JP5618663B2 - インプリント用のテンプレート及びパターン形成方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、インプリント用のテンプレート及びパターン形成方法に関する。
近年、微細パターンを形成する手法として、インプリント法が注目されている。インプリント法では、基板上に形成したいパターンと同じ凹凸を有するテンプレートを、被転写基板表面に塗布された光硬化性を有するインプリント材料に押しつけ、凹凸パターン内にインプリント材料が行き渡るまで保持する。その後、光照射を行ってインプリント材料を硬化させ、テンプレートをインプリント材料から離型することで、所望のパターンが得られる。
インプリント材料は毛細管現象によりテンプレートの凹凸パターン内に充填されるため、パターン寸法に応じてインプリント材料の充填速度が異なる。例えば、寸法の小さい第1パターンへのインプリント材料の充填速度は、寸法の大きい第2パターンへのインプリント材料の充填速度より速い。従って、第1パターンと第2パターンとがインプリント材料の塗布位置に対して等距離にある場合、第2パターンの充填にかかる時間は、第1パターンの充填にかかる時間より長い。パターン作成にかかる時間が短い程スループットは上がるため、第1パターンの充填にかかる時間と同じ時間で第2パターンが充填されることが望ましい。
テンプレートの凹凸パターンの表面には、テンプレートをインプリント材料から容易に離型するために離型層が設けられている。しかし、テンプレートの端部領域は離型層が設けられていないため、インプリント材料がテンプレートの端部領域まで充填されると、離型後のテンプレート端部領域にインプリント材料が付着したままとなる。そのため、テンプレートを洗浄する必要が生じ、スループットが低下するという問題があった。
テンプレートの端部領域と被転写基板には、位置合わせ用のアライメントマークが設けられている。テンプレートの上側から光を透過させ、テンプレートのアライメントマークと被転写基板のアライメントマークとを同時に観察することで、両者の位置合わせをすることができる。しかし、テンプレートのアライメントマークとなる凹パターンに、テンプレートとほぼ同じ屈折率を有するインプリント材料が充填されると、テンプレートのアライメントマークの観察が困難になり、テンプレートと被転写基板との位置合わせ精度が低下するという問題があった。
このように、インプリント法では、インプリント材料の充填速度を制御することが要求される。
特許第4330168号明細書
本発明は、インプリント材料の充填速度を制御することができるインプリント用のテンプレート及びパターン形成方法を提供することを目的とする。
本実施形態によるインプリント用のテンプレートは、一方の面に凹凸を有するパターンが形成された第1部材を備える。該テンプレートは、被加工基板上に塗布された光硬化性のインプリント材料に一方の面を接触させた状態で、第1部材の他方の面の上から照射された光によりインプリント材料を硬化してパターンをインプリント材料に転写する。インプリント材料に対する接触角が、第1部材のインプリント材料に対する接触角より大きい第2部材が端部領域に設けられている。第2部材は、凹凸パターンを有する。
本発明の第1の実施形態に係るテンプレートの断面の概略構成図である。 同第1の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 同第1の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 同第1の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るテンプレートの断面の概略構成図である。 同第2の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 同第2の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 同第2の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るテンプレートの断面の概略構成図である。 同第3の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 同第3の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。 同第3の実施形態に係るテンプレートを用いたパターン形成方法を説明する工程断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)図1に本発明の第1の実施形態に係るテンプレートの断面の概略構成を示す。テンプレート100は、例えば、一般のフォトマスクに用いる全透明な石英基板(第1部材)101の一方の面にプラズマエッチングで凹凸パターンを形成したものである。凹凸パターンは、被加工基板上に形成したいパターンに対応した形状(反転した形状)になっている。
また、テンプレート100の端部領域100aの凸部103の上面には、後述するインプリント材料に対する接触角が、テンプレート材料(第1部材、ここでは石英)より大きい材料(第2部材)からなる充填速度制御膜104が形成されている。充填速度制御膜104は、例えば有機SOG等の有機材料を有する。充填速度制御膜104の膜厚は例えば6nm程度である。
