JP5748853B2 - 画像加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート上のトナー像を加熱する画像加熱装置に関する。この画像加熱装置は、例えば、電子写真方式や静電記録方式を採用した、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及びこれらの機能を複数備えた複合機等の画像形成装置において用いられ得る。
従来、種々の画像形成装置が知られているが、電子写真方式の画像形成装置が一般に普及している。このような画像形成装置には、厚紙などの様々なシート(記録材)での高い生産性(単位時間あたりのプリント枚数)が求められている。
ところで、上記のような電子写真方式の画像形成装置においては、特に坪量の大きな厚紙での生産性を向上させるため、定着装置(画像加熱装置)の定着スピードを高速化することが求められている。しかし、厚紙の場合、薄紙に比べて、通紙に伴い定着装置から多くの熱を奪うことになるため、定着に要する熱量が、薄紙の場合に比べて多くなる。そのため、厚紙の場合は、生産性を低下させる(定着スピードを遅くしたり、単位時間あたりのプリント枚数を減少させる)ことで対処する手法が知られている。
このような厚紙に対しての生産性を低下させずに対処する手法として、定着ローラ(加熱回転体)の外面に当接し定着ローラの外面温度を目標温度に維持させる外部加熱方式が考案されている。このような外部加熱方式として、定着ローラとの接触面積を大幅に増加させて定着ローラの温度維持性能を向上させるため、2本の支持ローラにより回転可能に張架された外部加熱ベルト(エンドレスベルト)を用いることが提案されている(特許文献1)。
特開2007−212896号公報
しかしながら、2本の支持ローラ同士の平行度を高精度に組み立てたり維持するのは現実的には困難であり、その結果、2本の支持ローラ同士の平行度が確保されないと、外部加熱ベルトがその幅方向へ片寄ってしまい、外部加熱ベルトの走行安定性が低下してしまう恐れがある。
そこで、このような懸念に対して、一方の支持ローラを他方の支持ローラに対して傾けることにより外部加熱ベルトの寄りを制御する手法が考えられるが、定着ローラを加熱する機能を担っている外部加熱ベルトの場合、この手法を採用するのは困難である。
なぜなら、この手法の場合、一方の支持ローラの軸線方向一端側を他端側に対して変位させる構成となるが、この一方の支持ローラの変位により外部加熱ベルトの接触すべき領域の一部が定着ローラから離れてしまう恐れがあるからである。その結果、定着ローラを加熱する外部加熱ベルトの機能が損なわれてしまい、定着不良を招いてしまう。
本発明の目的は、加熱回転体を外部から加熱するエンドレスベルトの走行安定性を向上させることができる画像加熱装置を提供することである。
記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の他の代表的な構成は、シート上のトナー画像を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体の外面に接触して加熱するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内面を回転可能に支持するとともに前記エンドレスベルトを前記加熱回転体に押し付けることが可能な2つの支持ローラと、を備えたベルトユニットと、前記ベルトユニットを保持する保持機構であって、前記2つの支持ローラが前記エンドレスベルトを前記加熱回転体に押し付けた状態を維持したまま前記加熱回転体に従動回転している前記エンドレスベルト前記2つの支持ローラに対しその幅方向へ相対移動するように、前記2つの支持ローラの軸線方向が前記加熱回転体の母線方向に対し交差する方向へ前記ベルトユニットが回動するのを許容する保持機構と、を有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための本発明に係る画像加熱装置の更に他の代表的な構成は、シート上のトナー画像を加熱する加熱回転体と、前記加熱回転体の外面に接触して加熱するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内面を回転可能に支持するとともに前記エンドレスベルトを前記加熱回転体に押し付けることが可能な2つの支持ローラと、を備えたベルトユニットと、前記エンドレスベルトに対して前記加熱回転体とは反対側に設けられ、前記2つの支持ローラの間に位置する前記エンドレスベルトの面の法線方向に実質平行な揺動軸と、前記揺動軸を中心に前記ベルトユニットを揺動可能に保持する保持機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、加熱回転体を外部から加熱するエンドレスベルトの走行安定性を向上させることができる画像加熱装置を提供することができる。
第1の実施例における画像形成装置の概略構成図である。 定着装置の要部の一部切り欠き正面模式図である。 図2の(3)−(3)線に沿う拡大右側面図である。 外部加熱ベルトアセンブリの分解斜視図である。 同アセンブリの加圧−加圧解除機構の斜視図である。 同アセンブリの一部切り欠き平面模式図である。 定着装置の制御系統のブロック図である。 中間フレームが定着ローラに対して傾いているときに、外部加熱ベルトに働く力の関係を説明した図である。 第1の実施例において、回動軸が接触面上流側に配置されたときを説明した図である。 回動軸が接触面中心に配置されたときを説明した図である。 回動軸が接触面下流側に配置されたときを説明した図である。 第2の実施例において、下流側ベルト規制部材に外部加熱ベルトが当接した状態での概略構成図である。 上流側ベルト規制部材に外部加熱ベルトが当接した状態での概略構成図である。
以下、本発明にかかる実施例について具体的に説明する。なお、これらの実施例は、本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明はこれら実施例により限定されるものではなく、本発明の思想の範囲内において各種構成を変更可能である。
