JP5686529B2 - 車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法及び車両用ステアリング遮蔽装置 - Google Patents

車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法及び車両用ステアリング遮蔽装置 Download PDF

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Description

本発明は、インストルメントパネルとコラムカバーとの隙間を覆うブラインド部材を備えた車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法及び車両用ステアリング遮蔽装置に関する。
車両用ステアリング遮蔽装置は、車室の前方にインストルメントパネルを設け、インストルメントパネルに開口部を設け、この開口部にステアリングシャフトを貫通させ、ステアリングシャフトの先端にステアリングホイールを取付け、インストルメントパネルの開口部をブラインド部材(目隠し)で覆い、ステアリングホイールの下部からブラインド部材の内部までコラムカバー(カバースリーブ)を延ばしたものである。
この車両用ステアリング遮蔽装置によれば、車室側からインストルメント内部の部品を見えなくすることが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
また、車両用ステアリング遮蔽装置では、車室の前方にインストルメントパネルを設け、このインストルパネルの下部に一体的に遮蔽板(ブラインド部材)を延ばし、この遮蔽板の開口部にエンジンルーム側から車室側にステアリングシャフトを貫通させ、このステアリングシャフトの先端にステアリングホイールを取付け、このステアリングホイールと遮蔽板との間にステアリングシャフトを覆うコラムカバー(シェルフカバー)を設けたものもある。
この車両用ステアリング遮蔽装置でも、車室側からインストルメント内部の部品を見えなくすることが可能である(例えば、特許文献2参照。)。
特開平9−118151号公報 特開昭57−26018号公報
この種の車両用ステアリング遮蔽装置では、ステアリングホイールの高さを調整できるようにしたチルト機構が採用されたものや、ステアリングホイールの前後方向の位置を調整できるようにしたテレスコッピク機構が採用されたものがある。
特許文献1の車両用ステアリング遮蔽装置において、例えば、テレスコピック機構を採用する場合には、コラムカバーがブラインド部材の内部まで延ばしてあるので、前後位置が変わってもインストルメントパネルの内部が見えることはない。しかし、ステアリングシャフトにチルト構造を採用する場合には、ステアリングシャフトの上下の隙間が変わるので、インストルメントパネルの内部が見えることがある。
特許文献2の車両用ステアリング遮蔽装置において、例えば、ステアリングシャフトにチルト構造を採用する場合には、ステアリングシャフトの上下の隙間が変わるので、インストルメントパネルの内部が見えることがある。また、テレスコピック機構を採用する場合には、コラムカバーの前後位置が変わるのでインストルメントパネルの内部が見える。
このような車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法においては、組立性も配慮し、ブラインド部材を組立やすく、取り外しやすい構造にすることが望まれる。
本発明は、車体組立ライン上でのアッセンブリが可能な組立性のよい車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法を提供することを課題とする。また、チルト動作若しくはテレスコピック動作させた全状態で、コラムカバーの内部が見えてしまうことを防止することができる車両用ステアリング遮蔽装置を提供することを課題とする。