JP5687702B2 - 車両周辺監視装置 - Google Patents

車両周辺監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5687702B2
JP5687702B2 JP2012531722A JP2012531722A JP5687702B2 JP 5687702 B2 JP5687702 B2 JP 5687702B2 JP 2012531722 A JP2012531722 A JP 2012531722A JP 2012531722 A JP2012531722 A JP 2012531722A JP 5687702 B2 JP5687702 B2 JP 5687702B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
image
distance
image portion
real space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012531722A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012029382A1 (ja
Inventor
幸大 松田
幸大 松田
長岡 伸治
伸治 長岡
誠 相村
誠 相村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012531722A priority Critical patent/JP5687702B2/ja
Publication of JPWO2012029382A1 publication Critical patent/JPWO2012029382A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5687702B2 publication Critical patent/JP5687702B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/50Context or environment of the image
    • G06V20/56Context or environment of the image exterior to a vehicle by using sensors mounted on the vehicle
    • G06V20/58Recognition of moving objects or obstacles, e.g. vehicles or pedestrians; Recognition of traffic objects, e.g. traffic signs, traffic lights or roads
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • G08G1/166Anti-collision systems for active traffic, e.g. moving vehicles, pedestrians, bikes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

本発明は、車両に取り付けられたカメラの撮像画像により、車両周辺を監視する車両周辺監視装置に関する。
従来より、車両に取り付けられた1台のカメラにより、車両周辺を監視する車両周辺監視装置において、1台のカメラにより撮像された時系列画像から、同一の物体の画像部分であると想定される画像部分を抽出し、その大きさの変化率から物体と車両との距離を算出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4267657号公報
上述した特許文献1に記載された車両周辺監視装置によれば、時系列画像から同一物体の画像部分を抽出することによって、物体と車両との距離を比較的精度良く算出することができる。
しかし、距離の算出対象である物体が、道路を横断する歩行者や野生動物等であって、車両から見たときの移動に伴う姿勢変化が大きい場合には、時系列の撮像画像間での物体の画像部分の形状変化が大きくなる。そのため、時系列画像から同一物体の画像部分を抽出することが困難になって、車両と物体間の距離の算出精度が低下するおそれがある。
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、単一のカメラによる撮像画像に基づく、物体と車両間の距離の算出精度が低下することを抑制した車両周辺監視装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、車両に搭載された単一のカメラによる撮像画像に基づいて、該撮像画像から抽出した画像部分に対応する実空間上の物体と前記車両間の距離を算出する距離算出部と、前記画像部分に対応する実空間上の物体の種別を判定する物体種別判定部とを備えた車両周辺監視装置に関する。
そして、前記距離算出部は、所定期間における前記画像部分又は前記画像部分に対応する実空間上の物体の形状変化を判定し、前記形状変化が所定レベルを超えるときは、前記物体の種別を想定して設定された実空間上の前記車両からの距離と前記撮像画像での画像部分の大きさとの相関関係に、前記撮像画像から抽出された前記物体の画像部分の大きさを適用して、前記物体と前記車両との距離を算出する第1距離算出処理を実行し、
前記形状変化が前記所定レベル以下であるときには、前記カメラによる時系列の撮像画像から抽出した前記物体の画像部分の大きさの変化に基づいて、前記物体と前記車両との距離を算出する第2距離算出処理を実行することを特徴とする(第1発明)。
