JP5721670B2 - 左右風向調整装置および空気調和機の室内機 - Google Patents

左右風向調整装置および空気調和機の室内機 Download PDF

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Description

本発明は左右風向調整装置および空気調和機の室内機、特に、空気調和機の室内機に設置される左右風向調整装置、および左右風向調整装置が設置された空気調和機の室内機に関するものである。
従来の、空気調和機の室内機に設置される左右風向調整装置は、室内機の吹出口に近い断面矩形状の風路に設置されるものであって、左右方向に垂直な回動中心(略上下方向)を中心にして回動する複数の左右風向板を有している。そして、複数の左右風向板を左方向に大きく回動して、正面吹きから大きく左方向に逸れた斜め吹きを冷房運転時に実行したとき、冷房空気が吹出口を形成する左側の風路側壁に衝突し、当該左側の風路側壁に結露が生じることがあった。同様に、正面吹きから大きく右方向に逸れた斜め吹きを冷房運転時に実行したとき、右側の風路側壁への着露(結露)が生じることがあった。
このため、左側の風路側壁と最も左側に位置する左右風向板との間に、正面方向または斜め右方向に空調空気(冷房空気)を案内する回動しない左右風向板と、右側の風路側壁に近い位置と最も右側に位置する左右風向板との間に、正面方向または左方向に空調空気(冷房空気)を案内する回動しない左右風向板を有する風向調整装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平2−24233号公報(第1頁、第3図)
特許文献1に開示された左右風向調整装置は、複数の左右回動板を左方向(または右方向)に大きく回動して斜め吹きを冷房運転時に実行しても、吹出口を形成する左側(または右側)の側壁に近い範囲の風流れは、回動しない左右風向板によって正面方向に案内されるから、冷房空気の左側(または右側)の側壁への衝突が抑えられる。このため、冷房運転時における吹出口を形成する側壁への着露を抑えることができる。
しかしながら、特許文献1に開示された左右風向調整装置は、複数の左右回動板を回動自在に支持する装置基板に、回動しない左右風向板が一体的に形成されているため、以下の問題があった。
すなわち、空気調和機の機種や容量(能力)あるいは室内機の形式等に応じて、吹出口を形成する側壁への着露の形態が相違することから、空気調和機の機種や容量(能力)あるいは室内機の形式等毎に、回動しない左右風向板の最適な向きや最適な形状(大きさ等)が異なる。そのため、装置基板の形状それ自体は同じでありながら、装置基板に比較すると各段に小さいサイズである回動しない左右風向板の形状や方向が相違するだけで、多くの種類の「回動しない左右風向板が一体的に形成されている装置基板」を製造する必要があった。このため、左右風向調整装置を新規に製造する際の費用が増すという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、新規に製造する際の費用を低減することができる左右風向調整装置、および該左右風向調整装置を有する空気調和機の室内機を得るものである。
本発明に係る左右風向調整装置は、空気調和機の室内機における風路の一部を形成する長方形の板材であって、短辺側の端部に近い位置に形成された取付用凹部を具備する装置基板と、前記取付用凹部に挿入される取付用ボス部および前記取付用ボス部に一体的に形成された板状のフラップを具備する左右風向板と、を有し、前記取付用ボス部は、雌ネジが形成された円柱状のボス第1部分と、該ボス第1部分の側面に一体的に突設されたボス第2部分とを具備し、前記ボス第2部分の側面に、フランジ部分が一体的に突設され、前記取付用凹部は、前記ボス第1部分が侵入する取付用円部分と、前記ボス第2部分が侵入する取付用矩形部分とを具備し、前記取付用円部分に前記雌ネジに螺合する雄ネジが貫通する貫通孔が形成され、前記取付用矩形部分に挟み突起および弾性変形自在な一対の挟み板部とが形成され、前記一対の挟み板部が弾性変形することによって、前記フランジ部分は前記挟み突起に係止し、且つ、前記係止した後、前記一対の挟み板部が弾性復元すると共に、前記貫通孔を貫通した前記雄ネジが前記雌ネジに螺合することによって、前記装置基板に前記左右風向板が固定されることを特徴とする。
