JP5670517B2 - 直線素からなる面で構成された翼を持つインペラ及びその加工方法 - Google Patents

直線素からなる面で構成された翼を持つインペラ及びその加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンプレッサーなどに用いられるインペラにおいて、その翼面を回転工具の側面で切削加工する際、直動軸3軸と回転軸1軸で構成される4軸加工機を用いて加工できる翼面形状を持つインペラ、及びその加工方法に関する。
図15は、従来の一般的な翼を持つインペラを説明する図である。インペラ1の翼面は直線素からなる面3で構成される3次元形状を有する。従来、直線素2で構成されたインペラ1の翼面は、その直線素2に工具の側線を沿わせた際の工具軸の向きは考慮されていない。
特許文献1に示される図6の羽根2cは直線素21a、21b、・・・21nで構成された3次元形状をしていて、直線素の向きにエンドミル軸を合わせることにより加工できることを示しているが、直線素に合わせるためのエンドミル軸の向きは考慮されておらず、21aと21nにエンドミルの軸を合わせるためには5軸での制御が必要になる。
特許文献2に示される図3のメインブレード1はラインエレメントLE1、LE2で構成された3次元形状をしていて、ラインエレメントの向きにエンドミル軸を合わせることにより加工できることを示しているが、特許文献1同様、エンドミル軸の向きは考慮されておらず、1aと1bあるいは2aと2bエンドミルの軸を合わせるためには5軸での制御が必要になる。
特許文献3には、翼面が直線素で構成されているが、インペラを傾斜固定して3軸加工をすることが目的のため、翼面を構成する直線素が平行であり、ワークを回転制御しなくても加工可能な、平面が湾曲しただけの単純な翼面形状である。
特許文献4には、傾斜した回転軸を持つ4軸加工によりインペラを加工する方法が示されている。
特許文献5には、翼面を構成する直線素が回転軸に直角な平面と平行な例が記載されていて、翼面を構成する直線素が回転軸に直角な平面と交差する例は記載されていない。
特開昭61−109608号公報 特開平8−254198号公報 実開平4−54997号公報 特開2010−269417号公報 特表平4−507443号公報
インペラの翼面を効率よく短時間で切削加工するために、工具側面で加工できるように直線素で構成された面で翼を形成する。その直線素は互いに捩じれの位置にある場合、翼面の直線素に工具の側線を沿わせて、工具側面で翼を加工する際、工具軸を傾けるため5軸加工機を用いた加工が必要である。また、このような翼を4軸加工機で加工しようとした場合、工具側面では加工できず、工具先端での加工が必要である。
そこで、本発明の目的は、互いに捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された、3軸の加工機では工具側面で加工不可な翼形状であっても、4軸加工機で工具側面加工が可能な直線素からなる面で構成された翼を持つインペラ及びその加工方法を提供することである。
本発明に係るインペラは、インペラの翼面を構成する直線素に回転工具に相当する円柱あるいは円錐面の一側線を沿わせたときに、翼面を構成する直線素、あるいは円柱または円錐面の中心軸を、インペラの中心軸を通る平面に投影した場合、その投影線が平行になるような直線素で翼面を構成する。そして、前記インペラを3軸の直動軸および1軸の回転軸を備えた4軸加工機を用いて加工する。
本願の請求項1に係る発明は、直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラにおいて、前記インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、前記直線素の前記Z軸距離と前記直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、前記Z投影線と前記Z軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成したことを特徴とするインペラである。
請求項2に係る発明は、直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラにおいて、前記インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、前記直線素の前記Z軸距離と前記直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、翼面を構成する直線素に円柱の一側線を一致させた時、前記円柱の中心軸を、前記Z軸投影平面に投影した場合に、前記円柱の中心軸のZ投影線とインペラ中心軸との交差する角度が直角ではなく、前記円柱の中心軸のZ投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成したことを特徴とするインペラである。
請求項3に係る発明は、直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラにおいて、前記インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、前記直線素の前記Z軸距離と前記直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、翼面を構成する直線素に円錐面の一側線を一致させた時、前記円錐面の中心軸を、前記Z軸投影平面に投影した場合に、前記円錐面の中心軸のZ投影線とインペラ中心軸との交差する角度が直角ではなく、前記円錐面の中心軸のZ投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成したことを特徴とするインペラである。
