JPH0527376Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、パチンコ機の遊戯機列を２列の小間
隔に保つて背中合わせに構成した島内部に設置す
る紙幣搬送装置の、特に投入された紙幣類が識別
装置により不良と判別された時、該紙幣類を返却
する際の紙幣類返却機構に関するものである。

（従来の技術） 近年、パチンコ機とパチンコ機との間に設置す
る薄型台間玉貸機に1000円紙幣又はカードによつ
て貸玉を行う紙幣玉貸機並びにカード式玉貸機が
出現し、これに伴つて投入された紙幣又はカード
の紙幣類を紙幣類導入搬送機構（以下導入搬送機
構と云う）を介して所定の場所に回収・収納する
紙幣類搬送装置（以下搬送装置と記す場合もあ
る）が提供された。

しかし、それら紙幣類の搬送手段はエンドレス
ベルト同士若しくはエンドレスベルトとローラー
とによつて紙幣類の長さ方向を挾持し、前記所定
の場所に搬送するものであつたが、投入した紙幣
類が玉貸機内に具備した識別装置により不良と判
別された際には該紙幣類は返却されなければなら
なかつた。

しかし、前記ベルト方式で搬送する機構のもの
は、紙幣類がベルトに接する面積が多くなればな
る程、引込まれる力が増大し不良紙幣類であつて
も取込まれ、搬送されるものであつた。

また、これらを解消する為に不良と判別された
紙幣類を返却可能な状態にする機構を有した搬送
装置も提供されていた。

（考案が解決しようとする課題） 従来の搬送装置に於いて不良紙幣類の取り込み
を防止する為に提案された導入搬送部の紙幣類返
却機構は、エンドレスベルトと搬送ローラーとに
よつて紙幣類の長さ方向を挾持して搬送本体部に
案内し所定の場所に回収・収納するが、前記エン
ドレスベルトを駆動する駆動プーリーと案内され
た紙幣類を所定の場所に搬送する搬送本体部のエ
ンドレスベルトを駆動する駆動プーリーとが搬送
本体部内にスプリングを介して同軸に該プーリー
同士が当接して設けられ、搬送本体部の駆動プー
リーの駆動が導入搬送部の駆動プーリーを駆動す
る構造になつていて、導入搬送部で搬送方向とは
逆の力が加わると該導入搬送部の駆動プーリーが
停止し、識別装置を介して該紙幣類が返却される
ものであるが、前記プーリー同士を当接するスプ
リングが強すぎると返却の力が加わつても搬送本
体部の駆動プーリーと同調して導入搬送部の駆動
プーリーも回転し、逆にスプリングが弱すぎると
通常、導入搬送部のエンドレスベルトが紙幣類を
搬送するだけの回転力を有さなくなる。よつて、
該スプリングの調整が難かしい。

更に上記述べた紙幣類の搬送手段がエンドレス
と搬送ローラーとで構成されている為、紙幣類が
ベルトに接している面積が多くなればなる程、取
り込まれやすく、且つ紙幣類の先端が搬送本体部
内の駆動プーリーと同軸に設けた導入搬送部用駆
動プーリーに臨めば臨む程、不良紙幣類と判別さ
れたにもかかわらず搬送されてしまう等の問題が
あつた。

以上の課題を解決するために、識別機と導入搬
送部の搬送の同調運転が望ましいわけであるが、
搬送速度の同一運転制御、あるいは識別機の逆転
時に即応して導入搬送部も瞬時に逆転運転させる
制御は複雑であつて、装置としてコス高となるこ
とも大きな問題であつた。

本考案は識別装置と導入搬送部が搬送機構とし
て分離している搬送装置において投入した紙幣類
が識別装置によつて不良と判別された際、搬送装
置内に入り込んだ紙幣類を該識別装置の搬送ロー
ラーの逆転を介して紙幣類の切損等を生じせずに
確実に返却する様に成した紙幣類搬送装置の紙幣
類返却機構を提供する事を目的としたものであ
る。

