JP5661690B2 - 広告配信装置、配信方法及び配信プログラム - Google Patents

広告配信装置、配信方法及び配信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、広告配信装置、配信方法及び配信プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。広告配信として、ウェブページの所定の位置に、例えば企業や商品等を示すアイコンを表示し、かかるアイコンがクリックされた場合に広告主のウェブページへ遷移するものがある。この種の広告配信は、バナー広告や広告リンクと呼ばれているが、本明細書では単に「広告」と呼ぶことがある。
かかる広告配信においては、宣伝効果を高めるために、ユーザの嗜好、性別、年齢、住所、職業などのユーザ情報を予め登録しておき、ユーザ情報に対応する広告を選択的に配信するターゲティング配信が行われている。
特開2010−113542号公報
上記ターゲティング配信を行うためのユーザ情報は、情報提供業者から広告配信業者に提供される場合がある。かかる情報提供業者は、例えば、複数のサイト提供業者を介してユーザ情報を取得し、質の高いユーザ情報を広告配信業者に提供することにより、広告配信業者から多くの対価を得ることが可能となる。
また、広告配信業者は、情報提供業者からユーザ情報を取得することで、多くのユーザ情報を用いてターゲティング配信を行うことができるので、広告効果を向上させることが可能となる。すなわち、広告配信業者は、情報提供業者に対価を支払うことと引き換えに、広告効果を向上させることができる。しかしながら、広告配信業者にとってターゲティング配信に要する費用を抑制することが望ましい中で、これまでは情報提供業者に支払う対価を効率的に低減するための技術が提案されていなかった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、情報提供業者に支払う対価を低減することができる広告配信装置、配信方法及び配信プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る広告配信装置は、ユーザに関するユーザ情報を記憶する記憶手段と、ユーザ端末からアクセスされた場合に、当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、所定のユーザ情報を保持する情報提供装置に対して、前記ユーザ端末のユーザ情報を送信するように要求する要求手段と、前記判定手段によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、前記要求手段によって前記情報提供装置から取得されたユーザ情報を用いて前記ユーザ端末に広告コンテンツを配信し、前記判定手段によってユーザ情報が記憶されていると判定された場合に、前記記憶手段に記憶されているユーザ情報を用いて広告コンテンツを配信する配信手段とを備えたことを特徴とする。
本願に係る広告配信装置、配信方法及び配信プログラムは、情報提供業者に支払う対価を低減することができるという効果を奏する。
図1Aは、第1の実施形態に係る情報提供方法の一例を示す説明図である。 図1Bは、第1の実施形態に係る情報提供方法の一例を示す説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るアクセス履歴テーブルの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るユーザ属性テーブルの一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る広告配信装置の構成例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係るユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る情報提供装置による属性情報更新処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態に係る情報提供装置による情報提供処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、第1の実施形態に係る広告配信装置による判定処理及び配信処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施形態に係る広告配信装置の構成例を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る広告配信装置による判定処理及び配信処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第3の実施形態に係る広告配信装置の構成例を示す図である。 図14は、第3の実施形態に係る広告配信装置による判定処理及び配信処理の手順を示すフローチャートである。
以下に、本願に係る広告配信装置、配信方法及び配信プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る広告配信装置、配信方法及び配信プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の実施形態では、情報提供装置が接続される通信網の一例としてIP(Internet Protocol)網を例に挙げて説明するが、通信網はこれに限定されるものではない。また、以下の実施形態では、広告配信装置から送信される広告コンテンツの一例としてバナー広告を例に挙げて説明するが、広告コンテンツはこれに限られるものではない。
(第1の実施形態)
〔1−1.情報提供方法〕
まず、図1A及び図1Bを用いて、第1の実施形態に係る情報提供方法の一例について説明する。かかる図1A及び図1Bにおいて説明する情報提供方法では、情報提供装置100によるユーザ情報の収集処理、および、情報提供装置100による広告配信装置200へのユーザ情報の提供処理が行われる。また、この情報提供方法では、これらの処理に加え、広告配信装置200が情報提供装置100からユーザ情報を取得するか否かを判定する判定処理が行われる。以下、これらの処理を順に説明する。
まず、図1Aを用いて、情報提供装置100によるユーザ情報の収集処理、および、情報提供装置100による広告配信装置200へのユーザ情報の提供処理について説明する。なお、図1Aに示したサイト提供装置10及び広告配信装置200は、それぞれウェブページを提供するが、以下では、双方のウェブページを区別するために、サイト提供装置10によって提供されるウェブページを「サイトページ」と表記し、広告配信装置200によって提供されるウェブページを「ポータルページ」と表記する場合がある。ここでは、便宜上「ポータルページ」と表記したが、広告配信装置200はポータルサイト以外のウェブページを提供する場合もある。
図1Aに示すように、ユーザ端末20がサイト提供装置10によって提供されるサイトページを取得するために、サイト提供装置10にアクセスする(ステップS10)。サイト提供装置10によって提供されるサイトページには、かかるサイトページにアクセスしたユーザ端末20を識別するためのユーザ識別情報を情報提供装置100に通知する処理を行う通知機能(以下、第1通知機能と表記する)が埋め込まれる。このような第1通知機能は、例えば、ウェブビーコンによって実現される。
ユーザ端末20は、サイト提供装置10のサイトページに埋め込まれた第1通知機能に基づき、情報提供装置100にアクセスする(ステップS11)。情報提供装置100は、第1通知機能に基づいてユーザ端末20からアクセスされた場合に、かかるユーザ端末20のアクセス先であるサイト提供装置10を特定し、特定したアクセス先の情報をユーザ情報Daと、ユーザ識別情報(ユーザID)と関連付けてユーザ情報DB(Data Base)に格納する(ステップS12)。
または、情報提供装置100は、ユーザ端末20のアクセス先の情報に加え、かかるアクセス先の情報に基づいて、サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性を判定し、判定した属性情報をユーザ情報Daとしてユーザ情報DBに格納する。さらに、情報提供装置100は、ユーザ端末20がアクセスしたサイト提供装置10からユーザ端末20のユーザに関するデモグラフィック属性を取得し、取得したデモグラフィック属性をユーザ情報DBに格納することもできる。
このように、情報提供装置100は、ユーザ情報をユーザ識別情報に関連付けてユーザ情報DBに記憶する。なお、ユーザの識別は、例えば、ユーザ端末20と情報提供装置100との間でやり取りされるHTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie:以下、単に「クッキー」と表記する)にユーザ識別情報を含めることよって行うことができる。また、ユーザ端末20に専用のプログラムを設定し、かかる専用プログラムからユーザ識別情報を送信させるようにすることもできる。
次に、情報提供装置100による広告配信装置200へのユーザ情報の提供処理について説明する。図1Aに示すように、ユーザ端末20が広告配信装置200によって提供されるポータルページを取得するために、広告配信装置200にアクセスする(ステップS13)。広告配信装置200のポータルページには、かかるポータルページにアクセスしたユーザ端末20を識別するためのユーザ識別情報を情報提供装置100に通知する処理を行う通知機能(以下、第2通知機能と表記する)が埋め込まれる。このような第2通知機能は、上述した第1通知機能と同様に、例えば、ウェブビーコンによって実現される。
ユーザ端末20は、ポータルページに埋め込まれた第2通知機能に基づき、情報提供装置100にアクセスする。情報提供装置100は、第2通知機能に基づいてユーザ端末20からアクセスされた場合に、かかるユーザ端末20のユーザを識別し(ステップS14)、識別したユーザに対応するユーザ情報Daをユーザ情報DBから読み出して広告配信装置200に提供する(ステップS15)。なお、ユーザの識別は、例えば、上述したクッキーなどによって行うことができる。
広告配信装置200は、情報提供装置100からユーザ情報Daを取得すると、かかるユーザ情報Daに応じた広告コンテンツを選択してユーザ端末20へ送信する(ステップS16)。これにより、広告配信装置200では、ユーザ情報に対応する広告コンテンツを選択的に配信するターゲティング配信を行うことができる。
