JP5656108B2 - アンテナ装置用基板およびアンテナ装置 - Google Patents
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Description
本発明は、複数共振化が可能なアンテナ装置用基板およびこれを備えたアンテナ装置に関する。
従来、通信機器において、アンテナの共振周波数を複共振化するためには、放射電極と誘電体ブロックとを備えたアンテナや、スイッチ,制御電圧源を用いたアンテナ装置が提案されている。
例えば、誘電体ブロックによる従来技術としては、特許文献1では、放射電極を樹脂成型体に形成し、さらに誘電体ブロックを接着剤で一体化することで高効率を得る複合アンテナが提案されている。
例えば、誘電体ブロックによる従来技術としては、特許文献1では、放射電極を樹脂成型体に形成し、さらに誘電体ブロックを接着剤で一体化することで高効率を得る複合アンテナが提案されている。
また、スイッチ,制御電圧源を用いた従来技術としては、特許文献2では、第1の放射電極と、第2の放射電極と、第1の放射電極の途中部と第2の放射電極の基端部との間に介設され、第2の放射電極を第1の放射電極と電気的に接続又は切断させるためのスイッチと、を備えるアンテナ装置が提案されている。
しかしながら、上記従来の技術においても、以下の課題が残されている。
すなわち、特許文献1に記載のような誘電体ブロックによる技術では、放射電極を励振する誘電体ブロックを使用しており、機器毎に誘電体ブロック、放射電極パターン等の設計が必要になり、その設計条件によってアンテナ性能が劣化したり、不安定要素が増加する不都合がある。また、放射電極が樹脂成型体の表面に形成されているため、樹脂成型体上に放射電極パターンを設計する必要があり、実装する通信機器やその用途に応じて、アンテナ設計、金型設計が必要になり、大幅なコストの増大を招いてしまう。さらに、誘電体ブロックと樹脂成型体とを接着剤で一体化するので、接着剤のQ値以外にも接着条件(接着剤の厚み、接着面積等)により、アンテナ性能が劣化したり、不安定要素が増加する不都合がある。
また、特許文献2に記載のようなスイッチ,制御電圧源を用いたアンテナ装置の場合、スイッチで共振周波数を切り替えを行うために、制御電圧源の構成やリアクタンス回路等が必要であり、アンテナ構成が機器毎に複雑化し、設計の自由度が無く、容易なアンテナ調整が困難であるという問題があった。
すなわち、特許文献1に記載のような誘電体ブロックによる技術では、放射電極を励振する誘電体ブロックを使用しており、機器毎に誘電体ブロック、放射電極パターン等の設計が必要になり、その設計条件によってアンテナ性能が劣化したり、不安定要素が増加する不都合がある。また、放射電極が樹脂成型体の表面に形成されているため、樹脂成型体上に放射電極パターンを設計する必要があり、実装する通信機器やその用途に応じて、アンテナ設計、金型設計が必要になり、大幅なコストの増大を招いてしまう。さらに、誘電体ブロックと樹脂成型体とを接着剤で一体化するので、接着剤のQ値以外にも接着条件(接着剤の厚み、接着面積等)により、アンテナ性能が劣化したり、不安定要素が増加する不都合がある。
また、特許文献2に記載のようなスイッチ,制御電圧源を用いたアンテナ装置の場合、スイッチで共振周波数を切り替えを行うために、制御電圧源の構成やリアクタンス回路等が必要であり、アンテナ構成が機器毎に複雑化し、設計の自由度が無く、容易なアンテナ調整が困難であるという問題があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、複共振化した各共振周波数のフレキシブルな調整が可能で、用途や機器毎に応じたアンテナ性能を安価かつ容易に確保できると共に小型化や薄型化が可能なアンテナ装置用基板およびアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明のアンテナ装置用基板は、絶縁性の基板本体と、該基板本体の表面にそれぞれ金属箔でパターン形成されたグランド面、第1エレメント、第2エレメントおよび第3エレメントと、前記第1エレメントの一部と前記第2エレメントの一部とを接続するショート部とを備え、前記第1エレメントが、基端に給電点が設けられていると共に中間部に第1受動素子が接続可能な第1接続部を有して延在し、前記第2エレメントが、前記グランド面に基端が接続されていると共に先端部に誘電体アンテナの第1アンテナ素子が設けられ第2受動素子が接続可能な第2接続部と該第2接続部よりも前記グランド面側に接続された第4受動素子とを有して延在し、前記第3エレメントが、前記第1エレメントの前記第1接続部よりも基端側に基端が接続され第3受動素子が接続可能な第3接続部を有して延在し、前記ショート部が、前記第1エレメントの前記第1接続部よりも基端側と前記第2エレメントの前記第2接続部から前記第4受動素子までの間とに接続しており、前記第1エレメントが、前記第2エレメントとの間の浮遊容量と、前記第3エレメントとの間の浮遊容量と、前記グランド面との間の浮遊容量とを発生可能に、前記第2エレメント、前記第3エレメントおよび前記グランド面に対して間隔を空けて延在していることを特徴とする。
このアンテナ装置用基板では、第1エレメントが、第1アンテナ素子を有する第2エレメントとの間の浮遊容量と、第3エレメントとの間の浮遊容量と、グランド面との間の浮遊容量とを発生可能に、第2エレメント、第3エレメントおよびグランド面に対して間隔を空けて延在しているので、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子の第1アンテナ素子と各エレメント間の浮遊容量とを効果的に利用することで、複共振化(2共振、3共振)させることができる。また、第1アンテナ素子および第1〜第3接続部へ接続する第1〜第3受動素子の選択によって、各共振周波数をフレキシブルに調整可能であり、設計条件に応じた2共振化または3共振化が可能なアンテナ装置を得ることができる。このように、アンテナ構成上、一つのアンテナ装置用基板で各共振周波数をフレキシブルに調整できるため、共振周波数の入れ替えが可能になり、用途や機器に応じて受動素子等による調整箇所を変更可能になっている。なお、帯域幅は、各エレメントの長さおよび幅と各浮遊容量の設定により調整することが可能である。