また、テンプレート100の中央部の凹凸パターンの表面には、テンプレート100を後述するインプリント材料から容易に離型するための離型層(図示せず)が設けられている。この離型層はテンプレート100のうち、充填速度制御膜104より端部側(外側)には設けられていない。
次に、このようなテンプレート100を用いて基板上にパターンを形成する方法を、図2〜図4を用いて説明する。
図2(a)に示すように、被加工基板120にインプリント材料121を塗布する。インプリント材料は、液状の光硬化性有機材料であり、例えばアクリルモノマーを用いることができる。
図2(b)に示すように、インプリント材料121に、テンプレート100の凹凸パターンが形成された面を接触させ、この状態を所定時間保持する。液状のインプリント材料121は、毛細管現象により、テンプレート100の凹凸パターンに充填される。テンプレート100の端部領域には、インプリント材料に対する接触角が大きい充填速度制御膜104が形成されているため、テンプレート100の端部領域は中央領域と比較してインプリント材料121の充填速度が遅い。従って、テンプレート100の凹凸パターンがインプリント材料121により充填された時に、インプリント材料121が充填速度制御膜104よりもテンプレート100の端部側へ拡散する(充填される)ことを防止できる。
図3(a)に示すように、テンプレート100の他方の面(凹凸パターンが形成されていない面)から光を照射し、インプリント材料121を硬化させる。照射する光は、インプリント材料121を硬化させるものであれば良く、例えばランプ光などを用いることができる。
図3(b)に示すように、テンプレート100をインプリント材料121から離型する。テンプレート100の中央部の凹凸パターンの表面には離型層(図示せず)が設けられているため、テンプレート100はインプリント材料121から容易に離型できる。インプリント材料121は硬化しているので、テンプレート100の離型後も、テンプレート100が接触していたときの状態(形状)を維持する。
図2及び図3に示す工程を繰り返すことで、図4(a)に示すように、被加工基板120上に複数の凹凸パターンを形成する。
図4(b)に示すように、テンプレート100の凹凸パターンの凸部に対応する部分のインプリント材料121(残膜)を反応性イオンエッチング(RIE)法を用いて除去し、被加工基板120上に所望の凹凸パターンを形成する。その後、この凹凸パターンをマスクに用いて、被加工基板120の加工を行う。
本実施形態では、テンプレート100の端部に、テンプレート100の材料と比較して、インプリント材料121に対する接触角が大きい充填速度制御膜104を設けて、テンプレート100の端部におけるインプリント材料121の充填速度を遅くしている。このことにより、図2(b)に示すインプリント材料121の充填工程において、インプリント材料121が充填速度制御膜104より端部側へ拡散する(漏れる)ことを防止できる。テンプレート100の端部にインプリント材料121が付着することを防止するため、テンプレート100を洗浄する必要がなくなり、スループットの低下を防止できる。
このように、本実施形態では、テンプレート100の端部におけるインプリント材料121の充填速度を遅くして、テンプレート100の汚染を防止し、スループットの低下を防止できる。
(第2の実施形態)図5に本発明の第2の実施形態に係るテンプレートの断面の概略構成を示す。テンプレート200は、例えば、一般のフォトマスクに用いる全透明な石英基板(第1部材)201の一方の面のプラズマエッチングで凹凸パターンを形成したものである。凹凸パターンは、被加工基板上に形成したいパターンと同じ形状のパターン202と、被加工基板との位置合わせに用いるアライメントマークとなるパターン203とを含む。パターン202はテンプレート200の中央部に形成され、パターン203はテンプレート203の端部に形成される。
また、パターン203の表面(の少なくとも一部)には、後述するインプリント材料に対する接触角が、テンプレート材料(第1部材、ここでは石英)より大きい材料(第2部材)からなる充填速度制御膜204が形成されている。充填速度制御膜204は、例えば有機SOG等の有機材料を有する。
次に、このようなテンプレート200を用いて基板上にパターンを形成する方法を、図6〜図8を用いて説明する。
図6(a)に示すように、被加工基板220にインプリント材料221を塗布する。インプリント材料は、液状の光硬化性有機材料であり、例えばアクリルモノマーを用いることができる。なお、被加工基板220には、テンプレート200との位置合わせに用いるアライメントマーク222が形成されている。アライメントマーク222は、例えば、ディップ処理を行って膜を形成することで設けることができる。
図6(b)に示すように、インプリント材料221に、テンプレート200の凹凸パターンが形成された面を接触させる。
液状のインプリント材料221は、毛細管現象により、テンプレート200の凹凸パターン(パターン202)に充填される。テンプレート200のアライメントマークとなるパターン203には、インプリント材料221に対する接触角が大きい充填速度制御膜204が形成されているため、パターン202と比較して、パターン203はインプリント材料221の充填速度が遅い。
従って、テンプレート200のパターン202がインプリント材料221により充填された時に、パターン203はインプリント材料221で充填されず、空隙223が形成される。
