JP5610868B2 - 画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、1つの画像ファイル内に複数の画像を格納可能である統合ファイルを扱うことが可能な画像処理装置およびその制御方法に関する。
近年、デジタルカメラの性能向上や記録メディアの容量増加に伴い、一度に多くの画像ファイルを扱うことができるようになった。そして、一連のシーンを表す複数の画像をまとめて1つの画像ファイル内に統合して格納可能な技術が知られている。(特許文献1、2参照)また、連続して撮影した画像や、複数の画像をつなげることによって得られるパノラマ画像や、立体視のための画像なども、複数の画像をひとつのまとまりとした方が扱いやすい場合がある。
特開2000−253348号公報 特開2005−217874号公報
しかしながら、撮影した複数毎の画像をつなげることによって成立するパノラマ画像に関しては、1枚の画像の追加、削除を行うだけで意味が失われてしまう場合がある。
たとえば、5枚の風景が連続するようにして撮影した画像群に対して、中央または中央の隣の画像を削除してしまうと、画像の結合ができなくなり、パノラマ画像として成立しなくなる。また、画像を追加した場合にも、上記の5枚の風景が連続するように撮影した場合に、中心の画像と同じものを追加した場合には、連続性の一部が重複してしまう。この場合に、後で合成処理や一覧表示の際に、どちらを採用してよいの分かりにくいし、どちらかを選択するなどの操作で、ユーザに負担を強いることになる。
また、特許文献2のように、複数の画像をまとめて扱う場合に、その中1つの画像の削除や、または画像を追加することを禁止してしまうことは、画像を扱う場合の利便性を著しく損なう。
例えば、複数画像をつなぎ合わせるようなパノラマ画像の場合、端の画像については1枚だけ削除しても、残りの画像の連続性は維持されており、パノラマ画像として成立しないことは無いので、特許文献2のような制御は不便である。
かかる課題を解決するため、本実施例に記載の画像処理装置は、連続性を有する複数画像が統合された統合ファイルを記憶するメモリと、メモリに記憶している統合ファイルに含まれる複数画像のうち、前記連続性の最初および最後の画像を残した他の画像を削除することを禁止または防止するため制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、連続性を有する複数画像が統合された統合ファイルを扱う場合に、その連続性を維持できなくなるような画像の削除を防止可能である。また連続性の中で一部が重複するような画像を追加することも防止可能である。
これにより、複数の画像データを1つのファイルとして扱いながらパノラマ画像を記録する場合に、パノラマ画像として成立するは限りは、画像の追加、削除を可能とする。そして、パノラマ画像として成立しなくなるような操作を禁止または防止することができる。
本発明の実施形態に係るデジタルカメラ全体の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るパノラマMPFのデータを示す図である。 本発明の実施形態に係るパノラマMPFの作成および画像追加のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係るデジタルカメラの動作を示す図である。 本発明の実施形態に係るパノラマMPFの画像削除のフローチャート図である。 本発明の実施形態に係る結合画像を含むパノラマMPFのデータを示す図である。 本発明の実施形態に係る結合画像を含むパノラマMPFの画像削除のフローチャート図である。
(実施例1)
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
図1は、本発明の各実施形態を適用可能な画像処理装置の一例としてのデジタルカメラ100の構成を示す。
図1において、内部バス113に対してCPU101、ハードディスク102、メモリ103、表示制御部104、入力部105、ドライブ装置106、光学ユニット107、信号処理装置109、電子コンパス装置111およびGPS装置112が接続される。内部バス113に接続される各部は、内部バス113を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
ハードディスク102は、画像データやその他のデータ、CPU101が動作するための各種プログラムなどが格納される。メモリ103は、例えばRAMからなる。表示制御手段、変更手段および算出手段としてのCPU101は、例えばハードディスク102に格納されるプログラムに従い、メモリ103をワークメモリとして用いて、このデジタルカメラ100の各部を制御する。なお、CPU101が動作するためのプログラムは、ハードディスク102に格納されるのに限られず、例えば図示されないROMに予め記憶しておいてもよい。
