JP5609177B2 - 活物質粒子、電極、リチウムイオン二次電池、及び、活物質粒子の製造方法 - Google Patents

活物質粒子、電極、リチウムイオン二次電池、及び、活物質粒子の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、活物質粒子、電極、リチウムイオン二次電池、及び、活物質粒子の製造方法に関する。
リチウムイオン2次電池の負極活物質として、従来、炭素材料が用いられ、炭素材料の中でも特に黒鉛が広く用いられて来た。この黒鉛の理論容量は372mAh/gであり、現在では実際に理論容量に近い容量が得られてきており、さらなる高容量化は困難である。
近年、さらなる高容量化を目指し炭素材料の替わりにSn、Si系材料(例えば、酸化すず)が検討されている(例えば、特許文献1〜7、非特許文献1参照)。例えばSnは993mAh/gもの理論容量がある。
特開2009−70825号公報 特開2008−258143号公報 特開2009−54469号公報 特開2008−44826号公報 特開2005−347076号公報 特開2005−11696号公報 特開2008−4535号公報
Journal of Non-Crystalline Solids 210(1997)48-54
しかしながら、Sn、Si系材料は充電放電に伴う膨張収縮により活物質に応力が発生し活物質にクラックが発生し遂には微細化してしまう。このため、導電性を付与するために添加していたカーボンブラック等の導電助剤との接触が悪くなってしまう。したがって、電極の抵抗がサイクルの経過に伴って急速に増加し、十分に充放電することができなくなり、容量が急速に劣化する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、酸化すずを主成分としかつサイクル特性を高くできる活物質粒子、電極、リチウムイオン二次電池、及び、その製造方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる活物質粒子は、コア部と、コア部を覆うシェル部と、を有し、コア部及びシェル部は、それぞれ酸化すずを主成分として含む。そして、シェル部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は、コア部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数より大きい。
本発明によれば、リチウムイオン二次電池のサイクルに伴う容量劣化を抑制出来る。
ここで、コア部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は1.95〜2.05であり、シェル部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は2.1〜2.4であることが好ましい。
また、上述の活物質粒子の粒径が50〜300nmであることが好ましい。
また、シェル部の厚みが、5〜50nmであることが好ましい。
また、コア部及びシェル部がさらにふっ素を含むことが好ましい。
また、コア部及びシェル部がさらに炭素を含むことも好ましい。
また、本発明に係る負極は、上述の活物質粒子を含む。また、本発明にかかるリチウムイオン二次電池は、上述の活物質粒子を含む負極を備える。
本発明に係る製造方法は、SnFを含みかつHFの濃度が0.01M以下のふっ化すず水溶液と、水溶性高分子と、を混合する工程と、
上記混合により得られた水溶液から粒子を回収する工程と、を備えた活物質粒子の製造方法である。
本発明によれば、上述の活物質粒子を好適に製造することが出来る。
ここで、水溶性高分子の数平均分子量は200〜2,000,000であることが好ましい。
また、水溶性高分子は、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、デキストリン、ポリビニルアルコール及びメチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1つであることが好ましい。
本発明によれば、酸化すずを主成分としかつサイクル特性を高くできる活物質粒子、電極、リチウムイオン二次電池、及びその製造方法を提供できる。
図1は、実施形態にかかる活物質の模式断面図である。 図2は、実施形態にかかるリチウムイオン二次電池を説明する概略断面図である。 図3は、実施例1により得られた粒子のSEM写真である。 図4は、実施例1により得られた粒子断面のTEM写真である。 図5は、図4のより高倍率TEM写真である。 図6は、実施例1により得られた粒子のEDS分析結果である。 図7は、実施例1により得られた粒子の高分解能TEM写真である。 図8は、実施例2により得られた粒子のSEM写真である。 図9は、実施例2により得られた粒子のTEM写真である。 図10は、実施例3により得られた粒子のSEM写真である。 図11は、実施例4により得られた粒子のSEM写真である。 図12は、実施例5により得られた粒子のSEM写真である。 図13は、実施例5により得られた板状の凝集粒子のSEM写真である。 