JP7176296B2 - 通信端末、通信システム、ログデータ送信方法、プログラム - Google Patents

通信端末、通信システム、ログデータ送信方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信端末、通信システム、ログデータ送信方法、及び、プログラムに関する。
多拠点間で映像、音声、資料データなどをリアルタイムで共有する通信システムが知られており、ビデオ会議システム、Web会議システム等の遠隔コミュニケーションに利用されている。また、一方向に映像等を配信するデータ配信システムなどにも利用されている。
通信システムが通信サービスを提供している間、通信端末は通信サービスの品質改善を目的としてログデータを記録している。ユーザが通信サービス中に何らかの不具合を感じてコールセンターへ問い合わせると、コールセンターからの指示で通信端末を操作してログデータをログ蓄積装置に送信する。あるいは、通信端末は通信の完了後、自動的に(ユーザの操作がなくても)ログデータをログ蓄積装置に送信する(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、通信サービスの終了後など、通信サービスを実行していないタイミングでログデータをまとめてサーバに送信する通信システムについて開示されている。
通信システムの管理者等はログ蓄積装置からダウンロードしたログデータを分析することで、通信障害時の原因を特定することなどに利用する。
しかしながら、従来は、通信端末がログデータを内部に蓄積しておき、特定のタイミングでログデータを集約してログ蓄積装置に送信するという方法であるため、ログサイズが大きくなることから、通信サービス中にログデータを送信することができないという問題があった。すなわち、容量の大きいログデータは通信サービスに必要となる通信帯域を圧迫し、結果として通信サービスの品質低下の要因となるため、ログデータの送信は通信サービスの終了後に限られてしまう。
また、通信サービスが異常終了した場合、その通信サービス中に通信端末が蓄積したログデータが一切、サーバ装置に送信されなくなるといった問題もあった。
また、通信サービスの終了後は、通信端末の電源をユーザがすぐにオフすることも多いため、通信速度が遅い場合やログサイズが大きい場合に、ログデータの送信に必要となる時間が不足し、ログデータの送信が中断され、一切収集されないという問題もあった。
また、通信サービス中に発生している障害を通信システムの管理者等が調査する際に、通信サービス中にリアルタイムでログデータを収集しながら、障害の発生状況と照らし合わせて同時並行で分析することができないという問題もあった。
本発明は、上記課題に鑑み、通信サービス中にログデータを送信すること、ログデータが一切、サーバ装置に送信されなくなること、又は、障害の発生状況と照らし合わせて同時並行で分析することができないこと、の少なくとも1つを改善する通信端末を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、他の通信端末からネットワークを介して画像データ又は音声データを受信する通信端末であって、前記通信端末でイベントが発生した場合に、イベントに応じて定義されたログデータの種類を示す前記ログデータのカテゴリー情報と、異なるカテゴリー間の前記ログデータの紐付けを行うことができるログデータの紐付け情報を含む前記ログデータを生成するログデータ生成手段と、前記ログデータ生成手段が生成した前記ログデータを、イベントの発生のたびに蓄積装置に送信するログデータ送信手段と、を有することを特徴とする。
通信サービス中にログデータを送信すること、ログデータが一切、サーバ装置に送信されなくなること、又は、障害の発生状況と照らし合わせて同時並行で分析することができないこと、の少なくとも1つを改善する通信端末を提供することができる。
通信端末が送信するログデータの送信の契機を説明する図の一例である。 通信システムの概略構成図の一例である。 通信端末の一例のハードウェア構成図である。 ログ収集分析システムの一例のハードウェア構成図である。 通信システムが有する伝送管理装置、及び、通信端末の機能をブロック状に示す一例の機能ブロック図である。 ログ収集分析システムの機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 構造化されているログデータの一例のデータフォーマットを示す図である。 入れ子構造であったログデータが1階層のログデータに変換されたログデータの構造を示す図の一例である。 ログデータのうち共通データの一例を示す図である。 通信接続要求、通信接続応答のカテゴリー別階層データを示す図の一例である。 通信サービス開始、通信終了のカテゴリー別階層データを示す図の一例である。 通信異常終了、周期送信のカテゴリー別階層データを示す図の一例である。 アンケートの回答、端末利用デバイス情報として送信されるカテゴリー別階層データの一例である。 通信システムの通信の準備段階の処理の例を示すシーケンス図である。 通信システムの通信処理の例を示すシーケンス図である。 通信端末がログデータを送信するイベントと各イベントで送信されるログデータを説明する図の一例である。 通信端末がログデータを生成・送信する処理を説明するシーケンス図の一例である。 ログ蓄積装置がログデータを蓄積する処理を説明するシーケンス図の一例である。 データ閲覧分析端末がログデータを閲覧する処理を説明するシーケンス図の一例である。 データ閲覧分析端末が構造データを分析して表示するグラフの一例である。 データ閲覧分析端末が構造データを分析して表示するグラフの一例である。 通信端末がディスプレイに表示するアンケート画面の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、通信端末と通信端末が行うログデータ送信方法について図面を参照しながら説明する。
<ログデータの送信に関する動作の概略>
図1は、本実施形態の通信端末10が送信するログデータとログデータの送信の契機を説明する図の一例である。通信端末10はログ収集分析システム70とネットワークを介して通信することができる。以下、詳細に説明するように、通信端末10は通信端末10で発生するイベントを契機にしてイベントのたびにログデータを送信する。
(1)通信端末10は、予め決まっているフォーマットでログデータを生成する。ログデータは、全てのログデータに共通の共通データと、イベントの種類ごとに定義されたカテゴリー別階層データ(イベント別データの一例)を有する。イベントとは、通信端末10で生じうる何らかの事象(観察しうる形をとって現れる事柄又はできごと)である。通信サービスの品質改善に有用なログデータをもたらす事象として予め定義されたものがイベントとなる。
(2)通信端末10がこのイベントを検出すると、決まったフォーマットのログデータを生成してログ蓄積装置73に送信する。例えば、以下のようなイベントを契機に送信する。
・接続処理(通信開始時を含む)
・ユーザ操作
・エラー発生時(例えば、通信エラー)
・通信サービス中は周期的
・通信終了時
・アンケート回答時
このように、ログデータを通信端末10に蓄積せずに、通信サービス中もイベントの発生に応じて、そのたびに通信端末10がログデータを送信することができる。
通信セッションが切断されて通信サービスが異常終了した場合でも、通信サービス中にログデータが送信されているので、通信サービス中に通信端末10に蓄積されたログデータが一切送信されないということがない。
通信サービスの終了後に、通信端末10が蓄積していたログデータをまとめて送信する方法では、通信サービスの終了後に通信端末10の電源オフをユーザがすぐに行うことも多いため、ログデータの送信に必要となる時間が不足し、ログデータの送信に失敗することがあったが(一切収集されないこともあった)、本実施形態ではそのようなことがない。
通信サービス中は定期的にログデータが送信されるため、通信サービス中にログ収集分析システム70がログデータを収集し、通信サービス中に発生している通信障害などを通信システムの管理者等がリアルタイムに調査することや、通信障害の発生状況と照らし合わせて通信サービスと並行して分析することができる。従って、異常発生時に迅速な分析を行うことができる。
また、従来のログデータは通信端末10の機能(接続処理、コンテンツデータの送受信、電子黒板との連携、エラー管理など)ごとに異なるフォーマットや規則で生成され、各機能の一式のログがまとめて一回で送信されるため、ログ収集分析システム70に集約後、通信システムの管理者等又はログ収集分析システム70が、任意の機能のログデータを決まった指定方法で抽出したり、機能間のログデータを関連付けて分析したりすることが困難であった。
これに対し、本実施形態のログデータは、共通データと、イベント種類ごとに定義されたカテゴリー別階層データ、という決まったフォーマットに格納されるので、機能が異なってもログデータは同じ構造である。このため、任意の機能のログデータを決まった指定方法で抽出したり、機能間のログデータを関連付けて分析したりすることができる。
<用語について>
ログデータとは、情報処理装置がある処理を実行したこと又は実行できなかったことを記録したデータである。ログデータの内容は、イベントによって異なってよい。例えば、操作やデータの送受信が行われた日時、イベントの内容、イベントがどのような環境で発生したかなど、通信端末から取得できる情報であればよい。
イベントの発生のたびに送信するとは、1つのイベントが発生すると次のイベントの発生を待たずに発生したイベントに関するログデータを生成して、生成したら速やかに送信することをいう。生成と送信の間には一定の時間があってもよいが、好ましくは生成の直後から次のイベントが発生するまでにログデータを送信する。ただし、ログデータの送信前に次のイベントが発生することは支障ない。短時間に複数のログデータが発生した場合は、ログデータの送信までに次のイベントが発生するが、ログデータを1つずつ生成しても並列に生成してもよい。また、ログデータの生成と送信が並列に行われてもよい。
<システム構成例>
図2は、通信システム1の概略構成図の一例を示す。図2に示すように、通信システム1はネットワークを介して通信することができる複数の通信端末10、伝送管理装置50、中継装置30、及び、ログ収集分析システム70を有する。
インターネット2i、LAN2l、及び、移動体通信回線2mを介して通信端末10、伝送管理装置50、中継装置30、及び、ログ収集分析システム70が通信可能に接続されている。インターネット2i、LAN2l、及び、移動体通信回線2mの1つ以上を単に通信ネットワーク2という。
LAN2lには有線LANだけでなく無線LANも含まれる。移動体通信回線2mには、例えば5G、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX、CDMAなどの通信方式がある。必ずしも、インターネット2iを介する必要はなくLAN2l内で通信が行われてもよい。また、移動体通信回線2mが利用されない場合もある。
通信端末10は、伝送管理装置50を通じて他の1つ以上の通信端末10と通信セッションを確立し、伝送管理装置50が指定した中継装置30を通じて、画像データ、音声データ、及び資料データ(以下、コンテンツデータという)を送受信する。画像データには静止画と動画のいずれが含まれてもよい。
