JP5737420B2 - オイルセパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のシリンダヘッドカバーに一体に設けられ、ブローバイガス中のオイルミストを分離するオイルセパレータに関する。
自動車に搭載される内燃機関においては、燃焼室からクランクケース内に漏洩したブローバイガスを、外部から取り込んだ新気とともに内燃機関の吸気系へ導いて燃焼させるように構成されている。このブローバイガスは、クランクケース内を通るため、オイルミストを含んだものとなる。そのため、ブローバイガスがオイルミストを含んだまま内燃機関の吸気系に導入されないように、例えば、特許文献1においては、シリンダヘッドカバーと一体に設けたオイルセパレータによりブローバイガス中のオイルミストを除去している。この特許文献1に記載の構成においては、隔壁部に貫通形成された多数の微細通路を通過することで流速を速めたブローバイガスを凹凸板に衝突させることによって、ブローバイガス中のオイルミストを分離し、分離したオイルをオイルセパレータの底壁面から動弁室に向かって下方へ延びるドレンパイプを介して排出している。
しかしながら、このような特許文献1においては、高速のブローバイガスがドレンパイプの上方を通過する際に、ドレンパイプに溜まったオイルの油面からオイルが巻き上げられてオイルが持ち出され、内燃機関の吸気系に導入されてしまう虞がある。また、このブローバイガスによるオイルの巻き上げ防止のため、ドレンパイプを長くし、オイルセパレータの底壁面からドレンパイプに溜まった油面までの距離が常に大きくなるよう設定することも考えられるが、レイアウト上の制約からドレンパイプの長さを十分に確保できない場合も考えられる。
特開2005−120855号公報
本発明は、多数の微細通路が貫通形成された隔壁と、この隔壁よりもブローバイガス通流方向の下流側に位置して上記隔壁と対向する衝突板と、ブローバイガスから分離したオイルが一端側のオイル導入開口部から流入する筒状のドレン通路と、を有するオイルセパレータにおいて、上記ドレン通路は、上記隔壁と上記衝突板との間に位置し、上記オイル導入開口部が上記セパレータカバーの底壁面に設けられ、上記隔壁と上記衝突板との間に位置して上記シリンダヘッドカバーの裏面側から突出する突出壁によって、上記オイル導入開口部が覆われていることを特徴としている。
本発明によれば、オイル導入開口部が突出壁によって覆われているので、ドレン通路内に溜まったオイルがブローバイガスによって巻き上げられた際に、この突出壁がオイル導入開口部の擬似的な蓋となり、ドレン通路内からオイルが持ち出されてしまうことを防止することができる。
また、ドレン通路内に溜まったオイルがブローバイガスによって巻き上げられた際に、突出壁によりドレン通路内からオイルが持ち出しが防止されるので、ブローバイガスによるオイルの巻き上げを考慮して、オイル導入開口部からドレン通路内のオイルの油面までの距離が大きくなるようにドレン通路の全長を長く設定する必要もなく、ドレン通路の全長を相対的に小さく設定することが可能となり、ドレン通路を設定するにあたって、レイアウト上の制約を受けることもない。
本発明が適用されたシリンダヘッドカバーの概略構成を模式的に示した斜視図。 図1における矢示A方向からみた側面図。 図2のB−B線に沿った断面の要部を示す説明図。 図1のC−C線に沿った断面図。 比較例のオイルセパレータを示す説明図。 他の実施例の要部を示す説明図。 他の実施例の要部を示す説明図。 他の実施例のオイルセパレータを示す説明図。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、直列4気筒内燃機関に本発明を適用した場合のシリンダヘッドカバー1の概略構成を模式的に示した斜視図である。また、図2は、図1における矢示A方向からみたシリンダヘッドカバー1の側面図である。
このシリンダヘッドカバー1は、樹脂材料からなり、シリンダヘッド(図示せず)の上面に取り付けられ、吸排気弁の動弁機構(図示せず)を収容する動弁室(図示せず)を画成するものである。上記動弁室は、シリンダブロック側のクランクケース(図示せず)と連通している。