第1発明によれば、前記距離算出部は、所定期間における前記画像部分又は前記画像部分に対応する実空間上の物体の形状変化を判定し、該形状変化が前記所定レベルを超えているときは、前記第1距離算出処理を実行して、前記車両と物体との距離を算出する。そして、これにより、形状変化が大きい物体について前記第2距離算出処理を用いることによって、該物体と前記車両との距離の算出精度が低下することを抑制することができる。
また、前記物体は道路を横断する歩行者であり、前記距離算出部は、前記第1距離算出処理において、歩行者の高さが所定値であるとして設定された、実空間上の前記車両からの距離と前記撮像画像での画像部分の高さとの相関関係に、前記撮像画像から抽出された画像部分の高さを適用して、該画像部分に対応する実空間上の物体と前記車両との距離を算出することを特徴とする(第2発明)。
第2発明によれば、前記物体種別判定部により、前記撮像画像から抽出された画像部分に対応する実空間上の物体の種別が歩行者であると判定されたときは、前記距離算出部は、歩行者の高さが所定値であるとして設定された、実空間上の前記車両からの距離と前記撮像画像での画像部分の高さとの相関関係に基づいて、前記カメラにより撮像された道路を横断中の歩行者と前記車両との距離を算出することができる。
車両周辺監視装置の車両への取付態様の説明図。 車両周辺監視装置の構成図。 車両周辺監視装置の作動フローチャート。 歩行者判定の説明図。 道路を横断する歩行者の動きの説明図。 歩行者の画像部分の高さと距離との相関関係の説明図。 時系列画像中の対象物の画像部分の大きさの変化の説明図。 実空間における対象物の移動ベクトルの推定処理の説明図。 パターンマッチングによる物体の画像部分の変化率の算出処理の説明図。
本発明の実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態の車両周辺監視装置10は車両1に搭載して使用され、車両1には、遠赤外線を検出可能な赤外線カメラ2(本発明のカメラに相当する)が備えられている。
赤外線カメラ2は、車両1の前方を撮像するために車両1の前部に取り付けられており、車両1の前部を原点Oとして、車両1の左右方向をX軸、上下方向をY軸、前後方向をZ軸とした実空間座標系が定義されている。なお、赤外線カメラ2に代えて、可視光等の他の波長域に感度を有するカメラを用いてもよい。
次に、図2を参照して、車両1には、車両1のヨーレートを検出するヨーレートセンサ3、車両1の走行速度を検出する車速センサ4、運転者によるブレーキの操作量を検出するブレーキセンサ5、音声による注意喚起等を行うためのスピーカ6、及び赤外線カメラ2により撮像された画像を表示すると共に、車両1と接触する可能性が高い物体を運転者に視認させる表示を行うためのヘッドアップディスプレイ(Head Up Display)7(以下、HUD7という)が接続されている。HUD7は、図1に示したように、車両1のフロントウインドウの運転者側の前方位置に画面7aが表示されるように設けられている。
車両周辺監視装置10は、CPU,メモリ(図示しない)等により構成された電子ユニットであり、赤外線カメラ2から出力される映像信号をデジタルデータに変換して画像メモリ(図示しない)に取り込み、画像メモリに取り込んだ車両1の前方の撮像画像に対して、CPUにより各種の演算処理を行う機能を有している。
そして、CPUに車両周辺監視装置10の制御用プログラムを実行させることによって、CPUが、赤外線カメラ2により撮像された画像から所定条件を有する画像部分を抽出する対象物抽出部11、抽出された画像部分に対応する実空間上の物体の種別を判定する物体種別判定部12、物体と車両1との距離を算出する距離算出部13、物体の実空間位置を算出する実空間位置算出部14、実空間における物体の移動ベクトルを算出する移動ベクトル算出部15、及び、移動ベクトルに基づいて物体を警報の対象とするか否かを判断する警報判断部16として機能する。
次に、図3に示したフローチャートに従って、車両周辺監視装置10による一連の車両周辺監視処理について説明する。車両周辺監視装置10は、所定の制御周期毎に図3に示したフローチャートによる処理を実行して、車両1の周辺を監視する。
車両周辺監視装置10は、STEP1で赤外線カメラ2から出力される映像信号を入力し、この映像信号をデジタルの諧調(輝度)データに変換したグレースケール画像を画像メモリに取り込む。
続くSTEP2は対象物抽出部11による処理である。対象物抽出部11は、グレースケール画像の各画素について、輝度が所定の閾値以上である画素を「1」(白)とし、輝度が閾値よりも小さい画素を「0」(黒)とする2値化処理を行って2値画像を取得する。そして、対象物抽出部11は、2値画像中の白の各領域のランレングスデータを算出し、ラベリング処理等を行って物体の画像部分を抽出する。
次のSTEP3は物体種別判定部12による処理である。物体種別判定部12は、STEP2で抽出された物体(以下、対象物という)の画像部分の特徴量に基づいて、対象物が道路を横断している歩行者(以下、横断歩行者という)であるか否かを判断する。
ここで、図4は横断歩行者の画像を例示したものであり、物体種別判定部12は、横断歩行者の頭部と推定される画像部分Tkの上方の領域M(1),M(2)と下方の領域M(3)〜M(8)を探索して、各領域の特徴を認識する。そして、物体種別判定部12は、画像部分Tkの上方の領域M(1),M(2)に特徴がある部分がなく、下方の領域M(3)〜M(8)に、横断歩行者に特有の特徴である下端部のハの字形状(上方で交差する2本の斜めエッジ)が認識されたときに、対象物の種別は横断歩行者であると判定する。また、物体種別判定部12は、頭部と推定される画像部分Tkから下端部のM(7)までを含む対象物領域Rkを設定する。
