JP2017115078A - 粘着剤組成物、これを架橋させてなる粘着剤、マスキングフィルム用粘着剤、耐熱粘着フィルム用粘着剤、マスキング用耐熱粘着フィルム - Google Patents

粘着剤組成物、これを架橋させてなる粘着剤、マスキングフィルム用粘着剤、耐熱粘着フィルム用粘着剤、マスキング用耐熱粘着フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】有機スズ化合物を含有せず、十分なポットライフを持ちながら、即硬化性に優れ、かつ高温条件下で使用した後の粘着力の上昇が少なく、小さな力で剥離でき、さらに被着体から剥離した際に汚染が生じ難い、マスキング用耐熱粘着フィルムなどに用いることができる粘着剤組成物の提供。【解決手段】水酸基を有するアクリル系樹脂(A)、イソシアネート系架橋剤(B)、および亜鉛化合物(C)を含有する粘着組成物。アクリル系樹脂(A)100重量部に対し、イソシアネート系架橋剤(B)の含有量が0.5〜40重量部であることが好ましい粘着剤組成物。イソシアネート系架橋剤(B)と亜鉛化合物(C)(固形分換算量)の含有割合(重量比)(C)/(B)が0.0001〜0.5である粘着剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、粘着剤組成物、これを架橋させてなる粘着剤、マスキングフィルム用粘着剤、耐熱粘着フィルム用粘着剤、マスキング用耐熱粘着フィルムに関するものであり、詳細には、十分なポットライフを持ちながら、即硬化性に非常に優れ、かつ耐熱性にも優れた、マスキング用耐熱粘着フィルムなどに用いることができる粘着剤組成物、該粘着剤からなる耐熱粘着フィルム用粘着剤、該粘着剤からなる粘着剤層をフィルム上に有するマスキング用耐熱粘着フィルムに関するものである。
従来より、各種部材を加工する際に一時的に部材を固定、保護するために再剥離型粘着フィルムが用いられており、近年では、例えば、フレキシブルプリント配線(FPC)基板等の回路基板やITO透明電極層を一時的に表面保護するためのマスキング用粘着フィルムや、フラットパネルディスプレイやタッチパネルなどの表面保護用粘着フィルムとして利用されている。FPC基板やITO透明電極層の製造工程においては、高温に晒される工程が含まれるため、粘着フィルムの粘着剤層が積層板に固着して、粘着フィルムの剥離時にFPC基板やITO透明電極層の積層板が破損したり、糊残りによる汚染が生じることがある。そのため、高温工程後であっても、剥離する際には軽い力で糊残りなく剥離できることが求められている。
このような耐熱性粘着シートに用いられる粘着剤組成物として、例えば特許文献1には、高温条件下においても、被着体から剥離した際に汚染が生じ難く、また粘着性能も十分に高く、さらにフィルム製造時のエージング期間も短い耐熱性粘着シートに好適に用いられる粘着剤組成物として、窒素原子含有モノマーを含有するモノマー成分を重合して得られ、かつガラス転移温度が−40℃以上であるアクリル系樹脂を含有してなる粘着剤組成物が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術では、粘着剤の粘着物性のバランスを取るために、粘着シートを製造後、一定時間エージング処理を行う必要があり、粘着組成物がエージング工程で架橋されるまでの間に、基材フィルムやセパレーターの微細な凹凸等が粘着剤層に転写されてしまい、平滑な粘着剤層面を持った粘着フィルムが得られない場合がある。粘着シートをフラットパネルディスプレイやタッチパネルなどの光学フィルムの表面保護用として用いる場合には、粘着シートの粘着剤層の微細な凹凸が被着体である光学フィルムに転写され、視認性が低下するという問題が生じる可能性がある。
ここで、特許文献2には、表面保護フィルム用感圧接着材の必要物性を満足し、かつポットライフを短縮することなく、養生時間を短縮することができる感圧接着粘着剤組成物として、反応性水酸基を有するアクリル系共重合体、ジアルキルアセチルアセトンスズ錯体触媒、及びイソシアネート化合物を含むアクリル系感圧接着材組成物を含むアクリル系感圧接着組成物が開示されている。
しかしながら、特許文献2の技術では、耐熱性の点では70℃の耐熱性は有するものの、より高温条件下での耐熱性に劣り、糊残りが生じる可能性がある。また、近年、有機スズ化合物の毒性の問題が指摘され、特にジブチルスズジラウレート中に含まれるトリブチルスズは、内分泌攪乱物質としても懸念されている。
特開2013−32504号公報 特開2008−13634号公報
そこで、本発明は、このような背景下において、有機スズ化合物を含有せず、十分なポットライフを持ちながら、即硬化性に優れ、かつ高温条件下で使用した後の粘着力の上昇が少なく、小さな力で剥離でき、さらに被着体から剥離した際に汚染が生じ難い、マスキング用耐熱粘着フィルムなどに用いることができる粘着剤組成物の提供を目的とするものである。
また、本発明は、この粘着剤組成物を架橋させてなる粘着剤、該粘着剤からなるマスキングフィルム用粘着剤、該粘着剤からなる耐熱粘着フィルム用粘着剤、該粘着剤からなる粘着剤層をフィルム上に有するマスキング用耐熱粘着フィルムの提供をも目的とするものである。
しかるに本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、水酸基を有するアクリル系樹脂とイソシアネート系架橋剤を含有する粘着剤組成物において、更に、通常粘着剤組成物に用いられることの少ない亜鉛化合物を含有させることにより、上記課題を解決する粘着剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
これは、本発明の粘着剤組成物は、イソシアネート系架橋剤の架橋反応を促進する作用を有する通常用いられるジルコニウムやアルミニウム等の金属化合物と比較して、亜鉛化合物が反応性が高すぎず、適度な反応性を有するため、ポットライフを低下させることなく、即硬化性を達成することができるものと推測される。
すなわち、本発明の要旨は、水酸基を有するアクリル系樹脂(A)、イソシアネート系架橋剤(B)、および亜鉛化合物(C)を含有することを特徴とする粘着組成物に関するものである。
