JP5654192B2 - 粘着剤組成物及び光学部材 - Google Patents

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Description

本発明は、粘着剤組成物及び光学部材に関するものである。
液晶ディスプレイパネルやプラズマディスプレイパネル等の所謂フラットディスプレイパネルには、一般に、偏光板、位相差板、反射防止フィルムなどの各種光学フィルムが粘着層を介して積層されている。
例えば、偏光板に使用される粘着層には、優れた接着性及び光学的な透明性等の確保のためにアクリル系樹脂が用いられている。アクリル系樹脂は、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルを主成分とする透明性に優れた樹脂であるが、粘着層として使用した際にリワーク性を持たせるために、4−ヒドロキシブチルアクリレート等の1級の水酸基を含有するモノマーを含有させる場合がある。なお、リワーク性とは、被着体に対して剥がれにくく、かつ剥がそうとすれば簡単に剥がせる性質をいう。そこで従来から、水酸基含有モノマーを含むアクリル樹脂からなる粘着層の開発が進められている。
国際公開WO2004/099334号パンフレット
ところで粘着層には、リワーク性とともに耐熱性や耐湿熱性が要求される場合がある。粘着層の耐熱性や耐湿熱性を向上するには、粘着層を構成するアクリル系樹脂を架橋化することが有効である。その一方で、架橋化が進むと、粘着層中の水酸基濃度が低下してリワーク性が低下するおそれがある。従って、粘着層にリワーク性、耐熱性及び耐湿熱性を同時に付与するためには、架橋度とこの架橋度に左右されるゲル分率とを精密に制御する必要がある。
水酸基を含有するモノマーを含むアクリル樹脂を架橋させるためには、イソシアネート系の架橋剤が好適に用いられている。しかし、イソシアネート系の架橋剤は、粘着剤組成物中の残留水分と反応しやすいため、架橋反応に関わるイソシアネート系架橋剤が相対的に少なくなって、架橋化度を精密に制御することが難しいという問題があった。このため、水分に敏感なイソシアネート系架橋剤に代えて、別の種類の架橋剤を使用する必要がある。しかし、別の架橋剤を使用すると、それに対応する官能基を有する別のモノマーを添加する必要があり、このため、1級水酸基含有モノマーの配合比を相対的に少なくする必要があった。しかし、1級水酸基含有モノマーの配合比を相対的に少なくすると、当然のことながらリワーク性を十分に確保できない。このように、従来の粘着剤組成物では、リワーク性、耐熱性及び耐湿熱性とを同時に向上することが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、リワーク性、耐熱性及び耐湿熱性に優れるアクリル系の粘着剤組成物及びこれを備えた光学部材を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の粘着剤組成物は、アクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルと、分子内に1級の水酸基を有する1級水酸基含有モノマーと、分子内に2級の水酸基を有する2級水酸基含有モノマー及び/または3級の水酸基を有する3級水酸基含有モノマーとが少なくとも共重合され、かつ架橋剤によって架橋されてなる共重合体ポリマーが含有されてなることを特徴とする。
また、本発明の粘着剤組成物においては、1級水酸基含有モノマーと、2級水酸基含有モノマー及び/または3級水酸基含有モノマーとの質量比[(2級水酸基含有モノマー及び/または3級水酸基含有モノマー)/(1級水酸基含有モノマー)]が、2以上とされていることが好ましい。
更に、本発明の粘着剤組成物においては、前記共重合体ポリマーに、カルボキシル基、エポキシ基、アミン基のうちの何れかの官能基を有するアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルが含有されていることが好ましい。
次に、本発明の光学部材は、先のいずれかに記載の粘着剤組成物が、光学シートの一面または両面に塗布されてなることを特徴とする。
本発明によれば、リワーク性、耐熱性及び耐湿熱性に優れたアクリル系の粘着剤組成物及びこれを備えた光学部材を提供できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
「粘着剤組成物」
本実施形態の粘着剤組成物は、アクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステル(A成分)と、分子内に1級の水酸基を有する1級水酸基含有モノマー(B成分)と、分子内に2級の水酸基を有する2級水酸基含有モノマー及び/または3級の水酸基を有する3級水酸基含有モノマー(C成分)とが少なくとも共重合され、かつ架橋剤によって架橋されてなる共重合体ポリマーが含有されてなるものである。
A成分は、本実施形態の粘着剤組成物の主成分となるもので、粘着剤組成物に透明性及び粘着性を付与する。
また、B成分は、1級の水酸基を含有するモノマーであり、このモノマーに含まれる1級の水酸基は、架橋剤との間で架橋反応し易い。従って、B成分を添加することで、粘着剤組成物の架橋度を高めることができ、耐熱性及び耐湿熱性を向上できる。
一方、C成分は、B成分と同様に水酸基を有するモノマーであるが、このC成分の水酸基は、2級または3級の水酸基であって、架橋剤と反応しにくい。従って、C成分を添加することで、粘着剤組成物中にC成分に由来する水酸基が残存し、これによりリワーク性を確保できる。このように、本実施形態の粘着剤組成物によれば、耐熱性、耐湿熱性及びリワーク性を同時に向上することができる。
また、粘着剤組成物中に水酸基が残存すると、応力緩和性が高くなる。これにより、本実施形態の粘着剤組成物を例えば偏光板の粘着層に適用した場合には、偏光板の光漏れを防止することができる。
また、本実施形態の粘着剤組成物を構成する共重合体ポリマーには、カルボキシル基、エポキシ基、アミン基のうちの何れかの官能基を有するアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステル(D成分)が含有されていてもよい。D成分を添加することで、粘着剤組成物の架橋度をより高めることができ、耐熱性及び耐湿熱性を更に向上できる。
以下、A成分〜D成分、架橋剤並びにその他の添加成分について説明する。
(A成分)
A成分であるアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルは、架橋点となる官能基を有しないものが好ましく、また、エステル化された置換基の炭素数が1〜14程度のアクリレートおよび/またはメタクリレート{以下(メタ)アクリレートと称す。}が、透明性に優れるとともに優れた粘着特性が得られることから好ましい。
共重合体ポリマーにおけるA成分の配合比は、80質量%〜98.9質量%の範囲が好ましく、88質量%〜97.5質量%の範囲がより好ましい。
A成分であるアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルの具体例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、n−ドデシル(メタ)アクリレート、n−トリデシル(メタ)アクリレート、n−テトラデシル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、t−シクロヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。光学部材用の粘着剤組成物のA成分としては特に、n−ブチルアクリレートを主成分として含有することが、高い粘着性を発揮できる点で好ましい。
(B成分)
B成分である1級水酸基含有モノマーは、架橋剤と架橋反応する際の架橋点となる1級水酸基を分子中に有しているものである。1級水酸基含有モノマーの具体例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、12−ヒドロキシラウリル(メタ)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチルアクリレート、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、ビニルアルコール、アリルアルコール、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、ジエチレングリコールモノビニルエーテルなどがあげられる。特に、1級水酸基含有モノマーとしては(メタ)アクリレート化合物が好ましい。
共重合体ポリマーにおけるB成分の配合比は、0.1質量%〜5質量%の範囲が好ましく、0.5質量%〜2質量%の範囲がより好ましい。B成分が0.1質量%未満では、架橋点となる水酸基の数が不足して共重合体ポリマーの架橋度が低下し、これにより粘着剤組成物の耐熱性が低下するので好ましくない。また、B成分が5質量%を超えると、架橋度が増大して共重合体ポリマーの柔軟性が低下し、リワーク性及び粘着性が低下するので好ましくない。
(C成分)
C成分である2級水酸基含有モノマー及び/または3級水酸基含有モノマーは、架橋剤と架橋反応しにくい2級水酸基または3級水酸基を分子中に有しているものである。2級水酸基含有モノマーと3級水酸基含有モノマーとは、いずれか一方を添加してもよく、両方を同時に添加してもよい。
2級水酸基含有モノマーとしては、2−ヒドロキシプロパン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブタン(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブタン(メタ)アクリレート、2ヒドロキシ−1−エチルプロパン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキサン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシシクロヘキサン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシペンタン(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−2−エチルヘキサン(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、脂肪族エポキシアクリレートを例示できる。
