JP5604823B2 - 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム - Google Patents
空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5604823B2 JP5604823B2 JP2009171034A JP2009171034A JP5604823B2 JP 5604823 B2 JP5604823 B2 JP 5604823B2 JP 2009171034 A JP2009171034 A JP 2009171034A JP 2009171034 A JP2009171034 A JP 2009171034A JP 5604823 B2 JP5604823 B2 JP 5604823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- cavity
- heat
- polyester
- polyester film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
(2)空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルムを任意の位置で幅方向に切断した断面における空洞の高さの平均値が2.3μm以上であること
(3)空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルムを任意の位置で幅方向に切断した断面における空洞の高さの比が3以下であること
2. 見掛け密度が、0.99g/cm3以下であることを特徴とする上記第1に記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
3. 溶剤接着強度が、2N/15mm幅以上10N/15mm幅以下であることを特徴とする上記第1又は第2に記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
4. 厚みが、30μm以上50μm以下であることを特徴とする上記第1〜第3のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
5. 未延伸フィルムを得る際のダイス内ポリマー流のせん断速度が80sec−1以上、ドラフト比が18以上の条件で生産されてなることを特徴とする上記第1〜第4のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
6. ポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂が、環状ポリオレフィン、又は、環状ポリオレフィンと結晶性ポリスチレンの併用であることを特徴とする上記第1〜第5のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
7. 空洞を有するB層を中間層とし、両表層に空洞のないA層が設けられたA層/B層/A層の構造であることを特徴とする上記第1〜第6のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
前記熱収縮性ポリエステル系フィルムは、以下のようにして得ることができる。ジカルボン酸成分と多価グリコール成分とで構成されるポリエステルを、押出機から溶融押出しし、導電性冷却ロール(キャスティングロールなど)で冷却してフィルム化する(未延伸フィルム)。
0.1〜20質量%、好ましくは1〜15質量%含有させることが、好適である。該粒子の含有量が0.1質量%未満の場合は、例えば十分な光線カット性を得ることが困難となりやすく好ましくない。一方20質量%を超えると、例えばフィルム強度が低下して製膜が困難になりやすく好ましくない。
、酸化ケイ素、テフタル酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、リン酸カルシウム、カーボンブラック等の公知の不活性粒子、ポリエステル樹脂の溶融製膜に際して不溶な高融点有機化合物、架橋ポリマー及びポリエステル合成時に使用する金属化合物触媒、例えばアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物などによってポリエステル製造時に、ポリマー内部に形成される内部粒子であることができる。これらのうち、酸化チタン粒子が必要な光線カット性を付与する観点から好ましい。
やすく安定したフィルムを得ることが困難となり好ましくない。
本発明の熱収縮性ポリエステル系フィルムは、極限粘度が0.60dl/g以上であることが望ましい。熱収縮性フィルムの極限粘度が小さ過ぎると、フィルムを構成するポリエステルの分子量が低くなるために、熱収縮する際の収縮応力の持続性が低下し、収縮白化や収縮斑などの欠点が発生し易くなり、収縮仕上がり性や、外観性に劣るものになる。また、ポリエステルの分子量が低下すると、フィルムの機械的強度や耐破れ性を低下させる。
熱収縮率={(収縮前の長さ−収縮後の長さ)/収縮前の長さ}×100 (%)
・・・式(1)
−2%以上4%以下であることが好ましく 更に好ましくは−1%以上3%以下であり、より好ましく、0%以上2%以下である。尚、80℃の測定温度を採用するのは、容器にラベルを装着する際の工程として、例えばスチームによる収縮トンネルを通過させる際の実際のラベルの温度相当の温度であり、ラベルの装着工程で上記の不具合が起こりにくいことを確認するために80℃の温度を採用しているものである。
空洞高さの平均値=個々の空洞の高さの合計÷空洞の数
・・・式(2)
空洞の高さの比=最大高さを有する空洞の空洞高さ÷最小高さを有する空洞の空洞高さ
・・・式(3)
