JP5654505B2 - コネクタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルの端部に設けられるケーブル側コネクタと基板上に設けられる基板側コネクタとからなり、これら両コネクタのハウジングを基板に対して垂直な方向に嵌合させてコンタクト同士を接触させる構成のコネクタ装置に関する。
従来からコネクタ装置として、図19に示すように、嵌合凸部262を有したケーブル側ハウジング260にケーブル側コンタクト(図示省略)を備えてなるケーブル側コネクタ250と、ケーブル側コネクタ250の嵌合凸部262と嵌合・抜去可能な嵌合凹部227を有した基板側ハウジング220に基板側コンタクト(図示省略)を備えてなる基板側コネクタ210とから構成され、両コネクタ210,250のハウジング同士を基板Bの表面に対して垂直な方向に嵌合させたときに互いのコンタクトが弾性的に接触して両コネクタ210,250が電気的に接続される構成の垂直嵌合型のコネクタ201が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2010−80111号公報
上記構成のコネクタ201において、ケーブルCの芯線をケーブル側コンタクトに接続する方法としては、従来から圧着接続が広く利用されている。圧着接続とは、ケーブル側コンタクトの一対の導電性を有する金属片でケーブルCの芯線を挟み込んでかしめることにより、ケーブルCをケーブル側コンタクトに電気的に接続固定する方法である。このような圧着接続のコネクタでは、低コスト要求が高く、出来るだけ単純な構造が求められているため、該コネクタからケーブルCを引出す方向を両コネクタ210,250の嵌合接続方向と略同一方向(図19では、基板Bに対して垂直な方向)に設定して、構造的に簡素化を図っている。そのため、ケーブル側コネクタ250から上方に引出されたケーブルCを電子機器内で配線する際に、スペースや配線方向等の制約などにより、ケーブルCを基板Bの表面方向に沿って水平に配線しなければならない場合には、ケーブルCを湾曲又は折曲させて方向転換させる必要があった。しかしながら、ケーブルCを湾曲又は折曲して使用を続けた場合、ケーブルCに過度のストレスが生じるおそれがあり、コネクタ201及びケーブルCが損傷する原因になる。特に、ケーブルCにおけるケーブル側コネクタ250との接続部分の近傍は他の部分よりも可撓性が低く、過度のストレスが生じることでケーブルCが断線し易いという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、基板の表面に対して垂直な方向に嵌合接続する垂直嵌合型コネクタにおいて、コンタクトに圧着接続されたケーブルを基板の表面方向に沿って配線する場合でも、比較的簡素な構造でコネクタ及びケーブルの損傷を防止することが可能な構成のコネクタ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るコネクタ装置は、ケーブルの端部に取り付けられたケーブル側ハウジング(例えば、本実施形態におけるレセプタクルハウジング60)及び当該ハウジング内に設けられてケーブルの信号線に接続されたケーブル側コンタクト(例えば、実施形態におけるレセプタクルコンタクト80,90)を備えてなるケーブル側コネクタ(例えば、実施形態におけるレセプタクルコネクタ50)と、基板上に取り付けられた基板側ハウジング(例えば、実施形態におけるプラグハウジング20)及び当該ハウジング内に設けられて基板上の信号端子に接続された基板側コンタクト(例えば、実施形態におけるプラグコンタクト30,40)を備えてなる基板側コネクタ(例えば、実施形態におけるプラグコネクタ10)とからなり、ケーブル側ハウジングと基板側ハウジングとを基板に対して垂直な方向に嵌合させたときにケーブル側コンタクトと基板側コンタクトとが接触してケーブル側コネクタと基板側コネクタとが電気的に接続される構成のコネクタ装置であって、ケーブル側コンタクトにはケーブルの信号線が互いの軸線方向を一致させた状態で圧着接続されており、ケーブル側コンタクトは、軸線方向に沿って延びる一対の側板部と、一対の側板部を軸線方向と直交する方向に所定間隔をあけて対向するよう支持する上板部と、側板部の一部を略コ字状に切り欠くことで側板部に対して直交方向に弾性変形可能なよう片持ち状に支持されるとともに一対の側板部よりも内側に位置するよう軸線方向に対して内側へ向けて傾斜して延びる一対の弾性変形部と、弾性変形部の先端部となる自由端側に形成されて直交方向に対向する一対のケーブル側接触部を有し、基板側コンタクトは、ケーブル側ハウジングと基板側ハウジングとを嵌合させたときに、一対のケーブル側接触部に弾性的に挟み込まれた状態で接触する基板側接触部を有し、ケーブル側ハウジング及び基板側ハウジングの嵌合方向と、ケーブル側コンタクト及び信号線の接続方向と、が略直交するよう構成される。
