であって、加熱によって塑性変形させた前記接続部4を、眼鏡のテンプル2、モダン3に固定し、同じく塑性変形させた前記湾曲モダン6、耳朶拘束部7を、前記眼鏡を装着した人の好みに応じた挟持力で、耳殻5の外側付け根、耳朶13に沿うように整形して前記モダンパーツ10を完成させる構成である。【選択図】 図1
Description
本発明は、メガネをかけている人の耳の形状に合わせることができる、メガネに取り付けたモダンパーツの製造方法に関する。
近年、人々は種々の形状の眼鏡をかけている。眼鏡レンズを最適な位置に固定するために、調整する方法として、鼻パッド,モダン3、モダンパーツ10の形状を変形させている。フロント部を支える鼻パッドへの負荷が増大しており、そうした眼鏡を長時間装着することが問題であることは変わらない。この問題に対しては、例えば、下記特許文献に記載された鼻パットへの負荷を軽減させるものが解決手段の一つしてとして有望視されている。しかし、人の頭部の顔の幅、大きさ、側頭の形状、耳の形状、耳朶13の形状、左右の耳の位置など、正確に眼鏡を耳に合わせることは難しい。
特許文献1と特許文献2は、本件出願人が出願した眼鏡ではあるが、メガネをかける人の耳の形状に合致させることは難しく、普通のメガネ又はウエアラブル用メガネとして使用するには、さらなる改善が必要である。これに対し、特許文献3は、市販の眼鏡と接続できることから、フロント部の重い眼鏡の鼻パットへの負荷を軽減するには適する。しかし、この特許文献3の眼鏡では、鼻パッドのない眼鏡と、後頭部から前方へと、眼鏡の前後を逆向きにして、後頭部から前方へテンプル2,2を伸ばし、その先のモダン22,22を耳殻7,7の前方に回すようにした眼鏡保持具とを備えているから、後頭部に回した保持具が髪型を乱すだけでなく、悪い髪ぐせを付けるから、若者や女性からは、敬遠される虞がある。
本発明は、こうした問題を解決しようとするもので、フロント部が重たい眼鏡であっても、鼻の負担を軽減させるために、メガネのモダン部に取り付けたモダンパーツ10を、人の耳の位置と耳朶13の形状に正確に合わせるモダンパーツ10の製造方法を提供することを課題とする。
眼鏡を装着している人の眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3の接続部4から、耳殻5の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン6の先端部で耳朶13を表裏から挟持し、耳朶13全体を下方から拘束する耳朶拘束部7とを備えたモダンパーツ10の製造方法であって、熱可塑性樹脂を加熱によって塑性変形させた前記接続部4を、前記眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3に固定し、同じく塑性変形させた前記湾曲モダン6、耳朶拘束部7を、前記眼鏡を装着した人の好みに応じた挟持力で、耳殻5の外側付け根、耳朶13に沿うように整形して前記モダンパーツ10を完成させる。
加熱した場合、モダンパーツ10全体が熱の影響を受けて柔らかくなるので、装着感を良くする位置を集中して変形させることが重要である。そのために、モダンパーツ10が変形し過ぎないように、局部的に加熱した箇所が変形する材質を適宜に使用している。
熱可塑性樹脂で製作したモダンパーツ10の内部、外側、内側に熱に変形しない材質15を設けることによって、熱可塑性樹脂を使用している部分を加熱した場合、熱可塑性樹脂だけが柔らかくなるので、必要な場所の変形ができる。モダンパーツ10全体の形状は安定して変わらない。
熱可塑性樹脂によって製作したモダンパーツ10の接続部4には、溝状体8又は筒状体9又は枠状体17又は固定体1があり、接続部4を加熱することによって、柔軟になった接続部4をテンプル2及び/又はモダン3に密着するように変形させ、冷却させて固定することができる。
テンプル2及びモダン3とモダンパーツ10の接続部4を強固に固定するために、加熱することによって収縮するシュリンクチューブ16で固定すると、シュリンクチューブ16と同時に接続部4に設けた熱可塑性樹脂も変形して圧着固定される。
