JP6519720B2 - 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム - Google Patents
白色熱収縮性ポリエステル系フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6519720B2 JP6519720B2 JP2019009280A JP2019009280A JP6519720B2 JP 6519720 B2 JP6519720 B2 JP 6519720B2 JP 2019009280 A JP2019009280 A JP 2019009280A JP 2019009280 A JP2019009280 A JP 2019009280A JP 6519720 B2 JP6519720 B2 JP 6519720B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- less
- polyester
- layer
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
しかし、冷却ロールでの固化速度を上げていくと、冷却ロールに接触する面と接触しない面で冷却速度の差が大きくなる。その結果、製品となったフィルムがカールする問題が発生する。
本発明の第1の発明は、酸化チタン粒子を有するポリエステル系樹脂層を少なくとも1層有すると共に、少なくとも該酸化チタン粒子含有層を挟む少なくとも2層を有する3層以上の構成から成る白色熱収縮性ポリエステル系フィルムであって、下記要件(1)〜(7)を満たすことを特徴とする白色熱収縮性熱収縮性ポリエステル系フィルムである。
(1)処理温度90℃・処理時間10秒の温水処理による主収縮方向の熱収縮率が30%以上85%以下であること
(2)60度の角度で測定したフィルムの両面のグロスが40%以上150%以下
(3)フィルムの両最外層の厚み差が2μm以下
(4)フィルムの両最外層の厚みは、共に3μm以上12μm以下
(5)フィルムの両最外層の密度差が0.005g/cm3以下
(6)フィルムの両最外層の非晶成分のモル数の差が1mol%以下
(7)光線透過率が40%以下
本発明の第2の発明は、90℃熱風中における熱収縮応力の最大値が9MPa以下であることを特徴とする、第1の発明に記載の白色熱収縮性ポリエステル系フィルムである。
本発明の第3の発明は、溶剤接着強度が、2N/15mm幅以上10N/15mm幅以下であることを特徴とする上記第1〜2のいずれかの発明に記載の白色熱収縮性ポリエステル系フィルムである。
本願第4の発明は、上記第1〜第3のいずれかの発明に記載の白色熱収縮性ポリエステル系フィルムを用いた熱収縮性ラベルである。
本願第5の発明は、上記第4の発明の熱収縮ラベルが、包装対象物の少なくとも外周の一部に被覆されている包装体である。
本願第6の発明は、溶融樹脂から未延伸フィルムを作る工程で、両最外層共に積極的に冷却し、両外側層の密度差を小さくする、上記第1〜第3のいずれかの発明の白色熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法である。
本願第7の発明は、溶融樹脂から未延伸フィルムを作る工程で、両最外層共に積極的に冷却する方法として、片側の層は冷却ロールにより冷却し、反対側の層は長手方向の風速差が1m/秒以下の風速差となるように調整された装置を用いて、冷却風をあてる事で冷却する、上記第1〜第3のいずれかの発明の白色熱収縮性ポリエステル系フィルムの製造方法である。
通常、積層構成の押出しを行い高速で冷却ロールで固化すると、収縮仕上り性に寄与する非発泡層の外側層の密度差(結晶化度差)が異なり収縮挙動が異なり収縮仕上り性が悪くなる。特に近年、コストダウン等を目的とした生産量の増加(増速での生産)により、冷却ロールでの固化する速度が速くなっているので、そのような問題が生じ易い。本発明では、白色熱収縮性ポリエステル系フィルムを高速で生産する際、無延伸フィルムの両方の外側の非発泡層の密度差を小さくする事ができる。それにより良好な収縮仕上り性が得られ、PET容器のラベルにした際に綺麗な外観を得る事が可能である。
従って、本発明によれば、高速生産が可能で、熱収縮でカールを発生せず良好な収縮仕上り性を有し、かつ、印刷性が良好な白色熱収縮性ポリエステル系フィルムの提供が可能となる。
(1)処理温度90℃・処理時間10秒の温水処理による主収縮方向の熱収縮率が30%以上85%以下であること
(2)60度の角度で測定したフィルムのグロスが40%以上150%以下
(3)フィルムの両最外層の厚み差が2μm以下
(4)フィルムの両最外層の厚みは、共に3μm以上12μm以下
(5)フィルムの両最外層の密度差が0.005g/cm3以下
(6)フィルムの両最外層の非晶成分のモル数の差が1mol%以下
(7)光線透過率が40%以下
以下に本発明の実施の形態を具体的に説明する。
なお、本発明の酸成分、ジオール成分の含有率は、2種以上のポリエステルを混合して使用する場合、ポリエステル全体の酸成分、ジオール成分に対する含有率である。混合後にエステル交換がなされているかどうかにはかかわらない。
また、ポリエステルエラストマーを上記範囲とし、後述の好ましい製造方法、条件と組み合わせることで主収縮方向と直交する方向の収縮率を適正にすることが可能である。
また、空洞の形成により収縮率を低減する作用があるので、空洞のない層を設けることにより高い熱収縮率を付与することができる。
