JP5669986B1 - 数値制御装置および数値制御方法 - Google Patents

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Abstract

加工プログラムを試行的に実行することなく加速度を動的に変更するために、モータの駆動対象の経路を規定する加工プログラムに基づいて前記モータを制御する数値制御装置に、前記モータを制御中に、イナーシャ比、外部から入力することも可能な加減速倍率、あるいは、前記モータの電流値に基づいて前記モータの加速度を前記モータの制御中に変更する変更部を設ける。

Description

本発明は、数値制御装置および数値制御方法に関する。
従来、工作機械を数値制御してイナーシャ(重量)が大きいワークを加工する場合においては、最大イナーシャ比に応じた時定数が数値制御装置に設定され、加工が終了するまでその時定数が変更されない。そのため、切削等によりイナーシャが小さくなる場合、より大きく加減速させることができる余裕が生じるが、時定数が固定化されたままであるため、サイクルタイムを短縮することができない。そこで、ワークの重量に応じた最適な時定数を選択する機能が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−211467号公報 特開2000−346738号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術によれば、数値制御装置は、最初に、加工プログラムに基づいて工作機械を動作させる。その際、数値制御装置は、ワーク重量を推定し、推定結果に基づいて最適な時定数を導出する。数値制御装置は、導出した時定数を加工プログラムと一緒に記録し、再度同じ加工プログラムで動作させるときに、記憶した時定数で動かす。このため、加工プログラムまたはワーク重量が変わる毎に、ワーク重量の推定および時定数の導出を行わなくてはならないという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、プログラム実行中においてもワークのイナーシャを推定し、推定結果に基づいて最適な加速度または時定数に自動的に変更して動作をさせることでサイクルタイムの短縮効果や振動抑制・過負荷防止効果を得ることを目的としている。また、ワークのイナーシャ以外にも負荷や加減速倍率といった状態量に応じて、加速度または時定数を自動的に変更して動作をさせることでサイクルタイムの短縮効果や振動抑制・過負荷防止効果を得ることも目的としている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、加工プログラムを試行的に実行することなく加速度を動的に変更することができる数値制御装置および数値制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、モータの駆動対象の経路を規定するプログラムに基づいて前記モータを制御する数値制御装置であって、前記駆動対象を前記経路上を移動せしめる際の速度をその時点の加速度設定値に基づいて加減速処理し、加減速処理後の速度を出力する加減速処理部と、前記加減速処理後の速度で前記モータを駆動するように前記モータに対する制御周期毎の位置指令を算出する補間部と、前記モータを制御中に前記モータに関する状態量を監視して、前記状態量に基づいて前記加速度設定値を前記モータの制御中に変更する変更部と、を備え、前記変更部は、前記状態量に基づいて加速度候補値を求め、前記駆動対象の速度を現在値から前記プログラムに規定された目標位置での速度まで前記加速度候補値を用いて減速するための必要距離を求め、前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが可能か否かを前記駆動対象の現在位置から前記目標位置までの距離と前記必要距離とに基づいて判定し、前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが可能と判定した場合には前記加速度設定値を前記加速度候補値に変更し、前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが不可能と判定した場合には前記加速度設定値を変更しない、ことを特徴とする。
本発明にかかる数値制御装置は、モータの制御中であってもモータの状態量に基づいて加速度を変更するので、加工プログラムを試行的に実行することなく加速度を動的に変更することが可能となる。