モダンパーツ10の接続部4の上端には、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って、後方斜め上方に伸びる固定具11を取り付けるのが良い。この固定具11を取り付ければ、眼鏡のフロント部が下がることを阻止するだけでなく、眼鏡のフロント部を鼻骨から浮いた状態に保持することができるから、さらに楽に装着することができる。この固定具11は加熱することによって、側頭部に沿った形状にできる。
モダンパーツ10には、該モダンパーツ10を上下方向に回動させるヒンジ12を設 け、そのヒンジ12を中心にしてテンプル2と折り重なる方向に折り畳むことができるから、よりコンパクトに収めることができる。ヒンジ12の部分は、変形しないように加熱させないようにするか、変形しない樹脂を使用すると良い。
人の耳の大きさ、形状は様々であるが、熱可塑性樹脂である耳朶拘束部7が耳朶13を表裏と下方から拘束することができるから、眼鏡を装着した人の頭部が激しく揺れても、眼鏡が脱落する恐れはない。
眼鏡のテンプル2に嵌め込んだ熱可塑性樹脂で形成した左右のモダンパーツ10は、各モダンパーツ10の前記接続部4から耳朶拘束部7に至る部位で、眼鏡を装着した人の左右側頭骨と左右乳様突起とを左右から挟持する形状に変形させる。これにより、モダンパーツ10を耳殻5だけでなく、側頭骨や乳様突起にも密着させて、眼鏡の左右方向、上下方向のずれを防止することができる。
このモダンパーツ10は、日常使用している鼻パッド付眼鏡に取り付け可能であるから、モダンパーツ10を取り付ける位置は、眼鏡店で調整した時の眼鏡のモダン3と耳の位置を変えないように正確にする必要がある。それは眼鏡店では視力矯正の為に、レンズ部と目との間の角膜頂点間距離を、正確に調整しているからである。これにより、眼鏡を装着する、その人だけに適合する唯一の最適な眼鏡を提供することができる。
加えて、このモダンパーツ10に、補聴器、イヤホーン、耳つぼ当接具を取り付けても、鼻パットに負担を掛けずに使用することができる。また、ピアスやイヤリングの代わりに、モダンパーツ10に装飾品14を着脱可能に取り付けてお洒落を楽しむことができるから、女性にも使用して貰えるファッション性に優れた眼鏡とすることができる。
本発明1の効果として、本発明のモダンパーツ10の製造方法によれば、レンズだけの通常の眼鏡だけでなく、電子機器が装着されたフロント部の重い眼鏡であっても、それらの眼鏡全体を耳殻5全体と耳朶13で支持することができるから、鼻パットに負担を掛けずに長時間、楽に眼鏡を装着することができる。また、モダンパーツ10の使用に慣れた段階で、鼻パットを取り除くこともできるから、鼻パットのない違和感のない眼鏡にすることができる。
本発明2の効果として、モダンパーツ10の内部、外側、内側に熱に変形しない材質15を設けることによって、熱可塑性樹脂を使用している部分を加熱した場合、熱可塑性樹脂だけが柔らかくなるので、必要な場所の変形ができる。モダンパーツ10全体の形状は安定して変わらない。
本発明3の効果として、本発明に係る接続部4としては、溝状体8又は筒状体9又は枠状体17又は固定体1などモダン3を嵌め込み可能な形状に、金型によって製作することができる。使用に際しては、その接続部4を予め加熱して柔らかくしておく、その接続部4にモダン3を挿入するか、嵌め込み、その状態で接続部4を冷やして眼鏡のモダン3をモダンパーツ10に固定させることができる。その状態で湾曲モダン6と耳朶拘束部7を加熱し、このモダンパーツ10を耳殻5に装着し、自分の指で湾曲モダン6を押して耳殻5の形状に合わせ、そして、耳朶拘束部7を押さえて耳朶13を拘束するように成形して冷却させれば良い、微調整はこの作業を繰り返すことによって可能である。
本発明4の効果として、モダンパーツ10の接続部4とテンプル2及びモダン3が重なっている上から、加熱することによって収縮するシュリンクチューブ16を被せて固定することができる。
本発明5の効果として、モダンパーツ10の上端に、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って、後方斜め上方に伸びる固定具11を取り付ければ、眼鏡のフロント部が前傾するのを防止するから、眼鏡のフロント部を鼻骨から浮いた状態に保持することができる。
本発明6の効果として、モダンパーツ10に、モダンパーツ10を上下方向に回動させるヒンジ12を取り付ければ、眼鏡のテンプル2に取り付けられたモダンパーツ10をテンプル2と折り重なる方向に折り畳むことができるから、眼鏡をコンパクトにして持ち歩くことができる。
