JP5621736B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、換気装置に関する。
従来より、室内の温度変化を小さく抑えて空調負荷を増大させないようにしながら、新鮮な空気を室内に取り込む全熱交換器を備えた換気装置が利用されている。
例えば、特許文献1(特開200−43035号公報)に記載の換気装置では、空気清浄機と組み合わせて構成されたものが提案されている。この換気装置では、屋外の新鮮な空気が取り込まれる給気流路のうち全熱交換気の下流側(室内側)の空間を、換気用途と空気清浄用途で併用させた例が示されている。すなわち、この換気装置では、室内に向けて開口した室内吹出口は、全熱交換器の室内吹出口側の空間および全熱交換器を介して屋外に繋がっている換気モードと、全熱交換器の室内吹出口側の空間から空気清浄フィルタを介して(全熱交換器を介することなく)室内に繋がっている空気清浄モードと、の2つの運転モードが切り換えられる構成となっている。
上述した特許文献1(特開200−43035号公報)に記載の換気装置では、室内側の空気の汚染濃度を感知するセンサが、全熱交換器の室内吹出口側に配置されている。これにより、上記換気装置では、センサが感知する汚染濃度が高い場合には換気モードを行って新鮮な空気を室内に取り込み、汚染濃度が低い場合には空気清浄モードを行わせている。
ところが、上記換気装置の構成では、センサが設けられている位置は、換気装置のうち屋外の空気を室内に取り込むための給気流路の途中であるため、換気モード中は、主として屋外から取り込まれる空気の汚染濃度を感知することになってしまう。このため、上記換気装置の構成では、汚染濃度を適切に感知するために、空気清浄モードを行って、センサの周囲に室内空気を通過させる必要が生じてしまう。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、全熱交換器を用いた換気を行っている最中であっても、対象空間の空気の汚染状況を把握することが可能な換気装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る換気装置は、屋外空間と対象空間との間で換気を行う換気装置であって、給気流路、給気送風手段、排気流路、排気送風手段、熱交換器、ケーシング、検知手段、および、制御部を備えている。給気流路は、屋外空間の空気を対象空間に供給するための流路である。給気送風手段は、給気流路内に、対象空間に向かう空気流れを生じさせる。排気流路は、対象空間の空気を屋外に排出するため流路である。排気送風手段は、排気流路内に、屋外空間に向かう空気流れを生じさせる。熱交換器は、給気流路を通過する空気と、排気流路を通過する空気と、を混ざり合わせることなく熱交換させる。ケーシングは、給気流路の下流側端部である給気吹出口および排気流路の上流側端部である排気吸入口が設置状態における対象空間側の面である下面側の面に設けられており、熱交換器を内部に収容する。検知手段は、ケーシング内であって、下面側の面の排気吸入口および熱交換器の両方に対する鉛直方向上方に配置されており、排気流路内における熱交換器の下流側を通過する空気に含まれる特定成分を検知する。制御部は、検知手段の検知結果に応じて、少なくとも給気送風手段と排気送風手段のいずれか一方を制御する。なお、排気流路の下流側端部は、必ずしも屋外空間まで伸びている必要はなく、例えば、排気流路の下流側端部に対して、屋外空間まで伸びるダクト等を接続可能な構成であってもよい。排気流路の上流側端部は、必ずしも対象空間まで伸びている必要はなく、例えば、排気流路の上流側端部に対して、対象空間まで伸びるダクト等を接続可能な構成であってもよい。給気流路の下流側端部は、必ずしも対象空間まで伸びている必要はなく、例えば、給気流路の下流側端部に対して、対象空間まで伸びるダクト等を接続可能な構成であってもよい。給気流路の上流側端部は、必ずしも屋外空間まで伸びている必要はなく、例えば、給気流路の上流側端部に対して、屋外空間まで伸びるダクト等を接続可能な構成であってもよい。
