以下、本発明の第1の実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明おいて、左右方向は遊技機を前方(遊技者側)から視た左右方向に対応している。また、上下方向は、図1の上下方向に対応している。
[遊技機の概略構成]
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るパチンコ機P(弾球遊技機)は、遊技ホールの島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた前面枠2と、前面枠2の内側に収容された遊技盤3と、前面枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられ、中央に大きく開口部8が形成されたガラス扉4と、このガラス扉4の開口部8に取り付けられた透明なガラス板10と、前面枠2の下側に開閉自在に配設され、遊技球を収容する受皿5を有する前面ボード6と、前面枠2の下部に設けられた発射装置9と、前面ボード6に取り付けられたハンドル7等を具備している。パチンコ機Pの筐体15は、機枠1と前面枠2とガラス扉4とによって構成される。ガラス扉4の上部にはスピーカ20が左右に1個ずつ取り付けられており、遊技に関する様々な効果音を発している。また、ガラス扉4の上部には、スピーカ20の間に、エラー報知ランプ25が設けられている。エラー報知ランプ25は、LEDを内蔵しており、パチンコ機Pにエラーが発生した場合に、点灯する。また、ガラス扉4の開口部8の周囲には、発光演出用ランプ16として、開口部8の左上側にガラス扉左上側ランプ26aが、右上側にガラス扉右上側ランプ26bが、中央下側にガラス扉中央側ランプ27が、左下側にガラス扉左下側ランプ28aが、右下側にガラス扉右下側ランプ28bが、ガラス扉左下側ランプ28aの左外側にガラス扉左外側ランプ29aが、ガラス扉右下側ランプ28bの右外側にガラス扉右外側ランプ29bが設けられている。これらの発光演出用ランプ16は、LEDを内蔵しており、パチンコ機Pが遊技者の関心を高める発光演出を行う場合に、点灯したり、点滅したりする。したがって、上記ガラス扉4の開口部8の周囲に設けられた複数の発光演出用ランプ16は、筐体15に配置され、遊技機の正面側に向かって発光する複数の発光部を構成する。
[遊技機の前面側の構成]
図1及び図2に示すように、遊技盤3は、その盤面に遊技領域31を有し、前面枠2に遊技盤3を装着すると、ガラス板10から遊技領域31を観察することができるようになっている。遊技領域31は、遊技球を滑走させるガイドレール32と遊技球規制レール33によって略円形状となるように区画形成されており、発射装置9によって打ち出された遊技球はこの遊技領域31内を流下する。また、遊技領域31内には、特別図柄表示装置17と、演出表示装置(表示画面)34と、スルーチャッカ21と、普通図柄表示装置22と、電動チューリップ49と、ステージ36と、始動入賞口37と、一般入賞口38と、アウト口39と、遊技釘(図示省略)と、風車(図示省略)と、アタッカー装置41と、遊技盤上側ランプ50、遊技盤左側ランプ51及び遊技盤右側ランプ52からなる遊技盤3上の発光演出用ランプ16等が設けられている。
演出表示装置34は、遊技盤3の略中央部に設けられ、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われた特別図柄に係る電子抽選の結果に基づいて所定の演出態様を表示するものであって、本実施形態では液晶表示装置が用いられている。この演出表示装置34には、所定の演出態様の一部として、特別図柄表示装置17に変動表示される特別図柄と同期をとってダミー図柄(演出図柄)が変動表示されるようになっている。なお、この演出表示装置34には、保留球乱数が保留球乱数記憶部115(図4参照)に記憶された場合に保留表示(保留球乱数が記憶された旨の表示)を行うための表示領域が区画形成されている。つまり、この表示領域の部分が保留球表示領域34aとなっているのである。また、演出表示装置34は、後述するメニュー画面300及び遊技履歴出力画面304を表示する。
また、特別図柄表示装置17は、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われた特別図柄に係る電子抽選の結果を表示するためのものであって、より具体的には、抽選結果を、特別図柄(数字や絵柄)を変動させた後に停止させるといった態様で表示するものである。この特別図柄表示装置17は、本実施形態では7セグメント表示器が用いられており、演出表示装置34を見ている遊技者の視界に同時に入らないように遊技盤3の右下部分に離れて設けられている。
スルーチャッカ21は、遊技球が通過可能なゲート構造を成しており、その内部には遊技球が通過したことを検知する磁気センサタイプのスルーチャッカ検知センサ46(図4参照)が内蔵されている。また、このスルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に行われる普通図柄に係る電子抽選の結果を表示するための普通図柄表示装置22が、特別図柄表示装置17の隣に設けられている。この普通図柄表示装置22は、本実施形態では、二つのLEDランプで構成されており、普通図柄当たりのときには一方のLEDランプが点灯し、ハズレのときには他方のLEDランプが点灯するようになっている。
電動チューリップ49は、始動入賞口37の入口に設けられ、遊技盤3の面に直交する軸を中心に回動する一対の羽根部材を備えており、ソレノイドに通電がなされると一対の羽根部材が互いに離れる方向に回動して、始動入賞口37の入口を拡大するようになっている。ステージ36は、演出表示装置34の下方に配置されており、遊技球が転動しながら一時的に滞在する構造物である。このステージ36の中央には溝が形成されており、この溝の真下の位置には始動入賞口37が配されている。そのため、溝から落下した遊技球は、高い確率で始動入賞口37へと導かれる。
アタッカー装置41は、始動入賞口37に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄に係る電子抽選の結果、大当たりとなって大当たり遊技に移行した場合に所定回数開放される装置である。このアタッカー装置41が開放すると、大入賞口42が露呈し、そこに遊技球が入賞することで多くの賞球が獲得できるようになっている。また、一般入賞口38に遊技球が入賞すると、所定個数の遊技球が賞球として遊技者に払い出される。そして、始動入賞口37や一般入賞口38に入らなかった遊技球は、アウト口39から回収される。なお、始動入賞口37、一般入賞口38、大入賞口42の内部にはそれぞれ遊技球の通過を検知するためのセンサ43〜45(図4参照)が設けられている。
遊技盤上の発光演出用ランプ16は、上記のとおり、遊技盤上側ランプ50、遊技盤左側ランプ51、遊技盤右側ランプ52からなる。遊技盤上側ランプ50は、遊技盤の上側に2つ、遊技盤左側ランプ51は遊技盤の左側に2つ、遊技盤右側ランプ52は遊技盤の右側に2つ設けられている。これらの発光演出用ランプ16は、LEDを内蔵しており、パチンコ機Pが遊技者の関心を高める発光演出を行う際に、点灯したり、点滅したりする。したがって、上記遊技盤上の複数の発光演出用ランプ16は、遊技盤に配置され、遊技機の正面側に向かって発光する複数の発光部を構成する。なお、図2に示すように、遊技盤上の発光演出用ランプ16は、ガラス扉に向かって(遊技者側に向かって)突出するように設けられているが、遊技盤面に埋め込まれるように設けられてもよい。
前面ボード6には遊技球を収容するとともに、外部に排出可能な受皿5が取り付けられている。この受皿5は、遊技者が投入した遊技球を収容するだけでなく、球払出装置14(図3及び図4参照)から払い出された遊技球も収容可能となっている。球払出装置14又は球払出装置14から受皿5への遊技球の払出通路には、払い出した遊技球を検知するための遊技球払出センサ47(図4参照)が設けられている。また、遊技球を遊技領域31に向けて発射するための発射装置9が前面枠2の下部に取り付けられており、受皿5に収容されている遊技球がこの発射装置9に1個ずつ供給される。そして、前面ボード6の右下に取り付けられたハンドル7を回動させると、その回動量に応じた発射強度で発射装置9が遊技球を遊技領域31へと発射することができるようになっている。発射装置9又は発射装置9から遊技領域31への遊技球の発射通路には、発射された遊技球を検知するための球発射検知センサ48(図4参照)が設けられている。また、図1に示すように、受皿5の側部には、遊技者が押下操作するタッチボタン60(入力手段)が設けられている。
また、パチンコ機Pの複数箇所には、エラーを検知するエラー検知センサ53(図4参照)が設けられている。エラー検知センサ53は、パチンコ機Pにエラーが発生し、それを検知すると、主制御処理部11(図3及び図4参照)にエラー検知信号を送信する。
[遊技機の背面側の構成]
図3に示すように、パチンコ機Pは、その背面側に、主制御処理部(遊技処理実行手段)11と、副制御処理部を構成する演出制御処理部12a、特別図柄表示制御部12b、ランプ制御処理部12c、払出制御処理部12e、および普通図柄表示制御部12fと、発射制御処理部13と、球払出装置14等を備えている。
[主制御処理部]
図3に示すように、主制御処理部11は、遊技盤3(図2参照)の裏面に支持部材等を介して設けられている。この主制御装処理部11は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等とにより構成されている。このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理(遊技処理)が行われる。
具体的には、図4に示すように、始動入賞口37に遊技球が入賞したことを契機に特別図柄に係る電子抽選を行う特別図柄抽選部110と、この特別図柄抽選部110が判定した抽選結果に応じて特別図柄を決定する特別図柄決定部120と、遊技コマンドである変動パターンコマンドを決定するための変動パターンコマンド決定部140と、特別図柄抽選部110による抽選結果の判定が大当たりとなった場合にアタッカー装置41のソレノイドを作動させて大当たり遊技に移行する大当たり遊技制御部160と、スルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に普通図柄に係る電子抽選を行う普通図柄抽選部170と、電動チューリップ49の作動を制御する電動チューリップ作動制御部180と、を備えて主制御処理部11は構成されている。
特別図柄抽選部110は、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲で1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数を生成する特別図柄用乱数発生部111と、始動入賞口37に遊技球が入賞したことを契機に(始動入賞口検知センサ43からの検知信号が主制御処理部11に入力されたタイミングで)乱数を1つ取得(ラッチ)する特別図柄用乱数取得部112と、この特別図柄用乱数取得部112が取得した乱数が大当たりであるか否かを特別図柄判定テーブル114を参照して決定する特別図柄当否判定部113と、特別図柄用乱数取得部112が乱数を取得したときに特別図柄が変動中である場合に、この取得した乱数を4個(所定個数)の上限まで保留球乱数として記憶する保留球乱数記憶部115と、を備えている。