なお、横断歩行者の判定は、画像の複雑度や輝度分散の変化、周期性等によってもよい。
続くSTEP4〜STEP5及びSTEP20は、距離算出部13による処理である。距離算出部13は、STEP4で対象物の種別が横断歩行者であると判定されたか否かを判断し、横断歩行者であると判定されたとき(この場合は、対象物及びその画像部分の形状変化が大きく、所定レベルを超えると想定される)はSTEP20に分岐して第1距離算出処理を実行する。一方、対象物の種別が横断歩行者ではないと判定されたとき(この場合は、対象物及びその画像部分の形状変化が小さく、前記所定レベル以下になると想定される)には、STEP5に進み、距離算出部13は、第2距離算出処理を実行する。
ここで、第2距離算出処理は、後述するように、赤外線カメラ2により撮像された時系列画像から抽出された同一対象物の画像部分の大きさの変化率に基づいて、対象物と車両1との距離を算出するものである。
そして、図5に示したように、横断歩行者は、図5のIk1〜Ik4に示したように、両手と両足を大きく動かして車両1の前方を横切るため、赤外線カメラ2の撮像画像における横断歩行者の画像部分の形状(幅W等)は大きく変化する。そのため、赤外線カメラ2により撮像された時系列画像間で、横断歩行者の画像部分を同一物体の画像部分として抽出することができない場合があり、また、抽出できても大きさの変化率を精度良く求めることが難しい。
そこで、距離算出部13は、対象物の種別が横断歩行者であると判定されたときには、STEP20で、単一の撮像画像での対象物の画像部分の高さに基づいて、対象物と車両1との距離を算出する。
図6に示したように、歩行者の高さを一定(例えば170cm)とした場合、歩行者と車両1との距離が長くなるに従って、赤外線カメラ2の撮像画像Im1における歩行者の画像部分の高さHが低くなる。そのため、距離算出部13は、実空間上の歩行者の高さを一定として、歩行者と車両1との実空間上の距離Lと、撮像画像上での歩行者の画像部分の高さHとの相関関係を設定したマップ或いは相関式に、撮像画像上での対象物の画像部分の高さを適用して、対象物と車両1との実空間上での距離を算出する。
また、対象物の種別が横断歩行者ではないと判定されたときには、距離算出部13は、STEP5で、第2距離算出処理を実行して対象物と車両1との距離を算出する。第2距離算出処理では、図7に示したように、前回の制御周期(撮像時点t11)で撮像された画像Im2と、今回の制御周期(撮像時点t12)で撮像された画像Im3との間で、同一対象物の画像部分を追跡する処理を行う。なお、この追跡の処理については、例えば特開2007−213561号公報に詳説されているので、ここでは説明を省略する。
そして、距離算出部13は、以下の式(1)により、画像Im2における画像部分31の幅w11を画像Im3における画像部分32の幅w12で除して、変化率Rateを算出する。なお、車両1と対象物間の相対速度Vsは、車速センサ4により検出される車両1の走行速度で近似される。
Figure 0005687702
但し、w11:前回の撮像時(撮像時点t11)における対象物の画像部分の幅、w12:今回の撮像時(撮像時点t12)における対象物の画像部分の幅、f:f=F(赤外線カメラ2の焦点距離)/p(撮像画像の画素ピッチ)、W:実空間における対象物の幅、Z1:前回の撮像時(撮像時点t11)における車両1から対象物までの距離、Z2:今回の撮像時(撮像時点t12)における車両1から対象物までの距離、Vs:車両と対象物間の相対速度、dT:撮像間隔、T:自車両到達時間(対象物が車両1に到達するまでの推定時間)。
続いて、距離算出部13は、上記式(1)において、車両1と対象物間の相対速度Vs(=車両1の走行速度Vj+対象物の移動速度Vd)が、車両1の走行速度Vjが対象物の移動速度Vdよりも十分に高いとみなして、車両1の走行速度Vjに置き換えて変形した以下の式(2)により、今回の撮像時における車両1から対象物までの距離Z2を算出する。
Figure 0005687702
但し、Z2:今回の撮像時における車両1から対象物までの距離、Rate:変化率、Vj:車両1の走行速度、dT:撮像間隔。
次のSTEP6は実空間位置算出部14による処理である。実空間位置算出部14は、以下の式(3)により、前回の撮像時における車両1から対象物までの距離Z1を算出する。
Figure 0005687702
但し、Z1:前回の撮像時における車両1から対象物までの距離、Z2:今回の撮像時における車両1から対象物までの距離、Vj:車両1の走行速度、dT:撮像間隔。
そして、実空間位置算出部14は、今回及び前回の2値画像における対象物の画像部分の位置から、今回及び前回の撮像時における対象物の実空間位置を算出する。
ここで、図8(a)は、2値画像Im4上の今回の対象物の画像部分の位置Pi_2(x12,y12)と、前回の対象物の画像部分の位置Pi_1(x11,y11)を示しており、縦軸yが画像の垂直方向に設定され、横軸xが画像の水平方向に設定されている。
また、図8(b)は実空間上の対象物の移動状況を示しており、Z軸が車両1の進行方向に設定され、X軸がZ軸と直交する方向に設定されている。そして、図中Pr_2(X12,Y12,Z12)は今回の撮像時における対象物の位置を示し、Pr_1(X11,Y11,Z11)は前回の撮像時における対象物の位置を示している。また、Vmは、Pr_2とPr_1から推定した実空間上の対象物の移動ベクトルである。