図1は、実施の形態1の数値制御装置の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1のパラメータ変更部の動作を説明するフローチャートである。 図3は、実施の形態1の変更処理を説明するフローチャートである。 図4は、合成速度の波形の例を示す図である。 図5は、合成速度の波形の例を示す図である。 図6は、実施の形態2の数値制御装置の構成を示す図である。 図7は、実施の形態2のパラメータ変更部の動作を説明するフローチャートである。 図8は、実施の形態3の数値制御装置の構成を示す図である。 図9は、実施の形態3のパラメータ変更部の動作を説明するフローチャートである。 図10は、実施の形態4の数値制御装置の構成を示す図である。 図11は、実施の形態5の数値制御装置の構成を示す図である。
以下に、本発明にかかる実施の形態の数値制御装置および数値制御方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の数値制御装置の構成を示す図である。数値制御装置1は、アンプ2に接続されている。アンプ2は、モータ3に駆動電流を供給する。モータ3は、駆動対象としての負荷4が接続されている。モータ3および負荷4を、機械系5と表記する。なお、機械系5は、同一の負荷4を駆動する1以上の駆動軸(以下、単に軸)を備えている。モータ3およびアンプ2は、軸毎に用意される。
数値制御装置1は、プログラム解析部10、第1補間部11、補間前加減速処理部12、第2補間部13、パラメータ変更部14およびフィルタ部15を備えている。
プログラム解析部10は、外部から入力された加工プログラム6を解析し、解析結果を解析データとして出力する。加工プログラム6は、指令ブロックを複数含んで構成される。加工プログラム6は、駆動対象の経路を少なくとも規定する。加工プログラム6によって規定される経路を、指令経路と表記する。解析データとは、指令ブロック毎の各軸の移動量、指令送り速度、指令情報(例えばGコード)、など、移動に必要な情報である。
第1補間部11は、解析データに基づいて補間データを生成し、出力する。補間データは、1制御周期分の移動量を表すデータに加え、終点目標速度等、合成速度計算値(後述する)の生成に用いる情報を含む。
パラメータ変更部14は、モータ3の制御中に、モータ3に関する状態量を監視して、状態量と解析データとに基づいてモータ3を駆動するためのパラメータをモータ3の制御中に変更する。
実施の形態1では、パラメータ変更部14によって変更されるパラメータは、具体的には加速度であり、状態量は、具体的にはイナーシャ比である。イナーシャ比とは、モータ3のイナーシャに対する機械系5のイナーシャの比率である。モータ3のイナーシャは既知とする。イナーシャ比は、ここではアンプ2によって推定される。パラメータ変更部14は、アンプ2からイナーシャ比を取得する。イナーシャ比の推定手法は加工プログラムの実行中に推定されるものであれば任意の手法が採用可能である。例えば、イナーシャ比の推定手法としては、特許文献2に記載されているような逐次最小二乗法を使う方法、加減速中のトルクと加速度との比から算出する手法などが採用可能である。なお、ここでは、加速度は、負の値をとり得る。
補間前加減速処理部12は、補間データとパラメータ変更部14から入力される加速度(加速度設定値)とに基づいて、指令経路に沿った接線速度(合成速度)を加減速処理する。具体的には、補間前加減速処理部12は、パラメータ変更部14によって加速度設定値が変更されたとき、変更された加速度設定値で加減速されるように合成速度(合成速度計算値)を算出する。補間前加減速処理部12は、合成速度計算値を出力する。
第2補間部13は、補間データと、合成速度計算値と、に基づいて各軸の移動量を補間することによって、1制御周期分の位置指令を生成する。具体的には、例えば、第2補間部13は、複数の位置指令による合成速度が合成速度計算値に一致するように各位置指令を生成する。言い換えると、第2補間部13は、加減速処理後の速度でモータ3を駆動するように、各位置指令を生成する。
フィルタ部15は、各位置指令による速度波形が滑らかになるように夫々の位置指令に対するフィルタ処理を実行する。フィルタ部15は、フィルタ処理後の位置指令をアンプ2に出力する。フィルタ処理は、少なくとも速度波形を滑らかにするためのものであれば任意である。フィルタ処理としては、例えば移動平均フィルタが採用可能である。
アンプ2は、モータ位置または負荷4の位置が、入力された位置指令に一致するように、モータ3を駆動する。
図2は、実施の形態1のパラメータ変更部14の動作を説明するフローチャートである。なお、パラメータ変更部14は、イナーシャ比を記憶することができるものとする。パラメータ変更部14が記憶するイナーシャ比を、イナーシャ比記憶値ということとする。
まず、パラメータ変更部14は、アンプ2からイナーシャ比を取得する(S1)。そして、パラメータ変更部14は、取得したイナーシャ比がイナーシャ比記憶値と一致するか否かを判定する(S2)。取得したイナーシャ比がイナーシャ比記憶値と一致しない場合(S2、No)、パラメータ変更部14は、加速度設定値を変更する変更処理を実行する(S3)。そして、パラメータ変更部14は、取得したイナーシャ比をイナーシャ比記憶値として上書き形式で記憶して(S4)、S1の処理を再び実行する。取得したイナーシャ比がイナーシャ比記憶値と一致する場合(S2、Yes)、パラメータ変更部14は、S3およびS4の処理をスキップする。
