JP5630354B2 - リニアソレノイドバルブおよびその異常判定方法 - Google Patents

リニアソレノイドバルブおよびその異常判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、中空円筒状のスリーブと該スリーブ内を摺動して開弁と閉弁とを行なうスプールとを有する弁部と、前記スプールと同軸上に配置された可動部材とコイルが取り付けられた固定部材とを有し該コイルへの通電を伴って該可動部材に推力を発生させて前記スプールを押し出すソレノイド部と、該ソレノイド部の推力の方向とは逆方向に前記スプールを付勢する付勢部材と、前記ソレノイド部を収容するケースと、を備えるリニアソレノイドバルブおよびその異常判定方法に関する。
従来、この種のリニアソレノイドバルブとしては、バルブハウジングに摺動可能に挿入されたスプール弁子と、電磁コイルへの通電によりソレノイド推力を発生させてスプール弁子を開弁方向に駆動するリニアソレノイド部と、バルブハウジングのリニアソレノイド部とは反対の端部にねじ止めされた強磁性体である蓋体と、スプール弁子の先端と蓋体との間に挿入されスプール弁子を閉弁方向に付勢する戻りスプリングと、スプール弁子の先端に蓋体(強磁性体)と対向するよう固定された永久磁石とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このソレノイド弁では、リニアソレノイド部の電磁コイルが励磁されてソレノイド推力によりスプール弁子が開弁方向のストローク端付近まで移動すると、永久磁石と強磁性体である蓋体との接近に伴って磁気吸引力が発生することにより、戻りスプリングの付勢力がある程度打ち消される。このため、ソレノイド部のソレノイド推力を低減させてもスプール弁子をストローク端で保持することができる。なお、磁気吸引力は戻りスプリングの付勢力よりも弱いため、電磁コイルが非励磁されると、スプール弁子は戻りスプリングの付勢力により閉弁方向のストローク端まで移動するようになっている。
特開2009−250315号公報
このように、永久磁石と強磁性体とによる磁気吸引力でソレノイド部のソレノイド推力をアシストすることにより、スプールをストロークさせた状態でソレノイド力を低減できるから、消費電力を低減させることができる。一方で、リニアソレノイドバルブは、例えば、車両に搭載される自動変速機の油圧回路に組み込まれクラッチに作用させる油圧をオンオフして変速段を切り替えるなど重要な役割を持つから、バルブスティックなどの異常をより容易に且つ確実に検出できるようにすることが望ましい。
本発明のリニアソレノイドバルブおよびその異常判定方法は、ソレノイド部の推力を永久磁石の磁力によりアシストすると共にバルブの異常を検出できるようにすることを主目的とする。
本発明のリニアソレノイドバルブおよびその異常判定方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のリニアソレノイドバルブは、
空円筒状のスリーブと該スリーブ内を摺動して開弁と閉弁とを行なうスプールとを有する弁部と、前記スプールと同軸上に配置された可動部材とコイルが取り付けられた固定部材とを有し該コイルへの通電を伴って該可動部材に推力を発生させて前記スプールを押し出すソレノイド部と、該ソレノイド部の推力の方向とは逆方向に前記スプールを付勢する付勢部材と、前記ソレノイド部を収容するケースと、を備えるリニアソレノイドバルブであって、
前記可動部材と連動するよう固定された永久磁石と、
前記可動部材の推力の方向への移動に伴って前記永久磁石が近づくよう前記スリーブ,前記固定部材,前記ケースのいずれかに固定された磁性部材と、
前記磁性部材に取り付けられ、磁界を検出する磁界検出センサと
を備えることを要旨とする。
この本発明のリニアソレノイドバルブでは、ソレノイド部の可動部材と連動するよう固定された永久磁石と、可動部材の推力の方向への移動に伴って永久磁石が近づくようスリーブ,固定部材,ケースのいずれかに固定された磁性部材と、磁性部材に取り付けられ磁界を検出する磁界検出センサとを備える。これにより、可動部材が推力の方向へ移動して永久磁石と磁性部材とが近づくと、磁気吸引力により可動部材の推力がアシストされるため、以降のコイルへの通電を抑制することができ、消費電力を低減することができる。また、磁性部材に磁界検出センサを取り付けているから、磁界の強さを検出することにより永久磁石と磁性部材との間隔、即ち、可動部材の位置を知ることができる。したがって、コイルへの通電状態とそのときの可動部材の位置(ストローク)との関係を調べることによりリニアソレノイドバルブの異常を検出することができる。
こうした本発明のリニアソレノイドバルブにおいて、前記永久磁石は、前記可動部材における前記スプール側の先端に取り付けられ、前記磁性部材は、前記ソレノイド部と前記弁部との間の接合部分に介在してなるものとすることもできるし、前記ケースの底部に形成された貫通孔を介してケース外に突出するよう前記可動部材に連結された連結部材を備え、前記永久磁石は、前記連結部材に取り付け固定され、前記磁性部材は、前記ケースの底部に一体形成または前記ケースの底部に別体として取り付けられてなるものとすることもできる。前者の場合、前記磁性部材は、前記ソレノイド部の固定部材における前記スプール側の端面にスペーサを介して当接されてなるものとすることもできる。こうすれば、スペーサを適宜選択するだけで、永久磁石と磁性部材との間隔調整を行なうことができる。
本発明のリニアソレノイドバルブの異常判定方法は、
中空円筒状のスリーブと該スリーブ内を摺動して入出力ポート間の継断を行なうスプールとを有する弁部と、前記スプールと同軸上に配置された可動部材とコイルが取り付けられた固定部材とを有し該コイルへの通電を伴って該可動部材に推力を発生させて前記スプールを押し出すソレノイド部と、該ソレノイド部の推力の方向とは逆方向に前記スプールを付勢する付勢部材と、前記ソレノイド部を収容するケースと、を備えるリニアソレノイドバルブの異常を判定するリニアソレノイドバルブの異常判定方法であって、
永久磁石を前記可動部材と連動するよう固定し、
前記可動部材の推力の方向への移動に伴って前記永久磁石が近づくよう磁性部材を前記スリーブ,前記固定部材,前記ケースのいずれかに固定し、
磁界を検出する磁界検出センサを前記磁性部材に固定し、
前記コイルへの通電状態と前記磁界検出センサの検出結果とに基づいて前記リニアソレノイドバルブの異常を判定する
ことを要旨とする。
この本発明のリニアソレノイドバルブの異常判定方法によれば、永久磁石を可動部材と連動するよう固定し、可動部材の推力の方向への移動に伴って永久磁石が近づくよう磁性部材をスリーブ,固定部材,ケースのいずれかに固定し、磁界を検出する磁界検出センサを磁性部材に固定し、コイルへの通電状態と磁界検出センサの検出結果とに基づいてリニアソレノイドバルブの異常を判定する。これは、磁性部材に取り付けられた磁界検出センサにより磁界の強さを検出することにより、永久磁石と磁性部材との間隔、即ち、可動部材の位置(ストローク)を知ることができるから、コイルへの通電状態とそのときの可動部材のストロークとの関係によって異常を判定できることに基づく。
こうした本発明のリニアソレノイドバルブの異常判定方法において、前記コイルへの通電を遮断しているときに前記磁界検出センサから閾値以上の強さの磁界が検出されたときにバルブスティックと判定するものとすることもできる。こうすれば、より確実にバルブスティックを判定することができる。
本発明の一実施例としてのリニアソレノイドバルブ20の構成の概略を示す構成図である。 リニアソレノイドバルブ20を含む油圧回路の構成の概略を示す構成図である。 磁石ユニット70によるアシストの様子を示す説明図である。 磁界検出センサユニット80の外観を示す外観図である。 リニアソレノイドバルブ20のソレノイド電流Isolと出力圧との関係を示す説明図である。 ストロークSとソレノイド力との関係,ストロークSと磁力との関係,ストロークSとソレノイド力および磁力の合力との関係を示す説明図である。 バルブスティック判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 ソレノイド電流Isolと参照電圧値Vrefとの関係の一例を示す説明図である。 変形例のリニアソレノイドバルブ120の構成の概略を示す構成図である。 変形例の磁石ユニット270の構成の概略を示す構成図である。 固定ピンの278の外観を示す外観図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例としてのリニアソレノイドバルブ20の構成の概略を示す構成図であり、図2はリニアソレノイドバルブ20を含む油圧回路の構成の概略を示す構成図である。