JP5668926B2 - ログ管理システム、伝送システム、ログ管理方法、ログ管理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、伝送端末によって作成される所定のログ情報をこの伝送端末から受信して管理するログ管理システムに関する。
近年、出張経費及び出張時間を削減する要請に伴い、インターネット等の通信ネットワークを介して複数の通信端末等の伝送端末の間で画像データ及び音声データ等の通話データの通信を行う通信システム等の伝送システムが普及している。また、近年のブロードバンド環境の充実化により、高画質の画像データや高音質の音声データの送受信が可能となったため、通話の相手の状況を把握し易くなり、通話による意思疎通の充実度を向上することができるようになった。
例えば携帯電話の通信システムでは、通信端末の間で通話を開始する場合、通話の要求元の通信端末は、この通信端末を管理する通信管理装置とのセッション(ここでは管理情報用セッションという)で、通話の宛先の通信端末を指定して通話の開始を要求する旨の情報を送信する。この情報を受信した通信管理装置は、通話データを中継するための中継装置に通信端末の間の通信ネットワークの接続を要求する。この中継装置を介した通信端末の間の通信ネットワークが接続されると、これらの通信端末の間で通話データが通信されるセッション(ここでは通話データ用セッションという)が開始される。一方、通話を終了する場合、通話を行っているいずれかの通信端末が、通話データ用セッションを終了し、終了した旨の情報を管理情報用セッションで通信管理装置に送信する。このようにして、通信管理装置は、通信端末から管理情報用セッションで通話の開始又は終了に基づく情報を受信して、これらの情報を時刻に関連付けて管理することにより通話の時間等を管理することが可能となる。
ところが、通信端末の間の通話データ用セッションが開始された後にネットワークの障害や通信管理装置の故障などによって管理データ用セッションが中断されることがある。この場合、通信端末の間の通信ネットワークが接続されていれば通話データ用セッションは継続されるものの、通信端末は、管理データ用セッションによって通話を終了した旨の情報を通信管理装置に送信できなくなる。
近年、一のコンピュータで生成された印刷ジョブに関するログ情報を他のコンピュータで管理するログ集計管理システムにおいて、一のコンピュータが他のコンピュータの稼動状態を問い合わせてログ情報の送信を制御することが知られている(特許文献1参照)。この方法を通信システムに適用すれば、管理データ用セッションが中断された場合に、通信端末は、通話データ用セッションの終了に基づく情報を一時的に管理しておき、ログ管理装置の稼動状態を判断して管理された情報を送信することができる。
しかしながら、ログ管理装置は通信端末からの問い合わせに応じて稼動状態に関する情報を応答する必要があるため、複数の通信端末からこの問い合わせを受け付ける場合には、ログ管理装置に大きな負荷が発生する。また、通信端末がログ管理装置の稼動状態を問い合わせた後にログ情報を送信するため、ログ管理装置で新たなログ情報を管理することが可能な状態になってから通信端末がログ情報を送信するまでの間にタイムラグを生じる。例えば、通信端末がログ管理装置の稼動状態を問い合わせる間隔が1週間である場合には、その間にログ管理装置で新たなログ情報を管理することが可能な状態となっても1週間ログが送信されない。このため、ログ情報の送信が遅れる場合があり、送信が遅れるとログ管理装置によるログ情報の管理に支障をきたす可能性があるという課題が生じる。
請求項1に係る発明は、伝送端末によって作成されるログ情報を前記伝送端末から受信して管理する複数のログ管理装置と、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを示す送信可否情報を管理する送信可否情報管理装置と、を備えており、前記複数のログ管理装置のそれぞれは、装置の所定の事象を検知する事象検知部を有しており、前記送信可否情報管理装置は、前記ログ管理装置の識別情報毎に、前記送信可否情報を関連付けて管理する送信可否情報管理部と、前記送信可否情報の送信先である伝送端末の識別情報毎に、前記ログ管理装置の識別情報を関連付けて管理する送信先端末管理部と、前記ログ管理装置の識別情報、及び、前記ログ管理装置による前記所定の事象の検知の結果を示す検知結果情報を受信する受信部と、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを前記検知結果情報に基づき決定する決定部と、前記決定部によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とを比較する比較部と、前記比較部による比較によって、前記決定部によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とが異なる場合に、前記送信先端末管理部において、前記受信部が受信した前記ログ管理装置の識別情報に関連付けられている前記伝送端末の識別情報に対応する伝送端末へ、前記新たに決定された結果を示す送信可否情報、及び前記受信部が受信した前記ログ管理装置の識別情報を送信する送信可否情報送信部と、を有することを特徴とするログ管理システムである。
請求項に係る発明は、伝送端末によって作成されるログ情報を前記伝送端末から受信して管理する複数のログ管理装置のそれぞれに、自装置の所定の事象を検知する事象検知処理を実行させ、前記ログ管理装置の識別情報毎に、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを示す送信可否情報を関連付けて管理する送信可否情報管理部と、前記送信可否情報の送信先である伝送端末の識別情報毎に、前記ログ管理装置の識別情報を関連付けて管理する送信先端末管理部と、を有する送信可否情報管理装置に、前記ログ管理装置の識別情報、及び、前記ログ管理装置による前記所定の事象の検知の結果を示す検知結果情報を受信する受信処理と、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを前記検知結果情報に基づき決定する決定処理、前記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とを比較する比較処理と、前記比較処理による比較によって、前記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とが異なる場合に、前記送信先端末管理部において、前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報に関連付けられている前記伝送端末の識別情報に対応する伝送端末へ、前記新たに決定された結果を示す送信可否情報、及び前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報を送信する送信可否情報送信処理と、を実行させることを特徴とするログ管理方法である。
請求項10に係る発明は、伝送端末によって作成されるログ情報を前記伝送端末から受信して管理するログ管理装置の識別情報毎に、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを示す送信可否情報を関連付けて管理する送信可否情報管理部と、前記送信可否情報の送信先である伝送端末の識別情報毎に、前記ログ管理装置の識別情報を関連付けて管理する送信先端末管理部と、を有する送信可否情報管理装置に、前記ログ管理装置の識別情報、及び、前記ログ管理装置による所定の事象の検知の結果を示す検知結果情報を受信する受信処理と、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを前記検知結果情報に基づき決定する決定処理と、前記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とを比較する比較処理と、前記比較処理による比較によって、前記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とが異なる場合に、前記送信先端末管理部において、前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報に関連付けられている前記伝送端末の識別情報に対応する伝送端末へ、前記新たに決定された結果を示す送信可否情報、及び前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報を送信する送信可否情報送信処理と、を実行させることを特徴とするプログラムである。

以上説明したように本発明によれば、ログ管理システムは、自システムの所定の事象を検知し、この検知の結果に基づき伝送端末がログ情報を自システムに送信するか否かを決定する。ログ管理システムは、この決定に変更がある場合に変更後の決定の結果を示す送信可否情報を伝送端末に送信する。これにより、伝送端末は、ログ情報の送信が可能となったときに受信された送信可否情報に基づき一時的に管理されたログ情報を速やかにログ管理システムに送信することができる。また、ログ管理システムは決定の結果に変更があった場合に伝送端末に送信可否情報情報を送信する。このため、複数の伝送端末からログ管理システムの稼動状態の問い合わせを受ける場合と比較して、ログ管理システムや各伝送端末に掛かる負荷を減少させることを実現できる。
本発明の一実施形態に係る伝送システムの概略図である。 本発明の一実施形態に係る伝送端末のハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る伝送管理システム、中継装置、又はプログラム提供システム、メンテナンスシステムのハードウェア構成図である。 本発明の一実施形態に係る伝送システムを構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。 保存先管理テーブルを示す概念図である。 一時ログ管理テーブルを示す概念図である。 画像データの画質を説明する概念図である。 変更品質管理テーブルを示す概念図である。 中継装置管理テーブルを示す概念図である。 端末認証管理テーブルを示す概念図である。 端末管理テーブルを示す概念図である。 宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。 セッション管理テーブルを示す概念図である。 アドレス優先度管理テーブルを示す概念図である。 伝送速度優先度管理テーブルを示す概念図である。 品質管理テーブルを示す概念図である。 ログ管理テーブルを示す概念図である。 検知結果情報管理テーブルを示す概念図である。 ログ管理装置管理テーブルを示す概念図である。 送信先端末管理テーブルを示す概念図である。 各中継装置の稼動状態を示す状態情報を管理する処理を示したシーケンス図である。 伝送システムにおける通信状況を示した概念図である。 伝送端末間で通信を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。 中継装置を絞り込む処理を示したシーケンス図である。 中継装置を絞り込む処理を示した処理フロー図である。 中継装置の絞り込み処理を行う際の優先度のポイントの計算状態を示した図である。 伝送端末が中継装置を選択する処理を示したシーケンス図である。 伝送端末で中継装置を選択する処理を示した処理フロー図である。 伝送端末間で画像データ及び音声データを送受信する処理を示したシーケンス図である。 ログ管理装置が検知結果情報を送信する処理を示すフローチャートである。 送信可否情報を送信する処理を示すフローチャートである。 伝送端末がログ情報を送信又は記憶する処理を示すフローチャートである。 伝送端末が一時ログ管理テーブルに登録されたログ情報をログ管理装置に送信する処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る伝送端末の外観図である。
<<実施形態の全体構成>>
以下、図1乃至図34を用いて、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る伝送システム1の概略図であり、まずは図1を用いて、本実施形態の概略を説明する。
伝送システムには、伝送管理システムを介して一方の伝送端末から他方の伝送端末に一方向でコンテンツデータを伝送するデータ提供システムや、伝送管理システムを介して複数の伝送端末間で情報や感情等を相互に伝達するコミュニケーションシステムが含まれる。このコミュニケーションシステムは、コミュニケーション管理システム( 「伝送管理システム」に相当)を介して複数のコミュニケーション端末( 「伝送端末」に相当)間で情報や感情等を相互に伝達するためのシステムであり、テレビ会議システムやテレビ電話システム、音声会議システム、音声電話システム、PC(Personal Computer)画面共有システム等が例として挙げられる。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのテレビ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのテレビ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのテレビ会議端末を想定した上で、伝送システム、伝送管理システム、及び伝送端末について説明する。即ち、本発明の伝送端末及び伝送管理システムは、テレビ会議システムに適用されるだけでなく、コミュニケーションシステム、又は伝送システムにも適用される。
図1に示す伝送システム1は、複数の伝送端末(10aa,10ab,…,10db)、各伝送端末(10aa,10ab,…,10db)用のディスプレイ(120aa,120ab,…,120db)、複数の中継装置(30a,30b,30c,30d)、伝送管理装置500、及び複数のログ管理装置(550a,550b,…,550d)と送信可否情報管理装置570とを有するログ管理システム55を備える伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100によって構築されている。
各伝送端末10は、コンテンツデータの一例としての画像データ及び音声データの送受信による伝送を行う。なお、以下では、 「伝送端末」を単に 「端末」として表す。また、本実施形態では、端末(10aa,10ab,…,10db)のうち任意の端末を示す場合には 「端末10」を用い、ディスプレイ(120aa,120ab,…,120db)のうち任意のディスプレイを示す場合には 「ディスプレイ120」を用い、中継装置(30a,30b,30c,30d)のうち任意の中継装置を示す場合には 「中継装置30」を用い、ログ管理装置(550a,550b,…,550d)のうち任意のログ管理装置を示す場合には 「ログ管理装置550」を用いる。
端末10は、他の端末10との間で、通話データの送受信を行う。この通話データとは、端末間のセッションで送受信されるデータを意味し、画像データや音声データ等が含まれる。本実施形態では、画像データの画像が動画の場合について説明するが、動画だけでなく静止画であてもよい。また、画像データの画像には、動画と静止画の両方が含まれてもよい。中継装置30は、複数の端末10の間で、通話データ(画像データ及び音声データ)の中継を行う。
伝送管理システム50の伝送管理装置500は、伝送端末10及び中継装置30を一元的に管理する。伝送管理システム50のログ管理装置550は、通話データを他の端末との間のセッションで通信する端末10からこのセッションに関する所定のログ情報を受信して管理する。伝送管理システム50の送信可否情報管理装置570は、端末10がログ情報を自システム(ログ管理システム55)に送信するか否かを決定し、この決定に変更がある場合に変更後の決定の結果を示す送信可否情報を端末10に送信する。
また、図1に示されている複数のルータ(70a,70b,…,70h)は、通話データ(画像データ、音声データ)、或はログ情報の最適な経路の選択を行う。なお、本実施形態では、ルータ(70a,70b,…,70h)のうち任意のルータを示す場合には 「ルータ70」を用いる。
プログラム提供システム90は、端末10に各種機能又は各種手段を実現させるための端末用プログラムが記憶された、不図示のHD(Hard Disk)を備えており、端末10に、端末用プログラムを送信することができる。また、プログラム提供システム90のHDには、中継装置30に各種機能又は各種手段を実現させるための中継装置用プログラムも記憶されており、中継装置30に、中継装置用プログラムを送信することができる。更に、プログラム提供システム90のHDには、伝送管理装置500、ログ管理装置550、及び送信可否情報管理装置570に各種機能又は各種手段を実現させるための伝送管理装置用プログラム、ログ管理装置用プログラム、及び送信可否情報管理装置用プログラムも記憶されており、伝送管理システム50に、これらのプログラムを送信することができる。