6μm以上だと破断等の製膜性の安定に課題が生じる場合があり、あまり好ましくない。空洞高さの平均値は2.3μm以上6μm以下であることが好ましく 更に好ましくは2.5μm以上5.5μm以下であり、より好ましく、2.8μm以上5μm以下である。
見かけ密度(g/cm3)=w/(5.0×5.0×t×10-4×4)
=w×100/t
・・・式(4)
ドラフト比が18以上で実施してもなお且つ空洞の高さの平均値を2.3μm以上とし、空洞の高さの比を3以下とすることが好ましい。せん断速度やドラフト比は、小さい方が見掛け密度を小さくするのには有利である。しかし、低いせん断速度では樹脂の押出し量が小さくなり生産性が悪くなる。また小さいドラフト比では生産速度が遅くなり、生産性が悪くなる。また延伸フィルム厚み30μm〜50μmを得るための未延伸フィルムを作
る工程での速度を50(m/min)以上にしようとすると、ドラフト比は必然に高くなる。
せん断速度
γ=6Q/(W×H2) ・・・式(5)
γ;せん断速度(sec-1)
Q;原料の押出し機からの吐出量(cm3/sec)
W;ダイス出口の開口部の幅(cm)
H;ダイスのLipギャップ(cm)
ドラフト比
ドラフト比=Vf/Vl ・・・式(6)
Vf;樹脂のダイスLip出口速度(cm/sec)
Vl;冷却ドラムの引き取り速度(cm/sec)
g/min以下が好ましく、更に好ましくは15g/min以下で、より好ましくは10g/min以下である。MFRは低ければ低い方が好ましいが、実際には0.1が下限である。硬さは、曲げ弾性率で2000MPa以上が好ましく、より好ましくは2400MPa以上で更に好ましいのは2800MPa以上である。曲げ弾性率は高ければ高い方が好ましいが、あまりにも高すぎると延伸時に破断生じやすくなり生産性が悪くなることから6000MPaが一通りの上限と言える。もちろん、例えば、A層/B層/A層のような層構造のB層に上記のような非相溶樹脂を含有させるのか好ましい。
米国材料試験協会規格ASTM-D1238に準じて測定した。
米国材料試験協会規格ASTM-D790に準じて測定した。
フィルムを10cm×10cmの正方形に裁断し、所定温度±0.5℃の温水中において、無荷重状態で10秒間処理して熱収縮させた後、フィルムの縦および横方向の寸法を測定し、下式(1)にしたがって、それぞれ熱収縮率を求めた。当該熱収縮率の大きい方向を主収縮方向とした。
熱収縮率={(収縮前の長さ−収縮後の長さ)/収縮前の長さ}×100(%)
・・・式(1)
フィルム表面に垂直な断面(フィルム幅方向)を走査型電子顕微鏡(日立製作所製,S−510型)で2000倍に拡大して写真撮影した後、空洞をトレーシングフィルムにトレースして塗りつぶした図を画像解析装置で画像処理を施した。なお、使用した画像解析装置は、セイコーエプソン(株)製のイメージスキャナー(GT−8000)であり、得られた画像をパーソナルコンピューター(マッキントッシュ製)のソフトウェアー(AdobePhotoshop TM 2.5J )に取り込んだ後、該ソフトウェアー(Ultimage TM/242.1.1 )に
て画像解析を行った。この時,原料中の滑材を誤って空洞としないように0.2μm以下で検出されたものを除外した。この様にして得られた空洞の形状を示す断面図で各々の空洞の高さを求めた。そして空洞高さの平均値と空洞高さの比(最も高い空洞と、最も低い空洞の比)を以下の式より用いた。
空洞高さの平均値=個々の空洞の高さの合計÷空洞の数
・・・式(2)
空洞の高さの比=最大高さを有する空洞の空洞高さ÷最小高さを有する空洞の空洞高さ
・・・式(3)
フィルムを5.0cm四方の正方形に4枚切り出して試料とした。この試料を4枚重ねにして、マイクロメーターを用いて有効数字4桁で、総厚みを場所を変えて10点測定し、重ね厚みの平均値を求めた。この平均値を4で除して有効数字3桁に丸め、一枚あたりの平均厚み(t:μm)とした。同試料4枚の質量(w:g)を有効数字4桁で自動上皿天秤を用いて測定し、次式より見かけ密度を求めた。なお、見かけ密度は小数点以下2桁に丸めた。
見かけ密度(g/cm3)=w/(5.0×5.0×t×10-4×4)
=w×100/t
・・・式(4)
白色度JIS−L1015−1981−B法により、日本電色工業(株)製 Z−1001DPを用いて行った。
日本電色工業(株)製 NDH−1001DPにて全光線透過率を求めた。
延伸したフィルムに1,3−ジオキソランを塗布して2枚を張り合わせることによってシールを施した。しかる後、シール部をフィルムの主収縮方向と直交する方向(以下、直交方向という)に15mmの幅に切り取り、それを(株)ボールドウィン社製 万能引張試験機 STM−50にセットし、引張速度200mm/分の条件で180°ピール試験を行った。そして、そのときの引張強度を溶剤接着強度とした。
セイコー電子工業(株)製のDSC(型式:DSC220)を用いて、未延伸フィルム10mgを、−40℃から120℃まで、昇温速度20℃/分で昇温し、得られた吸熱曲線より求めた。吸熱曲線の変曲点の前後に接線を引き、その交点をTg(ガラス転移点)とした。
熱収縮性フィルムに、両端部をジオキソランで接着することにより、円筒状のラベル(熱収縮性フィルムの主収縮方向を周方向としたラベル)を作成した。しかる後、Fuji Astec Inc製スチームトンネル(型式;SH−1500−L)を用い、通過時間2.5秒、ゾーン温度80℃で、500mlのPETボトル(胴直径 62mm、ネック部の最小直径25mm)に熱収縮させることにより、ラベルを装着した。なお、装着の際には、ネック部においては、直径40mmの部分がラベルの一方の端になるように調整した。収縮後の仕上がり性の評価として、装着されたラベル上部の360度方向の歪みをゲージを使用して測定を行い、歪みの最大値を求めた。その時、基準を以下とした。
○:最大歪み 2mm未満
×:最大歪み 2mm以上
上記した収縮仕上り性の測定条件と同一の条件でラベルを装着した。そして、装着したラベルとPETボトルとを軽くねじったときに、ラベルが動かなければ○、すり抜けたり、ラベルとボトルがずれたりした場合には×とした。
