JP5727689B2 - 光学ガラス、光学素子及び光学機器 - Google Patents

光学ガラス、光学素子及び光学機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5727689B2
JP5727689B2 JP2008102929A JP2008102929A JP5727689B2 JP 5727689 B2 JP5727689 B2 JP 5727689B2 JP 2008102929 A JP2008102929 A JP 2008102929A JP 2008102929 A JP2008102929 A JP 2008102929A JP 5727689 B2 JP5727689 B2 JP 5727689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
glass
optical
mass
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008102929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009263141A (ja
Inventor
広明 巴
広明 巴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohara Inc
Original Assignee
Ohara Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohara Inc filed Critical Ohara Inc
Priority to JP2008102929A priority Critical patent/JP5727689B2/ja
Publication of JP2009263141A publication Critical patent/JP2009263141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5727689B2 publication Critical patent/JP5727689B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Glass Compositions (AREA)

Description

本発明は、光学ガラス、光学素子及び光学機器に関する。
近年、光学系を使用する機器のデジタル化や高精細化が急速に進んでおり、デジタルカメラやビデオカメラ等の撮影機器をはじめ、各種光学機器に用いられるレンズ等の光学素子に対する高精度化、軽量、及び小型化の要求は、ますます強まっている。
光学素子を作製する光学ガラスの中でも特に、光学素子の軽量化及び小型化を図ることが可能な、1.680以上1.820以下の屈折率(n)を有し、30以上55以下のアッベ数(ν)を有する高屈折率低分散ガラスの需要が非常に高まっている。このような高屈折率低分散ガラスとしては、例えば屈折率(n)が1.74以上1.84以下、アッベ数(ν)が33以上40以下の範囲内にある光学ガラスとして、特許文献1に代表されるようなガラス組成物が知られている。
特開昭61−232243号公報
こうした光学素子の製造方法としては、ガラス材料を加熱軟化して成形(リヒートプレス成形)して得られたガラス成形品を研削研磨する方法や、ゴブ又はガラスブロックを切断し研磨したプリフォーム材、若しくは公知の浮上成形等により成形されたプリフォーム材を加熱軟化して、高精度な成形面を持つ金型で加圧成形する方法(精密プレス成形)が用いられている。
しかしながら、特許文献1で開示されたガラスは、熱的安定性が低いため、ガラスを加熱したときに、加熱により軟化したガラスが結晶化することが多かった。そのため、これらのガラスを用いて、リヒートプレス成形や精密プレス成形を行って光学素子を作製しようとすると、ガラスの結晶化によって光学素子が失透したり、光学素子が乳白化したり、光学素子の光学特性に影響が及んだりしていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、屈折率(n)及びアッベ数(ν)が所望の範囲内にありながら、高い熱的安定性を有する光学ガラスと、これを用いた光学素子及び光学機器を得ることにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意試験研究を重ねた結果、La成分及びTiO成分をガラス中に含有することにより、ガラスの高屈折率低分散化が図られること、及び、SiO成分及びB成分をガラス中に含有することにより、La成分により低下するガラスの熱的安定性が高められることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
(1) 酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%でSiO成分を2.0〜40.0%、B成分を4.0〜42.0%、La成分を1.0〜56.0%、及びTiO成分を0.1〜16.0%含有する光学ガラス。
(2) 酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
Nb成分 0〜15.0%及び/又は
ZrO成分 0〜15.0%
の各成分をさらに含有する(1)記載の光学ガラス。
(3) 酸化物換算組成の質量比(TiO+Nb+ZrO)/(SiO+B)が0.53以下である(2)記載の光学ガラス。
(4) 酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
MgO成分 0〜25.0%及び/又は
CaO成分 0〜50.0%及び/又は
SrO成分 0〜50.0%及び/又は
BaO成分 0〜50.0%
の各成分をさらに含有する(1)から(3)のいずれか記載の光学ガラス。
(5) 酸化物換算組成の質量比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(SiO)が5.00以下である(4)記載の光学ガラス。
(6) 酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
ZnO成分 0〜40.0%及び/又は
LiO成分 0〜10.0%及び/又は
WO成分 0〜9.0%及び/又は
の各成分をさらに含有する(1)から(5)のいずれか記載の光学ガラス。
(7) 実質的に鉛化合物及びヒ素化合物を含有しない(1)から(6)のいずれか記載の光学ガラス。
(8) 酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和SiO+Bが26.0%以上48.0%以下である(1)から(7)のいずれか記載の光学ガラス。
(9) 酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和TiO+Nbが0.1%以上16.0%以下である(2)から(8)のいずれか記載の光学ガラス。