さらに、ステアリング(運転席)周りの少スペース化を図ることができ、車室の外観性の向上を図ることができる車両用ステアリング遮蔽装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法の発明は、ステアリングシャフトの上部を覆う上部コラムカバーを用意し、ステアリングシャフトの下部を覆う下部コラムカバーを用意し、車両用メータ廻りにメータガーニッシュが設けられ、メータガーニッシュに、メータガーニッシュと上部コラムカバーとの隙間を覆いステアリングのチルト動作及びテレスコピック動作に追従すべく変形自在な可撓性部材で構成される第1のブラインド部材の一端が取付けられ、インストルメントパネルの下部を構成するロアカバーが配置され、ロアカバーに、ロアカバーと下部コラムカバーとの隙間を覆いステアリングのチルト動作及びテレスコピック動作に追従すべく変形自在な可撓性部材で構成される第2のブラインド部材の一端が取付けられたインストルメントパネルを用意し、第1のブラインド部材の他端に設けられ差込軸方向が下向きに延びるクリップを上部コラムカバー側に設けられる係合孔に上から下に差し込んで固定し、第2のブラインド部材の他端に設けられ差込軸方向が上向きに延びるクリップを下部コラムカバー側に設けられる係合孔に下から上に差し込んで固定することを特徴とする。
請求項2に係る車両用ステアリング遮蔽装置の発明は、車室の前方に設けられるインストルメントパネルと、このインストルメントパネルの開口部に、エンジンルーム側から車室側に貫通するステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの車室側を覆うコラムカバーと、これらのインストルメントパネルとコラムカバーとの隙間を覆うブラインド部材と、を備えた車両用ステアリング遮蔽装置において、インストルメントパネルが、ステアリングシャフトの上部に位置するパネル本体と、ステアリングシャフトの下部に位置するロアカバーと、を備え、コラムカバーが、ステアリングシャフトの上部を覆う上部コラムカバーと、ステアリングシャフトの下部を覆う下部コラムカバーと、からなり、ブラインド部材が、ステアリングのチルト動作及びテレスコピック動作に追従すべく変形自在な可撓性部材で構成されるとともに、パネル本体と上部コラムカバーとの隙間を覆う第1のブラインド部材と、ロアカバーと下部コラムカバーとの隙間を覆う第2のブラインド部材と、に分割構成され、第1のブラインド部材の一端は、第1上部保持部材を介してパネル本体のメータガーニッシュに装着され、第1のブラインド部材の他端は、第1下部保持部材を介して上部コラムカバーに固定され、第2のブラインド部材の一端は、ロアカバーの表皮に縫製され、第2のブラインド部材の他端は、第2上部保持部材を介して下部コラムカバーに固定され、第1下部保持部材は、差込軸方向が下向きに延び上部コラムカバーに係止されるクリップを有し、第2上部保持部材は、差込軸方向が上向きに延び下部コラムカバーに係止されるクリップを有することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、可撓性部材が、不織布を含む布、合成皮を含む皮若しくは樹脂製シートで構成されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、第2上部保持部材が有するクリップは、ロアカバーの後端よりも車両前方に配置されていることを特徴とする。
本発明は以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明では、車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法の発明は、ステアリングシャフトの上部を覆う上部コラムカバーを用意する。ステアリングシャフトの下部を覆う下部コラムカバーを用意する。車両用メータ廻りにメータガーニッシュが設けられ、メータガーニッシュに、メータガーニッシュと上部コラムカバーとの隙間を覆う第1のブラインド部材の一端が取付けられ、インストルメントパネルの下部を構成するロアカバーが配置され、ロアカバーに、ロアカバーと下部コラムカバーとの隙間を覆う第2のブラインド部材の一端が取付けられたインストルメントパネルを用意する。
第1のブラインド部材の他端を上部コラムカバーに固定し、第2のブラインド部材の他端を下部コラムカバーに固定する。
これにより、第1及び第2のブラインド部材を、例えば、車体組立ライン上でのアッセンブリが可能となる。すなわち、組立時には、第1及び第2のブラインド部材の組立性の向上を図ることができるとともに、サービス時には、第1及び第2のブラインド部材の取外し性の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明では、車室の前方に設けられるインストルメントパネルと、このインストルメントパネルの開口部に、エンジンルーム側から車室側に貫通するステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの車室側を覆うコラムカバーと、これらのインストルメントパネルとコラムカバーとの隙間を覆うブラインド部材と、を備える。
