JP2008225652A - 数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーボモータを駆動することなく、常に電源電圧と負荷トルク及び総イナーシャのいずれか1つ以上とに応じた最適な加減速時間または最高速度を予め指令する。
【解決手段】動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工する数値制御装置において、電源電圧を常時監視する電源電圧監視部7と、負荷トルク及び総イナーシャのいずれか1つ以上を予め設定するパラメータ設定部12と、監視した電源電圧と予め設定した負荷トルク及び総イナーシャのいずれか1つ以上とに応じてサーボモータの駆動制御時の加減速時間または最高速度を演算する動作条件演算部9とを設け、この演算された加減速時間または最高速度に従ってサーボモータの位置指令を演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工する数値制御装置に関するものである。
図7は、従来の数値制御装置の一例を示すブロック図である。ここでは、例として、3個のサーボモータを駆動して位置制御を行う数値制御装置において、ある1個のサーボモータに関数発生指令を行う場合について説明する。上位制御装置1からの関数発生指令、例えば早送りのモード指令および目標位置が位置指令演算部2Bに入力される。位置指令演算部2Bは、上位制御装置1からの関数発生指令と所定の加減速時間または最高速度に従って位置指令を生成し、この位置指令を位置制御部3Bに入力する。位置制御部3Bは、サーボモータ5Bに取り付けられた位置センサ6Bからサーボモータ5Bの現在位置を読み取り、位置指令とサーボモータ5Bの現在位置とを一致させるように一般によく知られた位置制御の手法を用いてトルク指令値を演算し、サーボモータ5Bに必要な電流指令値に変換してインバータ4Bに入力する。インバータ4Bはサーボモータ5Bに電流指令値に一致する電流を供給することにより、サーボモータ5Bの位置は目標位置に一致するように制御される。
特開平9−201099号公報 特開平11−194807号公報 特開平1−170386号公報
上述のように位置指令演算部2Bは、所定の加減速時間または最高速度に従って位置指令を生成している。所定の加減速時間または最高速度を使用した場合には、電源電圧の低下により所望のトルクが得られずに指令位置と現在位置との位置誤差量を増加させてしまう。このような状態で動作させると本来の軌跡と実際の軌跡とのずれが大きくなって、ワークの加工精度が悪くなるばかりでなく、ワークと刃物が衝突する要因にもなる。なお、関連技術として上記特許文献1〜3が挙げられるが、いずれの特許文献も入力が電源電圧のみであるため、上記課題を解決できていない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工する数値制御装置において、1つまたは複数のサーボモータを駆動することなく、常に電源電圧と負荷トルク及び総イナーシャのいずれか1つ以上とに応じた最適な加減速時間または最高速度を予め指令することを目的の1つとする。また、本発明は、電源電圧が変動した場合でも、常に制御偏差量を設定範囲内に抑えつつ、その範囲内で最大限達成できる加減速時間または最高速度を指令することを目的の1つとする。さらに、本発明は、1つまたは複数のサーボモータを駆動することなく、電源電圧が変動した場合でも、常に制御偏差量を設定範囲内に抑えつつ、その範囲内で最大限達成できる加減速時間または最高速度を予め指令することを目的の1つとする。
本発明に係る数値制御装置は、動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工する数値制御装置において、電源電圧を検出する電源電圧検出部と、電源電圧検出部で検出された電源電圧と、負荷トルク及び総イナーシャのいずれか1つ以上と、に応じて、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を変更する動作条件設定部と、動作条件設定部で変更された加減速時間または最高速度に基づいて、サーボモータの駆動制御を行うための制御指令値を演算する制御指令値演算部と、を有する。
本発明の好適な態様では、動作条件設定部は、電源電圧検出部で検出された電源電圧に応じてサーボモータの速度−トルク特性を決定し、当該決定した速度−トルク特性において負荷トルクに対応する速度を最高速度として演算する。