請求項4に係る発明は、直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラであって、該インペラの中心軸をZ軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、前記直線素のZ軸距離と直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、前記直線素のZ投影線と前記Z軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成した翼を有するインペラを直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、前記インペラの翼面を円柱状の回転工具の側面で切削加工する際、前記インペラの中心軸を通るZ軸投影面に、翼面を構成する直線素を投影した場合に、そのZ投影線とインペラの中心軸の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、前記翼面の直線素に前記回転工具の側線を合わせるように移動させ、前記円柱状の回転工具側面で加工することを特徴とするインペラの加工方法である。
請求項5に係る発明は、直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラであって、該インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点をとおり前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、該XY平面上にX軸を定め、直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、前記直線素のZ軸距離と直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、翼面を構成する直線素に円柱の一側線を一致させた時、前記円柱の中心軸のZ投影線と前記Z軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成した翼を有するインペラを直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、前記インペラの翼面を円柱状の回転工具の側面で切削加工する際、前記インペラの翼面を構成する直線素に前記円柱の一側線を一致させた時、前記円柱の中心軸を、前記インペラの中心軸を通るZ軸投影面に投影した場合に、該Z投影線とインペラの中心軸の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、前記翼面の直線素に前記回転工具の側線を合わせるように移動させ、前記円柱状の回転工具側面で加工することを特徴とするインペラの加工方法である。
請求項6に係る発明は、直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラであって、該インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点をとおり前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、該XY平面上にX軸を定め、直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、前記直線素のZ軸距離と直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、翼面を構成する直線素に円錐面の一側線を一致させた時、前記円錐面の中心軸のZ投影線とZ軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成した翼を有するインペラを直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、前記インペラの翼面を円錐面状の回転工具の側面で切削加工する際、前記インペラの翼面を構成する直線素に前記円錐面の一側線を一致させた時、前記円錐面の中心軸を、前記インペラの中心軸を通るZ軸投影面に投影した場合に、該Z投影線とインペラの中心軸の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、前記翼面の直線素に前記回転工具の側線を合わせるように移動させ、前記円錐面状の回転工具側面で加工することを特徴とするインペラの加工方法である。
本発明により、互いに捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された、3軸の加工機では工具側面で加工不可な翼形状であっても、4軸加工機で工具側面加工が可能な直線素からなる面で構成された翼を持つインペラ及びその加工方法を提供できる。つまり、本発明により、互いに捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された、3軸では工具側面で加工不可な翼形状であっても、4軸で工具側面加工が可能な翼を形成できる。
インペラ加工機の要部外観図である。 図1で説明したインペラ加工機の側面図であり、回転軸が傾斜して固定された状態と傾斜角θを説明する図である。 4軸加工機用数値制御装置の概略構成図である。 円柱状の形状を有する工具を説明する図である。 円錐状の形状を有する工具を説明する図である。 実施形態1において翼面を構成する直線素のZ投影線を説明する図である。 実施形態1において翼面を構成する直線素をインペラ側から見た図である。 実施形態1において翼面を構成する直線素をインペラの中心線(Z軸)方向から見た図である。 実施形態1において捩れ角αとZ軸距離Zの関係を説明する図である。 実施形態1の加工方法を説明する図である。 実施形態2において円柱の面を有する工具の中心軸のZ投影線を説明する図である。 実施形態2の加工方法を説明する図である。 実施形態3において円錐面を有する工具の中心軸のZ投影線を説明する図である。 実施形態3の加工方法を説明する図である。 従来の一般的な翼を持つインペラを説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。まず、図1,図2,図3を用いてインペラ加工機およびインペラ加工機を制御する数値制御装置を説明する。