実施例のリニアソレノイドバルブ20は、電磁コイル32への通電をオフしているとき閉弁するノーマルクローズ型のリニアソレノイドバルブとして構成されており、図1に示すように、電磁コイル32への通電を伴って推力(ソレノイド力)を発生させるソレノイド部30と、このソレノイド部30のソレノイド力によって開弁方向に駆動され入力した油圧を調圧して出力する調圧バルブ部40と、ソレノイド部30のソレノイド力をアシストして調圧バルブ部40を開弁状態で保持するための磁石ユニット70と、磁石ユニット70で形成される磁界を検出する磁界検出ユニット80とを備える。このリニアソレノイドバルブ20は、例えば、オートマチックトランスミッションに組み込まれたクラッチやブレーキの油圧制御に用いられ、図2に示すように、ポンプ92によりストレーナ91を介して吸引されリニアソレノイドバルブ96による駆動制御を受けてレギュレータバルブ94により調圧された油圧(ライン圧)を入力ポート52を介して入力し調圧して出力ポート54を介してクラッチ98のクラッチ油室に供給する。
ソレノイド部30は、底付き円筒部材としてのソレノイドケース31と、ソレノイドケース31の内周側に配置され絶縁性のボビン32aに絶縁導線が巻回されてなる電磁コイル32と、ソレノイドケース31の開口端部に外周部が固定されたフランジ部34aとフランジ部34aの内径側から電磁コイル32の内周面に沿って軸方向に延伸された円筒部34bとからなる第1のコア34と、ソレノイドケース31の底部に配置され電磁コイル32の内周面に沿って第1のコア34の円筒部34bと所定間隔を隔てた位置まで軸方向に延伸された円筒状の第2のコア35と、第2のコア35の内周側に挿入され第1および第2のコア34,35の内周面を軸方向に摺動可能なプランジャ36と、第1のコア34の円筒部34bの内周側に挿入されプランジャ36の先端に当接すると共に円筒部34bの内周面を軸方向に摺動可能なシャフト38と、を備える。また、ソレノイド部30は、電磁コイル32からの端子がソレノイドケース31の外周部に形成されたコネクタ部39に配策されており、この端子を介して電磁コイル32への通電が行なわれるようになっている。
第1のコア34の円筒部34bは、外周面では先端に向かうほど外径が小さくなるようテーパ状に形成され、内周面ではシャフト38の外径よりも大きな外径のプランジャ36の先端部が嵌挿可能に段差部34cが形成されている。段差部34cには、プランジャ36が第1のコア34に直接当接しないよう非磁性材料により形成された環状のリング37が配置されている。
ソレノイドケース31と第1のコア34と第2のコア35とプランジャ36は、いずれも純度の高い鉄やニッケル,コバルトなどの強磁性材料により形成されており、第1のコア34の円筒部34bの端縁と第2のコア35の端縁との間の空間は、非磁性体として機能する。なお、この空間は、非磁性体として機能させればよいから、ステンレススチールや黄銅などの非磁性金属を設けるものとしても構わない。
シャフト38は、長軸状の部材であり、その先端側の側面には周方向に全周に亘って溝38aが形成されている。
ソレノイド部30では、電磁コイル32に通電すると、ソレノイドケース31,第2のコア35,プランジャ36,第1のコア34,ソレノイドケース31の順に電磁コイル32の周囲を周回するよう磁束が流れる磁気回路が形成され、これにより第1のコア34とプランジャ36との間に磁気吸引力が作用してプランジャ36が吸引される。前述したように、プランジャ36の先端には第1のコア34の内周面を軸方向に摺動可能なシャフト38が当接されているから、プランジャ36の吸引に伴ってシャフト38は前方に押し出される。
ソレノイド部30のプランジャ36の先端には、磁石ユニット70が取り付けられている。磁石ユニット70は、図1に示すように、環状の永久磁石(例えば、ネオジウム磁石やフェライト磁石など)72と、永久磁石72の外径よりも若干大きな内径の大径部74aとシャフト38の外径よりも若干大きな内径の小径部74bとを有する段付き円筒状に形成された強磁性材料からなるカバー74と、により構成されている。この磁石ユニット70は、調圧バルブ部40側の磁石面が露出するよう永久磁石72をカバー74の大径部74aに収容した状態で小径部74bをシャフト38の先端側から挿入し、小径部74bの外周をシャフト38の溝38aでかしめることによりシャフト38に接合されている。
ソレノイド部30の第1のコア34には、フランジ付きの有底円筒状に形成された強磁性材料からなる磁気吸着部材78が、互いのフランジ部34a,78aが重なり合うように配置されている。磁気吸着部材78は、円筒部78bと底部78cとによりシャフト38の先端に接合された磁石ユニット70を覆うように収容しており、シャフト38のストロークが大きいときに磁石ユニット70が底部78c側に近接し、シャフト38のストロークが小さいときに磁石ユニット70が底部78c側から離間する。図3に、シャフト38のストロークと磁石ユニット70に生じる磁束との関係を示す。なお、図3(a)は磁石ユニット70が磁気吸着部材78に近接している状態を示し、図3(b)は磁石ユニット70が磁気吸着部材78から離間している状態を示し、図中の円弧矢印の太さは磁束の量を示す。図示するように、シャフト38のストロークが大きいほど磁石ユニット70が磁気吸着部材78に近接するため、磁束が増加し、磁石ユニット70に作用する吸引力が強くなる。磁石ユニット70に作用する吸引力は、ソレノイド部30のソレノイド力と同方向であるから、ソレノイド力をアシストする力となる。
磁気吸着部材78には、磁界検出ユニット80が取り付けられている。図4に、磁界検出ユニット80の外観を示す。磁界検出ユニット80は、図示するように、磁界を検出するホール素子82とその端子84とが、樹脂モールド部86にインサートされて形成されている。
調圧バルブ部40は、図1に示すように、油路が形成されたバルブボディ10に組み込まれており、フランジ部50aを有する中空円筒状に形成されたスリーブ50と、スリーブ50の内部空間に挿入され一端がソレノイド部30のシャフト38の先端に当接されたスプール60と、スリーブ50のフランジ部50aとは反対側の端部にねじ止めされたエンドプレート42と、エンドプレート42とスプール60の他端との間に設けられてスプール60をソレノイド部30側の方向へ付勢するスプリング44とを備える。なお、エンドプレート42は、そのねじ込み量を調整することにより、スプリング44の付勢力を微調整することができるようになっている。
調圧バルブ部40とソレノイド部30との接合は、スリーブ50のフランジ部50aと磁気吸着部材78のフランジ部78aと第1のコア34のフランジ部34aとを互いに重ね合わせた状態で円筒状のソレノイドケース31でフランジ部50a,78a,34aまで覆うと共にソレノイドケース31の開口端部をかしめることにより行なわれる。磁気吸着部材78のフランジ部78aと第1のコア34のフランジ部34aとの重ね合わせは、スペーサ79を介在させた状態で行なわれ、スペーサ79のサイズ(厚み)を適宜選択することで磁気吸着部材78と磁石ユニット70との間隔を微調整できるようになっている。
スリーブ50は、その内部空間の開口部として、作動油を入力する入力ポート52と、入力した作動油を出力する出力ポート54と、入力した作動油をドレンするドレンポート56と、出力ポート54上の作動油をバルブボディ10の内壁とスリーブ50の外壁とにより形成されたフィードバック用油路58aを介して入力してスプール60にフィードバック力を作用させるためのフィードバックポート58とが形成されている。
スプール60は、スリーブ50の内部空間に挿入されてスリーブ50内を摺動する軸状部材として形成されており、図1に示すように、ソレノイド部30側のランド62と、ランド62に隣接する中央のランド64と、ランド64に隣接しランド64よりも外径の小さなランド66と、ランド62,64間の側面に互いのランド62,64から中央部に向かうほど外径が小さくなるようテーパ状に形成され入力ポート52と出力ポート54とドレンポート56の各ポート間を連通可能な連通溝68と、ランド62のソレノイド部30側に隣接しランド62よりも外径が小さな縮径部69と、が形成されている。スプール60の縮径部69は、磁気吸着部材78の底部78cの中心に形成された貫通孔78dを貫通した状態で端面がシャフト38の先端に当接している。なお、スリーブ50におけるスプール60のランド64,66が位置する部位には、フィードバックポート58が形成されており、フィードバックポート58から入力された油圧は、二つのランド64,66の径差(受圧面積差)に応じた差圧によってフィードバック力としてスプリング44の付勢力と同方向にスプール60を押圧する。
こうして構成された実施例のリニアソレノイドバルブ20の動作について説明する。図5は、リニアソレノイドバルブ20のソレノイド電流Isolと出力圧との関係を示す説明図であり、図6は、ストロークSとソレノイド力との関係,ストロークSと磁力との関係,ストロークSとソレノイド力および磁力の合力との関係を示す説明図である。図6(a)にストロークSとソレノイド力との関係およびストロークSと磁力との関係を示し、図6(b)にストロークSと合力との関係を示す。なお、磁石ユニット70は、図6に示すように、実施例では、シャフト36のストロークSが値0、即ち、磁気吸着部材78から最も離れているときであっても磁気吸着部材78との間で若干の磁力(吸引力)が作用するよう永久磁石72の強さと永久磁石72と磁気吸着部材78との間隔を調整するものとしている。いま、電磁コイル32への通電がオフされている場合、即ち、ソレノイド電流Isolが値0の場合を考える。この場合、スプール60はスプリング44の付勢力によりソレノイド部30側へ移動しているから、ランド64により入力ポート52が閉塞されると共に連通溝68を介して出力ポート54とドレンポート56とが連通する。したがって、出力ポート54から出力される出力圧はゼロとなる。一方、電磁コイル32への通電が開始されると、ソレノイド電流Isolが大きいほど大きな吸引力(ソレノイド力)をもって第1のコア34にプランジャ36が吸引され、これに伴って先端にスプール60が当接されたシャフト38が前方に押し出され、スプール60がスプリング44側へ移動する。このとき、スプール60は、スプリング44側に移動するほど入力ポート52の開口面積を広げると共にドレンポート56の開口面積を狭め、出力ポート54から出力する出力圧を増大させる。また、スプール60がスプリング44側のストローク端まで移動すると、入力ポート52と出力ポート54とが完全に連通すると共にドレンポート56が完全に閉塞し、出力ポート54から最大圧Pmaxが出力される。ここで、磁石ユニット70は、スプール60がスプリング44側のストローク端に近づくほど磁気吸着部材78に近接してソレノイド力をアシストする方向に吸引力(磁力)が増大し、スプール60がストローク端まで移動したときに吸引力が最大となる。したがって、スプール60がストローク端まで移動したときには、電磁コイル32に流す電流を所定電流Isに低下させても、ソレノイド力と磁力との合力によりスプール60はストローク端で保持され、最大圧Pmaxの出力が維持される。ソレノイド電流Isolを所定電流Isよりも更に低下させると、ソレノイド力の低下により、スプリング44のバネ力がソレノイド力と磁力との合力に打ち勝ち、出力ポート54の油圧がドレンポート56を介してドレンされる。油圧のドレンは、所定電流Isから値0に向けてソレノイド電流Isolを徐々に低下させることにより徐々に行なうことができる。
次に、リニアソレノイドバルブ20のバルブ(スプール60)やプランジャ36などのスティックを検出するための動作について説明する。図7は、スティック判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、リニアソレノイドバルブ20を駆動する駆動回路を制御する図示しない電子制御ユニットにより実行される。スティック判定ルーチンでは、まず、ホール素子82からの出力電圧Vsや駆動回路に内蔵された図示しない電流センサからのソレノイド電流Isolを入力し(ステップS100)、入力したソレノイド電流Isolに基づいて参照電圧値Vrefを設定する(ステップS110)。ここで、参照電圧値Vrefは、リニアソレノイドバルブ20にバルブスティックやプランジャスティックが生じていない正常時にソレノイド電流Isolをソレノイド部30に印加して駆動した際にホール素子82から出力される電圧値であり、実施例では、ソレノイド電流Isolと参照電圧値Vrefとの関係を予め求めてマップとして図示しないROMに記憶しておき、ソレノイド電流Isolが与えられるとマップから対応する参照電圧値Vrefを導出することにより設定するものとした。このマップの一例を図8に示す。こうして参照電圧値Vrefを設定すると、入力した出力電圧Vsが参照電圧値Vrefから所定値αを減じた下限値(Vref−α)と参照電圧値Vrefに所定値αを加えた上限値(Vref+α)とにより定まる許容範囲内にあるか否かを判定する(ステップS120)。出力電圧Vsが前述した下限値(Vref−α)と上限値(Vref+α)とにより定まる許容範囲内にあるときには(図8参照)、バルブ(プランジャ)スティックは生じていないと判定して、ステップS100に戻る。一方、入力した出力電圧Vsが下限値(Vref−α)よりも小さいと判定されたり、出力電圧Vsが上限値(Vref+α)よりも大きいと判定されると、リニアソレノイドバルブ20にバルブ(プランジャ)スティックが生じていると判定して(ステップS130)、本ルーチンを終了する。ここで、所定値αは、ソレノイド電流Isolを検出する電流センサのバラツキや構成部品のバラツキ,スプール60やプランジャ36の摺動摩擦抵抗のバラツキなど考慮して設定されたマージン値である。いま、例えば、スプール60がエンドプレート42側の移動端までストロークした状態でバルブスティックしている場合を考える。この場合、ソレノイド電流Isolが比較的低くソレノイド部30からソレノイド力が低いときには、シャフト38はスプール60のスティックによりスプール60を介したスプリング44の付勢力を受けていないため、移動がフリーとなる。このため、磁石ユニット70が磁気吸着部材78に吸着し、ホール素子82で検出される出力電圧Vsは比較的大きなものとなる。このように、リニアソレノイドバルブ20にバルブ(プランジャ)スティックが生じると、ソレノイド電流Isolとホール素子82の出力電圧Vsとの関係が正常時の関係とは異なるものとなるから、これを監視することによりバルブ(プランジャ)スティックを判定することができる。
以上説明した実施例のリニアソレノイドバルブ20によれば、ソレノイド部30のシャフト38の先端に磁石ユニット70を接合し、磁石ユニット70を取り囲むようにフランジ付き有底円筒状に形成された磁気吸着部材78をソレノイド部30と調圧バルブ部40との間に配置するから、磁石ユニット70による磁力でソレノイド部30のソレノイド力をアシストでき、消費電力を低減することができる。しかも、磁気吸着部材78に磁界を検出する磁界検出ユニット80を取り付けるから、ソレノイド電流Isolと磁界検出ユニット80(ホール素子82)により検出された出力電圧Vsとの関係を監視するだけで、バルブ(プランジャ)スティックが生じているか否かを判定することができる。さらに、磁気吸着部材78のフランジ部78aとソレノイド部30の第1のコア34のフランジ部34aとをスペーサ79を介在させた状態で重ね合わせるから、シャフト38に対して磁石ユニット70の取り付けに若干の誤差が生じるものとしても、スペーサ79を適宜選択するだけで磁気吸着部材78と磁石ユニット70との間隔を微調整することができる。
実施例では、ソレノイド電流Isolに基づいてリニアソレノイドバルブ20が正常時における参照電圧値Vrefを設定し、ホール素子82からの出力電圧Vsが参照電圧値Vrefから所定値αを減じた下限値(Vref−α)と参照電圧値Vrefに所定値αを加えた上限値(Vref+α)とにより定まる許容範囲内にあるか否かを判定することによりリニアソレノイドバルブ20にバルブ(プランジャ)スティックが生じているか否かを判定するものとしたが、これに限定されるものではなく、ソレノイド電流Isolが値0で且つホール素子82からの出力電圧Vsが閾値Vref(ソレノイド電流Isolが値0のときに対応する参照電圧値Vrefにマージン値αを加えた値)よりも大きいときにリニアソレノイドバルブ20にバルブ(プランジャ)スティックが生じていると判定するなど、電磁コイル32への通電状態と磁界検出ユニット80の検出結果とに基づいてリニアソレノイドバルブ20の異常を判定するものであれば如何なるものとしても構わない。
実施例のリニアソレノイドバルブ20では、磁石ユニット70をソレノイド部30のシャフト38の先端に接合し、磁石ユニット70を取り囲むようにフランジ付き有底円筒状に形成された磁気吸着部材78をソレノイド部30と調圧バルブ部40との間に配置するものとしたが、これに限定されるものではなく、磁石ユニット170を調圧バルブ部40側とは反対側のソレノイドケース131の外に配置するものとしてもよい。図9に、変形例のリニアソレノイドバルブ120の構成の概略を示す。なお、変形例のリニアソレノイドバルブ120の各構成のうち実施例のリニアソレノイドバルブ20と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は重複するから省略する。変形例のリニアソレノイドバルブ120では、プランジャ136には、シャフト138が当接している側とは反対側の端部の軸中心に凹部136aが形成されており、ソレノイドケース131の底部にはプランジャ136の軸中心の直線上に貫通孔131aが形成されている。凹部136aには内周面に螺旋状の溝が設けられており、外周面に螺旋状の溝が設けられた連結棒171がソレノイドケース131の貫通孔131aを貫通した状態でその一端側が凹部136aにねじ止めされている。連結棒171の他端側には、磁石ユニット170が取り付けられている。磁石ユニット170は、永久磁石72と、永久磁石72の外径よりも若干大きな内径の大径部174aと連結棒171の外径よりも若干大きく且つ内周面に螺旋状の溝が設けられた小径部174bとを有する段付き円筒状に形成された強磁性材料からなるカバー174とを備え、ソレノイドケース131側の磁石面が露出するよう永久磁石72をカバー174の大径部174aに収容した状態で小径部174bを連結棒171にねじ止めし、小径部174bの外周をかしめることにより連結棒171に接合されている。また、ソレノイドケース131の底部には、連結棒171を貫通させる貫通孔178dが軸中心に形成された強磁性材料からなる円盤状の磁気吸着部材178が取り付けられており、磁気吸着部材178にはホール素子82と端子84とを樹脂モールド部186にインサートして形成された磁界検出ユニット180が固定されている。
上述した変形例では、カバー174の小径部174bの内周面に設けられた螺旋状の溝と連結棒171の外周面に設けられた螺旋状の溝とによりカバー174を連結棒171にねじ込んだ状態で小径部174bの外周をかしめることにより磁石ユニット170を連結棒171に固定するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、図10に示すように、固定金具278を用いて磁石ユニット270を連結棒271に固定するものとしてもよい。図11は、固定金具278の外観を示す外観図である。この例では、連結棒271は、その先端の断面が六角形状に形成されており、固定金具278は、カバー274の小径部274bの外周面を拘束する円弧状の第1ピン278aと、第1ピン278aと一体に連結され連結棒271の先端の側面を両側から狭持して拘束するU字状の第2ピン278bとから形成されている。第2ピン278bは、可撓性を有しており、カバー274に対して所定トルク以上の回転トルクを付与されたときに、第2ピン278bの拘束が解除され、カバー274を60度単位で回転させることができるようになっている。したがって、60度単位の回転量に応じたねじ込み量で永久磁石72とソレノイドケース131との間隔を微調整することができる。ここで、連結棒271の先端の断面形状は、六角形に限られず、四角形や八角形などの他の多角形の形状とするものとしても構わない。なお、連結棒271の断面形状を四角形とする場合には、90度単位でカバー274のねじ込み量を調節することができ、連結棒271の断面形状を八角形とする場合には、45度単位でカバー274のねじ込み量を調節することができる。
また、上述した変形例では、ソレノイドケース131に別体の磁気吸着部材178を取り付けるものとしたが、ソレノイドケース131が強磁性材料により形成されていれば、ソレノイドケース131の底部を磁気吸着部材として機能させるものとしてもよい。即ち、磁気吸着部材をソレノイドケースと一体成形するものとしてもよい。
実施例やその変形例では、永久磁石72にカバー74,174,274を取り付けると共にカバー74,174,274をシャフト38や連結棒171,271に接合するものとしたが、カバー74,174,274を用いることなく、永久磁石を直接にシャフト38や連結棒171,272に接合するものとしても構わない。ただし、この場合、永久磁石の加工が必要となる。
実施例やその変形例では、ホール素子82を用いて磁界検出ユニット80,180を構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、ホール素子とその出力信号をデジタル信号に変換するICとがパッケージ化されたホールICなど磁界を検出することができるものであれば、如何なるセンサであっても構わない。
実施例のリニアソレノイドバルブ20では、オートマチックトランスミッションに組み込まれたクラッチやブレーキの油圧制御に用いるものとしたが、これに限定されるものではなく、流体圧により作動する如何なる作動機構の流体圧制御に用いるものとしてもよい。
実施例では、本発明をリニアソレノイドバルブ20に適用して説明するものとしたが、リニアソレノイドバルブの異常を判定する異常判定方法の形態とするものとしてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、調圧バルブ部40が「弁部」に相当し、ソレノイド部30が「ソレノイド部」に相当し、スプリング44が「付勢部材」に相当し、ソレノイドケース31が「ケース」に相当し、永久磁石72が「永久磁石」に相当し、磁気吸着部材78が「磁性部材」に相当し、ホール素子82を備える磁界検出ユニット80が「磁界検出センサ」に相当する。また、連結棒171,271が「連結部材」に相当する。ここで、なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、リニアソレノイドバルブの製造産業などに利用可能である。
