JP5588816B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体記憶装置に関する。
可変抵抗素子を含むメモリセルをアレイ状に配置した半導体記憶装置に関する研究開発が行われている。
例えばカルコゲナイド素子を可変抵抗素子として利用したPCRAM(Phase−Change Random Access Memory、相変化メモリ)、が知られている。
PCRAMでは、選択したメモリセルに印加する電流/電圧を変化させることにより、メモリセルを構成するカルコゲナイド素子の温度を制御し、カルコゲナイド素子を結晶状態または非結晶状態に相変化させることで情報の記録(書き込み)を行う。カルコゲナイド素子の抵抗値は、結晶状態のときよりもアモルファス状態のときの方が高い。したがって、メモリセルを構成するカルコゲナイド素子の抵抗値を回路で検知することで書き込んだ情報の読み出しを行うことができる。
可変抵抗素子を利用した半導体記憶装置としては、他に遷移金属酸化物素子を使用したReRAM(Resistance Random Access Memory)、金属陽イオンを析出させて電極間に架橋(コンタクティングブリッジ)を形成したり、析出した金属をイオン化して架橋を破壊したりすることで抵抗値を変化させるCBRAM(Conductive Bridging Random Access Memory、導電性ブリッジングランダムアクセスメモリ)などが知られている(特許文献1参照)。
これらの半導体記憶装置では、電源を遮断した後も記憶した情報を不揮発に保つことができる。なお、メモリセル内部の可変抵抗素子を高抵抗状態から低抵抗状態へ変化させる書き込み動作を「セット」と呼び、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化させる書き込み動作を、「リセット」と呼ぶ。セットあるいはリセットを行うための回路に関していくつかの提案がなされている。
特許文献1は、データの書き込み時にメモリセルに流れる電流値を所定のリミット値に制限する電流リミット回路を備えることにより、メモリセルのセット動作またはリセット動作におけるデータの誤書き込みや誤消去を防止することを目指したものである。特許文献2および3は、三次元相変化メモリにおいてセルアレイ内の近接する二つのメモリセルをペアセルとして選択して、その一方を高抵抗値、他方を低抵抗値状態に書き込む書き込み回路と、それらペアセルの相補的な抵抗値状態を1ビットデータとして読み出す読み出し回路とを備えることにより、メモリセルの低抵抗値と高抵抗値の分布のばらつきが大きくなった場合でも、読み/書きのマージンを確保することを目指したものである。特許文献4は、複数の抵抗メモリセルをプログラムするために、第一の電流を受け取り、それを制限し、蓄積電荷を第二の電流としてパルス発生器に供給することにより、相変化メモリの書き込み時のピーク電力消費を制限することを目指したものである。
なお、関連技術文献として、非特許文献1には、多層のフラッシュメモリ技術が、開示されており、メモリセルの平面密度を4F2にする工夫が記載されている。
特開2009−217908号公報 特表2006−514392号公報 特表2006−514440号 特開2008−165964号
2007年 アイ・イー・イー・イー インターナショナル エレクトロン デバイス ミーティング (IEEE International Electron Devices Meeting, 2007)ページ(s): 449 - 452, "Optimal Integration and Characteristics of Vertical Array Devices for Ultra-High Density, Bit-Cost Scalable Flash Memory"
本発明が解決しようとする課題は、可変抵抗素子を利用した半導体記憶装置において、メモリセルの微細化と高集積化、すなわちスケーリングを進めるうえで重要となるものである。具体的には、以下の三つである。これらの課題については、駆動回路からメモリセルへの寄生抵抗や寄生容量の影響について検討されていない上記の先行技術文献では考慮されていない。なお、以下では、簡単のため、メモリセルやメモリセルアレイを、それぞれ単にセル、およびアレイと表記する場合がある。
第一の課題は、選択セルで発生した熱が非選択セルに伝わり、それによって非選択セル内の可変抵抗素子の抵抗値が変化したり、劣化したりすることである。スケーリングが進むと、セル同士の間隔が接近する。その結果、リセットやセットのときに選択セルに電流を流すことで発生するジュール熱が近傍の非選択セルに伝わり、近傍セル内の可変抵抗素子の状態が部分的に変化したり、最悪の場合、抵抗値が大きく変化したりして、記憶内容を反転してしまうことが懸念される。本明細書では、この現象を非選択メモリセルへの熱ディスターブと呼ぶことにする。
第二の課題は、書き込み電圧の損失とばらつきである。スケーリングが進むと、書き込み回路からメモリセルアレイまでの配線が微細になり、その抵抗値が増加する。したがって、書き込み動作において、書き込み回路からアレイ内部の選択したセルに電圧を印加すると、上記の配線抵抗により電圧低下が生じて、書き込み回路で発生した電圧より、セルに印加される電圧が低くなる。さらに、書き込み回路と選択したセルの距離が、半導体チップ上の位置などによってセルごとに変わるので、上記電圧低下のばらつきも大きくなる。
電圧低下の結果、セルに流れる電流が減少するだけではなく、その量がセルによってばらつくことになり、チップの場所によりセルへの書き込み電流がばらついて、安定な動作が困難になる。
第三の課題は、読み出し速度の低下である。前記したように、可変抵抗素子を利用した半導体記憶装置の読み出し動作では、セル内部の可変抵抗素子の抵抗の大小を検知する必要がある。このためには、選択したセル内部の可変抵抗素子に電圧を印加して流れる電流の大小を検知するのが一般的である。
しかし、書き込みに必要な値に近い電圧、電流を印加するとセルの内部の可変抵抗素子の状態を変化させてしまったり、反転してしまったりする恐れがある。したがって、可変抵抗素子の状態を書き換えないように、読み出しのための電圧や電流は、書き込み時に印加する電圧や電流に比べて小さいことが望ましい。その結果、メモリセルの読み出し信号をアレイから読み出し回路に伝達する速度を高速化することが困難となる。例えばメモリセルに流れる電流で、ビット線と呼ばれる配線を駆動する速度は、メモリセルに流せる電流とビット線の寄生容量に制限される。スケーリングが進みメモリセル同士の距離が接近すると、ビット線のピッチが狭くなるのでビット線の寄生容量が増加し、読み出し速度が低下してしまう。
可変抵抗素子を利用した半導体記憶装置において、スケーリングに伴い深刻となる上記のような課題については、前記の参考文献では、十分に考慮されていなかった。
半導体記憶装置であって、半導体基板上に設けられる第1選択線と、第1選択線の上方に設けられ第1選択線と交差する方向に延伸する第2選択線と、第1選択線と第2選択線の間に設けられ電流により記憶情報が書き込まれる第1記憶素子と、第1記憶素子に接続される第1選択素子と、を具備する第1メモリセルと、第1メモリセルの上方または下方に設けられるキャパシタと、キャパシタに電荷を蓄積する駆動回路と、を有し、キャパシタに蓄積された電荷によって第1記憶素子に書き込みを行う。
本発明の効果のうち代表的なものを簡単に説明すれば、寄生抵抗や寄生容量の影響を低減した高信頼な半導体記憶装置を提供しうる。
本発明による半導体記憶装置の構成を示した実施例である。 サブアレイとサブアレイ駆動回路の一実施例における回路構成をXY平面から見て表した図である。 図2の実施例をYZ平面から見て表した図である。 図2の実施例を鳥瞰図として表した図である。 図2から4の実施例に適したチェインセルの構造を示す一実施例である。 リード時のタイミングチャートを示す実施例である。 セット、リセット時のタイミングチャートを示す実施例である。 読み出し書き込み線の容量を適切に調整するレイアウトの実施例である。 チェインセルの平面密度を4F2にする実施例において、サブアレイとサブアレイ駆動回路の構成をYZ平面から見て表した図である。 図9の実施例を鳥瞰図として表した図である。 図9の実施例におけるポリシリコンゲートのレイアウトを示す図である。 チェインセルの平面密度を4F2にする第二の実施例において、サブアレイとサブアレイ駆動回路の構成をXY平面から見て表した図である。 チェインセルの平面密度を2F2にする一実施例である。 図12のチェインセルを用いた実施例において、サブアレイとサブアレイ駆動回路の構成をXY平面から見て表した図である。 図12のチェインセルを用いた実施例において、サブアレイとサブアレイ駆動回路の構成をYZ平面から見て表した図である。