インストルメントパネルが、ステアリングシャフトの上部に位置するパネル本体と、ステアリングシャフトの下部に位置するロアカバーと、を備える。また、コラムカバーが、ステアリングシャフトの上部を覆う上部コラムカバーと、ステアリングシャフトの下部を覆う下部コラムカバーと、から構成される。
ブラインド部材が、変形自在な可撓性部材で構成されたので、ステアリングをチルト動作させる場合にも、ステアリングをテレスコピック動作させる場合にも、ブラインド部材をステアリング動作に追従させ、チルト動作若しくはテレスコピック動作させた全状態でコラムカバーの内部が見えてしまうことを防止することができる。この結果、ステアリング(運転席)周りの見栄えの向上を図ることができる。
例えば、チルト動作をさせた場合には、パネル本体と上部コラムカバーとの隙間、及びロアカバーと下部コラムカバーとの隙間が変化する。しかし、上部及びロアカバーの側面と、上部及び下部コラムカバーとの側面の隙間は変化しない。そこで、パネル本体と上部コラムカバーとの隙間を覆う第1のブラインド部材と、ロアカバーと下部コラムカバーとの隙間を覆う第2のブラインド部材と、に分割構成することで、上部及び下部コラムカバーの内部を効率よく隠すことができる。この結果、ステアリング(運転席)周りの少スペース化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、可撓性部材が、不織布を含む布、合成皮を含む皮若しくは樹脂製シートで構成されたので、例えば、シートが本皮シートや布シートなどである場合に、車室内に用いられる素材に合わせて、可撓性部材を選択することができる。この結果、車室内の雰囲気を車両のグレードに適合させることができるとともに、車室の外観性の向上を図ることができる。
本発明に係る車両用ステアリング遮蔽装置が設けられるインストルメントパネルを示す斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 図2に示された車両用ステアリング遮蔽装置の上部コラムカバー廻りを示す斜視図である。 図3の4−4線断面図である。 図2に示された車両用ステアリング遮蔽装置の下部コラムカバー廻りを示す分解斜視図である。 図2に示された車両用ステアリング遮蔽装置の下部コラムカバー廻りの断面図である。 図1に示される車両用ステアリング遮蔽装置の作用説明図である。 図1に示される車両用ステアリング遮蔽装置の組立手順を示す工程図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1及び図2に示されたように、車両用ステアリング遮蔽装置10は、車室12の前方に設けられるインストルメントパネル21と、このインストルメントパネル21の開口部22に、エンジンルーム13側から車室12側に貫通させ、車輪(不図示)を操舵するステアリングシャフト23と、ステアリングシャフト23を回転自在に支持するステアリングコラム24と、このステアリングコラム24(ステアリングシャフト23)の車室12側を覆うコラムカバー25と、これらのインストルメントパネル21とコラムカバー25との隙間を覆うブラインド部材26と、を備える。
ステアリングシャフト23は、車室12側の端部にステアリング(ステアリングホイール)27が取付けられ、エンジンルーム13側の端部にジョイント(不図示、以下の部品も不図示)を介してステアリングギヤボックスに接続され、ステアリングギヤボックスの左右からタイロッドが延出され、左右のタイロッドが車輪側のナックルに接続され、車輪の操舵が可能となる。
また、ステアリング(ステアリング装置)27は、高さ方向の調整が可能であるとともに、前後方向の調整が可能である。すなわち、チルト動作若しくはテレスコピック動作が可能である。
図1〜図6に示されたように、インストルメントパネル21は、ステアリングシャフト23の上部に位置するパネル本体31と、ステアリングシャフト23の下部に位置するロアカバー32と、パネル本体31の下部に設けられるメータガーニッシュ33と、を主要構成とするパネルである。
パネル本体31は、車速やエンジン回転数などを表示する車両用メータ14,15などが配置されるパネルであり、車両用メータ14,15を透過可能に覆う透明カバー34が設けられる。メータガーニッシュ33は、透明カバー34の下端を覆うガーニッシュともいうことができる。
また、パネル本体31には、ステアリングコラム24を臨ます上部開口部35が形成される。ロアカバー32には、ステアリングコラム24を臨ます下部開口部36が形成される。すなわち、インストルメントパネル21の開口部22は、上部開口部35及び下部開口部36で構成される。
