JP5662768B2 - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷媒体上に絵柄や文字を顕在化させる為の技術に関するものである。
印刷物の偽造防止技術または真偽判定技術として、通常光下では目視できず(又は目視し難い)、赤外光下において赤外線カメラ等の赤外領域に感度のある装置を用いると容易に識別できる印刷物を生成する印刷方法がある。
代表的なものとしては、特許文献1に開示されている方法がある。この方法では、一般の印刷で使用されるシアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)、ブラック(k)の各色成分のインクのうち、ブラック(k)のインクのみが赤外吸収特性が大きいことを利用する。即ち、潜像領域には赤外吸収特性が大きいブラック(k)を用い、背景領域には赤外吸収特性が小さいシアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)を用いて印刷媒体上に画像を印刷する。そして、出力された印刷媒体に赤外光を照射し、赤外線カメラを用いて潜像を識別させる。
特登録3544536号公報
特許文献1に記載の方式によれば、通常光下での潜像領域、及び背景領域の明度を大きく(明るく)しようとした場合、必然的に潜像領域におけるブラック(K)の使用量を小さくせざるを得ない。しかし、潜像領域におけるブラック(K)の使用量を小さくすると、潜像領域における赤外吸収効果が小さくなるため、赤外光下での潜像領域と背景領域の明度差は小さくなってしまう。
一方、赤外光下での潜像領域と背景領域の明度差を大きくしようとした場合、必然的に潜像領域におけるブラック(K)の使用量を大きくせざるを得ない。潜像領域におけるブラック(K)の使用量を大きくすると、通常光下での潜像領域及び背景領域の明度は小さく(暗く)なってしまう。
即ち、特許文献1によれば、通常光下での潜像領域及び背景領域の明度が大きく(明るく)、且つ、赤外光下での潜像領域及び背景領域の明度差が大きくなるようなインクの組み合わせを形成することは困難であった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、通常光下での潜像領域及び背景領域の明度が大きく(明るく)、且つ、赤外光下での潜像領域及び背景領域の明度差が大きくなるような色材の組み合わせを得るための技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、複数色の色材から成る第1の色材群を色材毎に設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第1の色材群の色材毎に設定された使用量と、のセットを、該第1の色材群の色材毎に設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第1の保持手段と、前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材を含む第2の色材群を色材毎に設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第2の色材群の色材毎に設定された使用量と、のセットを、該第2の色材群の色材毎に設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第2の保持手段と、前記第2の色材群に含まれる何れの色材よりも明度が高く且つ前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材と、前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材と、を含む第3の色材群を色材毎に設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第3の色材群の色材毎に設定された使用量と、のセットを、該第3の色材群の色材毎に設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第3の保持手段と、予め設定された画素値群から1つの画素値を選択画素値として選択する手段と、前記第1の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第1の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第1の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第1の計算手段と、前記第2の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第2の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第2の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第2の計算手段と、前記第3の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第3の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第3の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第3の計算手段と、前記選択画素値が表す明度が閾値以上であれば、前記第1の計算手段が計算した前記第1の色材群のそれぞれの使用量、前記第3の計算手段が計算した前記第3の色材群のそれぞれの使用量、を前記選択画素値と対応付けてメモリに格納し、前記選択画素値が表す明度が前記閾値よりも小さい場合は、前記第1の計算手段が計算した前記第1の色材群のそれぞれの使用量、前記第2の計算手段が計算した前記第2の色材群のそれぞれの使用量、を前記選択画素値と対応付けてメモリに格納する格納手段とを備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、通常光下での潜像領域及び背景領域の明度が大きく(明るく)、且つ、赤外光下での潜像領域及び背景領域の明度差が大きくなるような色材の組み合わせを得ることができる。
実施形態の基本概念について説明する図である。 各単色インクの単位面積当りの使用量の変化に対する明度の度合いを表したグラフ。 コンピュータ31のハードウェア構成例を示すブロック図。 画像生成装置41の機能構成例を示すブロック図。 画像生成装置41が行う処理のフローチャート。 潜像画像の加工例を示す図。 色情報生成装置71の機能構成例を示すブロック図。 色情報生成装置71が行う処理のフローチャート。 色測定テーブルの構成例を示す図。 四面体補間を説明する図。 色情報の構成例を示す図。 印刷対象画像、潜像画像、通常光下の識別画像、赤外光下の識別画像を示す図。
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
[第1の実施形態]
<基本概念>