以下の説明においてわかりやすいように、電源および信号入力端子の名前には、その端子に印加する電源および信号の名前と同じ名前を付けることがある。すなわち、電源電圧Vxが入力される電源入力端子の名前をVxと表記したり、信号φxを入力する信号入力端子の名前をφxとしたりすることがある。
図1は、本発明による半導体記憶装置の構成を示す一実施例である。本実施例では、半導体チップCHIP上に、情報を不揮発に記憶するメモリセルをm×n個のマトリクス状に配置したメモリセルサブアレイMCA00〜MCAmnと、それらメモリセルサブアレイを制御するための周辺回路が集積されている。
以下では、簡単のためにメモリセルサブアレイを単にサブアレイと称する場合もある。サブアレイ中のメモリセルは、後述のように、カルコゲナイド素子などの抵抗変化素子を含んで構成されている。
図1の各ブロックの機能を説明する。データ入出力回路IO は、図示していない外部ホスト装置からのコマンドやアドレス、およびセット、リセット用データなどを受け取り、読み出したデータやステータス信号を外部ホスト装置に返す。
また、チップ制御回路CCTLに、コマンドやデータ、アドレスなどを伝達する。チップ制御回路CCTLは、データ入出力回路IOからのコマンドやデータ、アドレスなどを受け取り、それらを元にチップCHIP内部の他の周辺回路、すなわち、電源回路PWC、リードメインアンプRMA、ライトデータドライバWDV、デコーダDEC、サブアレイ駆動回路MCA−DRVなどに必要な信号を与えてサブアレイMCA00〜MCAmnの中のメモリセルをアドレスによって選択し、選択されたメモリセルに記憶されているデータを読み出すリード、あるいは選択したメモリセルに情報を書き込むセット、リセット動作を行う。また、必要に応じて周辺回路の状態や、動作シーケンスの状態を示すステータス信号をデータ入出力回路IOを通じて外部ホストに出力する。
電源回路PWCは、外部からチップCHIPに与えられる電圧を元に、チップCHIPの動作上、必要な電圧を発生し、図示していない電源供給線を通じて、チップ内部の周辺回路あるいはサブアレイMCA00〜MCAmnに供給する。本図では、二つの外部電源入力端子VddとVssを示しており、それぞれに高電圧Vddと低電圧Vssが印加される。必要に応じて、もっと多数の外部電源入力端子を用いてもよいことは、もちろんである。
リード用メインアンプRMAは、サブアレイ駆動回路MCA−DRVによって、メモリセルから読み出され、サブアレイ駆動回路内部にある、図示していないリード用プリアンプRPAを通じて伝達された信号を増幅、整形して、チップ制御回路CCTLを通じてデータ入出力回路IOに伝達する。
ライトデータドライバWDVは、データ入出力回路IOからチップ制御回路CCTLを通じて、セット、リセット用データを受け取り、増幅、整形してサブアレイ駆動回路MCA−DRVに伝達する。
デコーダDECは、データ入出力回路IOからチップ制御回路CCTLを通じてアドレス信号を受け取り、デコードして、選択するセルの属するサブアレイのサブアレイ駆動回路MCA−DRVを活性化するとともに、サブアレイ内部でセルを選択するためのアドレス信号をサブアレイ駆動回路MCA−DRV内部のサブデコーダに伝達する。
サブアレイ駆動回路MCA−DRVは、サブアレイMCA00〜MCAmnそれぞれに設けられており、サブアレイ内でのセルの選択および選択されたセルに対してリード、およびセット、リセット動作を行う。ここでは、リードおよびセット、リセットにおいて、複数のサブアレイを選択し、一つのサブアレイから一つのセルを選択する動作を仮定して説明を行うが、本発明は、これに限定されるものではない。
後述のように、サブアレイ駆動回路MCA−DRVは、各々が駆動するサブアレイの直下や直上、あるいは側面に近接した領域を利用して形成するので、半導体記憶装置を構成する半導体チップの面積を小さく保つことができる。半導体チップは周知のように、半導体ウエハ上に多数個を同時に形成するので、一つの半導体チップの面積が小さければ、1枚のウエハから取得できる数が増加するので、より低い単価で製造することが可能となる。以下では、この回路とサブアレイの構成と動作を中心に実施例を挙げて説明を行い、その説明の中で、上記の課題の解決方法を明らかにしていく。
サブアレイ駆動回路MCA−DRV以外の上記周辺回路の構成や動作は、半導体記憶装置の設計者であれば、その詳細な回路構成を示さなくとも設計可能と思われるので、詳細な説明は省略する。また、サブアレイ駆動回路MCA−DRV中の回路であっても、サブデコーダやドライバ回路など一般的なものは、図面や説明文から適宜省略することがある。
なお、図1のブロック図は、本発明の一実施例であり、本発明は、これに限定されることなく、他のチップ構成、例えばアドレスのデコードの階層を2段階ではなく、3段階にするなど、さまざまな変形に対して適応できることはもちろんである。
以下では、まず図2から図6を用いて、サブアレイ駆動回路とサブアレイの一実施例を説明する。図2から図4は、サブアレイの三次元構造と、サブアレイ駆動回路の主な部分の構成を示しており、図5はチェインセルの構造を示した実施例であり、図6、図7は、それぞれ、図2から図5の実施例に適したリード、セットおよびリセット動作のタイミングチャートの実施例である。
以下、本明細書では、半導体チップにおいて、サブアレイや回路が形成されている表面をXY平面、それに垂直な方向をZ方向と定義する。なお、XY平面において、後述するシンク線の延びている方向をX方向、それに垂直な方向をY方向と定義する。例えば後述の実施例では、ワード線と呼ぶ、サブアレイ中のMOSトランジスタのポリシリコンゲートをY方向に伸ばして、XおよびZ方向には分離する例などが示されている。
この定義によれば、図2はXY平面の構成を、図3はXZ平面の構成を、図4はそれらの鳥瞰図を示している。なお、わかりやすくするために、構成する部品を図によって一部省略したり、相対的な寸法も変えたりしている。
図2から図4を用いて本実施例の基本的な構成と原理を説明する。まず、メモリセルを含むチェインセルについて説明する。チェインセルとは、Z方向に複数のメモリセルを積層した三次元セルである。XY方向から見た図2において、丸印で示したPCC00〜PCC30、PCC01〜PCC31、PCC02〜PCC32、PCC03〜PCC33が、チェインセルである。PCCの添え字をijとすると、iがX座標、jがY座標を示す。図2では、上記チェインセルが、4行4列合計16個、マトリクス状に並んだサブアレイを例に説明するが、本発明は、サブアレイを構成するチェインセルの数を限定するものではなく、必要に応じて、例えば128行128列であるとか、512行512列など、もっと規模の大きいサブアレイでも、256行512列など行と列の数が異なるサブアレイでも適用できることは、もちろんである。
図3に、XZ方向から見たチェインセルの構成を、図4にサブアレイの鳥瞰図を示した。図3には、X方向に隣接する二つのチェインセルPCC00とPCC01のみを示している。本実施例では、チェインセルの上端にチェイン選択用のMOSトランジスタMCS00、MCS01、が設けられており、その下に、それぞれ複数のメモリセルMC000〜MC003およびMC010〜MC013が積層され、下端にダイオードD00、D01が接続されている。ダイオードの向きは、下端から上端に向かって順方向電流が流れるように最下端が正電極アノードになっている。
なお、チェインセルを構成するセルの数(以下では、チェイン長と呼ぶことにする)については、実施例では、4として説明を行うが、本発明がこれに限定されるものではなく、チェインセルの等価抵抗値が増大して動作速度上で問題にならない範囲で、もっと長いものを使ってもよいし、必要に応じてもっと短くしてもよい。