さらに、ロアカバー32は、樹脂で形成された本体パネル37と、この本体パネル37の表面に被せられた表皮38とから構成される二重構造のパネルである。
コラムカバー25は、ステアリングシャフト23の上部を覆う上部コラムカバー41と、ステアリングシャフト23の下部を覆う下部コラムカバー42と、からなる。
ブラインド部材26は、パネル本体31と上部コラムカバー41との隙間を覆う第1のブラインド部材43と、ロアカバー32と下部コラムカバー42との隙間を覆う第2のブラインド部材44と、からなる。
第1のブラインド部材43は、布で形成される。なお、布は、可撓性部材の一例である。また、第1のブラインド部材43は、一端43aが、第1上部保持部材46を介してパネル本体31のメータガーニッシュ33に装着され、他端43bに、第1下部保持部材47が取付けられる。
第1下部保持部材47は、クリップ48が設けられ、このクリップ48が上部コラムカバー41に形成された係止孔49に係止される。
第2のブラインド部材44は、布で形成される。第2のブラインド部材44は、一端44aが、ロアカバー32の表皮38に縫製され、他端44bが、第2上部保持部材52を介して上部コラムカバー42に固定される。詳細には、第2上部保持部材52は、クリップ53が設けられ、このクリップ53が下部コラムカバー42に形成された係止孔54に係止される。
図7(a)〜(c)に示されたように、本発明に係る車両用ステアリング遮蔽装置10が採用されたステアリング27は、高さ方向の調整が可能であるとともに、前後方向の調整が可能である。すなわち、ステアリング27は、チルト動作及びテレスコピック動作が可能である。
図7(a)では矢印a1の如くチルト動作をさせ、ステアリング27を高い位置にセットした状態が示され、図7(b)ではチルト動作をさせステアリング27を高さ方向に関して中間位置にセットした状態が示され、図7(c)では矢印a3の如くチルト動作をさせ、ステアリング27を低い位置にセットした状態が示される。
図7(a),(c)に示されたように、車両用ステアリング遮蔽装置10では、第1及び第2のブラインド部材43,44が、変形自在な可撓性部材で構成されたので、ステアリング27をチルト動作させる場合には、第1及び第2のブラインド部材43,44をチルト動作に追従させることができる。この結果、チルト動作させた全状態でコラムカバー25の内部を覆うことができる。
さらに、図7(b)では矢印a2の如くステアリング27がテレスコピック動作可能で、ステアリング27を車体前後方向に移動できることが示される。
車両用ステアリング遮蔽装置10では、第1及び第2のブラインド部材43,44が、変形自在な可撓性部材で構成されたので、ステアリング27をテレスコピック動作させる場合にも、第1及び第2のブラインド部材43,44をテレスコピック動作に追従させることができる。この結果、テレスコピック動作させた全状態でコラムカバー25の内部を覆うことができる。
図1〜図6に示されたように、車両用ステアリング遮蔽装置10では、車室12の前方に設けられるインストルメントパネル21と、このインストルメントパネル21の開口部22に、エンジンルーム13側から車室12側に貫通するステアリングシャフト23と、このステアリングシャフト23の車室12側を覆うコラムカバー25と、これらのインストルメントパネル21とコラムカバー25との隙間を覆うブラインド部材26と、を備える。
インストルメントパネル21が、ステアリングシャフト23の上部に位置するパネル本体31と、ステアリングシャフト23の下部に位置するロアカバー32と、を備える。また、コラムカバー25が、ステアリングシャフト23の上部を覆う上部コラムカバー41と、ステアリングシャフト23の下部を覆う下部コラムカバー42と、から構成される。
ブラインド部材26が、変形自在な可撓性部材で構成されたので、ステアリング27をチルト動作させる場合にも、ステアリング27をテレスコピック動作させる場合にも、ブラインド部材26をステアリング27の動作に追従させ、チルト動作若しくはテレスコピック動作させた全状態でコラムカバー25の内部が見えてしまうことを防止することができる。この結果、ステアリング27(運転席)周りの見栄えの向上を図ることができる。
