JP5595011B2 - 金属棒上の表面欠陥の検出及び検証のための検査システム - Google Patents

金属棒上の表面欠陥の検出及び検証のための検査システム Download PDF

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Description

本発明は、表面検査システムに関するものである。より具体的には、非接触式表面欠陥検出システム、及び、伸線した金属棒を検査することにより欠陥を検出するための当該システムの使用方法と、相互参照による欠陥検出の検証方法に関するものである。
金属棒検査のための数多くのアプローチがある。1つの方法は渦電流試験(ECT)である。渦電流試験(ECT)は、例えばFLAW DETECTION DEVICE FOR STEEL BARと題するFujisaki及びTomitaに発行された米国特許第6,850,056号明細書(特許文献1)(全体を参考のため本明細書中に引用する)を参照することにより明らかなように、金属棒のための表面欠陥検出における主要なアプローチである。ECTは、交流(AC)コイルによって金属棒の表面に渦電流を誘導することにより行う。誘導された渦電流は、検出コイルなどを使用して渦電流信号として検出される。検出された渦電流信号の大きさや位相を評価することにより、金属棒における欠陥が検出される。別の検査方法は、視覚又は画像システムを使用することを伴う。視覚又は画像に基づくシステムは、APPARATUS AND METHOD FOR DETECTING SURFACE DEFECTS ON A WORKPIECE, SUCH AS A ROLLED/DRAWN METAL BARと題する、Chang他に発行された米国特許第7,324,681号明細書(特許文献2を参照することにより明らかなように、欠陥又は表面不良を検出する目的で棒鋼から撮影された画像を評価する。画像系欠陥検出は、例えば欠陥存在部のコントラストで評価する。しかしながら、上述のそれぞれの欠陥検出アプローチは、独自の特徴を有している。
例えば、ECTの検出特性から、長手方向タイプの表面欠陥を効果的に検出することができない場合がある。ECTの別の特徴は、検出位置を人手で物理的に調査しない限り、棒鋼表面で検出欠陥に関する正確な性状の視覚的フィードバックはできないことである。多くの主な実例において、例えば棒鋼が検査後でもまだ赤熱状態である熱間圧延ラインや、数100メートル長さに達することもある冷間伸線ラインでは、物理的な再調査は不可能とは言わないまでも極めて難しい。その反面、ECTでは、表面欠陥自体の或る程度の深さ情報をしることができる。一方、画像系システムは、長手方向タイプの表面欠陥を信頼性高く検出し、そして検出欠陥の正確な性状を視覚的にフィードバックすることができる。しかしながら、画像系システムは一般的に、検出欠陥の深さ情報には限界があることがある。とはいえ、画像系システムは、検出済欠陥に関するリアルタイムに近い、直接的、直感的な視覚的フィードバックができる。手動ではあるが簡単な欠陥検証(すなわち欠陥部位の実画像を保存し後で利用可能にすることができ、次いでこれを操作者が使用することにより、機械で検出された欠陥を視覚的に検証することができる)、及び/又は、高度なアルゴリズム、例えばニューラル・ネットワーク、発見的規則、又はサポート・ベクター・マシンを介した自動画像分類を可能にする。
図4A及び図4Bは、従来のコンピュータベースECTデータ・レンダリング・システムに対するユーザーインターフェースの例を示している。図4Aは、スクリーン200を示しており、このスクリーンは、典型的なものであるが、X−Yグラフ形式の、全体的にECTデータ204として示されたECTデータの時系列を示している。X軸は「時間」を、Y軸は、ECT信号の大きさ(強度)を表している。典型的なユーザーインターフェースは、ユーザーが、検出された欠陥を示す1つ又は2つ以上の強度閾値を予め設定するようになっている。このような閾値は、例えばそれぞれ下限閾値レベル202及び上限閾値レベル202として表示されているように、水平線として表示することができる。閾値レベルよりも高い規模(強度)を有するいずれのECT信号204も、表面欠陥検出事象と捉えられる。例えば、ECT信号204が位置206で下限閾値レベル202を上回ると、ECTレンダリング・システムは、これを表面欠陥検出事象と捉える。同様に、ECT信号204が位置208で上限閾値レベル202を超えると、ECTレンダリング・システムはやはりこれも表面欠陥検出事象と捉える。典型的には、欠陥検出事象をトリガーしたECT信号の強度が高ければ高いほど、欠陥の重症度も大きい。