また、本明細書の実施例では、チェインセルアレイを1段とした実施例を用いて説明を行うが、チェインセルアレイの情報に複数のチェインセルアレイを重ねて形成することも可能である。このため、チェイン長をチェインセルの等価的な抵抗値などによって、速度に悪影響がでない範囲に制限したうえで、何段かのチェインセルアレイを重ねてサブアレイを構成すれば、高速性と集積度を両立することも可能である。
チェインセルPCC00とPCC01は、それぞれ、その上端でシンク線SL0に、下端でリードライト線RWL0とRWL1に接続されている。チェインを構成する個々のメモリセル、図3に示したように、MOSトランジスタと抵抗変化素子を並列に接続したものである。ここでは抵抗変化素子として、相変化材料を用いた実施例について説明するが、本発明は、前述の他の抵抗変化素子を用いたセルにも適用できることは、もちろんである。
セルのビット情報‘1’、‘0’は、それぞれ相変化材料が結晶(低抵抗)であるか、アモルファス(高抵抗)であるかで定義する。アモルファスを結晶に変える、つまり抵抗変化素子の抵抗値を下げる書き込み動作をセット、結晶をアモルファスに変える、つまり抵抗変化素子の抵抗値を上げる書き込み動作をリセットと呼ぶ。
上記チェインセルにおいて、チェイン選択用のMOSトランジスタをオン状態として選択するセルのMOSトランジスタをオフ状態、その他のセルのMOSトランジスタをオン状態として、チェインに電流を流せば選択されたセルでは、抵抗変化素に電流が流れ、非選択セルでは、MOSトランジスタに電流が流れる。このことを利用して、チェインセルの中の複数のセルから、特定のセルの抵抗変化素子に電流を流すことができる。そのようにして選択された抵抗変化素子に相変化を起こすことで、セット、リセット動作を行う。また、リードでは、抵抗変化素子が相変化を起こさない程度の電流、電圧を印加して、流れる電流によって選択したセルの情報を判別する。
次に、図2から図4に示した配線層について説明する。RWL0とRWL1は、リードライト線であり、BL0およびBL1はリード用ビット線である。また、SL0〜SL3はシンク線である。リードライト線RWL0、RWL1は、配線層で形成された電極であり、セルアレイの直下に形成されている。図2から図4でわかるように、上記リードライト線は、Y方向に伸びた配線をチェインセルのピッチに合わせて並べて一つ置きに短絡したものである。このため、リードライト線RWL0およびRWL1は、配線層の間に充填される絶縁膜を介して、くし型の容量を形成することが可能となる。図2に、点線で示した容量Cは、この容量を示している。特に、リードライト線RWL0と1とを同一の配線層で形成することで、XY方向の容量も利用可能となる。
リードライト線RWL0は、Y方向に伸びて八つのチェインセルPCC00〜PCC03、PCC20〜PCC23に接続され、リードライト線RWL1は、八つのチェインセルPCC10〜PCC13、PCC30〜PCC33に接続されている。
リードライト線RWL0は、リードライト線RWL00とRWL11とを短絡した配線を示す。同様に、リードライト線RWL1は、リードライト線RWl10とRWL11とを短絡した配線を示す。リードライト線RWL00はY方向に延びて、4つのチェインセルPCC00〜PCC03に接続され、リードライト線RWL01もY方向に延びて、4つのチェインセルPCC20〜PCC23に接続される。都合、リードライト線RWL0には、8つのチェインセルが接続されることとなる。同様に、リードライト線RWL1にも、8つのチェインセルPCC10〜PCC13、PCC30〜PCC33が接続されることになる。
シンク線SL0〜SL3は、図2〜4に示したように、チェインセルの上端をX方向に接続する金属配線であり、それぞれが四つのチェインセルの上端に接続されている。すなわち、SL0は、チェインセルPCC00〜PCC30に、SL1は、チェインセルPCC01〜PCC31に、SL2は、チェインセルPCC02〜PCC32に、SL3は、チェインセルPCC03〜PCC33に、接続されている。
シンク線の末端は、図2に示すように電源切替スイッチブロックVSWBに接続される。電源切替スイッチブロックVSWBはY選択信号Y0〜Y3に従い、シンク線SL0〜SL3のそれぞれを低電圧電源または高電圧電源に接続する。本実施例では、この機能を、インバータ回路を利用したスイッチSW0〜SW3で実現した。すなわち、インバータ回路に入力されるY選択信号の電位が低電位であれば、その出力であるシンク線はインバータの電源のうち高電圧電源に短絡され、Y選択信号が高電位になれば、低電圧電源に短絡される。例えば後述する図6等の動作例では、シンク線用の低電圧電源を0V、高電圧電源を5Vとして説明しているので、これらの電圧に等しい電源をインバータ回路に供給すればよい。よく知られているようにインバータ回路は、nチャネルMOSトランジスタとpチャネルMOSトランジスタで構成できる。
なお、入力されるY選択信号の振幅よりも、インバータに供給する電源の電位差が大きい場合には、電源の間にリーク電流が流れるなどの問題が生じる場合があるが、そのような場合には、適宜Y選択信号とインバータ回路の間にレベル変換回路を挿入するなどをすればよいことはもちろんである。その他、インバータ回路以外のスイッチの構成なども種種考えられるが、当該分野の技術者であれば必用な回路を構成するのは容易であるので、ここでは最も単純な例を示した。
ここで特に配線SLについて、例えばビット線、データ線といった呼称を用いず、シンク線という呼称を用いているのは、後述するビット線BLにプリアンプMPA等のセンス系の回路が接続され、シンク線には当該センス系の回路が接続されないことによるものである。
サブアレイ内のチェインセルのMOSトランジスタのゲート電極は、ゲート電極を構成するポリシリコン層61pで配線され、Y方向に接続されている。すなわち、チェイン選択用のMOSトランジスタMCS00〜MCS03、MCS10〜MCS13、MCS20〜MCS23、MCS30〜MCS33、のゲート電極が、それぞれ接続されている。これらの配線、CSL0〜CSL3は、チェインセル選択線である。この線の電位を変えて接続しているMOSトランジスタをオン状態あるいはオフ状態にすることによってチェインセルとシンク線の電気的な接続を制御できる。
チェインセル内の同じZ層のセルのMOSトランジスタのゲートもY方向にポリシリコン層21p、22p、23p、24pで接続されている。メモリセルMC00k〜MC03kのMOSトランジスタのゲート電極は、ワード線WL0kで接続され、メモリセルMC10k〜MC13kのMOSトランジスタのゲート電極は、ワード線WL1kで接続され、メモリセルMC20k〜MC23kのMOSトランジスタのゲート電極は、ワード線WL2kで接続され、メモリセルMC30k〜MC33kのMOSトランジスタのゲート電極は、ワード線WL3kで接続される。ここで、添え字のkは0から3までの数字であり、チェインセル中のZ方向の高さを示している。
ワード線の電位を変えて接続しているMOSトランジスタをオン状態あるいはオフ状態にすることによってメモリセルの電流パスをMOSトランジスタにするか、抵抗変化素子にするかを切り替えることができる。なお、図2においては、複数のワード線が重なって見えるため、1本の線に斜めの線を描いたバス表記を用いている。
つぎに、サブアレイ駆動回路MCA−DRVの主要部分について図2を用いて説明する。MOSトランジスタMPR0およびMPR1は、それぞれ、リードライト線RWL0、RWL1をプリチャージするためのMOSトランジスタである。MPR0およびMPR1のゲート電極には、それぞれプリチャージ信号φPR0およびφPR1が入力される。ドレイン・ソース電流経路の一端は、電源入力端子VPR0、VPR1になっており、他端には、リードライト線RWL0およびRWL1が接続されている。また、MOSトランジスタ、MPA0およびMPA1は、選択セルからの読み出し信号を増幅するリード用プリアンプRPAとして働く。MPA0およびMPA1のゲート電極には、上記、リードライト線RW0、RW1が接続されている。MPA0およびMPA1のドレイン電極には、それぞれ、リード用ビット線BL0およびBL1が接続されている。MPA0およびMPA1のソース電極は短絡されて、リードイネーブルスイッチ用MOSトランジスタMREのドレイン電極に接続される。リードイネーブルスイッチ用MOSトランジスタMREのソース電極は、接地され、ゲート電極には、リードイネーブル信号φREが入力されている。
なお、図2において、WD00〜WD0k、WD10〜WD1k、WD20〜WD2k、WD30〜WD3kはワード線の電位を変化させるためのワードドライバである。また、CSD0、CSD3は、チェイン選択線の電位を変化させるためのチェイン選択線ドライバである。動作の詳細は後述するが、本実施例では、リードライト線で形成した上記の容量にプリチャージした電荷を選択したチェインセルに放電することによって、セット、リセットなどのライト動作を行う。また、リード動作においても、リードライト線で形成した上記の容量にプリチャージした電荷を選択したチェインセルが短時間に放電するかどうかによって、選択セル内部の抵抗変化素子の状態を判別する。
このように、本実施例に係る発明は、半導体基板上に設けられる第1選択線(例えば、リードライト線RWL00)と、その上方に設けられ第1選択線と交差する方向に延伸する第2選択線(例えば、シンク線SL0)と、それらの間に設けられ、少なくとも電流により記憶情報が書き込まれる記憶素子と、記憶素子に接続される選択素子と、を有するメモリセル(例えば、MC000)と、メモリセルの上方または下方に設けられるキャパシタと、キャパシタに電荷を蓄積する駆動回路(例えば、MCA―DRV)と、を有する。ここで、「上方」とは、Zの正の方向を意味する。
係るキャパシタを有する構成により、駆動回路からプリチャージした電位を、寄生抵抗による電圧ドロップの影響をほとんど受けずにメモリセルに供給できるので、書き込み電圧の低下やばらつきが低減できる。読み出し時にも、上記のキャパシタにプリチャージした電荷を選択したチェインセルに放電する。このとき、チェインセル中の選択セルの抵抗変化素子が、低抵抗状態にあるか、あるいは高抵抗状態にあるかによって、キャパシタ電極の電位の変化の速度が異なる。これを、検出することでデータの判別を行うことができる。
さらに、本実施例においては、上述したキャパシタを、第1選択線および第3選択線(例えば、リードライト線RWL10)で構成した。第3選択線と第2選択線の間にもメモリセルが設けられる点は、第1選択線と同様である。図2から図4に示したように、リードライト線RWL0およびRW1は、サブアレイの直下の配線を利用して形成されているので、特殊な材料を用いることによるコスト増やチップ面積の増加によるコスト増を避けることができる。また、電荷を供給するキャパシタとメモリセルの間に長い配線を必要としないので、余分な寄生抵抗がつくことがない。したがって、高速なセット、リセットが行えるので、選択したセルにおいて過剰なジュール熱を発生することなくセット、リセット動作を終了できる。このため、近傍の非選択セルへの熱ディスターブを防止することが可能となる。
上述したメモリセルの構造は、特に限定されるものではなく、キャパシタに蓄積した電荷で書き込みをできるような、電流により記憶情報が書き込まれる記憶素子を有するものであればよい。従って、例えば、当該記憶素子とダイオードを直列接続したメモリセルを、第1選択線と第2選択線の間に持つ、いわゆる1D1R型のメモリセルであっても良い。その上で、特に本実施例では、第1選択線と第2選択線の間にメモリセルが複数設けられ、メモリセルのそれぞれにおいて、選択素子がトランジスタであり、選択素子のソースドレイン経路と記憶素子が並列に接続され、メモリセル間で記憶素子のそれぞれが互いに直列に接続されるような構造を示した。第2選択線と第3選択線の間のメモリセルも同様である。係る構造により、選択線の間にk個のメモリセルを積層可能となり、よりビット当たりの実効セル面積を低減し、ビットコストを低減しうるものである。
キャパシタ電極に相当するリードライト線RWL0およびRW1は、プリアンプを構成するMOSトランジスタMPA0とMPA1のゲート電極に接続されている。MPA0とMPA1のソース―ドレイン経路は、それぞれビット線BL0、BL1と接続される。したがって、例えばチェインセルPCC00を選択した場合、PCC00中の選択セルの抵抗変化素子が低抵抗であると、そのチェインセルに接続されているリードライト線RWL0とプリアンプのMOSトランジスタMOS−PA0のゲート電極の電位がプリチャージ電位から、低電位に急速に低下する。
逆に、チェインセルPCC00中の選択セルの抵抗変化素子が高抵抗であると、そのチェインセルに接続されているリードライト線とプリアンプのMOSトランジスタのゲート電極の電位がプリチャージ電位のままで、すぐには低下しない。したがって、この状態でリードイネーブル信号RE0を低電位から高電位に遷移させれば、選択セルの抵抗変化素子が低抵抗であるときのみ、電流がプリアンプを構成するMOSトランジスタを通じてリード用ビット線BL0から接地電極に流れる。つまり、リードイネーブル信号を高電位に遷移した後に図1のメインアンプによって、リード用ビット線を流れる電流を検知することによって、選択セル内の抵抗変化素子の抵抗の高低、つまり記憶されているデータが検出できる。
上記において、チェインセルが駆動する主な容量は、リードライト線の形成する容量と、上記MOSトランジスタのゲート容量のみであり、長い配線長に起因する大きな容量をもつリード用ビット線を直接駆動する必要がない。したがって、リード動作時にチェインセルに流れる電流を低減することが可能となる。
前述のように、リード時には、チェインセルを流れる電流を小さくして、抵抗変化素子の状態を変化させないようにする必要がある。このため、本実施例により、信頼性の高い読み出し動作が可能となる。さらに、リード用ビット線を電流の少ないチェインセルではなく、プリアンプのMOSトランジスタで駆動するため、高速なリード動作が実現できる。
以上をまとめると、本発明の可変抵抗メモリでは、メモリセルアレイの直近に配置されたキャパシタの電極をリセット、セット、あるいはリード動作に適した電位に、いったんプリチャージしてから、上記キャパシタから選択したメモリセルに電流を流して、セット、リセット、あるいはリードを行う。この構成では、電荷を供給するキャパシタとメモリセルの間に長い配線を必要としないので、余分な寄生抵抗がつくことがない。
したがって、高速なセットやリセットが行えるので、選択したセルにおいて、過剰なジュール熱を発生することなくセット、リセット動作を終了できる。このため、近傍の非選択セルへの熱ディスターブを防止することが可能となる。
また、プリチャージ用キャパシタをサブアレイの直近に配置するために、寄生抵抗による電圧ドロップの影響をほとんど受けずに、プリチャージした電圧をメモリセルに供給できる。このため、書き込み電圧の低下やばらつきが低減できる。さらに、読み出し時には、メモリセルで直接ビット線を駆動せずに、キャパシタの電極に接続した読み出し用MOSトランジスタでビット線を駆動する。このため、読み出し速度も高速にすることが可能となる。
詳細な動作の説明は、タイミングチャートの実施例を用いて後述する。
図5は、図2から図4の実施例に適したチェインセルの構造を示した一実施例である。一つのゲートポリシリコン層における上面図とその断面図、およびメモリセルアレイの一部分に対応する等価回路図を並べて示している。等価回路については上記で説明したとおりである。上面図に示したように、個々のセルには、相変化材料と、それに並列に接続されたポリシリコンMOSトランジスタが形成されている。円形の断面は、孔の一番外側にMOSのゲート電極がドーナツ状に形成されており、その内側がゲート絶縁膜9、その内側がポリシリコンチャネル8pで、芯は相変化材料7である。図には示していないが、ポリシリコンチャネルと、相変化材料の間に必要に応じて適当な層間膜を形成してもよいことはもちろんである。断面図において、2は読み書き線RWL0となる金属配線層、PDはポリシリコンダイオード、4pはポリシリコンダイオードPDのp型シリコン層、5pはポリシリコンダイオードPDのノンドープドシリコン層、6pはポリシリコンダイオードPDのn型シリコン層、32は隣接するポリシリコンダイオードPDの間に充填された絶縁物である。また、11、12、13、14、15、71は層間絶縁膜、21p、22p、23p、24pはワード線00、WL01、WL02、WL03となるポリシリコン層、61pチェイン選択線CSL00となるポリシリコン層である。さらに、3はビット線BL0となる金属配線層、38pは、ポリシリコンチャネル8pと金属配線層3との接触抵抗を抑制するための、n型ポリシリコン領域である。ゲート電極はY方向に繋がって、ワード線を形成している。