この換気装置では、検知手段が、排気流路内を通過する空気に含まれる特定成分を検知する。このため、熱交換換気が行われている状態では、検知手段の周囲には、対象空間から排気流路内を通じて屋外に向かう空気が絶えず流れている状態になる。したがって、熱交換換気が行われている最中において、対象空間の空気の特定成分を検知することができる。これにより、熱交換換気を行いながら、特定成分の検知に応じた換気量制御が可能になる。
また、対象空間を仕切っている壁面の裏面側の空間に換気装置を設置する場合に、壁面の板厚方向の距離が十分に確保されていない物件がある。これに対して、この換気装置では、そのような物件に対して設置する場合であっても、排気流路における上流側端部と熱交換器との間に検知手段のためのスペースを確保する必要がない。
また、この換気装置では、ケーシングの下面側から、給気吹出口や排気吸入口を通じて熱交換器を取り外すことで、容易に検知手段に到達することが可能になる。このため、検知手段のメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の第観点に係る換気装置は、第観点に係る換気装置において、熱交換器とケーシングの下面との最短距離が、熱交換器とケーシングの上面との最短距離よりも短くなるように、ケーシング内における熱交換器の位置が定められている。熱交換器は、排気流路を流れる空気を下から上に向けて通過させる姿勢で配置されている。
この換気装置では、ケーシング内の上面と熱交換器との間の上下方向の距離を確保することにより、排気流路内における熱交換器の下流側の流路のためのスペースを確保することができる。そして、検知手段が排気流路の下流側に配置されており、排気流路の上流側には配置されていないため、ケーシング内の下面と熱交換器との間の排気流路のためのスペースは、特に必要にはならない。このため、装置の上下方向の寸法を短くすることが可能になる。
本発明の第観点に係る換気装置は、第1観点または第2観点に係る換気装置であって、検知手段は、空気中の二酸化炭素の濃度を検知する。
この換気装置は、検知手段が二酸化炭素の濃度を検知するため、対象空間の二酸化炭素の濃度に応じた換気制御を制御部に実行させることが可能になる。
本発明の第1観点に係る換気装置では、熱交換換気を行いながら、特定成分の検知に応じた換気量制御が可能になり、排気流路における上流側端部と熱交換器との間に検知手段のためのスペースを確保する必要がなく、検知手段のメンテナンス性を向上させることができる。
本発明の第観点に係る換気装置では、装置の上下方向の寸法を短くすることが可能になる。
本発明の第観点に係る換気装置では、対象空間の二酸化炭素の濃度に応じた換気制御を制御部に実行させることが可能になる。
インテリアパネルおよび本発明の一実施形態に係る換気装置の空気流れを説明するための概念図である。 インテリアパネルを用いて天井材に設置され、接続ダクトが接続された状態の換気装置の側面図である。 換気装置の下面図である。 換気装置の下面斜視図である。 全熱交換エレメントの概略構成図である。 全熱交換エレメント等が取り外された状態の分解斜視図である。 二酸化炭素センサの設置状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態の換気装置10を挙げて説明する。
図1に、インテリアパネル20および換気装置10の空気流れを説明するための概念図を示す。なお、図1では、空気流れの概要の理解の容易のため、ファン等の部材を上下方向に配置して示して説明しているが、本実施形態の換気装置10は他の図面で示すようにファン等は図1における奥行き方向に並んで配置されている。
図2に、インテリアパネル20を用いて天井材99に設置され、排気用接続ダクト83、および、給気用接続ダクト84が接続された状態の換気装置10の側面図を示す。
図3に、換気装置10の下面図を示す。図4に、換気装置10の下方から見た場合の斜視図を示す。図5に、全熱交換エレメント12の概略構成図を示す。
図6に、換気装置10の分解斜視概略図を示す。図7に、二酸化炭素センサ60の設置状態を示す斜視図を示す。
(1)換気装置10の概略構成
本実施形態の換気装置10は、図2に示すように、屋外OSの新鮮な空気を対象空間である室内SIに供給し、室内SIの空気を屋外OSに排出し、その際に、排出空気と供給空気の間で熱交換させながら換気を行う装置である。本実施形態の換気装置10は、天井材99と天井面50との間の空間に設置されている。本実施形態の換気装置10は、図2に示すように、接続された排気用接続ダクト83および給気用接続ダクト84が、壁面98を貫通するように設けられることで、屋外SOと繋がる状態にして利用されている例を示している。