ところで、広告配信装置200を管理する広告配信業者は、情報提供装置100を管理する情報提供業者に対して、ユーザ情報の提供に対する対価を支払う。以下の実施形態では、このような対価には従量課金が採用されているものとする。すなわち、広告配信業者は、情報提供装置100から取得したユーザ情報の分量が多いほど、多くの対価を情報提供業者に支払う。
ここで、図1Aに示した例のように、広告配信装置200は、ユーザ端末20からアクセスされるたびに情報提供装置100からユーザ情報を取得した場合、アクセス数に比例して対価が増大することとなり、ターゲティング配信に要する費用も増大するおそれがある。また、広告配信装置200は、ユーザ端末20からアクセスされるたびに情報提供装置100からユーザ情報を取得した場合、ユーザ端末20がポータルページにアクセスしたという情報を他業者である情報提供業者に通知することになる。このことは、情報提供業者にポータルページへのアクセス情報が知られてしまうという問題を招く。このような状況下において、広告配信装置200にとっては、情報提供装置100からユーザ情報を必要以上に取得しないことが望ましい。
そこで、第1の実施形態に係る情報提供方法では、広告配信装置200が、ユーザ情報を保持しており、ユーザ端末20からアクセスされた場合に、かかるユーザ端末20のユーザ情報を自装置(広告配信装置200)で保持しているか否かを判定する。そして、広告配信装置200は、ユーザ情報を保持していない場合には、情報提供装置100からユーザ情報を取得した上でターゲティング配信を行うが、ユーザ情報を保持している場合には、情報提供装置100からユーザ情報を取得せずにターゲティング配信を行う。以下、ユーザ情報の取得有無を判定する処理について図1Bを用いて説明する。
図1Bに示すように、第1の実施形態に係る広告配信装置200は、ユーザ情報DB220を保持する。かかるユーザ情報DB220は、ポータルページにアクセスしたことがあるユーザ端末20のユーザ情報や、過去に情報提供装置100から提供されたユーザ情報を記憶する。例えば、広告配信装置200は、ポータルページにアクセスされた場合に、かかるポータルページの属性に応じて、アクセスしたユーザの嗜好が高い分野を推定し、推定結果をユーザ情報としてユーザ情報DB220に格納する。図1Bに示した例では、ユーザ情報DB220は、ユーザID「U11」によって識別されるユーザが「食べ物」に興味があるといったユーザ情報や、ユーザID「U12」によって識別されるユーザが「車」に興味があるといったユーザ情報を記憶する。
図1Bに示した例において、ユーザ端末20及び20は、広告配信装置200によって提供されるポータルページにアクセスする。かかるユーザ端末20は、ユーザIDが「U11」であるユーザU11によって利用されており、ユーザ端末20は、ユーザIDが「U21」であるユーザU21によって利用されているものとする。
このような構成の下、広告配信装置200は、ユーザ端末20からアクセスされた場合(ステップS20)、ユーザ端末20のユーザ情報がユーザ情報DB220に存在するか否かを判定する(ステップS21)。図1Bに示した例では、ユーザ情報DB220にユーザID「U11」が記憶されているので、広告配信装置200は、ユーザ情報「有」と判定する(ステップS22)。この場合、広告配信装置200は、ユーザ情報DB220に記憶されているユーザ情報に基づいて、ユーザU11の嗜好が高い広告コンテンツを含むポータルページをユーザ端末20に配信する(ステップS23)。
図1Bに示した例では、ユーザ情報DB220には、ユーザID「U11」に対応付けて、ユーザ情報「食べ物」が記憶されている。このため、広告配信装置200は、例えば、「食べ物」に関する広告コンテンツを含むポータルページを配信する。なお、図1Bに示すように、ポータルページには、広告コンテンツ以外にも、ポータルページが本来表示すべき各種コンテンツであるポータルコンテンツが含まれる。
続いて、広告配信装置200は、ユーザ端末20からアクセスされた場合(ステップS30)、上記例と同様に、ユーザ端末20のユーザ情報がユーザ情報DB220に存在するか否かを判定する(ステップS21)。図1Bに示した例では、ユーザ情報DB220にユーザID「U21」が記憶されていないので、広告配信装置200は、ユーザ情報「無」と判定する(ステップS32)。かかる場合に、広告配信装置200は、情報提供装置100に対して、ユーザ端末20のユーザ情報を要求する。具体的には、広告配信装置200は、第2通知機能を含むポータルページをユーザ端末20に配信する(ステップS33)。この時点では、ユーザ端末20は、広告枠に広告コンテンツが表示されていないポータルコンテンツをブラウザ等に表示することとなる。
そして、ユーザ端末20は、図1Aに示した例と同様に、ポータルページに埋め込まれた第2通知機能に基づき、情報提供装置100にアクセスする(ステップS34)。情報提供装置100は、かかるユーザ端末20のユーザに対応するユーザ情報を広告配信装置200に提供する(ステップS35)。そして、広告配信装置200は、情報提供装置100から取得したユーザ情報に応じた広告コンテンツを選択してユーザ端末20に配信する。これにより、ステップS33において配信されたポータルコンテンツの広告枠に、ユーザU21に対応する広告コンテンツが表示されることとなる。
このように、第1の実施形態に係る情報提供方法では、広告配信装置200は、ユーザ情報を保持しているか否かを判定することによって、情報提供装置100からユーザ情報を必要以上に取得しない。これにより、第1の実施形態に係る情報提供方法では、情報提供装置100から取得するユーザ情報の分量を低減できるので、従量課金である場合に、情報提供装置100に支払う対価を低減することができる。
また、第1の実施形態に係る情報提供方法は、従量課金でない場合であっても有効である。具体的には、第1の実施形態に係る情報提供方法では、広告配信装置200は、情報提供装置100からユーザ情報を必要以上に取得しないことで、ユーザ端末20がポータルページにアクセスしたという情報を情報提供業者に極力通知しないようにすることができる。また、第1の実施形態に係る情報提供方法では、広告配信装置200が情報提供装置100からユーザ情報を常に取得するわけではないので、情報提供装置100と広告配信装置200との間の通信量を低減でき、この結果、通信網の負荷を低減することができる。
なお、上述では、ユーザがサイト提供装置10のサイトページへアクセスした情報やそれに基づく情報をユーザ情報としたがユーザ情報はかかる情報に限定されるものではない。すなわち、ユーザへコンテンツを提供する提供装置に対するアクセス情報やそれに基づく情報をユーザ情報とすることができる。
以下、第1の実施形態に係る情報提供方法を実行する情報提供装置100及び広告配信装置200について図2〜図10を参照してさらに詳細に説明する。なお、図1Bに示した例では、広告配信装置200は、ユーザ情報DB220にユーザ情報が記憶されていることを条件として、情報提供装置100からユーザ情報を取得しないものとした。以下では、かかる条件だけでなく他の条件についても判定した上でユーザ情報の取得有無を決定する例について説明する。
〔1−2.広告配信システムの構成〕
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置が含まれる広告配信システムの構成について説明する。図2に例示するように、第1の実施形態に係る広告配信システム1には、サイト提供装置10〜10と、ユーザ端末20〜20と、情報提供装置100と、広告配信装置200とが含まれる。これらの各種装置は、通信網40を介して通信可能に接続される。サイト提供装置10〜10はサイト運営者によって管理され、情報提供装置100は情報提供業者によって管理され、広告配信装置200は広告配信業者によって管理される。なお、図2では、1台の情報提供装置100及び1台の広告配信装置200を図示したが、広告配信システム1には、複数台の情報提供装置100や複数台の広告配信装置200が含まれる場合もある。
以下では、サイト提供装置10〜10を区別する必要がない場合には、これらを総称して「サイト提供装置10」と表記する場合がある。また、ユーザ端末20〜20を区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザ端末20」と表記する場合がある。
サイト提供装置10は、ユーザ端末20からアクセスされた場合に、各種サイトページを提供するサーバ装置である。上記の通り、サイト提供装置10によって提供されるサイトページは、ウェブビーコン等によって実現される第1通知機能が埋め込まれる。例えば、ウェブビーコンは、サイトページにアクセスしたユーザ端末20を情報提供装置100内に格納される透明な画像又は非常に小さな画像(「クリアGIF」と呼ばれることもある)にアクセスさせる機能を有する。これにより、情報提供装置100は、ユーザ端末20から情報を取得することができる。このような通知プログラムであるウェブビーコンによって情報提供装置100がユーザ端末20から取得する情報には、サイト提供装置10の識別情報や、サイトページへのアクセス毎に異なる固有のアクセス固有情報などの情報が含まれる。なお、これらの情報提供装置100の識別情報やアクセス固有情報は、例えば、ユーザ端末20から情報提供装置100に送信されるHTTPリクエストのクエリに第1通知機能により設定される。
ユーザ端末20は、ユーザによって利用されるPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)等である。かかるユーザ端末20は、ユーザの操作に従って、サイト提供装置10によって提供されるサイトページや、広告配信装置200によって提供されるポータルページにアクセスする。
広告配信装置200は、ユーザ端末20からアクセスがあった場合に、バナー広告等の広告コンテンツを含むポータルページ(例えば、ポータルサイト等のウェブページ)を提供する情報処理装置である。上記の通り、広告配信装置200によって提供されるポータルページは、ウェブビーコン等によって実現される第2通知機能が埋め込まれる。かかるウェブビーコンは、ポータルページにアクセスしたユーザ端末20を情報提供装置100内に格納される透明な画像又は非常に小さな画像にアクセスさせる機能を有する。これにより、情報提供装置100は、ユーザ端末20から情報を取得する。第2通知機能によって情報提供装置100がユーザ端末20から取得する情報には、広告配信装置200の識別情報や、ポータルページへのアクセス毎に異なる固有のアクセス固有情報などの情報が含まれる。これらの広告配信装置200の識別情報やアクセス固有情報は、例えば、ユーザ端末20から情報提供装置100に送信されるHTTPリクエストのクエリに第2通知機能により設定される。