また、基板本体の平面内で設計が可能であり、従来の誘電体ブロックや樹脂成型体等を使用する場合に比べて薄型化が可能であると共に、誘電体アンテナである第1アンテナ素子の選択によって、小型化および高性能化が可能になる。また、金型、設計変更等によるコストが必要なく、低コストを実現することができる。
また、基板本体の平面内で設計が可能であり、従来の誘電体ブロックや樹脂成型体等を使用する場合に比べて薄型化が可能であると共に、誘電体アンテナである第1アンテナ素子の選択によって、小型化および高性能化が可能になる。また、金型、設計変更等によるコストが必要なく、低コストを実現することができる。
また、本発明のアンテナ装置用基板は、前記第1エレメントが、前記グランド面側に設けられた給電点から前記グランド面から離間する方向に延びる第1延在部と、該第1延在部の先端から前記グランド面に沿った方向へ延びる第2延在部と、該第2延在部の先端から前記グランド面に向かって延びる第5延在部と、該第5延在部の先端から前記グランド面に沿って前記第1延在部に向かって延びる第5延在部とを有し、前記第2エレメントの先端側が、前記第3延在部と前記第5延在部との間にこれらに沿って配され、前記ショート部から基端側に延びる第6延在部と、前記ショート部から先端側に延びる第7延在部とを有し、前記第3エレメントが、前記第1延在部から該第1延在部と同方向に延びる第8延在部と、該第8延在部から前記第2延在部に沿って延びる第9延在部とを有していることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、第2エレメントの先端側が、第3延在部と第5延在部との間にこれらに沿って配され、ショート部から基端側に延びる第6延在部と、ショート部から先端側に延びる第7延在部とを有し、第3エレメントが、第1延在部から該第1延在部と同方向に延びる第8延在部と、該第8延在部から第2延在部に沿って延びる第9延在部とを有しているので、第1アンテナ素子と第5延在部との間の浮遊容量と、第1アンテナ素子と第4延在部との間の浮遊容量と、第1アンテナ素子と第3延在部との間の浮遊容量と、第5延在部とグランド面との間の浮遊容量と、第2延在部と第6延在部との間の浮遊容量と、第3エレメントの先端部と第3延在部との間の浮遊容量と、第9延在部と第2延在部との間の浮遊容量と、を発生させることができ、各共振周波数の高い調整自由度を得ることができる。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、第2エレメントの先端側が、第3延在部と第5延在部との間にこれらに沿って配され、ショート部から基端側に延びる第6延在部と、ショート部から先端側に延びる第7延在部とを有し、第3エレメントが、第1延在部から該第1延在部と同方向に延びる第8延在部と、該第8延在部から第2延在部に沿って延びる第9延在部とを有しているので、第1アンテナ素子と第5延在部との間の浮遊容量と、第1アンテナ素子と第4延在部との間の浮遊容量と、第1アンテナ素子と第3延在部との間の浮遊容量と、第5延在部とグランド面との間の浮遊容量と、第2延在部と第6延在部との間の浮遊容量と、第3エレメントの先端部と第3延在部との間の浮遊容量と、第9延在部と第2延在部との間の浮遊容量と、を発生させることができ、各共振周波数の高い調整自由度を得ることができる。
さらに、本発明のアンテナ装置用基板は、前記ショート部の接続位置が、互いに並んだ前記第2延在部と前記第2エレメントの先端側との延在方向で変更可能になっていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、ショート部の接続位置が、互いに並んだ第2延在部と第6延在部との延在方向で変更可能になっているので、ショート部の接続位置を変更することで、第2延在部と第6延在部との長さが変更され、共振周波数を調整することができると共に、第3延在部と第7延在部との間の浮遊容量も調整でき、インピーダンスの調整も可能になる。したがって、ショート部の位置を変更することで、よりフレキシブルに周波数調整が可能になる。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、ショート部の接続位置が、互いに並んだ第2延在部と第6延在部との延在方向で変更可能になっているので、ショート部の接続位置を変更することで、第2延在部と第6延在部との長さが変更され、共振周波数を調整することができると共に、第3延在部と第7延在部との間の浮遊容量も調整でき、インピーダンスの調整も可能になる。したがって、ショート部の位置を変更することで、よりフレキシブルに周波数調整が可能になる。
また、本発明のアンテナ装置用基板は、前記第1エレメントが、前記第3延在部に前記第3エレメントの先端部に対向して浮遊容量を発生可能に形成された幅広部を有していることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、第1エレメントが、第3延在部に第3エレメントの先端部に対向して浮遊容量を発生可能に形成された幅広部を有しているので、第3エレメントの先端部と幅広部との間の浮遊容量を容易に設定し易くなると共に、アンテナ全体の実効面積が広くなり、広帯域化、高利得化が得られる。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、第1エレメントが、第3延在部に第3エレメントの先端部に対向して浮遊容量を発生可能に形成された幅広部を有しているので、第3エレメントの先端部と幅広部との間の浮遊容量を容易に設定し易くなると共に、アンテナ全体の実効面積が広くなり、広帯域化、高利得化が得られる。