メンテナンスシステム100は、端末10、中継装置30、伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、又は保守を行うためのコンピュータである。例えば、メンテナンスシステム100が国内に設置され、端末10、中継装置30、伝送管理システム50、又はプログラム提供システム90が国外に設置されている場合、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介して遠隔的に、端末10、中継装置30、伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つの維持、管理、保守等のメンテナンスを行う。また、メンテナンスシステム100は、通信ネットワーク2を介さずに、端末10、中継装置30、管理システム50、及びプログラム提供システム90のうちの少なくとも1つにおける機種番号、製造番号、販売先、保守点検、又は故障履歴の管理等のメンテナンスを行う。
また、端末10aa、端末10ab、中継装置30a、及びルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。端末10ba、端末10bb、中継装置30b、及びルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a及びLAN2bは、ルータ70cが含まれた専用線2abによって通信可能に接続されており、所定の地域A内で構築されている。例えば、地域Aは日本であり、LAN2aは東京の事業所内で構築されており、LAN2bは大阪の事業所内で構築されている。
一方、端末10ca、端末10cb、中継装置30c、及びルータ70fは、LAN2cによって通信可能に接続されている。端末10da、端末10db、中継装置30d、及びルータ70gは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c及びLAN2dは、ルータ70eが含まれた専用線2cdによって通信可能に接続されており、所定の地域B内で構築されている。例えば、地域Bはアメリカであり、LAN2cはニューヨークの事業所内で構築されており、LAN2dはワシントンD.C.の事業所内で構築されている。地域A及び地域Bは、それぞれルータ(70c,70e)からインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、伝送管理装置500、ログ管理装置550、送信可否情報管理装置570は、LAN2eによって通信可能に接続されている。伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、端末10、及び中継装置30と通信可能に接続されている。伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90は、地域A又は地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
なお、本実施形態では、LAN2a、LAN2b、専用線2ab、インターネット2i、専用線2cd、LAN2c、LAN2d、及びLAN2eによって、本実施形態の通信ネットワーク2が構築されている。この通信ネットワーク2には、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があってもよい。
また、図1において、各端末10、各中継装置30、伝送管理装置500、ログ管理装置550、送信可否情報管理装置570、各ルータ70、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100の下に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIPアドレスを簡易的に示している。例えば、端末10aaのIPアドレスは 「1.2.1.3」である。また、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
<<実施形態のハードウェア構成>>
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。本実施形態では、中継先としての端末10で画像データの受信に遅延が生じた場合に、中継装置30によって画像データの画像の解像度を変更してから、中継先としての端末10へ画像データを送信する場合について説明する。
図34は、本実施形態に係る端末の外観図である。図34に示されているように、端末10は、筐体1021、アーム1074、及びカメラハウジング1075を備えている。このうち、筐体1021の前側壁1021aの略全面には、複数の吸気孔を有する吸気面1021eが形成されており、筐体1021の後側壁1021bの略全域には、不図示の複数の排気孔を有する排気面が形成されている。これにより、筐体1021に内蔵された冷却ファンの駆動によって、吸気面1021eを介して端末10の前方の外気を取り込み、排気孔を面して端末10の後方へ排気することができる。前側壁1021aの中央部には、収音用孔1021fが形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音声、物音、雑音等の音が収音可能となっている。筐体1021の下部側面には、外部機器(外付けのカメラ、マイク、スピーカ等)のケーブル端子を接続するためのハードウェアI/Fに対応した接続口1021gが形成されている。
筐体1021の正面視、左側には、操作パネル1022が形成されている。この操作パネル1022には、後述の操作ボタン108、及び後述の電源スイッチ109が設けられていると共に、後述の内蔵型のスピーカ115からの出力音を通すための複数の音声出力孔1022fが形成されている。また、筐体1021の正面視、右側には、アーム1074及びカメラハウジング1075を収容するための凹部としての収容部1021pが形成されている。
アーム1074は、トルクヒンジ1073を介して筐体1021に取り付けられており、アーム1074が筐体1021に対して、正面を0度として±180度のパン角θ1の範囲で、且つ、90度のチルト角θ2の範囲(概ね45度の傾き時にクリック感が発生するようになっている)で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
カメラハウジング1075には、後述の内蔵型のカメラ112が設けられており、ユーザや部屋等を撮像することができる。また、カメラハウジング1075には、トルクヒンジ1075aが形成されている。カメラハウジング1075は、トルクヒンジ1075aを介して、アーム1074に取り付けられている。そして、カメラハウジング1075がアーム1074に対して直線状となるようにした状態を0度とし、端末10の前方側に概ね100度、端末10の後方側に概ね90度のチルト角θ3の範囲で回転可能に構成されている。
なお、中継装置30、伝送管理システム50、プログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、それぞれ一般のサーバ・コンピュータの外観と同じであるため、外観の説明を省略する。
図2は、本発明の一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。図2に示されているように、本実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、端末用プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、画像データや音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、端末10の宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、図34に示されている接続口1021gに取り付けられ各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
更に、上記端末用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
図3は、本発明の一実施形態に係る伝送管理装置のハードウェア構成図である。伝送管理装置500は、伝送管理装置500全体の動作を制御するCPU201、伝送管理装置用プログラムを記憶したROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、各種データを記憶するHD(Hard Disk)204、CPU201の制御にしたがってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、上記伝送管理装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、ログ管理装置550は、上記伝送管理装置500と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、ログ管理装置550を制御するためのログ管理装置用プログラムが記録されている。この場合も、ログ管理装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、送信可否情報管理装置570は、上記伝送管理装置500と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、送信可否情報管理装置570を制御するための送信可否情報管理装置用プログラムが記録されている。この場合も、送信可否情報管理装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、中継装置30は、上記伝送管理装置500と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、中継装置30を制御するための中継装置用プログラムが記録されている。この場合も、中継装置用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
更に、プログラム提供システム90は、上記伝送管理装置500と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供用プログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、メンテナンスシステム100は、上記管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。但し、ROM202には、メンテナンスシステム100を制御するためのメンテナンス用プログラムが記録されている。この場合も、メンテナンス用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD−ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、上記着脱可能な記録媒体の他の例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
<<実施形態の機能構成>>
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、本実施形態の伝送システム1を構成する各端末、装置及びシステムの機能ブロック図である。図4では、端末10、中継装置30、及び伝送管理システム50の各装置が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。また、図1に示されているプログラム提供システム90、及びメンテナンスシステム100は、テレビ会議の通信において直接関係ないため、図4では省略されている。
<端末の機能構成>
端末10は、他の端末との間で通話データを通信するためのセッションを行う機能を有する。また、端末10は、伝送管理システム50に、このセッションに関する所定のログ情報を通信する機能を有する。これらの機能を実現するために、端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14a、画像表示制御部14b、音声入力部15a、音声出力部15b、最終絞込部16、遅延検出部17、ログ作成部18、及び記憶・読出処理部19、選択部20を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、ROM102に記憶されているプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、端末10は、図2に示されているSSD105によって構築される記憶部1000を有している。
(保存先管理テーブル)
記憶部1000には、図5に示されているような保存先管理テーブルによって構成されている保存先管理DB(Data Base)1001が構築される。保存先管理テーブルでは、複数のログ管理装置の中から前記ログ情報の送信先のログ管理装置が選択される際の優先の程度を示す優先度情報と、ログ管理装置550を識別するためのログ管理装置ID(Identification)と、このログ管理装置のIPアドレスと、ログ情報の種類を示すログ種情報と、端末10がログ情報をログ管理装置550に送信するか否かを示す送信可否情報と、が関連付けられて管理される。ここで、ログ種情報は、ログ管理装置550に送信されるログ情報の優先の程度に応じて決定され、優先的に送信される種類のログ情報を示す 「優先」と、その他の種類のログ情報を示す 「一般」と、が例示される。尚、各ログ種情報に分類されるログ情報は端末10の所定の記憶領域に予め記憶されており、本実施形態では、 「音声データの通信の中断」及び 「画像データの通信の中断」に関するログ情報がログ種情報 「優先」に分類され、その他のログ情報がログ種情報 「一般」に分類される。また、送信可否情報としては、端末10がログ情報をログ管理装置550に送信する旨を示す 「可」と、ログ情報をログ管理装置550に送信せず自端末に一時的に保存する旨を示す 「否」と、が例示される。図5の保存先管理テーブルは、優先の程度が 「1」のログ管理装置のログ管理装置IDが 「A」で、このログ管理装置のIPアドレスが 「1.1.1.3」であり、このログ管理装置にログ種情報 「優先」のログ情報を送信する旨を示している。
(一時ログ管理テーブル)
記憶部1000には、図6に示されているような一時ログ管理テーブルによって構成されている一時ログ管理DB1002が構築される。一時ログ管理テーブルでは、他の端末との間で通話データを通信する通話データ用セッションを一意に識別するためのセッションIDと、この通話データ用セッションに関する処理の履歴を示すログ情報と、時刻と、が関連付けられて管理される。
<端末の各機能部>
次に、端末の各部を詳細に説明する。端末10の送受信部11は、図2に示されているネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。操作入力受付部12は、図2に示されている操作ボタン108、及び電源スイッチ108によって実現され、利用者による各種入力を受け付ける。例えば、利用者が、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図4に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする。
ログイン要求部13は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、上記電源ONの受け付けを契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置500に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末10の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。また、利用者が電源スイッチ108をONの状態からOFFにすると、送受信部11が管理システム50へ電源をOFFする旨の状態情報又はOFFラインの状態情報を送信した後に、操作入力受付部12が電源を完全にOFFにする。これにより、管理システム50側では、端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。
撮像部14aは、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されているカメラ112、及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像して得た画像データを出力する。画像表示制御部14bは、図2に示されているディスプレイI/F117によって実現され、外付けのディスプレイ120に対して画像データを送信するための制御を行う。
