JP2020076798A - 眼鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】眼鏡の鼻や顔や耳への負担を軽減させるために、側頭部で保持させる。眼鏡の後方への移動を耳で阻止させる。眼鏡の保持部が外観から目立ち難い側頭部の頭髪に入り込んで、頭の地肌に当接して挟持させる。着脱が容易で装着感が良く、安定して長期間装着できる眼鏡を提供することを課題とする。【課題を解決するための手段】眼鏡を装着したときに、耳の上部前端にフレームより外側に突出して当接し、前記眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッドと、前記眼鏡のフレーム下部のもみあげの中の凹部を押さえるもみあげ押え部とが、前記フレームに備えられている構成である。【選択図】 図1

Description

本発明は、顔や鼻や耳に負担を掛けず、位置決めが容易、着脱が容易、装着感が良い眼鏡に関する。
従来、眼鏡はモダンを耳の耳介側頭溝に掛けて、鼻パッドを使用して装着しているので、レンズ部に取り付けた鼻パッドは、鼻に負担をかけている。近年、この鼻パッドを取り外した眼鏡が考案されている。この眼鏡を保持するために、保持部をこめかみや頬や頬骨弓部上の凹部に当接させて挟持しているが、これらの保持部だけで眼鏡の位置を正確に決めて保持することはできない。また、こめかみや頬に当接した部分は変色して跡が残る。これらの方法で眼鏡を保持することを継続させるための構造には、さらなる改良を必要とする。
この問題に対しては、特許文献1は、眼鏡のフレームから下方に設けられた、もみあげを押える下前押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部を備え、前記突起部の表面には、該突起部間に分け入った髪を保持するラバー材を設けた構造である。しかし、眼鏡を保持するために、表面にラバー材を設けた複数の突起部が、髪の間に分け入ってもみあげの凹部に当接しているが、鼻パッドが顔の一部分に当接しているように、確実に眼鏡の位置を決めて後方向への移動を阻止することはできない。
特許第6413052号
眼鏡は、レンズや機器の重量が鼻や顔の柔らかい皮膚面を押圧し、鼻パッドや眼鏡の保持部が当接した部分は変色して跡が残る。また、眼鏡の保持部が外観から目立つ顔面にある。そうした製品を長期間装着することが問題であることは変わらない。本発明は、こうした問題を解決しようとするもので、眼鏡の鼻や顔や耳への負担を軽減させるために、側頭部で保持させる。眼鏡の後方への移動を耳で阻止させる。眼鏡の保持部が外観から目立ち難い側頭部の頭髪に入り込んで、頭の地肌に当接して挟持させる。着脱が容易で装着感が良く、安定して長期間装着できる眼鏡を提供することを課題とする。
第1発明の眼鏡は、眼鏡を装着したときに、耳の上部前端に当接して前記眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッドと、前記眼鏡のフレーム下部のもみあげを押さえるもみあげ押え部とが、前記フレームに備えられていることを特徴とする。
第2発明の眼鏡は、第1発明において、前記もみあげ押え部が、前記耳パッドから前方に伸びている又は、前記耳パッド又はフレームから前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びていることを特徴とする。
第3発明の眼鏡は、第1又は2発明において、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部が、前記眼鏡のフレームに対し、着脱自在であることを特徴とする。
第4発明の眼鏡は、第1から3発明の何れかにおいて、前記耳パッド後方には、さらに少なくとも一本の側頭押え部が設けられていることを特徴とする。
第5発明の眼鏡は、第1から4発明の何れかにおいて、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部が、ヘアピン状に又は、棒状に又は、櫛状に又は、輪状に押える部材であることを特徴とする。
第6発明の眼鏡は、第1から5発明の何れかにおいて、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、側頭押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部が設けられていることを特徴とする。
第7発明の眼鏡は、第1から6発明の何れかにおいて、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部のそれぞれの地肌に接する部位に、ラバー材が設けられていることを特徴とする。
第8発明の眼鏡は、第1から7発明の何れかにおいて、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部は、前記フレームに対して姿勢変更可能に又は、凹部に嵌るように変形する可塑性を有する部材で形成されていることを特徴とする。
第9発明の眼鏡は、第1から8発明の何れかにおいて、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部は、前記フレームに対して、上下方向及び/又は、水平方向に角度調整可能に取り付けられていることを特徴とする。
第10発明の眼鏡は、第1から9発明の何れかにおいて、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部の材質がエラストマーからなることを特徴とする。
第11発明の眼鏡は、第1から10発明の何れかにおいて、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部の材質がヘアピンからなることを特徴とする。
第12発明の眼鏡は、第1から11発明の何れかにおいて、少なくとも頭頂部と顎を押える側頭挟持部が、前記左右の前記フレームを架橋して、前記フレーム又は、前記もみあげ押え部又は、耳パッド又は、前記側頭押え部に着脱自在に取り付けられている。
第13発明の眼鏡は、第1から12発明の何れかにおいて、前記眼鏡に、双眼鏡、顕微鏡、ヒアラブル端末、ウエアラブル機器、耳つぼ押え具、骨伝導補聴器、マスク係止具、アクセサリーの何れかが取り付けられている。
第1発明の眼鏡によれば、眼鏡を装着したときに、耳の上部前端に当接して眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッドと、眼鏡のフレーム下部のもみあげを押さえるもみあげ押え部とが、前記フレームに備えられているので、フレームと耳パッドともみあげ押え部が一体化したシンプルな構造であり、製造は極めて容易である。そして、もみあげを押えるもみあげ押え部を支点として、後方への移動を阻止する耳パッドと、モダンが後方の頭髪の中に入り込んで側頭部を挟持しているので、回転モーメントが阻止できる。装着感は大変良く、眼鏡を確実にフィットさせることができる。したがって、メガネに鼻パッドが無くても有していても良く、それを眼前に保持することができる。
第2発明によれば、前記もみあげ押え部が、前記耳パッドから前方に伸びている又は、前記耳パッド又はフレームから前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びているので、もみあげの凹部の中に入り込み易く、地肌に幅広く接する。もみあげを挟持する押し圧が分散され、安定して眼鏡を固定できる。
第3発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部が、前記眼鏡のフレームに対し、着脱自在であるので、レンズと目との間を示す角膜頂点間距離12mmの調整が可能であり、様々な眼鏡に取り付けが可能である。
第4発明によれば、前記耳パッド後方には、さらに少なくとも一本の側頭押え部が設けられているので、従来のモダンと同様の作用効果があり、モダンより挟持力を増加させることができる。
第5発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部が、ヘアピン状に又は、棒状に又は、櫛状に又は、輪状に押える部材であるので、支点の位置となるもみあげの凹部に嵌り込んで眼鏡が固定される。側頭部の挟持力が幅広く分散されて装着感は良く眼鏡を固定できる。