なお、上記構成のコネクタ装置において、ケーブル側ハウジングには当該ハウジングの幅方向に二列で並列された複数の第1ケーブル側コンタクト(例えば、実施形態における第1レセプタクルコンタクト80)及び複数の第2ケーブル側コンタクト(例えば、実施形態における第2レセプタクルコンタクト90)が取り付けられ、基板側ハウジングには当該ハウジングの幅方向に二列で並列された複数の第1基板側コンタクト(例えば、実施形態における第1プラグコンタクト30)及び複数の第2基板側コンタクト(例えば、実施形態における第2プラグコンタクト40)が取り付けられ、第1ケーブル側コンタクト及び第2ケーブル側コンタクトは、上記接続方向に第1距離ずらすとともに上記嵌合方向に第2距離ずらして配置され、第1基板側コンタクト及び第2基板側コンタクトは、上記嵌合方向に延びる軸線方向長さが第2距離だけ異なるように形成されるとともに、上記接続方向に第1距離ずらして配置されており、ケーブル側ハウジングと基板側ハウジングとを基板に対して垂直な方向に嵌合させたときに、第1ケーブル側コンタクトと第1基板側コンタクトとが接触するとともに、第2ケーブル側コンタクトと第2基板側コンタクトとが接触することが好ましい。
また、上記構成のコネクタ装置において、ケーブル側ハウジングは、ケーブル側コンタクトを嵌合方向に露出させる嵌合凸部を有し、基板側ハウジングは、基板側コンタクトを嵌合方向に突出させる嵌合凹部を有し、嵌合凸部及び嵌合凹部において、嵌合凸部と嵌合凹部とが嵌合したときに嵌合方向に対向する互いの対向面同士がそれぞれ平坦面により形成されることが好ましい
さらに、上記構成のコネクタ装置において、ケーブル側ハウジングには、所定方向に延びるロックアームを有し、ロックアームは、所定方向の一端部に形成された係合部と、所定方向の他端部に形成された操作部と、一端部と他端部との中間部に形成されてケーブル側ハウジングに連結支持される支点部とを有し、基板側ハウジングには、ケーブル側ハウジングと基板側ハウジングとを嵌合させたときに、ロックアームの前記係合部と係合する被係合部を有し、ロックアームの他端部の操作部を押圧操作することで一端部の係合部が支点部を中心として被係合部との係合を解除する方向に弾性的に変位可能であることが好ましい
本発明に係るコネクタ装置によれば、ケーブル側コンタクトにはケーブルの信号線が互いの軸線方向を一致させた状態で圧着接続されており、ケーブル側ハウジング及び基板側ハウジングの嵌合方向と、ケーブル側コンタクト及び信号線の接続方向と、が略直交するように構成されるため、ケーブル側コンタクトに圧着接続したケーブルを湾曲又は折曲させることなく基板の表面方向に引き出して配線することができるようになり、比較的簡素な構造でコネクタ及びケーブルの損傷を防止することが可能になるという効果を奏する。
また、上記構成のコネクタ装置において、第1ケーブル側コンタクト及び第2ケーブル側コンタクトを上記接続方向に第1距離ずらすとともに上記嵌合方向に第2距離ずらして配置し、第1基板側コンタクト及び第2基板側コンタクトを上記嵌合方向に延びる軸線方向長さが第2距離だけ異なるように形成するとともに上記接続方向に第1距離ずらして配置して、ケーブル側コンタクト及び基板側コンタクトの双方をそれぞれ二列配置する構成であるため、信号線(極数)が増加しても各コンタクトを一列配置とした場合と比してハウジングの幅方向寸法を略半分に短小化して、コネクタ全体の小型化を図ることができるとともに、圧着接続による二列配置のライトアングル型コネクタを簡便な構成により実現することができる。
本発明の一実施形態に係る垂直嵌合型コネクタを示す斜視図である。 上記コネクタを上方から見た場合の分解斜視図である。 上記コネクタを下方から見た場合の分解斜視図である。 上記コネクタを示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図4における矢印V−Vに沿って示す断面図である。 図4における矢印VI−VIに沿って示す断面図である。 上記コネクタを構成するプラグコネクタの斜視図である。 上記プラグコネクタを示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 図8における矢印IX−IXに沿って示す断面図である。 上記コネクタを構成するレセプタクルコネクタの斜視図である。 上記レセプタクルコネクタを示し、(a)は平面図、(b)は背面図である。 図11における矢印XII−XIIに沿って示す断面図である。 上記レセプタクルコネクタのレセプタクルコンタクトを示す斜視図である。 上記レセプタクルコンタクトを示し、(a)は側面図、(b)は底面図である。 (a)は図14における矢視Aから見た上記レセプタクルコンタクトの矢視図、(b)は図14における矢印XV−XVに沿って示す断面図である。 上記コネクタの適用例を示す斜視図である。 上記適用例における基板ケースの正面図である。 図17における矢印XVIII−XVIIIに沿って示す断面図である。 従来の垂直嵌合型コネクタを示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態に係る垂直嵌合型コネクタ(以下、単に「コネクタ」と称する)1を図1〜図6に示している。このコネクタ1は、基板B上に取り付けられたプラグコネクタ(基板側コネクタ)10と、複数のケーブルCの端部に取り付けられたレセプタクルコネクタ(ケーブル側コネクタ)50とから構成されており、両コネクタ10,50を基板Bの表面に対して垂直な方向に嵌合させることによりケーブルCと基板Bとが電気的に接続されるようになっている。以下の説明では便宜上、前後左右及び上下の方向を図1及び図2に示す状態を基準として定義しており、この図1及び図2に示す矢印の方向を前後、左右、上下と称して説明する。