[第1の実施例]
(1)画像形成装置
図1は本発明にかかる画像加熱装置として機能する定着装置9を備えた画像形成装置50の一例を示す概略構成図である。この装置50は中間転写方式でインライン方式の電子写真カラーレーザビームプリンタである。パソコン等のホスト装置70から制御回路部60に入力する画像信号に基づいて記録材Pにフルカラー画像を形成することができる。
装置50内には第1、第2、第3、第4の画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが併設され、並行処理により各々異なった色のトナー像を電子写真プロセスにより形成する。画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、それぞれ専用の像担持体、本例では回転駆動される電子写真感光ドラム3a、3b、3c、3dを具備し、各ドラム3a、3b、3c、3d上にそれぞれ異なる色のトナー像が形成される。
各ドラム3a、3b、3c、3dに隣接して中間転写体としての循環移動する中間転写ベルト130が設置され、ドラム3a、3b、3c、3d上に形成された各色のトナー像がベルト130上に順次に重ね合わされて1次転写される。そして、そのベルト上のトナー像が2次転写ローラ11で記録材P上に2次転写される。トナー像が転写された記録材Pは、定着装置9において加熱及び加圧によりトナー像の定着を受けて、記録画像形成物として装置外のトレイ6に排出される。
ドラム3a、3b、3c、3dの外周には、それぞれドラム帯電器2a、2b、2c、2d、現像器1a、1b、1c、1d、1次転写帯電器24a、24b、24c、24d及びクリーナ4a、4b、4c、4dが設けられている。装置内の上方部にはレーザスキャナ5a、5b、5c、5dが設置されている。
ドラム3a、3b、3c、3dは帯電器2a、2b、2c、2dにより一様に帯電処理される。そして、レーザスキャナ5a、5b、5c、5dから発せられたレーザ光をポリゴンミラーを回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズによりドラム3a、3b、3c、3dの母線上に集光して露光La、Lb、Lc、Ldする。これにより、ドラム3a、3b、3c、3d上に画像信号に応じた潜像が形成される。
本実施例において、現像器1a、1b、1c、1dには、現像剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナーが、図示しない供給装置により所定量充填されている。現像器1a、1b、1c、1dは、それぞれドラム3a、3b、3c、3d上の潜像を現像して、シアントナー画像、マゼンタトナー画像、イエロートナー画像及びブラックトナー画像として可視化する。
ベルト130は矢示の方向にドラム3と同じ周速度をもって回転駆動されている。ドラム3a上に形成担持された第1色のイエロートナー画像は、ドラム3aとベルト130との当接部(1次転写ニップ部)を通過する。その通過過程で、1次転写帯電器24aからベルト130に印加される1次転写バイアスにより形成される電界と圧力により、ベルト130の外周面に1次転写されていく。
以下、同様に第2色のマゼンタトナー画像、第3色のシアントナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次にベルト130上に重畳転写され、装置50に入力したカラー画像情報に対応した合成カラートナー画像が形成される。
1次転写が終了したドラム3a、3b、3c、3dは、それぞれのクリーナ4a、4b、4c、4dにより転写残トナーをクリーニング、除去され、引き続き次の潜像の形成以下に備えられる。ベルト130上に残留したトナー及びその他の異物は、ウエブクリーナ20のクリーニングウエブ(不織布)21をベルト130の表面に当接して、拭い取るようにしている。
2次転写ローラ11は、ベルト130を懸回張設させた3本のローラ13・14・15のうちのローラ14に対してベルト130を挟ませて圧接させることで、ベルト130との間に2次転写ニップ部を形成している。ローラ11には、2次転写バイアス源によって所定の2次転写バイアスが印加されている。
ベルト130上に重畳転写された合成カラートナー画像の記録材(シート)Pへの転写は2次転写ニップ部でなされる。即ち、記録材Pが給紙カセット10からレジストローラ12、転写前ガイドを通過して2次転写ニップ部に所定のタイミングで給送され、ニップ部で挟持搬送される。同時にローラ11に2次転写バイアスがバイアス電源からに印加される。この2次転写バイアスによりベルト130から記録材Pへ合成カラートナー画像が転写される。ニップ部を通ってトナー画像の転写を受けた記録材Pはベルト130から分離されて定着装置9へ導入され、熱と圧力を受けて未定着画像が固着像として定着される。
片面コピーモードの場合は、定着装置9を出た記録材Pはフラッパ16の上側のシートパスを通って装置外の排紙トレイ6に排出される。
両面コピーモードが選択されている場合には、定着装置9を出た第1面側画像形成済みの記録材Pがフラッパ16により再循環搬送機構側のシートパス17側に導入される。さらにスイッチバックシートパス18内に入り、次いで該シートパス18から引き出し搬送されて再搬送シートパス19に誘導される。そして、該シートパス19からレジストローラ12、転写前ガイドを通過して2次転写ニップ部に表裏反転状態で所定のタイミングで再導入される。
これにより、記録材Pの第2面側に対して、ベルト130上のトナー画像の2次転写がなされる。2次転写ニップ部にて第2面に対するトナー画像の2次転写を受けた記録材Pはベルト130から分離されて定着装置9へ再導入され、トナー画像の定着処理を受けて両面コピーとして装置外の排紙トレイ6に排出される。
モノクロなどモノカラーモードは指定された色の画像形成部が画像形成動作することでなされる。他の画像形成部はドラムの回転はなされるが画像形成動作はなされない。
(2)定着装置