実空間位置算出部14は、以下の式(4)により今回の撮像時における対象物の実空間座標Pr_2(X12,Y12,Z12)を算出し、以下の式(5)により前回の撮像時における対象物の実空間座標Pr_1(X11,Y11,Z11)を算出する。なお、Z11=Z1、Z12=Z2である。
Figure 0005687702
但し、X12,Y12:今回の撮像時における対象物の実空間座標値、x12,y12:今回の2値画像における対象物の画像部分の座標値、Z2:今回の撮像時における車両から対象物までの距離、f:f=F(赤外線カメラの焦点距離)/p(撮像画像の画素ピッチ)。
Figure 0005687702
但し、X11,Y11:前回の撮像時における対象物の実空間座標値、x11,y11:前回の2値画像における対象物の画像部分の座標値、Z1:前回の撮像時における車両から対象物までの距離、f:f=F(赤外線カメラの焦点距離)/p(撮像画像の画素ピッチ)。
また、実空間位置算出部14は、車両1が回頭することによる画像上の位置ずれを、ヨーレートセンサ3の検出信号YRから認識される回頭角に基づいて補正する回頭角補正を行う。具体的には、前回の撮像時から今回の撮像時までの間における車両1の回頭角がθrであったときに、以下の式(6)により実空間座標値を補正する。
Figure 0005687702
但し、Xr,Yr,Zr:回頭角補正後の実空間座標値、θr:回頭角、Xo,Yo,Zo:回頭角補正前の実空間座標値。
続くSTEP7は移動ベクトル算出部15による処理である。移動ベクトル算出部15は、図8(b)に示したように、同一の対象物についての前回の撮像時の実空間位置Pr_1と今回の撮像時の実空間位置Pr_2から、対象物と自車両1との相対移動ベクトルに対応する近似直線Vmを求める。
なお、過去の複数時点における対象物の実空間位置を用いて、相対移動ベクトルを求めるようにしてもよい。また、近似直線の具体的な算出処理は、例えば特開2001−6096号公報に記載された手法による。
続くSTEP9及びSTEP30〜STEP31は警報判断部16による処理である。警報判断部16は、STEP9で、対象物が車両1の前方の接近判定領域内に存在しているか、対象物の移動ベクトルが接近判定領域内に向かっているときに、この対象物を警報の対象とする。
そして、対象物が警報対象とされたときには、警報判断部16は、さらに、ブレーキセンサ5の出力から運転者によるブレーキ操作が行われているか否かを判断する。そして、ブレーキ操作が行われ、且つ、車両1の加速度(ここでは減速方向を正とする)が予め設定された加速度閾値よりも大きいとき(運転者により適切なブレーキ操作がなされていると想定される)は、回避操作がなされているために警報出力は不要であると判断して、STEP10に進む。
それに対して、ブレーキ操作が行われていないか、或いは車両1の加速度が加速度閾値以下であるときには、STEP30に分岐する。そして、警報判断部16は、STEP30でスピーカ6から警報音を出力すると共に、STEP31でHUD7に対象物の強調画像を表示して、STEP10に進む。
なお、本実施の形態において、距離算出部13は、第2距離算出処理において、図7に示した2値画像間の同一対象物の画像部分の時間追跡処理により変化率Rateを算出したが、図9に示した対象物の画像部分の相関演算により変化率Rateを算出するようにしてもよい。図9を参照して、Im5は前回の撮像時におけるグレースケール画像であり、51は対象物の画像部分を示している。また、Im6は今回の撮像時におけるグレースケール画像であり、52は対象物の画像部分を示している。
そして、距離算出部13は、今回のグレースケール画像Im6における対象物の画像部分52の大きさをアフィン変換により縮小(対象物が自車両に近づいている場合)又は拡大(対象物が自車両から遠ざかっている場合)して、前回の撮像時における対象物の画像部分51との相関度を算出する。具体的には、図示したように、画像部分50を1.5倍した画像60,1.25倍した画像61、1.0倍した画像62、0.75倍した画像63、0.5倍した画像64と、画像部分51との相関度を算出する。そして、距離算出部13は、相関度が最も高くなったときの画像部分52の倍率を変化率Rateとして決定する。
また、本実施の形態においては、車両前方を撮像する構成を示したが、車両の後方や側方等、他の方向を撮像して監視対象物との接触可能性を判断するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、本発明の特定種別が横断歩行者である場合を示したが、道路を横断する大型の野生動物等、時系列の撮像画像間における画像部分の形状が、同一物体の画像部分として抽出することが困難な程度に変化すると想定されるの他の種別の物体についても、該種別の物体の大きさ(高さ、幅等)を予め想定して、車両1からの距離と撮像画像での該物体の画像部分との相関関係を設定することで、本発明の適用が可能である。
また、本実施の形態では横断歩行者の判定を行って第1距離算出処理と第2距離算出処理とを切替えたが、時系列画像間での画像の形状変化が小さい物体(車両や所定の静止物等)であるか否かの判定を行い、形状変化が小さい物体であると判定されたときは第2距離算出処理を用い、形状変化が小さい物体であると判定されなかったときには第1距離算出処理を用いて、車両1と物体との距離を算出するようにしてもよい。
この場合は、図3のSTEP4の横断歩行者の判定に代えて形状変化が小さい物体であるか否かの判定を行い、形状変化が小さい物体であるときはSTEP5に進んで第2距離算出処理により車両1と物体との距離を算出し、形状変化が小さい物体でないときにはSTEP20に分岐して第1距離算出処理により車両1と物体との距離を算出する構成となる。