音声入力部15aは、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音声データを出力する。音声出力部15bは、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示されている音声入出力I/F116によって実現され、音声データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声出力させる。
最終絞込部16は、複数の中継装置30から最終的に1つの中継装置30に絞り込む最終絞り込み処理を行うため、図2に示されているCPU101からの命令によって、計測部16a、算出部16b、及び最終選択部16cを実現する。このうち、計測部16aは、送受信部11によって受信された後述の事前送信情報毎に、送受信部11によって事前送信情報が受信される際の受信日時を計測する。算出部16bは、計測部16aによって受信日時が計測された事前送信情報毎に、この計測された受信時間と、この事前送信情報に含まれている送信日時との差に基づいて、事前送信情報の送信から受信までの所要時間を算出する。最終選択部16cは、算出部16bによって算出された所要時間のうち最短の所要時間を要した事前送信情報が中継された中継装置30を選択することで、最終的に1つの中継装置を選択する。
遅延検出部17は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、他の端末10から中継装置30を介して送られて来る画像データ又は音声データの遅延時間(ms)を検出する。
ログ作成部18は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、操作入力受付部12によって受け付けられる他の端末との間の通話セッションに関する所定のログ情報を作成する。選択部20は、図2に示されているCPU101からの命令によって実現され、保存先管理テーブル(図5参照)で管理される送信可否情報と優先度情報とに基づきログ作成部18により作成されたログ情報の送信先のログ管理装置を選択する。
記憶・読出処理部19は、図2に示されているCPU101からの命令、並びに図2に示すSSD105によって実行され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。記憶部1000には、端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード、並びに、画像データ、及び音声データ等が記憶される。更に、記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末ID、ログ管理装置ID、及び後述の中継装置IDは、それぞれ端末10、ログ管理装置550及び中継装置30を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報を示す。また、端末ID、ログ管理装置ID、及び中継装置IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。
(中継装置の機能構成)
次に、中継装置30の機能又は手段について説明する。中継装置30は、送受信部31、状態検知部32、データ品質確認部33、変更品質管理部34、データ品質変更部35、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、中継装置30は、図3に示されているHD204により構築される記憶部3000を有している。
(変更品質管理テーブル)
記憶部3000には、図8に示されているような変更品質管理テーブルによって構成されている変更品質管理DB3001が構築される。変更品質管理テーブルでは、画像データの中継先としての端末10のIPアドレス、及びこの中継先に中継装置30が中継する画像データの画質が関連付けられて管理される。
ここで、本実施形態で扱われる画像データの画像の解像度について説明する。図7(a)に示されているように、横が160画素、縦が120画素から成り、ベース画像となる低解像度の画像と、図7(b)に示されているように、横が320画素、縦が240画素から成る中解像度の画像と、図7(c)に示されているように、横が640画素、縦が480画素から成る高解像度の画像とがある。このうち、狭帯域経路を経由する場合には、ベース画像となる低解像度の画像データのみから成る低画質の画像データが中継される。帯域が比較的広い場合には、ベース画像となる低解像度の画像データ、及び中解像度の画像データから成る中画質の画像データが中継される。また、帯域が非常に広い場合には、ベース画質となる低解像度の画像データ、中画解像度の画像データ、及び高解像度の画像データから成る高画質の画像データが中継される。例えば、図8に示されている変更品質管理テーブルにおいて、中継装置30が、IPアドレス 「1.3.2.4」の宛先端末10に対して画像データを中継する場合には、この中継される画像データの画質(画像の品質)は 「高品質」である。
<中継装置の各機能部>
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
図4に示されている中継装置30の送受信部31は、図3に示されているネットワークI/F209によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置、又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。状態検知部32は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、この状態検知部32を有する中継装置30の稼動状態を検知する。稼動状態としては、 「ONライン」、 「OFFライン」、又は 「故障中」の状態がある。
データ品質確認部33は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、宛先端末のIPアドレスを検索キーとして、変更品質管理テーブル(図8参照)を検索し、対応した中継される画像データの画質を抽出することで、中継される画像データの画質を確認する。変更品質管理部34は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、伝送管理装置500から送られて来る、後述の品質情報に基づいて、変更品質管理DB3001の内容を変更する。例えば、端末IDが 「01aa」である要求元端末(端末10aa)と、端末IDが 「01db」である宛先端末(端末10db)との間で高画質の画像データを送受信することによってテレビ会議を行っている最中に、他のテレビ会議を行う要求元端末(端末10bb)と宛先端末(端末10ca)が通信ネットワーク2を介してテレビ会議を開始すること等によって、宛先端末(端末10db)で画像データの受信の遅延が生じた場合には、中継装置30は今まで中継していた画像データの画質を、高画質から中画質に下げる必要がある。このような場合に、中画質を示す品質情報に基づいて、中継装置30が中継する画像データの画質を高画質から中画質に下げるように、変更品質管理DB3001の内容が変更される。
データ品質変更部35は、図3に示されているCPU201からの命令によって実現され、送信元端末10から送られて来た画像データの画質を、上記変更された変更品質管理DB3001の内容に基づいて変更する。記憶・読出処理部39は、図3に示されているHDD205によって実現され、記憶部3000に各種データを記憶したり、記憶部3000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<伝送管理装置の機能構成>
次に、伝送管理装置500の機能又は手段について説明する。伝送管理装置500は、送受信部501、端末認証部502、状態管理部503、端末抽出部504、端末状態取得部505、一次絞込部506、セッション管理部507、品質決定部508、記憶・読出処理部509、及び遅延時間管理部510を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、伝送管理装置500は、図3に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。
(中継装置管理テーブル)
記憶部5000には、図9に示されているような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が伝送管理装置500で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30における最大データ伝送速度(Mbps)が関連付けられて管理される。例えば、図9に示されている中継装置管理テーブルにおいて、中継装置IDが 「111a」の中継装置30aは、稼動状態が 「ONライン」で、伝送管理装置500で状態情報が受信された日時が 「2009年11月10日の13時00分」で、この中継装置30aのIPアドレスが 「1.2.1.2」で、この中継装置30aにおける最大データ伝送速度が100Mbpsであることが示されている。
(端末認証管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図10に示されているような端末認証管理テーブルによって構成されている端末認証管理DB5002が構築されている。この端末認証管理テーブルでは、伝送管理装置500によって管理される全ての端末10の各端末IDに対して、各パスワードが関連付けられて管理される。例えば、図10に示されている端末認証管理テーブルにおいて、端末10aaの端末IDは 「01aa」で、パスワードは 「aaaa」であることが示されている。
(端末管理テーブル)
また、記憶部5000には、図11に示されているような端末管理テーブルによって構成されている端末管理DB5003が構築されている。この端末管理テーブルでは、各端末10の端末ID毎に、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が伝送管理装置500で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図11に示されている端末管理テーブルにおいて、端末IDが 「01aa」の端末10aaは、稼動状態が 「ONライン」で、伝送管理装置500でログイン要求情報が受信された日時が 「2009年11月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが 「1.2.1.3」であることが示されている。
(宛先リスト管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図12に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、テレビ会議の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先端末の候補として登録されている端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図12に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが 「01aa」である要求元端末(端末10aa)からテレビ会議の開始を要求することができる宛先端末の候補は、端末IDが 「01ab」の端末10ab、端末IDが 「01ba」の端末10ba、及び端末IDが 「01db」の端末10dbの3つであることが示されている。この宛先端末の候補は、要求元端末から伝送管理装置500に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。
(セッション管理テーブル)
また、この記憶部5000には、図13に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、端末間で通話データが通信されるセッションを識別するためのセッションID毎に、画像データ及び音声データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間が示されている遅延情報を宛先端末から送られて来て伝送管理装置500で受信された受信日時が関連付けられて管理される。例えば、図13に示されているセッション管理テーブルにおいて、セッションID 「se1」を用いて実行されたセッションで選択された中継装置30a(中継装置ID 「111a」)は、端末IDが 「01aa」の要求元端末(端末10aa)と、端末IDが 「01db」の宛先端末(端末10db)との間で、画像データ及び音声データを中継しており、宛先端末(端末10db)において 「2009年11月10日の14時00分」時点における画像データの遅延時間が200(ms)であることが示されている。なお、2つの端末10の間でテレビ会議を行う場合には、上記宛先端末ではなく要求元端末から送信されてきた遅延情報に基づいて、遅延情報の受信日時を管理してもよい。但し、3つ以上の端末10の間でテレビ会議を行う場合には、画像データ及び音声データの受信側の端末10から送信されてきた遅延情報に基づいて、遅延情報の受信日時を管理する。
(アドレス優先度管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図14に示されているようなアドレス優先度管理テーブルによって構成されている優先度管理DB5006が構築されている。このアドレス優先度管理テーブルでは、任意の端末10と任意の中継装置30において、一般的なIPv4におけるIPアドレスのうちの4組のドットアドレス(Dot Address)部分の同異に応じて、アドレス優先度のポイントが高くなるように関連付けられて管理される。例えば、図14に示されているアドレス優先度管理テーブルにおいて、ドットアドレスの上位から下位にかけて3つの値が同じIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが 「5」である。ドットアドレスの上位から下位にかけて2つの値が同じIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが 「3」である。この場合、最下位のドットアドレスの値が同じであるか否かは優先度に関係ない。ドットアドレスの最上位の値が同じで、上位から2番目の値が異なるIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが 「1」である。この場合、上位から3番目及び最下位のドットアドレスの値が同じであるか否かは優先度には関係ない。ドットアドレスの最上位の値が異なるIPアドレスの場合には、アドレス優先度のポイントが 「0」である。この場合、上位から2番目、3番目、及び最下位のドットアドレスの値が同じであるか否かは優先度には関係ない。
(伝送速度優先度管理テーブル)
また、記憶部5000に構築されている優先度管理DB5006には、図15に示されているような伝送速度優先度管理テーブルも含まれている。この伝送速度優先度管理テーブルでは、中継装置30における最大データ伝送速度(Mbps)の値に応じて、伝送速度優先度のポイントが高くなるように関連付けられて管理される。例えば、図15に示されている伝送速度優先度管理テーブルにおいて、中継装置30における最大データ伝送速度が1000Mbps以上の場合には、伝送速度優先度のポイントが 「5」である。中継装置30における最大データ伝送速度が100Mbps以上1000Mbps未満の場合には、伝送速度優先度のポイントが 「3」である。中継装置30における最大データ伝送速度が10Mbps以上100Mbps未満の場合には、伝送速度優先度のポイントが 「1」である。中継装置30における最大データ伝送速度が10Mbps未満の場合には、伝送速度優先度のポイントが 「0」である。
(品質管理テーブル)
更に、記憶部5000には、図16に示されているような品質管理テーブルによって構成されている品質管理DB5007が構築されている。この品質管理テーブルでは、要求元端末又は宛先端末における画像データの遅延時間(ms)に応じて、中継装置30で中継させる画像データの画質(画像の品質)が関連付けられて管理される。
(伝送管理装置の各機能部)
次に、伝送管理装置500の各機能部について詳細に説明する。なお、以下では、伝送管理装置500の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、伝送管理装置500の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部501は、図3に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。端末認証部502は、送受信部501を介して受信されたログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとし、記憶部5000の端末認証管理テーブルを検索し、端末認証管理テーブルに同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う。状態管理部503は、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態を管理すべく、端末管理テーブル(図11参照)に、この要求元端末の端末ID、要求元端末の稼動状態、伝送管理装置500でログイン要求情報が受信された受信日時、及び要求元端末10のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。