換気装置10は、ケーシング11、全熱交換エレメント12、排気流路30、給気流路40、排気ファン14、給気ファン15、ファンモータ13、排気フィルタ12b、給気フィルタ12c、切換ダンパ18、断熱仕切部材17、二酸化炭素センサ60および制御ユニット70を有している。
ケーシング11は、上面11a、下面11b、前面11c、背面11d、左側面11f、および右側面11eを有する略直方体形状である。ケーシング11の下面11bは、天井材99の上面の上方に位置するように設けられている。左側面11fおよび右側面11efには、いずれも固定手段としての取付金具52が2つずつ設けられている。この取付金具52と、天井面50に固定されている複数本のボルト51と、が互いに螺着固定されることで、ケーシング11が天井材99と天井面50との間の空間に吊り下げられた状態で固定される。なお、左側面11fの背面11d側には、左側面11fの板厚方向外側に制御ユニット70が設けられている。上面11aおよび下面11bは、天井面50および天井材99と略面平行の姿勢となるように設けられている。下面11bには、背面11d側の半分が上下方向に貫通した開口11xが設けられている。この開口11xの前面11a側の一部は、排気流路30の上流側(室内SI側)の排気吸入口32aを構成しており、この開口11xの背面11d側の他の一部は、給気流路40の下流側(室内SI側)の給気吹出口42aを構成している。なお、ケーシング11の下面11bの開口11xの水平方向の外縁は、後述するインテリアパネル20を接続するための形状となっており、鉛直方向下側に僅かに伸び出ている被接続部11yが設けられている。前面11cは、板厚方向外側に向けてノズル状に突出するように設けられた排気吹出口31aおよび給気吸入口41aの両方が設けられている。このため、ケーシング11は、上面11a、左側面11f、右側面11e、および、背面11dから外側に流路が伸びていないため、これらの面の外側における配置スペースは制約がない(左側面11fおよび右側面11eに設けられた取付金具52および制御ユニット70を除く。)。
排気流路30は、ケーシング11の内部を、排気吸入口32aから、排気流路上流側空間32、全熱交換エレメント12、および、排気流路下流側空間31を介して、排気吹出口31aまでが接続されて構成された流路である。
給気流路40は、ケーシング11の内部を、給気吸入口41aから、給気流路上流側空間41、全熱交換エレメント12、および、給気流路下流側空間42を介して、給気吹出口42aまでが接続されて構成された流路である。なお、給気流路40と排気流路30とは、ケーシング11の内部において仕切部材によって互いに仕切られている。
全熱交換エレメント12は、ケーシング11の内部に収容されている略直方体形状の熱交換器である。この全熱交換エレメント12の各面は、ケーシング11の各面と互いに面平行となる姿勢で配置されている。本実施形態では、全熱交換エレメント12の下面と、ケーシング11の下面11bの開口11xとの間(排気流路上流側空間32)の鉛直方向の長さが、二酸化炭素センサ60のうち最も短い辺の長さよりも短くなるように、全熱交換エレメント12が配置されている。この全熱交換エレメント12の下面と、ケーシング11の下面11bの開口11xとの間(排気流路上流側空間32)の鉛直方向の長さは、例えば、全熱交換エレメント12の上面とケーシング11の上面11aとの間の長さの20%以下であってよく、10%以下であってもよい。この全熱交換エレメント12は、長手方向の端面が、それぞれケーシング11の左側面11fおよび右側面11eと面するように設けられている。全熱交換エレメント12は、ケーシング11の下面11bの開口11x(具体的には、排気流路30の排気吸入口32a)に対して鉛直上方空間に収まるように配置されている。この全熱交換エレメント12には、排気空気流れが下面側から上面側に向けて通過し、給気空気流れが前面側から背面側に向けて通過することで、排気空気と給気空気との間で熱交換を行わせる。なお、全熱交換エレメント12は、図5に示すように、室内SIの還気RAを排気流路上流側空間32から排気流路下流側空間31に向けて排気EAとして通過させる。また、全熱交換エレメント12は、屋外SOの外気OAを給気流路上流側空間41から給気流路下流側空間42に向けて給気SAとして通過させる(図1では、還気RAから排気EAの流れを点線で示し、外気OAから給気SAの流れを実線で示している。)。ここで、全熱交換エレメント12では、排気流路30を流れる空気と、給気流路40を流れる空気との間で熱交換を行わせるが、これらの空気が互いに混ざり合うことがないように構成されている。
排気ファン14は、排気流路30の排気流路下流側空間31において、ケーシング11の前面11a側に配置されており、図示しない羽根車ケーシングとシロッコファンによって構成されている。
給気ファン15は、給気流路40の給気流路上流側空間41において、ケーシング11の前面11a側に配置されており、図示しない羽根車ケーシングとシロッコファンによって構成されている。
上記排気ファン14と給気ファン15とは、各回転軸が共通軸化されており、その共通回転軸を回転駆動させるファンモータ13によって駆動される。
排気フィルタ12bは、図6に示すように、全熱交換エレメント12の下面側を覆うように、排気流路30の排気流路上流側空間32内に配置されており、室内SI側から取り込まれた空気の集塵等を捕らえる。
給気フィルタ12cは、図6に示すように、全熱交換エレメント12の前面側を覆うように、給気流路40の給気流路上流側空間41内に配置されており、屋外SOから取り込まれた空気の集塵等を捕らえる。
切換ダンパ18は、図1および図6に示すように、全熱交換エレメント12の背面側下端部近傍に取り付けられており、給気流路40の給気流路下流側空間42と室内SIとの間を塞いだ状態と、塞いでいない状態とが、制御ユニット70によって切換制御される。
断熱仕切部材17は、ケーシング11の内部であって、全熱交換エレメント12の背面側でかつ上面側の空間を覆うように設けられており、断熱機能を有する発泡体で構成されている。この断熱仕切部材17によって、全熱交換エレメント12の背面側の空間(給気流路下流側空間42)と、全熱交換エレメント12の上面側の空間(排気流路下流側空間31)と、を互いに仕切ることができている。
二酸化炭素センサ60は、図3および図7に示すように、排気流路30の途中に配置されており、周囲を通過する空気中に含まれる二酸化炭素の濃度を検知する。この二酸化炭素センサ60は、より具体的には、排気流路30における全熱交換エレメント12の下流側、すなわち、排気流路下流側空間31内に、ケーシング11内の上面11aに対して固定されるようにして配置されている。二酸化炭素センサ60は、図3に示すように、ケーシング11の内部の右側面11e側寄りであって、全熱交換エレメント12が収容されている状態では全熱交換エレメント12の上面の鉛直上方の空間に収まるように配置されている。すなわち、二酸化炭素センサ60は、排気流路30の排気流路上流側空間32の排気吸入口32aの鉛直方向上方の空間内であって、かつ、全熱交換エレメント12の上面の鉛直方向上方の空間内に配置されている。このように、二酸化炭素センサ60と、排気吸入口32aと、全熱交換エレメント12と、は、互いに鉛直方向に重なるように配置されている。図7に示すように、二酸化炭素センサ60は、筐体を有しており、その筐体の側面に配線用開口61が設けられている。図3に示すように、二酸化炭素センサ60からは、この配線用開口61を通じて、制御ユニット70まで、センサ配線73が伸びており、二酸化炭素センサ60が検知した二酸化炭素濃度を制御ユニット70に伝えることができている。このセンサ配線73は、二酸化炭素センサ60と制御ユニット70との間の中間位置において、クランプ材75によってケーシング11の上面11aの内側表面に固定されている。なお、図3に示すように、制御ユニット70から伸びているダンパ配線74は、切換ダンパ18まで伸びており、制御ユニット70からの指令に応じて切換ダンパ18の状態を切り換える。なお、ダンパ配線74についても、同様に、クランプ剤75によって、ケーシング11の上面11aに固定されている。
制御ユニット70は、上述したように、ケーシング11の左側面11fの外側に設けられており、図4に示すように、内部に電装基板71が収容されている。この制御ユニット70は、ケーシング11の左側面11fの一部が板厚方向に貫通している部分に設けられており、この貫通部分は、ケーシング11の内側からカバー72によって覆うことが可能になっている。
(2)インテリアパネル20の概略構成
インテリアパネル20は、換気装置10のケーシング11下面である室内SI側の開口11x(具体的には、排気吸入口32aおよび給気吹出口42a)を天井材99に対して固定するための部材であり、化粧パネル21およびダクト部22を有している。
化粧パネル21は、室内SI側に面するように設けられており、図2に示すように、天井材99の板厚方向の室内SI側に配置される。ここで、化粧パネル21の平面視の形状は、天井材99に設けられた開口99xの縁を沿った形状であり、化粧パネル21の平面視の外縁は、天井材99に設けられた開口99xよりも僅かに大きい。
ダクト部22は、化粧パネル21の上方から、換気装置10のケーシング11の下面11bの開口11x(排気吸入口32aおよび給気吹出口42a)を接続するための流路を構成している。このダクト部22の上端は、換気装置10のケーシング11の下面11bから鉛直方向下側に伸び出ている被接続部11yに対して接続される。これにより、インテリアパネル20は、換気装置10に対して接続される。なお、切換ダンパ18が開状態である場合は、このダクト部22内の空間は、排気流路30と繋がる空間と、給気流路40と繋がる空間と、に切換ダンパ18によって仕切られている。
ここで、図2に示すように、換気装置10のケーシング11が天井面50に対して取付金具52を介して固定された状態では、ケーシング11の下面11bと、天井面50と、の間の鉛直方向の長さZは既に定まっている。これに対して、天井面50と天井材99との間の鉛直方向の距離Xは、物件毎に異なる場合がある。したがって、物件毎に、ケーシング11の下面11bとインテリアパネル20の化粧パネル21の上面との間の距離Yが異なることになる。ここで、インテリアパネル20のダクト部22の鉛直方向の長さを適宜選択することによって、この物件毎に異なる距離Yに対応させることができるようになっている。
(3)換気動作
上記換気装置10は、制御ユニット70が、二酸化炭素センサ60が検知する二酸化炭素濃度に応じて、給気ファン15および排気ファン14の駆動状態を制御する。
具体的には、二酸化炭素センサ60は、排気流路30の排気流路下流側空間31に向けて室内SIから全熱交換エレメント12を通過して流れてきた空気を対象として、二酸化炭素濃度を検知する。ここで、制御ユニット70は、二酸化炭素センサ60が検知した二酸化炭素濃度が所定の換気開始条件を満たしているか否か(本実施形態では、所定の開始濃度を超えているか否か)を判断する。そして、所定の換気開始条件を満たしている場合には、制御ユニット70は、切換ダンパ18を開状態にすることで給気流路40を介して屋外SOと室内SIとが繋がった状態にし、ファンモータ13を駆動させることで、給気ファン15および排気ファン14を駆動させることで熱交換換気を行い、室内SIの空調負荷の増大を抑制させながら、新鮮な空気を室内SIに取り込む。
上記処理を終えて所定の時間だけ待機した後、制御ユニット70は、再度、二酸化炭素センサ60が検知する二酸化炭素濃度を把握して、二酸化炭素濃度が所定の換気停止条件を満たしているか否か(本実施形態では、所定の停止濃度を下回っているか否か)を判断する。そして、所定の換気停止条件を満たしている場合には、制御ユニット70は、切換ダンパ18を閉状態にすることで屋外SOと室内SIとが繋がっていない状態にし、ファンモータ13を停止させ、熱交換換気を停止する。制御ユニット70は、以上の動作を繰り返し、室内SIの二酸化炭素濃度が上昇し過ぎないようにし、室内SIを快適な状態に維持する。
(4)メンテナンス
換気装置10の全熱交換エレメント12、給気フィルタ12c、排気フィルタ12b、切換ダンパ18、二酸化炭素センサ60、および、制御ユニット70をメンテナンスする際は、図6に示すように、換気装置10のケーシング11の下面11bの開口11xを介して、全熱交換エレメント12、給気フィルタ12c、排気フィルタ12b、切換ダンパ18を取り出してメンテナンス作業を行う。
換気装置10から、全熱交換エレメント12、給気フィルタ12c、排気フィルタ12b、切換ダンパ18が取り出されると、二酸化炭素センサ60や制御ユニット70を、内側に向き出しの状態にさせることができるため、これらについては取り外すことなくメンテナンスを行ってもよい。
(5)特徴
(5−1)
上記実施形態の換気装置10は、排気流路30を流れる室内SIからの空気と、給気流路40を流れる屋外SOの空気と、の間で熱交換を行わせながら換気を行うことができる。このため、屋外SOの新鮮空気を室内SIに取り込むことによる室内SIの温度変化を小さく抑えつつ、室内SIに新鮮な空気を供給することが可能になる。
(5−2)
上記換気装置10は、換気動作を行っている状態では、室内SIからの空気が換気装置10内部に取り込まれるため、排気流路30に設けられている二酸化炭素センサ60の周囲が常に室内SIからの空気によって覆われていることになる。このため、この換気装置10では、換気動作を行いながら室内SIの空気の二酸化炭素濃度を把握し続けることが可能になる。
これにより、換気動作を行いながら二酸化炭素センサ60による検知濃度を把握することにより、室内SIの空気の二酸化炭素濃度が所定の換気停止条件を満たすまで低下した場合に、換気動作を終えることができる。このため、室内SIの温度が、屋外SOの空気によって過度に上昇したり過度に低下することを未然に防ぐことが可能になる。このため、例えば、同じ室内SIに空調機が設置されている場合には、その空調機の空調負荷の上昇を抑制させながら、室内SIにできるだけ新鮮な空気を供給することができる。
(5−3)
上記換気装置10が設置される天井面50と天井材99との間の鉛直方向の長さXは、物件によって異なることがある。
これに対して、上記実施形態では、換気装置10は、インテリアパネル20のダクト部22の鉛直方向の長さYを調節することにより、適切な設置が可能になっている。
なお、上記実施形態の換気装置10では、ケーシング11の下面11bの開口11xと全熱交換エレメント12の下面との間(排気流路上流側空間32)の鉛直方向の長さが短くなるように配置構成されている。このため、例えば、インテリアパネル20のダクト部22の鉛直方向の長さYを短く調節する場合には、ケーシング11の下面11bの開口11xと全熱交換エレメント12の下面との間(排気流路上流側空間32)に、二酸化炭素センサ60を配置するためのスペースを設けることが困難になる物件がある。
これに対して、上記実施形態の換気装置10では、二酸化炭素センサ60をケーシング11内の排気流路30のうち、排気流路下流側空間31内に配置しているため、物件による設置の制約を受けることがない。
(5−4)
上記換気装置10は、ケーシング11の下面11bの開口11x、全熱交換エレメント12、給気フィルタ12c、排気フィルタ12b、切換ダンパ18、および、二酸化炭素センサ60が、鉛直方向に並んで配置されている。
このため、二酸化炭素センサ60をメンテナンスする場合であっても、ケーシング11の下面11bの開口11xを介して、全熱交換エレメント12、給気フィルタ12c、排気フィルタ12bおよび切換ダンパ18を取り除くことで、室内SI側から容易に到達することができる。このため、天井材99を破壊することなく、メンテナンスを行うことができる。
(5−5)
なお、全熱交換エレメント12の下面側については、排気吸入口32aが上下方向に開口しているとともに、上記換気装置10が設置された状態で室内SIには広い空間が広がっている状態になるため、排気流路上流側空間32の流路幅を確保することは容易であり、ケーシング11の下面11bと天井材99との間の鉛直方向の長さが短くなったとしても特に問題はない。
これに対して、全熱交換エレメント12の上面側については、仮に、換気装置10のケーシング11の上面11aとの間の距離を狭めてしまうと、排気流路30の排気流路下流側空間31の流路幅が狭まってしまうことになり、流路幅を十分に確保することができなくなる。このため、排気流路30の排気流路下流側空間31については、全熱交換エレメント12の上面とケーシング11の上面11aとの間の鉛直方向の長さをある程度確保する必要がある。
