JP5656324B2 - ストッパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ストッパ装置に関するものであり、特に、基板コンベヤにより搬送される回路基板を停止させるストッパ装置に関する。
ストッパ装置には、下記の特許文献1に記載されているように、ストッパ部材がストッパ部材駆動装置により作用位置と退避位置とに移動させられる装置がある。ストッパ部材は、作用位置において回路基板に当接して停止させ、退避位置において作用位置から退避して回路基板の搬送を許容する。特許文献1に記載のストッパ部材駆動装置はロータリエアシリンダにより構成され、基板コンベヤの本体に設けられたエア源からホースによって圧縮エアが供給され、作動させられる。
特開2008−166402号公報
しかしながら、特許文献1に記載のストッパ装置には、未だ改善の余地がある。例えば、ストッパ部材駆動装置の作動は外部からの圧縮エアの供給および供給遮断により制御され、制御のためにストッパ装置と外部装置との接続部材による接続が必要であるため、使い勝手が悪いという問題があるのである。
本発明は、上記の事情を背景として為されたものであり、ストッパ部材駆動装置の制御のために接続部材による外部との接続が不要であるなど、改善されたストッパ装置を提供することを課題とする。
そして、本発明により、基板コンベヤにより搬送される回路基板を停止させるために支持部材に固定されるストッパ装置であって、(a)装置本体と、(b)その装置本体に、基板コンベヤにより搬送される回路基板またはその回路基板を保持する基板保持部材に当接する作用位置と、その作用位置から退避した退避位置とに移動可能に保持されたストッパ部材と、(c)そのストッパ部材を前記作用位置と前記退避位置とに移動させるストッパ部材駆動装置と、(d)前記装置本体に保持され、無線通信により制御指令を受けて作動するとともに、前記制御指令に応じて前記ストッパ部材駆動装置を制御するストッパ制御部を有する制御装置と、(e)前記装置本体の前記支持部材の側に設けられ、前記装置本体を前記支持部材に固定する固定装置と、(f)前記装置本体内に収容された電源としての電池とを含み、前記電池が、前記固定装置を挟んで前記支持部材の反対側に配置されたことを特徴とするストッパ装置が得られる。
支持部材としては、回路基板を背面側から支持する支持ピン等の支持部材を支持する支持板が好適であるが、支持板とは別に専用の支持部材を設けることも可能である。
基板保持部材としては、例えば、回路基板が収容されるパレットが採用可能である。
ストッパ装置が信号線により外部装置と接続されることなく、ストッパ部材駆動装置が制御される。それにより、信号線の接続や、信号線と基板コンベヤの構成部材や周辺部材との干渉を考慮することなく、ストッパ装置を支持部材上に設置することができ、設置の自由度が向上し、使い勝手の良いストッパ装置が得られる。
また、装置本体の固定により、回路基板当接時にストッパ部材が動く恐れがなく、回路基板が目標位置に正確に停止させられる。
さらに、適切な位置に配置された電池を電源とすることが簡易である。
発明の態様
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、特許請求の範囲に記載された発明である本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施形態の記載,従来技術,技術常識等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項に「固定装置」および「電池」に関する発明特定事項を付加したものが請求項1に相当し、請求項1に「固定装置が備える永久磁石」に関する発明特定事項を付加したものが請求項2に、請求項1または2に(3)項の発明特定事項を付加したものが請求項3に、請求項3に「電磁石」に関する限定を付加したものが請求項4に、請求項4に「電磁石と永久磁石との関係」に関する限定を付加したものが請求項5に、請求項1ないし5のいずれかに(6)項の発明特定事項を付加したものが請求項6に、請求項1ないし請求項6のいずれかに(8)項の発明特定事項を付加したものが請求項7に、請求項1ないし7に(14)項の発明特定事項を付加したものが請求項8に、それぞれ相当する。
(1)基板コンベヤにより搬送される回路基板を停止させるために支持部材に固定されるストッパ装置であって、
装置本体と、
その装置本体に、基板コンベヤにより搬送される回路基板またはその回路基板を保持する基板保持部材に当接する作用位置と、その作用位置から退避した退避位置とに移動可能に保持されたストッパ部材と、
そのストッパ部材を前記作用位置と前記退避位置とに移動させるストッパ部材駆動装置と、
前記装置本体に保持され、無線通信により制御指令を受けて作動する制御装置と
を含み、前記制御装置が、前記制御指令に応じて前記ストッパ部材駆動装置を制御するストッパ制御部を含むことを特徴とするストッパ装置。
(2)前記ストッパ部材駆動装置が駆動源として電動アクチュエータを備えた(1)項に記載のストッパ装置。
ストッパ部材駆動装置は、ストッパ部材を作用位置と退避位置とに直線的に進退させるものとすることも、回動軸線まわりの回動により作用位置と退避位置とに移動させるものとすることも可能である。いずれの場合も、駆動源としては、流体圧アクチュエータの採用も可能であるが、電動アクチュエータが好適であり、電動アクチュエータとしては電動モータやソレノイドを採用することができる。
(3)さらに、前記装置本体を前記支持部材に固定する固定装置を含み、かつ、前記制御装置が、前記制御指令に応じて前記装置本体を前記支持部材に固定する作用状態と、前記装置本体の前記支持部材への固定を解除する非作用状態とに前記固定装置を切り換える固定装置制御部を含む(1)項または(2)項に記載のストッパ装置。
装置本体の固定により、回路基板当接時にストッパ部材が動く恐れがなく、回路基板が目標位置に正確に停止させられる。また、固定が解除されることにより、ストッパ装置の位置を変更することができる。固定装置の作用状態と非作用状態との切換えも無線通信による制御指令に基づいて行われるようにすれば、外部装置との接続を要することなく固定装置を作動させることができる。また、固定装置の切換えが自動的に行われることにより、段取替え性が向上する。
ただし、固定装置は、作業者によって作用状態と非作用状態とに切り換えられる装置とされてもよい。
(4)前記固定装置が電磁石を含み、前記固定装置制御部が、前記電磁石を励磁状態と消磁状態とに切り換えることにより前記固定装置を前記作用状態と前記非作用状態とに切り換える電磁石制御部を含む(3)項に記載のストッパ装置。