入力部105は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU101に供給する。例えば、ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとして、撮影を行う撮影ボタン、撮影を終了する撮影終了ボタン、表示された画像を選択するための十字ボタンといったボタンを含む。また、キーボードといった文字情報入力デバイスや、マウスやタッチパネルといったポインティングデバイスなどを含んでも良い。CPU101は、入力デバイスに対してなされたユーザ操作に応じて入力部105で生成され供給される制御信号に基づき、プログラムに従いこのデジタルカメラ100の各部を制御する。これにより、デジタルカメラ100に対し、ユーザ操作に応じた動作を行わせることができる。
表示制御部104は、ディスプレイ110に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。例えば、表示制御部104に対して、CPU101がプログラムに従い生成した表示制御信号が供給される。表示制御部104は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ110に対して出力する。例えば、表示制御部104は、CPU101が生成する表示制御信号に基づき、GUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面をディスプレイ110に対して表示させる。
ドライブ装置106は、CDやDVDといった外部記憶媒体108が装着可能とされ、CPU101の制御に基づき、装着された外部記憶媒体108からのデータの読み出しや、当該外部記憶媒体108に対するデータの書き込みを行う。なお、ドライブ装置106が装着可能な外部記憶媒体108は、CDやDVDといったディスク記録媒体に限られず、例えばメモリカードなどの不揮発性の半導体メモリをドライブ装置106に装着するものとしてもよい。
光学ユニット107は、光学像を電気信号に変換しする。
信号処理装置109では光学ユニット107で変換された電気信号に対して補正や圧縮を行い、ドライブ装置106を経由して外部記憶媒体108に画像データを保存する。
電子コンパス装置111は、光学ユニット107の方位の測定を行う。方位は度数で表し、本実施例では0度から360度までの値で、北を0度、東が90度、南が180度、西が270度のように、時計回りに数字が大きくなっていくものとする。方位情報の数字は方位に順序がつけばよく、数字の大きくなっていく順序を半時計回りにしたり、数字の単位をラジアンやグラードにしてもよい。
GPS装置112は、デジタルカメラ100の位置の測定を行う。
またCPU101は、ハードディスクまたはROMから読み出したプログラムに基づき、以下の実施例で説明する画像ファイルを作成するファイル作成の手段として機能する。また、作製した画像ファイルをハードディスクや内部メモリ等の記憶媒体に記録する制御を行う。さらに、ハードディスク等の記憶媒体内のデータについて削除や編集して上書きなども行うことが可能である。
実施例1では、パノラマの合成画像を生成することができる複数枚の画像をいつの画像ファイル内に統合して格納可能な統合ファイル(以降パノラマMPF、MPF=Multi Picture Format)の作成、画像の追加および削除について述べる。
<パノラマMPFの作成および画像の追加>
図2は、図1で説明したデジタルカメラ100でパノラマ画像の撮影を行った場合を示したものである。デジタルカメラ100を201の場所から順に撮影方位(撮影方向)を変えながら、201、202、203の場所で撮影を行い、それらのパノラマ画像をひとつのデータとして保存している。
また、200に示した方位記号によって、北が左になっており、それぞれの撮影した画像の方位が方位201a、方位202a、方位203aによって示されている。北を0度として時計周りに数値が大きくなる場合には、図2のような撮影において画像とともに記録される方位情報の数値は、
方位201a<方位202a<方位203a
を満たしていることになる。
なお、言うまでも無いが、方位情報の数値は360度未満となる。
北方向をまたいでパノラマ撮影された場合には、方位情報の数値関係は逆転する場合があるが、この方位情報に基づけば、複数画像の位置的な連続性を判断することが出来る。
図3(a)は、図2においてデジタルカメラ100で撮影された画像が含まれるパノラマMPFを模式的に示した図である。それぞれの画像は画像の属性情報と共に301、302,303の順番に配置されており、画像の属性情報には、撮影した画像のサイズ、撮影時間、撮影パラメータ、画角情報などと共に、電子コンパス装置111によって測定された方位情報が含まれている。
図5は図2で撮影したパノラマ画像に、画像を追加する場合を示した図である。501および502の場所でデジタルカメラ100で撮影を行う。それぞれ方位501a、方位502aで撮影されており、
方位502a<方位501a<方位201a
を満たしているものとする。
ここで、図2で示したように新しくパノラマ画像を作成する場合、および図5で示したように既存のパノラマ画像に対して画像を追加する場合の流れを図4のフローチャートで説明する。なお以下の処理はCPU101が制御し、メモリ103に保持される画像データからファイルを作成する。またCPU101は作成したファイルをハードディスク102等の記憶媒体に記録する。さらにCPU101はハードディスク102等の記憶媒体に記録された画像ファイルを読み出し、メモリ103に保持する。