（課題を解決するための手段） 上記の目的を達成する為に本考案は、紙幣類導
入搬送部を搬送本体部の側部に軸着し、該紙幣類
導入搬送部に回転駆動される搬送ローラーを設
け、且つ弾性部材の付勢により該搬送ローラーに
当接し転動するガイドローラーを紙幣類導入搬送
部に遊嵌穴を介して軸支し、該遊嵌穴は搬送ロー
ラーの搬送面に対する直交軸線と平行に設け、且
つ付勢力を規制するように設けたことを特徴とし
たものである。

（作用） 以上の様に構成された本考案の紙幣類搬送装置
の紙幣類返却機構は、導入搬送部の両端にモータ
を介して回転駆動される複数の搬送ローラーと該
搬送ローラーの回転によつて転動するガイドロー
ラーを弾性部材の付勢を介して搬送ローラーと当
接して設け、夫々のローラーとの間を紙幣類が挾
持されながら搬送本体部へと案内される。

ここで投入された紙幣類が識別装置により偽札
若しくはシワ、汚れ、折目等により不良紙幣と判
別された場合、前記搬送方向とは逆の返却の力が
加わる。この時、前記導入搬送部に遊嵌穴を介し
て軸支され、且つ弾性部材により付勢されている
ガイドローラーを軸着したガイドローラー軸の付
勢を外してガイドローラー軸は微動し、該ローラ
ー間に隙間が生じ、その結果、紙幣類を挾持する
ものは識別装置の搬送ローラーだけである為、該
紙幣類の返却に際して何ものをも障害なく偽札若
しくは不良紙幣を確実に返却する事が出来る機構
である。

（実施例） 以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。

第１図は本考案の紙幣類導入搬送機構の状態斜
視図、第２図は本考案の紙幣類搬送装置の全体斜
視図である。また本考案の実施にあたつて紙幣類
を紙幣として説明する。

本考案の紙幣類搬送装置１は、第３図のように
パチンコ機２の遊戯機列の２列を小間隔幅を保つ
て背中合わせにして構成された島内部４に設置さ
れ、パチンコ機２の隣接間に設置された紙幣用玉
貸機３の紙幣投入口６より挿入された紙幣を回収
部（図示せず）まで搬送するものである。

紙幣類玉貸機３の紙幣投入口６に挿入された紙
幣は該玉貸機３内に設けた紙幣識別装置により真
札が偽札かが判別され真札と判別された紙幣は、
本考案である紙幣類搬送装置１へと案内される。

紙幣類搬送装置１は第４図に示すように、モー
タ２２の回転軸２３に２段に固着されたウオーム
２４，２５とウオームホイール２６，２７により
モータ２２の回転が駆動プーリー２８，２９に伝
達されたエンドレスベルト７，８及び７ａ，８ａ
を回転駆動する。

エンドレスベルト７，８及び７ａ，８ａは、ベ
ルトプーリー９によつて脱落しないように基体１
６に係着されエンドレスベルト７，８及び７ａ，
８ａは矢印Ａ方向の同一方向に回転している。

また蓋状部１１には複数のローラー１０が回転
可能に軸支されそのローラー１０の位置は蓋状部
１１が閉じられた際、エンドレスベルト７及び８
と当接し、且つエンドレスベルト７及び８に対し
て、ベルトプーリー９と相対した位置となつてい
る。またローラー１０の横方向の間隔は紙幣が常
に２ケ所（計４ケのローラー）に当接するように
保たれている。

蓋状部１１は上部が開閉する如く基体１６に蝶
着され第２図に於いて蓋状部１１は手前（左）側
が閉じられた状態にあり、向こう（右）側は修理
等で開かれた状態となつているが、通常は閉じら
れている。この手前（左）側と向こう（右）側が
１ユニツトとして形成され複数に連結することが
できるため店毎の島の設計（長さ）に対応するこ
とができる搬送装置である。尚、蓋状部１１は、
係止金具１２及び１３によつて堅く係着され、そ
の内部に於いてはエンドレスベルト７ａ及び８ａ
とローラー１０が当接しており紙幣はその厚さ方
向を当該エンドレスベルト７ａ及び８ａとローラ
ー１０により挾持され、紙幣の長辺方向に搬送さ
れる。