本発明7の効果として、前記耳朶13の表裏から該耳朶13を挟持する耳朶拘束部7は、眼鏡を装着する人の耳の大きさ、形状は様々であるから、耳朶拘束部7を前記湾曲モダン6に対して上下方向にスライド及び着脱可能に取り付ければ、形状の異なった耳朶拘束部7に交換可能であり、眼鏡を装着する人の耳に適するように調整することができる。
本発明8の効果として、モダンパーツ10にピアスやイヤリングの代わりに、補聴器,イヤホーン、耳つぼ当接具、装飾品14を着脱可能に取り付けてお洒落を楽しむことができるから、女性にも使用して貰えるファッション性に優れた眼鏡とすることができる。
以下、本発明に係るモダンパーツ10の製造法の実施形態の例を、図面を参照しながら説明する。
本発明の請求項1記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明1と言う)は、眼鏡を装着している人の耳と眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3と接続される接続部4と、該接続部4から耳殻5の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン6と、その湾曲モダン6の先端部で耳朶13を表裏から挟持し、耳朶13全体を下方から拘束する耳朶拘束部7とを備えたモダンパーツ10の製造方法であって、加熱によって前記接続部4と前記湾曲モダン6とが塑性変形する前記モダンパーツ10を用意する工程と、塑性変形させた前記接続部4を前記眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3に装着し、同じく塑性変形させた前記湾曲モダン6を、前記眼鏡を装着した人の耳殻5の外側付け根に沿うように整形する工程と、塑性変形させた前記モダンパーツ10を硬化させる工程と、前記眼鏡を装着する人の好みに応じた挟持力の前記耳朶拘束部7を、前記湾曲モダン6の先端部に装着して、前記モダンパーツ10を完成させる工程と、を備えたことを特徴とするモダンパーツの製造法。
実施の形態の一例として、第1a図は本発明1のモダンパーツ10の接続部4にテンプル2及びモダン3を連結したことを示す斜視図である。接続部4はテンプル2及び/又はモダン3の形状によって、接続方法は異なり接続部4の形状は限定しない。第1b図はモダンパーツ10の接続部4にテンプル2及びモダン3を連結したメガネをかけていることを示す後面図である。モダンパーツ10の湾曲モダン6は、耳殻5に沿って塑性変形させ、耳朶13を下方から拘束するように耳朶拘束部7を塑性変形させている。
耳朶拘束部7の形状は、人の耳朶13の形状が様々であり限定しない。耳朶拘束部7を耳朶13と同一色、同一形状にすることにより目立ちにくくできる。デザインによりイヤリングをしているように見える。髪の毛の多い人の場合、耳全体が髪の毛で隠されるので、どのような構成になっているか分からない。
本発明1のモダンパーツ10を熱によって塑性変形させるには、熱可塑性樹脂を使用することで可能となる。加熱する方法として、熱湯の中に入れるか、ヘヤードライヤーを使用すると良い。耳朶拘束部7は加熱して耳にかけても熱くない温度にコントロールして、接続部4と湾曲モダン6と耳朶拘束部7を皮膚に当接させて拘束するように変形させて整形することができるので、簡単に耳殻5や耳朶13の形状になる。そして、温度が下がると硬化して、接続部4はテンプル2又はモダン3を、湾曲モダン6は耳殻5の根本を、耳朶拘束部7は適宜の強さで耳全体を拘束することになる。モダンパーツ10が耳の形状に合わない場合は、この作業を繰り返して、メガネをかけている人が装着感の良いモダンパーツ10になるまで調整することができる。
本発明の請求項2記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明2と言う)は、前記モダンパーツ10を形成する素材の中に、熱に変形しない材質15を使用したことを特徴としている。
実施の形態の一例として、第2a図は、本発明2の接続部4に熱に変形しない材質15の枠18を使用したことを示す斜視図である。第2b図はモダンパーツ10の外側に熱に変形しない材質15を設け、接続部4に設けた枠18と連結したことを示す斜視図である。第2c図は接続部4、湾曲モダン6、耳朶拘束部7の中に、熱に変形しない材質15として金属のシャフトを使用したことを示す側面図である。熱に変形しない材質15を入れたことによって、熱可塑性樹脂を使用している部分を加熱した場合、熱可塑性樹脂だけが柔らかくなるので、必要な場所の変形ができる。モダンパーツ10全体の形状は安定している。
モダンパーツ10の芯材として熱に変形しない材質は、金属、シリコン、CP、ポリエステル、アセテート、PVC、ポリアミド、ニュクレル、ベータプラスチックなどである。熱可塑性樹脂の材質には、ポレオリフィン、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ナイロン、ポリカーボネイト、ポリアセタール、ウレタン樹脂などである。
本発明の請求項3記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明3と言う)は、前記接続部4が、前記テンプル2及び/又はモダン3と連結するには、筒状体9又は溝状体8又は枠状体17又は固定体1で形成され、前記モダンパーツ10を固定することを特徴としている。
実施の形態の一例として、第3a図は本発明3の前記モダンパーツ10の接続部4に取り付けた筒状体9にモダン3を挿入したことを示す斜視図である。筒状体9の内径はモダン3の外形より大きいサイズを選択する。第3b図はモダン3がへ字状に曲がっているので、接続部4の筒状体9に入るようにモダン3の一部分を切断したことを示す斜視図である。接続部4を加熱した状態でモダン3との隙間を無くすように塑性変形させて固定することができる。筒状体9を長くすることによって、より長いモダン3に固定できる。モダン3の形状を筒状体9に入る形状にカットしても良い。
実施の形態の一例として、第4a図は本発明3の接続部4に前後二箇所に枠状体17を設け、前方の枠状体17は下方を開口させ、後方の枠状体17は上方を開口させていることを示す斜視図である。この接続部4にモダン3を嵌める場合は、先ず前方の枠状体17に下方からテンプル2を嵌め込み、次に後方の枠状体17にモダン3を上方から嵌め込む。第4b図は本発明3の接続部4全体が上方が開口した枠状体17を設けたことを示す斜視図である。この標準的な弾力性のある素材で製作した枠状体17は、上方からテンプル2及びモダン3を嵌め込みことができる。枠状体17を予め用意しておいて、モダン3に密着させることができる。
実施の形態の一例として、第5a図は本発明3の溝状体8に成形した接続部4にモダン3を嵌め込んだモダンパーツ10を、耳にかけることができる適宜の温度にして、耳にかけた状態を示す側面図である。太い点線部は耳殻5の根本の形状には合っていないことを示している。第5b図はモダンパーツ10を上方から押して耳殻5の根本に沿って合わせた後、耳朶拘束部7を耳朶13の表面の形状に変形させたことを太い点線が示す側面図である。この状態でモダンパーツ10が冷えるまで眼鏡をかけていれば良い。
実施の形態の一例として、第6a図は本発明3の接続部4にモダン3から外側に突出した形状の固定体1を設け、接続部4にモダン3を重ねた状態を示す側面図であり、第6b図は接続部4に設けた固定体1を加熱して、モダン3を包むように折り曲げたことを示す側面図である。二箇所設けた固定体1によって、モダンパーツ10をモダン3に固定することができる。
本発明の請求項4記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明4と言う)は、前記接続部4と前記テンプル2及び/又はモダン3を、平行に重ね合わせた状態で加熱によって収縮するシュリンクチューブ16で、圧着固定することを特徴としている。
実施の形態の一例として、第7a図は、本発明4のモダンパーツ10の接続部4に嵌め込んだテンプル2及びモダン3の上からシュリンクチューブ16で固定したことを示す側面図である。接続部4とモダン3の形状が異なっていても、加熱することによってその形状に密着して収縮するので、強く固定できる。第7b図は、テンプル2及びモダン3と同じような形状のモダンパーツ10の接続部4の上からシュリンクチューブ16で固定したことを示す側面図である。加熱することによって、接続部4に設けた熱可塑性樹脂も同時に変形して圧着固定される。
