JP5702758B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャニスタで吸着された蒸発燃料を内燃機関の吸気通路に対して導入する蒸発燃料処理装置に関する。
例えば、エンジン等の内燃機関に対して燃料を供給するための燃料タンクが知られている。この燃料タンク内では、燃料が気化した蒸発燃料(ベーパ)が発生し、蒸発燃料が大気中に拡散することを防止するためにキャニスタが設けられている。
キャニスタには、例えば、活性炭等の吸着材が充填されており、吸着材によって蒸発燃料が吸着捕集される。キャニスタで吸着捕集された蒸発燃料は、内燃機関が運転されるときにパージ通路を介して内燃機関の吸気通路に向けて導入される。このようにして、大量の蒸発燃料がキャニスタに貯蔵されることを回避している。
例えば、特許文献1には、吸気通路中のスロットル弁の上流側に第1パージポートを開口させると共に、吸気通路の下流側に配置されたベンチュリに第2パージポートを開口させた蒸発燃料処理装置が開示されている。この特許文献1に開示された蒸発燃料処理装置では、キャニスタに接続された導管を第2パージポートに接続していると共に、この導管の途中から分岐した連通路を第1パージポートに接続している。
特開平4−237860号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたパージ通路構造では、第1パージポートから吸気通路内に導入された蒸発燃料と、第2パージポートから吸気通路内に導入された蒸発燃料とが、吸気通路の上流側と下流側のそれぞれ異なる位置で導入される。このため、特許文献1に開示されたパージ通路構造では、それぞれ異なる位置から吸気通路内に導入された蒸発燃料が混合されにくい、という問題がある。
このように混合されにくいことで、混合気中の燃料を均質化することができず、例えば、内燃機関(エンジン)の特定の気筒に対して多量の燃料が流入し、その他の気筒に対して少量の燃料が流入するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、吸気通路内に蒸発燃料を導入する2つのパージ導入孔を設けた場合であっても、蒸発燃料同士を混合しやすくすることが可能な蒸発燃料処理装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、インテークマニホールドとスロットルボディとにより形成される吸気通路と、前記吸気通路に連通するチャンバと、キャニスタで吸着された蒸発燃料を前記チャンバに対して導入するパージ導入孔と、前記キャニスタで吸着された蒸発燃料を前記チャンバに対して導入する他のパージ導入孔と、を設け、前記チャンバは、前記インテークマニホールドと前記スロットルボディとの合わせ面に形成され、
前記パージ導入孔は、前記インテークマニホールドに形成され、前記他のパージ導入孔は、前記スロットルボディに形成されることを特徴とする。
本発明によれば、キャニスタで吸着されていた蒸発燃料が、吸気通路に導入される前に2つのパージ導入孔から同一のチャンバに対して集約して導入される。このため、本発明では、同一のチャンバ内で蒸発燃料同士を効率的に混合してから吸気通路内に導入することができ、燃料を均質化することができる。
さらに、本発明によれば、インテークマニホールドとスロットルボディとの合わせ面に配置されたチャンバに対して、インテークマニホールド側及びスロットルボディ側の両方から蒸発燃料を集約して導入することができる。この結果、本発明では、吸気エアと最も混合し易い合わせ面にチャンバを配置することで、同一のチャンバ内で蒸発燃料同士をより一層効率的に混合することができ、燃料を均質化することができる。
さらに、本発明は、前記インテークマニホールド側のパージ導入孔が、前記チャンバに臨む開口部を有し、前記スロットルボディ側のパージ導入孔は、前記チャンバに臨む開口部を有し、前記インテークマニホールド側の開口部と前記スロットルボディ側の開口部とは、相互にオフセットした位置に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、インテークマニホールド側の開口部とスロットルボディ側の開口部とを相互にオフセットした位置に配置することで、例えば、2つの開口部からチャンバにそれぞれ導入される蒸発燃料の流れが相互に干渉することを防止すると共に、一方の開口部から他方の開口部へ逆流することを好適に回避することができる。
さらにまた、本発明は、利用頻度の異なる2つの蒸発燃料制御弁を設け、前記インテークマニホールド側のパージ導入孔及び前記スロットルボディ側のパージ導入孔のうち、利用頻度の高い蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔は、利用頻度の低い蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔よりも、前記吸気通路に近い位置で前記チャンバに開口するように形成されることを特徴とする。
本発明によれば、比較的に利用頻度の高い蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔から導入される蒸発燃料が、比較的に利用頻度の低い蒸発燃料制御弁の弁体に付着することを回避することができる。
さらにまた、本発明は、定格容量が異なる2つの蒸発燃料制御弁を設け、前記インテークマニホールド側のパージ導入孔及び前記スロットルボディ側のパージ導入孔のうち、定格容量が小容量の蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔は、定格容量が大容量の蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔よりも、前記吸気通路に近い位置で前記チャンバに開口するように形成されることを特徴とする。
本発明によれば、定格容量が小容量の蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔から導入される蒸発燃料が、定格容量が大容量の蒸発燃料制御弁の弁体に付着することを回避することができる。
さらにまた、本発明は、前記合わせ面が、前記インテークマニホールドのフランジ部と前記スロットルボディのフランジ部とを合わせた面で構成され、前記インテークマニホールドのフランジ部には、前記パージ導入孔と連通する連通凹部と、前記連通凹部の下端で連続し前記吸気通路に沿って延在する円弧状凹部とが設けられ、前記スロットルボディのフランジ部には、前記他のパージ導入孔と連通する連通凹部と、前記連通凹部の下端で連続し前記吸気通路に沿って延在する円弧状凹部とが設けられ、前記インテークマニホールド側の前記連通凹部及び前記円弧状凹部と、前記スロットルボディ側の前記連通凹部及び前記円弧状凹部とは、それぞれ対称位置に配置され、前記合わせ面によって前記インテークマニホールドと前記スロットルボディとが一体的に結合された際、相互に対向する前記連通凹部同士及び前記円弧状凹部同士で前記チャンバが構成されることを特徴とする
本発明によれば、それぞれ対称位置に配置されるインテークマニホールド側の連通凹部及び円弧状凹部と、スロットルボディ側の連通凹部及び円弧状凹部とを設け、相互に対向する連通凹部同士及び円弧状凹部同士でチャンバが構成されることで、チャンバを所望の容量に確保することができる。
本発明では、吸気通路内に蒸発燃料を導入する2つのパージ導入孔を設けた場合であっても、蒸発燃料同士を混合しやすくすることが可能な蒸発燃料処理装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置の概略斜視図である。 図1のII−II線に沿った概略縦断面図である。 インテークマニホールド側のフランジ部の平面図である。 スロットルボディ側のフランジ部の平面図である。 インテークマニホールドとスロットルボディの合わせ面における破断斜視図である。 合わせ面に設けられたチャンバを実線で示した透過斜視図である。 2つのパージ導入孔からチャンバ内に導入された蒸発燃料同士が混合する状態を示す説明図である。 要求流量が増大する順序にしたがって第1蒸発燃料制御弁及び第2蒸発燃料制御弁の複数の動作パターンを例示したタイムチャートである。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置の概略斜視図、図2は、図1のII−II線に沿った概略縦断面図である。なお、各図中において、「前後」、「上下」、「左右」は、それぞれ車両前後方向、車両上下方向、車幅方向を示している。
本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置は、特に、図示しないエンジンと図示しないモータとを併有するハイブリッド車両に適用される。
図1に示すように、蒸発燃料処理装置10は、燃料を貯留する燃料タンク12と、燃料タンク12内で発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタ14と、内燃機関(エンジン)に連通する吸気通路16(図2参照)を有するインテークマニホールド18及びスロットルボディ20とを有する。なお、燃料タンク12とキャニスタ14との間には、配管チューブ21が接続され、燃料タンク12内で発生した蒸発燃料が配管チューブ21を介してキャニスタ14に送給される。
さらに、蒸発燃料処理装置10は、キャニスタ14の管接続口(図示せず)とインテークマニホールド18の管接続口22aとの間で接続されキャニスタ14に吸着された蒸発燃料を吸気通路16内に導入するパージ通路として機能する第1パージ用配管24aと、キャニスタ14の管接続口(図示せず)とスロットルボディ20の管接続口22bとの間で接続されキャニスタ14に吸着された蒸発燃料を吸気通路16内に導入するパージ通路として機能する第2パージ用配管24bと、第1パージ用配管24a中に配設され定格容量が小容量からなる第1蒸発燃料制御弁26aと、第2パージ用配管24b中に配設され定格容量が大容量からなる第2蒸発燃料制御弁26bとを備えて構成されている。なお、本実施形態において、「大容量」及び「小容量」は、第1蒸発燃料制御弁26aと第2蒸発燃料制御弁26bとの間で定格容量を比較した大小関係の意味で用いている。
燃料タンク12の内部には、燃料タンク12内に貯留される燃料をエンジンに向かって送給する図示しない燃料ポンプと、図示しないフィラーパイプを介して燃料タンク12内に給油された燃料の給油量を検出する給油量検出手段(例えば、フロート)とが設けられる。
キャニスタ14の内部には、活性炭等の図示しない吸着材が充填される。また、キャニスタ14には、内部に外気を導入する外気取り入れ口28が設けられる。
第1蒸発燃料制御弁26a及び第2蒸発燃料制御弁26bは、所謂、パージコントロール弁で構成され、内部に配設された図示しない弁体(例えば、ダイヤフラム)の変位によって、キャニスタ14内に吸着しておいた蒸発燃料をエアと共に吸気通路16内へ導入する量をコントロールする弁である。
インテークマニホールド18は、図示しないガスケットを介して内燃機関(例えば、直列4気筒エンジン)に連結される。このインテークマニホールド18は、サージタンク18aと、サージタンク18aから分岐して図示しないシリンダヘッドの吸気ポートに接続される気筒接続部18bとを有する。
スロットルボディ20内には、図示しないアクセルポジションセンサからの検出信号に対応して吸気通路16を開閉するスロットルバルブ30が設けられる(図2参照)。このスロットルバルブ30は、吸気通路16内で回動自在に軸支される軸体32と、この軸体32を回動中心として所定角度だけ軸体32と一体的に回動する円板33と、軸体32を所定方向に回転駆動させるアクチュエータ34とを備える。軸体32と円板33とによって周知のバタフライ弁が構成される。また、スロットルボディ20には、図示しない管体が接続され、例えば、エアクリーナからのエアが送給されるエア供給ポート35が設けられる。
インテークマニホールド18とスロットルボディ20との連結部位には、インテークマニホールド18と一体的に形成され平面視して略矩形状からなるフランジ部36(図3参照)と、スロットルボディ20と一体的に形成され平面視して略矩形状からなるフランジ部38(図4参照)とが設けられる。各フランジ部36、38は、四隅角部に形成された各ボルト挿通孔40に挿通される複数(例えば、4本)のボルト42を介して一体的に結合される。
図2に示すように、インテークマニホールド18のフランジ部36とスロットルボディ20のフランジ部38との合わせ面44には、吸気通路16に連通するチャンバ46が設けられる。インテークマニホールド18のフランジ部36には、図3に示すように、第1パージ用配管24a(図1参照)と連通接続され、キャニスタ14で吸着された蒸発燃料をチャンバ46に対して導入するパージ導入孔48と、このパージ導入孔48と連通し略く字状に屈曲して延在する連通凹部50と、この連通凹部50の下端部で連続し吸気通路16の外周半円に沿って延在する円弧状凹部52とが形成される。なお、円弧状凹部52と吸気通路16との間には、略円弧状に湾曲する隔壁54が設けられる。
スロットルボディ20のフランジ部38には、図4に示すように、第2パージ用配管24b(図1参照)と連通接続され、キャニスタ14で吸着された蒸発燃料をチャンバ46に対して導入する他のパージ導入孔56と、この他のパージ導入孔56と連通し略く字状に屈曲して延在する連通凹部58と、この連通凹部58の下端部で連続し吸気通路16の外周半円に沿って延在する円弧状凹部60とが形成される。なお、円弧状凹部60と吸気通路16との間には、略円弧状に湾曲する隔壁61が設けられる。
この場合、インテークマニホールド18側の連通凹部50及び円弧状凹部52と、スロットルボディ20側の連通凹部58及び円弧状凹部60とは、それぞれ対称位置(ミラー位置)に配置され(図3と図4とを比較参照)、合わせ面44によってインテークマニホールド18とスロットルボディ20とを一体的に結合することで、相互に対向する連通凹部50、58同士及び円弧状凹部52、60同士でチャンバ46が構成される。図6の実線で示すようにチャンバ46を相互に対向する連通凹部50、58同士及び円弧状凹部52、60同士で構成することで、所望の容量を確保することができる。
各円弧状凹部52、60の終端部(下端部)には、吸気通路16の半径内方向に向かって蒸発燃料を供給する一対のポート62、62が設けられる(図2〜図6参照)。各円弧状凹部52、60の終端部には、円弧状凹部52、60と吸気通路16とを隔てる隔壁54、61が設けられておらず、一対のポート62、62が吸気通路16の中心に向かって相互に対向して配置されている。
また、インテークマニホールド18側のフランジ部36には、チャンバ46を囲繞する形状からなりシール部材64を装着するためのシール溝66が形成され、スロットルボディ20側のフランジ部38には、このシール溝66を閉塞する平坦面が形成されている(図2〜図4参照)。シール溝66に対してシール部材64(例えば、Oリング)を装着し、合わせ面44によってインテークマニホールド18とスロットルボディ20とを一体的に結合することでシール部材64が押圧変形し、チャンバ46が気密にシールされる。
図2に示すように、インテークマニホールド18側のパージ導入孔48は、チャンバ46に臨む開口部68を有する。スロットルボディ20側のパージ導入孔56は、チャンバ46に臨む開口部70を有する。インテークマニホールド18側の開口部68とスロットルボディ20側の開口部70とは、チャンバ46の連通凹部50、58内で相互にオフセットした位置に配置されている。
すなわち、インテークマニホールド18側のパージ導入孔48の開口部68は、連通凹部50、58の下方側で吸気通路16に近接する部位に形成され、一方、スロットルボディ20側のパージ導入孔56の開口部70は、連通凹部50、58の上方側で開口部68よりも吸気通路16から離間する部位に形成されている。また、2つのパージ導入孔48、56の開口部68、70の中心を通る軸線T1、T2が、互いに異軸となるように配置されている。
第1パージ用配管24a及び第2パージ用配管24bには、定格容量がそれぞれ異なる2つの第1及び第2蒸発燃料制御弁26a、26bが設けられている(図1参照)。定格容量が小容量(例えば、50L/min)の第1蒸発燃料制御弁26aは、インテークマニホールド18側のパージ導入孔48に連通するように設けられる。また、定格容量が大容量(例えば、100L/min)の第2蒸発燃料制御弁26bは、スロットルボディ20側のパージ導入孔56に連通するように設けられる。すなわち、小容量の第1蒸発燃料制御弁26aが連通するパージ導入孔48は、大容量の第2蒸発燃料制御弁26bが連通するパージ導入孔56よりも、吸気通路16に近い位置でチャンバ46に開口するように形成される(図2参照)。
第1及び第2蒸発燃料制御弁26a、26bは、ボルト72を介して、インテークマニホールド18から上方に向かって突出する突起部74に固定される(図1参照)。
本実施形態に係る蒸発燃料処理装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
図7に示すように、キャニスタ14で吸着されていた蒸発燃料は、第1パージ用配管24aを介してインテークマニホールド18側のパージ導入孔48から合わせ面44に形成されたチャンバ46内に導入されると共に、第2パージ用配管24bを介してスロットルボディ20側のパージ導入孔56から合わせ面44に形成された同一のチャンバ46内に導入される。2つのパージ導入孔48、56からそれぞれ導入された蒸発燃料は、単一のチャンバ46を構成する連通凹部50、58及び円弧状凹部52、60に沿って進行することで互いに混じり合って均質化される。混合された蒸発燃料は、円弧状凹部52、60の下端部に設けられた一対のポート62、62から吸気通路16の中心に向かって吸入され、吸気通路16内を流通する混合気と混合してエンジン側に送給される。
本実施形態では、キャニスタ14で吸着されていた蒸発燃料が、吸気通路16に導入される前、インテークマニホールド18側及びスロットルボディ20側の2つのパージ導入孔48、56から、インテークマニホールド18とスロットルボディ20との合わせ面44に配置された同一のチャンバ46に対して集約して導入することができる。このため、本実施形態では、同一のチャンバ46内で蒸発燃料同士を効率的に混合してから吸気通路16内に導入することができ、燃料を均質化することができる。
また、本実施形態では、混合気(吸気エア)と最も混合し易いインテークマニホールド18とスロットルボディ20との合わせ面44にチャンバ46を配置することで、同一のチャンバ46内で蒸発燃料同士をより一層効率的に混合することができ、燃料を均質化することができる。
さらに、本実施形態では、インテークマニホールド18側のパージ導入孔48の開口部68と、スロットルボディ20側のパージ導入孔56の開口部70とを相互にオフセットした位置に配置している(図2参照)。このように2つの開口部68、70をオフセットした位置に配置することで、例えば、2つの開口部68、70からチャンバ46にそれぞれ導入される蒸発燃料の流れが相互に干渉することを防止すると共に、一方の開口部から他方の開口部へ逆流することを好適に回避することができる。
さらにまた、本実施形態では、定格容量が小容量の第1蒸発燃料制御弁26aに連通するパージ導入孔48が、定格容量が大容量の第2蒸発燃料制御弁26bに連通する他のパージ導入孔56よりも、吸気通路16に近い位置でチャンバ46に開口するように形成されている(図7参照)。この結果、本実施形態では、定格容量が小容量の第1蒸発燃料制御弁26aに連通するパージ導入孔48から導入される蒸発燃料が、定格容量が大容量の第2蒸発燃料制御弁26aの図示しない弁体に付着することを回避することができる。
次に、2つの蒸発燃料制御弁における利用頻度の関係について、図8(a)〜(d)に基づいて説明する。
図8(a)〜(d)は、要求流量が増大する順序にしたがって第1蒸発燃料制御弁及び第2蒸発燃料制御弁の複数の動作パターンを例示したタイムチャートである。この第1〜第4動作パターンでは、小容量からなる第1蒸発燃料制御弁26aの利用頻度を高くし、大容量からなる第2蒸発燃料制御弁26bの利用頻度を低く設定している。
要求流量が最も小さい第1動作パターンでは、図8(a)に示すように、比較的短いパルス幅を有する方形状のパルス信号で第1蒸発燃料制御弁26aをオフ状態(OFF)からオン状態(ON)に切り換え、一方、第2蒸発燃料制御弁26bはオフ状態(OFF)に保持されている。
第1動作パターンよりも要求流量が増大する第2動作パターンでは、図8(b)に示すように、比較的長いパルス幅を有する方形状のパルス信号で第1蒸発燃料制御弁26aをオフ状態(OFF)からオン状態(ON)に切り換え、一方、第2蒸発燃料制御弁26bはオフ状態(OFF)に保持されている。
第2動作パターンよりも要求流量が増大する第3動作パターンでは、図8(c)に示すように、第1蒸発燃料制御弁26aをオン状態(ON)に保持したまま、比較的短いパルス幅を有する方形状のパルス信号で第2蒸発燃料制御弁26bをオフ状態(OFF)からオン状態(ON)に切り換えている。
第3動作パターンよりも要求流量が増大する第4動作パターンでは、図8(d)に示すように、第1蒸発燃料制御弁26aをオン状態(ON)に保持したまま、比較的長いパルス幅を有する方形状のパルス信号で第2蒸発燃料制御弁26bをオフ状態(OFF)からオン状態(ON)に切り換えている。
本実施形態では、利用頻度の高い第1蒸発燃料制御弁26aに連通するパージ導入孔48が、利用頻度の低い第2蒸発燃料制御弁26bに連通する他のパージ導入孔56よりも、吸気通路16に近い位置でチャンバ46に開口するように形成されている。この結果、本実施形態では、比較的に利用頻度の高い第1蒸発燃料制御弁26aに連通するパージ導入孔48から導入される蒸発燃料が、比較的に利用頻度の低い第2蒸発燃料制御弁26bの図示しない弁体に付着することを回避することができる。
具体的には、比較的に利用頻度の低い第2蒸発燃料制御弁26bが、比較的に利用頻度の高い第1蒸発燃料制御弁26aよりも吸気通路16から離間した位置に配置されることで、第2蒸発燃料制御弁26bから導入された蒸発燃料が第1蒸発燃料制御弁26a内に入り込みにくくなる。このため、例えば、ダイヤフラムで構成された第1蒸発燃料制御弁26aの弁体に蒸発燃料が付着することを抑制して故障しにくくなる。なお、前記とは逆に、大容量からなる第2蒸発燃料制御弁26bの利用頻度を高く設定し、小容量からなる第1蒸発燃料制御弁26aの利用頻度を低く設定するようにしてもよい。
また、本実施形態では、例えば、第1蒸発燃料制御弁26aと第2蒸発燃料制御弁26bの駆動周期をそれぞれ同一に設定して、両者を同時に駆動させる場合、第1蒸発燃料制御弁26aの駆動周期の立ち上がりよりも第2蒸発燃料制御弁26bの駆動周期の立ち上がりを所定の位相だけずらす(遅延させる)ように設定されるとよい。このように位相をずらすことで、混合される蒸発燃料を均質化することができると共に、混合される蒸発燃料の脈動を抑制することができる。
この場合、例えば、最小の駆動DUTYで小容量の第1蒸発燃料制御弁26aを単独で駆動させることにより、最初の立ち上がりにおける流量変化を抑制することができる。
一般的に、ハイブリッド車両では、エンジンの駆動が限定され、ガソリン仕様の車両と比較して蒸発燃料を吸気通路16内に導入する機会が少なくなるため、大量の蒸発燃料がキャニスタ14に貯蔵される。この大量の蒸発燃料を吸気通路16側に吸入するためには、大型の蒸発燃料制御弁(図示せず)を用いる必要があるが、この大型の蒸発燃料制御弁を使用すると蒸発燃料の導入開始時の流量変化が大きくなって空燃比の変動が増大する。