また、通信端末10は、ログ収集分析システム70のログ蓄積装置73に対して、ログデータを送信する。イベント処理と共にログデータが生成され、リアルタイムにログ蓄積装置73へ送信される。ログデータについて詳細は後述する。
ログデータは例えば以下のイベント発生時に生成かつ送信される。
・通信開始操作(宛先の通信端末の選択を受け付けた)時、操作内容に関するログデータを生成かつ送信する。
・通信接続要求(通信端末が宛先の通信端末を通知して通信開始を要求)時、処理の内容に関するログデータを生成かつ送信する。
・通信接続応答(中継装置などが決まって通信を開始できる旨の応答)時、処理の内容に関するログデータを生成かつ送信する。
・通信サービスの開始要求と通信サービスの開始応答時(中継装置による通信セッションの確立時)、通信端末10の接続するネットワーク回線の情報、端末設定・機器情報など、端末や通信環境に関するログデータを生成かつ送信する。
・通信サービス中(コンテンツデータの送受信の間)に、ネットワーク回線の情報、端末設定・機器情報など、端末や通信環境に関するログデータを生成かつ送信する。
・ユーザ操作時に、操作の内容や処理に関するログデータを生成かつ送信する。
・エラー発生時に、エラー内容(エラーの内容は図21参照)や発生時の状態に関するログデータを生成かつ送信する。
・通信終了要求(通信サービスの切断要求)時に、処理の内容に関するログデータを生成かつ送信する。
・通信終了応答(通信終了要求に対する応答)時に、処理の内容に関するログデータを生成かつ送信する。
・通信サービスの終了応答(通信サービスの終了通知)時に、処理の内容に関するログデータを生成かつ送信する。
・アンケート回答時に回答の内容をログデータとして送信する。
・通信サービス中は、通信品質に関するその時点のログデータを周期的に生成かつ送信する。
ログデータは通信ネットワーク2を介してログ蓄積装置73へ送信されるが、通信端末10はログデータが届かない場合(タイムアウトした場合)、予め決まった最大送信回数を上限に再送処理を行う。また、通信端末10は、通信サービスの品質に関するアンケートを通信サービスの終了後に行い、通信サービスに関する満足度、及び、通信品質に関するユーザの体感品質をログ収集分析システム70に送信する。
通信端末10は、通信システム1に専用の端末である場合と、汎用的な端末である場合がある。汎用的な端末は、例えばPC(Personal Computer)、スマートフォン、又は、タブレット端末等であり、通信システム1に専用のアプリケーションソフトを実行することで、通信端末10として動作する。
また、通信端末10が汎用的な端末の場合、汎用的な端末は通信システム1に専用のアプリケーションソフトを実行することで遠隔コミュニケーションを可能にする場合と、汎用のブラウザソフトを実行することで遠隔コミュニケーションを可能にする場合とがある。本実施形態のログデータの処理についても、専用のアプリケーションソフトと汎用のブラウザソフトのどちらにも適用可能である。
伝送管理装置50は、本実施形態の通信システム1の全体を管理する1つ以上のコンピュータである。伝送管理装置50はサーバであるので情報処理装置の機能を有する。伝送管理装置50は通信端末10のステータスを管理し、着信があった場合に2つ以上の通信端末10でセッションを開始するなどの呼制御を行う呼制御サーバとして機能する。呼制御とは、通信を開始するための発信を受け付けて相手に着信させ、また、着信に対する相手の応答を受け付けること、どちらか一方が通信を切断すると他方の通信を切断すること、など接続に関する一連の処理をいう。この他、伝送管理装置50は通信端末10の認証、検索、死活の監視なども行う場合が多い。更に、伝送管理装置50は、通信端末10の宛先リスト等、通信システム1の制御に必要なデータベースの管理も行う。宛先リストとは、各通信端末10が遠隔コミュニケーションの開始要求を送信できる(電話をかけられる)宛先の通信端末10(又はユーザ)が登録されたデータである。
なお、ステータスとは、通信端末10の通信システム1における状態である。ステータスは主に着信できるかできないか(ONライン、OFFライン)及び伝送中に区分される。この他、伝送管理装置50は、中継装置30の状態管理、遠隔コミュニケーションに使用する中継装置30の選択、通信端末10を使用するユーザのログイン管理、複数の通信端末10間で確立されたデータ用セッションの管理などを行う。
中継装置30は遠隔コミュニケーションを行う複数の通信端末10の間でコンテンツデータを一方の通信端末10から他方の通信端末10に中継するコンピュータである。中継装置30は情報処理装置の機能を有する。中継装置30は、通信端末10との帯域を監視して、帯域に適した品質(高画質、中画質、低画質)の画像データを送信する。図2には中継装置30が1つだけ図示されているが、中継装置30が複数ある場合が多い。
ログ収集分析システム70は、ログデータの収集と分析を行う1つ以上のコンピュータである。ログ収集分析システム70は情報処理装置の機能を有する。ログ収集分析システム70は、データ閲覧分析端末71、構造データ処理装置72、及び、ログ蓄積装置73を有する。これらの詳細については後述するが、ログデータの分析はデータ閲覧分析端末71に対する管理者の操作により行われる場合と、構造データ処理装置72が自動的に行う場合がある。
構造データ処理装置72、及び、ログ蓄積装置73は1つの装置として存在してもよく、図示するように別々の装置でなくてもよい。
また、構造データ処理装置72、及び、ログ蓄積装置73はクラウドコンピューティングに対応していてよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
<ハードウェア構成例>
次に、通信端末10、ログ収集分析システム70、伝送管理装置50、及び、中継装置30のハードウェア構成を説明する。
<<通信端末>>
図3は、本発明の実施形態に係る通信端末10のハードウェア構成図である。図3に示すように、実施形態の通信端末10は、通信端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、通信端末10用プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、画像データや音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御に従ってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105、フラッシュメモリ等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ107、通信端末10の宛先を選択する場合などに操作される入力装置108、通信端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F111、CPU101の制御に従って被写体を撮像し画像データを得るCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)112、このCMOS112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力するマイク114、音声を出力するスピーカ115、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音声入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117、及び上記各構成要素を図3に示すように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
なお、入力装置108は、通信端末10が専用の端末である場合は、1つ以上の操作ボタンやタッチパネルなどであり、通信端末10が汎用的な端末(例えばPC)の場合はキーボードであり、通信端末10が汎用的な端末(例えばスマートフォン、タブレット装置、PDA(Personal Digital Assistant))の場合はタッチパネルである。
記録メディア106は、通信端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御に従ってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。更に、CMOS112は、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子であり、被写体を撮像するものであればCMOSに限らず、CCD(Charge Coupled Device)等を用いてもよい。また、ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用アイコン等を表示する液晶や有機ELによって構成されている。
更に、上記通信端末10用プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア106等の、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
<<ログ収集分析システムのハードウェア構成例>>
図4は、ログ収集分析システム70が有するデータ閲覧分析端末71、構造データ処理装置72、及び、ログ蓄積装置73のハードウェア構成図の一例である。ログ収集分析システム70は、ログ収集分析システム70全体の動作を制御するCPU201、ROM202、CPU201のワークエリアとして使用されるRAM203、各種データとそれぞれ(データ閲覧分析端末71、構造データ処理装置72、及び、ログ蓄積装置73)のプログラムを記憶した記憶するHD(Hard Disk)204、CPU201の制御に従ってHD204に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)205、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ207、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ208、後述の通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F209、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード211、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス212、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)213に対するデータの読み出し又は書き込みを制御するCD-ROMドライブ214、及び、上記各構成要素を図4に示すように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン210を備えている。
なお、キーボード211とマウス212は必要に応じて接続されればよく、通常の状態ではログ収集分析システム70に接続されていなくてもよい。