図1は本発明であるインペラ加工機の実施形態の要部外観図である。この実施形態では縦型工作機械を用いている。符号32は縦型工作機械の主軸頭である。この縦型工作機械はXa軸,Ya軸として表される水平2軸とXa軸,Ya軸に垂直なZa軸の直線3軸の可動軸を有する。載置台36には傾斜台34が取り付けられており、回転テーブル20は傾斜台34に固定されている。回転テーブル20には、回転軸中心28を中心軸として回転する円盤22を備えている。回転軸中心28は水平軸であるXa軸に対して傾斜している。円盤22にはワーク4を取り付けるアダプタ26がボルト24によって取り付けられている。そして、アダプタ26にはワーク4が取り付けられる。ワーク4は工具30によって切削されインペラ70(図6などを用いて説明する)が作成される。工具30としては図4,図5に示される形式の工具30a,30bを用いることで、インペラ70の翼面の加工が可能である。なお、縦型工作機械に替えて横型工作機械を用いてインペラ加工機を構成してもよい。
図2は図1で説明したインペラ加工機の側面図であり、回転軸が傾斜して固定された状態と傾斜角θを説明する図である。回転テーブル20は傾斜台34に固定されている。回転テーブル20の円盤22の回転軸中心28は、水平軸の1つであるXa軸に対して傾斜角θだけ傾斜している。アダプタ26が取り付けられた円盤22は回転軸中心28を中心軸として回転する。アダプタ26の一端部にはワーク4が取り付けられる。
図3は、4軸加工機用数値制御装置の概略構成図である。CPU41は数値制御装置40を全体的に制御するプロセッサである。CPU41は、メモリ42のROM領域に格納されたシステムプログラムをバス58を介して読み出し、該システムプログラムに従って数値制御装置全体を制御する。メモリ42のRAM領域には一時的な計算データや表示データ及び表示器/MDIユニット59を介してオペレータが入力した各種データが格納される。また、メモリ42のSRAMなどで構成される不揮発性メモリ領域には、インタフェース43を介して読み込まれた加工プログラムや表示器/MDIユニット59を介して入力された加工プログラム等が記憶される。
インタフェース43は、数値制御装置40とアダプタ等の外部機器(図示せず)との接続を可能とするものである。図示しない外部機器からは加工プログラムや各種パラメータ等が読み込まれる。また、数値制御装置40内で編集した加工プログラムは、外部機器(図示せず)を介して外部記憶手段に記憶させることができる。PMC(プログラマブル・マシン・コントローラ)44は、数値制御装置40に内蔵されたシーケンスプログラムで工作機械の補助装置にI/Oユニットを介して信号を出力し制御する。また、工作機械本体に配備された操作盤の各種スイッチ等の信号を受け、必要な信号処理をした後、CPU41に渡す。
表示器/MDIユニット59はディスプレイやキーボード等を備えた手動データ入力装置であり、インタフェース46は表示器/MDIユニット59のキーボードからの指令、データを受けてCPU41に渡す。インタフェース47は手動パルス発生器等を備えた操作盤60に接続されている。
各軸の軸制御回路48,50,52,54はCPU41からの各軸の移動指令量を受けて、各軸の指令をサーボアンプ49,51,53,55に出力する。サーボアンプ49,51,53,55はこの指令を受けて、各軸のサーボモータ61〜64を駆動する。各軸は位置・速度のフィードバック制御を行う(図3ではこの構成は省略している)。
サーボモータ61〜64は、工作機械のXa,Ya,Za,C軸を駆動するもので、図1に示した4軸加工機械を駆動制御するものである。また、スピンドル制御回路56は主軸回転指令を受け、スピンドルアンプ57にスピンドル速度信号を出力する。スピンドルアンプ57はスピンドル速度信号を受けて、主軸モータ65を指令された回転速度で回転させる。4軸加工機用数値制御装置40は、工具である刃物をXa、Ya、Zaの3軸移動させると同時に、回転軸でワーク4を回転させ、4軸制御によりインペラの翼面全体を加工する。加工プログラムは、4軸指令のプログラムを用いる。
次に、本発明に係るインペラを加工するために上記インペラ加工機に用いられる工具を説明する。本発明に係るインペラおよびインペラの加工方法には、図4,図5に示される形状の工具が用いられる。図4に示される工具30aは、円柱の面5を有する工具である。工具30aは円柱の中心軸6の周りに円柱の面5を有し、円柱の側線7でワーク4を加工する。図5に示される工具30bは、円錐面8を有する工具である。工具30bは円錐面の中心軸9の周りに円錐面8を有し、円錐面の側線10でワーク4を加工する。
上述の4軸加工機のインペラ加工機を用いて加工されるインペラを説明する。本発明の目的は、互いに捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された、3軸の加工機では工具側面で加工不可な翼形状であっても、4軸加工機で工具側面加工が可能な直線素からなる面で構成された翼を持つインペラ及びその加工方法を提供することである。そのため、インペラの翼面を構成する直線素に、回転工具に相当する円柱あるいは円錐面の一側線を沿わせたときに、翼面を構成する直線素、あるいは円柱または円錐面の中心軸を、インペラの中心軸を含む平面に投影した場合、その投影線が平行になるような直線素で翼面を構成する。
以下、インペラの形状およびインペラの加工方法について各実施形態に従って説明する。
<実施形態1>(請求項1、請求項4に対応)
図6は実施形態1において翼面を構成する直線素のZ投影線を説明する図である。図7は実施形態1において翼面を構成する直線素をインペラ側から見た図である。図8は実施形態1において翼面を構成する直線素をインペラの中心軸(Z軸)方向から見た図である。図9は実施形態1において捩れ角αとZ軸距離Zの関係を説明する図である。
図6に示されるように、インペラ70は、翼面を構成する直線素71が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼(ブレード)を有する。図7に示されるように、インペラ70の中心軸であるZ軸74上の所定位置に原点79を定める。図8に示されるように、原点79を通りZ軸74と直交する平面をXY平面77とする。XY平面77上にX軸78を定め、翼面を構成する直線素71をXY平面77に投影した時の投影線をXY投影線76とする。XY投影線76とX軸78とのなす角度を直線素の捩じれ角αとする。