以上のように、本発明の車両周辺監視装置によれば、単一のカメラによる撮像画像に基づく、物体と車両間の距離の算出精度が低下することを抑制することができるため、車両周辺の物体と車両間の距離を算出して監視するために有用である。
1…車両、2…赤外線カメラ(撮像手段)、3…ヨーレートセンサ、4…車速センサ、5…ブレーキセンサ、6…スピーカ、7…HUD、10…車両周辺監視装置、11…対象物抽出部、12…物体種別判定部、13…距離算出部、14…実空間位置算出部、15…移動ベクトル算出部、16…警報判断部。

Claims (2)

  1. 車両に搭載された単一のカメラによる撮像画像に基づいて、該撮像画像から抽出した画像部分に対応する実空間上の物体と前記車両間の距離を算出する距離算出部と、
    前記画像部分に対応する実空間上の物体の種別を判定する物体種別判定部と
    を備えた車両周辺監視装置において、
    前記距離算出部は、
    所定期間における前記画像部分又は前記画像部分に対応する実空間上の物体の形状変化を判定し、
    前記形状変化が所定レベルを超えるときは、前記物体の種別を想定して設定された実空間上の前記車両からの距離と前記撮像画像での画像部分の大きさとの相関関係に、前記撮像画像から抽出された前記物体の画像部分の大きさを適用して、前記物体と前記車両との距離を算出する第1距離算出処理を実行し、
    前記形状変化が前記所定レベル以下であるときには、前記カメラによる時系列の撮像画像から抽出した前記物体の画像部分の大きさの変化に基づいて、前記物体と前記車両との距離を算出する第2距離算出処理を実行することを特徴とする車両周辺監視装置。
  2. 請求項1記載の車両周辺監視装置において、
    前記物体は道路を横断する歩行者であり、
    前記距離算出部は、前記第1距離算出処理において、歩行者の高さが所定値であるとして設定された、実空間上の前記車両からの距離と前記撮像画像での画像部分の高さとの相関関係に、前記撮像画像から抽出された画像部分の高さを適用して、該画像部分に対応する実空間上の物体と前記車両との距離を算出することを特徴とする車両周辺監視装置。
JP2012531722A 2010-08-31 2011-06-22 車両周辺監視装置 Expired - Fee Related JP5687702B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012531722A JP5687702B2 (ja) 2010-08-31 2011-06-22 車両周辺監視装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010194971 2010-08-31
JP2010194971 2010-08-31
JP2012531722A JP5687702B2 (ja) 2010-08-31 2011-06-22 車両周辺監視装置
PCT/JP2011/064267 WO2012029382A1 (ja) 2010-08-31 2011-06-22 車両周辺監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012029382A1 JPWO2012029382A1 (ja) 2013-10-28
JP5687702B2 true JP5687702B2 (ja) 2015-03-18

Family

ID=45772494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012531722A Expired - Fee Related JP5687702B2 (ja) 2010-08-31 2011-06-22 車両周辺監視装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8965056B2 (ja)
EP (1) EP2571005B1 (ja)
JP (1) JP5687702B2 (ja)
CN (1) CN102985958B (ja)
WO (1) WO2012029382A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112020005046T5 (de) 2020-02-12 2022-08-11 Hitachi Astemo, Ltd. Bildverarbeitungsvorrichtung

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5603835B2 (ja) * 2011-06-27 2014-10-08 クラリオン株式会社 車両周囲監視装置
JP5740241B2 (ja) * 2011-08-03 2015-06-24 株式会社東芝 車両検出装置
JP5760090B2 (ja) * 2011-09-28 2015-08-05 本田技研工業株式会社 生体認識装置
KR102021152B1 (ko) * 2013-05-07 2019-09-11 현대모비스 주식회사 원적외선 카메라 기반 야간 보행자 인식 방법
CN103345840B (zh) * 2013-05-28 2015-09-23 南京正保通信网络技术有限公司 一种交叉道路口横穿道路事件视频检测方法
JP6473571B2 (ja) * 2014-03-24 2019-02-20 アルパイン株式会社 Ttc計測装置およびttc計測プログラム