ステップ400で、ユーザはパノラマMPFを新規で作成するか、既にある画像あるいはパノラマMPFに画像を追加するかを選択し、入力部105で指示する。新規に作成する場合にはステップ402に進む。
画像を追加する場合にはステップ401で、デジタルカメラ100は、外部記憶媒体108に含まれている画像の一覧を表示制御部104を通して表示する。ユーザはこれから撮影した画像を追加したい画像あるいはパノラマMPFの選択を行う。
ステップ402で、デジタルカメラは100は撮影可能な状態に移行し、ユニットで入力されたデータを随時、ディスプレイ110に反映する。
ステップ403でユーザが入力部105を用いて撮影処理を終了しようとしているかどうかを判断し、終了する場合にはステップ410、撮影を終了しない場合には、ステップ404にそれぞれ進む。
ステップ404で、デジタルカメラ100は、電子コンパス装置111から方位情報を読み出し、その方位情報がすでに撮影された画像の方位の範囲内に含まれているかどうかを計算する。もし、範囲内に含まれる場合にはステップ406に進み、撮影可能アイコンを非表示にしてからステップ402に戻る。範囲内に含まれていない場合には405に進む。
たとえば、図2のように新規のパノラマMPF撮影時、ユーザが201、202、203という順で撮影した場合、方位201aから方位203aが方位の範囲になる。そのため再度202の位置に戻って撮影したような場合には方位202aが上記の範囲に含まれるため撮影可能アイコンが非表示になり、撮影することができない。
また、図5のようにすでに撮影したパノラマMPFにユーザが画像を追加する場合、方位501aおよび502aは上記の範囲に含まれないため、どちらも追加可能とする。しかし、502で撮影した画像を先に追加した場合には、撮影した画像の方位の範囲が方位502aから方位203aになる。したがって、その後に501で撮影した画像を追加しようとしても、方位501aが上記の範囲に含まれるため、撮影することができない。
なお、1枚目の撮影の場合には、それまでに撮影された画像がなく方位の範囲がないため、常にステップ404からステップ405に進む。
ステップ405で、ユーザに撮影可能であることを知らせるために、デジタルカメラ100はディスプレイ110に撮影可能である旨を知らせるアイコンを表示する。
ステップ407で、入力部105を確認し、ユーザが撮影ボタンが押したかどうかを確認する。押されていない場合には、ステップ402に戻り、押された場合には、ステップ408に進む。
ステップ408で、光学ユニット107を通して入力された光学像を信号処理装置109を通して、画像データを生成する。
ステップ409で、デジタルカメラ100は、生成した画像データおよび電子コンパス装置111から読み取った方位を含む画像の属性情報をメモリ103に保存し、ステップ402に戻る。
ここでステップ403に戻り、撮影終了になった場合には、ステップ410で、メモリ103に保存されている撮影された画像データがあるかどうかを判定する。
撮影された画像がある場合には、ステップ411で保存された画像データおよびステップ401を通った場合には選択した画像あるいはパノラマMPFを含めて、撮影された画像をパノラマMPFに変換し、ドライブ装置106を通して外部記憶媒体108に格納する。
たとえば、図2でユーザが、撮影したパノラマMPFをステップ401で選択した後で、図5のように撮影した画像を501、502の順に撮影した場合を考える。この場合には、図3(b)のように、301から303はそのまま記録し、続けて501で撮影した画像および画像の属性情報304、502で撮影した画像および画像の属性情報305が含まれるパノラマMPFを生成する。MPFファイル内での画像データの記録順序は撮影した順序や方位の並び順序と同じにする必要は無く、画像に付属する属性情報に方位情報や画角の情報、撮影順序情報などを記録しておくことが好ましい。この属性情報に基づき、画像を並べて表示したり、合成処理を行う場合に、便利である。
もちろん、MPFファイル内での画像データの記録順序を、撮影した順序や方位の並び順序と同じにしても良く、この場合にも画像を並べて表示したり、合成処理を行う場合に、便利である。
ステップ410で撮影された画像がない場合、あるいはステップ411でパノラマMPFへの変換を行った後に本シーケンスは終了する。
なおステップS406で撮影可能アイコンを非表示にする代わりに、撮影できないことを警告する表示や、連続性が無いことを通視するための警告表示を行うようにしても良い。
<画像の削除>
次に、作成したパノラマMPFに含まれる画像を削除する場合の流れを図6のフローチャートで説明する。なお以下の処理はCPU101が制御し、メモリ103に保持される画像データからファイルを生成する。またCPU101は生成したファイルをハードディスク102等の記憶媒体に記録する。さらにCPU101はハードディスク102等の記憶媒体に記録された画像ファイルを読み出し、メモリ103に保持する。