図3は、実施の形態1の変更処理を説明するフローチャートである。
まず、パラメータ変更部14は、補間モードが「補間前モード」に設定されているか否かを判定する(S11)。補間モードの設定は、加工プログラム6に記述されている。パラメータ変更部14は、解析データを参照することによって補間モードが「補間前モード」に設定されているか否かを判定することができる。なお、「補間前モード」とは、補間する前に加減速制御を行うモードである。補間モードが「補間前モード」に設定されていない場合(S11、No)、パラメータ変更部14は、変更処理を終了する。
補間モードが「補間前モード」に設定されている場合(S11、Yes)、パラメータ変更部14は、加速度候補値を算出する(S12)。加速度候補値Aは、例えば次の数式(1)を用いて算出される。
A=A0*(J0/J) ・・・(1)
ここで、Jは、イナーシャ比の現在値(即ちS1の処理によって取得されたイナーシャ比)である。また、A0は、加速度基準値であり、J0は、加速度基準値を設定した際のイナーシャ比(イナーシャ比基準値)である。加速度基準値A0、イナーシャ比基準値J0は、予めパラメータ変更部14に記憶される。なお、イナーシャ比と加速度とを対応付けるテーブルがパラメータ変更部14に予め設定され、パラメータ変更部14は、そのテーブルを取得したイナーシャ比を検索キーとして参照することによって加速度候補値を算出してもよい。
続いて、パラメータ変更部14は、プログラム解析部10から取得した解析データと補間前加減速処理部12から取得した合成速度計算値を用いて現在位置から目標位置までの残距離Lmを算出する(S13)。目標位置は、例えば加工プログラム6に規定されており、解析データに記述されている。また、パラメータ変更部14は、加速度候補値を用いて減速所要距離Ldを算出する(S14)。減速所要距離Ldは、現在位置での速度から目標位置での速度まで減速するために必要な距離である。
続いて、パラメータ変更部14は、残距離Lmが減速所要距離Ldより大きいか否かを判定する(S15)。即ち、S15においては、パラメータ変更部14は、加速度候補値で駆動対象を目標位置に移動せしめることが可能か否かを判定している。残距離Lmが減速所要距離Ldより小さい場合(S15、No)、パラメータ変更部14は、変更処理を終了する。残距離Lmが減速所要距離Ldより大きい場合(S15、Yes)、パラメータ変更部14は、加速度候補値を加速度設定値として補間前加減速処理部12に出力し(S16)、変更処理を終了する。
図4および図5は、合成速度の波形の例を示す図である。実線101、103は、実施の形態1による合成速度の推移を示しており、一点鎖線102、104は、実施の形態1が適用されない場合の合成速度の推移を示している。
実線101に示すように、加速開始時においては、加速度設定値A1で加速が開始される。そして、加速中の時刻T1においてイナーシャ比の変化が検出されたとする。ここでは、イナーシャ比は減少したとしている。その結果、パラメータ変更部14によって、加速度設定値がA1よりも大きいA2に変更される。補間前加減速処理部12は、時刻T1以降、加速度設定値A2を用いて合成速度計算値を算出する。そのため、合成速度計算値は、加速中に、より急峻な加速を伴う速度波形を形成する。これにより、例えば加工プログラム6の実行中において切削によりワークのイナーシャが大幅に減少した場合、図4のような合成速度計算値を自動で生成することで、加速度設定値A1を常に用いた場合に比べて時間短縮効果の高い位置指令を生成することが可能となる。一定速度中および減速中においても同様にして時間短縮効果の高い指令を生成できる。
また、図5の実線103に示すように、加速開始時においては、加速度設定値A3で加速が開始される。イナーシャ比が加速中に増加し、加速中の時刻T2においてイナーシャ比の変化が検出されたとする。その結果、パラメータ変更部14によって、加速度設定値がA3よりも小さいA4に変更される。補間前加減速処理部12は、時刻T2以降、加速度設定値A4を用いて合成速度計算値を算出する。そのため、合成速度計算値は、加速中に、より緩やかな加速を伴う速度波形を形成する。これにより、軽いワークから重いワークへの乗せ替えによりイナーシャが増加した場合、図5のような合成速度計算値を生成することで、加速度設定値A3を常に用いた場合に比べて振動抑制効果および過負荷防止効果の高い指令を生成できる。一定速度中および減速中においても同様にして振動抑制効果および過負荷防止効果の高い指令を生成できる。
このように、実施の形態1によれば、パラメータ変更部14は、モータ3の状態量としてのイナーシャ比に応じてモータ3の加速度を変更するので、加工中にワークのイナーシャが減少した場合にサイクルタイムを短縮することが可能となる。また、加工中にワークのイナーシャが増加した場合に、振動の発生および過負荷を防止することが可能となる。即ち、加工プログラム6を1回以上試行的に実行した結果に基づいて加速度を変更するのではなく、加工プログラム6の実行中に加速度を動的に変更することが可能となる。