また、3級水酸基含有モノマーとしては、3−ヒドロキシ−1,3−ジエチルブタン(メタ)アクリレートを例示できる。
共重合体ポリマーにおけるC成分の配合比は、1質量%〜15質量%の範囲が好ましく、2質量%〜10質量%の範囲がより好ましい。C成分が1質量%未満では、共重合体ポリマー中に残存する水酸基の数が不足し、粘着剤組成物のリワーク性が低下するので好ましくない。また、C成分が15質量%を超えると、C成分に含まれる水酸基の一部が架橋点となって架橋度が増大し、共重合体ポリマーの柔軟性が低下し、リワーク性及び粘着性が低下するので好ましくない。
また、B成分である1級水酸基含有モノマーと、C成分である2級水酸基含有モノマー及び/または3級水酸基含有モノマーとの質量比[(2級水酸基含有モノマー及び/または3級水酸基含有モノマー)/(1級水酸基含有モノマー)]は、2以上であることが好ましい。質量比が2未満になると、共重合体ポリマー中に残存する水酸基(2級及び/または3級の水酸基)の数が相対的に低下し、リワーク性が低下するので好ましくない。
(D成分)
D成分であるカルボキシル基、エポキシ基、アミン基のうちの何れかの官能基を有するアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステル{以下(メタ)アクリル酸エステルと称す。}は、任意成分であって、共重合体ポリマーの架橋度を更に向上する場合に添加する。
カルボキシル基を含有する(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては例えば、アクリル酸(HC=CHCOOH)、βカルボキシエチルアクリレート(HC=CHCOOCHCHCOOH)を例示できる。また、エポキシ基を含有する(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては例えば、グリシジルメタクリレート(HC=CCHCOOCH−(CO))を例示できる。更に、アミン基を含有する(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては例えば、N−ジメチルアミノエチルアクリレート(HC=CHCOOC−N(CH)またはN−ジエチルアミノエチルアクリレート(HC=CHCOOC−N(C)を例示できる。
共重合体ポリマーにおけるD成分の配合比は、0質量%〜5質量%の範囲が好ましく、0質量%〜2質量%の範囲がより好ましい。D成分が5質量%を超えると、架橋度が増大して共重合体ポリマーの柔軟性が低下し、リワーク性及び粘着性が低下するので好ましくない。
また、共重合体ポリマーの重量平均分子量は、80万以上200万以下の範囲が好ましい。重量平均分子量が100万〜150万の範囲であれば、光学部材の粘着層を構成する粘着剤組成物として十分な粘着力が得られる。尚、重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィーによってポリスチレン換算で求められる。
(架橋剤)
本実施形態の粘着剤組成物は、共重合体ポリマーが架橋剤によって架橋されていることが好ましい。架橋剤としては、イソシアネート化合物または金属キレート化合物のうちの1種以上を用いることが好ましい。
また、共重合体ポリマーにD成分が添加される場合は、イソシアネート化合物または金属キレート化合物に加えて、別の種類の架橋剤を添加してもよい。すなわち、D成分が水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルの場合は、イソシアネート化合物または金属キレート化合物からなる架橋剤のみを用いるとよい。また、D成分がカルボキシル基を有する(メタ)アクリル酸エステルの場合は、エポキシ化合物からなる架橋剤を更に添加するとよい。更に、D成分がエポキシ基を有する(メタ)アクリル酸エステルの場合は、カルボキシル基含有化合物またはアミン基含有化合物からなる架橋剤を更に添加するとよい。更にまた、D成分がアミン基を有する(メタ)アクリル酸エステルの場合は、エポキシ化合物からなる架橋剤を更に添加するとよい。
架橋剤の配合比は、共重合体ポリマー100質量部に対して0.05質量部〜5質量部の範囲が好ましく、0.07質量部〜3質量部の範囲がより好ましい。架橋剤の配合比が0.05質量部未満だと、粘着剤組成物の耐熱性が低下するので好ましくなく、架橋剤の配合比が5質量部を超えると、粘着剤組成物の柔軟性が低下してリワーク性及び粘着性が低下するので好ましくない。
架橋剤のうちイソシアネート化合物としては、ブチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどの低級脂肪族ポリイソシアネート類、シクロペンチレンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなどの脂環族イソシアネート類、2,4−トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート類、トリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物(商品名コロネートL)、トリメチロールプロパン/ヘキサメチレンジイソシアネート3量体付加物(商品名コロネートHL)、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体(商品名コロネートHX)[いずれも日本ポリウレタン工業(株)製]などのイソシアネート付加物などが挙げられる。また、イソシアネート化合物として、トリレンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネートアダクト、トリメチロールプロパンのキシリレンジイソシアネートアダクト、トリフェニルメタントリイソシアネート、メチレンビス(4−フェニルメタン)トリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、及びこれらのケトオキシムブロック物またはフェノールブロック物などを用いることもできる。
金属キレート化合物としては、アルミニウム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、アンチモン、マグネシウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム等の多価金属のアセチルアセトンやアセト酢酸エステル配位化合物などが挙げられる。
エポキシ化合物としては、ビスフェノールA・エピクロルヒドリン型のエポキシ樹脂、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジまたはトリグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン、N,N,N,N’−テトラグリシジル−m−キシレンジアミン(商品名TETRAD−X)、1,3−ビス(N,N’−ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン(商品名TETRAD−C)[いずれも三菱瓦斯化学(株)製]などが挙げられる。
カルボキシル基含有化合物としては、末端カルボキシル基タイプ飽和ポリエステル樹脂(ユニチカ株式会社製、「ER−8000シリーズ」)、酸ペンダント型ポリエステル系接着剤樹脂(東洋インキ製造株式会社製「ダイナレオVA−9020」)、1,8−オクタンジカルボン酸、1,4−ヘキサンジカルボン酸メチル、2、6−ナフタレンジカルボン酸などが挙げられる。
アミン基含有化合物としては、ヘキサメチレンジアミン、トリエチルジアミン、ポリエチレンイミン、ヘキサメチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、トリエチルテトラミン、イソフォロンジアミン、アミノ樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。
粘着剤組成物における共重合体ポリマーの架橋度は、ゲル分率で40〜85%の範囲が好ましく、70%程度がより好ましい。ゲル分率がこの範囲であれば、粘着剤組成物の粘着強度を高めることができる。尚、ゲル分率は、粘着剤組成物を、25℃の酢酸エチルに1日間浸漬した場合の、初期質量と浸漬乾燥後の質量より、「ゲル分率=浸漬乾燥後の質量/初期質量×100」の式で求められる。
(その他添加成分)
さらに本実施形態の粘着剤組成物には、従来公知の各種の帯電防止剤、粘着付与剤、表面潤滑剤、レベリング剤、酸化防止剤、腐食防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤、シランカップリンング剤、無機または有機の充項剤、金属粉、顔料などの粉体、粒子状、箔状物などの従来公知の各種の添加剤を使用する用途に応じて適宜添加することが出来る。特に帯電防止剤としては、共重合体ポリマーと相溶性のあるイオン性化合物やイオン性液体を用いることができる。
また、本実施形態の粘着剤組成物には、2級水酸基及び/または3級水酸基が残存しており、これら水酸基には孤立電子対がある。この孤立電子対によって本実施形態の粘着剤組成物には極性が発現される。従って例えば、イオン性化合物またはイオン性液体を添加した場合に、表面抵抗が著しく低減して導電性を発現させることも可能になる。
「粘着剤組成物の製造方法」
本実施形態の粘着剤組成物の製造方法としては例えば、共重合体ポリマーの原料であるA成分〜C成分及び必要に応じてD成分の各種モノマーを、酢酸エチル、トルエン、アセトン、ヘキサン類、ケトン類、アルコール類等の沸点が120℃以下程度の有機溶媒に混合し、更に重合開始剤等を添加してモノマーを重合反応させることによって、共重合体ポリマーを調製する。得られた共重合体ポリマーは、有機溶媒に溶解した状態か、あるいは有機溶媒に膨潤された状態で得られる。