図2は、画像加熱装置として機能する定着装置9の要部の一部切り欠き正面模式図、図3は図2の(3)−(3)線に沿う拡大右側面図である。図4は、ベルトユニット(ベルト搬送装置)として機能する外部加熱ベルトアセンブリの分解斜視図、図5は同アセンブリの加圧−加圧解除機構の斜視図である。図6は外部加熱ベルトアセンブリの一部切り欠き平面模式図、図7は定着装置の制御系統のブロック図である。
以下の説明において、定着装置9またはこれを構成している部材の長手方向(幅方向)とは、回転体の軸線方向(スラスト方向)、又は定着装置による記録材搬送方向に直交する方向に、実質平行な方向である。また、短手方向とは記録材搬送方向に実質平行な方向である。また、定着装置9に関して、正面(前側)とは装置を記録材入口側からみた面(またはその側)、後面(後側)とはその反対側の面(またはその側:記録材出口側)、左右とは装置を正面から見て左または右である。
上又は下とは重力方向において上又は下である。上流側と下流側とは定着装置における記録材搬送方向に関して或いは加熱回転体として機能する定着ローラの移動方向に関して上流側と下流側である。
定着装置9は、記録材(シート)Pに形成された未定着トナー画像Kをニップ部Nにおいて加熱する回転可能な加熱回転体(加熱ローラ、画像加熱部材)として機能する定着ローラ101を備えている。また、定着ローラ101との間で記録材を挟持搬送するためのニップ部Nを形成する加圧回転体(ニップ形成部材)として機能する加圧ローラ102を備えている。さらに、定着ローラ101を外部より加熱するベルトユニット(ベルト搬送装置)として機能する外部加熱ベルトアセンブリ110(以下、アセンブリ110と呼ぶ)を備えている。
つまり、定着装置9は、未定着トナー画像Kを担持した記録材Pをニップ部Nで挟持搬送しながら加熱加圧することにより、トナー画像を記録材に定着させる機能を担っている。なお、本実施例おいて、定着装置9に対する大小各種幅サイズの記録材の導入は記録材の幅方向中心位置を基準として中央基準搬送でなされる。
1)定着ローラ101
定着ローラ101は定着装置枠体の左右の本体側板202L・202R間に左右の軸部101aがそれぞれ軸受部材220を介して回転可能に支持されて配設されている。定着ローラ101は所定の外径と肉厚とした中空芯金(金属パイプ)の外周面をトナー離型層、或いは弾性層とトナー離型層を順次に被覆したものである。中空芯金の内部には発熱体(内部加熱源)としてハロゲンヒータ111が配置されている。
定着ローラ101の右側軸部101aにはドライブギアGが固着して配設されている。ギアGには制御回路部(制御手段、コントローラ)60で制御される駆動源M1から駆動力が伝達される。これにより、定着ローラ101が図3において矢印Aの時計方向に所定の速度で回転駆動される。
また、ハロゲンヒータ111には制御回路部60で制御される電源部111aから不図示の給電系統を介して電力が供給される。これにより、ヒータ111が発熱して定着ローラ101が内部から加熱される。定着ローラ101の長手方向中央部の外面には温度検知手段(温度センサ)として機能するサーミスタ121を弾性支持部材(不図示)により弾性的に接触させてある。このサーミスタ121により定着ローラ101の外面温度が検知され、その検知温度情報が制御回路部60へフィードバックされる。
制御回路部60はサーミスタ121から入力する検知温度(外面温度に関する情報)が所定の目標温度(定着温度:所定の温度に対応する情報)に維持されるように電源部111aからヒータ111に供給すべき電力を制御している。即ち、ヒータ111をON/OFFすることで、定着ローラ101の表面温度が所定の目標温度に制御(温度調節)される。
2)加圧ローラ102
加圧ローラ102は定着ローラ101の下側において定着ローラ101に平行に配列されており、本体側板202L・202R間に左右の軸部102aがそれぞれ軸受部材221を介して回転可能に支持されて配設されている。加圧ローラ102は所定の外径と肉厚とした中空芯金(金属パイプ)の外周面をトナー離型層、或いは弾性層とトナー離型層を順次に被覆したものである。中空芯金の内部には発熱体としてハロゲンヒータ112が配置されている。
左右の軸受部材221はそれぞれ本体側板202L・202Rに対して上下方向にスライド移動可能であり、加圧手段としての加圧ばね(付勢部材)222の圧縮反力により上方に押し上げ付勢されている。これにより、加圧ローラ102の上面が定着ローラ101の下面に所定の押圧力で押し当ることで、定着ローラ101と加圧ローラ102との間に記録材搬送方向において所定幅の定着ニップ部Nが形成される。この加圧ローラ102は定着ローラ101の回転に伴って矢印の反時計方向Bに従動回転する。
ハロゲンヒータ112には制御回路部60で制御される電源部112aから不図示の給電系統を介して電力が供給される。これにより、ヒータ112が発熱して加圧ローラ102が内部から加熱される。加圧ローラ102の長手方向中央部の外面には温度検知手段(温度センサ)として機能するサーミスタ122を弾性支持部材(不図示)により弾性的に接触させてある。このサーミスタ122により加圧ローラ102の表面温度が検知され、その検知温度情報が制御回路部60にフィードバックされる。
制御回路部60はサーミスタ122から入力する検知温度が所定の目標温度に維持されるように電源部112aからヒータ112に対する供給電力を制御している。即ち、ヒータ112をON/OFFすることで、加圧ローラ102の表面温度が所定の目標温度で制御される。
本例では、画像形成装置の主電源投入(メインスイッチをオンにする)に伴い、定着装置のウォームアップ処理が開始される。その際、ウォームアップ処理では画像形成(定着処理(画像加熱処理))を開始可能なスタンバイ状態にするべく、定着ローラ101と加圧ローラ102は、それぞれのヒータにより、それぞれの目標温度に立ち上げられる。さらに、このとき、後述する外部加熱ベルトも内蔵されたヒータにより目標温度に立ち上げられる。このとき、外部加熱ベルトは定着ローラから離間した状態にある。