はじめに、図1を用いて本実施形態の基本概念について簡単に説明する。図1(c)において、印刷媒体11上に形成された第1の領域12は、赤外吸収特性(赤外線吸収率)が小さいインクを用いて印刷された領域であり、印刷媒体11上に形成された第2の領域13は、赤外線吸収率が大きいインクを用いて印刷された領域である。この印刷媒体11に対して赤外光を照射すると、第1の領域12は赤外線吸収率が小さいために赤外光を反射し、第2の領域13は赤外線吸収率が大きいために赤外光を吸収する。従って、この印刷媒体11に対して赤外光を照射している状態でこの印刷媒体11を赤外線カメラを用いて観察すると、図1(d)に示す如く、第1の領域12は明るい明度で観察されるのに対し、第2の領域13は暗い明度で観察される。
ここで、文字、絵柄、マークなどの領域(潜像領域)を上記の第2の領域13、第2の領域13以外の領域(背景領域)を上記の第1の領域12、としてそれぞれの領域から成る識別画像14を印刷媒体11上に形成したとする。このとき、通常光下で印刷媒体11を観察しても、図1(a)に示す如く、識別画像14上における第2の領域13は目視できない(又は目視し難い)。しかし、赤外光下においてこの印刷媒体11を赤外線カメラ等の特殊な識別装置で観察すると、図1(b)に示す如く、識別画像14上において「Original」なる文字部分(第2の領域13)は顕在化する。ここで、通常光とは、例えば、CIE(国際照明委員会)によって相対分光分布が規定された測色用の光であるD50である。
このような技術によれば、例えば、印刷媒体11に赤外光を照射し、特定の潜像が印刷媒体11上に確認された場合は、印刷媒体11は正規のもの、確認されなかった場合は、印刷媒体11は非正規のもの、という真偽判定が可能となる。
一般の印刷で使用されているシアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)、ブラック(k)の基本4色インクのうちのブラック(k)は、カーボンブラックを主体とした黒色色材で、赤外光の吸収が大きい(赤外吸収特性が大きい)。これに対し、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)は赤外光の吸収が小さい(赤外吸収特性が小さい)ことが知られている。
然るに、第2の領域13はブラック(k)を用いて印刷し、第1の領域12は、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)を用いて印刷すれば、上記の通り、赤外光下では第1の領域12は明るい明度で観察され、第2の領域13は暗い明度で観察される。更に、通常光下において、第1の領域12と第2の領域13との色の差異を目立たなくさせるためには、第1の領域12は、第2の領域13の色とほぼ同じになるようなシアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)の組み合わせで印刷すれば良い。
なお、最近では、表現できる色域を拡張させるため、上記の基本4色インクに加えて、レッド(r)、グリーン(g)、ブルー(b)の拡張3色インクを搭載した印刷装置も存在する。この拡張3色インクのうちのグリーン(g)は、銅やクロムを主体とした緑色色材で、赤外光を吸収することが知られている。
図2に、各単色インク(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、レッド、グリーン、ブルー)の単位面積当りのインク使用量(横軸)の変化に対する明度の度合い(縦軸)を表したグラフを示す。このグラフは、印刷媒体上に、単色インク毎に単位面積当りのインク使用量を変化させた複数の測定パッチを印刷し、赤外光を照射した環境で赤外線カメラにより明度を測定して数値をグラフ化することにより得られる。なお、測定パッチを印刷した印刷媒体の明度を1としている。このグラフから、上述したようにブラックとグリーンは、その他のインクよりも赤外線吸収率が大きいことが確認でき、さらにインクの種類によっては同じインク使用量でも明度の度合いが異なっているのがわかる。また、インク使用量が多くなるにつれて明度の度合いが減少していることがわかる。
本実施形態では、以上説明したインクの赤外線吸収率の違いに着目し、通常光下での潜像領域及び背景領域の明度が大きく(明るく)、且つ、赤外光下での潜像領域と背景領域との明度差が大きくなるようなインクの組み合わせを得るための技術を提供する。
以下の実施形態では、第1の領域を背景領域、第2の領域を潜像領域として説明するが、第1の領域を潜像領域、第2の領域を背景領域と読み替えても、以下の説明は同様に適用することができる。
<画像生成装置について>
次に、上記の識別画像を生成する画像生成装置について説明する。先ず、画像生成装置の機能構成例について、図4のブロック図を用いて説明する。画像生成装置41は、識別画像を構成する各画素の画素値を、色情報生成装置71(画像処理装置)から取得した色情報が示すインク使用量に従って決定する。
画像データ入力部42は、印刷対象画像を取得する。この印刷対象画像は、各画素がRGB値(画素値)を有する多値画像であり、例えば、偽造抑制対象となる画像である。印刷対象画像の取得方法については特に限定するものではなく、例えば、スキャナを用いて、印刷媒体上に記録された情報を印刷対象画像として読み込むことで取得しても良い。また、メモリに記録されている画像を印刷対象画像として取得しても良い。また、PDL等の印刷データを取得した場合には、このPDLを展開して印刷対象画像を構成しても良い。何れの方法を採用するにせよ、印刷対象画像を取得することができるのであれば、画像データ入力部42は、如何なる方法で印刷対象画像を取得しても良い。
以下では説明を簡単にするために、印刷対象画像は図12(A)に示す単色画像であるものとする。しかし、如何なる画像を印刷対象画像としても、以下の説明は同様に適用することができる。
潜像画像生成部43は、印刷対象画像上の各画素が潜像領域の画素であるのか背景領域の画素であるのかを識別するための潜像画像を取得、若しくは生成する。本実施形態で用いる潜像画像は、画素単位での扱いが可能な2値画像であり、絵柄または文字等の潜像部分を構成する画素の画素値は「1」、この部分以外の領域を構成する画素の画素値は「0」である。しかし、印刷対象画像上の各画素が潜像領域の画素であるのか背景領域の画素であるのかを識別するための情報であれば、如何なる情報を潜像画像として用いても良い。換言すれば、潜像画像とは、印刷対象画像の各画素が先に説明した第1の領域、第2の領域の何れに属するのかを指定する情報で構成されているともいえる。
例えば、潜像画像が図12(B)に示すような「Original」の文字が記された画像であるとする。この場合、この文字を構成する各画素の画素値は「1」、文字を構成しない画素の画素値が「0」となっている。なお、絵柄または文字を描画する描画情報をもとに2値画像を生成し、これを潜像画像としても良い。文字列を利用して潜像画像を生成する場合、この文字列を適当なフォントを用いて2値画像として展開することで潜像画像を生成すれば良い。
また、潜像画像の縦横のサイズは、印刷対象画像と同じとする。しかし、例えば、潜像画像の縦横のサイズが印刷対象画像の縦横のサイズよりも小さいとすると、潜像画像を例えば図6(A)のように拡大する。もし潜像画像の縦横のサイズが印刷対象画像の縦横のサイズよりも大きい場合は、潜像画像を図6(B)のように縮小する。また、図6(C)に示す如く、潜像画像を印刷対象画像のサイズの領域内(若しくは一部の領域内でも良い)に繰り返し張り付けたものを新たに潜像画像として用いても良い。また、縮小や張り付けの際には適当な角度で潜像画像を回転させても良い。