図4Bは、図4Aと対を成す表示である。ECTデータ204のある瞬間において、対応するフェーズダイアグラム210をデータ・レンダリング・システムによって生成して表示することができる。この場合、検出された渦電流信号の位相(すなわち誘導信号に対する位相)に基づいて、トレース・パターン214が表示されている。信号の大きさ(強度)と同様に、ユーザーインターフェースは、重症度閾値、例えば位相閾値212を設定することができる。重症度閾値は、欠陥の存在を検出するために使用される。
図5は、コンピュータベース画像データ・レンダリング・システムのユーザーインターフェースの一例を示す。コンセプト(図示せず)は、検査される棒材を示す棒状のチャートであり、長手方向のどの位置で欠陥が検出されたかを印(図中の「X」が表示されている位置)で示している。一方、図5のユーザーインターフェースのスクリーン300では、より詳細な検査結果を表示している。画像システムは、金属棒の全周をカバーする複数の画像センサー(すなわちカメラ)を有している。スクリーン300の左上に示された円グラフは、カメラのそれぞれ1つの周方向カバー範囲を図式的に示している。スクリーン300は、前述した棒状チャートのコンセプトを示している。異なる画像系統(すなわち異なるカメラ)から検出された欠陥(例えば「X」でマーキングされた項目304,306)が、それぞれのカメラと連動して別々の棒グラフ上にマーキングされる。このアプローチにより、検出データに関する付加的な周方向の情報がもたらせられる。スクリーン300は、(i)矢印102によって示された金属棒の運動方向、並びに(ii)その速度を示すこともできる。
引き続き図5を参照すると、スクリーン300は、検出欠陥/不良の一覧表を示す欠陥リスト枠310を含んでいてもよく、また欠陥リスト枠310は、各欠陥に対して種々の情報、例えばそのそれぞれのタイプ、サイズ、及び形状などを含むこともできる。スクリーン300内に示されたインターフェースは、ユーザーがリスト枠310内をナビゲートし、リストに挙げられた欠陥のうちの1つを選択できるようにすることもできる。そのとき、インターフェースは、選択された欠陥に関するより詳細な情報を表示することができる。例えば、スクリーン300は、欠陥部位(項目308)を含む金属棒、及びその周囲の実画像(項目302)を表示する別個の画像枠を付加することができる。さらに、枠310内で欠陥を選択することにより、金属棒上のその特定の長手方向位置を、選択された欠陥304の近くに表示するように、棒グラフ近くのスクリーン300上に表示させることができる。画像系検出システム内であらゆる情報が入手可能であるが、ユーザーサイドからみると、検出欠陥に関する深さ方向に関する情報を改善することが望ましいことは言うまでもない。
米国特許第6,850,056号公報 米国特許第7,324,681号公報
以上述べたように、前述した問題点又は欠点を克服する検査システムが必要とされている。
本発明は、(1)種々の表面欠陥を検出し、(2)検出欠陥の深さ方向の情報を提供し、そして(3)欠陥のリアルタイム又はリアルタイムに近い、直接的、直感的な視覚的フィードバック及び検証を可能するインターフェースを含む、金属棒を検査するシステムを提供することを目的とする。
移動経路に沿って移動する軸線を有する金属棒表面の欠陥を検出することを目的として、検査システムが構築されている。システムは、移動経路上の第1位置に設けられた第1欠陥検出装置を有し、第1欠陥検出装置は、金属棒が第1欠陥検出位置を通過するのに伴って、金属棒内に誘導された渦電流により第1出力信号を生成するように形成されている。システムはさらに、経路に沿った第2位置に設けられた第2欠陥検出装置を有し、それは第1欠陥検出装置と予め定めた所定の位置関係になるよう配置されている。第2欠陥検出装置は、金属棒が第2欠陥検出位置を通過するのに伴って、金属棒の1つ又は2つ以上の画像に関連する第2出力信号を生成するように形成されている。システムはさらに、上記所定の関係に基づいて、金属棒の軸線方向位置に応じて、第1出力信号と第2出力信号とを同期させる同期メカニズムを有している。最後に、システムは、第1欠陥検出装置で検出した欠陥(第1欠陥)と第2欠陥検出装置で検出した欠陥(第2欠陥)に対する、第1出力信号及び第2出力信号を処理する処理ユニットを有している。