JP6386837B2 (ja) * 2014-09-02 2018-09-05 任天堂株式会社 画像処理プログラム、情報処理システム、情報処理装置、画像処理方法
EP2993645B1 (en) 2014-09-02 2019-05-08 Nintendo Co., Ltd. Image processing program, information processing system, information processing apparatus, and image processing method
SE539221C2 (en) * 2015-06-04 2017-05-23 Scania Cv Ab Method and control unit for avoiding an accident at a crosswalk
EP3694206A4 (en) * 2017-10-02 2020-08-12 Sony Corporation IMAGE PROCESSING DEVICE AND METHOD
EP4283575A3 (en) * 2017-10-12 2024-02-28 Netradyne, Inc. Detection of driving actions that mitigate risk
CN109934079A (zh) * 2017-12-18 2019-06-25 华创车电技术中心股份有限公司 低光源环境物件监测装置及其监测方法
EP4078088A2 (en) * 2020-01-03 2022-10-26 Mobileye Vision Technologies Ltd. Vehicle navigation with pedestrians and determining vehicle free space
CN113246931B (zh) * 2021-06-11 2021-09-28 创新奇智(成都)科技有限公司 一种车辆控制方法、装置、电子设备及存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001028050A (ja) * 1999-05-10 2001-01-30 Honda Motor Co Ltd 歩行者検知装置
JP2007015525A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Denso Corp カメラが撮影した前方画像に基づいて、先行車両と自車両との間の接近の危険に対処するための信号を出力する出力装置、および、当該出力装置のためのプログラム
JP2009265882A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両周辺監視装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1044432A4 (en) * 1997-12-05 2007-02-21 Dynamic Digital Depth Res Pty IMPROVED IMAGE TRANSFORMATION AND CODING TECHNIQUES
JP3515926B2 (ja) 1999-06-23 2004-04-05 本田技研工業株式会社 車両の周辺監視装置
DE60234649D1 (de) * 2002-12-26 2010-01-14 Mitsubishi Electric Corp Bildprozessor
JP3922245B2 (ja) * 2003-11-20 2007-05-30 日産自動車株式会社 車両周辺監視装置および方法
US8594370B2 (en) * 2004-07-26 2013-11-26 Automotive Systems Laboratory, Inc. Vulnerable road user protection system
JP2007156626A (ja) 2005-12-01 2007-06-21 Nissan Motor Co Ltd 物体種別判定装置及び物体種別判定方法
US7623681B2 (en) * 2005-12-07 2009-11-24 Visteon Global Technologies, Inc. System and method for range measurement of a preceding vehicle
US8164628B2 (en) * 2006-01-04 2012-04-24 Mobileye Technologies Ltd. Estimating distance to an object using a sequence of images recorded by a monocular camera
JP4970926B2 (ja) 2006-01-16 2012-07-11 本田技研工業株式会社 車両周辺監視装置
JP4267657B2 (ja) * 2006-10-31 2009-05-27 本田技研工業株式会社 車両周辺監視装置
ATE537662T1 (de) * 2007-04-27 2011-12-15 Honda Motor Co Ltd System, programm und verfahren zur fahrzeugsperipherieüberwachung
EP2227406B1 (en) * 2007-11-12 2015-03-18 Autoliv Development AB A vehicle safety system
JP2009156626A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Toyota Motor Corp 車室内空気吸出し検出方法及び装置
