JP5721118B1 - 足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーター - Google Patents

Abstract

【課題】足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを提供する。【解決手段】モータ２１が設けられた二つの車輪２０が設けられ、二つのモータ２１は、回転軸が一直線にモータハウジング１０に設置され、上部には搭乗者が足を置くペダル３０が設けられ、ペダル３０のいずれか一方には、ダイヤル方式で回転して作動するシャトルリング４０が設けられ、ペダル３０の上部には、立設ハウジング５０が設けられ、内部にはバッテリ５１が設けられ、上部には走行と方向切替を制御するコントローラ５２が設けられ、上面はカバー５３で覆われ、サドル６０は、カバー５３の中央に形成された挿通孔に挟まれ、立設ハウジング５０を取り囲んでかばんが装着され、使用者がかばんを背負って歩行し、またはかばんを地面に置き、サドル６０に座って、両手が自由な状態で走行し、シャトルリング４０を足で回転させながら方向切替を行うように構成される。【選択図】図２

Description

本発明は、自己バランススクーターに関する。より詳しくは、自己均衡方式で中心を取って走行する自己バランススクーターにおいて、スクーターの左右方向切替の操作時に搭乗者が足を用いるが、足を踏んでいる操向装置を足の圧着力を用いて左右に回転させることにより、方向切替の可能な足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターに関する。

図１は、従来、二輪自己バランススクーターを示す斜視図である。先ず、二輪自己バランススクーターとは、図１に示すように、左右一つずつ、計２個の車輪が、走行中、車輪の均衡を実時間で保ちながら走行するものをいい、車輪の均衡を保つために、ジャイロセンサー等の各種の電気的プロセッサがコントローラを介して制御され、実時間で搭乗者の身体傾斜による車輪の速度を調節することにより、前後走行及び左右方向切替が可能となる。

例えば、図１に示すように、二輪自己バランススクーターに搭乗した状態で、搭乗者が操作ハンドル７１を取り、体を前方に所定角度傾けると、ジャイロセンサー等の各種のセンサーが集約されたコントローラにおいて、傾きを実時間で読み取り、身体傾斜により、スクーターが前方に転覆しないように、傾斜が解消される程度だけ、車輪２０を傾斜方向に駆動させることにより、スクーターの位置が補正され、安全に走行することになる。

このため、二つの車輪でも、均衡を失わず、直立を維持するのみならず、身体傾斜方向により前後進が可能であり、左右の操作ハンドル７１を自体的に回転させることにより、方向切替も可能となる。

しかしながら、従来の二輪自己バランススクーターは、操作ハンドル７１を取って直立姿勢で搭乗しなければならないため、走行中、搭乗者の手が自由ではないという致命的な問題点があった。一方、図１に示すように、固定軸７０が、二輪自己バランススクーターに立設され、操作ハンドル７１は、固定軸７０の上部に設けられるという固有の構造のため、全体的に大型となり、自動車のトランクに積載し難く、運搬及び保管上の困難さがあった。

本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、二輪自己バランススクーターに乗って走行するとき、両手を自由に使用可能にした足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを提供することにある。すなわち、本発明では、従来のような方向切替のための操作ハンドルがなく、手を用いた方向切替の操作ではなく、スクーターのペダルを踏んでいる足裏の圧力を用いて、ダイヤル方式のシャトルリングを回転させることにより、方向切替を行わせる足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを提供しようとするものである。

また、本発明の他の目的は、車輪が転がり難い場所や走行が禁止された場所でも使用可能なバックパック型に構成することにより、かばんのように背負って歩行し、必要に応じて、かばんを地面に置き、ペダルを踏んでサドルに座って走行可能にした足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを提供することにある。

上述した目的を達成するために、本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターは、モータ２１が設けられた二つの車輪２０がそれぞれ設けられ、前記二つのモータ２１は、回転軸が一直線になるようにモータハウジング１０に設置され、前記モータハウジング１０の上部には、搭乗者が足を置くペダル３０が設けられ、前記ペダル３０のいずれか一方には、ダイヤル方式で回転して作動するシャトルリング４０が設けられ、前記ペダル３０の上部には、立設ハウジング５０が設けられ、前記立設ハウジング５０の内部には、バッテリ５１が設けられ、立設ハウジング５０の上部には、走行と方向切替を制御するコントローラ５２が設けられ、前記立設ハウジング５０の上面は、カバー５３で覆われ、サドル６０は、カバー５３の中央に形成された挿通孔に挟まれ、前記立設ハウジング５０を取り囲んでかばん８０が装着され、使用者がかばん８０を背負って歩行し、またはかばん８０を地面に置き、サドル６０に座って、両手が自由な状態で走行し、前記シャトルリング４０を足で回転させながら方向切替を行うようになっている。

