JP5621212B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置により液晶ライトバルブを照明することによって形成した画像をスクリーン上に投射するプロジェクターに関する。
プロジェクターに組み込まれる投射レンズユニットとして、光軸方向に移動可能な可動鏡筒を有し、バイメタルの熱変形によって可動鏡筒を画像形成光学素子から離れるように移動させて、焦点位置の変化を補正するものがある(特許文献1参照)。
また、プロジェクターに組み込まれる投射側光学系として、複数のレンズのうち張り合わせレンズの固定箇所を熱良導体による熱伝導鏡筒として、張り合わせレンズでのずれや剥離を防止するものがある(特許文献2参照)。
その他、カム環と補正筒との温度係数が異なっておりカム環の移動によってフォーカスの移動を打ち消すもの(特許文献3参照)や、圧電素子を利用して屈折光学レンズを光軸方向に移動させてピントを調整するもの(特許文献4参照)が存在する。
特開2008−26864号公報 特開2008−58654号公報 特開2004−264570号公報 特開2002−207168号公報
しかしながら、特許文献1の投射レンズユニットは、鏡筒の構造が複雑化して光学設計が制限され、特に小さな鏡筒にバイメタルの補正機構を組み込むことは容易でない。
また、特許文献2の投射側光学系は、熱伝導鏡筒というだけで、温度変化に伴うピント変化を積極的に修正することができない。
その他、特許文献3の技術は、レンズ鏡筒の構造が複雑化するという問題があり、特許文献4の技術は、圧電素子用の特別な制御回路が必要になるという問題がある。
そこで、本発明は、鏡筒の構造を複雑化することなく、簡易な機構によって温度変化に伴うピントずれを補償できるプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクターは、照明光を変調する表示装置と、表示装置による変調光を投射する投射レンズと、表示装置を支持するホルダ部材と、投射レンズを保持するとともに前記ホルダ部材を支持可能な基部としてのフレーム部材と、フレーム部材から表示装置にかけての部材間に介在する伸縮部材とを有する保持装置とを備え、投射レンズの光軸方向に関する伸縮部材の伸縮量の温度係数は、投射レンズの焦点距離の増減の温度係数に対応する。なお、フレーム部材から表示装置にかけてとは、表示装置とホルダ部材との間を含むものとする。また、伸縮部材の線膨張係数は、例えばフレーム部材等の線膨張係数よりも小さいことが好ましい。
上記プロジェクターでは、投射レンズの光軸方向に関する伸縮部材の伸縮量の温度係数が、投射レンズの焦点距離の増減の温度係数に対応するので、温度の変動に伴う投射レンズの焦点距離の増減を伸縮部材の伸縮によって相殺する温度補償が可能になり、環境温度が変化しても投射レンズによる画像の結像状態は又は投射状態を簡易に維持することができる。
また、本発明の具体的な態様又は側面によれば、上記プロジェクターにおいて、前記伸縮部材は、前記ホルダ部材及び前記フレーム部材間に介在し、投射レンズの焦点距離の増減の温度係数は、負の値であり、伸縮部材の伸縮量の温度係数は、正の値であり、伸縮部材の光路下流側の先端部は、ホルダ部材の一部に連結されており、伸縮部材の光路上流側の先端部は、フレーム部材の一部に連結されている。この場合、投射レンズの焦点距離が温度上昇に伴って減少するが、伸縮部材が温度上昇に伴って伸びた分に対応してホルダ部材上の表示装置が投射レンズに近づくので、投射レンズの焦点位置の変動を抑えることができる。
本発明の別の側面によれば、フレーム部材は、遮光用の支持枠体であるライトガイドに固定されており、ホルダ部材は、伸縮部材を介してフレーム部材に支持されている。この場合、フレーム部材が、投射レンズを直接的に支持するだけでなく、ホルダ部材を介して表示装置を間接的に支持することになる。
本発明のさらに別の側面によれば、伸縮部材は、フレーム部材上に載置された状態でフレーム部材に支持されており、ホルダ部材は、伸縮部材上に載置された状態で伸縮部材に支持されている。この場合、フレーム部材上に伸縮部材、伸縮部材上にホルダ部材といった支持が可能になり、表示装置の移動を確保しつつ表示装置の支持を安定化させることができる。
本発明のさらに別の側面によれば、伸縮部材は、ホルダ部材及びフレーム部材間に介在し、投射レンズの焦点距離の増減の温度係数は、正の値であり、伸縮部材の伸縮量の温度係数は、正の値であり、伸縮部材の光路下流側の先端部は、フレーム部材の一部に連結されており、伸縮部材の光路上流側の先端部は、ホルダ部材の一部に連結されている。この場合、投射レンズの焦点距離が温度上昇に伴って増加するが、伸縮部材が温度上昇に伴って伸びた分に対応してホルダ部材上の表示装置が投射レンズから遠ざかるので、投射レンズの焦点位置の変動を抑えることができる。