好ましい実施態様の場合、予め定めた所定の位置関係(以下、所定の位置関係)とは、第1欠陥検出装置(ECTによる検出)と第2欠陥検出装置(画像処理による検出)とを分離して設置するための、一定の固定された距離(オフセット距離)である。金属棒が既知の速度で動いている場合には、金属棒上のある特定位置が第1欠陥検出装置に通過する時間(第1時点)と、その特定位置が第2欠陥検出装置を通過する時間(第2時点)、との間の時間差(時間遅延)を割り出すことができる。同期メカニズムは第1実施態様では、第1主力信号と第2出力信号とを同期するために時間遅延を考慮するための時間遅延回路を使用するように形成されている。ソフトウェアに基づく第2の実施態様の場合、同期メカニズムは、オフセット距離及び金属棒速度に基づいて、2つのデータ系列(すなわち第1及び第2出力信号)をマッチング又はその他の形で整合するように形成されているので、両データ系列は金属棒軸線方向位置の関数として処理される。これらの信号を同期することにより、種々の相互参照機能、例えば欠陥検証機能が動作し、並びに、画像情報による検出欠陥に深さ方向の情報を付加することが可能となる。
検査結果(電子データ)を記述した報告書を出力する製品も提供される。
添付の図面を参照しながら、本発明の一例を以下に説明する。
図1は、数ある特徴の中でも特に同期メカニズムを有する本発明による検査システムの概略的ブロック図を示す。
図2は、欠陥処理ブロックをより詳細に示す単純化ブロック図を示す。
図3は、画像に基づく欠陥とECTに基づく欠陥とが金属棒を示す棒状表示で示されている、図1の検査システムの結果を示すスクリーン表示の一例を示す。
図4Aは、従来のECTデータ・レンダリング装置による信号の大きさ(強さ)を示すスクリーン表示の一例を示す。 図4Bは、従来のECTデータ・レンダリング装置による位相成分を示すスクリーン表示の一例を示す。
図5は、従来の画像系検査データ・レンダリング装置ソフトウェアで検出された表面欠陥を示すスクリーン表示の一例を示す。
ここで図面(図において、同一の構成物には、同じ符号を使用する)を参照すると、図1は、本発明による検査システム10の概略的なブロック図である。検査システム10は、渦電流試験(ECT)に基づく渦電流試験(ECT)系検査装置及び画像処理に基づく画像系検査装置の両方を合体させ、そして同期させ、検出された欠陥を示すことができる機能を有している。前述のものによって、(i)検証のために両検査装置間で欠陥検出を相互参照する能力;(ii)画像をキャプチャするためのトリガーとしてECT系欠陥検出を用いる能力;(iii)画像系表面欠陥検出の結果を、渦電流試験(ECT)検査装置によって得られた欠陥深さ方向情報を付加する能力を含む。これにより、多くの利点が得られる。
引き続き図1を参照する。検査システム10は、「A」で示される長手方向軸線を有する金属棒11を検査するように形成されている。検査システム10は、金属棒11が移動経路に沿って動くのに伴って、金属棒11の表面欠陥を検査するように形成されている。好ましくは金属棒11の軸線「A」は、移動経路と実質的に一致することが望ましく、少なくとも検査システム近くの領域では、直線状の移動経路とすることが望ましい。第1の実施態様の場合、金属棒11は、特許文献2により詳細に記載されているように、圧延ミルで製造された高温の棒鋼であってもよい。金属棒11は、種々のタイプの表面欠陥又は不良、例えば横方向の欠陥12並びに長手方向の欠陥14及び14’等々を有している。
検査システム10は、第1欠陥検出装置、例えば渦電流試験(ECT)系検査装置20と、第2欠陥検出装置、例えば画像系検査装置30とを有している。第1(ECT)欠陥検出装置20は、移動経路に沿った第1軸線方向位置16に配置されているのに対して、第2欠陥検出装置30は、移動経路に沿った第2軸線方向位置18に配置されている。一般に、第2欠陥検出装置30は、第1欠陥検出装置20との所定の位置関係にある。好ましい実施態様の場合、この所定の位置関係は軸線方向距離で固定されたものであってよい。このように、第2軸線方向位置18は、移動経路に沿って、所定の距離100(図1では「D」としても表されている)だけ第1軸線方向位置からオフセットされていてよい。金属棒11は、第1欠陥検出装置(ECT)20及び第2欠陥検出装置(画像)30の両方によって検査されるように、検査システム10に対して配置されている。本発明によれば、2つの装置20,30は、2つの装置からのデータ出力が金属棒11上の軸線方向位置に対して同期するように接続されている。これについては、以下に詳細に説明する。加えて、典型的な事例であるが、金属棒11が既知の速度で動いている場合は、同期化は時間に基づいて行ってもよい。