まず、プラグコネクタ10の構成について、図7〜図9を追加参照して説明する。プラグコネクタ10は、相手方コネクタ(レセプタクルコネクタ50)との嵌合接続方向(図中において矢印「F」で示す)が基板Bの表面に対して垂直方向(上下方向)である立設型コネクタとして構成されており、基板B上に取り付けられるプラグハウジング20と、このハウジング20の幅方向に沿って整列状態で保持された複数個(計26個)のプラグコンタクト30,40とを備えて構成される。なお、前述した図1及び図2に示す矢印の方向において、ハウジング20の幅方向を左右方向、ハウジング20の厚さ方向を前後方向、ハウジング20の高さ方向を上下方向として定義している。
プラグハウジング20は、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成形されており、直方体状のベース部21と、このベース部21の上方に立設された左右の側壁25L,25R及び前壁25Fとを有して、全体として上面及び後面開放の矩形箱形状をなし、中央にこれらの壁面に囲まれた嵌合凹部(相手方のレセプタクルコネクタ50の嵌合凸部62を受容する空間)27が形成されている。
ベース部21には、下方に延びる円筒状の位置決め突起22が左右一対形成されており、この一対の位置決め突起22を基板Bに表裏貫通して形成された一対の位置決め穴(図示せず)に嵌入させることにより、このプラグコネクタ10が基板Bに対して位置決めされるようになっている。また、ベース部21の底面の四隅には平断面視矩形状の脚部23が突出形成されており、この4箇所の脚部23を介してプラグハウジング20が基板B上に載置される。このベース部21には、上下に貫通する複数のコンタクト圧入孔24が左右方向に並んで(ここでは、プラグコンタクト30,40の個数と同じで計26個のコンタクト圧入孔24が、左右方向に沿って13個ずつ前後二列に並んで)形成されている。
プラグハウジング20には、左右の側壁25L,25Rの外側に側面視矩形状の係止溝26がそれぞれ凹設されており、相手方のレセプタクルコネクタ50に形成された係止爪72と係脱自在に係合するようになっている。この左右の側壁25L,25Rの外側において係止溝26の直上には、左右外方へ向かって斜め下方に傾斜する傾斜面28が形成されている。また、プラグハウジング20には、左右の側壁25L,25Rの内側に、嵌合凹部27への相手方のレセプタクルコネクタ50の嵌入を容易にするために、上下方向に延びる嵌合ガイド溝29が凹設されている。
プラグコンタクト30,40は、金属製の導電性材料を用いて縦長の平板状に形成されており、ベース部21の各コンタクト圧入孔24に圧入保持されて嵌合凹部27内を上方に向かって延びている。このプラグコンタクト30,40は、その表面に金(Au)などの薄膜を被覆する所要の表面処理(メッキ)が施されている。
各プラグコンタクト30,40は、プラグハウジング20に取り付けられたときに、嵌合凹部27内に突出する接触部31,41と、コンタクト圧入孔24に圧入保持される圧入部32,42と、この圧入部32,42から下方に延びて形成されて基板Bの信号端子に接続されるリード部33,43とを有して夫々構成されている。なお、第1プラグコンタクト30と第2プラグコンタクト40とは、圧入部32,42及びリード部33,43がほぼ同一の形状寸法を有しているが、接触部31,41の長さが互いに異なるように形成されている。
図8(a)に示すように、第1プラグコンタクト30と第2プラグコンタクト40は、前後方向に距離DP1のピッチで配置されている。また、図8(b)に示すように、第1プラグコンタクト30の接触部31の長さ寸法は、第2プラグコンタクト40の接触部41の長さ寸法よりも大きく(すなわち、距離DP2だけ上方に突出して)形成されており、プラグハウジング20の嵌合凹部27内での突出長も大きくなっている。圧入部32,42には、板幅方向(前後方向)及び板厚方向(左右方向)に突出する複数の圧入突起(図示せず)が形成されており、これによりプラグコンタクト30,40がコンタクト圧入孔24にしっかりと固定されるようになっている。リード部33,43は、プラグコンタクト30,40がプラグハウジング20のベース部21に取り付けられたときに、このベース部21の底面より下方に突出して延びるようになっており、その下面は基板Bの配線パターン上に半田付けにより接合される。
このプラグコネクタ10の基板B上への取り付けは、プラグハウジング20の底面から下方に突出する二つの位置決め突起22を基板Bに形成された位置決め孔(図示せず)に上方から挿入して基板B上での位置決めを行った上で、プラグコンタクト30,40のリード部33,43と基板B上に形成された信号端子(図示せず)とを半田接合することによりなされる。なおこのとき、プラグハウジング20は基板Bに対して計4箇所の脚部23のみが接触して、ベース部21の底面と基板Bの表面とは所定の隙間をあけて離間している。
次に、上記プラグコネクタ10と組み合わされて用いられる相手方コネクタであるレセプタクルコネクタ50の構成について、図10〜図15を追加参照して説明する。このレセプタクルコネクタ50は、プラグコネクタ10の幅方向(左右方向)とほぼ対応するように横長に延びて設けられたレセプタクルハウジング60と、このレセプタクルハウジング60の幅方向(左右方向)に沿って整列状態で保持された複数個(ここではプラグコンタクト30,40の個数と同じで計26個)のレセプタクルコンタクト80,90とを有して構成される。なお、前述した図1及び図2に示す矢印の方向において、ハウジング60の幅方向を左右方向、ハウジング60の厚さ方向を前後方向、ハウジング60の高さ方向(プラグコネクタ10との嵌合接続方向)を上下方向として定義している。