端末抽出部504は、ログイン要求した要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理テーブル(図12参照)を検索し、要求元端末と通信することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことで、端末IDを抽出する。また、端末抽出部504は、ログイン要求してきた要求元端末の端末IDをキーとして、宛先リスト管理テーブルを検索し、上記要求元端末の端末IDを宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDも抽出する。
端末状態取得部505は、上記端末抽出部504によって抽出された宛先端末の候補の端末IDを検索キーとして、端末管理テーブル(図11参照)を検索し、上記端末抽出部504によって抽出された端末ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末状態取得部505は、ログイン要求してきた要求元端末と通信することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末状態取得部505は、上記端末抽出部504によって抽出された端末IDを検索キーとして、端末状態管理テーブルを検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も取得する。
一次絞込部506は、複数の中継装置30から最終的に1つの中継装置30に絞り込む最終絞り込み処理を支援するため、最終絞り込み処理前の一次絞り込み処理を行うため、セッションID生成部506a、端末IPアドレス抽出部506b、一次選択部506c、及び優先度決定部506dを有している。このうち、セッションID生成部506aは、端末間で通話データが通信されるセッションを識別するためのセッションIDを生成する。端末IPアドレス抽出部506bは、要求元端末から送られてきた開始要求情報に含まれている要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDに基づいて、端末管理テーブル(図11参照)を検索することにより、対応するそれぞれの端末10のIPアドレスを抽出する。一次選択部506cは、中継装置管理テーブル(図9参照)で管理されている中継装置30のうち、稼動状態が 「ONライン」となっている中継装置30の中継装置IDを選択することにより、中継装置30の選択を行う。
また、一次選択部506cは、上記端末IPアドレス抽出部506bによって抽出された、要求元端末のIPアドレス、及び宛先端末のIPアドレスに基づいて、中継装置管理テーブル(図9参照)を検索することにより、上記選択された中継装置30のIPアドレスのドットアドレス毎に、上記要求元端末及び宛先端末の各IPアドレスにおける各ドットアドレスと同じであるか異なるかを調査する。更に、一次選択部506cは、中継装置毎に、アドレス優先度のポイントにおいて端末10に対する高い方のポイントと、伝送速度優先度のポイントを統合した統合ポイントのうち、ポイントが高い上位2つの中継装置30を選択することにより、中継装置30の更なる選択を行う。
なお、本実施形態では、ポイントが高い上位2つの中継装置30を選択することにしているが、これに限られるものではなく、中継装置30を1つでも多く絞り込むことができれば、ポイントが高い上位3つ以上の中継装置30を選択するようにしてもよい。
優先度決定部506dは、優先度管理テーブル(図14参照)を参照して、上記一次選択部506cによって調査された中継装置30毎に、アドレス優先度のポイントを決定する。また、優先度決定部506dは、中継装置管理テーブル(図9参照)で管理されている各中継装置30の最大データ伝送速度に基づいて、伝送速度優先度管理テーブル(図15参照)を検索することにより、上記一次選択部506cによる第1次の絞り込み処理によって絞り込まれた中継装置30毎に伝送速度優先度のポイントを決定する。
セッション管理部507は、記憶部5000のセッション管理テーブル(図13参照)に、セッションID生成部506aで生成されたセッションID、要求元端末の端末ID、及び宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する。また、セッション管理部507は、セッション管理テーブル(図13参照)に対して、セッションID毎に、端末10の最終選択部16cで最終的に1つに選択された中継装置30の中継装置IDを記憶して管理する。
品質決定部508は、上記遅延時間を検索キーとして、品質管理テーブル(図16参照)を検索し、対応する画像データの画質を抽出することで、中継装置30に中継させる画像データの画質を決定する。記憶・読出処理部509は、図3に示されているHDD205によって実行され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。遅延時間管理部510は、上記宛先端末のIPアドレスを検索キーとして、端末管理テーブル(図11参照)を検索することで、対応する端末IDを抽出し、更に、セッション管理テーブル(図13参照)において、上記抽出した端末IDが含まれるレコードにおける遅延時間のフィールド部分に、上記遅延情報で示されている遅延時間を記憶して管理する。
<ログ管理装置の機能構成>
次に、ログ管理装置550の機能又は手段について説明する。ログ管理装置550は、送受信部551、事象検知部552、記憶・読出処理部559を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、ログ管理装置550は、図3に示されているHD204により構築される記憶部5500を有している。
(ログ管理テーブル)
記憶部5500には、図17に示されているようなログ管理テーブルによって構成されているログ管理DB5501が構築されている。このログ管理テーブルは、端末10を識別するための端末ID毎に作成され、ログ情報を識別するためのログIDと、ログ情報と、セッションIDと、時刻管理情報と、が関連付けられて管理される。ここで、ログ情報とは、端末間で通話データを通信するセッションに関する所定の処理の履歴を示す情報である。このログ情報には、通信を端末間で通話データが通信されるセッションの開始を要求するための 「invite」、このセッションの終了を通知するための 「bye」、伝送管理システム50へのログインを要求するための 「login」、伝送管理システム50からのログアウトを要求するための 「logout」、要求をキャンセルするための 「cancel」等の情報が含まれていても良い。また、セッションIDは、端末間で通話データを通信するセッションを一意に識別するための識別情報である。時刻管理情報はそれぞれのログ情報に関連付けられて管理される時刻を示す情報である。
(ログ管理装置の各機能部)
次に、ログ管理装置550の各機能部について詳細に説明する。なお、以下では、ログ管理装置550の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、ログ管理装置550の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部551は、図3に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。事象検知部552は、ログ管理装置550の所定の事象を検知し、この検知の結果に基づき検知結果情報を作成する。この所定の事象には、ログ管理DB5501で新たなログ情報の管理することを妨げる事象が含まれ、ログ管理装置550の故障やエラー、ビジー等の事象、ログ管理DB5501のメンテナンスの事象、ログ管理装置に接続されるネットワークの障害等の事象が例示される。事象検知部552は、これらの事象を検知すると、検知の結果に基づき検知結果情報を作成する。記憶・読出処理部559は、図3に示されているHDD205によって実行され、記憶部5500に各種データを記憶したり、記憶部5500で管理されている各種データを読み出す処理を行う。
<送信可否情報管理装置の機能構成>
次に、送信可否情報管理装置570の機能又は手段について説明する。送信可否情報管理装置570は、送受信部571、決定部572、比較部573、記憶・読出処理部579を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、ROM202に記憶されているプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、送信可否情報管理装置570は、図3に示されているHD204により構築される記憶部5700を有している。
(検知結果情報管理テーブル)
記憶部5700には、図18に示されているような検知結果情報管理テーブルによって構成されている検知結果情報管理DB5701が構築されている。この検知結果情報管理テーブルは、ログ管理装置550の事象検知部552による所定の事象の検知の結果に基づき作成される検知結果情報と、ログ情報の種類に基づき作成されるログ種情報と、端末10がログ情報をログ管理装置550に送信するか否かを示す送信可否情報と、が関連付けられて管理される。ここで検知結果情報としては、所定のエラーの検知の結果に基づき作成される 「エラー」、自装置(ログ管理装置550)のビジー状態の検知に基づき作成される 「ビジー」、所定の事象が検知されなかった結果に基づき作成される 「検知せず」などが例示される。図18の検知結果情報管理テーブルは、事象検知部552が自装置(ログ管理装置550)のビジー状態を検知した場合、 「優先」に分類されるログ情報をログ管理装置550に送信する旨の情報を管理する。
(装置管理テーブル)
記憶部5700には、図19に示されているような装置管理テーブルによって構成されている装置管理DB5702が構築されている。この装置管理テーブルは、ログ管理装置550を識別するためのログ管理装置IDと、このログ管理装置のIPアドレスと、ログ種情報と、送信可否情報と、が関連付けられて管理される。図19の装置管理テーブルは、ログ管理装置IDが 「A」のログ管理装置のIPアドレスが 「1.1.1.3」であり、このログ管理装置に 「優先」に分類される情報を送信する旨の情報が示されている。
(送信先端末管理テーブル)
記憶部5700には、図20に示されているような送信先端末管理テーブルによって構成されている送信先端末管理DB5703が構築されている。この送信先端末管理テーブルは、ログ管理装置を識別するためのログ管理装置IDと、装置管理テーブル(図19参照)においてこのログ管理装置IDに関連付けられる送信可否情報の送信先の端末を識別するための送信先端末IDと、この端末のIPアドレスと、が管理付けられて管理される。図20の送信先端末管理テーブルは、ログ管理装置ID 「A」に関連付けられる送信可否情報の送信先の端末の送信先端末IDが 「01aa」及び 「01ab」であることが示されている。
(送信可否情報管理装置の各機能部)
次に、送信可否情報管理装置570の各機能部について詳細に説明する。なお、以下では、送信可否情報管理装置570の各部を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、送信可否情報管理装置570の各部を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部571は、図3に示されているネットワークI/F209によって実行され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(情報)の送受信を行う。決定部572は、端末10がログ情報をログ管理装置550に送信するか否かを事象検知部552による検知の結果に基づき決定する。比較部573は、決定部572によって新たに決定された結果と装置管理テーブル(図19参照)で管理された送信可否情報によって示される結果とを比較する。記憶・読出処理部579は、図3に示されているHDD205によって実行され、記憶部5700に各種データを記憶したり、記憶部5700で管理されている各種データを読み出す処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
以上が、本実施形態に係る伝送システム1の構成及び機能(又は手段)の説明であり、続いて、図21乃至図33を用いて、本実施形態に係る伝送システム1における処理方法を説明する。なお、図21は、各中継装置30から伝送管理装置500に送信された各中継装置30の状態を示す状態情報を管理する処理を示したシーケンス図である。図22は、伝送システムにおける通信状況を示した概念図である。図23は、複数の端末10の間で通信を開始する準備段階の処理を示したシーケンス図である。図24は、中継装置30を絞り込む処理を示したシーケンス図である。図25は、中継装置30を絞り込む処理を示した処理フロー図である。図26は、中継装置30の絞り込み処理を行う際のポイントの計算状態を示した図である。図27は、端末10が中継装置30を選択する処理を示したシーケンス図である。図28は、端末で中継装置30を選択する処理を示した処理フロー図である。図29は、端末間で画像データ及び音声データを送受信する処理を示したシーケンス図である。図30は、ログ管理装置が検知結果情報を送信する処理を示すフローチャートである。図31は、送信結果情報を送信する処理を示すフローチャートである。図32は、端末がログ情報を送信又は記憶する処理を示すフローチャートである。図33は、端末が一時ログ管理テーブルに登録されたログ情報をログ管理装置に送信する処理を示すフローチャートである。
まず、図21を用いて、各中継装置30から伝送管理システム50に送信された各中継装置30の状態を示す状態情報を管理する処理を説明する。まず、各中継装置30では、図4に示されている状態検知部32が、自装置である中継装置30の稼動状態を定期的に検知している(S1−1〜S1−4)。そして、伝送管理システム50側で各中継装置30の稼動状態をリアルタイムで管理させるべく、各中継装置30の送受信部31は、定期的に通信ネットワーク2を介して伝送管理システム50へ各状態情報を送信する(ステップS2−1〜S2−4)。これら各状態情報には、中継装置30毎の中継装置IDと、これら各中継装置IDに係る中継装置30の状態検知部32で検知された稼動状態とが含まれている。なお、本実施形態では、中継装置(30a,30b,30d)は、正常に稼動して 「ONライン」となっている一方で、中継装置30cは稼働中ではあるが、中継装置30cの中継動作を実行するためのプログラムに何らかの不具合が生じて、 「OFFライン」となっている場合が示されている。
次に、伝送管理装置500では、各中継装置30から送られて来た各状態情報を送受信部501が受信し、記憶・読出処理部509を介して記憶部5000の中継装置管理テーブル(図9参照)に、中継装置ID毎に状態情報を記憶して管理する(ステップS3−1〜S3−4)。これにより、図9に示されるような中継装置管理テーブルに対して、中継装置ID毎に 「ONライン」、 「OFFライン」、又は 「故障中」のいずれかの稼動状態が記憶されて管理される。またこの際に、中継装置ID毎に、伝送管理装置500で状態情報が受信された受信日時も記憶されて管理される。なお、中継装置30から状態情報が送られない場合には、図9に示されている中継装置管理テーブルの各レコードにおける稼動状態のフィールド部分及び受信日時のフィールド部分が空白になるか、又は、前回の受信時の稼動状態及び受信日時をそれぞれ示す。
次に、図22を用いて、伝送システム1における画像データ、音声データ、及び各種管理情報の送受信の状態を示した概念を説明する。図22に示されているように、伝送システム1では、要求元端末と宛先端末との間では、伝送管理装置500を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立される。また、要求元端末と宛先端末との間では、中継装置30を介して、高解像度の画像データ、中解像度の画像データ、低解像度の画像データ、及び音声データの4つの各データを送受信するための4つのセッションが確立される。ここでは、これら4つのセッションをまとめて、通話データ用セッションsedとして示している。尚、通話データ用セッションsedに関する処理の履歴を示すログ情報は上記の管理情報に含まれる。
次に、図23を用いて、端末10aaと端末10dbとの間で、通信を開始する前の準備段階の処理について説明する。なお、図23では、全て管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。