また、パラメータ変更部14は、イナーシャ比に応じて加速度候補値を算出し、加速度候補値で駆動対象を目標位置に移動せしめることが可能か否かを判定する。そして、パラメータ変更部14は、加速度候補値で駆動対象を目標位置に移動せしめることが可能であると判断した場合に、加速度設定値を加速度候補値に変更する。これにより、目標位置を越えた位置まで駆動対象を移動させることを防止することが可能となる。
なお、パラメータ変更部14は、加速度を変更するための状態量として機械系5のイナーシャ比を取得している。パラメータ変更部14は、アンプ2から機械系5(または負荷4)のイナーシャを取得して、イナーシャ比に変換するように構成されてもよい。また、加速度を変更する代わりに時定数を変更するようにしてもよい。
また、パラメータ変更部14は、数式(1)に従って加速度候補値を算出するものとして説明した。パラメータ変更部14は、イナーシャ比が増加したときには、加速度候補値がその時点の加速度設定値より小さい値となるように加速度候補値を算出するように構成されてもよい。また、パラメータ変更部14は、イナーシャ比が減少したときには、加速度候補値がその時点の加速度設定値より大きい値となるように加速度候補値を算出するように構成されてもよい。また、パラメータ変更部14は、イナーシャ比が増加したとき、またはイナーシャ比が減少したときの、何れか1つの場合にのみ、加速度設定値の変更を実行するようにしてもよい。
また、数値制御装置1が複数の軸を同期させて駆動させる場合には、パラメータ変更部14は、軸毎に加速度候補値を算出する。そして、パラメータ変更部14は、軸毎の加速度候補値のうちの最小値を用いて変更処理を実行する。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2の数値制御装置の構成を示す図である。実施の形態2以降の説明においては、実施の形態1と等しい構成要素には実施の形態1と同一の名称および符号を付して、重複する説明を省略する。
数値制御装置1aは、アンプ2に接続されている。アンプ2は、負荷4が接続されたモータ3に駆動電流を供給する。モータ3および負荷4は、機械系5を構成する。数値制御装置1aは、プログラム解析部10、第1補間部11、補間前加減速処理部12、第2補間部13、パラメータ変更部14aおよびフィルタ部15aを備えている。
フィルタ部15aは、フィルタ処理の時定数(時定数設定値)が外部から変更可能に構成されている。パラメータ変更部14aは、状態量に応じて時定数設定値を変更することができる。ここでは、状態量は、実施の形態1と同じくイナーシャ比を指すものであるとする。時定数設定値が大きいほど、加速度(正確には加速度の絶対値)が小さくなり、時定数設定値が小さいほど、加速度(正確には加速度の絶対値)が大きくなる。パラメータ変更部14aは、イナーシャ比が増加したときには、時定数がその時点の時定数設定値より大きい値となるように新たな時定数設定値を算出する。また、パラメータ変更部14aは、イナーシャ比が減少したときには、時定数がその時点の時定数設定値より小さい値となるように新たな時定数設定値を算出する。
図7は、実施の形態2のパラメータ変更部14aの動作を説明するフローチャートである。
まず、パラメータ変更部14aは、補間モードが「補間前モード」に設定されているか否かを判定する(S21)。補間モードが「補間前モード」に設定されている場合(S21、Yes)、S22〜S26において、S12〜S16と同じ処理が実行される。
補間モードが「補間前モード」に設定されていない場合(S21、No)、パラメータ変更部14aは、第2補間部13の位置指令を参照して、モータ3の位置が停止しているか否かを判定する(S27)。モータ3の位置が停止していない場合(S27、No)、パラメータ変更部14aは、変更処理を終了する。
モータ3の位置が停止している場合(S27、Yes)、パラメータ変更部14aは、時定数設定値を算出する(S28)。時定数設定値tcは、例えば次の数式(2)を用いて算出される。
tc=tc0*(J/J0) ・・・(2)
ここで、tc0は、時定数基準値であり、イナーシャ比基準値J0を用いて調整された値である。時定数基準値は、予めパラメータ変更部14aに設定される。
続いて、パラメータ変更部14aは、算出した時定数設定値tcをフィルタ部15aに出力し(S29)、変更処理を終了する。
このように、実施の形態2によれば、パラメータ変更部14aは、フィルタ部15aによるフィルタ処理の時定数を変更することによって、加速度を変更することができる。
