JP5715716B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関するものである。
従来、半導体記憶装置として、記憶DRAM(Dynamic Random Access Memory)回路が知られている。図10にDRAM回路のチップ1の平面模式図を示す。図10に示すように、DRAM回路のチップ1は、メモリセルアレイ領域2と、センスアンプ領域3と、ワード線ドライバ領域4、交差領域5とで構成されている。メモリセルアレイ領域2は、マトリクス状に配置された複数のメモリセルを有している。各メモリセルには、ワード線とビット線が接続されている。ワード線は、ワード線ドライバ領域4のワード線ドライバにより駆動される。ビット線は、センスアンプ領域3のセンスアンプ回路に接続され、そのセンスアンプは、対となるビット線間の電位を増幅する。交差領域5は、センスアンプ領域3とワード線ドライバ領域4とが交差する領域である。
近年、装置の小型化や製造コストの低減のため、半導体記憶装置のチップ面積の低減化が求められている。チップ面積の低減化の技術として、特許文献1の半導体記憶装置が開示されている。特許文献1の半導体記憶装置は、メモリセルアレイ間のセンスアンプ領域、つまり、図10で言うところのセンスアンプ領域3の面積縮小を目的としている。
図11に特許文献1の半導体記憶装置のDRAM回路10のセンスアンプ領域3付近の平面模式図を示す。また、図12に、特許文献1にも用いられている、一般的なセンスアンプの回路図を示す。まず、図12のセンスアンプSA1の回路構成を説明する。図12に示すように、センスアンプSA1は、PMOSトランジスタQP1、QP2と、NMOSトランジスタQN1、QN2とを有する。センスアンプSA1は一般的なセンスアンプであり、その動作及び構成は公知のため、説明は省略する。センスアンプSA1のPMOSトランジスタQP1とQP2のそれぞれのソースがノードAに接続されている。NMOSトランジスタQN1とQN2のそれぞれのソースがノードBに接続されている。このノードA、B間にセンスアンプSA1と同様の構成のセンスアンプSA2、・・・が接続されている。更に、電源電圧端子VDDとノードAとの間にPMOSトランジスタQP3が接続される。接地電圧端子GNDとノードBとの間にNMOSトランジスタQN3が接続される。このPMOSトランジスタQP3、NMOSトランジスタQN3は、センスアンプSA1、SA2、・・・を駆動するドライバトランジスタである。なお、PMOSトランジスタQP3、NMOSトランジスタQN3は、それぞれのゲートにセンスアンプ制御信号SEP、SENが入力され、オン状態、オフ状態が制御されている。
図11の境界線50は、上述したPMOSトランジスタQP1〜QP3が上部に形成されるNウェル領域20と、NMOSトランジスタQN1〜QN3が上部に形成されるPウェル領域30とを隔てる境界線である。なお、境界線50は、実際には、シリコン酸化膜等の素子分離領域で形成される。図12のPMOSトランジスタQP1、QP2は、図11の領域21に形成される。また、PMOSトランジスタQP3は、図11の領域22に形成される。一方、図12のNMOSトランジスタQN1、QN2は、図11の領域31に形成される。また、NMOSトランジスタQN3は、図11の領域32に形成される。更に、各ウェルのウェル電位を供給するコンタクト41、42をドライバトランジスタの間に形成している。このような構成により、センスアンプ領域3の幅L10を短くし、センスアンプ領域3の面積を削減している。
また、特許文献1には、センスアンプ領域3の交差領域5にドライバトランジスタを配置することで、同様にセンスアンプ領域3の面積を削減する技術も開示されている。
特開2004−221374号公報
しかし、特許文献1では、各ウェルのドライバトランジスタ間にデッドスペースが生じてしまう問題があり、センスアンプ領域3の面積削減が不十分である。特に、キャリア移動度等の違いから、NMOSトランジスタQN3が形成される領域32は、PMOSトランジスタQP3が形成される領域22より小さい面積ですむため、Pウェル領域30のデッドスペースが大きくなる。
また、交差領域5にドライバトランジスタを配置する場合であっても、その交差領域5のエリア面積が増大し、結局、ワード線ドライバ領域4に形成されるワード線ドライバ等の素子とのピッチが合わず、ワード線ドライバ領域4にデッドスペースが生じてしまう可能性がある。更に、交差領域5のドライバトランジスタから距離の離れたセンスアンプのトランジスタとの配線抵抗が大きくなり、センスアンプの特性が悪化してしまう。よって、センスアンプ領域3にドライバトランジスタを配置した状態で、面積を削減する構成が求められている。