引き続き図1を参照すると、第1欠陥検出装置(ECT)20は、金属棒11が第1軸線方向位置16を通過するときに、金属棒11内に誘導される渦電流により第1出力信号24を生成するように形成されている。第1欠陥検出装置(ECT)20は、渦電流試験(ECT)系金属棒欠陥検出を行うための、当業者に知られている既存の構成部分を含んでいてよい。これに関しては、特許文献1に記載されている。なお、図1では検出コイル1つを概略的に示しているが、言うまでもなく、渦電流試験を実施するために、他の構造、例えば1つ又は2つ以上のAC誘導コイル、及びガイドスリーブなどを使用してもよい。図1はさらに、検出コイルと相互作用することにより第1出力信号24を生成するように形成された信号処理ブロック22を示している。第1出力信号24は、金属棒11の表面内に誘導された渦電流に関する情報を含有しており、この情報は、信号の大きさ(強さ)及び位相値を得るために、既存の処理手法に従って処理することができる。信号の大きさ(強さ)及び位相値は、図4A及び図4Bに示したように、欠陥を検出するために使用することができる。従って、第1出力信号24は、表面欠陥の深さ及び/又は重症度を示す情報を含み、ひいてはこの情報を抽出することができる。
第2欠陥検出装置(画像系)30は、金属棒11が第2軸線方向位置18を通過するのに伴って、棒11の表面上の1つ又は2つ以上の画像に対応する第2出力信号32を生成するように形成されている。図示の実施態様では、それぞれの視野36を有する複数の画像取得手段(例えばライン走査カメラ)を組合せてもよい。これらの視野は一つに組み合わされると、金属棒11の全周面38の画像を捉えることができる。従って、金属棒11が軸線方向に動くのに伴って、その表面全体の欠陥を検査することができる。第2欠陥検出装置30はさらに、当業者に知られているような、好適な照明メカニズム(図示せず)、並びに、好適な制御メカニズム(図示せず)を含んでいてもよい。このように、第2欠陥検出装置(画像系)30は一般に、移動中の金属棒の画像処理による欠陥検出を行うための、既存の構成部分を含んでいてよい。これに関しては、例えば特許文献2にも記載されている。
検査システム10はさらに、1つ又は2つ以上の第1欠陥を検出するために、第1欠陥検出装置20からの第1出力信号(すなわち信号24)に応答する処理ユニット40を有する。処理ユニット40はさらに、1つ又は2つ以上の第2欠陥を検出するために、第2欠陥検出装置30からの第2出力信号(すなわち信号32)にも応答する。処理ユニット40は、既存の処理構造、例えばデジタル・コンピュータ、アナログ・コンピュータ、又は同等の処理装置、例えばデジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、及び現在知られている、又は今後開発される他の同等のものであってもよい。好ましくは、処理ユニット40は、本明細書中に記載された機能を発揮するための種々のソフトウェア・アルゴリズムを含有するように、好適なプログラミングを介して形成されていてもよい。これに関して、処理ユニット40は、少なくとも1つ、若しくは複数のマイクロプロセッサ又は他の処理ユニット、関連メモリー装置、例えば読み取り専用メモリー(ROM)及びランダム・アクセス・メモリ(RAM)、及び種々の入力出力インターフェース装置を有していてもよい。処理ユニット40内で実行されるソフトウェア・アルゴリズムは、一般に、第1欠陥検出装置20及び第2欠陥検出装置30の出力信号を調和して相互参照するための本明細書中に記載された付加的な同期及び関連機能に従い、既存のアルゴリズムを含んでいてもよい。このようなソフトウェア・アルゴリズムは、処理ユニット40によって使用されるように保存(記憶)されるか、予めプログラミングされて実行されることが望ましい。
システム10はさらに、第1欠陥検出装置20と第2欠陥検出装置30との所定の位置関係に基づいて、金属棒上の軸線方向位置に応じて、第1(ECT)出力信号24と第2(画像)出力信号32とを同期するように形成された同期メカニズムを有している。このような所定の位置関係は、任意であってよい。図示の実施態様の場合、上述のように、第1欠陥検出装置(ECT)20と第2欠陥検出装置(画像)30との間の固定された所定の距離100(「D」)を、所定の位置関係としている。同期メカニズムは具体的には、所定のオフセット距離100(「D」)の結果として、第1出力信号24,第2出力信号32間のタイミング差を補償するように形成されている。しかし、言うまでもなく、所定の位置関係については、その他の形態も可能である。