シリンダヘッドカバー1には、各気筒のシリンダボア中心に対応する位置に点火プラグ挿入孔2が形成されている。そして、#1気筒の点火プラグ挿入孔2aと#2気筒の点火プラグ挿入孔2bとの間には、本発明に係るオイルセパレータ3が設けられている。なお、図1中の4は、後述するブローバイガス導入室である。また図1中の5は、#3気筒の点火プラグ挿入孔2cと#4気筒の点火プラグ挿入孔2dとの間に形成されたブローバイガス通路である。このブローバイガス通路5は、低負荷時には、吸気系から導入された新気がクランクケースに向かって流れ、高負荷時には、クランクケース内のブローバイガスが吸気系に向かって流れるものである。
オイルセパレータ3は、ブローバイガス中のオイルミストを分離するものであって、上記クランクケースから上記動弁室に流入してきたブローバイガスが導入される。そして、オイルセパレータ3の通過したブローバイガスは、シリンダヘッドカバー1のブローバイガス排出孔6に取り付けられたPCVバルブ7を介して外部(機関吸気系)に取り出される。また、本実施例において、ブローバイガスは、このオイルセパレータ3内を図2における左側から右側に向かって流れている。
次に本発明の要部であるオイルセパレータ3について、図3、図4を用いて詳述する。図3は、図2のB−B線に沿った断面の要部を示す説明図であり、図4は、図1のC−C線に沿った断面図である。
シリンダヘッドカバー1の裏面側には、樹脂製のセパレータカバー10が取り付けられており、これら両部材1、10の間に気筒列方向と直交する方向に沿って延びる外形が略直方体形状のオイルセパレータ3が構成される。
本実施例においては、オイルセパレータ3を画成する6つの外周壁のうち、オイルセパレータ3の上部壁11、気筒列方向と直交する両側壁12、13、ブローバイガス通流方向の上流側の端部壁14が、シリンダヘッドカバー1によって構成され、オイルセパレータ3の底部壁15がセパレータカバー10によって構成され、ブローバイガス通流方向の下流側の端部壁16がシリンダヘッドカバー1とセパレータカバー10とによって構成されている。
オイルセパレータ3は、多数の微細通路21が貫通形成された隔壁20と、この隔壁20よりもブローバイガス通流方向の下流側に位置して隔壁20と対向する衝突板22と、隔壁20よりもブローバイガス通流方向の上流側に位置するブローバイガス入口室23と、衝突板22よりもブローバイガス通流方向の下流側に位置し、ブローバイガスをシリンダヘッドカバー1の外部へ排出するブローバイガス排出孔6を有するブローバイガス出口室24と、ブローバイガスから分離したオイルミストを上記動弁室へと排出する第1、第2ドレン通路25、26とから大略構成されている。このオイルセパレータ3は、微細通路21を通過することにより流速を高めたブローバイガスを衝突板22に衝突させることで、ブローバイガス中のオイルミストを分離している。
ブローバイガス入口室23は、略直方体形状の空間であり、シリンダヘッドカバー1及びセパレータカバー10により画成される。
詳述すると、ブローバイガス入口室23のブローバイガスが流入する一端側(図4における左側端)の端面は、オイルセパレータ3の端部壁14により構成される。ブローバイガス入口室23の上面は、オイルセパレータ3の上部壁11により構成される。ブローバイガス入口室23の気筒列方向と直交する方向に延びる両側面は、オイルセパレータ3の両側壁12、13によって構成される。ブローバイガス入口室23の底面は、セパレータカバー10の底壁面27であり、オイルセパレータ3の底部壁15により構成される。ブローバイガス入口室23の他端側の端面は、隔壁20により構成される。
また、ブローバイガス入口室23は、その一端側の両脇が、上記動弁室と連通するブローバイガス導入室4、4(図1を参照)と連通している。