また、本発明の要旨は、本発明の粘着剤組成物が架橋されてなることを特徴とする粘着剤、本発明の粘着剤からなることを特徴とするマスキングフィルム用粘着剤、本発明の粘着剤からなることを特徴とする耐熱粘着フィルム用粘着剤、本発明の粘着剤からなる粘着剤層をフィルム上に有することを特徴とするマスキング用耐熱粘着フィルムにも関するものである。
本発明の粘着剤組成物及びこれを架橋させてなる粘着剤によれば、十分なポットライフを持ちながら、非常に優れた即硬化性を有するため、微細な凹凸を有する基材フィルムやセパレーターの凹凸形状が転写されることなく平滑な粘着剤層面を形成することができ、さらに、高温条件下で使用した後、被着体から剥離した際に汚染が生じ難く、かつ小さな力で剥離することができるマスキング用耐熱粘着フィルムを製造することができる。
以下、本発明を詳細に説明するが、これらは望ましい実施態様の一例を示すものである。なお、本明細書において、(メタ)アクリルとはアクリルあるいはメタクリルを、(メタ)アクリロイルとはアクリロイルあるいはメタクリロイルを、(メタ)アクリレートとはアクリレートあるいはメタクリレートをそれぞれ意味するものである。
また、本発明において「粘着フィルム」とは、粘着シート、粘着フィルム、粘着テープを概念的に包含するものである。
本発明で用いられる水酸基を有するアクリル系樹脂(A)は、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(a1)、水酸基含有モノマー(a2)を必須成分として含有する重合成分を重合して得られるものであり、必要に応じて、水酸基以外の官能基含有モノマー(a3)、その他の重合性モノマー(a4)を重合成分として適宜含有することができる。
本発明で用いられる(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(a1)は、脂肪族又は脂環族のアルキルエステルを有する(メタ)アクリレートである。アルキルエステルにおけるアルキルの炭素数は、通常1〜20であり、好ましくは1〜12、特に好ましくは1〜8である。炭素数が多すぎると、加熱工程後の被着体汚染が増大する傾向がある。
具体的には、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、iso−オクチルアクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、iso−ステアリル(メタ)アクリレート等の脂肪族の(メタ)アクリル酸アルキルエステル;シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等の脂環族の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等が挙げられる。
好ましい(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(a1)としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが挙げられる。
これらは1種を単独で又は2種以上を併せて用いることができる。
重合成分中における(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(a1)の含有量は、通常、40〜99.99重量%であり、好ましくは45〜99.9重量%、特に好ましくは50〜99重量%である。含有量が少なすぎると加熱工程後の粘着力が高くなりすぎる傾向があり、多すぎると、加熱工程後の被着体汚染が増大する傾向がある。
また、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(a1)中、炭素数が1〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル系モノマーを含有量を80重量%以上含有することが加熱工程後の被着体汚染に優れる点で好ましく、特に好ましくは85重量%以上、更に好ましくは90重量%以上、殊に好ましくは95重量%以上である。
上記水酸基含有モノマー(a2)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート等のアクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のカプロラクトン変性モノマー;ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等のオキシアルキレン変性モノマー;その他、2−アクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸等の1級水酸基含有モノマー;2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の2級水酸基含有モノマー;2,2−ジメチル2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の3級水酸基含有モノマーを挙げることができる。
上記水酸基含有モノマーの中でも、イソシアネート系架橋剤(B)との反応性に優れる点で、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートを使用することが好ましい。
また、水酸基含有モノマーを2種以上併用することが、架橋構造を密にすることができ
耐熱性が向上する点で好ましく、特には、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートと4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートを併用することが好ましい。
重合成分中における水酸基含有モノマー(a2)の含有量は、0.1〜30重量%であることが好ましく、更に好ましくは0.5〜25重量%、特に好ましくは1〜20重量%である。含有量が少なすぎると、架橋度が低下し、被着体汚染が増大する傾向があり、多すぎると、貼付直後の粘着力が高くなりすぎる傾向がある。
なお、本発明で使用する水酸基含有モノマーとしては、不純物であるジ(メタ)アクリレートの含有割合が、0.5%以下のものを使用することも好ましく、更には0.2%以下、殊には0.1%以下のものを使用することが好ましい。