JP4359710B2 (ja) * 2008-02-04 2009-11-04 本田技研工業株式会社 車両周辺監視装置、車両、車両周辺監視用プログラム、車両周辺監視方法
JP4271720B1 (ja) 2008-04-24 2009-06-03 本田技研工業株式会社 車両周辺監視装置
JP2010079569A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Canon Inc 情報処理装置、その処理方法及びプログラム
JP4943403B2 (ja) * 2008-10-10 2012-05-30 本田技研工業株式会社 車両の周辺監視装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001028050A (ja) * 1999-05-10 2001-01-30 Honda Motor Co Ltd 歩行者検知装置
JP2007015525A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Denso Corp カメラが撮影した前方画像に基づいて、先行車両と自車両との間の接近の危険に対処するための信号を出力する出力装置、および、当該出力装置のためのプログラム
JP2009265882A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Honda Motor Co Ltd 車両周辺監視装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112020005046T5 (de) 2020-02-12 2022-08-11 Hitachi Astemo, Ltd. Bildverarbeitungsvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
CN102985958A (zh) 2013-03-20
US8965056B2 (en) 2015-02-24
EP2571005A4 (en) 2014-03-26
WO2012029382A1 (ja) 2012-03-08
US20130243261A1 (en) 2013-09-19
EP2571005B1 (en) 2016-07-27
JPWO2012029382A1 (ja) 2013-10-28
CN102985958B (zh) 2015-04-01
EP2571005A1 (en) 2013-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5687702B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP4267657B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP5904925B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP4173901B2 (ja) 車両周辺監視装置
US8810653B2 (en) Vehicle surroundings monitoring apparatus
JP4203512B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP4173902B2 (ja) 車両周辺監視装置
WO2010050090A1 (ja) 車両周辺監視装置
US8189868B2 (en) Vehicle periphery monitoring device
JP2008027309A (ja) 衝突判定システム、及び衝突判定方法
US8174578B2 (en) Vehicle periphery monitoring device
US7885430B2 (en) Automotive environment monitoring device, vehicle with the automotive environment monitoring device, and automotive environment monitoring program
JP5502149B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP5345992B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP2008077154A (ja) 車両周辺監視装置
JP4765113B2 (ja) 車両周辺監視装置、車両、車両周辺監視用プログラム、車両周辺監視方法
JP2012053663A (ja) 物体種別判定装置
US9030560B2 (en) Apparatus for monitoring surroundings of a vehicle
JP5430213B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP4975776B2 (ja) 車両周辺監視装置
JP2007168547A (ja) 障害物衝突判定システム、障害物衝突判定方法及びコンピュータプログラム
JP2007336091A (ja) 対象物検出装置、車両、対象物検出方法、並びに対象物検出用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5687702

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees