JP5763856B1 - モダンパーツの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鼻の負担を軽減させるために、メガネのモダン部に取り付けたモダンパーツを、人の耳の位置に精密且つ容易に、耳殻や耳朶の形状に合わせて成形するモダンパーツの製造方法を提供する。【解決手段】眼鏡を装着している人の耳と眼鏡のテンプル2、モダン3と接続される接続部4と、該接続部4から耳殻の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン6と、その湾曲モダン6の先端部で耳朶13を表裏から挟持し、耳朶13全体を下方から拘束する耳朶拘束部7とを備えたモダンパーツ10の製造方法であって、3Dプリントが可能なモダンパーツ10の標準的な3Dデータを用意する工程と、眼鏡を装着する人の耳殻5の外形形状と眼鏡のテンプル2、モダン3の3データを取得する工程と、取得した耳朶13の外形形状の3Dデータに基づいて、モダンパーツ10の3Dデータを修正してモダンパーツ10を完成させる。【選択図】図2

Description

本発明は、メガネに取り付けるモダンパーツを、メガネをかけている人の耳の形状に合わせることができるモダンパーツの製造方法に関する。
近年、人々は種々の形状の眼鏡をかけている。眼鏡レンズを最適な位置に固定するために、調整する方法として、鼻パッド、モダン3、モダンパーツ10の形状を変形させている。フロント部を支える鼻パッドへの負荷が増大しており、そうした眼鏡を長時間装着することが問題であることは変わらない。この問題に対しては、例えば、下記特許文献に記載された鼻パットへの負荷を軽減させるものが解決手段の一つしてとして有望視されている。しかし、人の頭部の顔の幅、大きさ、側頭の形状、耳の形状、耳朶13の形状、左右の耳の位置など、正確に眼鏡を耳に合わせることは難しい。
特許第5620601号 特許第5620602号 特許第4902805号
特許文献1と特許文献2は、本件出願人が出願した眼鏡ではあるが、メガネをかける人の耳の形状に合致させることは難しく、普通のメガネ及びウエアラブル用メガネとして使用するには、さらなる改善が必要である。これに対し、特許文献3は、市販の眼鏡と接続できることから、フロント部の重い眼鏡の鼻パットへの負荷を軽減するには適する。しかし、この特許文献3の眼鏡では、鼻パッドのない眼鏡と、後頭部から前方へと、眼鏡の前後を逆向きにして、後頭部から前方へテンプル2,2を伸ばし、その先のモダン22,22を耳殻7,7の前方に回すようにした眼鏡保持具とを備えているから、後頭部に回した保持具が髪型を乱すだけでなく、悪い髪ぐせを付けるから、若者や女性からは、敬遠される虞がある。
本発明は、こうした問題を解決しようとするもので、フロント部が重たい眼鏡であっても、鼻の負担を軽減させるために、メガネのモダン部に取り付けたモダンパーツ10を、人の耳の位置に精密且つ容易に、耳殻5や耳朶13の形状に合わせて成形するモダンパーツ10の製造方法を提供することを課題とする。
眼鏡を装着している人の耳と眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3の接続部4から、耳殻5の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン6と、その湾曲モダン6の先端部で耳朶13を表裏から挟持し、耳朶13全体を下方から拘束する耳朶拘束部7とを備えたモダンパーツ10の製造方法であって、3Dプリントが可能な前記モダンパーツ10の標準的な3Dデータを用意する工程と、前記眼鏡を装着する人の耳殻5の外形形状と装着している眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3の3Dデータを取得する工程と、取得した前記耳朶13の外形形状の3Dデータに基づいて、前記モダンパーツ10の3Dデータを編集して前記モダンパーツ10を完成させる。
本発明のモダンパーツ10は、3DCAD、3DCG、3Dカメラを使用して、人の耳とモダンパーツ10をモデリングし、このモデリングした3Dデータを人の耳の位置に合わせるようにモダンパーツ10を編集して、そのデータを3Dプリンターにインポートすることによって、人の耳の位置に合わせたテンプル2及び/又はモダン3に取り付けるモダンパーツ10が製造できる。
本発明に係る接続部4としては、モダン3に嵌め込み可能な形状に3Dプリンターによって造形することができる。使用に際しては、そのテンプル2及び/又はモダン3にモダンパーツ10を挿入するか、嵌め込み、固定させることができる。その状態でモダンパーツ10を耳殻5に装着し、耳朶拘束部7で耳朶13の表裏を挟持すれば、眼鏡のフロント部が耳殻5及び耳朶13全体で支持されるから、フロント部の重い眼鏡であっても、長時間楽に装着しておくことができる。