レセプタクルハウジング60は、上記プラグハウジング20と同様に樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成形されており、レセプタクルコンタクト80,90を収容保持する略矩形箱状のハウジング本体61と、このハウジング本体61の左右側壁に連結部51を介して繋がる左右一対のロックアーム70とを有して構成される。
ハウジング本体61には、プラグコネクタ10の嵌合凹部27に嵌挿される突起状の嵌合凸部62が形成されている。嵌合凸部62の左右の側壁には、プラグコネクタ10の嵌合ガイド溝29に嵌入される嵌合ガイド突起69が突出形成されている。ハウジング本体61の基端側(後面側)には、前後に貫通するコンタクト挿入孔64が左右方向に並んで(ここでは、レセプタクルコンタクト80,90の個数と同じで計26個のコンタクト挿入孔64が、左右方向に沿って13個ずつ上下2列に並んで)形成されており、このコンタクト挿入孔64からレセプタクルコンタクト80,90がハウジング本体61内に挿入されるようになっている。
嵌合凸部62には、コンタクト挿入孔64に連通して前後方向に延びる長孔状のコンタクト収容空間63U,63Dが左右方向に並んで複数(ここでは、レセプタクルコンタクト80,90の個数と同じで13個ずつ上下2列に並んで)形成されており、コンタクト収容空間63U,63D内にレセプタクルコンタクト80,90を収容し得るよう構成されている。各コンタクト収容空間63U,63Dは、前後方向に延びる横長板状の隔壁によって相互に仕切られており、隣接するコンタクト同士が電気的、機械的に絶縁されている。また、嵌合凸部62の先端には、相手方のプラグコンタクト30,40の差込口としてコンタクト収容空間63U,63Dを前方及び下方に開放するためのコンタクト差込口63Aが形成されており、これによりコンタクト収容空間63U,63Dに収容されたレセプタクルコンタクト80,90がコンタクト差込口63Aを通して前方及び下方に露出されるようになっている。なお、このコンタクト差込口63Aの開口幅(左右方向の開口幅)は、相手方のプラグコンタクト30,40の板厚よりも大きく形成され、プラグコンタクト30,40を差込可能になっている。
レセプタクルハウジング60には、ハウジング本体61の上壁を上下に貫通する平面視矩形状の第1ラッチ解除孔65及び第2ラッチ解除孔66が左右方向に並んで複数(ここでは、レセプタクルコンタクト80,90の個数とそれぞれ同じで計13個ずつ、レセプタクルコンタクト80,90と同一の配列ピッチで)形成されている。また、ハウジング本体61には、第1ラッチ解除孔65と位置整合して(下方に位置して)第1レセプタクルコンタクト80の抜け止め用の第1ラッチ係止壁67が設けられ、第2ラッチ解除孔66と位置整合して(下方に位置して)第2レセプタクルコンタクト90の抜け止め用の第2ラッチ係止壁68が設けられている。
このようなハウジング本体61に挿着されるレセプタクルコンタクト80,90は、金属等の導電性材料の薄平板にプレス加工(打ち抜き加工及び曲げ加工)を施すことにより一体的に形成され、全体として当該薄平板をコ字状に屈曲した形状を有しており、このコ字形状の開口側が下方を向いてハウジング本体61の下側のコンタクト差込口63Aに対向する収容姿勢で各コンタクト収容空間63U,63D内に取り付けられる。このレセプタクルコンタクト80,90には、その表面に金(Au)などの薄膜を被覆する所要の表面処理(メッキ)が施されている。なお、第1レセプタクルコンタクト80と第2レセプタクルコンタクト90とは同一の形状寸法である。
第1レセプタクルコンタクト80は、左右の側板部81a及びこれらを繋ぐ上板部81bからなるコンタクト本体81と、このコンタクト本体81の後部に繋がって形成されてケーブルCの端部が接続される被覆かしめ部89a及び芯線かしめ部89bとを有して構成されている。
レセプタクルコンタクト80,90に接続されるケーブルCは、複数本の極細電線を寄り合わせて作られた芯線(信号線)Caが絶縁材料からなる絶縁被覆Cbにより覆われて構成されており、絶縁被覆Cbが部分的に除去されてケーブルCの端部において芯線Caが露出するようになっている。
ケーブルCを第1レセプタクルコンタクト80に圧着接続するには、このケーブルCの絶縁被覆Cbを被覆かしめ部89aによってその周囲からカシメ固定し、ケーブルCにおける露出した芯線Ca部分を芯線かしめ部89bによってかしめ固定(必要に応じて半田付け)することで、芯線Caが第1レセプタクルコンタクト80に電気接続されるようになっている。このようにケーブルCは第1レセプタクルコンタクト80に対して互いの軸線方向(図中では長手方向)を一致させた状態で直列的に圧着接続されており、第1レセプタクルコンタクト80へのケーブルCの直列接続方向(図中において矢印「S」で示す)は基板Bの表面方向(すなわち、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ50との嵌合接続方向「F」と直交する方向)となるよう構成されている。
コンタクト本体81における左右の側板部81aには、この側板部81aの一部を切り欠いて内側に折り曲げ形成されて側板部81aから片持ち状に延設される弾性変形部82が左右一対設けられている(すなわち、弾性変形部82は計2個設けられている)。
