JP5641588B2 - 電話交換システム、電話交換機、および着信交換方法 - Google Patents

電話交換システム、電話交換機、および着信交換方法 Download PDF

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Description

本発明は、電話交換技術に関し、詳しくは、所定の設定に基づいて着信呼等の接続先を操作する電話交換システムに関する。
昨今、電話交換システムは、予め設定されているように所定番号への着呼を別の電話端末に転送する機能を備えている。
関連する技術は、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1には、予め設定された他の電話機(番号)に着呼を転送する電話交換機にかかる技術が記載されている。また、当該文献には、秘書機能として、主電話機と従電話機との関係を電話交換機に予め登録することにより、主電話機の番号に対する呼に対して従電話機を呼び出す仕組みが記載されている。また、主電話機から不在着信の有無の確認と従電話機への接続を簡便に行なえる仕組みが開示されている。
また、特許文献2には、秘書機能などに適するように、代理応答機能の一部として、代理応答を行う電話機で、交換機が着信呼をどの代理応答先に若しくは自らの電話機に宛てに鳴動させているかを判別できる電話交換システムの仕組みが開示されている。
特開平5−75712号公報 特開平9−18910号公報
上記したように、1ないし複数の所定番号に対する着信を代理応答する機能が電話交換システムで提供されている。この代理応答を行なうために電話交換機などが予め内部若しくは外部の記憶手段にテーブル情報等の形式で設定されている内線番号や外線番号を識別して、着信した呼を転送処理する。
また、この代理応答での呼び出し先を複数の電話番号(内線番号や外線番号)で順序付けて順次スライドさせながら呼び出すスライド着信機能も提供している。この機能は、秘書業務などの所定グループ内で1ないし複数の所定番号に対する着信を代理応答することに使用されている。
また、代理応答が設定されている所定番号への着信についてでも、予め設定されていた所定番号からの着信であることを条件として、代理応答とせずに直接接続する機能も提供されている。秘書業務であれば、秘書がこの機能を使用して顧客などの発信元と上司などの代理応答先との取り次ぎを行っている。この機能が無い場合には、スライド着信機能を動作している条件下では、秘書が代理応答先に直接電話することができない問題が生じる。
代理応答の機能は、代理応答する電話装置(番号)を、一般的に人やグループを単位として予め設定されている。
しかしながら、様々な理由で転送を受ける人やグループが予め設定されている電話装置(番号)を使用することを常時できない問題がある。
簡単な事例では、執務室から会議室に移動することのみで、設定されている端末や番号を使用できない。また、他事業所での外出業務や、プライベート時であったときも、所定の端末や番号を使用できない。また、外出先などで意図せぬ代理応答元との通話を依頼された場合でも、代理応答元に直接接続することができない。
また、スライド機能が動作している場合には、更に別の問題が生じる。例えば、会議室の内線や携帯電話などから秘書が代理応答先の番号を呼び出した場合でも、秘書グループ内で順次スライド動作が行なわれる為、代理応答先を直接呼び出すことができない。
他方で、運用面を考慮すると、代理応答を行なっている個人は、その人間に対して権限が代理応答先や組織などから与えられていることが多い。例示すれば、秘書のように個人に権限が与えられている。また、技術部門への着信を担当の営業職を介するように構成された社内ルールを考えても、営業担当者に顧客などからの電話を技術部門に接続するか否かの権限が与えられている。
また、上記事例の秘書や担当者が予め設定されていない端末や電話番号から、幹部や技術部門に直接接続することも求められ得る。例えば、秘書課全員が部署に居ない場合でも秘書業務を行なえる仕組みが今後求められるかもしれない。
本発明は、上記事柄を考慮して、所定の代理応答者への代理応答する着信を、任意の端末から代理応答依頼主に直接通知できる電話交換システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、所定の代理応答者が設定した任意の端末から代理応答依頼主に直接接続できる電話交換システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電話交換システムは、着信呼ごとに、代理応答機能とスライド転送機能を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について、該代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成されていた転送設定を参照して、前記着信呼の発信元とスライド転送設定の最優先の端末又は電話番号に成されていた転送設定先とが一致すれば、スライド転送せずに直接代理応答先に接続処理する交換制御を行なう制御手段を有することを特徴とする。