図14は、実施例15により得られた粒子のSEM写真である。 図15は、実施例18により得られた粒子のSEM写真である。 図16は、実施例18により得られた粒子のTEM写真である。 図17は、実施例18により得られた粒子の高分解能TEM写真である。 図18は、実施例21により得られた粒子のSEM写真である。 図19は、実施例22により得られた粒子のSEM写真である。 図20は、実施例23により得られた粒子のSEM写真である。 図21は、実施例24により得られた粒子のSEM写真である。 図22は、実施例25により得られた粒子のSEM写真である。 図23は、実施例26により得られた粒子のSEM写真である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、各図面の寸法比率は、必ずしも実際の寸法比率とは一致していない。
(活物質粒子)
図1に示すように、本発明にかかる活物質粒子200は、コア部202と、コア部202を覆うシェル部204と、を有する。コア202部及びシェル部204は、いずれも酸化すずを主成分(最大質量成分)とするものである。コア部202及びシェル部204におけるすずの濃度は、コア部においては、通常、73.5質量%以上であり、好ましくは、76質量%以上であり、シェル部においては、通常71質量%以上であり、好ましくは、74.5質量%以上である。
本実施形態にかかる活物質粒子200は、コア部202とシェル部204とでは、酸化すずの組成が異なる。具体的には、シェル部204の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は、コア部202の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数より大きい。
好ましくは、コア部202の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は1.95〜2.05であり、シェル部204の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は2.1〜2.4である。
活物質粒子200の粒径は特に限定されないが、50〜300nmが好ましい。粒径は、例えば、SEM写真に基づき、定方向接線径の平均により求めることが出来る。
シェル部204の厚みは、5〜50nmであることが好ましい。
コア部202及びシェル部204は、それぞれ他の成分を含んでいてもよい。例えば、ふっ素や炭素を含むことができる。ふっ素の濃度は、例えば、コア部202及びシェル部204の全体に対して、0.002〜8質量%とすることができる。また、炭素の濃度は、例えば、コア部及びシェル部の全体に対して、0.01〜1質量%とすることができる。
活物質粒子200の平均結晶子サイズは、1〜100nmが好ましい。平均結晶子サイズが1nm未満であると容量が小さくなる傾向にあり、100nmを超えると、サイクル特性が悪くなる傾向にある。このような平均結晶子サイズは、X線回折により検出される金属酸化物に由来するピークの半値幅を用いて、下記シェラー(Scherrer)式(4)により算出される。
D=Kλ/(B・cosθ) (4)
(式中、D:平均結晶子サイズ、K:シェラー定数、λ:測定X線波長、β:回折線半値幅、θ:回折角)
このような活物質粒子200は、凝集体を形成していてもよい。凝集体の形状も特に限定されず、板状や球状が挙げられる。
(リチウムイオン二次電池)
続いて、上述の活物質粒子200を備える電極、及び、リチウムイオン二次電池について図2を参照して簡単に説明する。
リチウムイオン二次電池100は、主として、積層体30、積層体30を密閉した状態で収容するケース50、及び積層体30に接続された一対のリード60,62を備えており、積層体30は電解質溶液を含む。
積層体30は、正極10、負極20がセパレータ18を挟んで対向配置されたものである。正極10の正極活物質層14及び負極20の負極活物質層24がセパレータ18の両側にそれぞれ接触している。正極10の正極集電体12及び負極20の負極集電体22の端部には、それぞれリード60,62が接続されており、リード60,62の端部はケース50の外部にまで延びている。
(負極)
負極20は、負極集電体22及び、負極集電体22上に設けられた負極活物質層24を有する。負極集電体22としては、例えば銅箔を用いることができる。
負極活物質層24は、上述の活物質粒子200、バインダー、及び、必要に応じて添加される導電助材を含む。
バインダーは、上記の活物質200を集電体に結着することができれば特に限定されず、公知のバインダーを使用できる。例えば、ポリふっ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のふっ素樹脂や、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)と水溶性高分子(カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、デキストリン、グルテン等)との混合物等が挙げられる。