本発明の一態様は、メモリセルが接続されるビット線を駆動するセンスアンプと、前記センスアンプに対して電源を供給するドライバトランジスタとを有する半導体記憶装置であって、前記センスアンプは、列状に配置されて、第1導電型のトランジスタが配列する第1のセンスアンプ列と第2導電型のトランジスタが配列する第2のセンスアンプ列を構成し、前記ドライバトランジスタは、前記第1のセンスアンプ列と前記第2のセンスアンプ列の間において、前記第1のセンスアンプ列に対応する第1導電型の第1のドライバトランジスタと、前記第2のセンスアンプ列に対応する第2導電型の第2のドライバトランジスタを含む少なくとも一列のトランジスタ列を構成する半導体記憶装置である。
本発明の他の態様は、第1の方向に配列されるセンスアンプ列と、前記第1の方向に並行して配列され、前記センスアンプに電圧を供給するドライバトランジスタ列と、前記第1の方向から前記第1の方向に交差する方向に前記ドライバトランジスタ列を横切って連続する素子分離領域と、を備える半導体記憶装置である。
本発明の半導体記憶装置によれば、第1のセンスアンプ列と第2のセンスアンプ列の間に第1のドライバトランジスタと第2のドライバトランジスタが列状に並ぶことになる。このため、第1及び第2のセンスアンプ列のトランジスタに電源を供給する第1及び第2のドライバトランジスタのトランジスタ列を挟んだ第1のセンスアンプ列と第2のセンスアンプ列との間隔を短くすることができる。
本発明の半導体記憶装置によれば、センスアンプのトランジスタとドライバトランジスタ間の配線抵抗が増大する問題を起こさず、センスアンプ領域の面積を縮小することができる。
実施の形態1にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の接続関係を示す図である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の回路図である。 実施の形態2にかかるセンスアンプのタイミングチャートである。 実施の形態3にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態4にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 実施の形態4にかかる半導体記憶装置の断面の構成である。 その他の実施の形態にかかる半導体記憶装置の構成の一例である。 一般的なDRAM回路の構成の模式図である。 従来の半導体記憶装置の構成の一例である。 一般的なセンスアンプの回路図である。
発明の実施の形態1
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態1について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態1は、本発明をDRAM回路に適用したものである。図1に本実施の形態1にかかる半導体記憶装置のDRAM回路100のチップの平面構成図の一例を示す。なお、図1は、DRAM回路100のチップのセンスアンプ領域の周辺、つまり、図10のセンスアンプ領域3周辺の平面模式図を示している。なお、図に示された符号のうち、図10と同じ符号を付した構成は、図10と同じか又は類似の構成を示している。また、図1のセンスアンプ領域3に形成される複数のセンスアンプとセンスアンプを駆動するドライバトランジスタの接続構成は図12と同様である。よって、以下の説明においても図12と同じ符号を用いた場合は、同じものを指すものとする。
図1に示すように、DRAM回路100は、チップのセンスアンプ領域3に、Nウェル領域20と、Pウェル領域30を有する。
Nウェル領域20は、PMOSトランジスタが形成されるPMOSトランジスタ領域21、22を有する。PMOSトランジスタ領域21には、図12のPMOSトランジスタQP1、QP2が形成される。PMOSトランジスタ領域22には、ドライブトランジスタである図12のPMOSトランジスタQP3が形成される。PMOSトランジスタQP1〜QP3は、Nウェル領域20上にゲート酸化膜(不図示)を介して形成されるゲート電極(不図示)と、そのゲート電極の両側に形成されたP型のソース・ドレイン拡散領域からなる。
Pウェル領域30は、NMOSトランジスタが形成されるNMOSトランジスタ領域31、32を有する。NMOSトランジスタ領域31には、図12のNMOSトランジスタQN1、QN2が形成される。NMOSトランジスタ領域32には、ドライブトランジスタである図12のNMOSトランジスタQN3が形成される。NMOSトランジスタQN1〜QN3は、Pウェル領域30上にゲート酸化膜(不図示)を介して形成されるゲート電極(不図示)と、そのゲート電極の両側に形成されたN型のソース・ドレイン拡散領域からなる。