ステップ601で、デジタルカメラ100は、外部記憶媒体108に含まれているパノラマMPFの一覧をディスプレイ110に表示し、ユーザは入力部105を通して、削除したい画像が含まれるパノラマMPFの選択を行う。
ステップ602で、ステップ601で選択されたパノラマMPFに含まれる画像の一覧をディスプレイ110に表示する。
ステップ603で、入力部105を確認し、画像の削除を終了するかどうかを確認する。ここで終了する場合には、本シーケンスは終了する。
削除を終了しない場合にはステップ604で、ユーザが削除したい画像を1ないし複数枚選択したかどうかを判断する。選択していなかったらステップ602に戻る。
選択した場合にはステップ605で、選択された画像に含まれる方位情報を確認し、画像が削除可能であるかを判定する。この判定では、削除したい画像がパノラマMPFの方位の範囲の両端のどちらかの画像ファイルか、端を含む一続きの複数画像(例えば、端と端から2番目など)である場合には削除可能と判定する。削除可能と判定した場合は、削除処理を許可してステップ607に進み、パノラマMPFの中から選択された画像を除いたパノラマMPFを外部記憶媒体108に上書きする。
ステップ602に戻り、削除された後のパノラマMPFに含まれる画像の一覧を表示する。
ステップ605で、選択した画像が、方位の範囲の両端を残した他の画像を削除するい場合や、端を含むが一続きの複数画像となっていない場合(例えば、端と端から3番目を選択した場合など)は、削除禁止と判定し、ステップ606に進む。ステップS606では、ディスプレイ110に削除できない旨の警告表示を行い、ステップ602に戻る。
上記の警告表示の変わりに音による警告を行っても良い。
たとえば、図2でユーザが撮影したパノラマMPFから画像を削除する場合には、方位の範囲の両端に含まれる画像である、201および203で撮影した画像が削除可能であり、最初に202で撮影した画像を削除することはできない。
以上のように実施例1によれば、パノラマMPFに画像の追加や削除を実行しても、ファイルに含まれている画像の連続性を保持することが可能となる。そのため、ファイルに含まれている全ての画像を結合することが可能であり、逆に連続性の無い孤立した画像を一つのファイルにまとめてしまう不都合を防止できる。
(実施例2)
実施例2では、パノラマMPFに含まれる画像を結合した結合画像を作成し、パノラマMPFのひとつの画像として追加する例を、パノラマMPFの作成、画像の追加および削除のそれぞれについて述べる。
なお以下の処理はCPU101が制御し、メモリ103に保持される画像データからファイルを生成する。またCPU101は生成したファイルをハードディスク102等の記憶媒体に記録する。さらにCPU101はハードディスク102等の記憶媒体に記録された画像ファイルを読み出し、メモリ103に保持する。
<パノラマMPFの作成および画像の追加>
実施例1の図4とステップ401からステップ410まで同様である。411で、デジタルカメラ100は、画像データをパノラマMPFに結合するときに、含まれる全ての画像データからパノラマの結合画像を作成し、それをパノラマMPFに追加する動作が実施例1と異なる。
図7(a)および(b)は、実施例2でパノラマMPFを作成した時の例を示した図である。図7(a)の701の景色を702、703、704の順に撮影し、3枚の画像でパノラマMPFを作成した場合を図示している。作成したパノラマMPFは図7(b)のようになっており、702から703までの画像データをそれぞれ画像の属性情報と共に706から708に配置している。705は706から708の画像データを結合したものである。追加する場合には、上記で説明した通り、画像の追加が終了した後にパノラマMPFに結合画像を更新、上書きすればよい。
<画像の削除>
実施例1の図6とステップ603まで同様である。ステップ603からは図8のフローチャートを参照して説明する。なお以下の処理はCPU101が制御し、メモリ103に保持される画像データからファイルを生成する。またCPU101は生成したファイルをハードディスク102等の記憶媒体に記録する。さらにCPU101はハードディスク102等の記憶媒体に記録された画像ファイルを読み出し、メモリ103に保持する。
ステップ801で、デジタルカメラ100は、パノラマMPFに含まれる残りの画像枚数の計算を行う。0枚だった場合には、すでに削除されているので何もせずに終了する。
ステップ801で、残りの画像枚数が1枚だった場合には、画像を結合する必要がないため、ステップ802で、結合画像を削除し、パノラマMPFではなく通常の画像データとして、外部記憶媒体108に保存して終了する。残りの画像枚数が2枚以上だった場合にはステップ803に進む。
例えば、図7(b)のパノラマMPFにおいて、順に708、707の画像を削除した場合に、結合画像である705をこのステップで削除し、706の画像データだけが残る。
ステップ803で、残っている画像で結合画像を作成する。
ステップ804で、パノラマMPFに結合画像を追加し、外部記憶媒体108に保存して終了する。