導電助剤は特に限定されず、例えば、カーボンブラック等の炭素材料、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。
このような負極20は、例えば、以下のようにして製造できる。まず、前述の活物質粒子200を、バインダーを溶解又は分散させた溶媒に添加してスラリーを調製する。溶媒としては、例えば、NMP(N−メチル−2−ピロリジノン)、水等を用いることができる。そして、活物質粒子及びバインダーを含むスラリーを、負極集電体22の表面に塗布し、乾燥させればよい。
(正極)
正極10は、正極集電体12、及び、正極集電体上に設けられた正極活物質層14を有する。正極集電体12としては、アルミニウム製の箔等を使用できる。
正極活物質層14は、正極活物質、バインダー、及び必要に応じて添加される導電助剤を含む。バインダー及び導電助剤は、負極と同様のものを使用できる。
正極活物質としては、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンと該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、ClO )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能であれば特に限定されず、公知の電極活物質を使用できる。例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、及び、一般式:LiNiCoMn(x+y+z+a=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、0≦a≦1、MはAl、Mg、Nb、Ti、Cu、Zn、Crより選ばれる1種類以上の元素)で表される複合金属酸化物、リチウムバナジウム化合物(LiV)、オリビン型LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn、Fe、Mg、Nb、Ti、Al、Zrより選ばれる1種類以上の元素又はVOを示す)、チタン酸リチウム(LiTi12)等の複合金属酸化物が挙げられる。正極10は、公知の方法により製造できる。
セパレータ18は、電気絶縁性の多孔体から形成されていればよく特に限定されない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン又はポリオレフィンからなるフィルムの単層体、積層体や上記樹脂の混合物の延伸膜、或いは、セルロース、ポリエステル及びポリプロピレンからなる群より選択される少なくとも1種の構成材料からなる織布または不織布がセパレータの例として挙げられる。
(電解質溶液)
電解質溶液は、正極活物質層14、負極活物質層24、及び、セパレータ18の内部に含有させるものである。電解質溶液は、特に限定されず、リチウム塩を含む電解質溶液(電解質水溶液、非水電解質溶液)を広く使用することができる。ただし、電解質水溶液は電気化学的に分解電圧が低いことにより、充電時の耐用電圧が低く制限されるので、有機溶媒を使用する電解質溶液(非水電解質溶液)であることが好ましい。電解質溶液としては、リチウム塩を非水溶媒に溶解したものが好適に使用される。リチウム塩としては、例えば、LiPF6、LiClO4、LiBF4、LiAsF6、LiCF3SO3、LiCF3CF2SO3、LiC(CF3SO23、LiN(CF3SO22、LiN(CF3CF2SO22、LiN(CF3SO2)(C49SO2)、LiN(CF3CF2CO)2、LiBOB等の塩が使用できる。なお、これらの塩は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、及び、ジエチルカーボネート等が好ましく挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を任意の割合で混合して使用してもよい。
なお、電解質溶液は液状でなく、電解質溶液にゲル化剤を添加することにより得られるゲル状電解質であってもよい。また、電解質溶液に代えて、固体電解質(固体高分子電解質又はイオン伝導性無機材料からなる電解質)であってもよい。
ケース50は、その内部に積層体30及び電解質溶液を密封するものである。ケース50は、電解液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン二次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。例えば、ケース50として、図2に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミニウム箔を、高分子膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン、ポリプロピレン等が好ましい。
リード60,62は、アルミニウム、ニッケル等の導電材料から形成されている。