また、本発明のアンテナ装置用基板は、前記第3エレメントの先端部に、誘電体アンテナの第2アンテナ素子が設けられていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、第3エレメントの先端部に、誘電体アンテナの第2アンテナ素子が設けられているので、第2アンテナ素子により第3エレメントの先端部の長さを短縮することができ、全体のアンテナ占有面積をより小さくすることが可能になる。
また、上記幅広部を採用した場合、該幅広部との浮遊容量の影響が受け易くなるため、広帯域化、高利得化が可能となる。
すなわち、このアンテナ装置用基板では、第3エレメントの先端部に、誘電体アンテナの第2アンテナ素子が設けられているので、第2アンテナ素子により第3エレメントの先端部の長さを短縮することができ、全体のアンテナ占有面積をより小さくすることが可能になる。
また、上記幅広部を採用した場合、該幅広部との浮遊容量の影響が受け易くなるため、広帯域化、高利得化が可能となる。
本発明のアンテナ装置は、上記本発明のアンテナ装置用基板を備え、前記第1受動素子、前記第2受動素子および前記第3受動素子が、それぞれ対応する前記第1接続部、前記第2接続部および前記第3接続部に接続されていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、上記本発明のアンテナ装置用基板を備え、第1受動素子、第2受動素子および第3受動素子が、それぞれ対応する第1接続部、第2接続部および第3接続部に接続されているので、第1〜第3受動素子を適宜選択するだけで2共振化または3共振化でき、用途や機器毎に対応した2つまたは3つの共振周波数で通信が可能である。
すなわち、このアンテナ装置では、上記本発明のアンテナ装置用基板を備え、第1受動素子、第2受動素子および第3受動素子が、それぞれ対応する第1接続部、第2接続部および第3接続部に接続されているので、第1〜第3受動素子を適宜選択するだけで2共振化または3共振化でき、用途や機器毎に対応した2つまたは3つの共振周波数で通信が可能である。
また、本発明のアンテナ装置は、上記本発明のアンテナ装置用基板を備え、前記第2受動素子が、前記第2接続部に接続され、前記第1受動素子および前記第3受動素子のいずれか一方が、それぞれ対応する前記第1接続部または前記第3接続部に接続されていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第2受動素子が、前記第2接続部に接続され、第1受動素子および第3受動素子のいずれか一方が、それぞれ対応する第1接続部または第3接続部に接続されているので、第1受動素子または第2受動素子を利用しない状態で、2種類の2共振化が可能である。
すなわち、このアンテナ装置では、第2受動素子が、前記第2接続部に接続され、第1受動素子および第3受動素子のいずれか一方が、それぞれ対応する第1接続部または第3接続部に接続されているので、第1受動素子または第2受動素子を利用しない状態で、2種類の2共振化が可能である。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明のアンテナ装置用基板及びこれを備えたアンテナ装置によれば、第1エレメントが、第1アンテナ素子を有する第2エレメントとの間の浮遊容量と、第3エレメントとの間の浮遊容量と、グランド面との間の浮遊容量とを発生可能にこれらと間隔を空けて延在しているので、複共振化(2共振、3共振)させることができる。また、第1アンテナ素子および第1〜第3接続部へ接続する第1〜第3受動素子の選択によって、各共振周波数をフレキシブルに調整可能であり、設計条件に応じた2共振化または3共振化が可能なアンテナ装置を得ることができると共に、小型化および高性能化が可能になる。
したがって、本発明のアンテナ装置用基板及びこれを備えたアンテナ装置は、多様な用途や機器に対応した複共振化が容易に可能になると共に、省スペース化を図ることができる。
本発明のアンテナ装置用基板及びこれを備えたアンテナ装置によれば、第1エレメントが、第1アンテナ素子を有する第2エレメントとの間の浮遊容量と、第3エレメントとの間の浮遊容量と、グランド面との間の浮遊容量とを発生可能にこれらと間隔を空けて延在しているので、複共振化(2共振、3共振)させることができる。また、第1アンテナ素子および第1〜第3接続部へ接続する第1〜第3受動素子の選択によって、各共振周波数をフレキシブルに調整可能であり、設計条件に応じた2共振化または3共振化が可能なアンテナ装置を得ることができると共に、小型化および高性能化が可能になる。
したがって、本発明のアンテナ装置用基板及びこれを備えたアンテナ装置は、多様な用途や機器に対応した複共振化が容易に可能になると共に、省スペース化を図ることができる。
以下、本発明に係るアンテナ装置用基板及びこれを備えたアンテナ装置の一実施形態を、図1から図7を参照しながら説明する。
本実施形態におけるアンテナ装置用基板1は、図1に示すように、絶縁性の基板本体2と、該基板本体2の表面にそれぞれ金属箔でパターン形成されたグランド面GND、第1エレメント3、第2エレメント4および第3エレメント5と、第1エレメント3の一部と第2エレメント4の一部とを接続するショート部6とを備えている。
上記基板本体2は、一般的なプリント基板であって、本実施形態では、長方形状のガラスエポキシ樹脂等からなるプリント基板の本体を採用している。
上記基板本体2は、一般的なプリント基板であって、本実施形態では、長方形状のガラスエポキシ樹脂等からなるプリント基板の本体を採用している。
上記第1エレメント3は、基端に給電点FPが設けられていると共に中間部に第1受動素子P1が接続可能な第1接続部C1を有して延在している。なお、上記給電点FPは、基板本体2のグランド面GND側に設けられた高周波回路(図示略)に接続される。
上記第2エレメント4は、グランド面GNDに基端が接続されていると共に先端部に誘電体アンテナの第1アンテナ素子AT1が設けられ該第1アンテナ素子AT1よりも基端側に第2受動素子P2が接続可能な第2接続部C2と該第2接続部C2よりもグランド面側に接続された第4受動素子P4とを有して延在している。