そして、上記実施形態の換気装置10では、このようにある程度確保することが必要となっている位置を、二酸化炭素センサ60の設置スペースに流用することが可能になっている。
(6)他の実施形態
本発明の実施形態は、上記実施形態に限られるものではなく、例えば、以下の実施形態も本発明の実施形態に含まれる。
(6−1)
上記実施形態では、ケーシング11の前面11cの排気吹出口31aに対して排気用接続ダクト83が接続され、給気吸入口41aに対して給気用接続ダクト84が接続されて用いられる換気装置10を例に挙げて説明した。
しかし、本発明の実施形態としては、これに限られず、排気用接続ダクト83や給気用接続ダクト84が用いられることなく、排気吹出口31aや給気吸入口41aが直接屋外SOに繋がっていてもよい。
(6−2)
上記実施形態では、換気制御を行う際の判断基準として二酸化炭素濃度を用い、二酸化炭素センサ60が採用された換気装置10を例に挙げて説明した。
しかし、本発明の実施形態としては、これに限られず、例えば、換気制御を行う際の判断基準として、一酸化炭素の濃度や、VOC(揮発性有機化合物=Volatile Organic Compounds)の濃度を用い、これらの成分の濃度を検知可能なセンサを備えた換気装置であってもよい。
本発明の換気装置は、全熱交換器を用いた換気を行っている最中であっても、対象空間の空気の汚染状況を把握することができるため、空気の汚染状況に応じて換気を行う換気装置において特に有用である。
10 換気装置
12 全熱交換エレメント(熱交換器)
20 インテリアパネル
30 排気流路
31 排気流路下流側空間
31a 排気吹出口
32 排気流路上流側空間
32a 排気吸入口
40 給気流路
41 給気流路上流側空間
41a 給気吸入口
42 給気流路下流側空間
42a 給気吹出口
50 天井面
60 二酸化炭素センサ(検知手段)
70 制御ユニット(制御部)
99 天井材
SI 室内(対象空間)
SO 屋外
特開2005−43035号公報

Claims (3)

  1. 屋外空間(SO)と対象空間(SI)との間で換気を行わせる換気装置(10)であって、
    前記屋外空間(SO)の空気を前記対象空間(SI)に供給するための給気流路(40)と、
    前記給気流路(40)内に、前記対象空間(SI)に向かう空気流れを生じさせる給気送風手段(15)と、
    前記対象空間(SI)の空気を前記屋外(SO)に排出するための排気流路(30)と、
    前記排気流路(30)内に、前記屋外空間(SO)に向かう空気流れを生じさせる排気送風手段(14)と、
    前記給気流路(40)を通過する空気と、前記排気流路(30)を通過する空気と、を混ざり合わせることなく熱交換させる熱交換器(12)と、
    前記給気流路(40)の下流側端部である給気吹出口(42a)および前記排気流路(30)の上流側端部である排気吸入口(32a)が設置状態における前記対象空間(SI)側の面である下面側の面(11b)に設けられており、前記熱交換器(12)を内部に収容するケーシング(11)と、
    前記ケーシング(11)内であって、前記下面側の面(11b)の前記排気吸入口(32a)および前記熱交換器(12)の両方に対する鉛直方向上方に配置されており、前記排気流路(30)内における前記熱交換器(12)の下流側を通過する空気に含まれる特定成分を検知する検知手段(60)と、
    前記検知手段(60)の検知結果に応じて、少なくとも前記給気送風手段(15)と前記排気送風手段(14)のいずれか一方を制御する制御部(70)と、
    を備えた換気装置(10)。
  2. 前記熱交換器(12)と前記ケーシングの下面(11b)との最短距離が、前記熱交換器(12)と前記ケーシングの上面(11a)との最短距離よりも短くなるように、前記ケーシング(11)内における前記熱交換器(12)の位置が定められており、
    前記熱交換器(12)は、前記排気流路(30)を流れる空気を下から上に向けて通過させる姿勢で配置されている、
    請求項に記載の換気装置。
  3. 前記検知手段(60)は、空気中の二酸化炭素の濃度を検知する、
    請求項1または2に記載の換気装置。
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