ここで、図1の各素子間の接続の構成を説明するため、図2に図1の一部を拡大し、各素子間の配線を模式的に記載した図を示す。図2に示すように、PMOSトランジスタ領域21には、2つのPMOSトランジスタQP1、QP2が形成されているため、2つのゲート電極が存在する。各ゲート電極の両側にソースとドレインが形成されている。但し、ソースは共用されているため、2つのドレインと1つのソースが存在する。この2つのドレインには、ビット線対D、DBが接続される。
PMOSトランジスタ領域22には、PMOSトランジスタQP3のゲート電極が存在し、ゲート電極の両側にソースとドレインが形成される。このソースには、電源電圧端子VDDが接続される。ドレインは、上述したPMOSトランジスタ領域21のソースと接続される。なお、PMOSトランジスタQP3は、所定の数のPMOSトランジスタQP1、QP2と接続されており、その数は、トランジスタ間の配線抵抗やPMOSトランジスタQP3の駆動能力等により決定される。
また、同様にNMOSトランジスタ領域31には、2つのNMOSトランジスタQN1、QN2が形成されているため、2つのゲート電極が存在する。各ゲート電極の両側にソースとドレインが形成されている。但し、ドレインは共用されているため、2つのソースと1つのドレインが存在する。この2つのソースには、ビット線対D、DBが接続される。
NMOSトランジスタ領域32には、NMOSトランジスタQN3のゲート電極が存在し、ゲート電極の両側にソースとドレインが形成される。このソースには、接地電圧端子GNDが接続される。ドレインは、上述したNMOSトランジスタ領域31のドレインと接続される。NMOSトランジスタQN3は、所定の数のNMOSトランジスタQN1、QN2と接続されており、その数は、トランジスタ間の配線抵抗やNMOSトランジスタQN3の駆動能力等により決定される。
Nウェル領域20と、Pウェル領域30は、境界線50で接している。境界線50は、Nウェル領域20と、Pウェル領域30とを隔てる境界線であり、シリコン酸化膜等の素子分離領域で形成される。境界線50は、図1に示すように、連続したL字のクランク状になっている。これは、凸状のNウェル領域20と、同じく凸状のPウェル領域30が互いに組み合わさることで境界線50を形成している。
ここで、PMOSトランジスタ領域21とNMOSトランジスタ領域31は、セルアレイ領域2に形成されているワード線(不図示)の延在方向、つまり、図1のY方向に配列されている。以下、このPMOSトランジスタ領域21の配列をP型センスアンプ配列51、NMOSトランジスタ領域31の配列をN型センスアンプ配列52とする。
PMOSトランジスタ領域22は、Nウェル領域20において、P型センスアンプ配列51とN型センスアンプ配列52の間に配置される。同様に、NMOSトランジスタ領域32は、Pウェル領域30において、P型センスアンプ配列51とN型センスアンプ配列52の間に配置される。また、PMOSトランジスタ領域21、22、NMOSトランジスタ領域31、32を所定の素子間隔で配置する。このことにより、PMOSトランジスタ領域22と、NMOSトランジスタ領域32は、P型センスアンプ配列51とN型センスアンプ配列52間にある、図1の53に示す領域(以下、ドライバトランジスタ配列領域と称す)に列状に配置されることになる。また、このことは、PMOSトランジスタ領域22、NMOSトランジスタ領域32がY方向に並んでいるドライバトランジスタ配列領域53と交差する方向、例えばX方向に、境界線50で示した素子分離領域が横切るように連続して形成されているとも言える。
以上により、実施の形態1のDRAM回路100は、図1に示すようにNウェル領域20とPウェル領域30を連続したL字のクランク状で接するように形成する。そして、互いのウェル領域からみて凸状になった領域にドライバトランジスタQP3、QN3を形成する各導電型のトランジスタ領域22、32を配置している。このような構成にすることで、図1に示すドライバトランジスタ配列領域53にトランジスタ領域22、32が列状に並ぶことになる。また、ドライバトランジスタQP3、QN3の駆動能力に合わせて、トランジスタ領域22、32のX方向の長さは自由に設定できる。それに合わせて図1に示すNウェル領域20及びPウェル領域30の凸状の領域の長さLp、Lnも自由に設定できる。よって、ドライバトランジスタQP3、QN3の駆動能力等による最適な長さLp、LnでNウェル領域20とPウェル領域30を形成することで限りなくデッドスペースを削減したセンスアンプ領域3を有するDRAM回路100が実現できる。