テンプレート200をインプリント材料221に接触させる際に、テンプレート200の他方の面(凹凸パターンが形成されていない面)から光を透過させ、テンプレート200のアライメントマークと被加工基板220のアライメントマーク222とを同時に観察することで、両者の位置合わせを行うことができる。なお、ここでは、インプリント材料221を硬化させない光が使用される。
テンプレート200のアライメントマークとなるパターン203に、テンプレート200とほぼ同じ屈折率を有するインプリント材料221が充填されると、テンプレート200のアライメントマークの観察が困難になり、テンプレート200と被加工基板220との位置合わせ精度が低下するおそれがある。
しかし、本実施形態では、パターン203の表面にインプリント材料221に対する接触角が大きい充填速度制御膜204が形成されているため、パターン203がインプリント材料221で充填されることを防止し、アライメントマーク部分に空隙223を形成できる。従って、テンプレート200のアライメントマークと被加工基板220のアライメントマーク222とを良好に観察することができ、テンプレート200と被加工基板220との位置合わせ精度が低下することを防止できる。
テンプレート200と被加工基板220との位置合わせを行い、テンプレート200とインプリント材料221とが接触した状態を所定時間保持する。
図7(a)に示すように、テンプレート200の他方の面(凹凸パターンが形成されていない面)から光を照射し、インプリント材料221を硬化させる。照射する光は、インプリント材料121を硬化させるものであれば良く、例えばランプ光などを用いることができる。
図7(b)に示すように、テンプレート200をインプリント材料221から離型する。インプリント材料221は硬化しているので、テンプレート200の離型後も、テンプレート200が接触していたときの状態(形状)を維持する。
図6及び図7に示す工程を繰り返すことで、図8(a)に示すように、被加工基板220上に複数の凹凸パターンを形成する。
図8(b)に示すように、テンプレート200の凹凸パターンの凸部に対応する部分のインプリント材料221(残膜)を反応性イオンエッチング(RIE)法を用いて除去し、被加工基板220上に所望の凹凸パターンを形成する。その後、この凹凸パターンをマスクに用いて、被加工基板220の加工を行う。
本実施形態では、テンプレート200のアライメントマークとなるパターン203の表面に、テンプレート200の材料と比較して、インプリント材料221に対する接触角が大きい充填速度制御膜204を設けて、パターン203へのインプリント材料221の充填速度を遅くしている。このことにより、図6(b)に示すインプリント材料221の充填工程において、パターン203がインプリント材料221により充填されることを防止し、空隙223を形成できる。空隙223が形成されるため、テンプレート200のアライメントマークを確実に観察することができ、テンプレート200と被加工基板220との位置合わせ精度が低下することを防止できる。
このように、本実施形態では、テンプレート200のアライメントマークとなるパターン203に対するインプリント材料221の充填速度を遅くして、テンプレート200と被加工基板220との位置合わせ精度が低下することを防止できる。
なお、上記実施形態では、テンプレート200のアライメントマークとなるパターン203をテンプレート200の端部に設ける例について説明したが、パターン203の位置は特に限定されるものではない。例えば、パターン203は、テンプレート200の中央部にあってもよい。また、アライメントマーク(パターン203)は2箇所ある必要は無く、1箇所でもよいし、3箇所以上でもよい。
(第3の実施形態)図9に本発明の第3の実施形態に係るテンプレートの断面の概略構成を示す。テンプレート300は、例えば、一般のフォトマスクに用いる全透明な石英基板(第1部材)301の一方の面にプラズマエッチングで凹凸パターン302を形成したものである。凹凸パターン302は、被加工基板上に形成したいパターンと同じ形状になっている。
凹凸パターン302は、寸法の大きいパターン303と、寸法の小さいパターン304を含む。寸法の大きいパターン303には、後述するインプリント材料に対する接触角が、テンプレート材料(第1部材、ここでは石英)より小さい材料(第2部材)からなる充填速度制御膜305が形成されている。充填速度制御膜305は、例えば窒化クロムや酸化亜鉛等の透明金属材料を有する。例えば、充填速度制御膜305は、凹凸パターン302のうち、最も寸法の大きいパターンの凹部の底面(の少なくとも一部)に形成される。充填速度制御膜305の膜厚は、凹凸パターン302の深さが50nmの場合、6nm程度である。
凹凸パターン302のうち、どのパターンに充填速度制御膜305を形成するかは様々な指標で決定することができる。例えば、凹凸パターン302の平均寸法を算出し、この平均寸法の所定倍以上の寸法のパターンに充填速度制御膜305を形成することができる。
次に、このようなテンプレート300を用いて基板上にパターンを形成する方法を、図10〜図12を用いて説明する。
図10(a)に示すように、被加工基板320にインプリント材料321を塗布する。インプリント材料は、液状の光硬化性有機材料であり、例えばアクリルモノマーを用いることができる。