(10) 酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量和(MgO+CaO+SrO+BaO)が45.0%以下である(4)から(9)のいずれか記載の光学ガラス。
(11) 酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
Gd成分 0〜15.0%及び/又は
成分 0〜9.0%及び/又は
NaO成分 0〜15.0%及び/又は
O成分 0〜15.0%及び/又は
Al成分 0〜10.0%及び/又は
Ta成分 0〜10.0%及び/又は
Sb成分 0〜1.0%
の各成分をさらに含有する(1)から(10)のいずれか記載の光学ガラス。
(12) 1.680以上1.820以下の屈折率(n)を有し、30以上55以下のアッベ数(ν)を有する(1)から(11)のいずれか記載の光学ガラス。
(13) (1)から(12)のいずれか記載の光学ガラスを母材とする光学素子。
(14) (1)から(12)のいずれか記載の光学ガラスをリヒートプレス成形して作製する光学素子。
(15) (1)から(12)のいずれか記載の光学ガラスからなるプリフォームを精密プレス成形して作製する光学素子。
(16) (1)から(12)のいずれか記載の光学ガラスで作製された光学素子を備える光学機器。
本発明によれば、La成分及びTiO成分をガラス中に含有することにより、ガラスの高屈折率低分散化が図られる。また、SiO成分及びB成分をガラス中に含有することにより、La成分により低下するガラスの熱的安定性が高められる。このため、SiO成分、B成分、La成分、及びTiO成分を併用し、SiO成分、B成分、La成分、及びTiO成分の含有率を上記範囲内に抑えることによって、屈折率(n)及びアッベ数(ν)が所望の範囲内にありながら、高い熱的安定性及び低比重を有しており、かつ、リヒートプレス成形や精密プレス成形を行うために加熱軟化しても、ガラスに乳白化及び失透が生じにくい光学ガラスと、これを用いた光学素子及び光学機器を得ることができる。
本発明の光学ガラスは、酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%でSiO成分を2.0〜40.0%、B成分を4.0〜42.0%、La成分を1.0〜56.0%、及びTiO成分を0.1〜16.0%含有する。La成分及びTiO成分を上記範囲内でガラス中に含有することにより、ガラスの屈折率が高まり、ガラスの分散が小さくなる。また、SiO成分及びB成分を上記範囲内でガラス中に含有することにより、ガラスのガラス転移点(Tg)と結晶化開始温度(Tx)との差ΔTが大きくなり、La成分により低下するガラスの熱的安定性及び耐失透性が高められる。このため、SiO成分、B成分、La成分及びTiO成分を併用し、SiO成分、B成分、La成分、及びTiO成分の含有率を上記範囲内に抑えることによって、1.680以上1.820以下の屈折率(n)及び30以上55以下のアッベ数(ν)を有しながら、高い熱的安定性及び低比重を有しており、かつ、リヒートプレス成形や精密プレス成形を行うために加熱軟化しても、ガラスに乳白化及び失透が生じにくい光学ガラスを得ることができる。
以下、本発明の光学ガラスの実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、説明が重複する箇所については、適宜説明を省略する場合があるが、発明の趣旨を限定するものではない。
[ガラス成分]
本発明の光学ガラスを構成する各成分の組成範囲を以下に述べる。本明細書中において、各成分の含有率は特に断りがない場合は、全て酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量%で表示されるものとする。ここで、「酸化物換算組成」とは、本発明のガラス構成成分の原料として使用される酸化物、複合塩、金属弗化物等が溶融時にすべて分解され酸化物へ変化すると仮定した場合に、当該生成酸化物の総質量を100質量%として、ガラス中に含有される各成分を表記した組成である。
<必須成分、任意成分について>
SiO成分は、ガラスの耐失透性を高め、ガラスの形成を容易にする成分である。特に、SiO成分の含有率を2.0%以上にすることで、ガラスを成形する際にガラス融液が適度な粘度を有することができる。一方、SiO成分の含有率を40.0%以下にすることで、ガラスの溶融性を高めることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するSiO成分の含有率は、好ましくは2.0%、より好ましくは2.5%、最も好ましくは3.0%を下限とし、好ましくは40.0%、より好ましくは37.0%、最も好ましくは35.0%を上限とする。SiO成分は、原料として例えばSiO、KSiF、NaSiF等を用いてガラス内に含有することができる。
成分は、ガラス化を促進するとともに、ガラスの耐失透性を高める成分である。特に、B成分の含有率を4.0%以上にすることで、所望のガラスの耐失透性と比重を得易くすることができる。一方、B成分の含有率を42.0%以下にすることで、所望のガラスの屈折率を得易くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するB成分の含有率は、好ましくは4.0%、より好ましくは4.3%、最も好ましくは4.5%を下限とし、好ましくは42.0%、より好ましくは40.0%、最も好ましくは35.0%を上限とする。B成分は、原料として例えばHBO、Na、Na・10HO、BPO等を用いてガラス内に含有することができる。
本発明の光学ガラスでは、SiO成分とB成分との含有率の質量和が、26.0%以上48.0%以下であることが好ましい。この質量和を26.0%以上にすることで、ガラス化を容易にすることができる。また、この質量和を48.0%以下にすることで、所望の屈折率を得易くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するSiO成分とB成分との含有率の質量和は、好ましくは26.0%、より好ましくは27.0%、最も好ましくは28.0%を下限とし、好ましくは48.0%、より好ましくは45.0%、最も好ましくは42.0%を上限とする。
La成分は、ガラスの屈折率を高めるとともに、ガラスの分散を小さくしてガラスのアッベ数を大きくする成分である。特に、La成分の含有率を1.0%以上にすることで、所望の高屈折率及び低分散性を得易くすることができる。一方、La成分の含有率を56.0%以下にすることで、ガラスの比重が過大になり難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するLa成分の含有率は、好ましくは1.0%、より好ましくは3.0%、最も好ましくは5.0%を下限とし、好ましくは56.0%、より好ましくは53.0%、最も好ましくは50.0%を上限とする。La成分は、原料として例えばLa、La(NO・XHO(Xは任意の整数)等を用いてガラス内に含有することができる。