図6に示されるように、Z軸74を含み、どの直線素のXY投影線76とも直角でない平面をZ軸投影平面75とする。翼面を構成する直線素71をZ軸投影平面75に投影した時の投影線を、翼面を構成する直線素のZ投影線72とする。図7に示されるように、翼面を構成する直線素のZ投影線72を延長した線とインペラの中心軸であるZ軸74との交点80の原点79からの距離を、翼面を構成する直線素71のZ軸距離81とする。
そして、インペラ70の翼(ブレード)は、図9に示されるように、翼面を構成する直線素71のZ軸距離81と翼面を構成する直線素71の捩じれ角αの関係が曲線82で、かつ、翼面を構成する直線素71のZ投影線72とZ軸74との交差する角度が直角ではなく、翼面を構成する直線素のZ投影線72が互いに平行になる直線素からなる面で構成されている。
図10は実施形態1のインペラの加工方法を説明する図である。インペラ70を直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械でインペラ70を加工する。インペラ70の翼面を円柱状の回転工具の側面で切削加工する際、インペラ70の中心軸(Z軸74)を含むZ軸投影平面75に、翼面を構成する直線素71を投影した場合に、その翼面を構成する直線素のZ投影線72とインペラ70の中心軸(Z軸74)の垂線とのなす角θだけ、ワーク回転中心軸を水平面90の位置から傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、翼面を構成する直線素71に回転工具(工具30a)の側線を合わせるように移動させ、図4に示される円柱状の回転工具(工具30a)の側面で加工する。
<実施形態2>(請求項2、請求項5に対応)
図11は実施形態2において円柱の面を有する工具の中心軸のZ投影線を説明する図である。インペラ70は、図6〜図9に示されるのと同様に、翼面を構成する直線素71が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有する。インペラ70の中心軸であるZ軸74上に原点79を定め、原点79を通り前記Z軸74と直交する平面をXY平面77とする。そして、XY平面77上にX軸78を定め、前記直線素を前記XY平面77に投影した時の投影線をXY投影線76とする。
XY投影線76とX軸78とのなす角度を直線素の捩じれ角αとする。Z軸74を含み、どの直線素のXY投影線76とも直角でない平面をZ軸投影平面75とする。翼面を構成する直線素71を前記Z軸投影平面75に投影した時の投影線をZ投影線72とする。Z投影線72を延長した線と前記Z軸74との交点80の原点79からの距離を、翼面を構成する直線素71のZ軸距離81とする。
インペラ70は、前記翼面を構成する直線素71の前記Z軸距離と前記直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、翼面を構成する直線素71に工具30aの円柱の一側線を一致させた時、工具30aである円柱の中心軸6を、Z軸投影平面75に投影した場合に、円柱の中心軸のZ投影線85とインペラ中心軸であるZ軸74との交差する角度が直角ではなく、円柱の中心軸のZ投影線85が互いに平行になる直線素からなる面で構成されている。
図12は実施形態2のインペラの加工方法を説明する図である。
インペラ70を直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、インペラ70の翼面を円柱状の回転工具(工具30a、図4参照)の側面で切削加工する際、インペラ70の翼面を構成する直線素71に、工具30aの円柱の一側線(円柱の側線7)を一致させた時、円柱の中心軸6を、インペラ70の中心軸を含むZ軸投影平面75に投影した場合に、円柱の中心軸のZ投影線85とインペラ70の中心軸の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を水平面90の位置から傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、翼面を構成する直線素71(図6参照)に回転工具(工具30a)の側線を合わせるように移動させ、円柱状の回転工具の側面で加工する。
<実施形態3>(請求項3、請求項6に対応)
図13は実施形態3において円錐状の形状を有する工具の中心軸のZ投影線を説明する図である。インペラ70は、図6〜図9に示されるのと同様に、翼面を構成する直線素71が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有する。インペラ70の中心軸であるZ軸74上に原点79を定める。原点79を通りZ軸74と直交する平面をXY平面77とし、XY平面77上にX軸を定め、翼面を構成する直線素をXY平面に投影した時の投影線を、翼面を構成する直線素のXY投影線76とし、翼面を構成する直線素のXY投影線76とX軸78とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面75とする。
翼面を構成する直線素71をZ軸投影平面75に投影した時の投影線を、翼面を構成する直線素のZ投影線72とし、翼面を構成する直線素のZ投影線72を延長した線とZ軸74との交点80の原点79からの距離を直線素のZ軸距離81とし、翼面を構成する直線素71のZ軸距離81と直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、翼面を構成する直線素71に円錐面の一側線(円錐面の側線10、図5)を一致させた時、円錐面の中心軸9を、Z軸投影平面75に投影した場合に、円錐面の中心軸のZ投影線87とインペラ中心軸9との交差する角度が直角ではなく、円錐面の中心軸のZ投影線87が互いに平行になる直線素からなる面で構成されている。