左右一対の弾性変形部82には、正面視で略ハ字状(末広がり)に形成されて上方に向かって互いの間隔が狭くなるように傾斜する一対の案内部83と、案内部83の端部に繋がり互いに対向して配置される一対の接触部84とが設けられており、左右の案内部83のハ字状に開いた下方開放端には相手方の第1プラグコンタクト30を受け入れるためのコンタクト受入口86が形成されている。
左右一対の接触部84は、側板部81aの後端側を固定端として幅厚方向に撓み変形可能な弾性変形部82における自由端側にそれぞれ形成されており、この弾性変形部82の撓み変形に応じて当該対向する方向(すなわち、互いに接近又は離間する方向)に変位可能になっている。この一対の接触部84間の間隙は、第1プラグコンタクト30の接触部31の板厚よりも幾分小さく形成されており、弾性変形部82の弾性力(復元力)に基づいて第1プラグコンタクト30の接触部31を両側から挟み込んだ状態で弾性的に接触可能になっている。
このように第1レセプタクルコンタクト80には、左右一対二組の弾性変形部82(すなわち、計2個の接触部84)がそれぞれ形成されているため、第1レセプタクルコンタクト80と第1プラグコンタクト30とは互いに2点で接触することが可能である。
左右の側板部81aを繋ぐ上板部81bには、この上板部81bの一部にコ字状に切り込みを入れて上方向に折り曲げ形成された板バネ状のラッチ部88が設けられている。
この第1レセプタクルコンタクト80は、ハウジング本体61(嵌合凸部62)に開口形成された上列のコンタクト挿入孔64から挿入され、コンタクト受入口86が下方を向いてコンタクト差込口63Aと対向する収容姿勢で、コンタクト収容空間63U内に取り付けられる。このとき、第1レセプタクルコンタクト80の上板部81bに形成されたラッチ部88がハウジング本体61に形成された第1ラッチ係止壁67に係合して、第1レセプタクルコンタクト80の後方への移動が規制されるとともに、コンタクト本体81がコンタクト収容空間63Uの側壁と当接して前方及び上下左右への移動が規制され、これにより第1レセプタクルコンタクト80が抜け止め状態でレセプタクルハウジング60内に固定保持される。なお、第1レセプタクルコンタクト80をレセプタクルハウジング60から抜脱する場合には、ハウジング本体61の第1ラッチ解除孔65を通してラッチ部88を弾性的に押し下げた状態(ラッチ部88による係合を解除した状態)で、第1レセプタクルコンタクト80をまっすぐ後方へ引き抜けばよい。
第2レセプタクルコンタクト90は、左右の側板部91a及びこれらを繋ぐ上板部91bからなるコンタクト本体91と、このコンタクト本体91の後部に繋がって形成されてケーブルCの端部が接続される被覆かしめ部99a及び芯線かしめ部99bとを有して構成されている。
ケーブルCを第2レセプタクルコンタクト90に圧着接続するには、このケーブルCの絶縁被覆Cbを被覆かしめ部99aによってその周囲からカシメ固定し、ケーブルCにおける露出した芯線Ca部分を芯線かしめ部99bによってかしめ固定(必要に応じて半田付け)することで、芯線Caが第2レセプタクルコンタクト90に電気接続されるようになっている。このようにケーブルCは第2レセプタクルコンタクト90に対して互いの軸線方向(図中では長手方向)を一致させた状態で直列的に圧着接続されており、第2レセプタクルコンタクト90へのケーブルCの直列接続方向(図中において矢印「S」で示す)は基板Bの表面方向(すなわち、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ50との嵌合接続方向と直交する方向)となるよう構成されている。
この第2レセプタクルコンタクト90においては、ケーブルCの絶縁被覆Cbを被覆かしめ部99aによってその周囲からカシメ固定し、ケーブルCにおける露出した芯線Ca部分を芯線かしめ部99bによってかしめ固定(必要に応じて半田付け)することで、芯線Caが第2レセプタクルコンタクト90に電気接続されるようになっている。
コンタクト本体91における左右の側板部91aには、この側板部91aの一部を切り欠いて内側に折り曲げ形成されて側板部91aから片持ち状に延設される弾性変形部92が左右一対設けられている(すなわち、弾性変形部92は計2個設けられている)。
左右一対の弾性変形部92には、正面視で略ハ字状(末広がり)に形成されて上方に向かって互いの間隔が狭くなるように傾斜する一対の案内部93と、案内部93の端部に繋がり互いに対向して配置される一対の接触部94とが設けられており、左右の案内部93のハ字状に開いた下方開放端には相手方の第2プラグコンタクト40を受け入れるためのコンタクト受入口96が形成されている。
左右一対の接触部94は、側板部91aの後端側を固定端として幅厚方向に撓み変形可能な弾性変形部92における自由端側にそれぞれ形成されており、この弾性変形部92の撓み変形に応じて当該対向する方向(すなわち、互いに接近又は離間する方向)に変位可能になっている。この一対の接触部94間の間隙は、第2プラグコンタクト40の接触部41の板厚よりも幾分小さく形成されており、弾性変形部92の弾性力(復元力)に基づいて第2プラグコンタクト40の接触部41を両側から挟み込んだ状態で弾性的に接触可能になっている。