本実施形態では、大型の蒸発燃料制御弁を用いることがなく、第1及び第2蒸発燃料制御弁26a、26bからなる2つの小型の蒸発燃料制御弁を並列に配置することで、蒸発燃料の導入開始時における空燃比の変動を抑制することができる。
なお、本実施形態では、蒸発燃料処理装置10をハイブリッド車両に適用した場合について説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、エンジンのみで駆動される車両に対しても適用することが可能である。
10 蒸発燃料処理装置
14 キャニスタ
16 吸気通路
18 インテークマニホールド
20 スロットルボディ
26a、26b 蒸発燃料制御弁
44 合わせ面
46 チャンバ
48 パージ導入孔
56 他のパージ導入孔
68 開口部(インテークマニホールド側)
70 開口部(スロットルボディ側)

Claims (5)

  1. インテークマニホールドとスロットルボディとにより形成される吸気通路と、
    前記吸気通路に連通するチャンバと、
    キャニスタで吸着された蒸発燃料を前記チャンバに対して導入するパージ導入孔と、
    前記キャニスタで吸着された蒸発燃料を前記チャンバに対して導入する他のパージ導入孔と、
    を設け
    前記チャンバは、前記インテークマニホールドと前記スロットルボディとの合わせ面に形成され、
    前記パージ導入孔は、前記インテークマニホールドに形成され、
    前記他のパージ導入孔は、前記スロットルボディに形成されることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 請求項記載の蒸発燃料処置装置において、
    前記インテークマニホールド側のパージ導入孔は、前記チャンバに臨む開口部を有し、
    前記スロットルボディ側のパージ導入孔は、前記チャンバに臨む開口部を有し、
    前記インテークマニホールド側の開口部と前記スロットルボディ側の開口部とは、相互にオフセットした位置に配置されることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 請求項記載の蒸発燃料処置装置において、
    利用頻度の異なる2つの蒸発燃料制御弁を設け、
    前記インテークマニホールド側のパージ導入孔及び前記スロットルボディ側のパージ導入孔のうち、利用頻度の高い蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔は、利用頻度の低い蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔よりも、前記吸気通路に近い位置で前記チャンバに開口するように形成されることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  4. 請求項記載の蒸発燃料処理装置において、
    定格容量が異なる2つの蒸発燃料制御弁を設け、
    前記インテークマニホールド側のパージ導入孔及び前記スロットルボディ側のパージ導入孔のうち、定格容量が小容量の蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔は、定格容量が大容量の蒸発燃料制御弁に連通するパージ導入孔よりも、前記吸気通路に近い位置で前記チャンバに開口するように形成されることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  5. 請求項1又は請求項2記載の蒸発燃料処置装置において、
    前記合わせ面は、前記インテークマニホールドのフランジ部と前記スロットルボディのフランジ部とを合わせた面で構成され、
    前記インテークマニホールドのフランジ部には、前記パージ導入孔と連通する連通凹部と、前記連通凹部の下端で連続し前記吸気通路に沿って延在する円弧状凹部とが設けられ、
    前記スロットルボディのフランジ部には、前記他のパージ導入孔と連通する連通凹部と、前記連通凹部の下端で連続し前記吸気通路に沿って延在する円弧状凹部とが設けられ、
    前記インテークマニホールド側の前記連通凹部及び前記円弧状凹部と、前記スロットルボディ側の前記連通凹部及び前記円弧状凹部とは、それぞれ対称位置に配置され、
    前記合わせ面によって前記インテークマニホールドと前記スロットルボディとが一体的に結合された際、相互に対向する前記連通凹部同士及び前記円弧状凹部同士で前記チャンバが構成されることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
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