次に、共重合体ポリマーが含まれる有機溶媒に架橋剤及びその他の添加剤を添加し、その後熟成させることによって共重合体ポリマーを架橋させる。このようにして粘着剤組成物が得られる。
得られた粘着剤組成物は、例えば基材上に塗布した後に乾燥することによって粘着層となる。なお、熟成による架橋化は、粘着剤組成物を基材上に塗布した後に行ってもよい。
「光学部材」
本実施形態の光学部材は、以上のごとき粘着剤組成物を含有する粘着層を、通常厚み3〜200μm、好ましくは10〜100μm程度となるように、光学シートの片面又は両面に形成したものである。粘着層の形成は、光学シートに粘着剤組成物を直接塗布する方法や、一旦別の基材(例えば剥離ライナーなど)に粘着層を塗布形成したものを転写する方法等によって行うことができる。
粘着層の塗布形成方法としては粘着テープの製造に用いられる公知の方法が用いられ、具体的にはロールコート、グラビアコート、リバースコート、ロールブラッシュ、スプレーコート、エアーナイフコート、ダイコート法などが挙げられる。
光学シートとしては各種の表示装置等の製造に用いられるものが使用され、その種類は特に制限されないが、例えば偏光板、位相差板、輝度向上板、又は防眩シートなどを含むものである。なお、光学シートは、偏光板と位相差板を積層したものや位相差板の積層体、偏光板と輝度向上板または防眩シートの積層体など、光学素材を2層以上積層したものであってもよい。偏光板としては例えば、ポリビニルアルコール系偏光板フィルムを基材とし、これに保護層を設けたものを用いることができる。
光学シートに形成された粘着層(粘着剤組成物)の粘着強度は、1(N/25mm)〜15(N/25mm)程度が好ましく、5(N/25mm)〜10(N/25mm)程度がより好ましい。粘着強度が1〜15(N/25mm)の範囲であれば、光学部材の粘着層の粘着強度として十分な強度になる。尚、粘着強度は、JIS Z0237の粘着テープ・粘着シート試験方法に準じて測定することによって求められる。具体的には、粘着剤層を備えた光学部材を23℃、50%RHの雰囲気下で7日間放置した後に、25mm幅に裁断し、例えばガラス板に貼り合わせ、50℃×5kg/cm×20分オートクレーブ処理を行い、その後、引っ張り試験機を用いて、23℃、50%RHの雰囲気下で剥離角90度、剥離速度0.3m/分でJIS Z0237に準じて粘着力の測定を行い、粘着力を評価すればよい。
以上説明したように、本実施形態の粘着剤組成物によれば、耐熱性、耐湿熱性及びリワーク性を同時に向上できる。また、本実施形態の粘着剤組成物によれば、共重合体ポリマーと相溶性のあるイオン性化合物やイオン性液体を添加することで、帯電防止機能を付与することができる。
また、本実施形態の光学部材によれば、上記の粘着剤組成物からなる粘着層を備えているので、光学部材のリワーク性、耐熱性及び耐湿熱性を向上できる。
(実施例1の粘着剤組成物及び光学部材)
ブチルアクリレート(A成分)を94.5質量部と、1級水酸基含有モノマー(B成分)として4−ヒドロキシルブチルアクリレートを0.5質量部と、2級水酸基含有モノマー(C成分)として2−ヒドロキシルプロピルアクリレートを5質量部と、溶媒として酢酸エチルを140質量部とを、還流器及び攪拌機が装着されたフラスコに仕込み、窒素置換を行いながら65℃まで加熱した。次いで、重合開始剤としてAIBNを0.075質量部加え、65℃を維持しつつ6時間をかけて重合反応を行った。重合反応の終了後、粘度調整のために酢酸エチルを更に260質量部添加し、室温まで冷却した。
次に、冷却後の溶液に、架橋剤としてトリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物(イソシアネレート型架橋剤、日本ポリウレタン工業(株)製、商品名コロネートL)を0.25質量部添加し、更に、シランカップリング剤として3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン(信越化学工業(株)製、商品名信越シリコーンKBM−403)を0.1質量部添加して充分に混合して粘着剤組成物溶液とした。
得られた粘着剤組成物溶液を剥離PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製、商品名MRF38)に乾燥後の厚さが25μmになるように塗布し、室温で7時間熟成して架橋反応を進行させて、粘着剤組成物からなる粘着層を形成した。そして、粘着層及び剥離PETフィルムを偏光板((株)美舘イメージング製、商品名MLPH)に貼り合わせることにより、表1に示す組成の粘着剤組成物からなる粘着層を備えた実施例1の光学部材を製造した。
(実施例2〜6の粘着剤組成物及び光学部材)