なお、数値制御装置1aが複数の軸を同期させて駆動させる場合には、パラメータ変更部14aは、軸毎に時定数設定値tcを算出する。そして、パラメータ変更部14は、軸毎の時定数設定値tcのうちの最大値をフィルタ部15aに出力する。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3の数値制御装置の構成を示す図である。数値制御装置1bは、アンプ2に接続されている。アンプ2は、負荷4が接続されたモータ3に駆動電流を供給する。モータ3および負荷4は、機械系5を構成する。数値制御装置1bは、プログラム解析部10、第1補間部11、補間前加減速処理部12、第2補間部13、パラメータ変更部14bおよびフィルタ部15を備えている。
実施の形態3においては、パラメータを変換するための状態量として、アンプ2がモータ3に出力する電流値が用いられる。パラメータ変更部14bは、電流値をモータ3の負荷値に変換する。モータ3の負荷値は、電流値の二乗に比例する。負荷値は、加速度が大きくなるほど大きくなる。また、負荷値は、イナーシャ比が大きくなるほど大きくなる。例えば、イナーシャの大きい負荷4を大きな加速度で動かそうとすると、モータ3に過負荷がかかる。モータ3に過負荷がかかっている場合、モータ3または機械系5が故障する虞がある。パラメータ変更部14bは、モータ3に過負荷がかかっているか否かを判定するための過負荷しきい値Xthが予め設定される。パラメータ変更部14bは、過負荷を検出すると、加速度設定値を変更する。
図9は、実施の形態3のパラメータ変更部14bの動作を説明するフローチャートである。
パラメータ変更部14bは、まず、アンプ3から電流値を取得する(S31)。そして、パラメータ変更部14bは、取得した電流値から負荷値Xを算出する(S32)。そして、パラメータ変更部14bは、負荷値Xが過負荷しきい値Xthより大きいか否かを判定する(S33)。負荷値Xが過負荷しきい値Xthより大きい場合(S33、Yes)、パラメータ変更部14bは、変更処理を実行し(S34)、S31の処理を再び実行する。負荷値Xが過負荷しきい値Xthより小さい場合(S33、No)、パラメータ変更部14bは、S34の処理をスキップする。
なお、実施の形態3の変更処理は、実施の形態1と同様の処理によって実行される。実施の形態3の変更処理においては、少なくとも直前に設定されていた加速度設定値よりも小さい加速度候補値が算出される。加速度候補値として、モータ3に過負荷がかからない程度の、予め設定された値が用いられてもよい。
従来、過負荷が検出された場合には、動作を停止する措置がとられていたため、作業時間が増大した。実施の形態3によれば、パラメータ変更部14bは、負荷値に応じて加速度設定値を変更する。実施の形態3によって、例えば軽いワークから重いワークに載せ替えて動かした場合でも、加速中において過負荷になる前に加速度を切り替えることで、過負荷を防止するとともに過負荷によって動作を停止する措置を不要とすることが可能となる。
なお、パラメータ変更部14bは、過負荷を検出した際にはフィルタ部15のフィルタ処理の時定数を変更するようにしてもよい。具体的には、パラメータ変更部14bは、過負荷を検出した際には、時定数をより大きい値に変更する。
また、パラメータ変更部14bは、負荷値が増加したとき、加速度設定値をより小さい値に変更してもよい。また、パラメータ変更部14bは、負荷値が減少したとき、加速度設定値をより大きい値に変更してもよい。また、パラメータ変更部14bは、負荷値が増加したとき、時定数をより大きい値に変更してもよい。また、パラメータ変更部14bは、負荷値が減少したとき、時定数をより小さい値に変更してもよい。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4の数値制御装置の構成を示す図である。数値制御装置1cは、アンプ2に接続されている。アンプ2cは、負荷4が接続されたモータ3に駆動電流を供給する。モータ3および負荷4は、機械系5を構成する。数値制御装置1cは、プログラム解析部10、第1補間部11、補間前加減速処理部12、第2補間部13、パラメータ変更部14cおよびフィルタ部15を備えている。
実施の形態4においては、加速度設定値を変更するための状態量として、加減速倍率が用いられる。ここでは、アンプ2cは、加減速倍率を算出し、出力する。パラメータ変更部14cは、加減速倍率の変化を検知すると、変更処理を実行する。なお、加減速倍率は、アンプ2c以外から入力されてもよい。例えば、ユーザが操作盤を介して手動で加減速倍率を入力するようにしてもよい。
実施の形態4の変更処理は、実施の形態1と同様の処理によって実行される。実施の形態4の変更処理においては、パラメータ変更部14cは、加速度基準値A0に加減速倍率を乗算し、得られた値を加速度候補値とする。
このように、実施の形態4によれば、パラメータ変更部14cは、予め設定された加速度基準値に外部から入力された加減速倍率を乗算して得られる値に加速度を変更する。これにより、加工プログラム6の実行中であっても加減速倍率に応じて加速度を変更することが可能となる。