上記第2エレメント4は、グランド面GNDに基端が接続されていると共に先端部に誘電体アンテナの第1アンテナ素子AT1が設けられ該第1アンテナ素子AT1よりも基端側に第2受動素子P2が接続可能な第2接続部C2と該第2接続部C2よりもグランド面側に接続された第4受動素子P4とを有して延在している。
上記第3エレメント5は、第1エレメント3の第1接続部C1よりも基端側に基端が接続され先端部に誘電体アンテナの第2アンテナ素子AT2が設けられていると共に該第2アンテナ素子AT2よりも基端側に第3受動素子P3が接続可能な第3接続部C3を有して延在している。
上記第1アンテナ素子AT1および第2アンテナ素子AT2は、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子であって、例えば図3に示すように、セラミックス等の誘電体21の表面にAg等の導体パターン22が形成されたチップアンテナである。これら第1アンテナ素子AT1および第2アンテナ素子AT2は、共振周波数等の設定に応じて、その長さ、幅、導体パターン22等が互い異なる素子を選択しても構わないと共に、同じ素子を選択しても構わない。
上記第1アンテナ素子AT1および第2アンテナ素子AT2は、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子であって、例えば図3に示すように、セラミックス等の誘電体21の表面にAg等の導体パターン22が形成されたチップアンテナである。これら第1アンテナ素子AT1および第2アンテナ素子AT2は、共振周波数等の設定に応じて、その長さ、幅、導体パターン22等が互い異なる素子を選択しても構わないと共に、同じ素子を選択しても構わない。
上記ショート部6は、第1エレメント3の第1接続部C1よりも基端側と第2エレメント4の第2接続部C2から第4受動素子P4までの間とに接続されている。
上記第1エレメント3は、図2に示すように、グランド面GND側に設けられた給電点FPからグランド面GNDから離間する方向に延びる第1延在部E1と、該第1延在部E1の先端からグランド面GNDに沿った方向へ延びるショート部6までの第2延在部E2と、該第2延在部E2の先端からグランド面GNDに沿った方向へ延びる第3延在部E3と、該第3延在部E3の先端からグランド面GNDに向かって延びる第4延在部E4と、該第4延在部E4の先端からグランド面GNDに沿って第1延在部E1に向かって延びる第5延在部E5とを有している。
また、第2エレメント4の先端側は、第3延在部E3と第5延在部E5との間にこれらに沿って配され、ショート部6から基端側に延びる第6延在部E6と、ショート部6から先端側に延びる第7延在部E7とを有している。そして、第7延在部E7の先端に、上記第1アンテナ素子AT1が第7延在部E7の延在方向に長手方向を向けて設けられている。
さらに、第3エレメント5は、第1延在部E1から該第1延在部E1と同方向に延びる第8延在部E8と、該第8延在部E8から第2延在部E2に沿って延びる第9延在部E9とを有している。そして、第9延在部E9の先端に、上記第2アンテナ素子AT2が第9延在部E9の延在方向に長手方向を向けて設けられている。
また、第1エレメント3は、第3延在部E3に第3エレメント5の先端部、すなわち第2アンテナ素子AT2に対向して浮遊容量を発生可能に形成された幅広部E3aを有している。この幅広部E3aは、第2延在部E2および第3延在部E3の他の部分に比べて線幅が大きく設定された長方形状とされ、基端側の辺が第2アンテナ素子AT2の先端側の辺と対向して配されている。
また、第1エレメント3は、第3延在部E3に第3エレメント5の先端部、すなわち第2アンテナ素子AT2に対向して浮遊容量を発生可能に形成された幅広部E3aを有している。この幅広部E3aは、第2延在部E2および第3延在部E3の他の部分に比べて線幅が大きく設定された長方形状とされ、基端側の辺が第2アンテナ素子AT2の先端側の辺と対向して配されている。
このショート部6の接続位置は、図4に示すように、互いに並んだ第2延在部E2と第2エレメント4の先端側との延在方向で変更可能になっている。すなわち、第2延在部E2と第2エレメント4の先端側の延在部とに、複数の電極パッド6aを延在方向にそれぞれ並べて設け、接続する電極パッド6aを選択してジャンパー抵抗を電極パッド6a間に入れて互いに接続している。
なお、ショート部6による調整が不要な場合、接続位置を予め固定して他のエレメントと同様に、ショート部を金属箔によってパターン形成されたショートパターンとしても構わない。
なお、ショート部6による調整が不要な場合、接続位置を予め固定して他のエレメントと同様に、ショート部を金属箔によってパターン形成されたショートパターンとしても構わない。
上記第1エレメント3は、第2エレメント4との間の浮遊容量と、第3エレメント5との間の浮遊容量と、グランド面GNDとの間の浮遊容量とを発生可能に、第2エレメント4、第3エレメント5およびグランド面GNDに対して間隔を空けて延在している。
すなわち、図2に示すように、第1アンテナ素子AT1と第5延在部E5との間の浮遊容量Caと、第1アンテナ素子AT1と第4延在部E4との間の浮遊容量Cbと、第1アンテナ素子AT1と第3延在部E3との間の浮遊容量Cdと、第5延在部E5とグランド面GNDとの間の浮遊容量Ceと、第2延在部E2と第6延在部E6との間の浮遊容量Cfと、第2アンテナ素子AT2(第3エレメント5の先端部)と第3延在部E3(幅広部E3aを含む)との間の浮遊容量Cgと、第9延在部E9と第2延在部E2との間の浮遊容量Chと、が発生可能である。
すなわち、図2に示すように、第1アンテナ素子AT1と第5延在部E5との間の浮遊容量Caと、第1アンテナ素子AT1と第4延在部E4との間の浮遊容量Cbと、第1アンテナ素子AT1と第3延在部E3との間の浮遊容量Cdと、第5延在部E5とグランド面GNDとの間の浮遊容量Ceと、第2延在部E2と第6延在部E6との間の浮遊容量Cfと、第2アンテナ素子AT2(第3エレメント5の先端部)と第3延在部E3(幅広部E3aを含む)との間の浮遊容量Cgと、第9延在部E9と第2延在部E2との間の浮遊容量Chと、が発生可能である。