本発明の請求項5記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明5と言う)は、前記湾曲モダン6の上端には、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って後方斜め上方に伸びる固定具11が取り付けられていることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第8a図は、本発明4のモダンパーツ10の上端に固定具11の下端を取り付けた眼鏡の斜視図であり、第8b図は、本発明4の固定具11を取り付けた眼鏡を掛けている人の側面図である。本発明3のモダンパーツ10の上端部に取り付けた固定具11は頭の形状に沿って斜め上方に延設し、先端部が頭側に沿って、僅かに内側に湾曲することにより、左右側頭骨を挟持することができるので、重いレンズ部であっても下がることを止め、浮いた状態を保持する補助的な役割をしている。
本発明の請求項6記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明6と言う)は、前記湾曲モダン6に、前記耳朶拘束部7を上下方向に回動させて、該耳朶拘束部7をテンプル2に折り重ねるヒンジ12が取り付けられていることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第9a図は、本発明6のモダンパーツ10を接続部4に設けたヒンジ12により回動自在にしたモダンパーツ10の側面図であり、第9b図は、後方に押し上げたモダンパーツ10を、後方上方に略270度折り曲げて折り畳んだことを示す側面図である。モダンパーツ10をテンプル2に折り重なる方向に略270度折り曲げて折り畳むことによって、従来の眼鏡の大きさになり、コンパクトにして持ち運ぶことができる。
実施の形態の一例として、第9c図は、本発明6のモダンパーツ10を後方に押し上げ略水平に止めた状態を示している。この状態での作用効果は、左右テンプル2が左右のモダンパーツ10の長さだけ伸びているので、左右テンプル2全体が長くなる。この左右テンプル2で首を挟むようにして、レンズ部側が顎の下に来るように眼鏡全体を後方に移動させて、左右のモダンパーツ10を両肩に乗せると眼鏡を肩にかけることができる。眼鏡の置いた場所を探す必要がなく便利である。
本発明の請求項7記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明7と言う)は、前記耳朶拘束部7を前記湾曲モダン6に対し、上下方向にスライド可能に取り付けてなることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第10a図は、本発明7の耳朶拘束部7が湾曲モダン6に対してスライド可能に取り付けられていることを示す側面図であり、第10b図は、耳朶拘束部7を下方に引き下げた状態を示している。これは耳朶拘束部7に設けた枠に湾曲モダン6を摺動自在に挿入している。耳の大きさによって耳朶13の位置に合せることができる。形状の異なった耳朶拘束部7と交換が可能となる。
本発明の請求項8記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明8と言う)は、前記耳朶拘束部7に、装飾品14,イヤホーン、補聴器、耳つぼ当接具が取り付け可能となっていることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第11図は、本発明8のモダンパーツ10に装飾品14を取り付けた側面図である。この装飾品14によりモダンパーツ10の外観から見える部分を隠すことができる。イヤリング,ピアスの代わりにイヤーポイントとして装飾品14を取り付けてお洒落を楽しむことができる。耳つぼ当接具とは、耳のツボに当接するように耳朶拘束部7から接続棒を延設して、耳つぼを刺激することによって、其々のツボ効果が得られる。
本発明でモダンパーツ10を取り付けることができる眼鏡は,老眼鏡,度付きメガネ,TV・映画用3Dメガネ,伊達メガネ,サングラス,風防メガネ,カメラ37を取り付けたメガネ,拡大鏡を入れたメガネ,ライトを取り付けたメガネ,度数調整可能な液体レンズメガネ,剣道用メガネ,ウエアラブル機器15を取り付けたメガネ,スクリーンに表示される画像を観察するための画像観察用メガネ,拡張現実(AR)機能を備えたメガネ,ヘッドバンドを取り付けた手術用メガネなどである。