以上のように、実施例2によればパノラマMPFの作成、画像の追加および削除するときにユーザが意識することなく、結合画像を含めたデータの作成が可能になる。
また、実施例2によれば、パノラマMPFに結合画像が含まれるため、例えば結合する手段を有しないプリンタなどにパノラマMPFを送信した場合でも、結合されたデータを印刷することができる。
また、図8で説明した画像の削除によれば、残りの画像枚数が1枚になり、パノラマMPFではなくなった場合もユーザはパノラマMPFでなくなったことを意識する必要がない。
なお、結合画像の並びを常にファイルの最初にしてもよい。このようにすることによって、他の複数の画像をひとつの画像としてしか認識しない、つまりMPFを認識できない機器でも、結合画像に対する操作は可能になる。
(実施例3)
実施例3では、GPS情報を用いてのパノラマMPFの作成、画像の追加について述べる。なお、画像の削除に関しては、実施例1と同様である。
なお以下の処理はCPU101が制御し、メモリ103に保持される画像データからファイルを生成する。またCPU101は生成したファイルをハードディスク102等の記憶媒体に記録する。さらにCPU101はハードディスク102等の記憶媒体に記録された画像ファイルを読み出し、メモリ103に保持する。
<パノラマMPFの作成および画像の追加>
実施例1の図4と異なるのは以下のふたつのステップである。
ステップ404において、現在の方位が撮影済み画像の範囲内から外れていることを確認した場合に、GPS装置112からGPS情報を読み取る。そして読み取ったGPS情報に基づき、パノラマMPFにGPS情報がないか、ある場合には既存のGPS情報と半径100m以内かどうかを判定し、範囲内であれば撮影可能とし、ステップ405に進む。そうでない場合にはステップ406に進み、撮影可能アイコンを非表示とする。
ステップ411において、前記ステップで受信したGPS情報をパノラマMPFと共に外部記憶媒体108に保存する。
以上のように、実施例3によればGPS情報を用いてパノラマMPFを作成、画像の追加が可能になる。
また、実施例3によれば、画像の追加時にパノラマMPFに含まれるGPS情報に近接した場所からの撮影のみが可能になるため、ユーザが誤って違う場所の画像データをパノラマMPFに追加する状況を減らすことができる。
なお、GPSの精度によって範囲を変更してもよい。たとえば、GPS情報の精度が高い場合には、範囲を10m、低い場合には範囲を1kmなどに動的に変更することが考えられる。このようにすることで、GPSの精度が変わることによって同一の場所でも撮影できたり、できなかったりする状況を減らすことができる。
なお、ステップ411で、GPSの精度も保存し、GPSの精度がより高い状態でGPS情報を受信した場合には、既存のGPS情報と置き換えてもよい。このようにすることで、より精度の高い情報で判断することが可能になる。
なお、ステップ404で、GPS装置112からGPS情報を先に読み取り、半径100m以内のパノラマMPFだけを表示させてもよい。このようにすることで、多くの画像から選択する煩わしさを減じることができる。
(実施例4)
実施例4では、360度の撮影を行ったパノラマMPFの削除について述べる。なお、パノラマMPFの作成、画像の追加に関しては、実施例1と同様である。
なお以下の処理はCPU101が制御し、メモリ103に保持される画像データからファイルを生成する。またCPU101は生成したファイルをハードディスク102等の記憶媒体に記録する。さらにCPU101はハードディスク102等の記憶媒体に記録された画像ファイルを読み出し、メモリ103に保持する。
<画像の削除>
実施例1の図6と異なるのは、ステップ605で削除可能かどうかを判定する部分であり、そのほか部分は同じである。
ステップ605でCPU101は、選択されたパノラマMPFの両端の方位の差を計算し、例えば15度よりも小さい場合には、360度全周をカバーする画像データが記録されていると判断する。360度全周が記録されている場合には、選択された画像が端の画像か同化に関わらず、ステップ607に進み、選択された画像の削除を行う。
上記では方位差を15度で判定したがこれに限るものではない。例えば画像の属性情報に含まれる画角情報に基づき、360度全周の画像データがある鼓動かを判定しても良いし、または360度全周の画像であることを示す別の情報が記録されている場合には、その情報に基づいて判定しても良い。
方位の差が15度よりも大きい場合には、実施例1と同様の処理を行う。
以上のように、実施例4によれば、360度に近い方位の範囲で撮影された画像によるパノラマMPFが作成された場合に、任意の画像を削除することが可能になる。
なお、画像の削除によって360度にならなくなった場合には、ファイル内画像配置の並び替えを行い、方位の両端の画像がファイルの両端に配置してもよい。このようにすることで、方位の両端への画像の追加および削除が容易になる。
なお上記の実施例においては、パノラマ画像を作成する複数の画像を統合した統合ファイルを扱う場合を説明した。しかしながら時間的な連続性を持つような複数画像を統合した統合ファイルを扱う場合にも適用可能である。