情報提供装置100は、ユーザ端末20によるサイト提供装置10へのアクセス状況を収集し、かかる収集結果に基づいて広告配信装置200に対してユーザ情報を提供する情報処理装置である。かかる情報提供装置100は、サイト運営者の協力の下、複数のサイト提供装置10を介してユーザ情報を収集し、収集したユーザ情報を統合や加工等して広告配信装置200に提供する。そして、このような情報提供装置100を管理する情報提供業者は、ユーザ情報を提供することに対する対価を広告配信業者から得るとともに、ユーザ情報の取得に協力したことに対する対価をサイト運営者に支払う。
第1の実施形態に係る情報提供装置100は、複数のサイト提供装置10によって提供される各サイトページに対してユーザ端末20がアクセスしたことを契機に、第1通知機能によりユーザ端末20からアクセスを受け付ける。このとき、情報提供装置100は、ユーザ端末20との間でユーザ識別情報を送受信することにより、各ユーザ端末20を識別する。例えば、情報提供装置100は、ユーザ識別情報として、クッキー等をユーザ端末20に送信する。これにより、情報提供装置100は、どのようなサイトページにアクセスしたユーザ端末20であるかを識別できるので、ユーザ端末20のユーザ情報(サイトページのアクセス履歴等)を取得することができる。そして、情報提供装置100は、これらの各種ユーザ情報を広告配信装置200に提供することにより、広告配信装置200によるターゲティング配信を可能にする。
〔1−3.情報提供装置100の構成〕
次に、図3を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100の構成について説明する。図3に例示するように、第1の実施形態に係る情報提供装置100は、通信I/F(interface)110と、ユーザ情報DB120と、制御部130とを有する。
通信I/F110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等である。制御部130は、通信I/F110を介して、通信網40に接続されたサイト提供装置10、ユーザ端末20及び広告配信装置200との間で各種データを送受信する。
ユーザ情報DB120は、アクセス履歴テーブル121、ユーザ属性テーブル122が含まれる。かかるユーザ情報DB120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
制御部130は、取得部131と、生成部132と、要求応答部133とを有する。かかる制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。また、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、図示しない記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。かかる制御部130は、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
〔1−3(1).アクセス履歴テーブル121〕
次に、図4を用いて、アクセス履歴テーブル121の一例について説明する。アクセス履歴テーブル121は、各ユーザ端末20が各サイト提供装置10へアクセスした履歴を示す情報を記憶する。図4に示した例では、アクセス履歴テーブル121には、「ユーザID」毎に、「アクセス先情報」と「アクセス回数情報」とを対応付けた情報が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザ端末20を識別するためのユーザ識別情報である。かかる「ユーザID」は、情報提供装置100によってユーザ端末20毎に割り当てられる情報である。例えば、「ユーザID」は、情報提供装置100とユーザ端末20との間で送受信されるクッキーに埋め込まれる。なお、ユーザ端末20にブラウザが複数搭載されている場合には、1台のユーザ端末20に対して複数の「ユーザID」が割り当てられるが、ここでは、説明を分かり易くするためにユーザ端末20には1つのブラウザが搭載されているものとする。
「アクセス先情報」は、ユーザ端末20がアクセスしたサイト提供装置10を示す情報である。また、「アクセス回数情報」は、ユーザ端末20がサイト提供装置10へアクセスした回数を示す情報である。
なお、図4に示した例では、アクセス履歴テーブル121の「ユーザID」は、図2に示したユーザ端末20〜20に付した参照符号に該当するものとする。また、アクセス履歴テーブル121の「アクセス先情報」は、図2に示したサイト提供装置10〜10に付した参照符号に該当するものとする。
すなわち、図4に示す例では、ユーザ端末20がサイト提供装置10に10回アクセスし、サイト提供装置10に1回アクセスしたことを示し、ユーザ端末20がサイト提供装置10にアクセスしておらず、サイト提供装置10に29回アクセスしたことを示している。このように、図4に例示したアクセス履歴テーブル121は、ユーザ情報として、各ユーザ端末20がどのようなサイトページにアクセスしたことがあるかを示すアクセス履歴を記憶する。
〔1−3(2).ユーザ属性テーブル122〕
次に、図5を用いて、ユーザ属性テーブル122の一例について説明する。ユーザ属性テーブル122は、ユーザIDとユーザの属性情報とが関連付けられたユーザ情報を記憶する。図5に示した例では、ユーザ属性テーブル122には、「ユーザID」毎に、「サイコグラフィック属性」と「デモグラフィック属性」とを記憶する。
「サイコグラフィック属性」は、ユーザの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などを示す情報である。かかる「サイコグラフィック属性」は、例えば、「コスメ(化粧品)」、「車」、「服」、「旅行」などの属性区分に分類される。図5に示す例では、属性区分毎に、ユーザの嗜好が相対的に高い場合に「1」が記憶され、それ以外の場合には「0」が記憶される。ただし、これに限定されるものではなく、各属性区分は、例えば、ユーザの嗜好を3段階以上に評価した情報を記憶してもよい。また、「サイコグラフィック属性」は、図5に示した属性区分の例に限られず、バイク、経済など様々な属性区分が含まれてもよい。
「デモグラフィック属性」は、人口統計学的なユーザの属性情報を示す。かかる「デモグラフィック属性」は、例えば、ユーザの「性別」、「年齢」などの属性区分に分類される。図5に示す「性別」には、ユーザが女性である場合には「1」が記憶され、ユーザが男性である場合には「2」が記憶され、ユーザの性別が不明の場合には「x」が記憶される。また、「年齢」には、ユーザの年齢が記憶され、ユーザの年齢が不明の場合には「x」が記憶される。なお、「デモグラフィック属性」は、図5に示した属性区分の例に限られず、ユーザの職業、家族構成、年収、住所、学歴など様々な属性区分が含まれてもよい。
ユーザ属性テーブル122に記憶されるユーザ情報である各種属性情報は、後述する生成部132によって、アクセス履歴テーブル121に記憶されているユーザ情報等が統合及び推定されることにより生成される。
〔1−4.広告配信装置200の構成〕
次に、図6を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置200の構成について説明する。図6に例示するように、第1の実施形態に係る広告配信装置200は、通信I/F210と、ユーザ情報DB220と、制御部230とを有する。
通信I/F210は、例えば、NIC等である。制御部230は、通信I/F210を介して、通信網40に接続されたサイト提供装置10、ユーザ端末20及び情報提供装置100との間で各種データを送受信する。
ユーザ情報DB220は、ユーザ情報テーブル221が含まれる。かかるユーザ情報DB220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
制御部230は、判定部231と、要求部232と、配信部233とを有する。かかる制御部230は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。また、制御部230は、例えば、CPUやMPU等によって、図示しない記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。かかる制御部230は、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
〔1−5.ユーザ情報テーブル221〕
次に、図7を用いて、ユーザ情報テーブル221の一例について説明する。ユーザ情報テーブル221は、ユーザ端末20のユーザ情報を記憶する。例えば、ユーザ情報テーブル221は、ポータルページにアクセスしたユーザのユーザ情報や、広告配信装置200に会員登録したユーザのユーザ情報を記憶する。また、例えば、ユーザ情報テーブル221は、情報提供装置100から提供されたユーザ情報を記憶してもよい。
図7に示した例では、ユーザ情報テーブル221は、「ユーザID」毎に、「サイコグラフィック属性」と「デモグラフィック属性」と「更新日」を記憶する。「サイコグラフィック属性」及び「デモグラフィック属性」は、図5に示した例と同様である。「更新日」は、「サイコグラフィック属性」及び「デモグラフィック属性」が更新された日時(図7の例では、年月日)を示す。
例えば、図7では、ユーザID「U11」に対応するユーザ情報(サイコグラフィック属性及びデモグラフィック属性)が2012年3月30日に更新され、ユーザID「U12」に対応するユーザ情報(サイコグラフィック属性及びデモグラフィック属性)が2011年12月20日に更新されたことを示す。
なお、第1の実施形態において、情報提供装置100及び広告配信装置200は、各ユーザに対して独自のユーザIDを付与し、同一ユーザであっても異なるユーザIDによって管理するものとする。ここで、図7に示したユーザID「U11」は、図2に示したユーザ端末20のユーザIDに該当し、ユーザID「U12」は、図2に示したユーザ端末20のユーザIDに該当するものとする。
〔1−6.作用(属性情報更新処理)〕
次に、図8を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100による属性情報更新処理の手順について説明する。かかる属性情報更新処理は、制御部130によって繰り返し実行される処理である。