本発明に係る電話交換機は、予め設定された情報に基づき、所定番号を代理応答先として設定されると共に、前記所定番号への着信呼を、前記代理応答先に代理応答元として関連付けられている端末又は番号に転送する代理応答手段と、予め設定された情報に基づき、着信呼に対する呼び出しを、異なる端末又は番号に時間経過と共に順序立てて転送するスライド転送手段と、前記代理応答元となる端末又は番号に対する着信呼に対する呼び出しを、代理応答者が設定した転送設定に基づいた端末又は番号に自動転送する転送手段と、着信呼ごとに、前記代理応答手段と前記スライド転送手段の両方を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について、該代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成されていた転送設定を参照して、前記着信呼の発信元とスライド転送設定の最優先の端末又は電話番号に成されていた転送設定先とが一致するか識別処理し、一致した着信呼はスライド転送せずに直接代理応答先に接続処理する交換手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る電話交換システムの着信交換方法は、代理応答とスライド転送機能の両方を動作させている着信呼の交換制御を行なう電話交換システムの制御手段は、着信を識別した際に、所定の代理応答先に対する着信呼について、該代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成されていた転送設定を参照して、前記着信呼の発信元とスライド転送設定の最優先の端末又は電話番号に成されていた転送設定先とが一致するか識別処理し、一致した着信呼はスライド転送せずに直接代理応答先に接続処理する交換制御を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、所定の代理応答者への代理応答する着信を、任意の端末から代理応答依頼主に直接通知できる電話交換システムを提供できる。
また、本発明によれば、所定の代理応答者が設定した任意の端末から代理応答依頼主に直接接続できる電話交換システムを提供できる。
実施の一形態にかかる電話交換システムと周辺環境例を示した概略図である。 実施の一形態にかかる電話交換システムの代理応答に関連する動作例を示したフローチャートである。 実施例で使用する幹部−秘書の紐付けテーブルを示す説明図である。 実施例で使用する個々の秘書電話に設定される不在転送先を示したテーブル情報を示す説明図である。 実施例で使用する転送先として設定される内線の直接交換設定に関する管理テーブルを示す説明図である。 外線から着信が有った際の電話交換システムの処理概念を示した説明図である。 代理応答元の不在転送先から代理応答先を直接呼び出す際の電話交換システムの処理概念を示した説明図である。 外線から着信が有った際の電話交換システム内で外線を転送及び保留して最終的に代理応答先に接続する処理例を示したダイアグラムである。 外線から着信が有った際の電話交換システム内で外線を転送及び保留して最終的に代理応答先に接続する別の処理例を示したダイアグラムである。
本発明の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
図1は、実施の一形態の電話交換システム1を示す概略図である。
図1に示すように、電話交換システム1には、外線と共に複数台の電話端末(A〜G)が接続可能に準備されている。なお、本発明にかかる電話交換システムは、図1に示しているように1台の電話交換機10で構成してもよいし、複数台の電話交換機が協調して動作する協調分散型の電話交換システムとして構成してもよい。また、接続される電話端末は、ボタン電話、IP電話、PHS、携帯電話、ソフトフォンなどが例示できる。
電話交換機10には、呼の交換制御にかかる制御手段として、代理応答手段11と、スライド転送手段12と、不在転送手段13と、所定条件下でスライド転送せずに直接代理応答先に接続させる直接交換設定手段14とが形成される。
代理応答手段11は、予め設定された情報に基づき、所定番号を代理応答先として設定され、該所定番号への着信呼を、代理応答元として関連付けられている端末又は番号に転送するように動作させる。
スライド転送手段12は、予め設定された情報に基づき、着信呼に対する所定端末又は番号の呼び出しを、異なる端末又は番号に時間経過と共に順序立てて転送するように動作させる。この際、優先した端末が通話中などであれば次優先端末に接続する。
不在転送手段13は、代理応答元となる端末又は番号に対する着信呼を、代理応答者等が設定した転送設定に基づいて転送するように動作させる。不在転送手段13は、個々の端末又は番号に対応する転送設定を保持する。不在転送手段13は、着信呼を、即座に転送するように構成されてもよいし、所定時間呼び出し後に転送するように構成されてもよい。電話交換システムが複数の交換機で構成する場合は、この転送設定を交換機間で交換する転送設定交換手段を含むように構成する。また、複数の交換機で共通に利用するデータベースで転送設定を管理してもよい。