例えば、チルト動作をさせた場合には、パネル本体31と上部コラムカバー41との隙間、及びロアカバー32と下部コラムカバー42との隙間が変化する。しかし、パネル本体31及びロアカバー32の側面と、上部及び下部コラムカバー41,42の側面との隙間は変化しない。そこで、パネル本体31と上部コラムカバー41との隙間を覆う第1のブラインド部材43と、ロアカバー32と下部コラムカバー42との隙間を覆う第2のブラインド部材44と、に分割構成することで、上部及び下部コラムカバー41,42の内部を効率よく隠すことができる。この結果、ステアリング27(運転席)周りの少スペース化を図ることができる。
第1のブラインド部材43の一端43aは、第1上部保持部材46を介してパネル本体31のメータガーニッシュ33に装着された。パネル本体31に比べてメータガーニッシュ33は小さな部品なので、第1のブラインド部材43の取付性の向上を図ることができる。
また、第1のブラインド部材43の他端43bは、第1下部保持部材47を介して上部コラムカバー41に固定されたので、第1のブラインド部材43の仕上がりの向上を図ることができる。
第2のブラインド部材44の一端44aは、ロアカバー32の表皮38に縫製されたので、他の部材を介して取付ける場合に比べて車両用ステアリング遮蔽装置10のコストの低減を図ることができる。
第1下部保持部材47及び第2上部保持部材52は、上部及び下部コラムカバー41,42にそれぞれ係止されるクリップ48,53が設けられたので、例えば、車体組立ライン上でのアッセンブリが可能となる。すなわち、組立時には、第1及び第2のブラインド部材43,44の組立性のさらなる向上を図ることができるとともに、サービス時には、第1及び第2のブラインド部材43,44の取外し性のさらなる向上を図ることができる。
次に、車両用ステアリング遮蔽装置10の取付方法について説明する。図8においてST××はステップ番号を示す(符号は図1〜図6参照)。
ST01:車輪を操舵するステアリングシャフト23の上部を覆う上部コラムカバー41を用意する。
ST02:ステアリングシャフト23の下部を覆う下部コラムカバー42を用意する。
ST03:車両用メータ14,15廻りにメータガーニッシュ33が設けられ、メータガーニッシュ33に、メータガーニッシュ33と上部コラムカバー41との隙間を覆う第1のブラインド部材43の一端43aが取付けられ、インストルメントパネル21の下部を構成するロアカバー32が配置され、ロアカバー32に、ロアカバー32と下部コラムカバー42との隙間を覆う第2のブラインド部材44の一端44aが取付けられたインストルメントパネル21を用意する。
ST04:第1のブラインド部材43の他端43bを上部コラムカバー41に固定する。
ST05:第2のブラインド部材44の他端44bを下部コラムカバー42に固定する。
車両用ステアリング遮蔽装置10の取付方法では、ステアリングシャフト23の上部を覆う上部コラムカバー41を用意する。ステアリングシャフト23の下部を覆う下部コラムカバー42を用意する。車両用メータ14,15廻りにメータガーニッシュ33が設けられ、メータガーニッシュ33に、メータガーニッシュ33と上部コラムカバー41との隙間を覆う第1のブラインド部材43の一端43aが取付けられ、インストルメントパネル21の下部を構成するロアカバー32が配置され、ロアカバー32に、ロアカバー32と下部コラムカバー42との隙間を覆う第2のブラインド部材44の一端44aが取付けられたインストルメントパネル21を用意する。
第1のブラインド部材43の他端43bを上部コラムカバー41に固定し、第2のブラインド部材44の他端44bを下部コラムカバー42に固定する。
これにより、第1及び第2のブラインド部材43,44を、例えば、車体組立ライン上でのアッセンブリが可能となる。すなわち、組立時には、第1及び第2のブラインド部材43,44の組立性の向上を図ることができるとともに、サービス時には、第1及び第2のブラインド部材43,44の取外し性の向上を図ることができる。
車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法において、ST01、ST02及びST03のステップは、同時であっても順序を入れ換えてもよい。また、ST04及びST05のステップは、入れ換えてもよい。
尚、本発明に係る車両用ステアリング遮蔽装置は、図4及び図6に示すように、第1及び第2のブラインド部材43,44は、布で形成されたが、これに限るものではなく、不織布を含む布、合成皮(レザー)を含む皮、若しくは樹脂製シート等の可撓性部材で形成されたものであればよい。
可撓性部材が、不織布を含む布、合成皮を含む皮若しくは樹脂製シートで構成されたので、例えば、シートが本皮シートや布シートなどである場合に、車室12内に用いられる素材に合わせて、可撓性部材を選択することができる。この結果、車室12内の雰囲気を車両のグレードに適合させることができるとともに、車室12の外観性の向上を図ることができる。