例えば、第1欠陥検出装置(ECT)20と第2欠陥検出装置(画像)30との間で、金属棒11を機械的に加工できるようにすることも可能である。例えば、2つの欠陥検出装置の間に、金属棒11の圧延装置41などが設けられていてもよい。装置41によって行われるこのような機械加工は、金属棒11を変形させることになる。このような場合、第1欠陥検出装置(ECT)20と第2欠陥検出装置(画像)30との所定の位置関係は、これら2つの欠陥検出装置による検査結果がなおも相関するように、その変形、及び結果として生じる軸線方向長さの拡大をも考慮して設定されることになる。このような所定の位置関係は、同期メカニズム内で正確に記述し、実施することもできる。
同期メカニズムは、第1実施態様の場合、ハードウェア(例えば電子機器類)を使用して実施することができる。また第2実施態様の場合、同期メカニズムは、処理ユニット40内で実行するソフトウェア上で実施することができる。
第1実施態様の場合、同期メカニズムは、その入力と出力との間の所定の時間遅延を考慮した時間遅延ブロック26を介して実施される。図示の配置において、第1(ECT)出力信号24は、この所定の時間だけ遅らされ、これにより、遅延(同期)第1(ECT)出力信号28を生成する。所定の時間を計算するために、(i)第1欠陥検出装置20,と第2欠陥検出装置30との関係、(ii)具体的には距離100(「D」)、及び(iii)金属棒11が移動経路に沿って運動する速度を示す速度パラメータを含む数多くのファクターを使用することができる。所定の時間遅延は、このように、(i)金属棒11上の特定位置が第1欠陥検出装置(ECT)20によって検査されたときの第1時点と、(ii)金属棒11上の同じ特定位置が第2欠陥検出装置30によって検査されたときの、第1時点に続く第2時点との間の時間差である。前述のことは、図1の場合は、金属棒11が図面右方向102に動くので、図1のような第2欠陥検出装置30に対する第1欠陥検出装置20の位置関係(すなわち最初にECT系欠陥検出装置があり、次に画像系欠陥検出装置がある位置関係)としている。一方、第2欠陥検出装置(画像)30が最初に金属棒11を検査する場合には、時間遅延ブロック26は、第2(画像)出力信号32を遅延させるように設定される。
同期メカニズムの第2実施態様では、2つの欠陥検出装置20,30のそれぞれの出力信号24,32を同期するためにソフトウェアを使用する。図1に示されているように、検査システム10は、第1(ECT)出力信号24に相当する第1データセットを有する第1データ構造42を含むことができる。第1データ構造42には、図示の実施態様において、第1(ECT)出力信号24をデジタル・データの第1データセットに変換し(例えば所望のサンプリング・レート/深さでデジタル化する)、次いで第1(ECT)データセットをデータ構造42内に保存することができる。データ構造42は、RAM、又はハード・ディスク・ドライブなどを含むいかなる記憶媒体内にも形成することができる。同様に、検査システム10はさらに、第2(画像)出力信号32に相当する第2データセットを有する第2データ構造44を含むこともできる。図示の実施態様では、第2出力信号32を変換し(例えば必要な場合にはデジタル化)、第2(画像)データセットとし、それを第2データ構造44内に保存することができる。第2データ構造44は、RAM、又はハード・ディスク・ドライブなどを含むいかなる記憶媒体内にも形成することができる。言うまでもなく、多くの画像装置(カメラ)の場合、出力信号は既にデジタル化されている場合があり、その場合はデジタル化する必要はない。それでもなお、第1出力信号24及び第2出力信号32の種々の特徴を調和させるために、少なくとも何らかの変換が必要となることがある。少なくともそれが望ましいことがある。
所望の同期化を達成するために、処理ユニット40は同期メカニズム46を含んでいる。この同期メカニズム46は、好適なソフトウェア、又は一連のソフトウェア・コードから導出されるハードウェアを介して形成されており、処理ユニット40内で作動し、第1データ構造42内の第1データセットと第2データ構造44内の第2データセットとをマッチングさせる(すなわちECT系欠陥検出装置及び画像系欠陥検出装置から由来する2つの信号系列をマッチングさせる)ように配置されている。同期メカニズム46は、図示の実施態様では、(i)入力パラメータ48として示された所定の距離D、及び(ii)金属棒速度50の両方に基づいて、金属棒11上の軸線方向位置に応じてマッチングを実施するようにすればよい。このソフトウェアによる実施態様は、2つの欠陥検出装置20,30の間の複雑な関係(もし存在するならば)においても柔軟に対応できる方法である。