隔壁20は、気筒列方向に沿って延びる矩形板状を呈し、セパレータカバー10の底壁面27から突出している。この隔壁20は、気筒列方向の一方の側寄りの部分(図3における右側の部分)が、多数の微細通路21が貫通形成されたブローバイ連通部28となり、気筒列方向の他方の側寄りとなる残りの部分(図3における左側の部分)が、ブローバイガスを通流させない(微細通路21が貫通形成されていない)ブローバイ非連通部29となっている。この隔壁20は、微細通路21の通路長をある程度確保するために、比較的に厚い壁となるよう形成される。また、隔壁20の外周部分には、シリンダヘッドカバー1に形成された凸条30の先端が入り込む凹部31が形成されている。なお、凹部31に対して、凸条30は接触しない程度に離間している。
衝突板22は、ブローバイ連通部28と対向する矩形板状のブローバイガス衝突部32と、ブローバイガス衝突部32よりも隔壁20から離間した矩形板状のブローバイガス非衝突部33と、ブローバイガス衝突部32とブローバイガス非衝突部33と連結する矩形板状の連結部34と、を有し、セパレータカバー10の底壁面27から突出している。ブローバイガス衝突部32及びブローバイガス非衝突部33は、気筒列方向に沿って延びるよう形成されている。連結部34は、気筒列方向と直交する方向に沿って延びるよう形成されている。また、衝突板22は、その先端部分がオイルセパレータ3の上部壁11に対して所定の間隔を開けて離間するよう設定されている。つまり、衝突板22の先端部分とシリンダヘッドカバー1の裏面との間には、スリット状の通路35が形成される。なお、ブローバイガス衝突部32の気筒列方向に沿った長さは、隔壁20のブローバイ連通部28の気筒列方向に沿った長さと略同じ長さとなるよう設定され、ブローバイガス非衝突部33の気筒列方向に沿った長さは、隔壁20のブローバイ非連通部29の気筒列方向に沿った長さよりも短く設定されている。そのため、本実施例においては、ブローバイガス衝突部32の端面32aと、この端面32aと対向するオイルセパレータ3の側壁12との隙間に比べ、ブローバイガス非衝突部33の端面33aと、この端面33aと対向するオイルセパレータ3の側壁13との隙間が大きくなっている。
ブローバイガス出口室24は、略直方体形状の空間であり、シリンダヘッドカバー1及びセパレータカバー10により画成される。
詳述すると、ブローバイガス出口室24のブローバイガスが排出される他端側(図4における右側端)の端面は、オイルセパレータ3の端部壁16により構成される。ブローバイガス出口室24の上面は、オイルセパレータ3の上部壁11により構成される。ブローバイガス出口室24の気筒列方向と直交する方向に延びる両側面は、オイルセパレータ3の両側壁12、13によって構成される。ブローバイガス出口室24の底面は、セパレータカバー10の底壁面27であり、オイルセパレータ3の底部壁15により構成される。ブローバイガス出口室24の一端側の端面は、衝突板22と後述する突出壁40により構成される。
第1ドレン通路25は、隔壁20のブローバイ非連通部29と、衝突板22のブローバイガス非衝突部33との間の底壁面27に設けられている。第1ドレン通路25は、セパレータカバー10の底壁面27に開口する一端側のオイル導入開口部36と、オイル導入開口部36から流入したオイルを排出する他端側のオイル排出開口部37と、を有し、全体として扁平な筒状を呈している。
また、この第1ドレン通路25は、上記動弁室側の先端側に向かって、その通路断面積が小さくなるよう形成されており、オイル導入開口部36の開口面積が比較的大きく設定されているのに対して、オイル排出開口部37の開口面積は小さく設定されている。そのため、この第1ドレン通路25においては、オイル排出開口部37から上記動弁室に滴下するオイルの量が制限され(少なくなり)、基本的には、オイル排出開口部37側にオイルが常にある程度溜まった状態になっている。この第1ドレン通路25には、主として隔壁20と衝突板22との間でブローバイバイガスから分離したオイルミストが流入する。
第2ドレン通路26は、ブローバイガス入口室23内の底壁面27に設けられている。この第2ドレン通路26には、主としてブローバイガス入口室26内でブローバイバイガスから分離したオイルミストが流入する。そして、この第2ドレン通路26に流入したオイルも、第1ドレン通路25に流入したオイルと同様に、上記動弁室内に排出される。