図6はリード、図7はセットおよびリセットにおけるアレイ駆動回路の動作を説明するタイミングチャートの実施例である。まず、図6を用いてリード動作から説明する。この図は、図2から4の実施例において、チェインセルPCC00中のメモリセルMC003を選択して、その情報を読み出す場合を示している。図には、うえからプリチャージ電源端子、VPR0、VPR1プリチャージ信号、φPR0、φPR1、リードライト線、RWL0、RWL1、シンク線SL0〜SL3リードイネーブル信号 φRE、チェイン選択線CSL0〜CSL3ワード線WL0k〜WL3k、リード用ビット線BL0、BL1の電位が示してある。横軸は時間、縦軸は、それぞれの信号や端子の電位である。
まず、リードライト線RWL0を2Vに、RWL1を0Vにプリチャージする。すなわち、プリチャージ期間tPRの間に以下のようにする。プリチャージ電源端子、VPR0を2V、VPR1を0Vに保つ。プリチャージ信号、φPR0およびφPR1を7Vに保つ。その結果、リードライト線、RWL0は2Vに、RWL1は、0Vにプリチャージされるので、プリチャージ信号、φPR0を0Vに戻し、φPR1は、そのまま7Vにしておく。上記の間、シンク線は、SL0のみ0V、SL1〜SL3は5Vに保っておく。リードイネーブル信号φRE、およびチェイン選択線CSL0〜CSL3は0Vに保っておき、ワード線は、WL03のみ7Vとして、残りのワード線は0Vに保っておく。また、リード用ビット線BL0、BL1は、2Vにプリチャージしておく。
続いて、読み出し期間tREADの間に以下のようにする。プリチャージ電源端子、VPR0を2V、VPR1を0Vのままにする。プリチャージ信号、φPR0も0V、φPR1も7Vのままにする。リードイネーブル信号φREと、チェイン選択線CSL0を7Vにする。他のCSL1〜CSL3は0Vに保っておく。ワード線は、すべて前の状態、ワード線は、WL03のみ0Vとして、残りのワード線は7Vに保っておく。その結果、メモリセルMC003の相変化相変化材料が高抵抗なら、Xリード用ビット線BL0のみ0Vに下がり(点線)、BL1は2Vのままになるが、メモリセルMC003の相変化材料が低抵抗なら、Xリード用ビット線BL0もBL1も2Vのままである。なお、選択セルに繋がるシンク線SL0は0Vに、その他のSL1〜SL3は、高電圧5Vと等しくしておく。これによって、リードの結果リードライト線RWL0の電位が下がっても、選択セルの属するチェインセルとチェイン選択MOSのゲート電極を共有するチェインセルでは、ダイオードが逆バイアスとなり、シンク線とリードライト線の間に電流が流れない。
上記において、選択するメモリセルに接続されないリードライト線RWL1のプリチャージ信号を高電位のままにしたのは、RWL0の電位が変動した再のカップリングを避けるためである。
上記の実施例では、リード時に選択されたセルの相変化材料には、最大で2Vの電圧しか印加されない。このため、相変化を起こすことなく読み出しができるので、信頼性の高い半導体記憶装置を実現できる。
上記図7の実施例によってリードも高速にできるので、セット、リセットの直前に、リードを行い、選択セルの状態を調べ、すでにセット状態ならセットはしないとか、すでにリセット状態ならリセットはしないなどの選択的な動作をすることも、高速に行うことが可能である。このようにすると、実質的にセット、リセットの回数が減少するので、半導体記憶装置の寿命を延ばすことが可能となる。
さらに、外部ホストあるいは、チップ上の回路によって、周期的にセルの状態を調べて、リセット状態ではあるが、抵抗値が減少してきており、放置すると誤動作の原因になるかどうかを、メインアンプの出力値からチェックして、疲労の大きいセルを選択してリフレッシュしておくことなども可能である。本実施例では、高速動作が期待できるので、そのようなことをしても、外部ホストによる本来のアクセスに大きなペナルティを与える心配が少ない。
次に図7を用いて、セットおよびリセット動作のタイミングチャートの実施例を説明する。まず、リードライト線RWL0をセットなら4V、リセットなら5Vにプリチャージする。RWL1は0Vにプリチャージする。本実施例において、セットとリセットの違いは、選択セルに繋がるリードライト線のプリチャージ電圧が、セットの場合は4V、リセットの場合は5Vであることである。このプリチャージ期間tPRの間に以下のようにする。プリチャージ電源端子VPR0をセットなら4V、リセットなら5V、VPR1を0Vに保つ。プリチャージ信号φPR0とφPR1を7Vに保つ。その結果、リードライト線RWL0はセットなら4V、リセットなら5Vにプリチャージされ、RWL1は0Vにプリチャージされる。プリチャージ信号φPR0を0Vに戻し、φPR1は7Vのままにする。シンク線SL0〜SL3、チェイン選択線CSL0〜CSL3は0Vに保っておく。ワード線WL03のみ0Vとして、残りのワード線は7Vに保っておく。
続いて、書き込み期間tWRITEの間に以下のようにする。プリチャージ電源端子、プリチャージ信号の電位は、そのままにする。チェイン選択線CSL0を7Vにする。他のCSL1〜CSL3は0Vに保っておく。ワード線は、すべて前の状態、すなわちWL03のみ7V、残りのワード線は0Vに保っておく。その結果、チェインセルPCC00のメモリセルMC003の内部の相変化材料に、リードライト線RWL0から電圧が印加され、電流が流れ、選択されたメモリセルの相変化材料が相変化を起こし、セットまたはリセット状態になる。なお、選択セルに繋がるシンク線SL0は0Vに、その他のSL1〜SL3は、高電圧5Vと等しくしておく。これによって、セット、リセットが行われてリードライト線RWL0の電位が下がっても、チェイン選択MOSトランジスタのゲート電極を選択セルの属するチェインセルと共有するチェインセルでは、ダイオードが逆バイアスとなり、シンク線とリードライト線の間に電流が流れない。
このように、本実施例によれば、高速なセット、リセットによってスケーリングされた微細かつ高集積なサブアレイでも、隣接セルに熱ディスターブを起こすことなくセット、リセットが可能となる。なお、上記実施例、図7のリード、および図8のセットとリセットでは、プリチャージ電圧を2V、4V、5Vとした。相変化材料の組成や形状、寸法などによって最適な値は変化するため、状況に合わせて最適な値にすることは、もちろんである。とくに、セットでは結晶に、リセットではアモルファスにするため、電流が流れて高温になった後の冷却時間をセットでは比較的大きく、リセットでは短縮することが望ましい場合がある。
例えば上記では、プリチャージ後、選択セルに接続されるリードライト線のプリチャージMOSをオフにしたが、セットする場合には、プリチャージ信号を完全に0Vにしてプリチャージ用MOSトランジスタを完全にオフにせずに、例えば0Vより上げて、電流が急に切れないようにして、隣接セルの熱ディスターブが起きない範囲で、冷却時間を調整することも可能である。そのようにすれば、より安定な動作が実現できる。
図2から図4の実施例では、チェインセルを縦横四つ並べたサブアレイの下の金属配線によって、リードライト線RWL0とRWL1からなるくし型容量を形成する例を示した。前述のように、本発明は、もっと多数のチェインセルを並べたサブアレイにも適用可能である。その場合、サブアレイの規模が大きくなると、上記のくし型容量の値も増加する。一方、スケーリングが進んで、セルが微小になり、隣接セルとのスペースも近くなると、リードライト線の容量値を非常に小さくして、セット、リセット時に過剰な電流が流れないようにしたい場合が生じる可能性がある。単純なくし型容量でも、用意に100フェムトファラッドのオーダの容量を形成することはできるが、簡単なレイアウトの変更で、容量の値を調整できると便利である。
図8は、そのような場合に適した実施例を示したものである。本図では、XY方向からサブアレイを見た様子を示している。サブアレイを構成するチェインセルPCCij(丸印)とリードライト線RWL0、RWL1のみを簡単に示している。4行8列のチェインセルのサブアレイを例に図面を作成しているが、この原理を規模の大きなサブアレイに適用すれば、さらに多数のバリエーションが可能であることは容易に理解できるであろう。