処理ユニット40は、欠陥処理ブロック52とユーザーインターフェース54とを含んでいてもよい。言うまでもなく、ユーザーインターフェース54は、同じ又は別個の処理ユニット40上で実行するのに適した別個のブロック(すなわちデータ・レンダリング・ソフトウェア)として実行することができる。
欠陥処理ブロック52は一般に、ソフトウェアでの実施態様の場合、第1(ECT)欠陥と第2(画像)欠陥とを検出するために、第1データ構造42内の第1(ECT)データセット及び第2データ構造44内の第2(画像)データセットの両方に対して応答する。このような欠陥を検出するために、それぞれのデータセットに基づく既存のアルゴリズムを用いることができる。インターフェース54は、ディスプレイ・ユニット及び/又はユーザー入力部56と相互作用することによって、第1欠陥検出装置(ECT)20に由来する第1欠陥、及び第2欠陥検出装置(画像)30に由来する第2欠陥が、金属棒11上の軸線方向位置に対してどこに位置しているかを表示するように形成されている。インターフェース54によって形成されたスクリーン・ディスプレイ例を、図3との関連において説明する。
図2は、図1の欠陥処理ブロック52をより詳細に示す単純化ブロック図である。欠陥処理ブロック52は、ECT系欠陥検出ブロック58及び画像系欠陥検出ブロック60を含んでいてよい。
ECT系欠陥検出ブロック58は、金属棒11の表面欠陥を検出するために、データ構造42内に含有されるECT系データに対して応答する。ECT系データは、一連の第1欠陥をまとめて定義する。一連の第1欠陥は、検出された欠陥に相当する情報記録64、64、・・・・・64を有する欠陥検出事象リスト62内に配列して保存することができる。各情報記録64(i=1〜n)は、1つの欠陥に関連していてよく、そしてそれ自体は複数のフィールドを有していてよい。これらのフィールドは、単なる一例としては、軸線方向位置フィールド66(欠陥が位置する場所)と、欠陥サイズ・フィールド68と、信号出力強度フィールド70と、位相フィールド72とを含んでいてよい。ECT系欠陥検出ブロック58は、渦電流試験(ECT)データの処理を介して欠陥を検出するための既存の構造と既存アルゴリズムとを含んでいてよい。例えば、図4A及び図4Bとの関連において、前述したように、種々の信号出力強度閾値及び位相閾値を使用することにより、欠陥の存在及び深さ/重症度を割り出すことができる。好ましい実施態様の場合、検出戦略は、処理ユニット40上で実行するプログラミングされたアルゴリズムに従って行うことができる。もちろん、検出された特定の欠陥の信号出力強度値及び位相値は、当業者に知られているように、欠陥深さ情報を提供する。
同様に、画像系欠陥検出ブロック60も、金属棒11の表面欠陥を検出するために、データ構造44内に含有される画像系データに対して応答する。画像系データは、一連の第2欠陥をまとめて定義する。一連の第2欠陥は、検出された欠陥に相当する複数の情報記録76、76、・・・・・76を有する欠陥検出事象リスト74内に配列して保存することができる。各情報記録76(i=1〜n)は、1つの欠陥に関連していてよく、そしてそれ自体は複数のフィールドを有していてよい。これらのフィールドは、一例であるが、軸線方向位置フィールド78(欠陥が位置する場所)と、タイプ・フィールド80と、欠陥サイズ・フィールド82と、欠陥重症度フィールド84とを含んでいてよい。加えて、各情報記録76はさらに、それぞれの欠陥部位の(及びその周囲の)1つ又は2つ以上の画像86を含んでいてよい。画像系検出ブロック60は、画像データに従って、そして画像データに基づいて欠陥を検出するための既存の構造と既存のアルゴリズムを含んでいてよい。このようなアルゴリズムは当業者に知られている一方、一般に、第1の閾値でコントラストを比較するように、画像中の局所的なコントラストの比較を伴う第1処理層を含むものとして記述することができる。第2処理層は、欠陥の性質、例えばサイズ、位置、長さ、及び幅などを検出するために、第2の閾値を適用してもよい。唯1つの事例説明は、前記特許文献2を参照することができる。一例として、処理ユニット40上で実行するプログラミングされたアルゴリズムに従って、欠陥検出が実行される。
言うまでもなく、2つのリスト62,74内の軸線方向位置66及び78が、図1の同期メカニズム46によって、金属棒11上の軸線方向位置に対応するように同期される。すなわち、フィールド66,78のそれぞれの同じ軸線方向位置は、金属棒11上の同じ特定位置を指し示すことになる。これも言うまでもないが、2つの別個のリスト62,74を便宜上示しているが、当業者には明らかにように、統合したリスト又は構造(図示せず)を使用することもできる。
次に図2を参照すると、処理ユニット40は、能力を高めるように形成された更なる機能ブロックを含んでいる。具体的には、処理ユニット40は、第1欠陥及び第2欠陥の集合(又は同一集合内の欠陥)を互いに相互参照するための手段88を含んでいてよい。2つのリスト62,74からの欠陥データを相互参照することにより、種々の検証形態をとることができる。これにより、最終的な欠陥リストの集積性(完成度)を高めることにつながる。例えば相互参照手段88は、欠陥リスト62,74のうちの一方の対象欠陥に対して、選択されていない他方の欠陥リスト62,74内の実質的に同じ軸線方向位置における対応欠陥の存在を検証するように形成されたメカニズムを含むことができる。言うまでもなく、位置、サイズなどは、両リスト62,74内で正確に一致する必要はない。しかし、両欠陥検出装置20,30のそれぞれに関する既知の精度又は分解能に基づいて、その許容誤差範囲を確立することが望ましい。
相互参照手段88はさらに、ECT系欠陥リスト62から導き出された欠陥深さパラメータを含む。このことにより、画像系欠陥リスト74内の少なくとも1つの欠陥に対して、関連情報記録76を付加するメカニズムを含んでいてもよい。換言すれば、ECT系欠陥リスト62及び画像系欠陥リスト74のそれぞれにおける識別済欠陥は、金属棒11上の軸線方向位置に応じて同期されるので、リスト62内の特定の欠陥に関する欠陥深さ情報(例えば信号強度及び位相)を抽出し、リスト74内の同じ欠陥とその他の形で関連付けることができる(これは図3にグラフとして最もよく示されている)。このことは、各リスト内に見いだされる共通フレーム(すなわち軸線方向位置)によって達成することができる。
加えて、処理ユニット40はさらに、ECT系欠陥が検出されると、その検出欠陥を含みこれを取り囲む部分の金属棒11の画像を撮像するように形成されたECT系画像キャプチャ・メカニズム(ブロック92)を含むこともできる。画像キャプチャ・メカニズム92は、画像系装置30によって生成された第2出力信号32から所期画像を抽出することにより、この機能を発揮するように形成されていてよい。このことは、例えば第2データ構造44から適切なデータ・セグメントを識別することにより、行うことができる。なお、少なくともそれぞれのデータ構造42,44内に含有されるデジタル化情報に関する限り、第1(ECT)出力信号及び第2(画像)出力信号とは、金属棒11の軸線方向位置に関して同期される。従って、ECT欠陥の軸線方向位置は、適切な画像データを識別するために画像系データ構造内を指し示す一種のポインターとして使用することができる。さらに、言うまでもなく、画像キャプチャ・メカニズム92は、第2(画像系)欠陥検出装置30が実質的に同じ軸線方向位置に欠陥を実際に検出するか否かとは無関係に、ECT系欠陥検出装置が欠陥検出することによって、そのトリガーとすることができる。例えば、渦電流欠陥検出装置が欠陥検出すると検出信号が生成し、この信号は所定の時間(例えば40ミリ秒)よりも長い場合には、トリガー条件を満たすものとして解釈され、ECT検出欠陥を観察可能にする。このようにして、その部位の画像を、後で行われる評価のために撮像することができる。
処理ユニット40はさらに、検査システム10によって実施された検査結果(例えば欠陥リスト62,74)を含む出力ファイル(すなわち電子データの記録)を生成するように形成された出力ファイル構築ブロック94を含んでいてもよい。そしてさらに、検出された欠陥の部位(及び周囲領域)の実画像を含んでいてもよい。出力ファイル(電子データ)は、検査済金属棒11とともに報告されることが望ましい。またこのような出力を可能とする製品とすることができる(すなわち、検査済金属棒とともに、電子データ等による検査結果を得ることができる)。これに関しては、下で説明するユーザーインターフェース54の種々の特徴を、顧客が自分のコンピュータ上で使用するために、別個のデータ・レンダリング・ソフトウェア内で実施することができる。