TiO成分は、ガラスの屈折率を高め、ガラスの分散を低減して、ガラスの比重を小さくする成分である。特に、TiO成分の含有率を0.1%以上にすることで、所望の屈折率及び比重を得易くすることができる。一方、TiO成分の含有率を16.0%以下にすることで、耐失透性を高め、ガラスの着色を低減することができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するTiO成分の含有率は、好ましくは0.1%、より好ましくは0.4%、最も好ましくは0.7%を下限とし、好ましくは16.0%、より好ましくは13.0%、最も好ましくは10.0%を上限とする。TiO成分は、原料として例えばTiO等を用いてガラス内に含有することができる。
Nb成分は、ガラスの屈折率を低下し難くし、ガラスを失透し難くする成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、Nb成分の含有率を15.0%以下にすることで、ガラスの溶融性を悪化し難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するNb成分の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは12.0%、最も好ましくは10.0%を上限とする。Nb成分は、原料として例えばNb等を用いてガラス内に含有することができる。
本発明の光学ガラスでは、TiO成分とNb成分との含有率の質量和が、0.1%以上16.0%以下であることが好ましい。この質量和を0.1%以上にすることで、ガラスの高屈折率及び低分散性を実現し易くすることができる。また、この質量和を16.0%以下にすることで、ガラスの耐失透性を実現し易くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するTiO成分とNb成分との含有率の質量和は、好ましくは0.1%、より好ましくは0.4%、最も好ましくは0.7%を下限とし、好ましくは16.0%、より好ましくは13.0%、最も好ましくは10.0%を上限とする。
ZrO成分は、ガラスの屈折率を高め、化学的耐久性を向上する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、ZrO成分の含有率を15.0%以下にすることで、ガラス製造時の溶融性を悪化し難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するZrO成分の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは12.0%、最も好ましくは10.0%を上限とする。ZrO成分は、原料として例えばZrO、ZrF等を用いてガラス内に含有することができる。
本発明の光学ガラスでは、質量和(SiO+B)に対する質量和(TiO+Nb+ZrO)の質量比が、0.53以下であることが好ましい。この質量比を0.53以下にすることで、ガラスのガラス転移点(Tg)と結晶化開始温度(Tx)との差ΔTが大きくなり、ガラスを加熱軟化した場合に失透及び脈理が低減されると考えられるため、ガラスのプレス成形性をより良好にすることができる。従って、酸化物換算組成の、質量和(SiO+B)に対する質量和(TiO+Nb+ZrO)の質量比は、好ましくは0.53、より好ましくは0.50、最も好ましくは0.47を上限とする。
MgO成分は、ガラスの屈折率及び分散を調整し、ガラスの比重を小さくする成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、MgO成分の含有率を25.0%以下にすることで、所望の屈折率を得易くし、ガラスの失透の発生を低減することができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するMgO成分の含有率は、好ましくは25.0%、より好ましくは22.0%、最も好ましくは20.0%を上限とする。MgO成分は、原料として例えばMgCO、MgF等を用いてガラス内に含有することができる。
CaO成分は、ガラスの屈折率及び分散を調整し、ガラスの比重を小さくする成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、CaO成分の含有率を50.0%以下にすることで、所望の屈折率を得易くし、ガラスの失透を低減することができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するCaO成分の含有率は、好ましくは50.0%、より好ましくは47.0%、最も好ましくは45.0%を上限とする。CaO成分は、原料として例えばCaCO、CaF等を用いてガラス内に含有することができる。
SrO成分は、ガラスの屈折率及び分散を調整し、ガラスの失透性を改善する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、SrO成分の含有率を50.0%以下にすることで、所望の屈折率を得易くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するSrO成分の含有率は、好ましくは50.0%、より好ましくは47.0%、最も好ましくは45.0%を上限とする。SrO成分は、原料として例えばSr(NO、SrF等を用いてガラス内に含有することができる。
BaO成分は、ガラスの屈折率及び分散を調整し、ガラスの失透性を改善する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、BaO成分の含有率を50.0%以下にすることで、所望の屈折率を得易くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するBaO成分の含有率は、好ましくは50.0%、より好ましくは47.0%、最も好ましくは45.0%を上限とする。BaO成分は、原料として例えばBaCO、Ba(NO、BaF等を用いてガラス内に含有することができる。
本発明の光学ガラスでは、RO成分(式中、RはMg、Ca、Sr、Baからなる群より選択される1種以上)の含有率の質量和が、45.0%以下であることが好ましい。この質量和を45.0%以下にすることで、所望の屈折率を得易くすることができる。従って、RO成分の含有率の質量和は、好ましくは45.0%、より好ましくは44.8%、最も好ましくは44.6%を上限とする。
また、本発明の光学ガラスでは、SiO成分の含有率に対する、RO成分の含有率の質量和の質量比が、3.00以下であることが好ましい。この質量比を5.00以下にすることで、ガラスの安定性を維持しながら、低比重を実現することができる。従って、酸化物換算組成における、SiO成分の含有率に対するRO成分の含有率の質量和の質量比は、好ましくは5.00、より好ましくは4.20、最も好ましくは3.00を上限とする。