上記水酸基含有モノマー以外の官能基含有モノマー(a3)としては、例えば、カルボキシル基含有モノマー、アセトアセチル基含有モノマー、イソシアネート基含有モノマー、グリシジル基含有モノマー、アミノ基含有モノマー、アミド基含有モノマー等が挙げられる。
上記カルボキシル基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、アクリル酸ダイマー、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコン酸、アクリルアミドN−グリコール酸、ケイ皮酸等が挙げられ、中でも(メタ)アクリル酸が好ましく用いられるが、金属基材に用いる場合には、腐食防止の点から、カルボキシル基を含有しないことが好ましい。
上記アセトアセチル基含有モノマーとしては、例えば、2−(アセトアセトキシ)エチル(メタ)アクリレート、アリルアセトアセテート等が挙げられる。
上記イソシアネート基含有モノマーとしては、例えば、2−アクリロイルオキシエチルイソシアネート、2−メタクリロイルオキシエチルイソシアネートやそれらのアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。
上記グリシジル基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸アリルグリシジル等が挙げられる。
アミノ基含有モノマーとしては、エチレン性不飽和二重結合及びアミノ基(無置換又は置換アミノ基)を有するモノマーが挙げられ、例えば、(メタ)アクリル酸アミノメチル、(メタ)アクリル酸アミノエチル、(メタ)アクリル酸アミノプロピル、(メタ)アクリル酸アミノイソプロピル等の(メタ)アクリル酸アミノアルキルや(メタ)アクリル酸N−(t−ブチル)アミノエチル等のN−アルキルアミノアルキルの(メタ)アクリル酸エステル等の一置換アミノ基含有(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸N,N−ジメチルアミノプロピル等のN,N−ジアルキルアミノアルキルの(メタ)アクリル酸エステル等の二置換アミノ基含有(メタ)アクリル酸エステル;N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、これらアミノ基含有単量体の四級化塩など;p−アミノスチレン等のアミノ基含有スチレン類;3−(ジメチルアミノ)スチレン、ジメチルアミノメチルスチレン等のジアルキルアミノ基を有するスチレン類;N,N−ジメチルアミノエチルビニルエーテル、N,N−ジエチルアミノエチルビニルエーテル等のジアルキルアミノアルキルビニルエーテル類;アリルアミン、4−ジイソプロピルアミノ−1−ブテン、トランス−2−ブテン−1,4−ジアミン、2−ビニル−4,6−ジアミノ−1,3,5−トリアジン等が挙げられる。
上記アミド基含有モノマーとしては、エチレン性不飽和二重結合及びアミド基(アミド結合を有する基)を有するモノマーが挙げられ、例えば、(メタ)アクリルアミド;N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−イソブチル(メタ)アクリルアミド、N−s−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヘキシル(メタ)アクリルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、N,N’−メチレンビス(メタ)アクリルアミド、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)(メタ)アクリルアミド等のN−アルキル(メタ)アクリルアミド;N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(n−ブチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(s−ブチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ(t−ブチル)(メタ)アクリルアミド、N,N−ジペンチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジヘキシル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジヘプチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジオクチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジアリル(メタ)アクリルアミド、N,N−エチルメチルアクリルアミド等のN,N−ジアルキル(メタ)アクリルアミド;N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド等のジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド;N−ビニルアセトアミド、N−ビニルホルムアミド、(メタ)アクリルアミドエチルエチレンウレア、(メタ)アクリルアミドt−ブチルスルホン酸等の置換アミド基含有単量体;N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールプロパン(メタ)アクリルアミド等のヒドロキシル基含有(メタ)アクリルアミド;N−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−(n―ブトキシメチル)(メタ)アクリルアミド等のアルコキシ基含有(メタ)アクリルアミド;これらアミド基含有単量体の四級化塩などが挙げられる。
これら官能基含有モノマー(a2)は、単独で用いてもよいし2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、本発明においては、架橋促進効果の点から、窒素原子を含有する官能基含有モノマーを含有することが好ましく、特に好ましくはアミノ基含有モノマー、アミド基含有モノマー、更に好ましくはジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、殊に好ましくはジメチルアミノプロピルアクリルアミドである。