図10(b)に示すように、インプリント材料321に、テンプレート300の凹凸パターン302が形成された面を接触させ、この状態を所定時間保持する。液状のインプリント材料321は、毛細管現象により、テンプレート300の凹凸パターン302に充填される。
一般に、インプリント材料321の充填速度は、寸歩の小さいパターンより、寸法の大きいパターンの方が遅い。しかし、本実施形態では、寸法の大きいパターン303に、インプリント材料321に対する接触角が小さい充填速度制御膜305が形成されているため、充填速度制御膜305が形成されていない場合と比較して、インプリント材料321の充填速度を速くすることができる。
従って、寸法の小さいパターン304と、充填速度制御膜305が形成された寸法の大きいパターン303とで、インプリント材料321の充填にかかる時間を同程度にすることができる。
図11(a)に示すように、テンプレート300の他方の面(凹凸パターン302が形成されていない面)から光を照射し、インプリント材料321を硬化させる。照射する光は、インプリント材料321を硬化させるものであれば良く、例えばランプ光などを用いることができる。
図11(b)に示すように、テンプレート300をインプリント材料321から離型する。インプリント材料321は硬化しているので、テンプレート300の離型後も、テンプレート300が接触していたときの状態(形状)を維持する。
図10及び図11に示す工程を繰り返すことで、図12(a)に示すように、被加工基板320上に複数の凹凸パターンを形成する。
図12(b)に示すように、テンプレート300の凹凸パターン302の凸部に対応する部分のインプリント材料321(残膜)を反応性イオンエッチング(RIE)法を用いて除去し、被加工基板320上に所望の凹凸パターンを形成する。その後、この凹凸パターンをマスクに用いて、被加工基板320の加工を行う。
本実施形態では、テンプレート300の凹凸パターン302のうち、寸法の大きいパターン303に、インプリント材料321に対する接触角が小さい充填速度制御膜305を設けて、寸法の大きいパターン303におけるインプリント材料321の充填速度を速くしている。このことにより、図10(b)に示すインプリント材料321の充填工程において、寸法の小さいパターン304と、充填速度制御膜305が形成された寸法の大きいパターン303とで、インプリント材料321の充填にかかる時間を同程度にすることができる。
従って、本実施形態では、充填速度制御膜305を形成しない場合と比較して、図10(b)に示すインプリント材料321の充填工程に要する時間を短くすることができるため、スループットを向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100 テンプレート
104 充填速度制御膜
120 被加工基板
121 インプリント材料
200 テンプレート
204 充填速度制御膜
220 被加工基板
221 インプリント材料
300 テンプレート
305 充填速度制御膜
320 被加工基板
321 インプリント材料

Claims (5)

  1. 一方の面に凹凸を有するパターンが形成された第1部材を備え、被加工基板上に塗布された光硬化性のインプリント材料に前記一方の面を接触させた状態で、前記第1部材の他方の面の上から照射された光により前記インプリント材料を硬化して前記パターンを前記インプリント材料に転写するインプリント用のテンプレートであって、
    前記インプリント材料に対する接触角が、前記第1部材の前記インプリント材料に対する接触角より大きい第2部材が端部領域に設けられており、
    前記第2部材は、凹凸パターンを有することを特徴とするテンプレート。
  2. 前記第2部材は、前記被加工基板に対する位置合わせを行うためのアライメントマークの表面の少なくとも一部に設けられることを特徴とする請求項1に記載のテンプレート。
  3. 一方の面に凹凸を有する複数のパターンが形成された第1部材を備え、被加工基板上に塗布された光硬化性のインプリント材料に前記一方の面を接触させた状態で、前記第1部材の他方の面の上から照射された光により前記インプリント材料を硬化して前記パターンを前記インプリント材料に転写するインプリント用のテンプレートであって、
    前記インプリント材料に対する接触角が、前記第1部材の前記インプリント材料に対する接触角より小さい第2部材が、前記複数のパターンのうち最も寸法が大きいパターンの表面の少なくとも一部に設けられていることを特徴とするテンプレート。
  4. 前記インプリント材料に対する接触角が、前記第1部材の前記インプリント材料に対する接触角より大きい第3部材が端部領域に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のテンプレート。
  5. 被加工基板上にインプリント材料を塗布する工程と、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のテンプレートのパターン面を前記インプリント材料に接触させる工程と、
    前記テンプレートを前記インプリント材料に接触させた状態で前記インプリント材料を硬化する工程と、
    前記インプリント材料から前記テンプレートを離型する工程と、
    を備えるパターン形成方法。
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