ZnO成分は、ガラスの屈折率を高め、ガラスの溶融性を向上する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、ZnO成分の含有率を40.0%以下にすることで、ガラスの高い化学的耐久性を得易くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するZnO成分の含有率は、好ましくは40.0%、より好ましくは36.0%、最も好ましくは15.0%を上限とする。ZnO成分は、原料として例えばZnO、ZnF等を用いてガラス内に含有することができる。
LiO成分は、ガラスの屈折率の低下を抑制しつつ、ガラスの溶融性を改善し、ガラスの比重を小さくする成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、LiO成分の含有率を2.0%以下にすることで、ガラスの安定性を高めて失透等の発生を低減することができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するLiO成分の含有率は、好ましくは10.0%、より好ましくは5.0%、最も好ましくは2.0%を上限とする。LiO成分は、原料として例えばLiCO、LiNO、LiF等を用いてガラス内に含有することができる。
WO成分は、ガラスの屈折率及び分散を調整し、ガラスの耐失透性を向上する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、WO成分の含有率を9.0%以下にすることで、ガラスの着色を低減し、特に可視−短波長領域(500nm未満)における透過率を低下し難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するWO成分の含有率は、好ましくは9.0%、より好ましくは7.0%、最も好ましくは5.0%を上限とする。WO成分は、原料として例えばWO等を用いてガラス内に含有することができる。
Gd成分は、ガラスの屈折率及び分散を調整し、ガラスの耐失透性を高める成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、Gd成分の含有率を15.0%以下にすることで、ガラスの比重が大きくなることを抑制することができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するGd成分の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは12.0%、最も好ましくは10.0%を上限とする。Gd成分は、原料として例えばGd、GdF等を用いてガラス内に含有することができる。
成分は、ガラスの屈折率及び分散を調整し、ガラスの耐失透性を高める成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、Y成分の含有率を9.0%以下にすることで、ガラスの比重が大きくなることを抑制することができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するY成分の含有率は、好ましくは9.0%、より好ましくは7.0%、最も好ましくは5.0%を上限とする。Y成分は、原料として例えばY、YF等を用いてガラス内に含有することができる。
NaO成分は、ガラスの溶融性を改善する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、NaO成分の含有率を15.0%以下にすることで、ガラスの屈折率を低下し難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するNaO成分の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは12.0%、最も好ましくは10.0%を上限とする。NaO成分は、原料として例えばNaCO、NaNO、NaF、NaSiF等を用いてガラス内に含有することができる。
O成分は、ガラスの溶融性を改善する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、KO成分の含有率を15.0%以下にすることで、ガラスの屈折率を低下し難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するKO成分の含有率は、好ましくは15.0%、より好ましくは12.0%、最も好ましくは10.0%を上限とする。KO成分は、原料として例えばKCO、KNO、KF、KHF、KSiF等を用いてガラス内に含有することができる。
Al成分は、光学ガラスの溶融性を高め、化学的耐久性を向上する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、Al成分の含有率を10.0%以下にすることで、ガラスを失透し難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するAl成分の含有率は、好ましくは10.0%、より好ましくは7.0%、最も好ましくは5.0%を上限とする。Al成分は、原料として例えばAl、Al(OH)、AlF等を用いてガラス内に含有することができる。
Ta成分は、ガラスの屈折率を高め、ガラスを安定化する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、Ta成分の含有率を10.0%以下にすることで、ガラスの比重が大きくなることを抑制することができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するTa成分の含有率は、好ましくは10.0%、より好ましくは7.0%、最も好ましくは5.0%を上限とする。Ta成分は、原料として例えばTa等を用いてガラス内に含有することができる。
Sb成分は、溶融ガラスを脱泡する成分であり、本発明の光学ガラス中の任意成分である。特に、Sb成分の含有率を1.0%以下にすることで、ガラス溶融時における過度の発泡を生じ難くすることができ、Sb成分が溶解設備(特にPt等の貴金属)と合金化し難くすることができる。従って、酸化物換算組成のガラス全質量に対するSb成分の含有率は、好ましくは1.0%、より好ましくは0.8%、最も好ましくは0.6%を上限とする。Sb成分は、原料として例えばSb、Sb、NaSb・5HO等を用いてガラス内に含有することができる。
<含有すべきでない成分について>
次に、本発明の光学ガラスに含有すべきでない成分、及び含有することが好ましくない成分について説明する。
他の成分を本願発明のガラスの特性を損なわない範囲で必要に応じ、添加することができる。ただし、Tiを除く、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ag及びMo等の各遷移金属成分は、それぞれを単独又は複合して少量含有した場合でもガラスが着色し、可視域の特定の波長に吸収を生じる性質があるため、特に可視領域の波長を使用する光学ガラスにおいては、実質的に含まないことが好ましい。
