JP5589349B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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本発明は、紙幣等の紙葉類を一対のローラで挟持して搬送する搬送機構を備えた紙葉類処理装置に係り、特にローラユニットの組み付けを適切に行いうるようにした紙葉類処理装置に関するものである。
この種の紙葉類処理装置は、例えば特許文献1等に示されるように、紙葉類を収納する収納部を備え、この収納部の入出部分には、外部から搬送路を介して搬送される紙葉類を前記収納部に投入するとともに当該収納部内の紙葉類を搬送路に向かって排出するための同文献において明示されていない搬送機構が設けられている。
搬送機構は通常、駆動力を備えた対をなす投入ローラユニットと、通称フィードローラユニットとゲートローラユニットと呼ばれる対をなす排出ローラユニットとを備え、これらのローラユニットで紙葉類を投入方向、又は排出方向に付勢するように構成されている。そして、収納部に投入ローラユニットを介して束にした紙葉類を一括投入し、排出時に積み重ねた状態の紙葉類を一枚ずつ排出ローラユニットにより排出するようにしているのが通例である。
特開2007−308233号公報
上記のローラユニットのうち例えば排出ローラユニットの搬送力は、フィードローラとゲートローラとのゲートラップ量等の両ローラユニットの距離に応じて変化するので、紙葉類を一枚ずつ排出する搬送力を得られるように組み付け時に両ローラユニットを精度よく位置決めすることが要求される。
しかしながら、両ローラユニットはそれぞれ独立して別個に組み付けられるので組み付け誤差が生じるものであり、この組み付け誤差により両ローラユニット同士の距離が変わるので、所望の搬送力を得るために組み付け後に例えばエキセン(偏心)シャフト等の調整手段でゲートローラユニットの位置を調整するなど両ローラユニットの距離を調整する必要がある。この調整作業には時間を要するうえ、調整後の両ローラユニットの距離にバラツキが生じ易く、一定の搬送力を安定して得ることが難しいものであった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、紙葉類を搬送する一対のローラユニットの距離を調整する作業を簡易化して組み付け作業効率を向上させるとともに、両ローラユニットの距離のバラツキを低減して一定の搬送力を安定して得る紙葉類処理装置を提供することである。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の紙葉類処理装置は、厚み方向両側に配置された一対のローラユニットで紙葉類を挟持しつつ両ローラユニットの少なくとも一方を回転させることにより両ローラユニットの距離に応じた搬送力で当該紙葉類を搬送する搬送機構を具備してなる紙葉類処理装置であって、前記搬送機構を構成する両ローラユニットを相対的に遠近自在に設けるとともに、当該搬送機構に、両ローラユニット間に介在して両ローラユニットの一方の回転軸が他方の回転軸を中心とした所定径の円周上にあるように両ローラユニットを関連づける関連部を設け、前記関連部は、両ローラユニットのうち他方のローラユニットを構成する回転シャフトにベアリングを介して設けられるとともに、両ローラユニットのうち一方のローラユニットを構成する回転シャフトに設けられたベアリングの外周面と係合し、このベアリングの前記外周面に前記関連部が係合した状態で両ローラユニットの回転軸間の距離が所定値となるように他方のローラユニットの回転軸から前記外周面までの寸法が設定され、前記関連部のうち前記外周面と係合する係合面が、他方のローラユニットの回転軸を中心とした円周に沿って形成されていることを特徴とする。
このように構成すると、関連部を両ローラユニット間に介在させた状態にすれば両ローラユニットの一方の回転軸が他方の回転軸を中心とした所定径の円周上にあるように両ローラユニットが関連づけられ、両ローラユニット間の距離が所定値に保持されるので、両ローラユニットの距離を調整する作業を省略して組み付け作業効率を向上させることができるとともに、両ローラユニットの距離を画一的に保持して一定の搬送力を安定して得ることができる。
また、関連部は、両ローラユニットのうち他方のローラユニットを構成する回転シャフトにベアリングを介して設けられるとともに、両ローラユニットのうち一方のローラユニットを構成する回転シャフトに設けられたベアリングの外周面と係合しこのベアリングの前記外周面前記関連部が係合した状態で両ローラユニットの回転軸間の距離が所定値となるように他方のローラユニットの回転軸から一方のローラユニットの前記外周面までの寸法が設定されていることから、既存のローラユニットに簡易な構成を追加するだけで両ローラユニットを的確に位置決めすることができる。
また、前記関連部のうち前記外周面と係合する係合面が、他方のローラユニットの回転軸を中心とした円周に沿って形成されていることから、例えば組み付け誤差が生じて一方のローラユニットの組み付け位置がずれた場合であっても組み付け精度に影響を受けることなくローラユニットの回転軸同士の距離を一定に保って両ローラユニットを適切に位置決めすることができる
両ローラユニットにより紙葉類を排出する機構と、両ローラユニット以外の駆動部により紙葉類を投入する機構とを適切に両立するためには、前記搬送機構は、紙葉類を集積状態で収納する収納部の入出部分に設けられ、前記両ローラユニットによる紙葉類の排出時に前記関連部が前記両ローラユニット間に介在し、前記両ローラユニット以外の他の駆動部による紙葉類の投入時に両ローラユニットが離間するように構成されていることが望ましい。
オーバーラップ量を厳密に管理するためには、前記両ローラユニットは、互いに径方向にオーバーラップさせて紙葉類を挟む櫛ローラをそれぞれ有することが挙げられる。
本発明は、以上説明した構成であるから、関連部を両ローラユニット間に介在させた状態にすれば両ローラユニットの一方の回転軸が他方の回転軸を中心とした所定径の円周上にあるように両ローラユニットが関連づけられ、両ローラユニット間の距離が所定径に保持されるので、組み付け後に両ローラユニットの距離を調整する作業の必要がなくなり、組み付け作業効率を向上させることが可能となる。さらに両ローラユニットの距離が画一的に保持されるので一定の搬送力を安定して得ることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る紙葉類処理装置の概略的な全体構成図。 一部の金庫を抜き取った状態を示す図1に対応した図。 同実施形態の構成および機能の概要を示すブロック図。 同実施形態において紙幣を搬送する搬送機構を示す模試的な図 同実施形態における搬送機構のローラユニットを示す模式的な拡大側面図。 同実施形態における搬送機構のローラユニットを示す斜視図。 同実施形態における搬送機構のローラユニットを示す正面図。 同実施形態における搬送機構のローラユニットのラップ量を示す模式的側面図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態では紙幣を取り扱う紙幣ブロックとしての紙葉類処理装置を例に挙げて説明する。
図1に示す本実施形態の紙葉類処理装置は、例えば乗車券やカード、精算切符等の券売を行う券売機として用いられるもので、紙幣ブロック1と、これにセットされて紙幣の収納場所となる4つの金庫A〜Dと、投入される紙幣の金種を識別部22で識別して金庫A〜Dのうち対応する金庫に搬送経路21を介して搬送する搬送手段2とを具備する。
紙幣ブロック1は、利用者に近い側に挿入口11、出金口13、返却口14(以下、出金口13及び返却口14を合わせて払出口12ともいう)を設けたもので、同じく利用者に近い側に固定式の混合金庫Dを内設し、側方であり係員が操作を行う側に3つのカセット式の金庫A〜Cを設けている。また、紙幣ブロック1には、搬送経路21上の紙幣を一時的に保留する一時保留部Eや出金保留部F、読み取り不能、重送発生、異常検知時の不良券を回収する不良券回収部G等も設けられている。カセット式の金庫A〜Cは、図2に例示するように把手hを把持して引き出すことが可能とされた着脱可能な金庫である。
識別部22は、図3に示すように、紙幣の金種判定を主として行うもので、挿入口11から投入される紙幣の金種のみ識別する。これに対して、各金庫A〜Dに紙幣が補給される場合や、各金庫A〜Dから紙幣が回収される場合等には、図1に示す補給回収用の簡易型の識別部20(以下、簡易識別部と称する)で金種識別を行う。ここに言う簡易型とは、金種識別のみを行い、紙幣の真性(偽造か否か)までは識別しないものを言う。
各金庫A〜Cには、図4及び図5に示すように、紙幣を積み重ねた状態で収納する収納部a2と、外部から搬送経路21を介して搬送される紙幣等の紙葉類Paを収納部a2に投入するとともに収納部a2内の紙葉類Paを搬送経路21に向かって排出するための搬送機構3が設けられている。搬送機構3は、紙葉類Paの厚み方向両側に配置される駆動力を備えた対をなす投入ローラユニット32、33と、通称フィードローラユニット30とゲートローラユニット31と呼ばれる対をなす排出ローラユニットとを備え、これらのローラユニット30〜33で紙葉類Paを挟持しつつ紙葉類Paを投入方向、又は排出方向に付勢するように構成されている。そして、収納部a2に投入ローラユニット32、33を介して束にした紙葉類Pa(Stack)を一括投入し、排出時に積み重ねた状態の紙葉類Paを一枚ずつフィードローラユニット30及びゲートローラユニット31により排出する。
一対のフィードローラユニット30、ゲートローラユニット31は、図7に示すように、フィードローラユニット30の櫛ローラ30a〜30cと、ゲートローラユニット31の櫛ローラ31a〜31bとを回転軸の径方向にオーバーラップさせて紙葉類Paを挟む構成をなしている。フィードローラユニット30は紙葉類Paを搬送し、ゲートローラユニット31の櫛ローラ31a〜31bは停止又はフィードローラユニット30の櫛ローラ30a〜30cと同方向に回転することによって紙葉類Paが二枚以上重送された場合に重送された紙葉類Paを分離して収納部a2内に留め、紙葉類Paを一枚ずつ搬送している。この場合、フィードローラユニット30、ゲートローラユニット31のゲートラップ量lap、すなわちフィードローラユニット30、ゲートローラ31ユニットの距離に応じて搬送力が変化するため、紙葉類Paを一枚ずつ搬送するための搬送力を得るために組み付け時にフィードローラユニット30、ゲートローラユニット31を精度よく位置決めする必要がある。
そこで、本実施形態では、図5〜図7に示すように、フィードローラユニット30の櫛ローラ30a〜30cが回転軸Cn1を中心に回転自在になるように設けられ、フィードローラユニット30の回転シャフト34の両端部にベアリング37aを介してプレート状の関連部4を取り付けている。関連部4はこの状態で金庫A(B、C)にネジ等の止着具41を介して固定される。また、ゲートローラユニット31の櫛ローラ31a〜31bが回転軸Cn2を中心に回転自在となり、且つ、フィードローラ30と相対的に遠近自在となるようにゲートローラユニット31を金庫A(B、C)に配設している。具体的には、天秤部36をフィードローラユニット30の回転軸Cn1とほぼ平行な回転軸Cn3を中心に回動自在になるように金庫A(B、C)に取り付け、この天秤部36にゲートローラユニット31の回転シャフト35をベアリング37bを介して取り付けている。ゲートローラユニット31の回転シャフト35の両端部は、ベアリング37cを介して関連部4と係合している。この天秤部36は、図示しないコイルバネにより図5の矢印方向、すなわちゲートローラユニット31をフィードローラユニット30へ近づける方向へ付勢されている。
関連部4は、図7に示すようにゲートローラユニット31の回転シャフト35の両端部に設けられたベアリング37cの外周面と関連部4の係合面4rとを係合させた状態でフィードローラユニット30、ゲートローラユニット31それぞれの回転軸Cn1、Cn2の距離がR1に保持されるようにベアリング37aの回転軸Cn1から係合面4rまでの寸法が設定されている。フィードローラユニット30、ゲートローラユニット31は、双方の回転軸Cn1、Cn2の距離をR1にすると双方の櫛ローラ30a〜30c・31a〜31bのゲートラップ量Lapが所望のラップ量になるように設定されている。
関連部4の係合面4rは、上記の通りゲートローラユニット31を構成する回転シャフト35の両端部に設けられたベアリング37cの外周面と係合する面であり、図7及び図8に示すように、フィードローラユニット30の回転軸Cn1を中心とする半径R2の円周に沿って形成されている。関連部4とゲートローラユニット31の回転シャフト35両端部との係合部分をこのような円弧係合面4rにすることで、ゲートローラユニット31の回転シャフト35両端部を例えば図8に示す位置Po1や位置Po2に配置して円弧係合面4rのうちのどの部位に係合させても、ベアリング37cの半径はR3であるので、フィードローラユニット30、ゲートローラユニット31の回転軸Cn1、Cn2の距離がR2+R3=R1となり、フィードローラユニット30の回転軸Cn1を中心とする半径R1の円周上にゲートローラユニット31の回転軸Cn2があるようにフィードローラユニット30、ゲートローラユニット31を関連づけることが可能となる。
天秤部36を付勢する付勢力は、束にした紙葉類Pa(Stack)が収納部a2へ投入される際には、ゲートローラユニット31が束の紙葉類Pa(Stack)に押下されて、関連部4の円弧係合面4rとゲートローラユニット31との係合が解除され、フィードローラユニット30、ゲートローラユニット31が離間する強さに設定されている。
搬送手段2は、図3に示すように、周知の紙幣処理装置と同様に、図示しない挾持ローラ、搬送ベルト、ウィング等の方向変換部などから構成される前記搬送経路21と、上記の搬送機構3と、搬送される紙幣の金種を識別する前記識別部22および簡易識別部20と、この識別部22或いは簡易識別部20の識別結果等に基づいて前記搬送経路21を制御する制御部23(図3参照)とから構成される。そして、挿入口11から投入された紙幣を識別部22に通過させた後、搬送経路21に沿って流通させ、随所に設けた分岐部a〜gで必要に応じて紙幣を方向変換して、金庫A〜D、一時保留部E、出金保留部F、払出口12、一次保留部a1〜c1、不良券回収部G等へ搬送する動作を行うとともに、金庫A〜D等から搬送経路21上への紙幣の繰り出し動作、簡易識別部20における金種識別、更には次なる搬送先である払出口12や金庫A〜Dへの搬送動作などを含む統括的な制御を行うように構成されている。
上記の制御を行うために、制御部23は、CPU、メモリ及びインターフェースを具備する通常のマイクロコンピュータユニットにより構成されて、メモリ内には図6に示す制御処理ルーチン等の所要のプログラムが書き込まれており、CPUは適宜必要なプログラムを呼び出して実行することにより、周辺ハードリソースと協働して、所期の搬送動作や上記の往復搬送部26aの移動に関する制御を行う移動制御部24が実現される。また、各金庫A〜Dに紙幣を装填し、或いは各金庫A〜Dから紙幣を繰り出す際には、各金庫A〜Dの一部または搬送経路21の一部に設けた図示しない計数部によって紙幣の枚数が計数されるようにしている。
以上のように、本実施形態に係る紙葉類処理装置は、厚み方向両側に配置された一対のローラユニットたるフィードローラユニット30、ゲートローラユニット31で紙葉類Paを挟持しつつ両ローラユニット30、31の少なくとも一方を回転させることにより両ローラユニット30、31の距離に応じた搬送力で紙葉類Paを搬送する搬送機構3を具備するにあたり、搬送機構3を構成する両ローラユニット30、31を相対的に遠近自在に設けるとともに、搬送機構3に、両ローラユニット30、31間に介在して両ローラユニット30、31の一方の回転軸Cn2が他方の回転軸Cn1を中心とした所定径の円周上にあるように両ローラユニット30、31を関連づける関連部4を設けている。
このように構成すると、関連部4を両ローラユニット30、31間に介在した状態にすれば両ローラユニット30、31の一方の回転軸Cn2が他方の回転軸Cn1を中心とした所定径R1の円周上にあるように両ローラユニット30、31が関連づけられ、両ローラユニット30、31間の距離が所定値R1に保持されるので、両ローラユニット30、31の距離を調整する作業を省略して組み付け作業効率を向上させることができるとともに、両ローラユニット30、31の距離を画一的に規定して一定の搬送力を安定して得ることが可能となる。
また、本実施形態では、関連部4が、両ローラユニット30、31のうち他方のフィードローラユニット30に設けられ、両ローラユニット30、31のうち一方のゲートローラユニット31に係合した状態で両ローラユニット30、31の回転軸Cn1、Cn2間の距離が所定値R1となるように他方のローラユニット30の回転軸Cn1から一方のゲートローラユニット31に係合する部位である係合面4rまでの寸法が設定されているので、既存のフィードローラユニット30に関連部4を設けて関連部4にゲートローラユニット31を係合させるというように既存のローラユニット30、31に簡易な構成を追加するだけで、両ローラユニット30、31を的確に位置決めすることが可能となる。
さらに、本実施形態では、関連部4のうち一方のゲートローラユニット31と係合する係合面4rが、他方のローラユニット30の回転軸Cn1を中心とした円周に沿って形成されているので、例えば組み付け誤差が生じてゲートローラユニット31の組み付け位置が位置Po1から位置Po2へずれた場合であっても組み付け精度に影響を受けることなくローラユニット30、31の回転軸Cn1、Cn2同士の距離を一定に保って両ローラユニット30、31を適切に位置決めすることが可能となる。
さらに、本実施形態では、搬送機構3が、紙葉類Paを集積状態で収納する収納部a2の入出部分に設けられ、両ローラユニット30、31による紙葉類Paの排出時に関連部4が両ローラユニット30、31間に介在し、両ローラユニット30、31以外の他の駆動部たる投入ローラ32、33による紙葉類Pa(stack)の投入時に両ローラユニット30、31が離間するように構成されているので、両ローラユニット30、31による紙葉類Paの排出時には、所望の搬送力で紙葉類Paを搬送し、両ローラユニット30、31以外の他の駆動部たる投入ローラ32、33による紙葉類Pa(stack)の投入時には、紙葉類Paの投入を邪魔しないように両ローラユニット30、31が離間し、両ローラユニット30、31により紙葉類Paを排出する機構と、両ローラユニット30、31以外の駆動部たる投入ローラ32、33により紙葉類Pa(stack)を投入する機構とを適切に両立することが可能となる。
その他、本実施形態では、両ローラユニットたるフィードローラユニット30、ゲートローラユニット31は、互いに径方向にオーバーラップさせて紙葉類Paを挟む櫛ローラをそれぞれ有するので、フィードローラユニット30、ゲートローラユニット31の距離を画一的に規定してオーバーラップ量を厳密に管理することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、本実施形態では、関連部4をフィードローラユニット30に設けているが、関連部4をゲートローラユニット31に設けてフィードローラユニット30と係合するようにしてもよく、さらに関連部4をフィードローラユニット30、31の双方に設けて、関連部4同士を係合させてもよい。その他の関連部4としては、フィードローラユニット30の回転軸Cn1とゲートローラユニット31の回転軸Cn2を連結するリンク機構であってもよい。
その他、本実施形態では、紙葉類を紙幣Paとしているが、乗車券やカード、精算切符等のその他の紙葉類に適用してもよい。
最後に、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
3…搬送機構
30、31…一対のローラユニット(フィードローラユニットとゲートローラユニット)
Cn1、Cn2…回転軸
4…関連部
4r…係合面(円弧係合面)
Pa…紙葉類
a2…収納部
32、33…一対のローラユニット以外の駆動部(投入ローラユニット)
37a、37c…ベアリング

Claims (3)

  1. 厚み方向両側に配置された一対のローラユニットで紙葉類を挟持しつつ両ローラユニットの少なくとも一方を回転させることにより両ローラユニットの距離に応じた搬送力で当該紙葉類を搬送する搬送機構を具備してなる紙葉類処理装置であって、
    前記搬送機構を構成する両ローラユニットを相対的に遠近自在に設けるとともに、当該搬送機構に、両ローラユニット間に介在して両ローラユニットの一方の回転軸が他方の回転軸を中心とした所定径の円周上にあるように両ローラユニットを関連づける関連部を設け
    前記関連部は、両ローラユニットのうち他方のローラユニットを構成する回転シャフトにベアリングを介して設けられるとともに、両ローラユニットのうち一方のローラユニットを構成する回転シャフトに設けられたベアリングの外周面と係合し、
    このベアリングの前記外周面に前記関連部が係合した状態で両ローラユニットの回転軸間の距離が所定値となるように他方のローラユニットの回転軸から前記外周面までの寸法が設定され、
    前記関連部のうち前記外周面と係合する係合面が、他方のローラユニットの回転軸を中心とした円周に沿って形成されていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記搬送機構は、紙葉類を集積状態で収納する収納部の入出部分に設けられ、前記両ローラによる紙葉類の排出時に前記関連部が前記両ローラユニット間に介在し、前記両ローラユニット以外の他の駆動部による紙葉類の投入時に両ローラユニットが離間するように構成されている請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記両ローラユニットは、互いに径方向にオーバーラップさせて紙葉類を挟む櫛ローラをそれぞれ有する請求項又は2に記載の紙葉類処理装置。
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