図8に示すように、情報提供装置100の取得部131は、ユーザ端末20から第1通知機能に基づくアクセスがあったか否かを判定する(ステップS100)。例えば、取得部131は、サイト提供装置10によって提供されるサイトページに埋め込まれたウェブビーコンに基づくアクセスがあったか否かを判定する。かかる処理において、取得部131は、ユーザ端末20から第1通知機能に基づくアクセスがない場合には(ステップS100,No)、第1通知機能に基づくアクセスがあるまで待機する。
一方、取得部131は、ユーザ端末20から第1通知機能へのアクセスがあった場合には(ステップS100,Yes)、かかるユーザ端末20からユーザ識別情報を受信したか否かを判定する(ステップS101)。例えば、取得部131は、ユーザ端末20からクッキーを受信したか否かを判定する。
そして、取得部131は、ユーザ端末20からユーザ識別情報を受信した場合には(ステップS101,Yes)、取得したユーザ識別情報からユーザ端末20のユーザIDを取得する(ステップS102)。一方、取得部131は、ユーザ端末20からユーザ識別情報を受信していない場合には(ステップS101,No)、アクセス履歴テーブル121に含まれない新たなユーザIDを含むクッキー等のユーザ識別情報を生成し、生成したユーザ識別情報をユーザ端末20に送信する(ステップS103)。
続いて、取得部131は、ユーザ端末20がアクセスした第1通知機能を含むサイトページを提供したサイト提供装置10を識別する(ステップS104)。具体的には、取得部131は、第1通知機能に基づくアクセスを行ったユーザ端末20からサイト提供装置10の識別情報を受信するので、かかる識別情報に基づいて、サイト提供装置10を識別する。例えば、ユーザ端末20は、第1通知機能に基づくアクセスを行う際に、アクセス先のURLに対して、サイト提供装置10の識別情報、及び、サイトページへのアクセス毎に異なるアクセス固有情報を加えて、情報提供装置100にアクセスする。取得部131は、ユーザ端末20によって第1通知機能に基づくアクセスがされた場合に、これらのサイト提供装置10の識別情報やサイトページへのアクセス固有情報に基づいて、ユーザ端末20がアクセスしたサイト提供装置10を識別する。
続いて、取得部131は、アクセス履歴テーブル121のうち、ステップS102において取得したユーザ端末20のユーザID又はステップS103で新規に付与したユーザ端末20のユーザIDに対応し、かつ、ステップS104において取得したサイト提供装置10に対応する情報を更新する(ステップS105)。例えば、アクセス履歴テーブル121が図4に示す状態にある場合に、ユーザ端末20がサイト提供装置10へアクセスした場合には、取得部131は、ユーザIDが「20」であり、アクセス先情報が「10」に対応するアクセス回数情報を「10」から「11」へ更新する。
続いて、生成部132は、取得部131によって更新されたアクセス履歴テーブル121に基づいて、ユーザ属性テーブル122を更新する(ステップS106)。具体的には、生成部132は、取得部131によって更新されたユーザIDに対応するアクセス履歴テーブル121内の各種情報に基づいて、かかるユーザIDに対応するサイコグラフィック属性を生成し、生成した属性情報をユーザ属性テーブル122に格納する。生成部132は、ユーザ属性テーブル122の更新が終了した場合に、属性情報更新処理を終了する。
また、サイト提供装置10は、サイトページの会員ユーザ等に関するユーザの属性情報(サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性)を保持する場合もある。このとき、サイト提供装置10は、ユーザ端末20が第1通知機能に基づくアクセスを行った際に、かかるユーザ端末20によるサイトページへのアクセスに対応するアクセス固有情報とともに、ユーザ端末20の属性情報(サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性)を情報提供装置100に送信してもよい。この場合には、情報提供装置100の取得部131は、サイト提供装置10から受信したアクセス固有情報に対応するサイトページに埋め込まれた第1通知機能に基づくアクセスを行ったユーザ端末20を特定する。そして、取得部131は、図4では図示することを省略したが、アクセスを行ったユーザ端末20のユーザIDに対応付けて、サイト提供装置10から受信した属性情報(サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性)をアクセス履歴テーブル121に格納する。かかる場合には、生成部132は、アクセス履歴テーブル121に記憶されている属性情報を統合することにより、ユーザ属性テーブル122を生成及び更新することとなる。
なお、ここでは、アクセス履歴テーブル121が更新される毎に、生成部132がユーザ属性テーブル122を更新することとしているが、生成部132は、アクセス履歴テーブル121の情報が所定数更新される毎にユーザ属性テーブル122を更新してもよい。また、生成部132は、アクセス履歴テーブル121に含まれる各ユーザIDに対応する情報が所定数更新される毎にユーザ属性テーブル122を更新してもよい。
また、生成部132は、アクセス履歴テーブル121に基づいて、ユーザ属性テーブル122を生成する方法、言い換えれば、ユーザのウェブサイトへのアクセス履歴に基づいて、ユーザの属性情報を推定する方法として、種々の方法を用いることができる。例えば、サイト提供装置10が「コスメ」に関するサイトページを提供するものとする。このとき、生成部132は、ユーザ端末20がサイト提供装置10にアクセスした場合には、ユーザ端末20のユーザが「コスメ」に興味があると推定することができる。このとき、生成部132は、ユーザ端末20のユーザの性別が「女性」であることを推定してもよい。このように、生成部132は、アクセス履歴に基づいて、デモグラフィック属性を推定してもよい。この例の場合、生成部132は、ユーザID「20」に対応するユーザ属性テーブル122の「コスメ」及び「性別」の情報を「1」に更新する。
また、例えば、サイト提供装置10が「コスメ」に関するサイトページを提供し、サイト提供装置10が「女性服」に関するサイトページを提供するものとする。このとき、生成部132は、ユーザ端末20がサイト提供装置10及び10にアクセスした場合には、ユーザ端末20のユーザの性別が「女性」であると推定することができる。ここで、生成部132は、ユーザ端末20がサイト提供装置10にアクセスしたという情報だけでなく、サイト提供装置10にアクセスしたという情報と、サイト提供装置10にアクセスしたという情報とを統合することにより、ユーザの性別が「女性」であると精度良く推定することができる。すなわち、生成部132は、取得部131によって取得された多くのユーザ情報を統合するほど、ユーザの属性情報を高精度に推定することができる。この例の場合には、生成部132は、ユーザID「20」に対応するユーザ属性テーブル122の「性別」の情報を「1」に更新する。
このように、取得部131は、第1通知機能に基づいてアクセスしたユーザ端末20から取得したクッキー等のユーザ識別情報からユーザ端末20のユーザIDを取得し、また、ユーザ端末20がアクセスしたサイト提供装置10の情報を取得する。そして、取得部131は、取得した情報に基づいて、アクセス履歴テーブル121を生成及び更新する。そして、生成部132は、ユーザ属性テーブル122を生成および更新する。
なお、アクセス履歴テーブル121に基づいて、ユーザ属性テーブル122を生成する方法として、例えば、ユーザ情報DB120に、別途不特定多数のユーザの嗜好情報(商品購入履歴情報やサイトへのアクセス履歴情報など)を記憶しておき、これらの嗜好情報に基づいて、ユーザの属性を推定する協調フィルタリング技術など、種々の方法を用いることができる。
〔1−7.作用(情報提供処理)〕
次に、図9を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100による情報提供処理の手順について説明する。かかる情報提供処理は、制御部130によって繰り返し実行される処理である。
図9に示すように、制御部130の要求応答部133は、ユーザ端末20から第2通知機能に基づくアクセスがあったか否かを判定する(ステップS200)。例えば、要求応答部133は、広告配信装置200によって提供されるポータルページに埋め込まれたウェブビーコンに基づくアクセスがあったか否かを判定する。かかる処理において、要求応答部133は、ユーザ端末20から第2通知機能に基づくアクセスがない場合(ステップS200,No)、情報提供処理を終了する。
一方、ユーザ端末20から第2通知機能に基づくアクセスがあった場合(ステップS200,Yes)、要求応答部133は、第2通知機能に基づくアクセスをしたユーザ端末20からクッキー等のユーザ識別情報を受信したか否かを判定する(ステップS201)。かかる処理において、要求応答部133は、ユーザ識別情報を受信した場合には(ステップS201,Yes)、受信したユーザ識別情報からユーザ端末20のユーザIDを取得する(ステップS202)。
続いて、要求応答部133は、ユーザ端末20がアクセスした第2通知機能を含むポータルページを提供した広告配信装置200を識別する(ステップS203)。具体的には、要求応答部133は、第2通知機能に基づくアクセスをしたユーザ端末20から広告配信装置200の識別情報を受信するので、かかる識別情報に基づいて、広告配信装置200を識別する。例えば、ユーザ端末20は、第2通知機能に基づくアクセスを行う際に、アクセス先のURLに対して、広告配信装置200の識別情報、及び、ポータルページへのアクセス毎に異なるアクセス固有情報を加えて、情報提供装置100にアクセスする。要求応答部133は、ユーザ端末20によって第2通知機能に基づくアクセスがされた場合に、これらの広告配信装置200の識別情報やポータルページへのアクセス固有情報に基づいて、ユーザ端末20がアクセスした広告配信装置200を識別する。
続いて、要求応答部133は、第2通知機能に基づくアクセスをしたユーザ端末20のユーザIDに対応する属性情報をユーザ属性テーブル122から抽出する(ステップS204)。具体的には、要求応答部133は、第2通知機能に基づくアクセスをしたユーザ端末20のユーザIDに対応付けてユーザ属性テーブル122に記憶されているサイコグラフィック属性及びデモグラフィック属性を抽出する。
続いて、要求応答部133は、ユーザ属性テーブル122から抽出した属性情報をアクセス固有情報とともに、ステップS203で識別した広告配信装置200に送信する(ステップS205)。