ここで、第1ドレン通路25のオイル導入開口部36は、シリンダヘッドカバー1の裏面側に突出形成された突出壁40の先端面41によって覆われている。突出壁40の先端面41は、本実施例では平面であり、オイル導入開口部36の開口と略同一形状で、かつオイル導入開口部36の開口面積と略同一面積となるように設定されている。この先端面41は、オイル導入開口部36の上方側(図4における上方側)に位置している。また、この突出壁40は、隔壁20の微細通路21を通流したブローバイガスの流れを遮らないような位置に設けられている。詳述すると、隔壁20のブローバイ非連通部29と、衝突板22のブローバイガス非衝突部33との間に位置し、隔壁20のブローバイ連通部28に対して気筒列方向にオフセットしている。換言すると、突出壁40は、隔壁20のブローバイ非連通部29と衝突板22のブローバイガス非衝突部33との間の空間を埋めるように、シリンダヘッドカバー1の裏面側から突出し、その先端面41がオイル導入開口部36の上方側で、オイル導入開口部36の開口に所定距離離間して対向している。
なお、上述した本実施例では、ブローバイガス出口室24の底面に溜まったオイルが、衝突板22のブローバイガス非衝突部33の端面33aと、この端面33aと対向するオイルセパレータ3の側壁13との隙間から第1ドレン通路25に流入可能となっている。
図5は、比較例のオイルセパレータ50を示している。このオイルセパレータ50は、本実施例のオイルセパレータ3と同様に、隔壁51の微細通路52を通流したブローバイガスを衝突板53に衝突させることでブローバイガスからオイルミストを分離し、隔壁51よりもブローバイガス通流方向の下流側に位置するドレン通路54から排出するものである。しかしながら、このオイルセパレータ50においては、高速のブローバイガスがドレン通路54の上方を通過した際に、ドレン通路54に溜まったオイルの油面からオイルが巻き上げられてしまい、内燃機関の吸気系に導入されてしまう虞がある。
一方、上述した本実施例のオイルセパレータ3においては、オイル導入開口部36が突出壁40によって覆われているので、第1ドレン通路25内に溜まったオイルがブローバイガスによって巻き上げられた際に、この突出壁40がオイル導入開口部36の擬似的な蓋となり、第1ドレン通路25内からオイルが持ち出されてしまうことを防止することができる。
そして、第1ドレン通路25内に溜まったオイルがブローバイガスによって巻き上げられた際に、突出壁40により第1ドレン通路25内からオイルの持ち出しが防止されるので、ブローバイガスによるオイルの巻き上げを考慮して、オイル導入開口部36から第1ドレン通路25内のオイルの油面までの距離が大きくなるように第1ドレン通路25の全長を長く設定する必要もなく、第1ドレン通路25の全長を相対的に小さく設定することが可能となり、第1ドレン通路25を設定するにあたって、レイアウト上の制約を受けることもない。
また、突出壁40が、隔壁20のブローバイ連通部28を通流したブローバイガスの流れを遮らないように、ブローバイ連通部28に対してオフセットしているので、オイルセパレータ3内の通路抵抗の増加を抑制することができる。
本実施例においては、隔壁20のブローバイ連通部28にのみ微細通路21が形成されているため、隔壁20を通過したブローバイガスは、衝突板22のブローバイガス衝突部32に衝突することになる。また、隔壁20のブローバイ非連通部29と衝突板22のブローバイガス非衝突部33との間には、シリンダヘッドカバー1から突出壁40が突出しているので、衝突板22のブローバイガス衝突部32に衝突したブローバイガスは、衝突板32の先端とシリンダヘッドカバー1の裏面との間の通路35のうち、主として、ブローバイガス衝突部32の上方部分からブローバイガス出口室24へと流れ込むことになる。そのため、隔壁20のブローバイ非連通部29と衝突板22のブローバイガス非衝突部33との間には、ブローバイガスが流入しにくくなっている。つまり、ブローバイガスが流入しにくい位置に、第1ドレン通路25のオイル導入開口部36が設けられている。そのため、オイル導入開口部36の上方を流れるブローバイガスの流速を低下させることができ、ブローバイガスによって第1ドレン通路25内に溜まったオイルが巻き上げられてしまうことを効果的に防止することができる。