上記第1受動素子P1〜第3受動素子P3および第4受動素子P4は、例えばインダクタ、コンデンサまたは抵抗が採用される。
本実施形態のアンテナ装置10は、図1に示すように、上記アンテナ装置用基板1を備え、第1受動素子P1、第2受動素子P2および第3受動素子P3が、それぞれ対応する第1接続部C1、第2接続部C2および第3接続部C3に接続されている。
本実施形態のアンテナ装置10は、図1に示すように、上記アンテナ装置用基板1を備え、第1受動素子P1、第2受動素子P2および第3受動素子P3が、それぞれ対応する第1接続部C1、第2接続部C2および第3接続部C3に接続されている。
次に、本実施形態のアンテナ装置における共振周波数について、図5を参照して説明する。
本実施形態のアンテナ装置では、図5に示すように、第1の共振周波数f1、第2の共振周波数f2および第3の共振周波数f3の3つに複共振化される。
上記第1の共振周波数f1は、3つの共振周波数の中で低い周波数帯のものであり、第1エレメント3と第1受動素子P1と浮遊容量とで決定される。また、上記第2の共振周波数f2は、3つの共振周波数の中で中間の周波数帯のものであり、第1アンテナ素子AT1と第2受動素子P2と浮遊容量とで決定される。さらに、上記第3の共振周波数f3は、3つの共振周波数の中で高い周波数帯のものであり、第2アンテナ素子AT2と第3受動素子P3と浮遊容量とで決定される。また、各共振周波数に対して、第4受動素子P4を用いて、グランド面GND側に流れる高周波電流の流れをコントロールすることで、最終的なインピーダンス調整を行う。
以下、これら共振周波数について、より詳しく説明する。
上記第1の共振周波数f1は、3つの共振周波数の中で低い周波数帯のものであり、第1エレメント3と第1受動素子P1と浮遊容量とで決定される。また、上記第2の共振周波数f2は、3つの共振周波数の中で中間の周波数帯のものであり、第1アンテナ素子AT1と第2受動素子P2と浮遊容量とで決定される。さらに、上記第3の共振周波数f3は、3つの共振周波数の中で高い周波数帯のものであり、第2アンテナ素子AT2と第3受動素子P3と浮遊容量とで決定される。また、各共振周波数に対して、第4受動素子P4を用いて、グランド面GND側に流れる高周波電流の流れをコントロールすることで、最終的なインピーダンス調整を行う。
以下、これら共振周波数について、より詳しく説明する。
「第1の共振周波数f1について」
上記第1の共振周波数f1の周波数は、幅広部E3aを含む第3延在部E3、第4延在部E4、第5延在部E5の各長さとショート部6の位置とにより設定および調整することができる。
また、第1の共振周波数f1の広帯域化は、幅広部E3aを含む第3延在部E3、第4延在部E4、第5延在部E5の各長さおよび各幅により設定することができる。
上記第1の共振周波数f1の周波数は、幅広部E3aを含む第3延在部E3、第4延在部E4、第5延在部E5の各長さとショート部6の位置とにより設定および調整することができる。
また、第1の共振周波数f1の広帯域化は、幅広部E3aを含む第3延在部E3、第4延在部E4、第5延在部E5の各長さおよび各幅により設定することができる。
また、第1の共振周波数f1のインピーダンス調整は、浮遊容量Ca、浮遊容量Cb、浮遊容量Cd、浮遊容量Ceおよび浮遊容量Cfの各浮遊容量の設定で行うことができる。
さらに、最終的な周波数調整は、第1受動素子P1の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
また、最終的なインピーダンス調整は、第4受動素子P4の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「各エレメント長の長さ、幅」と「各受動素子」と「第1アンテナ素子AT1と各エレメント間の浮遊容量」とにより、共振周波数、帯域幅、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第1の共振周波数f1は、主に図1中の破線A1の部分で調整される。
また、最終的なインピーダンス調整は、第4受動素子P4の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「各エレメント長の長さ、幅」と「各受動素子」と「第1アンテナ素子AT1と各エレメント間の浮遊容量」とにより、共振周波数、帯域幅、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第1の共振周波数f1は、主に図1中の破線A1の部分で調整される。
なお、ショート部6の位置調整により、第2延在部E2と第6延在部E6との長さを調整することで、共振周波数を調整することができる。また、ショート部6の位置調整により、浮遊容量Cfを調整することで、インピーダンスを調整することができる。
「第2の共振周波数f2について」
上記第2の共振周波数f2の周波数は、第1アンテナ素子AT1と、ショート部6より先端側の第2エレメント4と、ショート部6の位置と、により設定および調整することができる。
また、第2の共振周波数f2の広帯域化は、第6延在部E6と第2延在部E2との各長さおよび各幅により設定することができる。
上記第2の共振周波数f2の周波数は、第1アンテナ素子AT1と、ショート部6より先端側の第2エレメント4と、ショート部6の位置と、により設定および調整することができる。
また、第2の共振周波数f2の広帯域化は、第6延在部E6と第2延在部E2との各長さおよび各幅により設定することができる。
また、第2の共振周波数f2のインピーダンス調整は、浮遊容量Ca、浮遊容量Cb、浮遊容量Cd、浮遊容量Ceおよび浮遊容量Cfの各浮遊容量の設定で行うことができる。
さらに、最終的な周波数調整は、第2受動素子P2の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