データ閲覧分析端末71、構造データ処理装置72、及び、ログ蓄積装置73それぞれのプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、上記記録メディア206やCD-ROM213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
なお、伝送管理装置50と中継装置30のハードウェア構成図は図4と同様であるか、異なるとしても本実施形態の説明において支障はないものとする。
<機能について>
次に、図5を用いて通信システムの機能について説明する。図5は、通信システム1が有する伝送管理装置50、及び、通信端末10の機能をブロック状に示す機能ブロック図である。なお、中継装置30の機能については必要に応じて説明する。
<<通信端末の機能構成>>
通信端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、通信制御部13、撮像部14、音声入力部15a、音声出力部15b、表示制御部16、記憶・読出部17、ログ送信制御部19、及び、ログ情報生成部20を有している。これらの各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された通信端末10用のプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、通信端末10は、図3に示されているRAM103、及び図3に示されているフラッシュメモリ104によって実現される記憶部18を有している。
送受信部11は、通信ネットワーク2を介して他の通信端末10、装置又はシステムと各種データ(又は情報)の送受信を行う。送受信部11は、所望の宛先端末と通話を開始する前から、伝送管理装置50より、宛先候補としての各通信端末10のステータスを示す各状態情報の受信を開始する。なお、この状態情報は、各通信端末10の稼動状態(ONラインかOFFラインかの状態)だけでなく、ONラインの場合、更に通話可能であるか、通話中であるか等の詳細な状態を示す。
操作入力受付部12は、操作者による通信端末10に対する各種入力を受け付ける。例えば、操作者が、通信端末10の電源をONさせる操作を行うと、操作入力受付部12が操作を受け付けて電源をONに制御する。この他、通信端末10に対する情報の入力を含む各種の操作を受け付ける。
通信制御部13は、例えば、上記電源ONの受付を契機として、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50に、ログインを要求する旨を示すログイン要求情報、及び要求元端末の現時点のIPアドレスを自動的に送信する。通信端末10が汎用的な端末の場合、アプリケーションソフト若しくはブラウザソフトの起動又はこれらに対するユーザのログイン操作を契機としてよい。また、操作者が、通信端末10の電源をOFFする操作を行うと、送受信部11が伝送管理装置50へ電源をOFFする旨の状態情報を送信した後に、通信端末10は電源をOFFにする。これにより、伝送管理装置50側では、通信端末10が電源ONから電源OFFになったことを把握することができる。通信端末10が汎用的な端末の場合、アプリケーションソフト若しくはブラウザソフトの終了又はこれらに対するユーザのログオフ操作を契機としてよい。
また、通信制御部13は、中継装置30を介して、他の通信端末10とコンテンツデータの送受信を行うセッションの確立や、切断等、様々な通信制御を行う。なお、本実施形態に係る通信制御部13は、伝送管理装置50に送信するデータには通信端末10の通信ID(Identification)を含めて送信する。
通信IDは、通信端末10を用いてコンテンツデータの送受信を行うセッションに参加可能なアカウントの識別情報の一例である。通信IDは、例えば、操作者の識別情報であるユーザID、アプリの識別情報であるアプリID、通信端末10の契約者の識別情報である契約ID等であっても良い。また、通信IDとしては、文字、数字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた情報が挙げられる。メールアドレスなどでもよい。
撮像部14は、被写体を撮像して得られた撮像データを、所定の画像データに変換して出力する。通信端末10は複数の撮像部14を有していてもよい。
音声入力部15aは、マイク114によって操作者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号を所定の音声データに変換して出力する。音声出力部15bは、音声データを音声信号に変換してスピーカに出力して、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部16は、例えば、通信端末10が受信したコンテンツデータに含まれる画像データをディスプレイ120に表示させる。また、表示制御部16は、伝送管理装置50から受信した宛先リストの情報をディスプレイ120に表示させることができる。
ログ情報生成部20はログデータを生成する処理を行う。ログ情報生成部20はログ生成処理部21、共通ログ生成部22、及び、機能別ログ生成部23を有する。
ログ生成処理部21は、共通ログ生成部22から共通ログを取得し、機能別ログ生成部23からカテゴリー別階層データを取得し、それぞれ決まったフォーマットに格納してログデータを完成させる処理を行う。ログ情報生成部20は、例えばJSON形式、XML形式、又はCSV形式などの形式でログデータを生成する。
共通ログ生成部22は、すべてのログデータに共通で付与する共通ログを生成する。共通ログは、ログID、時刻、機種、ソフトウェアのバージョン、通信サービスID、及び、ユーザIDなどを含む。
機能別ログ生成部23は、操作入力受付部12、通信制御部13など通信端末10の各機能においてイベントが発生した際に、これら通信端末10が有する各機能からイベントの発生通知を受け取り、イベントに応じたカテゴリー別階層データを生成する。
ログ送信制御部19は、送受信部11を介して、ログ情報生成部20が生成したログデータをイベントが発生するたびに(ログデータが生成されるたびに)ログ収集分析システム70に送信する処理を行う。
記憶・読出部17は、記憶部18に各種データを記憶したり、記憶部18に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
記憶部18には、例えば、前述した通信IDと通信IDに対応するパスワード等の認証情報が記憶される。記憶部18には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音声データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。
<<伝送管理装置の機能構成>>
伝送管理装置50は、送受信部51、端末認証部52、端末管理部53、端末抽出部54、セッション管理部55、及び記憶・読出部57等を有している。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された伝送管理装置50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。また、伝送管理装置50は、図4に示されているHD204等により実現される記憶部5000を有している。
(伝送管理装置の各機能構成)
次に、伝送管理装置50の各機能構成について詳細に説明する。送受信部51は、通信ネットワーク2を介して通信端末10、装置又はシステムと各種データ(又は情報)の送受信を行う。
端末認証部52は、送受信部51を介して受信されたログイン要求情報に含まれている通信ID及びパスワードの組み合せが、認証管理DB(Database)5001に含まれるか否かを判断することにより通信端末10の認証を行う。
端末管理部53は、端末管理DB5002に、通信ID毎の、宛先名、稼動状態、要求情報等の受信日時、及び要求元端末のIPアドレス等を関連付けて記憶して、管理する。例えば、端末管理部53は、操作者が通信端末10の電源をONからOFFにすることで、通信端末10から送られてきた、電源をOFFする旨の状態情報に基づいて、端末管理DB5002の稼動状態をONラインからOFFラインに変更する。
端末抽出部54は、ログイン要求した要求元端末の通信IDをキーとして、宛先リスト管理DB5003を検索し、要求元端末と通話することができる宛先端末の通信IDを抽出する。更に、端末抽出部54は、宛先リスト管理DB5003を検索し、上記要求元端末の通信IDを宛先端末の候補として登録している他の通信端末10の通信IDも抽出する。
更に、端末抽出部54は、抽出された宛先端末の候補の通信IDを検索キーとして、前述した端末管理DB5002を検索し、抽出された通信ID毎に稼動状態を読み出す。これにより、端末管理部53は、ログイン要求してきた要求元端末と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態を取得することができる。また、端末管理部53は、要求元の通信IDを検索キーとして、前述した端末管理DB5002を検索し、ログイン要求してきた要求元端末の稼動状態も取得する。
セッション管理部55は、伝送管理装置50が管理するセッションの制御を行う。セッションの制御には、例えば、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに通信端末10を参加させる制御、セッションを切断する制御、セッションIDの生成等が含まれる。また、セッション管理部55は、セッションの識別情報であるセッションIDに対応づけて、セッションの開始を要求した通信端末10の通信ID、及び宛先端末の通信ID等を、セッション管理DB5004に記憶して、管理する。
記憶・読出部57は、図4に示されているCPU201からの命令及びHDD205によって実現され、又はCPU201からの命令によって実現される。記憶・読出部57は、記憶部5000への各種データを記憶、及び記憶部5000からの各種データの読み出しを行う。
<伝送管理装置が管理する情報の例>
伝送管理装置50の記憶部5000に記憶されている各管理DBについて説明する。
Figure 0007176296000001
伝送管理装置50の記憶部5000に記憶された認証管理DB5001には、例えば、表1に示されているような認証管理テーブル602が含まれる。この認証管理テーブル602では、伝送管理装置50によって管理される通信端末10の通信IDと、通信IDに対応するパスワードとが関連付けられて管理されている。例えば、表1に示されている認証管理テーブル602において、通信IDが「01aa」の通信端末10のパスワードは、「aaaa」であることが示されている。
Figure 0007176296000002