つまり、連射撮影などで得られる、時間的に連続的な複数の画像をまとめて扱うような場合に、最初または最初から何枚かの画像の削除することは許すこととする。また同様に、最後または最後から何枚かの画像の削除することは許すこととする。
一方、最初や最後の画像を残して、時間的に中間の画像のみを削除することを禁止したり、削除しようとするときに警告を行うようにすることが出来る。
同様に上記の連続性の判断基準として撮影順序に基づいても良い。
この様に、撮影方位や時間、撮影順序などの連続性を有する複数の画像を扱う場合に本発明は適用可能である。
上記の実施例のS605において画像の削除が出来ないと判定した場合には、画像の削除を禁止していたが、連続性が保てなくなることを警告を行ったうえで、さらにユーザが削除を望む場合には、削除を許すように構成してもよい。これにより、ファイル内の複数画像について連続性が保持されていないようなファイルを生成してしまうことを防止することが可能となる。
上記の実施例では画像処理装置の一例としてデジタルカメラを用いたが、これに限るものではない。例えばパーソナルコンピュータや、携帯電話などでも利用可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. 1つの画像ファイル内に複数の画像を格納可能である統合ファイルを扱うことが可能な画像処理装置であって、
    連続性を有する複数画像が統合された統合ファイルを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶している前記統合ファイルに含まれる複数画像のうち、前記連続性の最初および最後の画像を残した他の画像のみを削除することを禁止または防止するための制御を行う制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. さらに、連続性を有する複数の画像を統合して統合ファイルを作成するファイル作成手段を有し、
    前記制御手段が前記統合ファイルに含まれる複数画像のうち、前記連続性の最初または最後の画像の削除は許可した場合に、前記ファイル作成手段は、削除処理により残った画像データを統合して統合ファイルを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. さらに前記制御手段は、前記統合ファイルに含まれる複数画像のうちの前記連続性の最初の画像よりも前、または最後の画像よりも後の画像の追加を許可し、前記連続性の最初から最後の間の画像の追加は禁止または防止するための制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記連続性は、撮影方位または、撮影時間または撮影順序に関するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記連続性として撮影方位を用いている場合に、複数の画像を合成したパノラマ画像を生成する合成手段をさらに有し、
    前記ファイル作成手段は、前記パノラマ画像の生成に用いた複数の画像と、前記合成手段で生成したパノラマ画像とを1つの画像ファイルに統合することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記ファイル作成手段は、画像の削除により統合ファイルの中の画像が1枚になった時に、前記合成手段で作成されたパノラマ画像を前記統合ファイルから削除することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記連続性の最初および最後の画像以外の他の画像を削除することを禁止または防止するための警告を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 1つの画像ファイル内に複数の画像を格納可能である統合ファイルを扱うことが可能な画像処理装置の制御方法であって、
    連続性を有する複数画像をメモリに入力する入力ステップと、
    前記メモリに記憶している前記統合ファイルに含まれる複数画像のうち、前記連続性の最初および最後の画像を残した他の画像のみを削除することを禁止または防止するための制御を行う制御ステップとを有することを特徴とする制御方法。
  9. コンピュータに読み込まれることにより、1つの画像ファイル内に複数の画像を格納可能である統合ファイルを扱うことが可能な画像処理装置の制御方法を実行するためのプログラムであって、
    画像処理装置の制御方法として、
    連続性を有する複数画像をメモリに入力する入力ステップと、
    前記メモリに記憶している前記統合ファイルに含まれる複数画像のうち、前記連続性の最初および最後の画像を残した他の画像のみを削除することを禁止または防止するための制御を行う制御ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
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