また、PbO等の鉛化合物及びAs等の砒素化合物は、環境負荷が高い成分であるため、実質的に含有しないこと、すなわち、不可避な混入を除いて一切含有しないことが望ましい。これにより、特別な環境対策上の措置を講じなくとも、この光学ガラスを製造し、加工し、及び廃棄することができる。
さらに、Th、Cd、Tl、Os、Be、及びSeの各成分は、近年有害な化学物資として使用を控える傾向にあり、ガラスの製造工程のみならず、加工工程、及び製品化後の処分に至るまで環境対策上の措置が必要とされる。したがって、環境上の影響を重視する場合には、これらを実質的に含有しないことが好ましい。
本発明のガラス組成物は、その組成が酸化物換算組成のガラス全質量に対する質量%で表されているため直接的にモル%の記載に表せるものではないが、本発明において要求される諸特性を満たすガラス組成物中に存在する各成分のモル%表示による組成は、酸化物換算組成で概ね以下の値をとる。
SiO成分 3.0〜60.0mol%及び
成分 5.0〜60.0mol%及び
La成分 0.3〜20.0mol%及び
TiO成分 0.1〜15.0mol%、
並びに
Nb成分 0〜30.0mol%及び/又は
ZrO成分 0〜30.0mol%及び/又は
MgO成分 0〜40.0mol%及び/又は
CaO成分 0〜50.0mol%及び/又は
SrO成分 0〜50.0mol%及び/又は
BaO成分 0〜50.0mol%及び/又は
ZnO成分 0〜40.0mol%及び/又は
LiO成分 0〜40.0mol%及び/又は
WO成分 0〜5.0mol%及び/又は
Gd成分 0〜5.0mol%及び/又は
成分 0〜6.0mol%及び/又は
NaO成分 0〜25.0mol%及び/又は
O成分 0〜15.0mol%及び/又は
Al成分 0〜10.0mol%及び/又は
Ta成分 0〜3.0mol%及び/又は
Sb成分 0〜0.5mol%
[製造方法]
本発明の光学ガラスは、例えば以下のように作製される。すなわち、上記原料を各成分が所定の含有率の範囲内になるように均一に混合し、作製した混合物を石英坩堝又はアルミナ坩堝に投入して粗溶融した後、金坩堝、白金坩堝、白金合金坩堝又はイリジウム坩堝に入れて1300〜1400℃の温度範囲で1〜10時間溶融し、攪拌均質化した後、適当な温度に下げてから金型に鋳込んだりプレスしたりして成形し、徐冷することにより作製される。
[物性]
本発明の光学ガラスは、高い屈折率(n)を有するとともに、低い分散性(高いアッベ数ν)を有する必要がある。特に、本発明の光学ガラスの屈折率(n)は、好ましくは1.680、より好ましくは1.685、最も好ましくは1.690を下限とし、好ましくは1.820、より好ましくは1.810、最も好ましくは1.800を上限とする。また、本発明の光学ガラスのアッベ数(ν)は、好ましくは30、より好ましくは32、最も好ましくは35を下限とし、好ましくは55、より好ましくは52、最も好ましくは50を上限とする。これらにより、光学設計の自由度が広がり、更に素子の薄型化を図っても大きな光の屈折量を得ることができる。
また、本発明の光学ガラスは、できるだけ高い熱的安定性を有する必要がある。特に、ガラス転移点(Tg)と結晶化開始温度(Tx)との差ΔTは、好ましくは100℃、より好ましくは130℃、最も好ましくは150℃を下限とする。これにより、ガラス内部における結晶核の発生及び結晶の成長が抑制されるため、ガラスの熱的安定性が高まる。そのため、本発明の光学ガラスからなる精密プレス成形用プリフォーム等のプリフォーム材を加熱軟化して光学素子を作製する際、又は、本発明の光学ガラスをリヒートプレス成形して光学素子を作製する際に、ガラスの結晶化による乳白化及び失透をはじめとした、光学素子の光学特性への影響を低減することができる。
また、本発明の光学ガラスは、できるだけ低い比重を有する必要がある。特に、本発明の光学ガラスの比重dは、好ましくは4.40、より好ましくは4.38、最も好ましくは4.35を上限とする。これにより、光学ガラスを用いて作製した光学素子が軽量になるため、光学素子を用いた光学系の軽量化を図ることができる。ここで、比重は、日本光学硝子工業会規格JOGIS05−1975「光学ガラスの比重の測定方法」により測定することができる。
[プリフォーム及び光学素子]
このように、本発明の光学ガラスは、様々な光学素子及び光学設計に有用であるが、その中でも特に、本発明の光学ガラスからリヒートプレス成形や精密プレス成形等の手段を用いて、レンズやプリズム等の光学素子を作製することが好ましい。これにより、カメラやプロジェクタ等の光学機器に用いたときに、高精細で高精度な結像特性及び投影特性を実現しつつ、これら光学機器における光学系の小型化を図ることができる。
本発明の実施例(No.1〜No.30)及び比較例(No.1)の組成、及び、これらのガラスの屈折率(nd)、アッベ数(νd)、ガラス転移点(Tg)、結晶化開始温度(Tx)、ガラス転移点及び結晶化開始温度の差(ΔT)、及び、比重dの結果を表1に示す。このうち、実施例(No.7〜12、15〜24及び27)は、本発明の参考例である。なお、以下の実施例はあくまで例示の目的であり、これらの実施例のみ限定されるものではない。
本発明の実施例(No.1〜No.30)の光学ガラス及び比較例(No.1)のガラスは、いずれも各成分の原料として各々相当する酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、弗化物、水酸化物、メタ燐酸化合物等の通常の光学ガラスに使用される高純度原料を選定し、表1に示した各実施例及び比較例の組成の割合になるように秤量して均一に混合した後、これらを白金坩堝に投入し、ガラス組成の熔融難易度に応じて電気炉で1300〜1400℃で1〜10時間溶解し、攪拌均質化してから金型に鋳込み、徐冷してガラスを作製した。
ここで、実施例(No.1〜No.30)の光学ガラス及び比較例(No.1)のガラスの屈折率(n)及びアッベ数(ν)は、徐冷降温速度を−25℃/hにして得られたガラスについて測定を行うことで求めた。
また、実施例(No.1〜No.30)の光学ガラス及び比較例(No.1)のガラスのガラス転移点(Tg)及び結晶化開始温度(Tx)は、示差熱測定装置(ネッチゲレテバウ社製 STA 409 CD)を用いた測定を行うことで求めた。ここで、測定を行う際のサンプル粒度は425〜600μmとし、昇温速度は10℃/minとした。また、ΔTは、上記により求められたガラス転移点(Tg)と結晶化開始温度(Tx)との差から求めた。
また、実施例(No.1〜No.30)の光学ガラス及び比較例(No.1)のガラスの比重dは、日本光学硝子工業会規格JOGIS05−1975「光学ガラスの比重の測定方法」に基づいて測定した。
Figure 0005727689