重合成分中における水酸基以外の官能基含有モノマー(a3)の含有量は、通常、0.001〜30重量%であり、好ましくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.05〜15重量%である。含有量が少なすぎると、架橋度が低下し、被着体汚染が増大する傾向があり、多すぎると、貼付直後の粘着力が高くなりすぎる傾向がある。
水酸基以外の官能基含有モノマー(a3)として、アミノ基含有モノマーおよび/またはアミド基含有モノマーを含有する場合における、該モノマーの重合成分中の含有割合は、好ましくは0.001〜30重量%、特に好ましくは0.005〜5重量%、更に好ましくは0.01〜2重量%である。かかる含有割合が多すぎると重合時に分子量が低下したり、粘着剤が着色する傾向があり、少なすぎると架橋促進効果が十分に得られにくくなる傾向がある。
その他の共重合性モノマー(a4)としては、例えば、
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェニルジエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、スチレン、α―メチルスチレン等の1つの芳香環を含有するモノマー;
ビフェニルオキシエチル(メタ)アクリレート等のビフェニルオキシ構造含有(メタ)アクリル酸エステル系モノマー;
2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のアルコキシ基またはオキシアルキレン基を含有するモノマー;
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アルキルビニルエーテル、ビニルトルエン、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、イタコン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエステル、アリルアルコール、アクリルクロライド、メチルビニルケトン、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルビニルケトン等が挙げられる。
これらは1種を単独で又は2種以上を併せて用いることができる。
重合成分中におけるその他の共重合性モノマー(a4)の含有量は、通常、0〜40重量%であり、好ましくは0.001〜30重量%、特に好ましくは0.01〜25重量%である。含有量が多すぎると、粘着特性が低下しやすい傾向がある。
水酸基を有するアクリル系樹脂(A)の重合に際しては、例えば、溶液ラジカル重合、懸濁重合、塊状重合、乳化重合などの従来公知の方法を採用することができる。例えば、有機溶媒中に、上記(メタ)アクリル酸エステル系モノマー(a1)、水酸基含有モノマー(a2)、及び必要に応じて水酸基以外の官能基含有モノマー(a3)、その他の共重合性モノマー(a4)を含む重合成分、重合開始剤を混合あるいは滴下し、還流状態あるいは50〜90℃で2〜20時間重合を行なう。
本発明の水酸基を有するアクリル系樹脂(A)の重量平均分子量については、通常、10万〜250万、好ましくは20万〜220万、特に好ましくは40万〜200万である。重量平均分子量が低すぎると、粘着剤層の耐熱性が低下し、被着体汚染が増大する傾向があり、高すぎると、希釈溶剤を大量に必要とし、塗工性やコストの面で不利となる傾向がある。
また、水酸基を有するアクリル系樹脂(A)の分散度(重量平均分子量/数平均分子量)は、例えば、通常20以下であり、好ましくは15以下、特に好ましくは10以下であり、下限は通常1.1である。分散度が高すぎると、粘着剤層の耐熱性が低下し、発泡等が発生しやすくなる傾向にある。
なお、上記の重量平均分子量は、標準ポリスチレン分子量換算による重量平均分子量であり、高速液体クロマトグラフィー(日本Waters社製、「Waters 2695(本体)」と「Waters 2414(検出器)」)に、カラム:Shodex GPC KF−806L(排除限界分子量:2×107、分離範囲:100〜2×107、理論段数:10,000段/本、充填剤材質:スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、充填剤粒径:10μm)の3本直列を用いることにより測定されるものであり、数平均分子量も同様の方法を用いることができる。また分散度は重量平均分子量と数平均分子量より求められる。
また測定に際してポリマーを誘導体化してもよいし溶離液の種類を適宜変更してもよい。
更に、水酸基を有するアクリル系樹脂(A)のガラス転移温度は、通常−80〜0℃であり、好ましくは−75〜−5℃、特に好ましくは−70〜−10℃である。ガラス転移温度が高すぎると、加熱工程後の粘着力が高くなる傾向があり、ガラス転移温度が低すぎると、耐熱性が低下し、被着体汚染が増大する傾向がある。
ガラス転移温度は下記のFoxの式より算出されるものである。
Figure 2017115078
本発明の粘着剤組成物は水酸基を有するアクリル系樹脂(A)を粘着剤組成物全量に対して、30〜99重量%含有することが好ましく、特に好ましくは40〜97重量%、さらに好ましくは50〜95重量%である。
本発明の粘着剤組成物は、架橋剤として、イソシアネート系架橋剤(B)を含有することが、反応性が高く、耐熱性が向上する点で重要である。
上記イソシアネート系架橋剤(B)としては、例えば、
2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;
イソホロンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、トランス−シクロヘキサンジイソシアネート、水素化トリレンジイソシアネート等の脂環式ジイソシアネート;
ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族系イソシアネート;
等が挙げられ、
さらに、これらのポリイソシアネート化合物とトリメチロールプロパン等のポリオール化合物とのアダクト体、これらポリイソシアネート化合物のビュレット体やイソシアヌレート体等が挙げられる。
なかでも加熱後の粘着力上昇が小さく、耐熱汚染性が良好である点で、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート体や2,4−トリレンジイソシアネート及び/又は2,6−トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとのアダクト体、2,4−トリレンジイソシアネート及び/又は2,6−トリレンジイソシアネートのイソシアヌレート体、テトラメチルキシリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとのアダクト体が好ましい。
上記イソシアネート系架橋剤(B)の含有量は、水酸基を有するアクリル系樹脂(A)100重量部に対して0.5〜40重量部、更に好ましくは1〜30重量部、特に好ましくは2〜25重量部である。かかるイソシアネート系架橋剤の含有量が多すぎると粘着剤の架橋が進みすぎて、粘着力が低下するので、被着体表面との間に浮きを生じてしまう傾向があり、少なすぎると、粘着剤の凝集力が低下し、耐熱汚染性が低下する傾向がある。
また、本発明においては、本発明の目的を損なわない範囲内で、粘着剤組成物に通常用いられるその他の架橋剤を併用することもできる。
かかる架橋剤としては、例えば、エポキシ系架橋剤、アジリジン系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、メラミン系架橋剤、アルデヒド系架橋剤、アミン系架橋剤等が挙げられる。
本発明の粘着剤組成物は、亜鉛化合物(C)を含有することが、ポットライフと即硬化性を両立させ、平滑な粘着剤層を得ることができる点で重要である。
上記亜鉛化合物(C)としては、例えば、金属単体(亜鉛単体)、無機亜鉛、有機亜鉛等があげられる。これらは1種または2種以上組み合わせて使用することができる。
上記無機亜鉛としては、例えば、亜鉛酸化物、亜鉛水酸化物、亜鉛無機塩、亜鉛無機酸塩等があげられる。
上記有機亜鉛としては、例えば、アルコールが結合してなるアルコキシド亜鉛化合物や、アセチルアセトン、アセト酢酸エチル等のβ−ジケトン化合物等が配位してなる亜鉛キレート系化合物が挙げられ、具体的には、亜鉛プロポキシド、亜鉛ブトキシド、亜鉛アセチルアセテート、亜鉛エチルアセトアセテート、亜鉛アセチルアセトネート等が挙げられ、本発明においては、充分なポットライフと即硬化性を両立させる点から、亜鉛アセチルアセトネートを用いることが好ましい。
なお、上記亜鉛化合物(C)としては、市販品のマツモトファインケミカル社製「X−1301」、東京化成工業株式会社製 「ビス(2,4-ペンタンジオナト)亜鉛(II)
」、King Industries,Inc.製「K−KAT 670」等を用いればよい。
上記亜鉛化合物(C)の含有量は、水酸基を有するアクリル系樹脂(A)100重量部に対して0.001〜30重量部であることが好ましく、更に好ましくは0.005〜20重量部、特に好ましくは0.01〜15重量部である。亜鉛化合物(C)の含有量が少なすぎると、即硬化性が低下する傾向があり、多すぎると、金属が析出する傾向がある。
また、イソシアネート系架橋剤(B)と亜鉛化合物(C)(固形分換算量)の含有割合(重量比)(C)/(B)が0.0001〜10であることが好ましく、さらに好ましくは0.001〜1.0、特に好ましくは0.002〜0.5である。
イソシアネート系架橋剤(B)の含有量に対して、亜鉛化合物(C)の含有量が多すぎると金属が析出する傾向がある。
少なすぎると即硬化性が不十分で、平滑な粘着剤層の表面が得られない傾向がある。
また、本発明の粘着組成物は架橋遅延剤(D)を含有することが、ポットライフを延長し、塗工性を向上させる点で好ましい。
上記架橋遅延剤(D)としては、例えば、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸オクチル、アセト酢酸オレイル、アセト酢酸ラウリル、アセト酢酸ステアリル等のβ−ケトエステルや、アセチルアセトン、2,4−ヘキサンジオン、ベンゾイルアセトン等のβ−ジケトンが挙げられる。これらはケトエノール互変異性化合物であり、上記亜鉛化合物(C)を保護することにより、亜鉛化合物の溶液状態での触媒活性を低下させ、配合後における粘着剤組成物の過剰な粘度上昇やゲル化を抑制し、粘着剤組成物のポットライフを延長することができる。
これらのなかでも、ポットライフと即硬化性のバランスの点から、架橋遅延剤(D)としてアセチルアセトンを用いることが好ましい。
なお、これら架橋遅延剤(D)は1種または2種以上組み合わせて使用することができる。
上記架橋遅延剤(D)としては、市販品の、株式会社ダイセル製「アセチルアセトン」、東京化成工業製「アセチルアセトン」、和光純薬工業製「アセチルアセトン」、キシダ化学製「アセチルアセトン」等を用いればよい。
架橋遅延剤(D)は、亜鉛化合物(C)の架橋促進効果とは反対に、架橋を抑制する効果を有することから、亜鉛化合物(C)に対する架橋遅延剤(D)の割合を適切に設定することが好ましい。
粘着剤組成物のポットライフを延長し、かつ即硬化性を損なわないためには、架橋遅延剤(D)と亜鉛化合物(C)(固形分換算量)の含有割合(重量比)が、亜鉛化合物(C):架橋遅延剤(D)=0.01:1〜15:1の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは、0.1:1〜13:1であり、特に好ましくは、0.5:1〜10:1である。
亜鉛化合物(C)の含有量に対して、架橋遅延剤(D)の含有量が少なすぎると、ポットライフが短く塗工性が低下する傾向があり、多すぎると即硬化性が低下する傾向がある。
本発明の粘着剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲において、さらに帯電防止剤、酸化防止剤、可塑剤、充填剤、顔料、希釈剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、粘着付与樹脂等の添加剤を更に含有していてもよく、これらの添加剤は1種または2種以上を併用して用いてもよい。特に酸化防止剤は粘着剤層の安定性を保つのに有効である。酸化防止剤を配合する場合の含有量は、特に制限はないが、好ましくは0.01〜5重量%である。なお、添加剤の他にも、粘着剤組成物の構成成分の製造原料等に含まれる不純物等が少量含有されていても良い。
本発明の粘着剤組成物がイソシアネート系架橋剤(B)により架橋されてなる粘着剤のゲル分率は、通常、40〜100%、好ましくは60〜100%、特に好ましくは80〜100%、更に好ましくは85〜100%、殊に好ましくは90〜100%である。