ブチルアクリレート(A成分)、1級水酸基含有モノマー(B成分)として4−ヒドロキシルブチルアクリレート、2級水酸基含有モノマー(C成分)として2−ヒドロキシルプロピルアクリレート、水酸基等の官能基を有するアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステル(D成分)としてアクリル酸を適宜混合したもの100質量部に、溶媒として酢酸エチルを140質量部を加え、還流器及び攪拌機が装着されたフラスコに仕込み、窒素置換を行いながら65℃まで加熱した。次いで、重合開始剤としてAIBNを0.075質量部加え、65℃を維持しつつ6時間をかけて重合反応を行った。重合反応の終了後、粘度調整のために酢酸エチルを更に260質量部添加し、室温まで冷却した。
次に、冷却後の溶液に、架橋剤として、トリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物(イソシアネレート型架橋剤、日本ポリウレタン工業(株)製、商品名コロネートL)を添加し、更に、シランカップリング剤として3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン(信越化学工業(株)製、商品名信越シリコーンKBM−403)を添加し、更にまた、実施例6には帯電防止剤として1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロフォスフェート(東京化成工業(株)製)を添加し、充分に混合して粘着剤組成物溶液とした。
得られた粘着剤組成物溶液を剥離PETフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製、商品名MRF38)に乾燥後の厚さが25μmになるように塗布し、室温で7時間熟成して架橋反応を進行させて、粘着剤組成物からなる粘着層を形成した。そして、粘着層及び剥離PETフィルムを偏光板((株)美舘イメージング製、商品名MLPH)に貼り合わせることにより、表1に示す組成の粘着剤組成物からなる粘着層を備えた実施例2〜6の光学部材を製造した。
(比較例1〜3の粘着剤組成物及び光学部材)
ブチルアクリレート(A成分)、1級水酸基含有モノマー(B成分)として4−ヒドロキシルブチルアクリレート、2級水酸基含有モノマー(C成分)として2−ヒドロキシルプロピルアクリレートを適宜混合したもの100質量部に、溶媒として酢酸エチルを140質量部を加えるとともに、架橋剤として、トリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物(イソシアネレート型架橋剤、日本ポリウレタン工業(株)製、商品名コロネートL)と、シランカップリング剤として3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン(信越化学工業(株)製、商品名信越シリコーンKBM−403)とを適宜添加したこと以外は上記実施例2〜6と同様にして、表1に示す組成の粘着剤組成物からなる粘着層を備えた比較例1〜3の光学部材を製造した。
得られた光学部材について、耐熱性、耐湿熱性、光洩れ性、リワーク性及び表面抵抗値の測定を行った。結果を表1に併せて示す。なお、各性能試験の手順は下記の通りである。
<性能試験の試験方法>
「耐熱性」
光学部材を120mm(偏光板MD方向)×60mmの大きさに裁断し、ガラス板に貼り合わせし、50℃×5kg/cm×20分オートクレーブ処理を行なった。その後、80℃雰囲気下で120時間放置した後の外観を観察し、発泡、浮き、または剥がれの有無を評価した。発泡等がない場合は良好とした。
「耐湿熱性」
オートクレーブ処理後に、60℃、90%RHの雰囲気下で120時間放置したこと以外は上記の耐熱性試験と同様にして、放置後の外観を観察し、発泡、浮き、または剥がれの有無を評価した。発泡等がない場合は良好とした。
「光漏れ」
光学部材を120mm(偏光板MD方向)×60mm及び120mm(偏光板TD方向)×60mmの大きさにそれぞれ裁断し、ガラス板の両面に重なり合うように貼り合わせし、50℃、5kg/cm×20分オートクレーブ処理を行った。その後、80℃雰囲気下で120時間放置後の外観を観察した。光漏れが観察されなかった場合は良好とし、光漏れが観察された場合を不良とした。
「リワーク性(粘着力及び剥離状態)」
光学部材を25mm幅に裁断し、これをガラス板に貼り合わせ、50℃×5kg/cm×20分オートクレーブ処理を行った。その後、引っ張り試験機を用いて、23℃、50%RHの雰囲気下で、剥離角90度、剥離速度0.3m/分の条件でJIS Z0237(粘着テープ・粘着シート試験方法)に準じて粘着力の測定を行った。
また、上記粘着力測定時に、剥離状態を観察してガラス基板に対する粘着層の転着の有無を評価した。
「表面抵抗値」
光学部材の粘着層の表面抵抗値を、マイクロエレクトロメーター((株)川口電機製作所製)を使用して20℃、50%RHの雰囲気下で測定した。
Figure 0005654192
表1における略語の意味は以下のとおりである。
BA:ブチルアクリレート、4HBA:4−ヒドロキシルブチルアクリレート、2HPA:2−ヒドロキシルプロピルアクリレート、AA:アクリル酸、帯電防止剤:1−ヘキシル−3−メチルイミダゾリウムヘキサフルオロフォスフェート(東京化成工業(株)製)
表1に示すように、実施例1〜6の光学部材は、比較例1〜3に比べて、耐熱性、耐湿熱性、光洩れ性、リワーク性のいずれもが良好であった。また、実施例6の光学部材は、粘着層の表面抵抗が比較的低くなり、帯電防止性能を付与することが可能になった。比較例1及び2は、C成分が添加されていないため、耐熱性、耐湿熱性及び光洩れ性が悪化した。また、比較例3については、粘着剤組成物重合中に、溶液のゲル化が起こり、各種試験の実施が不可能であった。

Claims (4)

  1. アクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルと、分子内に1級の水酸基を有する1級水酸基含有モノマーと、分子内に2級の水酸基を有する2級水酸基含有モノマーとが少なくとも共重合され、かつ架橋剤によって架橋されてなる共重合体ポリマーが含有されてなる粘着剤組成物であって、
    前記共重合体ポリマーにおける前記アクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルの配合比は88質量%〜97.5質量%であり、前記分子内に1級の水酸基を有する1級水酸基含有モノマーの配合比は0.5質量%〜2質量%であり、前記分子内に2級の水酸基を有する2級水酸基含有モノマーの配合比は2質量%〜10質量%であり、
    前記アクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルは、エステル化された置換基の炭素数が1〜14のアクリレートおよび/またはメタクリレートであり、
    前記1級水酸基含有モノマーは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート、10−ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、12−ヒドロキシラウリル(メタ)アクリレート、(4−ヒドロキシメチルシクロヘキシル)メチルアクリレートであり、
    前記2級水酸基含有モノマーは、2−ヒドロキシプロパン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブタン(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブタン(メタ)アクリレート、2ヒドロキシ−1−エチルプロパン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシヘキサン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシシクロヘキサン(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシペンタン(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ−2−エチルヘキサン(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートであり、
    前記架橋剤は、ブチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロペンチレンジイソシアネート、シクロヘキシレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリメチロールプロパン/トリレンジイソシアネート3量体付加物、トリメチロールプロパン/ヘキサメチレンジイソシアネート3量体付加物、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、トリレンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネートアダクト、トリメチロールプロパンのキシリレンジイソシアネートアダクト、トリフェニルメタントリイソシアネート、メチレンビス(4−フェニルメタン)トリイソシアネートであり、
    前記架橋剤の配合比は前記共重合ポリマー100重合部に対して0.05質量部〜5質量部であることを特徴とする粘着剤組成物。
  2. 1級水酸基含有モノマーと、2級水酸基含有モノマーとの質量比[(2級水酸基含有モノマー)/(1級水酸基含有モノマー)]が、2以上とされていることを特徴とする請求項1に記載の粘着剤組成物。
  3. 前記共重合体ポリマーに、カルボキシル基、エポキシ基、アミン基のうちの何れかの官能基を有するアクリル酸エステル及び/またはメタクリル酸エステルが含有されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の粘着剤組成物。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の粘着剤組成物が、光学シートの一面または両面に塗布されてなることを特徴とする光学部材。
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