Figure 0005727689

Figure 0005727689

Figure 0005727689
表1に表されるように、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれもガラス転移点(Tg)と結晶化開始温度(Tx)との差ΔTが100℃以上、より詳細には150℃以上であった。このため、本発明の実施例の光学ガラスは、比較例のガラスに比べて高い熱的安定性を有することが明らかになった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれも比重dが4.40以下、より詳細には4.35以下であった。一方で、比較例の光学ガラスは比重dが4.45であった。このため、本発明のガラスは、比較例のガラスに比べて低比重であることが明らかとなった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれも屈折率(n)が1.680以上、より詳細には1.690以上であるとともに、この屈折率(n)は1.820以下、より詳細には1.800以下であり、高い屈折率を有することが明らかになった。
また、本発明の実施例の光学ガラスは、いずれもアッベ数(ν)が30以上、より詳細には35以上であるとともに、このアッベ数(ν)は55以下、より詳細には50以下であり、低い分散性を有することが明らかになった。
従って、本発明の実施例の光学ガラスは、屈折率(n)及びアッベ数(ν)が所望の範囲内にありながら、高い熱的安定性及び低い比重を有することが明らかになった。
さらに、本発明の実施例の光学ガラスを用いて、リヒートプレス成形を行った後で研削及び研磨を行い、レンズ及びプリズムの形状に加工した。また、本発明の実施例の光学ガラスを用いて、精密プレス成形用プリフォームを形成し、精密プレス成形用プリフォームを精密プレス成形加工した。いずれの場合も、加熱軟化後のガラスには乳白化及び失透等の問題は生じず、安定に様々なレンズ及びプリズムの形状に加工することができた。
以上、本発明を例示の目的で詳細に説明したが、本実施例はあくまで例示の目的のみであって、本発明の思想及び範囲を逸脱することなく多くの改変を当業者により成し得ることが理解されよう。