変動パターンコマンド決定部140は、演出態様を決定するためのコマンドである変動パターンコマンドの決定に用いられる変動パターン用乱数の抽選処理を行う変動パターン用乱数抽選部130と、変動パターン用乱数と変動パターンコマンドのパターンNo.(遊技コマンド)とが対応づけられたテーブルが複数記憶されたコマンド参照テーブル135と、を備えている。この変動パターン用乱数抽選部130は、図5に示すように、周期的(例えば2ミリ秒毎)に入力される割り込み信号に基づいてループカウンタの値を所定の範囲(0〜63まで)で1ずつ更新させることによりソフトウェア乱数を生成する変動パターン用乱数発生部131と、始動入賞口37に遊技球が入賞したことに基づいて(始動入賞口検知センサ43からの検知信号が主制御処理部11に入力されたタイミングで)乱数を1つ取得(ラッチ)する変動パターン用乱数取得部132と、この変動パターン用乱数取得部132が取得した乱数を記憶する変動パターン用乱数記憶部134と、を備えている。
また、コマンド参照テーブル135は、図6に示すように、取得した特別図柄用乱数が大当たり乱数である場合に参照される大当たり時参照テーブル135aと、ハズレの場合に参照されるハズレ時参照テーブル135bとを有しており、これらのテーブル135a、135bを参照して、変動パターンコマンド決定部140は、変動パターンNo.を決定している。
より具体的に説明すると、大当たり時参照テーブル135aには、遊技コマンドである変動パターンNo.1〜64までが割り当てられ、ハズレ用時参照テーブル135bには遊技コマンドである変動パターンNo.65〜127までが割り当てられている。そして、特別図柄用乱数取得部112が取得した乱数が大当たり乱数である場合には、変動パターンコマンド決定部140は変動パターンNo.1〜64の中から変動パターン用乱数に基づいて1つのパターンを選択して、そのパターンを変動パターンコマンドとして演出制御処理部12a及びランプ制御処理部12cに送信している。
同様に、ハズレの場合には、変動パターンコマンド決定部140は、変動パターンNo.65〜127の中から変動パターン用乱数に基づいて1つのパターンを選択して演出制御処理部12a及びランプ制御処理部12cにそのコマンドを送信している。なお、変動パターンNo.1〜64までは、変動パターンNo.65〜127に比べて全体的に特別図柄の変動時間が長い変動パターンコマンドとなっており、変動時間が長い演出態様が表示されると、遊技者は大当たりの可能性が高いのではないかと予測することができるようになっている。
次に、大当たり遊技制御部160は、大当たりの種類に応じて所定のラウンド数だけアタッカー装置41の開閉を行うように制御している。また、普通図柄抽選部170は、特別図柄用乱数発生手段111が発生させる乱数の数より少ないが同様の構成からなる普通図柄用乱数発生部と、スルーチャッカ21を遊技球が通過したことを契機に(スルーチャッカ検知センサ46からの検知信号が主制御処理部11に入力されたタイミングで)乱数を1つ取得(ラッチ)する普通図柄用乱数取得部と、この普通図柄用乱数取得部が取得した乱数が普通図柄当たりであるか否かを普通図柄判定テーブルを参照して決定する普通図柄当否判定部と、普通図柄用乱数取得部が乱数を取得したときに普通図柄が変動中である場合に、この取得した乱数を普通図柄用保留球乱数として記憶する普通図柄用保留球乱数記憶部と、を備えている。また、電動チューリップ作動制御部180は、普通図柄抽選部170による電子抽選で普通図柄当たりに当選したコマンドに基づいて、電動チューリップ49のソレノイドに通電して開閉するよう制御している。
また、主制御処理部11は、エラー検知センサ53からエラー検知信号を受信すると、ランプ制御処理部12cにエラー報知コマンドを送信する。
[副制御処理部]
続いて、主制御処理部11からの指令(コマンド)を受けて各種装置を制御する副制御処理部について説明する。副制御処理部を構成する演出制御処理部12a、特別図柄表示制御部12b、ランプ制御処理部12c、払出制御処理部12e、および普通図柄表示制御部12fは、遊技盤3の裏面に支持部材等を介して設けられており、主制御処理部11が生成した処理情報に従って、演出表示装置34やスピーカ20、エラー報知ランプ25や複数の発光演出用ランプ16などの制御を行っている。副制御処理部も、主制御処理部11と同様に、CPUと、予め定められた制御プログラムを格納するROMと、生成された処理情報の一時記憶及び記憶した情報の削除を行うRAM等とにより構成され、CPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、所定の処理が行われる。
演出制御処理部12aは、図7に示すように、処理部として、演出態様決定部210と、表示制御部(表示制御手段)220と、履歴情報記憶制御部230と、を備え、記憶部として、演出態様記憶部260と、大当たり遊技演出データ記憶部280と、メニュー画面データ記憶部281と、履歴情報記憶部282とを備えている。演出態様記憶部260、大当たり遊技演出データ記憶部280及びメニュー画面データ記憶部281は、ROMに設定され、履歴情報記憶部282は、RAMに設定される。
演出態様決定部210は、変動パターンコマンドに基づいて、演出態様記憶部260に記憶されている大当たり用演出テーブル260aまたはハズレ用演出テーブル260bを参照して、遊技に用いる演出を決定している。ここで、大当たり用演出テーブル260aは、図8に示すように、変動パターンNo.1〜No.64までの変動パターンコマンドに1対1で対応するように演出態様が割り当てられている。例えば、変動パターンNo.1には「ロングリーチA」が、変動パターンNo.2には「ロングリーチB」が、変動パターンNo.30には「超スーパーリーチA」が、変動パターンNo.64には「プレミアリーチC」が割り当てられている。これらの演出態様は全てリーチ(複数の演出図柄のうち変動中の演出図柄を一つ残して、その他の演出図柄が全て同一図柄で停止した状態の演出態様のこと)を含んでおり、リーチを含まない演出に比べて長時間の演出が行われる態様となっている。
ハズレ用演出テーブル260bは、図9に示すように、変動パターンNo.65〜No.127までの変動パターンコマンドに1対1で対応するように演出態様が割り当てられている。例えば、変動パターンNo.65には「リーチなしA」が、変動パターンNo.66には「リーチなしB」が、変動パターンNo.80には「ノーマルリーチA」が、変動パターンNo.85には「ロングリーチA」が、変動パターンNo.127には「超スーパーリーチC」が割り当てられている。このように、このハズレ用演出テーブル260bは、リーチなしの演出が多数含まれた構成となっている。
演出態様決定部210が決定した演出態様を演出表示装置34に表示するよう制御するのが表示制御部220である。
大当たり遊技演出データ記憶部280には、大当たり遊技演出データが予め記憶されている。大当たり遊技演出データとは、大当たり遊技中(アタッカー装置41の開閉制御実行中)に表示する演出画像のデータであり、大当たり遊技が開始されると、表示制御部220は、大当たり遊技中の演出画像を大当たり遊技演出データに従って演出表示装置34に表示する。
メニュー画面データ記憶部281には、メニュー画面データが予め記憶されている。メニュー画面データとは、遊技者が遊技を実行していない(球発射検知センサ48が所定時間継続して遊技球を検知していない)状態で、遊技者がタッチボタン60を押したときに表示制御部220が演出表示装置34に表示するメニュー画面300(図10参照)のデータである。図10に示すように、メニュー画面300には、「遊技履歴を記憶する」と表示された遊技履歴記憶指示ボタン301、「遊技履歴を出力する」と表示された遊技履歴出力指示ボタン302、「メニュー画面を終了する」と表示されたメニュー画面表示終了指示ボタン303など、遊技者が任意に選択可能な指示内容を表す指示ボタンが表示される。遊技者は、タッチボタン60を押下操作することによって、メニュー画面300上の所望の指示ボタンを選択することができる。また、メニュー画面終了指示ボタン303が選択されると、表示制御部220は、メニュー画面300の表示を終了する。また、遊技履歴記憶指示ボタン301が選択されると、履歴情報記憶制御部230は、その後の遊技履歴(例えば、特別図柄の変動回数や、大当たりの発生回数や、大当たり発生時の変動パターンの種別など)を、履歴情報として履歴情報記憶部282に記憶する。なお、遊技履歴記憶指示ボタン302が選択された際に、既に履歴情報が記憶されている場合には、その履歴情報を削除して、新たに履歴情報を記憶する。また、遊技履歴出力指示ボタン302が選択されると、表示制御部220は、履歴情報記憶部282に記憶された履歴情報を読み出し、その履歴情報をエンコードして2次元コード(特定画像)305(図11参照)、例えばQRコード(登録商標)を生成し、生成した2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304(図11参照)を演出表示装置34に表示する。図11に示すように、遊技履歴出力画面304には、履歴情報をエンコードして生成した2次元コード305と、遊技履歴を示す文字情報と、遊技履歴出力終了指示ボタン306とが表示される。遊技履歴出力終了指示ボタン306には、「遊技履歴の出力を終了する」という指示内容が表示され、遊技者は、遊技履歴の出力を終了するときに、タッチボタン60を押下操作することによって、遊技履歴出力終了指示ボタン306を選択する。遊技者によって遊技履歴出力終了指示ボタン306が選択されると、表示制御部220は、遊技履歴出力画面304の表示を終了し、演出表示装置34にメニュー画面300を表示する。
演出制御処理部12aは、表示制御部220が演出表示装置34に、メニュー画面300の表示を開始するとき、ランプ制御処理部12cにメニュー画面演出コマンドを送信する。また、演出制御処理部12aは、表示制御部220が演出表示装置34に、生成した2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始するとき、2次元コード表示開始信号をランプ制御処理部12cに送信する。また、演出制御処理部12aは、表示制御部220が演出表示装置34に遊技履歴出力画面304の表示を終了したとき、2次元コード表示終了信号をランプ制御処理部12cに送信する。表示制御部220は、始動入賞口37への進入を契機として、主制御処理部11によって特別図柄に係る電子抽選が開始されたとき、遊技履歴出力画面304の表示を終了する。また、表示制御部220は、遊技履歴出力画面304の履歴情報出力終了指示ボタン306が選択されたとき、遊技履歴出力画面304の表示を終了する。なお、表示制御部220は、球発射検知センサ48が球の発射を検知したとき、遊技履歴出力画面304の表示を終了してもよい。