また、A層を2台の押出機を用いて、B層を挟むフィルム外側の層にしても良い。しかし、この場合、押出機に入る原料比率が均一になるように設計が必要になる。異なる原料を混合する際、押出機に入る直前のホッパーに攪拌機を設置して原料を混合する必要が有る。また攪拌された原料が押出機に入る際に原料組成にズレが生じないように、ホッパーから押出機の間の配管は、まっすぐな配管にする必要が有る。更に、押出機での溶融樹脂の温度は、B層と合流するフィードブロック前で、2つのA層の樹脂圧力の差が±3%以下になるように調整する事が重要である。樹脂圧力が片方だけ高いと、樹脂圧力が高い方の層厚みが高くなったり、また無延伸フィルムの幅方向の層厚み比率で、片側は中央部が高くなり、また、もう1方は端部の層厚み比率が高くなったりと不具合が生じる。A層の2台の押出機の吐出が同じで、かつ、フィードブロックの配管径や体積が同じならば、2台の押出機での樹脂温度の差は、±1℃以下にする事で、樹脂圧力の差が±3%以下にする事が可能で有る。
そこで発明者らは、冷却ロールに接触した後に、非接触面に冷風をあてる事で非接触面の結晶化度を小さくし、熱収縮時のカール発生を抑制することに成功した。
冷風がフィルム幅方向全てに当たるように、広い幅の冷風を供給できる装置を用いることが好ましい。また未延伸フィルム端部はダイスから溶融樹脂が吐出する際にネックインして厚みが中央部より厚い為、端部は冷却風速が高くなるように調整することが好ましい。風速の調整には例えばパンチングプレートを用いて行い、端部は風速が高いが、中央部は幅方向の風速差が5%以下になるよう調節することがより好ましい。
また冷風の温度は、冷却ロールの温度より3〜15℃低い温度に設定することが好ましい。冷却ロールより冷風の方が熱伝達係数は低いので、冷却ロールの温度より低くすることが好ましい。また、冷風の温度が冷却ロールの温度より16℃以上低いと、冷却ロールに結露が生じて好ましくない。
また冷風の風速は、冷却固化の速度にもよるが、4m/秒以上25m/秒以下が好ましい。4m/秒より風速が低いと冷却効果が低減するので好ましくない。また25m/秒より風速が高いと、冷却効果は高まるが、溶融樹脂の冷却ロールへの着地点が異なり厚みムラや各表面の結晶化度に差異が発生する原因となるので好ましくない。
予備加熱温度や延伸温度が低ければ低いほど延伸時の応力が高くなり、空洞を大きくつくることができて見掛け密度を下げることが可能である。また延伸倍率に関しても同様で、延伸倍率が高ければ高いほど延伸時の応力が高くなり、空洞を大きくつくることができて見掛け密度を下げることが可能である。しかし、あまりに延伸時の応力が高いと破断が生じて生産性が悪くなる。したがって見掛け密度を下げる条件と生産性を両立するには、上記の範囲が最適である。
また、熱固定温度がTg+50℃より高いとフィルム幅方向の収縮率が小さくなり、空洞が潰れて見掛け密度が高くなる悪さがある。
フィルムを10cm×10cmの正方形に裁断し、温水温度90℃±0.5℃の温水中において、無荷重状態で10秒間処理して熱収縮させた後、フィルムの横方向(主収縮方向)の寸法を測定し、下記(1)式に従い熱収縮率を求めた。
熱収縮率=((収縮前の長さ−収縮後の長さ)/収縮前の長さ)×100(%) (1)
日本電色工業(株)製 NDH−1001DPにて全光線透過率を求めた。
JIS K8741に準じて、グロスメーター「VG2000」(日本電色工業株式会社製)を用いて60度の角度で測定した。
フィルム断面をカットした後、走査型電子顕微鏡「JSM−6510A型」(日本電子株式会社製)を用いて各層の厚みを測定した。そして各々の層の厚み差を求めた。
フィルム外側層のみカミソリ刃で削り取りサンプリングを行った。サンプリングしたフィルムを管中に連続的な密度勾配を有する液体(硝酸カルシウム水溶液)が入った密度勾配管を用いて、試料をその液体中に24時間入れた後に、液体中で静止した平衡位置から、その試料の密度を読み取った。外側層の各々の密度を求め、その差を密度差とした。
フィルム外側層のみカミソリ刃で削り取りサンプリングを行った。サンプリングしたフィルム約5mgを重クロロホルムとトリフルオロ酢酸の混合溶液(体積比9/1)0.7mlに溶解し、1H−NMR(varian製、UNITY50)を使用して求めた。外側層の各々の非晶成分の含有量(モル数)を求め、その差を非晶成分の含有量(モル数)の差とした。なお、本願実施例においてはいずれも、非晶成分含有量としてネオペンチルグリコール含有量を求めた。
オリエンテック社製テンシロン(加熱炉付き)強伸度測定機を用い、熱収縮性フィルムから主収縮方向の長さ160mm、幅20mmのサンプルを切り出し、フィルムのチャックする位置を30mm×28mmのダンボール片で挟み込み、チャック間100mmで、予め90℃に加熱した雰囲気中で送風を止めて、サンプルをチャックに取り付け、その後速やかに加熱炉の扉を閉め送風(吹き出し風速 5m/秒)を開始した時に検出される応力を30秒間測定し、チャートから求まる最大値を熱収縮応力(MPa)とした。
フィルムをA4判サイズ(21.0cm×29.7cm)に1枚切り出して試料とした。この試料を、マイクロメーターを用いて有効数字4桁で、厚みを場所を変えて10点測定し、厚み(t:μm)の平均値を求めた。こ同試料1枚の質量(w:g)を有効数字4桁で自動上皿天秤を用いて測定し、下記(2)式より見掛け比重を求めた。なお、見掛け比重は小数点以下2桁に丸めた。
見掛け比重=w/(21.0×29.7×t×10-4)=w×100/t
・・・式(2)
熱収縮性フィルムに1,3−ジオキソランを塗布量5±0.3g/m2、塗布幅5±1mmで塗布して2枚を張り合わせることによってシールを施した。しかる後、シール方向と直行方向に15mmの幅に切り取り、それを(株)ボールドウィン社製 万能引張試験機 STM−50にチャック間20mmでセットし、引張速度200mm/分の条件で引張り剥離し、剥離抵抗力を測定した。そしてその時の強度を溶剤接着強度とした。