10 バルブボディ、20,120 リニアソレノイドバルブ、30 ソレノイド部、31,131 ソレノイドケース、32 電磁コイル、32a ボビン、34 第1のコア、34a フランジ部、34b 円筒部、34c 段差部、35 第2のコア、36,136 プランジャ、37 リング、38,138 シャフト、38a 溝、39 コネクタ部、40 調圧バルブ部、42 エンドプレート、44 スプリング、50 スリーブ、50a フランジ部、52 入力ポート、54 出力ポート、56 ドレンポート、58 フィードバックポート、58a フィードバック用油路、60 スプール、62,64,66 ランド、68 連通溝、69 縮径部、70,170,270 磁石ユニット、72 永久磁石、74,174,274 カバー、74a,174a 大径部、74b,174b 小径部、78,178 磁気吸着部材、78a フランジ部、78b 円筒部、78c 底部、78d,178d 貫通孔、79 スペーサ、80,180 磁界検出ユニット、82 ホール素子、84 端子、86,186 樹脂モールド部、91 ストレーナ、92 ポンプ、94 レギュレータバルブ、96 リニアソレノイドバルブ、98 クラッチ、131a 貫通孔、136a 凹部、171,271 連結棒、278 固定金具、278a 第1ピン、278b 第2ピン。

Claims (4)

  1. 中空円筒状のスリーブと該スリーブ内を摺動して開弁と閉弁とを行なうスプールとを有する弁部と、前記スプールと同軸上に配置された可動部材とコイルが取り付けられた固定部材とを有し該コイルへの通電を伴って該可動部材に推力を発生させて前記スプールを押し出すソレノイド部と、該ソレノイド部の推力の方向とは逆方向に前記スプールを付勢する付勢部材と、前記ソレノイド部を収容するケースと、を備えるリニアソレノイドバルブであって、
    前記可動部材と連動するよう固定された永久磁石と、
    前記可動部材の推力の方向への移動に伴って前記永久磁石が近づくよう前記スリーブ,前記固定部材,前記ケースのいずれかに固定された磁性部材と、
    前記磁性部材に取り付けられ、磁界を検出する磁界検出センサと
    を備え
    前記永久磁石は、前記可動部材における前記スプール側の先端に取り付けられ、
    前記磁性部材は、前記ソレノイド部と前記弁部との間の接合部分に介在してなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  2. 請求項1記載のリニアソレノイドバルブであって、
    前記磁性部材は、前記ソレノイド部の固定部における前記スプール側の端面にスペーサを介して当接されてなる
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブ。
  3. 中空円筒状のスリーブと該スリーブ内を摺動して入出力ポート間の継断を行なうスプールとを有する弁部と、前記スプールと同軸上に配置された可動部材とコイルが取り付けられた固定部材とを有し該コイルへの通電を伴って該可動部材に推力を発生させて前記スプールを押し出すソレノイド部と、該ソレノイド部の推力の方向とは逆方向に前記スプールを付勢する付勢部材と、前記ソレノイド部を収容するケースと、を備えるリニアソレノイドバルブの異常を判定するリニアソレノイドバルブの異常判定方法であって、
    永久磁石を前記可動部材と連動するよう該可動部材における前記スプール側の先端に取り付け
    磁性部材を、前記可動部材の推力の方向への移動に伴って前記永久磁石が近づき且つ前記ソレノイド部と前記弁部との間の接合部分に介在するよう前記スリーブ,前記固定部材,前記ケースのいずれかに固定し、
    磁界を検出する磁界検出センサを前記磁性部材に固定し、
    前記コイルへの通電状態と前記磁界検出センサの検出結果とに基づいて前記リニアソレノイドバルブの異常を判定する
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブの異常判定方法。
  4. 請求項記載のリニアソレノイドバルブの異常判定方法であって、
    前記コイルへの通電を遮断しているときに前記磁界検出センサから閾値以上の強さの磁界が検出されたときにバルブスティックと判定する
    ことを特徴とするリニアソレノイドバルブの異常判定方法。
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