図8(a)は、1列ごとに交互の配線を用いてリードライト線RWL0とRWL1を形成した場合である。この場合、RWL0は、1、3、5、7列の配線を、RWL1は、2、4、6、8列の配線を接続している。したがって、対向する配線一組の容量をC0とすると、RWL0とRWL1の間の容量は、おおよそ7C0となる。
一方、図8(b)では、RWL0は、1、2、6、7列の配線を、RWL1は、3、4、7、8列の配線を接続している。この場合、RWL0とRWL1の間の容量は、おおよそ3C0となる。
図8(c)では、RWL0は、1、2、3、4列の配線を、RWL1は、5、6、7、8列の配線を接続している。この場合、RWL0とRWL1の対向する列は、4列目と5列目だけなので、容量は、おおよそC0となる。
本実施例によれば、配線層を増加したり、特殊な材料を用いたりすることなく、リードライト線のレイアウトを変更するだけで、容量値を調整することが可能である。したがって、コストの増加を招くことなく、セット、リセットに必要な容量を形成することができる。なお、配線層の厚さを調整することでも、ある程度の容量値の変更は可能であることは、もちろんである。
また、ここでは、リードライト線をサブアレイごとに一組だけ形成する場合を説明してきたが、セット、リセットに必要な電荷、リードライト線で形成できる容量、あるいはサブアレイごとに選択するチェインセルの数などに応じて、リードライト線を複数組、形成するなど、種種の変形を行うことができる。さらに、コストが許容できれば、2層の配線を利用してリードライト線の容量を形成したり、通常の配線の層間膜より薄い絶縁物を利用したり、種種の形状の容量をサブアレイの直近に形成してもよい。その場合は、面積当たりの容量値を上げることが容易になる。配線層を用いる場合にも、平面的な配線ではなく、上下の配線を接続するための、いわゆるコンタクト、あるいはビアと呼ばれる層間膜をZ方向に貫通する金属を隣接して形成することで、サブアレイとサブアレイの間に、リードライト線の容量を形成することも可能である。サブアレイの間に面積を犠牲にすることなく容量を形成できれば、サブアレイの直下や直上に形成する場合よりも、サブアレイから、あるいはサブアレイへのノイズの影響を少なくできるメリットが得られる場合がある。
これまで述べてきた実施例では、図2から4に示したように、チェインセルがアレイ状に並び、チェインの上端のチェイン選択用のMOSトランジスタMCsijのポリシリコンゲート電極が、Y方向に接続されており、メモリセルMCijknoポリシリコンゲート電極もX、Z方向には分離されていて、Y方向に接続されていた。このようなレイアウトによると、XY平面におけるチェインセル同士の最小ピッチが、Y方向には2Fまで詰められるが、X方向には3Fまでしか詰めることができない。ここでFは、半導体プロセスの最小加工寸法である。
つぎに、図9から図11を用いて、チェインセルのピッチをX方向、Y方向とも2Fにできる本発明の実施例を説明する。図9は、その実施例におけるサブアレイとサブアレイ駆動回路の構成をYZ平面から見て表した図である。図10は、図9の実施例を鳥瞰図として表した図である。なお、これらの図9、図10は、それぞれ、前述の実施例において図3、図4に対応するものである。
図11(a)〜(c)は、図9の実施例におけるポリシリコンゲートのレイアウトを示す図である。図11では、サブアレイのチェインセルの数をX方向に4、Y方向に4としたが、前述のとおり、本発明は、サブアレイの規模に限定されるものではなく、図11の実施例も、さまざまな規模のサブアレイに適用できる。
本実施例と、前述の実施例の違いは、チェインセルにおけるMOSトランジスタのポリシリコンゲート構造の違いにある。前述の実施例では、セル部分のMOSトランジスタのゲート電極は、Y方向には接続されていたが、XおよびZ方向には分離されていた。それに対して、図9、図10、および図11(C)から明らかなように、本実施例では、メモリセルのMOSトランジスタのポリシリコンゲートは、Z方向にだけ分離されており、XY平面では、共通の電極となっており、図11(c)に示したように、1枚のポリシリコンゲートに、チェインの部分の孔を空けたような構造になっている。孔のピッチは、X方向、Y方向ともに2Fである。一つのチェインセルでは、メモリセルのMOSトランジスタとチェイン選択MOSトランジスタは直列になっている。したがって、チェイン選択MOSにおいてY方向の1列のみを選択する機能を設けることができれば、セルの部分のゲート電極が、XY方向に分離されていなくとも、前述の実施例と論理的には同じ動作ができる。
上記のように図11(c)の構造では、チェインの孔のスペースの最小スペースは、XおよびY方向とも2Fとすることができる。しかしながら、問題は、上記のようにチェイン選択MOSは、X方向には分離する必要がある点である。1層のポリシリコンゲートで、それを実現すると、X方向の最小スペースを2Fとすることができない。非特許文献1には、多層フラッシュメモリに関して、選択トランジスタを2層に分離してピッチを狭くする方法が開示されている。
本発明でも、チェイン選択MOSトランジスタをZ方向の異なる2層に分けて、ピッチを詰めることが可能である。図9に示した実施例では、チェイン選択MOSトランジスタを、Z方向の異なる2層に構成した。図11(a)、(b)に、2層に分けたチェイン選択MOSトランジスタのポリシリコンゲート電極のXY平面のレイアウトを示した。両者とも、Y方向に伸びたストライブ状になっており、Y方向には、2Fのピッチでチェインセル用の孔が空いている。X方向のピッチは、4Fである。両者で、X方向には2Fだけずれているので、2層を合わせると、XY平面においては、チェイン選択MOSトランジスタが、X方向にもY方向にも2Fのピッチで並ぶことになる。結果として、前述の実施例に対して、ポリシリコン層が、一層多くなるが、チェインセルのXY平面の面積が、6F2から4F2へと3分の2に減少するので、製造価格の上昇を上回るウエハ当たりのチップ取得数の増加が期待できる。
上記図9から図11で説明した実施例では、セル部分のポリシリコンゲート層は、XY方向には分離していない板状の形状であった。このような形状では、層の形成後に、チェインセル用の孔を空けるだけなので、製造工程が単純であるというメリットがある。
しかし、上述のように、チェイン選択MOSトランジスタのゲートは、2層に分けて、X方向に分離するリソグラフィ加工が必要である。したがって、場合によっては、このようなチェイン選択MOSの製造工程を省略できれば、コストの点でさらに有利になることもできる。
図12に、そのような場合に適した実施例を示す。図12には、XY平面の図を描いている。本実施例では、チェインセルの平面面積は、上記の実施例と同じく4F2であり、セルの部分のポリシリコンゲートは板状である。異なるのは、チェインセルの部分の上端のチェイン選択MOSトランジスタを下地のMOSトランジスタで構成し、チェインセルの部分から省略している点である。図12ではチェインセルをXY方向から見て、丸印で書いているので、図のうえではこの点が明確ではないことに注意されたい。
また、ダイオードのアノードは、Y方向に、配線ANL0からANL3で接続する。そのうえで、サブアレイの下に、新しくチェイン選択機能をもつ、下地MOSトランジスタMCS0から3をX方向に並べ、そのゲート電極をチェイン選択線CSL0からCSL3として用いる。そして、上記のアノードをY方向に接続した配線ANL0から3を上記下地トランジスタMCS0から3のドレインに、それぞれ接続する。
一方、ソース電極は、一つ置きに、リードライト線RWL0とRWL1に接続する。これで、図9から図11の場合と回路的には等価にできる。
本実施例によれば、チェインセルのXY平面面積を4F2としたうえで、チェインセルのポリシリコン層のリソグラフィ加工も不要にできる。このため、より低コストが期待できる。なお、上記のようにチェインセルのX方向の数だけ下地トランジスタを配列する場合、一直線にレイアウトすることが困難な場合が有り得る。そのような場合には、サブアレイのX方向の端から数えて、奇数番目のチェインセルに接続する下地MOSトランジスタと偶数番目に接続する下地トランジスタをサブアレイの二つの辺のそれぞれに分けて配置すると下地トランジスタを配置するピッチが緩和される。それでもレイアウトが困難な場合には、適宜、Y方向に複数行に分けてレイアウトすればよい。