直接交換設定手段14は、代理応答手段11とスライド転送手段12の両方を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について代理応答を受ける端末又は電話番号に対して転送設定が成されていた時に、この転送設定に含まれた転送先端末又は転送先番号からの代理応答先への接続呼であるか識別処理する。直接交換設定手段14は、接続呼の発信元を識別して、上述の転送設定に示された端末又は番号からの着信呼であれば、スライド転送処理を行わずに、直接代理応答先に接続するように動作させる。
この構成を以って電話交換システム1は、代理応答機能とスライド転送機能の両方を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について代理応答を受ける端末又は電話番号に対して転送設定が成されている時に、この転送設定の転送先からの代理応答先への着信呼を識別した際に、直接代理応答先に接続する交換制御を行なう。
着信呼を直接代理応答先に接続する交換制御に関連した処理では、代理応答先への着信呼を識別した際に、代理応答先に設定されている代理応答を受ける端末又は電話番号に対して成された転送設定の有無を識別して、着信呼の発信元と転送設定とを対比処理して判別すればよい。
この処理は、スライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対してのみ実施することとしても良いし、スライド転送機能の次優先の以後の1ないし複数端末にも設定してもよい。
また、最優先の転送先に成された転送設定が有った際に、その転送設定に従って転送を行なった場合、その転送の呼び出しで応答が無ければ、次優先のスライド転送先に着信呼を転送するように制御処理することとしても良い。
これらの転送処理を逐次行うことで、所定の代理応答者への代理応答する着信を、任意の端末から代理応答依頼主に直接通知できるようになる。
加えて、所定の代理応答者が設定した任意の端末から代理応答依頼主に直接接続できるようになる。
次に、代理応答に関連する動作例を説明する。なお、加入者電話からの着信を説明するがIP電話からの着信も同様に識別及び判定して接続制御処理すればよい。
図2は、電話交換システム1の代理応答に関連する動作例を示したフローチャートである。
電話交換システム1(制御部)は、各種機能を動作させている待機状態で着呼検出を行なう(S101)。
次に、着呼の検出に伴い、電話交換システム1の代理応答手段11では、検出した着呼の宛て先番号を識別して代理応答対象であるか否かを判別処理する(S102)。代理応答対象であった場合(YES)、代理応答元への呼転送処理に進み、代理応答対象ではない場合(No)は、他の機能などに従って回線交換の次の処理に進む。
電話交換システム1の直接交換設定手段14では、着呼を代理応答する転送先の転送設定の内容を識別して、着呼の発信元番号と、識別した転送設定に含まれていた番号との一致を判別処理(S103)して、同一(Yes)であれば直接交換を行なう設定に変更する(S104)。他方、不一致(No)であれば、代理応答元に着呼を転送する。
電話交換システム1は、代理応答元への呼転送処理として、スライド転送手段12及び不在転送手段13を動作させて、予め設定されている代理応答元へ転送ルールに基づいて、着呼を転送する(S105〜S109)。
電話交換システム1は、各種設定で定めた宛て先での受呼等に応じて着呼を接続する回線交換を実施する(S110)。
この際、秘書などの使用者が転送設定に従った転送先の端末で着呼に応答した後に代理応答先に接続するには、受呼を端末又は電話交換機10に保留させると共に代理応答先に新たに発呼を行なえばよい。この発呼は、上記S103の処理により代理応答先に直接接続できる。また、代理応答先に接続した後に、保留した先の呼の存在を伝え、代理応答先端末からその保留中の呼に接続すれば、最初の着呼と接続可能になる。また、転送先の端末側から保留中の呼と代理応答先端末とを接続させてもよい。なお、電話交換機10内に保留させる場合であっても、電話交換機10から転送先の端末に接続した呼(転送呼)を必ずしも切断する必要は無い。
また、直接交換設定手段14は、先の保留と識別した転送設定の番号を識別して、保留に簡単に接続する仕組みを有することが望ましい。この仕組みは、保留に対する直接的な特番を用いてもよいし、上記保留を開始したタイミングから所定時間内や最初の呼が生存している間に転送設定に従って呼び出した端末から代理応答元に着呼があった際に自動的に接続するようにしても良い。また、呼び出した端末から代理応答先に着呼があった際にガイダンスとDTMFや音声認識などを用いて、接続先を代理応答先か保留かを話者に選択させる仕組みでも良い。また、電話交換側で、都度、代理応答先番号もしくは最初の発呼元の番号を付加番号として使用して、保留を管理してもよい。
このように動作させることにより、電話交換システム1では、所定の代理応答者端末への転送呼を、任意の端末から代理応答依頼主に直接通知できる。また、電話交換システム1では、所定の代理応答者が設定した任意の端末から代理応答依頼主に直接接続可能になる。具体的には、図1に示している端末Bの使用者が行なった転送設定に基づいて電話装置Eや、携帯電話F、ソフトフォンGで代理応答、端末Aへの呼び出し、端末Aと発呼元との接続などを行える。
[実施例]
次に、実施例を示して本発明を説明する。本実施例では、構内交換機に実装されている本発明により特有の機能を有した秘書電話サービスにおいて、他会議室においても秘書電話業務を継続可能にした例を示す。