モデリングする耳は耳の形状を造形するだけでなく、人の側頭部の耳の位置のデータが重要である。モダンパーツ10は、日常使用している鼻パッド付眼鏡に取り付け可能であるから、モダンパーツ10を取り付ける位置は、眼鏡店で調整した時の眼鏡のモダン3と耳の位置を変えないように正確にする必要がある。それは眼鏡店では視力矯正の為に、レンズ部と目との間の角膜頂点間距離を、正確に調整しているからである。これにより、眼鏡を装着する、その人だけに適合する唯一の最適な眼鏡を提供することができる。
熱可塑性樹脂で製作したモダンパーツ10の内部、外側、内側に熱に変形しない材質17を設けることによって、熱可塑性樹脂を使用している部分を加熱した場合、熱可塑性樹脂だけが柔らかくなるので、必要な場所の変形ができる。モダンパーツ10全体の形状は安定して変わらない。
モダンパーツ10の前後方向に伸びる接続部4には、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って、後方斜め上方に伸びる固定具11を、モダンパーツを編集して取り付けるのが良い。この固定具11を取り付ければ、眼鏡のフロント部が下がることを阻止するだけでなく、眼鏡のフロント部を鼻骨から浮いた状態に保持することができるから、さらに楽に装着することができる。
モダンパーツ10には、該モダンパーツ10を上下方向に回動させるヒンジ12のデータを編集して設けるのが良い。これにより、眼鏡のテンプル2に取り付けられたモダンパーツ10を、テンプル2と折り重なる方向に折り畳むことができるから、よりコンパクトに収めることができる。
湾曲モダン6のデータを編集して、側頭部と耳朶13の裏側を保持する保持体を取り付け、耳殻5の裏面からサポートすることにより、眼鏡のフロント部が重たくても、耳殻5全体で眼鏡を保持して、鼻パットに負担を掛けずに楽に装着することができる。
加えて、このモダンパーツ10のデータを編集して、補聴器、イヤホーン、耳つぼ当接具を取り付けても、鼻パットに負担を掛けずに使用することができる。また、ピアスやイヤリングの代わりに、モダンパーツ10に装飾品14を着脱可能に取り付けてお洒落を楽しむことができるから、女性にも使用して貰えるファッション性に優れた眼鏡とすることができる。
本発明1の効果として、本発明のモダンパーツ10の製造方法によれば、レンズだけの通常の眼鏡だけでなく、電子機器が装着されたフロント部の重い眼鏡であっても、それらの眼鏡全体を耳殻5、耳朶13全体で支持することができるから、鼻パットに負担を掛けずに長時間、楽に眼鏡を装着することができる。また、3Dプリンターで製造したモダンパーツ10の使用に慣れた段階で、鼻パットを取り除くこともできるから、鼻パットのない違和感のない眼鏡にすることもできる。
本発明2の効果として、モダンパーツ10の内部、外側、内側に熱に変形しない材質17を部分的に設けることによって、熱可塑性樹脂を使用している部分を加熱した場合、熱可塑性樹脂だけが柔らかくなるので、必要な場所の変形ができる。モダンパーツ10全体の形状は安定して変わらない。
本発明3の効果として、耳朶拘束部7のデータを予め用意して、そのデータの中から前記眼鏡を装着する人の好みに応じたデザインと挟持力を有する型を選択して、そのデータを編集してパーツを製作することができる。
本発明4の効果として、前記モダンパーツ10の接続部4の取り付け形状を、予め用意した筒状体1又は溝状体8又は固定体1の3Dデータの中から選択することによって、様々な形状のテンプル2又はモダン3に対応して合わせることができる。
本発明5の効果として、前記モダンパーツ10の標準的な男性用、女性用、子供用の3Dデータを用意して、標準的な3Dデータの中から選択することができる。
本発明6の効果として、モダンパーツ10に、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って、後方斜め上方に伸びる固定具11のデータを編集して取り付ければ、眼鏡のフロント部が前傾するのを防止するから、眼鏡のフロント部を鼻骨から浮いた状態に保持することができる。
本発明7の効果として、モダンパーツ10のデータを編集して、モダンパーツ10を上下方向に回動させるヒンジ12を取り付ければ、眼鏡のテンプル2に取り付けられたモダンパーツ10をテンプル2と折り重なる方向に折り畳むことができるから、眼鏡をコンパクトにして持ち歩くことができる。