さらに、最終的な周波数調整は、第2受動素子P2の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
また、最終的なインピーダンス調整は、第4受動素子P4の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「第1アンテナ素子AT1」と「各受動素子」と「第1アンテナ素子AT1と各エレメント間の浮遊容量」とにより、共振周波数、帯域幅、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第2の共振周波数f2は、主に図1中の一点鎖線A2の部分で調整される。
このように「第1アンテナ素子AT1」と「各受動素子」と「第1アンテナ素子AT1と各エレメント間の浮遊容量」とにより、共振周波数、帯域幅、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第2の共振周波数f2は、主に図1中の一点鎖線A2の部分で調整される。
「第3の共振周波数f3について」
上記第3の共振周波数f3の周波数は、第2アンテナ素子AT2と、第3エレメント5と、ショート部6の位置と、により設定および調整することができる。
また、第3の共振周波数f3の広帯域化は、第3エレメント5の長さおよび幅と、浮遊容量Cgと、により設定することができる。
上記第3の共振周波数f3の周波数は、第2アンテナ素子AT2と、第3エレメント5と、ショート部6の位置と、により設定および調整することができる。
また、第3の共振周波数f3の広帯域化は、第3エレメント5の長さおよび幅と、浮遊容量Cgと、により設定することができる。
また、第3の共振周波数f3のインピーダンス調整は、浮遊容量Cf、浮遊容量Cg、および浮遊容量Chの各浮遊容量の設定で行うことができる。
さらに、最終的な周波数調整は、第3受動素子P3の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
さらに、最終的な周波数調整は、第3受動素子P3の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
また、最終的なインピーダンス調整は、第4受動素子P4の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「第2アンテナ素子AT2」と「各受動素子」と「第2アンテナ素子AT2と各エレメント間の浮遊容量」とにより、共振周波数、帯域幅、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第3の共振周波数f3は、主に図1中の二点鎖線A3の部分で調整される。
このように「第2アンテナ素子AT2」と「各受動素子」と「第2アンテナ素子AT2と各エレメント間の浮遊容量」とにより、共振周波数、帯域幅、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第3の共振周波数f3は、主に図1中の二点鎖線A3の部分で調整される。
なお、基板本体2上におけるアンテナ占有領域(アンテナ装置10に許された設置領域)A4は大きい方がアンテナ特性として望ましく、他の構成は、以下の条件に設定することが好ましい。
すなわち、グランド面GNDからアンテナ装置用基板1の上端(第9延在部)までの距離は長く設定することが浮遊容量の関係で望ましい。
また、アンテナサイズの幅(第8延在部E8の外縁から第4延在部E4の外縁までの距離)は、広い方が浮遊容量の関係で望ましい。
すなわち、グランド面GNDからアンテナ装置用基板1の上端(第9延在部)までの距離は長く設定することが浮遊容量の関係で望ましい。
また、アンテナサイズの幅(第8延在部E8の外縁から第4延在部E4の外縁までの距離)は、広い方が浮遊容量の関係で望ましい。
また、グランド面GNDから第5延在部E5までの距離は、長い方が望ましい。
また、パターンとして調整し易いことから、第4延在部E4の幅は、広い方が望ましいと共に、幅広部E3aの長さおよび幅は、長く又は広い方が望ましい。
また、第6延在部E6および第7延在部E7の長さおよび幅は、長くまたは広い方が望ましい。
なお、基板本体2の第1延在部E1に沿った方向のサイズは、使用する波長の4分の1程度の長さであることが望ましい。
また、パターンとして調整し易いことから、第4延在部E4の幅は、広い方が望ましいと共に、幅広部E3aの長さおよび幅は、長く又は広い方が望ましい。
また、第6延在部E6および第7延在部E7の長さおよび幅は、長くまたは広い方が望ましい。
なお、基板本体2の第1延在部E1に沿った方向のサイズは、使用する波長の4分の1程度の長さであることが望ましい。
本実施形態のアンテナ装置10では、アンテナ周辺の影響(周辺部品、人体等)を考慮して共振周波数を入れ替えることが可能である。すなわち、第1アンテナ素子AT1側の方が第1エレメント3〜第3エレメント5の浮遊容量の影響を受け、アンテナ周辺の影響を受け難いのに対し、第2アンテナ素子AT2側の方がアンテナ全体の外周に設計されるため、アンテナ周辺の影響を受け易い。
この点を考慮して、用途に応じ、第1アンテナ素子AT1、第2アンテナ素子AT2および各受動素子の選択および設定を変更して、第2の共振周波数f2の調整箇所と第3の共振周波数f3の調整箇所とをフレキシブルに変更することが可能である。すなわち、第2の共振周波数f2を調整する一点鎖線A2の部分と、第3の共振周波数f3を調整する二点鎖線A3の部分と、を入れ替えて設定することで、一点鎖線A2の部分で第3の共振周波数f3を調整し、二点鎖線A3の部分で第2の共振周波数f2を調整することも可能である。
また、本実施形態のアンテナ装置用基板1およびアンテナ装置10では、上述した3共振化だけでなく、2共振化も可能である。例えば、同一機種に本実施形態のアンテナ装置10を用いて、現段階では2共振で使用し、将来的には3共振で使用したい場合等が挙げられる。その場合でも、アンテナ装置用基板1をそのままに2共振化および3共振化が可能となる。