また、表示制御部220は、履歴情報を直接エンコードした2次元コードに代えて、予め設定された所定のポイント換算プログラムに従って履歴情報をポイント情報に換算し、換算したポイント情報をエンコードして2次元コードを生成してもよい。また、換算したポイント情報に対応して特別なコンテンツ(例えば、特別な画像やアイテムや楽曲など)が割り当てられている場合、この特別なコンテンツを取得可能なインターネット上のアドレスをエンコードして2次元コードを生成してもよい。また、2次元コードに代えて1次元コード(例えばバーコード)などを用いてもよい。
遊技者は、撮像機能及び2次元コードのデコード機能を有する携帯電話などの携帯端末を用いて遊技履歴出力画面304に表示された2次元コードを撮像してデコードすることによって、インターネット上のアドレスやポイント情報や遊技履歴を取得することができる。すなわち、本実施形態において、特典は、上記の特別なコンテンツやポイント情報や遊技履歴を含む。インターネット上のアドレスを取得した遊技者は、そのアドレスにアクセスすることによって、特別なコンテンツを取得することができる。また、ポイント情報や遊技履歴を取得した遊技者は、自己のポイント情報や遊技履歴をデータとして保持することができる。さらに、パチンコ機Pの製造販売会社等が、登録された会員(遊技者)に対して個々のポイント情報や遊技履歴の送信を求め、送信されたポイント情報や遊技履歴に応じた特典を付与するサービス(システム)をインターネット上で提供している場合、遊技履歴を取得した遊技者は、取得したポイント情報や遊技履歴を所定のウエヴサイトに送信することによって、特典を享受することができる。
図4に説明を戻すと、特別図柄表示制御部12bは、主制御処理部11の特別図柄決定部120が決定した特別図柄のコマンドと、変動パターンコマンド決定部140が決定した変動パターンコマンドに基づき、特別図柄表示装置17に特別図柄を所定の時間だけ変動させた後に停止させる態様で特別図柄決定部120が決定した特別図柄を表示する。一方、普通図柄表示制御部12fは、普通図柄抽選部170による普通図柄に係る抽選結果のコマンドを受け、そのコマンドに基づいて普通図柄表示装置22に普通図柄を変動させた後に停止させる態様で表示するよう制御している。なお、普通図柄表示制御部12fは、上記した特別図柄表示制御部12bによる表示制御と比べて表示する図柄の対象が相違するものの、表示制御の基本構成はほぼ同じである。
ランプ制御処理部12cは、受信するコマンドに応じて、エラー報知用ランプ25と発光演出用ランプ16の発光を制御する。ランプ制御処理部12cが受信するコマンドには、主制御部処理部11から受信する変動パターンコマンド及びエラー報知コマンドと、演出制御処理部12aから受信するメニュー画面演出コマンドと、が含まれる。ランプ制御処理部12cは、図12に示すように、発光制御部400と、テーブル記憶部401と、発光演出データ記憶部402と、計時部(計時手段)403と、を備えている。テーブル記憶部401は、ROMに設定され、発光演出データ記憶部402は、RAMに設定される。
計時部403は、演出制御処理部12aから送信された2次元コード表示開始信号をランプ制御処理部12cが受信したときからの経過時間を演出制御処理部12aが2次元コード305を表示する表示時間として2次元コード表示終了信号を受信するまで計時する。
テーブル記憶部401は、発光演出データテーブル404を予め記憶している。発光演出データテーブル404には、ランプ制御部12cが受信するコマンドに応じた発光演出データ(点灯ランプ、点灯パターン及び輝度レベル)が設定されている。発光演出データテーブル404は、図13に示すように、コマンド列と、点灯ランプ列と、点灯パターン列と、輝度レベル列とからなる。コマンド列には、ランプ制御処理部12cが受信するコマンドが設定されている。点灯ランプ列には、受信する各コマンドに対応して、点灯又は点滅する発光演出用ランプ16が一つ又は複数設定されている。点灯パターン列には、各発光演出用ランプ16の点灯パターンが、例えば「0.5秒間隔で点滅」、「0.2秒間隔で点滅」、「常時点灯」のように設定されている。輝度レベル列には、各発光演出用ランプ16の輝度レベルが設定されている。本実施形態において、輝度レベルとは、ランプの輝度が最も高い状態の輝度を輝度100%、ランプの消灯状態の輝度を輝度0%とした場合の輝度0〜100%の間で16段階に設定されている輝度の度合いである。輝度レベル「15」は輝度100%,「14」は輝度93%,「13」は輝度87%,「12」は輝度80%,「11」は輝度73%,「10」は輝度67%,「9」は輝度60%,「8」は輝度53%,「7」は輝度47%,「6」は輝度40%,「5」は輝度33%,「4」は輝度27%,「3」は輝度20%,「2」は輝度13%,「1」は輝度7%、「0」は輝度0%に設定されている。なお、ランプの輝度レベルが「0」、すなわち輝度0%の場合、ランプは消灯状態となっている。
発光演出データ記憶部402は、発光制御部400が発光演出処理(詳細は後述する)を実行する際に、実行される発光演出に係る発光演出データ(点灯ランプ、点灯パターン及び輝度レベル)を一時的に記憶する。
発光制御部400は、ランプ制御処理部12cがコマンド(変動パターンコマンド及びメニュー画面演出コマンド)を受信すると、各コマンドに対応した発光演出を行う発光演出処理を実行する。発光演出処理において、発光制御部400は、記憶部の発光演出データテーブル404を参照し、コマンドに対応する発光演出データ(点灯ランプ、各ランプの点灯パターン及び各ランプの輝度レベル)を発光演出データ記憶部402に一時的に記憶する。発光制御部400は、上記発光演出データ記憶部402に記憶された発光演出データを参照し、各発光演出用ランプ16を点灯させたり、点滅させたりする。発光制御部400は、発光演出用ランプ16に内蔵されているLEDへの電流の供給を調整することによって、発光演出用ランプ16の輝度レベルを調整する。具体的には、発光制御部400は、発光演出用ランプ16に内蔵されているLEDへ電流を間欠的に供給し、所定時間における電流の供給停止時間の割合を増減することで、輝度レベルを上記16段階のいずかに設定する。
また、発光制御部400は、発光演出処理実行中に、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、実行中の発光演出処理を中断し、発光演出用ランプ16の輝度レベルの減少による照度減少処理を実行する。本照度減少処理において、発光制御部400は、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、実行している発光演出における各発光演出用ランプ16の輝度レベルを1段階ずつ下げる。これによって、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置、例えば、パチンコ機Pの透明カバーでの照度が、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、徐々に減少する。発光制御部400は、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示終了信号を受信すると、本照度減少処理を終了し、中断中の発光演出処理を再開する。
払出制御処理部12eは、CRユニット(図示省略)からの信号を受けて遊技球を遊技者に貸し出すように球払出装置14を制御する他、主制御処理部11からの払出指令を受けて、所定個数の賞球を遊技者に対して払い出すように球払出装置14を制御する。この球払出装置14は、遊技球を1個ずつ保持する切欠きが形成されたスプロケット(図示省略)と、このスプロケットを回転させるモータ(図示省略)とを備えて構成されている。そして、モータの回転を制御することにより、必要な数だけ賞球を払い出すことができるようになっている。具体的には、始動入賞口検知センサ43、一般入賞口検知センサ44、大入賞口検知センサ45等が遊技球の通過を検知したら、球払出装置14は主制御処理部11を経由して受けたコマンドに基づき遊技球を払い出す。
発射制御処理部13は、ハンドル7の回動量に応じて、発射装置9に対する作動の制御を行う装置である。より具体的に言うと、発射装置9に対して通電させたり、通電を停止したり、あるいは、通電電流を変化させるといった制御処理を行う。
[輝度レベルの減少による照度減少処理]
次に、本実施形態における発光制御部400が実行する発光演出用ランプ16の輝度レベルの減少による照度減少処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aからメニュー画面演出コマンドを受信し、発光制御部400がメニュー画面演出コマンドに対応した発光演出データを発光演出データ記憶部402に記憶し、記憶した発光演出データを参照し、発光演出を開始した後で、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、発光制御部400は、実行中の発光演出処理を中断し、本照度減少処理を実行する。
ステップ1では、発光制御部400は、所定のタイミング(例えば、2秒間毎)で、計時部403が計時する2次元コードの表示時間が所定時間(例えば、5秒)を経過したか否かを判定する。発光制御部400が、所定時間を経過したと判定する場合(ステップ1:YES)は、ステップ2に移行する。発光制御部400が、所定時間を経過したと判定しない場合(ステップ1:NO)は、所定のタイミング毎にステップ1の判定を繰り返す。
ステップ2では、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402に記憶されている発光演出データにおける各ランプの輝度レベルを1段階下げ、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。そして、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402の更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行する。例えば、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402に記憶されている遊技盤上側ランプ50の輝度レベルが「15」であった場合、この輝度レベルを1段階下げた「14」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。なお、ステップ2において、発光制御部400は、既に輝度レベルが最小レベル(輝度レベル「0」、すなわち輝度0%)まで下がっている発光演出用ランプ16については、最小レベルの輝度レベル(輝度レベル「0」)を維持する。なお、本実施形態では、ステップ2において、発光制御部400が各ランプの輝度レベルを1段階下げる例を説明したが、下げる輝度レベルは、例えば、2段階など、任意に設定可能である。