図3は、図1の検査システムの結果を示す単純化スクリーン・ディスプレイである。図3は、スクリーン・ディスプレイ300’を示す。スクリーン・ディスプレイ300’は、図5について説明したものとほぼ同じである。しかし、次のような追加点を有している。先ず、金属棒11の、全体を示した棒状線図400が加えられており、この線図は、棒上の種々の軸線方向位置におけるECT系欠陥を表示している。棒状線図400は、左端の文字「E」によって他の棒グラフ表示とは区別されている。図中の△表示406は、第1(ECT)欠陥検出装置20によって検出された欠陥を示している。この欠陥は、画像系検出欠陥と共通の軸線方向位置に対して同期して表示される(例えば304,306)。さらに、複数の異なる符号がECT系欠陥に対して使用されてよく、各符号は、その欠陥と関連するそれぞれの異なる重症度や深さなどを示すことがきる。
当業者は、2つの異なる装置に由来する同期されたデータを、相互参照のような種々の目的に使用することができる。同様に、2つの装置がリアルタイムで実質的に同期されるならば、一方の装置が他方の装置を、同じ位置信号記録に関して次の動作のトリガーとすることが可能である。例えば、第1(ECT)欠陥検出装置が欠陥を検出すると、この事象(欠陥検出したという事象)は、画像装置が同じ位置に異常を検出するか否かにかかわらず、再調査のために検出位置の画像を保存するように、画像システムに命令することができる。当業者には明らかなように、第1(ECT)欠陥検出装置及び第2(画像)欠陥検出装置を同期する方法の延長として、他のデータ、例えば検出装置を通過する際の金属棒の温度履歴を取り入れることもできる。
言うまでもなく、以上の本発明についての機能及びその他に関する説明、並びに添付の図面は、当業者が必要以上の実験なしに本発明を実施するのを可能にする。本発明は、処理ユニット40のプログラミングされた作業(すなわちソフトウェア・コンピュータ・プログラムの実行)を通して実施されることが望ましい。
最も実際的で好ましいと現在考えられる実施態様で、本発明を説明してきたが、本発明は、開示された実施態様に限定されることはない。むしろ、添付の特許請求の範囲の思想及び範囲内に含まれる種々の改良・変更形及び同等のアレンジメントをも対象とするものである。特許請求の範囲は、法の下で許されるような全ての改良・変更形及び同等の構造を含むように、最大限に広い解釈が与えられるべきである。

Claims (3)

  1. 圧延工程を含む生産ライン内に設置し、移動経路に沿って移動する軸線を有する圧延ままの金属棒の表面欠陥を検出及び確認するための検査システムであって、
    前記移動経路に沿った第1の位置に位置し、該第1の位置を通過して移動する際に、前記金属棒に誘導される渦電流群を示す第1出力信号を生成するように構成された貫通型渦電流欠陥検出装置である第1欠陥検出装置、
    前記移動経路に沿った第2の位置に位置し、前記第1欠陥検出装置に対して予め定めた位置関係に配置され、該第2の位置を通過して移動する際の前記金属棒の複数の画像に対応する第2出力信号を生成するように構成された全周画像検査装置である第2欠陥検出装置、
    前記予め定めた位置関係に基づき、前記金属棒の軸方向の位置の関数として、前記第1出力信号及び第2出力信号を同期させるように構成された同期メカニズム、及び、
    第1欠陥及び第2欠陥をそれぞれ検出するために、前記第1出力信号又は第2出力信号に対して、それぞれ、応答し、また、該第1出力信号又は第2出力信号のうち、いずれか一方の出力信号を選択して、他方と相互参照する相互参照手段
    を備えることを特徴とする検査システム。
  2. 前記金属棒上のある位置が、第1時点で前記第1欠陥検出装置を通過し、そして、該第1時点に続く第2時点で、第2欠陥検出装置を通過するように、金属棒が動き、さらに、前記検査システムが、
    (i)前記第1出力信号に対応する第1データ群を有する第1データ構造と、
    (ii)前記第2出力信号に対応する第2データ群を有する第2データ構造と、
    を含み、
    そして、前記同期メカニズムが前記予め定めた位置関係に基づいて、前記金属棒の軸線方向の位置に応じて、前記第1データ群を前記第2データ群とマッチングする手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記相互参照手段が、前記第1欠陥又は第2欠陥の一方から選択された任意の欠陥に対して、選択されていない前記第1欠陥又は第2欠陥のうち実質的に同じ軸線方向位置に位置する対応欠陥の存在を検証するように形成されたメカニズムを含むことを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
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