Claims (5)

  1. 酸化物換算組成のガラス全質量に対して、質量%で
    SiO成分を3.58〜16.27%
    成分を13.20〜33.12%、
    La成分を19.25〜56.0%、
    TiO成分を0.91〜3.58%及び
    ZrO成分を1.89〜15.0%、
    含有し、
    Nb成分 0〜15.0%、
    MgO成分 0〜25.0%、
    CaO成分 0〜5.00%、
    SrO成分 0〜45.0%、
    BaO成分 0〜45.0%、
    ZnO成分 0〜40.0%、
    WO成分 0〜9.0%、
    Gd成分 0〜10.0%(但し、Gd成分を5.0%以上含有するものを除く)、
    成分 0〜9.0%、
    NaO成分 0〜15.0%、
    O成分 0〜15.0%、
    Al成分 0〜10.0%、
    Ta成分 0〜10.0%、
    Sb成分 0〜1.0%、
    であり(但し、SnO成分の含有量が0.05%以上のものを除く)、
    LiO成分を含有せず、
    質量比(TiO+Nb+ZrO)/(SiO+B)が0.53以下であり、
    質量比(MgO+CaO+SrO+BaO)/(SiO)が5.00以下であり、
    質量和SiO+Bが26.0%以上37.03%以下であり、
    質量和TiO+Nbが1.04%以上16.0%以下であり、
    質量和(MgO+CaO+SrO+BaO)が45.0%以下であり、
    実質的に鉛化合物及びヒ素化合物を含有せず、
    1.680以上1.820以下の屈折率(n)を有し、30以上55以下のアッベ数(ν)を有し、ガラス転移点(Tg)と結晶化開始温度(Tx)との差ΔTが100℃以上である光学ガラス。
  2. 請求項1記載の光学ガラスを母材とする光学素子。
  3. 請求項1記載の光学ガラスをリヒートプレス成形して作製する光学素子。
  4. 請求項1記載の光学ガラスからなるプリフォームを精密プレス成形して作製する光学素子。
  5. 請求項1記載の光学ガラスで作製された光学素子を備える光学機器。
JP2008102929A 2008-03-31 2008-04-10 光学ガラス、光学素子及び光学機器 Active JP5727689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008102929A JP5727689B2 (ja) 2008-03-31 2008-04-10 光学ガラス、光学素子及び光学機器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008094422 2008-03-31
JP2008094422 2008-03-31
JP2008102929A JP5727689B2 (ja) 2008-03-31 2008-04-10 光学ガラス、光学素子及び光学機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009263141A JP2009263141A (ja) 2009-11-12
JP5727689B2 true JP5727689B2 (ja) 2015-06-03