現状の秘書電話サービスシステムでは、1人の幹部の秘書業務を複数の秘書が受け持ったり、また1人の秘書が複数の幹部の秘書業務を受け持つサービスのために、代理応答機能、スライド転送機能が設けられている。また、秘書などが離席時に設定する転送機能が別途設けられている。
本実施例では、図3〜図5に示すように予め構内交換機に各転送に関する設定がテーブル情報形式を用いて成されている。
図3は、幹部−秘書の紐付けテーブルである。このテーブル情報に従って秘書電話サービスに関係する代理応答処理とスライド転送処理を実施する。
図4は、個々の秘書電話に設定される不在転送先を示したテーブル情報である。このテーブル情報に従って不在転送サービスに関係する転送処理を実施する。
図5は、転送先として設定される内線の直接交換設定に関する管理テーブルである。このテーブル情報には、転送先(内線1234や外線090-XXXX-YYYY等)と代理応答先(内線番号や収納先)が紐付けられる。また、保留を管理する際に保留番号や着呼情報(発信者番号等)、転送先の機能に関する情報などもこのテーブルに関連付けて記憶してもよい。この情報は、個々の電話装置での転送設定が有効/無効にされた際に、連動して動作に使用される。
代理応答を受ける個々の幹部が電話装置から「代理応答依頼」の設定を行うと、図3に示したテーブル情報に従って、それぞれの幹部への着信呼を設定されている秘書グループに代理応答させるように動作する。この秘書グループには、幹部Aへの着信を「第一秘書→第二秘書→第三秘書→・・・・」となるように優先順に空き回線を識別しながら優先順序立てて秘書の端末を呼び出すように形成されている。
幹部の電話装置と秘書の端末の紐付けやスライド順序などはシステム管理者により構内交換機に予め設定すればよい。また、各設定は、幹部や秘書が設定することとしてもよい。また、CTIシステムなどを用いて設定やシステムの動作管理を行なってもよい。
幹部の電話装置が「代理応答依頼」を設定している状態において、秘書の電話装置から幹部を呼び出した場合には、上記実施形態で説明したように秘書グループに転送されずに幹部を呼び出すことを行なえる仕組みを有しており、この動作を「オーバライド着信」と称す。
秘書が会議などの用件により離席する場合には秘書は図4に示したテーブル情報を変更して会議室の内線に不在転送先を設定し、また外出する場合は自己の携帯電話に不在転送先を設定し、幹部への着信呼を不在転送先の内線や携帯電話で受ける。また、必要に応じて、その着信呼を幹部へ転送する上記実施形態で説明した仕組みを設ける。
これらの構成を電話交換システムに取り込むことにより、直接交換設定テーブルを参照することにより、秘書により設定された会議室の内線や携帯電話からの着信を、一般呼のように秘書グループへ「スライド動作」せずに、秘書が受けることが可能になる。また、幹部へ直接的に取り次ぐことが可能になる。
また、会議室の内線や携帯電話から幹部への発呼を行なった場合も、上記と同様に、秘書に「スライド動作」することなしに、幹部端末を呼び出すことが可能になる。
このように、秘書が設定している転送設定の転送先を「代役秘書端末」と見做して、代役秘書端末から代理応答先の幹部端末を呼び出した場合、他の秘書にスライド動作せずに、幹部の電話装置に「オーバライド着信」させることが可能になる。
図6は、外線から着信呼が有った際の電話交換システムの処理概念を示した説明図である。図6に記載された処理概念のように、秘書の不在転送先(内線若しくは携帯電話)から「オーバライド着信」させる動作を説明する。
(1)構内交換機は、「代理応答依頼」設定中の幹部A(内線:1000)への着呼を秘書グループAに「スライド動作」させる。この際に、幹部Aの第一秘書にあたる内線a-1が不在転送を設定していた場合には、直接交換設定テーブル(図5参照)を参照して着信を直接的に「オーバライド着信」させるか「スライド動作」させずに設定先に転送するかを、着信呼の電話番号等と設定されていた電話番号等の対比処理で判別する。転送処理する際には、設定されている第一秘書が使用中の端末を呼び出して着信呼を転送する。
(2)不在転送先(例えば内線1234)から幹部Aを呼び出す際に、構内交換機は、各テーブル情報を参照して、秘書の内線(内線a-1)に設定されている不在転送先(内線1234や090-XXXX-YYYY)と、着呼した番号が一致した場合は、「代役秘書端末」からの着信と見做すことによって秘書グループAへの「スライド動作」を行なわずに、代理応答先(内線1000)に「オーバライド着信」させて幹部Aの電話装置を呼び出す。内線からの発信であれば、必ずしも電話番号を使用する必要はない。例えば、構内交換機上の収納位置やIPアドレス、端末名などで電話装置(端末)を識別処理するようにしてもよい。
図7は、代理応答元の不在転送先から代理応答先を直接呼び出す際の電話交換システムの処理概念を示した説明図である。図7に記載された処理概念のように、秘書の不在転送先(内線若しくは携帯電話)から「オーバライド着信」させる動作を説明する。
(1)構内交換機は、設定されている不在転送先(例えば内線1234)から幹部Aが呼び出される際に、各テーブル情報を参照して、秘書の内線(内線a-1)に設定されている不在転送先(内線1234や090-XXXX-YYYY)と、着呼した番号が一致した場合は、「代役秘書端末」からの着信と見做すことによって秘書グループAへの「スライド動作」を行なわずに、代理応答先(内線1000)に「オーバライド着信」させて幹部Aの電話装置を呼び出す。