ポリエステルa:ポリエチレンテレフタレート(極限粘度(IV):0.75dl/g)
ポリエステルb:ネオペンチルグリコール30モル%とエチレングリコール70モル%と
テレフタル酸とからなるポリエステル(IV:0.75dl/g)
ポリエステルc:ポリエステルa 50重量%と酸化チタン 50重量%とからなるポリエ
ステル原料(IV:0.51dl/g)
ポリエステルd:ポリブチレンテレフタレート(IV:1.24dl/g)
原料e:環状ポリオレフィン樹脂(ポリプラスチックス株式会社製
製品名 : TOPAS(登録商標) 6017
原料f:結晶性ポリスチレン樹脂(日本ポリスチレン株式会社製
製品名 : G797N))
原料g:結晶性ポリオレフィン樹脂(住友化学株式会社製 製品名 : EG8)
原料h:結晶性ポリオレフィン樹脂(三井化学株式会社製 製品名 : DX820)
原料i:環状ポリオレフィン樹脂(ポリプラスチックス株式会社製
製品名 : TOPAS(登録商標) 6013
A層としてポリエステルaを6質量%、ポリエステルbを84質量%、ポリエステルdを10質量%混合したポリエステルを、B層としてポリエステルbを45質量%、ポリエステルcを15質量%、ポリエステルdを10質量%、原料eを30質量%混合したポリエステルをそれぞれ280℃で溶融し、層厚み比率がA層/B層/A層=20/60/20となるようにTダイから共押出し、チルロールで急冷して厚み120μmの未延伸多層フィルムを得た。この未延伸多層フィルムのTgは65℃であった。またTダイ出口のせん断速度110、ドラフト比は21であった。
実施例1においてB層を ポリエステルbを45質量%、ポリエステルcを15質量%、ポリエステルdを10質量%、原料eを10質量%、原料fを20質量%、混合した以外は実施例1と同様の方法によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。実施例1に準じて 良好なフィルムを得た。
実施例1においてB層をポリエステルbを45質量%、ポリエステルcを15質量%、ポリエステルdを10質量%、原料fを30質量%混合する処方に変更した。またTダイ出口のせん断速度を70sec−1、ドラフト比を15とした以外は実施例1と同様の方法
によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。原料f(ポリスチレン樹脂)のみをB層に添加した本実施例において、せん断速度を小さく、ドラフト比を小さく調整すれば、生産性は下がるけれども、実施例1に準じて、良好なフィルムを得ることができた。
実施例1においてB層をポリエステルbを45質量%、ポリエステルcを15質量%、ポリエステルdを10質量%、原料iを30質量%混合する処方に変更した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。実施例1に準じて好ましい空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルムを得ることができた。
実施例1においてB層をポリエステルbを55質量%、ポリエステルcを15質量%、ポリエステルdを10質量%、原料eを20質量%混合する処方に変更した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。実施例1に準じて好ましい空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルムを得ることができた。
実施例1においてTダイ出口のせん断速度を70sec−1、ドラフト比を15とした以
外は実施例1と同様の方法によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。生産性において実施例1にやや劣るが、極めて良好なフィルムを得ることができた。
実施例1においてTダイ出口のせん断速度を160sec−1、ドラフト比を28とした
以外は実施例1と同様の方法によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。生産性において特に好ましく、一通り満足のいくフィルムを得ることができた。
実施例3においてTダイ出口のせん断速度を110、ドラフト比を21とした以外は実施例3と同様の方法によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。空洞の高さが小さく、空洞高さ比が大きくて見掛け密度の高い結果となった。原料f(ポリスチレン樹脂)のみをB層に添加した場合、せん断速度を大きく、ドラフト比を大きくすると、好ましい特性のフィルムを得ることができなかった。
実施例1においてB層を ポリエステルbを45質量%、ポリエステルcを15質量%、ポリエステルdを10質量%、ポリエステルgを30質量%混合した以外は実施例1と同様の方法によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。空洞の高さが小さく、見掛け密度の多きい結果となった。
実施例1においてB層を ポリエステルbを45質量%、ポリエステルcを15質量%、ポリエステルdを10質量%、ポリエステルhを30質量%混合した以外は実施例1と同様の方法によって熱収縮性フィルムを連続的に製造した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。空洞の高さが小さく、見掛け密度の高い結果となった。
実施例1において緯延伸後の熱固定温度を110℃に変更した。そして、得られたフィルムの特性を実施例1と同様の方法によって評価した。評価結果を表4に示す。幅方向の熱収縮特性が不足し、ラベル密着性やラベルでの収縮歪みにおいて満足できるものではなかった。
Claims (7)