伝送管理装置50の記憶部5000に記憶された端末管理DB5002には、例えば、表2に示されているような端末管理テーブル603が含まれる。この端末管理テーブル603では、通信端末10の通信ID毎に、各通信端末10を宛先とした場合の宛先名、各通信端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が伝送管理装置50で受信された受信日時、及び通信端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、表2に示されている端末管理テーブル603において、通信IDが「01aa」の通信端末10は、端末名が「日本 本社」で、稼動状態が「ONライン(通信可能)」であることが示されている。また、通信IDが「01aa」の通信端末10は、伝送管理装置50でログイン要求情報が受信された日時が「20xx年4月10日の13時40分」で、IPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
Figure 0007176296000003
伝送管理装置50の記憶部5000に記憶された宛先リスト管理DB5003には、例えば、表3に示されているような宛先リスト管理テーブル701が含まれる。この宛先リスト管理テーブル701では、ビデオ会議(テレビ会議ともいう)における通信の開始を要求する要求元端末の通信IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の通信IDが全て関連付けられて管理される。例えば、表3に示されている宛先リスト管理テーブル701において、通信IDが「01aa」である要求元端末から通信の開始を要求することができる宛先端末の候補は、通信IDが「01bb」、「01cc」、及び「01dd」の通信端末10である。この宛先端末の候補は、任意の要求元端末から伝送管理装置50に対する追加又は削除の要請により、伝送管理装置50によって追加又は削除されることで更新される。
このような構成によれば、要求元端末(例えば、01aa)は予め登録されている宛先端末の候補(例えば、01bb)としか通信を開始できない。この宛先端末(例えば、01bb)も要求元端末(例えば、01aa)を宛先端末として宛先リスト管理テーブル701に登録しておかなければ要求元端末と通信できない。このような仕組みは想定外の通信端末10同士が通信する可能性を低減できる点で好ましい。ただし、宛先リスト管理テーブル701への登録を不要にして任意に通信端末10同士が通信できてもよい。
Figure 0007176296000004
伝送管理装置50の記憶部5000に記憶されたセッション管理DB5004には、例えば、表4に示されているようなセッション管理テーブル702が含まれる。このセッション管理テーブル702には、セッションの識別情報であるセッションID毎に、中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の通信ID、宛先端末の通信ID、及びセッション参加日時等の情報が管理される。例えば、表4に示されているセッション管理テーブル702において、セッションID「se2」のセッションは、要求元端末の通信ID「01ad」と宛先端末の通信ID「01ca」との間で行われていることが示されている。また、セッションID「se2」のセッションは、中継装置ID「111b」の中継装置30を介して、「20xx/4/10 13:11:11」に開始されたことが示されている。
<<ログ収集分析システム>>
図6は、ログ収集分析システム70の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
・データ閲覧分析端末
データ閲覧分析端末71は構造データ集計部31、表・グラフ生成部32、操作受付部33、命令処理部34、及び、送受信部35を有する。これら各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開されたデータ閲覧分析端末71用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は機能する手段である。なお、このプログラムとしてブラウザソフトを使用してもよい。
送受信部35は、構造データ処理装置72に対し後述する構造データの送信要求を送信したり、構造データ処理装置72から構造データを受信したりする。
操作受付部33は、データ閲覧分析端末71に対する各種の操作を受け付ける。例えば、どのようなログデータを取得するか、取得したログデータをどのように集計するか等を受け付ける。
命令処理部34は、構造データ処理装置72に対して構造データ定義テーブルの生成を要求する。構造データ定義テーブルとは、ユーザが指定した1つ以上の検索キーを行見出し又は列見出しとするテーブルである。いわばログデータの入れ物である。構造データ定義テーブルにログデータが格納され、ログデータが格納された構造データ定義テーブルを構造データという。検索キーはログデータを検索するための項目名である。例えば、カテゴリー名、日時、ユーザID、任意の文字列(含む場合、含まない場合)など、一般的な検索条件と同様である。例えば、dateという検索キーが指定された構造データ定義テーブルを生成した場合、管理者等は構造データ定義テーブルで更に具体的な日付を指定して検索することができる。構造データ定義テーブルのリストはデータ閲覧分析端末71に表示される。このように構造データ定義テーブルが予め生成されていることで、管理者等が構造データを分析する際の作業負荷を低減できる。
構造データ集計部31は構造データ処理装置72から取得した構造データに対するユーザの操作に応じて構造データの集計処理を行う。例えば、現在、会議を行っている通信端末10の数、障害が発生している通信端末10の数、終了した会議のうち障害でなくユーザの操作で会議が終了した通信端末10の割合など、多様な集計が可能である。
表・グラフ生成部32は、構造データそのもの又は構造データ集計部31が集計した集計データを表やグラフなどで表す可視化処理を行う。
・構造データ処理装置
構造データ処理装置72は、構造データ定義テーブル生成部36、構造データ生成部37、及び、送受信部38を有する。
送受信部38は、データ閲覧分析端末71から構造データの要求を受信し、構造データを送信する。また、ログ蓄積装置73に対しログデータの検索要求を送信したり、検索に適合したログデータを受信したりする。
構造データ定義テーブル生成部36は、管理者等からの要求に応じて上記した構造データ定義テーブルを生成する。生成した構造データ定義テーブルは管理者のIDに対応付けて記憶されている。生成された構造データ定義テーブルにはまだログデータは存在しない。
構造データ生成部37は、1つ以上の検索キーとこの検索キーを検索する条件(ID、文字列など)を指定した構造データの要求に対し、ログ蓄積装置73に対して条件に適合するログデータを検索要求して取得する。そして、取得したログデータを構造データ定義テーブルに格納して構造データを生成する。
・ログ蓄積装置
ログ蓄積装置73は、パーティション処理部41、データ格納処理部42、入れ子構造解除処理部43、及び、送受信部44を有する。また、ログ蓄積装置73は、図4に示したHD204やRAM203等に構築されるログデータ記憶部45を有している。
ログデータ記憶部45には後述するように入れ子構造が解除されたログデータが蓄積されている。ログデータ記憶部45はパーティション46に分類されて蓄積されている。パーティションは例えばフォルダ、ディレクトリ、ボリュームなどである。どのようにパーティションを区切るかは管理者が設定できるが、例えば日付によって区切ることが考えられる。
送受信部44は、通信端末10からログデータを受信し、構造データ処理装置72からのログデータの検索要求に対し検索に適合したログデータの送信などを行う。
パーティション処理部41はログデータを分割して格納するためのパーティションを作成する。共通ログデータの、例えば日付、機種、サービス用途(ソフトが何に使用されるかという情報)、ソフトのバージョンなどでパーティションを分けることができる。
パーティションを作成するタイミングとしては、パーティションが日付で分類されている場合は日が変わるタイミングである。また、ログデータが送信されたタイミングでパーティションを作成してよい。通信端末10の機種、サービス用途、ソフトウェアのバージョンなどでパーティションが分類されている場合、パーティション処理部41は、新たな機種、サービス用途、ソフトウェアのバージョンがログデータから初めて確認されたタイミングでリアルタイムにパーティションを作成する。
パーティションごとにログデータを分類することで、構造データ処理装置72から条件を指定して検索要求が送信された場合に、ログデータの検索範囲を絞り、高速化することができる。
なお、パーティションは階層構造になっていてもよい。例えば、日付のパーティションの下位層に機種ごとのパーティションを作成したり、日付のパーティションの下位層にソフトウェアのバージョンのパーティションを作成したりする。あるいは、日付の下位層に機種のパーティションを作成し、機種のパーティションの下位層にソフトウェアのバージョンのパーティションを作成してもよい。下位層の深さは任意に決定できる。
入れ子構造解除処理部43は、階層の入れ子構造となって送信されてきた通信端末10からのログデータを1階層のログデータに変換する。このような処理を入れ子構造の除去という。
データ格納処理部42は、ログデータに基づいて適切なパーティションを選択し、入れ子構造が解除されたログデータをパーティションに格納する。
<ログデータの構造>
続いて、図7~図13を用いてログデータについて詳細に説明する。
図7は、構造化されているログデータのデータフォーマットを示す図である。ログデータは共通データ群とカテゴリー別階層データ群に分かれている。共通データ群はログデータに必ず含まれるデータであり(イベントに関係なく含まれるデータ)、カテゴリー別階層データ群はイベント別に異なるデータである。
図7(a)はログデータの構成を模式的に示し、図7(b)はJSON形式のログデータを示す。図7(a)に示すようにカテゴリー別階層データ群は階層1~nが入れ子になっている。すなわち、相対的に下位のカテゴリー別階層データは相対的に上位のカテゴリー別階層データの入れ子として格納されている(階層iは階層i+1を含む構造となっている)。
カテゴリーとはイベントに応じて定まるログデータの種類である。具体的には図9などの「category」に設定される値である。
イベント発生時、通信端末10は必要最小限のデータを通信端末10の内部から収集するが、更に、送信データ量を小さくするために、カテゴリーの種類別に階層構造化し、全体がコンパクトとなるログデータにして通信ネットワーク2に送信する。
例えば、階層2のカテゴリー別データは階層1の下の階層であると決まっているので、階層1に関する情報を含む必要がない。従って、各階層のカテゴリー別データは値のみを含めばよいため、送信データ量を小さくすることができる。
このことは図7(b)を見ると明らかであり、例えば階層1の1つのデータが「key_1_1:value」であるのに対し、階層2の1つのデータも「key_2_2:value」である。階層2のデータは階層1の下の階層であるという情報が不要なのでデータサイズを小さくすることができる。例えば、あるイベントに対応したカテゴリー別データが階層3までの構造を有するとしても、データサイズを小さくできる。
図8は、入れ子構造であったログデータが1階層のログデータに変換されたログデータの構造を示す図の一例である。入れ子構造を1階層のログデータに変換することを入れ子構造の解除という。
図8(a)はログデータを模式的に示し、図8(b)はJSON形式のログデータを示す。図8のログデータは、各データが階層名を有する。図8(a)に示すように、例えば、階層1のデータは「階層_1_カテゴリー別データ1-1」であるが、階層nのデータは「階層1_階層2_…階層n_カテゴリー別データn-s」である。つまり、入れ子構造が解除されても、元の階層構造を復元できるように、各データには入れ子構造を再現する階層名が含まれる。本実施形態では説明されないが、ログ蓄積装置73がログデータを送信する際に入れ子構造のログデータに復元して送信することもできる。
図8(b)に示すように、JSON形式のログデータでは、階層1のデータは「layer_1_key_1_1:value」であるが、階層nのデータは「layer_1_layer_2_…layer_n_key_n_s:value」である。
図7(b)と図8(b)を比較すると明らかなように、入れ子構造の送信時のログデータはデータサイズが小さいことが分かる。1つのログデータのサイズは、通信サービスのために利用されるネットワーク帯域に対して、はるかに小さなサイズなので、通信サービスのネットワーク帯域を圧迫して通信サービスへ影響を与えることがない。
通信端末10から送信されたログデータをログ蓄積装置73が受信すると、その後のデータ分析処理を高速化するために、入れ子構造解除処理部43が階層構造になっていたログデータを1階層のログデータに変換する。予め変換することで、データ分析処理時に毎回、階層構造のログデータを1階層のログデータに変換する処理を省くことができる。また、要素名の先頭に複数の階層分の階層名を"_"で繋いで設定するので、1階層のログデータに変換された後もカテゴリーを識別できる状態を維持できる。
<<ログデータの例>>
以下では、図9~図13を用いてログデータの具体例をいくつか説明する。
図9は、ログデータのうち共通データの一例を示す図である。共通データは、ログデータの分類集計や、カテゴリー別の異なる種類のログデータの横断的な分析に用いられる場合がある。
図9に示すように、共通データは、ログID、ユーザID、機種名、ソフトウェアなどバージョン番号、サービス用途の情報、イベント発生(ログ生成)時刻、ログ生成元の機能ID、ログのカテゴリー(分類)などである。なお、「XXXXX…」は具体的な値が設定されるが図では省略されている。
「log_id」:ログごとにユニークとなるログID
「user_id」:ユーザID
「product」:機種名
「xx_version」:ソフトウェアなどバージョン番号
「app_info」:サービス用途の情報
「timestamp」:イベント発生(ログ生成)時刻
「func_id」:ログ生成元の機能ID
「category」:イベントに対応したカテゴリーの種類
なお、カテゴリーが"communication.signaling"のログデータは接続処理のカテゴリーを意味する。接続処理には通信接続要求、通信接続応答、通信サービス開始、及び、通信終了の各処理がある。
共通データがあることで、例えば、接続処理のログデータと、ユーザ主観のアンケートのログデータという異なるカテゴリー間のログデータの紐づけを行うことができる。例えば、ユーザID、機種名、ソフトウェアのバージョン情報などで紐付けることができる。
図10は、接続処理のカテゴリー別階層データの一例を示す。図10(a)は接続処理のうちの通信接続要求のカテゴリー別階層データを示す。通信接続要求のログデータの「comm_id」は通信サービスID (通信の接続毎に固有となるID)を意味する。以下のログデータでも同様である。
「comm_event_type」:どのような接続処理であるかを意味する。図10(a)では通信接続要求であることを示す値が設定される。
図10(b)は接続処理のうちの通信接続応答のカテゴリー別階層データを示す。
「comm_event_type」:どのような接続処理であるかを意味する。図10(b)では通信接続応答であることを示す。
図11(a)は接続処理のうち通信サービス開始のカテゴリー別階層データの一例である。通信サービス開始のログデータはネットワーク環境条件、ネットワーク環境条件に合わせて設定された動作モードなどを含む。
「comm_event_type」:どのような接続処理であるかを意味する。図11(a)では通信開始のログデータであることを示す値が設定される。
「network_protocol」:通信プロトコルが設定される。
「network_proxy」:プロキシサーバの利用の有無を示す。
「network_connection」:通信に使用した通信手段(LTE、5G等)が設定される。
「xx_comm_mode」:例えば画像のフレームレートと通信速度が設定される。
図11(b)は接続処理のうち通信終了のカテゴリー別階層データの一例である。通信終了のログデータは通信終了の理由などを含む。
「comm_event_type」:どのような接続処理であるかを意味する。図11(b)では通信終了のログデータであることを示す値が設定される。
「reason」:通信の切断の理由が設定される。例えば、ユーザの操作によって終了したことが設定される。この他、サーバが終了させたことなどが設定される。
図12(a)は通信異常終了のカテゴリー別階層データの一例である。通信異常終了のログデータは「category」が「communication.error」のログデータである。このログデータは接続失敗や通信が異常終了した場合に生成される。
「comm_event_type」:どのような接続処理であるかを意味する。図12(a)では通信異常終了のログデータであることを示す値が設定される。
「error_name」:どのような通信異常が生じたかを示す。例えば、通信開始時に異常が生じたことなどが設定される。
「error_type」:通信異常のタイプを示す。例えば、無応答によりタイムアウトしたこと等が設定される。
「error_description」:通信異常の内容を示す。例えば、レスポンスがタイムアウトしたことなどが設定される。
「state」:異常発生時の状態を示す。例えば、通信開始時、呼び出し時、通信中、又は、通信後などがある。
図12(b)は周期送信のカテゴリー別階層データの一例である。周期送信のログデータは「category」が「communication.service_quality 」のログデータである。このログデータは通信サービスの品質データとなる。
「actual_send_audio_bw」:音声送信の通信使用帯域実績値を示す。例えば帯域を示す値(○○MHz等)が設定される。
「actual_recv_audio_bw」:音声受信の通信使用帯域実績値を示す。例えば帯域を示す値(○○MHz等)が設定される。
「avail_send_audio_bw」:音声送信の通信使用可能帯域値を示す。例えば帯域を示す値(○○MHz等)が設定される。
「avail_recv_audio_bw」:音声受信の通信使用可能帯域値を示す。例えば帯域を示す値(○○MHz等)が設定される。
この他、動画、静止画、資料データなど、送受信するデータの種類毎に用意された利用可能帯域と実績値が送信されてよい。
「rtt」:通信先との間の遅延時間(Round Trip Time)を示す。例えば時間(○○ミリ秒)が設定される。
「rssi」:通信回線が例えば無線の場合の無線信号強度(Received Signal Strength Indication)を示す。例えば数値が設定される。
図13(a)はアンケートの回答として送信されるカテゴリー別階層データの一例である。通信終了後、ユーザがアンケートに答えることが望まれており、アンケートの回答もログデータとして扱われる。アンケートのログデータは「category」が「questionnaire.comm_quality」のログデータである。
「answer」:アンケートの回答であることを示す。
「comm_quality_q0001-01」:通信品質のユーザ評価値(満足度)であり、例えば5段階のうち何段階かを示す。
「comm_quality_q0002-01」:画像データに問題があったかどうかを意味し、例えば「1」は問題があることを「0」は問題がないことを示す。
「comm_quality_q0002-02」:音声に問題があったかどうかを意味し、例えば「1」は問題があることを「0」は問題がないことを示す。
「comm_quality_q0002-03」:同様に他の何らかの問題があったかどうかを意味する。
「comm_quality_q0003-01」:は自由筆記のアンケートであり、ユーザは例えば、「aaとbbとccとの端末の通信で、通信開始5分後から音がブツブツ途切れた」などの文章を入力する。
図13(b)は端末利用デバイス情報が送信されるログデータの一例である。端末利用デバイス情報は、通信開始時、及び、デバイスの変更発生時等のイベントで送信される。端末利用デバイス情報のログデータは「category」が「communication.setting」のログデータである。
「cpu_info」:通信端末10のCPUの製品名である。
「speaker_name」:通信端末10に接続されているスピーカの製品名である。
「mic_name」:通信端末10に接続されているマイクの製品名である。
「camera_name」:通信端末10に接続されているカメラの製品名である。
「speaker_volume」:スピーカの音量(ボリューム)であり、「mic_volume」はマイクの音量(ボリューム)であり、「speaker_mute」「mic_mute」「camera_mute」はそれぞれ消音(ミュート)の有無であり、「auto_xx_control」、「yy_setting」「xx_comm_mode」は通信端末10の各種の設定情報である。
<通信開始までの動作手順>
次に、通信システム1の処理の流れについて説明する。
(準備段階の処理)
図14は、通信システム1の通信の準備段階の処理の例を示すシーケンス図である。ここでは、一例として、通信端末10Aと通信端末10Bによるセッションを開始する前の準備段階における処理について説明する。なお、以下の説明の中で、通信端末10Aの通信IDは「01aa」、通信端末10Bの通信IDは「01bb」であるものとする。
まず、要求元端末である通信端末10Aの操作者が、例えば、通信端末10Aの電源をONにする操作を行うと、操作入力受付部12が電源ONにする操作を受け付けて、通信端末10Aの電源をONにする(ステップS21)。
そして、通信制御部13は、上記の電源ONを契機とし、送受信部11から通信ネットワーク2を介して伝送管理装置50に、ログインを要求するログイン要求情報を送信する(ステップS22)。なお、ログイン要求情報が、通信端末10Aの電源をONにする操作によって送信されるのは一例であって、例えば、操作者による入力装置108への操作や、アプリの起動等によって送信されるものであっても良い。
また、ログイン要求情報には、要求元としての自機である通信端末10Aを識別するための通信ID(要求元端末の通信ID)及びパスワードが含まれている。これら通信ID及びパスワードは、例えば、記憶・読出部17を介して記憶部18から読み出された情報である。また、通信端末10Aから伝送管理装置50へログイン要求情報が送信される際に、受信側である伝送管理装置50は、送信側である通信端末10AのIPアドレスを把握することができる。