本発明8の効果として、耳朶拘束部7のデータを編集して、前記湾曲モダン6に対して上下方向にスライド可能に取り付ければ、眼鏡を装着する人の耳の大きさ、形状に応じて、モダンパーツ10の大きさと、耳朶13の下部に当たる湾曲部9の位置を調整することができる。
本発明9の効果として、モダンパーツ10のデータを編集して、ピアスやイヤリングの代わりに、補聴器,イヤホーン、耳つぼ当接具、装飾品14を着脱可能に取り付けてお洒落を楽しむことができるから、女性にも使用して貰えるファッション性に優れた眼鏡とすることができる。
本発明1の実施の形態の一例を示す説明図である。 本発明1の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明2の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明3の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明4の実施の形態の一例を示す斜視図である。 本発明4の実施の形態の一例を示す側面図である。 本発明4の実施の形態の一例を示す側面図である。 本発明4の実施の形態の一例を示す側面図である。 本発明5の実施の形態の一例を示す側面図である。 本発明6の実施の形態の一例を示す側面図である。 本発明7の実施の形態の一例を示す側面図である。 本発明8の実施の形態の一例を示す側面図である。 本発明9の実施の形態の一例を示す側面図である。
以下、本発明に係るモダンパーツ10を3Dデータを使用した製造方法の実施形態の例を、図面を参照しながら説明する。
本発明の請求項1記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明1と言う)は、眼鏡を装着している人の耳と眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3と接続される接続部4と、該接続部4から耳殻の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン6と、その湾曲モダン6の先端部で耳朶13を表裏から挟持し、耳朶13全体を下方から拘束する耳朶拘束部7とを備えたモダンパーツ10の製造方法であって、3Dプリントが可能な前記モダンパーツ10の標準的な3Dデータを用意する工程と、前記モダンパーツ10の接続部4の取り付け形状の3Dデータを用意する工程と、前記眼鏡を装着する人のの外形形状の3Dデータを取得する工程と、取得した前記耳朶13の外形形状の3Dデータに基づいて、前記モダンパーツ10の3Dデータを編集して、テンプル2及び/又はモダン3に合う接続部4を成形する工程と、前記湾曲モダン6が前記耳殻5の外側付け根に沿うように成形する工程と、耳朶拘束部7が耳朶13を拘束するように成形する工程を備えたことを特徴としている。
実施の形態の一例として、第1図は、本発明1のモダンパーツの製造方法を示す説明図である。3Dソフト、3DCAD、3Dスキャナー又は3Dカメラを使用して、メガネをかけている人の頭部とメガネのそれぞれの3Dデータを別々に作成する。また、メガネをかけた状態の頭部と耳の周縁の3Dデータを作成する。コンピューターに3Dデータをインポートして、メガネをかけた3Dイメージを造形する。メガネをかけた3Dイメージを造形したコンピューターに仮想のモダンパーツをインポートして、モダンにモダンパーツ10の接続部4を嵌め込み、湾曲モダン6を耳殻5の形状に合わせ、耳朶拘束部7を耳朶13を包むように拘束させて、モダンパーツ10を編集する。編集したモダンパーツ10の3Dデータをエクスポートする。エクスポートした3Dデータを3Dプリンターでモダンパーツ10を造形する。3Dプリンターで造形したモダンパーツ10をメガネに取り付けて完成する。
実施の形態の一例として、第2a図は本発明1のモダンパーツ10の接続部4にテンプル2及びモダン3を連結した状態の斜視図である。接続部4はテンプル2及び/又はモダン3の形状によって、接続方法は異なり接続部4の形状は限定しない。第2b図はモダンパーツ10の接続部4にテンプル2及びモダン3を連結したメガネをかけている状態の後面図である。モダンパーツ10の湾曲モダン6は、耳殻5に沿って湾曲させ、そして、耳朶13を下方から拘束するように耳朶拘束部7を前方上方に変形させている。
耳朶拘束部7の形状は、人の耳朶13の形状が様々であり限定しない。耳朶拘束部7を耳朶13と同一色、同一形状にすることにより目立ちにくくできる。デザインによりイヤリングをしているように見せることもできる。髪の毛の多い人の場合、耳全体が髪の毛で隠されるので、どのような構成になっているか分からない。
本発明の請求項2に記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明2と言う)は、前記モダンパーツ10を形成する素材の中に、熱に変形しない材質17を使用したことを特徴としている。
実施の形態の一例として、第3a図はモダンパーツ10を形成する素材の中に、本発明2の接続部4に熱に変形しない材質17の枠18を使用したことを示す斜視図である。第3b図はモダンパーツ10の外側周縁に枠18に接続した熱に変形しない材質17を設けたことを示す斜視図である。第3c図は接続部4、湾曲モダン6、耳朶拘束部7の中に、熱に変形しない材質17として金属のシャフトを使用したことを示す側面図である。熱に変形しない材質17を入れたことによって、熱可塑性樹脂を使用している部分を加熱した場合、熱可塑性樹脂だけが柔らかくなるので、必要な場所の変形ができる。モダンパーツ10全体の形状は安定している。そして、様々の人の耳の形状にモダンパーツ10を合わせることができる。
モダンパーツ10の芯材として熱に変形しない材質は、金属、シリコン、CP、ポリエステル、アセテート、PVC、ポリアミド、ニュクレル、ベータプラスチックなどである。熱可塑性樹脂の材質には、ポレオリフィン、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ナイロン、ポリカーボネイト、ポリアセタール、ウレタン樹脂などである。
本発明の請求項3に記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明3と言う)は、前記眼鏡を装着する人の好みに応じたデザインと挟持力を有する耳朶拘束部7を、予め用意した複数の耳朶拘束部7のデータの中から選択して、前記湾曲モダン6の先端部に取り付ける工程をさらに備えていることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第4図は、本発明3の複数の耳朶拘束部7の形状を示す側面図である。人の耳朶は微妙な違いがあり、其々特徴のある形状になる。そこで、多数の耳朶拘束部7の3Dデータを利用して、予め基本になる複数の耳朶拘束部7の3Dデータを用意しておく。この耳朶拘束部7の3Dデータの中からその人に合った形状の耳朶拘束部7を選択する。
本発明の請求項4記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明4と言う)は、前記モダンパーツ10の接続部4の形状を、予め用意した筒状体1又は溝状体8又は枠状体16又は固定体15の3Dデータの中から選択した形状とすることを特徴としている。
実施の形態の一例として、眼鏡のテンプル2及び/又はモダン3に取り付ける本発明3の接続部4の形状は、多種類あるテンプル2及び/又はモダン3の形状に対応させるために限定しない。
実施の形態の一例として、第5a図は本発明4の前記モダンパーツ10の接続部4としての筒状体1にモダン3を挿入した状態の斜視図である。第5b図はモダン3がへ字状に曲がっているので、接続部4としての筒状体1に入るようにモダン3の一部分を切除したことを示す斜視図である。熱可塑性樹脂を使用した接続部4(筒状体1)を加熱して軟化させた状態でモダン3との隙間を無くすように押さえて固定することができる。
実施の形態の一例として、第6a図は本発明4の接続部4として前後二箇所に枠状体16を設け、前方の枠状体16は下方を開口させ、後方の枠状体16は上方を開口させた形状とした斜視図である。この接続部4にモダン3を嵌める場合は、先ず前方の枠状体16に下方からテンプル2を嵌め込み、次に後方の枠状体16にモダン3を上方から嵌め込む。第6b図は本発明3の接続部4全体を上方が開口した弾性力のある枠状体16とした斜視図である。この標準的な弾力性のある素材で製作した枠状体16は、上方からテンプル2及びモダン3を嵌め込むことができる。こうした熱可塑性の枠状体16を予め用意しておいて、モダン3に密着させる。
実施の形態の一例として、第7a図は本発明4のモダンパーツ10の接続部4を眼鏡のモダン3と嵌め合うことのできる溝状体8にして、この溝にモダン3を嵌め込んだ状態を示す。この実施形態では、モダンパーツ10を熱可塑性の樹脂を用いて成形し、耳にかけることができる適宜の温度で軟化させて、耳にかけた状態を示す側面図であり、第6b図はモダンパーツ10を押して耳殻5の根本に沿って合わせた後、耳朶拘束部7を耳朶13の表面の形状に整形したことを示す側面図である。この状態でモダンパーツ10が冷えて硬化するまで眼鏡をかけていれば良い。
実施の形態の一例として、第8a図は本発明4の接続部4に固定体15を設け、その接続部4にモダン3を重ねた状態を示す側面図であり、第8b図は接続部4に設けた固定体15を加熱して、モダン3を包むように折り曲げた状態の側面図である。二箇所設けた固定体15によって、モダン3に固定することができる。
本発明の請求項5記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明5と言う)は、前記モダンパーツ10の標準的な3Dデータを用意する工程が、男性用、女性用、子供用の標準的な3Dデータの中から選択することを特徴としている。
実施の形態の一例として、第9a図、第9b図は本発明5の標準的なモダンパーツ10を示す側面図である。蓄積した多数の3Dデータから、男性用、女性用、子供用など標準となるモダンパーツ10の形状は、テンプル2又はモダン3や耳殻5に沿った形状であり、熱可塑性樹脂を使用して変形できるで、複数の異なるサイズを製作すれば良い。
本発明の請求項6記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明6と言う)は、前記モダンパーツ10には、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って後方斜め上方に伸びる固定具11が取り付けられていることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第10a図は、本発明6の固定具11の下端をモダンパーツ10の上端に取り付けた斜視図であり、第10b図は、本発明6の固定具11を取り付けた眼鏡を掛けている人の側面図である。本発明6のモダンパーツ10の上端部に取り付けた固定具11は頭の形状に沿って斜め上方に延設し、先端部が頭側に沿って、僅かに内側に湾曲することにより、左右側頭骨を挟持することができるので、レンズ部が下がることを止め、浮いた状態を保持する補助的な役割をしている。
本発明の請求項7記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明7と言う)は、前記モダンパーツ10に、前記耳朶拘束部7を上下方向に回動させて、該耳朶拘束部7をテンプル2に折り重ねるヒンジ12が、取り付けられていることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第11a図は、本発明7のモダンパーツ10の上端に設けたヒンジ12により回動自在にしたモダンパーツ10の側面図であり、第11b図は、モダンパーツ10を略270度後方に押し上げて折り畳んだことを示す側面図であり、この状態でモダンパーツ10を内側のレンズ側に畳むことにより、従来の眼鏡を畳んだ大きさになり、コンパクトにして持ち運ぶことができる。
実施の形態の一例として、第11c図は、本発明7のモダンパーツ10を略水平に止めた状態を示している。この状態での作用効果を説明すると、左右テンプル2が左右のモダンパーツ10の長さだけ伸びているので、左右テンプル2全体が長くなる。この左右テンプル2で首を挟むようにして、眼鏡全体を後方に動かして、左右のモダンパーツ10を両肩に乗せると眼鏡を肩にかけることができる。眼鏡を装着しない時は、左右モダンパーツ10を両肩に掛けておくと、眼鏡の置いた場所を探す必要がなく便利である。
本発明の請求項8記載のモダンパーツ(以下、本発明8と言う)は、前記耳朶拘束部7が、前記湾曲モダン6に対し、上下方向にスライド可能に取り付けてなることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第12a図、第12b図は本発明8の耳朶拘束部7が、モダンパーツ10に対してスライド可能に取り付けられていることを示す側面図である。湾曲モダン6に挿入可能にした耳朶拘束部7の3Dデータを編集して、そのデータで3Dプリンターで造形することができる。これにより、異なった形状の耳朶拘束部7と交換できるし、耳の形状によって耳朶13の位置に合せることができる。
本発明の請求項9記載のモダンパーツの製造方法(以下、本発明9と言う)は、前記モダンパーツ10が、装飾品14,イヤホーン,補聴器、耳つぼ当接具が取り付け可能となっていることを特徴としている。
実施の形態の一例として、第13図は、本発明9のモダンパーツ10のデータを編集して、耳朶拘束部7に装飾品14を取り付けた斜視図である。イヤリング,ピアスの代わりにイヤーポイントとして装飾品14、宝飾品を取り付けてお洒落を楽しむことができる。その他に補聴器、イヤホーン、耳つぼ当接具などを取り付けることができる。耳つぼ当接具とは、耳のツボに当接するように耳朶拘束部7から接続棒を延設して、耳つぼを押さえる形状をして、耳つぼを刺激することによって、其々のツボ効果が得られる。