近年、システムLSI等では、内蔵DRAMが採用されている。また、DRAM回路の微細化や省電力化等のため、電源電圧が低下している。電源電圧が低下すると上述したセンスアンプを構成するトランジスタの駆動能力が低下し、センスアンプの動作速度も低下してしまう。特に、キャリア移動度等の違いからPMOSトランジスタ側の駆動能力が低下してしまう。このため、PMOSトランジスタ側に電源電圧を供給するドライバトランジスタであるPMOSトランジスタQP3をNMOSトランジスタQN3よりも大きくしなければならない。よって、PMOSトランジスタが形成されるPMOSトランジスタ領域22の面積をNMOSトランジスタが形成されるNMOSトランジスタ領域32より大きくとらなければならなくなってきている。よって、例えば、図11に示した従来のDRAM回路10のように、Pウェル領域30のデッドスペースがNウェル領域20よりますます大きくなる。しかし、本実施の形態1のDRAM回路100は、PMOSトランジスタ領域22とNMOSトランジスタ領域32の面積がアンバランス化したとしても、それに合わせた最適な長さLp、LnにNウェル領域20とPウェル領域30を形成することができる。よって、DRAM回路10で生じていた互いのウェル領域のデッドスペースを有効利用し、PMOSトランジスタ領域22とNMOSトランジスタ領域32を配置できるため、センスアンプ領域3の幅L100をDRAM回路10の幅L10より短縮することができる。これにより、図1のX方向において各素子間の配置密度を高めることができ、センスアンプ領域3の面積を縮小することができる。結果としてDRAM回路100のチップ面積を削減可能となる。なお、上述した図1のX方向とは、メモリセルアレイ領域2におけるビット線(不図示)の延在する方向である。
また、ドライバトランジスタQP3、QN3が形成されるトランジスタ領域22、32は、PMOSトランジスタQP1、QP2、NMOSトランジスタQN1、QN2が形成されるPMOSトランジスタ領域21、NMOSトランジスタ領域31間に配置される。つまり、センスアンプ領域3内にドライバトランジスタQP3、QN3が配置され、PMOSトランジスタQP1、QP2、NMOSトランジスタQN1、QN2に電源が供給される。よって、従来技術であるDRAM回路10が有してた、センスアンプ領域3外からドライバトランジスタが電源を供給し、配線抵抗が増大する問題も解決できる。
発明の実施の形態2
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態2は、実施の形態1と同様、本発明の半導体記憶装置をDRAM回路に適用したものである。図3に本実施の形態2にかかる半導体記憶装置のDRAM回路200の構成の一例を示す。また、図3のセンスアンプ領域3に形成される複数のセンスアンプとセンスアンプを駆動するドライバトランジスタの接続構成を図4に示す。なお、図に示された符号のうち、図1、図12と同じ符号を付した構成は、図1、図12と同じか又は類似の構成を示している。
本実施の形態2と実施の形態1の異なる点は、ドライブトランジスタであるPMOSトランジスタQP3の他に、更にPMOSトランジスタQP4を有することである。このPMOSトランジスタQP4は、センスアンプSA1、SA2、・・・をオーバードライブするためのドライバトランジスタである。よって、本実施の形態2では、その部分を重点的に説明し、その他の実施の形態1と同様の部分は説明を省力する。
図3に示すように、DRAM回路200は、チップのセンスアンプ領域3に、Nウェル領域20と、Pウェル領域30を有する。Nウェル領域20は、PMOSトランジスタが形成されるPMOSトランジスタ領域21、22、23を有する。PMOSトランジスタ領域21には、図4のPMOSトランジスタQP1、QP2が形成される。PMOSトランジスタ領域22には、図4のPMOSトランジスタQP3が形成される。PMOSトランジスタ領域23には、図4のPMOSトランジスタQP4が形成される。Pウェル領域30は、DRAM回路100と同様なため説明は省略する。
オーバードライブ用のPMOSトランジスタQP4は、図4に示すように、電源電圧VDDよりも高い電源源電圧VDD_ODを供給する電源電圧端子VDD_ODとノードA間に接続される。PMOSトランジスタQP4は、ゲートにセンスアンプ制御信号SEP2が入力され、オン状態、オフ状態が制御される。なお、PMOSトランジスタQP3には、実施の形態1のセンスアンプ制御信号SEPと実質的に同じであるセンスアンプ制御信号SEP1が入力されるものとする。