ゲル分率が低すぎると粘着剤の凝集力が低下し、糊残りを生じて、被着体汚染の原因となる傾向がある。
上記ゲル分率は、架橋度の目安となるもので、例えば、以下の方法にて算出される。すなわち、基材となる高分子シート(例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム等)に粘着剤層が形成されてなる粘着シート(セパレーターを設けていないもの)を200メッシュのSUS製金網で包み、トルエン中に23℃×24時間浸漬し、金網中に残存した不溶解の粘着剤成分の重量百分率をゲル分率とする。ただし、基材の重量は差し引いておく。
本発明の粘着剤組成物は、架橋剤により架橋させて粘着剤とすることで、微粘着〜低粘着程度の粘着力(約2N/25mm以下)を示し、一時的に被着体の表面保護するために、短期間(数時間〜数日)被着体と貼り合せるマスキングフィルム用粘着剤または耐熱粘着フィルム用粘着剤粘着剤として好適に用いられる。
本発明においては、上記粘着剤組成物からマスキングフィルム用粘着剤または耐熱粘着フィルム用粘着剤を調製し、基材であるフィルム上に粘着剤層を積層形成することにより、マスキングフィルム、耐熱粘着フィルムまたはマスキング用耐熱粘着フィルム(以下、総括して粘着フィルムということもある。)を得ることができる。なお、粘着剤層を構成する粘着剤は、上記粘着組成物がイソシアネート系架橋剤(B)にて架橋されたものである。
粘着剤層を積層形成する基材としては、例えば、金属、ポリエステル系樹脂、ポリフッ化エチレン系樹脂、ポリイミドおよびその誘導体、エポキシ樹脂等からなる単層または積層構造のフィルムが挙げられる。マスキングフィルム、耐熱粘着フィルムまたはマスキング用耐熱粘着フィルムには、粘着剤層の基材とは反対側の面に、さらに離型フィルムを設けることが好ましい。マスキングフィルム、耐熱粘着フィルムまたはマスキング用耐熱粘着フィルムを実用に供する際には、上記離型フィルムを剥離して用いられる。上記離型フィルムとしては、シリコン系の離型フィルム、オレフィン系の離型フィルム、フッ素系の離型フィルム、長鎖アルキル系離の型フィルム、アルキッド系の離型フィルムを用いることができる。
上記の粘着フィルムを製造する方法については、〔1〕基材上に、粘着剤組成物を塗布、乾燥した後、離型フィルムを貼合し、エージング処理を行なう方法、〔2〕離型フィルム上に、粘着剤組成物を塗布し、乾燥した後、基材を貼合し、エージング処理を行なう方法等が挙げられる。これらの中でも、〔1〕の方法が基材との密着性を上げる点、作業性や安定製造の点で好ましい。
上記エージング処理は、粘着物性のバランスをとるために行なうものであり、エージングの条件としては、温度は通常、0〜150℃、好ましくは10〜100℃、特に好ましくは20〜80℃、時間は通常、30日以下、好ましくは14日以下、特に好ましくは7日以下であり、具体的には、例えば23℃で3〜10日間、40℃で1〜7日間等の条件で行なうことができる。
耐熱性を付与した粘着フィルムには、架橋反応を充分に進行させるため、通常エージング処理を要するものであるが、本発明では、上記亜鉛化合物を含有することで、即硬化性に優れたものとなるため、エージング中に粘着剤層に微細な凹凸形状が転写されることなく平滑な粘着剤層面を形成することができる。
粘着剤組成物の塗布に際しては、この粘着剤組成物を溶剤に希釈して塗布することが好ましく、希釈濃度としては、好ましくは5〜60重量%、特に好ましくは10〜50重量%である。また、上記溶剤としては、粘着剤組成物を溶解させるものであれば特に限定されることなく、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル等のエステル系溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;メタノール、エタノール、プロピルアルコール等のアルコール系溶剤を用いることができる。これらの中でも、溶解性、乾燥性、価格等の点から酢酸エチル、メチルエチルケトン、トルエンが好適に用いられる。
また、上記粘着剤組成物の塗布に関しては、ロールコーティング、ダイコーティング、グラビアコーティング、コンマコーティング、スクリーン印刷等の慣用の方法により行なうことができる。
粘着フィルムにおける粘着剤層の厚みは、通常5〜300μm、好ましくは5〜50μm、特に好ましくは10〜30μmである。この粘着剤層が薄すぎると粘着物性が安定し難くなる傾向があり、厚すぎると粘着フィルム全体が厚すぎて、使い勝手が悪くなる傾向がある。
粘着フィルムの被着体としては、耐熱性を有する材料の基材を用いることが好ましく、例えば、アルミニウム、銅、鉄、ステンレス、マグネシウム、ニッケル、チタン等の金属板あるいは金属箔等;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体、エステルアクリレート等のポリエステル系樹脂;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレン、エチレン−4フッ化エチレン共重合体等のポリフッ化エチレン系樹脂;ポリイミドおよびその誘導体;ビスフェノール型エポキシ樹脂、エポキシ樹脂複合材料、脂環エポキシ樹脂、エポキシノボラック、ビフェニル型エポキシ樹脂、エポキシアクリレート等のエポキシ樹脂などが挙げられる。
粘着フィルムの粘着剤層の粘着力は、被着体の材料等に応じて適宜調整されるが、例えばSUS−BA板、ハードコート処理されたPETフィルム、ガラス、ポリイミドフィルム等に貼り付ける場合には、塗工直後(エージング前)の粘着力が、0.01〜1.0N/25mmであることが好ましく、特に好ましくは0.05〜0.5N/25mm、更に好ましくは0.1〜0.3N/25mmである。
また、エージング後の粘着フィルムの粘着剤層の粘着力が、0.01〜1.0N/25mmであることが好ましく、特に好ましくは0.05〜0.5N/25mm、更に好ましくは0.1〜0.3N/25mmである。
さらに、加熱後の粘着フィルムの粘着剤層の粘着力が0.01〜1.2N/25mmであることが好ましく、特に好ましくは0.05〜0.6N/25mm、更に好ましくは0.1〜0.3N/25mmである。