このように構内交換機を動作させることによって、他会議室等の内線や外出先の携帯電話から秘書電話業務を継続させ得る秘書電話サービスを提供することが可能になる。
昨今の様々な電話端末は、通話中に別の発信を行なえる仕組みを利用することが技術的に可能になっている。この機能は、端末自体の機能と回線側サービスに依拠している。例示すれば、ISDNや移動体通信で行なわれている3者間通話サービスが挙げられる。
以下では、2回線を同時に用いれる仕組みを有する電話端末を用いて、より利便性を高めた秘書機能を説明する。
図8及び図9は、代理応答先端末にかかって来た着信呼を、秘書などが応答した後に、転送先端末と代理応答先端末を接続して秘書業務を行ない終えるまで着呼を保留する処理フローを示している。図8に示したフローは付加番号(サブアドレス)を用いない場合の処理例であり、図9に示したフローは付加番号を用いる場合の処理例である。図中の2ndコールとは、既に通話中の電話端末から、公衆網経由で電話交換機10へ発信する際の呼を指している。電話交換機側は、ISDNのBチャネル回線や複数電話番号などを用いればよい。以下の説明では、ISDNを用いた電話交換機を例に使用する。
図8の付加番号を用いない処理動作例を簡単に説明する。理解を助けるために( )で秘書や幹部、通話依頼者などの文字を併せて示す。
ステップ1:通話依頼者が起こした着信呼(幹部への着信呼)を代理応答元端末(秘書)の不在転送先(モバイル端末)に転送する。
ステップ2:着信呼(通話依頼者)とモバイル端末(秘書)が通話状態になる。この通話で通話依頼者は幹部Aへの電話取次ぎを依頼する。秘書は秘書応答操作として、モバイル端末から2ndコールを行なう操作を実行する。
ステップ3:モバイル端末は、転送回線(着信呼)との通話中に、ISDNのB2回線に発信して2ndコールを起動する。なお、幹部へのダイヤルイン回線でもよい。モバイル端末には、専用の秘書ソフトを設けても良いが、操作者がダイヤル操作や電話帳から、2ndコール用の番号を入力すればよい。モバイル端末は、ISDNの空いているBチャネル回線(図中ではB2回線)を使用してもう一つ呼を設定する。
ステップ4:電話交換機10は、2ndコールたる着呼を受けて、発信者番号情報(発番号)等を識別処理して、2ndコールの受呼を判別処理し、モバイル端末と接続しているB1をフッキング状態に内部操作すると共に着信呼を保留状態に移行させる。自動応答処理が済み次第、B2回線を切断すればよい。同時的に、モバイル端末(秘書)にDT音を聴取させ、ダイヤル受け付け状態になったことを通知する。なお、専用ソフトなどであれば、B2回線を用いてデータ通信により接続先の選択を受けてもよい。この処理中に、大規模交換機であれば必要に応じて秘書側に保留番号を通知することとしてもよい。
ステップ5:電話交換機10は、モバイル端末(秘書)から接続先(幹部A)の内線番号(1111)のダイヤルを受けて、直接交換設定テーブルを参照して受信したダイヤル番号の数字分析を実施して、直接的に「オーバライド着信」させるか「スライド動作」させるかを、着信呼の電話番号等と設定されていた電話番号等の対比処理で判別して、接続先端末(幹部Aの端末)を呼び出す。
ステップ6:幹部Aが応答した際に、モバイル端末(秘書)と接続先端末(幹部Aの端末)が通話状態に移行する。秘書は幹部Aに対してこれから転送することを告げる。
ステップ7:モバイル端末側から呼が切断された場合や、接続先端末(幹部Aの端末)から保留応答などの操作を受けて、保留中の着信呼(通話依頼者)と接続先端末(幹部A)が通話状態に移行する。この時点でモバイル端末(秘書)が初期状態に復旧する。なお、必要に応じて、3者間通話状態に移行させる仕組みを有していてもよい。
次に、図9の付加番号を用いる処理動作例を簡単に説明する。ステップ1およびステップ2に係る部分は付加番号を用いない処理動作と同じである。
ステップ3:モバイル端末は、転送回線(着信呼)との通話中に、ISDNのB2回線に発信して2ndコールを起動する。この際に、サブアドレスを付与して発呼する。
ステップ4:電話交換機10は、2ndコールたる着呼を受けて、発信者番号情報(発番号*サブアドレス)等を識別処理して、2ndコールの受呼を判別処理し、モバイル端末と接続しているB1をフッキング状態に内部操作すると共に着信呼を保留状態に移行させる。自動応答処理が済み次第、B2回線を切断すればよい。
ステップ5:電話交換機10は、着番号に含まれる付加番号(1111)に従い、直接交換設定テーブルを参照して受信したダイヤル番号の数字分析を実施して、直接的に「オーバライド着信」させるか「スライド動作」させるかを、着信呼の電話番号等と設定されていた電話番号等の対比処理で判別して、接続先端末(幹部Aの端末)を呼び出す。
以後の部分は付加番号を用いない処理動作と同じである。
なお、同時通話ができない電話端末用に、転送先での代理応答中に、電話交換機10がモバイル端末から保留を受け付ける仕組み(例えば所定のPB音列の識別など)を有していてもよい。保留後は、モバイル端末からの着呼を受け付けて、「オーバライド着信」させて上記説明のように保留中の着信呼と接続先端末とを接続するように動作させればよい。