このように第2レセプタクルコンタクト90には、左右一対二組の弾性変形部92(すなわち、計2個の接触部94)がそれぞれ形成されているため、第2レセプタクルコンタクト90と第2プラグコンタクト40とは互いに2点で接触することが可能である。
左右の側板部91aを繋ぐ上板部91bには、この上板部91bの一部にコ字状に切り込みを入れて上方向に折り曲げ形成された板バネ状のラッチ部98が設けられている。
この第2レセプタクルコンタクト90は、ハウジング本体61(嵌合凸部62)に開口形成された下列のコンタクト挿入孔64から挿入され、コンタクト受入口96が下方を向いてコンタクト差込口63Aと対向する収容姿勢で、コンタクト収容空間63D内に取り付けられる。このとき、第2レセプタクルコンタクト90の上板部91bに形成されたラッチ部98がハウジング本体61に形成された第2ラッチ係止壁68に係合して、第2レセプタクルコンタクト90の後方への移動が規制されるとともに、コンタクト本体91がコンタクト収容空間63Dの側壁と当接して前方及び上下左右への移動が規制され、これにより第2レセプタクルコンタクト90が抜け止め状態でレセプタクルハウジング60内に固定保持される。なお、第2レセプタクルコンタクト90をレセプタクルハウジング60から抜脱する場合には、ハウジング本体61の第2ラッチ解除孔66を通してラッチ部98を弾性的に押し下げた状態(ラッチ部98による係合を解除した状態)で、第2レセプタクルコンタクト90をまっすぐ後方へ引き抜けばよい。
ここで、図12に示すように、第1レセプタクルコンタクト80の接触部84は第2レセプタクルコンタクト90の接触部94よりも距離DR1だけ前方に突出して配置されるとともに、上下方向に距離DR2だけずれて配置されている。そして、プラグコンタクト30,40とレセプタクルコンタクト80,90との関係において、距離DP1=距離DR1、且つ、距離DP2=距離DR2、となるよう設定し、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ50とが嵌合したときに、第1プラグコンタクト30の接触部31と第1レセプタクルコンタクト80の接触部84とが弾性的に接触するとともに、第2プラグコンタクト40の接触部41と第2レセプタクルコンタクト90の接触部94とが弾性的に接触するよう構成する。
ハウジング本体61の左右に設けられるロックアーム70は、その板厚方向(左右方向)に弾性変形可能な厚みを有して形成された矩形板状のアーム部71を有しており、ハウジング本体61から左右外方に突出する連結部51を介してハウジング本体61に一体的に繋がっている。アーム部71の先端には、左右方向内側へ向けて突出する略鉤爪形状の係止爪72が形成されており、プラグコネクタ10の係止溝26に係合可能に構成されている。
ロックアーム70の反係合部となる端部(上端)には、このロックアーム70の係合状態を解除させるべく押圧操作される操作部74が設けられており、この操作部74を左右内方に押圧操作することで、アーム部71を連結部51との接合部を中心として左右外方へ撓み変形させて、係止爪72をプラグコネクタ10の係止溝26に対して係合を解除し得る位置に変位させることが可能である。
次に、このように構成されるコネクタ1において、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ50とを嵌合接続する場合について以下に説明する。両コネクタ10,50を接続するには、まず、図2に示すように、レセプタクルコネクタ50の嵌合凸部62をプラグコネクタ10の嵌合凹部27に位置合わせした体勢とし、この体勢を維持したままレセプタクルコネクタ50をプラグコネクタ10の真上から降下させる。こうしてレセプタクルコネクタ50をプラグコネクタ10に接近させると、レセプタクルコネクタ50の左右の嵌合ガイド突起69がプラグコネクタ10の左右の嵌合ガイド溝29に嵌入して、レセプタクルコネクタ50(嵌合凸部62)のプラグコネクタ10(嵌合凹部27)への嵌合移動が案内される。これと同時に、レセプタクルコネクタ50の左右の係止爪72がプラグコネクタ10の左右の傾斜面28に摺接する過程で、この係止爪72が傾斜面の作用を受けて左右外方(両係止爪72が離反する方向)に弾性変形する。そして、係止爪72が傾斜面28を乗り越えたところで、左右外方に撓み変形していたアーム部71が自身の復元弾性により元の垂直姿勢に復帰し、左右の係止爪72が左右の係止溝26に係合する。このように係止爪72が係止溝26に係合したときに適度なクリック感が得られ、これと同時に嵌合凸部62が嵌合凹部27に嵌入してレセプタクルハウジング60とプラグハウジング20とが嵌合することで、レセプタクルコネクタ50とプラグコネクタ10とが結合状態となる。
また、このとき同時に、第1プラグコンタクト30の接触部31が、下方に開口したハウジング本体61のコンタクト差込口63Aを通して第1レセプタクルコンタクト80のコンタクト受入口86から一対の弾性変形部82間に入り込み、左右の接触部84に挟み込まれた状態で弾性的に2点接触する。同様に、第2プラグコンタクト40の接触部41が、下方に開口したハウジング本体61のコンタクト差込口63Aを通して第2レセプタクルコンタクト90のコンタクト受入口96から一対の弾性変形部92間に入り込み、左右の接触部94に挟み込まれた状態で弾性的に2点接触する。これにより、レセプタクルコンタクト80,90に接合されたケーブルCとプラグコンタクト30,40に接合された基板Bとが、両コンタクト30,40,80,90を介して電気的に接続された状態となって、両コネクタ10,50間における信号伝送が可能となる。