本発明に係る左右風向調整装置は、装置基板と左右風向板とが別体として形成されるから、空気調和機の機種や容量(能力)あるいは室内機の形式等に応じて、左右固定板のみを最適な形状(大きさ等)に形成し、最適な方向に取り付けることが可能になる。よって、装置基板の共通化を進めることができる。すなわち、「小物」である左右固定板については、要望に応じてそれぞれの形状に対応した多種類を製造し、「大物」である装置基板については、共通化した単一形状の少種類を製造するだけで済むため、風向調整装置を新規に製造する際の費用を圧縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る左右風向調整装置の空気調和機に設置された状態を示す断面図。 図1に示す左右風向調整装置の一部(装置基板)を示す斜視図。 図1に示す左右風向調整装置の一部(装置基板)を拡大して示す斜視図。 図1に示す左右風向調整装置の一部(取付用凹部)を示す断面図。 図1に示す左右風向調整装置の一部(左右風向板)を示す斜視図等。 図1に示す左右風向調整装置における左右風向板の取付用凹部への取り付け状態を示す断面図。 図1に示す左右風向調整装置における左右風向板の変形例を示す斜視図等。 図1に示す左右風向調整装置における左右風向板の変形例を示す斜視図等。 図1に示す左右風向調整装置における左右風向板の変形例を示す斜視図等。 本発明の実施の形態2に係る左右風向調整装置を説明する左右風向板の取付用凹部への取り付け状態を示す断面図。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機を説明する断面図。 図11に示す室内機の一部(回動左右風向板)を抜き出して示す斜視図。 図11に示す室内機の一部(吹出口の周囲)を抜き出して示す正面図。 図11に示す室内機の一部(吹出口の周囲)を抜き出して拡大して示す斜視図。
[実施の形態1]
図1〜図9は本発明の実施の形態1に係る左右風向調整装置を説明するものであって、図1は、空気調和機に設置された状態を示す断面図、図2の(a)は一部(装置基板の上面)を示す斜視図、図2の(b)は一部(装置基板の下面)を示す斜視図、図3の(a)は一部(装置基板の上面)を拡大して示す斜視図、図3の(b)は一部(装置基板の下面)を拡大して示す斜視図、図4の(a)は一部(取付用凹部の取付用円部分)を示す断面図、図4の(b)は一部(取付用凹部の取付用矩形部分)を示す断面図、図5の(a)は一部(左右風向板)を示す底面図、図5の(b)は一部(左右風向板)を示す側面図、図5の(c)は一部(左右風向板)を示す斜視図、図5の(d)は一部(取付用ボス部のボス第1部分)を示す断面図、図5の(e)は一部(取付用ボス部のボス第2部分)を示す断面図、図6の(a)は左右風向板の取付用凹部への取り付け状態(ボス第1部分)を示す断面図、図6の(b)は左右風向板の取付用凹部への取り付け状態(ボス第2部分)を示す断面図、図7〜図9は左右風向板の変形例を示すものであって、(a)は底面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。
なお、各部材の「上下」方向とは、図1における「上下」方向に対応し、「左右」とは図1における紙面の手前および奥方向に対応している。また、各図は模式的に描かれたものであって、本発明はかかる形態に限定されるものではない。
(左右風向調整装置)
図1において、左右風向調整装置1000は、装置基板100と回動しない左右風向板200とネジ300とを具備している。
装置基板100は、空気調和機の室内機3000(これについては実施の形態3において説明する)における風路6の吹出口7に近い範囲の一部を形成する長方形の板材であって、左右風向板200を取り付けるための取付用凹部120が短辺側の端部に近い位置に形成されている。また、左右風向板200は、取付用凹部120に挿入される取付用ボス部220と、取付用ボス部220に一体的に形成された板状のフラップ(風案内板に同じ)210とを具備する。
なお、左右風向調整装置1000は、風路6の吹出口7に近い範囲の左側の範囲を形成する左側の左右風向調整装置1000Lと、風路6の吹出口7に近い範囲の右側の範囲を形成する右側の左右風向調整装置1000Rと、を総称したものである。
そして、左側の左右風向調整装置1000Lと右側の左右風向調整装置1000Rとは、面対象の形状であるため、以下の説明において、配置を示す「左側の、右側の」や符号の小番「L、R」の記載を省略する場合がある。また、左側の左右風向調整装置1000Lを構成する部位および右側の左右風向調整装置1000Rを構成する部位についても、共通する内容については配置を示す「左側の、右側の」や符号の小番「L、R」の記載を省略する場合がある。