このように電話交換機10が動作することによって、一般的な多くの携帯電話やPHS、ソフトフォンなどでも秘書業務を継続できるようになる。
なお、電話交換システムを構成する各装置は、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせを用いて実現すればよい。ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせた形態では、RAMに電話交換システムに係る他のプログラムと共に本発明にかかる代理応答プログラムが展開され、プログラムに基づいて制御部(CPU)等のハードウェアを動作させる。このことによって、各部を各種手段として動作させる。また、このプログラムは、記憶媒体に固定的に記録されて頒布されても良い。当該記録媒体に記録されたプログラムは、有線、無線、又は記録媒体そのものを介して、メモリに読込まれ、制御部等を動作させる。尚、記録媒体を例示すれば、オプティカルディスクや磁気ディスク、半導体メモリ装置、ハードディスクなどが挙げられる。
上記形態を別の表現で説明すれば、電話交換機として動作させる情報処理装置を、RAMに展開された上記プログラムに基づき、代理応答手段、スライド転送手段、不在転送手段、直接交換設定手段などとして制御部を動作させることで実現することが可能である。また、既存プログラムに基づく代理応答手段、スライド転送手段、不在転送手段などに追加的に直接交換設定手段を実現するようにプログラムを構築してもよい。
以上説明したように、本発明を適用した電話交換システムは、所定の代理応答者への代理応答する着信を、任意の端末から代理応答依頼主に直接通知可能になる。
また、所定の代理応答者が設定した任意の端末から代理応答依頼主に直接接続可能になる。
すなわち、本発明によれば、所定の代理応答者への代理応答する着信を、任意の端末から代理応答依頼主に直接通知できる電話交換システムを提供できる。
また、本発明によれば、所定の代理応答者が設定した任意の端末から代理応答依頼主に直接接続できる電話交換システムを提供できる。
また、本発明の具体的な構成は前述の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で処理の入れ替えや設定情報の構成変更などがあってもこの発明に含まれる。
また、上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載されうる。尚、以下の付記は本発明をなんら限定するものではない。
[付記1]
代理応答機能を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について代理応答を受ける端末又は電話番号に対して転送設定が成されている時に、該転送設定の転送先の端末又は電話番号からの代理応答先への着信呼を識別処理した際に、該着信呼について、直接代理応答先に接続処理する交換制御を行なう制御手段を有することを特徴とする電話交換システム。
[付記2]
上記付記記載の電話交換システムであって、
代理応答機能とスライド転送機能の両方を動作させている設定環境下で、前記制御手段は、代理応答先への着信呼を識別した際に、前記代理応答先に設定されている代理応答を受ける端末又は電話番号に対して成された転送設定の有無を識別すると共に、前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、同一であれば前記着信呼を、スライド転送せずに直接代理応答先に接続する交換制御を行なうことを特徴とする電話交換システム。
[付記3]
上記付記記載の電話交換システムであって、
前記制御手段は、代理応答先への着信呼を識別した際に、前記代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成された転送設定の有無を識別すると共に、前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、同一であれば前記着信呼を直接代理応答先に接続する交換制御を行なうことを特徴とする電話交換システム。
[付記4]
上記付記記載の電話交換システムであって、
前記制御手段は、代理応答先への着信呼を識別した際に、前記代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成された転送設定の有無を識別すると共に、前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、不一致であれば前記着信呼をスライド転送機能の次優先の端末又は電話番号に接続する交換制御を行なうことを特徴とする電話交換システム。
[付記5]
上記付記記載の電話交換システムであって、
前記転送設定の有無の識別を、テーブル情報形式の転送設定を参照して行なうことを特徴とする電話交換システム。
[付記6]
予め設定された情報に基づき、所定番号を代理応答先として設定されると共に、前記所定番号への着信呼を、前記代理応答先に代理応答元として関連付けられている端末又は番号に転送する代理応答手段と、
前記代理応答元となる端末又は番号に対する着信呼に対する呼び出しを、代理応答者が設定した転送設定に基づいて端末又は番号に転送する転送手段と、
前記代理応答手段を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について代理応答を受ける端末又は電話番号に対して前記転送設定が成されていた時に、該転送設定の転送先の端末又は電話番号からの代理応答先への着信呼であるか識別処理すると共に、前記転送設定に示された端末又は番号からの着信呼について、直接代理応答先に接続処理する交換手段と、
を有することを特徴とする電話交換機。
[付記7]
上記付記記載の電話交換機であって、
予め設定された情報に基づき、着信呼に対する呼び出しを、異なる端末又は番号に時間経過と共に順序立てて転送するスライド転送手段を更に有し、
前記交換手段は、前記代理応答手段と前記スライド転送手段の両方を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について代理応答を受ける端末又は電話番号に対して前記転送設定が成されていた時に、該転送設定の転送先の端末又は電話番号からの代理応答先への着信呼であるか識別処理すると共に、前記転送設定に示された端末又は番号からの着信呼について、スライド転送せずに、直接代理応答先に接続処理する
を有することを特徴とする電話交換機。
[付記8]
上記付記記載の電話交換機であって、
前記交換手段は、
前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、
同一であれば前記着信呼を直接代理応答先に接続する一方、不一致であれば前記着信呼を、他の機能の処理動作に従って動作させる
ことを特徴とする電話交換機。
[付記9]
上記付記記載の電話交換機であって、
前記交換手段は、
前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、
同一であれば前記着信呼を直接代理応答先に接続する一方、不一致であれば前記着信呼を、スライド転送手段に設定されている次優先の端末又は電話番号に接続する
ことを特徴とする電話交換機。
[付記10]
上記付記記載の電話交換機であって、
前記交換手段は、
前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比する処理を、
前記スライド転送手段に基づく転送の最優先の端末又は電話番号に対してのみ対して転送設定の有無を識別して実施する
ことを特徴とする電話交換機。
[付記11]
上記付記記載の電話交換機であって、
秘書業務用に転送処理する着信呼に係る保留を保持して、転送処理先の端末から代理応答先に接続処理した後に、前記転送処理先の端末から切断した際に、前記保留を代理応答先に接続処理することを特徴とする電話交換機。
[付記12]
上記付記記載の電話交換機であって、各転送設定をテーブル情報形式で設定されることを特徴とする電話交換機。
[付記13]
代理応答機能を動作させている着信呼の交換制御を行なう電話交換システムの制御手段は、
着信を識別した際に、
該着信の代理応答を受ける端末又は電話番号に対して転送設定が成されていた場合に、該転送設定の転送先の端末又は電話番号からの代理応答先への着信であることを識別処理できれば、直接代理応答先に接続処理する交換制御を行なう
ことを特徴とする着信交換方法。
[付記14]
上記付記記載の着信交換方法であって、
前記電話交換システムは更にスライド転送機能を有しており、
前記制御手段は、
着信を識別した際に、
該着信の代理応答を受ける端末又は電話番号に対して転送設定が成されていた場合に、該転送設定の転送先の端末又は電話番号からの代理応答先への着信であることを識別処理できれば、スライド転送せずに、直接代理応答先に接続処理する交換制御を行なう
ことを特徴とする着信交換方法。
[付記15]
上記付記記載の着信交換方法であって、
前記制御手段は、
前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、
同一であれば前記着信呼を直接代理応答先に接続する一方、不一致であれば前記着信呼を、他の機能の処理動作に従って動作させる
ことを特徴とする着信交換方法。
[付記16]
上記付記記載の着信交換方法であって、
前記制御手段は、
前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、
同一であれば前記着信呼を直接代理応答先に接続する一方、不一致であれば前記着信呼を、スライド転送手段に設定されている次優先の端末又は電話番号に接続する
ことを特徴とする着信交換方法。
[付記17]
上記付記記載の着信交換方法であって、
前記制御手段は、
前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比する処理を、
前記スライド転送手段に基づく転送の最優先の端末又は電話番号に対してのみ対して転送設定の有無を識別して実施する
ことを特徴とする着信交換方法。
[付記18]
上記付記記載の着信交換方法であって、
秘書業務用に転送処理する着信呼に係る保留を保持して、転送処理先の端末から代理応答先に接続処理した後に、前記転送処理先の端末から切断した際に、前記保留を代理応答先に接続処理することを特徴とする着信交換方法。
[付記19]
上記付記記載の着信交換方法であって、
各転送設定をテーブル情報形式で設定されることを特徴とする着信交換方法。