そして、プリント命令(画像形成開始信号)が入力されると、制御回路部60は、画像形成装置の各種機器を制御し、記録材へのトナー像形成が行われる。その後、記録材がニップ部Nに進入するタイミングに合わせて外部加熱ベルトを定着ローラに当接させる。その結果、外部加熱ベルトは、定着ローラにより従動回転しつつ、定着ローラを外部から加熱する。そして、定着ニップ部Nに画像形成部側から未定着トナー画像Kを担持した記録材Pが導入されると、ニップ部Nにおいて熱と圧力を受けて未定着トナー画像Kが固着像として記録材Pに定着される。
画像形成(定着処理)が終了すると、外部加熱ベルトは定着ローラから離間され、外部加熱ベルト、定着ローラ、加圧ローラは、それぞれスタンバイ状態となる。スタンバイ状態では、外部加熱ベルト、定着ローラ、加圧ローラの温度がそれぞれのスタンバイ温度を維持するように、制御回路部60によりそれぞれのヒータが制御される。図3において、Dは記録材Pの搬送方向である。
3)外部加熱ベルトアセンブリ110
図3に示すように、ベルトユニット(ベルト搬送装置)として機能する外部加熱ベルトアセンブリ110は定着ローラ101を介して加圧ローラ102と対向する上面側の位置に配設されており、定着ローラ101を外部より加熱する外部加熱手段である。
アセンブリ110は、定着ローラ101を外部から加熱する外部加熱部材として機能する外部加熱ベルト105(以下、ベルト105と呼ぶ)を備えており、ベルト105は可撓性を有するエンドレスベルトである。本実施例においては、ベルト105は、ステンレスやニッケル等の金属製の可撓性基材の上に、トナー付着を防止するための耐熱性低摺動層としてフッ素系樹脂を被覆したものである。
また、アセンブリ110は、所定の間隔をあけて配置された複数の支持ローラ、つまり、第1の支持ローラ103と第2の支持ローラ104の2本の支持ローラを備えており、これらの支持ローラによりベルト105は所定の張力となるように張架されている。また、支持ローラ103、104は、図3に示すように、定着ローラ101の回転方向に沿ってこの順に並置されている。つまり、支持ローラ104は定着ローラ101の回転方向において支持ローラ103よりも下流側に位置している。
支持ローラ103及び支持ローラ104は、それぞれ、所定の外径と肉厚とした中空の金属パイプであり、内部には発熱体としてハロゲンヒータ114、115が配置されている。ハロゲンヒータ114、115には、それぞれ、制御回路部60で制御される電源部114a、115aから不図示の給電系統を介して電力が供給される。これにより、ヒータ114、115が発熱して支持ローラ103及び支持ローラ104が内部から加熱される。このように支持ローラ103及び支持ローラ104が加熱され、定着ローラ101の回転に従動して回転するベルト105が、支持ローラ103及び支持ローラ104により全周に亘り加熱される。
支持ローラ103とベルト105との接触領域(ローラ103のベルト掛け回し部分)D1(図3)において、ベルト105の幅方向中央部の外面に温度検知手段(温度センサ)としてのサーミスタ123が弾性支持部材(不図示)により弾性的に接触させてある。このサーミスタ123によりベルト105の表面温度が検知され、その検知温度情報が制御回路部60にフィードバックされる。
制御回路部60はサーミスタ123から入力する検知温度が所定の目標温度に維持されるように電源部114aからヒータ114に対する供給電力を制御している。即ち、ヒータ114をON/OFFすることで、ベルト105の表面温度が所定の目標温度で制御される。
支持ローラ104とベルト105との接触領域(ローラ104のベルト掛け回し部分)D2(図3)において、ベルト105の幅方向中央部の外面には温度検知手段(温度センサ)としてのサーミスタ124が弾性支持部材(不図示)により弾性的に接触させてある。このサーミスタ124によりベルト105の表面温度が検知され、その検知温度情報が制御回路部60にフィードバックされる。
制御回路部60はサーミスタ124から入力する検知温度が所定の目標温度に維持されるように電源部115aからヒータ115に対する供給電力を制御している。即ち、ヒータ115をON/OFFすることで、ベルト105の表面温度が所定の目標温度で制御される。
本例では、ベルト105の目標温度(支持ローラ103、104の目標温度)は定着ローラ101の目標温度よりも高く設定してある。そのため、定着ローラ101の表面温度がニップ部Nにおいて記録材Pとの接触により降下したとしても、レスポンス(温度維持性能の応答性)良くベルト105から定着ローラ101に熱が供給されるので、ニップ部Nに突入する定着ローラ101の部位の温度を適切に維持することが可能となる。
また、支持ローラ103、104には、ベルト105が定着ローラ101に従動回転しているとき支持ローラ103、104の軸線方向へ一定以上の片寄り(ベルトの支持ローラからの脱落)が生じてしまうのを阻止するために規制部材(突き当て部)211が設けられている。この規制部材211は、ベルト105の支持ローラ103、104に対する一定以上の相対変位を阻止するものであり、支持ローラ103、104のそれぞれの軸線方向両端近傍に固定されている。
本例においては、この規制部材211は、支持ローラ103、104のそれぞれに同軸的に設けられ、また、支持ローラ103、104の外径よりも大きい外径を有するリング形状(円形フランジ、円形鍔座)となっている。
さらに、アセンブリ110は、図4に示すように、支持ローラ103、104の両端をそれぞれ回転可能に支持する2枚の軸受板(支持部材)206を備えている。この2枚の軸受板206は、支持ローラ103、104の軸間距離が一定となるように且つ互いに実質平行となるように保持している。本実施例では、1枚の軸受板が2本の支持ローラを支持する構成としているが、軸受板を4枚設け、2本の支持ローラを個別に保持する構成としても構わない。