また、本発明に係る数値制御装置は、動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工する数値制御装置において、電源電圧を検出する電源電圧検出部と、電源電圧検出部で検出された電源電圧と、サーボモータ駆動制御時の制御目標値と制御観測値との偏差と、に応じて、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を変更する動作条件設定部と、動作条件設定部で変更された加減速時間または最高速度に基づいて、サーボモータの駆動制御を行うための制御指令値を演算する制御指令値演算部と、を有する。
本発明の好適な態様では、動作条件設定部で変更された加減速時間または最高速度を、当該変更時に検出された電源電圧と対応付けて記憶する動作条件記憶部を有し、動作条件設定部は、電源電圧検出部で検出された電源電圧が動作条件記憶部に記憶された電源電圧のいずれかとほぼ一致する場合は、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を、当該一致する電源電圧と対応付けて動作条件記憶部に記憶された加減速時間または最高速度に変更する。
本発明では、請求項1または2の構成とすることにより、1つまたは複数のサーボモータを駆動することなく、常に電源電圧と負荷トルク及び総イナーシャのいずれか1つ以上とに応じた最適な加減速時間または最高速度を予め指令することができる。また、請求項3の構成とすることにより、常に制御偏差量を設定範囲内に抑えつつ、その範囲内で最大限達成できる加減速時間または最高速度を指令することができる。また、請求項4の構成とすることにより、1つまたは複数のサーボモータを駆動することなく、電源電圧が変動した場合でも、常に制御偏差量を設定範囲内に抑えつつ、その範囲内で最大限達成できる加減速時間または最高速度を予め指令することができる。従って、本発明の数値制御装置によれば、制御偏差量を減少させるばかりでなく、本来の軌跡と実際の軌跡とのずれが小さくなることによって、ワークの加工精度を良くするとともに、ワークと刃物との衝突を防止することができる。
以下、本発明を実施するための形態を図面に従って説明する。図1は本発明に係る数値制御装置の一実施例を示すブロック図である。本実施例の数値制御装置は、動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工するものである。以下の説明では、例として、3個のサーボモータを駆動して位置制御を行う数値制御装置において、電源電圧監視部、動作条件変更部、動作条件演算部を設け、ある1個のサーボモータ(サーボモータ5B)に関数発生指令を行う場合について説明する。
上位制御装置1からの関数発生指令、例えば早送りのモード指令及び目標位置が位置指令演算部2Bに入力される。同時に、電源電圧監視部7は、サーボモータ5Bへ電力供給を行うための電源の電圧を監視(検出)し、その監視した電源電圧を動作条件演算部9に入力する。また、パラメータ設定部12は、サーボモータ5Bにより駆動される負荷のトルクT、及びサーボモータ5Bの回転子から負荷に至る回転部の総イナーシャJのいずれか1つ以上を動作条件演算部9に入力する。パラメータ設定部12では、負荷トルクT及び総イナーシャJのいずれか1つ以上が予め設定されている。動作条件演算部9は、電源電圧毎に1つまたは複数のサーボモータの速度と出力トルクとの関係を示した複数の特性図(サーボモータの速度−トルク特性)を予め設定しておき、電源電圧監視部7により監視した電源電圧に応じて前記複数の特性図の中から該当する1つの特性図を選択する。そして、動作条件演算部9は、前記選択した1つの特性図より読み取れる速度と出力トルクとの関係と、前記負荷トルクT及び前記総イナーシャJのいずれか1つ以上とを用いて、サーボモータ5Bの駆動制御時の加減速時間または最高速度を演算し、動作条件変更部8に入力する。動作条件変更部8は、動作条件演算部9が演算した加減速時間または最高速度を位置指令演算部2Bに入力する。位置指令演算部2Bは、上位制御装置1からの関数発生指令と動作条件変更部8からの加減速時間または最高速度に従って位置指令を生成し、この位置指令を位置制御部3Bに入力する。位置制御部3Bは、サーボモータ5Bに取り付けられた位置センサ6Bからサーボモータ5Bの現在位置を読み取り、位置指令とサーボモータ5Bの現在位置とを一致させるように一般によく知られた位置制御の手法を用いてトルク指令値を演算し、サーボモータ5Bに必要な電流指令値に変換してインバータ4Bに入力する。インバータ4Bはサーボモータ5Bに電流指令値に一致する電流を供給することにより、サーボモータ5Bの位置が目標位置に一致するようにサーボモータ5Bの駆動制御が行われる。