図14は実施形態3のインペラの加工方法を説明する図である。インペラを直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、インペラ70の翼面を円錐面状の回転工具(30b、図5)の側面で切削加工する際、インペラ70の翼面を構成する直線素71に、円錐面の一側線(円錐面の側線10、図5)を一致させた時、円錐面の中心軸9を、インペラ70の中心軸を含むZ軸投影平面75に投影した場合に、翼面を構成する直線素のXY投影線76とインペラ70の中心軸(Z軸74)の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を水平面90の位置から傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、翼面を構成する直線素71に回転工具(30b)の側線を合わせるように移動させ、円錐面状の回転工具側面で加工する。
1 インペラ
2 直線素
3 直線素からなる面
4 ワーク
5 円柱の面
6 円柱の中心軸
7 円柱の側線
8 円錐面
9 円錐面の中心軸
10 円錐面の側線

20 回転テーブル
22 円盤
24 ボルト
26 アダプタ
28 回転軸中心

30 工具
32 主軸頭
34 傾斜台
36 載置台

40 数値制御装置
41 CPU
42 メモリ
43 インタフェース
44 PMC
46 インタフェース
47 インタフェース
48,50,52,54 軸制御回路
49,51,53,55 サーボアンプ
58 バス
59 表示器/MDIユニット
60 操作盤
61,62,63,64 サーボモータ
65 主軸モータ

70 インペラ
71 翼面を構成する直線素
72 翼面を構成する直線素のZ投影線
73 Z投影線が平行
74 Z軸
75 Z軸投影平面
76 翼面を構成する直線素のXY投影線
77 XY平面
78 X軸
79 原点
80 交点
81 Z軸距離
82 曲線
83 Z投影線が平行
84 翼面を構成する直線素に円柱の一側線を沿わせた状態
85 円柱の中心軸のZ投影線
86 翼面を構成する直線素に円錐面の一側線を沿わせた状態
87 円錐面の中心軸のZ投影線
88 Z投影線が平行

90 水平面

Claims (6)

  1. 直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラにおいて、
    前記インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、
    該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、
    該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、
    前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、
    前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、
    該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、
    前記直線素の前記Z軸距離と前記直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、
    前記Z投影線と前記Z軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成したことを特徴とするインペラ。
  2. 直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラにおいて、
    前記インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、
    該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、
    該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、
    前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、
    前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、
    該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、
    前記直線素の前記Z軸距離と前記直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、
    翼面を構成する直線素に円柱の一側線を一致させた時、前記円柱の中心軸を、前記Z軸投影平面に投影した場合に、前記円柱の中心軸のZ投影線とインペラ中心軸との交差する角度が直角ではなく、前記円柱の中心軸のZ投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成したことを特徴とするインペラ。
  3. 直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラにおいて、
    前記インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、
    該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、
    該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、
    前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、
    前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、
    該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、
    前記直線素の前記Z軸距離と前記直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、
    翼面を構成する直線素に円錐面の一側線を一致させた時、前記円錐面の中心軸を、前記Z軸投影平面に投影した場合に、前記円錐面の中心軸のZ投影線とインペラ中心軸との交差する角度が直角ではなく、前記円錐面の中心軸のZ投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成したことを特徴とするインペラ。