Family

ID=41389491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008102929A Active JP5727689B2 (ja) 2008-03-31 2008-04-10 光学ガラス、光学素子及び光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5727689B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103717542A (zh) * 2011-07-29 2014-04-09 株式会社小原 光学玻璃
DE102012100233B4 (de) 2012-01-12 2014-05-15 Schott Ag Hochtransmittive Gläser mit hoher Solarisationsbeständigkeit, ihre Verwendung und Verfahren zu ihrer Herstellung
CN103043899B (zh) * 2013-01-11 2015-06-24 湖北新华光信息材料有限公司 光学玻璃
CN104129918B (zh) * 2013-04-30 2021-10-22 株式会社小原 光学玻璃、预成型坯以及光学元件
JP6553856B2 (ja) * 2013-12-27 2019-07-31 株式会社オハラ ガラス
JP6903373B2 (ja) * 2015-11-06 2021-07-14 株式会社オハラ 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子
CN106927674A (zh) * 2015-11-11 2017-07-07 株式会社小原 一种光学玻璃、预制件以及光学元件
WO2017094289A1 (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 株式会社ニコン 光学ガラス、光学ガラスを用いた光学素子および光学装置
JP6659435B2 (ja) * 2016-04-19 2020-03-04 株式会社住田光学ガラス ガラス
TWI752046B (zh) * 2016-06-29 2022-01-11 日商小原股份有限公司 光學玻璃、預成形材以及光學元件
US20190256402A1 (en) * 2016-06-29 2019-08-22 Ohara Inc. Optical glass, preform, and optical element
JP7096648B2 (ja) * 2016-06-29 2022-07-06 株式会社オハラ 光学ガラス、プリフォーム及び光学素子
JP7027002B2 (ja) * 2016-06-29 2022-03-01 株式会社オハラ 光学ガラス、プリフォーム及び光学素子
CN110234612A (zh) * 2017-02-01 2019-09-13 株式会社小原 光学玻璃、预制件以及光学元件
CN107140824B (zh) * 2017-07-03 2019-07-30 成都光明光电股份有限公司 重镧火石光学玻璃
CN107935381B (zh) * 2017-11-17 2021-05-28 中国建筑材料科学研究总院有限公司 用于中膨胀光纤传像元件的高折射率玻璃的组合物及其制备方法
JP7089870B2 (ja) * 2017-12-28 2022-06-23 株式会社オハラ 光学ガラス、光学素子およびプリフォーム
JP7089933B2 (ja) * 2018-04-26 2022-06-23 Hoya株式会社 光学ガラスおよび光学素子
US11976004B2 (en) 2020-09-10 2024-05-07 Corning Incorporated Silicoborate and borosilicate glasses having high refractive index and high transmittance to blue light
US11802073B2 (en) 2020-09-10 2023-10-31 Corning Incorporated Silicoborate and borosilicate glasses with high refractive index and low density
US11999651B2 (en) 2020-09-10 2024-06-04 Corning Incorporated Silicoborate and borosilicate glasses having high refractive index and low density
CN114133226B (zh) * 2021-12-30 2022-11-08 苏州晶生新材料有限公司 一种光学镀层基材及使用方法
CN114315131A (zh) * 2021-12-31 2022-04-12 海安明光光学玻璃科技有限公司 一种光学玻璃
CN114956549B (zh) * 2022-06-14 2023-07-04 成都光明光电有限责任公司 封接玻璃

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS543115A (en) * 1977-06-09 1979-01-11 Obara Optical Glass Optical glass
JPS55121925A (en) * 1979-03-14 1980-09-19 Ohara Inc Optical glass
JPS61232243A (ja) * 1985-04-04 1986-10-16 Ohara Inc 眼鏡用および光学用ガラス
JP3238740B2 (ja) * 1992-03-17 2001-12-17 株式会社オハラ 光学ガラス
JP4160158B2 (ja) * 1997-06-24 2008-10-01 株式会社オハラ 光学ガラス
JP4044213B2 (ja) * 1998-06-09 2008-02-06 株式会社オハラ 光学ガラス
JP2002173334A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Minolta Co Ltd 光学ガラス
JP2006111482A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Konica Minolta Opto Inc 光学ガラス及び光学素子
JP4743681B2 (ja) * 2004-11-11 2011-08-10 Hoya株式会社 光学ガラス、プレス成形用ガラス素材およびその製造方法ならびに光学部品およびその製造方法
KR20080096672A (ko) * 2006-02-20 2008-10-31 아사히 가라스 가부시키가이샤 광학 유리
JP5078272B2 (ja) * 2006-03-31 2012-11-21 株式会社オハラ 光学ガラス
CN1935717B (zh) * 2006-10-17 2010-10-06 成都光明光电股份有限公司 高折射率低色散精密压型用光学玻璃

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009263141A (ja) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5727689B2 (ja) 光学ガラス、光学素子及び光学機器
JP6341836B2 (ja) 光学ガラス及び光学素子
JP2010105902A (ja) 光学ガラス及び分光透過率の劣化抑制方法
JP5727691B2 (ja) 光学ガラス、光学素子及び光学機器
JP2009286680A (ja) 光学ガラス、光学素子及び光学機器
JP2009203135A (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP2016104695A (ja) 光学ガラス、光学素子およびガラス成形体の製造方法
WO2012014839A1 (ja) 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子
JP2010006692A (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP2010105906A (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP2011230997A (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP2010195674A (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP2009269770A (ja) 光学ガラス、精密プレス成形用プリフォーム及び光学素子
JP2010260742A (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP2009208974A (ja) 光学ガラス、光学素子及び光学機器
JP6161352B2 (ja) 光学ガラス、レンズプリフォーム及び光学素子
JP5694647B2 (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP6062613B2 (ja) 光学ガラス、プリフォーム材及び光学素子
JP2013087047A (ja) 光学ガラス、光学素子及びプリフォーム
JP6309786B2 (ja) 光学ガラス、レンズプリフォーム及び光学素子
JP2012091983A (ja) 光学ガラス及び光学素子
JP5630968B2 (ja) 光学ガラス、光学素子及び精密プレス成形用プリフォーム
JP2009286674A (ja) 光学ガラス、精密プレス成形用プリフォーム及び光学素子
JP2009242207A (ja) 光学ガラス、光学素子及び光学機器
JP6086941B2 (ja) 光学ガラス及び分光透過率の劣化抑制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140122

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140312

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140418

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5727689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250