本実施形態のリチウムイオン二次電池100では、上述のコアシェル構造の活物質粒子200を含んでいる。このようなリチウムイオン二次電池100は、従来の非コアシェル構造の酸化すず粒子からなる活物質粒子を有する電池に比べてサイクル特性が向上する。
本実施形態の活物質粒子200を用いることによってサイクル特性が向上する理由は明らかではないが、コア部202に比べ、シェル部204は、すず原子に対する酸素濃度が高く、コア部に比べ、シェル部204はリチウムイオンのインターカレート量が低くなっていることが考えられる。これにより、シェル部204での体積の膨張収縮を抑制でき、活物質粒子表面での微細化が抑制されることがひとつの要因として考えられる。
(活物質の製造方法)
続いて、このようなコアシェル構造の活物質粒子200の製造方法の一例について説明する。
(ふっ化すず水溶液)
まず、ふっ化すず水溶液を用意する。
ふっ化すずとしては、SnF及びSnFが挙げられるが、SnFが好ましい。
ふっ化すず水溶液中のふっ化すずの濃度は、ふっ化すずの水への溶解度が上限となる以外は特に限定されないが、0.005〜0.3Mが好ましい。また、得られる活物質粒子の板状の凝集を防ぐ観点から、0.01M以下であることが好ましい。ここで、Mとは、mol/Lのことである。
また、本実施形態では、ふっ化すず水溶液は、ふっ化水素(HF)の濃度が0.01M以下である必要があり、特に好ましくは0.001M以下である。
(水溶性高分子)
続いて、水溶性高分子を用意する。水溶性高分子は、特に限定されないが、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレングリコール(PEG)、デキストリン、ポリビニルアルコール(PVA)、メチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1つであることが好ましい。水溶性高分子は、金属塩で無い形態であることが好ましい。
水溶性高分子の数平均分子量は特に限定されないが、200〜2,000,000であることが好ましい。
水溶性高分子が粉体の場合には、水溶性高分子の水溶液を使用することもできる。この場合、水溶液中の水溶性高分子の濃度は特に限定されないが、1〜30質量%であることが好ましい。
(混合)
続いて、ふっ化すず水溶液と、水溶性高分子とを混合する。混合方法はバッチ式でも連続式でも特に限定されない。ふっ化すず水溶液と水溶性高分子との混合比も特に限定されないが、質量比で、ふっ化すず水溶液:水溶性高分子=100:0.05〜100:100が好ましい。
このように混合させることにより、混合液中に酸化すず粒子が生成する。混合時間は特に限定されないが、1分〜2ヶ月が好ましい。混合温度も特に限定されないが、10℃〜60℃が好ましい。
水溶液中では、例えば、
SnF+2HO→Sn(OH)2―x+(2−x)F+xOH+2H (1)
Sn(OH)2−x→SnO2−x/2+(2−x)H (2)
という反応が起こることが考えられるが、詳細は必ずしも明らかではない。
混合液中に、ふっ化物イオン(F)を捕捉する捕捉剤を添加しても良い。捕捉剤を添加すると、粒子の生成速度を速くすることができる。
捕捉剤としては、ほう酸(HBO)、アルミニウム(Al)、塩化第1鉄(FeCl)、塩化第2鉄(FeCl)、水酸化ナトリウム(NaOH)、アンモニア(NH)、チタン(Ti)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、マグネシウム(Mg)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)、シリコン(Si)、2酸化ケイ素(SiO)、酸化カルシウム(CaO)、酸化ビスマス(Bi)、酸化アルミニウム(Al)、酸化マグネシウム(MgO)等が挙げられ、中でもほう酸が好ましい。付け加えるが、補足剤は必ずしも使う必要はない。
ほう酸を使う場合の濃度は、ほう酸の水への溶解度に制限されるが、混合後の水溶液において0.01〜1M程度とすることが好ましい。
(粒子回収)
続いて、混合溶液中から、生成した粒子を回収する。回収方法は特に限定されず、ろ過、遠心分離等を利用できる。その後、粒子を水洗し、乾燥させる。
(後処理)
必要に応じて、得られた粒子を熱処理してもよい。例えば、大気雰囲気等の酸素含有雰囲気中で、例えば、100〜1000℃で、1〜10時間程度熱処理をすることができる。これにより、結晶性を高めることができる。
このような処理により、図1に示すように、コア部202の周りに、コア部202を覆うシェル部204を備えた、活物質粒子200が得られる。
(実施例1)
〔活物質の製造〕
ガラスビーカーに、SnF2(純正化学製)の0.01M水溶液を作製した。このふっ化すず水溶液は透明であった。別途、PVP(ポリビニルピロリドン、分子量1、300、000)を10質量%含む水溶液を作製した。
続いて、上で準備した透明なふっ化すず水溶液200質量部に対して、上で準備したPVP水溶液を10質量部滴下し攪拌した。滴下終了してから約3分経過後に溶液が曇り始め、酸化すず粒子が生成した。この溶液を21日間静置後、ろ過し、その後水洗した。以下、ふっ化すず水溶液への水溶性高分子水溶液の滴下後、粒子回収までの時間を反応時間と呼ぶことがある。