色情報取得部47は、色情報生成装置71から送信された後述の色情報を取得し、取得した色情報を色情報保持部46に格納する。なお、色情報生成装置71を画像生成装置41内に組み込み、必要に応じて色情報生成装置71に生成させた色情報を色情報取得部47が取得して色情報保持部46に格納するようにしても良い。
ここで色情報について説明する。色情報とは、各画素値(RGB値)に対し、この画素値が表す色を表現するために印刷媒体上にどのインクをどの程度の量(インク使用量)用いるのか、を示した構成情報である。図11(A)に示すように、色情報には、画素値(RGB値)毎に、背景領域の色(第1の色C1)を印刷する際に用いる各インクのインク使用量、潜像領域の色(第2の色C2)を印刷する際に用いる各インクのインク使用量、が登録されている。例えば、印刷対象画像中の着目画素の画素値が(R2,G2,B2)であり、この着目画素が背景領域内の画素である場合、この着目画素の印刷に用いる各インクの使用量は、C=M=Y=6である。また、この着目画素が潜像領域内の画素である場合、この着目画素の印刷に用いる各インクの使用量は、G=2、K=4である。ここで、印刷媒体上に単位面積当りのインクが付着する最大量を100とした各色インクの割合を「インク使用量」とする。なお、第1の色C1を印刷する際に用いるインクの種類、第2の色C2を印刷する際に使用するインクの種類、については後述する。
識別画像データ生成部44は、潜像画像生成部43から取得した潜像画像を用いて、画像データ入力部42から取得した印刷対象画像を構成する各画素が潜像領域の画素であるのか、背景領域の画素であるのかを識別する。そして識別画像データ生成部44は、それぞれの画素が背景領域に属しているのか潜像領域に属しているのかに応じて、それぞれの画素に対するインク使用量を、色情報保持部46に保持されている色情報を用いて特定する。即ち、各画素の画素値が、印刷対象画像の各画素に対するインク使用量を表す識別画像を生成する。即ち、識別画像上の着目画素位置Pの画素値は、印刷対象画像上の着目画素位置Pに対して特定されたインク使用量を表す。
識別画像出力部45は、識別画像データ生成部44が生成した識別画像を、プリンタなどの印刷装置や、自身が管理するメモリ、等に対して出力する。本実施形態では、識別画像は印刷装置に対して出力するものとして説明するが、出力先については特に限定するものではない。なお、識別画像を印刷装置を用いて印刷媒体上に印刷した場合、この識別画像は、通常光下では図12(C)の如く観察され、識別画像上における潜像領域は目視できない(又は目視し難い)。しかし、赤外光下においてこの印刷媒体を赤外線カメラ等の特殊な識別装置で観察すると、図12(D)に示す如く、識別画像上において「Original」なる文字部分(潜像領域)は顕在化する。
<画像生成装置41が行う処理について>
次に、画像生成装置41が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図5(A)を用いて説明する。先ずステップS51では、画像データ入力部42は、印刷対象画像を取得し、取得した印刷対象画像を識別画像データ生成部44に対して送出する。ステップS52では潜像画像生成部43は、上記の潜像画像を生成、若しくは取得し、生成若しくは取得した潜像画像を識別画像データ生成部44に対して送出する。
次にステップS53では識別画像データ生成部44は、潜像画像生成部43から取得した潜像画像から1画素を参照する。画素の参照は、例えば潜像画像の左上隅の位置からラスタスキャン順に行えばよい。然るに本ステップを最初に行う場合、本ステップでは潜像画像の左上隅の位置における画素を参照することになる。
ステップS54では識別画像データ生成部44は、ステップS53で参照した画素の画素値が「1」であるのか否かを判断する。この判断の結果、「1」であれば処理はステップS55に進み、「0」であれば処理はステップS56に進む。
ステップS55では識別画像データ生成部44は、ステップS53で参照した画素の位置をRとすると、印刷対象画像上の位置Rにおける画素を潜像領域内の画素に設定する。そして、色情報取得部47が取得して色情報保持部46に格納した色情報を参照し、印刷対象画像上の位置Rにおける画素の画素値に対応する、第2の色を印刷するために使用するインクの使用量を、識別画像の位置Rにおける画素情報とする。例えば、参照した画素の画素値が(R1,G1,B1)である場合、図11(A)の例では、G=0、K=20を、識別画像の位置Rにおける画素情報とする。
ステップS56では識別画像データ生成部44は、ステップS53で参照した画素の位置をRとすると、印刷対象画像上の位置Rにおける画素を背景領域内の画素に設定する。そして、色情報取得部47が取得して色情報保持部46に格納した色情報を参照し、印刷対象画像上の位置Rにおける画素の画素値に対応する、第1の色を印刷するために使用するインクの使用量を、識別画像の位置Rにおける画素情報とする。例えば、参照した画素の画素値が(R1,G1,B1)である場合、図11(A)の例では、C=M=Y=20を、識別画像の位置Rにおける画素情報とする。
ステップS57では識別画像データ生成部44は、潜像画像上の全ての画素を参照したか否か(識別画像を構成する各画素の画素情報を決定したか否か)を判断する。この判断の結果、全ての画素を参照したのであれば、処理はステップS59に進み、未だ参照していない画素が残っている場合には、処理はステップS58に進む。
ステップS58では、識別画像データ生成部44は、未だ参照していない画素を参照対象として設定し、ステップS54以降の処理を行う。以上の処理を行うことで、識別画像の各画素には、どのインクをどれだけ使用するのか、を示す画素情報が割り当てられることになる。
ステップS59では識別画像データ生成部44は、識別画像のデータ、即ち、識別画像を構成する各画素の画素情報を識別画像出力部45に対して送出する。識別画像出力部45は、この識別画像を印刷装置に対して送出する。
<色情報生成装置について>
次に、上記の色情報を生成する色情報生成装置について説明する。先ず、色情報生成装置の機能構成例について、図7のブロック図を用いて説明する。色情報生成装置71は、画素値毎に、背景領域を印刷するための各インクの使用量、潜像領域を印刷するための各インクの使用量、を求める。
画素値入力部72は、予め設定された画素値群(RGB値群)、例えば、印刷装置が使用可能な画素値群や、上記の印刷対象画像に含まれる画素値群、を取得する。取得元は特に限定するものではなく、色情報生成装置71内の不図示のメモリであっても良いし、外部装置であっても良い。そして画素値入力部72は、取得した画素値群から1つずつ画素値を選択し、選択した画素値を選択画素値として、後段の色変換処理部73に送出する。
色変換処理部73は、画素値入力部72から送出された画素値(色成分値)をデバイス(印刷装置など)に非依存のL*a*b*値に変換し、更に、このL*a*b*値をデバイスに依存のL’*a’*b’*値に変換する。これは、画素値を共通の色空間データに変換し、共通の色空間データからデバイスで表現できる色空間データに変換することで、画素値の色を使用するインクで出力できる色に変換することを意味している。なお、色変換処理部73が行うこのような色変換については周知の技術であるため、これについての説明は省略する。そして色変換処理部73は、上記処理により求めたL’*a’*b’*値を、色情報演算部74に送出する。