つぎに、上記よりさらに小さい平面寸法をもつチェインセルに、本発明を適用する実施例について説明する。
図13は、チェインセルの平面密度を2F2にする一実施例である。これまでの実施例が、複数のゲートポリシリコン層にZ方向に貫通する孔の中に、チェインセルを1本ずつ形成してあったのに対して、2本のチェインセル(第一チェインおよび第二チェイン)が形成されているのが、本実施例の特長である。メモリセル部分には、X方向に、第一チェインを構成するMOSトランジスタのゲートポリシリコン層(21p、22p、23p、24p)、絶縁膜(9)、チャネル(8p)、相変化材料(10)があり、さらに、絶縁膜(91)を介して、第二チェインセルを構成する相変化材料、MOSトランジスタのチャネル、絶縁膜、ポリシリコンゲートが形成されている。これまでの実施例に対してX方向に、2倍の数のチェインセルが形成されている。なお、同図のチェインセルのもう一つの特徴は、半導体基板1上に形成されたMOSトランジスタのうえに積み重ねられている点にある。特に、本トランジスタはソース線たる金属配線層3と、同図では省略している電源端子とを接続するために用いられるものである。同図では、MOSトランジスタに関して、素子分離溝STI、トランジスタのゲートGATE,ゲート絶縁膜GOX、拡散層DIFが示されている。また、トランジスタとビット線たる金属配線層3を接続するための構造体として、層間絶縁膜ILD1、ILD2、ILD3、ILD4、ILD5、配線層M1、M2、半導体基板上のデバイスとM1とを接続するコンタクト孔C1、M1とM2を接続するコンタクト孔C2、ビット線たる金属配線層3と半導体基板1上に形成されたMOSトランジスタとを接続するコンタクト孔BLC、ポリシリコンダイオードPD間に埋め込まれた層間絶縁膜31から構成される部分が図13に示されている。
図14は、図13のチェインセルを用いた実施例において、サブアレイとサブアレイ駆動回路の構成をXY平面から見て表した図である。また、図15は、図13のチェインセルを用いた実施例において、サブアレイとサブアレイ駆動回路の構成をXZ平面から見て表した図である。これらの図面と、図2および図3を比較すると明らかなように、図2、図3の実施例と異なる特徴は、上記のようにX方向に倍のチェインセルが形成されていることに加えて、隣接する孔の側面に形成されたチェインセルのポリシリコンゲートが共有されていることである。これによって、ポリシリコン層の孔のX方向のピッチは、2Fにすることが可能である。Y方向のピッチは2Fであるから、孔のXY平面密度は4FF2であり、一つの孔に二つのチェインセルが存在するので、チェインセルの平面密度は2F2と、非常に高集積である。ダイオードは、一つの孔(図14では、点線の丸に相当する部分)の下端に形成されているので、二つのチェインで一つのダイオードを共有する接続になっている。基本的な動作原理は、リードでもセット、リセットでも前述の実施例と原理は同じである。まず、リードライト線RWL0とRWL1が構成するキャパシタをプリチャージしながら、選択セルのポリシリコンゲートを低い電位に、非選択セルのゲートを高電位にする。つぎに選択するセルの属するチェイン選択MOSトランジスタのポリシリコンゲート電極を高い電位として、プリチャージした電圧が選択セルの相変化材料に印加されるようにしてリードやセット、リセットを行う。
前述の実施例と異なるのは、ダイオードによって、非選択チェインセルに電流が流れることを防止している点である。このことを説明しておく。リード、セット、リセットで電圧は異なるが、同じ線の電位の高低の関係は同じであるので、ここでは高い電位をHigh、低い電位をLowと表記して、説明を行う。なお、仕様するMOSトランジスタはnチャネルMOSトランジスタを仮定し、ゲート電圧がHighでオン、Lowでオフするとする。リード、セットあるいはリセットのいずれでも、サブアレイから一つだけセルを選択することとして説明する。チェイン選択MOSトランジスタのゲートは、選択するセルの含まれるものをHigh、それ以外をLowとする。選択シンク線と選択ワード線をLowとし、それらの線で非選択のものはHighとする。選択読み書き線をHighに、非選択をLowにする。
上記の結果、選択されたチェインセルにおいて、下端のダイオードのアノードはHigh、選択セルのゲート(ワード線WL)はLow、チェイン選択MOSのゲートはHigh、シンク線SNLはLowとなる。したがって、アノードからシンク線SNLに電流が流れて、選択セルのみで相変化材料に電流が流れる。
一方、選択されたチェインセルとチェイン選択MOSトランジスタのゲートを共有する、つまり同一のX座標をもつチェインセルでは、アノードがHighであるがシンク線SLが非選択でHighゆえ、電流は流れない。選択されたチェインセルとワード線WLを共有するチェインでは、読み書き線RWLがLowであるため、Lowである選択シンク線とは電位差がないが、非選択シンク線がHighとなり、読み書き線RWLとシンク線SNLに電位差ができる。
しかし、ダイオードが逆バイアスになるので、電流は流れない。これ以外のチェイン行では、読み書き線RWLがHighでシンク線SNLがLowになるものがあるが、チェイン選択MOSがオフなので、電流は流れない。なお、本実施例では、隣接するチェインセルのセルのMOSトランジスタのゲート同士、チェイン選択MOSトランジスタのゲート同士が電気的に接続されている。
したがって、選択するチェインセルの隣のチェインセルもチェイン選択MOSトランジスタを介して同一のシンク線と電気的に接続される。このとき、選択されたチェインからシンク線に流入する電流の一部が、隣の非選択チェインセルに流入する場合も考えられるが、選択チェインセルに接続されているシンク線を低いインピーダンスで接地電位に接続しておけば、電流が非選択チェインセルに流入することはほとんどない。万一、流入したとしても、チェインの下端にあるダイオードのアノードに接続されているリードライト線の電位は接地しているので、電流が流れ続けることはなく、非選択チェインセルの内部にあるセルの相変化材料を発熱させて劣化を招くことは、適切な回路設計により回避することができる。
以上、説明した実施例によれば、チェインセルのXY平面面積を2F2と大変小さくできるので、大容量の半導体記憶装置を実現できる。さらに、本発明の制御回路のため、相変化材料に高速に少ない電流でリードやセット、リセットを行うことが可能である。したがって、平面面積が2F2と小さい三次元構造のセルアレイであっても、熱ディスターブやばらつきの少ない安定した動作が実現できる。もちろん、前述の実施例で説明したベリファイリードや、リフレッシュ動作なども可能になるというメリットは、共通である。
以上述べてきたように、本発明によれば、サブアレイに近接したキャパシタを利用してリード、セットおよびリセットを行う。寄生抵抗や容量がほとんど付かないので、高速なセット、リセットが可能であり、余分な電流が流れ続けることもない。このため、セル同士が高密度に近接していても、非選択セル内の抵抗変化素子が、熱による変性を受けることを回避できる。
また、供給する電圧のばらつきや、配線抵抗による低下も回避できるので、信頼性の高い動作が期待できる。さらに、サブアレイごとに設けたキャパシタ電極に、小さな寄生容量と、高いインピーダンスをもつゲート電極を介して、リード用プリアンプを接続するので、選択セルに変性を起こさない低い電圧や電流を用いて高速のリードも実現される。この、高速のリードは、単にシステム性能を上げるだけではなく、上述のようにセット、リセット前にリードを行うことで、書き換え回数を実質的に改善したリセットやリセットの後にリードを行うことや、高速なベリファイをすることができる。
最後に、本発明のメリットの一つである高速のベリファイの応用例について述べておく。セットやリセットに適切な印加電圧が、セルによってばらつく場合、低目の電圧から、セットあるいはリセットを始めて、続くベリファイの結果、所望の抵抗値になったら止めて、ならなかったら、少しずつプリチャージ電圧を上げて再度セット、リセットおよびベリファイを続けることが有用である。
また、抵抗変化素子によっては、電圧は一定のまま、何回かセット、リセット動作を行わないとならない材料も有り得る。その場合は、そのような回数が、セルによってばらつく場合、セットあるいはリセットを始めて、続くベリファイの結果、所望の抵抗値になったら止めて、ならなかったら、再度セット、リセット、およびベリファイを続けることが有用である。このような場合には、複数のサブアレイで同時にセット、リセットを行うとサブアレイごとにセット、リセットが完了する回数が異なる。
その対策としては、サブアレイ駆動回路ごとに、プリアンプの出力を元にベリファイ結果をラッチする回路を設けて、ベリファイの結果、セットあるいはリセットが成功したら、次のセット、リセットでは、チェイン選択MOSトランジスタをすべてオフするような制御をすればよい。このようにすれば、すべてのサブアレイに対して、同じシーケンスでリードやセット、リセットを決められた繰り返し回数行うようにしても、セットやリセットが成功したサブアレイでは、自動的にセットやリセット動作が停止する。このようにすると、外部ホストから見ると、動作にかかる時間がいつも一定なので、チップごとにビジー状態がいつまで続くかわからない場合に比べて使い勝手がよい。
なお、決められた繰り返し回数が終了してもセットやリセットが成功しないサブアレイも有り得る。そのようなサブアレイで選択されているメモリセルは、不良の可能性があるので、ラッチ情報を外部のホスト装置に伝達することもできるし、製造直後のテストに利用すれば、冗長セルと置換することも可能である。
さらに、本発明の主旨の範囲で、前述の実施例を、変更することは、種種可能である。例えば、上記図6,7の実施例では、リードライト線のプリチャージ電圧として、リード、セット、リセットでそれぞれ2V、4V、5Vを用いた。しかし、場合によっては、多数の電圧の電源を用意することが困難な場合がありえる。そのような場合には、例えば、セット、リセットでも2Vに一旦プリチャージしておいて隣接するリードライト線との間の容量カップリングを利用して、セット、リセット時には2Vより高い電圧に昇圧することも可能である。このようにすれば、リードライト線の電源を一種類にすることもできる。
以下の符号において、i、j、kなどの添え字は、整数を示す。
CHIP 半導体チップ
IO データ入出力回路
CCTL チップ制御回路
PWC 電源回路
RPA リード用プリアンプ
RMA リード用メインアンプ
WDV ライトデータドライバ
DEC デコーダ
MCA−DRV サブアレイ駆動回路
MCA00〜MCAmn サブアレイ
PCCij チェインセル
mcsij、mcsi チェインセル選択用MOSトランジスタ
sli シンク線
CSLi チェインセル選択線
Rwli リードライト線
Bli リード用ビット線
c リードライト線のもつ容量成分
MCijk メモリセル
dij ダイオード
WLik ワード線
MPRi プリチャージ用MOSトランジスタ
φPRi プリチャージ信号
VPRi 電源入力端子
MPAi プリアンプを構成するMOSトランジスタ、
MRE リードイネーブルスイッチ用MOSトランジスタ
φRE リードイネーブル信号
WDij ワードドライバ
CSDi チェイン選択線ドライバ

Claims (10)

  1. 半導体基板上に設けられる第1選択線と、
    前記第1選択線の上方または下方に設けられ、前記第1選択線と交差する方向に延伸する第2選択線と、
    前記第1選択線と前記第2選択線の間に設けられ、電流により記憶情報が書き込まれる第1記憶素子と、前記第1記憶素子に直列に接続される第1選択素子と、を具備する第1メモリセルと、
    前記第1メモリセルの上方または下方に設けられ、第1選択線および第1選択線と対向する電極の間に形成されるキャパシタと、
    前記キャパシタに電荷を蓄積する駆動回路と、を有し、
    前記電荷によって前記第1記憶素子に書き込みを行うことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1において、
    前記半導体基板上に設けられ、前記第1選択線と平行な方向に延伸する第3選択線と、
    前記第2選択線と前記第3選択線の間に設けられ、電流により記憶情報が書き込まれる第2記憶素子と、前記第2記憶素子に接続される第2選択素子と、を具備する第2メモリセルと、をさらに有し、
    前記キャパシタの電極は、前記第1選択線と前記第3選択線によって構成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1メモリセルは、前記第1選択線と前記第2選択線の間に複数設けられ、
    前記複数の第1メモリセルのそれぞれにおいて、前記第1選択素子はトランジスタであり、前記第1選択素子のソース―ドレイン経路と前記第1記憶素子とは互いに並列に接続され、
    前記第1記憶素子のそれぞれは、互いに直列に接続され、
    前記第2メモリセルは、前記第2選択線と前記第3選択線の間に複数設けられ、
    前記複数の第2メモリセルのそれぞれにおいて、前記第2選択素子はトランジスタであり、前記第2選択素子のソース―ドレイン経路と前記第2記憶素子とは互いに並列に接続され、
    前記第2記憶素子のそれぞれは、互いに直列に接続されることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項2において、
    前記半導体基板上に設けられ、前記第1選択線と平行な方向に延伸する第4選択線と、
    前記半導体基板上に設けられ、前記第1選択線と平行な方向に延伸する第5選択線と、
    前記第2選択線と前記第4選択線の間に設けられ、電流により記憶情報が書き込まれる第3記憶素子と、前記第3記憶素子に接続される第3選択素子と、を具備する第3メモリセルと、
    前記第2選択線と前記第5選択線の間に設けられ、電流により記憶情報が書き込まれる第4記憶素子と、前記第4記憶素子に接続される第4選択素子と、を具備する第4メモリセルと、をさらに有し、
    前記第1選択線と前記第4選択線は、互いに短絡され、
    前記第3選択線と前記第5選択線は、互いに短絡されることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項4において、
    前記第3選択線は、前記第1選択線と前記第4選択線の間に設けられ、
    前記第4選択線は、前記第3選択線と前記第5選択線の間に設けられることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項4において、
    前記第3選択線は、前記第4選択線と前記第5選択線の間に設けられることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項2において、
    前記第1選択線と前記第3選択線は、同一の配線層に形成されることを特徴とする半導体記憶装置。
  8. 請求項1において、
    第1ビット線および第2ビット線をさらに有し、
    前記駆動回路は、
    前記第1選択線に電荷を供給する第1プリチャージ回路と、
    前記第3選択線に電荷を供給する第2プリチャージ回路と、
    前記第1ビット線とそのソース―ドレイン経路が接続され、前記第1選択線とそのゲートが接続される第1トランジスタを具備する第1アンプと、
    前記第2ビット線とそのソース―ドレイン経路が接続され、前記第3選択線とそのゲートが接続される第2トランジスタを具備する第2アンプと、を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  9. 請求項1において、
    前記第1選択線と前記第2選択線の間に設けられ、前記第1記憶素子と直列に接続される第1ダイオードと、
    前記第2選択線と、第1電源または前記第1電源より高電位の第2電源とを接続する電源切替スイッチと、をさらに有することを特徴とする半導体記憶装置。
  10. 請求項1において、
    前記第1記憶素子のいずれかに記憶情報を書き込む直前または直後に、前記第1記憶素子の記憶情報を読み出すことを特徴とする半導体記憶装置。
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