固定装置として、支持部材の一部に機械的に係合することにより装置本体を固定するものの採用が可能である。また、例えば、支持部材との間に密閉室を形成する吸着カップと、その吸着カップ内を負圧にしたり大気圧にしたりする負圧発生装置とを含むものとすること等も可能である。しかし、電磁石を含むものとすることが簡便である。いずれにしても、装置本体を支持部材の支持面に吸着により固定するものとすれば、ストッパ装置を支持面上の任意の位置に固定することが容易になる。
(5)さらに、電源として電池を含む(1)項ないし(4)項のいずれかに記載のストッパ装置。
ストッパ部材駆動装置,固定装置,制御装置等の電気エネルギを外部から無接触で受ける無接触受電装置を電源とすることも可能である。しかし、電池を電源とすることが簡易である。
(6)さらに、任意の位置へ移動させるために保持装置により保持される被保持部を含む(1)項ないし(5)項のいずれかに記載のストッパ装置。
ストッパ装置は作業者によって支持部材上に設置されるようにすることも可能である。しかし、被保持部を保持装置に保持させ、その保持装置を移動装置により移動させることによって、ストッパ装置を支持部材上の任意の位置へ設置可能とすることが望ましい。ストッパ装置の自動配置により、段取替え性が向上する。被保持部は、ストッパ部材に設けることも、ストッパ部材とは別に装置本体に固定された被保持部材を被保持部とすることも可能である。
ストッパ装置が作業者によって設置される場合、教示手段によって設置位置が教示されることが望ましい。
(7)さらに、前記装置本体に保持され、その装置本体を前記支持部材に対して相対移動させる相対移動装置を含む(1)項ないし(6)項のいずれかに記載のストッパ装置。
本項が(6)項に従属する態様においては、例えば、被保持部を保持装置に保持させてストッパ装置を支持部材上に載置し、その後、相対移動装置によりストッパ装置の位置を調整することが可能となり、人手が不要である。また、載置に人手を要しても、要しなくても、載置後は、人手も保持装置および保持装置移動装置も要することなく、ストッパ装置の位置を調整することができる。
相対移動装置は、基板コンベヤにより搬送される回路基板に平行なXY平面上の任意の位置にストッパ装置を移動させ得るものであることが望ましい。しかし、基板コンベヤの搬送方向に平行な方向と直角な方向との一方にのみ移動させ得るものとしてもよい。
(8)前記相対移動装置が、前記装置本体に保持された駆動輪と、駆動源を備えて前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動装置とを含み、前記制御装置が、前記制御指令に応じて前記駆動輪駆動装置を制御し、当該ストッパ装置を前記制御指令に含まれる指令位置に移動させる移動制御部を含む(7)項に記載のストッパ装置。
(9)前記相対移動装置が、前記駆動輪を回転軸線の回りに回転可能に保持する駆動輪保持部材を回動軸線の回りに回動させることにより、駆動輪の向きを変える操舵装置を含み、前記制御装置が、前記制御指令に応じて前記操舵装置を制御し、当該ストッパ装置の移動方向を制御する操舵制御部を含む(8)項に記載のストッパ装置。
(10)前記相対移動装置が、前記駆動輪を複数含む(8)項または(9)項に記載のストッパ装置。
駆動輪が複数あれば、駆動輪の向きを変えることによりストッパ装置の移動方向を決めることが可能となる。車輪を3個以上設け、それら車輪の向きを一斉に同量ずつ変える操舵装置を設ければ、ストッパ装置の移動方向を一層確実に制御することができる。その場合、車輪の少なくとも1つを駆動輪とすればよい。
(11)前記相対移動装置が1つ以上の従動回転体を含む(8)項ないし(10)項のいずれかに記載のストッパ装置。
従動転動体は、例えば、キャスタ輪としたり、球体としたりすることが望ましい。
(12)さらに、前記駆動輪と前記従動回転体の少なくとも一方を、付勢力により前記装置本体の底面より下方へ突出した作用位置へ付勢し、装置本体に前記支持部材に向かう向きの前記付勢力より大きい力が加えられた状態では装置本体が支持部材に当接して固定状態となることを許容する付勢装置を含む(11)項に記載のストッパ装置。
装置本体を支持する回転体をすべて車輪とすることも可能であり、その場合には、付勢装置を、複数の車輪の少なくとも1つを作用位置に付勢するものとすればよい。
(13)少なくとも電磁石を含み、前記装置本体により昇降可能に保持された磁石装置と、
前記電磁石を励磁状態と消磁状態とに切り換えることにより前記磁石装置を磁性材料製の前記支持部材との間に磁気吸引力が作用する作用状態と作用しない非作用状態とに切り換える磁石装置制御部と、
前記磁石装置を前記装置本体の下端より上の退避位置に付勢し、前記磁石装置が前記作用状態にされればその磁石装置が前記支持部材に吸着されることを許容する付勢装置と
を含む(7)項ないし(11)項のいずれかに記載のストッパ装置。
磁石装置が支持部材に吸着された状態では、ストッパ装置が支持部材に対して相対移動不能となる。磁石装置,磁石装置制御部および付勢装置により固定装置が構成される。
(14)さらに、当該ストッパ装置の位置を検出するために認識装置により認識される認識マークを含む(1)項ないし(13)項のいずれかに記載のストッパ装置。
認識マークは1つ設けられても、複数設けられてもよい。認識マークはストッパ部材に設けられることが望ましい。前記(6)項に記載の被保持部が設けられる場合には、その被保持部とストッパ部材との両方に認識マークが設けられることが望ましい。複数の認識マークは、形状および寸法が同じにされても、少なくとも一方が異ならされてもよい。
認識マークの認識により、例えば、ストッパ装置の位置を確認することができる。また、認識マークが複数設けられれば、ストッパ装置の姿勢や向きを取得することができる。それにより、ストッパ部材が決められた位相で回路基板に当接させられたり、ストッパ装置自体が決められた位相で使用されるものである場合や、ストッパ装置が基板コンベヤや基板支持装置の構成要素と干渉する恐れがあって、ストッパ装置の姿勢が制限される場合、ストッパ装置が設定された姿勢や向きで設置されるようにすることが可能である。
なお、上記「ストッパ装置の向き」は、例えば、被保持部が設けられる場合に、ストッパ部材が被保持部に対して搬送方向の上流側に位置するか、下流側に位置するかを意味し、「ストッパ装置の姿勢」は複数の認識マークの並び方向により決まる状態を意味し、向きを問わない回転姿勢を意味する。
請求可能発明の一実施形態であるストッパ装置を備えた電子回路部品装着機を示す平面図である。 上記電子回路部品装着機の基板コンベヤの一方のサイドフレームおよびガイドレールを基板保持装置と共に示す正面図である。 上記基板保持装置を構成する基板支持装置を概略的に示す平面図である。 上記基板支持装置の支持ピンを示す側面図(一部断面)である。 上記支持ピンを把持する支持ピン把持装置を示す側面図(一部断面)である。 上記支持ピン把持装置が支持ピンを把持した状態を示す側面図(一部断面)である。 上記ストッパ装置を上記支持ピンと共に示す正面図(一部断面)である。 上記ストッパ装置を示す平面図である。 上記電子回路部品装着機の制御装置を概念的に示すブロック図である。 上記ストッパ装置の制御装置を概念的に示すブロック図である。 別の実施形態であるストッパ装置を示す正面図(一部断面)である。 図11に示すストッパ装置の側面図(一部断面)である。 図11に示すストッパ装置の平面図である。
以下、請求可能発明のいくつかの実施形態を、上記各図を参照しつつ説明する。なお、請求可能発明は、下記実施形態の他、上記〔発明の態様〕の項に記載した態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に、対回路基板作業機の一種である電子回路部品装着機が図示されている。本電子回路部品装着機は、作業機本体たるベッド8,基板コンベヤ10,ストッパ装置12,基板保持装置14,部品供給装置16,装着装置18,基準マーク撮像装置20,部品撮像装置22および制御装置24(図9参照)を含む。
基板コンベヤ10は、本実施形態においてはベルトコンベヤとされており、一対のサイドフレーム30,32の互いに対向する内側面にはそれぞれ、図2に一方のサイドフレーム32を示すように、駆動プーリ34および複数のガイドプーリ36が回転可能に取り付けられるとともに、無端のコンベヤベルト38が巻き掛けられている。
プーリ34,36はタイミングプーリとされ、コンベヤベルト38はタイミングベルトとされており、サイドフレーム30,32にそれぞれ設けられた駆動プーリ34が共通の電動モータ40によって回転させられることにより、一対のコンベヤベルト38が同時に周回させられ、それらコンベヤベルト38により、互いに平行な両側端部を下方から支持された回路基板42が水平な姿勢で搬送される。駆動プーリ34,ガイドプーリ36および電動モータ40がベルト周回装置44を構成し、コンベヤベルト38の上面の移動経路が回路基板42の搬送経路を構成している。電動モータ40は、本実施形態においてはパルスモータとされている。
回路基板42の移動は、サイドフレーム30,32上に設けられた案内部材たるガイドレール46により幅方向の両側において案内される。幅方向は、回路基板42の被作業面たる被装着面に平行な平面であって、水平な一平面内において搬送方向と直交する方向である。本実施形態においては、回路基板42の搬送方向をX軸方向、幅方向をY軸方向とする。サイドフレーム32は可動とされ、基板コンベヤ40の基板搬送幅が回路基板42の幅に応じて変更される。
基板コンベヤ10の搬送方向における上流端より上流の位置には、図1に示すように、回路基板42の搬入を検出する流入検知センサ60が設けられている。流入検知センサ60は、本実施形態においては、非接触センサの一種である光電センサたる透過型光電センサにより構成され、発光部62および受光部64を含み、受光部64が受光する状態ではON信号を出力し、受光しない状態ではOFF信号を出力するものとされている。
作業装置たる装着装置18は、図1に示すように作業ヘッドたる装着ヘッド80およびヘッド移動装置82を含む。ヘッド移動装置82は、X軸方向移動装置84およびY軸方向移動装置86を含み、装着ヘッド80を水平面内の任意の位置へ移動させる。X軸方向移動装置84は、可動部材としてのX軸スライド90およびX軸スライド移動装置92を含む。X軸スライド移動装置92は、電動モータ94と、送りねじ96およびナット(図示省略)を含む送りねじ機構98とを備えている。送りねじ96としてはボールねじが好適であり、電動モータ94としてはサーボモータ等、回転角度の制御が可能な電動モータが好適である。以下に記載の送りねじおよび電動モータについても同様である。
Y軸方向移動装置86は、本実施形態においてはX軸スライド90に設けられ、可動部材としてのY軸スライド100およびY軸スライド移動装置102を含む。Y軸スライド移動装置102は電動モータ104および送りねじ機構(図示省略)を備えている。装着ヘッド80は、部品保持具たる吸着ノズルにより電子回路部品を保持するものとされ、Y軸スライド100に搭載されている。基準マーク撮像装置20はY軸スライド100に搭載され、ヘッド移動装置82により移動させられ、回路基板42の被装着面に設けられた基準マーク110を撮像する。ヘッド移動装置は、Y軸スライドにX軸方向移動装置が設けられ、X軸スライドに装着ヘッドが搭載される装置でもよい。
基板保持装置14を説明する。
基板保持装置14は、図1に示すように、基板コンベヤ10の搬送方向の中央部に設けられ、本実施形態においては、図2に示すように、基板支持装置120およびクランプ部材122を含む。基板支持装置120は、支持部材たる支持ピン130および支持板132を含む。支持ピン130は、WO2005/081611公報に記載の支持ピンと同様に記載されており、簡単に説明する。
支持ピン130は、図4に示すように、永久磁石136の磁力に基づいて基台138が支持板132に押し付けられ、着脱可能に固定されるとともに、基台138により支持されたピン部材140により回路基板42を支持するものとされている。ピン部材140の先端は、支持ピン130の軸線と直交する一平面状を成し、支持面142を構成し、回路基板42を下方から支持する。また、ピン部材140の軸方向の中間部には環状の溝144が設けられ、横断面形状が円形を成す首部146および環状の係合部148が設けられている。
支持板132は支持ピン130を支持する支持部材を構成し、図2および図3に概略的に示すように横断面形状が矩形の板状を成し、その上面により構成される水平なピン支持面154上に支持ピン130が載置される。そのため、支持板132は、少なくともピン支持面154が鋼等、磁性材料製とされており、ピン支持面154の任意の位置において支持ピン130を支持可能である。
支持板132は、支持部材移動装置としての支持板昇降装置156により、図2に二点鎖線で示すように、支持ピン130の支持面142が、ガイドレール46に設けられた押さえ部158の下面と同一平面内に位置する上昇端位置と、実線で示すように、下降端位置であって、支持ピン130が搬送経路の下方へ退避させられた退避位置とに移動させられる。支持板昇降装置156は、例えば、流体アクチュエータの一種である流体圧シリンダとしてのエアシリンダを駆動源として構成されている。
支持ピン130は、支持ピン自動設置装置160により、支持板132の任意の位置に自動的に設置される。支持ピン自動設置装置160は、図5に示す支持ピン把持装置162および相対移動装置としての支持ピン把持装置移動装置を含む。支持ピン把持装置162および支持ピン把持装置移動装置も、WO2005/081611公報に記載の支持ピン把持装置および支持ピン把持装置移動装置と同様に構成されており、簡単に説明する。
支持ピン把持装置162は、図1に示すようにY軸スライド100に搭載されており、ヘッド移動装置82により水平面内の任意の位置へ移動させられる。ヘッド移動装置82は、支持ピン把持装置移動装置も兼ねているのである。支持ピン把持装置162はまた、Y軸スライド100に設けられた支持ピン把持装置昇降装置164(図9参照)により昇降させられる。支持ピン把持装置昇降装置164は、例えば、エアシリンダを駆動源として構成されており、支持ピン把持装置162は、案内装置(図示省略)により案内されつつ、予め設定された上昇端位置と下降端位置とに移動させられる。
支持ピン把持装置162は、図5に示すように把持装置本体170,把持部材群としての把持爪群172,作動部材としての進退部材174および切換装置176を含み、把持装置本体170の進退部材174に対する軸方向の相対移動により、把持爪群172の一対の把持爪178,180が回動させられ、支持ピン130が把持,解放されるように構成されている。この相対移動は、進退部材174の中心に下方に開口して設けられ、軸方向に延びる有底の嵌合穴182にピン部材140が嵌合され、支持面142が嵌合穴182の底面184に当接して進退部材174の下降を阻止することにより生じさせられる。
支持ピン130の把持時には支持ピン把持装置162が下降させられ、ピン部材140が嵌合穴182に嵌合される。そして、把持装置本体170の進退部材174に対する下降により、図6に示すように、切換装置176の運動変換機構190を構成する作用レバー192の作用により、把持爪178,180がスプリング194,196の付勢力に抗して閉じられ、支持ピン130の首部146を把持する。この把持状態は、切換装置176の係止装置198を構成する回動係止部材200が、進退部材174に設けられた被係止部材部202に係合させられ、把持装置本体170の進退部材174に対する上昇が、作用レバー192が把持爪178,180から外れない範囲に制限されることにより維持される。支持面142は底面184に当接した状態に保たれる。把持爪178,180には、首部146を把持した状態で係合部148と対向する部分に凹部204,206が設けられ、係合部148と干渉することなく、首部146を把持することができるようにされている。そして、支持ピン把持装置162の上昇により支持ピン130が上昇させられ、支持板132から持ち上げられる。
支持ピン130の解放時には支持ピン把持装置162が下降させられ、支持ピン130の支持板132上への載置後、把持装置本体170が進退部材174に対して下降させられ、それにより、回動係止部材200と被係止部材部202との係合が解除される。そのため、支持ピン把持装置162の上昇時には、把持装置本体170が進退部材174に対して上昇させられ、作用レバー192が把持爪178,180から外れ、スプリング194,196の付勢により把持爪178,180が開かれて支持ピン130が解放される。支持ピン把持装置162は、本実施形態においては、把持爪178,180がY軸方向に平行な平面内において開閉させられる向きにY軸スライド100に設けられている。支持ピン把持装置162による支持ピン130の把持,解放および移動は、支持板132が上昇端位置に位置する状態で行われ、支持ピン130は回路基板42を支持する位置に自動的に配置される。
ストッパ装置12を説明する。
ストッパ装置12は、図7に示すように、装置本体220,ストッパ部材222,ストッパ部材駆動装置たるストッパ部材昇降装置224,被保持部材たるピン226,電源としての電池228,固定装置230および制御装置232を備え、支持板132上に載置され、固定される。ピン226は、装置本体220の長手方向の一端部の上面の、装置本体220の幅方向の中央に固定されている。ピン226は前記支持ピン130のピン部材140と同様に形成され、支持面142に相当する当接面240,環状の溝242,首部244および環状の係合部246を備えている。ピン226は、ストッパ装置12が支持板132上に載置された状態で、ピン部材140と同じ高さに位置するように設けられている。ピン226は、支持ピン把持装置162により支持ピン130と同様に把持,解放されて保持,解放され、支持ピン把持装置162が移動させられることにより、ストッパ装置12が支持板132上の任意の位置へ移動させられ、設置される。本実施形態においては、ピン226が被保持部を構成し、支持板132がストッパ装置12が固定される支持部材を兼ねている。また、支持ピン把持装置162が保持装置を兼ね、ヘッド移動装置82が保持装置移動装置を兼ね、それらがストッパ装置自動設置装置を構成している。支持ピン自動設置装置160がストッパ装置自動設置装置を兼ねているのである。なお、係合部246は、ピン部材140の係合部148より直径が大きくされるとともに、図8に示すように、外周面の2個所がそれぞれ、装置本体220の長手方向に平行に切り欠かれ、規制面248,250が形成されている。
ストッパ部材昇降装置224は、図7に示すように、装置本体220の長手方向の他端部に設けられ、駆動源たる電動モータ260と、送りねじ262およびナット264を含む送りねじ機構266とを含む。電動モータ260は、ステータ268およびロータ270を含む。本実施形態においては、ロータ270は円筒状を成し、その内側にナット264が固定され、ストッパ装置12が支持板132上に載置された状態では、電動モータ260により、ピン支持面154に直角であって、鉛直な軸線まわりに回転させられる。送りねじ262は、装置本体220に軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に保持されるとともに、ナット264に螺合されており、ナット264の回転により昇降させられる。送りねじ262の相対回転は、その外周面に開口し、軸方向に延びる状態で形成されて係合部を構成する溝272に、装置本体220に設けられた係合部たる突部274が、送りねじ262の軸方向に相対移動可能に嵌合されることにより阻止されている。
送りねじ262の上端部にはねじが設けられず、横断面形状が円形を成す円柱状部とされ、この円柱状部がストッパ部材222を構成し、ピン226に対して、装置本体220の長手方向に平行な方向に隔たった状態となる位置に設けられている。ストッパ部材222は、送りねじ262の昇降により、上昇端位置である作用位置と下降端位置である退避位置とに移動させられる。作用位置は、図2に実線で示すように、支持板132が下降端位置に位置する状態において、ストッパ部材222が回路基板42の搬送経路内に位置し、基板コンベヤ10により搬送される回路基板42に当接する位置とされている。退避位置は、支持板132が下降端位置に位置する状態において、ストッパ部材222が搬送経路より下方に位置し、搬送経路から退避して回路基板42の通過を許容する位置であり、本実施形態においては、図7に示すように、ストッパ部材222の上端面が、支持板132上に載置された支持ピン130の支持面142よりやや下側に位置する位置とされ、支持ピン130による回路基板42の支持時にストッパ部材222が回路基板42に接触しないようにされている。送りねじとは別体のストッパ部材が送りねじに同心に固定されてもよい。ストッパ部材がストッパ部とねじ部とを含むものとされていると考えることもできる。
ストッパ部材222の作用位置と退避位置とへの各移動は、センサ276,278(図10参照)により検出される。センサ276,278は、本実施形態においては透過型光電センサにより構成され、装置本体220に上下方向に距離を隔てて設けられ、それぞれ送りねじ262の下端縁を検出する。上側のセンサ276の信号がOFFからONに変わることによりストッパ部材222の作用位置への到達が検出され、下側のセンサ278の信号がONからOFFに変わることにより退避位置への到達が検出され、各検出に基づいて電動モータ260が停止させられる。
ストッパ部材222およびピン226の各先端面である上端面にはそれぞれ、図8に示すように、認識マーク280,282が設けられている。これら認識マーク280,282は、本実施形態においては形状が異ならされ、識別可能とされている。
固定装置230は、本実施形態においては、図7に示すように、電磁石290および永久磁石292を含み、装置本体220の下面に開口して設けられた凹部294に収容されている。永久磁石292は、本実施形態においては円柱状を成し、磁極が上下に位置するとともに、下面が装置本体220の下面と同一平面内に位置する姿勢で凹部294の中央部に収容され、接着等、適宜の手段によって固定されている。永久磁石292の外側に電磁石290のコイルが巻き付けられている。電磁石290には、励磁により、永久磁石292の磁束を打ち消す向きの磁束が生じさせられる。なお、本実施形態においては、装置本体220は非磁性材料製、例えば、アルミニウム合金製とされている。
電磁石290が消磁された状態では、永久磁石292とピン支持面154との間に作用する磁力によって永久磁石292が支持板132に磁気的に吸引され、装置本体220が支持板132に固定される。固定装置230が作用状態とされるのである。電磁石290が励磁されれば、永久磁石292の磁束が打ち消され、吸引力が消滅させられて装置本体220の支持板132への固定が解除される。固定装置230が非作用状態とされるのである。電磁石290に電気エネルギが供給されるのは、ストッパ装置12の固定が解除される場合のみであり、エネルギ消費量が少なくて済む。
電池228は、少なくとも1個、本実施形態においては複数、例えば、2個、装置本体220に設けられた電池収容部296に収容されている。電池収容部296は収容穴298を備え、電池228が入れられれば、制御装置232に電気エネルギが供給され、電動モータ260および電磁石290に電気エネルギが供給される状態となる。
制御装置232は装置本体220内に配設され、図10に示すように、ストッパ装置制御コンピュータ300を主体として構成され、駆動回路302を介して電動モータ260および電磁石290を制御する。ストッパ装置制御コンピュータ300にはまた、無線通信用の送受信装置304が接続され、制御装置232は、電子回路部品装着機の制御装置24から無線通信により制御指令を受ける。
制御装置24は、図9に示すように装着制御コンピュータ310を主体として構成され、駆動回路312を介して電動モータ40等を制御する。装着制御コンピュータ310には、基準マーク撮像装置20および部品撮像装置22による撮像により得られたデータを処理する画像処理コンピュータ314および無線通信用の送受信装置316が接続されている。撮像装置22,24は、例えば、撮像装置の一種である面撮像装置たるCCDカメラあるいはCMOSカメラを含むものとされる。撮像装置は、ラインセンサを含む装置でもよい。
本電子回路部品装着機においては、回路基板42は、その搬送方向に平行な方向における中央が、部品供給装置16の搬送方向に平行な方向における中央に位置する位置に停止させられ、ストッパ装置12は、ストッパ部材222が回路基板42の前端であって、搬送方向において下流側の端のうち、幅方向の中央に当接して回路基板42を停止させる。そのため、ストッパ装置12は、搬送方向および幅方向において回路基板42の寸法に応じた位置に設置される。また、ストッパ装置12は、図3に示すように、ストッパ部材222およびピン226が搬送方向に平行に並び、規制面248,250がX軸方向に平行な姿勢になるとともに、ストッパ部材222がピン226より搬送方向において上流側に位置する向きで使用され、支持ピン130による回路基板42の支持時にピン226が回路基板42から外れ、回路基板42と干渉しないようにされる。
ストッパ装置12の支持板132への設置は、ストッパ部材222が退避位置に位置し、図2に二点鎖線で示すように、支持板132が上昇端位置に位置する状態で行われる。まず、ストッパ装置12の現在の位置が確認される。そのため、基準マーク撮像装置20が移動させられ、認識マーク280,282を撮像する。ストッパ装置12の位置は、本実施形態においてはストッパ部材222の中心であって、認識マーク280の中心について設定され、現在、ストッパ装置12が位置するはずの位置は、装着制御コンピュータ310のRAMに設けられて記憶手段を構成する現位置メモリに記憶させられている。認識マーク282の位置は、認識マーク280の位置およびマーク280,282間の設計上の距離により得られる。ストッパ装置12は支持板132上にあって上昇させられており、基準マーク撮像装置20は認識マーク280,282を焦点があった状態で撮像することができる。撮像により、ストッパ装置12およびピン226の実際の位置が得られる。
この実位置に基づいて支持ピン把持装置162が移動させられ、昇降させられてピン226を把持し、ストッパ装置12を支持板132から持ち上げ、次に回路基板42を停止させる位置である目標位置へ移動させる。目標位置は、回路基板42の寸法に基づいて算出される。電子回路部品が装着される回路基板42の種類は、例えば、装着プログラムから得られ、それにより回路基板42の寸法が得られる。
支持ピン把持装置162がピン226を把持する際、ストッパ装置12においては電磁石290が励磁され、ストッパ装置12の固定が解除される。装着制御コンピュータ310は、支持ピン把持装置162を移動させる際に無線通信により、ストッパ装置制御コンピュータ300へ固定解除指令を送信し、それに基づいて電磁石290の励磁が行われる。支持ピン把持装置162が上昇端位置へ上昇させられ、ストッパ装置12が支持板132から持ち上げられる。
ピン226が支持ピン把持装置162によって把持された状態では、把持爪178,180の凹部204,206が規制面248,250に僅かに隙間を隔てて対向し、ストッパ装置12のピン226の軸線まわりの回動が規制される。そのため、ストッパ装置12は、ストッパ部材222およびピン226が搬送方向に平行な方向に並び、ストッパ部材222がピン226より上流側に位置する姿勢および向きに保たれる。
支持ピン把持装置162は、ストッパ部材222が目標位置に位置する状態で下降させられ、ストッパ装置12が支持板132上に載置される。載置後、支持ピン把持装置162が上昇させられるとともにストッパ装置12を解放し、基準マーク撮像装置20が移動させられて認識マーク280,282を撮像し、ストッパ装置12およびピン226の位置が取得される。ストッパ装置12が目標位置からずれており、そのずれ量が設定範囲を超えるのであれば、ストッパ装置12が再度、支持ピン把持装置162により把持され、ピン支持面154上に置き直される。ストッパ装置12の位置にずれがなく、あっても設定範囲内であれば、無線通信による指令に基づいて電磁石290が消磁され、装置本体220が支持板132に固定される。その後、支持板132が下降端位置へ下降させられる。認識マーク280の撮像に基づいて得られたストッパ装置12の位置は、現位置メモリに記憶させられる。ピン226の位置もメモリに記憶させられて、次の認識マーク282の撮像時における基準マーク撮像装置20の移動に使用されてもよい。
回路基板42の基板コンベヤ10への搬入時には、支持板132は下降端位置に位置させられている。そして、無線通信によりストッパ装置制御コンピュータ300へストッパ部材222の作用位置への上昇が指令され、電動モータ260が起動され、ストッパ部材222が作用位置へ上昇させられる。回路基板42の搬入時には、流入検知センサ60による回路基板42の後端縁(回路基板42の搬送方向において上流側の端縁)の検出に基づいて、回路基板42の停止までに要する電動モータ40の作動量、ここでは駆動パルス数が駆動回路312に指令され、回路基板42がストッパ部材222に当接する前に電動モータ40は減速制御され、回路基板42は低速で移動させられつつストッパ部材222に当接して停止させられる。駆動パルス数は、回路基板42とコンベヤベルト38との間に相対移動が発生しても回路基板42がストッパ部材222に確実に当接し、停止させられる数に設定される。コンベヤベルト38の余分な移動は、回路基板42との間の滑りによって許容される。流入検知センサ60の検出に基づくベルト周回装置44の制御およびストッパ装置12による回路基板42の停止により、停止位置精度が向上する。そのため、回路基板42の停止後に基準マーク110を撮像して回路基板42の位置ずれを取得し、設定範囲を超える位置ずれがある場合にベルト周回装置44を作動させ、回路基板42の停止位置を修正する場合に比較して、回路基板42の搬入に要する時間が短縮される。なお、センサにより、ストッパ部材への当接直前に回路基板が検出され、電動モータが停止させられるようにしてもよい。
停止後、無線通信によりストッパ装置制御コンピュータ300にストッパ部材222の退避が指令され、電動モータ260が起動されてストッパ部材222が退避位置へ下降させられ、回路基板42の搬出を許容する状態とされる。その後、支持板132が上昇させられ、支持ピン130が回路基板42を下方から支持するとともに、クランプ部材122が回路基板42をコンベヤベルト38から押し上げて押さえ部158との間に回路基板42の縁部を挟み、回路基板42が水平な姿勢で保持される。支持板132は、回路基板42への電子回路部品の装着終了後、下降端位置へ下降させられる。それにより、基板保持装置14による回路基板42の保持が解除され、回路基板42はコンベヤベルト38により下方から支持され、搬出される状態とされる。ストッパ部材222は退避位置に位置し、回路基板42の搬出を許容する。
なお、形状の異なる認識マーク280,282の撮像により、ストッパ装置12の姿勢および向きを取得することができる。本実施形態においては、ピン226が把持爪178,180によって把持された状態では、ストッパ装置12の回動が規制されるようにされているため、向きが変わることは回避されるが、何らかの事情により、ピン226がストッパ部材222より上流側に位置することがあれば、警報が発せられ、作業者によりストッパ装置12の向きが直されるようにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、基準マーク撮像装置20が認識装置を構成し、ヘッド移動装置82が認識装置移動装置を兼ね、制御装置232の電動モータ260を制御する部分がストッパ制御部を構成し、電磁石290を制御する部分が電磁石制御部を構成している。
ストッパ装置は相対移動装置を備え、自走する装置としてもよい。その実施形態を図11ないし図13に基づいて説明する。
本実施形態のストッパ装置350は、図11に示すように、非磁性材料製の装置本体352,ストッパ部材354,ストッパ部材昇降装置356,電池358,固定装置360,相対移動装置362および制御装置364を含む。本ストッパ装置350は、固定装置360,相対移動装置362および制御装置364を除いて前記ストッパ装置12と同様に構成されており、同じ作用を成す部分には同一の符号を付して対応関係を示し、説明を省略する。
相対移動装置362は、本実施形態においては、2つの駆動輪370,それら駆動輪370をそれぞれ駆動する駆動輪駆動装置372,2つの駆動輪370の向きを一斉に変える操舵装置374およびボールプランジャ376を含む。2つずつの駆動輪370および駆動輪駆動装置372は、図13に示すように、装置本体352の長手方向の一端部に、幅方向に距離を隔てて設けられ、駆動輪駆動装置372は、図12に示すように、駆動源たる電動モータ380と、電動モータ380の回転を駆動輪370に伝達する回転伝達装置382とを含む。
本回転伝達装置382は、かさ歯車384,386を始めとする複数の歯車を含み、それら歯車を回転可能に保持するケーシング388は、装置本体352に軸受390により、ピン支持面154に直角であって、鉛直な軸線まわりに回動可能に支持されている。ケーシング388には、電動モータ380が、その回転軸線がケーシング388の回動軸線と一致する状態で固定されている。また、駆動輪370はケーシング388により、ピン支持面154に平行であって、水平な軸線まわりに回転可能に、かつ、その回転軸線と、ケーシング388の回動軸線とが、駆動輪370の回転軸線に平行な方向の中央において直交する状態でケーシング388に保持されている。ケーシング388が駆動輪保持部材を構成している。
操舵装置374は、図12に示すように、装置本体352の2つの駆動輪370の間の部分に鉛直な姿勢で設けられた駆動源たる電動モータ400と、電動モータ400の回転をケーシング388に伝達する回転伝達装置402とを含む。本実施形態においては、電動モータ400が2つの操舵装置374に共用とされている。複数の操舵装置の駆動源は、操舵装置の各々に設けられてもよい。2つの回転伝達装置402はそれぞれ、電動モータ400の出力軸404に固定して設けられたプーリ406,2つの駆動輪駆動装置372の各ケーシング388に固定して設けられたプーリ408、およびプーリ406と408とに巻き掛けられたベルト410を含む。プーリ406,408はタイミングプーリとされ、ベルト410はタイミングベルトとされている。電動モータ400が起動されることにより、2つのケーシング388が同方向に同量回動させられ、2つの駆動輪370の向きが一斉に同方向に同量ずつ変えられる。電動モータ400および前記電動モータ380は、ステップモータやエンコーダ付きのサーボモータ等、回転角度の制御が可能なものとされている。
ボールプランジャ376は、図13に示すように、装置本体352の長手方向において2つの駆動輪370が設けられた側とは反対側の端であって、装置本体352の幅方向の中央に設けられている。ボールプランジャ376は、図11に示すように、ケーシング414内に上下方向に移動可能かつ回転可能に収容されたボール416と、ボール416をシュー418を介してケーシング414の下向きの開口420から突出する向きに付勢する付勢手段としての弾性部材たる圧縮コイルスプリング422とを含む。ボール416は、その一部が開口420から突出させられ、ピン支持面154上を転動する。本実施形態においては、ボール416が従動回転体の一種である球体を構成している。
固定装置360は、図11に示すように、装置本体352の中央部近傍に、その下面に開口して設けられた凹部426内に収容された磁石装置428および少なくとも1個、例えば複数、本実施形態においては3個の圧縮コイルスプリング430(図11には1個が図示されている)を含む。本磁石装置428は永久磁石432および電磁石434を含み、凹部426内に着脱可能に固定されて装置本体352を構成する非磁性材料製の保持部材436内に昇降可能に嵌合されている。保持部材436は横断面形状が円形を成し、その内部を上下方向に貫通して段付穴438が形成されている。段付穴438は、凹部426の開口側に開口させられた小径穴部440および凹部426の底面側に開口させられた大径穴部442を含む。
永久磁石432は円柱状を成し、そのまわりに電磁石434のコイルが巻き付けられるとともに、軸方向の両端部にそれぞれ案内部材446,448が固定手段の一種である接着により固定されている。案内部材446,448は横断面形状が円形を成し、案内部材446および段付状を成す案内部材448の小径部450は小径穴部440に昇降可能に嵌合され、磁石装置428の昇降を案内する。案内部材446,448は磁性材料製とされ、案内装置の一部を構成するとともに、永久磁石432および電磁石434と共に磁石装置428を構成している。
案内部材448の大径部452は大径穴部442内に昇降可能に収容され、保持部材436との間に配設された3個の圧縮コイルスプリング430によって上方に付勢されている。これらスプリング430は、保持部材436の中心線まわりに適宜の間隔を隔てて、本実施形態では等角度間隔を隔てて設けられている。これらスプリング430の付勢による案内部材448の上昇は、大径部452が凹部426の底面に当接することにより規制される。その状態では、図11に示すように、案内部材446が保持部材436内に引っ込み、ピン支持面154から離間し、磁石装置428が装置本体352の下端である下面より上の退避位置に位置させられる。大径部452には、保持部材436に突設されて係合部を構成する突部454が上下方向に相対移動可能に嵌合され、磁石装置428の保持部材436に対する回転が阻止されている。
磁石装置428は、電磁石434が消磁状態とされることにより、永久磁石432の磁力によって支持板132との間に磁気吸引力が作用し、作用状態とされる。それにより、磁石装置428がスプリング430の付勢力に抗して下方へ移動させられ、支持板132に吸着される。そして、案内部材446が装置本体352の下面より下方へ突出させられてピン支持面154に押し付けられ、磁石装置428が作用位置ないし固定位置に位置させられてストッパ装置350が支持板132に固定される。電磁石434が励磁されれば、永久磁石432の磁束が打ち消され、磁石装置428は非作用状態とされる。それにより、磁石装置428がスプリング430の付勢により上方へ移動させられ、退避位置へ退避させられてストッパ装置350の支持板132に対する固定が解除される。
図13に示すように、ストッパ部材354の上端面に認識マーク460が設けられるとともに、装置本体352上には、装置本体352の長手方向に平行な方向においてストッパ部材354から離れた位置に別の認識マーク462が設けられている。認識マーク462は、装置本体352の上面に突設された突部464の上端面に設けられ、認識マーク460とは異なる形状とされ、ストッパ部材354が退避位置に位置する状態で認識マーク460と同一平面内に位置するように設けられている。
制御装置364はコンピュータを主体として構成され、送受信装置を備え、制御装置24との間で無線通信を行い、送信される制御指令に基づいて電動モータ260,380,400および電磁石434を制御する。
本ストッパ装置350は、ピン支持面154上に載置された状態で駆動輪370が駆動輪駆動装置372によって回転させられることにより、ピン支持面154上の任意の位置へ移動可能である。回路基板42の種類の変更等によるストッパ部材354の位置の変更は、ストッパ装置350が自走することを除いて前記ストッパ装置12の位置変更と同様に行われ、まず、認識マーク460,462が撮像され、ストッパ装置350の位置,姿勢および向きが取得される。そして、制御装置24から制御装置364へストッパ部材354の実位置,目標位置および目標位置への移動を含む指令が送信される。ストッパ装置350は、装置本体352の長手方向が搬送方向に平行な姿勢になるとともに、装置本体352の長手方向の中央より一方の側に設けられたストッパ部材354が搬送方向の上流側に位置する向きで回路基板42を停止させるようにされ、支持板132への支持ピン130の配置をできる限り妨げないようにされている。
ストッパ装置350は、例えば、ストッパ部材354が実位置から目標位置へ直線的に移動させられるものとされ、両位置に基づいて駆動輪370の向きおよびストッパ装置350の移動距離が取得され、操舵装置374によりケーシング388が回動させられて、駆動輪370が設定された方向に向けられる。そして、駆動輪370が駆動輪駆動装置372により回転させられ、ストッパ装置350が目標位置へ移動させられる。この際、ボール416はピン支持面154上を転動してストッパ装置350の移動を許容し、ストッパ装置350は、装置本体352の長手方向が基板搬送方向に平行となる姿勢およびストッパ部材354が搬送方向において上流側に位置する向きを保ちつつ移動させられる。ストッパ装置350の移動距離は、例えば、エンコーダにより検出される電動モータ380の回転量により得られる。また、ストッパ装置350の停止情報が制御装置364から制御装置24へ無線通信により送られ、認識マーク460,462が撮像され、ストッパ部材354の位置等が確認され、必要であれば、修正される。なお、本実施形態においては、2つの電動モータ380が同角度ずつ同方向に回転させられるが、必要に応じて、2つの電動モータ380の回転角度が互いに異ならされ、あるいは回転方向が逆にされることにより、ストッパ装置350の姿勢や向きが変えられるようにすることも可能である。また、制御装置24から制御装置364へ駆動輪370の向きおよび移動距離が指令されてもよい。
以上の説明から明らかなように、本実施形態においては、制御装置364の駆動輪駆動装置372を制御する部分が移動制御部を構成し、操舵装置374を制御する部分が操舵制御部を構成している。また、制御装置364の電磁石434を制御する部分が磁石装置制御部を構成し、磁石装置428および付勢装置を構成するスプリング430と共に固定装置360を構成している。
ストッパ装置が相対移動装置を含む場合、ストッパ装置の目標位置は認識装置による認識マークの認識に基づいて指示されるようにしてもよい。例えば、基準マーク撮像装置が認識マークを撮像し、その位置を取得しつつストッパ装置と共に移動させられ、認識マークが設定位置に到達したならば、ストッパ装置の制御装置に停止指令が送信され、ストッパ装置が停止させられるようにするのである。
固定装置は、永久磁石を含まず、電磁石の励磁により磁性材料製の支持部材との間に磁気吸引力が作用して装置本体が支持部材に固定され、消磁により固定が解除される装置としてもよい。
12:ストッパ装置 222:ストッパ部材 224:ストッパ部材昇降装置 230:固定装置 232:制御装置 350:ストッパ装置 360:固定装置 362:相対移動装置

Claims (8)

  1. 基板コンベヤにより搬送される回路基板を停止させるために支持部材に固定されるストッパ装置であって、
    装置本体と、
    その装置本体に、基板コンベヤにより搬送される回路基板またはその回路基板を保持する基板保持部材に当接する作用位置と、その作用位置から退避した退避位置とに移動可能に保持されたストッパ部材と、
    そのストッパ部材を前記作用位置と前記退避位置とに移動させるストッパ部材駆動装置と、
    前記装置本体に保持され、無線通信により制御指令を受けて作動するとともに、前記制御指令に応じて前記ストッパ部材駆動装置を制御するストッパ制御部を有する制御装置と
    前記装置本体の前記支持部材の側に設けられ、前記装置本体を前記支持部材に固定する固定装置と、
    前記装置本体内に収容された電源としての電池と
    を含み、
    前記電池が、前記固定装置を挟んで前記支持部材の反対側に配置されたことを特徴とするストッパ装置。
  2. 前記装置本体が、前記支持部材の上面に載置されるものであり、
    前記固定装置が、前記支持部材に磁気的に吸引される永久磁石を含むとともに、その永久磁石が、それの下面が装置本体の下面と同一平面内に位置するように配置された請求項1に記載のストッパ装置。
  3. 記制御装置が、前記制御指令に応じて前記装置本体を前記支持部材に固定する作用状態と、前記装置本体の前記支持部材への固定を解除する非作用状態とに前記固定装置を切り換える固定装置制御部を含む請求項1または2に記載のストッパ装置。
  4. 前記固定装置が電磁石を含み、前記固定装置制御部が、前記電磁石を励磁状態と消磁状態とに切り換えることにより前記固定装置を前記作用状態と前記非作用状態とに切り換える電磁石制御部を含む請求項3に記載のストッパ装置。
  5. 前記固定装置が、前記支持部材に磁気的に吸引される永久磁石を含み、前記電磁石制御部が、前記電磁石を励磁状態と消磁状態とに切り換えることにより、前記永久磁石の磁束を打ち消す向きの磁束が生じる状態と生じない状態とを切り換え、前記固定装置を前記作用状態と前記非作用状態とに切り換えるように構成された請求項4に記載のストッパ装置。
  6. さらに、任意の位置へ移動させるために保持装置により保持される被保持部を含む請求項1ないし5のいずれかに記載のストッパ装置。
  7. さらに、前記装置本体に保持され、その装置本体を前記支持部材に対して相対移動させる相対移動装置を含み、
    その相対移動装置が、前記装置本体に保持された駆動輪と、駆動源を備えて前記駆動輪を駆動する駆動輪駆動装置とを含み、前記制御装置が、前記制御指令に応じて前記駆動輪駆動装置を制御し、当該ストッパ装置を前記制御指令に含まれる指令位置に移動させる移動制御部を含む請求項1ないし6のいずれかに記載のストッパ装置。
  8. さらに、当該ストッパ装置の位置を検出するために認識装置により認識される認識マークを含む請求項1ないし7のいずれかに記載のストッパ装置。
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