ステップ3では、発光制御部400は、演出制御処理部12aからの2次元コード表示終了信号の受信に基づいて、表示制御部220が2次元コード305の表示を終了したか否かを判定する。終了したと判定する場合(ステップ3:YES)は、本照度減少処理を終了する。終了したと判定しない場合(ステップ3:NO)は、ステップ1に移行する。なお、本照度減少処理を終了後、発光制御部400は、発光演出データテーブル404を再度参照し、発光演出データテーブル404の発光演出データを発光演出データ記憶部402に更新記憶し、この発光演出データを参照し、中断中の発光演出を再開する。すなわち第1の照度減少処理によって下げられた輝度レベルを元に戻して、引き続きメニュー画面演出コマンドに対応した発光演出を行う。また、ステップ1に移行する際、ステップ1において表示時間と比較される閾値としての所定時間は、前回の判定に用いた所定時間から所定分(例えば、5秒)増加する。すなわち、前回の判定に用いた所定時間が5秒の場合、次回の判定に用いる所定時間は10秒となる。
本実施形態によれば、演出制御処理部12aの表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始したとき、発光制御部400が、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が表示時間の増加に応じて徐々に減少するように、複数の発光演出用ランプ16の輝度レベルを5秒毎に1段階ずつ減少させる照度減少処理を開始する。したがって、遊技者が演出表示装置34に表示された遊技履歴出力画面304の2次元コード305を撮像するときに、レンズフレアや筋状のスミアがランプの明るい光によって撮像画像に発生する可能性を表示時間の増加に応じて低減させることができる。このため、2次元コード305を適正に撮像させることができるので、2次元コード305を何度も撮像するという遊技者の手間を解消することができる。
また、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始すると、全発光演出用ランプ16の輝度レベルを即座に「0」にする(全発光演出用ランプ16を消灯させる)のではなく、5秒毎に1段階ずつ下げるので、2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示中においても、発光演出用ランプ16による発光演出を徐々に下がる輝度レベルで継続して行うことができる。このため、遊技者の関心を高めることができる。
また、表示制御部220は、遊技者がタッチボタン60を操作し、メニュー画面300の遊技履歴出力指示ボタン302を選択したとき、すなわちタッチボタン60が遊技履歴出力指示操作を受けたときに2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始し、遊技者がタッチボタン60を操作し、遊技履歴出力画面304の遊技履歴出力終了指示ボタン306を選択したとき、すなわちタッチボタン60が遊技履歴出力終了指示操作を受けたとき、又は主制御処理部11が当否抽選を開始したときに、2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を終了する。また、発光制御部400は、表示制御部220が2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を終了したとき、照度減少処理を終了する。このため、遊技者がタッチボタン60に遊技履歴出力終了指示操作をした後、または、遊技者が遊技を開始し、遊技球が始動入賞口37に進入し、主制御処理部11による電子的な当否抽選が開始された後は、発光制御部400は、照度減少処理を終了させ、発光演出データテーブル404の発光演出データに基づいて、発光演出を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、ランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401が更に照度減少用消灯ランプテーブル405(図15参照)を記憶する点において第1の実施形態と異なる。また、発光制御部400が、上記輝度レベルの減少による照度減少処理に代えて、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が計時部403が計時する表示時間の増加に応じて徐々に減少するように発光演出用ランプ16の点灯数の減少による照度減少処理(図16参照)を行う点において第1の実施形態と異なる。
[副制御処理部]
本実施形態におけるランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401は、照度減少用消灯ランプテーブル405を記憶する。照度減少用消灯ランプテーブル405は、図15に示すように、表示時間列と消灯ランプ列とからなる。表示時間列には、計時部403によって計時される2次元コード305の表示時間が5秒からn秒まで5秒刻みで設定されている。消灯ランプ列には、発光制御部400によって消灯される消灯対象の発光演出用ランプ16が設定されている。照度減少用消灯ランプテーブル405では、消灯対象の発光演出用ランプ16が表示時間の増加にともなって増加するように、すなわち発光演出用ランプ16の点灯数が徐々に減少するように設定されている。なお、表示時間の最大値であるn秒に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16は、「全発光演出用ランプ」と設定されている。
また、発光制御部400は、発光演出処理実行中に、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、実行中の発光演出処理を中断し、発光演出用ランプ16の点灯数の減少による照度減少処理を実行する。本照度減少処理において、発光制御部400は、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、照度減少用消灯ランプテーブル405に設定されている消灯対象の発光演出用ランプ16を消灯する。これによって、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置、例えば、パチンコ機Pの透明カバーでの照度が、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、徐々に減少する。発光制御部400は、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示終了信号を受信すると、本照度減少処理を終了する。
[ランプの点灯数の減少による照度減少処理]
本実施形態における発光制御部400が実行する発光演出用ランプ16の点灯数の減少による照度減少処理について、図16のフローチャートを参照して説明する。なお、ステップ11については、第1の照度減少処理のステップ1と同様であるため説明を省略する。
ステップ12では、発光制御部400は、照度減少用消灯ランプテーブル405を参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている発光演出データの内、表示時間に応じた消灯対象の発光演出用ランプ16に係る輝度レベルを「0」にし、すなわち輝度0%にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。そして、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402の更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行し、ステップ13に移行する。例えば、表示時間が「5秒」を経過した場合、消灯対象の発光演出用ランプ16である遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを「0」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。また、表示時間が「10秒」を経過した場合は、消灯対象の発光演出用ランプ16である遊技盤上側ランプ50と遊技盤右側ランプ52の輝度レベルを「0」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。
ステップ13では、発光制御部400は、演出制御処理部12aからの2次元コード表示終了信号の受信に基づいて、表示制御部220が2次元コード表示を終了したか否かを判定する。終了したと判定する場合(ステップ13:YES)は、本照度減少処理を終了する。終了したと判定しない場合(ステップ13:NO)は、ステップ14に移行する。なお、本照度減少処理を終了後、発光制御部400は、発光演出データテーブル404を再度参照し、発光演出データテーブル404の発光演出データを発光演出データ記憶部402に更新記憶し、この発光演出データを参照し、中断中の発光演出を再開する。すなわち本照度減少処理におけるステップ12において「0」に更新した輝度レベルを元に戻して(発光演出データテーブル404に設定されている輝度レベルに更新して)、引き続きメニュー画面演出コマンドに対応した発光演出を行う。
ステップ14では、発光制御部400は、2次元コード305の表示時間がn秒を経過したか否かを判定する。経過したと判定する場合、全発光演出用ランプ16が既に消灯状態になっているので、発光制御部400はこの状態を維持したまま、ステップ13に移行し、表示制御部220が2次元コード表示を終了したか否かの判定を繰り返す。経過していないと判定する場合、ステップ11に移行する。なお、ステップ11に移行する際、ステップ11において表示時間と比較される閾値としての所定時間は、テーブル記憶部401に記憶された表示時間列の間隔分(本実施形態では5秒)増加する。すなわち、前回の判定に用いた所定時間が5秒の場合、次回の判定に用いる所定時間は10秒となる。
本実施形態によれば、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始したとき、発光制御部400が、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が表示時間の増加に応じて徐々に減少するように、発光演出用ランプ16の点灯数を5秒毎に1つずつ減少させる照度減少処理を開始する。したがって、遊技者が演出表示装置34に表示された遊技履歴出力画面304の2次元コード305を撮像するときに、レンズフレアや筋状のスミアがランプの明るい光によって撮像画像に発生する可能性を表示時間の増加に応じて低減させることができる。このため、2次元コード305を適正に撮像させることができるので、2次元コード305を何度も撮像するという遊技者の手間を解消することができる。
また、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始すると全発光演出用ランプ16を消灯させる(輝度レベルを「0」にする)のではなく、発光演出用ランプ16の点灯数を5秒毎に1つずつ減少させる(消灯対象の発光演出用ランプ16の数を増加させる)ので、消灯していない発光演出用ランプ16によって2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示中においても、発光演出用ランプ16による発光演出を継続して行うことができる。このため、遊技者の関心を高めることができる。