なお、パラメータ変更部14cは、加減速倍率に応じてフィルタ部15のフィルタ処理の時定数を変更するようにしてもよい。例えば、加減速倍率が1より大きい値である場合、パラメータ変更部14cは、その時点の時定数より小さい値で時定数を変更する。また、加減速倍率が1より小さい値である場合、パラメータ変更部14cは、その時点の時定数より大きい値で時定数を変更する。また、パラメータ変更部14cは、外部から時定数倍率が入力され、入力された時定数倍率に応じてフィルタ部15のフィルタ処理の時定数を変更するようにしてもよい。即ち、パラメータ変更部14cは、外部から入力されるパラメータとその時点に設定されている時定数とに基づいて新たな時定数を演算し、その時点に設定されている時定数を新たな時定数で更新する。
また、パラメータ変更部14cは、イナーシャ比、モータ3の電流値、および加減速倍率のうちの少なくとも2種類が入力されるようにしてもよい。具体的には、種類毎に判定条件と優先度とが設定される。イナーシャ比にかかる判定条件は、S2の処理が該当する。電流値にかかる判定条件は、S33の処理が該当する。加減速倍率にかかる判定条件は、パラメータ変更部14cが加減速倍率の変更を検知することである。パラメータ変更部14は、2以上の種類の状態量にかかる判定条件が同時に満たされたとき、優先度が最も高い状態量に応じて加速度または時定数を変更してよい。例えば、機械系5のイナーシャ比にかかる判定条件と電流値にかかる判定条件とが同時に満たされた場合、安定して動かすことを優先したい場合には、電流値に基づいて加速度または時定数を変更することで、振動抑制の効果と過負荷防止の効果とを得ることができる。そして、機械系5のイナーシャ比に応じて加速度を変更することで、時間短縮の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図11は、実施の形態5の数値制御装置の構成を示す図である。数値制御装置1dは、アンプ2に接続されている。アンプ2は、負荷4が接続されたモータ3に駆動電流を供給する。モータ3および負荷4は、機械系5を構成する。数値制御装置1dは、プログラム解析部10、第1補間部11、補間前加減速処理部12、第2補間部13、パラメータ変更部14dおよびフィルタ部15を備えている。
実施の形態5においては、パラメータ変更部14dは、特定の外部信号が入力されたとき、または、特定の補助コード指令を読み取ったとき、リセット処理を実行することができる。リセット処理とは、加速度設定値を予め設定された値にリセットする処理である。リセット処理のための外部信号としては、リセット信号、シングルブロック信号、フィードホールド信号など、任意の信号が採用可能である。リセット処理のための補助コード指令は、加工プログラム6に記述されている。プログラム解析部10は、加工プログラム6に記述されている補助コード指令を解析データに記述する。パラメータ変更部14dは、解析データから補助コード指令を読み取ることができる。
例えば、工具交換の補助コード指令が指令されたとき、工具交換によってイナーシャが変化するため、次の動作時にイナーシャを推定して加速度の切り替えが行われる。イナーシャを推定する際の動作における加速度は切り替え前の加速度設定値が用いられる。そのため加速度設定値によっては過負荷や発振が生じる可能性がある。実施の形態5によれば、工具交換指令が指令された場合、パラメータ変更部14dは、リセット処理を行うか否かを工具交換指令に付された補助コード指令に基づいて判断し、リセット処理を行うと判断した場合、予め設定された加速度に切り替える。振動・過負荷が発生しないことが予め分かっている加速度が予め設定されているものとする。これにより、工具交換時における過負荷および発振を抑制することが可能となる。
なお、パラメータ変更部14dは、特定の外部信号が入力されたとき、または、特定の補助コード指令を読み取ったとき、時定数のリセット処理を実行してもよい。時定数のリセット処理とは、時定数設定値を予め設定された値にリセットする処理である。
また、パラメータ変更部14dは、特定の動作指令を読み取ったとき、その動作指令による動作期間中は加速度の切り替えまたは時定数の切り替えを停止するようにしてもよい。例えば、同期タップまたはねじきり等、加速度の切り替えを実行したくない動作が存在する。このような場合、ユーザは、加工プログラム6に、そのような動作の前に加速度切り替え停止の補助コード、動作の後に加速度切り替え開始の補助コードを加えることができる。パラメータ変更部14dは、補助コードを読み取った際に加速度切り替えの停止または開始を実行する。
また、特定の動作指令についてその動作指令の実行期間は加速度または時定数の切り替えを停止することを予め加工プログラム6に定義したりパラメータ変更部14dに設定したりすることが可能に構成されてもよい。パラメータ変更部14dは、その動作指令を読み取った際に、加速度または時定数の切り替えを停止する。