  4. 直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラであって、
    該インペラの中心軸をZ軸であるZ軸上に原点を定め、該原点を通り前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、
    該XY平面上にX軸を定め、前記直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、
    該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、
    前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、
    前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、
    該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、
    前記直線素のZ軸距離と直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、
    前記直線素のZ投影線と前記Z軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成した翼を有するインペラを直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、
    前記インペラの翼面を円柱状の回転工具の側面で切削加工する際、
    前記インペラの中心軸を通るZ軸投影面に、翼面を構成する直線素を投影した場合に、そのZ投影線とインペラの中心軸の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、前記翼面の直線素に前記回転工具の側線を合わせるように移動させ、前記円柱状の回転工具側面で加工することを特徴とするインペラの加工方法。
  5. 直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラであって、
    該インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点をとおり前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、
    該XY平面上にX軸を定め、直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、
    該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、
    前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、
    前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、
    該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、
    前記直線素のZ軸距離と直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、
    翼面を構成する直線素に円柱の一側線を一致させた時、前記円柱の中心軸のZ投影線と前記Z軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成した翼を有するインペラを直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、
    前記インペラの翼面を円柱状の回転工具の側面で切削加工する際、
    前記インペラの翼面を構成する直線素に前記円柱の一側線を一致させた時、前記円柱の中心軸を、前記インペラの中心軸を通るZ軸投影面に投影した場合に、該Z投影線とインペラの中心軸の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、前記翼面の直線素に前記回転工具の側線を合わせるように移動させ、前記円柱状の回転工具側面で加工することを特徴とするインペラの加工方法。
  6. 直線素が互いに平行ではなく、捩じれの位置にある直線素からなる面で構成された翼を有するインペラであって、
    該インペラの中心軸であるZ軸上に原点を定め、該原点をとおり前記Z軸と直交する平面をXY平面とし、
    該XY平面上にX軸を定め、直線素を前記XY平面に投影した時の投影線をXY投影線とし、
    該XY投影線と前記X軸とのなす角度を直線素の捩じれ角αとし、
    前記Z軸を含み、どの直線素のXY投影線とも直角でない平面をZ軸投影平面とし、
    前記直線素を前記Z軸投影平面に投影した時の投影線をZ投影線とし、
    該Z投影線を延長した線と前記Z軸との交点の前記原点からの距離を直線素のZ軸距離とし、
    前記直線素のZ軸距離と直線素の捩じれ角αの関係が曲線で、かつ、
    翼面を構成する直線素に円錐面の一側線を一致させた時、前記円錐面の中心軸のZ投影線とZ軸との交差する角度が直角ではなく、前記Z投影線が互いに平行になる直線素からなる面で構成した翼を有するインペラを直線軸3軸と回転軸1を有する4軸の工作機械で加工するインペラの加工方法において、
    前記インペラの翼面を円錐面状の回転工具の側面で切削加工する際、前記インペラの翼面を構成する直線素に前記円錐面の一側線を一致させた時、前記円錐面の中心軸を、前記インペラの中心軸を通るZ軸投影面に投影した場合に、該Z投影線とインペラの中心軸の垂線とのなす角θだけワーク回転中心軸を傾斜させた位置に固定した状態で、ワークを回転させて制御し、前記翼面の直線素に前記回転工具の側線を合わせるように移動させ、前記円錐面状の回転工具側面で加工することを特徴とするインペラの加工方法。
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