第6発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、側頭押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部が設けられているので、突起部が頭髪の中に入り込んで安定して眼鏡を固定できる。
第7発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部のそれぞれの地肌に接する部位に、ラバー材が設けられているので、髪の毛との密着性が向上して眼鏡を固定できる。
第8発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部は、前記フレームに対して姿勢変更可能に又は、凹部に嵌るように変形する可塑性を有する部材で形成されているので、装着感の良い適宜の挟持力に調整が可能である。
第9発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部は、前記フレームに対して、上下方向及び/又は、水平方向に角度調整可能に取り付けられているので、上下方向はレンズの高さ調整が可能であり、レンズを上方に退避させることができる。水平方向はもみあげ押え部と側頭押え部の側頭部への押圧を均等にできる。
第10発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部の材質がエラストマーからなることにより、軽量で柔軟性を有しているので、様々な装着者の側頭部の形状に対応して、フィットさせることができる。
第11発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部の材質がヘアピンからなることにより、頭髪の中に入り易く軽量で柔軟性を有しているので、様々な装着者の側頭部の形状に対応して、フィットさせることができる。
第12発明によれば、少なくとも頭頂部と顎を押える側頭挟持部が、前記左右の前記フレームを架橋して、前記フレーム又は、前記もみあげ押え部又は、耳パッド又は、前記側頭押え部に着脱自在に取り付けられているので、側頭挟持部の取り付け角度を変更して、適宜の位置で側頭挟持部を固定することにより、重い眼鏡や機器であっても保持することができる。
第13発明によれば、前記眼鏡に、双眼鏡、顕微鏡、ヒアラブル端末、ウエアラブル機器、耳つぼ押え具、骨伝導補聴器、マスク係止具、アクセサリーの何れかが取り付けられているので、眼鏡をかけた時にそれらの機器を使用することができる。
第1発明の実施例を示す斜視図、側面図である。 第2発明の実施例を示す側面図である。 第3発明の実施例を示す側面図である。 第4発明の実施例を示す側面図である。 第5発明の実施例を示す側面図である。 第6発明の実施例を示す側面図である。 第7発明の実施例を示す側面図である。 第8発明の実施例を示す側面図、上面図である。 第9発明の実施例を示す側面図、上面図である。 第11発明の実施例を示す側面図である。 第12発明の実施例を示す側面図である。 第13発明の実施例を示す側面図である。
以下、本発明に係る眼鏡の実施形態の例を、様々な眼鏡を例にして図面を参照しながら説明する。
図1(a)は第1発明の眼鏡本体を示す一実施形態の斜視図であり、眼鏡のフレーム2に耳パッド1と、もみあげ1を押えるもみあげ押え部3とを取り付けたことを示している。図1(b)は第1発明の眼鏡本体を人がかけた状態を示す一実施形態の側面図である。フレーム2に取り付けた耳パッド1が耳の耳輪の前端に当接して側頭部を挟持し、この耳パッド1の下端に、前方に伸ばして取り付けたもみあげ押え部3が、被装着者の頭髪に入り込んで頬骨弓部15上の凹部14に当接して、側頭部を挟持した状態を示している。これらの図において、第1発明の眼鏡は、眼鏡を装着したときに、耳の上部前端に当接して前記眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッド1と、前記眼鏡のフレーム2下部のもみあげを押さえるもみあげ押え部3とが、前記フレーム2に備えられていることを特徴としている。
第1発明の耳パッド1は、耳の上部前端と側頭部に沿って地肌に当接する形状であり、フレーム2に取り付けて眼鏡の後方への移動を阻止する。耳に接する部分にシリコン、ウレタンなどの変形可能な調整具を設けると良い。第1発明のもみあげ押え部3は、フレーム2及び/又は、耳パッド1に取り付け、側頭部に当接し、頬骨弓部15上の凹部11に嵌る形状であり、眼鏡を保持する支点である。もみあげ押え部3の形状は、円筒形、円形、方形など限定することなく、レンズ枠やフレーム2のデザインにマッチした様々な形状にできる。
頭髪は脳や頭皮を衝撃やケガから守るクッションの役割をしている。髪の毛の中に入り込んだ、もみあげ押え部3のずれを防止するためには、もみあげ押え部3を確実に頬骨弓部15上の凹部14に嵌め込むことはもとより、耳パッド1を側頭部に当接させて、耳の耳輪の前端に当接させる。さらに、モダン20を耳輪と側頭部の間の耳介側頭溝に確実に嵌め込み、モダン20の後方は上方に傾斜させて内側に曲げ、側頭部に強く当接させ前方への移動を阻止することが重要である。よって、もみあげ押え部3から耳パッド1とモダン20まで連結した保持部は、側頭部側の面で最大限挟持させることで眼鏡を確実に保持することができる。
鼻パッドを取り付けた眼鏡は、鼻パッドで眼鏡を止めているので、フレーム2の挟持力が弱くても良い。しかし、本発明はフレーム2の挟持力で眼鏡を保持しているので、フレーム2には眼鏡を保持するだけの挟持力が必要である。そのためには、フレーム2の挟持力を強くするか、又はもみあげ押え部3や耳パッド1やモダン20をフレーム2の内側に設けることが重要である。
第1発明の眼鏡に取り付けた耳パッドともみあげ押え部3は、耳より外側に突出することなく、フレーム2と平行して取り付けられたシンプルな形状である。もみあげ押え部3と耳パッド1が接している側頭部には、髪の毛が生えているので、髪の毛の多い人はそれらを隠すことができる。特に女性の場合、外観から眼鏡を保持している方法が見えないので、眼鏡だけがスッキリ見える。
眼鏡を装着する方法は、従来の眼鏡をかける方法と同様に、左右のフレーム2を持ち、フレーム2を少し外側に開けた状態で、モダン20を地肌に沿わせながら、後方に押し込んでいけば良い。髪の毛に絡むことはなく着脱は容易である。
本発明で言う眼鏡は、度つき眼鏡、伊達メガネ、老眼鏡、TV・映画用3Dメガネ、サングラス、スポーツサングラス、カメラを取り付けたメガネ、拡大鏡を付けたメガネ、ライトを付けたメガネ、剣道用メガネ、ウエアラブル機器用メガネ、スクリーンに表示される画像を観察するための画像観察用メガネ、拡張現実(AR)機能を備えたメガネ、手術用メガネ等である。
以下の図では、第1発明の構成部分と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化し、第1発明と異なる部分の実施形態について説明する。
第2発明の眼鏡は、前記もみあげ押え部が、前記耳パッド1から前方に伸びている又は、前記耳パッド1又はフレーム2から前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びていることを特徴としている。
図2(a)は、第2発明のもみあげ押え部3が、フレーム2に取り付けられている耳パッド1から前方に伸びていることを示す一実施例の側面図である。耳パッド1は側頭部に当接しており、この耳パッド1から前方下方に伸びたもみあげ押え部3は、頭髪に入り込んで和寥24(耳つぼ)と頬骨弓部15上の凹部11に当接しているので、挟持力が分散されて装着感は良く、非常に安定して眼鏡を保持できる。和寥24は疲れ目、目の奥の痛み、頭痛、耳鳴り、三叉神経痛、目の疲れなどの耳つぼ効果がある。
図2(b)は、第2発明のもみあげ押え部3が、耳パッド1から前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びていることを示す一実施例の側面図である。もみあげの凹部の中に入り込み易く、地肌に幅広く接しているので、もみあげを挟持する押し圧が分散され、安定して眼鏡を固定できる。図2(c)は、第2発明のもみあげ押え部3が、フレーム2から前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びていることを示す一実施例の側面図である。もみあげの凹部の中に入り込み易く、支点が前方に移るのでより安定して眼鏡を保持できる。
第3発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3が、前記眼鏡のフレーム2に対し、着脱自在であることを特徴としている。