- 少なくとも2層からなる多層熱収縮性ポリエステル系フィルムであって、少なくとも1層が、ポリエステル中にポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂が混合され、少なくとも一軸方向に延伸されて、空洞を含有し、前記ポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂が、メルトフローレート(MFR)で20g/minの粘度、及び曲げ弾性率で2000MPa以上の硬さであり、多層熱収縮性ポリエステル系フィルムが、下記(1)〜(3)の要件を満たすことを特徴とする空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
(1)95℃の温水中で10秒間に亘って処理した場合における幅方向の湯温熱収縮率が50%以上80%以下であること
(2)空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルムを任意の位置で幅方向に切断した断面における空洞の高さの平均値が2.3μm以上であること
(3)空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルムを任意の位置で幅方向に切断した断面における空洞の高さの比{最大高さ(Hmax)÷ 最小高さ(Hmin)}が3以下であること - 見掛け密度が、0.99g/cm3以下であることを特徴とする請求項1に記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 溶剤接着強度が、2N/15mm幅以上10N/15mm幅以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 厚みが、30μm以上50μm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 未延伸フィルムを得る際のダイス内ポリマー流のせん断速度が80sec−1以上、ドラフト比が18以上の条件で生産されてなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- ポリエステルに非相溶の熱可塑性樹脂が、環状ポリオレフィン、又は、環状ポリオレフィンと結晶性ポリスチレンの併用であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
- 空洞を有するB層を中間層とし、両表層に空洞のないA層が設けられたA層/B層/A層の構造であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009171034A JP5604823B2 (ja) | 2008-07-23 | 2009-07-22 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008189422 | 2008-07-23 | ||
JP2008189422 | 2008-07-23 | ||
JP2009171034A JP5604823B2 (ja) | 2008-07-23 | 2009-07-22 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010047006A JP2010047006A (ja) | 2010-03-04 |
JP5604823B2 true JP5604823B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=42064500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009171034A Active JP5604823B2 (ja) | 2008-07-23 | 2009-07-22 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5604823B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5410403B2 (ja) * | 2010-11-25 | 2014-02-05 | シーアイ化成株式会社 | 熱収縮性白色フィルム |
EP2832775A4 (en) | 2012-03-27 | 2015-12-09 | Kasei Co C I | HEAT SHRINKABLE WHITE FOIL |
JP2013256673A (ja) * | 2013-10-01 | 2013-12-26 | C I Kasei Co Ltd | 熱収縮性白色フィルム |
JP6205652B2 (ja) * | 2015-02-16 | 2017-10-04 | タキロンシーアイ株式会社 | 熱収縮性白色フィルム |
EP3175983A1 (de) * | 2015-12-03 | 2017-06-07 | Klöckner Pentaplast Europe GmbH & Co. KG | Lichtdichte schrumpffolie |
JP6493275B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-04-03 | 東洋紡株式会社 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP6519720B2 (ja) * | 2019-01-23 | 2019-05-29 | 東洋紡株式会社 | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0625274B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1994-04-06 | 東洋紡績株式会社 | 空洞含有ポリエステルフィルム |