以下では、図1の数値制御装置での動作条件演算部9およびパラメータ設定部12において行われる加減速時間または最高速度生成の一例を示した図2の特性図を参照しながら、本実施例の主要構成部分について説明する。動作条件演算部9では、図2に示すように、サーボモータ5Bの複数通りの速度−トルク特性が電源電圧と対応付けて予め設定されており、これら複数通りの速度−トルク特性の中から、電源電圧監視部7により監視した電源電圧に対応する速度−トルク特性が選択される。例えば動作条件演算部9に入力された電源電圧が仮にV4であった場合には、その時の電源電圧V4に応じた特性図が選択される。図2においては、V1>V2>V3>V4>V5であり、電源電圧の低下に対してトルクが抑えられた速度−トルク特性が選択される。そして、パラメータ設定部12にモータを動作させるために必要な負荷トルクTを予め設定しておくことによって、前記選択した特性図より最高速度(N)を求めることができる。ここでは、図2に示すように、電源電圧に応じて選択された速度−トルク特性において、負荷トルクTに対応する速度Nが最高速度として演算される。また、パラメータ設定部12に総イナーシャJを予め設定しておくことによって、J×N/Tを演算して加減速時間を求めることができる。
このように、本実施例では、電源電圧と、負荷トルクT及び総イナーシャJのいずれか1つ以上と、に応じて、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を変更することで、サーボモータを駆動することなく、常に電源電圧と負荷トルクT及び総イナーシャJのいずれか1つ以上とに応じた最適な加減速時間または最高速度を予め指令することができる。
図3は本発明に係る数値制御装置の他の実施例を示すブロック図である。ここでは、例として、3個のサーボモータを駆動して位置制御を行う数値制御装置において、電源電圧監視部、動作条件変更部、動作条件決定部を設け、ある1個のサーボモータ(サーボモータ5B)に関数発生指令を行う場合について説明する。
上位制御装置1からの関数発生指令、例えば早送りのモード指令及び目標位置が位置指令演算部2Bに入力される。同時に、電源電圧監視部7は、サーボモータ5Bへ電力供給を行うための電源の電圧を監視し、その監視した電源電圧を動作条件決定部10に入力する。動作条件決定部10は、位置制御部3Bから位置指令と現在位置との位置誤差量を受け取り、入力された電源電圧と前記位置誤差量とに応じてサーボモータ5Bの駆動制御時の加減速時間または最高速度を決定し、動作条件変更部8に入力する。ここでの動作条件決定部10は、前記位置誤差量と予め設定しておいた位置誤差閾値とを比較し、前記位置誤差量が前記予め設定しておいた位置誤差閾値以下となるような加減速時間または最高速度を決定する。動作条件変更部8は、動作条件決定部10が決定した加減速時間または最高速度を位置指令演算部2Bに入力する。位置指令演算部2Bは、上位制御装置1からの関数発生指令と動作条件変更部8からの加減速時間または最高速度に従って位置指令(制御目標値)を生成し、この位置指令を位置制御部3Bに入力する。位置制御部3Bは、サーボモータ5Bに取り付けられた位置センサ6Bからサーボモータ5Bの現在位置(制御観測値)を読み取り、位置指令とサーボモータ5Bの現在位置とを一致させるように一般によく知られた位置制御の手法を用いてトルク指令値を演算し、サーボモータ5Bに必要な電流指令値に変換してインバータ4Bに入力する。インバータ4Bはサーボモータ5Bに電流指令値に一致する電流を供給することにより、サーボモータ5Bの位置は目標位置に一致するようにサーボモータ5Bの駆動制御が行われる。
以下では、図3の数値制御装置での動作条件決定部10において行われる加減速時間または最高速度生成の一例を示した図4のフローを参照しながら、本実施例の主要構成部分について説明する。まずステップS101において、加減速時における位置指令と現在位置との位置誤差量(制御目標値と制御観測値との制御偏差量)が入力される。ステップS102において、入力された加減速時の位置誤差量が予め決められた位置誤差閾値以下であった場合には、ステップS103に進み、所定の加減速時間より小さい数値に変更する。逆に、ステップS102において、入力された加減速時の位置誤差量が位置誤差閾値より大きかった場合には、ステップS104に進み、所定の加減速時間より大きい数値に変更する。次にステップS105において、最高速度時の位置誤差量が入力される。ステップS106において、入力された最高速度時の位置誤差量が予め決められた位置誤差閾値以下であった場合には、ステップS107に進み、所定の最高速度より大きい数値に変更する。逆に、ステップS106において、入力された最高速度時の位置誤差量が位置誤差閾値より大きかった場合には、ステップS108に進み、所定の最高速度より小さい数値に変更する。このフローを繰り返すことによって、最終的な加減速時間または最高速度を決定する。なお、動作条件決定部10にて加減速時間または最高速度を変更する手段については、例えば、ある係数をかけて算出する方法等が挙げられる。例えばステップS103,S108では、1より小さい係数をかけて加減速時間または最高速度を小さくし、ステップS104,S107では、1より大きい係数をかけて加減速時間または最高速度を大きくする。