本発明の粘着剤組成物を用いて得られる、マスキングフィルム、耐熱粘着フィルムまたはマスキング用耐熱粘着フィルムは、高温条件下で使用した後でも、被着体から剥離した際に汚染が生じ難く、かつ小さな力で剥離することができるので、例えば、FPC基板等の回路基板やITO透明電極層を一時的に表面保護するためのマスキング用粘着フィルムなど耐熱を要するマスキング用途、または製造工程中で製品を一時的に保持・補強のために固定するための仮固定用途全般に用いることができる。
また、本発明の粘着剤組成物は即硬化性を有し、離型フィルムの有する微細な凹凸が粘着剤層の粘着面に転写されにくいため、フラットパネルディスプレイやタッチパネルなどのディスプレイの保護フィルム用として用いた場合でも、凹凸による視認性の低下などを防ぐことができる。
本発明の粘着剤組成物を用いて得られるマスキング用耐熱粘着フィルムの使用方法としては、該マスキング用耐熱粘着フィルムを被着体表面に貼り付け、通常100℃以上(好ましくは110℃以上、特に好ましくは120℃以上、更に好ましくは130℃以上)の加熱工程に付した後、そのマスキング用耐熱粘着フィルムを被着体表面から剥離するという使用方法が好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。なお、例中「%」および「部」とあるのは重量基準を意味する。
<アクリル系樹脂(A)溶液の製造>
〔製造例1:アクリル系樹脂(A−1)〕
温度計、攪拌機、滴下ロート及び還流冷却器を備えた反応器内に、酢酸エチル74.2部を仕込み、撹拌しながら昇温し、約80℃になったらブチルアクリレート(BA)91.85部、ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)7.0部、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド(DMAPAA)0.15部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.06部、酢酸エチル6.0部を混合溶解させた混合液を2時間にわたって滴下した。更に、重合途中に、酢酸エチル0.3部に4−ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA)0.8部を混合させた混合溶液、酢酸エチル0.3部にAIBN0.05部を混合させた混合溶液、酢酸エチル0.3部に4HBA0.2部を混合させた混合溶液、最後に酢酸エチル0.3部にAIBN0.05部を混合させた混合溶液を逐次追加しながら前記温度で還流下7.5時間還流させた後、酢酸エチルで希釈してアクリル系樹脂(A−1)の42%溶液を得た。
<イソシアネート系架橋剤(B)>
(B−1)
ヘキサメチレンジイソシアネートの3量体(日本ポリウレタン工業株式会社製「コロネートHX」)
<金属化合物>
〔亜鉛化合物(C)〕
(C−1)
亜鉛アセチルアセトネート(マツモトファインケミカル株式会社製「X−1301」、固形分濃度19%)
〔亜鉛以外の金属化合物〕
(C’−1:ジルコニウム化合物)
ジルコニウムテトラアセチルアセトネート(マツモトファインケミカル株式会社製「ZC−700」、固形分濃度20%)
(C’−2:アルミ化合物)
トリス(2,4−ペンタンジオナト)アルミニウム(III)(日本化学産業株式会社製「ナーセムアルミニウム」、固形分濃度100%)
(C’−3:スズ化合物)
ジブチルスズジラウレート(キシダ化学株式会社製)
(C’−4:スズ化合物)
ジアルキルアセチルアセトン錫錯体溶液;ジブチルスズジラウレート(DBTL)をトルエンに溶解した1%溶液10部にアセチルアセトン30部を加え、ジアルキルアセチルアセトン錫錯体を0.25重量%含む触媒溶液を製造した。
<架橋遅延剤(D)>
・(D−1)
アセチルアセトン
<実施例1>
〔粘着剤組成物の調製〕
上記で得られたアクリル系樹脂(A−1)の固形分100部に対して、イソシアネート系架橋剤(B−1)を11.8部、亜鉛化合物(C−1)を0.1部(固形分換算量)、アセチルアセトン(D−1)20部を配合し、粘着剤組成物を調製した。
〔ポットライフ〕
上記で調製した粘着剤組成物について、下記の方法でポットライフを評価した。
粘着組成物の調製後、保存ビンに入れて25℃の恒温水槽につけておき、1時間経過後の粘着組成物の粘度を、B型粘度計にて、25℃×1分で測定した。その後、さらに続けて25℃の恒温水槽につけておき、調整から8時間経過後の粘度を、B型粘度計にて25℃×1分で測定し、以下の基準で評価した。
(評価基準)
○・・・8時間経過後の粘度が、1時間経過後の粘度の2倍未満
△・・・8時間経過後の粘度が、1時間経過後の粘度の2倍以上、3倍未満
×・・・8時間経過後の粘度が、1時間経過後の粘度の3倍以上
〔粘着フィルムの作製〕
上記で調製した粘着剤組成物を乾燥後の延着剤層の厚さが約25μmになるように、基材のPETフィルム(厚さ38μm)に塗布した後、150℃で2分間乾燥させた。その後、塗工面に、離型処理されたPETフィルムを貼着して粘着剤層を保護し、粘着フィルムを作製した。
得られた粘着フィルムを用いて下記の評価を行った。結果を表1に示す。
〔即硬化性〕
上記粘着フィルム作製から3時間経過後の粘着フィルムを用いて、25mm×100mmの試験片を作製し、離型フィルムを剥がしたうえで、ステンレス板(SUS304BA板)に厚さ25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン社製「カプトン100H」)を貼り付けた被着体のポリイミドフィルム面に、23℃、相対湿度50%の雰囲気下にて2kgゴムローラー2往復で加圧貼付し、同雰囲気下で30分放置した後、剥離速度300mm/minで180度剥離強度(N/25mm)を測定し、以下の基準で評価した。
なお、剥離強度の数値が小さいほど、粘着剤層がより架橋されていることを示し、粘着フィルム作製から3時間といった短時間で架橋が進んでいることが分かる。そのため、離型処理されたPETフィルムの微細な凹凸形状が転写されることなく、平滑な粘着剤層表面となっていると判断できる。
(評価基準)
○・・・0.3N/25mm未満
△・・・0.3N/25mm以上、0.5N/25mm未満
×・・・0.5N/25mm以上
〔耐熱性〕
〈粘着力:加熱前〉