そして、広告配信装置200は、情報提供装置100から送信された属性情報(ユーザ情報)及びアクセス固有情報を受信する。そして、広告配信装置200の配信部233は、受信したアクセス固有情報に基づいて、第2通知機能が埋め込まれたポータルページにアクセスしたユーザ端末20を特定し、かかるユーザ端末20に対して、情報提供装置100から送信された属性情報に応じた広告コンテンツを配信する。これにより、ユーザ端末20は、広告配信装置200から広告コンテンツを含むポータルページが配信され、かかるポータルページをブラウザ等に表示する。
なお、図9では、情報提供装置100から広告配信装置200に送信するユーザ情報として、「サイコグラフィック属性」及び「デモグラフィック属性」を含む属性情報を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置100から広告配信装置200に送信するユーザ情報は、「サイコグラフィック属性」および「デモグラフィック属性」のいずれか一方を含む属性情報であってもよい。
〔1−8.作用(判定処理、配信処理)〕
次に、図10を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置200による判定処理及び配信処理の手順について説明する。
図10に示すように、情報提供装置100の制御部230は、ユーザ端末20からアクセスされたか否かを判定する(ステップS300)。具体的には、制御部230は、ポータルページを取得する旨の要求をユーザ端末20から受信したか否かを判定する。制御部230は、ユーザ端末20からアクセスされていない場合(ステップS300,No)、アクセスされるまで待機する。
一方、ユーザ端末20からアクセスされた場合(ステップS300,Yes)、判定部231は、かかるユーザ端末20のユーザ情報がユーザ情報テーブル221に記憶されているか否かを判定する(ステップS301)。そして、判定部231は、ユーザ情報がユーザ情報テーブル221に記憶されている場合には(ステップS301,Yes)、かかるユーザ情報の鮮度が所定の鮮度閾値以上であるかを判定する(ステップS302)。
具体的には、判定部231は、ユーザ情報テーブル221から、ユーザ端末20のユーザ情報に対応する更新日を取得し、取得した更新日から現在日までの経過日数を鮮度情報として算出する。そして、判定部231は、かかる経過日数が所定日数よりも小さいか否を判定する。このとき、判定部231は、経過日数が所定日数よりも小さい場合には、ユーザ情報の鮮度が鮮度閾値以上であると判定し、経過日数が所定日数以上である場合には、ユーザ情報の鮮度が鮮度閾値よりも低いと判定する。
そして、配信部233は、判定部231によってユーザ情報の鮮度が鮮度閾値以上であると判定された場合に(ステップS302,Yes)、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報を用いてターゲティング配信を行う(ステップS303)。すなわち、配信部233は、ステップS300においてアクセスしたユーザに対応する広告コンテンツを含むポータルページをユーザ端末20に配信する。
このように、第1の実施形態において、判定部231は、ユーザ情報がユーザ情報テーブル221に記憶されているか否かを判定するだけでなく、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報の新しさを示す鮮度(上記の経過日数)についても判定する。そして、配信部233は、ユーザ情報の鮮度が高ければ、かかるユーザ情報を用いてターゲティング配信を行う。このとき、要求部232は、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報の鮮度が鮮度閾値以上であれば、情報提供装置100に対してユーザ情報を要求する処理を行わない。
一方、要求部232は、ユーザ情報テーブル221にユーザ情報が記憶されていない場合(ステップS301,No)、又は、ユーザ情報テーブル221にユーザ情報が記憶されている場合であっても、かかるユーザ情報の鮮度が鮮度閾値よりも低い場合には(ステップS302,No)、情報提供装置100に対してユーザ情報を要求する。具体的には、要求部232は、配信部233に対して、第2通知機能を含むポータルページをユーザ端末20に配信するよう指示する。これにより、配信部233は、第2通知機能を含むポータルページをユーザ端末20に配信する(ステップS304)。すなわち、要求部232は、ユーザ端末20を介して、情報提供装置100に対してユーザ情報の取得要求を送信することとなる。
そして、要求部232は、情報提供装置100によって図9に示した情報提供処理が行われることにより、ステップS300においてアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報を情報提供装置100から取得する。このとき、要求部232は、図9のステップS305において説明したように、情報提供装置100からユーザ情報とともに、ステップS300におけるアクセスを識別するためのアクセス固有情報を取得する。そして、配信部233は、要求部232によって取得されたアクセス固有情報に基づいて、ステップS300においてアクセスしたユーザ端末20を特定する。さらに、配信部233は、特定したユーザ端末20に対して、要求部232によって取得されたユーザ情報を用いてターゲティング配信を行う(ステップS305)。
ところで、広告配信装置200は、ステップS304において、広告コンテンツを表示するための広告枠と、広告コンテンツ以外の各種コンテンツ(ニュース、他サイトへのリンクなど)を表示するためのポータルコンテンツ枠とを含むポータルページをユーザ端末20に提供する。この時点では、ユーザ端末20は、広告枠に広告コンテンツが表示されていないポータルページをブラウザに表示することとなる。そして、ユーザ端末20は、ステップS305において、広告配信装置200から広告コンテンツが配信された場合に、ポータルページ内の広告枠のみをリロードするなどして、かかる広告枠に広告コンテンツを表示することができる。
または、広告配信装置200は、ステップS304において、広告枠については、広告配信装置200の所定のURLにリダイレクトするように設定されたポータルページをユーザ端末20に提供してもよい。かかる場合に、ユーザ端末20は、広告枠に広告コンテンツが表示されていないポータルページをブラウザに表示することとなるが、広告枠を表示処理する際に上記所定のURLにアクセスする。そして、広告配信装置200は、広告枠に設定されたリダイレクト機能により、ユーザ端末20から上記所定のURLにアクセスされた場合に、かかるアクセスに対する応答として、広告コンテンツをユーザ端末20に配信してもよい。これにより、ユーザ端末20は、広告枠をリロードすることなく、広告配信装置200から配信された広告コンテンツを広告枠に表示することができる。
このように、第1の実施形態に係る広告配信装置200は、自装置(広告配信装置200)で保持するユーザ情報の鮮度が高い場合には、情報提供装置100からユーザ情報を取得しない。これにより、広告配信装置200は、情報提供装置100から取得するユーザ情報の分量を低減できるので、情報提供装置100に支払う対価を低減することができる。また、第1の実施形態に係る広告配信装置200は、単にユーザ情報テーブル221にユーザ情報が記憶されているか否かを判定するのではなく、ユーザ情報の鮮度も判定するので、鮮度の低いユーザ情報を用いたターゲティング配信を防止することができ、この結果、高精度なターゲティング配信を行うことができる。
〔1−9.効果〕
上述してきたように、第1の実施形態に係る広告配信装置200において、ユーザ情報テーブル221は、ユーザに関するユーザ情報を記憶する。また、判定部231は、ユーザ端末20からアクセスされた場合に、かかるユーザ端末20のユーザに関するユーザ情報(属性情報の一例)がユーザ情報テーブル221に記憶されているか否かを判定する。また、要求部232は、判定部231によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、所定のユーザ情報を保持する情報提供装置100に対して、ユーザ端末20のユーザ情報を送信するように要求する。また、配信部233は、判定部231によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、要求部232によって情報提供装置100から取得されたユーザ情報を用いてユーザ端末20に広告コンテンツを配信し、判定部231によってユーザ情報が記憶されていると判定された場合に、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報を用いて広告コンテンツを配信する。
これにより、第1の実施形態に係る広告配信装置200は、情報提供装置100から取得するユーザ情報の分量を低減できるので、従量課金である場合に、情報提供装置100に支払う対価を低減することができる。また、広告配信装置200は、情報提供装置100からユーザ情報を常に取得するわけではないので、通信網40の負荷を低減することができる。
また、第1の実施形態に係る広告配信装置200において、ユーザ情報テーブル221は、ユーザ情報に対応付けて、かかるユーザ情報の鮮度を示す鮮度情報(更新日の一例)を記憶する。また、判定部231は、ユーザ端末20のユーザ情報がユーザ情報テーブル221に記憶されている場合に、かかるユーザ情報に対応する鮮度情報が鮮度閾値以上であるか否かを判定する。また、要求部232は、判定部231によって鮮度情報が鮮度閾値よりも低いと判定された場合に、情報提供装置100に対してユーザ情報を要求する。
これにより、第1の実施形態に係る広告配信装置200は、鮮度の低いユーザ情報を用いたターゲティング配信を防止することができ、この結果、高精度なターゲティング配信を行うことができる。
〔1−10.その他の実施形態〕
上記第1の実施形態では、ユーザ情報テーブル221が鮮度情報として更新日を記憶する例を示した。しかし、ユーザ情報テーブル221は、ユーザ情報の鮮度を示す指標値を鮮度情報として記憶してもよい。例えば、ユーザ情報テーブル221が「更新日」の他に「鮮度情報」といった項目を有し、制御部230が、定期的にユーザ情報テーブル221の「鮮度情報」を更新してもよい。具体的には、制御部230は、ユーザ情報テーブル221のユーザ情報毎に、更新日から現在日までの経過日数に基づいて、かかるユーザ情報の鮮度を示す指標値を算出し、算出した指標値を鮮度情報に格納してもよい。これにより、広告配信装置200は、図10を用いて説明した判定処理にかかる負荷を低減することができるので、ユーザ端末20からアクセスされてからポータルページを配信するまでレスポンス時間を短縮することができる。