本発明によると、方向切替のために手を使用せず、ダイヤル方式のシャトルリングを足動式で操作するので、走行中、カメラ撮影を行い、または物品を持って走行する等、手を自由に使うことができる。

また、手の不自由な搭乗者でも、体を傾ける動作だけでも、走行が可能であるのみならず、足を右側または左側に回しながらシャトルリングを足動式で操作することができるので、手の不自由な人でも、困難なく操作することができる。

また、従来のように、方向切替を行う操作ハンドルが、固定軸の上部に設けられた構成とは異なり、本発明では、固定軸と操作ハンドルが完全に排除されることにより、全体的な体積が小さくなり、自動車のトランクにも簡単に積載し、移動及び運搬が簡便になる。

一方、本発明は、個人用物品の運搬と個人の移動手段を同時に備えたバックパック型に構成されているので、使用者に運搬と移動による便利さを提供する。すなわち、個人用物品をかばんに入れ、目的地へ移動する過程で、走行の容易な場所では、使用者がかばんを地面に置き、ペダルを踏んでサドルに座って体を傾けながら走行することができ、走行の困難な階段や急傾斜地、または電鉄やバスへの搭乗時には、さらに背負って歩行することができるので、個人用物品の運搬と移動が極めて便利であるという効果がある。

従来の二輪自己バランススクーターを示す斜視図である。 本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを示す分離斜視図である。 本発明におけるモータハウジングとペダルを説明するための斜視図である。 本発明におけるモータハウジングとペダルを説明するための斜視図である。 本発明における立設ハウジングを説明するための斜視図である。 本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを示す部分結合斜視図である。 本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターの使用状態を説明するための斜視図である。

以下、添付した図面に基づき、本発明の好適な実施例について詳述する。

本発明の特徴的な要素は、発明の名称から分かるように、自己バランススクーターの方向切替を、搭乗者が足を踏んでいるダイヤル方式のシャトルリング４０を用いて足動式で操作することにより、走行中、搭乗者の両手が自由であるということである。また、非走行中は、背負うことができるので、運搬と移動において便利さを極大化したものである。

図２は、本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを示す分離斜視図であり、図３及び図４は、本発明におけるモータハウジング１０とペダル３０を説明するための斜視図である。図２及び図３に示すように、二つのモータ２１が設けられ、モータ２１の軸には、車輪２０がそれぞれ設けられ、前記二つのモータ２１は、回転軸が一直線によるようにモータハウジング１０に設置される。

前記モータハウジング１０の上部には、搭乗者が足を置くペダル３０が設けられる。前記ペダル３０は、搭乗者が安定した姿勢を取るように、足裏で摩擦力が生じるように凹凸を形成し、またはノンスリップ素材を用いて形成することが好ましい。

一方、前記ペダル３０のいずれか一側には、ダイヤル方式で回転しながら作動するシャトルリング４０が設けられる取付孔３１が形成されるが、前記シャトルリング４０が設けられる取付孔３１は、搭乗者が両足を肩幅に広げた状態で、自然に搭乗者の足が取付孔３１の上面に置かれるように、取付孔３１の位置を設定することが好ましい。

前記シャトルリング４０は、左右に回転し、本発明による自己バランススクーターの左右方向切替を操作するものであり、左折または右折を行うように、搭乗者がシャトルリング４０に足を踏んだ状態で、圧着力を用いてシャトルリング４０を回転させ、方向切替が終わると、自然に足裏の圧着力を解除することにより、回転されたシャトルリング４０が元の位置に復帰する構成である。図４は、モータハウジング１０、モータ２１、車輪２０、ペダル３０、及びシャトルリング４０が設けられた状態を示す図である。