本発明のさらに別の側面によれば、伸縮部材は、複数の伸縮要素部材を有し、複数の伸縮要素部材は、直列的に連結されるとともに積層されている。この場合、複数の伸縮要素部材の直列的連結によって大きな伸縮量を確保することができ、複数の伸縮要素部材の積層によって伸縮部材を省スペースで組み込むことができる。
本発明のさらに別の側面によれば、表示装置は、各色の照明光によってそれぞれ照明される各色の液晶ライトバルブと、各色の液晶ライトバルブで変調された各色の光束を合成して変調光を形成する色合成プリズムとを有する。この場合、各色の液晶ライトバルブで形成された変調光を合成して高輝度のカラー画像を得ることができ、投射されたカラー画像のピントずれ等の結像状態の変動を低減することができる。
本発明のさらに別の側面によれば、各色の液晶ライトバルブは、色合成プリズムに設けた入射面に支持され、色合成プリズムは、ホルダ部材に支持されている。この場合、液晶ライトバルブの支持を簡易に安定化させることができる。
本発明のさらに別の側面によれば、ホルダ部材は、色合成プリズムを支持するためのベース部を有し、伸縮部材は、色合成プリズム及びベース部間に介在する。この場合、各色の液晶ライトバルブを支持する色合成プリズムをベース部上で移動させることで、投射レンズの焦点距離の増減に対する温度補償が可能になる。
本発明のさらに別の側面によれば、ベース部は、伸縮部材を位置決めして固定するための固定部と、投射レンズの光軸方向を長手方向とする長穴とを有し、伸縮部材は、固定部に固定される被固定部と、長穴に挿入されて光軸方向に摺動可能なピン状の可動部材とを有する。この場合、ベース部上で固定部に固定されて長穴の長手方向に伸縮する伸縮部材によって、色合成プリズムすなわち各色の液晶ライトバルブの温度に応じた位置調整が可能になる。
第1実施形態のプロジェクターの光学系について説明する図である。 図1のプロジェクターの要部と使用状態とを説明する側面図である。 図1のプロジェクターの要部と使用状態とを説明する斜視図である。 第2実施形態の要部と使用状態とを説明する側面図である。 第2実施形態の要部と使用状態とを説明する斜視図である。 第3実施形態の要部と使用状態とを説明する側面図である。 第4実施形態の要部と使用状態とを説明する側面図である。 ホルダ部材等の斜視図である。 (A)は、ホルダ部材等の側面図であり、(B)は、ホルダ部材の平面図である。
〔第1実施形態〕
以下、図1等を参照しつつ、本発明に係る第1実施形態のプロジェクターの構造や動作について説明する。
本実施形態のプロジェクター10は、光学エンジンユニットとも呼ばれる本体光学装置11と、装置全体を覆う外装ケース19とを備える。このうち、本体光学装置11は、照明装置20、色分離導光光学系40、光変調部50、クロスダイクロイックプリズム60、及び投射レンズ70を備えて構成される。このうち、光変調部50とクロスダイクロイックプリズム60とは、照明光を変調して画像を形成するための表示装置80を構成する。なお、照明装置20、色分離導光光学系40、光変調部50、クロスダイクロイックプリズム60、及び投射レンズ70は、遮光性を有する支持枠体であるライトガイド11a中に略全体が収納され、ライトガイド11a内において光学的にアライメントされた状態で固定されている。
まず、照明装置20は、光源ランプユニット21と、均一化光学系23とを備える。このうち、光源ランプユニット21は、光源として、ランプ部21aと、凹レンズ21bとを備える。ランプ部21aは、例えば高圧水銀ランプ等であるランプ本体22aと、光源光を回収して前方に出射させる凹面鏡22bとを備える。凹レンズ21bは、ランプ部21aからの光源光をシステム光軸SAすなわち照明光軸に略平行な光束にする役割を有するが、例えば凹面鏡22bが放物面鏡である場合には、省略することもできる。光源ランプユニット21の次段に配置される均一化光学系23は、第1及び第2レンズアレイ23a,23bと、偏光変換部材23fと、重畳レンズ23hとを備える。第1及び第2レンズアレイ23a,23bは、それぞれマトリクス状に配置された複数の要素レンズからなる。このうち、第1レンズアレイ23aを構成する要素レンズによって、光源ランプユニット21から出射された光束が複数の部分光束に分割される。また、第2レンズアレイ23bを構成する要素レンズによって、第1レンズアレイ23aからの各部分光束は適当な発散角で出射される。偏光変換部材23fは、PBSプリズムアレイ、波長板等で構成され、レンズアレイ23bから出射された光源光を特定方向の直線偏光のみに変換して次段光学系に供給する。重畳レンズ23hは、偏光変換部材23fを経た照明光を全体として適宜収束させることにより、光変調部50に設けた各色の液晶ライトバルブ50r,50g,50bに対する重畳照明を可能にする。つまり、照明装置20から出射された照明光は、後述するように、色分離導光光学系40を介して各色の液晶ライトバルブ50r,50g,50bの表示可能領域を均一に照明する。