なお、実施の形態1〜5の数値制御装置を構成する各機能ブロックは、ハードウェアおよびソフトウェアのいずれか、又は両者の組み合わせとして実現することができる。ソフトウェアで実現するとは、演算装置および記憶装置を備えるコンピュータにおいて、構成要素に対応するプログラムモジュールを記憶装置に格納しておき、当該記憶装置に格納されているプログラムモジュールを演算装置が実行することによって当該構成要素の機能を実現することである。
1,1a,1b,1c,1d 数値制御装置、2,2c アンプ、3 モータ、4 負荷、5 機械系、6 加工プログラム、10 プログラム解析部、11 第1補間部、12 補間前加減速処理部、13 第2補間部、14,14a,14b,14c,14d パラメータ変更部、15,15a フィルタ部、101,103 実線、102,104 一点鎖線。

Claims (16)

  1. モータの駆動対象の経路を規定するプログラムに基づいて前記モータを制御する数値制御装置であって、
    前記駆動対象を前記経路上を移動せしめる際の速度をその時点の加速度設定値に基づいて加減速処理し、加減速処理後の速度を出力する加減速処理部と、
    前記加減速処理後の速度で前記モータを駆動するように前記モータに対する制御周期毎の位置指令を算出する補間部と、
    前記モータを制御中に前記モータに関する状態量を監視して、前記状態量に基づいて前記加速度設定値を前記モータの制御中に変更する変更部と、
    を備え、
    前記変更部は、前記状態量に基づいて加速度候補値を求め、前記駆動対象の速度を現在値から前記プログラムに規定された目標位置での速度まで前記加速度候補値を用いて減速するための必要距離を求め、前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが可能か否かを前記駆動対象の現在位置から前記目標位置までの距離と前記必要距離とに基づいて判定し、前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが可能と判定した場合には前記加速度設定値を前記加速度候補値に変更し、前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが不可能と判定した場合には前記加速度設定値を変更しない、
    ことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記状態量は、イナーシャ比であって、
    前記変更部は、前記イナーシャ比がより大きい値に変化したとき前記加速度設定値をより小さい値に変更するか、または、前記イナーシャ比がより小さい値に変化したとき前記加速度設定値をより大きい値に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記状態量は、前記モータの電流値であって、
    前記変更部は、前記電流値に基づいて前記モータの負荷値を算出し、前記負荷値がより大きい値に変化したとき前記加速度設定値をより小さい値に変更するか、または、前記負荷値がより小さい値に変化したとき前記加速度設定値をより大きい値に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  4. 前記状態量は、前記モータの電流値であって、
    前記変更部は、前記電流値に基づいて前記モータの負荷値を算出し、予め設定された過負荷しきい値を前記負荷値が越えたとき、前記加速度設定値をその時点の前記加速度設定値よりも小さい値に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  5. 前記状態量は、外部から入力される加減速倍率であって、
    前記変更部は、前記加速度設定値を、予め設定された加速度基準値に前記加減速倍率を乗算して得られる値に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  6. 前記状態量は、イナーシャ比、外部から入力される加減速倍率、および前記モータの電流値のうちの少なくとも2種類であって、種類毎に優先度が設定され、かつ、種類毎に判定条件が設定され、
    前記変更部は、複数の種類の状態量にかかる判定条件が同時に満たされたとき、優先度が高い種類の状態量に応じて前記加速度設定値を変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  7. 前記モータに対する制御周期毎の位置指令を算出する補間部と、
    前記制御周期毎の位置指令に対してフィルタ処理を実行するフィルタ部と、
    をさらに備え、
    前記プログラムは、第1モードまたは第2モードの指定を含み、
    前記変更部は、前記第1モードが指定されている場合、前記加速度設定値を変更し、前記第2モードが指定されている場合、前記状態量に基づいて前記フィルタ処理の時定数を変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  8. 前記状態量は、イナーシャ比であって、
