JP5705762B2 - タイヤ加硫機、および、タイヤ加硫設備 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤ加硫機、およびタイヤ加硫設備に関する。
建設機械などに用いられる大型のタイヤを加硫するタイヤ加硫設備にあっては、一般に、未加硫の生タイヤを、ローディング装置を用いて上方空間に上金型の無い状態の下金型にローディングして、上金型、もしくは下金型を移動させ、上金型と下金型とを閉じ、加熱加圧状態で加硫工程を行う。加硫工程を終えた加硫済みタイヤは、上金型と下金型とを開いた後、アンローディングされる。そして、これら一連の工程が繰り返し行われる。
特許文献1には、加硫工程終了時に加硫済みのタイヤが下金型側に残る加硫機において、ローディング装置を利用して、加硫機から加硫済みタイヤをアンローディングするタイヤ加硫設備が開示されている。
特開2000−317943号公報
しかしながら、上記ローディング装置を用いて加硫済みタイヤのローディングおよびアンローディングを行う場合、ローディングおよびアンローディングにかかる時間が長時間化して、生産性が低下してしまうという課題がある。
より具体的には、加硫済みタイヤをアンローディングする工程から次の生タイヤをローディングする工程において、ローディング装置は、下金型の上方から上金型を退避させた後に、タイヤを把持するチャッキング装置を、下金型上方のローディング位置から搬出位置まで移動させた後、搬入位置からローディング位置まで移動させる。そのため、ローディング装置に二度の往復動作が生じてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、タイヤのローディングおよびアンローディングにかかる時間を短縮して生産効率を向上できるタイヤ加硫機およびタイヤ加硫設備を提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ加硫機の第一態様は、下金型と下金型の上部に配置される上金型とで、内部にローディングされたタイヤの加硫を行うタイヤ加硫機であって、前記下金型を支持する下金型支持部と、前記上金型を支持する上金型支持部と、前記上金型支持部を水平方向に移動させる移動機構と、前記上金型支持部に支持された前記上金型を上下方向に移動させる昇降機構と、前記昇降機構により前記下金型の上方に前記上金型が退避した状態で、前記下金型に収容された加硫済みのタイヤを押し上げるリフト機構と、前記上金型支持部に支持され、前記リフト機構で押し上げる位置よりも外周側で前記加硫済みのタイヤの下側を支持する支持位置と、前記加硫済みのタイヤよりも外周側に位置する退避位置とに移動可能なタイヤ支持部と、を備え、前記上金型支持部は、内部に加硫するための蒸気が供給されるドーム部を備え、前記タイヤ支持部は、前記ドーム部に設けられている。
本発明に係るタイヤ加硫機の第二態様では、上記第一態様のタイヤ加硫機における前記タイヤ支持部が、前記上金型支持部に回転可能に支持された軸部と、前記軸部から延びるアーム部と、前記アーム部から突出して前記加硫済みのタイヤの下側を支持可能な支持部とを有していてもよい。
本発明に係るタイヤ加硫設備は、上記第一態様または第二態様のタイヤ加硫機と、前記タイヤ加硫機に隣接して配置されて、前記タイヤ加硫機の前記下金型支持部に支持された前記下金型に未加硫のタイヤを配置可能なローディング機構と、前記タイヤ加硫機に隣接して配置されて、前記タイヤ加硫機の前記移動機構で横方向に移動した前記加硫済みのタイヤを受け取り可能な受け取り機構とを備える。
本発明の上記態様に係るタイヤ加硫機によれば、タイヤのローディングおよびアンローディングにかかる時間を短縮して、生産効率を向上することが可能になる。
本発明の一実施形態におけるタイヤ加硫設備を示す側面図である。 同実施形態における加硫工程を示す側面図である。 同実施形態における上金型支持部の上昇状態を示す側面図である。 同実施形態における加硫済みタイヤをアンローディングする工程を示す側面図である。 同実施形態における加硫済みタイヤをアンローディングする工程を示す側面図である。 同実施形態における加硫済みタイヤをアンローディングする工程を示す側面図である。 同実施形態における未加硫の生タイヤをローディングする工程を示す側面図である。 同実施形態における加硫工程前の状態を示す側面図である。 同実施形態における加硫工程前の状態を示す側面図である。 同実施形態における上金型支持部の斜視図である。 同実施形態における上金型支持部の平面図である。 同実施形態の変形例における図10に相当する平面図である。