JPH1024542A (ja) * | 1996-07-11 | 1998-01-27 | Diafoil Co Ltd | 微細気泡含有積層ポリエステルフイルム及びビデオプリンター用受像紙 |
JP4649710B2 (ja) * | 2000-07-28 | 2011-03-16 | 東洋紡績株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム、熱収縮性チューブとその製造方法、およびラベルとそれを装着した容器 |
JP2002052674A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-19 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 微細気泡含有積層ポリエステルフィルム |
JP2003165190A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 微細気泡含有積層延伸ポリエステルフィルム |
JP4284959B2 (ja) * | 2002-02-14 | 2009-06-24 | 東洋紡績株式会社 | 和紙の外観を有する熱収縮性ポリエステル系フィルム及びラベル |
JP2005206730A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム |
JP4636067B2 (ja) * | 2007-10-04 | 2011-02-23 | 東洋紡績株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法 |
-
2009
- 2009-07-22 JP JP2009171034A patent/JP5604823B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010047006A (ja) | 2010-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5625912B2 (ja) | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム及びその製造方法 | |
JP6493275B2 (ja) | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
US11919216B2 (en) | Roll of white heat-shrinkable polyester-based film | |
JP5604823B2 (ja) | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
KR20100137464A (ko) | 백색 열수축성 폴리에스테르계 필름, 백색 열수축성 폴리에스테르계 필름의 제조방법, 라벨, 및 포장체 | |
JP5761282B2 (ja) | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法、白色熱収縮性ポリエステル系フィルム及び包装体 | |
JP6519720B2 (ja) | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP5761281B2 (ja) | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法、白色熱収縮性ポリエステル系フィルム及び包装体 | |
JP2007169546A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル | |
JP2007186662A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル | |
JP2005068392A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2006297708A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル | |
JP2006265464A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル | |
JP4867985B2 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2007253461A (ja) | 多層熱収縮性ポリエステル系フィルム及びラベル | |
JP2005263938A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2006063260A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル | |
JP2007290321A (ja) | 多層熱収縮性ポリエステル系フィルム及びラベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120706 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130917 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140729 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140811 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5604823 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |