JP5592415B2 - 時計用年間カレンダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、年間カレンダ装置に関するものであり、これは、窓を通して次々と表示される31個の数字が記された日リングを備え、このリングは第1のレベルに位置する31個の内歯を有するものであり、装置はさらに、24時間で1回転する、日リングのための回し車と、この回し車(5)に保持されてこれと一緒に回転する機構(10)とを備え、この機構(10)は、毎日の終わりに日リングの歯を一段階進める第1のフィンガを有する。
“年間カレンダ装置”とは、31日に満たない月の終わりに、日リングを一段階追加して自動的に前進させるシステムのことであるが、2月のカレンダーにおいては、2月の終わりには手動補正を必要としている。しかしながら、この種の補正は、いわゆる永久カレンダ装置を備える時計では、自動的に行われる。年間カレンダ装置は、時計学文献に開示されており、例として、ここでは欧州特許第1666991号を引用し、その動作について以下で簡単に述べる。
上記文献に開示されている年間カレンダ機構は、日リングのための回し車を有し、これは、日リングを毎日1回駆動する第1のフィンガと、31日に満たない月の終わりに、5つの引っ掛け部を持つプレートを駆動する第2のフィンガとを備え、このプレートは、日リングに同軸に配置された年車に固定されている。中間車によって、各月の終わりに年車が日リングに接続される。年車は、1年の月数の2倍の数の歯を有し、一方、中間車は、年車とかみ合う第1の歯車と、この第1の歯車に固定された第2の歯車とを有している。この第2の歯車は、各月の終わりに、日リングの内側に配された引っ掛け部とかみ合う。
上記のことから、回し車と一体である第1のフィンガは、毎日、日リングを直接駆動するけれども、同じく回し車と一体である第2のフィンガは、日リングを、5つの引っ掛け部を持つプレートと、年車と、重なり合った2つの歯車からなる中間車とを含む運動連鎖を介して、間接的にのみ駆動することは明らかである。最終的には、中間車が、31日に満たない月の終わりに日リングを一段階追加して進める。この運動連鎖はエネルギーを消費するものであり、31日に満たない月の終わりに、同様に回し車に設けられている第2のフィンガが中間部品を介することなく日リングを直接駆動することができれば、かなりの節減が可能であることは、明らかであろう。本発明の目的は、このような節減を行うことである。
本発明は、本明細書の第1パラグラフで示した包括的規定に従うものであることに加えて、日回し車により保持される機構が、31日に満たない月の終わりに日リングを一段階追加して駆動する第2のフィンガを備え、この第2のフィンガは、上記駆動を目的として、日リングの第2レベルに位置する歯部によって起動されるものであり、第2のフィンガは適当な運動連鎖によって上記歯部に接続されているという点で、優れたものである。
さらに、本発明のその他の効果として、周知の現状技術の実施形態において一般的である3つのジャンパばねに代えて、本発明がジャンパばねを2つしか必要としないことについて記載する。
本発明の特徴および効果は、限定するものではない説明のための例として日リングの効果的な実施形態を提示し、添付の図面を参照して行われる以下の説明から明らかになるであろう。
図1は、本発明に係る年間カレンダ装置の全体平面図である。 図2は、図1に示す線II‐IIに沿った拡大断面図である。 図3は、日回し車およびそれに付属する機構の平面図である。図1では、この日回し車をより小さい縮尺でのみ表示している。 図4は、図3に示す線IV‐IVに沿った断面図である。 図5aは、4月30日の時刻22:00における年間カレンダ装置の様子を示している。 図5bは、図5aと同じ日の同じ時刻すなわち時刻t0における装置の詳細をより大きな縮尺で示している。 図6aは、4月30日の時刻22:45すなわち時刻t1における装置の状態を示している。 図6bは、4月30日の時刻22:45すなわち時刻t1における装置の状態を示している。 図7aは、4月30日の時刻23:20すなわち時刻t2における装置の状態を示している。 図7bは、4月30日の時刻23:20すなわち時刻t2における装置の状態を示している。 図8aは、5月1日の時刻00:00すなわち時刻t3における装置の状態を示している。 図8bは、5月1日の時刻00:00すなわち時刻t3における装置の状態を示している。 図9aは、5月1日の時刻00:30すなわち時刻t4における装置の状態を示している。 図9bは、5月1日の時刻00:30すなわち時刻t4における装置の状態を示している。 図10aは、5月1日の時刻01:15すなわち時刻t5における装置の状態を示している。 図10bは、5月1日の時刻01:15すなわち時刻t5における装置の状態を示している。 図11aは、5月1日の時刻02:00すなわち時刻t6における装置の状態を示している。 図11bは、5月1日の時刻02:00すなわち時刻t6における装置の状態を示している。 図12aは、5月1日の時刻02:30すなわち時刻t7における装置の状態を示している。 図12bおよび12bは、5月1日の時刻02:30すなわち時刻t7における装置の状態を示している。
以下、図1および図2を参照して、本発明の根底をなす本旨について説明する。図1は、機構の状態を、時刻t5すなわち5月1日の時刻01:15を選択して示した、日付装置の全体平面図であり、図2は、図1の線II‐IIに沿った同装置の拡大断面図である。この年間カレンダ装置は、窓3を通して次々と表示される31個の数字2が記された日リング1を備える。リング1は、図2に示すように、第1のレベル20に位置する31個の内歯4を有している。装置はさらに、日リング1を駆動する回し車5を備える。この回し車5は、図2に示すように、筒車52の筒かな51上で駆動される歯車50により駆動されて、24時間で1回転する。この回し車5は、参照記号10で示す機構を保持している。この機構は、回し車5と一緒に回転するもので、以下でさらに詳細に説明する。これは、毎日の終わりに日リング1の歯4を一段階進める第1のフィンガ6を有している。以上は、当該技術分野において周知のものである。
上記の周知装置に対して、本発明の日付装置は、回し車5により保持されてこれと一緒に回転する機構10が、図1および2に示すように、第2のフィンガ7を有するという優れた独特の構成を特徴とする。この第2のフィンガ7は、回し車5により直接駆動されて、これにより、31日に満たない月の最終日の終わりに日リング1を一段階追加して進める。日リングを駆動するために、第2のフィンガ7は、図2に示すように、日リングの第2のレベル21に位置する歯部8により起動され、この起動によって、フィンガ7は日リング1の歯4の軌道内に押し込まれる。この目的のため、第2のフィンガ7が適当な運動連鎖9により歯部8に接続されていることは、図から明らかである。このように、本発明の装置では、31日に満たない月の終わりに、回し車5に直接接続されている第2のフィンガ7によって、日リングが駆動される。
上記の適当な運動連鎖9は、第2のフィンガ7の動きを制御して、第2のフィンガを日リング1の歯4の軌道内に配置し、これにより、31日に満たない月の最終日にリングを一段階進めるようにするためのものであって、これは、第1と第2のフィンガ6、7を備える機構10を含んでいる。この機構10およびこれに付属するフィンガ6,7は、上記のように、回し車5と一緒に回転する。連鎖は、さらに月カム11を含み、これは、5つの突起部30〜34を有し、これらは、31日に満たない月、すなわち4月、6月、9月、11月、および2月にそれぞれ対応している。突起部30〜34は、機構10を介して順に第2のフィンガ7を起動する。最後に、連鎖9は、月カム11と同軸状に一体であって1年で1回転する月星形車12と、この星形車12にかみ合っている中間伝え車13とを含み、この中間伝え車13は、毎日の終わりに、日リング1の第2のレベル21に位置する歯部8とかみ合う。
以上の説明から、リングの歯部8により制御される運動連鎖9の機能は、フィンガ7をリング1の歯4と向かい合わせに挿入することのみであって、リングを駆動することではないことは明らかであり、これは、駆動が、日回し車5により動かされるフィンガ7によって行われるからである。
図2に示すように、カム11と一体である星形車12はディスク14を保持しており、この上には、図1に示すように月名15が記されている。これらの月名は、窓16を通して次々と表示される。月名は、2度表示され、従って各月の終わりに窓を2度通過する。この小さな欠点は、本明細書で提案する装置に起因するものであり、2つのさらなる要素を装置に追加することにより回避することができる。つまり、月が変わるときに月名が1度だけ表示されるようにすることができる。このために、月星形車12上で自由に回転するように取り付けられる月ディスク14の下に、追加の星形車を固定する。この追加の星形車は、上記欧州特許第1666991号で開示されているように、中間伝え車13に固定される追加の歯車により制御される。これらの要素の追加によって、月名の文字をより大きくすることが可能であるが、しかし、それらは時計の厚さの増加につながる。
日回し車5に保持されてこれと一緒に回転する機構10について、以下、図3の平面図および図4の断面図を参照して、より具体的に説明する。この断面は、図3の線IV‐IVに沿ったものである。この機構10は、その他の可能な機構の中から選択されたものであって、本発明の範囲を限定するものでは決してなく、重要な点は、それが回し車5に結合されてこれと一緒に回転し、第1および第2のフィンガ6、7を含み、第1のものは毎日の終わりに作動し、第2のものは31日に満たない月の最終日の終わりに作動することである。
図3および4は、日回し車5により保持される機構10が、回し車5により保持されるアーバ18に固定された第1のプレート17を含んでいることを示している。第1のプレート17の周辺部には舌部19があり、ここから第1および第2のフィンガ6、7が延出して、第2のフィンガ7は舌部19の端に配置されている。回し車に対して直径方向に動くことができる第2のプレート22が、第1のプレート17の上に配置されている。それは、図4に示していない適当な手段によって軸方向の所定位置に保持されている。この第2のプレート22は第1の引っ掛け部23を有し、これは、第2のフィンガ7の背面24付近で第1のプレート17を貫通して、さらに回し車5に形成された第1の楕円形開口部25を貫通している。第2のプレート22も、同様に第2の引っ掛け部26を有し、これは、舌部19の背面27付近で第1のプレート17を貫通して、さらに回し車5に形成された第2の楕円形開口部28を貫通している。最後に、この第2のプレート22は、第1の引っ掛け部23および第2のフィンガ7と直径方向反対側に、ヒール部29を有している。ヒール部29は、図1および図5〜12に示すように、月カム11の突起部30〜34の軌道内にあるように配置されている。従って、ヒール部29が月カム11の突起部30によって矢印Aの方向に押されると(図1参照)、これにより、第2のフィンガ7が第1の引っ掛け部23を介して矢印Bの方向に押されて、日リング1の歯4の軌道内に入り込み、リングを一段階追加して前に進める。
本発明による年間カレンダの動作について、以下、図5a、b〜12a、bを参照して記載し、これにより、4月から5月への変化を例にとって、31日に満たない月からその翌月への変化について説明する。
図5aは、時刻t0すなわち4月30日の時刻22:00における年間カレンダ装置の様子を示しており、一方、図5bは、同じ時刻t0における装置の詳細をより大きい縮尺で示しており、つまり、回し車5により保持される機構10、および月星形車12が上に取り付けられている月カム11を示すものである。時計のモータ部材により駆動されて、回し車5は、それに接続されている機構10と共に矢印Eの方向に回転する。時刻22:00において、機構10のフィンガ6が、日リング1の歯4と接触するように入り込む。リング1は、静止したままであり、リングを位置決めしている第1のジャンパばね40は、リング1の第1のレベル20において2つの歯4a、4bの間に位置している。歯部8は、ここでは、リング1の第2のレベル21に位置する2つの歯8a、8bを有している。これらの歯は、どちらも中間伝え車13とかみ合っておらず、中間伝え車は静止しており、それに接続している月星形車12も同様である。第2のジャンパばね42は、星形車12の2つの歯43、44の間に位置して、この星形車を位置決めしている。
図6aおよび6bは、時刻t1すなわち4月30日の時刻22:45における装置の状態を示している。矢印Eの方向に回転を継続し、この間に、機構10のフィンガ6がリング1を矢印Fの方向に駆動する。リング1の歯部の歯8aが、中間車13の歯41と接触するように入り込み、ジャンパばね40がリング1の歯4bに乗り上げる。数字“30”が窓3から見えなくなり始める。
図7aおよび7bは、時刻t2すなわち4月30日の時刻23:20における装置の状態を示している。フィンガ6は、依然として矢印Fの方向に駆動されていて、リング1も同様であり、歯8aが中間車13を矢印Kの方向に駆動し、これにより、星形車12とこれに接続されたカム11が矢印Hの方向に駆動される。これらの図に示していない月ディスク14も、矢印Hの方向に回転し、4月を表す第1の単語APRが窓16から見えなくなり始める。数字“31”が窓3の中に見え始める。ジャンパばね42が、星形車12の歯43に乗り上げる。
図8aおよび8bは、時刻t3すなわち5月1日の時刻00:00における装置の状態を示している。矢印Fの方向に回転を継続し、この間、リング1の歯8aは、依然として中間車13を矢印Kの方向に、星形車12を矢印Hの方向に駆動し、そして、ジャンパばね42が同じ方向に歯43を押して星形車の歯43、44の間に位置付けられるようになる。回転する間に、カム11の突起部30が、機構10のヒール部29の底に接触するように入り込む。数字“30”は窓3から完全に見えなくなり、これによって、数字“31”が窓3の中に見えるようになり、第2の単語APRの全体が窓16の中に見えるようになる。フィンガ6は、リング1の歯4から完全に解放され、ジャンパばね40が再びリング1の歯4b、4dの間に落ち込んで、これによりリングが正確に位置付けられる。
図9aおよび9bは、時刻t4すなわち5月1日の時刻00:30における装置の状態を示している。矢印Eの方向に回転する間に、機構10のヒール部29がカム11の突起部30に乗り上げ、これによって、上記で図3および4を参照して機構について記載した際に説明したように、機構のフィンガ7をリング1の歯4の軌道内に押し込むという効果が得られる。フィンガ7は、図9bに示すように、リング1の歯4cに当接する。この時点では、リング1も、ディスク14も動いていない。
図10aおよび10bは、時刻t5すなわち5月1日の時刻01:15における装置の状態を示している。矢印Eの方向に回転を継続し、この間、回し車5は、依然としてリング1の歯4cとかみ合った状態にあって、機構10のフィンガ7を介してリングを矢印Fの方向に前進させており、カム11の突起部30は依然として機構10のヒール部29に当接している。ここで、リング1の歯部8の歯8bは、中間車13の歯45に当接しているが、まだそれを駆動してはいない。数字“31”が窓3から見えなくなり始める。そして遂に、ジャンパばね40がリング1の歯4dに乗り上げ始める。
図11aおよび11bは、時刻t6すなわち5月1日の時刻02:00における装置の状態を示している。矢印Fの方向に回転する間に、歯部8の歯8bを介して、リング1は中間車13を矢印Kの方向に駆動し、これにより、星形車12および月ディスク14が矢印Hの方向に駆動される。単語APRが見えなくなり始め、これに代わって単語MAI(MAY)が窓16の中に見えるようになる。矢印Fの方向に回転する間に、リング1によって、そのリング1の歯4cとフィンガ7との作用により、数字“31”は見えなくなり、数字“1”が窓3の中に取り込まれる。カム11の突起部30は、依然として機構10のヒール部29に当接したままである。
図12aおよび12bは、時刻t7すなわち5月1日の時刻02:30での、31日に満たない月から翌月への変化の終わりを示している。歯部8の歯8bは、矢印Kの方向への中間車13の歯45の駆動を完了する。この間に、中間車が、星形車12およびそれに接続されている月ディスク14を矢印Hの方向に回転させる。これにより、ジャンパばね42が、星形車12の歯44、46の間に入り込んで、窓16の中で単語MAIを確実に位置付ける。矢印Hの方向に回転することにより、カム11はヒール部29を突起部30から解放し、これによって、フィンガ7は、リング1の歯4の軌道外に押し戻される。同様に、矢印Fの方向に回転することにより、ジャンパばね40は、リング1を押すことを終えて、リング1を歯4d、4eの間に位置付け、これにより窓3の中に数字“1”を表示させる。
上記で提示した本発明の装置により可能となるエネルギー節減に加えて、この装置は、ジャンパばねを2つしか必要としないものであって、一方のジャンパばね40は日リング1の歯4に作用するものであり、もう一方のジャンパばね42は月星形車12に作用するものであることを、以上の説明により示している。

Claims (4)

  1. 窓(3)を通して次々と表示される31個の数字(2)が記され、第1のレベル(20)に位置する31個の内歯(4)を有する日リング(1)と、
    24時間で1回転する、前記日リング(1)のための回し車(5)と、
    前記回し車(5)に保持されてこれと一緒に回転する機構(10)と、
    を備え、該機構(10)は、毎日の終わりに前記日リング(1)の歯(4)を一段階進める第1のフィンガ(6)を有する時計用の年間カレンダ装置において、
    前記機構(10)は、31日に満たない月の最終日の終わりに、前記日リング(1)を一段階追加して駆動する第2のフィンガ(7)を有し、該第2のフィンガ(7)は、前記駆動の目的のため、前記日リング(1)の第2のレベル(21)に位置する歯部(8)により起動されるものであり、また、該第2のフィンガ(7)は、運動連鎖(9)により前記歯部(8)に接続され、
    前記運動連鎖(9)は、
    前記第1のフィンガ(6)および前記第2のフィンガ(7)を有する前記機構(10)と、
    前記機構(10)を介して前記第2のフィンガ(7)を起動する5つの突起部(30〜34)をもつ月カム(11)と、
    前記月カム(11)に固定された月星形車(12)と、
    前記月星形車(12)とかみ合っている中間伝え車(13)と、を含み、
    前記中間伝え車(13)は、毎月の終わりに前記歯部(8)とかみ合うこと
    を特徴とする、時計用の年間カレンダ装置。
  2. 前記カム(11)に固定された前記星形車(12)は、ディスク(14)を保持して、ディスク(14)上には月名(15)が記されており、これらの月名は、窓(16)を通して次々と表示されることを特徴とする、請求項に記載の装置。
  3. 前記日リング(1)の前記回し車(5)により保持される前記機構(10)は、
    前記回し車(5)により保持されたアーバ(18)に固定され、その周辺部に舌部(19)を有し、この舌部から前記第1のフィンガ(6)および前記第2のフィンガ(7)が延出して、前記第2のフィンガ(7)が前記舌部(19)の端に配置されている、第1のプレート(17)と、
    前記第2のフィンガ(7)の背面(24)付近で前記第1のプレート(17)を貫通し、さらに前記回し車(5)に形成された第1の楕円形開口部(25)を貫通している第1の引っ掛け部(23)と、
    前記第1のプレート(17)の上に配置されて、前記回し車(5)に対して直径方向に動くことができ、前記第1の引っ掛け部(23)および前記第2のフィンガ(7)と直径方向反対側にあるヒール部(29)と、を有する、第2のプレート(22)と、
    前記舌部(19)の背面(27)付近で前記第1のプレート(17)を貫通し、さらに前記回し車(5)に形成された第2の楕円形開口部(28)を貫通している第2の引っ掛け部(26)と、を具備し、
    前記ヒール部(29)は、前記月カム(11)の前記突起部(30〜34)の軌道内に配置されており、前記ヒール部(29)は、前記月カム(11)の突起部(30)により押されると、前記第2のフィンガ(7)を前記日リング(1)の歯(4)の軌道内に入り込ませることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記日リング(1)の前記内歯(4)に作用する第1のジャンパばね(40)と、前記月星形車(12)の歯に作用する第2のジャンパばね(42)とを備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
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