なお、レセプタクルハウジング60の嵌合凸部62とプラグハウジング20の嵌合凹部27との誤嵌合を防止するために、プラグハウジング20にはベース部21から上方に突出する前壁25Fが立設されており、プラグハウジング20とレセプタクルハウジング60とが互いに正規の向きの場合に両者の嵌合を許容し、プラグハウジング20とレセプタクルハウジング60とが互いに正規の向きでない場合に両者の嵌合を規制する(前壁25Fとハウジング本体61とが当接して嵌合凸部62が嵌合凹部27内に嵌入されない)ようになっており、これにより両コネクタ10,50の誤嵌合によって互いのコンタクト30,40,80,90が破損することなく、安定した接続を得ることができる。
ところで、このように両コネクタ10,50が嵌合接続した状態から両コネクタ10,50を分離するには、ロックアーム70の左右の操作部74を互いに内向き方向(互いに接近する方向)に押圧操作して、レセプタクルコネクタ50の係止爪72とプラグコネクタ10の係止溝26との係合を解除した状態で、レセプタクルコネクタ50をプラグコネクタ10から引き抜けばよい。
次に、本実施形態に係る垂直嵌合型コネクタ1の適用例として、当該コネクタ1を遊技機用の基板に取り付けた場合について図16〜図18を追加参照して説明する。
例えば、パチンコ遊技機や回胴式遊技機等の作動を制御する遊技機用の基板Bは、偽造ROMへの差し替えや不正回路の付加・削除等の不正改造行為の対象になりやすい。このような不正改造行為を防止して公正な遊技に供するため、基板Bは、透明樹脂製の基板ケース100内に収容保持された状態で遊技機に取り付けられる。この基板ケース100は、ケース本体に対してケース蓋体が開閉可能及び着脱可能に取り付けられて略矩形箱状に形成されており、これらケース本体とケース蓋体との間に画成される収容空間101内に基板Bが収容保持される。
基板ケース100には、プラグコネクタ10及びレセプテクルコネクタ50の嵌合・抜去操作を実現するためのケース開口102が形成されており、このケース開口102を通してコネクタ1がケース外方に露出するようになっている。すなわち、基板ケース100内に基板Bが収容保持された状態では、基板B上に実装されたプラグコネクタ10がケース開口102を介してケース外方に露出しており、このケース開口102を通してレセプタクルコネクタ50とプラグコネクタ10とを基板Bの表面に対して垂直な方向に嵌合・抜去操作可能である。
レセプタクルコネクタ50をプラグコネクタ10に電気接続した状態では、前述したように、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ50との嵌合接続方向(F)と、レセプタクルコンタクト80,90へのケーブルCの直列接続方向(S)とが互いに直交するように構成されるため、レセプタクルコンタクト80,90に圧着接続されてレセプタクルコネクタ50から引出されたケーブルCを湾曲又は折曲させることなく当該引出方向に配線することができるため、ケーブルCに曲げ応力等の過度のストレスが生じることなく、コネクタ1及びケーブルCの損傷を防止することが可能である。なお、このコネクタ1は遊技機用の基板に限定されず、他の電子機器等に搭載される基板にも広く適用可能であることは言うまでもない。
以上、本実施形態に係る垂直嵌合型コネクタ1によれば、レセプタクルコンタクト80,90にはケーブルCの芯線Caが互いの軸線方向を一致させた状態、すなわち、直列的に圧着接続されており、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ50との嵌合接続方向と、レセプタクルコンタクト80,90へのケーブルの直列接続方向とが互いに直交するように構成されるため、レセプタクルコンタクト80,90に圧着接続したケーブルCを湾曲又は折曲させることなく基板Bの表面方向に引き出して配線することができるようになり、比較的簡素な構造でコネクタ1及びケーブルCの損傷を防止することが可能である。
さらに、第1プラグコンタクト30及び第2プラグコンタクト40を、該コンタクト30,40へのケーブルCの直列接続方向に第1距離(DP1)ずらすとともに両コネクタ10,50の嵌合接続方向に第2距離(DP2)ずらして配置し、第1レセプタクルコンタクト80及び第2レセプタクルコンタクト90を、上記嵌合接続方向に延びる軸方向長さが第2距離(DR2)だけ異なるように形成するとともに、上記直列接続方向に第1距離(DR1)ずらして配置して(すなわち、DP1=DR1、且つ、DP2=DR2)、プラグコンタクト30,40及びレセプタクルコンタクト80,90の双方をそれぞれ二列配置する構成であるため、信号線(極数)が増加しても各コンタクトを一列配置とした場合と比してハウジングの幅方向寸法を略半分に短小化して、コネクタ全体の小型化を図ることができるとともに、圧着接続による二列配置のライトアングル型コネクタを簡便な構成により実現することができる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施形態においてコネクタ1に設けられたプラグコンタクト及びプラグコンタクトの個数(極数)はそれぞれ26個であったが、これは一例に過ぎず、コンタクトの個数は幾つであってもよい。