ここで、オーバードライブ用のPMOSトランジスタQP4を有するセンスアンプSA1の動作を図5を用いて簡単に説明する。図5は、センスアンプSA1の活性化時のタイミングチャートである。図5に示すように、時刻t1にセンスアンプ制御信号SEP1、SEP2がロウレベル、センスアンプ制御信号SENがハイレベルになる。よって、PMOSトランジスタQP3、QP4、NMOSトランジスタQN3がオン状態となり、センスアンプSA1が活性化を開始する。
オーバードライブ用のPMOSトランジスタQP4が必要な理由は、以下のようなものがある。一般的にPMOSトランジスタの方がNMOSトランジスタより電流駆動能力が低く、電源電圧VDD側へのビット線の電位差の増幅動作の速度低下を引き起こしやすい。この速度低下を防ぐために、センスアンプSA1の活性化初期段階でPMOSトランジスタQP1、QP2のソースに電源電圧VDDよりも高い電源源電圧VDD_ODを供給している。よって、電源源電圧端子VDD_ODとノードA間に接続されるPMOSトランジスタQP4が必要となる。また、PMOSトランジスタQP4は、電源源電圧端子VDD_ODから供給される電流の電流値が大きいため、PMOSトランジスタQP3よりもサイズが大きくなる。
次に、時刻t1から所定の時間後の時刻t2に、センスアンプ制御信号SEP2がハイレベルになり、PMOSトランジスタQP4がオフ状態となる。これは、電源電圧端子VDD_ODから供給される電流が、電源電圧端子VDD側に流れないようにするためである。最後に、時刻t3に、センスアンプ制御信号SEP1がハイレベル、センスアンプ制御信号SENがロウレベルになり、センスアンプSA1の活性化を停止させる。
以上のようなPMOSトランジスタQP4が、図3のPMOSトランジスタ領域23に形成される。図3からわかるように、PMOSトランジスタ領域23もPMOSトランジスタ領域22と同様、Nウェル領域20において、P型センスアンプ配列51とN型センスアンプ配列52の間に配列される。このことにより、PMOSトランジスタ領域22、23と、NMOSトランジスタ領域32は、P型センスアンプ配列51とN型センスアンプ配列52間の図3のドライバトランジスタ配列領域54に列状に配置されることになる。
ここで、実施の形態1と同様、ドライバトランジスタQP3、QP4、QN3の駆動能力に合わせて、トランジスタ領域22、23、32のX方向の長さは自由に設定でき、図3の長さLp、Lnも自由に設定できる。よって、ドライバトランジスタQP3、QP4、QN3の駆動能力等による最適な長さLp、LnでNウェル領域20とPウェル領域30を形成することで、限りなくデッドスペースを削減したセンスアンプ領域3を有するDRAM回路200が実現できる。
このような構成にすることで、オーバードライブ用のPMOSトランジスタQP4が形成されるPMOSトランジスタ領域23が加わったとしても、実施の形態1と同様、各ウェル領域のデッドスペースを削減できる。よって、X方向において各素子間の配置密度を高めることができ、センスアンプ領域3の幅L200を短縮することができる。このため、実施の形態1と同様、センスアンプ領域3の面積を縮小することができ、結果としてDRAM回路200のチップ面積を削減できる。
また、ドライバトランジスタQP3、QP4、QN3が形成されるトランジスタ領域22、32は、PMOSトランジスタQP1、QP2、NMOSトランジスタQN1、QN2が形成されるPMOSトランジスタ領域21、NMOSトランジスタ領域31間に配置されるため、実施の形態1と同様、配線抵抗が増大する問題も解決できる。
発明の実施の形態3
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態3について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態3は、実施の形態1、2と同様、本発明の半導体記憶装置をDRAM回路に適用したものである。図6に本実施の形態3にかかる半導体記憶装置のDRAM回路300の構成の一例を示す。なお、図に示された符号のうち、図1、図3と同じ符号を付した構成は、図1、図3と同じか又は類似の構成を示している。本実施の形態3と実施の形態2の異なる点は、PMOSトランジスタQP4が形成されるPMOSトランジスタ領域23の配置場所である。よって、本実施の形態3では、その部分を重点的に説明し、その他の実施の形態2と同様の部分は説明を省力する。