得られた物質を80℃で乾燥しX線回折装置で測定したところ、この物質はほとんどがSnOで少量のSnOが含まれていることがわかった。このSnOをSEM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ平均粒径100nmであった。SEM写真を図3に示す。また、この物質中のFをイオンクロマトグラフィーで分析したところ、6.0質量%含まれていることがわかった。また、炭素分析装置で分析したところ、炭素が0.72質量%含まれていた。TEM(透過型電子顕微鏡)でこの酸化すず粒子の断面を観察した結果を、図4及び図5に示す。このSnO粒子はコアシェル構造になっていることが分かった。
図4、図5を見ると分かるように、シェル部の方が色が薄くコア部の方が濃く見える。これは、Sn原子の密度がコア部の方が高いことを意味している。また、シェル部の厚みは約40nmであった。また、コア部とシェル部の組成分析をTEM付属のEDS(エネルギー分散型X線分光分析装置)で行ったところ、コア部とシェル部の組成は少し異なることがわかった。すなわち、組成式で表すとコア部の組成はSnO2.0で、シェル部の組成はSnO2.23であった。さらに、EDS分析の結果、FはSnO粒子全体に存在していることが分かった。EDS分析結果を図6に示す。ここで、(a)はTEM像、(b)はカーボン像、(c)は酸素像、(d)はふっ素像、(e)はすず像を示す。さらに、この酸化すず粒子の高分解能TEM写真を図7に示した。
〔電池電極作製〕
・負極の作製
負極活物質として上述のようにして作製した平均粒径100nmの酸化すず粒子を、導電助剤としてCB(カーボンブラック、電気化学工業(株)製、DAB50)及びGr(黒鉛、ティムカル(株)製、KS−6)を、バインダーとしてPVDF(ポリフッ化ビニリデン)を用い負極を作製した。負極活物質及び導電助剤に対して、PVDFのNMP(N−メチル−2−ピロリジノン)溶液(呉羽化学工業(株)製、KF7305)を加えて混合し塗料を作製した。この塗料を集電体である銅箔(厚み15μm)にドクターブレード法で塗布後、80℃で乾燥後、圧延した。
・正極の作製
正極活物質としてLiNi1/3Mn1/3Co1/3を用いた。LiNi1/3Mn1/3Co1/3、及び、導電助剤としての上述のCB及びGrにPVDF溶液(呉羽化学工業(株)製、KF7305)を加えて混合し塗料を作製した。この塗料を集電体であるアルミニウム箔(厚み20μm)にドクターブレード法で塗布後、80℃で乾燥し、圧延した。
〔電池の作製〕
上で作製した正極、負極とセパレータ(ポリオレフィン製の微多孔質膜)を所定の寸法に切断した。正極、負極には、外部引き出し端子を溶接するために電極塗料(活物質+導電助剤+バインダー)を塗布しない部分を設けておいた。正極、負極、セパレータをこの順序で積層した。積層するときには、正極、負極、セパレータがずれないようにホットメルト接着剤(エチレン−メタアクリル酸共重合体、EMAA)を少量塗布し固定した。正極、負極には、それぞれ、外部引き出し端子としてアルミニウム箔(幅4mm、長さ40mm、厚み80μm)、ニッケル箔(幅4mm、長さ40mm、厚み80μm)を超音波溶接した。この外部引き出し端子に、無水マレイン酸をグラフト化したポリプロピレン(PP)を巻き付け熱接着させた。これは外部端子と外装体とのシール性を向上させるためである。正極、負極、セパレータを積層した電池要素を封入する電池外装体として、PET(12)/Al(40)/PP(50)の構造のアルミニウムラミネートシートを用意した。PETはポリエチレンテレフタレート、PPはポリプロピレンである。かっこ内は各層の厚み(単位はμm)を表す。なおこの時PPが内側となるように製袋した。この外装体の中に電池要素を入れ電解液(エチレンカーボンネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)の混合溶媒(EC:DEC=30:70vol%)にLiPFを1Mに溶解させた)を適当量添加し、外装体を真空密封しリチウムイオン2次電池を作製した。この電池を、1Cで4.2Vまで定電流充電した後、電流が1/20Cになるまで4.2Vで定電圧充電し、その後、1Cで3.0Vまで放電するサイクルを、25℃で300サイクル繰返した。初期放電容量を100%とすると、300サイクル後の放電容量(以下、容量維持率と呼ぶことがある)は85%であった。尚、1C電流は、正極活物質1グラム当たりの放電容量が190mAhであるとした時の電池公称容量で計算した。nCの電流(mA)は、n(1/h)*電池公称容量(mAh)である。
(実施例2)
10質量%PVP水溶液に代えて、水溶液では無いPEG200(ポリエチレングリコール、分子量200)を10質量部用い、反応時間を4日とし、その後に溶液を遠心分離して粒子を回収した以外は実施例1と同様にした。得られた粒子をSEMで観察したところ平均粒径100nmであった。得られた粒子のSEM写真及びTEM写真を、それぞれ図8及び図9に示す。得られた粒子は、実施例1と同様にコアシェル構造をしていた。また、コアとシェルの組成分析を行ったところ、コアはSnO2.0で、シェルはSnO2.23であった。