1 垂直嵌合型コネクタ(コネクタ装置)
10 プラグコネクタ(基板側コネクタ)
20 プラグハウジング(基板側ハウジング)
27 嵌合凹部
28 係止溝
30 第1プラグコンタクト(第1基板側コンタクト)
31 接触部
40 第2プラグコンタクト(第2基板側コンタクト)
41 接触部
50 レセプタクルコネクタ(ケーブル側コネクタ)
60 レセプタクルハウジング(ケーブル側ハウジング)
62 嵌合凸部
70 ロックアーム
72 係止爪
80 第1レセプタクルコンタクト(第1ケーブル側コンタクト)
82 弾性変形部
84 接触部
90 第2レセプタクルコンタクト(第2ケーブル側コンタクト)
92 弾性変形部
94 接触部
100 基板ケース
101 収容空間
102 ケース開口
B 基板
C ケーブル
F 嵌合接続方向(嵌合方向)
S 直列接続方向(接続方向)

Claims (4)

  1. ケーブルの端部に取り付けられたケーブル側ハウジング及び前記ケーブル側ハウジング内に設けられて前記ケーブルの信号線に接続されたケーブル側コンタクトを備えてなるケーブル側コネクタと、基板上に取り付けられた基板側ハウジング及び前記基板側ハウジング内に設けられて前記基板上の信号端子に接続された基板側コンタクトを備えてなる基板側コネクタとからなり、前記ケーブル側ハウジングと前記基板側ハウジングとを前記基板に対して垂直な方向に嵌合させたときに前記ケーブル側コンタクトと前記基板側コンタクトとが接触して前記ケーブル側コネクタと前記基板側コネクタとが電気的に接続される構成のコネクタ装置であって、
    前記ケーブル側コンタクトには、前記ケーブルの信号線が互いの軸線方向を一致させた状態で圧着接続されており、
    前記ケーブル側コンタクトは、前記軸線方向に沿って延びる一対の側板部と、前記一対の側板部を前記軸線方向と直交する方向に所定間隔をあけて対向するよう支持する上板部と、前記側板部の一部を略コ字状に切り欠くことで前記側板部に対して前記直交方向に弾性変形可能なよう片持ち状に支持されるとともに前記一対の側板部よりも内側に位置するよう前記軸線方向に対して内側へ向けて傾斜して延びる一対の弾性変形部と、前記弾性変形部の先端部となる自由端側に形成されて前記直交方向に対向する一対のケーブル側接触部を有し、
    前記基板側コンタクトは、前記ケーブル側ハウジングと前記基板側ハウジングとを嵌合させたときに、前記一対のケーブル側接触部に弾性的に挟み込まれた状態で接触する基板側接触部を有し、
    前記ケーブル側ハウジング及び前記基板側ハウジングの嵌合方向と、前記ケーブル側コンタクト及び前記信号線の接続方向と、が略直交することを特徴とするコネクタ装置。
  2. 前記ケーブル側ハウジングには当該ハウジングの幅方向に二列で並列された複数の第1ケーブル側コンタクト及び複数の第2ケーブル側コンタクトが取り付けられ、
    前記基板側ハウジングには当該ハウジングの幅方向に二列で並列された複数の第1基板側コンタクト及び複数の第2基板側コンタクトが取り付けられ、
    前記第1ケーブル側コンタクト及び前記第2ケーブル側コンタクトは、前記接続方向に第1距離ずらすとともに前記嵌合方向に第2距離ずらして配置され、
    前記第1基板側コンタクト及び前記第2基板側コンタクトは、前記嵌合方向に延びる軸線方向長さが第2距離だけ異なるように形成されるとともに、前記接続方向に第1距離ずらして配置されており、
    前記ケーブル側ハウジングと前記基板側ハウジングとを前記基板に対して垂直な方向に嵌合させたときに、前記第1ケーブル側コンタクトと前記第1基板側コンタクトとが接触するとともに、前記第2ケーブル側コンタクトと前記第2基板側コンタクトとが接触することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記ケーブル側ハウジングは、前記ケーブル側コンタクトを前記嵌合方向に露出させる嵌合凸部を有し、
    前記基板側ハウジングは、前記基板側コンタクトを前記嵌合方向に突出させる嵌合凹部を有し、
    前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部において、前記嵌合凸部と前記嵌合凹部とが嵌合したときに前記嵌合方向に対向する互いの対向面同士がそれぞれ平坦面により形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ装置。
  4. 前記ケーブル側ハウジングには、所定方向に延びるロックアームを有し、
    前記ロックアームは、前記所定方向の一端部に形成された係合部と、前記所定方向の他端部に形成された操作部と、前記一端部と前記他端部との中間部に形成されて前記ケーブル側ハウジングに連結支持される支点部とを有し、
    前記基板側ハウジングには、前記ケーブル側ハウジングと前記基板側ハウジングとを嵌合させたときに、前記ロックアームの前記係合部と係合する被係合部を有し、
    前記ロックアームの前記他端部の前記操作部を押圧操作することで前記一端部の前記係合部が前記支点部を中心として前記被係合部との係合を解除する方向に弾性的に変位可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のコネクタ装置。
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