本実施の形態3のDRAM回路300では、PMOSトランジスタQP4が実施の形態2より更に大きな電流で駆動される。よって、PMOSトランジスタQP4が形成されるPMOSトランジスタ領域23が大きくなり、図3のドライバトランジスタ配列領域54に配置することが難しい場合を想定している。このような場合、図6に示すように、PMOSトランジスタ領域22、NMOSトランジスタ領域32が配列されるドライバトランジスタ配列領域53と、P型センスアンプ配列51との間のドライバトランジスタ配列領域55にPMOSトランジスタ領域23を列状に配列する。
以上、PMOSトランジスタ領域23が大きくなると、実施の形態2のDRAM回路200のように、PMOSトランジスタ領域23が、PMOSトランジスタ領域22、NMOSトランジスタ領域32と同一方向の列状に配列できなくなる。このような場合であっても、PMOSトランジスタ領域22、NMOSトランジスタ領域32はドライバトランジスタ配列領域55に配列される。このため、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。つまり、X方向において各素子間の配置密度を高めることができ、センスアンプ領域3の幅L300を短縮することができる。よって、実施の形態1と同様、センスアンプ領域3の面積を縮小することができ、結果としてDRAM回路300のチップ面積を削減できる。また、配線抵抗が増大する問題も実施の形態2と同様な理由で解決できる。
発明の実施の形態4
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態4について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態4は、実施の形態1、2、3と同様、本発明の半導体記憶装置をDRAM回路に適用したものである。図7に本実施の形態4にかかる半導体記憶装置のDRAM回路400の構成の一例を示す。なお、図に示された符号のうち、図1、図3、図6と同じ符号を付した構成は、図1、図3、図6と同じか又は類似の構成を示している。本実施の形態4と実施の形態2、3の異なる点は、PMOSトランジスタQP3、QP4のドレインを互いに共用する構成とした点である。よって、本実施の形態4では、その部分を重点的に説明し、その他の実施の形態2、3と同様の部分は説明を省力する。
図7に示すように、DRAM回路300は、チップのセンスアンプ領域3に、Nウェル領域20と、Pウェル領域30を有する。Nウェル領域20は、PMOSトランジスタが形成されるPMOSトランジスタ領域21、24を有する。Pウェル領域30は、NMOSトランジスタが形成されるNMOSトランジスタ領域31、33を有する。PMOSトランジスタ領域21、NMOSトランジスタ領域31は、実施の形態1と同様なため、説明は省略する。PMOSトランジスタ領域24には、ドライバトランジスタのPMOSトランジスタQP3、QP4が形成される。NMOSトランジスタ領域33には、ドライバトランジスタのNMOSトランジスタQN3が形成される。
ここで、PMOSトランジスタ領域24の断面図を図8に示す。この断面図は、図7の線V1−V2で切断する面をY方向から見たものである。上述したように、PMOSトランジスタ領域24には、PMOSトランジスタQP3及びQP4が形成されている。図8の鎖線枠QP3で示した箇所がPMOSトランジスタQP3であり、鎖線枠QP4で示した箇所がPMOSトランジスタQP4である。図8に示すように、PMOSトランジスタQP3は、Nウェル領域20上にゲート酸化膜(不図示)を介して形成されるゲート電極61と、そのゲート電極の両側に形成されるP型のソース拡散領域64とドレイン拡散領域63からなる。同様に、PMOSトランジスタQP4は、Nウェル領域20上にゲート酸化膜(不図示)を介して形成されるゲート電極62と、そのゲート電極の両側に形成されるP型のソース拡散領域65とドレイン拡散領域63からなる。よって、ドレイン拡散領域63はノードA、ソース拡散領域64、65は、それぞれ電源電圧端子VDD、VDD_ODに接続される。ゲート電極61、62は、それぞれセンスアンプ制御信号SEP1、SEP2が入力される。
上述したように、PMOSトランジスタQP3及びQP4は、ドレイン拡散領域63を共通ドレインとして利用している。このため、PMOSトランジスタ領域24だけで2つ分のPMOSトランジスタを形成可能である。更に、図8に示すように、ゲート電極61、62をX方向に並べ、そのゲート電極61、62間のドレイン拡散領域63を共通ドレインとすることで、X方向に対してPMOSトランジスタQP3及びQP4を別々のPMOSトランジスタ領域に形成するより短くすることができる。