(実施例3)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.005Mにし、反応時間を4日とした以外は実施例1と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ平均粒径50nmであった(図10参照)。
(実施例4)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.015Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった(図11参照)。球状粒子の平均粒径は、100nmであった。
(実施例5)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.02Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった(図12参照)。板状の粒子は、球状の粒子が凝集したものであった。(図13参照)。球状粒子の平均粒径は、100nmであった。
(実施例6)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.025Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった。
(実施例7)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.03Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった。
(実施例8)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.05Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった。
(実施例9)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.1Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった。
(実施例10)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.2Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった。
(実施例11)
ふっ化すず水溶液のSnF2の濃度を0.3Mにした以外は実施例3と同様に行った。得られた粒子をSEMで観察したところ、球状の粒子と、板状の凝集粒子との混合物であった。
(実施例12)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて100℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。
(実施例13)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて200℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。
(実施例14)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて300℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。
(実施例15)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて400℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。このSnOをSEMで観察した(図14参照)。
(実施例16)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて500℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。
(実施例17)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて600℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。
(実施例18)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて700℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。この粒子をSEMで観察した(図15参照)。この粒子をTEMで観察した(図16、図17参照)。組成分析を行うとコアはSnO2.0で、シェルはSnO2.27であった。また、図17を見ると分かるように、結晶性が向上していた。
(実施例19)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて800℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。