また、衝突板22がセパレータカバー10の底壁面27に突出形成されているので、衝突板22に衝突することによって分離されたオイルのブローバイガス出口室24側への流入を効果的に防止することができる。
なお、突出壁40の先端面41は、オイル導入開口部36の開口と略同一の大きさとなるものに限定されるものではなく、例えば、図6に示すように、突出壁40の先端面41が、オイル導入開口部36の開口よりも一回り大きくなるように設定することも可能である。つまり、オイル導入開口部36の開口に加え、この開口の外周側の部分もある程度突出壁40の先端面41で覆うようにしてもよい。
また、オイル導入開口部36は、その開口が突出壁40の先端面41によって覆われていればよく、例えば、図7に示すように、突出壁40の先端側を段付形状に形成し、突出壁40の先端面41の一部が第1ドレン通路25内まで突出するように形成することも可能である。
そして、第1ドレン通路25にブローバイガスから分離したオイルが流入し易くなるように、セパレータカバー10の底壁面27のうち、隔壁20と衝突板22との間に位置する部分や、ブローバイガス出口室24に位置する部分を第1ドレン通路25のオイル導入開口部36に向けて傾斜するように形成することも可能である。すなわち、例えば、図8に示すように、セパレータカバー10の底壁面27のうちブローバイガス出口室24に位置する部分を、衝突板22側に傾斜させ、かつ側壁13側に傾斜するように形成することも可能である。なお、図8中の破線は、比較のため、セパレータカバー10の底壁面27のうちブローバイガス出口室24に位置する部分を第1ドレン通路25のオイル導入開口部36に向けて傾斜させない場合を示したものである。
また、上述したブローバイガス通路5にも、本実施例のオイルセパレータ3を設けるようにしてもよい。

Claims (2)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドカバーと、シリンダヘッドカバーの裏面側に組み付けられるセパレータカバーと、の間に形成され、上記シリンダヘッドカバーが取り付けられる上記内燃機関の気筒列方向と直交する方向に延び、ブローバイガス中のオイルミストを分離するオイルセパレータであって、
    多数の微細通路が貫通形成された隔壁と、この隔壁よりもブローバイガス通流方向の下流側に位置して上記隔壁と対向する衝突板と、ブローバイガスから分離したオイルが一端側のオイル導入開口部から流入し、他端側のオイル排出開口部からオイルを外部へ排出する筒状のドレン通路と、を有し、
    上記ドレン通路は、上記隔壁と上記衝突板との間に位置し、上記オイル導入開口部が上記セパレータカバーの底壁面に設けられ、
    上記隔壁と上記衝突板との間に位置して上記シリンダヘッドカバーの裏面側から突出する突出壁によって、上記オイル導入開口部が覆われているオイルセパレータにおいて、
    上記隔壁は、上記内燃機関の気筒列方向に沿って延びるものであり、該隔壁のうち、上記内燃機関の気筒列方向の一方の側寄りの部分が上記微細通路が貫通形成されたブローバイ連通部となり、上記内燃機関の気筒列方向の他方の側寄りとなる残りの部分がブローバイガスを通流させないブローバイ非連通部となるよう形成され、
    上記ドレン通路のオイル導入開口部は、上記隔壁のブローバイ非連通部と上記衝突板との間に位置し、上記突出壁は、上記隔壁のブローバイ非連通部と上記衝突板との間に位置しているオイルセパレータ。
  2. 上記衝突板は、上記セパレータカバーの底壁面に突出形成されたものであり、該衝突板の先端と上記シリンダヘッドカバーの裏面との間に形成されたスリット状の通路を介して、上記衝突板と上記隔壁とによって挟まれた空間と、上記衝突板よりもブローバイガス通流方向の下流側に位置するブローバイガス出口室とが連通するよう構成されている請求項1に記載のオイルセパレータ。
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