閾値保持部76は、後述する閾値を保持する。なお、この閾値については、予め保持しておくのではなく、ユーザから適宜受け付けても良いし、予め複数個保持しておき、様々な条件に応じて適宜切り替えて用いても良い。
測定データ保持部75は、複数色のインクをインク毎に設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値(L*a*b*値)を、この使用量と対応付けて保持する。より詳しくは、様々なインク使用量毎に対応する色値が登録されたテーブル(色測定テーブル)を、複数種保持する。
この色測定テーブルについて、図9を用いて説明する。図9(A)の色測定テーブルは、C、M、Y(第1のインク群)のそれぞれの使用量と、C、M、Yのインクをそれぞれの使用量使用して印刷したパターンを測色することで取得したL*a*b*値(色測定データ)と、のセットを、第1のインク群のインク毎に設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持(第1の保持)する色測定テーブルである。なお、この測色は通常光下で行われる。例えば、C、M、Yのそれぞれの使用量がC11、M11、Y11である場合、対応する色測定データはL*=L*11、a*=a*11、b*=b*11となる。
図9(B)の色測定テーブルは、K(第2のインク群)の使用量と、Kのインクをこの使用量使用して印刷したパターンを測色することで取得したL*a*b*値と、のセットを、第2のインク群のインク毎に設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持(第2の保持)する色測定テーブルである。この測色も通常光下で行われる。例えば、Kの使用量がK21である場合、対応する色測定データはL*=L*21、a*=a*21、b*=b*21となる。
図9(C)の色測定テーブルは、K、G(第3のインク群)のそれぞれの使用量と、K、Gのインクをそれぞれの使用量使用して印刷したパターンを測色することで取得したL*a*b*値と、のセットを、第3のインク群のインク毎に設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持(第3の保持)する色測定テーブルである。この測色も通常光下で行われる。例えば、K、Gのそれぞれの使用量がK31、G31である場合、対応する色測定データはL*=L*31、a*=a*31、b*=b*31となる。
なお、図9(A)のように、赤外線吸収率が比較的小さいインク(第1のインク群)のそれぞれの使用量毎の色測定データが登録された色測定テーブルを、以下では第1の色測定テーブルと呼称する。
また、図9(B)のように、第1のインク群に含まれる何れのインクよりも赤外線吸収率が高いインクを含む第2のインク群のそれぞれの使用量毎の色測定データが登録された色測定テーブルを、以下では第2の色測定テーブルと呼称する。図9(B)の場合、「第1のインク群に含まれる何れのインクよりも赤外線吸収率が高いインク」とは「K」のインクを指す。
また、図9(C)のように、第2のインク群に含まれる何れのインクよりも明度が高く且つ第1のインク群に含まれる何れのインクよりも赤外線吸収率が高いインクと、第1のインク群に含まれる何れのインクよりも赤外線吸収率が高いインクと、を含む第3のインク群のそれぞれの使用量毎の色測定データが登録された色測定テーブルを、以下では第3の色測定テーブルと呼称する。図9(C)の場合、「第2のインク群に含まれる何れのインクよりも明度が高く且つ第1のインク群に含まれる何れのインクよりも赤外線吸収率が高いインク」は「G」のインクを指す。
本実施形態においては、第2の色測定テーブル、第3の色測定テーブルは、赤外光下での明度が予め定められた所定の明度よりも暗くなるという条件を満たす色測定データだけが含まれるようにする。第1の色測定テーブルに登録されている色測定データは、赤外線吸収率が比較的小さいインクの色測定データであるため、赤外光下での明度は明るくなる。これに対し、前述した条件により、第2の色測定テーブルに登録されている色測定データ、第3の色測定テーブルに登録されている色測定データは、赤外線吸収率が比較的大きいインクの色測定データであるため、赤外光下での明度は暗くなる。即ち、第1の色測定テーブルに登録されているインクを用いて形成する領域と、第2の色測定テーブル若しくは第3の色測定テーブルに登録されているインクを用いて形成する領域とは、赤外光下において一定以上の明度差が発生することに留意されたい。
なお、本実施形態においては、図9に示したインクを使用するものとして説明するが、これに限定されることなく、上述の条件を満たす種々のインクを適応可能である。例えば、第2の色測定テーブルをブラック(K)について作成し、第3の色測定テーブルをブラック(K)及びシアン(C)の組み合わせについて作成しても良い。シアン(C)は赤外吸収特性がブラック(K)やグリーン(G)よりは小さいものの、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、レッド(R)、及びブルー(B)よりは大きいことが知られている。然るに第3の色測定テーブルをブラック(K)及びシアン(C)について作成した場合、第1の色測定テーブルに登録されているインクを用いて形成する領域、第3の色測定テーブルに登録されているインクを用いて形成する領域は赤外光下で明度差が発生する。また、同様の理由により、第2の色測定テーブルをグリーン(G)について作成し、第3の色測定テーブルをグリーン(G)及びシアン(C)の組み合わせについて作成しても良い。また、第2の色測定テーブルをブラック(K)及びグリーン(G)の組み合わせについて作成し、第3の色測定テーブルをブラック(K)及びグリーン(G)及びシアン(C)の組み合わせについて作成しても良い。これらの例は全て、上記の条件を満たしていることに留意されたい。
色情報演算部74は、色変換処理部73から得たL’*a’*b’*値、閾値保持部76から得た閾値、測定データ保持部75が保持する様々な色測定テーブル、を用いて、色情報を生成する。色情報出力部77は、色情報演算部74が生成した色情報を、上記の画像生成装置41に対して送出する。
<色情報生成装置71が行う処理について>
次に、上記の構成を有する色情報生成装置71が行う処理について、同処理のフローチャートを示す図8(A)を用いて説明する。ステップS81では、画素値入力部72は、予め設定された画素値群から1つの画素値を、選択画素値として選択する。そして画素値入力部72は、この選択画素値を色変換処理部73に送出する。
ステップS82では色変換処理部73は、画素値入力部72から送出された選択画素値をデバイス(印刷装置など)に非依存のL*a*b*値に変換する。そしてステップS83では色変換処理部73は、このL*a*b*値をデバイスに依存のL’*a’*b’*値に変換する。そして色変換処理部73は、この求めたL’*a’*b’*値を、色情報演算部74に送出する。
ステップS84では色情報演算部74は、第1の色測定テーブルに登録されているL*a*b*値(色値群)のうち、ステップS83で得たL’*a’*b’*値に近い4つのL*a*b*値を特定する。これは、第1の色測定テーブルに登録されているL*a*b*値のうち、CIE L*a*b*色空間におけるL’*a’*b’*値の位置から規定範囲(色差、即ちユークリッド距離)内にある4つのL*a*b*値を特定することに等価である。