熱収縮性フィルムに、あらかじめ東洋インキ製造(株)の草・金色のインキで2色印刷した。そして、印刷したフィルムの両端部をジオキソランで接着することにより、円筒状のラベル(熱収縮性フィルムの主収縮方向を周方向としたラベル)を作成した。しかる後、Fuji Astec Inc製スチームトンネル(型式:SH−1500−L)を用い、通過時間10秒、ゾーン温度90℃で、500mlのペットボトル(胴直径70mm、ネック部の最小径25mm)を用いてテストした(測定数=20)。
なお、装着の際には、ネック部においては、直径30mmの部分がラベルの一方の端になるように調整した。
評価は目視で行い、基準は下記の通りとした。
○:シワ、飛び上り、収縮不足の何れも未発生
×:シワ、飛び上り、又は収縮不足が発生
収縮後の仕上がり性の評価として、装着されたラベル上部の360度方向の歪みをゲージを使用して測定を行い、歪みの最大値を求めた。その時、基準を以下とした。
○:最大歪み 1.5mm未満。
×:最大歪み 1.5mm以上。
収縮後のカールの評価として、装着されたラベル上部(ネック部)で、360度方向でカールをゲージを使用して測定を行った。その時、基準を以下とした。
○:最大カール 0.5mm未満。かつ カール無。
×:最大カール 0.5mm以上。
上記した収縮仕上がり性の測定条件と同一の条件でラベルを装着した。そして、装着したラベルとペットボトルとを軽くねじった時に、ラベルが動かなければ○、すり抜けたり、ラベルとボトルがずれたりした場合には×とした。
ポリエステルa:ポリエチレンテレフタレート(極限粘度0.75dl/g)
ポリエステルb:ネオペンチルグリコール30モル%とジエチレングリコール10モル%とエチレングリコール60モル%と テレフタル酸とからなるポリエステル(極限粘度0.78dl/g)
ポリエステルc:ポリエステルa 50重量%と酸化チタン 50重量%とからなるポリエステル原料(日本ピグメント株式会社製 製品名:ET550)
ポリエステルd:ポリブチレンテレフタレート(極限粘度1.3dl/g)
原料e:環状ポリオレフィン樹脂(ポリプラスチックス株式会社製 製品名:Topas(商標登録)6017)
原料f:非晶性ポリスチレン樹脂(日本ポリスチレン株式会社製 製品名;G797N)
A層としてポリエステルaを5重量%、ポリエステルbを75重量%、ポリエステルcを20重量%、B層としてポリエステルbを65質量%、ポリエステルcを15質量%、原料eを20質量%、C層としてポリエステルaを5重量%、ポリエステルbを75重量%、ポリエステルcを20重量%混合したポリエステルを、A層とC層は、それぞれ265℃で溶融し、B層は280℃で溶融し、層厚み比率がA層/B層/C層=20/60/20となるようにTダイから共押出し、冷却(チル)ロールで急冷して厚み200μmの未延伸多層フィルムを得た。この時の冷却ロールの温度は25℃でA層と接している。冷却ロールと相反するC層へ、マルチダクトを用いて、10℃の冷風を中央部は8m/S、端部は10m/Sで冷風を吹かせた。
B層の原料eを原料fに変更した以外は,実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。収縮仕上り性の良好なフィルムを得た。
押出機の吐出量を変更して層厚み比率がA層/B層/C層=30/40/30となるようにTダイから共押出し、冷却(チル)ロールで急冷して厚み200μmの未延伸多層フィルムに変更した以外は 実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。グロスと見掛け比重は高くなったが、収縮仕上り性の良好なフィルムを得た。
A層としてポリエステルaを5重量%、ポリエステルbを95重量%、B層としてポリエステルbを80質量%、ポリエステルcを10質量%、原料eを10質量%、C層としてポリエステルaを5重量%、ポリエステルbを95重量%混合した以外は 実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。幅方向の温湯収縮率収縮率と収縮応力が高くなったが、仕上り性の良好なフィルムを得た。
B層としてポリエステルbを55質量%、ポリエステルcを15質量%、原料eを30質量%混合した以外は 実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。グロスと見掛け比重が低くなったが、仕上り性の良好なフィルムを得た。
冷却ロールと相反するC層へ マルチダクトを用いて冷風を吹かせるのを中止した以外は 実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。A層とC層の密度差が生じ、若干カールとなり収縮歪みに劣るフィルムとなった。
押出機の吐出量を変更して層厚み比率がA層/B層/C層=5/90/5となるようにTダイから共押出し、冷却(チル)ロールで急冷して厚み200μmの未延伸多層フィルムに変更した以外は 実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。A層、C層の層厚みが薄く、グロスが劣るフィルムとなった。
押出機の吐出量を変更して層厚み比率がA層/B層/C層=15/60/25となるようにTダイから共押出し、冷却(チル)ロールで急冷して厚み200μmの未延伸多層フィルムに変更した以外は 実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。A層、C層の層厚みが異なり、収縮後にカールが発生して収縮仕上り性が劣るフィルムとなった。