上記2共振化の方法としては、図6に示すように、第1受動素子P1を未使用にする方法と、図7に示すように、第3受動素子P3を未使用にする方法との2種類の対応方法がある。その場合の周波数帯は、上述したように個別に調整可能なため、所望の周波数帯にフレキシブルに設計可能である。
このように本実施形態のアンテナ装置用基板1およびアンテナ装置10では、第1エレメント3が、第1アンテナ素子AT1を有する第2エレメント4との間の浮遊容量と、第2アンテナ素子AT2を有する第3エレメント5との間の浮遊容量と、グランド面GNDとの間の浮遊容量とを発生可能にこれらと間隔を空けて延在しているので、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子の各アンテナ素子と各エレメント間の浮遊容量とを効果的に利用することで、複共振化(2共振、3共振)させることができる。
また、第1アンテナ素子AT1および第2アンテナ素子AT2および第1〜第3接続部C1〜C3へ接続する第1〜第3受動素子P1〜P3の選択(定数変更等)によって、各共振周波数をフレキシブルに調整可能であり、設計条件に応じた2共振化または3共振化が可能なアンテナ装置10を得ることができる。このように、アンテナ構成上、一つのアンテナ装置用基板1で各共振周波数をフレキシブルに調整できるため、共振周波数の入れ替えが可能になり、用途や機器に応じて受動素子等による調整箇所を変更可能になっている。
また、基板本体2の平面内で設計が可能であり、従来の誘電体ブロックや樹脂成型体等を使用する場合に比べて薄型化が可能であると共に、第1アンテナ素子AT1および第2アンテナ素子AT2の2つのアンテナ素子の選択によって、小型化および高性能化が可能になる。また、金型、設計変更等によるコストが必要なく、低コストを実現することができる。
さらに、ショート部6の接続位置が、互いに並んだ第2延在部E2と第6延在部E6との延在方向で変更可能になっているので、ショート部6の接続位置を変更することで、第2延在部E2と第6延在部E6との長さが変更され、共振周波数を調整することができると共に、第3延在部E3と第7延在部E7との間の浮遊容量も調整でき、インピーダンスの調整も可能になる。したがって、ショート部6の位置を変更することで、よりフレキシブルに周波数調整が可能になる。
また、第1エレメント3が、第3延在部E3に第3エレメント5の先端部(第2アンテナ素子AT2)に対向して浮遊容量を発生可能に形成された幅広部E3aを有しているので、第3エレメント5の先端部と幅広部E3aとの間の浮遊容量を容易に設定し易くなると共に、アンテナ全体の実効面積が広くなり、広帯域化、高利得化が得られる。
したがって、本実施形態のアンテナ装置10では、上記アンテナ装置用基板1を備え、第1受動素子P1、第2受動素子P2および第3受動素子P3が、それぞれ対応する第1接続部C1、第2接続部C2および第3接続部C3に接続されているので、第1〜第3受動素子P1〜P3を適宜選択するだけで2共振化または3共振化でき、用途や機器毎に対応した2つまたは3つの共振周波数で通信が可能である。
また、第2受動素子P2が、第2接続部C2に接続され、第1受動素子P1および第3受動素子P3のいずれか一方が、それぞれ対応する第1接続部C1または第3接続部C3に接続されることで、第1受動素子P1または第2受動素子P2を利用しない状態で、2種類の2共振化が可能である。
次に、本実施形態のアンテナ装置用基板およびこれを備えたアンテナ装置を実際に作製した実施例について、各共振周波数での放射パターンについて測定した結果を、図8を参照して説明する。
なお、第1延在部E1の延在方向をX方向とし、第2延在部E2の延在方向の逆方向をY方向とし、グランド面GNDに対する垂直方向をZ方向とした。この際のYZ面に対する垂直偏波を測定した。
また、各受動素子は、第1受動素子P1:2.0nH、第2受動素子P2:2.2nH、第3受動素子P3:1.5nH、第4受動素子P4:5.6nHのいずれもインダクタを使用した。
なお、第1延在部E1の延在方向をX方向とし、第2延在部E2の延在方向の逆方向をY方向とし、グランド面GNDに対する垂直方向をZ方向とした。この際のYZ面に対する垂直偏波を測定した。
また、各受動素子は、第1受動素子P1:2.0nH、第2受動素子P2:2.2nH、第3受動素子P3:1.5nH、第4受動素子P4:5.6nHのいずれもインダクタを使用した。
図8の(a)は、800MHz帯域の第1の共振周波数f1における放射パターンであり、第1の共振周波数f1:878MHz、VSWR:1.18、帯域幅(V.S.W.R≦3):89MHzであった。
また、図8の(b)は、1575MHz帯域の第2の共振周波数f2における放射パターンであり、第2の共振周波数f2:1571MHz、VSWR:2.52、帯域幅(V.S.W.R≦3):32MHzであった。
さらに、図8の(c)は、2000MHz帯域の第3の共振周波数f3における放射パターンであり、第3の共振周波数f3:2054MHz、帯域幅(V.S.W.R≦3):235MHzであった。
これら放射パターンからわかるように、800MHz帯、1575MHz帯については、ほぼ無指向性のアンテナ特性が得られ、2000MHz帯については、90度方向に指向性があるアンテナ特性が得られる。
また、図8の(b)は、1575MHz帯域の第2の共振周波数f2における放射パターンであり、第2の共振周波数f2:1571MHz、VSWR:2.52、帯域幅(V.S.W.R≦3):32MHzであった。
さらに、図8の(c)は、2000MHz帯域の第3の共振周波数f3における放射パターンであり、第3の共振周波数f3:2054MHz、帯域幅(V.S.W.R≦3):235MHzであった。
これら放射パターンからわかるように、800MHz帯、1575MHz帯については、ほぼ無指向性のアンテナ特性が得られ、2000MHz帯については、90度方向に指向性があるアンテナ特性が得られる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、アンテナ占有面積が小さい場合には、上記各エレメントを基板本体の表面だけでなく、裏面または多層基板の内層にパターン形成しても構わない。
例えば、アンテナ占有面積が小さい場合には、上記各エレメントを基板本体の表面だけでなく、裏面または多層基板の内層にパターン形成しても構わない。
また、上記実施形態の他の例として、図9に示すように、第2アンテナ素子AT2を用いずに、第3エレメント35をより長く延在させたアンテナ装置用基板31およびこれを用いたアンテナ装置30としても構わない。図1に示す上述したアンテナ装置用基板1およびアンテナ装置10は、第2アンテナ素子AT2を第3エレメント5に接続することで、第3エレメント5の先端部の長さを短縮することができ、アンテナ占有面積が狭い場合に好適である。また、アンテナ装置用基板1およびアンテナ装置10では、第2アンテナ素子AT2の採用により浮遊容量Cgを大きく得ることができる。これに対して、アンテナ占有面積を広く確保可能な場合には、図9に示す上記実施形態の他の例のように、第2アンテナ素子AT2を用いずに第3エレメント35を長く延ばすことで、所望のアンテナ性能を得ることができる。
これにより、上記実施形態の他の例では、アンテナ素子の部材点数が削減され、より安価に構成することが可能になる。したがって、さらなる小型化を重要視した設計では、上述したアンテナ装置用基板1およびアンテナ装置10が好適であり、さらなる低コスト化を重要視した設計では、他の例であるアンテナ装置用基板31およびアンテナ装置30が好適である。
1,31…アンテナ装置用基板、2…基板本体、3…第1エレメント、4…第2エレメント、5,35…第3エレメント、6…ショート部、10,30…アンテナ装置、AT1…第1アンテナ素子、AT2…第2アンテナ素子、C1…第1接続部、C2…第2接続部、C3…第3接続部、E1…第1延在部、E2…第2延在部、E3…第3延在部、E3a…幅広部、E4…第4延在部、E5…第5延在部、E6…第6延在部、E7…第7延在部、E8…第8延在部、E9…第9延在部、GND…グランド面、P1…第1受動素子、P2…第2受動素子、P3…第3受動素子、P4…第4受動素子、FP…給電点
Claims (7)
- 絶縁性の基板本体と、
該基板本体の表面にそれぞれ金属箔でパターン形成されたグランド面、第1エレメント、第2エレメントおよび第3エレメントと、前記第1エレメントの一部と前記第2エレメントの一部とを接続するショート部とを備え、
前記第1エレメントが、基端に給電点が設けられていると共に中間部に第1受動素子が接続可能な第1接続部を有して延在し、
前記第2エレメントが、前記グランド面に基端が接続されていると共に先端部に誘電体アンテナの第1アンテナ素子が設けられ第2受動素子が接続可能な第2接続部と該第2接続部よりも前記グランド面側に接続された第4受動素子とを有して延在し、
前記第3エレメントが、前記第1エレメントの前記第1接続部よりも基端側に基端が接続され第3受動素子が接続可能な第3接続部を有して延在し、
前記ショート部が、前記第1エレメントの前記第1接続部よりも基端側と前記第2エレメントの前記第2接続部から前記第4受動素子までの間とに接続しており、
前記第1エレメントが、前記第2エレメントとの間の浮遊容量と、前記第3エレメントとの間の浮遊容量と、前記グランド面との間の浮遊容量とを発生可能に、前記第2エレメント、前記第3エレメントおよび前記グランド面に対して間隔を空けて延在していることを特徴とするアンテナ装置用基板。 - 請求項1に記載のアンテナ装置用基板において、
前記第1エレメントが、前記グランド面側に設けられた給電点から前記グランド面から離間する方向に延びる第1延在部と、該第1延在部の先端から前記グランド面に沿った方向へ延びる前記ショート部までの第2延在部と、該第2延在部の先端から前記グランド面に沿った方向へ延びる第3延在部と、該第3延在部の先端から前記グランド面に向かって延びる第4延在部と、該第4延在部の先端から前記グランド面に沿って前記第1延在部に向かって延びる第5延在部とを有し、
前記第2エレメントの先端側が、前記第3延在部と前記第5延在部との間にこれらに沿って配され、前記ショート部から基端側に延びる第6延在部と、前記ショート部から先端側に延びる第7延在部とを有し、
前記第3エレメントが、前記第1延在部から該第1延在部と同方向に延びる第8延在部と、該第8延在部から前記第2延在部に沿って延びる第9延在部とを有していることを特徴とするアンテナ装置用基板。 - 請求項1または2に記載のアンテナ装置用基板において、
前記ショート部の接続位置が、互いに並んだ前記第2延在部と前記第2エレメントの先端側との延在方向で変更可能になっていることを特徴とするアンテナ装置用基板。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置用基板において、
前記第1エレメントが、前記第3延在部に前記第3エレメントの先端部に対向して浮遊容量を発生可能に形成された幅広部を有していることを特徴とするアンテナ装置用基板。 - 請求項1から4に記載のアンテナ装置用基板において、
前記第3エレメントの先端部に、誘電体アンテナの第2アンテナ素子が設けられていることを特徴とするアンテナ装置用基板。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置用基板を備え、
前記第1受動素子、前記第2受動素子および前記第3受動素子が、それぞれ対応する前記第1接続部、前記第2接続部および前記第3接続部に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置用基板を備え、
前記第2受動素子が、前記第2接続部に接続され、
前記第1受動素子および前記第3受動素子のいずれか一方が、それぞれ対応する前記第1接続部または前記第3接続部に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (8)
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