1 電話交換システム
10 電話交換機
11 代理応答手段
12 スライド転送手段
13 不在転送手段
14 直接交換設定手段

Claims (10)

  1. 着信呼ごとに、代理応答機能とスライド転送機能を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について、該代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成されていた転送設定を参照して、前記着信呼の発信元とスライド転送設定の最優先の端末又は電話番号に成されていた転送設定先とが一致すれば、スライド転送せずに直接代理応答先に接続処理する交換制御を行なう制御手段を有することを特徴とする電話交換システム。
  2. 請求項に記載の電話交換システムであって、
    前記制御手段は、代理応答先への着信呼を識別した際に、前記代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成された転送設定の有無を識別すると共に、前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、不一致であれば前記着信呼をスライド転送機能の次優先の端末又は電話番号に接続する交換制御を行なうことを特徴とする電話交換システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電話交換システムであって、
    前記転送設定の有無の識別を、テーブル情報形式の転送設定を参照して行なうことを特徴とする電話交換システム。
  4. 予め設定された情報に基づき、所定番号を代理応答先として設定されると共に、前記所定番号への着信呼を、前記代理応答先に代理応答元として関連付けられている端末又は番号に転送する代理応答手段と、
    予め設定された情報に基づき、着信呼に対する呼び出しを、異なる端末又は番号に時間経過と共に順序立てて転送するスライド転送手段と、
    前記代理応答元となる端末又は番号に対する着信呼に対する呼び出しを、代理応答者が設定した転送設定に基づい端末又は番号に自動転送する転送手段と、
    着信呼ごとに、前記代理応答手段と前記スライド転送手段の両方を動作させている設定環境下で、所定の代理応答先に対する着信呼について、該代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成されていた転送設定を参照して、前記着信呼の発信元とスライド転送設定の最優先の端末又は電話番号に成されていた転送設定先とが一致するか識別処理し、一致した着信呼はスライド転送せずに直接代理応答先に接続処理する交換手段と、
    を有することを特徴とする電話交換機。
  5. 請求項に記載の電話交換機であって、
    前記交換手段は、
    前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、
    同一であれば前記着信呼を直接代理応答先に接続する一方、不一致であれば前記着信呼をスライド転送手段に設定されている次優先の端末又は電話番号に接続する
    ことを特徴とする電話交換機。
  6. 請求項4又は5に記載の電話交換機であって、
    前記交換手段は、
    代理応答者が設定した転送設定に基づいて転送処理した着信呼に係る保留を保持して、転送処理先の端末から代理応答先にスライド転送せずに接続処理した後に、前記転送処理先の端末からの切断を識別した際に、前記保留を代理応答先に接続処理する
    ことを特徴とする電話交換機。
  7. 請求項4ないし6の何れか一項に記載の電話交換機であって、各転送設定をテーブル情報形式で設定されることを特徴とする電話交換機。
  8. 代理応答とスライド転送機能の両方を動作させている着信呼の交換制御を行なう電話交換システムの制御手段は、
    着信を識別した際に、
    所定の代理応答先に対する着信呼について、該代理応答先に設定されている代理応答を受けるスライド転送機能の最優先の端末又は電話番号に対して成されていた転送設定を参照して、前記着信呼の発信元とスライド転送設定の最優先の端末又は電話番号に成されていた転送設定先とが一致するか識別処理し、一致した着信呼はスライド転送せずに直接代理応答先に接続処理する交換制御を行なう
    ことを特徴とする着信交換方法。
  9. 請求項8記載の着信交換方法であって、
    前記制御手段は、
    前記着信呼の発信元と前記転送設定とを対比処理して、
    同一であれば前記着信呼を直接代理応答先に接続する一方、不一致であれば前記着信呼を、スライド転送手段に設定されている次優先の端末又は電話番号に接続する
    ことを特徴とする着信交換方法。
  10. 請求項8又は9に記載の着信交換方法であって、
    代理応答者が設定した転送設定に基づいて転送処理した着信呼に係る保留を保持して、転送処理先の端末から代理応答先にスライド転送せずに接続処理した後に、前記転送処理先の端末からの切断を識別した際に、前記保留を代理応答先に接続処理する
    ことを特徴とする着信交換方法。
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