また、上記第1の実施形態では、判定部231がユーザ情報テーブル221にユーザ情報が記憶されているか否かを判定する例を示した。しかし、判定部231は、ユーザ情報テーブル221に記憶されている属性区分の数が所定数以上であるか否かを判定してもよい。例えば、図7に示した例の場合、ユーザ情報テーブル221には、ユーザID「U11」に対応する属性区分が3個(「服」、「性別」、「年齢」)記憶されており、ユーザID「U12」に対応する属性区分が4個(「コスメ」、「車」、「旅行」、「年齢」)記憶されている。なお、ここでは、サイコグラフィック属性のうち「1」が記憶されている属性区分と、デモグラフィック属性のうち「x」が記憶されていない属性区分の数をカウントするものとする。この例において、判定部231は、ユーザIDが「U11」であるユーザ端末20からアクセスされた場合に、かかるユーザ端末20に対応する属性区分の数「3」が所定数以上であるか否かを判定する。そして、要求部232は、判定部231によって属性区分の数が所定数以上であると判定された場合には、情報提供装置100にユーザ情報を要求せず、判定部231によって属性区分の数が所定数以上でないと判定された場合には、情報提供装置100にユーザ情報を要求する。
このように、広告配信装置200は、高精度なターゲティング配信を行うために十分な分量の属性区分がユーザ情報テーブル221に記憶されているか否かに基づいて、情報提供装置100からユーザ情報を取得するか否かを決定する。これにより、広告配信装置200は、高精度なターゲティング配信を行うことができる。
また、上記第1の実施形態では、ユーザ情報テーブル221がユーザID毎に更新日を記憶する例を示した。しかし、ユーザ情報テーブル221は、ユーザ属性毎に更新日を記憶してもよい。例えば、ユーザ情報テーブル221は、図7に示した例において、サイコグラフィック属性に対応する更新日と、デモグラフィック属性に対応する更新日を記憶してもよい。また、例えば、ユーザ情報テーブル221は、属性区分毎に更新日を記憶してもよい。具体的には、ユーザ情報テーブル221は、サイコグラフィック属性の属性区分「コスメ」、「車」、「服」、「旅行」のそれぞれについて異なる更新日を記憶し、デモグラフィック属性の属性区分「性別」、「年齢」のそれぞれについて異なる更新日を記憶する。
この例のように、ユーザ情報テーブル221が属性区分毎に更新日を記憶する場合、判定部231は、更新日から現在日までの経過日数が所定日数よりも小さい属性区分を抽出し、抽出した属性区分の数が所定数以上であるか否かを判定してもよい。
また、ユーザ情報テーブル221が属性区分毎に更新日を記憶する場合、鮮度閾値は、属性区分毎に異なる値であってもよい。例えば、「性別」のように不変的な属性区分については、高い鮮度が要求されないので、鮮度閾値が低く設定されてもよい。また、サイコグラフィック属性のように変化の激しい属性区分については、高い鮮度が要求されるので、鮮度閾値が高く設定されてもよい。
また、判定部231は、ユーザ情報テーブル221に記憶されている属性区分の組合せに応じて、情報提供装置100にユーザ情報を要求するか否かを判定してもよい。例えば、判定部231は、サイコグラフィック属性に所定数以上の属性区分が記憶されており、かつ、デモグラフィック属性に所定数以上の属性区分が記憶されている場合には、情報提供装置100にユーザ情報を要求する必要がないと判定する。一方、判定部231は、サイコグラフィック属性に所定数以上の属性区分が記憶されていない場合、又は、デモグラフィック属性に所定数以上の属性区分が記憶されていない場合には、情報提供装置100にユーザ情報を要求する必要があると判定する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、所定期間内にユーザ情報を取得した回数に応じて、情報提供装置100からユーザ情報を取得するか否かを判定する例について説明する。なお、広告配信システム1の構成は図2に示した例と同様であり、情報提供装置100の構成は図3に示した例と同様であるので、広告配信システム1及び情報提供装置100については説明を省略する。
〔2−1.広告配信装置200の構成〕
図11は、第2の実施形態に係る広告配信装置200の構成例を示す図である。図11に示すように、ユーザ情報DB220は、計数情報テーブル222を有する。また、制御部230は、計数部234を有する。
計数情報テーブル222は、所定の期間毎に、要求部232によって情報提供装置100からユーザ情報が取得された回数を記憶する。例えば、計数情報テーブル222は、期間「2012年1月」に対応付けて取得回数「1000」を記憶したり、期間「2012年2月」に対応付けて取得回数「300」を記憶したりする。
計数部234は、要求部232によって情報提供装置100からユーザ情報が取得された回数を計数する。具体的には、計数部234は、要求部232によってユーザ情報が取得されるたびに、現在日が属する期間に対応する計数情報テーブル222の取得回数をインクリメントする。
例えば、計数情報テーブル222が1ヶ月毎の取得回数を記憶するものとする。そして、上記例のように、計数情報テーブル222は、期間「2012年2月」に対応付けて、取得回数「300」を記憶しているものとする。また、現在日時が「2012年2月」であるものとする。この状況において、要求部232によってユーザ情報が取得された場合に、計数部234は、計数情報テーブル222の期間「2012年2月」に対応する取得回数「300」を「301」に更新する。
〔2−2.作用(判定処理、配信処理)〕
次に、図12を用いて、第2の実施形態に係る広告配信装置200による判定処理及び配信処理の手順について説明する。なお、図12に示したステップS400〜S403は、図10に示したステップS300〜S303に対応し、図12に示したステップS405及びS407は、図10に示したステップS304及びS305に対応する。以下では、図10で既に説明した処理については詳細な説明を省略する。
図12に示すように、第2の実施形態に係る判定部231は、ユーザ情報テーブル221にユーザ情報が記憶されていない場合(ステップS401,No)、又は、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報の鮮度が鮮度閾値よりも低い場合に(ステップS402,No)、計数情報テーブル222に記憶されている取得回数が所定の回数閾値よりも小さいか否かを判定する(ステップS404)。
具体的には、第2の実施形態では、広告配信装置200が所定期間に情報提供装置100からユーザ情報を取得する回数が決められている。例えば、広告配信装置200は、ユーザ情報の取得回数が1ヶ月間に1000回と決められているものとする。かかる場合に、判定部231は、現在日が属する期間に対応付けて計数情報テーブル222に記憶されている取得回数が「1000」よりも小さいか否かを判定する。
そして、要求部232は、判定部231によって取得回数が回数閾値よりも小さいと判定された場合に(ステップS404,Yes)、配信部233に対して、第2通知機能を含むポータルページを配信するよう指示する(ステップS405)。かかる場合に、計数部234は、計数情報テーブル222の取得回数に「1」を加算する(ステップS406)。
一方、要求部232は、判定部231によって取得回数が回数閾値以上であると判定された場合に(ステップS404,No)、配信部233に対して、第2通知機能を含むポータルページを配信するよう指示しない。かかる場合には、配信部233は、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報を用いてターゲティング配信を行う(ステップS403)。なお、配信部233は、ユーザ情報テーブル221にユーザ情報が記憶されていない場合には、ランダムに広告コンテンツを選択したり、ポータルページのコンテンツ内容に基づいて広告コンテンツを選択するなどして、選択した広告コンテンツをユーザ端末20に配信する。
〔2−3.効果〕
上述してきたように、第2の実施形態に係る広告配信装置200において、計数部234は、要求部232によって情報提供装置100からユーザ情報が取得された取得回数を所定期間毎に計数する。また、判定部231は、ユーザ端末20のユーザ情報がユーザ情報テーブル221に記憶されている場合に、計数部234により計数された取得回数が回数閾値よりも小さいか否かを判定する。また、要求部232は、判定部231によって取得回数が回数閾値よりも小さいと判定された場合に、情報提供装置100に対してユーザ情報を要求する。
これにより、第2の実施形態に係る広告配信装置200は、従量課金において、広告配信業者から情報提供業者に支払われる対価が所定の金額内となるように制御することができる。具体的には、従量課金の場合、広告配信業者は、情報提供装置100からユーザ情報を取得した回数に応じた対価を情報提供業者に支払うことが想定される。したがって、広告配信業者は、第2の実施形態に係る広告配信装置200を用いた場合、回数閾値を所望の値に設定することで、所定期間に支払う対価の上限を設定することができる。
〔2−4.その他の実施形態〕
上記第2の実施形態では、所定期間内にユーザ情報を取得した回数に応じて、情報提供装置100からユーザ情報を取得するか否かを判定する例を示した。しかし、計数部234は、所定期間毎に、情報提供装置100に支払うことが想定される対価である想定対価を算出してもよい。この場合、要求部232は、現在日が属する期間の想定対価が所定の対価閾値以下である間は、情報提供装置100からユーザ情報を取得し、想定対価が対価閾値より大きい場合には、情報提供装置100からユーザ情報を取得しない。
例えば、情報提供装置100から送信されるユーザ情報に含まれる属性区分の数に応じて、対価が変動することが想定される。このような場合、計数情報テーブル222は、所定の期間毎に想定対価を記憶する。そして、計数部234は、情報提供装置100からユーザ情報を取得するたびに、かかるユーザ情報に含まれる属性区分の数に応じた対価を算出し、算出した対価を計数情報テーブル222に記憶されている想定対価に加算する。これにより、要求部232は、情報提供装置100に支払う想定対価に応じて、ユーザ情報の取得有無を決定することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報を用いて配信対象の広告コンテンツを抽出できるか否かに応じて、情報提供装置100からユーザ情報を取得するか否かを判定する例について説明する。
〔3−1.広告配信装置200の構成〕
図13は、第3の実施形態に係る広告配信装置200の構成例を示す図である。図13に示すように、制御部230は、抽出部235を有する。抽出部235は、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報に基づいて、ターゲティング配信対象の広告コンテンツの候補を抽出する。具体的には、抽出部235は、ターゲティング配信における推定処理を行うことにより、ユーザ嗜好に合致した広告コンテンツを抽出する。例えば、抽出部235は、「車」に対する嗜好が高いことを示すユーザ情報である場合には、「車」に関する広告コンテンツをターゲティング配信対象として抽出する。
また、抽出部235は、要求部232によって情報提供装置100からユーザ情報が取得された場合には、かかるユーザ情報と、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報とを用いて、ターゲティング配信対象の広告コンテンツを抽出する。
〔3−2.作用(判定処理、配信処理)〕
次に、図14を用いて、第3の実施形態に係る広告配信装置200による判定処理及び配信処理の手順について説明する。なお、図14に示したステップS500〜S502及びS505〜S507は、図10に示したステップS300〜S305に対応する。以下では、図10で既に説明した処理については詳細な説明を省略する。
図14に示すように、第3の実施形態に係る抽出部235は、ユーザ情報テーブル221にユーザ情報が記憶されており(ステップS501,Yes)、かつ、かかるユーザ情報の鮮度が閾値以上である場合に(ステップS502,Yes)、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報を用いて、ターゲティング配信対象の広告コンテンツを抽出する(ステップS503)。
そして、判定部231は、抽出部235によってターゲティング配信対象の広告コンテンツを抽出されたか否かを判定する(ステップS504)。ターゲティング配信対象の広告コンテンツが抽出された場合には(ステップS504,Yes)、配信部233は、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ情報を用いてターゲティング配信を行う(ステップS505)。すなわち、配信部233は、抽出部235によって抽出された広告コンテンツを含むポータルページをユーザ端末20に配信する(ステップS505)。
一方、ターゲティング配信対象の広告コンテンツが抽出されなかった場合(ステップS504,No)、要求部232は、情報提供装置100に対してユーザ情報を要求する(ステップS506)。
〔3−3.効果〕
上述してきたように、第3の実施形態に係る広告配信装置200において、抽出部235は、ユーザ情報テーブル221に記憶されているユーザ端末20のユーザ情報を用いて、配信部233に配信させる広告コンテンツの候補を抽出する。また、判定部231は、抽出部235によって広告コンテンツが抽出されたか否かを判定する。また、要求部232は、判定部231によって広告コンテンツが抽出されなかったと判定された場合に、情報提供装置100に対してユーザ情報を要求する。
これにより、第3の実施形態に係る広告配信装置200は、ポータルページに表示させる広告コンテンツを確保しつつ、情報提供装置100から取得するユーザ情報の分量を低減できる。
〔3−4.その他の実施形態〕
広告配信装置200によっては、ターゲティング配信対象の広告コンテンツが抽出できない場合には、広告コンテンツをランダムに抽出する場合がある。例えば、広告配信装置200によっては、広告配信業者に関する自社の広告コンテンツを抽出する場合がある。このようなケースにおいて、第3の実施形態に係る広告配信装置200は、広告コンテンツをランダムに抽出した場合や、自社の広告コンテンツを抽出した場合に、情報提供装置100からユーザ情報を取得してもよい。
また、広告配信装置200によって提供されるポータルページには、複数の広告枠が含まれる場合がある。また、広告配信装置200によっては、ターゲティング配信対象の広告コンテンツが抽出できない場合には、広告コンテンツをランダムに抽出せずに、自社の広告コンテンツを抽出する場合がある。このようなケースにおいて、第3の実施形態に係る広告配信装置200は、ポータルページに含まれる広告枠の数以上に広告コンテンツを抽出できなかった場合に、情報提供装置100からユーザ情報を取得してもよい。このとき、広告配信装置200は、ターゲティング配信対象の広告コンテンツと自社の広告コンテンツとの総和が広告枠の数に達しない場合に、情報提供装置100からユーザ情報を取得してもよい。または、広告配信装置200は、自社の広告コンテンツを除いて、ターゲティング配信対象の広告コンテンツの数が広告枠の数に達しない場合に、情報提供装置100からユーザ情報を取得してもよい。これにより、第3の実施形態に係る広告配信装置200は、情報提供装置100から取得したユーザ情報に基づいてターゲティング配信対象の広告コンテンツを抽出できるので、複数の広告枠に表示する広告コンテンツを抽出することができる。
なお、第3の実施形態では、広告配信装置200が抽出部235を有する例を示したが、かかる抽出部235は、配信部233と統合されてもよい。例えば、第1及び第2の実施形態では、配信部233と抽出部235とが統合されている例を示した。ただし、第1及び第2の広告配信装置200においても、抽出部235が配信部233から分離されてもよい。
(第4の実施形態)
本願に係る広告配信装置、配信方法及び配信プログラムは、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。第4の実施形態では、他の実施形態について説明する。
〔4−1.ユーザ情報の取得処理〕
上記実施形態では、第2通知機能を含むポータルページをユーザ端末20に配信することで、情報提供装置100にユーザ情報の取得要求を通知し、情報提供装置100からユーザ情報を取得する例を示した。ここで、広告配信装置200は、ユーザ情報の属性区分を含む取得要求を情報提供装置100に通知することで、広告配信装置200にとって不足している属性区分だけを情報提供装置100から取得してもよい。
例えば、広告配信装置200は、不足している属性区分を特定した場合に、かかる属性区分を示すコード値をユーザ端末20から情報提供装置100に通知させる第2通知機能をポータルページに含める。なお、コード値の例としては、コード値「10」がサイコグラフィック属性を示し、コード値「11」がサイコグラフィック属性の属性区分「コスメ」を示し、コード値「20」がデモグラフィック属性を示し、コード値「21」がデモグラフィック属性の属性区分「性別」を示すことなどが考えられる。情報提供装置100は、このようなコード値をユーザ端末20から通知された場合に、かかるコード値に対応する属性区分のユーザ情報のみを広告配信装置200に提供する。これにより、広告配信装置200は、情報提供装置100から取得するユーザ情報の分量をより低減できるので、情報提供装置100に支払う対価をより低減することができる。
〔4−2.ユーザ情報の取得処理〕
また、上記例では、広告配信装置200が、必要な属性区分のコード値を情報提供装置100に通知する例を示したが、情報提供装置100は、広告配信装置200から予め不足している属性区分を通知されていてもよい。例えば、広告配信装置200は、サイコグラフィック属性に関する各属性区分が全般的に不足している場合には、サイコグラフィック属性が不足している旨を情報提供装置100に予め通知しておく。この例の場合、情報提供装置100は、ユーザ端末20から第2通知機能に基づくアクセスがあった場合に、かかるユーザ端末20のサイコグラフィック属性を広告配信装置200に提供する。
〔4−3.取得要求の送信態様〕
また、上記実施形態では、広告配信装置200は、第2通知機能によりユーザ端末20を介して、情報提供装置100からユーザ情報を取得する例を示した。ここで、情報提供装置100及び広告配信装置200の双方が、同一のユーザIDを用いて各ユーザを識別している場合には、広告配信装置200は、第2通知機能を用いずに情報提供装置100からユーザ情報を取得することができる。
この例の場合、広告配信装置200は、ポータルページにアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報がユーザ情報テーブル221に記憶されていない場合に、第2通知機能を含むポータルページをユーザ端末20に配信するのではなく、かかるユーザ端末20のユーザIDを含むユーザ情報の取得要求を情報提供装置100に直接送信する。情報提供装置100は、広告配信装置200から、ユーザ情報の取得要求を受信した場合には、かかる取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザ情報を広告配信装置200に提供する。これにより、広告配信装置200は、ユーザ端末20を介さずに、情報提供装置100からユーザ情報を取得することができ、取得したユーザ情報を用いて、ターゲティング配信を行うことができる。
〔4−4.システム構成〕
また、上記実施形態では、広告配信装置200が、ポータルサイトにアクセスしたユーザ端末20のユーザIDと合致する属性情報を情報提供装置100から取得し、取得した属性情報を用いてターゲティング配信を行う例を示した。しかし、情報提供装置100は、第1通知機能に基づくアクセスにより常時受信するユーザ情報を用いて、ユーザの嗜好等をモデリングしておき、かかるモデルを用いてユーザ情報を提供してもよい。すなわち、情報提供装置100は、ポータルページにアクセスしたユーザ端末20のユーザIDと合致するサイコグラフィック属性を保持しない場合であっても、かかるユーザとでもグラフィック属性が近似する他のユーザのサイコグラフィック属性を広告配信装置200に送信してもよい。
〔4−5.情報提供処理〕
また、上記実施形態では、情報提供装置100から広告配信装置200へユーザ情報を送信する例を説明した。しかし、情報提供装置100から広告配信装置200へ送信する情報は、例えば、ユーザのアクセス履歴の情報であってもよい。この場合、広告配信装置200は、ユーザのアクセス履歴の情報に基づいて広告コンテンツを選択して配信する。
また、上記実施形態では、ユーザ端末20によるサイト提供装置10へのアクセス履歴を逐次取得しながら、かかるアクセス履歴に基づいたユーザ情報を広告配信装置200へ提供するものとして説明した。しかし、広告配信装置200に対して一定量のユーザ情報を割り当てる場合、ある時点のアクセス履歴に基づいたユーザ情報を広告配信装置200へ提供するようにしてもよい。
〔4−6.アクセス履歴テーブル〕
また、上記実施形態では、アクセス履歴テーブル121が、サイト提供装置10毎にアクセス回数を記憶するものとして説明した。しかし、アクセス履歴テーブル121に、各サイト提供装置10のサイトページ(URL)毎のアクセス回数が記憶されるようにしてもよい。これにより、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。サイトページ毎のカウントは、例えば、第1通知機能に、サイト提供装置10の識別情報に加え、さらに、サイトページの識別情報を含ませるようにすることで実現することができる。
また、アクセス履歴テーブル121に、ユーザ端末20がサイトページにアクセスしたアクセス日時、ユーザ端末20がサイトページにアクセスした時間長などが記憶されるようにしてもよい。これにより、情報提供装置100は、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。
〔4−7.ユーザ属性テーブル〕
また、上記実施形態では、ユーザ属性テーブル122は、属性区分を図5に示すものとして説明した。しかし、広告配信システム1に複数の広告配信装置200が含まれる場合、ユーザ属性テーブル122は、広告配信装置200毎又は1以上の広告配信装置200毎に異なる属性区分に分けて記憶してもよい。これにより、情報提供装置100は、広告配信装置200に応じたユーザ情報を提供することができる。
〔4−8.第1通知機能〕
また、上記実施形態では、サイト提供装置10によって提供されるサイトページに第1通知機能が埋め込まれる例を示した。しかし、メール提供装置によってユーザ端末20に対して配信されるメールマガジン等のHTMLメールに第1通知機能が埋め込まれてもよい。これにより、情報提供装置100は、HTMLメールを受信したユーザ端末20からもユーザ情報を収集することができるので、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。
〔4−9.広告〕
また、上記実施形態では、広告配信装置200からユーザ端末20に配信される広告コンテンツをバナー広告であるものとして説明したが、広告コンテンツはバナー広告に限定されるものではない。例えば、広告配信装置200からユーザ端末20に配信される広告コンテンツは、動画広告、テキスト広告、音声広告などであってもよい。
また、上記実施形態では、広告配信装置200からユーザ端末20に広告コンテンツが配信されるものとして説明したが、広告コンテンツを配信する装置は、広告配信装置200以外の広告用サーバ装置であってもよい。例えば、広告配信装置200は、ユーザ端末20に対してターゲティング配信を行う場合に、広告用サーバ装置に格納されている配信対象の広告コンテンツにアクセスするためのURLが記述されたポータルページをユーザ端末20に提供してもよい。これにより、ユーザ端末20は、広告配信装置200からポータルページを取得した場合に、ポータルページに記述されたURLにアクセスすることで、広告用サーバ装置から広告コンテンツを取得する。
〔4−10.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報提供装置100や広告配信装置200は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、判定手段は、判定部や判定回路に読み替えることができる。
1 広告配信システム
20 ユーザ端末
100 情報提供装置
120 ユーザ情報DB
121 アクセス履歴テーブル
122 ユーザ属性テーブル
131 取得部
132 生成部
133 要求応答部
200 広告配信装置
220 ユーザ情報DB
221 ユーザ情報テーブル
222 計数情報テーブル
231 判定部
232 要求部
233 配信部
234 計数部
235 抽出部

Claims (10)

  1. ユーザに関するユーザ情報を記憶する記憶手段と、
    ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、所定のユーザ情報を保持する情報提供装置に対して前記ユーザ端末をアクセスさせることで、前記ユーザ端末のユーザ情報を送信するよう前記情報提供装置に要求する要求手段と、
    前記判定手段によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、前記要求手段によって前記情報提供装置から取得されたユーザ情報を用いて前記ユーザ端末に広告コンテンツを配信し、前記判定手段によってユーザ情報が記憶されていると判定された場合に、前記記憶手段に記憶されているユーザ情報を用いて広告コンテンツを配信する配信手段と
    を備えたことを特徴とする広告配信装置。
  2. 前記記憶手段は、
    ユーザ情報に対応付けて、当該ユーザ情報の鮮度を示す鮮度情報を記憶し、
    前記判定手段は、
    前記ユーザ端末のユーザ情報が前記記憶手段に記憶されている場合に、当該ユーザ情報に対応する鮮度情報が所定の鮮度閾値以上であるか否かを判定し、
    前記要求手段は、
    前記判定手段によって鮮度情報が前記鮮度閾値よりも低いと判定された場合に、前記情報提供装置に対してユーザ情報を要求する
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告配信装置。
  3. 前記記憶手段は、
    前記ユーザ情報として、複数のユーザ属性を含むユーザ情報を記憶し、
    前記判定手段は、
    前記ユーザ端末に対応するユーザ属性が前記記憶手段に所定数以上記憶されているか否かを判定し、
    前記要求手段は、
    前記判定手段によって所定数以上のユーザ属性が記憶されていないと判定された場合に、前記情報提供装置に対してユーザ情報を要求する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の広告配信装置。
  4. 前記記憶手段は、
    前記ユーザ属性毎に、当該ユーザ属性の鮮度を示す鮮度情報を記憶し、
    前記判定手段は、
    前記記憶手段に記憶されている前記ユーザ端末のユーザ属性のうち、前記鮮度情報が所定の鮮度閾値以上であるユーザ属性の数が所定数以上であるか否かを判定し、
    前記要求手段は、
    前記判定手段によって所定数以上のユーザ属性が記憶されていないと判定された場合に、前記情報提供装置に対してユーザ情報を要求する
    ことを特徴とする請求項3に記載の広告配信装置。
  5. 前記要求手段は、
    前記情報提供装置に対して、前記記憶手段に記憶されていないユーザ属性を送信するように要求する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の広告配信装置。
  6. 前記要求手段によって前記情報提供装置からユーザ情報が取得された取得回数を所定期間毎に計数する計数手段をさらに備え、
    前記判定手段は、
    前記ユーザ端末のユーザ情報が前記記憶手段に記憶されていない場合に、前記計数手段により計数された取得回数が所定の回数閾値よりも小さいか否かを判定し、
    前記要求手段は、
    前記判定手段によって取得回数が前記回数閾値よりも小さいと判定された場合に、前記情報提供装置に対してユーザ情報を要求する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の広告配信装置。
  7. 前記記憶手段に記憶されている前記ユーザ端末のユーザ情報を用いて、前記配信手段に配信させる広告コンテンツの候補を抽出する抽出手段をさらに備え、
    前記判定手段は、
    前記抽出手段によって広告コンテンツが抽出されたか否かを判定し、
    前記要求手段は、
    前記判定手段によって広告コンテンツが抽出されなかったと判定された場合に、前記情報提供装置に対してユーザ情報を要求する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の広告配信装置。
  8. 前記判定手段は、
    前記抽出手段によって抽出された広告コンテンツの候補数が、前記ユーザ端末に配信することが決められている広告コンテンツ数以上であるか否かを判定し、
    前記要求手段は、
    前記判定手段によって広告コンテンツの候補数が前記広告コンテンツ数よりも少ないと判定された場合に、前記情報提供装置に対してユーザ情報を要求する
    ことを特徴とする請求項7に記載の広告配信装置。
  9. ユーザに関するユーザ情報を記憶する記憶手段を有する広告配信装置が実行する配信方法であって、
    ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、所定のユーザ情報を保持する情報提供装置に対して前記ユーザ端末をアクセスさせることで、前記ユーザ端末のユーザ情報を送信するよう前記情報提供装置に要求する要求工程と、
    前記判定工程によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、前記要求工程によって前記情報提供装置から取得されたユーザ情報を用いて前記ユーザ端末に広告コンテンツを配信し、前記判定工程によってユーザ情報が記憶されていると判定された場合に、前記記憶手段に記憶されているユーザ情報を用いて広告コンテンツを配信する配信工程と
    を含んだことを特徴とする配信方法。
  10. ユーザに関するユーザ情報を記憶する記憶手段を有するコンピュータに実行させる配信プログラムであって、
    ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報が前記記憶手段に記憶されているか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、所定のユーザ情報を保持する情報提供装置に対して前記ユーザ端末をアクセスさせることで、前記ユーザ端末のユーザ情報を送信するよう前記情報提供装置に要求する要求手順と、
    前記判定手順によってユーザ情報が記憶されていないと判定された場合に、前記要求手順によって前記情報提供装置から取得されたユーザ情報を用いて前記ユーザ端末に広告コンテンツを配信し、前記判定手順によってユーザ情報が記憶されていると判定された場合に、前記記憶手段に記憶されているユーザ情報を用いて広告コンテンツを配信する配信手順と
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする配信プログラム。
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