図５は、本発明における立設ハウジング５０を説明するための斜視図であり、図１及び図５に示すように、立設ハウジング５０は、前記ペダル３０の上部に設けられ、前記立設ハウジング５０の内部には、モータ２１を駆動するためのバッテリ５１が設けられる。また、立設ハウジング５０の一側面には、電源を印加するためのスイッチと、バッテリ５１を充電するためのプラグと、本発明の走行状態、バッテリ５１の残量、及び誤動作を表示するためのディスプレイ部とが設けられている。

一方、図５に示すように、立設ハウジング５０の上部には、ジャイロセンサー等の各種のセンサーが集約されたコントローラ５２が設けられ、自己バランススクーターの走行及び方向切替等を制御し、前記立設ハウジング５０の上面は、カバー５３で覆われ、高低調節の可能なサドル６０をカバー５３の中央に形成された挿通孔５４に挟んで装着する。

図６は、本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターを示す部分結合斜視図であり、図６に示すように、ペダル３０の上部に立設ハウジング５０が設けられると、搭乗者がサドル６０に座った状態で、ペダル３０に両足を踏み、両手は自由に使用可能な状態で、体を前方または後方に傾けながら走行することができる。

上述のように、本発明によるバックパック型自己バランススクーターは、走行中、方向切替をしようとするときは、搭乗者が足を踏んでいるシャトルリング４０に圧着を加えるとともに、シャトルリング４０そのものを右側または左側に回転させると、シャトルリング４０の方向切替信号は、電線を介して立設ハウジング５０の内部に設けられたコントローラ５２に伝達され、自己バランススクーターの方向切替が可能となる。

図７は、本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターの使用状態を説明するための斜視図であり、図７に示すように、背負うかばん８０が、本発明の立設ハウジング５０を取り囲んで装着されると、本発明による足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーターが完成される。参考として、本発明をかばん８０として背負うときは、サドル６０が使用者の頭を押さえつけないように、図７に示すようにサドル６０を回転させることが好ましい。

これにより、個人用物品の運搬と個人の移動手段が、本発明により達成され、使用者に運搬と移動による便利さを提供するようになる。すなわち、個人用物品をかばん８０に入れ、目的地へ移動する過程で、走行の容易な場所では、使用者がかばん８０を地面に置き、サドル６０に座ってから、ペダル３０に両足を踏んで体を傾けながら走行可能であることはもとより、走行の困難な階段や急傾斜地、または電鉄やバスへの搭乗時には、さらにかばん８０を背負って歩行することができるので、個人用物品の運搬と移動が極めて便利となるという長所がある。

また、本発明に搭乗した状態では、搭乗者の両手が自由であるという長所がある。このため、搭乗した状態で、両手を自由に使用し、カメラ撮影を行い、または物品を両手に持つことができるようになる。一方、手の機能に不自由なところがある人でも、いくらでもシャトルリング４０を足で操作して、足動式で、本発明を操作することができるという長所がある。

１０ モータハウジング
２０ 車輪
２１ モータ
３０ ペダル
３１ 取付孔
４０ シャトルリング
５０ 立設ハウジング
５１ バッテリ
５２ コントローラ
５３ カバー
５４ 挿通孔
６０ サドル
７０ 固定軸
７１ 操作ハンドル
８０ かばん

Claims (1)

1. モータ２１が設けられた二つの車輪２０がそれぞれ設けられ、前記二つのモータ２１は、回転軸が一直線になるようにモータハウジング１０に設置され、前記モータハウジング１０の上部には、搭乗者が足を置くペダル３０が設けられ、前記ペダル３０のいずれか一方には、ダイヤル方式で回転して作動するシャトルリング４０が設けられ、前記ペダル３０の上部には、立設ハウジング５０が設けられ、前記立設ハウジング５０の内部には、バッテリ５１が設けられ、立設ハウジング５０の上部には、走行と方向切替を制御するコントローラ５２が設けられ、前記立設ハウジング５０の上面は、カバー５３で覆われ、サドル６０は、カバー５３の中央に形成された挿通孔に挟まれ、前記立設ハウジング５０を取り囲んでかばん８０が装着され、使用者がかばん８０を背負って歩行し、またはかばん８０を地面に置き、サドル６０に座って、両手が自由な状態で走行し、前記シャトルリング４０を足で回転させながら方向切替を行うようにしたことを特徴とする足動型操向装置が設けられたバックパック型自己バランススクーター。