また、図4に示すように、アセンブリ110は、2枚の軸受板206を連結する連結部材として機能する中間フレーム208を備えている。つまり、2枚の軸受板206が中間フレーム208により一体化されている。具体的には、2枚の軸受板206にはそれぞれ穴部が形成されており、中間フレーム208の長手方向両端に形成された軸207を2枚の軸受板206の穴部に挿入される。従って、2枚の軸受板206は、中間フレーム208の両端の軸207を中心に独立して回動可能とされている。即ち、中間フレーム208はその下面側に支持ローラ103、104を2枚の軸受板206を介して回転可能に保持している。
さらに、図3、4に示すように、中間フレーム208には、定着ローラ101が配設された側とは反対側の面に、定着ローラ101の母線(軸線方向)と実質直交する方向(中間フレーム208の上面における法線方向)に沿って延びた揺動軸209が形成されている。言い換えると、この揺動軸209は、2本の支持ローラ103、104の軸線と実質直交する方向に沿って延びている。また、この揺動軸209は、支持ローラ103と支持ローラ104との間に位置するベルト105の面(図3において上側の面であり、定着ローラ101と接触している側とは反対側の直線状の面)における法線方向に実質平行な方向に沿って延びている。
このように、本例では、揺動軸209は、ベルト105を介して定着ローラ101に対向する位置に設けられており、そして、定着ローラ101の軸線(母線)に直交する方向に実質平行であって且つ定着ローラ101から離れる方向へ延びている。
また、この揺動軸209は、中間フレーム208の長手方向(支持ローラ103、104の軸線方向)において実質中央となる位置に形成されている。
また、図4に示すように、アセンブリ110は、支持ローラ103、104との間においてこの両支持ローラに張架されたベルト105の上方側のベルト部分の外面に接触してベルト表面をクリーニングするクリーニングローラ108を備えている。このクリーニングローラ108の長手方向両端の軸部108aは、2枚の軸受板206にそれぞれ回転可能に支持されている。また、付勢部材(不図示)によりベルト105の表面に所定の圧力で押圧された状態となっている。
4)アセンブリ110の保持機構(揺動機構)
次に、中間フレーム208に形成された揺動軸209を介してアセンブリ110(ベルト105)を揺動可能となるように保持する保持機構(揺動機構)240について説明する。
本例では、保持機構240は、揺動軸209を保持する孔201aが形成された加圧フレーム201を備えている。孔201aは、加圧フレーム201の長手方向において実質中央となる位置に形成されている。
中間フレーム208の軸部209を、加圧フレーム201の孔201aに下から差し込んで固定具であるCリング(不図示)により加圧フレーム201に抜け止めすることにより、アセンブリ110は軸部209を介して加圧フレーム201に固定される。その結果、軸部209は加圧フレーム201に対してスラスト方向への相対移動も規制される。
また、図3、4に示すように、加圧フレーム201には中間コロ210が回転可能に設けられている。
その結果、中間フレーム208は、中間コロ210によって加圧フレーム201の下面と一定の間隔を保ちながら、軸部209を中心にして所定の回転角度範囲(交差角度範囲、揺動範囲)内において、加圧フレーム201に対し回動可能(旋回可能、揺動可能)に保持されている。従って、ベルト105が定着ローラ101の母線と平行な方向W(図4、6)に対して交差する方向へ揺動可能な構成となる(以下、母線と平行な方向Wを母線方向Wと呼ぶ)。言い換えると、ベルト105の上面の走行方向C(図3、6)が定着ローラ101の母線方向Wと直交する方向に対して交差し得るようにアセンブリ110が保持機構240に保持されている。
なお、本例では、ベルト105の上面の走行方向Cが定着ローラ101の母線方向W(軸線方向)に対して交差し得る回転角度範囲は、定着ローラ101の母線方向Wを基準に±2°(合計4°)としている。言い換えると、支持ローラ103、104の軸線方向が定着ローラ101の母線方向に対して交差し得る回転角度範囲は、定着ローラ101の母線方向W(軸線方向)を基準に±2°としている。
これは、定着ローラ101に対するベルト105の交差角が最大(+2°と−2°)となった時点においても、支持ローラ103、104に接触しているベルト105の領域を幅方向全域に亘り定着ローラ101に接触させるためである。つまり、ベルト105の支持ローラ103と支持ローラ104によりベルト105をその幅方向全領域に亘り定着ローラ101に圧接させるためである。
従って、定着ローラ101に対するベルト105(アセンブリ110)の交差角が最大となった時点においても、ベルト105が定着ローラ101に接触する面積が回動角度範囲内において実質変動せず、ベルト105により定着ローラ101を適切に加熱することができる。その結果、定着ローラ101の外面温度にムラが生じる恐れがなくなり、定着不良が発生するのを抑制することができる。
5)アセンブリ110の接離機構
ベルトアセンブリ110は、ベルト105が定着ローラ101に接触及び離間するように、接離機構(移動機構)により定着ローラに対して相対移動する構成となっている。これは、先述したように、スタンバイ状態のときベルト105を定着ローラ101から離間させておくとともに、画像形成を行うとき(定着処理時)ベルト105を定着ローラ101に接触させるためである。以下、接離機構につて具体的に説明する。
加圧フレーム201は、図2、5、6に示すように、その前側が左右の本体側板202L・202R間に固定されたステイ軸203を中心に上下方向に回動可能に支持されている。そして、加圧フレーム201よりも上方の定着装置枠体側の不動のばね受座223と加圧フレーム上面との間に付勢部材として機能する加圧ばね204が圧縮されて配設されている。これにより加圧フレーム201は回動軸203を中心に定着ローラ101に向けて下方へ付勢されている。
加圧フレーム201の後側の下方には、本体側板202L・202R間にカム軸224が回転可能に支持されている。このカム軸224には左右側に一対の偏心カム225が固定されている。その一対の偏心カム225は同形状で同位相となっている。このカム軸224は、制御回路部60で制御される駆動源M2により偏心カム225の大***部が上向きとなった第1回転角状態(図3の2点鎖線)と小***部が上向きとなった第2回転角状態(図3の実線)とに約180°間欠回転制御される。
カム軸224が第1回転角状態にされることで、加圧フレーム201は偏心カム225の大***部により加圧ばね204の加圧力に抗して軸203を中心に持ち上げ回動されて上昇位置(図3の2点鎖線)に保持される。この状態においては、アセンブリ110は定着ローラ101から離れて、即ち、支持ローラ103と支持ローラ104に張架されたベルト105が定着ローラ101から離間した状態となる(アセンブリ110の離間状態)。
制御回路部60は画像形成装置50のスタンバイ状態においては、駆動源M1をOFFにして定着ローラ101の駆動を停止している。ヒータ111・112に対する通電もOFFにしている。また、カム軸224を第1回転角状態にしてアセンブリ110を離間状態にしている。
制御回路部60は、画像形成信号の入力に基づいて、駆動源M1をONにして定着ローラ101を回転駆動させる。これに伴い加圧ローラ102が従動回転する。また、ヒータ111・112に対する通電をONにして、定着ローラ101および加圧ローラ102の表面温度をそれぞれ所定の目標温度に立ち上げる。そして、画像形成のための準備動作が終了し、定着処理を開始するタイミングに合わせて、駆動源M2によりカム軸224を第1回転角状態から第2回転角状態にする。そうすると、偏心カム225の小***部が上向きに回動していくにつれて、加圧フレーム201が加圧ばね204の加圧力により軸203を中心に持ち下がるように回動されていく。
そうすると、支持ローラ103と支持ローラ104に張架されているベルト105の下側部分が定着ローラ101の上面に接触し、さらに支持ローラ103と支持ローラ104がベルト105を介して定着ローラ101に圧接する。そして、偏心カム225の小***部が最終的に上向に回動することで偏心カム225は加圧フレーム201に対して非接触となる。
この状態において、支持ローラ103と支持ローラ104はベルト105を介して定着ローラ101の上面に対して加圧ばね204の加圧力にて所定の圧力で均等に押圧された当接状態になる(アセンブリ110の当接状態)。
このアセンブリ110の当接状態において、支持ローラ103・104に張架されているベルト105の下側の部分が定着ローラ101に接触して定着ローラ101と広い加熱ニップY(図3)を形成している。この状態において、ベルト105は定着ローラ101との摩擦力で定着ローラ101の回転に伴って、矢印の反時計方向Cへ従動回転する。また、支持ローラ103、支持ローラ104、クリーニングローラ108は、ベルト105の回転に従動して回転する。
本例では、このようにベルト105を用いて定着ローラ101の周方向に広い加熱ニップYを形成することができるので、厚紙などの熱容量の大きい記録材に対する定着速度の高速化に対応することができる。
以上のように、軸209を中心に中間フレーム208(アセンブリ110、ベルト105)が加圧フレーム201(定着ローラ101)に対して回動(旋回、揺動)し得るように構成したため、ベルト105の片寄り移動を補正することが可能となる。つまり、ベルト105の走行安定性の向上を図ることが可能となる。また、本例では、このようなベルト105の走行安定性を、ベルト105により定着ローラ101を外部から加熱する機能を損なうことなく、向上することが可能となる。
[第2の実施例]
次に図8、9を用いて、第2の実施例について説明する。基本構成は第1の実施例と同様であるので、同じ機能を持つ部材等については同じ符号を付すことにより、詳細な説明は省略する。
本例では、外部加熱ベルトアセンブリ110が定着ローラ101の母線に対して自立的に交差することにより、ベルト105の片寄り移動(支持ローラ103、104の軸線方向への支持ローラ103、104に対するベルト105の相対移動)を補正する点に特徴がある。つまり、本例の外部加熱ベルトアセンブリ110とその保持機構240は、所謂、外部加熱ベルト105を自動調芯させる機能を備えている。
具体的には、揺動軸209の配置位置を定着ローラ101の回転方向上流側へオフセットさせた点に特徴がある。以下、この点について、詳細に説明する。
まず、ベルト105が定着ローラ101に対して交差しているとき、ベルト105(アセンブリ110)が定着ローラ101よりどのような力を受けるかについて説明する。
図8は、定着ローラ101にベルト105が接触した状態において、中間フレーム208が定着ローラ101に対してある角度傾いているときの状態を示す概略図である。
ベルト105は定着ローラ101から受ける摩擦力により定着ローラ101の回転に従動して回転する構成となっている。即ち、ベルト105は定着ローラ101との接触面Neにおいて定着ローラ101の回転方向と同じ方向の摩擦力を受けて従動回転する。
また、先述したように、支持ローラ103、104を保持した中間フレーム208は、ベルト105の定着ローラ101との接触面Neにおける法線方向に延びた揺動軸209を中心に回転可能(揺動可能)である。
このとき、接触面Neにおけるベルト105のある質点Zに働く摩擦力が、軸209周りに中間フレーム208(アセンブリ110、ベルト105)を回転させることになるが、この回転モーメントは以下に示す式(1)になる(図8参照)。
ここで、ベルト105の接触面Neは、図8に示すように、ベルト105が定着ローラ101に接触している領域を、X−Y平面に展開した領域を意味している。なお、X軸は、揺動軸209を原点とし、支持ローラ103(支持ローラ104)の軸線方向(ベルト105の幅方向)と実質平行な方向を意味している(図8では原点よりも上側を正としている)。Y軸は、揺動軸209を原点とし、X軸に直交しており、また、ベルト105の上面の走行方向Cと実質平行な方向を意味している。また、(r,θ)は接触面Neに投影された軸209の位置を原点としたときの質点の座標、fは質点が受ける摩擦力、ρは定着ローラ101と中間フレーム208の交差角(傾斜角、揺動角)である。また、モーメントの向きが反時計方向のときを正としている。
m=−rfcos(θ−ρ)・・・式(1)
X軸負の領域に働くモーメントの和M1及びX軸正の領域に働くモーメントの和M2は、上記の式を各領域で積分して各々次の式(2)、式(3)のようになる。
M1=f/2×LxLy1^2×sinρ・・・式(2)
M2=−f/2×LxLy2^2×sinρ・・・式(3)
ここで、Lxは定着ローラ101とベルト105の接触面Neに対して、軸209の投影位置からベルト幅方向端部までの距離である。Ly1は軸209の位置から接触面Neのベルト105の移動方向下流側端部までの距離である。Ly2は軸209の位置から接触面Neのベルト105の移動方向上流側端部までの距離である。
この式より、X軸負の領域に働くモーメントM1は常に正となり、交差角ρを小さくする方向へベルト105(アセンブリ110)に力が作用する。一方、X軸正の領域に働くモーメントM2は常に負となり、交差角ρを大きくする方向へベルト105(アセンブリ110)に力が作用する。また、これらのモーメントは、距離Ly1及び距離Ly2の二乗に比例しているため、軸209の位置によって、モーメントの総和(M1+M2)が変化する。
図9は外部加熱ベルト105を定着ローラ101から離れた側より見た上面図である。
先述したように、本例では、揺動軸209の位置を、定着ローラ101とベルト105の接触面Neに投影したとき、接触面Neにおける定着ローラ101の回転方向Aに対して接触面Neの中心よりも上流側にオフセット配置している。また、揺動軸209は、支持ローラ103とオーバーラップする領域に配置されている。
この場合、接触面Neに関して、軸209よりもベルト105の移動方向下流側の接触領域が軸209よりもベルト105の移動方向上流側の接触領域よりも大きくなる。従って、モーメントの総和は正になる。このとき、中間フレーム208の回動によって交差角ρは小さくなり定着ローラ101と支持ローラ103及び104はほぼ平行になる。また、モーメントの絶対値はsinρに比例するので、交差角ρが小さくなるほどモーメントが働かなくなり、ベルト105の片寄り移動が発生し難い姿勢で中間フレーム209が安定するようになる。
このように、軸209を接触面Neの中心位置よりも定着ローラ101の回転方向上流側へオフセット配置したことにより、ベルト105が自立的にその片寄り移動が発生し難い状態にすることが可能となる。
一方、図10は、軸209の位置を、定着ローラ101とベルト105の接触面Neに投影したとき、接触面Neにおける定着ローラ101の回転方向Aに対して接触面Neの中心に配置した場合である。この場合、接触面Neに関して、ベルト105の移動方向Cにおいて軸209に対して上流側と下流側の接触領域が等しい面積になるため、モーメントの総和は0になる。そのため、中間フレーム208を回転させる力が働かないので、交差角はρのままとなる傾向になり、その状態を維持し続けてしまう恐れがある。つまり、ベルト105の自動調芯機能を奏することが困難である。
さらに、図11は、軸209の位置を、定着ローラ101とベルト105の接触面Neに投影したとき、接触面Neにおける定着ローラ101の回転方向Aに対して接触面Neの中心よりも下流側に配置した場合である。この場合、接触面Neに関して、ベルト105の移動方向Cにおいて軸209に対して上流側の接触領域が下流側の接触領域よりも大きくなるため、モーメントの総和は負になる。このとき、交差角ρはより大きくなる傾向となり定着ローラ101と支持ローラ103及び104の平行度が更にずれるので、ベルトの片寄りを助長する恐れがある。
以上から、軸209の位置は、定着ローラ101とベルト105の接触面Neに投影したとき、接触面Neにおける定着ローラ101の回転方向Aに対して接触面Neの中心よりも上流側に配置することで、ベルト105の寄りを自立的に抑制することが可能となる。中間フレーム208に働くモーメントは、軸209を定着ローラの回転方向A上流側にオフセットさせるほど大きくなるが、定着装置9の大型化を考慮すると、本例(図8)のように、定着ローラの回転方向上流側に位置する支持ローラ103の軸線の上部付近に配置するのが好ましい。
[第3の実施例]
次に、第3の実施例について、図12を用いて説明する。基本構成は第1の実施例と同様であるので、同じ機能を持つ部材等については同じ符号を付すことにより、詳細な説明は省略する。
本例では、支持ローラ103、104の両端部に設けられた規制部材211の間隔に関して次のようにしている。即ち、図12に示すように、支持ローラ104の両端部に設けられた規制部材211の間隔Qの方が、支持ローラ103の両端部に設けられた規制部材211の間隔Rよりも狭くなるようにしている。Sはベルト105の幅方向の寸法である。つまり、R>Q>Sの関係となっている。
即ち、規制部材211は、定着ローラ101の移動方向Aにおいて軸209に対して下流側及び上流側に設けられており、下流側の規制部材211が上流側の規制部材211よりも支持ローラ104に対して長手方向内側に配置されている。そのため、ベルト105が寄り切った際は、支持ローラ104に取り付けられた規制部材211に先に突き当たる。
図12は中間フレーム208が定着ローラ101に対して傾き、ベルト105が支持ローラ104の規制部材211にのみ突き当たっている場合の概略図である。このとき、ベルト105が規制部材211に及ぼす寄り力から得られる、中間フレーム208を回動させるモーメントは式(4)のようになる。
M=−rFsinθ・・・式(4)
ここで、Fはベルト105が規制部材211に及ぼす寄り力の大きさ、(r,θ)は軸209を原点としたときの規制部材211の座標である。上式より、規制部材211が軸209よりも下流側にあるときθが負になるので、中間フレーム208を回動させるモーメントは正となり、交差角を小さくする方向に力が働く。
図13は、上記とは逆に、支持ローラ103の両端部に設けられた規制部材211の間隔Rのほうが支持ローラ104の両端部に設けられた規制部材211の間隔Qよりも狭くなるようにしている。つまり、Q>R>Sの関係となっている。
この場合、ベルト105は支持ローラ103の規制部材211に先に突き当たるため、上式(4)のθが正になる。そのため、中間フレーム208を回転させるモーメントは負となり、交差角を大きくする方向に力が働く。
このことより、規制部材211は定着ローラ101とベルト105の接触面Neにおける定着ローラ101の回転方向Aにおいて軸209よりも下流側に配置することで、ベルト105の片寄りを効率良く抑制することが可能となる。
また、軸209と寄り力が作用する点の距離が大きいほど発生するモーメントも増大する。このことより、軸209を接触面Neに投影したとき、接触面Neにおける定着ローラ101の回転方向Aにおいて接触面Neの中心よりも上流側に配置することで効果的に片寄りを低減できると言える。
[その他の装置構成]
1)以上の実施例では、画像加熱装置として定着装置を例について説明したが、このような例だけに限られない。例えば、記録材に定着された画像を再加熱することにより画像の光沢を増大させる光沢増大装置(画像改質装置)にも適用することができる。
2)また、以上の実施例では、加熱回転体(画像加熱部材)としてローラ体を例に説明したが、このような例だけに限られない。例えば、回転駆動されるエンドレスのベルト体を用いても構わない。
3)また、以上の実施例では、エンドレスの外部加熱ベルトを加熱する手段としてハロゲンヒータを例に説明したが、このような加熱方式だけに限られない。例えば、外部加熱ベルトに電磁誘導発熱可能な金属層を具備させ、その金属層を励磁コイルにより電磁誘導発熱させる加熱方式を用いることができる。
4)また、以上の実施例では、加圧回転体(加圧部材)としてローラ体を例に説明したが、このような例だけに限られない。例えば、回転駆動されるエンドレスのベルト体を用いても構わない。また、表面(定着ローラや記録材との当接面)の摩擦係数が小さい非回転部材(加圧パッドなど)を用いることもできる。
以上のように、本発明は加熱回転体を外部から加熱するエンドレスベルトの走行安定性を向上させることができる画像加熱装置に利用することができる。
9・・画像加熱装置、101・・加熱回転体、110・・ベルトユニット、105・・エンドレスベルト、103・104・・支持ローラ、240・・保持機構

Claims (11)

  1. シート上のトナー画像を加熱する加熱回転体と、
    前記加熱回転体の外面に接触して加熱するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内面を回転可能に支持するとともに前記エンドレスベルトを前記加熱回転体に押し付けることが可能な2つの支持ローラと、を備えたベルトユニットと、
    前記ベルトユニットを保持する保持機構であって、前記2つの支持ローラが前記エンドレスベルトを前記加熱回転体に押し付けた状態を維持したまま前記加熱回転体に従動回転している前記エンドレスベルト前記2つの支持ローラに対しその幅方向へ相対移動するように、前記2つの支持ローラの軸線方向が前記加熱回転体の母線方向に対し交差する方向へ前記ベルトユニットが回動するのを許容する保持機構と、
    を有することを特徴とする画像加熱装置。
  2. 前記エンドレスベルトが前記加熱回転体から離間するように前記保持機構を移動させる移動機構を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像加熱装置。
  3. 前記加熱回転体との間で記録材を挟持搬送するためのニップ部を形成する回転体を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像加熱装置。
  4. シート上のトナー画像を加熱する加熱回転体と、
    前記加熱回転体の外面に接触して加熱するエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトの内面を回転可能に支持するとともに前記エンドレスベルトを前記加熱回転体に押し付けることが可能な2つの支持ローラと、を備えたベルトユニットと、
    前記エンドレスベルトに対して前記加熱回転体とは反対側に設けられ、前記2つの支持ローラの間に位置する前記エンドレスベルトの面の法線方向に実質平行な揺動軸と、
    前記揺動軸を中心に前記ベルトユニットを揺動可能に保持する保持機構と、
    を有することを特徴とする画像加熱装置。
  5. 前記揺動軸は前記加熱回転体の回転方向において前記2つの支持ローラの間の中心位置よりも上流側へオフセット配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像加熱装置。
  6. 前記揺動軸は前記2つの支持ローラのうち前記加熱回転体の回転方向下流側に配置された支持ローラに対向配置されていることを特徴とする請求項5に記載の画像加熱装置。
  7. 前記揺動軸は前記支持ローラのその軸線方向実質中心となる位置に対向配置されていることを特徴とする請求項4に記載の画像加熱装置。
  8. 前記エンドレスベルトの前記面とは、前記エンドレスベルトが回転停止しているとき前記揺動軸に近い側の前記エンドレスベルトの面であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の画像加熱装置。
  9. 前記エンドレスベルトが前記加熱回転体から離間するように前記保持機構を移動させる移動機構を更に有することを特徴とする請求項4乃至8のいずれかに記載の画像加熱装置。
  10. 前記加熱回転体との間で記録材を挟持搬送するためのニップ部を形成する回転体を更に有することを特徴とする請求項4乃至9のいずれかに記載の画像加熱装置。
  11. 前記ベルトユニットは、前記2つの支持ローラのうち前記加熱回転体の回転方向下流側に配置された支持ローラと同軸的に設けられ前記エンドレスベルトの幅方向端縁と突き当たり可能な突き当て部を有することを特徴とする請求項4乃至10のいずれかに記載の画像加熱装置。
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