本発明に係る車両用ステアリング遮蔽装置は、セダンやワゴンなどの乗用車に採用するのに好適である。
本発明は、ステアリングシャフトの車室側を覆うコラムカバーが設けられ、ステアリングをチルト動作可能及びテレスコピック動作可能にした自動車への適用に好適である。
10…車両用ステアリング遮蔽装置、12…車室、13…エンジンルーム、21…インストルメントパネル、22…開口部、23…ステアリングシャフト、25…コラムカバー、26…ブラインド部材、31…パネル本体、32…ロアカバー、33…メータガーニッシュ、38…表皮、41…上部コラムカバー、42…下部コラムカバー、43…第1のブラインド部材、43a…一端、43b…他端、44…第2のブラインド部材、44a…一端、44b…他端、46…第1上部保持部材、47…第1下部保持部材、48…クリップ、52…第2上部保持部材、53…クリップ。

Claims (4)

  1. ステアリングシャフトの上部を覆う上部コラムカバーを用意し、
    前記ステアリングシャフトの下部を覆う下部コラムカバーを用意し、
    車両用メータ廻りにメータガーニッシュが設けられ、前記メータガーニッシュに、該メータガーニッシュと前記上部コラムカバーとの隙間を覆いステアリングのチルト動作及びテレスコピック動作に追従すべく変形自在な可撓性部材で構成される第1のブラインド部材の一端が取付けられ、インストルメントパネルの下部を構成するロアカバーが配置され、前記ロアカバーに、該ロアカバーと前記下部コラムカバーとの隙間を覆い前記ステアリングのチルト動作及びテレスコピック動作に追従すべく変形自在な可撓性部材で構成される第2のブラインド部材の一端が取付けられたインストルメントパネルを用意し、
    前記第1のブラインド部材の他端に設けられ差込軸方向が下向きに延びるクリップを前記上部コラムカバー側に設けられる係合孔に上から下に差し込んで固定し、
    前記第2のブラインド部材の他端に設けられ差込軸方向が上向きに延びるクリップを前記下部コラムカバー側に設けられる係合孔に下から上に差し込んで固定する車両用ステアリング遮蔽装置の取付方法。
  2. 車室の前方に設けられるインストルメントパネルと、このインストルメントパネルの開口部に、エンジンルーム側から車室側に貫通するステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの車室側を覆うコラムカバーと、これらのインストルメントパネルとコラムカバーとの隙間を覆うブラインド部材と、を備えた車両用ステアリング遮蔽装置において、
    前記インストルメントパネルは、前記ステアリングシャフトの上部に位置するパネル本体と、前記ステアリングシャフトの下部に位置するロアカバーと、を備え、
    前記コラムカバーは、前記ステアリングシャフトの上部を覆う上部コラムカバーと、前記ステアリングシャフトの下部を覆う下部コラムカバーと、からなり、
    前記ブラインド部材は、ステアリングのチルト動作及びテレスコピック動作に追従すべく変形自在な可撓性部材で構成されるとともに、前記パネル本体と前記上部コラムカバーとの隙間を覆う第1のブラインド部材と、前記ロアカバーと前記下部コラムカバーとの隙間を覆う第2のブラインド部材と、に分割構成され
    前記第1のブラインド部材の一端は、第1上部保持部材を介して前記パネル本体のメータガーニッシュに装着され、前記第1のブラインド部材の他端は、第1下部保持部材を介して前記上部コラムカバーに固定され、
    前記第2のブラインド部材の一端は、前記ロアカバーの表皮に縫製され、前記第2のブラインド部材の他端は、第2上部保持部材を介して前記下部コラムカバーに固定され、
    前記第1下部保持部材は、差込軸方向が下向きに延び前記上部コラムカバーに係止されるクリップを有し、
    前記第2上部保持部材は、差込軸方向が上向きに延び前記下部コラムカバーに係止されるクリップを有することを特徴とする車両用ステアリング遮蔽装置。
  3. 前記可撓性部材は、不織布を含む布、合成皮を含む皮若しくは樹脂製シートで構成されることを特徴とする請求項2記載の車両用ステアリング遮蔽装置。
  4. 前記第2上部保持部材が有するクリップは、前記ロアカバーの後端よりも車両前方に配置されていることを特徴とする請求項2記載の車両用ステアリング遮蔽装置。
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