次に、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、ランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401が更に照度変更用輝度減少テーブル406(図17参照)を記憶する点において第1の実施形態と異なる。また、発光制御部400が、上記輝度レベルの減少による照度減少処理に代えて、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が周期的に増減するように発光演出用ランプ16の輝度レベルの増減による照度変更処理(図18参照)を行う点において第1の実施形態と異なる。
[副制御処理部]
本実施形態におけるランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401は照度変更用輝度減少テーブル406を記憶する。照度変更用輝度減少テーブル406は、図17に示すように、状態列と輝度レベル列からなる。状態列は、発光制御部400によって表示時間の増加に応じて周期的に変更される「増状態」と「減状態」とが設定されている。輝度レベル列には、上記輝度レベルが設定されている。照度変更用輝度減少テーブル406には、状態列の「減状態」に対応する輝度レベルとして「発光演出データテーブルの輝度レベルから5段階下の輝度レベル」が設定されている。また、状態列の「増状態」に対応する輝度レベルとして「発光演出データテーブルの輝度レベル」が設定されている。
また、ランプ制御処理部12cの発光制御部400は、発光演出処理実行中に、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、実行中の発光演出処理を中断し、発光演出用ランプ16の輝度レベルの増減による照度変更処理を実行する。本照度変更処理において、発光制御部400は、照度変更用輝度減少テーブル406と発光演出データテーブル404とを参照し、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置、例えば、パチンコ機Pの透明カバーでの照度が周期的に増減するように、各ランプの輝度レベルを周期的に増減する。発光制御部400は、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示終了信号を受信すると、本照度変更処理を終了する。
[輝度レベルの増減による照度変更処理]
次に、本実施形態における発光制御部400が実行する発光演出用ランプ16の輝度レベルの増減による照度変更処理について、図18のフローチャートを参照して説明する。ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aからメニュー画面演出コマンドを受信し、発光制御部400がメニュー画面演出コマンドに対応した発光演出データを発光演出データ記憶部402に記憶し、記憶した発光演出データを参照し、発光演出を開始した後で、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、発光制御部400は、実行中の発光演出処理を中断し、本照度変更処理を実行する。
ステップ21では、発光制御部400が、所定のタイミング(例えば、2秒間毎)で、計時部403が計時する2次元コード305の表示時間が所定時間(例えば、5秒)を経過したか否かを判定する。発光制御部400が、所定時間を経過したと判定する場合(ステップ21:YES)は、ステップ22に移行する。発光制御部400が、所定時間を経過したと判定しない場合(ステップ21:NO)は、所定のタイミング毎にステップ21の判定を繰り返す。
ステップ22では、発光制御部400が減状態の発光演出を行い、ステップ23に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が減状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用輝度減少テーブル406と発光演出データテーブル404とを参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている各発光演出用ランプ16の輝度レベルを、照度変更用輝度減少テーブル406における「減状態」の輝度レベルに更新記憶し、更新した発光演出データ記憶部402の発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。本実施形態において、「減状態」の輝度レベルとして「発光演出データテーブルの輝度レベルから5段階下の輝度レベル」が設定されているため、例えば、発光制御部400は、発光演出データテーブル404において「15」と設定されている遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを、「15」から5段階下げた「10」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。なお、輝度レベルを5段階下げたとき、輝度レベルが「0」以下となる発光演出用ランプ16については、発光制御部400は、輝度レベルを「0」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。
ステップ23では、発光制御部400は、所定のタイミング(例えば、2秒間毎)で、計時部403が計時する2次元コードの表示時間が所定時間(ステップ21における判定に用いられた所定時間よりも所定分増加した時間、例えば、ステップ21の判定に用いられた所定時間が5秒のとき、5秒増加した10秒)を経過したか否かを判定する。発光制御部400が、所定時間を経過したと判定する場合(ステップ23:YES)は、ステップ24に移行する。発光制御部400が、所定時間を経過したと判定しない場合(ステップ23:NO)は、所定のタイミング毎にステップ23の判定を繰り返す。
ステップ24では、発光制御部400が増状態の発光演出を行い、ステップ25に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が増状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用輝度減少テーブル406と発光演出データテーブル404とを参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている各発光演出用ランプ16の輝度レベルを、照度変更用輝度減少テーブル406における「増状態」の輝度レベルに更新記憶し、更新した発光演出データ記憶部402の発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。本実施形態において、「増状態」の輝度レベルとして「発光演出データテーブルの輝度レベル」が設定されているため、例えば、ステップ22で、発光制御部400によって、「10」に更新記憶された遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベル「15」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。
ステップ25では、発光制御部400は、演出制御処理部12aからの2次元コード表示終了信号の受信に基づいて、表示制御部220が2次元コード表示305を終了したか否かを判定する。終了したと判定する場合(ステップ25:YES)は、本照度変更処理を終了する。終了したと判定しない場合(ステップ25:NO)は、ステップ21に移行する。なお、本照度変更処理を終了後、発光制御部400は、発光演出データテーブル404を再度参照し、発光演出データテーブル404に設定されている発光演出データを発光演出データ記憶部402に記憶し、この発光演出データを参照し、中断中の発光演出を再開する。また、ステップ21に移行する際、ステップ21において表示時間と比較される閾値としての所定時間は、ステップ23の判定に用いた所定時間から所定分(例えば、5秒)増加する。すなわち、ステップ23の判定に用いた所定時間が10秒の場合、ステップ21の判定に用いる所定時間は15秒となる。
本実施形態によれば、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始したとき、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が、計時部403によって計時される表示時間の増加に応じて周期的に増減するように、発光演出用ランプ16の輝度レベルを発光演出データテーブル404の輝度レベルから5段階下の輝度レベルに設定する減状態の発光演出と、発光演出データテーブル404の輝度レベルの輝度レベルに設定する増状態の発光演出とを交互に繰り返して行うので、遊技者に発光制御部400が減状態の発光演出を行っているときに2次元コード305を撮像させることができ、レンズフレアや筋状のスミアがランプの明るい光によって撮像画像に発生する可能性を低減させることができる。このため、2次元コード305を適正に撮像させることができるので、2次元コード305を何度も撮像するという遊技者の手間を解消することができる。
また、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始すると、5秒毎に上記減状態の発光演出と増状態の発光演出とを交互に繰り返すので、遊技者の関心を高めることができる。
また、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を終了したとき、本照度変更処理を終了する。このため、遊技者がタッチボタン60に遊技履歴出力終了指示操作をした後、または、遊技者が遊技を開始し、遊技球が始動入賞口37に進入し、主制御処理部11による電子的な当否抽選が開始された後は、発光制御部400は、本照度変更処理を終了させ、発光演出データテーブル404の発光演出データに基づいて、発光演出を行うことができる。
次に、本発明の第4の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、ランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401が更に照度変更用消灯ランプテーブル407(図19参照)を記憶する点において第1の実施形態と異なる。また、発光制御部400が、上記輝度レベルの減少による照度減少処理に代えて、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が周期的に増減するように発光演出用ランプ16の点灯数を増減する照度変更処理(図18参照)を行う点において第1の実施形態と異なる。
[副制御処理部]