このように、本実施例では、位置指令と現在位置との位置誤差量に応じて、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を変更することで、電源電圧が変動した場合でも、常に位置誤差量を設定範囲内に抑えつつ、その範囲内で最大限達成できる加減速時間または最高速度を指令することができる。
図5は本発明に係る数値制御装置の他の実施例を示すブロック図である。ここでは、例として、3個のサーボモータを駆動して位置制御を行う数値制御装置において、電源電圧監視部、動作条件変更部、動作条件決定部、動作条件記憶部を設け、ある1個のサーボモータ(サーボモータ5B)に関数発生指令を行う場合について説明する。
上位制御装置1からの関数発生指令、例えば早送りのモード指令及び目標位置が位置指令演算部2Bに入力される。同時に、電源電圧監視部7は、サーボモータ5Bへ電力供給を行うための電源の電圧を監視し、その監視した電源電圧を動作条件決定部10に入力する。動作条件決定部10は、前記監視した電源電圧を動作条件記憶部11に入力する。動作条件記憶部11は、動作条件決定部10から入力された電源電圧と記憶したm通り(mは任意の整数)の電源電圧とを比較する。比較した結果、入力された電源電圧が記憶したm通り(mは任意の整数)の電源電圧のいずれか1つの電源電圧と一致した(あるいはほぼ一致した)場合には、前記一致した電源電圧を記憶した時に同時に記憶したサーボモータ5Bの駆動制御時の加減速時間または最高速度を前記動作条件決定部10に出力する。そして、動作条件変更部8は、動作条件決定部10が出力した加減速時間または最高速度を位置指令演算部2Bに入力する。逆に、入力された電源電圧が記憶したm通り(mは任意の整数)の電源電圧のどれとも一致しない場合には、動作条件決定部10は、位置制御部3Bから指令位置と現在位置との位置誤差量を受け取り、前記位置誤差量と前記予め設定しておいた位置誤差閾値とを比較し、前記位置誤差量が前記予め設定しておいた位置誤差閾値以下となるような加減速時間または最高速度を決定し、動作条件変更部8に入力するとともに、前記監視した電源電圧も併せて動作条件記憶部11に入力する。動作条件変更部8は、動作条件決定部10が決定した加減速時間または最高速度を位置指令演算部2Bに入力する。同時に、動作条件記憶部11は、入力された電源電圧と加減速時間または最高速度との関係をm通り(mは任意の整数)まで記憶する。位置指令演算部2Bは、上位制御装置1からの関数発生指令と動作条件変更部8からの加減速時間または最高速度に従って位置指令を生成し、この位置指令を位置制御部3Bに入力する。位置制御部3Bは、サーボモータ5Bに取り付けられた位置センサ6Bからサーボモータ5Bの現在位置を読み取り、位置指令とサーボモータ5Bの現在位置とを一致させるように一般によく知られた位置制御の手法を用いてトルク指令値を演算し、サーボモータ5Bに必要な電流指令値に変換してインバータ4Bに入力する。インバータ4Bはサーボモータ5Bに電流指令値に一致する電流を供給することにより、サーボモータ5Bの位置は目標位置に一致するようにサーボモータ5Bの駆動制御が行われる。
以下では、図5の数値制御装置での動作条件決定部10または動作条件記憶部11において行われる加減速時間または最高速度生成の一例を示した図6の表を参照しながら、本実施例の主要構成部分について説明する。動作条件記憶部11は、動作条件決定部10で決定された加減速時間または最高速度を、この加減速時間または最高速度の決定時に入力された電源電圧と対応付けて記憶している。例えば図6に示すように、入力された電源電圧Vと加減速時間tまたは最高速度nとの関係をm通り(mは任意の整数)まで順次記憶しておく。動作条件決定部10は、次に入力された電源電圧Vが動作条件記憶部11に記憶されたm通りの電源電圧V1〜Vmのいずれかと一致する(あるいはほぼ一致する)場合は、サーボモータ5Bの駆動制御時の加減速時間tまたは最高速度nを、この一致する電源電圧と対応付けて動作条件記憶部11に記憶された加減速時間または最高速度に変更する。例えば次に測定した電源電圧が仮にV3であった場合には、加減速時間としてt3、最高速度としてn3を出力する。一方、動作条件決定部10は、次に入力された電源電圧Vが動作条件記憶部11に記憶されたm通りの電源電圧V1〜Vmのいずれとも一致しない場合は、前述した図4のフローチャートに従って最終的な加減速時間または最高速度を決定する。そして、この決定した加減速時間または最高速度を、決定時に入力された電源電圧と対応付けて動作条件記憶部11に記憶する。この実施例によれば、サーボモータを駆動することなく、電源電圧が変動した場合でも、常に位置誤差量を設定範囲内に抑えつつ、その範囲内で最大限達成できる加減速時間または最高速度を予め指令することができる。
各実施例では、サーボモータ5Bに関数発生指令を行ってサーボモータ5Bの駆動制御を行う場合について説明したが、他のサーボモータ5A,5Cに関数発生指令を行ってサーボモータ5A,5Cの駆動制御を行う場合についても同様の動作である。
また、各実施例では、サーボモータの位置制御を行う場合について説明したが、サーボモータの速度制御を行うこともできる。その場合は、サーボモータの回転速度を検出する速度センサを位置センサ6A,6B,6Cの代わりに設け、上位制御装置1からの関数発生指令と動作条件変更部8からの加減速時間または最高速度に従って速度指令を生成する速度指令演算部を位置指令演算部2A,2B,2Cの代わりに設け、この速度指令と速度センサによる速度とを一致させるためのトルク指令値を演算する速度制御部を位置制御部3A,3B,3Cの代わりに設ける。そして、図3に示す実施例では、速度指令と現在速度との速度誤差量(制御目標値と制御観測値との制御偏差量)に応じて、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を変更する。
本発明の数値制御装置の一実施例を示すブロック図である。 本発明の動作条件演算部において行われる加減速時間または最高速度生成の一例を示す図である。 本発明の数値制御装置の他の実施例を示すブロック図である。 本発明の動作条件決定部において行われる加減速時間または最高速度生成の一例を示すフローチャートである。 本発明の数値制御装置の他の実施例を示すブロック図である。 本発明の動作条件記憶部において行われる加減速時間または最高速度生成の一例を示す図である。 従来の数値制御装置の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 上位制御装置、2A,2B,2C 位置指令演算部、3A,3B,3C 位置制御部、4A,4B,4C インバータ、5A,5B,5C サーボモータ、6A、6B,6C 位置センサ、7 電源電圧監視部、8 動作条件変更部、9 動作条件演算部、10 動作条件決定部、11 動作条件記憶部、12 パラメータ設定部。

Claims (4)

  1. 動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工する数値制御装置において、
    電源電圧を検出する電源電圧検出部と、
    電源電圧検出部で検出された電源電圧と、負荷トルク及び総イナーシャのいずれか1つ以上と、に応じて、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を変更する動作条件設定部と、
    動作条件設定部で変更された加減速時間または最高速度に基づいて、サーボモータの駆動制御を行うための制御指令値を演算する制御指令値演算部と、
    を有することを特徴とする数値制御装置。
  2. 請求項1に記載の数値制御装置において、
    動作条件設定部は、電源電圧検出部で検出された電源電圧に応じてサーボモータの速度−トルク特性を決定し、当該決定した速度−トルク特性において負荷トルクに対応する速度を最高速度として演算することを特徴とする数値制御装置。
  3. 動作プログラムに従い、1つまたは複数のサーボモータの駆動制御を行うことによりワークを加工する数値制御装置において、
    電源電圧を検出する電源電圧検出部と、
    電源電圧検出部で検出された電源電圧と、サーボモータ駆動制御時の制御目標値と制御観測値との偏差と、に応じて、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を変更する動作条件設定部と、
    動作条件設定部で変更された加減速時間または最高速度に基づいて、サーボモータの駆動制御を行うための制御指令値を演算する制御指令値演算部と、
    を有することを特徴とする数値制御装置。
  4. 請求項3に記載の数値制御装置において、
    動作条件設定部で変更された加減速時間または最高速度を、当該変更時に検出された電源電圧と対応付けて記憶する動作条件記憶部を有し、
    動作条件設定部は、電源電圧検出部で検出された電源電圧が動作条件記憶部に記憶された電源電圧のいずれかとほぼ一致する場合は、サーボモータ駆動制御時の加減速時間または最高速度を、当該一致する電源電圧と対応付けて動作条件記憶部に記憶された加減速時間または最高速度に変更することを特徴とする数値制御装置。
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