そしてステップS85では色情報演算部74は、この4つのL*a*b*値から、L’*a’*b’*値に等しくなるようなそれぞれのインクの使用量を、周知の四面体補間技術により求める(第1の計算)。ここで、本実施形態における四面体補間技術について、図10を用いて説明する。
図10において、4点P11、P12、P13,P14は、Lab色空間における4つのL*a*b*値をプロットしたものである。例えば、P11は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の使用量を夫々C11、M12、Y13とした場合の測定データがL*a*b*空間で夫々L11、a11、b11であることを示している。また、Tpは、L*a*b*値が夫々L’*、a’*、b’*(ステップS83で算出したL’*a’*b’*値)となるような点である。ステップS85では、四面体補間により点Tpにおけるインク使用量C、M、YをP11、P12、P13、P14から算出することになる。
なお、四面体補間は周知の技術であるため、これについての説明は省略する。また、本実施形態では、点Tpにおけるインク使用量C、M、Yを算出するために4点を用いた四面体補間を用いているが、任意数の点を用いて補間するようにしても良い。このようにして、ステップS85では、上記の第1の色を印刷するために使用する各インクの使用量を決定することができる。
図8(A)に戻って次に、ステップS86で色情報演算部74は、閾値保持部76が保持している閾値TH_L’を取得し、ステップS83で求めたL’*a’*b’*値のうち明度L’値と閾値TH_L’との大小比較を行う。この大小比較の結果、明度L’値<閾値TH_L’(閾値より小さい)の場合には処理はステップS87に進み、明度L’値≧閾値TH_L’(閾値以上)の場合には処理はステップS88に進む。
ステップS87では色情報演算部74は、第2の色測定テーブルに登録されているL*a*b*値のうち、ステップS83で得たL’*a’*b’*値に近い4つのL*a*b*値を特定する。これは、第2の色測定テーブルに登録されているL*a*b*値のうち、CIE L*a*b*色空間におけるL’*a’*b’*値の位置から規定範囲内にある4つのL*a*b*値を特定することに等価である。
ステップS88では色情報演算部74は、第3の色測定テーブルに登録されているL*a*b*値のうち、ステップS83で得たL’*a’*b’*値に近い4つのL*a*b*値を特定する。これは、第3の色測定テーブルに登録されているL*a*b*値のうち、CIE L*a*b*色空間におけるL’*a’*b’*値の位置から規定範囲内にある4つのL*a*b*値を特定することに等価である。
ステップS87からステップS89に処理が進んだ場合、ステップS89で色情報演算部74は、ステップS87で特定した4つのL*a*b*値から、L’*a’*b’*値に等しくなるようなそれぞれのインクの使用量を上記の四面体補間技術により求める(第2の計算)。
ステップS88からステップS89に処理が進んだ場合、ステップS89で色情報演算部74は、ステップS88で特定した4つのL*a*b*値から、L’*a’*b’*値に等しくなるようなそれぞれのインクの使用量を上記の四面体補間技術により求める(第3の計算)。
このようにして、ステップS89では、上記の第2の色を印刷するために使用するインクの種別、及び各インクの使用量を決定することができる。なお、本実施形態ではステップS87ではGのインク使用量を0とする。
ここで、ステップS89における四面体補間について、図10を用いて説明する。図10において、4点P21、P22、P23、P24は、第2の色測定テーブルから選択された4つのL*a*b*値をプロットしたものである。例えば、P21はブラック(K)の使用量をK21とした場合の測定データがL*a*b*空間でL21、a21、b21であることを示している。なお、この場合は、ブラックしか使用していないため、実際にはa21及びb21の値は0に近いかもしれない。
TpはL*a*b*値が夫々L’*、a’*、b’*(ステップS83で算出したL’*a’*b’*値)となるような点であり、前述したTpと同一の点であることに留意されたい。
ステップS89では、四面体補間により点Tpにおけるインク使用量KをP21、P22、P23、P24から算出することになる。即ち、ステップS85及びステップS89によって、点TpにおけるL*a*b*値を表現するC、M、Yのインク使用量、Kのインク使用量が算出されたことになる。逆に言えば、ステップS85及びステップS89によって算出されたインク使用量によって形成された色は同じL*a*b*値を持つことから、人間の目には同じ色に見える。
なお、第3の色測定テーブルを用いた場合(即ち、ステップS88を実行した場合)、P21、P22、P23、P24は第3の色測定テーブルから選択された4つのL*a*b*値をプロットしたものであるため、同様の処理を行えばよい。これにより、ステップS85及びステップS89によって、点TpにおけるL*a*b*値を表現するC、M、Yのインク使用量、K及びGのインク使用量が算出されたことになる。
図8(A)に戻って、ステップS810では色情報演算部74は、ステップS85で求めたインク使用量とステップS89で求めたインク使用量と、を選択画素値と対応付けて、自身が管理するメモリに登録する。
そして、上記の予め設定された画素値群の全てについてステップS81〜S810における処理が行われたのであれば、処理はステップS811を介してステップS812に進む。一方、上記の予め設定された画素値群のうち、未だステップS81〜S810における処理の対象になっていない画素が残っている場合には、この残っている画素について、ステップS81〜S810の処理を行う。
上記の予め設定された画素値群の全てについてステップS81〜S810の処理を行うと、上記の予め設定された画素値群のそれぞれに対して、第1の色を印刷するための各インクの使用量、第2の色を印刷するための各インクの使用量、が登録されたテーブル情報が生成されることになる。
ステップS812では色情報演算部74は、この生成したテーブル情報を色情報として色情報出力部77に対して送出するので、この色情報出力部77は、この色情報を画像生成装置41に対して送出する。
この色情報は、図11(A)に例示するように、画素値の明度が閾値TH_L’より小さい場合は第2の色をKインクだけで構成し、閾値TH_L’以上の場合は第2の色をGインク(例えば、2%)及びKインク(例えば、4%)を用いて構成することを示す。このように生成した色情報は、前述したように、色情報取得部47により取得され、色情報保持部46に保持され、識別画像を生成する際に利用されることになる。
なお、前述した閾値保持部76が保持する閾値TH_L’の値を最小明度にすることにより、全ての画素値に対して第3の色測定テーブルを適用することも可能である。反対に、閾値TH_L’の値を最大明度にすることにより、全ての画素値に対して第2の色測定テーブルを適用することも可能である。
以上の説明により、本実施形態によれば、たとえ第2の色の明度が大きい場合でも、赤外光下における第1の領域と第2の領域の明度差を大きくすることができる、という効果を奏することができる。
<変形例1>