次に、伝送管理装置50の端末認証部52は、送受信部51を介して受信したログイン要求情報に含まれている通信ID及びパスワードを検索キーとして、前述した認証管理テーブル602を検索する。端末認証部52は、通信端末10Aから受信したログイン要求情報に含まれる通信ID及びパスワードの組み合わせが、認証管理テーブル602に含まれるか否かによって認証を行う(ステップS23)。
端末認証部52により、正当な利用権限を有する通信端末10Aからのログイン要求であると判断された場合、端末管理部53は、端末管理テーブル603に記録されている通信端末10Aの通信ID「01aa」の稼動状態を、「ONライン(通信可能)」に変更する。このとき、端末管理部53は、受信日時を更新し、また、必要に応じて、通信端末10のIPアドレスを更新する(ステップS24)。これにより、端末管理テーブル603には、通信端末10Aの通信ID「01aa」に、稼動状態「ONライン(通信可能)」、受信日時「20xx.4.10.13:40」及び通信端末10AのIPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理される。
そして、伝送管理装置50の送受信部51は、上記の端末認証部52によって得られた認証結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、上記ログイン要求してきた要求元端末である通信端末10Aに送信する(ステップS25)。ここでは、端末認証部52によって正当な利用権限を有する通信端末10であると判断された場合について、以下で説明する。
伝送管理装置50の端末抽出部54は、ログイン要求した要求元端末(通信端末10A)の通信ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル701を検索する。これにより、端末管理部53は、要求元端末(通信端末10A)と通信することができる宛先端末の候補の通信IDを抽出する(ステップS26)。ここでは、一例として、要求元端末(通信端末10A)の通信ID「01aa」に対応する宛先端末の通信IDとして、「01bb」、「01cc」、「01dd」が抽出されるものとする。
次に、端末抽出部54は、抽出された宛先端末の候補の通信ID(「01bb」、「01cc」、「01dd」)を検索キーとして、端末管理テーブル603を検索する。これにより、抽出された通信ID毎に稼動状態を読み出すことにより、通信ID(「01bb」、「01cc」、「01dd」)の各稼動状態を取得する(ステップS27)。
次に、送受信部51は、宛先端末の候補の通信ID(「01bb」、「01cc」、「01dd」)のそれぞれの稼動状態が含まれた宛先状態情報を、要求元端末(通信端末10A)に送信する(ステップS28)。これにより、要求元端末(通信端末10A)は、この要求元端末(通信端末10A)の宛先端末の候補となる通信ID(「01bb」、「01cc」、「01dd」)の現時点の稼動状態を把握することができる。
更に、伝送管理装置50の端末抽出部54は、ログイン要求してきた要求元端末(通信端末10A)の通信ID「01aa」を検索キーとして、宛先リスト管理テーブル701を検索する。これにより、端末抽出部54は、要求元端末(通信端末10A)の通信ID「01aa」を宛先端末の候補として登録している他の要求元端末の通信IDを抽出する(ステップS29)。表3に示されている宛先リスト管理テーブル701では、抽出される他の要求元端末の通信IDは、「01bb」、「01cc」及び「01dd」である。
次に、伝送管理装置50の端末管理部53は、上記ログイン要求して来た要求元端末(通信端末10A)の通信ID「01aa」を検索キーとして、端末管理テーブル603を検索する。これにより、端末管理部53は、ログイン要求してきた要求元端末(通信端末10A)の稼動状態を取得する(ステップS30)。
そして、伝送管理装置50の端末管理部53は、上記ステップS29で抽出された通信ID(「01bb」、「01cc」、「01dd」)のうち、端末管理テーブル603で稼動状態が「ONライン(通信可能)」となっている通信ID(「01bb」、「01cc」、「01dd」)を抽出する。
また、送受信部51は、抽出された通信ID(「01bb」)に対応する通信端末10Bに、要求元端末(通信端末10A)の通信ID「01aa」と稼動状態「ONライン(通信可能)」が含まれる宛先状態情報を送信する(ステップS31)。
一方、他の通信端末10でも、例えば、電源ONの操作等に応じて、上記ステップS22~S32の処理と同様の処理を行う。
<通信処理>
図15は、通信システム1の通信処理の例を示すシーケンス図である。ここでは、通信端末10Aと通信する通信端末10Bとの間で通信を開始する通信管理方法の例について説明する。
ステップS31において、通信端末10Aの操作入力受付部12は通信端末10Aの操作者による、宛先端末(通信端末10B)の選択操作を受け付ける。宛先端末の選択受付は図16の「通信開始操作」に相当する。
通信端末10Aの送受信部11は伝送管理装置50にセッションの開始を要求する開始要求情報を送信する(ステップS32)。開始要求情報の送信は図16の「通信接続要求」に相当する。この開始要求情報には、例えば、要求元端末である通信端末10Aの通信IDである要求元端末の通信ID、宛先端末である通信端末10Bの通信IDである宛先端末の通信ID等が含まれる。また、開始要求情報には、通信端末10AのIPアドレス(要求元IPアドレス)等の情報も含まれる。
ステップS33において、通信端末10Aから開始要求情報を受信した伝送管理装置50の端末管理部53は、開始要求情報に含まれる要求元端末(通信端末10A)の通信ID「01aa」に基づいて、端末管理DB5002を更新する。例えば、端末管理部53は、通信端末10Aの通信ID「01aa」に対応する稼動状態の情報を「ONライン(通信中)」に変更し、受信日時の情報も更新する。
ステップS34において、伝送管理装置50のセッション管理部55は、宛先端末である通信端末10Bにセッションの開始を要求する開始要求情報を送信する。この開始要求情報には、例えば、要求元端末である通信端末10Aの要求元端末の通信IDが含まれる。
ステップS35において、伝送管理装置50から開始要求情報を受信した通信端末10Bは、伝送管理装置50に開始応答情報を送信する。この開始応答情報には、例えば、通信端末10Bの宛先端末の通信ID等が含まれる。本実施形態では、通信端末10B側の操作は必要なく開始応答情報が送信されるものとするが、通信端末10Bを管理者が操作することを条件としてもよい。
ステップS36において、通信端末10Bから開始応答情報を受信した伝送管理装置50の端末管理部53は、開始応答情報に含まれる通信端末10Bの通信ID「01bb」に基づいて、端末管理DB5002を更新する。例えば、端末管理部53は、通信端末10Bの通信ID「01bb」に対応する稼動状態の情報を「ONライン(通信中)」に変更し、受信日時の情報を更新する。
ステップS37において、伝送管理装置50のセッション管理部55は、セッションを識別するための識別情報であるセッションIDを採番する。また、セッション管理部55は、作成されたセッションIDを、要求元端末の通信ID(通信端末10Aの通信ID)、及び宛先端末の通信ID(通信端末10Bの通信ID)と対応づけてセッション管理DB5004に記憶する。
ステップS38において、伝送管理装置50のセッション管理部55は、中継装置30に、セッション情報を送信する。このセッション情報には、例えば、ステップS37で作成されたセッションID等の情報が含まれる。中継装置30はセッションIDに基づいてセッション管理DB5004からセッション情報を取得できる。
ステップS39において、伝送管理装置50のセッション管理部55は、通信端末10Aにセッションの開始を指示する開始指示情報を送信する。同様に、ステップS40において、伝送管理装置50のセッション管理部55は、通信端末10Bにセッションの開始を指示する開始指示情報を送信する。開始指示情報にはセッションIDが含まれ、通信端末10はセッションIDに基づいてセッション管理DB5004からセッション情報を取得できる。開始指示情報は図16の「通信接続応答」に相当する。
ステップS41において、通信端末10Aは、受信した開始指示情報に基づいて、中継装置30との間でセッションを確立する。同様に、ステップS42において、通信端末10Bは、受信した開始指示情報に基づいて、中継装置30との間でセッションを確立する。これにより、同じセッションに通信端末10Aと10Bが参加できる。すなわち、通信サービスが開始される。通信セッションの確立は図16の「通信サービス開始要求+通信サービス開始応答」に相当する。
通信端末10Aと通信端末10Bは、同じセッションIDのセッションに参加し、画像データや音声データ等のコンテンツデータを送受信することにより、例えば、ビデオ会議を行うことができる(S43)。コンテンツデータを送受信は図16の「通信サービス中」に相当する。
通信サービス中は定期的にログデータが送信される。また、ユーザによるハードキー又はソフトキーの押下による通信の切断操作により、通信終了のログデータが送信され、伝送管理装置50からは通信終了応答が送信される。これに対し、通信端末10は通信サービス終了応答を受信するので、通信サービス終了応答のログデータを送信する。
<ログデータの送信タイミング>
図16は、通信端末10がログデータを送信するイベントと各イベントで送信されるログデータを説明する図の一例である。図16では実線の矢印が制御信号を示し、点線の矢印がログデータの送信を示す。図16の通信端末10からログ蓄積装置73まで伸びる点線の始点は通信端末10で発生したイベント1~16を示す。以下、イベント1~16について説明する。
・イベント1:ユーザによる宛先選択操作を受け付けたというイベントにより、通信開始操作のログデータが送信される。
・イベント2:開始要求情報が伝送管理装置50に送信されたイベントにより、通信接続要求のログデータが送信される。
・イベント3:宛先の通信端末10Bが通信接続要求を受信したイベントにより、通信接続応答のログデータが送信される。
・イベント4:要求元の通信端末10Aが伝送管理装置50から開始指示情報を受信したイベントにより、通信接続応答のログデータが送信される。
・イベント5~8:セッションの確立により通信サービス開始要求及び通信サービス開始応答のログデータが送信される。
・イベント9:通信サービス中は、周期的にログデータが送信される。周期的にログデータを送信するイベントは例えばタイマーのタイムアップによる周期イベントである。
・イベント10:ユーザによる通信終了操作(切断)を受け付けたというイベントにより、通信終了要求のログデータが送信される。
・イベント11:通信終了要求が伝送管理装置50に送信されたイベントにより、通信終了要求のログデータが送信される。
・イベント12:通信端末10Aが伝送管理装置50から通信終了応答を受信したイベントにより、通信終了応答のログデータが送信される。
・イベント13:通信端末10Bには通信終了が通知されるので、通信端末10Bがこの通知を受信したイベントにより、通信終了応答のログデータが送信される。