色分離導光光学系40は、第1及び第2ダイクロイックミラー41a,41bと、反射ミラー42a,42b,42cと、3つのフィールドレンズ43r,43g,43bとを備え、照明装置20から出射された照明光を赤(R)色、緑(G)色、及び青(B)色の3色に分離するとともに、各色光を次段の液晶ライトバルブ50r,50g,50bへ導く。より詳しく説明すると、まず、第1ダイクロイックミラー41aは、RGBの3色のうちR色の照明光LRを反射しG色及びB色の照明光LG,LBを透過させる。また、第2ダイクロイックミラー41bは、GBの2色のうちG色の照明光LGを反射しB色の照明光LBを透過させる。この色分離導光光学系40において、第1ダイクロイックミラー41aで反射された照明光LRは、ここで2分岐されたR色用光路をシステム光軸SAに略沿って進むことにより、反射ミラー42aを経て入射角調節用のフィールドレンズ43rに入射する。また、第1ダイクロイックミラー41aを透過し、第2ダイクロイックミラー41bで反射された照明光LGは、ここで2分岐された一方のG色用光路をシステム光軸SAに略沿って進むことにより、入射角調節用のフィールドレンズ43gに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー41bを通過した照明光LBは、ここで2分岐された他方のB色用光路をシステム光軸SAに略沿って進むことにより、リレーレンズ44a,44b及び反射ミラー42b,42cを経て入射角調節用のフィールドレンズ43bに入射する。
光変調部50において、各液晶ライトバルブ50r,50g,50bは、非発光型の光変調装置として、入射した照明光の空間的強度分布を個別に変調する。これらの液晶ライトバルブ50r,50g,50bは、色分離導光光学系40から出射された各色光LR,LG,LBに対応してそれぞれ照明される液晶パネル51r,51g,51bと、各液晶パネル51r,51g,51bの入射側にそれぞれ配置される入射側偏光フィルター52r,52g,52bと、各液晶パネル51r,51g,51bの出射側にそれぞれ配置される出射側偏光フィルター53r,53g,53bとを備える。各液晶パネル51r,51g,51bは、入射側偏光フィルター52r,52g,52bを経て入射した照明光LR,LG,LBに対してその偏光方向の空間的分布を変化させる。つまり、各液晶パネル51r,51g,51bにそれぞれ入射した各色光LR,LG,LBは、各液晶パネル51r,51g,51bに電気的信号として入力された駆動信号或いは制御信号に応じて、画素単位で偏光状態が調整され、出射側偏光フィルター53r,53g,53bの通過に伴って画素単位で空間的な強度変調が施される。
クロスダイクロイックプリズム60は、カラー画像を合成するための色合成プリズム又は光合成光学系であり、その内部には、R光を反射する誘電体多層膜である第1ダイクロイック膜61と、B光を反射する誘電体多層膜である第2ダイクロイック膜62とが、平面視X字状に配置されている。このクロスダイクロイックプリズム60は、R色用光路上にあってシステム光軸SAに垂直に配置された液晶ライトバルブ50rからの赤色光LRを第1ダイクロイック膜61で反射して進行方向右側に出射させる。また、クロスダイクロイックプリズム60は、G色用光路上にあってシステム光軸SAに垂直に配置された液晶ライトバルブ50gからの緑色光LGを両ダイクロイック膜61,62を介して直進・出射させる。さらに、クロスダイクロイックプリズム60は、B色用光路上にあってシステム光軸SAに垂直に配置された液晶ライトバルブ50bからの青色光LBを第2ダイクロイック膜62で反射して進行方向左側に出射させる。
投射レンズ70は、投射光学系を具体化したものであり、クロスダイクロイックプリズム60を経て形成された合成光による画像光を所望の拡大率で拡大して、後述するスクリーン上にカラーの静止画又は動画を投射する。
図2は、表示装置80と投射レンズ70との固定方法を説明する側面図であり、図3は、図2に対応する斜視図である。
表示装置80と投射レンズ70とを固定するための保持装置90は、投射レンズ70を保持する基部としてのフレーム部材91と、表示装置80を支持するホルダ部材92と、ホルダ部材及びフレーム部材間に介在する伸縮部材94とを有する。なお、保持装置90のうちフレーム部材91は、図1の本体光学装置11を収納するライトガイド11aに固定されている。
フレーム部材91は、投射レンズ70の鏡筒71の外周に設けた固定用フランジ71aを支持する鏡筒保持部91aと、鏡筒保持部91aの下端から光路上流側に延びる支持突起部91bとを備える。この場合、鏡筒保持部91aは、図1のライトガイド11aに固定される本体部分となっている。鏡筒保持部91aには、固定用のねじ孔91hが形成されている。鏡筒保持部91aの開口91jに投射レンズ70の鏡筒71を挿入して、固定ねじ95を固定用フランジ71aの開口71jを介してねじ孔91hにねじ込むことにより、投射レンズ70の固定用フランジ71aを鏡筒保持部91aに固定することができ、フレーム部材91に対する投射レンズ70のアライメントを達成することができる。つまり、投射レンズ70は、フレーム部材91を介して本体の本体光学装置11側に確実に固定される。これにより、投射レンズ70の安定した確実な支持が可能になる。
ホルダ部材92は、クロスダイクロイックプリズム60を支持するベース部92aと、ベース部92aをフレーム部材91の上方に支持する基部92bとを有する。ベース部92aの上面には、接着剤等を利用して、クロスダイクロイックプリズム60の底面が固定されている。なお、クロスダイクロイックプリズム60の側面である3つの入射面65には、アライメント用の支持体81を介して各色用の液晶ライトバルブ50r,50g,50bが固定されている。基部92bは、後述するように伸縮部材94上に載置されており、伸縮部材94の伸縮に伴ってシステム光軸SAすなわち投射レンズ70の光軸OAに平行な方向に微少変位する。
伸縮部材94は、フレーム部材91とホルダ部材92との間に介在する。すなわち、伸縮部材94は、フレーム部材91上に載置された状態でフレーム部材91に支持されており、ホルダ部材92は、伸縮部材94上に載置された状態で伸縮部材94に支持されている。ここで、伸縮部材94の光路上流側の先端部94aは、フレーム部材91の一部に連結され、伸縮部材94の光路下流側の先端部94bは、ホルダ部材92の一部に連結されている。より具体的には、伸縮部材94の先端部94aは、フレーム部材91の支持突起部91bの光路上流側に設けた端部に立設されて光軸OAに垂直に延びる係止板91pに固定ねじ96で固定されている。つまり、この固定ねじ96を係止板91pの開口91qを介して伸縮部材94端部のねじ穴94qにねじ込むことにより、伸縮部材94の先端部94aをフレーム部材91の係止板91pにアライメントして固定することができる。同様に、伸縮部材94の先端部94bは、ホルダ部材92の基部92bの光路下流側に設けた端部に立設されて光軸OAに垂直に延びる係止板92pに固定ねじ96で固定されている。つまり、この固定ねじ96を係止板92pの開口92qを介して伸縮部材94端部のねじ穴94qにねじ込むことにより、ホルダ部材92の係止板92pを伸縮部材94の先端部94bにアライメントして固定することができる。
以上の伸縮部材94は、先端部94b側でフレーム部材91に対して自由になっており、先端部94a側でホルダ部材92に対して自由になっている。伸縮部材94の下面94yは、鏡筒保持部91aの上面91yに対して摺動可能になっており、伸縮部材94の上面94zは、基部92bの下面92zに対して摺動可能になっている。結果的に、伸縮部材94は、鏡筒保持部91a上で伸縮可能になっており、その伸縮に伴って、ホルダ部材92すなわち表示装置80を投射レンズ70に対してその光軸OAに平行なAB方向又はBA方向に滑らかに移動させることができる。
以下、伸縮部材94の機能について説明する。まず、前提として、投射レンズ70は、温度特性を有しており、温度変化に伴ってわずかであるがピント位置が変化する。図2に示すように、常温時における投射レンズ70のバックフォーカス量BF0は、実線で示す液晶ライトバルブ50r等の位置に対応するものとなっており、不図示のスクリーン上にピントの合った結像が可能になっている。この投射レンズ70が画像投射中に加熱された場合、投射レンズ70のバックフォーカス量BF1は、実線で示す液晶ライトバルブ50r等の位置よりも二点差線で示す液晶ライトバルブ50r等の位置すなわち光路下流側にシフトしたものとなる。つまり、投射レンズ70の焦点距離の増減の温度係数αは、負の値であり、温度上昇に伴って焦点距離が短くなるという傾向を有する。一方、伸縮部材94も、温度特性を有しており、温度変化に伴って伸縮する。この伸縮部材94が画像投射中に加熱された場合、伸縮部材94の光軸OA方向の長さが増加する。つまり、伸縮部材94の光軸OA方向に関する伸縮量の温度係数βは、正の値であり、温度上昇に伴って伸縮部材94が伸びてホルダ部材92を光路下流側すなわちBA方向に移動させるという傾向を有する。以上をまとめると、投射レンズ70の温度上昇に伴ってバックフォーカス量BF1がわずかに短くなるが、伸縮部材94の伸張に伴ってホルダ部材92上の液晶ライトバルブ50r等を投射レンズ70にわずかに近接するように移動させることができる。ここで、投射レンズ70の焦点距離の増減の温度係数αが伸縮部材94の光軸OA方向に関する伸縮量の温度係数βと略等しければ、投射レンズ70のバックフォーカス量の変動であるフォーカス差BF1−BF0に対応させて液晶ライトバルブ50r等を移動させることができ、温度の変化に関わらずフォーカスずれが発生することを防止できる。つまり、オートフォーカス機構を設けることなく、簡易な調整機構を有する保持装置90によって投射画像のピント状態を一定に保持することができる。