本実施形態におけるランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401は照度変更用消灯ランプテーブル407を記憶する。照度変更用消灯ランプテーブル407は、図19に示すように、状態列と消灯ランプ列とからなる。状態列には、表示時間の増加に応じて、発光制御部400によって、周期的に変更される「増状態」と「減状態」とが設定されている。消灯ランプ列には、発光制御部400によって消灯される消灯対象の発光演出用ランプ16が設定されている。この照度変更用消灯ランプテーブル407では、状態列の「増状態」に対応する消灯ランプ列にNULL値が設定されている。すなわち、「増状態」においては、発光制御部400は、メニュー画面演出コマンドに係わるいかなる発光演出用ランプ16も消灯させない。また、状態列の「減状態」に対応する消灯対象のランプとして「全発光演出用ランプ」が設定されている。なお、「増状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として、NULL値に代えて、「減状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16の数よりも少ない数の消灯対象の発光演出用ランプ16、例えば、遊技盤上側ランプ50、遊技盤左側ランプ51、遊技盤右側ランプ52と設定してもよい。また、「減状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として、「全発光演出用ランプ」に代えて、「増状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16の数よりも多い数の特定の発光演出用ランプ16を設定してもよい。
また、発光制御部400は、発光演出処理実行中に、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、発光演出用ランプ16の点灯数の増減による照度変更処理を実行する。本照度変更処理において、発光制御部400は、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置、例えば、パチンコ機Pの透明カバーでの照度が、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、周期的に増減するように、表示時間の増加に応じて、発光演出用ランプ16の点灯数を増減する。発光制御部400は、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示終了信号を受信すると、本照度変更処理を終了する。
[ランプの点灯数の増減による照度変更処理]
次に、発光演出用ランプ16の点灯数の増減による照度変更処理について、図18のフローチャートに基づいて説明する。なお、ステップ21、ステップ23及びステップ25については、上記第3の実施形態の輝度レベルの増減による照度変更処理と同様であるため説明を省略する。ステップ22では、発光制御部400が減状態の発光演出を行い、ステップ23に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が減状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用消灯ランプテーブル407と発光演出データテーブル404とを参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている照度変更用消灯ランプテーブル407の「減状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16の輝度レベルを「0」に(すなわち輝度0%)、また、消灯対象でない発光演出用ランプ16の輝度レベルを発光演出用データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶し、発光演出データ記憶部402の更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。本実施形態では、照度変更用消灯ランプテーブルにおける「減状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16は「全発光演出用ランプ」と設定されているため、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402に記憶されているメニュー画面演出コマンドに係わる全発光演出用ランプ16の輝度レベルを「0」に更新記憶し、発光演出データ記憶部402の更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行する。
ステップ24では、発光制御部400が増状態の発光演出を行い、ステップ25に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が増状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用消灯ランプテーブル407と発光演出データテーブル404とを参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている照度変更用消灯ランプテーブル407の「増状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16に係る輝度レベルを「0」に(すなわち輝度0%)、また、消灯対象でない発光演出用ランプ16の輝度レベルを発光演出用データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶し、発光演出データ記憶部402の更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。本実施形態における照度変更用消灯ランプテーブル407では、状態列の「増状態」に対応する消灯ランプ列にNULL値が設定されているため、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402に記憶されているメニュー画面演出コマンドに係わる全発光演出用ランプ16の輝度レベルを、発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶し、更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行する。例えば、ステップ22では、発光制御部400は、遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを「0」に更新記憶したが、本ステップでは、発光制御部400は、輝度レベルを、発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベル「15」(図13参照)に更新記憶する。なお、「増状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として、「減状態」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16の数よりも少ない数の消灯対象の発光演出用ランプ16、例えば、遊技盤上側ランプ50、遊技盤左側ランプ51、遊技盤右側ランプ52と設定した場合、発光制御部400は、「増状態」において、遊技盤上側ランプ50、遊技盤左側ランプ51及び遊技盤右側ランプ52からなる遊技盤上の発光演出ランプ16の輝度レベルを「0」に更新記憶し、一方でガラス扉左上側ランプ26a、ガラス扉右上側ランプ26b、ガラス扉中央側ランプ27などの筐体上の発光演出ランプ16の輝度レベルを発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶する。
本実施形態によれば、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始したとき、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が、計時部403によって計時される表示時間の増加に応じて周期的に増減するように、全発光演出用ランプ16を消灯させる減状態の発光演出と発光演出データテーブル404の発光演出データに基づいて発光演出を行う増状態の発光演出とを交互に繰り返して行うので、遊技者に発光制御部400が減状態の発光演出を行っているときに2次元コード305を撮像させることができ、レンズフレアや筋状のスミアがランプの明るい光によって撮像画像に発生する可能性を低減させることができる。このため、2次元コード305を適正に撮像させることができるので、2次元コード305を何度も撮像するという遊技者の手間を解消することができる。
また、発光制御部400は、増状態の発光演出においては、発光演出データテーブル404の発光演出データに基づいた発光演出を行うため、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304を表示している間においても、発光演出用ランプ16による発光演出を間欠的ではあるが継続して行うことができる。したがって、遊技者の関心を高めることができる。
次に、本発明の第5の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、ランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401が更に照度変更用輝度段階減少テーブル408(図20参照)を記憶する点において第1の実施形態と異なる。また、発光制御部400が、上記輝度レベルの減少による照度減少処理に代えて、照度変更用輝度段階減少テーブル408に基づく照度変更処理、すなわち計時部403が計時する表示時間の増加に応じて演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が周期的に増減するように、照度変更用輝度段階減少テーブル408に基づき、発光演出用ランプ16の輝度レベルが比較的低い減状態の発光演出と発光演出用ランプ16の輝度レベルが比較的高い増状態の発光演出を周期的に繰り返しつつ、減状態及び増状態のいずれの発光演出においても表示時間の増加に応じてランプの輝度レベルを徐々に減少させることによる照度変更処理(図21参照)を行う点において第1の実施形態と異なる。
[副制御処理部]
本実施形態におけるランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401は照度変更用輝度段階減少テーブル408を記憶する。照度変更用輝度段階減少テーブル408は、図20に示すように、状態列と表示時間列と輝度レベル列からなる。状態列は、発光制御部400によって表示時間の増加に応じて周期的に変更される「増状態」と「減状態」とが設定されている。表示時間列には、計時部403によって計時される2次元コード305の表示時間が「減状態」に対しては5秒から105秒まで、「増状態」に対しては10秒から110秒まで、それぞれ10秒刻みで設定されている。輝度レベル列には、上記輝度レベルが設定されている。照度変更用輝度段階減少テーブル408では、状態列の「減状態」における表示時間「5秒」に対応する輝度レベルとして「発光演出データテーブルの輝度レベルから5段階下の輝度レベル」と設定されており、表示時間が105秒まで10秒増加する毎に輝度レベルが1段階ずつ下がるように設定されている。また、状態列の「増状態」における表示時間「10秒」に対応する輝度レベルとして「発光演出データテーブルの輝度レベルから1段階下の輝度レベル」と設定されており、表示時間が110秒まで10秒増加する毎に輝度レベルが1段階ずつ下がるように設定されている。