・イベント14、15:通信サービス(セッション)が切断された旨が中継装置30から送信されたイベントにより、通信サービス終了応答のログデータが送信される。
・イベント16:ユーザがアンケートに回答して送信する回答イベントが発生すると、アンケート回答のログデータがログ蓄積装置73に送信される。
このように、本実施形態の通信端末10はログデータを通信端末10に蓄積せずに、通信サービス中もイベントの発生に応じて、そのたびに、通信端末10からログデータを送信することができる。
これにより、通信サービス中にネットワーク回線の切断等や、通信端末10が停止するような異常が発生しても、発生直前までのログデータは通信端末10からログ蓄積装置73に送信することができる。管理者等は、異常発生直前までのログデータを迅速に分析できる。
<通信端末のログデータの送信処理>
図17は、通信端末10がログデータを生成・送信する処理を説明するシーケンス図の一例である。
S51:通信端末10でイベントが発生する。
S52:機能別ログ生成部23はイベントの発生を検出して、まず、イベントに応じたカテゴリー別階層データを生成する。
S53:機能別ログ生成部23はログ生成処理部21にログ送信要求を送出する。ログ送信要求にはカテゴリーとカテゴリー別階層データが含まれる。
S54:ログ生成処理部21は共通ログ生成部22に共通ログデータを生成させ、入れ子構造のログデータを生成する。
S55:ログ生成処理部21はログ送信制御部19に対し、ログ送信要求を送出する。
S56:ログ送信制御部19は送受信部11にログ送信要求を送出する。
S57:ログ送信制御部19は再送タイマーと最大送信回数を管理しており、直前に送信したログデータの送信から一定時間が経過し、かつ、最大送信回数以下の場合、ログ送信要求を送受信部11に送出する。こうすることで、通信異常の場合に最大送信回数だけ送信を試みることができる。
S58:送受信部11はログデータをログ蓄積装置73に送信する。
S59:ログ蓄積装置73の送受信部44はログデータを受信し、データ格納処理部42が後述するように所定のパーティションにログデータを保存させる。
S60~S63:ログ送信結果がログ蓄積装置73から通信端末10に送信される。ログ送信結果が通信端末10に届かない場合、最大送信回数以下の範囲で再送される。
<ログ蓄積装置におけるログデータの蓄積処理>
図18は、ログ蓄積装置73がログデータを蓄積する処理を説明するシーケンス図の一例である。
S61:ログ蓄積装置73の送受信部44は通信端末10からログデータを受信する。
S62:入れ子構造を解除するため、送受信部44はログデータを入れ子構造解除処理部43に送出する。
S63:入れ子構造解除処理部43は入れ子構造の解除(1階層化)を行う。
S64:入れ子構造解除処理部43は入れ子構造が解除済みのログデータをパーティション処理部41に送出する。
S65:パーティション処理部41はパーティションを作成する必要があるか否かを判断し、必要であればパーティションを作成する。パーティションを作成する必要がある場合とは、機種、サービス用途、ソフトウェアのバージョンなどでパーティションが分類されているが、新たな機種、サービス用途、バージョン情報等がログデータから初めて確認された場合である。なお、日付でパーティションが区分される場合などは、日付が切り替わった時にパーティションを作成すればよく、ログデータの受信時にパーティションを作成するとは限らない。
S66:パーティション処理部41は、パーティションを作成後又は作成せずに入れ子構造が解除済みのログデータをデータ格納処理部42に送出する。
S67:データ格納処理部42はログデータに基づいて分類されるパーティションにログデータを蓄積する。
S68:データ格納処理部42は送受信部44にログ送信結果通知を送出する。これにより、通信端末10にログ送信結果通知が送信される。
<ログデータの閲覧処理>
続いて、図19~図21を用いてログ蓄積装置73に蓄積されたログデータの閲覧処理について説明する。
図19は、データ閲覧分析端末71がログデータを閲覧する処理を説明するシーケンス図の一例である。図19ではユーザがデータ閲覧分析端末71を操作する例を説明するが、データ閲覧分析端末71はクラウド上に存在してもよい。
S71:管理者等は閲覧時したいログデータについて、構造データ定義テーブルを事前に定義する。いくつ構造データ定義テーブルを作成してもよい。このため、データ閲覧分析端末71の送受信部35は構造データ定義テーブル作成要求を構造データ処理装置72に送信する。構造データ定義テーブル作成要求には、一般的なデータベース操作の検索キーが含まれる。例えば、カテゴリー、日付、通信IDなど、ログデータに含まれるデータは検索キーとなりうる。
S72:構造データ処理装置72の送受信部38は構造データ定義テーブル作成要求を受信し、構造データ定義テーブル生成部36が構造データ定義テーブルを生成する。
S73:送受信部38は構造データ定義結果応答をデータ閲覧分析端末71に送信する。
S74:管理者等が閲覧したい構造データ定義テーブルで取得するログデータの範囲(時間など)や条件(データに指定の文字を含むか否かなど)を指定する。データ閲覧分析端末71の操作受付部33はこのような指定を受け付けて、送受信部35が構造データ生成要求を構造データ処理装置72に送信する。構造データ生成要求には条件指定が含まれる。
S75:構造データ処理装置72の送受信部38は構造データ生成要求を受信し、構造データ生成部37は条件指定に含まれる対象データをログ蓄積装置73に要求する。
S76:ログ蓄積装置73の送受信部44は条件指定に適合するログデータを構造データ処理装置72に送信する。
S77:構造データ処理装置72の送受信部38は条件指定に適合するログデータを受信し、構造データ生成部37が構造データ定義テーブルにログデータを格納して構造データを生成する。
S78:送受信部38は構造データ生成結果応答をデータ閲覧分析端末71に送信する。この時点では構造データは送信されない。
S79:データ閲覧分析端末71の送受信部35は構造データ生成結果応答により、構造データが生成されたと判断して、構造データの転送要求を構造データ処理装置72に送信する。
S80:構造データ処理装置72の送受信部38は構造データの転送要求に対し、ログデータが設定された構造データをデータ閲覧分析端末71に送信する。
S81:データ閲覧分析端末71の送受信部35は構造データを受信し、構造データ集計部31は構造データを集計等して、表・グラフ生成部32が表、グラフ等による可視化などを行う。
<<ログデータ分析例>>
図20は、データ閲覧分析端末71が構造データを分析して表示するグラフの一例である。図20のグラフは横軸が日付、縦軸1が会議開始数及び会議正常終了数、縦軸2が会議正常終了率である。なお、このデータは本来、日付ごとの離散的なデータであるが図20ではスプライン曲線などで補間されている。
会議開始数はある範囲(国、地域、社内等)で通信サービスが開始されたことが確認されたログデータの数である。会議正常終了数は、通信終了要求が確認されたログデータの数である。つまり、ユーザの操作で通信サービスが終了したのであり、通信異常などで通信サービスが終了したのではない会議の回数である。
会議正常終了率は、(会議正常終了数÷会議開始数)×100〔%〕である。会議開始数又は会議正常終了数が多いと会議正常終了率が低下するという相関が見られる。これは、会議数が多いと帯域が不足することなどによるものと考えられる。
図21はデータ閲覧分析端末71が構造データを分析して表示するグラフの一例である。図21は接続処理時、通信サービスの開始時、通信サービス中、通信サービスの終了後、のそれぞれのフェーズで、通信端末10ごとにどのようなエラーが何回、発生したかを示す。接続処理時のエラーは、宛先に接続したが応答がない等であり、会議開始時のエラーは何らかの理由で会議を開始できない等であり、会議中のエラーは会議中の切断等であり、会議終了後のエラーは終了応答がない等である。
例えば、特定の通信端末10で同じエラーが頻発している場合、該当通信端末10を調査すべきと判断できる。
また、あるフェーズでエラーが多い場合は、このフェーズの通信手順や仕組みを改善する余地があることが分かる。
図20,図21の解析例は一例に過ぎず、データ閲覧分析端末71は多様な解析方法でログデータを解析できる。例えば、機種AのソフトウェアバージョンBで、あるイベントやエラーの発生がいつどれだけ発生したのかを統計的に把握したり、発生の多い時間帯を把握したりすることができる。
<アンケート>
従来、通信システム1では通信サービスの終了後などにアンケートを毎回行うということは行っていなかった。ユーザとしては不満があってもサポートに連絡するほどではない場合に、通信システム側としてはユーザの不満を吸い上げることができていなかった。そこで、本実施形態の通信システム1は、通信サービスの終了後、通信端末10にアンケート画面を表示させ、ユーザにアンケートへの回答を促す。
図22は、通信端末10がディスプレイ120に表示するアンケート画面の一例である。図22(a)は点数入力画面501であり、図22(b)は詳細入力画面511である。点数入力画面501は点数選択ボタン502を有し、ユーザは通信品質に関する満足度を5段階でどのくらいかをマウスやタッチパネルで入力する。ユーザが例えば「3点」を選ぶと、1~3の丸数字が強調表示される(例えば、赤色などで表示される)。
点数入力画面501は詳細入力ボタン503を有しており、ユーザが詳細入力ボタン503を押下すると図22(b)の詳細入力画面511が表示される。詳細入力画面511は、通信品質の問題の一例として「映像」「音声」「資料共有」「接続時」「その他」の各項目と選択ボタン512を有し、ユーザが任意に複数の問題を選択できる。
また、詳細入力画面511は自由筆記欄513を有している。ユーザは自由筆記欄513にどのような問題が生じたかを具体的に入力できる。アンケート画面に対するユーザの入力は操作入力受付部12により受け付けられ、ログ生成処理部21がログデータを生成する。
このように、アンケートデータを集計することで、ログ化の難しい音声品質など含めた体感的な会議品質を数値的に計測できる。例えば、音声処理に軽微な不具合が発生している会議とそうでない会議で、満足度を比較すると、音声処理に軽微な不具合が発生していない会議の方が、満足度が高いことが確認できた。
従って、通信システムの管理者は、プログラムのアップデート後の体感品質の確認、問い合わせ対応(顧客法人単位)後の体感品質の改善度合いをアンケートにより数値的に確認できる。また、通信システムの管理者はアンケートの満足度と相関が高いログデータの項目とを機械学習などで検出して、改善を図るなどログデータを横断的に解析できる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の通信システムは、通信端末10が通信を行うための接続処理、通信サービス中、通信終了など、イベントの発生に対しリアルタイムにログデータを送信するので、通信サービス中にログデータを送信すること、ログデータが一切、サーバ装置に送信されなくなること、又は、障害の発生状況と照らし合わせて同時並行で分析することができないこと、の少なくとも1つを改善することができる。