なお、NMOSトランジスタ領域33は、逆の導電型で同様の構成となっているため説明は省略する。但し、NMOSトランジスタ領域33上に形成されるゲート電極には、センスアンプ制御信号SENが入力される。
以上、上述したようなPMOSトランジスタ領域24とNMOSトランジスタ領域33が、図8に示すドライバトランジスタ配列領域56に配列される。このドライバトランジスタ配列領域56は、P型センスアンプ配列51とN型センスアンプ配列52の間にある。このような構成にすることで、オーバードライブ用のPMOSトランジスタQP4がある程度大きい場合であっても、実施の形態3のDRAM回路400のように、PMOSトランジスタ領域を2列構成にしなくてよい。このため、ドレイン領域分のX方向の幅や素子間隔分の幅を削減できる。よって、DRAM回路300に対してX方向において各素子間の配置密度を更に高めることができ、センスアンプ領域3の幅L400を短縮することができる。このため、実施の形態1乃至4と同様、センスアンプ領域3の面積を縮小することができ、結果としてDRAM回路400のチップ面積を削減できる。また、配線抵抗が増大する問題も実施の形態2と同様な理由で解決できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものでなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態2乃至4では、NMOSトランジスタ領域33のドレイン・ソース拡散領域をX方向に並べるように形成している。しかし、図9に示すDRAM回路500のように、NMOSトランジスタ領域33のドレイン・ソース拡散領域をY方向に並べるように形成してもよい。この場合、DRAM回路500のように、PMOSトランジスタ領域23、24が大きい面積を必要としても、NMOSトランジスタ領域33をドライバトランジスタ配列領域57に配列させることができる。
また、実施の形態2乃至4では、PMOSトランジスタQP1、QP2の駆動側だけにオーバードライブ用のPMOSトランジスタQP4を用いているが、逆にNMOSトランジスタQN1、QN2の駆動側のオーバードライブ用のNMOSトランジスタを用いてもよい。この場合、そのオーバードライブ用のNMOSトランジスタを形成するNMOSトランジスタ領域が、PMOSトランジスタ領域23、24と同様な配列でPウェル領域30に配置される。
100、200、300、400、500 DRAM回路
2 メモリセルアレイ領域
3 センスアンプ領域
4 ワード線ドライバ領域
20 Nウェル領域
21、22、23、24 PMOSトランジスタ領域
30 Pウェル領域
31、32、33 NMOSトランジスタ領域
50 境界線(素子分離領域)
51 P型センスアンプ配列
52 N型センスアンプ配列
53、54、55、56 ドライバトランジスタ配列領域
61、62 ゲート電極
63 ドレイン拡散領域
64、65 ソース拡散領域
QP1〜QP4 PMOSトランジスタ
QN1〜QN3 NMOSトランジスタ
SA1、SA2、・・・ センスアンプ

Claims (1)

  1. ワード線の延伸方向である第1の方向に配列されるセンスアンプ列と、
    前記第1の方向に並行して配列され、センスアンプに電圧を供給する第1導電型の第1ドライバトランジスタと第2導電型の第2ドライバトランジスタを含むドライバトランジスタ列と、
    前記第1の方向から前記第1の方向に交差する方向に前記第1ドライバトランジスタと前記第2ドライバトランジスタの間を通って連続する素子分離領域と、
    を備え
    前記センスアンプ列を構成する複数のセンスアンプの各々は、
    第1導電型の第1および第2トランジスタとからなる第1センスアンプと、
    第2導電型の第3および第4トランジスタとからなる第2センスアンプと、を有し、
    前記ドライバトランジスタ列は、複数の前記第1センスアンプが前記第1の方向に配列された第1センスアンプ列と、複数の前記第2センスアンプが前記第1の方向に配列された第2センスアンプ列との間に配置され、
    前記複数のセンスアンプの各々において、
    前記第1トランジスタが形成されている領域と前記素子分離領域までの距離と、前記第2トランジスタが形成されている領域と前記素子分離領域までの距離はほぼ等しく、
    前記第3トランジスタが形成されている領域と前記素子分離領域までの距離と、前記第4トランジスタが形成されている領域と前記素子分離領域までの距離はほぼ等しい半導体記憶装置。
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