また、ランプ制御処理部12cの発光制御部400は、発光演出処理実行中に、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、実行中の発光演出処理を中断し、照度変更用輝度段階減少テーブル408に基づく照度変更処理を実行する。本照度変更処理において、発光制御部400は、照度変更用輝度段階減少テーブル408と発光演出データテーブル404とを参照し、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置、例えば、パチンコ機Pの透明カバー、での照度が周期的に増減するように、発光演出用ランプ16の輝度レベルが比較的低い減状態の発光演出と発光演出用ランプ16の輝度レベルが比較的高い増状態の発光演出を周期的に繰り返しつつ、減状態及び増状態のいずれの発光演出においても表示時間の増加に応じて発光演出用ランプ16の輝度レベルを徐々に下げる。発光制御部400は、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示終了信号を受信すると、本照度変更処理を終了する。
[照度変更用輝度段階減少テーブルに基づく照度変更処理]
次に、本実施形態における発光制御部400が実行する照度変更用輝度段階減少テーブル408に基づく照度変更処理について、図21のフローチャートを参照して説明する。なお、ステップ31及びステップ33については、上記実施形態3の輝度レベルの増減による照度変更処理(図18参照)のステップ21及びステップ23と同様であるため説明を省略する。
ステップ32では、発光制御部400が表示時間に応じた減状態の発光演出を行い、ステップ23に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が表示時間に応じた減状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用輝度段階減少テーブル408と発光演出データテーブル404とを参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている各発光演出用ランプ16の輝度レベルを、照度変更用輝度段階減少テーブル408の表示時間に対応した減状態の輝度レベルに更新記憶し、更新した発光演出データ記憶部402の発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。例えば、表示時間が5秒を経過したとき、照度変更用輝度段階減少テーブル408において表示時間「5秒」に対応する輝度レベルは「発光演出データテーブルの輝度レベルから5段階下の輝度レベル」と設定されているため、発光制御部400は、遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを、発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベル「15」(図13参照)から5段階下げた「10」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。同様に、表示時間が15秒のとき、上記輝度レベルを「15」から6段階下げた「9」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。なお、照度変更用輝度段階減少テーブル408における減状態の表示時間に対応した輝度レベルに更新したとき、輝度レベルが「0」以下となる発光演出用ランプ16については、発光制御部400は、輝度レベルを「0」にして発光演出データ記憶部402に記憶する。また、表示時間が105秒を経過した後は、発光制御部400は、本照度変更処理を終了するまで、各ランプの輝度レベルを「発光演出テーブルの輝度レベルから15段階下の輝度レベル」(表示時間「105秒」に対応する輝度レベル)に設定し、発光演出を実行する。
ステップ34では、発光制御部400が表示時間に応じた増状態の発光演出を行い、ステップ35に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が表示時間に応じた増状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用輝度段階減少テーブル408と発光演出データテーブル404を参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている各発光演出用ランプ16の輝度レベルを、照度変更用輝度段階減少テーブル408の表示時間に対応した増状態の輝度レベルに更新記憶し、更新した発光演出データ記憶部402の発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。例えば、表示時間が10秒を経過したとき、照度変更用輝度段階減少テーブル408において表示時間「10秒」に対応する輝度レベルは「発光演出データテーブルの輝度レベルから1段階下の輝度レベル」と設定されているため、発光制御部400は、遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを、発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベル「15」(図13参照)から1段階下げた「14」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。同様に、表示時間が20秒を経過したとき、上記輝度レベルを「15」から2段階下げた「13」にし、発光演出データ記憶部402に更新記憶する。なお、照度変更用輝度段階減少テーブル408における増状態の表示時間に対応した輝度レベルに更新したとき、輝度レベルが「0」以下となる発光演出用ランプ16については、発光制御部400は、輝度レベルを「0」にして発光演出データ記憶部402に記憶する。また、表示時間が110秒を経過した後は、発光制御部400は、本照度変更処理を終了するまで、各ランプの輝度レベルを「発光演出テーブルの輝度レベルから11段階下の輝度レベル」(表示時間「110秒」に対応する輝度レベル)に設定し、発光演出を実行する。
本実施形態によれば、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始したとき、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が、計時部403によって計時される表示時間の増加に応じて周期的に増減するように、発光演出用ランプ16の輝度レベルが比較的低い減状態の発光演出と発光演出用ランプ16の輝度レベルが比較的高い増状態の発光演出を周期的に繰り返しつつ、減状態及び増状態のいずれの発光演出においても表示時間の増加に応じて発光演出用ランプ16の輝度レベルを徐々に減少させることによる照度変更処理を開始するので、上記減状態の発光演出を行っているとき、又は、表示時間の増加に応じて、減状態及び増状態の発光演出のいずれにおいても発光演出用ランプ16の輝度レベルが減少しているときに、遊技者に2次元コード305を撮像させることができ、レンズフレアや筋状のスミアがランプの明るい光によって撮像画像に発生する可能性を更に低減させることができる。
また、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始すると、全発光演出用ランプの輝度レベルを即座に「0」にするのではなく、5秒毎に上記減状態の発光演出と増状態の発光演出とを交互に繰り返すので、遊技者の関心を高めることができる。
次に、本発明の第6の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、ランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401が更に照度変更用段階消灯ランプテーブル409(図22参照)を記憶する点において第1の実施形態と異なる。また、発光制御部400が、上記輝度レベルの減少による照度減少処理に代えて、照度変更用段階消灯ランプテーブル409に基づく照度変更処理、すなわち計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、照度変更用段階消灯ランプテーブル409に基づき、発光演出用ランプ16の点灯数が比較的少ない減状態の発光演出と発光演出用ランプ16の点灯数が比較的多い増状態の発光演出とを周期的に繰り返しつつ、減状態及び増状態のいずれの発光演出においても表示時間の増加に応じて点灯数を徐々に減少させることによる照度変更処理(図21参照)を行う点において第1の実施形態と異なる。
[副制御処理部]
本実施形態におけるランプ制御処理部12cのテーブル記憶部401は照度変更用段階消灯ランプテーブル409を記憶する。照度変更用段階消灯ランプテーブル409は、図22に示すように、状態列と表示時間列と消灯ランプ列とからなる。状態列は、発光制御部400によって表示時間の増加に応じて周期的に変更される「増状態」と「減状態」とが設定されている。表示時間列には、計時部403によって計時される2次元コード305の表示時間が「減状態」に対しては5秒からn秒まで、「増状態」に対しては10秒からn+5秒まで、それぞれ10秒刻みで設定されている。消灯ランプ列には、発光制御部400によって消灯される消灯対象の発光演出用ランプ16が設定されている。照度変更用段階消灯ランプテーブル409では、状態列の「減状態」における表示時間「5秒」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として遊技盤上側ランプ50が設定されており、表示時間がn秒まで10秒増加する毎に消灯対象のランプが一つずつ増加するように設定されている。また、状態列の「増状態」における表示時間「10秒」に対応する消灯対象のランプ列にはNULL値が設定されており、また、表示時間「20秒」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として遊技盤上側ランプ50が設定されており、以後表示時間がn+5秒まで10秒増加する毎に消灯対象の発光演出用ランプ16が一つずつ増加するように設定されている。
また、発光制御部400は、発光演出処理実行中に、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示開始信号を受信すると、実行中の発光演出処理を中断し、照度変更用段階消灯ランプテーブル409に基づく照度変更処理を実行する。本照度変更処理において、発光制御部400は、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置、例えば、パチンコ機Pの透明カバーでの照度が、計時部403が計時する表示時間の増加に応じて、照度変更用段階消灯ランプテーブル408に基づき、発光演出用ランプ16の点灯数が比較的少ない減状態の発光演出と発光演出用ランプ16の点灯数が比較的多い増状態の発光演出とを周期的に繰り返しつつ、減状態及び増状態のいずれの発光演出においても表示時間の増加に応じて点灯数を徐々に減少させる。発光制御部400は、ランプ制御処理部12cが演出制御処理部12aから2次元コード表示終了信号を受信すると、本照度変更処理を終了する。
[照度変更用段階消灯ランプテーブルに基づく照度変更処理]