また、ログデータが機能に関わらず同じフォーマットを有しているため、任意の機能のログデータを決まった指定方法で抽出したり、機能間のログデータを関連付けて分析したりすることができる。
また、通信端末10が送信するログデータは入れ子構造になっているので、各イベントに関係する1ログデータあたりのデータサイズを最小限に抑えることができる。また、共通データは全てのログデータに設定されるので共通データを利用して、データ分析時に集計、絞込み、関連付けが容易にできる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では通信端末10のログデータについて説明したが、ログデータは通信端末10のものに限られない。例えば、ビデオ会議に使用される電子黒板のログデータにも同様に適用できる。この他、通信する機器のログデータにも適用できる。例えば、カーナビゲーション端末、遠隔操作型のドローン、遠隔操作型の医療機器等に適用してよい。
また、ユーザの明示的なログデータの送信操作をイベントとしてログデータを送信してもよいし、伝送管理装置50からのログデータの送信指示をイベントとしてログデータを送信してもよい。
また、本実施形態では通信端末10がログデータを送信しているが、伝送管理装置50が生成してもよい。この場合、通信端末10はイベント発生時に必要な情報を伝送管理装置50に送信する。また、通信端末10はログデータを直接、ログ蓄積装置73に送信するのでなく、伝送管理装置50を介してログ蓄積装置73に送信してもよい。
また、本実施例では、中継装置30を介して通信端末10が通信しているが、通信端末10は中継装置30を介さずに通信してもよい。このような通信の通信プロトコルとして例えばWebRTC(Web Real-Time Communication)が知られている。
また、本実施形態ではイベントのたびに通信端末10がログデータを送信すると説明したが、例えば、N個(>1)のログデータがたまるごとにまとめて送信してもよい。あるいは、定期的にログデータを送信してもよい。この場合、定期の期間中に生成された1つ以上のログデータが送信される。
また、図5、図6などの構成例は、伝送管理装置50、通信端末10及びログ収集分析システム70による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。伝送管理装置50、通信端末10及びログ収集分析システム70の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、本実施例では説明の都合上、伝送管理装置50と中継装置30を別々の装置として説明したが、両者の機能が統合された装置が伝送管理装置50と中継装置30の機能を提供してもよい。
また、通信システム1が複数の伝送管理装置50を有していてもよく、伝送管理装置50の機能が複数のサーバに分散して設置されていてもよい。
なお、ログ生成処理部21はログデータ生成手段の一例であり、ログ送信制御部19はログデータ送信手段の一例であり、共通ログ生成部22は共通データ生成手段の一例であり、機能別ログ生成部23はイベント別データ生成手段の一例である。
1 :通信システム
10 :通信端末
19 :ログ送信制御部
21 :ログ生成処理部
22 :共通ログ生成部
23 :機能別ログ生成部
30 :中継装置
31 :構造データ集計部
32 :表・グラフ生成部
33 :操作受付部
34 :命令処理部
36 :構造データ定義テーブル生成部
37 :構造データ生成部
41 :パーティション処理部
42 :データ格納処理部
43 :入れ子構造解除処理部
45 :ログデータ記憶部
46 :パーティション
50 :伝送管理装置
70 :ログ収集分析システム
71 :データ閲覧分析端末
72 :構造データ処理装置
73 :ログ蓄積装置
特開2016-75974号公報

Claims (17)

  1. 他の通信端末からネットワークを介して画像データ又は音声データを受信する通信端末であって、
    前記通信端末でイベントが発生した場合に、イベントに応じて定義されたログデータの種類を示す前記ログデータのカテゴリー情報と、異なるカテゴリー間の前記ログデータの紐付けを行うことができるログデータの紐付け情報を含む前記ログデータを生成するログデータ生成手段と、
    前記ログデータ生成手段が生成した前記ログデータを、イベントの発生のたびに蓄積装置に送信するログデータ送信手段と、
    を有することを特徴とする通信端末。
  2. 発生したイベントに関わらず全ての前記ログデータに共通の共通データを生成する共通データ生成手段と、
    発生したイベントに応じたイベント別データを生成するイベント別データ生成手段と、を有し、
    前記ログデータ生成手段は、前記共通データと前記イベント別データとに基づいて予め定められたフォーマットの前記ログデータを生成することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 前記フォーマットにおいて前記イベント別データは階層構造を有しており、
    相対的に下位の前記イベント別データは相対的に上位の前記イベント別データの入れ子として格納されることを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記イベント別データ生成手段は、接続処理のイベントを検出した場合、前記接続処理の内容を表す前記イベント別データを生成し、
    前記ログデータ送信手段は、前記接続処理のイベントのたびに前記蓄積装置に前記ログデータを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信端末。
  5. 前記接続処理は通信接続要求、通信接続応答、通信サービス開始、又は、通信終了であることを特徴とする請求項4に記載の通信端末。
  6. 前記イベント別データ生成手段は、前記通信サービス開始のイベントを検出した場合、通信速度又は通信手段の内容を表す前記イベント別データを生成することを特徴とする請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記イベント別データ生成手段は、ユーザによる前記通信端末の操作のイベントを検出した場合、前記操作の内容を表す前記イベント別データを生成し、
    前記ログデータ送信手段は、前記操作のイベントのたびに前記蓄積装置に前記ログデータを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信端末。
  8. 前記イベント別データ生成手段は、エラーの発生というイベントを検出した場合、前記エラーの内容を表す前記イベント別データを生成し、
    前記ログデータ送信手段は、前記エラーの発生というイベントのたびに前記蓄積装置に前記ログデータを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信端末。
  9. 前記他の通信端末との通信中、周期イベントの発生を検出した場合、前記イベント別データ生成手段は、通信品質に関する前記イベント別データを生成し、
    前記ログデータ送信手段は、前記周期イベントの発生のたびに前記蓄積装置に前記ログデータを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信端末。
  10. 前記他の通信端末との通信が終了後、通信サービスの満足度に関するアンケートの回答イベントを検出した場合、前記イベント別データ生成手段は、前記アンケートに対する回答を含む前記イベント別データを生成し、
    前記ログデータ送信手段は、前記アンケートに対する回答を含む前記ログデータを送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信端末。
  11. 前記アンケートに対する回答には、前記通信サービスに対するユーザによる自由筆記が含まれることを特徴とする請求項10に記載の通信端末。
  12. 前記ログデータ送信手段は、前記ログデータを前記蓄積装置に送信できない場合、予め定められた最大送信回数まで前記ログデータの再送を試みることを特徴とする請求項1~11のいずれか1項に記載の通信端末。
  13. 前記ログデータ送信手段は、前記ログデータ生成手段が生成した前記ログデータを、前記通信端末に蓄積せずにネットワークを介して前記蓄積装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  14. 前記ログデータ生成手段は、イベントに応じた複数のログデータを生成し、
    前記共通データ生成手段は、前記複数のログデータのうち発生したイベントに関わらずイベントで生成される全ての前記複数のログデータに含まれる共通の前記共通データを生成し、
    前記イベント別データ生成手段は、前記複数のログデータのうち発生したイベントに応じた異なる前記ログデータを有する前記イベント別データを生成することを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  15. 一方の通信端末と他方の通信端末との間で通信セッションを開始する伝送管理装置と、前記通信セッションを介して通信する複数の通信端末と、を有する通信システムであって、
    前記通信端末は、前記伝送管理装置との通信によるイベントが発生した場合に、イベントに応じて定義されたログデータの種類を示す前記ログデータのカテゴリー情報と、異なるカテゴリー間の前記ログデータの紐付けを行うことができるログデータの紐付け情報を含む前記ログデータを生成するログデータ生成手段と、
    前記ログデータ生成手段が生成した前記ログデータを、イベントの発生のたびに蓄積装置に送信するログデータ送信手段と、を有することを特徴とする通信システム。
  16. 他の通信端末からネットワークを介して画像データ又は音声データを受信する通信端末が行うログデータ送信方法であって、
    前記通信端末でイベントが発生した場合に、イベントに応じて定義されたログデータの種類を示す前記ログデータのカテゴリー情報と、異なるカテゴリー間の前記ログデータの紐付けを行うことができるログデータの紐付け情報を含む前記ログデータを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された前記ログデータを、イベントの発生のたびに蓄積装置に送信するログデータ送信ステップと、
    を有することを特徴とするログデータ送信方法。
  17. 他の通信端末からネットワークを介して画像データ又は音声データを受信する通信端末を、
    前記通信端末でイベントが発生した場合に、イベントに応じて定義されたログデータの種類を示す前記ログデータのカテゴリー情報と、異なるカテゴリー間の前記ログデータの紐付けを行うことができるログデータの紐付け情報を含む前記ログデータを生成するログデータ生成手段と、
    前記ログデータ生成手段が生成した前記ログデータを、イベントの発生のたびに蓄積装置に送信するログデータ送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
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