(装置基板)
図2において、装置基板100は、平面部110と、平面部110の周囲に形成されたフランジ部101とを具備する長方形の板材であって、短辺側の端部102に近い位置に形成された取付用凹部120とを具備する(正確には、左側の装置基板100Lにおいては、左側の端部102Lに近い位置に左側の取付用凹部120Lが形成され、右側の装置基板100Rにおいては、右側の端部102Rに近い位置に右側の取付用凹部120Rが形成されている)。
そして、端部102に対向する端部103には、接続機構104(左側の装置基板100Lの端部103Lに設けられた左側の接続機構104L(例えば、接続用凹部)と、右側の装置基板100Rの端部103Rに設けられた右側の接続機構104R(例えば、接続用凹部))とが設けられている。
また、回動左右風向板500(図12参照)を回動自在に保持する回動保持部130が形成されている。
(取付用凹部)
図3および図4において、取付用凹部120は、取付用円部分121と、取付用円部分121に連結した取付用矩形部分122とを具備する。
取付用円部分121は、平面部110を貫通する円形孔121aと、円形孔121aの周囲に形成された円筒部121bと、円筒部121bの底を形成する底部121cと、底部121cに形成された貫通孔121dとを具備している。そして、円筒部121bには所定の幅の切欠部121eが形成されている。
取付用矩形部分122は、円形孔121aに連続し、切欠部121eと同じ幅で、切欠部121eと同じ方向に、平面部110を貫通する矩形孔122aと、矩形孔122aの幅(切欠部121eの幅)と同じ間隔を空けて、平面部110に一体的に形成された一対の挟み板部122bと、を具備している。
そして、一対の挟み板部122bには、矩形孔122aから離れる程、互いに近接する方向に突出する挟み斜面122cと、が一体的に形成され、挟み斜面122cの終端が、平面部110に平行な挟み突起(係止突起に同じ)122dになっている。このとき、一対の挟み突起122dの先端同士の距離(幅)すなわち、一対の挟み斜面122cの終端同士の距離(幅)は、矩形孔122aの幅よりも狭くなっている。
(左右風向板)
図5において、左右風向板200は、取付用凹部120に回転(回動)不能および抜け出し不能に取り付けられるものであって、板状のフラップ210と、フラップ210と一体的に形成された取付用ボス部220とを具備する。
取付用ボス部220は、取付用円部分121に侵入するボス第1部分221と、取付用矩形部分122に侵入するボス第2部分222とを具備する。
ボス第1部分221は、円筒状の円筒部221bと、円筒部221bのフラップ210が設置された面(以下「手前面」と称す)221aとは反対の面(以下「奥面」と称す)221cに形成されたネジ用穴221dと、を具備している(図5の(d)参照)。
そして、取付用ボス部220のボス第1部分221の側面には、板状のボス第2部分222が、一体的に形成されている。
ボス第2部分222は、断面H字状であって、フラップ210が設置された手前フランジ222aと、手前フランジ222aに対向する奥フランジ222cと、手前フランジ222aと奥フランジ222cとを連結するウエッブ222bと、を具備している。
(左右風向板の取付用凹部への取り付け)
図6において、左右風向板200を形成するボス第1部分221およびボス第2部分222が、取付用凹部120を形成する取付用円部分121および取付用矩形部分122にそれぞれ侵入している。
このとき、取付用円部分121の底部121cにボス第1部分221の奥面221cが当接し、貫通孔121dを貫通するネジ300が、ネジ用穴221dに螺合する。
また、左右風向板200のボス第2部分222は、手前フランジ222aが矩形孔122aを覆い、奥フランジ222cが一対の挟み板部122bに形成された挟み突起122dに係止している。
すなわち、ボス第1部分221およびボス第2部分222を取付用円部分121および取付用矩形部分122にそれぞれ侵入する際、奥フランジ222cは、挟み斜面122cに摺動して挟み斜面122c同士の距離を拡げ、やがて、挟み斜面122cから外れて、挟み突起122dによって抜け出し不能および回転不能に挟まれる(係止する)。