次に、本実施形態における発光制御部400が実行する照度変更用段階消灯ランプテーブル409に基づく照度変更処理について、図21のフローチャートを参照して説明する。なお、ステップ31及びステップ33については、上記実施形態3の輝度レベルの増減による照度変更処理(図18参照)のステップ21及びステップ23と同様であるため説明を省略する。
ステップ32では、発光制御部400が表示時間に応じた減状態の発光演出を行い、ステップ23に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が表示時間に応じた減状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用段階消灯ランプテーブル409と発光演出データテーブル404とを参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている照度変更用段階消灯テーブル409の表示時間に対応した減状態の消灯対象の発光演出用ランプ16の輝度レベルを「0」に(すなわち輝度0%)、また、消灯対象でない発光演出用ランプ16の輝度レベルを発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶し、発光演出データ記憶部402の更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。例えば、表示時間が5秒を経過したとき、照度変更用段階消灯ランプテーブル409において表示時間「5秒」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として遊技盤上側ランプ50が設定されているため、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402に記憶されている遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを「0」に更新記憶し、更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行する。同様に、表示時間が15秒を経過したとき、対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として遊技盤上側ランプ50と遊技盤右側ランプ52とが設定されているため、遊技盤上側ランプ50と遊技盤右側ランプ52の輝度レベルを「0」に更新記憶する。なお、表示時間がn秒を経過した後は、発光制御部400は、本照度変更処理を終了するまで、「全発光演出用ランプ」(表示時間「n秒」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16)の輝度レベルを「0」に設定し、発光演出を実行する。
ステップ34では、発光制御部400が表示時間に応じた増状態の発光演出を行い、ステップ35に移行する。本照度変更処理において、「発光制御部400が表示時間に応じた増状態の発光演出を行う」とは、発光制御部400が、照度変更用段階消灯テーブル409と発光演出データテーブル404とを参照し、発光演出データ記憶部402に記憶されている照度変更用段階消灯テーブル409の表示時間に対応した増状態の消灯対象の発光演出用ランプ16の輝度レベルを「0」に(すなわち輝度0%)、また、消灯対象でない発光演出用ランプ16の輝度レベルを発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶し、発光演出データ記憶部402の更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行することをいう。例えば、表示時間が10秒を経過したとき、照度変更用段階消灯ランプテーブル409において表示時間「10秒」に対応する消灯ランプ列にNULL値が設定されているため、発光制御部400は、発光演出データ記憶部402に記憶されている輝度レベルを発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶し、更新した発光演出データを参照し、発光演出を実行する。したがって、ステップ32において表示時間が5秒を経過したとき「0」に更新した遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを、発光演出データテーブル404で設定されている「15」(図13参照)に更新記憶する。同様に、表示時間が20秒を経過したとき、対応する消灯対象の発光演出用ランプ16として遊技盤上側ランプ50が設定されているため、発光演出データ記憶部402に記憶されている遊技盤上側ランプ50の輝度レベルを「0」に、他の発光演出用ランプの輝度レベルを発光演出データテーブル404で設定されている輝度レベルに更新記憶する。したがって、ステップ34において表示時間が20秒を経過したとき、遊技盤上側ランプ50の輝度レベルは、更新前の輝度レベルと同じ「0」に、遊技盤右側ランプ52の輝度レベルは「0」から「13」(図13参照)に更新記憶する。なお、表示時間がn+5秒を経過した後は、発光制御部400は、本照度変更処理を終了するまで、ガラス扉中央側ランプ27以外の全発光演出用ランプ16(表示時間「n+5秒」に対応する消灯対象の発光演出用ランプ16)の輝度レベルを「0」に維持し、発光演出を実行する。
本実施形態によれば、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始したとき、演出表示装置34から正面側へ離間した所定位置での照度が、計時部403によって計時される表示時間の増加に応じて周期的に増減するように、照度変更用段階消灯ランプテーブル408に基づき、発光演出用ランプ16の点灯数が比較的少ない減状態の発光演出と発光演出用ランプ16の点灯数が比較的多い増状態の発光演出とを周期的に繰り返しつつ、減状態及び増状態のいずれの発光演出においても表示時間の増加に応じて点灯数を徐々に減少させることによる照度変更処理を実行するので、遊技者は発光制御部400が上記減状態の発光演出を行っているとき又は、表示時間の増加に応じて、減状態の発光演出及び増状態の発光演出のいずれにおいても発光演出用ランプ16の点灯数が減少したときに、遊技者に2次元コード305を撮像させることができるので、レンズフレアや筋状のスミアがランプの明るい光によって撮像画像に発生する可能性を表示時間の増加に応じて更に低減させることができる。
また、発光制御部400は、表示制御部220が演出表示装置34に2次元コード305を含む遊技履歴出力画面304の表示を開始すると、全発光演出用ランプの輝度レベルを即座に「0」にするのではなく、5秒毎に上記減状態の発光演出と増状態の発光演出とを交互に繰り返すので、遊技者の関心を高めることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。
例えば、筐体上の発光演出用ランプ16、すなわちガラス扉左上側ランプ26a、ガラス扉右上側ランプ26b、ガラス扉中央側ランプ27、ガラス扉左下側ランプ28a、ガラス扉右下側ランプ28b、ガラス扉左外側ランプ29a、ガラス扉右外側ランプ29bをエラー報知ランプ25と同様にエラー報知用に用いて、上記照度減少処理又は照度変更処理の対象から外してもよい。
また、発光制御部400は、上記照度減少処理又は照度変更処理のいずれかの実行中に、パチンコ機Pにエラーが発生し、エラー報知ランプ25がエラーを報知する際に、実行中の上記照度減少処理又は照度変更処理を継続してもよい。また、エラー報知ランプ25がエラーを報知する際に、実行中の上記照度減少処理又は照度変更処理を継続すると、遊技ホールの従業者がエラーを把握することが困難になる場合は、発光制御部400は、主制御処理部11から送信されるエラー報知コマンドを受信すると、上記照度減少処理又は照度変更処理を終了し、中断中の発光演出処理を再開し、又は全発光演出用ランプ16を消灯してもよい。
また、エラー報知ランプ25を発光演出に用いてもよい。この場合、上記照度減少処理又は照度変更処理のいずれかにおいて輝度レベルを増減する対象に、エラー報知ランプ25を含めてもよい。また、エラー報知ランプ25の配置位置や他のランプの発光演出などの影響で、上記照度減少処理又は照度変更処理のいずれかにおいて輝度レベルを増減する対象にエラー報知ランプ25を含めると遊技ホールの従業者がエラーを把握することが困難になる場合は、上記対象からエラー報知ランプ25を外してもよい。
また、発光制御部400は、2次元コード表示終了信号の受信前に、所定のタイミングで上記照度減少処理又は照度変更処理を繰り返してもよい。すなわち発光制御部400は、所定のタイミングで上記照度減少処理又は照度変更処理終了し、発光演出データテーブル404に設定されている発光演出データを発光演出データ記憶部402に更新記憶し、計時部403の表示時間計時値をリセットした上で、照度減少処理又は照度変更処理を再度開始してもよい。上記所定のタイミングとは、例えば、第1の実施形態においては、全演出用ランプ16の輝度レベルが「0」になったとき、第2の実施形態においては、表示時間がn秒経過したとき、第5の実施形態においては、表示時間が110秒経過したとき、第6の実施形態においては、表示時間がn+5秒経過したときである。
また、第1の実施形態における輝度レベルの減少による照度減少処理及び第5の実施形態における照度変更用輝度段階減少テーブルに基づく照度変更処理において、表示時間の増加に応じて、輝度レベルを1段階ずつ下げる例を説明したが、各表示時間に対応する輝度レベルの下げ幅は任意に設定可能である。例えば、2次元コード305が演出表示装置34に表示されてまもなくは、輝度レベルを1段階ずつ下げ、所定時間(例えば、30秒後)を経過した後は、3段階ずつ下げてもよい。また、2次元コード305が演出表示装置34に表示されてから所定時間(例えば、30秒後)を経過するまでは、輝度レベルを3段階ずつ下げ、所定時間経過後は、輝度レベルを1段階ずつ下げるようにしてもよい。
また、第1乃至第6の実施形態において、発光制御部400は、実行中の発光演出処理を中断して照度減少処理又は照度変更処理を開始し、終了後に発光演出処理を再開する態様を説明したが、発光演出処理に照度減少処理又は照度変更処理を含めて、発光演出処理を中断せずに継続してもよい。この場合、発光制御部400は、発光演出処理中に発光演出データ記憶部402に記憶されている発光演出データの更新を行い、更新した発光演出データを参照し発光演出を行う発光演出処理を実行する。
また、第1乃至第6の実施形態において、発光制御部400が、発光演出処理開始時に発光演出データテーブル404を参照し、受信したコマンドに応じた発光演出データを発光演出データ記憶部402に記憶し、照度減少処理又は照度変更処理において、発光演出処理開始時に記憶した発光演出データを更新する様態を説明したが、発光制御部400は、照度減少処理又は照度変更処理開始時に、発光演出データテーブル404を参照し、実行していた発光演出処理に係わるコマンドに応じた発光演出データを発光演出データ記憶部402に記憶し、照度減少処理又は照度変更処理において、この発光演出データを更新してもよい。
すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。