第1の実施形態では、第2の領域において、明度が小さい場合にはKインクだけを用い、明度が大きい場合にはKインクとGインクを用いるようにしていた。このような実施形態では、明度が大きな第2の領域において、比較的多くのGインクを必要とする場合がある。この結果、通常光下での明度や色味が連続的に変化するような画像領域において、第1の領域と第2の領域との境界に疑似輪郭が発生する場合があった。以降では、このような、疑似輪郭が発生しにくくするための変形例を説明する。
本変形例と第1の実施形態との差異は、色情報生成装置71が図8(A)に示したフローチャートに従った処理の代わりに、図8(B)に示したフローチャートに従った処理を実行する点にある。然るに以下では、この図8(B)に示した処理について説明する。なお、図8(B)において、図8(A)に示したステップと同じステップには同じ参照番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS89で、第2の色を印刷するために使用する各インクの使用量を算出した後、ステップS813で色情報演算部74は、閾値保持部76が保持している閾値TH2_L’(>閾値TH_L’)を取得する。然るに閾値保持部76には、閾値TH_L’に加えて閾値TH2_L’も予め登録しておく。もちろん、この閾値TH2_L’についても編集可能としても良い。
そして色情報演算部74は、ステップS83で求めたL’*a’*b’*値のうち明度L’値と閾値TH_L’、閾値TH2_L’との大小比較を行う。この大小比較の結果、閾値TH_L’≦明度L’≦閾値TH2_L’の条件が満たされれば、処理はステップS814に進み、この条件が満たされない場合は処理はステップS810に進む。
ステップS814では色情報演算部74は、ステップS89で求めた各インクの使用量のうち、Gのインクの使用量を規定量減らす。なお、Gのインクの使用量を減らすと共にKのインクの使用量を増やすようにしても良い。或いは、Gのインクの使用量及びKのインクの使用量を減らすようにしても良い。何れにしても、ステップS814では、第3の色測定テーブルにおいて第2の色測定テーブルに追加されたインク(図9の場合はG)の使用量を減らすようにする。そして処理をステップS810に進める。
本変形例により生成される色情報の構成例を図11(B)に示す。図11(A)の色情報では、画素値の明度が閾値TH_L’よりも小さい場合には第2の色をKインクだけで構成し、閾値TH_L’以上の場合には第2の色をGインク(例えば、2%)及びKインク(例えば、4%)を用いて構成していた。一方、図11(B)では画素値の明度が閾値TH_L’よりも小さい場合には第2の色をKインクだけで構成することは同じである。しかし、明度が閾値TH_L’以上且つ閾値TH2_L’以下の場合、Gインク(例えば、1%)及びKインク(例えば、8%)を用いて構成するようになる。ここで、括弧内の数字「2」はステップS814による更新処理の前の状態を示している。即ち、ステップS814においてGインクの使用量が2%から1%に減らされたことになる。そして、明度が閾値TH2_L’より大きい場合には、第2の色をGインク(例えば、2%)及びKインク(例えば、4%)を用いて構成するようにしている。以上の説明により、本変形例によれば、第1の領域と第2の領域との境界において疑似輪郭が発生しにくくなるという効果を奏することができる。
<変形例2>
ここで、第1の実施形態で生成した色情報を第1の色情報、変形例1で生成した色情報を第2の色情報と呼称する。第1の色情報は、第1の領域と第2の領域との間の通常光下での色差(明度や色味の違い)よりも、赤外光下での明度差が大きくなることを優先した色情報であると言える。一方、第2の色情報は、第1の領域と第2の領域との間の赤外下での明度差よりも、通常光下での色味が小さくなることを優先した色情報であると言える。
本変形例では、第1の色情報と第2の色情報の両方を画像生成装置41内の色情報保持部46に登録しておき、画像生成装置41側で何れの色情報を用いるのかを選択する。本変形例と第1の実施形態との差異は、画像生成装置41が図5(A)に示したフローチャートに従った処理の代わりに、図5(B)に示したフローチャートに従った処理を実行する点にある。然るに以下では、図5(B)に示した処理について説明する。なお、図5(B)において、図5(A)に示したステップと同じステップには同じ参照番号を付けており、その説明は省略する。
ステップS510では、識別画像データ生成部44は、第1の色情報を用いるモード(赤外光優先モード)、第2の色情報を用いるモード(通常光優先モード)、の何れかの指定を受け付ける。赤外光優先モードとは、第1の領域と第2の領域との間の通常光下での色差(明度や色味の違い)よりも、赤外光下での明度差が大きくなることを優先したモードである。一方、通常光優先モードとは、第1の領域と第2の領域との間の赤外下での明度差よりも、通常光下での色味が小さくなることを優先したモードである。
モードの選択は、ユーザが不図示のユーザインターフェースを用いて行っても良いし、ステップS51で入力した印刷対象画像を解析し、解析結果に応じてモードを選択するようにしても良い。例えば、印刷対象画像に利用されている階調数を解析し、階調数が規定数より大きい画像(例えば、写真)の場合は通常光優先モードを選択し、階調数が規定数より小さい画像(例えば、グラフィックやイラスト)の場合は赤外光優先モードを選択すれば良い。或いは、印刷対象画像に階調が連続的に変化するような領域が含まれているか否かを判定し、含まれている場合には通常光優先モードを選択し、含まれていない場合には赤外光優先モードを選択するようにしてもよい。
ステップS511では識別画像データ生成部44は、何れのモードが選択されたのかを判断する。この判断の結果、赤外光優先モードが選択された場合には処理はステップS512に進み、通常光優先モードが選択された場合には処理はステップS513に進む。
ステップS512では識別画像データ生成部44は、第1の色情報を色情報保持部46から取得する。一方、ステップS513では識別画像データ生成部44は、第2の色情報を色情報保持部46から取得する。そしてステップS52以降では、この選択された色情報を用いて処理が進められる。
以上の説明により、本実施形態によれば、第1の領域と第2の領域との間の通常光下での色差を小さくすることを優先した識別画像、赤外光での明度差を大きくすることを優先した識別画像、の何れかを利用者の意図により選択して生成することが可能となる。或いは、入力された画像に応じて何れかのモードを自動的に選択し、画像に適したモードで識別画像を生成することが可能となる。
[第2の実施形態]
図4に示した画像生成装置41、図7に示した色情報生成装置71を構成する各部はハードウェアで構成しても良いが、色情報保持部46、閾値保持部76、測定データ保持部75をメモリを用いて実装し、それ以外の各部をソフトウェアで実装しても良い。この場合、このメモリを有し、且つこのソフトウェアを実行するコンピュータには、図3に示すような構成を有するコンピュータ31を適用することができる。
モニタ32は、CRTや液晶画面などにより構成されており、CPU33による処理結果を画像や文字などでもって表示することができる。CPU33はROM34やRAM35に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いてコンピュータ31全体の動作制御を行うと共に、画像生成装置41や色情報生成装置71が行うものとして上述した各処理を実行する。
ROM34にはコンピュータ31の設定データやブートプログラムなどが格納されている。ROM34は色情報保持部46、閾値保持部76、測定データ保持部75、等として機能させても良い。
RAM35は、HD(ハードディスク)36、CDドライブ37、FDドライブ38、DVDドライブ39からロードされたコンピュータプログラムやデータを一時的に記憶する為のエリアを有する。更にRAM35は、CPU33が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアを有する。即ちRAM35は、各種のエリアを適宜提供することができる。
HD36は、大容量情報記憶装置として機能するものである。HD36には、OS(オペレーティングシステム)や、コンピュータ31を適用する装置が有する各部(メモリで実装するものは除く)の機能をCPU33に実行させるためのコンピュータプログラムやデータが保存されている。更にHD36には、上記の説明で既知の情報としたものも保存されている。HD36に保存されているコンピュータプログラムやデータは、CPU33による制御に従って適宜RAM35にロードされ、CPU33による処理対象となる。なお、HD36は、色情報保持部46、閾値保持部76、測定データ保持部75、等として機能させても良い。
CDドライブ37は、CD−ROMに記録されているコンピュータプログラムやデータを読み出し、RAM35やHD36に対して送出する。FDドライブ38は、FDに記録されているコンピュータプログラムやデータを読み出し、RAM35やHD36に対して送出する。DVDドライブ39は、DVD−ROMに記録されているコンピュータプログラムやデータを読み出し、RAM35やHD36に対して送出する。なお、それぞれの記録媒体には、HD36に保存されているものとして説明した各種の情報のうち一部を記録させておくようにしても良い。
I/F(インターフェース)310には印刷装置としてのプリンタ311が接続されており、コンピュータ31はこのI/F310を介してプリンタ311との通信を行う。I/F314にはマウス312及びキーボード313が接続されている。ユーザはこのマウス312やキーボード313を用いて操作を行うことで、各種の指示をI/F314を介してCPU33に通知することができる。
モニタ32、CPU33、ROM34、RAM35、HD36、CDドライブ37、FDドライブ38、DVDドライブ39、I/F310、I/F314、はバス315に接続されている。
なお、図3に示した構成は、画像生成装置41や色情報生成装置71に適用可能なコンピュータの構成の一例に過ぎず、図3に示した構成に適宜新たな構成を追加しても良いし、図3に示した構成のうち適当な構成用件を状況に応じて省いても良い。また、1つの構成用件が担っている作業のうち一部を他の構成用件に分担させても良い。
なお、図3のコンピュータ31は、画像生成装置41、色情報生成装置71、のそれぞれに適用しても良いし、画像生成装置41と色情報生成装置71とを1つの装置に組み込んだ場合に、この1つの装置に適用しても良い。
なお、以上の実施形態ではインクを適用する場合の例を説明した。しかし、以上の実施形態はインクに限定されるものではなく、トナーを含む任意の色材が適応可能である。即ち、以上の実施形態において「インク」(第1のインク群、第2のインク群、第3のインク群)を「色材」(第1の色材群、第2の色材群、第3の色材群)と読み替えても構わない。
以上の実施形態をまとめると、本実施形態に係る画像処理装置は、記録色材を印刷媒体に付着させて印刷する印刷部に、印刷画像データを出力する画像処理装置である。この画像処理装置は、赤外吸収率が小さな色材の組み合わせによって構成される第1の色情報、及び赤外吸収率が大きく、且つ通常光下で異なる色味を有する少なくとも2種類以上の色材の組み合わせによって構成される第2の色情報を保持する。具体的には、通常光下での色差が予め設定された閾値以下となるような第1の色情報、及び第2の色情報を保持する。そして、2値の潜像画像データを生成し、生成された潜像画像データの各画素の値に応じて、上記保持された第1の色の情報、第2の色の情報のいずれか一方を、この画素での印刷データとして印刷部に出力する。なお、第1の色情報に含まれる色材には、第2の色情報に含まれる色材のうち、単一色材において最も明度が大きい色材よりも明度が大きな色材を含む。また第2の色情報は、第2の色情報の通常光下での明度が閾値以上の場合は第1の色材の組み合わせ、及び閾値よりも小さい場合は第2の色材の組み合わせにより構成される。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 複数色の色材から成る第1の色材群を色材ごとに設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第1の色材群の色材ごとに設定された使用量と、のセットを、該第1の色材群の色材ごとに設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第1の保持手段と、
    前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材を含む第2の色材群を色材ごとに設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第2の色材群の色材ごとに設定された使用量と、のセットを、該第2の色材群の色材ごとに設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第2の保持手段と、
    前記第2の色材群に含まれる何れの色材よりも明度が高く且つ前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材と、前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材と、を含む第3の色材群を色材ごとに設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第3の色材群の色材ごとに設定された使用量と、のセットを、該第3の色材群の色材ごとに設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第3の保持手段と、
    予め設定された画素値群から1つの画素値を選択画素値として選択する手段と、
    前記第1の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第1の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第1の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第1の計算手段と、
    前記第2の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第2の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第2の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第2の計算手段と、
    前記第3の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第3の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第3の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第3の計算手段と、
    前記選択画素値が表す明度が閾値以上であれば、前記第1の計算手段が計算した前記第1の色材群のそれぞれの使用量、前記第3の計算手段が計算した前記第3の色材群のそれぞれの使用量、を前記選択画素値と対応付けてメモリに格納し、
    前記選択画素値が表す明度が前記閾値よりも小さい場合は、前記第1の計算手段が計算した前記第1の色材群のそれぞれの使用量、前記第2の計算手段が計算した前記第2の色材群のそれぞれの使用量、を前記選択画素値と対応付けてメモリに格納する格納手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記格納手段は、
    前記選択画素値が表す明度が前記閾値以上、且つ前記閾値よりも大きい閾値いかであれば、前記第3の計算手段が計算した前記第3の色材群のそれぞれの使用量を前記メモリに格納する前に、該第3の色材群のそれぞれの使用量のうち、前記第2の色材群に含まれる何れの色材よりも明度が高く且つ前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材の使用量を規定量へらすことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補間は四面体補間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 複数色の色材から成る第1の色材群を色材ごとに設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第1の色材群の色材ごとに設定された使用量と、のセットを、該第1の色材群の色材ごとに設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第1の保持手段と、
    前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材を含む第2の色材群を色材ごとに設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第2の色材群の色材ごとに設定された使用量と、のセットを、該第2の色材群の色材ごとに設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第2の保持手段と、
    前記第2の色材群に含まれる何れの色材よりも明度が高く且つ前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材と、前記複数の色材の何れよりも赤外線吸収率が高い色材と、を含む第3の色材群を色材ごとに設定された使用量使用して印刷したパターンを予め測色することで取得した色値と、前記第3の色材群の色材ごとに設定された使用量と、のセットを、該第3の色材群の色材ごとに設定可能な使用量の組み合わせ毎に保持する第3の保持手段と
    を有する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記画像処理装置の選択手段が、予め設定された画素値群から1つの画素値を選択画素値として選択する工程と、
    前記画像処理装置の第1の計算手段が、前記第1の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第1の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第1の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第1の計算工程と、
    前記画像処理装置の第2の計算手段が、前記第2の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第2の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第2の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第2の計算工程と、
    前記画像処理装置の第3の計算手段が、前記第3の保持手段が保持する色値群のうち、該色値群が属する色空間において、前記選択画素値の色値との差が規定範囲内にある色値を特定し、該特定した色値とセットになって前記第3の保持手段が保持している使用量を特定し、該特定した使用量から補間により、前記選択画素値を有する画素を前記第3の色材群を用いて印刷する場合のそれぞれの色材の使用量、を計算する第3の計算工程と、
    前記画像処理装置の格納手段が、前記選択画素値が表す明度が閾値以上であれば、前記第1の計算工程で計算した前記第1の色材群のそれぞれの使用量、前記第3の計算工程で計算した前記第3の色材群のそれぞれの使用量、を前記選択画素値と対応付けてメモリに格納し、
    前記選択画素値が表す明度が前記閾値よりも小さい場合は、前記第1の計算工程で計算した前記第1の色材群のそれぞれの使用量、前記第2の計算工程で計算した前記第2の色材群のそれぞれの使用量、を前記選択画素値と対応付けてメモリに格納する格納工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  5. コンピュータを、請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  6. 請求項5に記載のコンピュータプログラムを格納した、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  7. 記録色材を印刷媒体に付着させて印刷する印刷手段に、印刷画像データを出力する画像処理装置であって、
    赤外吸収率が小さな色材の組み合わせによって構成される第1の色情報、及び赤外吸収率が大きく且つ通常光下で異なる色味を有する少なくとも2種類以上の色材の組み合わせによって構成される第2の色情報であって、通常光下での色差が予め設定された閾値以下となるような第1の色情報及び第2の色情報を保持する保持手段と、
    2値の潜像画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された前記潜像画像データの各画素の値に応じて、前記保持手段に保持された前記第1の色情報及び前記第2の色情報のいずれか一方を、当該画素での印刷データとして前記印刷手段に出力する出力手段とを有し、
    前記第1の色情報に含まれる色材は、前記第2の色情報に含まれる色材のうち単一色材において最も明度が大きい色材よりも明度が大きな色材を含み、
    前記第2の色情報は、通常光下での画素値の明度が閾値以上の場合は第1の色材の種類の組み合わせ、閾値よりも小さい場合は第2の色材の種類の組み合わせ、により構成されることを特徴とすることを特徴とする画像処理装置。
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