以上のように、本発明のモダンパーツ10の製造方法は、3Dソフト、3DCAD、3Dカメラ、3Dスキャナーでデータリングして、3Dプリンターで造形することにより、モダンパーツ10を正確な耳の位置に、耳のサイズに合わせてテンプル2とモダン3に固定できる。接続部4の後端に回動自在に設けたモダンパーツ10を、折り畳めることでコンパクトとなる。モダンパーツ10に取り付けた装飾品14により、前方から見た場合、耳朶拘束部7は隠れるので、ファッション性に優れた眼鏡なるなど、様々なデータを編集して、モダンパーツ10を造形することにより、多機能性を有するモダンパーツ10の製造方法として適している。
1 筒状体
2 テンプル
3 モダン
4 接続部
5 耳殻
6 湾曲モダン
7 耳朶拘束部
8 溝状体
9 湾曲部
10 モダンパーツ
11 固定具
12 ヒンジ
13 耳朶
14 装飾品
15 固定体
16 枠状体
17 熱に変形しない材質
18 枠

Claims (9)

  1. 眼鏡を装着している人の耳と眼鏡のテンプル(2)及び/又はモダン(3)と接続される接続部(4)と、該接続部(4)から耳殻(5)の外側付け根に沿うように湾曲する湾曲モダン(6)と、その湾曲モダン(6)の先端部で耳朶(13)を表裏から挟持し、耳朶(13)全体を下方から拘束する耳朶拘束部(7)とを備えたモダンパーツ(10)の製造方法であって、3Dプリントが可能な前記モダンパーツ(10)の標準的な3Dデータを用意する工程と、前記モダンパーツ(10)の接続部(4)の取り付け形状の3Dデータを用意する工程と、前記眼鏡を装着する人のの外形形状の3Dデータを取得する工程と、取得した前記耳朶(13)の外形形状の3Dデータに基づいて、前記モダンパーツ(10)の3Dデータを編集して、テンプル(2)及び/又はモダン(3)に合う接続部(4)を選択して成形する工程と、前記湾曲モダン(6)が前記耳殻(5)の外側付け根に沿うように成形する工程と、耳朶拘束部(7)が耳朶(13)を拘束するように成形する工程を備えたことを特徴とするモダンパーツの製造方法。
  2. 前記モダンパーツ(10)を形成する素材の中に、熱に変形しない材質(17)を使用したことを特徴とする請求項1に記載のモダンパーツの製造方法。
  3. 前記眼鏡を装着する人の好みに応じたデザインと挟持力を有する前記耳朶拘束部(7)が、予め用意した複数の耳朶拘束部(7)のデータの中から選択して編集したものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のモダンパーツの製造方法。
  4. 前記モダンパーツ(10)の接続部(4)の取り付け形状を、予め用意した筒状体(1)又は溝状体(8)又は枠状体(16)又は固定体(15)の3Dデータの中から選択することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のモダンパーツの製造方法。
  5. 前記モダンパーツ(10)の標準的な3Dデータを用意する工程が、男性用、女性用、子供用の標準的な3Dデータの中から選択することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のモダンパーツの製造方法。
  6. 前記モダンパーツ(10)には、眼鏡を装着する人の後頭部の形状に沿って後方斜め上方に伸びる固定具(11)が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のモダンパーツの製造方法。
  7. 前記モダンパーツ(10)に、前記耳朶拘束部(7)を上下方向に回動させて、該耳朶拘束部(7)をテンプル(2)に折り重ねるヒンジ(12)が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れかの請求項に記載のモダンパーツの製造方法。
  8. 前記耳朶拘束部(7)が、前記湾曲モダン(6)に対し、上下方向にスライド可能に取り付けてなることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のモダンパーツの製造方法。
  9. 前記モダンパーツ(10)に、装飾品(14),イヤホーン,補聴器、耳つぼ当接具が取り付け可能となっていることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のモダンパーツの製造方法。
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