以上のように、左右風向板200の取付用ボス部220は、装置基板100の取付用凹部120に侵入して、ネジ300と、挟み突起122dによる奥フランジ222cの挟み付け(係止)とによって、抜け出し不能且つ回転不能に確実に取り付けられるから、フラップ210のビビリ振動が防止される。
なお、すなわち、ボス第1部分221およびボス第2部分222を取付用円部分121および取付用矩形部分122にそれぞれ侵入する際、奥フランジ222c自体が幅が狭くなるように弾性変形しながら挟み斜面122cに摺動し、やがて、挟み斜面122cから外れて、挟み突起122dによって抜け出し不能および回転不能に挟まれる(係止する)ようにしてもよい。
(フラップの変形例)
次に、図7〜図9に基づいて、左右風向板の変形例を説明する。なお、前記した左右風向板200と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図7において、左右風向板200xは、左右風向板200におけるフラップ210の面積を大きくしたものである。このとき、フラップ210の形状が台形でない歪な四角形になっているが、本発明はかかる形状を限定するものではない。そして、取付用ボス部220は、機種等に応じて、フラップ210の面積を変更しても、取付用凹部120に取り付けることができる。
図8において、左右風向板200yは、フラップ210と取付用ボス部220とが同一面内になく、フラップ210の方向と取付用ボス部220との方向が所定の角度だけ折れ曲がっている。なお、取付用ボス部220は左右風向板200における取付用ボス部220に同じであるから、機種等に応じて、フラップ210の姿勢(風の案内方向)を変更しても、取付用凹部120に取り付けることができる。
図9において、左右風向板200zは、フラップ210を湾曲した断面略円弧状にしたものである。このとき、取付用ボス部220は左右風向板200における取付用ボス部220に同じであるから、機種等に応じて、フラップ210の形状(風の案内要領)を変更しても、取付用凹部120に取り付けることができる。なお、本発明はフラップの形状を湾曲したものに限定するものではなく、例えば、断面を翼形状にしてもよい。
[実施の形態2]
図10は本発明の実施の形態2に係る左右風向調整装置を説明するものであって、(a)は左右風向板の取付用凹部への取り付け状態(ボス第1部分)を示す断面図、(b)は左右風向板の取付用凹部への取り付け状態(ボス第2部分)を示す断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
(左右風向調整装置)
図10の(a)において、左右風向調整装置2000は、装置基板100と左右風向板400とを具備している。実施の形態1では装置基板100に左右風向板200が、ネジ300を用いて固定されていたが、実施の形態2では装置基板100に左右風向板400を、ネジ300を用いることなく固定するものである。以下、実施の形態1と相違する点について説明する。
(左右風向板)
左右風向板400は、板状のフラップ210と、フラップ210と一体的に形成された取付用ボス部420とを具備する。そして、取付用ボス部420は、取付用円部分121に侵入するボス第1部分421と、取付用矩形部分122に侵入するボス第2部分222とを具備する。
ボス第1部分421は、円盤状の手前フランジ421aおよび奥フランジ421cと、手前フランジ421aと奥フランジ421cとを連結する円柱部421bと、奥フランジ421cに形成され、円柱部421bとは反対方向に突出する固定用突起421dとを具備している。
(左右風向板の取付用凹部への取り付け)
図10の(a)において、取付用ボス部420を形成するボス第1部分421が、取付用凹部120を形成する取付用円部分121に侵入している(なお、ボス第2部分222が、取付用矩形部分122に侵入しているが、図示しない。図6の(b)参照)。
このとき、手前フランジ421aは円形孔121aを塞ぎ、奥フランジ421cは底部121c(円筒部121bの内側の面)に当接している。そして、固定用突起421dが貫通孔121dを貫通して、底部121c(円筒部121bの外側の面)から突出している。
図10の(b)において、固定用突起421dの底部121cから突出した範囲が、加熱によって塑性変形され、外径が拡大され、突起拡大部421eが形成されている。したがって、左右風向調整装置2000は、ネジ300を用いることなく、また、取付用ボス部420に雌ネジを形成することなく、左右風向板400を取付用凹部120に抜け出し不能に固定することが出来るから、製造コストを低減することができる。
なお、以上は、固定用突起421dが断面円形の貫通孔121dに貫通するものであるが、本発明はこれに限定するものではなく、固定用突起421dおよび貫通孔121dを断面楕円または断面矩形状にして、左右風向板400を取付用凹部120に抜け出し不能且つ回転不能に固定してもよい。このとき、ボス第1部分421および取付用円部分121を、それぞれ断面楕円または断面矩形状にして、ボス第2部分222および取付用矩形部分122の形成を省略してもよい。
[実施の形態3]
図11〜図14は本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機を説明するものであって、図11は断面図、図12は一部(回動左右風向板)を抜き出して示す斜視図、図13は一部(吹出口の周囲)を抜き出して示す正面図、図14は一部(吹出口の周囲)を抜き出して拡大して示す斜視図である。なお、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図11において、空気調和機の室内機3000は、吸込口3および吹出口7を具備する筐体1と、筐体1内に配置され、吸込口3から吹出口7に至る風路6を形成する送風機5と、風路6内に設置され、冷凍サイクル(図示しない)の一部を形成する熱交換器4と、実施の形態1において説明した左右風向調整装置1000(正確には、左側に設置された左右風向調整装置1000Lと、右側に設置された左右風向調整装置1000R)とを有する。
前面パネル2に近い位置で熱交換器4の下方に、ドレン受け8が設けられ、ドレン受け8の下面側に、装置基板100が設置されている。したがって、装置基板100の平面部110は、調和空気の流れを案内しているから、風路6の一部を形成している。
そして、吹出口7には上下風向板9a、9bが水平方向の回動軸(図示しない)を中心にして回動自在に設置され、装置基板100には、装置基板100に垂直な回動軸(図示しない)を中心に回動する(所定の回動範囲内を回動して停止、または往復回動を繰り返す)回動左右風向板500が回動自在に取り付けられている。
図12において、回動左右風向板500は、複数の板状の回動フラップ510と、回動フラップ510と一体的に形成された回動ボス部520とを具備し、回動ボス部520には回動腕部521および回動フランジ522が一体的に形成されている。
そして、複数の回動腕部521が、回動連結棒530によって連結され、回動連結棒530は、回動モーター540によって、並進される。
このとき、回動フランジ522が装置基板100に形成された回動保持部130(図2および図3参照)に回動自在に保持され、複数の回動腕部521と回動連結棒530との接続位置が前記回動軸から離れているため、回動連結棒530の並進によって回動フラップ510は回動する。
図13および図14において、空気調和機の室内機3000は、風路6の吹出口7に近い位置の左側に左右風向調整装置1000Lが設置され、風路6の吹出口7に近い位置の右側に左右風向調整装置1000Rが設置されている。そして、左側の左右風向調整装置1000Lの装置基板100Lには左右風向板200Lおよび回動左右風向板500Lが取り付けられ、右側の左右風向調整装置1000Rの装置基板100Rには左右風向板200Rおよび回動左右風向板500Rが取り付けられている。
このとき、左側の左右風向板200Lのフラップ210Lは、調和空気を右方向に案内し、右側の左右風向板200Rのフラップ210Rは、調和空気を左方向に案内している。すなわち、左側のフラップ210Lは、吹き出された調和空気の左側の風路側壁7Lへの衝突を防止し、右側のフラップ210Rは、吹き出された調和空気の右側の風路側壁7Rへの衝突を防止しているから、冷房運転の際、風路側壁7Lおよび風路側壁7Rへの着露が防止される。
なお、図13および図14では、回動左右風向板500Lおよび回動左右風向板500Rの回動フラップ510Lおよび回動フラップ510Rは、「正面吹き」の状態であるが、これらは回動するものであるから、例えば、回動フラップ510Lが左方向に「斜め吹き」の状態になって、調和空気を左方向に案内した場合には、左側のフラップ210Lによる風路側壁7Lへの着露防止効果が顕著になる。
1 筐体、2 前面パネル、3 吸込口、4 熱交換器、5 送風機、6 風路、7 吹出口、7L 風路側壁、7R 風路側壁、8 ドレン受け、9a 上下風向板、9b 上下風向板、100 装置基板、101 フランジ部、102 端部、103 端部、104 接続機構、110 平面部、120 取付用凹部、121 取付用円部分、121a 円形孔、121b 円筒部、121c 底部、121d 貫通孔、121e 切欠部、122 取付用矩形部分、122a 矩形孔、122b 挟み板部、122c 挟み斜面、122d 挟み突起、130 回動保持部、200 左右風向板、200x 左右風向板、200y 左右風向板、200z 左右風向板、210 フラップ、220 取付用ボス部、221 ボス第1部分、221a 手前面、221b 円筒部、221c 奥面、221d ネジ用穴、222 ボス第2部分、222a 手前フランジ、222b ウエッブ、222c 奥フランジ、300 ネジ、400 左右風向板、420 取付用ボス部、421 ボス第1部分、421a 手前フランジ、421b 円柱部、421c 奥フランジ、421d 固定用突起、421e 突起拡大部、500 回動左右風向板、510 回動フラップ、520 回動ボス部、521 回動腕部、522 回動フランジ、530 回動連結棒、540 回動モーター、1000 左右風向調整装置、2000 左右風向調整装置、3000 空気調和機の室内機。

Claims (4)

  1. 空気調和機の室内機における風路の一部を形成する長方形の板材であって、短辺側の端部に近い位置に形成された取付用凹部を具備する装置基板と、前記取付用凹部に挿入される取付用ボス部および前記取付用ボス部に一体的に形成された板状のフラップを具備する左右風向板と、を有し、
    前記取付用ボス部は、雌ネジが形成された円柱状のボス第1部分と、該ボス第1部分の側面に一体的に突設されたボス第2部分とを具備し、前記ボス第2部分の側面に、フランジ部分が一体的に突設され、
    前記取付用凹部は、前記ボス第1部分が侵入する取付用円部分と、前記ボス第2部分が侵入する取付用矩形部分とを具備し、前記取付用円部分に前記雌ネジに螺合する雄ネジが貫通する貫通孔が形成され、前記取付用矩形部分に挟み突起および弾性変形自在な一対の挟み板部とが形成され、
    前記一対の挟み板部が弾性変形することによって、前記フランジ部分は前記挟み突起に係止し、且つ、前記係止した後、前記一対の挟み板部が弾性復元すると共に、前記貫通孔を貫通した前記雄ネジが前記雌ネジに螺合することによって、前記装置基板に前記左右風向板が固定されることを特徴とする左右風向調整装置。
  2. 空気調和機の室内機における風路の一部を形成する長方形の板材であって、短辺側の端部に近い位置に形成された取付用凹部を具備する装置基板と、前記取付用凹部に挿入される取付用ボス部および前記取付用ボス部に一体的に形成された板状のフラップを具備する左右風向板と、を有し、
    前記取付用ボス部は、固定用突起が形成され円柱状のボス第1部分と、該ボス第1部分の側面に一体的に突設されたボス第2部分とを具備し、前記ボス第2部分の側面に、フランジ部分が一体的に突設され、
    前記取付用凹部は、前記ボス第1部分が侵入する取付用円部分と、前記ボス第2部分が侵入する取付用矩形部分とを具備し、前記取付用円部分に前記固定用突起が貫通する貫通孔が形成され、前記取付用矩形部分に挟み突起および弾性変形自在な一対の挟み板部が形成され、
    前記一対の挟み板部が弾性変形することによって、前記フランジ部分は前記挟み突起に係止し、且つ、前記係止した後、前記一対の挟み板部が弾性復元すると共に、前記貫通孔を貫通した前記固定用突起の前記貫通孔から突出した範囲を塑性変形することによって、前記装置基板に前記左右風向板が固定されることを特徴とする左右風向調整装置。
  3. 前記装置基板に、回動左右風向板を回動自在に保持する回動保持部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の左右風向調整装置。
  4. 吸込口および吹出口を具備する筐体と、
    該筐体内に配置され、前記吸込口から前記吹出口に至る風路を形成する送風機と、
    前記風路内に設置され、冷凍サイクルの一部を形成する熱交換器と、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の左右風向調整装置と、
    を有する空気調和機の室内機。
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