伸縮部材94の材料としては、例えばポリアセタール樹脂であるポリオキシメチレン(POM)を使用することができる。ポリオキシメチレンの線膨張係数は、1.0×10−4〔1/℃〕であり、伸縮部材94の光軸OA方向の長さが例えば10mmとすると、伸縮量の温度係数βは、1.0×10−3〔mm/℃〕となる。よって、環境温度が20℃上昇すると、伸縮部材94は0.02mm(20μm)伸びる。一方、投射レンズ70のフォーカス差BF1−BF0の温度係数αは、本実施形態において、例えば−1.0×10−3〔mm/℃〕である。よって、投射レンズ70周辺の温度が常温から20℃上昇した場合、投射レンズ70のバックフォーカス量BF0は、例えば20μm減少するが、伸縮部材94の伸張によって液晶ライトバルブ50r等が投射レンズ70に対して20μm近づくことになり、液晶ライトバルブ50r等は、投射レンズ70のバックフォーカス位置に保持されることになる。
なお、伸縮部材94の材料は、ポリアセタール樹脂に限らず、様々な材料を使用することができる。例えばポリエチレン(線膨張係数;1.1×10−4〔1/℃〕)、ポリプロピレン(線膨張係数;1.1×10−4〔1/℃〕)等は、伸縮部材94の材料として線膨張係数が比較的大きく、投射レンズ70のフォーカス差BF1−BF0を相殺する上で好ましい。
以上では、フレーム部材91やホルダ部材92の線膨張係数が伸縮部材94等に比較して小さいとして、両部材91,92の伸縮を無視できる程度として説明を行っている。フレーム部材91やホルダ部材92の材料としては、例えばアルミダイカスト(線膨張係数;2.1×10−5〔1/℃〕)、マグネシウムダイカスト(線膨張係数;2.72×10−5〔1/℃〕)、亜鉛ダイカスト(線膨張係数;2.7×10−5〔1/℃〕)等の低線膨張係数の材料を使用することができる。なお、フレーム部材91やホルダ部材92の線膨張係数が比較的大きな場合、伸縮部材94のみならず、両部材91,92の伸縮を考慮して投射レンズ70のフォーカス量の変動を補償することが望ましい。
以上では、投射レンズ70と伸縮部材94との温度差が無視できる程度に小さいものとしているが、フレーム部材91、ホルダ部材92等の熱伝導率が小さな場合、投射レンズ70と伸縮部材94との温度差が拡大する場合もある。この場合、投射レンズ70と伸縮部材94との温度差を見込んで、このような温度差をオフセットとして修正してフォーカス補償を行えるように、伸縮部材94の線膨張係数や長さを設定することもできる。
以上説明した本実施形態のプロジェクター10では、投射レンズ70の光軸OA方向に関する伸縮部材94の伸縮量の温度係数βが、投射レンズ70の焦点距離の増減の温度係数αに対応するので、温度変動に伴う投射レンズ70の焦点距離の増減を伸縮部材94の伸縮によって相殺する温度補償が可能になり、環境温度が変化しても投射レンズ70による画像の投射状態を簡易に維持することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明に係る第2実施形態のプロジェクターについて説明する。第2実施形態のプロジェクターは、第1実施形態のプロジェクターを変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様である。
図4及び図5に示すように、本実施形態のプロジェクター10の場合、フレーム部材91とホルダ部材92との間に介在する保持装置90が多段の伸縮部材194を内蔵している。この伸縮部材194は、第1伸縮要素部材94Aと、第2伸縮要素部材94Bと、連結部材97とを備える。第1伸縮要素部材94Aと第2伸縮要素部材94Bとは、連結部材97を介して直列的に連結されるとともに積層されている。これら伸縮要素部材94A,94Bは、図2等に示す伸縮部材94と同様の材料で形成されており、温度変化に伴って伸縮する。
第1伸縮要素部材94Aの光路上流側の先端部94aは、フレーム部材91の支持突起部91bの光路上流側に設けた端部に立設されている係止板91pに固定ねじ96を利用して連結され、第1伸縮要素部材94Aの光路下流側の先端部94bは、連結部材97の光路下流側の端部に立設されている係止板97eに固定ねじ196を利用して連結されている。第2伸縮要素部材94Bの光路上流側の先端部194aは、連結部材97の光路上流側の端部に立設されている係止板97fに固定ねじ196を利用して連結され、第2伸縮要素部材94Bの光路下流側の先端部194bは、ホルダ部材92の基部92bの光路下流側に設けた端部に立設されている係止板92pに固定ねじ96を利用して連結されている。
上記のような伸縮部材194は、第1及び第2伸縮要素部材94A,94Bを連結部材97によって直列的に連結しているので、両伸縮要素部材94A,94Bの光軸OA方向の長さを加算した全長に対応する温度係数βが得られ、伸縮部材194としての伸縮量を大きなものとできる。また、この伸縮部材194は、第1及び第2伸縮要素部材94A,94Bを2段に重ねて積層しているので、伸縮部材194の光軸OA方向の長さを短くでき伸縮部材194を省スペースで配置することができる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明に係る第3実施形態のプロジェクターについて説明する。第3実施形態のプロジェクターは、第1実施形態のプロジェクターを変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様である。
図6に示すように、本実施形態のプロジェクター10の場合、投射レンズ70の焦点距離の増減の温度係数αが正の値であり、これに対応して、伸縮部材294の組み込み方法を変更している。
この場合、伸縮部材94の光路上流側の先端部94aは、ホルダ部材92の基部92bに設けた係止板292pに固定ねじ96を利用して連結され、伸縮部材94の光路下流側の先端部94bは、フレーム部材91の支持突起部91bに設けた係止板92pに固定ねじ196を利用して連結されている。この場合、投射レンズ70の温度上昇に伴ってバックフォーカス位置が光路上流側に移動するが、伸縮部材94の伸張に伴ってホルダ部材92上の液晶ライトバルブ50r等を投射レンズ70から離間するように移動させることができる。つまり、投射レンズ70のバックフォーカス位置に対応させて液晶ライトバルブ50r等を移動させることがき、温度の変化に関わらずフォーカスずれが発生することを防止できる。
〔第4実施形態〕
以下、本発明に係る第4実施形態のプロジェクターについて説明する。第4実施形態のプロジェクターは、第1実施形態のプロジェクターを変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態と同様である。
本実施形態のプロジェクター10の場合、図7に示すように、フレーム部材91の後端側に立設された支持部材91dにホルダ部材392が固定されている。ホルダ部材392は、色合成プリズムであるクロスダイクロイックプリズム60を支持するためのベース部392aと、ベース部392aを支持してフレーム部材91に固定する取付部392bとを有する。この場合、伸縮部材394は、クロスダイクロイックプリズム60とベース部392aとの間に介在する。なお、伸縮部材394は、板状で、支持台であるベース部392aに対して固定ねじ96を利用して固定されており、クロスダイクロイックプリズム60に対して接着剤396を利用して固定されている。
図8は、ホルダ部材392等の斜視図であり、図9(A)は、ホルダ部材392等の側面図であり、図9(B)は、ホルダ部材392の平面図である。クロスダイクロイックプリズム60を支持するためのベース部392aは、平坦な上面を有し、固定用の第1の丸穴93eと、案内用の長穴93fと、位置決め用の第2の丸穴93gとを備える。第1及び第2の丸穴93e,93gは、支持台であるベース部392aの光路上流側の先端部93a側に形成され、長穴93fは、支持台であるベース部392aの光路下流側の先端部93b側に形成されている。第1の丸穴93eには、固定ねじ96が挿入され、固定ねじ96の先端部は、伸縮部材394のねじ穴394d(図9(A)参照)にねじ込まれる。これにより、ベース部392a上に伸縮部材394が固定される。つまり、第1の丸穴93eは、伸縮部材394のための固定部として機能しており、ねじ穴394dは、伸縮部材394における被固定部として機能している。長穴93fには、伸縮部材394の裏面側にねじ込まれて縮部材394に固定された可動部材としての摺動ピン98a(図9(A)参照)が長穴93fに対して摺動可能に挿入される。これにより、長穴93fの延びるAB方向又はBA方向に可動部材としての摺動ピン98を案内することができ、投射レンズ70の光軸OA方向に関して伸縮部材394の伸縮が許容されるとともに、伸縮部材394の回転等の位置ずれが防止される。第2の丸穴93gには、伸縮部材394の裏面側にねじ込まれて伸縮部材394に固定された固定ピン98b(図9(A)参照)が嵌合する。これにより、伸縮部材394の微小回転等の位置ずれが確実に防止される。
図9(A)等に示すように、伸縮部材394の上面394jは、クロスダイクロイックプリズム60の下面66を支持しており、伸縮部材394の下面394kは、ベース部392aの平坦な上面に支持されている。伸縮部材394の光路上流側の先端部394aは、上述のように、ホルダ部材392のベース部392aに固定ねじ96を利用して固定されている。また、伸縮部材394の光路下流側の先端部394bは、長穴93fによって案内されているが固定されておらず、伸縮に伴う変位が許容されている。なお、伸縮部材394の中央部394cの上面は、接着剤396により、クロスダイクロイックプリズム60の下面66に固定されている。つまり、伸縮部材394のAB方向又はBA方向の伸縮に伴って、クロスダイクロイックプリズム60もAB方向又はBA方向に移動する。
本実施形態において、投射レンズ70の温度上昇に伴ってバックフォーカス位置が光路下流側に移動する。この場合、伸縮部材394も、AB方向に平行な投射レンズ70の光軸OA方向に伸張するので、クロスダイクロイックプリズム60上の液晶ライトバルブ50r等を投射レンズ70に近接させるように移動させることができる。つまり、投射レンズ70のバックフォーカス位置に対応させて液晶ライトバルブ50r等を移動させることがき、温度の変化に関わらずフォーカスずれが発生することを防止できる。
なお、第4本実施形態において、伸縮部材394の光路下流側の先端部394bをホルダ部材392のベース部392aに固定するとともに、伸縮部材394の光路上流側の先端部394aを固定せずその光軸OA方向に関する変位を許容することもできる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態では、ホルダ部材92を比較的大きな部材としているが、ホルダ部材92は、クロスダイクロイックプリズム60の下面等を支持できるものであればよく、例えばフレーム部材91によってクロスダイクロイックプリズム60を下方から固定する座板を支持し、この座板とフレーム部材91との間に伸縮部材94を介在させることもできる。この場合、クロスダイクロイックプリズム60に比較的近接して伸縮部材94を組み込むこともできる。
また、上記実施形態の伸縮部材94の形状等は単なる例示であり、伸縮効果が得られる範囲で様々な形状とすることができる。また、フレーム部材91とホルダ部材92との間に複数の伸縮部材94,194を介在させることもできる。
また、上記実施形態の光源ランプユニット21に用いるランプとしては、高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等種々のものが考えられる。
また、上記実施形態では、透過型の液晶ライトバルブ50r,50g,50bを備えるプロジェクターに本発明を適用した場合の例について説明したが、本発明は、反射型の液晶ライトバルブを備えるプロジェクターにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射するタイプであることを意味している。
また、上記実施形態の本体光学装置11では、色分離導光光学系40や液晶ライトバルブ50r,50g,50b等を用いて各色の光変調を行っているが、これらに代えて、例えば照明装置20によって照明されるカラーホイールと、マイクロミラーの画素によって構成されカラーホイールの透過光が照射されるデバイス(ライトバルブ)とを組み合わせたものとを用いることによって、カラーの光変調及び合成を行うこともできる。この場合、ホルダ部材92によって、クロスダイクロイックプリズム60に代えてマイクロミラー型のライトバルブを支持することになる。
また、プロジェクターとしては、投射面を観察する方向から画像投射を行う前面投射型のプロジェクターと、投射面を観察する方向とは反対側から画像投射を行う背面投射型のプロジェクターとがあるが、図1等に示すプロジェクター10の構成は、いずれにも適用可能である。
また、上記実施形態では、3つの液晶ライトバルブ50r,50g,50bを用いたプロジェクター10の例のみを挙げたが、本発明は、1つ又は2つの液晶ライトバルブを用いたプロジェクター、4つ以上の液晶ライトバルブを用いたプロジェクターにも適用可能である。
10…プロジェクター、 11…本体光学装置、 11a…ライトガイド、 20…照明装置、 21…光源ランプユニット、 21a…ランプ部、 21b…凹レンズ、 23…均一化光学系、 23a,23b…レンズアレイ、 23f…偏光変換部材、 23h…重畳レンズ、 40…色分離導光光学系、 41a,41b…ダイクロイックミラー、 43r,43g,43b…フィールドレンズ、 50…光変調部、 50r,50g,50b…液晶ライトバルブ、 51r,51g,51b…液晶パネル、 60…クロスダイクロイックプリズム、 61,62…ダイクロイック膜、 65…入射面、 70…投射レンズ、 71…鏡筒、 71a…固定用フランジ、 80…表示装置、 90…保持装置、 91…フレーム部材、 91a…鏡筒保持部、 91p…係止板、 92,392…ホルダ部材、 92a,392a…ベース部、 92b…取付け部、 92p…係止板、 94,194,394…伸縮部材、 94A,94B…伸縮要素部材、 94a,94b…先端部、 97…連結部材、 93e,93g…丸穴、 93f…長穴、 98a…摺動ピン、 394d…ねじ穴、 LR,LG,LB…照明光、 OA…光軸、 SA…システム光軸

Claims (9)

  1. 照明光を変調する表示装置と、
    前記表示装置による変調光を投射する投射レンズと、
    前記表示装置を支持するホルダ部材と、前記投射レンズを保持するとともに前記ホルダ部材が支持されるフレーム部材と、前記ホルダ部材及び前記フレーム部材間に介在する伸縮部材とを有する保持装置とを備え、
    前記投射レンズの焦点距離の増減の温度係数は、負の値であり、前記伸縮部材の伸縮量の温度係数は、正の値であり、前記伸縮部材の前記投射レンズの光軸方向への伸縮温度係数は、前記投射レンズの焦点距離の光軸方向への増減温度係数の絶対値と略等しく、
    前記伸縮部材の光路下流側の先端部は、前記ホルダ部材の一部に連結されており、前記伸縮部材の光路上流側の先端部は、前記フレーム部材の一部に連結されている、ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 照明光を変調する表示装置と、
    前記表示装置による変調光を投射する投射レンズと、
    前記表示装置を支持するホルダ部材と、前記投射レンズを保持するとともに前記ホルダ部材が支持されるフレーム部材と、前記ホルダ部材及び前記フレーム部材間に介在する伸縮部材とを有する保持装置とを備え、
    前記投射レンズの焦点距離の増減の温度係数は、正の値であり、前記伸縮部材の伸縮量の温度係数は、正の値であり、前記伸縮部材の前記投射レンズの光軸方向への伸縮温度係数は、前記投射レンズの焦点距離の光軸方向への増減温度係数の絶対値と略等しく、
    前記伸縮部材の光路下流側の先端部は、前記フレーム部材の一部に連結されており、前記伸縮部材の光路上流側の先端部は、前記ホルダ部材の一部に連結されている、ことを特徴とするプロジェクター。
  3. 前記フレーム部材は、遮光用の支持枠体であるライトガイドに固定されており、前記ホルダ部材は、前記伸縮部材を介して前記フレーム部材に支持されている、請求項に記載のプロジェクター。
  4. 前記伸縮部材は、前記フレーム部材上に載置された状態で前記フレーム部材に支持されており、前記ホルダ部材は、前記伸縮部材上に載置された状態で前記伸縮部材に支持されている、請求項3に記載のプロジェクター。
  5. 前記伸縮部材は、複数の伸縮要素部材を有し、前記複数の伸縮要素部材は、直列的に連結されるとともに積層されている、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記表示装置は、各色の照明光によってそれぞれ照明される各色の液晶ライトバルブと、各色の液晶ライトバルブで変調された各色の光束を合成して前記変調光を形成する色合成プリズムとを有する、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  7. 前記各色の液晶ライトバルブは、前記色合成プリズムに設けた入射面に支持され、前記色合成プリズムは、前記ホルダ部材に支持されている、請求項に記載のプロジェクター。
  8. 各色の照明光によってそれぞれ照明される各色の液晶ライトバルブと、各色の液晶ライトバルブで変調された各色の光束を合成して変調光を形成する色合成プリズムとを有する表示装置と、
    前記表示装置による前記変調光を投射する投射レンズと、
    前記各色のライトバルブをそれぞれの入射面に支持した前記色合成プリズムを支持する支持台を有したホルダ部材と、前記投射レンズを保持するとともに前記ホルダ部材が支持されるフレーム部材と、色合成プリズム及び前記支持台間に介在する伸縮部材とを有する保持装置とを備え、
    前記投射レンズの焦点距離の増減の温度係数は、負の値であり、前記伸縮部材の伸縮量の温度係数は、正の値であり、前記伸縮部材の前記投射レンズの光軸方向への伸縮温度係数は、前記投射レンズの焦点距離の光軸方向への増減温度係数の絶対値と略等しく、
    前記伸縮部材の光路上流側の先端部は前記ホルダ部材の一部に連結されている、ことを特徴とするプロジェクター。
  9. 前記支持台は、前記伸縮部材を位置決めして固定するための固定部と、前記投射レンズの光軸方向を長手方向とする長穴とを有し、
    前記伸縮部材は、前記固定部に固定される被固定部と、前記長穴に挿入されて前記光軸方向に摺動可能なピン状の可動部材とを有する、請求項に記載のプロジェクター。
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