以上のように、本発明のモダンパーツ10の製造方法によって製作したモダンパーツ10は、日常愛用している形状が異なる様々の眼鏡に、簡単に短時間で合わせて取り付けることができる。接続部4の後端に取り付けたヒンジ12によって、回動自在に設けたモダンパーツ10を折り畳むことでコンパクトになる。モダンパーツ10を略水平に伸ばしてメガネを首にかけられる。モダンパーツ10に取り付けた装飾品14により、ファッション性に優れた眼鏡である。様々な機能を設けることができるモダンパーツ10の製造方法として適している。
1 固定体
2 テンプル
3 モダン
4 接続部
5 耳殻
6 湾曲モダン
7 耳朶拘束部
8 溝状体
9 筒状体
10 モダンパーツ
11 固定具
12 ヒンジ
13 耳朶
14 装飾品
15 熱に変形しない材質
16 シュリンクチューブ
17 枠状体
18 枠
2 テンプル
3 モダン
4 接続部
5 耳殻
6 湾曲モダン
7 耳朶拘束部
8 溝状体
9 筒状体
10 モダンパーツ
11 固定具
12 ヒンジ
13 耳朶
14 装飾品
15 熱に変形しない材質
16 シュリンクチューブ
17 枠状体
18 枠
Claims (8)
- 眼鏡を装着している人の耳と眼鏡のテンプル(2)及び/又はモダン(3)と接続される接続部(4)と、該接続部(4)から耳殻(5)の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン(6)と、その湾曲モダン(6)の先端部で耳朶(13)を表裏から挟持し、耳朶(13)全体を下方から拘束する耳朶拘束部(7)とを備えたモダンパーツ(10)の製造方法であって、加熱によって前記接続部(4)と前記湾曲モダン(6)とが塑性変形する前記モダンパーツ(10)を用意する工程と、塑性変形させた前記接続部(4)を前記眼鏡のテンプル(2)及び/又はモダン(3)に装着し、同じく塑性変形させた前記湾曲モダン(6)を、前記眼鏡を装着した人の耳殻(5)の外側付け根に沿うように整形する工程と、塑性変形させた前記モダンパーツ(10)を硬化させる工程と、前記眼鏡を装着する人の好みに応じた挟持力の前記耳朶拘束部(7)を前記湾曲モダン(6)の先端部に装着して前記モダンパーツ(10)を完成させる工程と、を備えたことを特徴とするモダンパーツの製造方法。
- 前記モダンパーツ(10)を形成する素材の中に、熱に変形しない材質(15)を使用したことを特徴とする請求項1に記載のモダンパーツの製造方法。
- 前記接続部(4)が、前記テンプル(2)及び/又はモダン(3)が嵌め込められる溝状体(8)又は筒状体(9)又は枠状体(17)又は固定体(1)で形成され、前記モダンパーツ(10)を固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のモダンパーツの製造方法。
- 前記接続部(4)と前記テンプル(2)及び/又はモダン(3)を、平行に重ね合わせた状態で加熱によって収縮するシュリンクチューブ(16)で、圧着固定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のモダンパーツの製造方法。
- 前記湾曲モダン(6)の上端には、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って後方斜め上方に伸びる固定具(11)が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかの請求項に記載のモダンパーツの製造方法。
- 前記湾曲モダン(6)に、前記耳朶拘束部(7)を上下方向に回動させて、該耳朶拘束部(7)をテンプル(2)に折り重ねるヒンジ(12)が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかの請求項に記載のモダンパーツの製造方法。
- 前記耳朶拘束部(7)を前記湾曲モダン(6)に対し、上下方向にスライド可能に取り付けてなることを特徴とする請求項1乃至6の何れかの請求項に記載のモダンパーツの製造方法。
- 前記耳朶拘束部(7)に、装飾品(14)、イヤホーン、補聴器、耳つぼ当接具が取り付け可能となっていることを特徴とする請求項1乃至7の何れかの請求項に記載のモダンパーツの製造方法。
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