図3(a)は第3発明の耳パッド1ともみあげ押え部3に、着脱するための連結部21を設け、フレーム2に取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。フレーム2に嵌め込むために連結部21の中心部に、フレーム2と平行して溝を設けている。図3(b)はもみあげ押え部3と耳パッド1を分離させ、それぞれに連結部21を設けてフレーム2に嵌め込んだことを示す一実施形態の側面図である。矢印が示すように、耳パッド1ともみあげ押え部3の位置を前後方向に調整が可能になるので、耳パッド1を耳の上部前端に、もみあげ押え部3をもみあげ1の中の凹部14の適宜の位置に嵌め込むことができる。
フレーム2に着脱自在にする形態は限定しない。連結部12の形状を様々なフレーム2に連結、分離可能な形状にすることにより、耳パッド1及びもみあげ押え部3はすべての眼鏡に取り付け可能になる。フレーム2に耳パッド1ともみあげ押え部3を確実に固定するには、連結部21にネジを設けてネジを締めるか、耳パッド1ともみあげ押え部3の位置が決まれば接着する方法もある。
第4発明の眼鏡は、前記耳パッド1後方には、さらに少なくとも一本の側頭押え部4が設けられていることを特徴としている。
図4(a)は第1発明の眼鏡の耳パッド1の後端に、第4発明の側頭押え部4を取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。従来のモダン20は鼻パッドが取り付けられているのでフレーム2の挟持力は弱い。しかし、本発明は眼鏡を挟持力で眼鏡を保持しているので、側頭押え部4を側頭部に適宜の強さで当接するように、フレーム2を内側に曲げるか、側頭押え部4をフレーム2の内側に設けて後方を内側に曲げる必要がある。
図4(b)は第4発明の側頭押え部4に、第3発明の耳パッド1ともみあげ押え部3と連結部21とを取り付け、一体化したことを示す一実施形態の側面図である。図4(c)は一体化した連結部21を眼鏡のフレーム2に嵌め込んだことを示す一実施形態の側面図である。矢印が示すように、前後方向の調整が可能である。連結部21をフレーム2に嵌め込んだとき、側頭押え部4は耳介側頭溝23に嵌まり、挟持力の弱いモダン20は耳の外側に出すか、邪魔であれば切り落とせば良い。図4(d)は一体化した保持部の連結部21だけを前方に設けたことを示す一実施形態の側面図である。フレーム2の挟持力が弱い場合、側頭押え部4の挟持力を最大限生かすためである。
第5発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3及び/又は、前記側頭押え部4が、ヘアピン状5に又は、棒状6に又は、櫛状7に又は、輪状8に押える部材であることを特徴としている。
図5(a)は第5発明の耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状がU字状のヘアピン状5であることを示す一実施例の側面図である。弾力性を有するヘアピン状5にすることにより、頭髪の中に入り易く、地肌にフィットする。図5(b)はもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状が棒状6であることを示す一実施例の側面図である。もみあげ押え部3はフレーム2から下方に延設し、さらに後方に伸ばしている。棒状6は横長の当接面により、強い保持力が生じて安定して保持できる。
図5(c)は第5発明のもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状が櫛状7であることを示す一実施例の側面図である。櫛状7は頭髪をすくことができるので頭髪の中に入り易い。図5(d)は第5発明のもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状が輪状8であることを示す一実施例の側面図である。輪状8は一部分隙間を設けることも可能であり、髪の毛を押えて眼鏡を保持することができる。もみあげ押え部3や側頭押え部4の形状は、様々の人の頭髪の形状や髪質に対応させるために、様々な形状を組み合わせることができる。
第6発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3及び/又は、側頭押え部4に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部9が設けられていることを特徴としている。
図6(a)は第6発明の半球状の突起部9を、耳パッド1及びもみあげ押え部3に設けたことを示す一実施例の側面図である。図6(b)は円柱に形成された突起部9を櫛状7に設けたことを示す一実施例の側面図である。図6(c)は耳パッド1とびもみあげ押え部3を分離し、側頭押え部4に突起部9を設けたことを示す一実施例の側面図である。図6(d)は輪状8のもみあげ押え部3と側頭押え部4に、突起部9を設けたことを示す一実施例の側面図である。突起部9は保持力を補助する適宜の場所に設ければ良い。
人の頭部の形状やもみあげ3の生え方は様々であり、もみあげ1の中にある頬骨弓部15上の凹部14の地肌に接して保持するために、複数の僅かに突出した突起部9は装着感に影響することはなく、突起部6が地肌に接しても髪の毛が緩衝材となり、接触痕が残ることはない。
第7発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3及び/又は、前記側頭押え部4のそれぞれの地肌に接する部位に、ラバー材10が設けられていることを特徴としている。
図7(a)の斜線の部分は第7発明のもみあげ押え部3及び耳パッド1及び側頭押え部4が地肌に接する面にラバー材10を設けたことを示す一実施形態の側面図である。頭髪との密着度が増して保持力が向上する。図7(b)の斜線の部分は第7発明の耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4に取り付けた第6発明の突起部9の表面と、地肌に接する面とにラバー材10を設けたことを示す一実施形態の側面図である。突起部9の表面を覆うことにより保持力が向上する。耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4が地肌に接する面は滑らない部材、粘着性の部材として、シリコン、ウレタン、アクリルなどのラバー材を使用することで地肌への密着度が向上する。また、人肌のように柔軟な部材であるエラストマーゲル状ウレタンや肌の温度で変形する樹脂も適している。
第8発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3及び/又は、前記側頭押え部4は、前記フレーム2に対して姿勢変更可能に又は、凹部11に嵌るように変形する可塑性を有する部材12で形成されていることを特徴としている。
図8(a)は第8発明の耳パッド1ともみあげ押え部3と側頭押え部4とフレーム2とを一体化した接続部又は全体に、可塑性を有する部材12を設けたことを示す一実施例の側面図であり、図8(b)は上面図である。接続部又は、全体に可塑性を有する部材12を設けることにより、矢印が示すように、レンズ部や保持部を上下方向や水平方向に角度の修正ができる。金属を挿入した樹脂や金属にすることにより、一定以上の力を加えて側頭部に当接する角度を、三次元的に変更することができる。
図8(c)は第8発明のもみあげ押え部3を耳パッド1から分離し、もみあげ押え部3をフレーム2と一体化した接続部又は全体に、可塑性を有する部材12を設けたことを示す一実施例の側面図であり、図8(d)は上面図である。可塑性を有する部材12を設けることにより、矢印が示すように、耳パッド1を耳輪の前端に当接させること、もみあげ押え部3を側頭部の凹部11に嵌めること、レンズ部を正しい位置に調整するために、前後方向や左右方向や上下方向に修正することができる。
第9発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3及び/又は、前記側頭押え部4は、前記フレーム2に対して、上下方向及び/又は、水平方向に角度調整可能に取り付けられていることを特徴としている。
図9(a)は第9発明の耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4を一体化した保持部に関節16を設け、フレーム2に対して、矢印が示すように上下方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の側面図である。図9(b)は矢印が示すように、耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4を分離して関節16を設け、フレーム2に対して、各々別々に上下方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の側面図である。一定以上の力で保持部を動かして、微妙に上下移動させることにより、レンズ部の位置を修正することが可能である。長時間眼鏡をかけている時、徐々にレンズ部が下がる場合にレンズ部の位置を修正することが可能になる。眼鏡を上方に回動させて前頭部上に退避させることもできる。
図9(c)は第9発明の耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4を一体化した保持部に関節16を設け、フレーム2に対して、矢印が示すように水平方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の上面図である。図9(d)は耳パッド1及びもみあげ押え部3を一体化して、側頭押え部4を分離して2箇所に関節16を設け、フレーム2に対して、各々別に水平方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の上面図である。矢印が示すように、側頭部にフィットさせることができる。
第10発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3及び/又は、前記側頭押え部4の材質がエラストマーからなることを特徴としている。
第10発明の耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4の材質がエラストマーからなる場合は、もみあげ押え部3及び側頭押え部4は柔軟性に優れている。被装着者の側頭部に合わせて、適宜の挟持力で当接するので、フィット感が良い。もみあげ押え部3及び側頭押え部4に金属芯を挿入した場合、所定の形状を維持することができる。
本発明のもみあげ押え部3及び側頭押え部4の材質は、シリコンゴム、合成ゴム、天然ゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムなどの熱硬化性エラストマーである。また、熱可塑性エラストマーとして、スチレン系、塩ビ系、オレフィン系、ウレタン系、アミド系などがある。熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、テフロン、AS樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリエステル等である。
第11発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3及び/又は、前記側頭押え部4の材質がヘアピン13からなることを特徴としている。
図10は第11発明の耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4の材質がヘアピン13であることを示す一実施例の側面図である。ヘアピン13は頭髪の中に入り込む素材として最も適している。図10(a)は柔軟性に優れたU字状のヘアピン13をフレーム2から下方に向けて取り付けていることを示す一実施例の側面図である。被装着者の側頭部に合わせて、適宜の挟持力で当接するので、凹部14に入り易くフィット感が良い。側頭押え部4も同様である。図10(b)はU字状のヘアピン13の先端が後方に向けて設けているので、髪の毛の中に入り易いことを示す一実施例の側面図である。図10(c)はヘアピン13を前方に向けて設けているので、眼鏡がスムーズにかけられることを示す一実施例の側面図である。図10(d)は眼鏡の細いフレーム2に、細いヘアピン13を後方に向けてもみあげ押え部3に設け、耳パッド1は下方に向けて設け、側頭押え部4は後方上方に向けて設けていることを示す一実施例の側面図である。細いヘアピン13の先端には、緩衝材を設けている。最もシンプルな眼鏡となる。
第12発明の眼鏡は、少なくとも頭頂部17と顎18を押える側頭挟持部14が、前記左右の前記フレーム2を架橋して、前記フレーム2又は、前記もみあげ押え部3又は、耳パッド1又は、前記側頭押え部4に着脱自在に取り付けられている。
図11(a)は第12発明の側頭挟持部14−1をフレーム2に取り付け、顎18で押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−1は顎18に接して後方への回転モーメントを相殺している。重い眼鏡や機器の取り付け可能である。図11(b)は第12発明の側頭挟持部14−2をもみあげ押え部3に取り付け、前頭部を押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−2は前頭部を跨いで連結しているので、女性の場合、前方から見ると髪の毛の上からヘアーバンドをしているように見える。ブリッジのない眼鏡にすることができる。
図11(c)は第12発明の側頭挟持部14−3を耳パッド1に取り付け、頭頂部17を押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−3は頭頂部17を跨いで連結しているので、保持することや挟持する力が左右に分割され、左右のバランスを良くして側頭部にフィットする。図11(d)は第12発明の側頭挟持部14−4をモダン20の後端部に取り付け、後頭部を押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−4はモダン20に連結して、後頭部を跨いで設けているので、前後方向のバランスが良く保持できる。ブリッジのない眼鏡にすることができる。
側頭挟持部14−1〜4は眼鏡以外の使用目的に応じた機器などを保持するための挟持力、保持力の補助ができる。側頭挟持部14−1〜4の材質は弾性体で形成され、長期間継続して使用できるように、適宜の強さに調整することができる。取り付け部に設けた関節16により、眼鏡や機器などの使用目的に応じた取り付け角度の調整が可能である。
第13発明の眼鏡は、前記眼鏡に、双眼鏡30、顕微鏡、ヒアラブル端末31、ウエアラブル機器32、耳つぼ押え具35、骨伝導補聴器36、マスク係止具、アクセサリー37の何れかが取り付けられていることを特徴としている。
図12(a)は第13発明の双眼鏡30をかけるために、側頭挟持部14−1が顎16の前面に当接するようにフレーム2に連結し、側頭押え部4を長くしたことを示す一実施形態の側面図である。この形態はメガネ型の顕微鏡、VR,AR、MR用としても使用できる。これらの機器の着脱が前面でできる。図12(b)は第13発明のヒアラブル端末31を耳の上部裏側のフレーム2に取り付け、イヤホン34をもみあげ押え部3から耳の中に延設したことを示す一実施形態の側面図である。眼鏡と一体化したヒアラブル端末31となる。図12(c)は第13発明の眼鏡をウエアラブル機器33にするために、レンズ部にディスプレイ32を取り付け、フレーム2にバッテリー、制御機器、通信機器を設けたことを示す一実施形態の側面図である。鼻に負担のかからない眼鏡と一体化したウエアラブル機器33となる。
図11(d)は耳つぼ押え具35をもみあげ押え部3に設け、耳つぼの和寥24、起点、角孫などに当接させて、耳ツボを刺激することにより耳つぼ効果があることを示す一実施形態の側面図である。図11(e)は骨伝導補聴器36をもみあげ押え部3の周縁に設けたことを示す一実施形態の側面図である。図12(f)は眼鏡の側頭押え部3に係止具19を取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。マスクの紐を係止具19にかけることにより、長時間マスクをかけた時に、耳の痛さが緩和される。図12(b)はアクセサリー37をもみあげ押え部3に取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。耳朶の負担が軽減される。
1 耳パッド
2 フレーム
3 もみあげ押え部
4 側頭押え部
5 ヘアピン状
6 棒状
7 櫛状
8 輪状
9 突起部
10 ラバー材
11 凹部
12 可塑性を有する部材
13 ヘアピン
14 側頭挟持部
15 頬骨弓部
16 関節
17 頭頂部
18 顎
19 係止具
20 モダン
21 連結部
22 もみあげ
23 耳介側頭溝
24 和寥
30 双眼鏡
31 ヒアラブル端末
32 ディスプレイ
33 ウエアラブル機器
34 イヤホン
35 耳つぼ押え具
36 骨伝導機器
37 アクセサリー
本発明は、顔や鼻や耳に負担を掛けず、位置決めが容易、着脱が容易、装着感が良い眼鏡に関する。
従来、眼鏡はモダンを耳の耳介側頭溝に掛けて、鼻パッドを使用して装着しているので、レンズ部に取り付けた鼻パッドは、鼻に負担をかけている。近年、この鼻パッドを取り外した眼鏡が考案されている。この眼鏡を保持するために、保持部をこめかみや頬や頬骨弓部上の凹部に当接させて挟持しているが、これらの保持部だけで眼鏡の位置を正確に決めて保持することはできない。また、こめかみや頬に当接した部分は変色して跡が残る。これらの方法で眼鏡を保持することを継続させるための構造には、さらなる改良を必要とする。
この問題に対しては、特許文献1は、眼鏡のフレームから下方に設けられた、もみあげを押える下前押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部を備え、前記突起部の表面には、該突起部間に分け入った髪を保持するラバー材を設けた構造である。しかし、眼鏡を保持するために、表面にラバー材を設けた複数の突起部が、髪の間に分け入ってもみあげの凹部に当接しているが、鼻パッドが顔の一部分に当接しているように、確実に眼鏡の位置を決めて後方向への移動を阻止することはできない。
特許第6413052号
眼鏡は、レンズや機器の重量が鼻や顔の柔らかい皮膚面を押圧し、鼻パッドや眼鏡の保持部が当接した部分は変色して跡が残る。また、眼鏡の保持部が外観から目立つ顔面にある。そうした製品を長期間装着することが問題であることは変わらない。本発明は、こうした問題を解決しようとするもので、眼鏡の鼻や顔や耳への負担を軽減させるために、側頭部で保持させる。眼鏡の後方への移動を耳で阻止させる。眼鏡の保持部が外観から目立ち難い側頭部の頭髪に入り込んで、頭の地肌に当接して挟持させる。着脱が容易で装着感が良く、安定して長期間装着できる眼鏡を提供することを課題とする。
第1発明の眼鏡は、眼鏡を装着したときに、耳の上部前端にフレームより外側に突出して当接し、前記眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッドと、前記眼鏡のフレーム下部のもみあげの中の凹部を押さえるもみあげ押え部とが、前記フレームに備えられていることを特徴とする。
第2発明の眼鏡は、第1発明において、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部が、前記眼鏡のフレームに対し、着脱自在であることを特徴とする。
第3発明の眼鏡は、第1又は2発明において、前記耳パッド後方には、さらに少なくとも一本の側頭押え部が設けられていることを特徴とする。
第4発明の眼鏡は、第1又は2発明において、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部が、棒状に又は、櫛状に又は、輪状に押える部材であることを特徴とする。
第5発明の眼鏡は、第3発明において、前記側頭押え部が、棒状に又は、櫛状に又は、輪状に押える部材であることを特徴とする。
第6発明の眼鏡は、第1又は2又は4発明において、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部が設けられていることを特徴とする。
第7発明の眼鏡は、第3又は5発明において、前記側頭押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部が設けられていることを特徴とする。
第8発明の眼鏡は、第1又は2又は4又は6発明において、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部のそれぞれの地肌に接する部位に、ラバー材が設けられていることを特徴とする。
第9発明の眼鏡は、第3又は5又は7発明において、前記側頭押え部の地肌に接する部位に、ラバー材が設けられていることを特徴とする。
第10発明の眼鏡は、第1又は2又は4又は6又は8発明において、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部の材質がエラストマーからなることを特徴とする。
第11発明の眼鏡は、第3又は5又は7又は9発明において、前記側頭押え部の材質がエラストマーからなることを特徴とする。
第12発明の眼鏡は、第3又は5又は7又は9又は11発明において、少なくとも頭頂部と顎を押える側頭挟持部が、前記フレームを架橋して、前記側頭押え部に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
第13発明の眼鏡は、第1から12発明の何れかにおいて、前記眼鏡に、双眼鏡、顕微鏡、ヒアラブル端末、ウエアラブル機器、耳つぼ押え具、骨伝導補聴器、マスク係止具、アクセサリーの何れかが取り付けられている。
第1発明の眼鏡によれば、眼鏡を装着したときに、耳の上部前端にフレームより外側に突出して当接し、眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッドと、眼鏡のフレーム下部のもみあげの中の凹部を押さえるもみあげ押え部とが、前記フレームに備えられているので、フレームと耳パッドともみあげ押え部が一体化したシンプルな構造であり、製造は極めて容易である。そして、もみあげの中の凹部を押えるもみあげ押え部を支点として、後方への移動を阻止する耳パッドと、モダンが後方の頭髪の中に入り込んで側頭部を挟持しているので、回転モーメントが阻止できる。装着感は大変良く、眼鏡を確実にフィットさせることができる。したがって、メガネに鼻パッドが無くても有していても良く、それを眼前に保持することができる。
第2発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部が、前記眼鏡のフレームに対し、着脱自在であるので、レンズと目との間を示す角膜頂点間距離12mmの調整が可能であり、様々な眼鏡に取り付けが可能である。
第3発明によれば、前記耳パッド後方には、さらに少なくとも一本の側頭押え部が設けられているので、従来のモダンと同様の作用効果があり、モダンより挟持力を増加させることができる。
第4発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部が、棒状に又は、櫛状に又は、輪状に押える部材であるので、支点の位置となるもみあげの凹部に嵌り込んで眼鏡が固定される。装着感は良く眼鏡を固定できる。
第5発明によれば、前記側頭押え部が、棒状に又は、櫛状に又は、輪状に押える部材であるので、側頭部の挟持力が幅広く分散されて装着感は良く眼鏡を固定できる。
第6発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部が設けられているので、突起部が頭髪の中に入り込んで安定して眼鏡を固定できる。
第7発明によれば、前記側頭押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部が設けられているので、突起部が頭髪の中に入り込んで安定して眼鏡を固定できる。
第8発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部のそれぞれの地肌に接する部位に、ラバー材が設けられているので、髪の毛との密着性が向上して眼鏡を固定できる。
第9発明によれば、前記側頭押え部の地肌に接する部位に、ラバー材が設けられているので、髪の毛との密着性が向上して眼鏡を固定できる。
第10発明によれば、前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部の材質がエラストマーからなることにより、軽量で柔軟性を有しているので、様々な装着者の側頭部の形状に対応して、フィットさせることができる。
第11発明によれば、前記側頭押え部の材質がエラストマーからなることにより、軽量で柔軟性を有しているので、様々な装着者の側頭部の形状に対応して、フィットさせることができる。
第12発明によれば、少なくとも頭頂部と顎を押える側頭挟持部が、前記フレームを架橋して、前記側頭押え部に着脱自在に取り付けられているので、側頭挟持部の取り付け角度を変更して、適宜の位置で側頭挟持部を固定することにより、重い眼鏡や機器であっても保持することができる。
第13発明によれば、前記眼鏡に、双眼鏡、顕微鏡、ヒアラブル端末、ウエアラブル機器、耳つぼ押え具、骨伝導補聴器、マスク係止具、アクセサリーの何れかが取り付けられているので、眼鏡をかけた時にそれらの機器を使用することができる。
第1発明の実施例を示す斜視図、側面図である。 第1発明の実施例を示す側面図である。 第2発明の実施例を示す側面図である。 第3発明の実施例を示す側面図である。 第4発明、第5発明の実施例を示す側面図である。 第6発明、第7発明の実施例を示す側面図である。 第8発明、第9発明の実施例を示す側面図である。 第10発明、第11発明の実施例を示す側面図、上面図である。 実施例を示す側面図、上面図である。 実施例を示す側面図である。 第12発明の実施例を示す側面図である。 第13発明の実施例を示す側面図である。
以下、本発明に係る眼鏡の実施形態の例を、様々な眼鏡を例にして図面を参照しながら説明する。
図1(a)は第1発明の眼鏡本体を示す一実施形態の斜視図であり、眼鏡のフレーム2に耳パッド1と、もみあげ1を押えるもみあげ押え部3とを取り付けたことを示している。図1(b)は第1発明の眼鏡本体を人がかけた状態を示す一実施形態の側面図である。フレーム2に取り付けた耳パッド1が耳の耳輪の前端にフレーム2より外側に突出して当接して側頭部を挟持し、この耳パッド1の下端に、前方に伸ばして取り付けたもみあげ押え部3が、被装着者の頭髪に入り込んで頬骨弓部15上の凹部14に当接して、側頭部を挟持した状態を示している。これらの図において、第1発明の眼鏡は、眼鏡を装着したときに、耳の上部前端にフレーム2より外側に突出して当接し、前記眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッド1と、前記眼鏡のフレーム2下部のもみあげの中の凹部11を押さえるもみあげ押え部3とが、前記フレームに備えられていることを特徴としている。
図2(a)は、もみあげ押え部3が、フレーム2に取り付けられている耳パッド1から前方に伸びていることを示す一実施例の側面図である。耳パッド1は側頭部に当接しており、この耳パッド1から前方下方に伸びたもみあげ押え部3は、頭髪に入り込んで和寥24(耳つぼ)と頬骨弓部15上の凹部11に当接しているので、挟持力が分散されて装着感は良く、非常に安定して眼鏡を保持できる。和寥24は疲れ目、目の奥の痛み、頭痛、耳鳴り、三叉神経痛、目の疲れなどの耳つぼ効果がある。
図2(b)は、もみあげ押え部3が、耳パッド1から前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びていることを示す一実施例の側面図である。もみあげの凹部の中に入り込み易く、地肌に幅広く接しているので、もみあげを挟持する押し圧が分散され、安定して眼鏡を固定できる。図2(c)は、もみあげ押え部3が、フレーム2から前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びていることを示す一実施例の側面図である。もみあげの凹部の中に入り込み易く、支点が前方に移るのでより安定して眼鏡を保持できる。
第1発明の耳パッド1は、耳の上部前端と側頭部に沿って地肌に当接する形状であり、フレーム2に取り付けて眼鏡の後方への移動を阻止する。耳に接する部分にシリコン、ウレタンなどの変形可能な調整具を設けると良い。第1発明のもみあげ押え部3は、フレーム2及び/又は、耳パッド1に取り付け、側頭部に当接し、頬骨弓部15上の凹部11に嵌る形状であり、眼鏡を保持する支点である。もみあげ押え部3の形状は、円筒形、円形、方形など限定することなく、レンズ枠やフレーム2のデザインにマッチした様々な形状にできる。
頭髪は脳や頭皮を衝撃やケガから守るクッションの役割をしている。髪の毛の中に入り込んだ、もみあげ押え部3のずれを防止するためには、もみあげ押え部3を確実に頬骨弓部15上の凹部14に嵌め込むことはもとより、耳パッド1を側頭部に当接させて、耳の耳輪の前端に当接させる。さらに、モダン20を耳輪と側頭部の間の耳介側頭溝に確実に嵌め込み、モダン20の後方は上方に傾斜させて内側に曲げ、側頭部に強く当接させ前方への移動を阻止することが重要である。よって、もみあげ押え部3から耳パッド1とモダン20まで連結した保持部は、側頭部側の面で最大限挟持させることで眼鏡を確実に保持することができる。
鼻パッドを取り付けた眼鏡は、鼻パッドで眼鏡を止めているので、フレーム2の挟持力が弱くても良い。しかし、本発明はフレーム2の挟持力で眼鏡を保持しているので、フレーム2には眼鏡を保持するだけの挟持力が必要である。そのためには、フレーム2の挟持力を強くするか、又はもみあげ押え部3や耳パッド1やモダン20をフレーム2の内側に設けることが重要である。
第1発明の眼鏡に取り付けた耳パッドともみあげ押え部3は、耳より外側に突出することなく、フレーム2と平行して取り付けられたシンプルな形状である。もみあげ押え部3と耳パッド1が接している側頭部には、髪の毛が生えているので、髪の毛の多い人はそれらを隠すことができる。特に女性の場合、外観から眼鏡を保持している方法が見えないので、眼鏡だけがスッキリ見える。
眼鏡を装着する方法は、従来の眼鏡をかける方法と同様に、左右のフレーム2を持ち、フレーム2を少し外側に開けた状態で、モダン20を地肌に沿わせながら、後方に押し込んでいけば良い。髪の毛に絡むことはなく着脱は容易である。
本発明で言う眼鏡は、度つき眼鏡、伊達メガネ、老眼鏡、TV・映画用3Dメガネ、サングラス、スポーツサングラス、カメラを取り付けたメガネ、拡大鏡を付けたメガネ、ライトを付けたメガネ、剣道用メガネ、ウエアラブル機器用メガネ、スクリーンに表示される画像を観察するための画像観察用メガネ、拡張現実(AR)機能を備えたメガネ、手術用メガネ等である。
以下の図では、第1発明の構成部分と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化し、第1発明と異なる部分の実施形態について説明する。
第2発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3が、前記眼鏡のフレーム2に対し、着脱自在であることを特徴としている。
図3(a)は第2発明の耳パッド1ともみあげ押え部3に、着脱するための連結部21を設け、フレーム2に取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。フレーム2に嵌め込むために連結部21の中心部に、フレーム2と平行して溝を設けている。図3(b)はもみあげ押え部3と耳パッド1を分離させ、それぞれに連結部21を設けてフレーム2に嵌め込んだことを示す一実施形態の側面図である。矢印が示すように、耳パッド1ともみあげ押え部3の位置を前後方向に調整が可能になるので、耳パッド1を耳の上部前端に、もみあげ押え部3をもみあげ1の中の凹部14の適宜の位置に嵌め込むことができる。
フレーム2に着脱自在にする形態は限定しない。連結部12の形状を様々なフレーム2に連結、分離可能な形状にすることにより、耳パッド1及びもみあげ押え部3はすべての眼鏡に取り付け可能になる。フレーム2に耳パッド1ともみあげ押え部3を確実に固定するには、連結部21にネジを設けてネジを締めるか、耳パッド1ともみあげ押え部3の位置が決まれば接着する方法もある。
第3発明の眼鏡は、前記耳パッド1後方には、さらに少なくとも一本の側頭押え部4が設けられていることを特徴としている。
図4(a)は第1発明の眼鏡の耳パッド1の後端に、第3発明の側頭押え部4を取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。従来のモダン20は鼻パッドが取り付けられているのでフレーム2の挟持力は弱い。しかし、本発明は眼鏡を挟持力で眼鏡を保持しているので、側頭押え部4を側頭部に適宜の強さで当接するように、フレーム2を内側に曲げるか、側頭押え部4をフレーム2の内側に設けて後方を内側に曲げる必要がある。
図4(b)は第3発明の側頭押え部4に、第2発明の耳パッド1ともみあげ押え部3と連結部21とを取り付け、一体化したことを示す一実施形態の側面図である。図4(c)は一体化した連結部21を眼鏡のフレーム2に嵌め込んだことを示す一実施形態の側面図である。矢印が示すように、前後方向の調整が可能である。連結部21をフレーム2に嵌め込んだとき、側頭押え部4は耳介側頭溝23に嵌まり、挟持力の弱いモダン20は耳の外側に出すか、邪魔であれば切り落とせば良い。図4(d)は一体化した保持部の連結部21だけを前方に設けたことを示す一実施形態の側面図である。フレーム2の挟持力が弱い場合、側頭押え部4の挟持力を最大限生かすためである。
第4発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3が、棒状6に又は、櫛状7に又は、輪状8に押える部材であることを特徴としている。
第5発明の眼鏡は、前記側頭押え部4が、棒状6に又は、櫛状7に又は、輪状8に押える部材であることを特徴としている。
図5(a)は耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状がU字状のヘアピン状5であることを示す一実施例の側面図である。弾力性を有するヘアピン状5にすることにより、頭髪の中に入り易く、地肌にフィットする。図5(b)はもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状が棒状6であることを示す一実施例の側面図である。もみあげ押え部3はフレーム2から下方に延設し、さらに後方に伸ばしている。棒状6は横長の当接面により、強い保持力が生じて安定して保持できる。
図5(c)は第5発明のもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状が櫛状7であることを示す一実施例の側面図である。櫛状7は頭髪をすくことができるので頭髪の中に入り易い。図5(d)は第5発明のもみあげ押え部3及び側頭押え部4の形状が輪状8であることを示す一実施例の側面図である。輪状8は一部分隙間を設けることも可能であり、髪の毛を押えて眼鏡を保持することができる。もみあげ押え部3や側頭押え部4の形状は、様々の人の頭髪の形状や髪質に対応させるために、様々な形状を組み合わせることができる。
第6発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部9が設けられていることを特徴としている。
図6(a)は第6発明の半球状の突起部9を、耳パッド1及びもみあげ押え部3に設けたことを示す一実施例の側面図である。図6(b)は円柱に形成された突起部9を櫛状7に設けたことを示す一実施例の側面図である。図6(c)は耳パッド1とびもみあげ押え部3を分離し、側頭押え部4に突起部9を設けたことを示す一実施例の側面図である。図6(d)は輪状8のもみあげ押え部3と側頭押え部4に、突起部9を設けたことを示す一実施例の側面図である。突起部9は保持力を補助する適宜の場所に設ければ良い。
第7発明の眼鏡は、前記側頭押え部4に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部9が設けられていることを特徴としている。
図6(c)は耳パッド1とびもみあげ押え部3を分離し、側頭押え部4に突起部9を設けたことを示す一実施例の側面図である。図6(d)は輪状8のもみあげ押え部3と側頭押え部4に、突起部9を設けたことを示す一実施例の側面図である。突起部9は保持力を補助する適宜の場所に設ければ良い。
人の頭部の形状やもみあげ3の生え方は様々であり、もみあげ1の中にある頬骨弓部15上の凹部14の地肌に接して保持するために、複数の僅かに突出した突起部9は装着感に影響することはなく、突起部6が地肌に接しても髪の毛が緩衝材となり、接触痕が残ることはない。
第8発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3のそれぞれの地肌に接する部位に、ラバー材10が設けられていることを特徴としている。
第9発明の眼鏡は、前記側頭押え部4の地肌に接する部位に、ラバー材10が設けられていることを特徴としている。
図7(a)の斜線の部分はもみあげ押え部3及び耳パッド1及び側頭押え部4が地肌に接する面にラバー材10を設けたことを示す一実施形態の側面図である。頭髪との密着度が増して保持力が向上する。図7(b)の斜線の部分は耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4に取り付けた突起部9の表面と、地肌に接する面とにラバー材10を設けたことを示す一実施形態の側面図である。突起部9の表面を覆うことにより保持力が向上する。耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4が地肌に接する面は滑らない部材、粘着性の部材として、シリコン、ウレタン、アクリルなどのラバー材を使用することで地肌への密着度が向上する。また、人肌のように柔軟な部材であるエラストマーゲル状ウレタンや肌の温度で変形する樹脂も適している。
第10発明の眼鏡は、前記耳パッド1及び/又は、前記もみあげ押え部3の材質がエラストマーからなることを特徴としている。
第11発明の眼鏡は、前記側頭押え部4の材質がエラストマーからなることを特徴としている。
図8(a)は耳パッド1ともみあげ押え部3と側頭押え部4とフレーム2とを一体化した接続部又は全体に、可塑性を有する部材12を設けたことを示す一実施例の側面図であり、図8(b)は上面図である。接続部又は、全体に可塑性を有する部材12を設けることにより、矢印が示すように、レンズ部や保持部を上下方向や水平方向に角度の修正ができる。金属を挿入した樹脂や金属にすることにより、一定以上の力を加えて側頭部に当接する角度を、三次元的に変更することができる。
図8(c)はもみあげ押え部3を耳パッド1から分離し、もみあげ押え部3をフレーム2と一体化した接続部又は全体に、可塑性を有する部材12を設けたことを示す一実施例の側面図であり、図8(d)は上面図である。可塑性を有する部材12を設けることにより、矢印が示すように、耳パッド1を耳輪の前端に当接させること、もみあげ押え部3を側頭部の凹部11に嵌めること、レンズ部を正しい位置に調整するために、前後方向や左右方向や上下方向に修正することができる。
図9(a)は耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4を一体化した保持部に関節16を設け、フレーム2に対して、矢印が示すように上下方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の側面図である。図9(b)は矢印が示すように、耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4を分離して関節16を設け、フレーム2に対して、各々別々に上下方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の側面図である。一定以上の力で保持部を動かして、微妙に上下移動させることにより、レンズ部の位置を修正することが可能である。長時間眼鏡をかけている時、徐々にレンズ部が下がる場合にレンズ部の位置を修正することが可能になる。眼鏡を上方に回動させて前頭部上に退避させることもできる。
図9(c)は耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4を一体化した保持部に関節16を設け、フレーム2に対して、矢印が示すように水平方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の上面図である。図9(d)は耳パッド1及びもみあげ押え部3を一体化して、側頭押え部4を分離して2箇所に関節16を設け、フレーム2に対して、各々別に水平方向に回動可能に取り付けたことを示す一実施例の上面図である。矢印が示すように、側頭部にフィットさせることができる。
第10発明の耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4の材質がエラストマーからなる場合は、もみあげ押え部3及び側頭押え部4は柔軟性に優れている。被装着者の側頭部に合わせて、適宜の挟持力で当接するので、フィット感が良い。もみあげ押え部3及び側頭押え部4に金属芯を挿入した場合、所定の形状を維持することができる。
本発明のもみあげ押え部3及び側頭押え部4の材質は、シリコンゴム、合成ゴム、天然ゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴムなどの熱硬化性エラストマーである。また、熱可塑性エラストマーとして、スチレン系、塩ビ系、オレフィン系、ウレタン系、アミド系などがある。熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、テフロン、AS樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリエステル等である。
図10は耳パッド1及びもみあげ押え部3及び側頭押え部4の材質がヘアピン13であることを示す一実施例の側面図である。ヘアピン13は頭髪の中に入り込む素材として最も適している。図10(a)は柔軟性に優れたU字状のヘアピン13をフレーム2から下方に向けて取り付けていることを示す一実施例の側面図である。被装着者の側頭部に合わせて、適宜の挟持力で当接するので、凹部14に入り易くフィット感が良い。側頭押え部4も同様である。図10(b)はU字状のヘアピン13の先端が後方に向けて設けているので、髪の毛の中に入り易いことを示す一実施例の側面図である。図10(c)はヘアピン13を前方に向けて設けているので、眼鏡がスムーズにかけられることを示す一実施例の側面図である。図10(d)は眼鏡の細いフレーム2に、細いヘアピン13を後方に向けてもみあげ押え部3に設け、耳パッド1は下方に向けて設け、側頭押え部4は後方上方に向けて設けていることを示す一実施例の側面図である。細いヘアピン13の先端には、緩衝材を設けている。最もシンプルな眼鏡となる。
第12発明の眼鏡は、少なくとも頭頂部と顎18を押える側頭挟持部14が、前記フレーム2を架橋して、前記側頭押え部14に着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
図11(a)は第12発明の側頭挟持部14−1をフレーム2に取り付け、顎18で押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−1は顎18に接して後方への回転モーメントを相殺している。重い眼鏡や機器の取り付け可能である。図11(b)は第12発明の側頭挟持部14−2をもみあげ押え部3に取り付け、前頭部を押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−2は前頭部を跨いで連結しているので、女性の場合、前方から見ると髪の毛の上からヘアーバンドをしているように見える。ブリッジのない眼鏡にすることができる。
図11(c)は第12発明の側頭挟持部14−3を耳パッド1に取り付け、頭頂部17を押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−3は頭頂部17を跨いで連結しているので、保持することや挟持する力が左右に分割され、左右のバランスを良くして側頭部にフィットする。図11(d)は第12発明の側頭挟持部14−4をモダン20の後端部に取り付け、後頭部を押えていることを示す一実施形態の側面図である。側頭挟持部14−4はモダン20に連結して、後頭部を跨いで設けているので、前後方向のバランスが良く保持できる。ブリッジのない眼鏡にすることができる。
側頭挟持部14−1〜4は眼鏡以外の使用目的に応じた機器などを保持するための挟持力、保持力の補助ができる。側頭挟持部14−1〜4の材質は弾性体で形成され、長期間継続して使用できるように、適宜の強さに調整することができる。取り付け部に設けた関節16により、眼鏡や機器などの使用目的に応じた取り付け角度の調整が可能である。
第13発明の眼鏡は、前記眼鏡に、双眼鏡30、顕微鏡、ヒアラブル端末31、ウエアラブル機器32、耳つぼ押え具35、骨伝導補聴器36、マスク係止具19、アクセサリー37の何れかが取り付けられていることを特徴としている。
図12(a)は第13発明の双眼鏡30をかけるために、側頭挟持部14−1が顎16の前面に当接するようにフレーム2に連結し、側頭押え部4を長くしたことを示す一実施形態の側面図である。この形態はメガネ型の顕微鏡、VR,AR、MR用としても使用できる。これらの機器の着脱が前面でできる。図12(b)は第13発明のヒアラブル端末31を耳の上部裏側のフレーム2に取り付け、イヤホン34をもみあげ押え部3から耳の中に延設したことを示す一実施形態の側面図である。眼鏡と一体化したヒアラブル端末31となる。図12(c)は第13発明の眼鏡をウエアラブル機器33にするために、レンズ部にディスプレイ32を取り付け、フレーム2にバッテリー、制御機器、通信機器を設けたことを示す一実施形態の側面図である。鼻に負担のかからない眼鏡と一体化したウエアラブル機器33となる。
図12(d)は耳つぼ押え具35をもみあげ押え部3に設け、耳つぼの和寥24、起点、角孫などに当接させて、耳ツボを刺激することにより耳つぼ効果があることを示す一実施形態の側面図である。図12(e)は骨伝導補聴器36をもみあげ押え部3の周縁に設けたことを示す一実施形態の側面図である。図12(f)は眼鏡の側頭押え部3に係止具19を取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。マスクの紐を係止具19にかけることにより、長時間マスクをかけた時に、耳の痛さが緩和される。図12(b)はアクセサリー37をもみあげ押え部3に取り付けたことを示す一実施形態の側面図である。耳朶の負担が軽減される。
1 耳パッド
2 フレーム
3 もみあげ押え部
4 側頭押え部
5 ヘアピン状
6 棒状
7 櫛状
8 輪状
9 突起部
10 ラバー材
11 凹部
12 可塑性を有する部材
13 ヘアピン
14 側頭挟持部
15 頬骨弓部
16 関節
17 頭頂部
18 顎
19 係止具
20 モダン
21 連結部
22 もみあげ
23 耳介側頭溝
24 和寥
30 双眼鏡
31 ヒアラブル端末
32 ディスプレイ
33 ウエアラブル機器
34 イヤホン
35 耳つぼ押え具
36 骨伝導機器
37 アクセサリー

Claims (13)

  1. 眼鏡を装着したときに、耳の上部前端に当接して前記眼鏡の後方への移動を阻止する耳パッドと、前記眼鏡のフレーム下部のもみあげを押さえるもみあげ押え部とが、前記フレームに備えられている眼鏡。
  2. 前記もみあげ押え部が、前記耳パッドから前方に伸びている又は、前記耳パッド又はフレームから前方下方に伸びて、さらに、Uターンして後方に伸びている請求項1に記載の眼鏡。
  3. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部が、前記眼鏡のフレームに対し、着脱自在である請求項1又は2に記載の眼鏡。
  4. 前記耳パッド後方には、さらに少なくとも一本の側頭押え部が設けられている請求項1から3の何れかに記載の眼鏡。
  5. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部が、ヘアピン状に又は、棒状に又は、櫛状に又は、輪状に押える部材である請求項1から4の何れかに記載の眼鏡。
  6. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、側頭押え部に、髪の間に分け入って地肌に接する複数の突起部が設けられている請求項1から5の何れかに記載の眼鏡。
  7. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部のそれぞれの地肌に接する部位に、ラバー材が設けられている請求項1から6の何れかに記載の眼鏡。
  8. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部は、前記フレームに対して姿勢変更可能に又は、凹部に嵌るように変形する可塑性を有する部材で形成されている請求項1から7の何れかに記載の眼鏡。
  9. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部は、前記フレームに対して、上下方向及び/又は、水平方向に角度調整可能に取り付けられている請求項1から8の何れかに記載の眼鏡。
  10. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部の材質がエラストマーからなる請求項1から9の何れかに記載の眼鏡。
  11. 前記耳パッド及び/又は、前記もみあげ押え部及び/又は、前記側頭押え部の材質がヘアピンからなる請求項1から10の何れかに記載の眼鏡。
  12. 少なくとも頭頂部と顎を押える側頭挟持部が、前記左右の前記フレームを架橋して、前記フレーム又は、前記もみあげ押え部又は、耳パッド又は、前記側頭押え部に着脱自在に取り付けられている請求項1から11の何れかに記載の眼鏡。
  13. 前記眼鏡に、双眼鏡、顕微鏡、ヒアラブル端末、ウエアラブル機器、耳つぼ押え具、骨伝導補聴器、マスク係止具、アクセサリーの何れかが取り付けられている請求項1から12の何れかに記載の眼鏡。
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