    前記変更部は、前記イナーシャ比がより大きい値に変化したとき前記時定数をより大きい値に変更するか、または、前記イナーシャ比がより小さい値に変化したとき前記時定数をより小さい値に変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の数値制御装置。
  9. 前記状態量は、前記モータの電流値であって、
    前記変更部は、前記電流値に基づいて前記モータの負荷値を算出し、前記負荷値がより大きい値に変化したとき前記時定数をより大きい値に変更するか、または、前記負荷値がより小さい値に変化したとき前記時定数をより小さい値に変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の数値制御装置。
  10. 前記状態量は、前記モータの電流値であって、
    前記変更部は、前記電流値に基づいて前記モータの負荷値を算出し、予め設定された過負荷しきい値を前記負荷値が越えたとき、前記時定数をその時点の前記時定数よりも大きい値に変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の数値制御装置。
  11. 前記状態量は、外部から入力されるパラメータであって、
    前記変更部は、前記時定数と前記パラメータとに基づいて新たな時定数を演算し、前記演算前の時定数を前記演算された新たな時定数に変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の数値制御装置。
  12. 前記状態量は、イナーシャ比、外部から入力される加減速倍率、および前記モータの電流値のうちの少なくとも2種類であって、種類毎に優先度が設定され、かつ、種類毎に判定条件が設定され、
    前記変更部は、複数の種類の状態量にかかる判定条件が同時に満たされたとき、優先度が高い種類の状態量に応じて前記時定数を変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の数値制御装置。
  13. 前記変更部は、外部信号を受信したとき、または、前記プログラムに記載された予め決められたコードを読み取ったとき、前記加速度設定値を予め設定された値に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  14. 前記変更部は、前記第2モードが指定されている場合において、外部信号を受信したとき、または、前記プログラムに記載された予め決められたコードを読み取ったとき、前記時定数を予め設定された値に変更する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の数値制御装置。
  15. 前記変更部は、前記プログラムに記載された予め決められたコードを読み取ったとき、前記加速度設定値を変更する動作を停止する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項14の何れか一項に記載の数値制御装置。
  16. 数値制御装置が、モータの駆動対象の経路を規定するプログラムに基づいて前記モータを制御する数値制御方法であって、
    前記駆動対象を前記経路上を移動せしめる際の速度をその時点の加速度設定値に基づいて加減速処理し、加減速処理後の速度を出力する第1ステップと、
    前記加減速処理後の速度で前記モータを駆動するように前記モータに対する制御周期毎の位置指令を算出する第2ステップと、
    前記モータを制御中に前記モータに関する状態量を監視する第3ステップと、
    前記状態量に基づいて前記加速度設定値を前記モータの制御中に変更する第4ステップと
    を備え、
    前記第4ステップは、
    前記状態量に基づいて加速度候補値を求めるステップと、
    前記駆動対象の速度を現在値から前記プログラムに規定された目標位置での速度まで前記加速度候補値を用いて減速するための必要距離を求めるステップと、
    前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが可能か否かを前記駆動対象の現在位置から前記目標位置までの距離と前記必要距離とに基づいて判定するステップと、
    前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが可能と判定した場合には前記加速度設定値を前記加速度候補値に変更し、前記加速度候補値で前記駆動対象を前記目標位置に移動せしめることが不可能と判定した場合には前記加速度設定値を変更しないステップと、
    を含む、
    ことを特徴とする数値制御方法。
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