以下、本発明の実施形態に係るタイヤ加硫機3、および、タイヤ加硫設備1について説明する。
図1は、本実施形態のタイヤ加硫設備1を示している。本実施形態におけるタイヤ加硫設備1は、建設機械等の大型のタイヤを加硫する加硫設備である。なお、本実施形態の説明においては、特に必要がある場合を除き、未加硫の生タイヤT1(以下、単に生タイヤT1と称する)が搬入される紙面左方を「前方」、加硫済みタイヤT2が搬出される紙面右方を「後方」と称する。
タイヤ加硫設備1は、生タイヤT1(図2参照)が搬入される前方から加硫済みタイヤT2(図2参照)が搬出される後方に向かって、ローディング機構2、タイヤ加硫機3、受け取り機構4の順に並んで配置されている。
タイヤ加硫機3は、下金型6と、この下金型6の上部に配置される上金型7とを備え、これら下金型6と上金型7とにより分割形成される金型5の内部にローディングされた生タイヤT1を加硫する。なお、生タイヤT1は、その軸線方向が上下方向を向くようにして金型5に収容される。
上金型7は、上金型支持部9に支持されており、上金型支持部9が、昇降機構11に支持されている。一方、下金型6は、下金型支持部8に支持されており、下金型支持部8は、所定のフロア位置に固定的に設置されている。
昇降機構11は、上下方向に伸縮可能なシリンダー12を備え、上金型支持部9は、上記シリンダー12に固定されている。シリンダー12の下端部12aは、移動機構13に支持されており、この移動機構13によって、上記昇降機構11および上金型支持部9が水平方向、より具体的には、前後方向に移動可能とされる。この移動機構13は、前後方向に延在するレール13aと、図示しないアクチュエータとを備え、このアクチュエータの駆動により上記昇降機構11がレール13aに沿って前後水平方向に変位可能とされる。この移動機構13によって、上金型支持部9は、下金型支持部8の鉛直上方の位置から受け取り機構4の鉛直上方の位置の間で水平移動可能とされている。
ここで、上記昇降機構11は、上金型支持部9が下金型支持部8の鉛直上方に位置する場合(図2、図3参照)、ならびに、上金型支持部9が下金型支持部8の鉛直上方の位置から水平後方に相対移動している場合(図6、図7参照)に、上金型支持部9を上下方向に移動させることが可能となっている。
図3、図4を参照し、下金型6は、周方向に分割形成されたセグメンタルモールド15を有しており、このセグメンタルモールド15が、主に生タイヤT1のトレッド部を成型する。このセグメンタルモールド15は、隣接するセグメント同士が離間する開放位置(図4参照)と、隣接するセグメント同士が密着する閉塞位置(図3参照)との間で変位可能とされる。セグメンタルモールド15は、図示しない駆動機構によって上方にスライドされることで開放位置まで変位される一方、開放位置から下方にスライドされることで閉塞位置まで変位される。
下金型支持部8は、下金型6に収容されている加硫済みタイヤT2を押し上げて離型させるリフト機構16を有している。このリフト機構16は、下金型6の上方に上金型7が退避するように上金型支持部9が昇降機構11により上昇された状態で、且つ、上記セグメンタルモールド15が開放位置にあるときに加硫済みタイヤT2を押し上げて下金型6から加硫済みタイヤT2を離型させる。
リフト機構16は、図示しないシリンダーにより昇降可能に設けられ、加硫済みタイヤT2の内周縁であるビード部を下方から押圧することで加硫済みタイヤT2を上方へ持ち上げる。そして、リフト機構16は、下金型6に収容されている加硫済みタイヤT2を押し上げて離型させた後、所定の押上位置(図4参照)で加硫済みタイヤT2を保持する。
上金型支持部9は、円筒状のドーム部19と、ドーム部19内に設けられたボルスタープレート(図示せず)とを有している。また、ドーム部19内には、加硫するための蒸気が供給される。
さらに、上金型支持部9は、円筒状のドーム部19にタイヤ支持機構20を備えている。このタイヤ支持機構20は、上記押上位置で保持された加硫済みタイヤT2を下方から支持することが可能となっている。このタイヤ支持機構20によって加硫済みタイヤT2を支持した状態で、上金型支持部9を昇降機構11により上昇させるとともに、移動機構13によって後方に水平移動させることで、加硫済みタイヤT2を搬送することが可能となっている。
タイヤ加硫機3の前方に隣接して設置されたローディング機構2は、タイヤ加硫設備1の外部から搬送された生タイヤT1を下金型6にローディングする。ローディング機構2は、前後水平方向に延在するレール13aに沿って、未加硫のタイヤを受け取る搬入位置(図2参照)と、下金型支持部8に生タイヤT1を収容するローディング位置(図6参照)との間を移動可能とされている。
ローディング機構2は、一対のガイド22に沿って上下に変位可能に設けられたチャッキング装置23を備えている。このチャッキング装置23は、生タイヤT1のビード部18の内側に入り込み広がることでビード部18の内周を全周に亘って引っ掛ける爪(図示せず)を有しており、タイヤ加硫設備1の外部から搬送されてきた生タイヤT1を内周側から掴んで持ち上げることが可能となっている。
受け取り機構4は、タイヤ加硫機3に隣接して設けられ、上記ローディング機構2とは前後方向における反対側に配置されている。受け取り機構4は、加硫済みタイヤT2を載置可能な、例えば、ビード部を下方から支持する受取台などを備えており、この受取台に載置された加硫済みタイヤT2が、図示しない搬送装置によりタイヤ加硫設備1の外部へと搬送される。
図10、図11はこの実施形態におけるタイヤ支持機構20を示している。このタイヤ支持機構20は、加硫済みタイヤT2をその下面側から支持可能な一対のタイヤ支持部25を備えている。各タイヤ支持部25は、上記ドーム部19の外周面に回動自在に取り付けられた回転軸26と、例えば、H型鋼などを用いて形成された揺動アーム部27と、支持アーム部28とを備えている。各タイヤ支持部25の回転軸26は、加硫済みタイヤT2のビード部18の内径よりも大きく、加硫済みタイヤT2の外径よりも小さい間隔で配置されている。揺動アーム部27は、一端部が回転軸26に揺動可能に支持されており、支持アーム部28は、揺動アーム部27の他端部間に亘って取り付けられている。
揺動アーム部27には、油圧シリンダーやエアシリンダーなどからなる伸縮機構29が係合されている。伸縮機構29のインナーロッド30の端部は、揺動アーム部27に対して相対的な傾動が可能とされている。また、伸縮機構29のアウターケース31は、その長手方向の中央部が、ドーム部19に対して傾動可能に支持されている。
タイヤ支持部25は、上記伸縮機構29の伸縮動作により揺動アーム部27を揺動可能となっている。タイヤ支持部25は、リフト機構16で押し上げるビード部18よりも加硫済みタイヤT2の外周側で加硫済みタイヤT2の下側を支持する支持位置(図10中、実線で示す)と、加硫済みタイヤT2よりも外周側に位置する退避位置(図10中、二点鎖線で示す)との間で変位可能となっている。なお、図11においては、タイヤ支持部25が退避位置にある場合を示している。
タイヤ支持部25は、上記支持位置において、揺動アーム部27がドーム部19の軸方向下側に向かって延在され、これにより支持アーム部28がドーム部19の直下を横切るように延在される。一方、タイヤ支持部25は、上記退避位置において、揺動アーム部27がドーム部19の径方向外側に向かって延在され、支持アーム部28がドーム部19の外周面よりも径方向外側で延在される状態となる。
次に、タイヤ支持機構20によって加硫済みタイヤT2を持ち上げる動作について図4を参照して説明する。
まず、タイヤ支持部25を退避位置(図4中、鎖線で示す)とした状態で、加硫済みタイヤT2のサイドウォール部およびショルダー部の下端P1が、支持位置としたときの支持アーム部28の上端面の位置P2よりもやや上方の保持位置まで、加硫済みタイヤT2をリフト機構16により持ち上げる。
次いで、タイヤ支持部25を退避位置から支持位置(図4中、実線で示す)まで変位させる。すると、支持アーム部28が加硫済みタイヤT2の下方、且つ、ビード部18よりも径方向外側に延在される状態になる。この状態で、リフト機構16を下降させると、支持アーム部28が、加硫済みタイヤT2のビード部よりも外側のサイドウォール部やショルダー部に当接する。そして、この当接状態からリフト機構16をさらに下降させると、加硫済みタイヤT2がリフト機構16から離脱して持ち上げられる。なお、上記加硫済みタイヤT2を持ち上げるのとは反対に、タイヤ支持部25から下ろす際には、上述した受け取り機構4の受取台(図示せず)に加硫済みタイヤT2のビード部18を載置してタイヤ支持部25を支持位置から退避位置に変位させることで、タイヤ支持部25から加硫済みタイヤT2を下ろすことができる。
次に、上述したタイヤ加硫設備1におけるタイヤ加硫に係る一連の工程について図面を参照して説明する。なお、この工程の説明においては、加硫機による加硫工程を始点として一連の工程を説明する。
まず、図2に示すように、搬入された生タイヤT1を、軸線が上下方向を向く状態でローディング機構2によりチャッキングして、上昇位置で待機させる。この際、タイヤ加硫機3では、閉塞された金型5内に収容された生タイヤT1を加熱加圧状態で加硫する加硫工程を行っている。
次に、図3に示すように、加硫工程が終了すると、昇降機構11により上金型支持部9が上昇される。この際、加硫済みタイヤT2は、上金型7から離型され下金型6に収容された状態となる。なお、符号「33」は、加硫工程においてタイヤ内面を押圧するブラダーである。
次いで、図4に示すように、セグメンタルモールド15が開放位置にスライドされ、さらに、加硫済みタイヤT2が下金型支持部8のリフト機構16によって持ち上げられる。これにより加硫済みタイヤT2が下金型6から離型される。そして、下金型6から離型された加硫済みタイヤT2は、リフト機構16によって所定の押上位置まで持ち上げられて保持される。すると、タイヤ支持機構20の伸縮機構29が伸長側へ変位し、タイヤ支持部25が退避位置から支持位置まで変位する。そして、この状態で、リフト機構16が下降する。これによって、図5に示すように、加硫済みタイヤT2がタイヤ支持機構20によって搬送可能な状態となる。
さらに、図6に示すように、移動機構13により上金型支持部9とローディング機構2とが後方に移動する。これにより、ローディング機構2に支持されている生タイヤT1と、タイヤ支持機構20に支持されている加硫済みタイヤT2とが、略同時に水平後方に移動する。そしてローディング機構2は下金型支持部8の上方のローディング位置に停止され、上金型支持部9は受け取り機構4の鉛直上方の位置に停止される。そして、上金型支持部9は、昇降機構11により下降されて、加硫済みタイヤT2が受け取り機構4により下方から支持されて受け取り機構4に載置される。
次いで、図7に示すように、タイヤ支持機構20のタイヤ支持部25が退避位置へと変位するとともに、リフト機構16が生タイヤT1の下側のビード部に当接する位置まで上昇する。
そして、図8に示すように、チャッキング装置23とリフト機構16とが同時に下降して、生タイヤT1が開放位置にあるセグメンタルモールド15の内側に収容される。その後、チャッキング装置23が生タイヤT1に対するチャッキングを解除して上昇する。
その後、図9に示すように、ローディング機構2と上金型支持部9とが移動機構13により前方に移動されて、ローディング機構2が搬入位置に配置され、上金型支持部9が下金型支持部8の直上に配置される。そして、図2に示すように、上金型支持部9が下降して、金型5が閉塞され、金型5内に収容された生タイヤT1の加硫工程が行われることとなる。
したがって、上述した実施形態のタイヤ加硫機3によれば、上金型支持部9を移動機構13と昇降機構11とにより水平方向に移動させたり上下方向に昇降させることが可能になるとともに、上金型支持部9に加硫済みタイヤT2の下側を支持可能なタイヤ支持部25を設けて、加硫済みタイヤT2を持ち上げることが可能になったことで、加硫済みタイヤT2の搬出時にローディング機構2を用いずに、上金型支持部9の移動により加硫済みタイヤT2を搬出することが可能となる。
さらに、ローディング機構2により生タイヤT1をローディングする際に、上金型支持部9が下金型支持部8の上方から後方へ退避することとなるが、この上金型7の移動を有効利用して、加硫済みタイヤT2を持ち上げてアンローディングすることができるため、ローディング機構2がローディングおよびアンローディングのために二往復する必要がなくなり、生タイヤT1のローディングおよび加硫済みタイヤT2のアンローディングにかかる時間を短縮することができる。
また、下金型6に収容されている加硫済みタイヤT2をリフト機構16により押し上げて、下金型6から加硫済みタイヤT2を離型させることができるので、例えば、上金型7に加硫済みタイヤT2が張り付いたまま、受け取り機構4まで搬送されて、受け取り機構4で加硫済みタイヤT2を離型させる場合と比較して、受け取り機構4の構成を簡素化することができる。
また、ローディング機構2を用いて加硫済みタイヤT2のアンローディングを行う場合に必要となる一般的なリフト機構16をそのまま利用することができるため、既設のタイヤ加硫設備に対しても容易に適用することができる。
さらに、上金型支持部9に回転可能に支持される回転軸26と、回転軸26から延びる揺動アーム部27と、揺動アーム部27から突出して加硫済みタイヤT2の下側を支持可能な支持アーム部28とによりタイヤ支持部25が形成されることで、タイヤ支持部25の構成が複雑化することなしに十分な強度を確保することができるため、とりわけ大型タイヤの搬送において有利となる。
そして、上述した実施形態のタイヤ加硫設備1によれば、上述したタイヤ加硫機3に隣接して配置されるローディング機構2と、タイヤ加硫機3に隣接して配置されて、タイヤ加硫機3の移動機構13で後方に移動した加硫済みタイヤT2を受け取り可能な受け取り機構4とを備えていることで、生タイヤT1をローディングする工程と、加硫済みタイヤT2をアンローディングする工程とを略同時に行うことができるため、ローディングおよびアンローディングの工程にかかる時間を短縮して、生産効率を向上することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、支持アーム部28の両端が揺動アーム部27に支持されるいわゆる両持ちタイプのタイヤ支持部25を一例に説明したが、支持アーム部28の片端のみが揺動アーム部27に支持される片持ちタイプのタイヤ支持部25を用いても良い。
更に、上述した実施形態においては、タイヤ支持部25が退避位置と支持位置との間を揺動により移動可能な場合について説明したが、例えば、上記実施形態の変形例として図12に示すように、支持アーム部28の端部を、支持アーム部28の延在方向とは垂直な水平方向にスライド可能に支持して、支持アーム部28を、加硫済みタイヤT2の下側を支持する支持位置と、加硫済みタイヤT2よりも外周側に位置する退避位置とに移動させる構成としても良い。この場合、支持アーム部28は、例えば、図示しないモータの駆動力をドライブチェーンやボールねじなどを介して伝達してスライドさせれば良い。
また、上記実施形態においては、伸縮機構29により揺動アーム部27を傾動する一例を説明したが、伸縮機構29に限られず、例えば、揺動アームの回転軸26をモータなどにより回転させることで揺動アーム部27を揺動させるようにしても良い。
本発明は、上金型と下金型とを備えるタイヤ加硫機およびタイヤ加硫システムについて広く適用可能である。
2 ローディング機構
4 受け取り機構
6 下金型
7 上金型
8 下金型支持部
9 上金型支持部
11 昇降機構
13 移動機構
16 リフト機構
25 タイヤ支持部
26 回転軸(軸部)
27 揺動アーム部(アーム部)
28 支持アーム部(支持部)
T1 生タイヤ
T2 加硫済みタイヤ

Claims (3)

  1. 下金型と該下金型の上部に配置される上金型とで、内部にローディングされたタイヤの加硫を行うタイヤ加硫機であって、
    前記下金型を支持する下金型支持部と、
    前記上金型を支持する上金型支持部と、
    前記上金型支持部を水平方向に移動させる移動機構と、
    前記上金型支持部を上下方向に移動させる昇降機構と、
    前記昇降機構により前記下金型の上方に前記上金型が退避するように前記上金型支持部を上昇させた状態で、前記下金型に収容された加硫済みのタイヤを押し上げるリフト機構と、
    前記上金型支持部に支持され、前記リフト機構で押し上げる押上位置よりも外周側で前記加硫済みのタイヤの下側を支持する支持位置と、
    前記加硫済みのタイヤよりも外周側に位置する退避位置とに移動可能なタイヤ支持部とを備え
    前記上金型支持部は、内部に加硫するための蒸気が供給されるドーム部を備え、
    前記タイヤ支持部は、前記ドーム部に設けられているタイヤ加硫機。
  2. 請求項1に記載したタイヤ加硫機であって、
    前記タイヤ支持部は、
    前記上金型支持部に回転可能に支持された軸部と、
    前記軸部から延びるアーム部と、
    前記アーム部から突出して前記加硫済みのタイヤの下側を支持可能な支持部とを有するタイヤ加硫機。
  3. 請求項1又は2に記載したタイヤ加硫機と、
    前記タイヤ加硫機に隣接して配置されて、前記タイヤ加硫機の前記下金型支持部に支持された前記下金型に未加硫のタイヤを配置可能なローディング機構と、
    前記タイヤ加硫機に隣接して配置されて、前記タイヤ加硫機の前記移動機構で後方向に移動した前記加硫済みのタイヤを受け取り可能な受け取り機構とを備えるタイヤ加硫設備。
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