(実施例20)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて900℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。
(実施例21)
得られた粒子を大気雰囲気中に於いて1000℃で1時間熱処理した以外は全て実施例1と同様に行った。このSnOをSEMで観察した(図18参照)。
(実施例22)
5質量%のPVP水溶液を10質量部滴下した以外は全て実施例1と同様に行った。このSnOのSEM写真を図19に示す。
(実施例23)
PVP水溶液を20質量部滴下した以外は全て実施例1と同様に行った。得られた粒子のSEM写真を図20に示す。
(実施例24)
10質量%のPVP溶液の代わりに5質量%のデキストリン水溶液を滴下した以外は全て実施例1と同様に行った。得られた粒子のSEM写真を図21に示す。
(実施例25)
10質量%のPVP溶液の代わりに5質量%のポリビニルアルコール水溶液を滴下した以外は全て実施例1と同様に行った。得られた粒子のSEM写真を図22に示す。
(実施例26)
10質量%のPVP溶液の代わりに1質量%のメチルセルロース水溶液を滴下した以外は全て実施例1と同様に行った。得られた粒子のSEM写真を図23に示す。
(実施例27)
実施例1において、SnFの0.01M水溶液にHFを0.01Mになるように添加した。
これ以外は全て実施例1と同様に行った。
(比較例1)
負極活物質として平均粒径5μmのSnO(関東化学(株)製、TEM観察の結果からコアシェル構造ではないことを確認した。)を用いた。300サイクル後の容量維持率は10%であった。
(比較例2)
負極活物質として平均粒径21nmのSnO(シーアイ化成(株)製、気相法により作成された角状粒子であり、TEM観察の結果からコアシェル構造ではないことを確認した。)を用いた。300サイクル後の容量維持率は50%であった。
これらの実施例及び比較例の条件を表1及び表2に、結果を表3、表4に示す。



20…負極、24…負極活物質層、100…リチウムイオン二次電池、200…活物質粒子、202…コア部、204…シェル部。

Claims (9)

  1. コア部と、前記コア部を覆うシェル部と、を有し、前記コア部及び前記シェル部は、それぞれ酸化すずを主成分として含み、前記シェル部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は、前記コア部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数より大きく、前記コア部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は1.95〜2.05であり、前記シェル部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は2.1〜2.4であり、粒径が50〜300nmである活物質粒子。
  2. シェル部の厚みが、5〜50nmである請求項1記載の活物質粒子。
  3. 前記コア部及び前記シェル部がさらに0.002〜8質量%のふっ素を含む請求項1〜の何れか1項記載の活物質粒子。
  4. 前記コア部及び前記シェル部がさらに0.01〜1質量%の炭素を含む請求項1〜の何れか1項記載の活物質粒子。
  5. 請求項1〜の何れか1項記載の活物質粒子を含む負極。
  6. 請求項1〜の何れか1項記載の活物質粒子を含む負極を備えるリチウムイオン二次電
    池。
  7. SnFを含みかつHFの濃度が0.01M以下のふっ化すず水溶液と、水溶性高分子
    と、を混合する工程と、前記混合により得られた水溶液から粒子を回収する工程と、を備えた、コア部と、前記コア部を覆うシェル部と、を有し、前記コア部及び前記シェル部は、それぞれ酸化すずを主成分として含み、前記シェル部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は、前記コア部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数より大きく、前記コア部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は1.95〜2.05であり、前記シェル部の酸化すずにおけるすず原子に対する酸素原子のモル数は2.1〜2.4であり、粒径が50〜300nmである活物質粒子の製造方法。
  8. 前記水溶性高分子の数平均分子量は88,000〜2,000,000である請求項記載の方法。
  9. 前記水溶性高分子は、ポリビニルピロリドン、デキストリン、ポリビニルアルコール、及びメチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1つである請求項又は記載の方法。
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