上記で得られた粘着フィルムを40℃で7日間エージング処理した後、25mm×100mmの試験片を作製し、離型フィルムを剥がしたうえで、ステンレス板(SUS304BA板)に厚さ25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン社製「カプトン100H」)を貼り付けた被着体のポリイミドフィルム面に、23℃、相対湿度50%の雰囲気下にて2kgゴムローラー2往復で加圧貼付し、同雰囲気下で30分放置した後、剥離速度300mm/minで180度剥離強度(N/25mm)を測定し、以下の基準で評価した。
(評価基準)
○・・・0.3N/25mm未満
△・・・0.3N/25mm以上、0.5N/25mm未満
×・・・0.5N/25mm以上
〈粘着力:加熱後〉
上記で得られた粘着フィルムを40℃で7日間エージング処理した後、25mm×100mmの試験片を作製し、離型フィルムを剥がしたうえで、ステンレス板(SUS304BA板)に厚さ25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン社製「カプトン100H」)を貼り付けた被着体のポリイミド面に、23℃、相対湿度50%の雰囲気下にて2kgゴムローラー2往復で加圧貼付し、同雰囲気下で30分放置した。続いて、150℃の条件下に1.5時間晒し、その後23℃に戻した。さらに23℃、相対湿度50%の雰囲気下にて2時間放置した後、剥離速度300mm/minで180度剥離強度(N/25mm)を測定し、以下の基準で評価した。
(評価基準)
○・・・0.3N/25mm未満
△・・・0.3N/25mm以上、0.6N/25mm未満
×・・・0.6N/25mm以上
〔耐熱汚染性〕
上記で得られた粘着フィルムを40℃で7日間エージング処理した後、25mm×100mmの試験片を作製し、ステンレス板(SUS304BA板)に厚さ25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン社製「カプトン100H」)を貼り付けた被着体に、23℃、相対湿度50%の雰囲気下にて2kgゴムローラー2往復で加圧貼付し、同雰囲気下で30分放置した。続いて、150℃の条件下に1.5時間晒し、その後23℃に戻した。さらに23℃、相対湿度50%の雰囲気下にて2時間放置した後、剥離速度300mm/minで180度剥離後の被着体表面の様子を観察し、以下の基準で評価した。
(評価基準)
○:糊残り、貼り跡はほとんど確認されなかった
×:基材界面剥離が確認された
〔粘着剤層表面の外観〕
上記で得られた粘着フィルムを40℃で7日間エージング処理した後、粘着フィルムの離形フィルムを剥離し、粘着剤層表面に、JFC−1600オートファインコーターにて、30mAで40秒間白金を蒸着させた。その後、白金を蒸着させた粘着剤層表面をマイクロスコープ(キーエンス社製、VHX−900(型番))にて観察し、以下の基準で評価した。
(評価基準)
○・・・表面の凹凸がほとんど確認されなかった。
△・・・表面の凹凸が少し確認された。
×・・・表面の凸凹が多く確認された。
<実施例2、比較例1〜5>
粘着剤組成物の各成分を表1に示す割合で配合した以外は実施例1と同様にして粘着剤組成物を調製し、粘着フィルムを作製した。得られた粘着剤組成物および粘着フィルムを用いて、実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2017115078
架橋剤としてイソシアネート系架橋剤(B)、架橋触媒として亜鉛系化合物(C)を特定量含有する粘着剤組成物からなる粘着剤層を有する実施例1〜2の粘着組成物では、配合から1時間後から8時間後にかけての粘着力上昇率が低い、即ち、十分なポットライフを持つものであり、粘着フィルムでは、作成後3時間での粘着フィルムの粘着力が低く、塗膜の外観は良好、即ち、即硬化性に優れたものであり、かつ、150℃で1.5時間という高温条件下に晒された後においても粘着力が過大にならず、小さな力で被着体から剥離することができ、また被着体から剥離した際に汚染が生じ難いことが分かる。
一方亜鉛化合物を含有しない、比較例1は、即硬化性に劣り、粘着剤層の表面に凹凸が見られ、外観に劣るものであった。さらに、加熱後の粘着力が高く、軽剥離性に劣るものであった。
また、亜鉛以外の金属化合物(ジルコニウム化合物、アルミニウム化合物、スズ化合物)を用いた比較例2〜5では、粘着組成物の粘度の上昇率が高く、十分なポットライフを持たなかったり、作製後3時間での粘着フィルムの粘着剤層の粘着力が高く、塗膜に凹凸が認められる、即ち、即硬化性に劣っていることが分かる。
本発明の粘着剤組成物は、FPC基板等の回路基板やITO透明電極等のタッチパネル関連部材の製造工程に含まれる加熱工程においてマスキングや固定を行なうためのマスキング用耐熱粘着フィルムや、フラットパネルディスプレイやタッチパネルなどの表面保護用粘着フィルムに好適に用いることができる。

Claims (8)

  1. 水酸基を有するアクリル系樹脂(A)、イソシアネート系架橋剤(B)、および亜鉛化合物(C)を含有することを特徴とする粘着剤組成物。
  2. イソシアネート系架橋剤(B)の含有量が、水酸基を有するアクリル系樹脂(A)100重量部に対して0.5〜40重量部であることを特徴とする請求項1記載の粘着剤組成物。
  3. イソシアネート系架橋剤(B)と亜鉛化合物(C)(固形分換算量)の含有割合(重量比)(C)/(B)が0.0001〜0.5であることを特徴とする請求項1または2記載の粘着剤組成物。
  4. 架橋遅延剤(D)を含有することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の粘着剤組成物。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の粘着剤組成物がイソシアネート系架橋剤(B)により架橋されてなることを特徴とする粘着剤。
  6. 請求項5に記載の粘着剤からなることを特徴とするマスキングフィルム用粘着剤。
  7. 請求項5に記載の粘着剤からなることを特徴とする耐熱粘着フィルム用粘着剤。
  8. 請求項5に記載の粘着剤からなる粘着剤層をフィルム上に有することを特徴とするマスキング用耐熱粘着フィルム。
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