尚、１４及び１５は、蓋状部１１を開閉可能に
基体１６に蝶着しているヒンジである。

一方、開かれた蓋状部１１には基体１６に設け
られたマイクロスイツチ１７と当接する突起部１
８が固着され、紙幣の詰まり等によるトラブルや
メンテナンス等で蓋状部１１が開かれると、マイ
クロスイツチ１７を介して外部に例えば表示灯の
点滅等により蓋状部１１の開口状態を報知せる如
く形成され、修理中であることを中央管理室へ伝
える。

４０は搬送本体部であり、当該搬送本体部４０
の中央部には紙幣Ｓをエンドレスベルト７，８及
びローラー１０との間に導くための導入搬送部４
２，４２ａが軸４３，４３ａによつて搬送本体部
４０の両側に対称に軸着されている。従つて導入
搬送部４２，４２ａは軸４３，４３ａを中心に所
定の範囲で回動し、搬送本体部４０に対する取付
角度を変えることが出来る。また導入搬送部４
２，４２ａの先端には導入案内板４４，４４ａが
軸４５，４５ａにより導入搬送部４２，４２ａに
軸着され、軸４５，４５ａを中心に回動可能に形
成され導入搬送機構を成しており、導入搬送部４
２，４２ａの軸４３，４３ａを中心として回動と
導入案内板４４，４４ａの軸４５，４５ａを中心
とした回動によつて、紙幣類導入口４６，４６ａ
を玉貸機３の紙幣排出口（図示せず）と垂直に接
合される様に調整可能に形成されている。

しかも、パチンコ店毎に相違するどの様な島幅
にも対応出来る様に、導入搬送機構部の紙幣導入
口と紙幣排出口との間隔を調整する事が可能で島
幅の広い場合は、該導入搬送機構部は垂直状態と
なり、逆に島幅が狭い場合には導入搬送機構部を
回動を回動し傾斜状態と成し、且つ先端に所定の
範囲で可変可能に回動する紙幣導入案内板を介し
て紙幣排出口と隙間なく接合できる。

導入搬送部４２，４２ａは第１図及び第４図で
示されている様に、モータ２２の回転をウオーム
２５、ウオームホイル２７及びギア７１を介して
歯車５１が回転する。

更に歯車５１の回転を伝達ベルト５２を介して
搬送ローラー５３，５４が回転し、弾性部材であ
るヒンジバネ５５によつて付勢される事によつて
該搬送ローラー５３，５４に当接し転動するガイ
ドローラー５７，５８によつて構成されている。
従つて紙幣は搬送ローラー５３とガイドローラー
５７及び搬送ローラー５４とガイドローラー５８
との間に挾持されて、搬送本体部４０へと導入さ
れる。

尚、導入搬送部４２，４２ａの搬送ローラー５
３，５４と５３ａ，５４ａの間は、２枚の板を紙
幣の厚さ分の隙間を設けて重合し形成されてお
り、紙幣ｓが導入搬送部４２，４２ａ外に脱落し
ないようになつている。

歯車５１、搬送ローラー５４、更に伝達ベルト
５２と嵌着しているベルトプーリー５９は軸４３
に軸着されている。伝達ベルト５２はエンドレス
ベルトであり他方はベルトプーリー６０と嵌着し
ている。ベルトプーリー６０は、搬送ローラー５
３の軸４５において同軸であり、モーター２２の
回転は歯車５１を介して搬送ローラー５４を回転
駆動し、歯車５１から伝達ベルト５２を介して搬
送ローラー５３を回動駆動する。

またガイドローラー５７は、そのガイドローラ
ー軸部６１がケース７２に穿設された遊嵌穴６２
に遊嵌され、更にヒンジバネ５５により付勢され
て搬送ローラー５３に当接している。

遊嵌穴６２は長穴形状であり、搬送ローラー５
３の軸４５の導入搬送部４２の搬送面に対する直
交軸線上に一軸とする位置ではなく、該直交線と
平行の二軸上に設けられた位置に穿設され、しか
もガイドローラー５７を搬送ローラー５３に対し
ての付勢（押圧力）を当接した以上に、強めるこ
とのない一定圧に保てる位置に設けられている。

ガイドローラー５８も同様にそのガイドローラ
ー軸部６３がケース７２に穿設された遊嵌穴６４
に遊嵌され、更にヒンジバネ５５により付勢され
て搬送ローラー５４に当接している。

遊嵌穴６４は遊嵌穴６２と同様に長穴形状であ
り、搬送ローラー５４の軸４３の導入搬送部４２
の搬送面に対する直交軸線上に一軸とする位置で
はなく、該直交線と平行の二軸上に設けられた位
置に穿設され、しかもガイドローラー５８を搬送
ローラー５４に対しての付勢（押圧力）を当接し
た以上に、強めることのない一定圧に保てる位置
に設けられている。

導入搬送部４２のケース７２の搬送ローラー５
３，５４の軸４５，４３と、ガイドローラー５
７，５８のガイドローラー軸６１，６３（遊嵌穴
６２，６４）の軸芯位置は軸４５と軸４３の軸芯
間距離に対し、ガイドローラー軸５７と５８（遊
嵌穴６２と６４）の方が短かい距離（つまり内
側）に設けられている。

導入搬送部４２及び４２ａは第７図のように、
搬送本体部４０に対し、垂直状態から傾斜状態に
まで角度は可変可能に、島幅に対して設けられ
る。

第７図の実線で示された導入搬送部４２，４２
ａは、島幅が最も狭い場合であるが、このように
導入搬送部４２，４２ａが傾斜状態である時、該
導入搬送部の紙幣導入口部の搬送ローラーとガイ
ドローラーの対抗位置が、直交一軸上に設けられ
ていると玉貸機３の紙幣排出口より流出される紙
幣Ｓが、鋭角状に導入搬送部に流入させなければ
ならず、導入搬送時に紙幣を鋭角状に流入姿勢を
規制ガイドしなければならない。

本考案は、この導入搬送部４２，４２ａの導入
口部に位置する搬送ローラー５３とガイドローラ
ー５７とを、搬送面に対する直交二軸上に設けた
ので、導入搬送部４２，４２ａが傾斜状態であつ
ても、紙幣導入口部において搬送ローラー５３よ
りガイドローラー５７が後退した位置であるので
紙幣導入口としての開口部が設けられたことに成
り、紙幣の搬送姿勢あるいは、導入角度は極めて
自然な穏やかな曲線で搬送案内することができ
る。

ここで第５図は、通常の紙幣導入状態であつて
紙幣ｓが搬送ローラー５３とガイドローラー５７
にて挾持され矢印Ｂ方向に搬送される状態を示し
第６図は投入した紙幣ｓが紙幣識別装置にて不良
と判別された時、矢印Ｃ方向に力が加わつて紙幣
Ｓを導入搬送部４２より引張出す様な状態で返却
する。この時軸部６１が上下の遊嵌穴６２によつ
て微動し、その結果、ガイドローラー５７と搬送
ローラー５３に隙間２１が生じ紙幣Ｓが矢印Ｃ方
向に逆搬送される状態となる。

このように本考案によれば、通常の紙幣導入時
においては導入案内するための開口部が形成で
き、逆に返却搬送する際にも、容易に取り込み状
態が解除できるものである。

尚、搬送ローラー５３及び５４には、紙幣の挾
持力を増すためにゴム製のＯリング６６が取り付
けられている。

また、搬送ローラー５３，５４及びガイドロー
ラー５７，５８は同軸に夫々３ケのローラーを有
しているが、これは紙幣の短辺を同時に３ケ所で
挾持することにより、紙幣のシワや折目等に原因
を有する導入搬送部４２内での紙幣の詰まりを防
止したものである。

搬送ローラー５４・ガイドローラー５８・ガイ
ドローラー軸部６３・遊嵌穴６４の動作は、上述
の搬送ローラー５３・ガイドローラー５７・ガイ
ドローラー軸部６１・遊嵌穴６２と同様であるの
で説明を省略する。

導入案内板４４，４４ａの中央部には紙幣導入
口４６，４６ａが穿設され、この内側には紙幣Ｓ
を搬送ローラー５３，５３ａとガイドローラー５
７，５７ａへ案内するガイド板４７，４７ａ及び
４８，４８ａが穿設されている。

また導入案内板４４，４４ａは第３図のように
玉貸機３の紙幣排出口の幅に接合出来るようにコ
の字形に形成され例えばネジ等により固着され
る。

更に導入搬送部４２，４２ａの内側の基体１６
には第２図の様に脱着カバー１９が係着されてい
て、基体１６の中央部での紙幣の詰まりの排除や
メンテナンスが容易に出来るように係止ネジ２０
により、基体１６に対して着脱可能に形成されて
いる。

なお係止金具１２及び１３は、蓋状部１１を開
く時は、容易に係止が解かれる構造となつてい
る。

（考案の効果） 以上の説明で明らかな様に本考案の紙幣類導入
搬送部の紙幣搬送手段は該導入搬送部の両端に設
けた搬送ローラーと弾性部材の付勢を介して該ロ
ーラーに当接して転動するガイドローラーとによ
つて構成されたものであるから、紙幣は従来の搬
送手段と異なつて、点接触によつて挾持搬送され
るので返却の力が加わつても紙幣の切損を生じ
ず、更に本考案は返却の力が加わつた際、遊嵌穴
を介して軸支し、且つガイドローラーを軸着した
ガイドローラ軸が前記付勢を外し微動する事によ
つてローラー間の隙間が生じ、該紙幣を挾持しな
くなるので返却に際して障害となるものは何もの
もなく、よつて紙幣は確実に返却されるものであ
る。

また、投入した紙幣がシワ、汚れ等により真札
にもかかわらず紙幣識別装置で不良と判別され、
従来該紙幣が返却されず搬送された事によつて発
生した顧客とホールとのトラブルを皆無する効果
および識別装置と導入搬送部との同期搬送制御を
付加せずに、簡便な機構で確実動作を可能にした
効果は業界に於いて顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の紙幣類導入搬送部の状態斜視
図、第２図は本考案の紙幣類搬送装置の全体斜視
図、第３図はパチンコ店に設置された本考案の紙
幣類搬送装置の状態斜視図、第４図は本考案の紙
幣類搬送装置の正面状態図、第５図及び第６図は
搬送ローラーとガイドローラーの動作を示す平面
図、第７図は紙幣類導入搬送部付近の平面図であ
る。 １……紙幣類搬送装置、７，８……エンドレス
ベルト、９……ベルトプーリー、１１……蓋状
部、２２……モーター、２３……回転軸、４０…
…搬送本体部、４２……紙幣類導入搬送部、４３
……軸、４４……導入案内板、５３，５４……搬
送ローラー、５５，５６……バネ、５７，５８…
…ガイドローラー、６２，６４……遊嵌穴、７２
……ケース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 紙幣類搬送装置と、該紙幣類搬送装置に対し直
   角位置に配設した紙幣類識別機との間に、一方を
   前記紙幣類搬送装置の本体部の側部に軸着して揺
   動可能に設け、他方を前記紙幣類識別機に臨ませ
   て、紙幣類識別機からの紙幣類を紙幣類搬送装置
   に導入搬送案内する紙幣類搬送装置において、該
   紙幣類導入搬送部に回転駆動される搬送ローラー
   を設け、且つ弾性部材の付勢により該搬送ローラ
   ーに当接し転動するガイドローラーを紙幣類導入
   搬送部に遊嵌穴を介して軸支し、該遊嵌穴は搬送
   ローラーの紙幣類導入搬送機構部の搬送面に対す
   る直交軸と平行に設け、且つ付勢力を規制するよ
   うに紙幣類識別機側の導入口に設け、紙幣類識別
   機の判別結果によつては紙幣類を返却する際、弾
   性部材の付勢と遊嵌穴によりガイドローラーが微
   動するように構成したことを特徴とする紙幣類搬
   送装置の紙幣類返却機構。