まず、利用者が、図2に示されている電源スイッチ109をONにすると、図4に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付けて、電源をONにする(ステップS21)。そして、ログイン要求部13は、上記電源ONの受信を契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置500に、ログイン要求を示すログイン要求情報を自動的に送信する(ステップS22)。このログイン要求情報には、要求元としての自装置である端末10aaを識別するための端末ID、及びパスワードが含まれている。これら端末ID、及びパスワードは、記憶・読出処理部19を介して記憶部1000から読み出されて、送受信部11に送られたデータである。なお、端末10aaから伝送管理装置500へログイン要求情報が送信される際は、受信側である伝送管理装置500は、送信側である端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
次に、伝送管理装置500の端末認証部502は、送受信部501を介して受信したログイン要求情報に含まれている端末ID及びパスワードを検索キーとして、記憶部5000の端末認証管理テーブル(図10参照)を検索し、端末認証管理DB5002に同一の端末ID及びパスワードが管理されているかを判断することによって端末認証を行う(ステップS23)。この端末認証部502によって、同一の端末ID及びパスワードが管理されているため、正当な利用権限を有する端末10からのログイン要求であると判断された場合には、状態管理部503は、端末管理テーブル(図11参照)に、端末10aaの端末ID、稼動状態、上記ログイン要求情報が受信された受信日時、及び端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する(ステップS24)。これにより、図11に示されている端末管理テーブルには、端末ID 「01aa」、稼動状態 「ONライン」、受信日時 「2009.11.10.13:40」及び端末IPアドレス 「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。
そして、伝送管理装置500の送受信部501は、上記端末認証部502によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS25)。本実施形態では、端末認証部502によって正当な利用権限を有する端末であると判断された場合につき、以下続けて説明する。
伝送管理装置500の端末抽出部504は、ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図12参照)を検索し、要求元端末(端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補の端末IDを読み出すことによって抽出する(ステップS26)。ここでは、要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」に対応する宛先端末(10ab,10ba,10db)のそれぞれの端末ID 「01ab」、 「01ba」、 「01db」が抽出されることになる。
次に、端末状態取得部505は、上記端末抽出部504によって抽出された宛先端末の候補の端末ID( 「01ab」、 「01ba」、 「01db」)を検索キーとして、端末管理テーブル(図11参照)を検索し、上記端末抽出部504によって抽出された端末ID毎に稼動状態( 「OFFライン」、 「ONライン」、 「ONライン」)を読み出すことにより、端末(10ab,10ba,10db)の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部501は、上記ステップS27で使用された検索キーとしての端末ID( 「01ab」、 「01ba」、 「01db」)と、対応する宛先端末(10ab,10ba,10db)の稼動状態( 「OFFライン」、 「ONライン」、 「ONライン」)とが含まれた宛先状態情報を、通信ネットワーク2を介して要求元端末(端末10aa)に送信する(ステップS28)。これにより、要求元端末(端末10aa)は、この要求元端末(端末10aa)と通信することができる宛先端末の候補である端末(10ab,10ba,10db)の現時点のそれぞれの稼動状態( 「OFFライン」、 「ONライン」、 「ONライン」)を把握することができる。
更に、伝送管理装置500の端末抽出部504は、ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル(図12参照)を検索し、上記要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」を宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の端末IDを抽出する(ステップS29)。図12に示されている宛先リスト管理テーブルでは、抽出される他の要求元端末の端末IDは、 「01ab」、 「01ba」、及び 「01db」である。
次に、伝送管理装置500の端末状態取得部505は、上記ログイン要求して来た要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」を検索キーとして、端末状態管理テーブル(図11参照)を検索し、ログイン要求してきた要求元端末(端末10aa)の稼動状態を取得する(ステップS30)。
そして、送受信部501は、上記ステップS29で抽出された端末ID( 「01ab」、 「01ba」、及び 「01db」)に係る端末(10ab,10ba,10db)のうち、端末管理テーブル(図11参照)で稼動状態が 「ONライン」となっている端末(10ba,10db)に、上記ステップS30で取得された要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」と稼動状態 「ONライン」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS31−1,S31−2)。なお、送受信部501が端末(10ba,10db)に宛先状態情報を送信する際に、各端末ID( 「01ba」、 「01db」)に基づいて、図11に示されている端末管理テーブルで管理されている端末のIPアドレスを参照する。これにより、ログイン要求した要求元端末(端末10aa)を宛先として通信することができる他の宛先端末(10db,10ba)のそれぞれに、上記ログイン要求した要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」、及び稼動状態 「ONライン」を伝えることができる。
一方、他の端末10でも、上記ステップS21と同様に、利用者が図3に示されている電源スイッチ109をONにすると、図4に示されている操作入力受付部12が電源ONを受け付け、上記ステップS22〜S31−1,2の処理と同様の処理を行うため、その説明を省略する。
続いて、図24を用いて、中継装置30を絞り込む処理を説明する。なお、図24では、全て管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。また、本実施形態においては、要求元端末(端末10aa)は、宛先の候補としての端末10のうち、上記ステップS28によって受信した宛先状態情報により、稼動状態がONラインである端末(10ba,10db)の少なくとも一方と通信を行うことができる。そこで、以下では、要求元端末(端末10aa)の利用者が、宛先端末(端末10db)と通信を開始することを選択した場合について説明する。
まず、利用者が図2に示されている操作ボタン108を押下して端末10dbを選択すると、図4に示されている操作入力受付部12は、端末10dbとの通信を開始する要求を受け付ける(ステップS41)。そして、端末10aaの送受信部11は、要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID 「01db」が含まれ、通信を開始したい旨を示す開始要求情報を、伝送管理装置500へ送信する(ステップS42)。これにより、伝送管理装置500の送受信部501は、上記開始要求情報を受信すると共に、送信元である要求元端末(端末10aa)のIPアドレス 「1.2.1.3」を把握することになる。そして、状態管理部503は、開始要求情報に含まれる要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」及び宛先端末(端末10db)の端末ID 「01db」に基づき、端末管理DB5003の端末管理テーブル(図11参照)において、上記端末ID 「01aa」及び端末ID 「01db」がそれぞれ含まれるレコードの稼動状態のフィールド部分を、ともに 「通話中」に変更する(ステップS43)。なお、この状態では、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)は、通信(通話)を開始していないが、通話中状態となり、他の端末10が要求元端末(端末10aa)又は宛先端末(端末10db)と通信しようとすると、いわゆる通話中状態を示す旨の音声又は表示が出力される。
次に、ステップS44〜S48、及びステップS61−1〜S66により、中継装置30を選択するため処理を説明する。まず、セッションID生成部506aは、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との間で開始される通話データ用セッションsedを識別するためのセッションIDを生成する(ステップS44)。そして、セッション管理部507は、記憶部5000のセッション管理テーブル(図13参照)に、上記ステップS44で生成されたセッションID 「se1」、要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID 「01db」を関連付けて記憶して管理する(ステップS45)。
次に、伝送管理装置500の一次絞込部506は、中継装置管理DB5001、端末管理DB5003、及び優先度管理DB5006に基づいて、要求元端末(端末10aa)と、宛先端末(端末10db)との通信を中継するための中継装置30の一次絞り込みを行う(ステップS46)。
ここで、図25を用いて、ステップS46における処理を更に詳細に説明する。まず、端末IPアドレス抽出部506bは、要求元端末(端末10aa)から送られてきた開始通信情報に含まれている要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」、及び宛先端末(端末10db)の端末ID 「01db」に基づいて、端末管理テーブル(図11参照)を検索することにより、対応する端末(10aa,10db)のIPアドレス( 「1.2.1.3」, 「1.3.2.4」)を抽出する(ステップS46−1)。次に、一次選択部506cは、中継装置管理テーブル5001(図9参照)で管理されている中継装置30の稼動状態のうち、 「ONライン」になっている中継装置(30a,30b,30d)の各中継装置ID(111a,111b,111d)を選択する(ステップS46−2)。また、一次選択部506cは、上記ステップS46−1で抽出された、要求元端末(端末10aa)のIPアドレス 「1.2.1.3」、及び宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」に基づいて、中継装置管理テーブル(図9参照)を参照することにより、上記ステップS46−2によって選択された中継装置(30a,30b,30d)の各IPアドレス( 「1.2.1.2.」, 「1.2.2.2」, 「1.3.2.2」)のドットアドレス毎に、上記要求元端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)の各IPアドレス( 「1.2.1.3」, 「1.3.2.4」)における各ドットアドレスと同じであるか異なるかを調査する(ステップS46−3)。
次に、優先度決定部506dは、優先度管理テーブル(図14参照)を参照して、上記ステップS46−3によって調査された中継装置(30a,30b,30d)毎に、アドレス優先度のポイントを決定する(ステップS46−4)。この決定処理の結果を表に表すと、図26に示されているような状態になる。なお、図26は、中継装置30の絞り込み処理を行う際の優先度のポイントの計算状態を示した図である。この図26では、中継装置ID毎に、アドレス優先度のポイント、伝送速度優先度のポイント、及び統合ポイントが示されている。また、アドレス優先度のポイントは、更に、各中継装置30の要求元端末(端末10aa)に対するポイント及び宛先端末(端末10db)に対するポイントが示されている。統合ポイントは、アドレス優先度の2つのポイントのうちの高い方のポイントと、伝送速度優先度のポイントの合計である。
本実施形態では、中継装置30aのIPアドレス 「1.2.1.2」は要求元端末(端末10aa)のIPアドレス 「1.2.1.3」に対して、 「同.同.同.異」であるため、図26に示されているように、アドレス優先度のポイントは 「5」になる。また、中継装置30aのIPアドレス 「1.2.1.2」は宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」に対して、 「同.異.異.異」であるため、アドレス優先度のポイントは 「1」になる。また、中継装置30bのIPアドレス 「1.2.2.2」は要求元端末(端末10aa)のIPアドレス 「1.2.1.3」に対して、 「同.同.異.異」であるため、アドレス優先度のポイントは 「3」になる。また、中継装置30bのIPアドレス 「1.2.2.2」は宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」に対して、 「同.異.同.異」であるため、アドレス優先度のポイントは 「1」になる。更に、中継装置30dのIPアドレス 「1.3.2.2」は要求元端末(端末10aa)のIPアドレス 「1.2.1.3」に対して、 「同.異.異.異」であるため、アドレス優先度のポイントは 「1」になる。また、中継装置30dのIPアドレス 「1.3.2.2」は宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」に対して、 「同.同.同.異」であるため、アドレス優先度のポイントは 「5」になる。
次に、図25に戻って、優先度決定部506dは、中継装置管理テーブル(図9参照)で管理されている各中継装置30の最大データ伝送速度に基づいて、優先度管理テーブル(図15参照)を検索することにより、上記ステップS46−2によって第1次絞り込み処理によって絞り込まれた中継装置(30a,30b,30d)毎に伝送速度優先度のポイントを決定する(ステップS46−5)。本実施形態では、図9に示されているように、中継装置30aの最大データ伝送速度が100(Mbps)であるため、図15に示されている伝送速度優先度を参照すると、伝送速度優先度が3ポイントになる。また、同様に、中継装置30bの最大データ伝送速度について計算すると1000(Mbps)であるため、伝送速度優先度が5ポイントになる。また同様に、中継装置30dの最大データ伝送速度について計算すると10(Mbps)であるため、伝送速度優先度が1ポイントになる。
次に、一次選択部506cは、中継装置(30a,30b,30d)毎に、アドレス優先度のポイントにおいて端末(10aa,10db)のうち高い方のポイントと、伝送速度優先度のポイントを統合した統合ポイントのうち、ポイントが高い上位2つの中継装置30を選択する(ステップS46−6)。本実施形態では、図26に示されているように、中継装置ID(111a,111b,111d)は、それぞれ統合ポイントが 「8」、 「8」、 「6」であるため、中継装置ID 「111a」に係る中継装置30a、及び中継装置ID 「111b」に係る中継装置30bが選択されることになる。
以上のステップS46における絞り込み処理が終了すると、図4に示されている送受信部501は、通信ネットワーク2を介して、宛先端末(端末10db)へ、上記絞り込まれた中継装置30の数を伝達するための中継装置絞込情報を送信する(ステップS47)。この中継装置絞込情報には、上記ステップS46によって絞り込まれた中継装置30の数 「2」、要求元端末(端末10aa)の端末ID 「01aa」、及び上記セッションID 「se1」が含まれている。これにより、端末10dbは、セッションID 「se1」におけるセッションの実行において、中継装置30の数がいくつで、どの端末10からテレビ会議を開始したいとの要求があったのかを把握することができると共に、中継装置絞込情報の送信元である伝送管理装置500のIPアドレス 「1.1.1.2」を把握することができる。
そして、端末10dbは、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置500へ、上記中継装置絞込情報の受信が完了した旨を示す受信完了情報を送信する(ステップS48)。この受信完了情報には、セッションID 「se1」が含まれている。これにより、伝送管理装置500は、セッションID 「se1」で実行されている中継装置数の伝達が完了した旨と共に、送信元である宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」を把握することができる。
次に、図27を用いて、宛先端末(端末10db)が中継装置30を選択する処理を説明する。なお、図27では、全て管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。
まず、伝送管理装置500は、テレビ会議を開始する前に、上記ステップS46によって絞り込まれた中継装置(30a,30b)のそれぞれに対して、事前に中継を要求する旨の事前中継要求情報を送信する(ステップS61−1,2)。この事前中継要求情報には、セッションID 「se1」、要求元端末(端末10aa)のIPアドレス 「1.2.1.3」、及び宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」が含まれている。これにより、中継装置(30a,30b)は、どのセッションのものであるか、要求元端末が何であるか、及び宛先端末が何であるかを把握することができると共に、事前中継要求情報の送信元である伝送管理装置500のIPアドレス 「1.1.1.2」を把握することができる。
次に、各中継装置(30a,30b)のそれぞれは、送受信部31から通信ネットワーク2を介して、上記ステップS61−1,2によって把握した要求元端末(端末10aa)へ、テレビ会議の開始前に自装置としての各中継装置(30a,30b)へ、後述のping(Packet Internet Groper)が含まれた事前送信情報を送信させる旨を示す事前送信要求情報を送信する(ステップS62−1,2)。この事前送信要求情報には、セッションID 「se1」が含まれている。これにより、要求元端末(端末10aa)は、セッションID 「se1」で実行されている中継装置30の選択処理において、各中継装置(30a,30b)に事前送信情報を送信することを把握すると共に、事前送信要求情報の送信元である中継装置(30a,30b)のIPアドレス( 「1.2.1.2」, 「1.2.2.2」)を把握することができる。
なお、伝送管理装置500から直接、要求元端末(端末10aa)に対して、宛先端末(端末10db)のIPアドレスを通知せずに、上記ステップS61−1のように中継装置30aに対して宛先端末(端末10db)のIPアドレスを通知し、上記ステップS61−2のように中継装置30aが要求元端末(端末10aa)に対し、自装置(中継装置30a)に対して事前送信要求情報を送信するように要求するのは、各端末10には、他の端末10のIPアドレスを知らせないようにして、セキュリティーを確保するためである。
次に、要求元端末(端末10aa)は、送受信部11から通信ネットワーク2を介して中継装置(30a,30b)へ事前送信情報を送信する(ステップS63−1,2)。この事前送信情報は、画像データ及び音声データの送信に先立って、これら画像データ及び音声データの代わりに各中継装置(30a,30b)を介して宛先端末(端末10db)へ送信されることで、要求元端末(端末10aa)の送信から宛先端末(端末10db)の受信までの所要時間を計測するために用いられる情報である。また、この事前送信情報には、要求元端末(端末10aa)、中継装置(30a,30b)、及び宛先端末(端末10db)が通信可能に接続されていることを確認するためのping、要求元端末(端末10aa)から事前送信情報が送信された送信日時、及びセッションID 「se1」が含まれている。これにより、各中継装置(30a,30b)は、セッションID 「se1」におけるセッションの実行において、事前送信情報が送られて来たことを把握できると共に、この事前送信情報の送信元である要求元端末(端末10aa)のIPアドレス 「1.2.1.3」を把握することができる。
次に、各中継装置(30a,30b)は、上記ステップS61−1,2によって受信した事前中継要求情報に含まれている宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」に対して、上記事前送信情報を中継する(ステップS64−1,2)。これにより、宛先端末(端末10db)は、セッションID 「se1」におけるセッションの実行において、事前送信情報が送られて来たことを把握できると共に、この事前送信情報の送信元(中継元)である中継装置(30a,30b)のIPアドレス( 「1.2.1.2」, 「1.2.2.2」)を把握することができる。
次に、宛先端末(端末10db)の最終絞込部16は、事前送信情報に基づいて、最終的にテレビ会議で画像データ及び音声データを中継する1つの中継装置30に絞り込む(ステップS65)。
ここで、図4及び図28を用いて、ステップS65における処理を更に詳細に説明する。まず、図4に示されている最終絞込部16の計測部16aは、各中継装置(30a,30b)によって中継された事前送信情報毎に、端末10dbの送受信部11で受信した際の受信日時を計測する(ステップS65−1)。次に、算出部16bは、上記受信時間が計測された事前送信情報毎に、上記受信日時と上記事前送信情報に含まれている送信日時との差に基づいて、各事前送信情報の送信から受信までの所要時間を算出する(ステップS65−2)。次に、最終選択部16cは、セッションID 「se1」におけるセッションの実行において、中継予定の中継装置30の数 「2」に相当する数の事前送信情報を全て受信したかを判断する(ステップS65−3)。そして、全て受信していない場合には(NO)、最終選択部16cは、端末10dbで事前送信情報を受信してから所定時間(ここでは1分間)経過したかを判断する(ステップS65−4)。更に、所定時間経過していない場合には(NO)、上記ステップS65−1に戻る。一方、上記ステップS65−3において、全て受信した場合(YES)、又は上記ステップS65−4において、所定時間経過した場合(YES)には、最終選択部16cは、これまでに算出部16bで算出された所要時間のうち最短の所要時間を要した事前送信情報を中継した中継装置30を1つ選択する(ステップS65−5)。本実施形態では、中継装置30aによって中継された事前送信情報が、中継装置30bによって中継された事前送信情報よりも送信から受信までの所要時間が短かったものとして、中継装置30aが選択される例を示している。
なお、上記実施形態では、宛先端末(端末10db)側で中継装置30aが絞り込まれたが、これに限るものではなく、宛先端末(端末10db)が要求元端末(端末10aa)又は伝送管理装置500へ、事前送信情報の送信から受信までの所要時間を示した所要時間情報を全て送信することで、要求元端末(端末10aa)側又は伝送管理装置500側で、最終的に1つの中継装置30aが絞り込まれるようにしてもよい。
次に、宛先端末(端末10db)は、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置500へ、中継装置30aを選択した旨を示す選択情報を送信する(ステップS66)。この選択情報には、セッションID 「se1」、及び、選択された中継装置30aの中継装置ID 「111a」が含まれている。これにより、伝送管理装置500は、セッションID 「se1」におけるセッションの実行において、中継装置30aが選択されたことを把握できると共に、選択情報の送信元である端末10dbのIPアドレス 「1.3.2.4」を把握することができる。
次に、伝送管理装置500のセッション管理部507は、セッション管理DB5005のセッション管理テーブル(図13参照)において、セッションID 「se1」が含まれるレコードの中継装置IDのフィールド部分に、上記最終的に1つに選択された中継装置30aの中継装置ID 「111a」を記憶して管理する(ステップS67)。そして、伝送管理装置500の送受信部501は、通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ、中継を開始する旨の要求が示された中継開始要求情報を送信する(ステップS68)。この中継開始要求情報には、中継される要求元端末(端末10aa)及び宛先端末(端末10db)の各IPアドレス( 「1.2.1.3」, 「1.3.2.4」)が含まれている。これにより、中継装置30aは、端末(10aa,10db)の間で、低解像度、中解像度、及び高解像度の3つ画像データ、並びに、音声データを通信するための通話データ用セッションsedを確立する(ステップS69)。これにより、端末(10aa,10db)は、テレビ会議を開始することができる。
なお、上記ステップS47において、伝送管理装置500が宛先端末(端末10db)に中継装置絞込情報を送信することに伴い、ステップS48〜S64−1,2を経て、宛先端末(端末10db)側で中継装置の選択処理(ステップS65)を行ったが、これに限るものではなく、上記ステップS47において、伝送管理装置500が要求元端末(端末10aa)に中継装置絞込情報を送信することで、その後ステップS64−1,2までは、各情報の送信元と受信元が、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)とで入れ替わるようにしてもよい。これにより、要求元端末(端末10aa)が上記ステップS65に替わって中継装置の選択処理を行うことができ、また、上記ステップS66に替わって選択情報の送信も行うことができる。
続いて、図4及び図29を用いて、要求元端末(端末10aa)と宛先端末(端末10db)との間で、テレビ会議を行うために、画像データ及び音声データを送受信する処理を説明する。なお、端末10aaから端末10dbに画像データ及び音声データを送信する一方向の処理と、端末10dbから端末10aaに画像データ及び音声データを送信する逆方向の処理とで、画像データ及び音声データの送受信や後述の遅延時間の検出等は同じ処理であるため、上記一方向の通信について説明し、上記逆方向の通信は省略する。
まず、要求元端末(端末10aa)は、通話データ用セッションsedによって、撮像部14aで撮像された被写体の画像データ、及び音声入力部15aで入力された音声の音声データを、送受信部11から通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ送信する(ステップS81)。なお、本実施形態では、図7に示されている低解像度、中解像度、及び高解像度の3つから成る高画質の画像データ、並びに、音声データを送信している。これにより、中継装置30aでは、送受信部31で上記3つの解像度の画像データ及び音声データを受信する。そして、データ品質確認部33が、宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」を検索キーとして、変更品質管理テーブル(図8参照)を検索し、対応した中継する画像データの画質を抽出することで、中継する画像データの画像の品質を確認する(ステップS82)。本実施形態では、確認された画像データの画像の画質が 「高画質」であり、送受信部31で受信した画像データの画質と同じであるため、通話データ用セッションsedによって、そのままの画質の画像データ、及びそのままの音質の音声データで、宛先端末(端末10db)に転送する(ステップS83)。これにより、宛先端末(端末10db)は、送受信部11で画像データ及び音声データを受信し、画像表示制御部14bがディスプレイ120に上記画像データに基づく画像を表示させると共に、音声出力部15bが音声データに基づく音声を出力させることができる。
次に、端末10dbの遅延検出部17は、送受信部11で受信された画像データの受信の遅延時間を一定時間毎(例えば、1秒毎)に検出する(ステップS84)。なお、本実施形態では、遅延時間が200(ms)である場合について、以下説明を続ける。
宛先端末(端末10db)の送受信部11は、管理情報用セッションseiによって、通信ネットワーク2を介して伝送管理装置500へ、遅延時間 「200(ms)」を示す遅延情報を送信する(ステップS85)。これにより、伝送管理装置500は、遅延時間を把握すると共に、遅延情報の送信元である端末10dbのIPアドレス 「1.3.2.4」を把握することができる。
次に、伝送管理装置500の遅延時間管理部510は、上記宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」を検索キーとして、端末管理テーブル(図11参照)を検索することで、対応する端末ID 「01db」を抽出し、更に、セッション管理DB5005のセッション管理テーブル(図13参照)において、上記端末ID 「01db」のレコードにおける遅延時間のフィールド部分に、上記遅延情報で示されている遅延時間 「200(ms)」を記憶して管理する(ステップS86)。
次に、品質決定部508は、上記遅延時間 「200(ms)」を検索キーとして、品質管理テーブル(図16参照)を検索し、対応する画像データの画質 「中画質」を抽出することで、画質を 「中画質」に決定する(ステップS87)。
次に、送受信部501は、セッション管理DBのセッション管理テーブル(図13参照)において、上記端末ID 「01db」に関連付けられている中継装置ID 「111a」を検索キーとして、中継装置管理テーブル(図9参照)を検索し、対応する中継装置30aのIPアドレス 「1.2.1.2」を抽出する(ステップS88)。そして、送受信部501は、管理情報用セッションseiによって、通信ネットワーク2を介して中継装置30aへ、上記ステップS87によって決定された画像データの画質 「中画質」を示す品質情報を送信する(ステップS89)。この品質情報には、上記ステップS86において検索キーとして用いた宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」が含まれている。これにより、中継装置30aでは、変更品質管理部34が、変更品質管理テーブル(図8参照)に、送信先の端末10(ここでは、宛先端末(端末10db))のIPアドレス 「1.3.2.4」、及び中継される画像データの画質 「中画質」を関連付けて記憶して管理する(ステップS90)。
次に、端末10aaは、引き続き上記ステップS81と同様に、通話データ用セッションsedによって、中継装置30aへ、低画質、中画質、及び高画質の3つから成る高画質の画像データ、並びに、音声データを送信する(ステップS91)。これにより、中継装置30aでは、上記ステップS82と同様に、データ品質確認部33が、宛先端末(端末10db)のIPアドレス 「1.3.2.4」を検索キーとして、変更品質管理テーブル(図8参照)を検索し、対応した中継する画像データの画質 「中画質」を抽出することで、中継される画像データの画像の品質を確認する(ステップS92)。本実施形態では、確認された画像データの画質が 「中画質」であり、送受信部31で受信された画像データの画質 「高画質」よりも低くなるため、データ品質変更部35は、画像データの画質を 「高画質」から 「中画質」に抑制することで、画像データの画像の品質を変更する(ステップS93)。そして、送受信部31は、通話データ用セッションsedによって、通信ネットワーク2を介して端末10dbへ、上記画像データの画質が 「中画質」に変更された画像データ、及び音声の音質が変更されていない音声データを送信する(ステップS94)。このように、画像データを受信する宛先端末(端末10db)で、受信の遅延が生じた場合には、中継装置30aは画像の品質を変更し、テレビ会議に参加している人に違和感を与えないようにすることができる。
続いて、図30を用いて、ログ管理装置550aが、所定の事象を検知して、この検知の結果に基づき作成される検知結果情報を所定の時間ごとに送信する処理を説明する。伝送管理装置500が、端末10aaからログイン要求を受け付けて端末認証(図23のステップS23参照)を完了した後、所定の事象の検知を要求する旨の情報をログ管理装置550aに送信することによりこの処理が開始される。尚、本実施形態では端末10のログインが完了した後にログ管理装置550が所定の事象の検知を開始する構成としたが、ログ管理装置550は常に所定の事象を検知していても良い。
ここで、所定の事象には、ログ管理テーブルで新たなログ情報の管理を妨げる事象が含まれ、ログ管理装置550aの故障や、エラーが発生している状態(エラー)、一時的に処理ができない状態(ビジー)、ログ管理テーブルのバージョンアップやバックアップを行っている状態(メンテナンス)、ログ管理装置550aに接続されるネットワークの障害等を含んでいても良い。この処理において、まずログ管理装置550aの事象検知部552は、検知結果情報の初期値を作成する(ステップS101)。ここでは、事象検知部552は検知結果情報の初期値の一例として 「エラー」を作成する。作成された検知結果情報は、記憶・読出処理部559によって記憶部5500の所定の記憶領域に記憶される。次に事象検知部552は、ログ管理装置550aが所定の事象に該当するかを判断する(ステップS102)。
ステップS102で所定の事象に該当する場合(所定の事象が検知された場合)、事象検知部552は、検知の結果に基づき検知結果情報を作成する(ステップS103)。例えば、自装置(ログ管理装置550)のビジーの事象が検知された場合には、事象検知部552は、検知結果情報 「ビジー」を作成する。一方、ステップS102で所定の事象に該当しないと判断された場合、事象検知部552は、検知結果情報 「検知せず」を作成する(ステップS104)。続いて、事象検知部552は、作成された検知結果情報と所定の記憶領域に記憶された検知結果情報とが異なるかを判断する(ステップS105)。検知結果情報が異なると判断された場合には、記憶・読出処理部559は記憶領域に記憶された検知結果情報を更新する(ステップS106)。例えば、記憶領域に記憶された検知結果情報が 「エラー」であり、作成された検知結果情報が 「ビジー」である場合には、記憶・読出処理部559は記憶領域に記憶された検知結果情報を 「ビジー」に更新する。続いて、送受信部551は、検知結果情報とログ管理装置550aのログ管理装置ID 「A」とを送信可否情報管理装置570に送信する(ステップS108)。これにより、検知結果情報が更新されたときに検知結果情報が速やかに送信可否情報管理装置570に送信される。ここで、送信可否情報管理装置570のIPアドレス 「1.1.1.7」は記憶部5500の所定の記憶領域に予め記憶されていても良く、このIPアドレスに基づき検知結果情報等が送信される。尚、本実施形態では送受信部551が検知結果情報等を送信可否情報管理装置570に送信するものとして説明を続けるが端末10aaに直接送信しても良い。
ステップS105で、検知結果情報が異ならないと判断された場合には、送受信部551は、前回検知結果情報が送信されてから所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS107)。所定の時間が経過していないと判断された場合には、事象検知部552は、ログ管理装置550aの所定の事象を検知する処理を再び開始する(ステップS102)。これにより、事象検知部552が事象を検知する処理の回数を増やすことが可能となる。ステップS107で所定の時間が経過したと判断された場合には、送受信部551は、検知結果情報とログ管理装置550aのログ管理装置ID 「A」とを送信可否情報管理装置570に送信する(ステップS108)。ステップS108で、検知結果情報が送信されると、事象検知部552は、ログ管理装置550aの所定の事象を検知する処理を再び開始する(ステップS102)
続いて、図31を用いて送信可否情報管理装置570が送信可否情報を作成し、作成された送信結果情報を端末10に送信する処理を説明する。送信可否情報管理装置570の送受信部571がログ管理装置550aから検知結果情報等を受信すると(ステップS111)、決定部572は、受信された検知結果情報に基づき端末10がログ情報をログ管理装置550に送信するか否かを決定する(ステップS112)。この場合、決定部572は、検知結果情報管理テーブル(図18参照)から受信された検知結果情報に関連付けられる送信可否情報をログ種情報毎に取得する。受信された検知結果情報が 「ビジー」である場合、決定部572は、図18の検知結果情報管理テーブルからログ種情報 「優先」に関連付けられる送信可否情報 「可」と、ログ種情報 「一般」に関連付けられる送信可否情報 「否」とを取得する。
ログ管理装置550aにより送信される最新の検知結果情報を受信してから所定の時間、送受信部571が検知結果情報を受信しない場合(ステップS113のYES)、決定部572は、ログ管理装置ID 「A」に関連付けられる各ログ種情報の送信可否情報を 「否」に決定する(ステップS114)。ここで、この所定の時間はログ管理装置550aが検知結果情報を送信する間隔(図30のステップS107参照)よりも長い任意に定められた時間であれば良い。そして、送受信部571が最新の検知結果情報を受信してから所定の時間を待っても検知結果情報を受信しない場合には、ログ管理装置550aの故障の可能性があるため、ログ情報を送信しない旨の送信可否情報に決定される。
これらの処理が完了すると、比較部573は決定部572によって新たに決定された結果と装置管理テーブル(図19参照)で管理された送信可否情報によって示される結果と比較し、これらの結果が異なるか否かを判断する(ステップS115)。結果が異ならない場合には(ステップS115のNO)、送信可否情報管理装置はログ管理装置550aから新たな検知結果情報が受信されるのを待つ(ステップS111)。結果が異なる場合には(ステップS115のYES)、記憶・読出処理部579は、新たに決定された結果を示す送信可否情報に基づき装置管理テーブル(図19参照)のログ管理装置ID 「A」に関連付けられる送信可否情報をログ種情報毎に更新する(ステップS116)。続いて、送受信部571は、送信先端末管理テーブル(図20参照)から、ログ管理装置ID 「A」に対応する端末のIPアドレスを取得する(ステップS117)。送受信部571は、取得された端末のIPアドレスに基づき、ログ種情報毎の送信可否情報及びログ管理装置ID 「A」を送信する(ステップS118)。送信可否情報等が送信されると、送受信部571は、ログ管理装置550aから新たな検知結果情報を受信する処理を再び開始する(ステップS111)。
続いて、図32を用いて、端末10aaが、他の端末との間の通話データ用セッションsedに関する所定のログ情報を作成し、作成されたログ情報を送信又は記憶する処理を説明する。ここで通話データ用セッションsedに関する所定のログ情報としては、通話データ用セッションsedに関する所定の処理に基づくログ情報が挙げられ、通話データ用セッションsedの開始の要求(図24のステップS42参照)、終了の要求、開始の許可、終了の許可、画像データの通信の中断、音声データの通信の中断等に基づくログ情報が例示される。尚、本実施形態では操作入力受付部12によって受け付けられる通話データ用セッションに関する処理の要求に基づきログ情報が作成される例について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、事前送信情報を送信する処理(図27のステップS63−1参照)のように、操作入力部12によって受け付けられる処理でない場合でも、ログ作成部18はログ情報を作成することができる。
端末10aaの操作入力受付部12によって通話データ用セッションsedに関する処理の要求が受け付けられると、ログ作成部18はこの処理の内容に基づきログ情報を作成する(ステップS121)。この場合、例えば、この処理が通話データ用セッションの開始であれば 「invite」、通話セッションの終了であれば 「bye」、これらの要求をキャンセルする処理であれば 「cancel」、音声データの通信の中断であれば 「mute」等のログ情報が作成される。続いて、記憶・読出処理部19は端末10の所定の記憶領域から作成されたログ情報に対応するログ種情報を抽出する(ステップS122)。本実施形態では、作成されたログ情報が音声データの通信の中断又は画像データの通信の中断に関するものであればログ種情報 「優先」が抽出され、その他のログ種情報であればログ種情報 「一般」が抽出される。
続いて、選択部20は、保存先管理テーブル(図5参照)の優先の程度が最も高い(優先度情報 「1」の)ログ管理装置の送信可否情報であって抽出されたログ種情報に対応するものが 「可」となっているかを判断する(ステップS123)。ステップS123で送信可否情報が 「可」である場合は、送受信部11は、保存先管理テーブル(図5参照)の送信可否情報 「可」に関連付けられるログ管理装置に作成されたログ情報を送信する(S124)。ステップS123で送信可否情報が 「可」でない場合は、選択部20は、保存先管理テーブルにおいて優先の程度が次に高いログ管理装置があるか否かを判断する(S125)。優先の程度が次に高いログ管理装置がある場合は(ステップS125のYES)、選択部20はこのログ管理装置についてステップS123と同様の処理を行う。優先の程度が次に高いログ管理装置がない場合は(ステップS125のNO)、記憶・読出処理部19は、作成されたログ情報及び現在の時刻を一時ログ管理テーブル(図6参照)に記憶し(ステップS126)、処理を完了する。
上記の処理により、端末10aaは、優先の程度が最も高いログ管理装置にログ情報を送信できない場合にも、送信可否情報が 「可」である他のログ管理装置にログ情報を送信できるのでログ情報の送信の遅れを防ぐことができる。また、上記の処理によると、音声データの通信の中断や画像データの通信の中断等の通信先の端末10に通知すべきログ情報の優先の程度を上げることができる。この場合、これらのログ情報を受信したログ管理装置550は伝送管理装置500を介して通信先の端末にログ情報の内容を通知しても良い。これにより、端末10aaによって画像データ又は音声データの通信が中断された場合に、通信先の端末は伝送管理装置500から中断された旨のログ情報を受信することができる。尚、優先の程度の高いログ情報をログ管理装置550に送信できない場合、端末10aaの画像表示制御部14bはその旨をディスプレイ120に表示させても良い。例えば、音声データの通信の中断に関するログ情報をログ管理装置550に送信できない場合、その旨を端末10aaのディスプレイ120に表示させることにより、端末10aaのユーザは、画像データが通信されるセッションを用いてその旨を通信先に通知することが可能となる。
続いて、図33を用いて、端末10aaが、一時ログ管理テーブルに記憶されたログ情報をログ管理装置550に送信する処理を説明する。先ず、端末10aaの送受信部11は、送信可否情報管理装置570によって送信された(図31のステップS117参照)送信可否情報及びログ管理装置ID 「A」を受信する(ステップS131)。続いて、端末10aaの記憶・読出処理部19は、受信された送信可否情報及びログ管理装置ID 「A」に基づき、保存先管理テーブル(図5参照)の送信可否情報を更新する(ステップS132)。
次に、送受信部11は、一時ログ管理テーブル(図6参照)にログ情報が記憶されているか否かを判断する(ステップS133)。一時ログ管理テーブルにログ情報が記憶されていない場合には(ステップS133のNO)、ログ管理装置550にログ情報を送信する必要はないため処理を完了する。一時ログ管理テーブルにログ情報が記憶されている場合には(ステップS133のYES)、記憶・読出処理部19は、保存先管理テーブル(図5参照)のログ管理装置ID 「A」に関連付けられる送信可否情報であって一時ログ管理テーブルに記憶されているログ情報に対応するログ種情報のものが 「可」となっているかを判断する(ステップS134)。
ステップS122で送信可否情報が 「可」ではないと判断された場合には、ログ管理装置550aで新たなログ情報を管理することができないため、ログ情報を送信せず処理を完了する。ステップS122で送信可否情報が 「可」であると判断された場合は、送受信部11は、ログ管理装置550aに一時ログ管理テーブル(図6参照)に記憶されたログ情報を送信して処理を完了する(ステップS135)。
<<実施形態の主な効果>>
以上説明したように本実施形態によれば、ログ管理装置550は、自装置(ログ管理装置550)の所定の事象を検知し、この検知の結果に基づき端末10がログ情報をログ管理システム55に送信するか否かを決定する。ログ管理システム55は、この決定に変更がある場合に変更後の決定の結果を示す送信可否情報を端末10に送信する。これにより、端末10は、ログ情報の送信が可能となったときに受信された送信可否情報に基づき一時的に管理されたログ情報を速やかにログ管理装置550に送信することができる。また、送信可否情報管理装置570は決定の結果に変更があった場合に端末10に送信可否情報を送信する。このため、複数の端末からログ管理装置550の稼動状態の問い合わせ受ける場合と比較して、ログ管理システム55や各端末に掛かる負荷を減少させることを実現できる。
また、本実施形態によれば、送信可否情報管理装置570が検知の結果を示す検知結果情報と、送信可否情報とを関連づけて管理する。これにより、決定部572は、検知結果情報に関連付けられる送信可否情報を検知結果情報管理部から取得して端末がログ情報を自システム(ログ管理システム55)に送信するか否かを決定するので、検知の結果に応じてログ管理装置550にログ情報が送信されるか否かを制御することができる。
また、本実施形態によれば、送信可否情報管理装置570が、検知結果情報とログ情報の種類を示すログ種情報と送信可否情報とを関連づけて管理する。これにより、ログ情報の種類に応じてログ管理装置550にログ情報が送信されるか否かを制御することができる。
また、本実施形態によれば、ログ管理装置550が、通話データ用セッションsedに関するログ情報を、このセッションとは異なるセッションにより受信する。これにより、端末10とログ管理装置550との間のセッションが中断しても、端末10は、通話データ用セッションsedを継続できる。この場合、端末10は、送信可否情報管理装置570からログ情報を送信する旨の送信可否情報を受信すると、速やかに端末間のセッションに関するログ情報をログ管理装置550に送信できる。
また、本実施形態によれば、送信可否情報管理装置570が、画像データ又は音声データの通信の中断に基づくログ情報が分類される第1のログ種情報と、ログ情報を送信する旨の送信可否情報とを関連付けて管理し、その他のログ情報が分類される第2のログ種情報と、所定のログ情報を送信しない旨の送信可否情報とを関連付けて管理する。これにより、画像データ又は音声データの通信の中断に基づくログ情報が優先的にログ管理装置550に送信される。この場合、これらのログ情報を受信したログ管理装置550は伝送管理装置500を介して通信先の端末にログ情報の内容を通知しても良い。これにより、端末10によって画像データ又は音声データの通信が中断された場合に、通信先の端末は伝送管理装置500から中断された旨のログ情報を受信することができる。
また、本実施形態によれば、ログ管理装置550が自装置(ログ管理装置550)の所定の事象を検知し、この検知の結果に基づき作成される検知結果情報を所定の時間ごとに送信する。これにより、送信可否情報管理装置570は、ログ管理装置から送信される検知結果情報及び最新の検知結果情報を受信してから経過した時間の少なくとも一方に基づき送信可否情報を作成することができる。
また、本実施形態によれば、送信可否情報管理装置570は、ログ管理装置550を識別するためのログ管理装置IDと送信可否情報とを関連付けて管理し、ログ管理装置IDと、このログ管理装置IDに関連付けられる送信可否情報の送信先の端末を識別するための送信先端末識IDとを関連付けて管理する。これにより、送信可否情報管理装置570は、複数のログ管理装置550の送信可否情報を管理することができるので、いずれかのログ管理装置で新たなログ情報が管理できなくなった場合に他のログ管理装置によってログ情報を管理することが可能となる。
また、本実施形態によれば、端末10が、ログ情報をログ管理システム55に送信しない旨の送信可否情報を受信した場合に、ログ情報を一時的に管理し、ログ管理システム55に送信する旨の送信可否情報を受信した場合に、一時的に管理されているログ情報をログ管理装置に送信する。これにより、ログ情報を送信するタイミングが遅れることを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、端末10が、ログ情報の送信先のログ管理装置を識別するための送信先装置識別情報と複数のログ管理装置の中から前記ログ情報が送信されるログ管理装置が選択される際の優先の程度を示す優先度情報とを関連付けて管理する。これにより、端末10は、送信可否情報と優先度情報に基づき、複数のログ管理装置の中から適切なログ管理装置を選択してログ情報を送信することができる。
また、本実施形態によれば、通信ネットワーク2のうち、中継装置30のIPアドレス等のLAN2の環境を入手することができたとしても、インターネット2iの環境までは入手することは困難であるため、まずは入手できる環境の情報から、画像データ及び音声データを中継する複数の中継装置30のうち2つ以上まで絞り込む。そして、次に複数の端末10の間で画像データ及び音声データを実際に送受信する前に、画像データ及び音声データに替えて、事前送信情報を送受信させてみることで、実際に最も早く事前送信情報を中継することができる1つの中継装置30に絞り込むことができるという効果を奏する。
即ち、端末10のIPアドレスの何れかに近い上位2つ以上のIPアドレスがそれぞれ割り当てられている中継装置30を選択することで、最終的に使用される中継装置30の候補を2つ以上残すことができる。これにより、その後、実際に候補としての各中継装置30を介して、要求元端末と宛先端末の間で事前送信情報を送受信することで、上記2つ以上の候補の中継装置30のうち、送受信に要した所要時間が最短の事前送信情報を中継した中継装置30に絞り込むことができる。よって、現状の通信ネットワーク2の環境下で最大限に高品質の画像データ又は音声データを送受信することを実現することができるという効果を奏する。
また、本実施形態では、中継装置30を絞り込む際に、テレビ会議を行う端末10のIPアドレスに近いIPアドレスの中継装置30を優先的に選択するだけでなく、各中継装置30における最大データ伝送速度も考慮して、2つ以上の中継装置30が選択されている。これにより、現実の通信ネットワーク2の環境に即した中継装置30の候補を絞り込むことができるという効果を奏する。
更に、本実施形態では、中継装置30を絞り込む際に、稼動状態がONラインである中継装置30の中から絞り込むため、現実の通信ネットワーク2の環境に更に即した中継装置30の候補を絞り込むことができる。
<<実施形態の補足>>
なお、上記各実施形態における伝送管理システム50、及びプログラム提供システム90は、単一のコンピュータによって構築されてもよいし、各部(機能又は手段)を分割して任意に割り当てられた複数のコンピュータによって構築されていてもよい。また、プログラム提供システム90が単一のコンピュータによって構築されている場合には、プログラム提供システム90によって送信されるプログラムは、複数のモジュールに分けて送信されるようにしてもよいし、分けないで送信されるようにしてもよい。更に、プログラム提供システム90が複数のコンピュータによって構築されている場合には、複数のモジュールが分けられた状態で、各コンピュータから送信されるようにしてもよい。
また、上記本実施形態の端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び伝送管理装置用プログラムが記憶された記録媒体、並びに、これらプログラムが記憶されたHD204、及びこのHD204を備えたプログラム提供システム90は、いずれもプログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ、上記端末用プログラム、中継装置用プログラム、及び伝送管理装置用プログラムが利用者等に提供される場合に用いられる。
更に、上記実施形態では、図8に示されている変更品質管理テーブル、及び図16に示されている品質管理テーブルによって、中継装置30で中継される画像データの画像の品質の一例として、画像データの画像の解像度に着目して管理したが、これに限られるものではなく、品質の他の例として、画像データの画質の深度、音声データの音声におけるサンプリング周波数、音声データの音声におけるビット長などに着目して管理してもよい。
また、図9、図11、及び図13では、受信日時について管理しているが、これに限るものではなく、受信日時のうち少なくとも受信時間を管理すればよい。
更に、上記実施形態では、図9で中継装置のIPアドレス、図11で端末のIPアドレスを管理することとしたが、これに限るものではなく、通信ネットワーク2上で中継装置30を特定するための中継装置特定情報、又は通信ネットワーク2上で端末10を特定するための端末特定情報であれば、それぞれのFQDN(Fully Qualified Domain Name)を管理してもよい。この場合、周知のDNS(Domain Name System)サーバによって、FQDNに対応するIPアドレスが取得されることになる。なお、 「通信ネットワーク2で中継装置30を特定するための中継装置特定情報」だけでなく、 「通信ネットワーク2上における中継装置30への接続先を示した中継装置接続先情報」、又は 「通信ネットワーク2上における中継装置30への宛先を示した中継装置宛先情報」と表現してもよい。同じく、 「通信ネットワーク2で端末10を特定するための端末特定情報」だけでなく、 「通信ネットワーク2上における端末10への接続先を示した端末接続先情報」、又は 「通信ネットワーク2上における端末10への宛先を示した端末宛先情報」と表現してもよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1の一例として、テレビ会議システムの場合について説明したが、これに限るものではなく、IP(Internet Protocol)電話又はファクシミリや、インターネット電話又はファクリミリ等の電話システムであってもよい。また、伝送システム1は、カーナビゲーションシステムであってもよい。この場合、例えば、端末10の一方が自動車に搭載されたカーナビゲーション装置に相当し、端末10の他方が、カーナビゲーションを管理する管理センターの管理端末若しくは管理サーバ、又は他の自動車に搭載されているカーナビゲーション装置に相当する。また、伝送システム1は、画像形成システムであってもよい。この場合、端末10が画像形成装置に相当する。
また、上記実施形態では、ログ管理テーブルが端末10を識別するための端末ID毎に作成される例について説明したが、これに限るものではない。この場合、ログ管理テーブルでは、例えば、端末10を識別するための端末IDと、ログ情報を識別するためのログIDと、ログ情報と、セッションIDと、時刻管理情報と、が関連付けられて、複数の端末のログ情報等が管理される構成としても良い。
また、上記実施形態では、コンテンツデータの一例として、画像データ及び音声データについて説明したが、これに限るものではなく、触覚(touch)データであってもよい。この場合、一方の端末側でユーザが接触した感覚が、他方の端末側に伝達される。更に、コンテンツデータは、嗅覚(smell)データであってもよい。この場合、一方の端末側の匂い(臭い)が、他の端末側に伝達される。また、コンテンツデータは、画像データ、音声データ、触覚データ、及び嗅覚データのうち、少なくとも1つのデータであればよい。
また、上記実施形態では、伝送システム1によってテレビ会議をする場合について説明したが、これに限るものではなく、打ち合わせ、家族間や友人間等の一般的な会話、又は、一方向での情報の提示に使用されても構わない。
10 伝送端末
11 送受信部(送信可否情報受信部、ログ情報送信部の一例)
12 操作入力受付部
13 ログイン要求部
14a 撮像部
14b 画像表示制御部
15a 音声入力部
15b 音声出力部
16 最終絞込部
16a 計測部
16b 算出部
16c 最終選択部
17 遅延検出部
18 ログ作成部
19 記憶・読出処理部
20 選択部
31 送受信部
32 状態検知部
33 データ品質確認部
34 変更品質管理部
35 データ品質変更部
50 伝送管理システム
55 ログ管理システム
500 伝送管理装置
501 送受信部
502 端末認証部
503 状態管理部
504 端末抽出部
505 端末状態取得部
506 一次絞込部
506a セッションID生成部
506b 端末IPアドレス抽出部
506c 一次選択部
506d 優先度決定部
507 セッション管理部
508 品質決定部
509 記憶・読出処理部
510 遅延時間管理部
550 ログ管理装置
551 送受信部(検知結果情報送信部の一例)
552 事象検知部
559 記憶・読出処理部
570 送信可否情報管理装置
571 送受信部(送信可否情報送信部、検知結果情報受信部の一例)
572 決定部
573 比較部573
579 記憶・読出処理部
1000 記憶部
1001 保存先管理DB(優先度管理部の一例)
1002 一時ログ管理DB(一時ログ管理部の一例)
3000 記憶部
3001 変更品質管理DB
5000 記憶部
5001 中継装置管理DB
5002 端末認証管理DB
5003 端末管理DB
5004 宛先リスト管理DB
5005 セッション管理DB
5006 優先度管理DB
5007 品質管理DB
5500 記憶部
5501 ログ管理DB(ログ情報管理部の一例)
5700 記憶部
5701 検知結果情報管理DB(検知結果情報管理部の一例)
5702 装置管理DB(送信可否情報管理部の一例、装置管理部の一例)
5703 送信先端末管理DB(送信先端末管理部)
特開2000−112706号公報

Claims (10)

  1. 伝送端末によって作成されるログ情報を前記伝送端末から受信して管理する複数のログ管理装置と、
    前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを示す送信可否情報を管理する送信可否情報管理装置と、を備えており、
    前記複数のログ管理装置のそれぞれは、
    装置の所定の事象を検知する事象検知部を有しており、
    前記送信可否情報管理装置は、
    前記ログ管理装置の識別情報毎に、前記送信可否情報を関連付けて管理する送信可否情報管理部と、
    前記送信可否情報の送信先である伝送端末の識別情報毎に、前記ログ管理装置の識別情報を関連付けて管理する送信先端末管理部と、
    前記ログ管理装置の識別情報、及び、前記ログ管理装置による前記所定の事象の検知の結果を示す検知結果情報を受信する受信部と、
    前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを前記検知結果情報に基づき決定する決定部と
    記決定部によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較によって、前記決定部によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とが異なる場合に、前記送信先端末管理部において、前記受信部が受信した前記ログ管理装置の識別情報に関連付けられている前記伝送端末の識別情報に対応する伝送端末へ、前記新たに決定された結果を示す送信可否情報、及び前記受信部が受信した前記ログ管理装置の識別情報を送信する送信可否情報送信部と、
    を有することを特徴とするログ管理システム。
  2. 前記送信可否情報管理装置は、
    記検知結果情報と、前記送信可否情報とを関連づけて管理する検知結果情報管理部を有し、
    前記決定部が、前記検知結果情報に関連付けられる送信可否情報を前記検知結果情報管理部から取得することを特徴とする請求項1に記載のログ管理システム。
  3. 前記検知結果情報管理部が、前記検知結果情報と、前記ログ情報の種類を示すログ種情報と、前記送信可否情報とを関連づけて管理し、
    前記決定部が、前記検知結果情報に関連付けられる送信可否情報を前記ログ種情報毎に前記検知結果情報管理部から取得することを特徴とする請求項2に記載のログ管理システム。
  4. 前記伝送端末が他の伝送端末と通信可能であって、
    記ログ情報が、伝送端末の間で画像データ及び音声データの少なくとも一方のデータを含む通話データを通信するためのセッションに関するログ情報であり、
    前記複数のログ管理装置のそれぞれは、前記通話データを通信するためのセッションとは異なるセッションにより前記伝送端末から前記ログ情報を受信することを特徴とする請求項3に記載のログ管理システム。
  5. 前記通話データがコンテンツデータを含み、
    前記検知結果情報管理部が、所定の検知結果情報と、前記コンテンツデータの通信の中断に基づくログ情報が分類される第1のログ種情報と、前記ログ情報を送信する旨の送信可否情報とを関連付けて管理する一方で、前記所定の検知結果情報と、他のログ情報が分類される第2のログ種情報と、前記他のログ情報を送信しない旨の送信可否情報とを関連付けて管理することを特徴とする請求項4に記載のログ管理システム。
  6. 前記複数のログ管理装置のそれぞれは、前記検知結果情報を所定の時間ごとに前記送信可否情報管理装置へ送信する検知結果情報送信部を有しており
    前記送信可否情報管理装置の前記決定部は、前記検知結果情報ならびに最新の検知結果情報を前記受信部が受信してから経過した時間の少なくとも一方に基づき前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のログ管理システム。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のログ管理システムと、前記伝送端末と、を有する伝送システムであって、
    前記伝送端末が、
    前記送信可否情報及び前記ログ管理装置の識別情報を受信する送信可否情報受信部と、
    前記送信可否情報に基づき前記ログ情報を前記ログ管理装置の識別情報によって識別されるログ管理システムに送信しない場合に、前記ログ情報を一時的に管理する一時ログ管理部と、
    前記送信可否情報に基づき前記ログ情報を前記ログ管理装置の識別情報によって識別されるログ管理システムに送信する場合に、前記一時ログ管理部で管理されているログ情報を前記ログ管理システムに送信するログ情報送信部と、を有することを特徴とする伝送システム。
  8. 前記伝送端末が、
    前記ログ情報の送信先のログ管理装置を識別するためのログ管理装置の識別情報と前記複数のログ管理装置の中から前記ログ情報の送信先のログ管理装置が選択される際の優先の程度を示す優先度情報とを関連付けて管理する優先度管理部と、
    前記送信可否情報と前記優先度情報とに基づき前記ログ情報の送信先のログ管理装置を選択する選択部と、を有することを特徴とする請求項に記載の伝送システム。
  9. 伝送端末によって作成されるログ情報を前記伝送端末から受信して管理する複数のログ管理装置のそれぞれに
    装置の所定の事象を検知する事象検知処理を実行させ
    前記ログ管理装置の識別情報毎に、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを示す送信可否情報を関連付けて管理する送信可否情報管理部と、前記送信可否情報の送信先である伝送端末の識別情報毎に、前記ログ管理装置の識別情報を関連付けて管理する送信先端末管理部と、を有する送信可否情報管理装置に、
    前記ログ管理装置の識別情報、及び、前記ログ管理装置による前記所定の事象の検知の結果を示す検知結果情報を受信する受信処理と、
    前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを前記検知結果情報に基づき決定する決定処理
    記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とを比較する比較処理と、
    前記比較処理による比較によって、前記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とが異なる場合に、前記送信先端末管理部において、前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報に関連付けられている前記伝送端末の識別情報に対応する伝送端末へ、前記新たに決定された結果を示す送信可否情報、及び前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報を送信する送信可否情報送信処理と、
    実行させることを特徴とするログ管理方法。
  10. 伝送端末によって作成されるログ情報を前記伝送端末から受信して管理するログ管理装置の識別情報毎に、前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを示す送信可否情報を関連付けて管理する送信可否情報管理部と、前記送信可否情報の送信先である伝送端末の識別情報毎に、前記ログ管理装置の識別情報を関連付けて管理する送信先端末管理部と、を有する送信可否情報管理装置に、
    前記ログ管理装置の識別情報、及び、前記ログ管理装置による所定の事象の検知の結果を示す検知結果情報を受信する受信処理と、
    前記伝送端末が前記ログ情報を前記ログ管理装置に送信するか否かを前記検知結果情報に基づき決定する決定処理と、
    前記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とを比較する比較処理と、
    前記比較処理による比較によって、前記決定処理によって新たに決定された結果と前記送信可否情報管理部で管理された送信可否情報により示される結果とが異なる場合に、前記送信先端末管理部において、前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報に関連付けられている前記伝送端末の識別情報に対応する伝送端末へ、前記新たに決定された結果を示す送信可否情報、及び前記受信処理で受信した前記ログ管理装置の識別情報を送信する送信可否情報送信処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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