C層としてポリエステルaを5重量%、ポリエステルbを71重量%、ポリエステルcを24重量%混合に変更した以外は 実施例1と同様の方法で白色熱収縮ポリエステルフィルムを得た。得られたフィルムの評価結果を表3に示す。A層、C層の非晶モル%が異なる(A層22.5mol%、C層21.3mol%)。A層とC層の非晶成分のモル数が1.2mol%異なり、収縮後に若干カールが発生して収縮仕上り性が劣るフィルムとなった。
Claims (7)
- 酸化チタン粒子を含有するポリエステル系樹脂層を少なくとも1層有すると共に、該酸化チタン粒子含有層を挟む少なくとも2層を有する3層以上の構成から成る白色熱収縮性ポリエステル系延伸フィルムであって、下記要件(1)〜(7)を満たすことを特徴とする白色熱収縮性ポリエステル系延伸フィルム。
(1)処理温度90℃・処理時間10秒の温水処理による主収縮方向の熱収縮率が30%以上85%以下であること
(2)60度の角度で測定したフィルムの両面のグロスが40%以上150%以下
(3)フィルムの両最外層の厚み差が2μm以下
(4)フィルムの両最外層の厚みは、共に3μm以上12μm以下
(5)フィルムの両最外層の密度差が0.005g/cm3以下
(6)フィルムの両最外層の非晶成分のモル数の差が1mol%以下
(7)光線透過率が40%以下 - 90℃熱風中における熱収縮応力の最大値が9MPa以下であることを特徴とする請求項1に記載の白色熱収縮性ポリエステル系延伸フィルム。
- 溶剤接着強度が、2N/15mm幅以上10N/15mm幅以下であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の白色熱収縮性ポリエステル系延伸フィルム。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の白色熱収縮性ポリエステル系延伸フィルムを用いた熱収縮性ラベル。
- 請求項4に記載の熱収縮性ラベルが、包装対象物の少なくとも外周の一部に被覆されている包装体。
- 溶融樹脂から未延伸フィルムを作る工程で、両最外層共に積極的に冷却し、両外側層の密度差を小さくする事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の白色熱収縮性ポリエステル系延伸フィルムの製造方法。
- 溶融樹脂から未延伸フィルムを作る工程で、両最外層共に積極的に冷却する方法として、片側の層は冷却ロールにより冷却し、反対側の層は長手方向の風速差が1m/秒以下の風速差となるように調整された装置を用いて、冷却風をあてる事で冷却する事を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の白色熱収縮性ポリエステル系延伸フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019009280A JP6519720B2 (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019009280A JP6519720B2 (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016071201A Division JP6493275B2 (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019073030A JP2019073030A (ja) | 2019-05-16 |
JP6519720B2 true JP6519720B2 (ja) | 2019-05-29 |
Family
ID=66542882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019009280A Active JP6519720B2 (ja) | 2019-01-23 | 2019-01-23 | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6519720B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7481869B2 (ja) | 2020-03-19 | 2024-05-13 | 株式会社フジシール | ラベルの製造方法およびラベル |
CN117962447A (zh) * | 2024-04-02 | 2024-05-03 | 河南银金达新材料股份有限公司 | 一种可漂浮白色聚酯热收缩薄膜及其制备方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4649710B2 (ja) * | 2000-07-28 | 2011-03-16 | 東洋紡績株式会社 | 熱収縮性ポリエステル系フィルム、熱収縮性チューブとその製造方法、およびラベルとそれを装着した容器 |
JP2002211611A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Toyobo Co Ltd | カップ容器用蓋 |
JP2005112906A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Nakamoto Pakkusu Kk | ポリエチレンテレフタレート系ポリエステルシュリンク包装材料 |
JP3925735B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2007-06-06 | 東洋紡績株式会社 | Icカードまたはicタグ、及びその製造方法 |
JP2007186662A (ja) * | 2005-12-16 | 2007-07-26 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル |
JP2007169546A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Toyobo Co Ltd | 熱収縮性ポリエステル系フィルム及び熱収縮性ラベル |
JP5604823B2 (ja) * | 2008-07-23 | 2014-10-15 | 東洋紡株式会社 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム |
WO2010143318A1 (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-16 | 東洋紡績株式会社 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム及びその製造方法 |
JP6493275B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-04-03 | 東洋紡株式会社 | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム |
-
2019
- 2019-01-23 JP JP2019009280A patent/JP6519720B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019073030A (ja) | 2019-05-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6493275B2 (ja) | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP6544492B2 (ja) | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルムロール | |
KR101491876B1 (ko) | 백색 열수축성 폴리에스테르계 필름, 백색 열수축성 폴리에스테르계 필름의 제조방법, 라벨, 및 포장체 | |
JP5625912B2 (ja) | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム及びその製造方法 | |
WO2018147249A1 (ja) | 非晶性のフィルム用共重合ポリエステル原料、熱収縮性ポリエステル系フィルム、熱収縮性ラベル、及び包装体 | |
KR102463003B1 (ko) | 열수축성 폴리에스테르계 필름 및 포장체 | |
JP5604823B2 (ja) | 空洞含有熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP6519720B2 (ja) | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
KR102411172B1 (ko) | 열수축성 폴리에스테르계 라벨, 포장체 및 열수축성 폴리에스테르계 라벨의 제조방법 | |
KR20210036358A (ko) | 비결정성 필름용 공중합 폴리에스테르 원료, 열수축성 폴리에스테르계 필름, 열수축성 라벨, 및 포장체 | |
WO2022071046A1 (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2004114498A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
WO2023145653A1 (ja) | 白色熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2005263938A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
KR20230009902A (ko) | 필름용 공중합 폴리에스테르 원료, 열수축성 폴리에스테르계 필름, 열수축성 라벨, 및 포장체 | |
JP2006321937A (ja) | 熱収縮性ポリエステル系フィルム | |
JP2007290321A (ja) | 多層熱収縮性ポリエステル系フィルム及びラベル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190123 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190129 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190204 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190212 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190301 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20190304 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190326 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190408 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6519720 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |